JP2000217917A - 吸入式投薬器 - Google Patents

吸入式投薬器

Info

Publication number
JP2000217917A
JP2000217917A JP11019145A JP1914599A JP2000217917A JP 2000217917 A JP2000217917 A JP 2000217917A JP 11019145 A JP11019145 A JP 11019145A JP 1914599 A JP1914599 A JP 1914599A JP 2000217917 A JP2000217917 A JP 2000217917A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medicine powder
outflow
inflow
powder storage
dispenser
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11019145A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisatomo Oki
久朝 大木
Yoshiyuki Tanizawa
嘉行 谷澤
Shigemi Nakamura
茂巳 中村
Kazunori Ishizeki
一則 石関
Akira Yanagawa
明 柳川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dotto Kk
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Dotto Kk
Unisia Jecs Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dotto Kk, Unisia Jecs Corp filed Critical Dotto Kk
Priority to JP11019145A priority Critical patent/JP2000217917A/ja
Priority to US09/623,478 priority patent/US6371111B1/en
Priority to EP99961391A priority patent/EP1068874B1/en
Priority to PCT/JP1999/007305 priority patent/WO2000044426A1/ja
Priority to DE69929539T priority patent/DE69929539T2/de
Publication of JP2000217917A publication Critical patent/JP2000217917A/ja
Priority to US09/998,418 priority patent/US20020033177A1/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M15/00Inhalators
    • A61M15/0028Inhalators using prepacked dosages, one for each application, e.g. capsules to be perforated or broken-up
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M15/00Inhalators
    • A61M15/0028Inhalators using prepacked dosages, one for each application, e.g. capsules to be perforated or broken-up
    • A61M15/003Inhalators using prepacked dosages, one for each application, e.g. capsules to be perforated or broken-up using capsules, e.g. to be perforated or broken-up
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M2202/00Special media to be introduced, removed or treated
    • A61M2202/06Solids
    • A61M2202/064Powder
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M2206/00Characteristics of a physical parameter; associated device therefor
    • A61M2206/10Flow characteristics
    • A61M2206/16Rotating swirling helical flow, e.g. by tangential inflows

