JP2000203862A - 光ファイバ母材製造用加熱炉のタ―ゲット棒吊下げ保持部 - Google Patents

光ファイバ母材製造用加熱炉のタ―ゲット棒吊下げ保持部

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JP2000203862A
JP2000203862A JP733699A JP733699A JP2000203862A JP 2000203862 A JP2000203862 A JP 2000203862A JP 733699 A JP733699 A JP 733699A JP 733699 A JP733699 A JP 733699A JP 2000203862 A JP2000203862 A JP 2000203862A
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optical fiber
fiber preform
enlarged diameter
diameter head
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Masahide Kuwabara
正英 桑原
Yukio Komura
幸夫 香村
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Furukawa Electric Co Ltd
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B37/00Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
    • C03B37/01Manufacture of glass fibres or filaments
    • C03B37/012Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
    • C03B37/014Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD]
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏荷重がかからず、光ファイバ母材が傾くこ
とがなく、光ファイバ母材が揺れにくい光ファイバ母材
製造用加熱炉のターゲット棒吊下げ保持部を得る。 【解決手段】 昇降軸6の下端に周方向に等分配して、
ターゲット棒4の拡径ヘッド部4aを引っ掛けて吊下げ
保持するための少なくとも3つの吊下げ素子25a〜2
5を下向きに設けてターゲット棒吊下げ保持部6を構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ母材製
造用加熱炉で、光ファイバ母材のターゲット棒の上端の
拡径ヘッド部を引っ掛けて吊下げ保持するために昇降軸
の下端に設けられているターゲット棒吊下げ保持部に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ母材の製造方法の1つとし
て、ガラス原料と燃焼用ガスをバーナから噴出させ、該
バーナの火炎中でガラス原料を火炎加水分解させてガラ
ス微粒子を生成し、このガラス微粒子をターゲット棒に
堆積させることにより多孔質の光ファイバ母材を得、こ
の多孔質の光ファイバ母材を光ファイバ母材製造用加熱
炉内で所要の雰囲気中で熱処理することにより、透明ガ
ラス化された光ファイバ母材を得る方法が知られてい
る。この光ファイバ母材の製造方法では、炉内の雰囲気
はヘリウムまたは塩素の少なくともいずれか一方を含ん
でいる。
【0003】図2は、従来の光ファイバ母材製造用加熱
炉の構造を示した縦断面図である。この光ファイバ母材
製造用加熱炉1においては、中心に石英製で筒状の炉心
管2が縦向きで配置されている。この炉心管2の上部か
らは、処理すべき多孔質の光ファイバ母材3がその上端
のターゲット棒4の部分を、石英製の昇降軸5の下端の
ターゲット棒吊下げ保持部6で保持することにより該炉
心管2内に吊下げ支持されている。炉心管2の上部開口
