JPH11152103A - 粉粒体収集装置 - Google Patents

粉粒体収集装置

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Publication number
JPH11152103A
JPH11152103A JP32000497A JP32000497A JPH11152103A JP H11152103 A JPH11152103 A JP H11152103A JP 32000497 A JP32000497 A JP 32000497A JP 32000497 A JP32000497 A JP 32000497A JP H11152103 A JPH11152103 A JP H11152103A
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JP
Japan
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chute
granular material
shutter
container
cylinder
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Application number
JP32000497A
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English (en)
Inventor
Koichi Honda
孝一 本田
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Honda Nouki Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Honda Nouki Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保留タンクを廃止して、昇降機構から供給さ
れる粉粒体を機枠上部に設けたシュート機構に直接落下
案内し、シュート機構の複数本のシュート筒で機枠内部
に複数配置した粉粒体容器に案内供給して、粉粒体収集
作業を複数の容器へ連続して行うことができ、かつ装置
を軽量かつコンパクトにできるようにする。 【解決手段】 機枠2の上部に昇降機構3から供給され
る粉粒体の落下を案内するシュート機構4を設け、機枠
2内部に粉粒体容器5を複数配置する空間6を形成し、
前記シュート機構4に、各粉粒体容器5と対向する複数
本のシュート筒7と、この複数本のシュート筒7を切換
え使用して粉粒体容器5に粉粒体を案内する供給切換え
手段とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、穀物等の
粉粒体をバック、袋等の容器に収集るための粉粒体収集
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】米、豆、小麦粉等の粉粒体は、移送、積
み込み、運搬等の合理化を計るために、バック、米袋、
マタイ袋等と呼称される容器に収集られており、近年の
生産コスト低減の必要性から、60kg用米袋等から5
00〜1000kg用バック等の大容量容器での流通が
主流になってきている。
【0003】従来の粉粒体の収集装置は、機枠の上部に
設けた保留タンクに昇降機構から供給される粉粒体を一
時保留し、この保留タンクからシュートを介してその下
方の粉粒体容器に落下供給するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、粉
粒体の収納には保留タンクを経由しているため、機枠内
には粉粒体容器を保留タンク数と同数の1個しか配置し
得ず、1個の粉粒体容器を満たした後に容器を交換する
という、間欠的で効率の低い収集作業となっている。
【0005】また、保留タンクを設けていると、その分
だけ装置の重量が大きくなり、かつ背丈が高くなってお
り、大容量の容器を使用できるようにすると、昇降機構
