JP2000198521A - 揚穀計量機 - Google Patents

揚穀計量機

Info

Publication number
JP2000198521A
JP2000198521A JP10377602A JP37760298A JP2000198521A JP 2000198521 A JP2000198521 A JP 2000198521A JP 10377602 A JP10377602 A JP 10377602A JP 37760298 A JP37760298 A JP 37760298A JP 2000198521 A JP2000198521 A JP 2000198521A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
supply hopper
grains
fried
supply
weighing machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10377602A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenzo Kawashima
謙蔵 川島
Etsuo Hasumi
悦雄 蓮見
Seizo Kawashima
誠蔵 川島
Hisao Itabashi
久雄 板橋
Toshiyuki Abe
敏行 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tiger Kawashima Co Ltd
Original Assignee
Tiger Kawashima Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tiger Kawashima Co Ltd filed Critical Tiger Kawashima Co Ltd
Priority to JP10377602A priority Critical patent/JP2000198521A/ja
Publication of JP2000198521A publication Critical patent/JP2000198521A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adjustment And Processing Of Grains (AREA)
  • Chain Conveyers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 揚穀計量機への穀粒の供給を後方からのみに
限定されず、あらゆる方向から行なうことができるよう
にし、特に、揚穀計量機を他の装置と組み合わせて使用
する際に、揚穀計量機を移動させることなくあらゆる方
面から穀粒を供給し得るように構成した揚穀計量機を提
供する。 【解決手段】 内部に揚穀手段20が配設された揚穀筒
体3と該揚穀筒体3の後壁面の下方部位に装着された供
給ホッパー4と揚穀筒体3の前壁面の上方部に取り付け
られた揚穀される穀粒を貯留する貯留タンク6とを備え
た揚穀計量機1において、揚穀筒体3の前壁面の下方部
位に、供給ホッパー4に相対向するように、第2の供給
孔13を介して第2の供給ホッパー5を着脱自在に装着
し、揚穀計量機1の使用態様に応じて、穀粒の投入を、
供給ホッパー4と第2の供給ホッパー5のいずれか一方
から適宜行なうことを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、米穀等の穀粒を揚
穀して計量袋詰めする揚穀計量機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の米穀等の穀粒の揚穀計量機は、図
5に図示するように、揚穀筒体103、穀粒を受け入れ
るために揚穀筒体103の下方部位に設けられた供給ホ
ッパー104、供給される穀粒を揚穀するために揚穀筒
体103内に配設された揚穀手段120、揚穀された穀
粒を一時的に貯留するための貯留タンク105、および
貯留タンク105の下方に設置された計量器108を備
えており、計量袋詰めする穀粒は、供給ホッパー104
から揚穀筒体103内に供給され、揚穀手段120によ
り上方へ移送された後、貯留タンク106内に一時的に
貯留される。そして、穀粒袋110への穀粒の袋詰め
は、穀粒袋110を計量器108上に載置して、貯留タ
ンク105の排出口106に設けられたシャッターを開
閉することにより行なわれ、排出口106から排出され
