JP2000211100A - 多色印刷装置 - Google Patents

多色印刷装置

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JP2000211100A
JP2000211100A JP11017822A JP1782299A JP2000211100A JP 2000211100 A JP2000211100 A JP 2000211100A JP 11017822 A JP11017822 A JP 11017822A JP 1782299 A JP1782299 A JP 1782299A JP 2000211100 A JP2000211100 A JP 2000211100A
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impression cylinder
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JP11017822A
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Takumi Yoshida
巧 吉田
Hitomi Ahei
仁美 阿閉
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】製版手段が少なくてすみ、大サイズおよび多色
に対応することが容易なデジタル印刷機を提供する。 【解決手段】第1印刷ユニット1と第2印刷ユニット2
は、各々の周面に異なる色の2つの印刷領域を有する印
刷版を装着可能であり、圧胴15が2回転するごとに各
々2色分の多色印刷が行える。各印刷ユニットの圧胴1
5間では、第1印刷ユニット1の排紙胴17と、3つの
渡し胴40と、第2印刷ユニット2の給紙胴16とから
構成される中間搬送部4によって印刷用紙が受け渡され
るように構成されている。この中間搬送部4は、前記圧
胴15の隔回転毎に印刷用紙を搬送するように構成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、印刷版に画像を記録
する製版機能を有する多色印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、版胴上に未露光の印刷版を装着す
るとともに版胴周囲に設けたレーザ露光手段で製版し、
当該版胴上で製版した印刷版により印刷を行うデジタル
印刷機と一般的に呼称される印刷装置が提案されてい
る。従来のデジタル印刷機では、各色の版胴毎に高価な
レーザ露光手段を有していたので、装置全体の価格が上
昇するとともに各レーザ露光手段の露光量や露光位置な
どの相互調整が面倒であるという問題があった。
【0003】また、この種のデジタル印刷機では、版胴
の周囲にインキ供給手段やブランケット胴などの従来の
印刷機構の他に、未露光印刷版の供給手段やレーザ露光
手段などの製版機構を配置しなければならず、さらに印
刷版の種類によっては、湿し水供給手段や印刷版の現像
手段なども配置しなければならない。従って、デジタル
印刷機では当該各種機構の配置スペースの確保が困難で
あるという問題もあった。
【0004】この問題を解決するために、例えば特開平
10−272756号に記載のデジタル印刷機が開示さ
れている。上記公報に記載のデジタル印刷機では、各版
胴に各々2色分の印刷版を装着することで版胴の数を2
つに低減して通常の4色印刷を可能としている。さらに
版胴を製版位置と印刷位置とに移動可能とすることで、
前記レーザ露光手段の個数をさらに低減するとともに前
記印刷機構や製版機構を配置するスペースを十分確保す
ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載のデジ
タル印刷機は比較的小ないし中サイズの印刷機には有効
なものであった。しかしながら大サイズの印刷機になる
と、移動しなければならない版胴も大型になり、当該版
胴の移動が困難であるという問題があった。また上記公
報に開示された構成では、4色を越える例えば6色、8
色などの多色印刷機等を構成することは版胴数の増加や
版胴径の増大などが伴うため困難であった。本発明で
は、版胴を移動させることなく版胴の周囲に印刷機構及
び製版機構を十分配置可能であり、ひいては大サイズや