部2aは、上蓋7で閉塞されている。上蓋7には、昇降
軸5を貫通させて昇降させる貫通孔8が設けられてい
る。炉心管2の下部には、炉心管2内に処理ガスを供給
するガス供給管9が接続されている。炉心管2の上部に
は、炉心管2内の排気ガスを外部に排出するための排気
管10が接続されている。炉心管2の外周には、カーボ
ンヒータ等からなる加熱体11が配置されている。この
加熱体11を断熱材12を介して包囲して炉体13が設
けられている。
【0004】図3〜図5は、従来の石英製のターゲット
棒吊下げ保持部6の各種の例を示した斜視図である。
【0005】図3に示すターゲット棒吊下げ保持部6
は、昇降軸5の下端に該昇降軸5より大径で下向きに連
設された円柱状の保持基体部分14を有し、この保持基
体部分14の中心には下面に開口させてターゲット棒挿
入孔15が設けられ、このターゲット棒挿入孔15の長
手方向の途中を横切るようにして保持基体部分14にピ
ン貫通孔16が貫通状態で設けられた構造になってい
る。ターゲット棒貫通孔15に挿入されるターゲット棒
4には、ピン貫通孔16に対応させてピン貫通孔17が
貫通状態で設けられている。ターゲット棒吊下げ保持部
6のピン貫通孔16と、ターゲット棒4のピン貫通孔1
7とには、共通の石英製の支持ピン18が挿入されるよ
うになっている。
【0006】このようなターゲット棒吊下げ保持部6で
は、保持基体部分14の下面に開口するターゲット棒挿
入孔15に光ファイバ母材3のターゲット棒4の上端部
を挿入し、双方のピン貫通孔16,17を合致させて、
これらピン貫通孔16,17に支持ピン18を挿入し
て、光ファイバ母材3をターゲット棒吊下げ保持部6に
吊下げ支持させる。
【0007】図4に示すターゲット棒吊下げ保持部6
は、昇降軸5の下端に該昇降軸5より大径で連設された
基体部分19と、該基体部分19の周囲より等分配で下
方に垂下されている2本の垂下アーム部分20a,20
bと、これら垂下アーム部分20a,20bの下端に一
体に設けられた拡径ヘッド部用支え部分21と、垂下ア
ーム部分20a,20bの間で拡径ヘッド部用支え部分
21の周方向の一箇所を開口させて設けられたターゲッ
ト棒差込み溝22とを備えた構造になっている。垂下ア
ーム部分20a,20bの間の拡径ヘッド部収容空間2
3の間口は、拡径ヘッド部4aを収容できる大きさにな
っている。
【0008】このようなターゲット棒吊下げ保持部6で
は、光ファイバ母材3のターゲット棒4の拡径ヘッド部
4aを拡径ヘッド部収容空間23に挿入し、ターゲット
棒4をターゲット棒差込み溝22に差し込むことによ
り、拡径ヘッド部4aを拡径ヘッド部用支え部分21で
支えて、光ファイバ母材3をターゲット棒吊下げ保持部
6に吊下げ支持させる。
【0009】図5に示すターゲット棒吊下げ保持部6
は、昇降軸5の下端に該昇降軸5より大径で連設された
基体部分19と、該基体部分19の周囲より等分配で下
方に垂下されている2本の垂下アーム部分20a,20
bと、これら垂下アーム部分20a,20bの下端にそ
れぞれ一体に設けられて拡径ヘッド部2aを引っ掛けて
吊下げ保持する拡径ヘッド部用支え部分21a,21b
とを備え、これら拡径ヘッド部用支え部分21a,21
bの間にはターゲット棒差込みスリット24が直径方向
に横切って設けられた構造になっている。垂下アーム部
分20a,20bの間の拡径ヘッド部収容空間23の間
口は、拡径ヘッド部4aを収容できる大きさになってい
る。この場合、垂下アーム部分20a,20bとその下
端の拡径ヘッド部用支え部分21a,21bにより、拡
径ヘッド部4aを引っ掛けて吊下げ保持するための2つ
の吊下げ素子25a,25bがそれぞれ構成されてい
る。
【0010】このようなターゲット棒吊下げ保持部6で
は、光ファイバ母材3のターゲット棒4の拡径ヘッド部
4aを拡径ヘッド部収容空間23に挿入し、ターゲット
棒4をターゲット棒差込みスリット24に差し込むこと
により、拡径ヘッド部4aを拡径ヘッド部用支え部分2
1a,21bで支えて、光ファイバ母材3をターゲット
棒吊下げ保持部6に吊下げ支持させる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ターゲ