る穀粒を穀粒袋110内に収納し、穀粒の重量を計量器
108で計測することにより、所定量の穀粒の計量袋詰
めを行なっている。
【0003】この種の揚穀計量機101は、精米機や選
別機等と組み合わせて用いられることが多く、例えば、
横型選別機により選別された穀粒(整粒)を計量袋詰め
する場合には、図5に図示するように、揚穀計量機10
1と横型選別機130を組み合わせ、揚穀計量機101
の供給ホッパー104を横型選別機130において選別
された穀粒(整粒)を排出する排出口133の下方に位
置するように配置し、横型選別機130の供給部131
から供給される穀粒を選別筒132により選別して、屑
粒を屑粒排出口134を介して機外へ放出するとともに
選別された穀粒(整粒)を排出口133から揚穀計量機
101の供給ホッパー104へ送り込むようにしてい
る。
【0004】また、穀粒を整粒と屑粒に選別し、屑粒を
屑粒排出口を介して機外へ放出するするとともに整粒を
揚穀して貯留タンクに一時的に貯留し、整粒を適宜計量
袋詰めすることができる縦型選別機も知られており、こ
の縦型選別機により機外へ放出される屑粒を計量袋詰め
しようとする場合には、揚穀計量機の供給ホッパーを縦
型選別機の屑粒排出口の下方に位置付け、屑粒排出口か
ら放出される屑粒を揚穀計量機の供給ホッパーから受け
入れて、これを揚穀して計量袋詰めすることも行なわれ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、揚穀計量機
において、揚穀計量機を各種の処理装置と組み合わせて
使用する際に、例えば、揚穀計量機101を横型選別機
130と組み合わせて使用する場合には、図5に図示す
るように、揚穀計量機101の穀粒を受け入れるための
供給ホッパー104を横型選別機130の整粒排出口1
33の下方に位置付けて配置する。このように配置され
ている揚穀計量機101を、横型選別機130の選別さ
れた整粒以外の他の穀粒の揚穀および計量袋詰めのため
に用いようとすると、揚穀計量機101の供給ホッパー
104の上方に横型選別機130の整粒排出口133が
位置しているために、揚穀計量機101の供給ホッパー
104の位置や向きを変えるべく、揚穀計量機101を
移動させるか、あるいは、横型選別機130を移動させ
る必要が生じる。
【0006】縦型選別機により選別された小穀粒(二番
口)を揚穀して計量袋詰めすることが望まれる場合に
は、揚穀計量機と縦型選別機と組み合わせて、縦型選別
機の二番口を直接的に供給ホッパーに受け入れるべく揚
穀計量機を縦型選別機に対して配置して使用することと
なる。このように配列している場合においても、この揚
穀計量機を用いて他の穀類を揚穀しようとすると、同様
に、揚穀計量機と縦型選別機のいずれかを移動させる必
要が生じる。
【0007】しかしながら、この種の揚穀計量機や縦型
選別機、横型選別機等は、相当の重量を有するために、
たとえ車輪を備えているとしても、その移動にはかなり
の労力とその移動のための時間を必要とし、連続して速
やかに作業を行なうことが困難であった。
【0008】そこで、本発明は、上述の従来技術の有す
る未解決の課題に鑑みてなされたものであって、揚穀計
量機への穀粒の供給を一か所のみに限定されず、あらゆ
る方向から行なうことができるようにし、特に、揚穀計
量機を他の装置と組み合わせて使用する際に、揚穀計量
機を移動させることなくあらゆる方面から穀粒を供給し
得るように構成した揚穀計量機を提供することを目的と
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の揚穀計量機は、内部に揚穀手段が配設され
た揚穀筒体と、穀粒を供給するために前記揚穀筒体の後
壁面の下方部位に装着された供給ホッパーと、揚穀され
た穀粒を一時的に貯留するために前記揚穀筒体の前壁面
の上方部位に取り付けられた貯留タンクとを備えた揚穀
計量機において、前記揚穀筒体の前壁面の下方部位であ
って前記供給ホッパーに相対向する部位に第2の供給ホ
ッパーを着脱自在に装着することを特徴とする。
【0010】本発明の揚穀計量機においては、前記第2
の供給ホッパーが前記揚穀筒体の内部に連通するように
前記前壁面に設けられた第2の供給孔は蓋体により開閉
可能に構成されていることが好ましく、また、前記第2
の供給ホッパーは前記供給ホッパーよりも上下方向に高
く形成されていることが好ましい。
【0011】さらに、本発明の揚穀計量機においては、
前記貯留タンクに設けられた開閉可能な排出口の下方に
計量器を設置してあることが好ましい。
【0012】
【作用】本発明の揚穀計量機によれば、内部に揚穀手段