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使い捨て用途に対応するため部品点数を削減
し、構成を簡略化することにより、製造コストを低減す
る。 【解決手段】 吸入式投薬器は、筒体嵌合穴2、吸入口
3、流入側通気路5、流出側通気路6等が設けられた投
薬器本体1と、筒体嵌合穴2に取付けられ、薬粉貯蔵室
12に対して通気路5,6を開,閉する薬粉貯蔵筒体8
とによって構成している。これにより、吸入式投薬器
は、投薬器本体1と薬粉貯蔵筒体8との2部材によって
構成されるから、構成を簡略化でき、製造コストを低減
することができる。また、薬粉貯蔵筒体8によって薬粉
貯蔵室12内に薬粉16を密閉することができるから、
薬粉16の流出を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、患者の息
の吸込みによって粉体状の薬品(薬粉)を肺内に投与す
るのに用いて好適な吸入式投薬器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、喘息患者等の肺に薬品を投与す
る方法には、液体エアゾール噴霧器で吸引する方法、カ
プセル内に充填された粉体状の薬品(以下、薬粉とい
う)を吸入する方法等が用いられている。
【0003】これら喘息患者用の薬品投与方法のうち、
カプセル内に充填された薬粉を吸入する方法に用いられ
る吸入式投薬器としては、特開平7−313599号公
報等に示すものが知られている。
【0004】そして、この従来技術による吸入式投薬器
は、長さ方向の一側に開口するカプセル収容穴が設けら
れると共に、長さ方向の他側に吸入口が設けられた投薬
器本体と、該投薬器本体に設けられ、前記カプセル収容
穴内に空気を流入する流入側通気路と、前記投薬器本体
に設けられ、前記カプセル収容穴内のカプセルに充填さ
れた薬粉を該流入側通気路から流入した空気と一緒に前
記吸入口側に流出する流出側通気路と、前記カプセル収
容穴の軸方向両側に位置し、各通気路に連通するように
前記投薬器本体の径方向に穿設されたピン挿入穴と、前
記カプセル収容穴に収容したカプセルに穴をあけるた
め、該各ピン挿入穴からカプセルに向けて挿入されるピ
ンを有する穴あけ具とによって構成されている。
【0005】この吸入式投薬器は、カプセル収容穴にカ
プセルを収容し、穴あけ具を用いて該カプセルに各通気
路に連通する穴をあける。この状態で吸入口をくわえて
息を吸込むことにより、大気側から流入側通気路を通し
てカプセル内に空気を流入し、この空気流によって該カ
プセル内の薬粉を流出側通気路を通して吸入口側に放出
し、該吸入口から患者の肺内に吸入する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による吸入式投薬器は、投薬器本体のカプセル収
容穴にカプセルを挿入し、穴あけ具によって該カプセル
に穴を開けることにより、カプセル内に充填された薬粉
を吸入する構成としている。このため、ピン挿通穴、穴
あけ具等を設ける必要があり、部品点数が増大し、また
構造も複雑化となってしまい、製造コストが嵩み、患者
の経済的負担が増大してしまうという問題がある。
【0007】また、昨今では、衛生上の問題や薬剤によ
って、特に頓服薬などでは継続的に使用せず1回の投薬
毎に新しい投薬器を用いる、所謂使い捨てタイプの投薬
器がある。そこで、従来技術の投薬器を使い捨てタイプ
として用いることが考えられるが、この投薬器は、上述
した理由により、使い捨てタイプの投薬器としては適さ
ないという問題がある。
【0008】本発明は、上述した従来技術の問題に鑑み
なされたもので、本発明の目的は、部品点数を削減し、
また構造を簡略化することにより、製造コストを低減す
ることができるようにした吸入式投薬器を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明が採用する吸入式投薬器は、長
さ方向の一側に開口する筒体嵌合穴が設けられると共
に、長さ方向の他側に吸入口が設けられた投薬器本体
と、該投薬器本体に設けられ、前記筒体嵌合穴内に空気
を流入する流入側通気路と、前記投薬器本体に設けら
れ、前記筒体嵌合穴内から前記吸入口側に空気を流出す
る流出側通気路と、前記筒体嵌合穴に嵌合して設けられ
内部に薬粉を貯蔵する薬粉貯蔵穴を有する筒状体からな
り、外部から操作することによって前記薬粉貯蔵穴に対
して前記流入側通気路と流出側通気路とをそれぞれ開,
閉する薬粉貯蔵筒体とによって構成してなる。
【0010】このように構成したことにより、薬粉貯蔵
筒体により薬粉貯蔵穴に対して流入側通気路と流出側通
気路とをそれぞれ閉塞した状態では、薬粉貯蔵穴に充填
された薬粉が通気路から外部に流出するのを防止するこ
とができる。一方、薬粉を吸入するときには、薬粉貯蔵
筒体を操作して薬粉貯蔵穴に対し流入側通気路と流出側
通気路とを連通し、この状態で吸入口をくわえて息を吸
込むことにより、流入側通気路に流入した大気が空気流
となって薬粉貯蔵穴内に流入する。これにより、薬粉貯
蔵穴内の薬粉は、空気流によって微粒化し、この空気流
に混入した状態で流出側通気路を通って吸入口側に流出
し、該吸入口から肺内に吸入される。
【0011】また、投薬器本体と薬粉貯蔵筒体との2部
材から構成され、薬粉貯蔵筒体により薬粉貯蔵穴に対し
て通気路を開,閉することができるから、構造を簡略化
してコストを低減でき、かつ薬粉貯蔵穴に予め薬粉を充
填しておいても、充填された薬粉が外部に流出するのを
防止することができる。
【0012】請求項2の発明は、投薬器本体には、筒体
嵌合穴と吸入口との間に位置して流出側通気路から流出
した薬粉を拡散する1個または複数個の薬粉拡散室を設
けたことにある。
【0013】このように構成したことにより、吸入口か
ら息を吸込んだときには、薬粉貯蔵穴から流出側通気路
を経由して流出する薬粉は、薬粉拡散室でさらに拡散さ
れるから、該薬粉を微粒化した状態で吸入口側に流出す
ることができる。
【0014】請求項3の発明は、薬粉拡散室に連通する
通気路は、該薬粉拡散室の接線方向に偏心した位置で当
該薬粉拡散室に開口する構成としたことにある。
【0015】このように構成したことにより、流入側通
気路を通して薬粉拡散室内に空気流を流入させたときに
は、薬粉拡散室の接線方向に偏心した流入側通気路が該
薬粉拡散室内で旋回流を形成するから、薬粉が凝集性の
強い造粒体等で互いに固着している場合でも、この薬粉
を旋回流によって微粒化することができる。
【0016】請求項4の発明は、薬粉貯蔵筒体は、筒体
嵌合穴の内面に回動可能に嵌合する筒部と、該筒部に設
けられ投薬器本体に対して回動操作されるつまみ部と、
前記筒部に設けられ該つまみ部を回動操作することによ
って流入側通気路、流出側通気路をそれぞれ開,閉する
流入開口、流出開口とによって構成したことにある。
【0017】このように構成したことにより、つまみ部
を把持し、投薬器本体に対して薬粉貯蔵筒体を回動操作
することにより、流入開口、流出開口によって流入側通
気路、流出側通気路をそれぞれ開,閉することができ
る。
【0018】請求項5の発明は、薬粉貯蔵筒体は、筒体
嵌合穴の内面に軸方向に摺動可能に嵌合する筒部と、該
筒部に設けられ投薬器本体に対して抜き差し操作される
つまみ部と、前記筒部に設けられ該つまみ部を抜き差し
操作することによって流入側通気路、流出側通気路をそ
れぞれ開,閉する流入開口、流出開口とによって構成し
たことにある。
【0019】このように構成したことにより、つまみ部
を把持し、投薬器本体に対して薬粉貯蔵筒体を抜き差し
操作することにより、流入開口、流出開口によって流入
側通気路、流出側通気路をそれぞれ開,閉することがで
きる。
【0020】請求項6の発明は、投薬器本体と薬粉貯蔵
筒体との間には、薬粉貯蔵筒体を操作したときに、流入
開口と流入側通気路、流出開口と流出側通気路とがそれ
ぞれ連通した位置で薬粉貯蔵筒体を位置決めするストッ
パ手段を設けたことにある。
【0021】このように構成したことにより、薬粉貯蔵
筒体を操作したときには、ストッパ手段が流入開口と流
入側通気路、流出開口と流出側通気路とがそれぞれ連通
した位置で薬粉貯蔵筒体を位置決めするから、容易かつ
確実に流入側通気路、流出側通気路を開,閉することが
できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
吸入式投薬器を添付図面に従って詳細に説明する。
【0023】まず、図1ないし図7は本発明の第1の実
施の形態を示すに、1は吸入式投薬器の本体を構成する
円柱状の投薬器本体で、該投薬器本体1には、後述の筒
体嵌合穴2、吸入口3、流入側通気路5、流出側通気路
6等が設けられている。
【0024】2は投薬器本体1の軸方向(長さ方向)の
一側に設けられた筒体嵌合穴で、該筒体嵌合穴2は、投
薬器本体1の一側端面1Aに開口して軸方向に伸びた円
形の有底穴をなし、その底部2Aは凹球面に形成されて
いる。また、筒体嵌合穴2の底部2Aには環状凹溝2B
が形成され、該環状凹溝2Bには後述する薬粉貯蔵筒体
8の筒部9先端側に形成された環状凸部9Aが係合する
構成となっている。
【0025】3は投薬器本体1の軸方向の他側に設けら
れた吸入口で、該吸入口3は、他側に向けて漸次拡開し
て形成されている。また、吸入口3の奥部には後述する
薬粉拡散室4が設けられている。
【0026】4は筒体嵌合穴2と吸入口3との間に位置
して投薬器本体1に設けられた薬粉拡散室で、該薬粉拡
散室4は、後述の流出側通気路6から流入する空気流に
よって旋回流が形成されるように、吸入口3に向け軸方
向に伸びた円柱状の空間として形成されている。