多色化に対応したデジタル印刷機に最適な多色印刷装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、2つの印刷領域に対応する印刷版を有する版胴と、
前記印刷版に対し製版を行う製版手段と、対応する各印
刷領域にインキを供給する2つのインキ供給手段と、前
記版胴に対しブランケット胴を介して当接し、前記版胴
の(2n−1)/2倍[nは自然数]の直径を有して奇
数枚の印刷用紙をその周面に保持可能な圧胴と、からな
る印刷ユニットを有し、印刷版に画像を記録して製版し
た後、この印刷版にインキを供給して印刷を行う多色印
刷装置であって、2以上の印刷ユニットと、各印刷ユニ
ットの圧胴間に設けられ各圧胴間で印刷用紙の搬送を行
う中間搬送手段と、を有し、前記両印刷ユニットは、同
期して、各圧胴の隔印刷領域毎に印刷用紙を給排すると
ともに、前記中間搬送手段は各圧胴の隔印刷領域毎に印
刷用紙を前段の圧胴から後段の圧胴へと搬送する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は本発明に係る多色印刷装
置の一例を示す図、図2は本発明に係る多色印刷装置に
おける印刷用紙の搬送を説明するための図である。図1
において、本実施の形態における多色印刷装置は、各々
2色ずつの多色印刷を行える第1印刷ユニット1および
第2印刷ユニット2と、第1印刷ユニットに印刷用紙を
供給する給紙部3と、第1印刷ユニット1から第2印刷
ユニット2へ印刷用紙を搬送する中間搬送部4と、第2
印刷ユニット2から印刷用紙を排出する排紙部5とから
なる。
【0008】第1印刷ユニット1は、その周面に2つの
印刷領域に対応する印刷版を保持可能な版胴10と、前
記印刷版に対し製版を行う製版手段11と、対応する各
印刷領域に湿し水を供給する2つの湿し水供給手段12
a、12bと、対応する各印刷領域にインキを供給する
2つのインキ供給手段13a、13bと、前記版胴と同
じ径を有し前記版胴に当接するブランケット胴14と、
前記版胴の1/2の径を有し、その周面に1枚の印刷用
紙を保持可能であり、前記ブランケット胴に当接する圧
胴15と、この圧胴15に対し印刷用紙を供給および排
出するための給紙胴16および排紙胴17とからなる。
【0009】版胴10は、その周面上に180度で対向
配置された図示しない2組の咥え手段を有し、異なる色
の印刷領域に対応する印刷版を2枚保持可能なように構
成されている。なお、異なる色の2つの印刷領域を連続
して有する1枚の印刷版を保持することで、実質的に1
つの版胴上に2つの印刷領域を設けるようにしてもよ
い。
【0010】製版手段11は、前記版胴10へ未露光印
刷版を供給するとともに前記版胴10から使用済みの印
刷版を回収する給排版手段20と、版胴10上の未露光
印刷版に対しレーザ光により画像を描画するレーザ露光
手段21と、前記レーザ露光手段21により露光された
印刷版を現像処理する現像手段22とからなる。
【0011】前記給排版手段20は、シート状の未露光
印刷版と使用済み印刷版とを各々格納可能なカセットを
有し、複数の搬送ローラやガイド部材等からなる搬送手
段により当該カセットと前記版胴10との間で印刷版を
搬送するものである。前記レーザ露光手段21は、前記
版胴10の周面に対しレーザ照射可能な露光ヘッドを前
記版胴10の軸線に沿って平行移動可能なように構成し
ており、版胴10の回転と前記露光ヘッドの平行移動と
により、版胴10上に保持された未露光印刷版を走査し
て画像を描画することができる。なお、レーザ露光手段
21は、レーザ光を偏向手段により偏向して走査する形
式のものであってもよい。
【0012】現像手段22は、処理液を貯留した処理液
槽と当該処理液内に一部が浸漬した状態で配置した塗布
ローラとからなり、塗布ローラを版胴11に当接させる
ことで前記処理液を汲み上げて前記印刷版面に供給する
ものである。この実施の形態では、各処理液槽および塗
布ローラは現像および定着のために各2組を有し、各々
が独立して前記版胴10に対し接離するように昇降機構
が設けられている。なお印刷版の種類によっては現像手
段が不要な場合も考えられる。
【0013】湿し水供給手段12a、12bは、前記版
胴10上の異なる印刷領域に対しそれぞれ選択的に湿し
水を供給するための手段であり、湿し水を貯えた水舟
と、この水舟から湿し水を汲み上げて前記印刷版面上に