が配設された揚穀筒体の後壁面の下方部位に装着された
供給ホッパーに相対向するように、揚穀筒体の前壁面の
下方部位に第2の供給ホッパーを着脱自在に装着するこ
とにより、揚穀計量機自体の向きを変更することなく、
あらゆる方向から無理なく2個の供給ホッパーのいずれ
かに穀粒を投入し供給することが可能となる。そして、
揚穀計量機を他の選別機や精米機等の装置と組み合わせ
て使用する際に、揚穀計量機を各種の使用態様に応じて
2個の供給ホッパーのいずれかを適宜選択的に用いるこ
とが可能であることから、各種の使用態様に応じて揚穀
計量機やその他の装置の位置関係を変更することなく、
各種の作業を速やかにかつ連続的に行なうことができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0014】図1は、本発明の揚穀計量機を前方からみ
た斜視図であり、図2は、本発明の揚穀計量機の揚穀筒
体を一部破断して示す概略的な斜視図であり、図3の
(a)および(b)は、本発明の揚穀計量機の揚穀筒体
の下方部分の概略的な斜視図であり、図4の(a)は、
本発明の揚穀計量機の上方部分の概略的な斜視図であ
り、同(b)は、(a)におけるA−A線に沿って分岐
管を破断して示す断面図である。
【0015】本発明の揚穀計量機1は、図1および図2
に図示するように、機台2に立設されかつ内部に揚穀手
段20を配設した揚穀筒体3、米穀等の穀粒を供給する
ために揚穀筒体3の後壁面の下方に取り付けられた供給
ホッパー4、揚穀された穀粒を一時的に貯留するために
揚穀筒体3の前壁面の上方に取り付けられた貯留タンク
6、および貯留タンク6の下方に配設された計量器8を
備え、さらに、揚穀筒体3の下方で供給ホッパー4に対
向するように前壁面に第2の供給ホッパー5が着脱自在
に装着されるとともに、揚穀された穀粒を機外の他の部
位へ排出するための排出配管35が揚穀筒体3の上方部
において貯留タンク6に隣接するように配設されてい
る。
【0016】揚穀筒体3において、図2および図3に図
示するように、その後壁面の下方に供給ホッパー4に連
通するように供給孔12が設けられ、前壁面の下方に
は、供給孔12に相対向して第2の供給ホッパー5に連
通するように供給孔13が設けられている。そして、揚
穀筒体3の前壁面の上方には、揚穀された穀粒を放出す
るための放出孔15が設けられている。また、揚穀筒体
3の底部には、円弧状の底板27が設けられており、供
給ホッパー4または第2の供給ホッパー5から供給孔1
2、第2の供給孔13を介して供給される穀粒が底板2
7上に一時的に堆積される。
【0017】また、揚穀筒体3内には、揚穀手段として
のバケットコンベア20が配設され、このバケットコン
ベア20は、図2に図示するように、揚穀筒体3の両側
壁の下方および上方の部位にそれぞれ回転可能に軸支さ
れた駆動プーリー23および従動プーリー24と、両プ
ーリー23、24間に掛け渡された無端状ベルト21
と、この無端状ベルト21に所定の間隔をもって取り付
けられた複数のバケット22、22……とから構成さ
れ、駆動プーリー23は駆動モーター25(図1)に連
結され、従動プーリー24は無端状ベルト21の張力を
調整しうるように揚穀筒体3の上方の部位において上下
方向に移動可能に軸支されている。また、揚穀筒体3の
底部に設けられた円弧状の底板27は、バケットコンベ
ア20のバケット22が駆動プーリー23の周りを移動
するときのバケット22の外方先端部の移動軌跡にほぼ
沿った形状に形成されており、バケットコンベア20の
作動により複数のバケット22、22……が矢印方向に
移動する際に、各バケット22が、供給ホッパー4また
は第2の供給ホッパー5から供給されて底板27上に堆
積している穀粒を掬い取ることができるように構成され
ている。
【0018】供給ホッパー4は、揚穀筒体3の後壁面の
下方に設けられた供給孔12(図2および図3)に対応
して装着され、第2の供給ホッパー5は、図3の(a)
および図1に図示するように、供給孔12に相対向する
ように揚穀筒体3の前壁面の下方に設けられた第2の供
給孔13に対応して着脱自在に装着される。この第2の
供給ホッパー5は、揚穀筒体3の前壁面の幅と略同じ幅
に形成され、そして、その上下方向の長さは受け入れる
穀粒の容量を大きくするために供給ホッパー4よりも上
下方向に長く形成されている。
【0019】供給ホッパー4と第2の供給ホッパー5の
関係は、揚穀計量機1の通常の使用状態(すなわち、米
穀等の穀粒が供給ホッパー4から供給されている状態)
においては、第2の供給ホッパー5は使用されず、第2