も背丈の高いものに変更しなければならなく、重量及び
配置スペースが大きくなると共にコストが高くなるとい
う問題がある。なお、保留タンクは粉粒体を計量する機
能を担っているが、粉粒体の計量は、容器を機枠内に配
置するためのコンベヤ、吊り持ち具、その他等で、容器
を含めた重量を計測することにより行うことができる。
【0006】本発明は、このような種々の問題点に鑑
み、保留タンクを廃止して、昇降機構から供給される粉
粒体を機枠上部に設けたシュート機構に直接落下案内
し、シュート機構の複数本のシュート筒で機枠内部に複
数配置した粉粒体容器に案内供給することにより、粉粒
体収集作業を複数の容器へ連続して行うことができ、か
つ装置を軽量かつコンパクトにできるようにした粉粒体
収集装置を提供することを目的とする。
【0007】また、本発明は、シュート機構の2本のシ
ュート筒から交互に2つの容器へ連続して粉粒体の供給
ができ、かつ満杯になった容器を時間的余裕をもって交
換できるようにした粉粒体収集装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための第1の具体的手段は、機枠2の上部に昇降機構
3から供給される粉粒体の落下を案内するシュート機構
4を設け、機枠2内部に粉粒体容器5を複数配置する空
間6を形成し、前記シュート機構4に、各粉粒体容器5
と対向する複数本のシュート筒7と、この複数本のシュ
ート筒7を切換え使用して粉粒体容器5に粉粒体を案内
する供給切換え手段とを設けていることである。
【0009】これによって、機枠2内部に同時に複数配
置した粉粒体容器5のそれぞれをシュート筒7に対向さ
せて、シュート筒7で粉粒体を供給案内して収集し、1
つの粉粒体容器5が満たされると、直ちに他の容器5で
収集作業をする。本発明における課題解決のための第2
の具体的手段は、第1の具体的手段に加えて、シュート
機構4の供給切換え手段は、各シュート筒7の下部に開
閉用シャッタ8を有することである。
【0010】これによって、粉粒体を供給案内して粉粒
体容器5が満杯になるとそれに対向しているシュート筒
7をシャッタ8で閉鎖して、他のシュート筒7のシャッ
タ8を開放して他の容器5への収集作業をし、その間に
満杯容器5を交換する。本発明における課題解決のため
の第3の具体的手段は、第1又は2の具体的手段に加え
て、前記シュート機構4の供給切換え手段は、昇降機構
3からの粉粒体を各シュート筒7に個別に案内する分配
部材9を有することである。
【0011】これによって、粉粒体を供給案内して粉粒
体容器5が満杯になると、分配部材9を切り換えて、粉
粒体供給方向を他のシュート筒7に切り換えて他の容器
5への収集作業をし、その間に満杯容器5を交換する。
本発明における課題解決のための第4の具体的手段は、
機枠2の上部に昇降機構3から供給される粉粒体の落下
を案内するシュート機構4を設け、機枠2内部に粉粒体
容器5を2つ配置する空間6を形成し、前記シュート機
構4に、各粉粒体容器5と対向する2本のシュート筒7
と、この2本のシュート筒7が接続された分配部4b
と、2本のシュート筒7を切換え使用して粉粒体容器5
に粉粒体を案内する供給切換え手段とを有し、前記供給
切換え手段は、分配部4b内の分配位置4cより上方位
置に落下粉粒体を受けて2本のシュート筒7に切換え可
能に案内する分配部材9と、各シュート筒7の下部に開
閉自在に設けたシャッタ8とを有し、かつ一方のシャッ
タ8を閉鎖したときに他方シャッタ8を開放すると共に
この他方シャッタ8を有するシュート筒7側に粉粒体を
案内すべく分配部材9を切り換える連動部材10を備え
ていることである。
【0012】これによって、粉粒体を昇降機構3から連
続供給して一方の容器5が満杯になっても、連続して他
方の容器5に粉粒体が供給され、満杯容器5の交換は2
本のシュート筒7及び他方の容器5を満たすまで十分な
時間的余裕があり、一方のシャッタ8の閉鎖動作で他方
のシャッタ8及び分配部材9を作動する。本発明におけ
る課題解決のための第5の具体的手段は、第4の具体的