【0027】5,5は投薬器本体1の軸方向の一側に設
けられた2本の流入側通気路で、該各流入側通気路5
は、図1、図2に示すように、筒体嵌合穴2の外周側に
位置して軸方向に伸び、一側端面1Aで大気側に開口す
る軸方向通路5A,5Aと、該各軸方向通路5Aに連通
して投薬器本体1の径方向に伸び、筒体嵌合穴2に開口
する径方向通路5B,5Bとによって構成されている。
【0028】6,6は投薬器本体1の軸方向のほぼ中間
部に設けられた2本の流出側通気路で、該各流出側通気
路6は、投薬器本体1の径方向に伸び、筒体嵌合穴2に
開口した径方向通路6A,6Aと、該各径方向通路6A
の先端側に連通し、軸方向に伸びた軸方向通路6B,6
Bと、該各軸方向通路6Bの先端から径方向の伸び、薬
粉拡散室4に開口した径方向通路となる拡散室流入通路
6C,6Cとにより構成されている。
【0029】ここで、薬粉拡散室4に開口した流出側通
気路6の拡散室流入通路6Cは、その先端側が薬粉拡散
室4の接線方向に偏心した位置に開口している。これに
より、拡散室流入通路6Cから薬粉拡散室4に流入する
空気流は、該薬粉拡散室4内で旋回流となり、凝集等に
よって固着し塊状となった薬粉16を突き崩して拡散す
る。
【0030】また、7,7は筒体嵌合穴2の外周側に位
置して投薬器本体1に設けられた2本の補助通気路で、
該各補助通気路7は、図3に示すように、通気路5,6
に対して周方向にほぼ90度回動した位置に設けられて
いる。そして、補助通気路7は、筒体嵌合穴2の外周側
に位置して軸方向に伸び、一側端面1Aで大気側に開口
する軸方向通路7A,7Aと、該各軸方向通路7Aに連
通して投薬器本体1の径方向に伸び、薬粉拡散室4に開
口した径方向通路となる拡散室流入通路7B,7Bとに
よって構成されている。そして、各補助通気路7は、息
を吸込むときに流通する空気量を増やして息苦しさを解
消すると共に、薬粉拡散室4内での旋回流の勢いを増す
働きを有している。
【0031】ここで、薬粉拡散室4に開口した補助通気
路7の拡散室流入通路7Bは、前述した流出側通気路6
の拡散室流入通路6Cと同様に、その先端側が薬粉拡散
室4の接線方向に偏心した位置に開口し、該薬粉拡散室
4に流入する空気流により該薬粉拡散室4内で旋回流を
形成し、凝集等によって固着し塊状となった薬粉16を
突き崩して拡散することができる。
【0032】次に、8は筒体嵌合穴2の開口側に回動可
能に取付けられた薬粉貯蔵筒体で、該薬粉貯蔵筒体8
は、図4に示すように、筒体嵌合穴2内に挿嵌された筒
部9と、該筒部9の基端側に設けられた円板状のつまみ
部10とによって大略構成され、前記筒部9内は、先端
側に向け開口する有底の薬粉貯蔵穴11となっている。
ここで、前記薬粉貯蔵穴11は、投薬器本体1の筒体嵌
合穴2に筒部9が嵌合されることにより、該筒体嵌合穴
2の底部2Aとの間に後述の薬粉16を貯蔵する薬粉貯
蔵室12を画成するものである。
【0033】また、前記筒部9の先端部には、筒体嵌合
穴2の環状凹溝2Bに嵌合する環状凸部9Aが設けら
れ、該環状凹溝2Bと環状凸部9Aとは、互いに係合す
ることにより薬粉貯蔵筒体8の抜止めをしている。さら
に、筒部9には、流入側通気路5の径方向通路5Bに軸
方向で対応する位置に流入開口9Bが径方向に貫通して
設けられ、流出側通気路6の径方向通路6Aに軸方向で
対応する位置に流出開口9Cが径方向に貫通して設けら
れている。
【0034】また、つまみ部10は、投薬器本体1の一
側端面1Aに粉体密に当接し、その外周側には、図4、
図5に示す如く、薬粉貯蔵筒体8を回動操作するときの
滑り止めをなすローレット10Aが形成されている。さ
らに、つまみ部10には、筒部9の開口9B,9Cに周
方向位置で対応し、かつ流入側通気路5の軸方向通路5
A、補助通気路7の軸方向通路7Aに径方向で対応する
位置に大気側開口10B,10B,…がそれぞれ軸方向
に貫通して設けられている。
【0035】そして、薬粉貯蔵筒体8は、つまみ部10
を把持して筒部9を投薬器本体1に対し回動し、通気路
5,6と開口9B,9Cとを周方向にずらすことによ
り、該通気路5,6を閉じ、薬粉貯蔵室12を閉塞す
る。一方、通気路5,6と開口9B,9Cとを連通する
ことにより、該通気路5,6を開放し、薬粉16の吸入
を許すものである。
【0036】このときには、つまみ部10に設けられた
大気側開口10Bも通気路5,7を開,閉するから、該
つまみ部10によって通気路5,7を閉塞した状態で
は、外部の塵埃等が通気路5,7内に流入するのを防止
することができる。
【0037】13は投薬器本体1と薬粉貯蔵筒体8との
間に設けられたストッパ手段をなすストッパ機構で、該
ストッパ機構13は、投薬器本体1の外周側に設けられ
た位置合せ溝14と、薬粉貯蔵筒体8のつまみ部10外
周側に位置して該位置合せ溝14に向けて突出した突起
部15とによって構成されている。また、位置合せ溝1
4には、流入側通気路5と流入開口9B、流出側通気路
6と流出開口9C、補助通気路7と大気側開口10B等
がずれた閉塞位置(図6参照)で前記突起部15に係合
する閉塞位置凹部14Aと、各通気路5,6,7と開口
9B,9C,10Bとが連通した開放位置(図2参照)
で前記突起部15に係合する開放位置凹部14Bとが形
成されている。これにより、ストッパ機構13は、投薬
器本体1に対し薬粉貯蔵筒体8を回動操作したときに、
各通気路5,6,7と開口9B,9C,10Bとを容
易、かつ確実に連通することができる。
【0038】16は筒体嵌合穴2内に設けられた薬粉
で、該薬粉16は、粉体状の薬品として形成されてい
る。そして、薬粉16は、例えば投薬器本体1に薬粉貯
蔵筒体8を組付ける段階で薬粉貯蔵室12内に充填され
ている。
【0039】本実施の形態による吸入式投薬器は上述の
如き構成を有するもので、次に、患者が薬粉を吸入する
までの動作および吸入時の空気と薬粉の流れについて説
明する。
【0040】まず、投薬器本体1に対して薬粉貯蔵筒体
8を回動操作し、流入側通気路5と流入開口9B、流出
側通気路6と流出開口9C、補助通気路7と大気側開口
10Bをそれぞれ連通して開放位置とする。
【0041】次に、患者は吸入口3をくわえ、この状態
で息を吸込む。これにより、空気(大気)は、図7に示
す矢示のように、つまみ部10の大気側開口10B、流
入側通気路5、筒部9の流入開口9Bを通って薬粉貯蔵
室12に流入する。このときに、薬粉貯蔵室12内に流
入する空気流は、該薬粉貯蔵室12内の薬粉16を分散
して微粒化する。
【0042】しかし、空気中には微粒化されずに塊とし
て残った薬粉16がある。この薬粉16は、筒部9の流
出開口9C、流出側通気路6を通って薬粉拡散室4に流
入する。そして、薬粉拡散室4では、塊として残った薬
粉16を拡散室流入通路6C,7Bによって形成される
旋回流で拡散し、確実に微粒化する。
【0043】このように、薬粉拡散室4でさらに微粒化
された薬粉16は、吸入口3側に放出されるから、患者
は吸入口3から放出される薬粉を吸入することにより、
この薬粉を口内、気管を介して肺内に投与することがで
きる。
【0044】このように、本実施の形態によれば、吸入
式投薬器を、例えば投薬器本体1と薬粉貯蔵筒体8との
2部材によって構成することができるから、従来技術に
よる吸入式投薬器に比較して、部品点数を削減でき、ま
た構成を簡略化でき、製造コストを低減することができ
る。
【0045】また、薬粉貯蔵筒体8により、薬粉貯蔵室
12に対して流入側通気路5と流出側通気路6を開,閉
することができるから、該薬粉貯蔵室12内に薬粉16
を密閉することができ、薬粉16の流出を防止すること
ができる。
【0046】これらのことにより、本実施の形態による
吸入式投薬器を1回の使用で捨てるようにした場合で
も、患者の経済的負担を軽減することができ、しかも、
組立段階で薬粉貯蔵室12に薬粉16を充填しておいた
としても、この薬粉16が流出するのを防止できるか
ら、使い捨てタイプの投薬器として好適に用いることが
できる。
【0047】一方、筒体嵌合穴2と吸入口3との間に薬
粉拡散室4を設けているから、薬粉16を確実に微粒化
することができ、薬粉16の吸入効率を高め、信頼性を
向上することができる。しかも、薬粉拡散室4内では、
旋回流を形成することができるから、薬粉16をより一
層微粒化することができる。
【0048】さらに、投薬器本体1と薬粉貯蔵筒体8と
の間には、該薬粉貯蔵筒体8を回動操作したときに、薬
粉16の流出を防止する閉塞位置と、投薬作業を行なう
ときの開放位置とに位置決めするストッパ機構13を設
けているから、投薬時の操作を容易、かつ確実に行なう
ことができ、誰にでも簡単に扱うことができる。
【0049】次に、図8は本発明の第2の実施の形態を
示すに、本実施の形態の特徴は、第1の実施の形態で用
いていた補助通気路を廃止し、流入側通気路と流出側通
気路を増やしたことにある。なお、本実施の形態では、
前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符
号を付し、その説明を省略するものとする。
【0050】21は本実施の形態による投薬器本体、2
2,22,…は該投薬器本体21に設けられた流入側通
気路で、該各流入側通気路22は、第1の実施の形態に
よる流入側通気路5と同様に、軸方向通路22Aと径方
向通路22Bとによって構成されている。しかし、本実
施の形態による流入側通気路22は、周方向に4本(3
本のみ図示)設けられている点で、第1の実施の形態に
よる流入側通気路5と相違している。
【0051】23,23,…は投薬器本体21に設けら
れた流出側通気路で、該各流出側通気路23は、第1の