の供給孔13は蓋体14(図3の(a)参照)または蓋
体14A(図3の(b)参照)によって閉鎖される。図
3の(a)に図示する蓋体14は、揚穀筒体3の前壁面
に固定されたピン14aに沿って上下方向に移動可能に
設けられ、第2の供給ホッパー5を使用しない場合に
は、第2の供給ホッパー5を揚穀筒体3の前壁面から取
り外し、蓋体14を下方にスライド移動させて第2の供
給孔13を閉鎖し、そして、第2の供給ホッパー5から
穀粒を供給する場合には、蓋体14を上方にスライド移
動させて第2の供給孔13を開放させる。なお、蓋体1
4のスライド移動は、第2の供給ホッパー5を揚穀筒体
3の前壁面に取り付けた状態で行なうことができるよう
に構成することも可能である。また、図3の(b)に図
示する他の蓋体14Aは、第2の供給ホッパー5を揚穀
筒体3から取り外した後に、揚穀筒体3の前壁面にボル
ト14b等により取り付けられ、第2の供給孔13を閉
鎖するように構成されている。
【0020】揚穀筒体3の前壁面の上部に設けられた放
出孔15には、図1および図4に図示するように、放出
孔15から下方にかつ横方向(図4の(b)においては
左方向)に傾斜された傾斜導出管31が連結され、この
傾斜導出管31の先端部には下方に向け二股状に分岐す
る分岐管32が連通されている。二股状の分岐管32の
一方の第1の出口32aは、揚穀筒体3の前壁面に取り
付けられた貯留タンク6に連結され、他方の第2の出口
32bには排出配管35が接続される。そして、二股状
の分岐管32の中央分岐部32cには流路切換板33が
回動自在に軸支され、分岐管32の外部に流路切換板3
3を操作するレバー34(図1および図4の(a))が
取り付けられており、このレバー34を操作することに
より、流路切換板33を回動させて揚穀筒体3の放出孔
15から放出される穀粒を貯留タンク6と排出配管35
のいずれかに選択的に送り込むことができるように構成
されている。なお、図1および図4においては、流路切
換板33は、第2の出口32b側に回動されて第2の出
口32bを閉鎖した状態にあり、揚穀筒体3の放出孔1
5から放出される穀粒は、傾斜導出管31を介して二股
状の分岐管32の第1の出口32aから貯留タンク6へ
放出される。
【0021】揚穀筒体3の上方の前壁面に取り付けられ
た貯留タンク6は、図1に図示するように、揚穀筒体3
内の揚穀手段としてのバケットコンベア20により揚穀
された穀粒を一時的に貯留するためのものであり、その
上方部は二股状の分岐管32の第1の出口32aに連通
され、下方端部には排出口7が設けられ、この排出口7
には、ソレノイド等のシャッター作動部材7bにより開
閉駆動されるシャッター7aが設けられている。
【0022】貯留タンク6の排出口7の下方には袋に収
納される穀粒の重量を計測する計量器8が設置されてお
り、この計量器8は、その上に載置された袋内に収納さ
れる穀粒の重量を計測し、その計測値が所定の値に達す
ると、信号をシャッター作動部材7bへ送り、シャッタ
ー7aを作動させて排出口7を閉鎖するように構成され
ている。
【0023】なお、図1において、貯留タンク6におけ
る符号6aは、貯留タンク6の上壁面の両傾斜面にそれ
ぞれ設けられた複数の小孔からなる空気孔(ガラリ窓)
であって、貯留タンク6の内部を外部に連通させて空気
を流通させるためのものであり、特に、バケットコンベ
ヤ20の作動により各バケット22から穀粒が貯留タン
ク6へ放出される際に生じる空気の流れを外部へ逃がす
ことができ、貯留タンク6内にすでに貯留されている穀
粒への影響を排除することができ、また、排出口7から
の穀粒の排出をスムーズに行なうようにする。符号6
b、6bは、貯留タンク5の内部をのぞき見ることがで
きるように設けられたのぞき窓である。また、符号9
は、貯留タンク6の排出口7の周囲に取り付けられ、排
出口7から排出される穀粒を袋へ案内して、穀粒の飛散
を防止する案内部材であり、符号10は、電源スイッチ
や計量袋詰めする重量の設定スイッチを備え、そして重
量の設定値や計量器8の計量結果を表示する表示器を備
えた表示操作盤である。
【0024】以上のように、供給ホッパー4と第2の供
給ホッパー5を揚穀筒体3の下方部位に相対向して配設
したことにより、揚穀計量機への穀粒の供給を後方のみ
に限定されず、あらゆる方向から行なうことができる。
さらに、揚穀計量機を精米機や横型選別機あるいは縦型
選別機と組み合わせてセットとして用いる場合、隣接し
て配置した精米機や選別機から送り込まれてくる穀粒を
揚穀計量機1の供給ホッパー4に受けるように配置して
用い、また、縦型選別機の小穀粒(二番口)を揚穀する
