JP2000203325A - ダンプトラックの荷台構造 - Google Patents
ダンプトラックの荷台構造Info
- Publication number
- JP2000203325A JP2000203325A JP11007172A JP717299A JP2000203325A JP 2000203325 A JP2000203325 A JP 2000203325A JP 11007172 A JP11007172 A JP 11007172A JP 717299 A JP717299 A JP 717299A JP 2000203325 A JP2000203325 A JP 2000203325A
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- cargo
- plate
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】粘度が高い土砂等であっても、荷台を傾斜させ
ると、底板と側板及び底板と前部板との三方の隅部周辺
の土砂等も排出することができる。 【解決手段】荷台２の底板３と両側板４、５の隅部及び
底板３と運転席１側の前部板６の隅部に、それぞれ円弧
部を有する積荷付着防止板１０を設けた。
ると、底板と側板及び底板と前部板との三方の隅部周辺
の土砂等も排出することができる。 【解決手段】荷台２の底板３と両側板４、５の隅部及び
底板３と運転席１側の前部板６の隅部に、それぞれ円弧
部を有する積荷付着防止板１０を設けた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、積荷を排出する際
に荷台を傾斜させるダンプトラックの荷台構造に関す
る。
に荷台を傾斜させるダンプトラックの荷台構造に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】ダンプトラックの荷台は、荷台後端下部
を軸として傾斜可能に設けられている。そこで、荷台の
積荷の排出は、運転席側の荷台の前部板側を上昇させる
ことにより荷台を傾斜させ、積荷自身の重みにより積荷
を排出する。
を軸として傾斜可能に設けられている。そこで、荷台の
積荷の排出は、運転席側の荷台の前部板側を上昇させる
ことにより荷台を傾斜させ、積荷自身の重みにより積荷
を排出する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、積荷が粘度
の高い土砂等である場合には、走行中の過程で車体の振
動と積荷土圧により、底板と側板及び底板と運転席側の
前部板との三方における直交部分（隅部）に土砂等が強
く吸着する。このため、土砂等を排出するために傾斜さ
せても、底板と側板及び底板と前部板との三方の隅部周
辺部の土砂等は排出されない。このため、底板と側板及
び底板と前部板の隅部周辺の粘着土砂等を掃き落とす作
業を行う必要があった。
の高い土砂等である場合には、走行中の過程で車体の振
動と積荷土圧により、底板と側板及び底板と運転席側の
前部板との三方における直交部分（隅部）に土砂等が強
く吸着する。このため、土砂等を排出するために傾斜さ
せても、底板と側板及び底板と前部板との三方の隅部周
辺部の土砂等は排出されない。このため、底板と側板及
び底板と前部板の隅部周辺の粘着土砂等を掃き落とす作
業を行う必要があった。
【０００４】従来、粘度の高い土砂等であっても、積荷
が前部板に残留するのを防止したものとして、例えば実
開平７−２７９４４号公報に示すものが知られている。
この構造は、荷台の前部板に外部と連通する連通穴を形
成する。そして、連通穴を開閉するシャッターを前部板
の外側に隣接して設けたものである。
が前部板に残留するのを防止したものとして、例えば実
開平７−２７９４４号公報に示すものが知られている。
この構造は、荷台の前部板に外部と連通する連通穴を形
成する。そして、連通穴を開閉するシャッターを前部板
の外側に隣接して設けたものである。
【０００５】ところで、荷台の高さは０．３３〜０．６
５ｍで、一般に０．４ｍ程度である。このため、前記公
報に記載されているように、前部板に高く積み上がるこ
とは殆ど起こることはない。また、この構造によって
も、底板と側板及び底板と前部板との三方の隅部周辺に
粘着した土砂等は、吸着力が強くて排出されない。
５ｍで、一般に０．４ｍ程度である。このため、前記公
報に記載されているように、前部板に高く積み上がるこ
とは殆ど起こることはない。また、この構造によって
も、底板と側板及び底板と前部板との三方の隅部周辺に
粘着した土砂等は、吸着力が強くて排出されない。
【０００６】本発明の課題は、粘度が高い土砂等であっ
ても、荷台を傾斜させると、底板と側板及び底板と前部
板との三方の隅部周辺の土砂等も排出することができる
ダンプトラックの荷台構造を提供することにある。
ても、荷台を傾斜させると、底板と側板及び底板と前部
板との三方の隅部周辺の土砂等も排出することができる
ダンプトラックの荷台構造を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の第１の手段は、荷台の運転席側を上昇させる
ことにより荷台を傾斜させて積荷を排出するダンプトラ
ックにおいて、前記荷台の底板と両側板の隅部及び底板
と運転席側の前部板の隅部に、それぞれ円弧部を有する
積荷付着防止板を設けたことを特徴とする。
の本発明の第１の手段は、荷台の運転席側を上昇させる
ことにより荷台を傾斜させて積荷を排出するダンプトラ
ックにおいて、前記荷台の底板と両側板の隅部及び底板
と運転席側の前部板の隅部に、それぞれ円弧部を有する