実施の形態による流出側通気路6と同様に、径方向通路
23A、軸方向通路23Bおよび拡散室流入通路23C
とによって構成されている。しかし、本実施の形態によ
る流出側通気路23は、周方向に4本(3本のみ図示)
設けられている点で、第1の実施の形態による流出側通
気路6と相違している。
【0052】かくして、このように構成された本実施の
形態においても、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作
用効果を得ることができるが、特に、本実施の形態で
は、第1の実施の形態で用いていた補助通気路7を廃止
し、流入側通気路22を4本設けているから、薬粉貯蔵
室12に流入する空気流を増大することができ、増大し
た空気流によって薬粉16を効率よく微粒化することが
できる。
【0053】次に、図9ないし図12は本発明の第3の
実施の形態を示すに、本実施の形態の特徴は、筒体嵌合
穴と薬粉拡散室との間に第2の薬粉拡散室を設けたこと
にある。なお、本実施の形態では、前述した第1の実施
の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明
を省略するものとする。
【0054】31は本実施の形態による投薬器本体で、
該投薬器本体31は、前記第1の実施の形態による投薬
器本体1とほぼ同様に、筒体嵌合穴32、吸入口33等
を備えている。しかし、本実施の形態による投薬器本体
31は、筒体嵌合穴32と吸入口33との間に第1の薬
粉拡散室34と第2の薬粉拡散室35とが設けられ、全
体が長尺に形成されている点で、第1の実施の形態によ
る投薬器本体1と相違している。
【0055】36,36は本実施の形態による流入側通
気路で、該各流入側通気路36は、第1の実施の形態に
よる流入側通気路5と同様に、軸方向通路36Aと径方
向通路36Bとによって構成されている。
【0056】37,37は本実施の形態による2本の第
1の流出側通気路で、該各第1の流出側通気路37は、
径方向に伸びて筒体嵌合穴32に開口した径方向通路3
7A,37Aと、該各径方向通路37Aの先端側に連通
し、軸方向に伸びた軸方向通路37B,37Bと、該各
軸方向通路37Bの先端から径方向の伸び、第1の薬粉
拡散室34に開口した径方向通路となる拡散室流入通路
37C,37Cとにより構成されている。
【0057】38,38,…は本実施の形態による4本
の第2の流出側通気路で、該各第2の流出側通気路38
は、径方向に伸びて第1の薬粉拡散室34に開口した径
方向通路となる拡散室流出通路38A,38A,…と、
該各拡散室流出通路38Aの先端側に連通し、軸方向に
伸びた軸方向通路38B,38B,…と、該各軸方向通
路38Bの先端から径方向の伸び、第2の薬粉拡散室3
5に開口した径方向通路となる拡散室流入通路38C,
38Cとにより構成されている。
【0058】39,39は本実施の形態による2本の補
助通気路で、該各補助通気路39は、軸方向通路39
A,39Aと、該各軸方向通路39Aに連通して径方向
に伸び、第1の薬粉拡散室34に開口した径方向通路と
なる拡散室流入通路39B,39Bとによって構成され
ている。
【0059】ここで、第1の薬粉拡散室34に開口した
第1の流出側通気路37の拡散室流入通路37C、補助
通気路39の拡散室流入通路39Bは、図10に示すよ
うに、その先端側が第1の薬粉拡散室34の接線方向に
偏心した位置に開口している。
【0060】また、第1の薬粉拡散室34に開口した第
2の流出側通気路38の拡散室流出通路38Aは、図1
1に示す如く、第1の薬粉拡散室34内に形成された旋
回流が当該拡散室流出通路38Aを通って流出し易いよ
うに、その先端側が第1の流出側通気路37の拡散室流
入通路37C、補助通気路39の拡散室流入通路39B
と反対側の接線方向に偏心した位置に開口している。
【0061】さらに、第2の薬粉拡散室35に開口した
第2の流出側通気路38の拡散室流入通路38Cは、第
1の流出側通気路37の拡散室流入通路37C、補助通
気路39の拡散室流入通路39Bと同じ接線方向に偏心
した位置に開口している。
【0062】かくして、このように構成された本実施の
形態においても、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作
用効果を得ることができるが、特に、本実施の形態で
は、薬粉拡散室を第1の薬粉拡散室34と第2の薬粉拡
散室35の2個設けているから、薬粉16が凝集性の強
い造粒体等で互いに固着して塊状となった場合でも、吸
入口33をくわえて息を吸込んだときには、図12に示
すように、2個の薬粉拡散室34,35で塊状の薬粉を
突き崩して微粒化することができ、規定量の薬粉を肺内
に吸入することができる。
【0063】次に、図13ないし図15は本発明の第4
の実施の形態を示すに、本実施の形態の特徴は、薬粉貯
蔵筒体は、筒体嵌合穴の内面に軸方向に摺動可能に嵌合
する筒部と、該筒部に設けられ投薬器本体に対して抜き
差し操作されるつまみ部と、前記筒部に設けられ該つま
み部を抜き差し操作することによって流入側通気路、流
出側通気路をそれぞれ開,閉する流入開口、流出開口と
によって構成したことにある。なお、本実施の形態で
は、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一
の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0064】41は本実施の形態による投薬器本体、4
2は該投薬器本体41に設けられた本実施の形態による
筒体嵌合穴で、該筒体嵌合穴42は、投薬器本体41の
一側端面41Aに開口して軸方向に伸びた円形の有底穴
をなし、その底部42Aは凹球面に形成されている。ま
た、筒体嵌合穴42の底部42Aにはコ字状溝42Bが
形成され、該コ字状溝42Bは、図14に示す如く、後
述する筒部44の係合凸部44Aを移動可能に案内する
構成となっている。
【0065】43は筒体嵌合穴42の開口側に抜き差し
可能に取付けられた本実施の形態による薬粉貯蔵筒体
で、該薬粉貯蔵筒体43は、前記第1の実施の形態によ
る薬粉貯蔵筒体8とほぼ同様に、筒体嵌合穴42内に挿
嵌された筒部44と、該筒部44の基端側に設けられた
円板状のつまみ部45とによって大略構成され、前記筒
部44内に薬粉貯蔵穴46が設けられ、該薬粉貯蔵穴4
6と筒体嵌合穴42の底部42Aとの間には薬粉貯蔵室
47が画成されている。
【0066】しかし、本実施の形態による薬粉貯蔵筒体
43は、前記筒部44の先端部に筒体嵌合穴42のコ字
状溝42Bに嵌合する係合凸部44Aが設けられている
点、筒部44に、当該筒部44を引出したときに流入側
通気路5,流出側通気路6の径方向通路5B,6Aに連
通する位置に流入開口44B,流出開口44Cが形成さ
れている点、およびつまみ部45から第1の実施の形態
で設けられていた大気側開口が廃止されている点におい
て、第1の実施の形態による薬粉貯蔵筒体8と相違して
いる。
【0067】ここで、投薬器本体41の筒体嵌合穴42
に形成されたコ字状溝42B、および薬粉貯蔵筒体43
の筒部44に形成された係合凸部44Aは、投薬器本体
41に対して薬粉貯蔵筒体43を抜き差し操作したとき
に、該薬粉貯蔵筒体43を位置決めするストッパ手段を
なすストッパ機構48を構成している。
【0068】本実施の形態による吸入式投薬器は、上述
の如き構成を有するもので、次に、吸入式投薬器による
投薬動作について説明する。
【0069】まず、投薬作業を行なう前の投薬器の状態
は、図13に示すように、通気路5,6が筒部44によ
って閉塞され、通気路5,7の大気側がつまみ部45に
よって閉塞されている。
【0070】そこで、投薬作業を行なう場合には、投薬
器本体41に対して薬粉貯蔵筒体43を、図13、図1
4中の矢示A方向に回動し、次に、該薬粉貯蔵筒体43
の筒部44を矢示B方向に抜き出した後、薬粉貯蔵筒体
43を矢示C方向に戻すように回動することにより、図
15に示す如く、通気路5,6と流入開口44B,流出
開口44Cとを連通した状態に位置決めすることができ
る。これにより、患者は、吸入口3をくわえて息を吸込
むことにより、薬粉16を吸入することができる。
【0071】かくして、このように構成された本実施の
形態においても、前記各実施の形態とほぼ同様の作用効
果を得ることができる。
【0072】なお、第3の実施の形態では、投薬器本体
31には、大気側と第1の薬粉拡散室34とを連通する
補助通気路39,39を設けた場合を例に挙げて説明し
たが、本発明はこれに限らず、例えば、図16に示す第
1の変形例の如く、投薬器本体31に、大気側と第1の
薬粉拡散室34とを連通する補助通気路39,39と別
個に、大気側と第2の薬粉拡散室35とを連通する他の
補助通気路39′,39′(1本のみ図示)を設ける構
成としてもよい。
【0073】また、第1の実施の形態では、流入側通気
路5は、軸方向通路5Aと径方向通路5Bとによって構
成した場合を例に挙げて述べたが、これに替えて、例え
ば、図1中に二点鎖線で示す如く、流入側通気路5′
は、径方向に伸びて投薬器本体1の周面に開口するよう
に形成してもよい。この構成は、他の実施の形態にも同
様に適用することができるものである。
【0074】また、第1、第2、第4の実施の形態で
は、1個の薬粉拡散室4を設け、第2の実施の形態、変
形例では、2個の薬粉拡散室34,35を設けた場合を
例示したが、本発明はこれに限るものではなく、薬粉拡
散室を3個以上設けるようにしてもよい。この薬粉拡散
室の個数は、薬粉の特性(凝集性等)によって適宜設定
されるものである。
【0075】一方、第1の実施の形態では、投薬器本体