供給する複数の湿し水ローラとからなる。この湿し水ロ
ーラのうち少なくとも前記印刷版面と当接するローラ
は、カム機構等により前記版胴10に対し当接または離
間するように構成されており、前記版胴10上の対応す
る印刷領域にのみ選択的に湿し水を供給することができ
る。この実施の形態のように、湿し水供給手段12a、
12bは各印刷色毎に個別に設けるのが好ましいが、こ
れは湿し水に対するインキの混入を考慮するためであ
る。なお版面と非接触な噴霧式等の湿し水供給手段を採
用して湿し水供給装置を1個で兼用するようにしてもよ
い。
【0014】インキ供給手段13a、13bは、前記湿
し水供給手段12a、12bにて湿し水が供給された版
胴10上の異なる印刷領域に対しそれぞれ選択的にイン
キを供給するための手段であり、インキを貯えたインキ
壺と、このインキ壺からインキを取り出して前記印刷版
面上に供給する複数のインキローラとからなる。このイ
ンキローラのうち少なくとも前記印刷版と当接するロー
ラは、カム機構等により前記版胴10に対し当接または
離間するように構成されており、前記版胴10上の対応
する印刷領域に対し選択的にインキを供給することがで
きる。なお、この実施の形態におけるインキ供給手段1
3a、13bのインキの色は、K(ブラック)およびC
(シアン)である。
【0015】ブランケット胴14は前記版胴10と同じ
径であり、その周面にインキ画像を転写するためのブラ
ンケット面を備える。このブランケット面には前記版胴
10上の印刷版からK色およびC色に対応するインキ画
像が転写される。なお、ブランケット胴14の周囲には
当該ブランケット面を洗浄するためのブランケット洗浄
手段23も備えられている。
【0016】圧胴15は、前記版胴10の1/2の径を
有しており、その周面に1組の咥え手段(図2の15
a)が設けられている。従って圧胴15の周面には、前
記版胴の1印刷領域に対応する大きさの印刷用紙を1枚
保持することができる。なお、この圧胴15の咥え手段
15aは、後述する給紙胴16から印刷用紙を隔回転毎
に受け取り、後述する排紙胴17に対し印刷用紙を隔回
転毎に受け渡すように開閉動作する。なお、咥え手段が
隔回転毎に開閉動作を行う構成は、例えば本出願人によ
る特願平9−293603号に開示されているため、こ
こではその説明を省略する。
【0017】給紙胴16および排紙胴17は、圧胴15
と同径で、各々その周面に印刷用紙を保持するための1
組の咥え手段(図2の16aおよび17a)を備えてい
る。給紙胴16および排紙胴17はいずれも圧胴15と
同期して回転しており、各胴の咥え手段16a、17a
と圧胴15の咥え手段15aとが対向するよう位相が設
定されている。この給紙胴16および排紙胴17の咥え
手段16a、17aも前記圧胴15が2回転する毎に印
刷用紙の供給および排出を行えるように開閉動作する。
【0018】上記第1印刷ユニット1では、前記ブラン
ケット胴14の径と圧胴15の径との差異に基づいて、
圧胴の1回転毎にK色またはC色の印刷が交互に行われ
る。従って、圧胴15が印刷用紙を保持したまま2回転
すると、印刷用紙上に2色印刷が行える。なお、ここで
言う「圧胴が印刷用紙を保持したまま2回転する」と
は、圧胴15上の印刷用紙がブランケット胴14から2
色分のインキ画像を順次連続して転写するような回転動
作を表すものであり、印刷用紙を保持した状態で厳密に
360度×2の角度の回転をすることを意味するもので
はない。例えば本実施の形態では圧胴15に対する給紙
胴16および排紙胴17の配置角度が約120度離れて
いるので、圧胴15が給紙胴16から印刷用紙を受け取
った瞬間から、360度+240度回転した時点で圧胴
15から印刷用紙が排出される。
【0019】第2印刷ユニット2についても基本的に第
1印刷ユニットと同じ構成なので、図1には同じ符号を
つけておいて説明を省略する。ただし第2印刷ユニット
2の湿し水供給手段は12c、12d、インキ供給手段
は13c、13dとする。なお本実施の形態では、イン
キ供給手段13c、13dの供給するインキの色は、M
(マゼンタ)およびY(イエロー)である。
【0020】給紙部3は、未印刷の印刷用紙を積載する
給紙台30と、給紙台30上に積載された印刷用紙の最
上部の印刷用紙を1枚だけ分離して取り出す分離手段3
1と、分離手段31により分離された印刷用紙を搬送す
る搬送コンベア32とからなる。給紙台30は、シート