ット棒吊下げ保持部6は、多孔質の光ファイバ母材3や
透明ガラス化された光ファイバ母材3´に不純物を混入
させないために石英ガラス製であるので、透明ガラス化
工程で炉内温度が約1500℃を超えると、該ターゲッ
ト棒吊下げ保持部6が軟化して、機械的強度が徐々に低
下することになる。光ファイバ母材3,3´の重量が約
10kg以下の場合には、ターゲット棒吊下げ保持部6
の軟化現象は問題にならなかったが、約20kg以上に
なると、光ファイバ母材3,3´に作用する重力の影響
でターゲット棒吊下げ保持部6の軟化現象が問題になっ
てきた。
【0012】軟化したターゲット棒吊下げ保持部6に光
ファイバ母材3,3´の重力が作用すると、該ターゲッ
ト棒吊下げ保持部6が変形することになる。ターゲット
棒吊下げ保持部6の変形は、偏荷重の場合に生じ易い。
ターゲット棒吊下げ保持部6に変形が始まる場合に、最
も大きな問題は、炉内で光ファイバ母材3,3´が傾く
ことである。光ファイバ母材3,3´の傾きが炉心管2
に接触しないレベルであっても、透明ガラス化した光フ
ァイバ母材3´から光ファイバを線引きした際にクラッ
ドの非円化やコアの偏心の原因になり、光ファイバの伝
送特性上の大きな問題となっている。
【0013】例えば、図3に示すターゲット棒吊下げ保
持部6では、約20kgの光ファイバ母材3を吊下げ支
持させて約1500℃で熱処理を行ったところ、軟化し
た支持ピン18に光ファイバ母材3の荷重がかかり、支
持ピン18が曲がって抜けなくなり、ターゲット棒吊下
げ保持部6からの光ファイバ母材3の取り外しができな
くなる問題点があった。また、支持ピン18が曲がる
と、光ファイバ母材3が傾き、前述した偏荷重が発生し
てターゲット棒吊下げ保持部6が変形する問題点があっ
た。
【0014】図4に示すターゲット棒吊下げ保持部6で
は、光ファイバ母材3を片側から着脱するために該ター
ゲット棒吊下げ保持部6の片側だけにターゲット棒差込
み溝22が開口しているため、約20kgの光ファイバ
母材3を吊下げ支持させて約1500℃での熱処理を繰
り返し行ったところ、偏荷重により拡径ヘッド部用支え
部分21の開口側が僅かに下がり、光ファイバ母材3が
傾くようになった。拡径ヘッド部用支え部分21を水平
に戻す矯正作業は難しく、該ターゲット棒吊下げ保持部
6を交換しなけならなかった。
【0015】図5に示すターゲット棒吊下げ保持部6で
は、軸対象の構造となっているため偏荷重がかからず光
ファイバ母材3が傾くことはなかったが、2つの吊下げ
素子25a,25bによる吊下げ構造であるため、着脱
時にターゲット棒4がターゲット棒差込みスリット24
の方向に揺れ、最悪の場合、拡径ヘッド部4aの張出し
部分が欠けたり、クラックが延びてターゲット棒4が折
れる問題点があった。また、偏荷重がなくても、光ファ
イバ母材3がターゲット棒差込みスリット24の方向に
揺れる場合、拡径ヘッド部4aに局所的に荷重のかかる
場所があり、拡径ヘッド部4aが欠け易いという問題点
があった。
【0016】本発明の目的は、偏荷重がかからず、光フ
ァイバ母材が傾くことがなく、光ファイバ母材が揺れに
くい光ファイバ母材製造用加熱炉のターゲット棒吊下げ
保持部を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、光ファイバ母
材製造用加熱炉で、光ファイバ母材のターゲット棒の上
端の拡径ヘッド部を引っ掛けて吊下げ保持するために昇
降軸の下端に設けられているターゲット棒吊下げ保持部
を改良するものである。
【0018】請求項1に記載のターゲット棒吊下げ保持
部においては、昇降軸の下端に周方向に等分配されて、
拡径ヘッド部を引っ掛けて吊下げ保持するための少なく
とも3つの吊下げ素子が下向きに設けられて構成されて
いることを特徴とする。
【0019】このように昇降軸の下端に周方向に等分配
して、拡径ヘッド部を引っ掛けて吊下げ保持するための
少なくとも3つの吊下げ素子を下向きに設けてターゲッ
ト棒吊下げ保持部を構成すると、光ファイバ母材の上端
のターゲット棒の拡径ヘッド部は、その周囲の等分配さ
れた少なくとも3箇所で吊下げ素子により均等に吊下げ
