JP2000200849A - Pga型電子部品用基板、その製造方法及び半導体装置 - Google Patents

Pga型電子部品用基板、その製造方法及び半導体装置

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JP2000200849A
JP2000200849A JP11001007A JP100799A JP2000200849A JP 2000200849 A JP2000200849 A JP 2000200849A JP 11001007 A JP11001007 A JP 11001007A JP 100799 A JP100799 A JP 100799A JP 2000200849 A JP2000200849 A JP 2000200849A
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pad
forming
insulating layer
pga
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Naohiro Mashino
直寛 真篠
Masayuki Sasaki
正行 佐々木
Shoichi Koyama
昌一 小山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PGA型電子部品用基板、及びその製造方
法に関し、特にビルドアップ基板等のプラスチック性基
板の外部接続端子となるピンが該基板の面に多数立設さ
れたPGA型配線基板において、ピンの取り付け強度を
高める技術に関する。 【解決手段】 プラスチック性基板の絶縁膜上に形成さ
れた複数の導電性のパッド部と、はんだ34を介して前
記各パッド部に固着されたネイルヘッド型頭部の複数の
ピン35とを有するPGA型電子部品用基板において、
少なくとも前記パッド部を形成する領域の前記絶縁膜2
8の表面が凹凸になるように形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PGA(Pin
Grid Array)型電子部品用基板、その製造方
法及び半導体装置に関し、特にビルドアップ基板等のプ
ラスチック製基板の外部接続端子となるピンが該基板の
面に多数立設されたPGA型配線基板において、ピンの
取り付け強度を高める技術に関する。
【0002】
【従来の技術】PGA型電子部品用基板は、隣接する入
出力端子間の間隔が極めて狭い半導体チップの入出力端
子間の間隔を平面的に拡げて取り出すことできることか
ら広く用いられている。この基板は、アルミナ等のセラ
ミックからなるセラミックタイプのものと、ガラス−エ
ポキシ樹脂複合板などを積層してなるプラスチックタイ
プのものとに大別される。
【0003】このうち、プラスチックタイプのPGA型
電子部品用基板には、ガラス−エポキシ基板等のコア基
板上に、エポキシ樹脂等の樹脂や、銅メッキ、銅箔によ
り、絶縁層や配線を形成し、多層配線構造を形成したビ
ルドアップ多層基板がある。ところで、プラスチックタ
イプのものは、基板の耐熱性が低いので、セラミックタ
イプのように高温で接合を行うろー付けは困難であり、
比較的融点の低いはんだ付け接合が用いられる。
【0004】つまり、従来のプラスチックタイプのPG
A型電子部品用基板では、ピンの取り付けは、ネイルヘ
ッド頭部の部分を基板のパッドに立ててはんだ付けによ
り行っていた。図9は従来のプラスチックタイプのPG
A型電子部品用基板である、ビルドアップ多層基板のパ
ッドにピンを取り付ける場合を説明する図である。
【0005】なお、説明の便宜上、図9は、ビルドアッ
プ多層基板のパッド付近のみを示している。図9(a)
において、2は絶縁層1と絶縁層3との間に形成された
下層配線であり、4は絶縁層3に形成されたビアホール
5を介して下層配線2に接続する最上層の配線である。
この配線4はソルダレジスト膜6の開口部7ではパッド
を構成する。
【0006】また、8は低融点のはんだであり、開口部
7を介してパッドの配線4の上に供給されている。9は
ネイルヘッド型頭部を備えたピンである。図9(b)に
示すように、ピン9の頭部を立設して仮止めした後、熱
処理を施すことにより、はんだ8をリフローしてピン9
をパッドに固着している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プラスチックタイプのPGA型電子部品用基板では、基
板のパッド上にピンをはんだ付けで立設しているが、パ
ッド4a(通常は銅箔)はその下層の樹脂の上に薄く形
成されているために当該パッド4aと樹脂の密着性が弱
く、そのために、例えばピンに対し水平方向に何らかの
力が加わると、ピンがパッド4aに付いたままパッドご
と取れてしまうという問題がある。
【0008】本願発明は、かかる問題点に鑑みて創作さ
れたものであり、パッドに対するピンの取り付け強度を
高めるとともに、パッドとその下層の樹脂の密着強度を
向上させ、ひいては接続信頼性の向上に寄与することが
