JP2000217399A - 励磁装置 - Google Patents

励磁装置

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JP2000217399A
JP2000217399A JP11012539A JP1253999A JP2000217399A JP 2000217399 A JP2000217399 A JP 2000217399A JP 11012539 A JP11012539 A JP 11012539A JP 1253999 A JP1253999 A JP 1253999A JP 2000217399 A JP2000217399 A JP 2000217399A
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voltage
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Hitomi Kitamura
仁美 北村
Seiichi Tanaka
誠一 田中
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同期機の周波数が変化しても制御目標電圧を
出力するよう正確な安定した励磁制御を実行する。 【解決手段】 同期機の出力電圧を検出する場合、同期
機の周波数が始動時の低周波のときと、定格周波数付近
のときとを、「低周波モード」と「通常モード」の周波
数モードに区分し基準周波数を設定する。例えば、25
Hzと50Hzに設定し、それをフラグ値としておく。
運転時にステップ14でフラグ値を判定し、ステップ1
3で上記判定結果による基準周波数を用いて平均値処理
を含む振幅値演算をディジタル計算し、三相の出力電圧
値(Va,Vb,Vc)と三相平均電圧(V)を求め、
この電圧Vと制御目標電圧との差に応じて励磁電流を制
御することで、同期機の出力電圧が制御電圧になるよう
制御する。周波数モード別に演算すると求めた出力電圧
の誤差が少なくなり安定した制御ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は同期機の励磁装置
に関するもので、特に発電機電圧の一定制御に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図6は、例えば実用新案登録公報第25
73103号に示された従来の励磁系の構成図であり、
図において、1は同期機、2はその界磁巻線、3はこの
界磁巻線2に界磁電流を供給する励磁機、4は上記同期
機1の電圧を検出するための計器用変圧器(以下PTと
呼ぶ)、5は同じく上記同期機1の電流を検出するため
の計器用変成器(以下CTと呼ぶ)である。
【0003】6は同期機1の電圧を一定に制御するため
の自動電圧調整装置(以下AVRと呼ぶ)で、上記PT
4、CT5の信号より発電機電圧(V)、有効電力
(P)、電圧/周波数の比(V/F)、無効電力(Q)
に変換するディジタル式変換器61、上記同期機1の電
圧の制御目標値をつくる基準部62、上記基準部62の
制御目標値とディジタル式変換器61からの信号である
発電機電圧(V)との差をとって増幅する増幅部A6
3、電圧制御の安定性を高めるための位相補償部64、
他の付加機能装置(後述)等の信号を加算する加算部6
5、上記加算部65の出力を更に増幅し、上記励磁機3
に信号を出す増幅部B66から構成される。
【0004】7は上記ディジタル式変換器61からの出
力信号であるPを入力信号とし、AVR6に補助信号を
与えることにより系統の安定度を高めるための系統安定
化装置、8はディジタル式変換器61からの出力信号で
あるV/Fを入力信号とし、AVR6に補助信号を与え
ることによりV/F値が一定値以上にならないよう制限
制御を行うためのV/F制限装置である。
【0005】9はディジタル式変換器61からの出力信
号であるP及びQを入力信号とし、AVR6に補助信号
を与えることにより同期機1の運転状態を一定値以下に
ならないよう制限制御する低励磁制限装置、10は界磁
巻線2に流れる電流を検出するシャント、11はシャン
ト10の出力信号により過励磁状態を検出し、ある値以
上になればAVR6に補助信号を与えることにより、過
励磁を制限制御する過励磁制限装置である。
【0006】図7はディジタル式変換器61のハードウ
ェア構成図である。ディジタル式変換器61は1枚のプ
リントカードで構成され、内部はPT4、CT5の各3
相入力信号(va,vb,vc,ia,ib,ic)を
絶縁するアイソレータ611、PT4、CT5の各3相
信号より各信号(V,P,V/F,Q)を演算する高速
演算部612、演算処理のための2ポートレジスタ61
3、制御するための各信号(V,P,V/F,Q)を出
力するPIOバスインターフェース614より構成され