支持されることになる。このように拡径ヘッド部を、そ
の周囲の等分配された少なくとも3箇所で吊下げ支持す
ると、偏荷重がかからず、光ファイバ母材が傾くことが
なく、また光ファイバ母材が揺れにくくなる。
【0020】請求項2に記載のターゲット棒吊下げ保持
部は、昇降軸の下端に連設された基体部分と、該基体部
分の周囲より等分割で下方に垂下されている少なくとも
3本の垂下アーム部分と、これら垂下アーム部分の下端
にそれぞれ一体に設けられて拡径ヘッド部を等分配で引
っ掛けて吊下げ保持する拡径ヘッド部用支え部分とを備
え、これら垂下アーム部分とその下端の拡径ヘッド部用
支え部分により拡径ヘッド部を引っ掛けて吊下げ保持す
るための少なくとも3つの吊下げ素子がそれぞれ構成さ
れ、少なくとも3本の垂下アーム部分で囲まれた拡径ヘ
ッド部収容空間は拡径ヘッド部を収容できる大きさにな
っていることを特徴とする。
【0021】このように昇降軸の下端に連設された基体
部分から等分配で少なくとも3つの吊下げ素子が下向き
に設けられていると、光ファイバ母材の上端のターゲッ
ト棒の拡径ヘッド部は、その周囲の等分配された少なく
とも3箇所で吊下げ素子により均等に吊下げ支持される
ことになる。このように拡径ヘッド部を、その周囲の等
分配された少なくとも3箇所で吊下げ支持すると、偏荷
重がかからず、また光ファイバ母材が傾くことがなく、
光ファイバ母材が揺れにくくなる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る光ファイバ
母材製造用加熱炉のターゲット棒吊下げ保持部における
実施の形態の一例を示した斜視図である。
【0023】このターゲット棒吊下げ保持部6において
は、昇降軸5の下端に連設された円板状の基体部分19
と、この基体部分19の周囲より等分割で下方に垂下さ
れている3本の垂下アーム部分20a,20b,20c
と、これら垂下アーム部分20a,20b,20cの下
端にそれぞれ一体に設けられて光ファイバ母材3の上端
のターゲット棒4における拡径ヘッド部4aを等分配で
引っ掛けて吊下げ保持する拡径ヘッド部用支え部分21
a,21b,21cとを備えた構造になっている。これ
ら垂下アーム部分20a,20b,20cとその下端の
拡径ヘッド部用支え部分21a,21b,21cにより
拡径ヘッド部4aを引っ掛けて吊下げ保持するための3
つの吊下げ素子25a,25b,25cがそれぞれ構成
されている。3本の垂下アーム部分20a,20b,2
0cで囲まれた拡径ヘッド部収容空間23は、拡径ヘッ
ド部4aを収容できる大きさになっている。
【0024】このようなターゲット棒吊下げ保持部6で
は、光ファイバ母材3のターゲット棒4の拡径ヘッド部
4aを拡径ヘッド部収容空間23に挿入し、ターゲット
棒4を拡径ヘッド部用支え部分21a,21b,21c
で囲まれた空間から垂下させて、拡径ヘッド部4aをそ
の周囲の等分配された3箇所で拡径ヘッド部用支え部分
21a,21b,21cにより支えて、光ファイバ母材
3をターゲット棒吊下げ保持部6に吊下げ支持させる。
【0025】このように昇降軸5の下端に連設された基
体部分19から等分配で3つの吊下げ素子25a,25
b,25cを下向きに設け、光ファイバ母材3の上端の
ターゲット棒4の拡径ヘッド部4aを、その周囲の等分
配された少なくとも3箇所でこれら吊下げ素子25a,
25b,25cにより均等に吊下げ支持させると、該タ
ーゲット棒吊下げ保持部6に偏荷重がかからず、光ファ
イバ母材3が傾くことがなく、光ファイバ母材3が揺れ
にくくなる。このため、光ファイバ母材3の傾きに起因
する線引きされた光ファイバのクラッドの非円化やコア
の偏心を防止でき、光ファイバの伝送特性上の問題点を
回避することができる。また、ターゲット棒4の拡径ヘ
ッド部4bの破損等も防止することができる。
【0026】なお、光ファイバ母材3側の重心の変異に
より該光ファイバ母材3が傾く場合には、その傾き方向
に応じて個々の拡径ヘッド部用支え部分の上面の高さを
調整するだけで光ファイバ母材3の傾きを調整すること
ができる。
【0027】上記例では、等分配の3つの吊下げ素子2
5a,25b,25cでターゲット棒4の拡径ヘッド部