積荷付着防止板を設けたことを特徴とする。
【０００８】上記課題を解決するための本発明の第２の
手段は、上記第１の手段において、前記円弧部は、１／
４円弧よりなることを特徴とする。
手段は、上記第１の手段において、前記円弧部は、１／
４円弧よりなることを特徴とする。
【０００９】上記課題を解決するための本発明の第３の
手段は、上記第１及び第２の手段において、前記円弧部
の半径は、荷台の高さの約１／３であることを特等とす
る。
手段は、上記第１及び第２の手段において、前記円弧部
の半径は、荷台の高さの約１／３であることを特等とす
る。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図１乃至
図３により説明する。図１に示すように、ダンプトラッ
クの運転席１の後方には、荷台２が設けられている。荷
台２は、底板３、側板４、５、前部板６及び後部板７と
からなり、後部板７は下端部が開閉自在となっている。
そこで、荷台２の積荷の排出は、前部板６側を上昇させ
ることにより荷台２を傾斜させ、積荷自身の重みによっ
て後部板７の下端部より積荷を排出する。
図３により説明する。図１に示すように、ダンプトラッ
クの運転席１の後方には、荷台２が設けられている。荷
台２は、底板３、側板４、５、前部板６及び後部板７と
からなり、後部板７は下端部が開閉自在となっている。
そこで、荷台２の積荷の排出は、前部板６側を上昇させ
ることにより荷台２を傾斜させ、積荷自身の重みによっ
て後部板７の下端部より積荷を排出する。
【００１１】本実施の形態においては、底板３と側板
４、５の隅部及び底板３と前部板６の隅部の三方隅部
に、それぞれ鋼板よりなる円弧状の積荷付着防止板１０
が設けられている。積荷付着防止板１０は、図２及び図
３に示すように、側板４、５の高さの約１／３（約１０
ｃｍ程度）の半径Ｒよりなる１／４円弧の円弧部１１
と、この円弧部１１の上端より垂直に伸びた立ち上がり
部１２とからなっている。そして、円弧部１１の下端は
底板３に溶接固定２０されている。側板４、５に対応し
た積荷付着防止板１０の立ち上がり部１２には、側板
４、５の外側に設けられた補強用の支柱２１に対応した
位置に縦長の穴１３が形成され、この穴１３部分が支柱
２１に溶接固定２２されている。また立ち上がり部１２
の上端は、防水コーキング２３されている。前部板６に
対応した積荷付着防止板１０の立ち上がり部１２は、上
端が直接前部板６に溶接固定２４されている。なお、２
５は根太、２６は根太受、２７は荷台框を示す。
４、５の隅部及び底板３と前部板６の隅部の三方隅部
に、それぞれ鋼板よりなる円弧状の積荷付着防止板１０
が設けられている。積荷付着防止板１０は、図２及び図
３に示すように、側板４、５の高さの約１／３（約１０
ｃｍ程度）の半径Ｒよりなる１／４円弧の円弧部１１
と、この円弧部１１の上端より垂直に伸びた立ち上がり
部１２とからなっている。そして、円弧部１１の下端は
底板３に溶接固定２０されている。側板４、５に対応し
た積荷付着防止板１０の立ち上がり部１２には、側板
４、５の外側に設けられた補強用の支柱２１に対応した
位置に縦長の穴１３が形成され、この穴１３部分が支柱
２１に溶接固定２２されている。また立ち上がり部１２
の上端は、防水コーキング２３されている。前部板６に
対応した積荷付着防止板１０の立ち上がり部１２は、上
端が直接前部板６に溶接固定２４されている。なお、２
５は根太、２６は根太受、２７は荷台框を示す。
【００１２】前記したように、側板４、５を支柱２１に
溶接固定２０したのは、側板４、５の支柱２１以外の所
を溶接すると、側板４、５の塗装の焼け跡が発生する恐
れがあるためである。なお、新規に荷台２を製作する場
合には、塗装前に立ち上がり部１２の上端又は立ち上が
り部１２が無い円弧部１１の上端を直接側板４、５及び
前部板６に溶接固定してもよい。また側板４、５及び前
部板６の下端を円弧状に成形して円弧部１１を形成し、
この円弧部１１の下端を底板３に溶接固定又は底板３の
側板４、５側及び前部板６側を円弧状に成形して円弧部
１１を形成し、この円弧部１１の上端を側板４、５及び
前部板６に溶接固定してもよい。
溶接固定２０したのは、側板４、５の支柱２１以外の所
を溶接すると、側板４、５の塗装の焼け跡が発生する恐
れがあるためである。なお、新規に荷台２を製作する場
合には、塗装前に立ち上がり部１２の上端又は立ち上が
り部１２が無い円弧部１１の上端を直接側板４、５及び
前部板６に溶接固定してもよい。また側板４、５及び前
部板６の下端を円弧状に成形して円弧部１１を形成し、
この円弧部１１の下端を底板３に溶接固定又は底板３の
側板４、５側及び前部板６側を円弧状に成形して円弧部
１１を形成し、この円弧部１１の上端を側板４、５及び
前部板６に溶接固定してもよい。
【００１３】このように積荷付着防止板１０を設けたの
で、走行及び停止時等による車の振動が積載土砂等に掛
かった場合、隅部における積載土砂等の積荷土圧は振動
の都度、積荷付着防止板１０の円弧部１１より内部へ多
様な反発が生じ、積載土砂等の固着が防止される。従っ
て、土砂等が底板３と側板４、５、底板３と前部板６の
三方隅部への付着力が著しく減少するので、積荷を排出
するために荷台２を傾斜させると、積荷は容易に離脱し
て排出される。
で、走行及び停止時等による車の振動が積載土砂等に掛
かった場合、隅部における積載土砂等の積荷土圧は振動
の都度、積荷付着防止板１０の円弧部１１より内部へ多
様な反発が生じ、積載土砂等の固着が防止される。従っ
て、土砂等が底板３と側板４、５、底板３と前部板６の
三方隅部への付着力が著しく減少するので、積荷を排出