1と薬粉貯蔵筒体8とを組付けるときに、薬粉16を筒
体嵌合穴2に充填するものとして述べたが、投薬作業の
直前に筒体嵌合穴2に薬粉16を充填するようにしても
よい。この構成は、他の実施の形態にも同様に適用する
ことができるものである。
【0076】また、各実施の形態では、流入側通気路
5,22,36を大気側に対して薬粉貯蔵筒体8,43
のつまみ部10,45により開,閉する構成とした場合
を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例え
ば、つまみ部は、筒部と同等の径寸法をもって形成して
もよい。即ち、流入側通気路の大気側開口は必ずしも閉
塞する必要はない。
【0077】また、各実施の形態では、流入側通気路
5,22,36と流出側通気路6,23,37は、筒体
嵌合穴2,32,42の中心部に向けて径方向に形成し
た場合を例示したが、これらの通気路は、筒体嵌合穴の
接線方向に偏心した位置で当該筒体嵌合穴に開口する構
成としてもよい。
【0078】さらに、第1の実施の形態では、投薬器本
体1の筒体嵌合穴2に薬粉貯蔵筒体8の筒部9を嵌合す
ることにより、筒体嵌合穴2の底部2Aと薬粉貯蔵穴1
1との間に薬粉貯蔵室12を画成するものとして述べた
が、本発明はこれに限らず、例えば、図17に示す第2
の変形例の如く、薬粉貯蔵筒体51の筒部52だけで薬
粉貯蔵室を画成した薬粉貯蔵穴54を設ける構成として
もよく、この場合には、投薬器本体の筒体嵌合穴の底面
を平坦に形成すればよい。この構成は、他の実施の形態
にも同様に適用することができるものである。
【0079】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、吸入式投薬器は、長さ方向の一側に筒体嵌合穴が
設けられ、他側に吸入口が設けられた投薬器本体と、前
記筒体嵌合穴内に空気を流入する流入側通気路と、前記
筒体嵌合穴内の薬粉を空気と一緒に吸入口側に流出する
流出側通気路と、前記筒体嵌合穴に嵌合して設けられ内
部に薬粉を貯蔵する薬粉貯蔵穴を有する筒状体からな
り、外部から操作することによって前記薬粉貯蔵穴に対
して前記流入側通気路と流出側通気路とをそれぞれ開,
閉する薬粉貯蔵筒体とによって構成している。これによ
り、薬粉貯蔵筒体により薬粉貯蔵穴に対して流入側通気
路と流出側通気路とをそれぞれ閉塞した状態では、薬粉
貯蔵穴に充填された薬粉が通気路から流出するのを防止
することができる。そして、薬粉を吸入するときには、
薬粉貯蔵筒体を操作して薬粉貯蔵穴に対して流入側通気
路と流出側通気路とを開放し、この状態で吸入口をくわ
えて息を吸込むことにより、流入側通気路に流入した大
気が空気流となって筒体嵌合穴内に流入する。これによ
り、筒体嵌合穴内の薬粉は、空気流によって微粒化し、
空気流に混入した状態で流出側通気路を通って吸入口側
に放出されるから、患者はこの薬粉を吸入口から肺内に
吸入することができる。
【0080】また、投薬器本体と薬粉貯蔵筒体との2部
材から構成され、薬粉貯蔵筒体により薬粉貯蔵穴に対し
て通気路を開,閉することができるから、コストを低減
でき、患者の経済的負担を軽減することができる。しか
も、薬粉貯蔵穴に予め薬粉を充填しておいたとしても、
充填された薬粉が外部に流出するのを防止することがで
きるから、使い捨てタイプの投薬器として好適に用いる
ことができる。
【0081】請求項2の発明によれば、投薬器本体に
は、筒体嵌合穴と吸入口との間に位置して流出側通気路
から流出した薬粉を拡散する1個または複数個の薬粉拡
散室を設けているから、吸入口から息を吸込んだときに
は、薬粉貯蔵穴から流出側通気路を経由して流出する薬
粉を薬粉拡散室でさらに拡散することができ、薬粉を微
粒化した状態で吸入口側に流出することができる。これ
により、患者は規定量の薬粉を肺内に吸入することがで
き、薬粉の効能を高めて吸入式投薬器に対する信頼性を
向上することができる。
【0082】請求項3の発明によれば、薬粉拡散室に連
通する通気路は、該薬粉拡散室の接線方向に偏心した位
置で当該薬粉拡散室に開口する構成としている。これに
より、通気路から薬粉拡散室に流入する空気によって該
薬粉拡散室内で旋回流を形成することができるから、薬
粉が凝集性の強い造粒体等である場合でも、この薬粉を
旋回流によって拡散して微粒化し、より一層薬粉の吸入
効率を高めることができる。
【0083】請求項4の発明によれば、薬粉貯蔵筒体
は、筒体嵌合穴の内面に回動可能に嵌合する筒部と、該
筒部に設けられ投薬器本体に対して回動操作されるつま
み部と、前記筒部に設けられ該つまみ部を回動操作する
ことによって流入側通気路、流出側通気路をそれぞれ
開,閉する流入開口、流出開口とによって構成してい
る。これにより、つまみ部を把持し、投薬器本体に対し
て薬粉貯蔵筒体を回動操作することにより、流入開口、
流出開口によって流入側通気路、流出側通気路をそれぞ
れ開,閉することができ、流入開口、流出開口によって
流入側通気路、流出側通気路をそれぞれ閉塞した状態で
は、薬粉が流出するのを防止することができる。
【0084】請求項5の発明は、薬粉貯蔵筒体は、筒体
嵌合穴の内面に軸方向に摺動可能に嵌合する筒部と、該
筒部に設けられ投薬器本体に対して抜き差し操作される
つまみ部と、前記筒部に設けられ該つまみ部を抜き差し
操作することによって流入側通気路、流出側通気路をそ
れぞれ開,閉する流入開口、流出開口とによって構成し
ている。これにより、つまみ部を把持し、投薬器本体に
対して薬粉貯蔵筒体を抜き差し操作することにより、流
入開口、流出開口によって流入側通気路、流出側通気路
をそれぞれ開,閉することができ、流入開口、流出開口
によって流入側通気路、流出側通気路をそれぞれ閉塞し
た状態では、薬粉が流出するのを防止することができ
る。
【0085】請求項6の発明によれば、投薬器本体と薬
粉貯蔵筒体との間には、薬粉貯蔵筒体を操作したとき
に、流入開口と流入側通気路、流出開口と流出側通気路
とがそれぞれ連通した位置で薬粉貯蔵筒体を位置決めす
るストッパ手段を設けている。これにより、薬粉貯蔵筒
体を操作したときには、ストッパ手段が流入開口と流入
側通気路、流出開口と流出側通気路とがそれぞれ連通し
た位置で薬粉貯蔵筒体を位置決めするから、容易かつ確
実に流入側通気路、流出側通気路を開,閉することがで
き、操作性を高めて、取扱いを容易にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による吸入式投薬器
を示す縦断面図である。
【図2】投薬器本体、筒部、流入側通気路(流出側通気
路)等を図1中の矢示II−II方向から示す拡大横断面図
である。
【図3】投薬器本体、流出側通気路等を図1中の矢示 I
II−III 方向から示す拡大横断面図である。
【図4】薬粉貯蔵筒体を拡大して示す外観斜視図であ
る。
【図5】投薬器本体と薬粉貯蔵筒体のつまみ部とに設け
られたストッパ機構を示す要部拡大の外観斜視図であ
る。
【図6】投薬器本体側の通気路と薬粉貯蔵筒体の筒部側
の開口とを周方向にずらした状態を示す図2と同様位置
からみた拡大横断面図である。
【図7】薬粉を吸入している状態の吸入式投薬器を示す
図1と同様位置からみた縦断面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態による吸入式投薬器
を示す縦断面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態による吸入式投薬器
を示す縦断面図である。
【図10】投薬器本体、第1の流出側通気路等を図9中
の矢示X−X方向から示す拡大横断面図である。
【図11】投薬器本体、第2の流出側通気路等を図9中
の矢示XI−XI方向から示す拡大横断面図である。
【図12】薬粉を吸入している状態の吸入式投薬器を示
す図9と同様位置からみた縦断面図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態による吸入式投薬
器を示す縦断面図である。
【図14】筒体嵌合穴のコ字状溝と薬粉貯蔵筒体の係合
凸部との係合状態を示す図13中の矢示 XIV−XIV 方向
からみた要部拡大断面図である。
【図15】投薬器本体から薬粉貯蔵筒体を抜き出して薬
粉を吸入している状態の吸入式投薬器を示す図13と同
様位置からみた縦断面図である。
【図16】本発明の第1の変形例による吸入式投薬器を
示す縦断面図である。
【図17】本発明の第2の変形例による薬粉貯蔵筒体を
単体で示す縦断面図である。
【符号の説明】 1,21,31,41 投薬器本体 2,32,42 筒体嵌合穴 3,33 吸入口 4 薬粉拡散室 5,22,36,5′ 流入側通気路 6,23 流出側通気路 8,43,51 薬粉貯蔵筒体 9,44,52 筒部 9B,44B 流入開口 9C,44C 流出開口 10,45,53 つまみ部 11,46,54 薬粉貯蔵穴 13,48 ストッパ機構 16 薬粉 34 第1の薬粉拡散室 35 第2の薬粉拡散室 37 第1の流出側通気路 38 第2の流出側通気路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷澤 嘉行 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 (72)発明者 中村 茂巳 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 (72)発明者 石関 一則 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 (72)発明者 柳川 明 神奈川県横浜市都筑区富士見が丘5−3