ている。
【0007】次に動作について説明する。同期機1の出
力電圧はPT4により降圧され、その信号はAVR6に
入力される。AVR6でまずPT4の信号はディジタル
式変換器61にて、後述のソフト演算方法によりディジ
タル信号Vに変換される。基準部62の値は同期機1の
電圧を制御しようとしているAVR6にとっての制御目
標値である。この基準部62とディジタル式変換器61
の出力信号であるVとの差をとり、増幅部A63にて適
当な値に増幅される。
【0008】この差信号が正の値であれば同期機1の出
力電圧が基準部62で設定された制御目標電圧値よりも
低く、従ってAVR6としては励磁機3の出力を上げる
ような制御信号を出力することにより、界磁巻線2に流
れる電流を増し、同期機1の出力電圧を増す動作を行
う。
【0009】位相補償部64では電圧制御の安定性を高
めるために増幅部A63の出力に補償をかけ、加算部6
5ではこの位相補償部64の出力信号に各種の付属機器
(系統安定化装置7、V/F制限装置8等)の出力を加
え、更に増幅部B66で適当に増幅すると共に励磁機3
に対し、励磁機3の出力である界磁電流に比例した信号
を出力する(つまり励磁機3も一つの増幅機能を持った
ものである)。これらの一連の動作により、同期機1の
出力電圧はAVR6内の基準部62で設定された制御目
標値になるよう制御される。
【0010】次に高速演算部612でのソフト演算方法
について述べる。 (a)図8に示すように例えばPT4の3相信号の1つ
であるva交流信号の1周期を12分してサンプリング
する。なお、この場合の交流信号は基準周波数に基づい
てサンプリングされる。基準周波数は50Hz等の定格
周波数が用いられる。 (b)上記のサンプリング値から次の演算を行う。図9
は各入力信号の演算式の詳細を示し、演算は2つのサン
プリングデータ(vamとvam-3)より振幅値演算式の積
形を用いて(1)式によりva値を求め3相(va、v
b、vc)の平均値より電圧(V)を求める。
【0011】
【数1】
【0012】(c)周波数Fa(Fb、Fc)について
もvaと同様にして(2)式により計算できる。
【0013】
【数2】
【0014】以上の演算方法は基準周波数においては誤
差を生じないものであるが、周波数変動のある場合には
誤差が生じる。この周波数変動による誤差は以下に述べ
るように理論的に求めることができる。PT4からの交
流信号であるvaを以下のようにおく。 Vam=Vsinωt Vam-3 =Vsinω(t−3Ts) −−−(3) ここで、Tsはサンプリング周期である。この時、振幅
Vaは図9に示したように(4)式で計算できる。
【0015】
【数3】
【0016】例えば、基準周波数を50Hzとするとサ
ンプリング周波数は600Hz(Ts=1/600[s
ec])であり、基準周波数においてはVa=Vとな
り、誤差は0である。しかし、周波数49Hzにおいて
は、Va=1.0158V〜0.9841V、即ち誤差
が1.58%〜−1.59%となる。
【0017】この誤差を低減するために図10に示すス
テップ13において、以下のような平均値処理を行う。
例えば2値の平均値処理を行うとすれば振幅Va' は
(5)式のように計算できる。
【0018】
【数4】
【0019】この場合、周波数49Hzにおいては、V
a' =1.00049V〜0.99951V、即ち、誤
差は0.049%〜−0.049%となる。また、振幅
Vb、VcについてもVaと同様に計算することができ
る。
【0020】なお、図10のステップ12の周波数計算
は(2)式の計算であり、この(2)式で求めた同期機
の出力電圧の周波数(Fa,Fb,Fc)が、ステップ
13の(5)式のω(2πf)の周波数fに代入され計
算される。また、図10のステップ14の三相平均電圧
演算は、図9に示す後段の式によるものである。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】従来の励磁装置は上記
のように、ディジタル式変換器により電圧及び電流を検
出する際に、基準周波数における電圧及び電流の振幅値
との誤差の低減を図っており、一般の発電プラントに対
しては上記のような精度で十分である。一方、始動時に
発電機を電動機として用いて始動する方式であるサイリ
スタ始動システムの場合には、周波数が定格50Hzに
たいして10Hz〜40Hzの範囲で正確に電圧を検出
して励磁制御を行う必要があるが、上記現状の電圧検出
方式では実際の電圧値・電流値よりも大きく検出してし
まい、発電機電圧を一定に制御することができないとい
う問題点があった。
【0022】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、サイリスタ始動システムにお
ける始動時の低周波数においても正確な電圧及び電流を