手段に加えて、前記供給切換え手段は、分配部材9を分
配部4bに揺動自在に支持する横軸12とこの横軸12
の外端の回動ハンドル13とを有し、シャッタ8をシュ
ート筒7を横切る方向に摺動自在に設けており、連動部
材10は一方のシュート筒7側のシャッタ8の閉鎖動作
で回動ハンドル13を回動しかつこの回動ハンドル13
の回動で他方のシュート筒7側のシャッタ8を開放動作
させる索体であることである。
【0013】これによって、一方のシャッタ8の閉鎖動
作で他方のシャッタ8の開放動作させ、両シャッタ8を
開放状態にさせ、また、回動ハンドル13で閉鎖状態の
シャッタ8を開放動作させる。本発明における課題解決
のための第6の具体的手段は、第1〜5のいずれかの具
体的手段に加えて、前記シュート機構4の各シュート筒
7の下端開口7aを水平位置変更可能にすべく、シュー
ト筒7に位置調整部7bを形成していることである。
【0014】これによって、粉粒体容器5の配置自由度
が高くなり、容器5が不適正な位置に配置されていても
シュート筒7をそれに対向させることができ、粉粒体供
給中でも容器5を所要位置に位置変更可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜4において、粉粒体収集装
置1は、機枠2の背面側に取り付け台15を介して昇降
機構3を取り付け、機枠2の上部の略中央にシュート機
構4を配置し、その下方の機枠2内部に空間6を形成し
ており、この空間6下部には粉粒体収集用の容器5を載
置しかつ搬出可能にする搬送手段16を配置している。
【0016】機枠2はパイプ材、アングル材等で四角枠
状に形成したものであり、下部に車輪17を設けて可搬
式にしており、この機枠2に取り付け台15を固着し、
この取り付け台15上に昇降機構3を載置して、上部の
止め具18で固定している。前記昇降機構3は、粉粒体
収集装置1に装着せずに独立設置してもよく、チェーン
又はベルトに多数のバケットを取り付けて、このバケッ
トを循環移動させることにより、受け口3aから挿入し
た米等の粉粒体を持ち上げ、排出口19から排出可能に
なっている。
【0017】前記排出口19にはシュート機構4に粉粒
体を案内するノズル20が設けられており、このノズル
20は排出口19に固着しておいてもよいが、左右方向
に揺動可能にしておき、また、機枠2に対する昇降機構
3の取り付け位置を左右方向に変更可能にしておき、図
1に示すように、昇降機構3及びノズル16を左右方向
中央に配置する態様と、図6に実線又は2点鎖線で示す
ように、昇降機構3を右又は左に偏位して配置し、ノズ
ル20を傾斜させて中央のシュート機構4と接続させる
態様とを採らせることができる。
【0018】このように機枠2に対する昇降機構3の取
り付け位置を変更できるようにすることにより、装置の
全体形状を変形でき、農家の納屋等の狭い空間での据え
付け対応性が向上する。前記シュート機構4は、分配部
4bとその下部の二股部に接続された左右一対のシュー
ト筒7とを有し、分配部4bの上端はノズル20が接続
されていて昇降機構3からの粉粒体が入る上部開口4a
が形成されており、その内部に分配部材9が配置されて
いる。
【0019】各シュート筒7はパイプ材等で形成され、
上端が分配部4bの分配位置4cより下位で接続されて
おり、下部の下端開口7aを有する垂直部7cに開閉用
シャッタ8が設けられており、このシャッタ8は垂直部
7c内の粉粒体流通路を横切る方向に摺動自在である。
このシャッタ8は外部から開閉操作可能になっており、
図4右方向に引き出すことにより閉鎖し、押し込むこと
により開放するようになっており、閉鎖することにより
シュート筒7内を流れてくる粉粒体を完全に停止する。
従って、2つのシャッタ8の開閉を切換え使用すること
により、2つの容器5のどちらに粉粒体を案内するかを
切換えることができ、供給切換え手段を構成している。
【0020】前記垂直部7aの外周には首輪22が設け
られており、容器5に比較的柔軟で保形し難い袋、バッ
ク等を使用する場合には、容器5の口を嵌合して口紐2