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さ方向の一側に開口する筒体嵌合穴が
    設けられると共に、長さ方向の他側に吸入口が設けられ
    た投薬器本体と、該投薬器本体に設けられ、前記筒体嵌
    合穴内に空気を流入する流入側通気路と、前記投薬器本
    体に設けられ、前記筒体嵌合穴内から前記吸入口側に空
    気を流出する流出側通気路と、前記筒体嵌合穴に嵌合し
    て設けられ内部に薬粉を貯蔵する薬粉貯蔵穴を有する筒
    状体からなり、外部から操作することによって前記薬粉
    貯蔵穴に対して前記流入側通気路と流出側通気路とをそ
    れぞれ開,閉する薬粉貯蔵筒体とによって構成してなる
    吸入式投薬器。
  2. 【請求項2】 前記投薬器本体には、前記筒体嵌合穴と
    吸入口との間に位置して前記流出側通気路から流出した
    薬粉を拡散する1個または複数個の薬粉拡散室を設けて
    なる請求項1に記載の吸入式投薬器。
  3. 【請求項3】 前記薬粉拡散室に連通する通気路は、該
    薬粉拡散室の接線方向に偏心した位置で当該薬粉拡散室
    に開口する構成としてなる請求項2に記載の吸入式投薬
    器。
  4. 【請求項4】 前記薬粉貯蔵筒体は、前記筒体嵌合穴の
    内面に回動可能に嵌合する筒部と、該筒部に設けられ前
    記投薬器本体に対して回動操作されるつまみ部と、前記
    筒部に設けられ該つまみ部を回動操作することによって
    前記流入側通気路、流出側通気路をそれぞれ開,閉する
    流入開口、流出開口とによって構成してなる請求項1,
    2または3に記載の吸入式投薬器。
  5. 【請求項5】 前記薬粉貯蔵筒体は、前記筒体嵌合穴の
    内面に軸方向に摺動可能に嵌合する筒部と、該筒部に設
    けられ前記投薬器本体に対して抜き差し操作されるつま
    み部と、前記筒部に設けられ該つまみ部を抜き差し操作
    することによって前記流入側通気路、流出側通気路をそ
    れぞれ開,閉する流入開口、流出開口とによって構成し
    てなる請求項1,2または3に記載の吸入式投薬器。
  6. 【請求項6】 前記投薬器本体と薬粉貯蔵筒体との間に
    は、前記薬粉貯蔵筒体を操作したときに、流入開口と流
    入側通気路、流出開口と流出側通気路とがそれぞれ連通
    した位置で薬粉貯蔵筒体を位置決めするストッパ手段を
    設けてなる請求項4または5に記載の吸入式投薬器。
JP11019145A 1999-01-27 1999-01-27 吸入式投薬器 Pending JP2000217917A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11019145A JP2000217917A (ja) 1999-01-27 1999-01-27 吸入式投薬器
US09/623,478 US6371111B1 (en) 1999-01-27 1999-12-27 Inhalation type drug dispenser
EP99961391A EP1068874B1 (en) 1999-01-27 1999-12-27 Inhalation type drug dispenser
PCT/JP1999/007305 WO2000044426A1 (fr) 1999-01-27 1999-12-27 Distributeur de medicament du type inhalateur
DE69929539T DE69929539T2 (de) 1999-01-27 1999-12-27 Medikamentenabgabevorrichtung in form eines inhalators
US09/998,418 US20020033177A1 (en) 1999-01-27 2001-12-03 Inhalant medicator