するために荷台２を傾斜させると、積荷は容易に離脱し
て排出される。
【００１４】
【発明の効果】本発明によれば、荷台の底板と両側板の
隅部及び底板と運転席側の前部板の隅部に、それぞれ円
弧部を有する積荷付着防止板を設けたので、粘度が高い
土砂等であっても、荷台を傾斜させると、底板と側板及
び底板と前部板との三方の隅部周辺の土砂等も排出する
ことができる。
隅部及び底板と運転席側の前部板の隅部に、それぞれ円
弧部を有する積荷付着防止板を設けたので、粘度が高い
土砂等であっても、荷台を傾斜させると、底板と側板及
び底板と前部板との三方の隅部周辺の土砂等も排出する
ことができる。
【図１】本発明のダンプトラックの荷台構造の一実施の
形態を示す平面説明図である。
形態を示す平面説明図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線拡大断面図である。
【図３】図２の矢視Ｂ部分の断面図である。
１ 運転席 ２ 荷台 ３ 底板 ４、５ 側板 ６ 前部板 １０ 積荷付着防止板 １１ 円弧部 ２０、２２、２４ 溶接固定
Claims (3)
- 【請求項１】 荷台の運転席側を上昇させることにより
荷台を傾斜させて積荷を排出するダンプトラックにおい
て、前記荷台の底板と両側板の隅部及び底板と運転席側
の前部板の隅部に、それぞれ円弧部を有する積荷付着防
止板を設けたことを特徴とするダンプトラックの荷台構
造。 - 【請求項２】 前記円弧部は、１／４円弧よりなること
を特徴とする請求項１記載のダンプトラックの荷台構
造。 - 【請求項３】 前記円弧部の半径は、荷台の高さの約１
／３であることを特等とする請求項１又は２記載のダン
プトラックの荷台構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11007172A JP2000203325A (ja) | 1999-01-14 | 1999-01-14 | ダンプトラックの荷台構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11007172A JP2000203325A (ja) | 1999-01-14 | 1999-01-14 | ダンプトラックの荷台構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000203325A true JP2000203325A (ja) | 2000-07-25 |
Family
ID=11658674
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11007172A Pending JP2000203325A (ja) | 1999-01-14 | 1999-01-14 | ダンプトラックの荷台構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000203325A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012509816A (ja) * | 2008-11-25 | 2012-04-26 | エスエスアーベー テクノロジー アーベー | トラックのダンプ式荷台 |
| JP2013526445A (ja) * | 2010-06-29 | 2013-06-24 | 日立建機株式会社 | ダンプトラックの荷台 |
| JP2013526446A (ja) * | 2010-07-14 | 2013-06-24 | 日立建機株式会社 | ダンプトラックの荷台 |
| KR101853320B1 (ko) * | 2017-11-28 | 2018-04-30 | 주식회사 케이이씨 | 덤프트럭 적재함 적용을 위한 일체형 비 부착 라이너 장치 |
-
1999
- 1999-01-14 JP JP11007172A patent/JP2000203325A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012509816A (ja) * | 2008-11-25 | 2012-04-26 | エスエスアーベー テクノロジー アーベー | トラックのダンプ式荷台 |
| JP2013526445A (ja) * | 2010-06-29 | 2013-06-24 | 日立建機株式会社 | ダンプトラックの荷台 |
| US8882178B2 (en) | 2010-06-29 | 2014-11-11 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | Body for dump truck |
| JP2013526446A (ja) * | 2010-07-14 | 2013-06-24 | 日立建機株式会社 | ダンプトラックの荷台 |
| US8882179B2 (en) | 2010-07-14 | 2014-11-11 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | Body for dump truck |
| CN102985291B (zh) * | 2010-07-14 | 2016-03-30 | 日立建机株式会社 | 用于自卸车的车体 |
| KR101853320B1 (ko) * | 2017-11-28 | 2018-04-30 | 주식회사 케이이씨 | 덤프트럭 적재함 적용을 위한 일체형 비 부착 라이너 장치 |
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