ように用いる場合には縦型選別機の小穀粒を揚穀計量機
1の供給ホッパー4に受けるように配置して用いること
となるけれども、このような配置状態において、例え
ば、他の穀粒を揚穀し計量袋詰めしたい場合、あるいは
横型選別機の二番口を揚穀し計量袋詰めしたい場合や縦
型選別機の選別された穀粒(一番口)を再度揚穀して処
理したい場合には、従来の揚穀計量機においては、揚穀
計量機の供給ホッパーを横型選別機の二番口や縦型選別
機の穀粒(一番口)を受け入れるように位置付けるため
に揚穀計量機や横型選別機あるいは縦型選別機をその都
度移動させる必要があったけれども、本発明の揚穀計量
機にあっては、供給ホッパー4の他に第2の供給ホッパ
ー5を備えているために、重量のある揚穀計量機1を移
動させることなく、横型選別機の二番口や縦型選別機の
穀粒(一番口)を第2の供給ホッパー5に供給するよう
にして用いることができる。また、第2の供給ホッパー
5は、着脱自在に設けられているために、第2の供給ホ
ッパー5を使用しない場合には、第2の供給ホッパー5
を取り外して、蓋体14、14Aにより第2の供給孔1
3を閉鎖しておくことができる。
【0025】さらに、流路切換板33を有する二股状の
分岐管32を揚穀筒体3の放出孔15に連通して設けた
ことにより、揚穀手段20により揚穀され放出孔15か
ら放出される穀粒を流路切換板33の切換えにより適宜
選択的にその移送方向を変更することができる。すなわ
ち、計量袋詰めのための貯留タンク6への移送と機外の
次の処理装置への移送を適宜選択して行なうことがで
き、したがって、揚穀計量機を穀粒の計量袋詰めのみで
はなく、穀粒の揚穀移送にも併用することができ、揚穀
計量機の使用範囲を拡大することができる。
【0026】次に、上述のように構成された揚穀計量機
の作動について説明する。
【0027】穀粒は揚穀計量機1の供給ホッパー4に投
入され、供給ホッパー4から供給孔12を経て揚穀筒体
3内へ供給される。また、供給ホッパー4への穀粒の投
入が、各種装置の配置関係によってあるいは作業や操作
上から容易でない場合、あるいは穀粒の投入ができない
場合には、供給ホッパー4に相対向する部位に第2の供
給ホッパー5を装着して、この第2の供給ホッパー5か
ら第2の供給孔13を介して揚穀筒体3内へ穀粒を供給
する。そして、駆動モーター25を作動させて駆動プー
リー23を回動させることにより、バケットコンベア2
0を作動させると、各バケット22も順次移送され、各
バケット32は、供給ホッパー4または第2の供給ホッ
パー5から供給孔12、13を介して供給される穀粒を
収納し、あるいは既に底板27上に堆積されている穀粒
を掬い取って、上方に移送する。
【0028】そして、各バケット22が上方の従動プー
リー24の回りを回動する際に、各バケット22内の穀
粒は、その遠心力により、放出孔15を介して傾斜導出
管31側に放出される。そして、二股状の分岐管32の
流路切換板33が、図1および図4に図示するように第
2の出口32bを閉鎖する状態にあるときには、穀粒は
二股状の分岐管32の第1の出口32aを介して貯留タ
ンク5へ流出され、貯留タンク5内に順次貯留される。
【0029】また、二股状の分岐管32の流路切換板3
3が第1の出口32aを閉鎖する状態にあるときには、
穀粒は、第2の出口32bを介して排出配管35から機
外へ排出される。すなわち、揚穀計量機により揚穀され
た穀粒を他のなんらかの処理を行なう処理装置へ移送す
ることができ、例えば、再度選別機へ投入することによ
り連続して再選別をすることが可能となる。
【0030】そして、貯留タンク5内に貯留された穀粒
は、穀粒を収納する袋を計量器8の上に載置した後に、
貯留タンク5の排出口7をシャッター7aを作動させて
開口することにより、排出口7から排出されて、袋内に
収納され袋詰めされる。袋に収納された穀粒は、計量器
8によって計量され、その重量が所定の値に達すると、
計量器8は信号をシャッター作動部材7bへ送り、シャ
ッター7aを作動させて排出口7を閉鎖し、穀粒の計量
袋詰めを行なうことができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の揚穀計量
機によれば、米穀等の穀粒を供給するためのホッパーを
揚穀筒体の相対向する前後の壁面にそれぞれ設けること
により、揚穀計量機自体の向きを変更することなく、あ
らゆる方向から無理なく穀粒を投入し供給することが可
能となり、特に、揚穀計量機を他の選別機や精米機等の
装置と組み合わせて使用する際に、揚穀計量機を各種の