状の印刷用紙を積み上げて載置可能な台状の部材であ
り、積載された印刷用紙の最上部位置が常に一定になる
ように、印刷用紙の減少とともに上方へ上昇するように
構成されている。分離手段31は、最上部の印刷用紙を
図示しない吸着盤にて吸着保持し、圧縮空気を吹きつけ
て印刷用紙をさばいて分離するよう構成されており、前
記吸着盤が受け取った印刷用紙は前記搬送コンベア32
を介して前記給紙胴16に供給される。なお、この分離
手段31の印刷用紙の分離供給動作は、前記給紙胴16
の隔回転毎に行われる。
【0021】中間搬送部4は、第1印刷ユニット1の圧
胴15と第2印刷ユニットの圧胴15との間で印刷用紙
を受け渡すものであって、前記第1印刷ユニット1の排
紙胴17と第2印刷ユニット2の給紙胴16と3つの渡
し胴40とから構成されている。各渡し胴40は各々圧
胴の2倍の径を有しており、その周面には180度対向
した位置に2組の咥え装置(図2の40a、40b)が
備えられている。そして各渡し胴40の咥え手段40
a、40bと前記排紙胴17および給紙胴16の咥え手
段17a、16aとは、印刷用紙を受け渡せるように互
いに対向する位相にあって同期して開閉するように構成
されている。
【0022】なお、前述のように圧胴15は2回転する
ごとに2色の多色刷り印刷を行うため、圧胴の2倍の径
の渡し胴40を用いる場合は、その周面には1組の咥え
手段40aのみを設けるようにしてもよい。すなわち、
この場合は各渡し胴40はその周面の半分だけを印刷用
紙の搬送に用いることになる。ただし、本実施の形態に
おける印刷装置では、各圧胴が1回転するだけの片面2
色印刷機能を備えるため、各渡し胴40には咥え手段を
各々2組設けてある。なお、片面2色印刷機能について
は後述する。
【0023】排紙部5は、前記第2印刷ユニット2の排
紙胴17から印刷用紙を受け取るチェーン排出手段50
と、前記チェーン排出部50で取り出され、排出された
印刷用紙を積載する排出台51とからなる。
【0024】チェーン排出手段50は、複数のプーリ間
に掛け渡され同期して回転する2組の無端状チェーン
と、このチェーン間に渡された複数の咥え手段とからな
る。前記無端状チェーンは前記排出胴17と同期して回
転し、チェーン排出手段50に設けられた咥え手段は前
記排出胴17の咥え手段17aと対向する位置で開閉し
て前記排出胴から印刷用紙を受け取るように構成されて
いる。またチェーン排出手段50の咥え手段は、排出台
51の上方にて印刷用紙を解放することで印刷用紙を排
出台51上に排出することができる。排出台51は、印
刷の終了した印刷用紙を積載するための台状部材であっ
て、印刷用紙の排出量に従って昇降手段により順次下降
するように構成されている。
【0025】次に、本実施の形態における印刷用紙の搬
送手順を説明する。まず図2(A)において、第1印刷
ユニット1の給紙胴16に対し印刷用紙が給紙される。
すなわち給紙胴16の咥え手段16aが開閉して、印刷
用紙の先端が当該咥え手段16aに咥えられる。なお、
この給紙胴16への給紙は給紙胴の隔回転毎に行われる
が、以降の図では最初の1枚目の印刷用紙のみ図示して
ある。
【0026】そして各胴が回転して、図2(B)のよう
に給紙胴16から圧胴15へ印刷用紙が受け渡される。
すなわち印刷用紙の先端が給紙胴16の咥え手段16a
から圧胴15の咥え手段15aに咥え直される。
【0027】このまま、圧胴15が1回転して印刷用紙
にK色の印刷を行なう。この圧胴1回転めには、各咥え
手段15a、16a、17aは閉鎖した状態で、印刷用
紙の受け渡しは行われない。さらに圧胴15は回転し、
続くC色の印刷をしつつ図2(C)のように印刷用紙の
先端は排紙胴17へ受け渡される。すなわち印刷用紙の
先端が圧胴15の咥え手段15aから排紙胴17の咥え
手段17aに咥え直される。
【0028】さらに各胴は回転して、図2(D)に示す
ように印刷用紙の先端が排紙胴17の咥え手段17aか
ら渡し胴40の咥え手段40aに咥え直される。そして
印刷用紙は、各渡し胴40の咥え手段40aに順次咥え
られつつ下流側へ搬送される。この例では、圧胴15は
隔回転毎に印刷用紙を排紙胴17へ排出するので、渡し
胴40の咥え手段40bは使用されることがない。
【0029】そして図2(E)に示すように、印刷用紙
は最終の渡し胴40の咥え手段40aから第2印刷ユニ
ット2の給紙胴16の咥え手段16aに受け渡される。