3で絞ることにより装着し、比較的硬質で保形し易い
袋、バック等を使用する場合には、垂直部7aを大きく
開いた容器5の口に対向させる。垂直部7aの首輪22
より上部には容器吊り部材24が設けられており、この
容器吊り部材24は輪形状又は四角枠形状になってい
て、複数本の吊り具25で容器5を吊り持ち、粉粒体収
集中の容器5の保形をする。
【0021】容器5は、空間6内で搬送手段16のロー
ラコンベヤにパネルを下敷きにして又はパレット等に載
置された状態で配置され、ローラコンベヤ又はパレット
等を利用して搬出されるために、前記吊り具25には容
器5の着脱をするためのフック25aが設けられ、容器
5を弾力的に吊り持つためにスプリング、ゴムバンド等
が設けられることもある。
【0022】前記分配部材9は、平板又は平板の両端を
折り曲げて半円形状に形成したものを、それに横軸12
を取り付けて分配部4bを形成しているケースに枢支し
ており、横軸12の外端に棒状の回動ハンドル13が設
けられ、その回動ハンドル13の両端に連動部材10
a、10bを形成するワイヤ、ロープ、紐等の索体を連
結している。
【0023】この分配部材9及び連動部材10a、10
bも供給切換え手段を構成しており、回動ハンドル13
を直接回動するか又は連動部材10a、10bを介して
回動すると、図3実線で示す左下向き傾斜位置から略9
0度回動した右下向き傾斜位置に切換えることができ、
左右のシュート筒7のどちらに先に粉粒体を供給する
か、供給案内方向を選択でき、単一のシュート筒7に粉
粒体を供給する。
【0024】前記横軸12又は回動ハンドル13に設け
た突起28と分配部4bのケース外面との間には、不安
定作動用の引っ張りスプリング29が設けられており、
分配部材9は小角度強制回動すると、引っ張りスプリン
グ29の作用で左右下向き傾斜位置まで自然回動するよ
うになっている。なお、図示していないが、分配部材9
を左右各下向き傾斜位置で停止するストッパが設けられ
ている。
【0025】前記2本の連動部材10a、10bは、左
右のシャッタ8と回動ハンドル13の両端とを連結して
おり、中途部がシュート機構4の分配部4b及びシュー
ト筒7に設けた複数の案内部27a、27b、27cを
介して案内されている。横軸12の直下に位置する案内
部27aはピン状部材であり、左右シュート筒7に設け
た案内部27b、27cは輪状部材が使用されている。
【0026】例えば、図3において、右側のシュート筒
7のシャッタ8を閉鎖するために引き出し動作をする
と、連動部材10bを介して回動ハンドル13を反時計
方向に回動して分配部材9を左下向き傾斜させ、この回
動ハンドル13の反時計方向回動で連動部材10aを介
して左側のシュート筒7のシャッタ8を開放動作させ、
逆に、左側のシュート筒7のシャッタ8を閉鎖するため
に引き出し動作をすると、連動部材10aを介して回動
ハンドル13を時計方向に回動して分配部材9を右下向
き傾斜させ、さらに連動部材10bを介して右側のシュ
ート筒7のシャッタ8を開放動作させる。
【0027】そして、閉鎖状態にあるシャッタ8は押し
込んで開放状態にしても、連動部材10を緩めるだけで
開放状態のシャッタ8を駆動することはなく、左右シャ
ッタ8を同時に開放状態にしておくことが可能になって
いる。また、回動ハンドル13を直接回動すると、分配
部材9の傾斜方向を変更できるだけでなく、閉鎖状態の
シャッタ8を開放することができる。
【0028】このように構成された粉粒体収集装置1
は、2つの空の容器5をローラコンベヤ、移動式パレッ
ト、フォークリフト運搬式パレット等の搬送手段16上
に載置し、シュート筒7の垂直部7cに嵌合装着してお
き、昇降機構3を駆動して粉粒体を持ち上げてノズル2
0を介してシュート機構4に連続供給する。分配部材9
の傾斜方向で先行供給する側を設定しておいて、分配部
4bの上部開口4aから粉粒体を投入する。粉粒体は分
配部材9に当たって下向き傾斜した左右一方に案内さ
れ、一方のシュート筒7を介して容器5に落下供給され
る。
【0029】図3において、左右シャッタ8を開放状態