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11019145A JP2000217917A (ja) 1999-01-27 1999-01-27 吸入式投薬器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000217917A true JP2000217917A (ja) 2000-08-08

Family

ID=11991291

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11019145A Pending JP2000217917A (ja) 1999-01-27 1999-01-27 吸入式投薬器

Country Status (5)

Country Link
US (2) US6371111B1 (ja)
EP (1) EP1068874B1 (ja)
JP (1) JP2000217917A (ja)
DE (1) DE69929539T2 (ja)
WO (1) WO2000044426A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008500852A (ja) * 2004-05-28 2008-01-17 クウォドラント、テクノロジーズ、リミテッド 単位用量乾燥粉末吸入器
JP2008510543A (ja) * 2004-08-27 2008-04-10 フォン・シュックマン、アルフレッド 粉体物質、特に薬用上の粉体物質に用いられる吸入器
JP2008295756A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Yoshino Kogyosho Co Ltd 吸引式投薬器
JP2015500116A (ja) * 2011-12-16 2015-01-05 インドシス リミテッド 薬剤の単位用量カートリッジおよび送達装置

Families Citing this family (53)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9006175B2 (en) 1999-06-29 2015-04-14 Mannkind Corporation Potentiation of glucose elimination
GB2365777A (en) * 2000-05-16 2002-02-27 Norton Healthcare Ltd Drug delivery device for airborne medicament
FI20002363A0 (fi) * 2000-10-27 2000-10-27 Orion Yhtymae Oyj Jauheinhalaattori
US6595210B2 (en) * 2000-11-27 2003-07-22 Unisia Jecs Corporation Inhalator for administering powder composition
FI20011317A0 (fi) * 2001-06-20 2001-06-20 Orion Corp Jauheinhalaattori
ES2300568T3 (es) * 2002-03-20 2008-06-16 Mannkind Corporation Aparato de inhalacion.
US20030235538A1 (en) * 2002-04-09 2003-12-25 Boehringer Ingelheim Pharma Gmbh & Co. Kg Method for the administration of an anticholinergic by inhalation
GB0227128D0 (en) * 2002-11-20 2002-12-24 Glaxo Group Ltd A capsule
GB0303870D0 (en) * 2003-02-20 2003-03-26 Norton Healthcare Ltd Pre-metered dose magazine for breath-actuated dry powder inhaler
US8869794B1 (en) 2003-04-09 2014-10-28 Novartis Pharma Ag Aerosolization apparatus with capsule puncturing member
MXPA05010842A (es) 2003-04-09 2006-03-30 Nektar Therapeutics Aparato de nebulizacion con protector de entrada de aire.
WO2005035034A1 (ja) * 2003-10-09 2005-04-21 Bioactis Limited 鼻腔用粉状薬剤施薬装置
DE102004012093A1 (de) * 2004-03-05 2005-09-22 Boehringer Ingelheim Pharma Gmbh & Co. Kg Pulverinhalator mit Merkanaldüse
ITMO20040060A1 (it) * 2004-03-18 2004-06-18 Roberto Oliva Inalatore per preparati in polvere
WO2005113043A1 (en) * 2004-05-19 2005-12-01 Cipla Limited Medicament inhaler device
US20050263153A1 (en) * 2004-05-28 2005-12-01 Quadrant Technologies Limited Unit dose dry powder inhaler
CA2574398C (en) * 2004-07-26 2010-05-18 1355540 Ontario Inc. Powder inhaler featuring reduced compaction
CA2575692C (en) 2004-08-20 2014-10-14 Mannkind Corporation Catalysis of diketopiperazine synthesis
KR20130066695A (ko) 2004-08-23 2013-06-20 맨카인드 코포레이션 약물 전달용 디케토피페라진염, 디케토모르포린염 또는 디케토디옥산염
PL370285A1 (pl) * 2004-09-23 2006-04-03 Glaxosmithkline Pharmaceuticals Spółka Akcyjna Inhalator proszkowy
JP4908419B2 (ja) 2004-10-06 2012-04-04 ベーリンガー インゲルハイム インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ディスペンサ、貯蔵装置及び粉末の小出し方法
JP2006130143A (ja) * 2004-11-08 2006-05-25 Hitachi Ltd 吸入式投薬器及び薬剤カートリッジ
CN100431634C (zh) * 2005-04-04 2008-11-12 陈庆堂 干粉气溶胶化吸入器
CN104324362B (zh) 2005-09-14 2018-04-24 曼金德公司 以提高活性试剂对结晶微粒表面的亲和力为基础的药物配制方法
DE102006007495A1 (de) * 2006-02-17 2007-08-23 Siegfried Generics International Ag Dispergiereinheit
AU2013205495B2 (en) * 2006-02-17 2015-11-26 Sanofi Sa Dispersing unit
MX2008010721A (es) 2006-02-22 2008-09-01 Mannkind Corp Un metodo para mejorar las propiedades farmaceuticas de microparticulas que contienen dicetopiperazina y un agente activo.
US8201555B2 (en) * 2006-06-27 2012-06-19 Brintech International Limited Inhaler
WO2008101992A1 (en) * 2007-02-21 2008-08-28 Novo Nordisk A/S Aerosol generating device with air flow control
US8485180B2 (en) 2008-06-13 2013-07-16 Mannkind Corporation Dry powder drug delivery system
US8424518B2 (en) 2008-06-13 2013-04-23 Mannkind Corporation Dry powder inhaler and system for drug delivery
EP2609954B1 (en) 2008-06-20 2021-12-29 MannKind Corporation An interactive apparatus for real-time profiling of inhalation efforts
TWI494123B (zh) 2008-08-11 2015-08-01 Mannkind Corp 超快起作用胰島素之用途
US8314106B2 (en) 2008-12-29 2012-11-20 Mannkind Corporation Substituted diketopiperazine analogs for use as drug delivery agents
JP5667095B2 (ja) 2009-03-11 2015-02-12 マンカインド コーポレイション 吸入器の抵抗を測定するための装置、システムおよび方法
KR20180036807A (ko) 2009-06-12 2018-04-09 맨카인드 코포레이션 한정된 비표면적을 갖는 디케토피페라진 마이크로입자
WO2011056889A1 (en) 2009-11-03 2011-05-12 Mannkind Corporation An apparatus and method for simulating inhalation efforts
CA2801936C (en) 2010-06-21 2021-06-01 Mannkind Corporation Dry powder drug delivery system and methods
CN102631736B (zh) * 2011-02-14 2015-03-11 中国人民解放军军事医学科学院毒物药物研究所 干粉吸入装置
CN103826988B (zh) 2011-04-01 2016-03-09 曼金德公司 用于药物药盒的泡罩包装
WO2012174472A1 (en) 2011-06-17 2012-12-20 Mannkind Corporation High capacity diketopiperazine microparticles
AU2012328885B2 (en) 2011-10-24 2017-08-31 Mannkind Corporation Methods and compositions for treating pain
AU2013289957B2 (en) 2012-07-12 2017-02-23 Mannkind Corporation Dry powder drug delivery systems and methods
WO2014066856A1 (en) 2012-10-26 2014-05-01 Mannkind Corporation Inhalable influenza vaccine compositions and methods
CA2906817C (en) 2013-03-15 2022-01-18 Mannkind Corporation Microcrystalline diketopiperazine compositions and methods
MX2016000739A (es) 2013-07-18 2017-04-06 Mannkind Corp Composiciones farmacéuticas en polvo seco estables al calor y métodos.
CA2920488C (en) 2013-08-05 2022-04-26 Mannkind Corporation Insufflation apparatus and methods
WO2015148905A1 (en) 2014-03-28 2015-10-01 Mannkind Corporation Use of ultrarapid acting insulin
EP2944343A1 (en) * 2014-05-15 2015-11-18 AstraZeneca AB Dry powder inhaler
US10561806B2 (en) 2014-10-02 2020-02-18 Mannkind Corporation Mouthpiece cover for an inhaler
ES2760943T3 (es) * 2016-05-23 2020-05-18 Presspart Mfg Ltd Inhalador de polvo seco
WO2023047358A1 (en) * 2021-09-24 2023-03-30 Bazzica Engineering S.R.L. Dry powder inhaler
IT202100024582A1 (it) * 2021-09-24 2023-03-24 Bazzica Eng S R L Dispositivo inalatore e sistema di inalazione comprendente lo stesso