できるPGA型電子部品用基板その製造方法及び半導体
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のPGA
型電子部品用基板の発明は、プラスチック製基板の絶縁
層上に形成された複数の導電性のパッドと、前記各パッ
ドにはんだを介して固着されたネイルヘッド型頭部の複
数のピンとを有するPGA型電子部品用基板において、
少なくとも前記パッドを形成する領域の前記絶縁層の表
面が凹凸になるように形成され、パッドの表面に凹凸が
形成されていることを特徴としている。
【0010】なお、凹凸の形態や大きさは適宜変更可能
であり、絶縁層の表面を粗にすることにより行ってもよ
い。請求項2に記載のPGA型電子部品用基板の発明
は、プラスチック製基板の絶縁層上に形成された複数の
導電性のパッドと、前記各パッドにはんだを介して固着
されたネイルヘッド型頭部の複数のピンとを有するPG
A型電子部品用基板において、少なくとも前記パッドを
形成する領域の前記絶縁層の表面が凹凸になるように形
成され、パッドの表面に凹凸が形成されており、かつ、
前記パッドに固着する前記ピンのネイルヘッド型頭部の
端面にも凹凸が形成されていることを特徴としている。
【0011】なお、凹凸の形態や大きさは適宜変更可能
であり表面を粗にすることにより行ってもよい。請求項
3に記載のPGA型電子部品用基板の発明は、請求項2
に記載のPGA型電子部品用基板のプラスチック製基板
において、前記パッドの表面に形成される凹凸の凹部が
形成される位置は、前記ピンの端面に形成される凹凸の
凸部が形成される位置に対応していることを特徴として
いる。
【0012】請求項4に記載のPGA型電子部品用基板
の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載
のPGA型電子部品用基板のプラスチック製基板におい
て、前記プラスチック製基板の絶縁層上に形成された凹
凸の凹部は、該絶縁層を貫通して形成されており、この
凹部に形成された導電性のパッドにより前記パッドと該
絶縁層の下層の配線とが電気的に接続されていることを
特徴としている。
【0013】請求項5に記載のPGA型電子部品用基板
の製造方法の発明は、プラスチック製基板のパッド形成
領域の絶縁層の表面に凹凸を形成する工程と、前記凹凸
が形成された絶縁層上にパッド形成用導電膜を形成して
パッドの表面に凹凸を形成する工程と、前記パッド形成
領域のパッド形成用導電膜上にはんだを供給する工程
と、前記はんだの上にピンのネイルヘッド型頭部を載置
する工程と、前記ピンを前記はんだを介して前記パッド
に固着する工程とを有することを特徴としている。
【0014】請求項6に記載のPGA型電子部品用基板
の製造方法の発明は、下層配線を形成する工程と、前記
下層配線上に絶縁層を形成する工程と、前記絶縁層を上
下に貫通して前記下層配線の表面を露出させるビアホー
ルを形成するとともに、前記絶縁層のパッド形成領域に
開口部を形成して凹凸を形成する工程と、前記ビアホー
ルを介して前記下層配線に接続し、かつ前記パッド形成
領域に延在して該パッド形成領域では凹凸のあるパッド
を形成するパッド形成用導電膜を形成する工程と、前記
パッド形成領域のパッド形成用導電膜上にはんだを供給
する工程と、前記はんだの上にピンのネイルヘッド型頭
部を載置する工程と、前記ピンを前記パッドに前記はん
だを介して固着する工程とを有することを特徴としてい
る。
【0015】請求項7に記載のPGA型電子部品用基板
の製造方法は、請求項6に記載のPGA型電子部品用基
板の製造方法において、前記下層配線の一部は前記パッ
ド形成領域の絶縁層の下層に形成されていることを特徴
としている。請求項8に記載の半導体装置は、請求項1
乃至請求項4のいずれか1項に記載のPGA型電子部品
用基板に、半導体チップが搭載されていることを特徴と
している。
【0016】
【作用】請求項1に記載のPGA型電子部品用基板の発
明によれば、パッドを形成する領域の絶縁層の表面が凹
凸になるように形成されているので、パッド上に形成さ
れた配線と絶縁層との密着度が向上する。これにより、
はんだを介してパッド上に形成されたピンの接続強度も
向上する。
【0017】請求項2に記載のPGA型電子部品用基板
の発明によれば、パッドを形成する領域の絶縁層の表面
が凹凸になるように形成されており、かつ、パッドに当
接するピンのネイルヘッド型頭部の面も凹凸になるよう
に形成されているので、はんだを介してより密着度が向
上する。請求項3に記載のPGA型電子部品用基板の発
明によれば、絶縁層の表面に凹部が形成される位置がピ
ン側の凸部が形成される位置に対応しており、また絶縁
層の表面に凸部が形成される位置がピン側の凹部が形成
される位置に対応しているので、互いに食い込んだ状態
になり、更に密着度が向上する。
【0018】請求項4に記載のPGA型電子部品用基板
の発明によれば、ピンの接続強度が増加するとともに、
パッド形成領域にに形成された凹部の一部がビアホール
も兼ねるので、ビアホール形成のための特別の領域を必