使用態様に応じて2個の供給ホッパーのいずれかを適宜
選択的に用いることが可能となり、各種の使用態様に応
じて揚穀計量機やその他の装置の位置関係を変更する必
要がなく、各種の作業を速やかにかつ連続的に行なうこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の揚穀計量機を前方からみた斜視図であ
る。
【図2】本発明の揚穀計量機の揚穀筒体を一部破断して
示す概略的な斜視図である。
【図3】(a)は本発明の揚穀計量機の揚穀筒体の下方
部分と2個の供給ホッパーとの関係を側壁を破断して示
す概略的な斜視図であり、(b)は一方の供給ホッパー
を取り外して第2の供給孔を閉鎖した状態の他の態様を
示す概略的な斜視図である。
【図4】(a)は本発明の揚穀計量機の上方部分の概略
的な斜視図であり、(b)は(a)におけるA−A線に
沿って分岐管を破断して示す断面図である。
【図5】従来の揚穀計量機を選別機と組み合わせて使用
する態様を図示する概略図である。
【符号の説明】
1 揚穀計量機 3 揚穀筒体 4 供給ホッパー 5 第2の供給ホッパー 6 貯留タンク 7 排出口 7a シャッター 8 計量器 10 表示操作盤 12 供給孔 13 第2の供給孔 14、14A 蓋体 15 放出孔 20 バケットコンベア 21 無端状ベルト 22 バケット 23 駆動プーリー 24 従動プーリー 31 傾斜導出管 32 (二股状の)分岐管 32a 第1の出口 32b 第2の出口 33 流路切換板 35 排出配管
フロントページの続き (72)発明者 川島 誠蔵 栃木県下都賀郡藤岡町大字藤岡4290 株式 会社タイガーカワシマ内 (72)発明者 板橋 久雄 栃木県下都賀郡藤岡町大字藤岡4290 株式 会社タイガーカワシマ内 (72)発明者 阿部 敏行 栃木県下都賀郡藤岡町大字藤岡4290 株式 会社タイガーカワシマ内 Fターム(参考) 3F034 DA03 DB03 DC01 DC07 DD05 DE01 4D043 AA01 JE02 JE06 JE09 JE10 JF09 LA07 MB21

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に揚穀手段が配設された揚穀筒体
    と、穀粒を供給するために前記揚穀筒体の後壁面の下方
    部位に装着された供給ホッパーと、揚穀された穀粒を一
    時的に貯留するために前記揚穀筒体の前壁面の上方部位
    に取り付けられた貯留タンクとを備えた揚穀計量機にお
    いて、 前記揚穀筒体の前壁面の下方部位であって前記供給ホッ
    パーに相対向する部位に第2の供給ホッパーを着脱自在
    に装着することを特徴とする揚穀計量機。
  2. 【請求項2】 前記第2の供給ホッパーが前記揚穀筒体
    の内部に連通するように前記前壁面に設けられた第2の
    供給孔は蓋体により開閉可能に構成されていることを特
    徴とする請求項1記載の揚穀計量機。
  3. 【請求項3】 前記第2の供給ホッパーは前記供給ホッ
    パーよりも上下方向に高く形成されていることを特徴と
    する請求項1または2記載の揚穀計量機。
  4. 【請求項4】 前記貯留タンクに設けられた開閉可能な
    排出口の下方に計量器を設置してあることを特徴とする
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載の揚穀計量機。
JP10377602A 1998-12-28 1998-12-28 揚穀計量機 Pending JP2000198521A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10377602A JP2000198521A (ja) 1998-12-28 1998-12-28 揚穀計量機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10377602A JP2000198521A (ja) 1998-12-28 1998-12-28 揚穀計量機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000198521A true JP2000198521A (ja) 2000-07-18

Family