Family Cites Families (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4175556A (en) * 1978-04-07 1979-11-27 Freezer Winthrop J Inhaler with flow-through cap
DE2960616D1 (en) * 1978-05-03 1981-11-12 Fisons Plc Inhalation device
SE448277B (sv) * 1985-04-12 1987-02-09 Draco Ab Indikeringsanordning vid en doseringsanordning for lekemedel
AT384552B (de) * 1985-08-01 1987-12-10 Hurka Wilhelm Inhalationsgeraet zur dosierung und verteilung von festkoerpern in die atemluft
US5176132A (en) * 1989-05-31 1993-01-05 Fisons Plc Medicament inhalation device and formulation
FI84698C (fi) * 1989-06-16 1992-01-10 Huhtamaeki Oy Anordning foer finfoerdelning av agglomerat av en enkeldos av ett laekemedelpreparat i pulverform.
GB9027234D0 (en) * 1990-12-15 1991-02-06 Harris Pharma Ltd An inhalation device
DE59107894D1 (de) * 1991-03-21 1996-07-11 Ritzau Pari Werk Gmbh Paul Vernebler insbesondere zur Anwendung in Geräten für die Inhalationstherapie
US5243970A (en) * 1991-04-15 1993-09-14 Schering Corporation Dosing device for administering metered amounts of powdered medicaments to patients
DE4211475A1 (de) * 1991-12-14 1993-06-17 Asta Medica Ag Pulverinhalator
US5394868A (en) * 1992-06-25 1995-03-07 Schering Corporation Inhalation device for powdered medicaments
SE9302550D0 (sv) 1993-07-30 1993-07-30 Ernst Hoerlin Powder inhaler
JP3372105B2 (ja) 1994-05-26 2003-01-27 株式会社日立ユニシアオートモティブ 吸入式投薬器
JP3388896B2 (ja) 1994-08-08 2003-03-24 株式会社日立ユニシアオートモティブ 吸入式投薬器
JPH0889576A (ja) 1994-09-27 1996-04-09 Unisia Jecs Corp 吸入式投薬器
US5901703A (en) 1995-02-06 1999-05-11 Unisia Jecs Corporation Medicine administering device for nasal cavities
JP3308425B2 (ja) 1995-03-10 2002-07-29 株式会社ユニシアジェックス 鼻腔用投薬器
JP3320261B2 (ja) 1995-06-01 2002-09-03 株式会社ユニシアジェックス 吸入式投薬器
JP3434396B2 (ja) 1995-06-30 2003-08-04 株式会社日立ユニシアオートモティブ 鼻腔用投薬器
JP3317823B2 (ja) 1995-08-11 2002-08-26 株式会社ユニシアジェックス 投薬器
JP3317827B2 (ja) 1995-10-09 2002-08-26 株式会社ユニシアジェックス 投薬器
US5699789A (en) * 1996-03-11 1997-12-23 Hendricks; Mark R. Dry powder inhaler
JPH09253208A (ja) 1996-03-21 1997-09-30 Unisia Jecs Corp 鼻腔用投薬器
JP3328132B2 (ja) 1996-03-21 2002-09-24 株式会社ユニシアジェックス 吸入式投薬器
NZ332669A (en) * 1996-04-29 1999-02-25 Dura Pharma Inc A dry power inhalation system which is flow rate independent
SE9700940D0 (sv) * 1997-03-14 1997-03-14 Astra Ab Powder inhaler IV
JP3530004B2 (ja) 1998-02-06 2004-05-24 株式会社日立ユニシアオートモティブ 吸入式投薬器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008500852A (ja) * 2004-05-28 2008-01-17 クウォドラント、テクノロジーズ、リミテッド 単位用量乾燥粉末吸入器
JP2008510543A (ja) * 2004-08-27 2008-04-10 フォン・シュックマン、アルフレッド 粉体物質、特に薬用上の粉体物質に用いられる吸入器
JP2008295756A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Yoshino Kogyosho Co Ltd 吸引式投薬器
JP2015500116A (ja) * 2011-12-16 2015-01-05 インドシス リミテッド 薬剤の単位用量カートリッジおよび送達装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP1068874A4 (en) 2004-08-11
EP1068874A1 (en) 2001-01-17
DE69929539D1 (de) 2006-04-06
US6371111B1 (en) 2002-04-16
EP1068874B1 (en) 2006-01-18
DE69929539T2 (de) 2006-08-10
WO2000044426A1 (fr) 2000-08-03
US20020033177A1 (en) 2002-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000217917A (ja) 吸入式投薬器
JP3530004B2 (ja) 吸入式投薬器
US20180207374A1 (en) Dose Delivery Device for Inhalation with First and Second Portions to Open a Dose Chamber
JP2000202028A (ja) 吸入式投薬器
JPH09253210A (ja) 吸入式投薬器
NZ540936A (en) Inhalation device for transpulmonary administration
JP3488620B2 (ja) 吸入式投薬器
JP3328131B2 (ja) 吸入式投薬器
US20170319795A1 (en) Dose delivery device for inhalation
JPH09322938A (ja) 吸入式投薬器
JP3315031B2 (ja) 投薬器
JP3845530B2 (ja) 吸入式投薬器
JPH09140794A (ja) 投薬器
JP3547612B2 (ja) 吸入式投薬器
JP2000217919A (ja) 吸入式投薬器
JP2000217920A (ja) 吸入式投薬器
JPH09206378A (ja) 吸入式投薬器
JPH09140796A (ja) 投薬器
JPH09253211A (ja) 吸入式投薬器
RU2776390C2 (ru) Ингалятор сухого порошка
JPH09253209A (ja) 吸入式投薬器
JPH0871152A (ja) 吸入式投薬器
JPH11299891A (ja) 吸入式投薬器
JP2001346879A (ja) 吸入式投薬器
JPH11299892A (ja) 吸入式投薬器

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050719

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050905

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051025

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060307