要としない。このため、ビアホールやパッド形成領域の
形成位置の選択自由度が増し、ひいてはピンの集積度を
向上させることが可能となる。
【0019】請求項5に記載のPGA型電子部品用基板
の製造方法の発明によれば、パッドに対してより接続強
度の高いピンの取付けが可能となる。請求項6に記載の
PGA型電子部品用基板の製造方法の発明によれば、配
線接続用のビアホールの形成する工程と、パッド形成領
域の絶縁層に複数の開口部を形成する工程とを同時に行
うので、形成工程の短縮となる。
【0020】請求項7に記載のPGA型電子部品用基板
の製造方法によれば、請求項6に記載のPGA型電子部
品用基板の製造方法において、下層配線の一部はパッド
形成領域の絶縁層の下に形成されているので、ビアホー
ル形成のための特別の領域を必要としない。このため、
パターン形成の集積度の向上を図ることができる。請求
項8に記載のPGA型電子部品用基板によれば、ピンの
接続強度が向上するので、ピンの接続不良により良品半
導体チップもともに廃棄にしなければならないという無
駄を無くすことができる。
【0021】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係るPGA
型電子部品用基板及びその製造方法について説明する。
図1は本発明の実施の形態に係るPGA型電子部品用基
板の全体構成を示す断面図である。図において、10は
PGA型電子部品用基板の中心にあるコア基板、11、
12、13および14はコア基板10を中心にして両側
に積層されたビルドアップ絶縁層、15、16、17、
18および19は絶縁層10〜13の間にそれぞれ積層
された配線である。
【0022】20と21はそれぞれPGA型電子部品用
基板の最外面に形成されたソルダレジスト膜である。半
導体チップ22の入出力端子接続用バンプはソルダレジ
スト膜20の開口部を介して配線15に接続されてい
る。なお、25はバンプ部分を封止するアンダーフィル
材である。またピン24はソルダレジスト膜21の開口
部を介して配線19に接続されている。
【0023】すなわち、半導体チップ22の各入出力端
子は、バンプ23、配線15,16,17,18,19
を介してピン24に引き出されている。このように、極
めて間隔の狭い半導体チップ22の入出力端子間がPG
A型電子部品用基板のピン24の間隔まで拡げられると
ともに、立設したピン24により容易に他の電子部品と
の接続をなすことができる。
【0024】なお、図は、全体構成を説明するためのも
のであって、各層の膜厚や絶縁層の開口径の寸法は実際
の寸法とは異なるものである。例えば、絶縁層の厚さは
約50μm、ビアホールの径は約70μm、パッドの開
口径は約100μm程度である。説明の便宜上、以下の
説明では本願発明の実施の形態に係るピンの取り付け方
法に直接関係する工程について説明することとにし、直
接関係のない工程については説明を省略する。
【0025】(第1の実施の形態)まず、図2(a)に
示すように、絶縁樹脂からなる絶縁層26上に銅メッキ
により、あるいは銅箔を被着し熱圧着して銅膜を形成す
る。その後、パターニングにより配線27を形成する。
ここで、絶縁層26は、図1の絶縁層12に対応し、配
線27は、図1の配線18に対応している。
【0026】次に、図2(b)に示すように、絶縁層2
6上に絶縁樹脂からなる絶縁層28を形成する。ここ
で、絶縁層28は、図1の絶縁層11に対応している。
次いで、図2(c)に示すように、絶縁層28にビアホ
ール29を形成するとともに、同時にパッド形成領域の
絶縁層28には多数の凹部30を形成する。このときの
開口パタンとしては、凹部形成用の開口径をビアホール
29の開口径よりも小さくすることにより、絶縁層28
を貫通しないで適当な深さの凹部を形成することができ
る。勿論、パッド形成領域の開口部の径とビアホールの
径と同じにしてもよい。この場合は深さもビアホールと
同じ程度になるが、パッド形成領域下方の絶縁層26上
に配線を設けなければ、特に不都合はない。
【0027】次いで、図3(a)に示すように、銅膜を
形成した後、パターニングして配線31を形成する。こ
れにより、ビアホール29を介して配線27と配線31
は電気的に接続されるとともに、表面に凹部をもったパ
ッド31aが形成される。次に、図3(b)に示すよう
に、ソルダレジスト膜32を形成したのち、パターニン
グにより開口部33を形成する。
【0028】次いで、図3(c)に示すように、はんだ
34を開口部33に供給した後、ネイルヘッド形頭部の
ピン35を、頭部を下にして該はんだ34上に載置す
る。次に、図4に示すように、該はんだ34が熔融する
温度よりも高い温度の熱処理を施してはんだ34をリフ
ローし、ピン35を固着する。本願発明の実施の形態に
よれば、配線31は多数の凹部30を介して下の絶縁層
28にも密着形成されているので、配線31と絶縁層2
8との接触面積が大きくなり、これによりピン35のパ
ッド31aに対する接続強度も高くなる。このため、ピ
ン35に何らかの力が加わって、配線31が絶縁層28