4aを均等に吊下げ支持させる場合について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、吊下げ素
子は基体部分19から等分配で4つ以上設けることもで
きる。
【0028】
【発明の効果】本発明に係るターゲット棒吊下げ保持部
においては、昇降軸の下端に周方向に等分配して、拡径
ヘッド部を引っ掛けて吊下げ保持するための少なくとも
3つの吊下げ素子を下向きに設けて構成しているので、
光ファイバ母材の上端のターゲット棒の拡径ヘッド部
を、その周囲の等分配された少なくとも3箇所で吊下げ
素子により均等に吊下げ支持することができる。このよ
うに拡径ヘッド部を、その周囲の等分配された少なくと
も3箇所で吊下げ支持すると、偏荷重がかからず、光フ
ァイバ母材が傾くことがなく、また光ファイバ母材が揺
れにくくなる。このため本発明によれば、光ファイバ母
材の傾きに起因する線引きされた光ファイバのクラッド
の非円化やコアの偏心を防止でき、光ファイバの伝送特
性上の問題点を回避することができる。また、ターゲッ
ト棒の拡径ヘッド部の破損等も防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバ母材製造用加熱炉のタ
ーゲット棒吊下げ保持部における実施の形態の一例を示
した斜視図である。
【図2】従来の光ファイバ母材製造用加熱炉の構造を示
した縦断面図である。
【図3】従来の石英製のターゲット棒吊下げ保持部の1
つ目の構造を示した斜視図である。
【図4】従来の石英製のターゲット棒吊下げ保持部の2
つ目の構造を示した斜視図である。
【図5】従来の石英製のターゲット棒吊下げ保持部の3
つ目の構造を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ母材製造用加熱炉 2 炉心管 2a 上部開口部 3 光ファイバ母材 4 ターゲット棒 4a 拡径ヘッド部 5 昇降軸 6 ターゲット棒吊下げ保持部 7 上蓋 8 貫通孔 9 ガス供給管 10 排気管 11 加熱体 12 断熱材 13 炉体 14 保持基体部分 15 ターゲット棒挿入孔 16,17 ピン貫通孔 18 支持ピン 19 基体部分 20a〜20c 垂下アーム部分 21,21a〜21c 拡径ヘッド部用支え部分 22 ターゲット棒差込み溝 23 拡径ヘッド部収容空間 24 ターゲット棒差込みスリット 25a〜25c 吊下げ素子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ母材製造用加熱炉で、光ファ
    イバ母材のターゲット棒の上端の拡径ヘッド部を引っ掛
    けて吊下げ保持するために昇降軸の下端に設けられてい
    るターゲット棒吊下げ保持部において、 前記昇降軸の下端に周方向に等分配されて、前記拡径ヘ
    ッド部を引っ掛けて吊下げ保持するための少なくとも3
    つの吊下げ素子が下向きに設けられて構成されているこ
    とを特徴とするターゲット棒吊下げ保持部。
  2. 【請求項2】 光ファイバ母材製造用加熱炉で、光ファ
    イバ母材のターゲット棒の上端の拡径ヘッド部を引っ掛
    けて吊下げ保持するために昇降軸の下端に設けられてい
    るターゲット棒吊下げ保持部において、 前記昇降軸の下端に連設された基体部分と、該基体部分
    の周囲より等分割で下方に垂下されている少なくとも3
    本の垂下アーム部分と、これら垂下アーム部分の下端に
    それぞれ一体に設けられて前記拡径ヘッド部を等分配で
    引っ掛けて吊下げ保持する拡径ヘッド部用支え部分とを
    備え、これら垂下アーム部分とその下端の拡径ヘッド部
    用支え部分により前記拡径ヘッド部を引っ掛けて吊下げ
    保持するための少なくとも3つの吊下げ素子がそれぞれ
    構成され、前記少なくとも3本の垂下アーム部分で囲ま
    れた拡径ヘッド部収容空間は前記拡径ヘッド部を収容で
    きる大きさになっていることを特徴とするターゲット棒
    吊下げ保持部。
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