検出できるディジタル式変換器の出力を用いて発電機電
圧を制御目標値になるように制御することができる励磁
制御装置を得ることを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】(1)この発明に係る励
磁装置は、設定した基準周波数に応じて同期機の出力電
圧をサンプリングし、そのサンプリング値に基づいて平
均値処理を含む振幅値演算を行い出力電圧値を求める電
圧検出手段と、上記求めた出力電圧値と制御目標値との
比較に応じて励磁制御を行い、上記同期機の出力電圧を
上記制御目標値に制御する制御手段とを備えた励磁装置
において、上記基準周波数は、上記同期機の周波数に応
じた周波数として上記演算を行うようにしたものであ
る。
【0024】(2)また、設定した基準周波数に応じて
同期機の出力電圧をサンプリングし、そのサンプリング
値に基づいて平均値処理を含む振幅値演算を行い出力電
圧値を求める電圧検出手段と、上記求めた出力電圧値と
制御目標値との比較に応じて励磁制御を行い、上記同期
機の出力電圧を上記制御目標値に制御する制御手段とを
備えた励磁装置において、上記同期機の出力電圧を整流
・平滑処理して直流出力電圧を得る第2の電圧検出手段
を備え、上記同期機が低周波領域で動作中は、上記直流
出力電圧の電圧値を用いて上記制御目標値と比較し、上
記同期機が定格周波数付近で動作中は、上記基準周波数
を定格周波数として上記演算を行い、求めた出力電圧値
と制御目標とを比較するようにしたものである。
【0025】(3)また、設定した基準周波数に応じて
同期機の出力電圧をサンプリングし、そのサンプリング
値に基づいて平均値処理を含む振幅値演算を行い出力電
圧値を求める電圧検出手段と、上記求めた出力電圧値と
制御目標値との比較に応じて励磁制御を行い、上記同期
機の出力電圧を上記制御目標値に制御する制御手段とを
備えた励磁装置において、上記同期機の出力電圧波形の
ピーク値に応じて出力電圧値を求める第3の電圧検出手
段を備え、上記同期機が低周波領域で動作中は、上記第
3の電圧検出手段で求めた出力電圧値を用いて上記制御
目標値と比較し、上記同期機が定格周波数付近で動作中
は、上記基準周波数を定格周波数として上記演算を行
い、求めた出力電圧値と制御目標とを比較するようにし
たものである。
【0026】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図に基づいて説明する。なお、励磁装置
の全体の構成は従来の図6と同一であるので省略する。
図1はディジタル変換器61の高速演算部612での処
理を示している。図1において、ステップ12の周波数
計算及びステップ13の振幅値演算(平均値処理)、ス
テップ14の三相平均電圧演算は、図10に示した従来
の処理と同様である。
【0027】ステップ15の周波数モード判定処理は、
AVR6の主CPUからのフラグ値により周波数モード
を判定し、基準周波数を設定するステップである。な
お、このフラグ値は励磁装置動作時に、同期機の運転状
態により低速状態(低周波数)か、通常の定格速度近く
の状態(定格周波数付近)かの外部信号によりCPUが
判断してフラグ値を決定する。従って、同期機の出力電
圧の周波数に応じた基準周波数を選択して、この基準周
波数に応じたサンプリング周期によりサンプリングし
て、そのサンプリング電圧値から出力電圧値を求める。
【0028】次に動作について説明する。図2はディジ
タル式変換器61の電圧値及び電流値の周波数補正係数
計算のための基準周波数設定のアルゴリズムである。 (1)ステップS1では、AVR6の主CPUにおいて
判定された低周波モードであるか通常モードであるかの
情報(フラグ値)に基づいてモード変更の有無を判定
し、モード変更有ならばステップS2へ、無ならばステ
ップS6へ進む。
【0029】(2)ステップS2では、変更後の周波数
モードが低周波モードであるか通常モードであるかを判
定し、低周波モードならばステップS3へ、通常モード
ならばステップS4へ進む。 (3)ステップS4では、基準周波数を通常モードの値
すなわち従来の基準周波数に設定し、更にサンプリング
周波数を基準周波数の12倍すなわちサンプリング周期
を基準波の周期の1/12倍に設定する。
【0030】(4)ステップS3では、基準周波数を通
常モードにおける基準周波数の1/2倍とし、サンプリ
ング周波数を低周波モードの基準周波数の12倍に設定
する。例えば通常モードにおける基準周波数を50Hz
とする場合、通常モードにおけるサンプリング周波数は
600Hzとなり、また低周波モードにおける基準周波
数及びサンプリング周波数はそれぞれ25Hz、300
Hzに設定される。 (5)ステップS5では、メモリ内の変数の値を初期化
し、 (6)ステップS6では、図1に示した演算処理を行
う。