から剥がれるといった不都合を大幅に改善することが可
能となる。
【0029】特に、はんだ34が凹部30中にも入り込
んでいるので、ハンダ34自体が凹部30から抜け難く
なり、ピン35に対する横方向からの力による剥がれを
防止することができる。 (第2の実施の形態)図5は本発明の第2の実施の形態
に係るPGA型電子部品用基板の構成を示す断面図であ
る。第1の実施の形態に係るPGA型電子部品用基板の
製造方法と同じところは、説明の便宜上、省略する。
【0030】第2の実施の形態では、図5(a)に示す
ように、ピン36の頭部に凸部37を形成している。こ
の凸部37の形状は絶縁層28に形成した凹部30の形
状に対応しており、またピン36の各凸部の形成位置も
絶縁層28に形成した各凹部30の位置に対応してい
る。これにより、ピン36をはんだ34上に載置し、ピ
ン36を押圧しながら該はんだ34が熔融する温度より
も高い温度の熱処理を施してはんだ34をリフローする
と、図5(b)に示すように、ピン36の凸部37が絶
縁層28に形成した凹部30に入り込みピン35が固着
する。
【0031】本願発明の第2の実施の形態によれば、は
んだ34の他にピン36の凸部37自体も絶縁層28の
凹部30に入り込んでいるので、第1の実施例の形態に
よる効果に加え、ピン35は凹部30から抜け難く、か
つパッド31aが絶縁層28から剥がれるといった不都
合を更に改善することが可能となる。なお、凸部37が
凹部30に入り易いように、凸部の形状を多少、細く形
成してもよい。
【0032】(第3の実施の形態)図6は本発明の第3
の実施の形態に係るPGA型電子部品用基板の構成を示
す断面図である。図5に示す第2の実施の形態に係るP
GA型電子部品用基板の製造方法と同じところは、説明
の便宜上、省略する。第3の実施の形態では、図6に示
すように、下層配線38のランドをパッド形成領域の絶
縁層28の下に設けている。これにより、ビアホール3
9をパッド形成領域内に形成することができる。このた
め、ビアホールの形成領域を別に設ける必要がないの
で、ビアホールやパッド形成位置の余裕度が上がり、ひ
いてはピン数の集積度の向上を図ることが可能となる。
【0033】(第4の実施の形態)図7は本発明の第4
の実施の形態に係るPGA型電子部品用基板の構成を示
す断面図である。図6に示す第3の実施の形態に係るP
GA型電子部品用基板の製造方法と同じところは、説明
の便宜上、省略する。第4の実施の形態では、図7に示
すように、ピン40の頭部の表面を粗面41にしてい
る。例えば、ピン形成時の金型に粗面加工しておくこと
でこれが転写され、表面を粗くすることができる。
【0034】これにより、ピン40と、はんだ34およ
びパッド31aとの接続はより強固なものとなる。 (第5の実施の形態)図8は本発明の第5の実施の形態
に係るPGA型電子部品用基板の構成を示す断面図であ
る。
【0035】第5の実施の形態では、図8に示すよう
に、絶縁層41のパッド形成領域の表面を粗面にしてい
る。例えば、過マンガン酸カリウム等による粗化処理を
施すことにより、表面を粗くすることができる。従っ
て、パッド形成領域の粗面上に形成された配線42の絶
縁層28に対する密着度も向上し、絶縁層41からの剥
がれを防止することができる。
【0036】また、ピン44の頭部の表面も粗面にして
いるので、ピン44の頭部のはんだ43に対する密着度
も向上し、はんだ43およびパッド31aからの剥がれ
を防止することができるので、全体としてピン44のパ
ッドに対する接続強度を高めることができる。なお、本
願発明の各実施の形態について説明したが、本願発明は
これに限るものではなく、各実施の形態を適宜組み合わ
せてもよいし、本願発明の範囲内で覇変形例も含まれ
る。
【0037】
【発明の効果】本願発明によれば、パッドを形成する領
域の絶縁層の表面、あるいはピンのネイルヘッド型頭部
の面に凹凸を形成することにより、絶縁層とその下の配
線、配線とはんだ、はんだと絶縁層、はんだとピン、ぴ
んと絶縁層、等の間の密着度を増してピンの取付け強度
を上げているので、PGA型電子部品用基板の信頼性の
向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るPGA型電子部品用
基板の全体構成を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るPGA型電子
部品用基板を形成する工程の説明図である(その1)。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るPGA型電子
部品用基板を形成する工程の説明図である(その2)。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るPGA型電子
部品用基板を形成する工程の説明図である(その3)。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るPGA型電子
部品用基板の構成の説明図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るPGA型電子