以後、第2印刷ユニット2でも第1印刷ユニット1と同
様な処理が行われ、全体として4色の多色印刷が行われ
る。
【0030】上記実施の形態における印刷装置では、第
1印刷ユニット1でK色およびC色の印刷を行い、第2
印刷ユニットでM色およびY色の印刷を連続して行うこ
とができ、合計4色の多色印刷が行える。そして各印刷
ユニットの版胴10は各々2色分ずつ印刷版が配置され
ているので、4色印刷であっても版胴が2つですみ、従
って版胴10上で印刷版を製版する製版手段も少なくて
すむ。また、各印刷ユニットの圧胴間を印刷用紙が受け
渡されるように接続したので各印刷ユニットの版胴の周
囲に十分なスペースが確保でき、従って版胴を動かさず
とも印刷機構と製版機構とを配置することができる。
【0031】なお上記実施の形態における印刷装置で
は、印刷ユニットを2つ設けて4色印刷を実現している
が、印刷ユニットを3以上設けて6色以上の多色印刷を
行うことも可能である。また、各渡し胴40は圧胴の2
倍の径を有する2倍胴で形成したが、他の径の渡し胴で
構成しても良く、さらにはチェーン搬送形式など他の方
式で構成してもよい。さらに圧胴15は印刷用紙を3
枚、5枚など奇数枚保持可能な径であってもよい。
【0032】[片面2色印刷機能について]上記実施の
形態では、各印刷ユニットの版胴10には異なる色の印
刷版を形成したが、1つの版胴10の2つの印刷領域に
同色同画像の印刷版を配置してもよい。この場合、2つ
の領域には各印刷ユニットに備えた2つのインキ供給手
段のうち何れか一方のみを使用する。この状態で圧胴1
5の1回転毎に印刷用紙を給排すれば、第1および第2
の印刷ユニットにて、都合2色の印刷が行える。すなわ
ち上記実施の形態では、K色またはC色の何れか1色
と、M色またはY色の何れか1色との合計2色印刷が行
える。
【0033】この例では、圧胴15の1回転毎に印刷用
紙を給排することができるので、上記実施の形態よりも
2倍の速さで2色印刷が行える。なお前述したとおり、
この実施の形態では前記渡り胴40には、圧胴15の1
回転毎に印刷用紙を搬送可能なように、各胴とも2組の
咥え手段40a、40bが必要になる。
【0034】
【発明の効果】本発明における多色印刷装置によれば、
版胴を移動させることなく版胴の周囲に印刷機構及び製
版機構を十分配置可能であり、また製版手段の数を少な
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に用いる多色印刷装置の
一例を示す図。
【図2】この発明の実施の形態に用いる多色印刷装置に
おける印刷用紙の搬送手順を示す図。
【符号の説明】
1 第1印刷ユニット 2 第2印刷ユニット 3 給紙部 4 中間搬送部 5 排紙部 10 版胴 11 製版手段 13a〜13d インキ供給手段 14 ブランケット胴 15 圧胴 16 給紙胴 17 排紙胴 40 渡し胴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C020 AA06 AA14 2C034 AA12 AA43 BA02 BA11 BB01 BB43

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つの印刷領域に対応する印刷版を有する
    版胴と、前記印刷版に対し製版を行う製版手段と、対応
    する各印刷領域にインキを供給する2つのインキ供給手
    段と、前記版胴に対しブランケット胴を介して当接し、
    前記版胴の(2n−1)/2倍[nは自然数]の直径を
    有して奇数枚の印刷用紙をその周面に保持可能な圧胴
    と、からなる印刷ユニットを有し、印刷版に画像を記録
    して製版した後、この印刷版にインキを供給して印刷を
    行う多色印刷装置であって、 2以上の印刷ユニットと、 各印刷ユニットの圧胴間に設けられ、各圧胴間で印刷用
    紙の搬送を行う中間搬送手段と、を有し、 前記両印刷ユニットは、同期して、各圧胴の隔印刷領域
    毎に印刷用紙を給排するとともに、前記中間搬送手段は
    各圧胴の隔印刷領域毎に印刷用紙を前段の圧胴から後段
    の圧胴へと搬送するようにしたことを特徴とする多色印
    刷装置。
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