【0031】周波数27Hzにおける電圧の値において
具体的例を示すと、通常モードの基準周波数50Hz
(Ts=1/600)において計算すると、その誤差は
(5)式により19.9%〜−25.0%となるのに対
し、低周波モードの基準周波数25Hz(Ts=1/3
00)における誤差は0.78%〜−0.79%とかな
り小さくなる。
【0032】以上のようにこの実施の形態1によれば、
AVR6のディジタル式変換器61の高速演算部612
において、通常モードと低周波モードにより基準周波数
の周波数を変更し設定するようにしたので、低周波数に
おいても正確な電圧及び電流を検出でき、発電機電圧が
制御目標値になるように励磁制御を行う効果がある。
【0033】実施の形態2.上記実施の形態1では、フ
ラグ値に応じて周波数モードを決定したが、同期機の出
力している電圧の周波数を検出して、その検出した周波
数に応じて基準周波数を変更するようにしてもよい。
【0034】また、周波数モードを「低周波モード」と
「通常モード」の2段階で基準周波数を切り換えたが、
「低い周波数」「中程度の周波数」「通常の定格周波
数」等の3段階、またはそれ以上の多段階の切り換えを
してもよい。例えば、基準周波数を同期機の周波数に応
じて20Hz、30Hz、50Hzの3段階にしてもよ
い。また、それ以上の多段階にしてもよいし、また、段
階を無くて同期機の周波数に対応して連続的に変化する
基準周波数としてもよい。
【0035】実施の形態3.図3は実施の形態3による
励磁装置の構成を示す図である。図3は図6に示した従
来の励磁装置の構成図にディジタル式変換器61と並列
に接続される電圧検出部67及びディジタル式変換器6
1と電圧検出部67とを選択するためのスイッチ68を
追加したものである。また、図4は図3の電圧検出部6
7の内部構成を示す図である。
【0036】次に動作について説明する。 (1)電圧検出部67は、PT4の3相信号(va、v
b、vc)を3相トランス671、半導体672、抵抗
673、コンデンサ674で構成された全波整流回路に
より小レベルのアナログ信号に変換し、調整抵抗675
で特性の補正を行うことで電圧(V)を出力する。
【0037】(2)基準周波数においては、スイッチ6
8の接点aを接点cと接続することで、従来の方法と同
様にディジタル式変換器61により電圧(V)を検出
し、励磁制御を行う。 (3)また、低周波においては、スイッチ68の接点a
を接点bと接続することで前述の電圧検出部67により
電圧(V)を検出し、励磁制御を行う。
【0038】このように周波数モードごとにPT4から
の交流信号の周波数に関係なく精度の良い電圧検出が可
能な電圧検出部67と、従来のディジタル式変換器とを
切り替えて用いることにより、低周波モードにおいて誤
差の小さい電圧検出が可能となる。
【0039】以上のようにこの実施の形態3によれば、
AVR6においてディジタル式変換器61と電圧検出部
67とを通常モードと低周波モードにより切り替えて使
用するようにしたので、低周波数においても正確な電圧
を検出でき、発電機電圧が制御目標値になるように励磁
制御を行う効果がある。
【0040】実施の形態4.なお、上記実施の形態1で
は、AVR6のディジタル式変換器61の高速演算部6
12において、通常モードと低周波モードにより基準周
波数を変更し設定する場合について述べたが、この実施
の形態4では、図7の従来の高速演算部612での演算
処理において、図10に示す振幅値演算の平均値処理1
3を図5に置き換えた演算処理を行う。
【0041】通常の周波数モードにおいては、同期機の
規定の周波数を基準周波数とし、その基準周波数におい
てサンプリングした値を用いて(5)式に示した演算式
により電圧Vを計算する。そして、低周波モードにおい
ては(6)式を用いて電圧の振幅を計算する。
【0042】
【数5】
【0043】ここでvnは交流電圧波形における振幅の
ピーク値(1/2周期ごとの波形の正負の最大値)であ
り、(6)式は電圧波形において12点の振幅のピーク
値(6周期分のピーク値)の平均を電圧Vとするもので
ある。この演算方式では低周波数において、従来の演算
方式で生じる誤差よりも誤差が小さくなり、電圧検出精
度が向上する。
【0044】以上のようにこの実施の形態4によれば、
ディジタル式変換器61の高速演算部612において、
通常モードと低周波モードにより振幅値演算方式を切り
替えて演算することにより、低周波数における演算の誤
差が低減され、電圧検出の精度が向上して発電機電圧が
制御目標値になるように励磁制御を行う効果がある。
【0045】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、同期機
の周波数が低周波であっても正確な出力電圧値を検出す
るようにしたので、発電機電圧が制御目標値になるよう