部品用基板を形成する工程の説明図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係るPGA型電子
部品用基板の構成の説明図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態に係るPGA型電子
部品用基板の構成の説明図である。
【図9】従来例に係るPGA型電子部品用基板を形成す
る工程の説明図である。
【符号の説明】
26、28、41 絶縁層、 27、31、38、42 配線、 29、39 ビアホール、 30 凹部、 31a パッド、 32 ソルダレジスト膜、 33 開口部、 34、43 はんだ、 35、36、40、44 ピン、 37 凸部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック製基板の絶縁層上に形成さ
    れた複数の導電性のパッドと、前記各パッドにはんだを
    介して固着されたネイルヘッド型頭部の複数のピンとを
    有するPGA型電子部品用基板において、 少なくとも前記パッドを形成する領域の前記絶縁層の表
    面が凹凸になるように形成され、パッドの表面に凹凸が
    形成されていることを特徴とするPGA型電子部品用基
    板。
  2. 【請求項2】 プラスチック製基板の絶縁層上に形成さ
    れた複数の導電性のパッドと、前記各パッドにはんだを
    介して固着されたネイルヘッド型頭部の複数のピンとを
    有するPGA型電子部品用基板において、 少なくとも前記パッドを形成する領域の前記絶縁層の表
    面が凹凸になるように形成され、パッドの表面に凹凸が
    形成されており、 かつ、前記パッドに固着する前記ピンのネイルヘッド型
    頭部の端面にも凹凸が形成されていることを特徴とする
    PGA型電子部品用基板。
  3. 【請求項3】 前記パッドの表面に形成される凹凸の凹
    部が形成される位置は、前記ピンの端面に形成される凹
    凸の凸部が形成される位置に対応していることを特徴と
    する請求項2に記載のPGA型電子部品用基板。
  4. 【請求項4】 前記絶縁層上に形成された凹凸の凹部
    は、該絶縁層を貫通して形成されており、この凹部に形
    成された導電性のパッドにより前記パッドと該絶縁層の
    下層の配線とが電気的に接続されていることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のPGA
    型電子部品用基板。
  5. 【請求項5】 プラスチック製基板のパッド形成領域の
    絶縁層の表面に凹凸を形成する工程と、 前記凹凸が形成された絶縁層上にパッド形成用導電膜を
    形成してパッドの表面に凹凸を形成する工程と、 前記パッド形成領域のパッド形成用導電膜上にはんだを
    供給する工程と、 前記はんだの上にピンのネイルヘッド型頭部を載置する
    工程と、 前記ピンを前記はんだを介して前記パッドに固着する工
    程とを有することを特徴とするPGA型電子部品用基板
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 下層配線を形成する工程と、 前記下層配線上に絶縁層を形成する工程と、 前記絶縁層を上下に貫通して前記下層配線の表面を露出
    させるビアホールを形成するとともに、前記絶縁層のパ
    ッド形成領域に開口部を形成して凹凸を形成する工程
    と、 前記ビアホールを介して前記下層配線に接続し、かつ前
    記パッド形成領域に延在して該パッド形成領域では凹凸
    のあるパッドを形成するパッド形成用導電膜を形成する
    工程と、 前記パッド形成領域のパッド形成用導電膜上にはんだを
    供給する工程と、 前記はんだの上にピンのネイルヘッド型頭部を載置する
    工程と、 前記ピンを前記はんだを介して前記パッドに固着する工
    程とを有することを特徴とするPGA型電子部品用基板
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記下層配線の一部は、前記パッド形成
    領域の絶縁層の下層に形成されていることを特徴とする
    請求項6に記載のPGA型電子部品用基板の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
    記載のPGA型電子部品用基板に半導体チップが搭載さ
    れていることを特徴とする半導体装置。
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JP2009224461A (ja) * 2008-03-14 2009-10-01 Shinko Electric Ind Co Ltd 配線基板及びその製造方法

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