ID=18508998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10377602A Pending JP2000198521A (ja) 1998-12-28 1998-12-28 揚穀計量機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000198521A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004514461A (ja) * 2000-02-10 2004-05-20 アキューソン コーポレイション 医療診断用超音波イメージングシステム及び被送信超音波ビームの音響出力パラメータを決定する方法
JP2014114025A (ja) * 2012-12-07 2014-06-26 Tiger Kawashima Co Ltd 穀粒の流路切替装置を備えた穀粒処理装置
JP2016078961A (ja) * 2014-10-14 2016-05-16 株式会社山本製作所 搬送上昇装置
CN112495472A (zh) * 2020-11-25 2021-03-16 贺春香 一种可连续加工粮食的加工***
CN115644479A (zh) * 2022-10-31 2023-01-31 佛山市立高食品有限公司 自动化冻果打散及输送设备

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004514461A (ja) * 2000-02-10 2004-05-20 アキューソン コーポレイション 医療診断用超音波イメージングシステム及び被送信超音波ビームの音響出力パラメータを決定する方法
JP4847665B2 (ja) * 2000-02-10 2011-12-28 シーメンス メディカル ソリューションズ ユーエスエー インコーポレイテッド 医療診断用超音波イメージングシステム及び被送信超音波ビームの音響出力パラメータを決定する方法
JP2014114025A (ja) * 2012-12-07 2014-06-26 Tiger Kawashima Co Ltd 穀粒の流路切替装置を備えた穀粒処理装置
JP2016078961A (ja) * 2014-10-14 2016-05-16 株式会社山本製作所 搬送上昇装置
CN112495472A (zh) * 2020-11-25 2021-03-16 贺春香 一种可连续加工粮食的加工***
CN115644479A (zh) * 2022-10-31 2023-01-31 佛山市立高食品有限公司 自动化冻果打散及输送设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5069925B2 (ja) 連係装置とそれを用いた計量装置、包装装置及び計量包装システム
JP4049922B2 (ja) 穀粒等の選別装置
JP2000198521A (ja) 揚穀計量機
JP4049918B2 (ja) 穀粒等の三段選別機
JP2000198520A (ja) 揚穀計量機
JPH0288940A (ja) 自動試料調製装置
KR20110075858A (ko) 농산물 계량장치 및 계량방법
JP3845812B2 (ja) 穀類選別計量機
JP3768341B2 (ja) 米穀用の計量袋詰め機
JP3699242B2 (ja) 穀粒の検定装置
JP3505725B2 (ja) 穀物検査装置
WO2000073748A1 (fr) Mecanisme de distribution d'objets peses et dispositif de pesee
US2937844A (en) Potato bagging machine
JP2000102767A (ja) 穀粒選別機の穀粒取出装置
JP4302797B2 (ja) 籾摺計量装置
JP6451607B2 (ja) 精米機の糠取装置
JPH11300283A (ja) 縦型穀類選別計量機
JPH11208601A (ja) 穀粒定量自動袋詰め装置
JPH11152103A (ja) 粉粒体収集装置
JP2018096901A (ja) 穀類選別計量機
JPH0626345Y2 (ja) 混合粉粒体の高速供給装置
KR20240069081A (ko) 소포장 팩킹작업을 위한 농산물 정량공급장치
JPS63240974A (ja) 穀粒の竪型選別秤量機における細粒取出装置
KR20160002221A (ko) 중량 선별장치
JPH0884960A (ja) 米選機の自動計量構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080108

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080610