な励磁制御を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるディジタル式
変換器の高速演算部での演算処理を示すブロック図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態1によるディジタル式
変換器の動作を示すフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態3による励磁装置の構
成を示す回路図である。
【図4】 この発明の実施の形態3による電圧検出部の
構成を示す回路図である。
【図5】 この発明の実施の形態4によるディジタル式
変換器の高速演算部での演算処理を示すブロック図であ
る。
【図6】 従来の励磁装置の構成を示す回路図である。
【図7】 従来のディジタル式変換器の構成を示す回路
図である。
【図8】 従来のサンプリングの一例を示す波形図であ
る。
【図9】 従来のディジタル式変換器の高速演算部での
演算処理を示すブロック図である。
【図10】 従来のディジタル式変換器の高速演算部で
の演算処理を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 同期機 2 界磁巻線 3 励磁機 4 計器用変圧器 5 計器用変成器 6 自動電圧調整
装置 61 ディジタル変換器 62 基準部 63 増幅部A 64 位相補償
部 65 加算部 66 増幅部B 67 電圧検出部 68 スイッチ 612 高速演算部 613 2ポー
トレジスタ 614 PIOバスインターフェース 671 3相ト
ランス 672 半導体 673 抵抗 674 コンデンサ 675 調整抵
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H590 AA22 CC01 CC18 CD01 DD64 DD70 EA07 EB02 EB21 FA06 GA02 GB05 HA02 HA05 HA06 HA07 HA09 HB02 JA02 JA19 JB02 JB04 JB15 JB16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設定した基準周波数に応じて同期機の出
    力電圧をサンプリングし、そのサンプリング値に基づい
    て平均値処理を含む振幅値演算を行い出力電圧値を求め
    る電圧検出手段と、上記求めた出力電圧値と制御目標値
    との比較に応じて励磁制御を行い、上記同期機の出力電
    圧を上記制御目標値に制御する制御手段とを備えた励磁
    装置において、上記基準周波数は、上記同期機の周波数
    に応じた周波数として上記演算を行うようにしたことを
    特徴とする同期機の励磁装置。
  2. 【請求項2】 設定した基準周波数に応じて同期機の出
    力電圧をサンプリングし、そのサンプリング値に基づい
    て平均値処理を含む振幅値演算を行い出力電圧値を求め
    る電圧検出手段と、上記求めた出力電圧値と制御目標値
    との比較に応じて励磁制御を行い、上記同期機の出力電
    圧を上記制御目標値に制御する制御手段とを備えた励磁
    装置において、上記同期機の出力電圧を整流・平滑処理
    して直流出力電圧を得る第2の電圧検出手段を備え、上
    記同期機が低周波領域で動作中は、上記直流出力電圧の
    電圧値を用いて上記制御目標値と比較し、上記同期機が
    定格周波数付近で動作中は、上記基準周波数を定格周波
    数として上記演算を行い、求めた出力電圧値と制御目標
    とを比較するようにしたことを特徴とする励磁装置。
  3. 【請求項3】 設定した基準周波数に応じて同期機の出
    力電圧をサンプリングし、そのサンプリング値に基づい
    て平均値処理を含む振幅値演算を行い出力電圧値を求め
    る電圧検出手段と、上記求めた出力電圧値と制御目標値
    との比較に応じて励磁制御を行い、上記同期機の出力電
    圧を上記制御目標値に制御する制御手段とを備えた励磁
    装置において、上記同期機の出力電圧波形のピーク値に
    応じて出力電圧値を求める第3の電圧検出手段を備え、
    上記同期機が低周波領域で動作中は、上記第3の電圧検
    出手段で求めた出力電圧値を用いて上記制御目標値と比
    較し、上記同期機が定格周波数付近で動作中は、上記基
    準周波数を定格周波数として上記演算を行い、求めた出
    力電圧値と制御目標とを比較するようにしたことを特徴
    とする励磁装置。
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Cited By (2)

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