にしておき、左側容器5内に粉粒体を連続して供給する
と満杯となり、その状態から供給を続けると、粉粒体は
左シュート筒7を埋め、分配位置4cを越えて右シュー
ト筒7に流れる。この際、分配部材9は分配位置4cよ
り上方に位置しているので、右シュート筒7への流れの
障害にならなく、また、分配部材9の案内方向の切換え
動作にも支障は生じない。
【0030】左容器5が満杯になってから右容器5及び
右シュート筒7に粉粒体が充満されるまでの間に、左シ
ャッタ8を閉鎖動作させると、連動部材10aを介して
回動ハンドル13を時計方向に回動し、分配部材9によ
る粉粒体の案内方向を右シュート筒7側に切換える。こ
のとき、右側のシュート筒7のシャッタ8は開放状態で
あるので、連動部材10bは引き動作されない。
【0031】この状態で左容器5を垂直部7cから取り
外し、搬送手段16を介して空間6から取り出し、新し
い容器5を搬入して垂直部7cに取り付ける。次に、右
容器5が満杯になってから左シュート筒7に粉粒体が充
満されるまでの間に、右シャッタ8を閉鎖動作させる
と、連動部材10bを介して回動ハンドル13を反時計
方向に回動し、分配部材9による粉粒体の案内方向を左
シュート筒7側に切換えると共に、連動部材10aを介
して左側のシュート筒7のシャッタ8を閉鎖状態から開
放動作させる。この場合、左側のシュート筒7のシャッ
タ8は、新しい容器5を取り付けたときに開放しておい
てもよい。
【0032】図5は本発明の第2の実施の形態を示して
おり、吊り具25は機枠2に取り付けられ、スプリング
等の弾性支持体25bを有し、フック25aを介して容
器5上部を弾力的に支持及び保形している。また、シャ
ッタ8と分配部材9との間には連動部材は設けられてい
なく、それぞれ独立して操作可能になっており、シャッ
タ8は回動式を例示している。但し、シャッタ8及び分
配部材9をモータ又はソレノイド等のアクチュエータで
作動するようにしてもよい。
【0033】この第2の実施の形態では、シャッタ8と
分配部材9とを操作することにより前記第1の実施の形
態を同様に収集作業をすることができる他に、次のよう
な作業方法を採ることができる。即ち、左右シャッタ8
を同時に閉鎖状態にしておいて、粉粒体がシュート機構
4内に充満するまでに、左右シュート筒7に容器5を装
着し、一方のシャッタ8を開放して一方の容器5に粉粒
体を満杯まで供給し、その一方のシャッタ8を閉鎖した
後に他方のシャッタ8を開放して他方の容器5に粉粒体
を供給する。この場合、分配部材9は粉粒体案内方向が
どちら方向であっても、粉粒体が分配位置4cの上側ま
で充填されると流れの方向が逆になるので、分配部材9
を強いて設ける必要がない。
【0034】また、容器5に粉粒体が満杯になるのを常
時監視するならば、シャッタ8を閉鎖状態にしなくと
も、分配部材9の案内方向を切換えるだけで、2つの容
器5への粉粒体の供給と停止とが同時に行われ、停止側
の容器5を交換できる。この場合は、シャッタ8を強い
て設ける必要がない。図7は本発明の第3の実施の形態
を示しており、シュート機構4の各シュート筒7の全長
又は一部を蛇腹管で形成しており、この蛇腹管は変形可
能であることにより、その下端開口7aの水平位置を変
更することが可能になり、シュート筒7の全部又は一部
が位置調整部7bを形成することになる。これにより、
空間6内での容器5の位置がずれていても、下端開口7
aの水平位置を調整して容器5と対向させることが可能
になる。
【0035】図8は本発明の第4の実施の形態を示して
おり、空間6は満杯の容器5が2つ配置できる大きさよ
り小さくなっており、シュート機構4の2本のシュート
筒7はそれ自体で二股形状で、分配部4bとの間に蛇腹
管による位置調整部7bを形成している。この第4の実
施の形態では、2本のシュート筒7に容器5を装着して
おいて、垂直状態のシュート筒7から容器5に粉粒体を
供給し、満杯になる頃に垂直側容器5と横で傾斜状態で
待機していた萎んだ予備容器5とを同時に移動して、傾
斜状態にあったシュート筒7を垂直位置へ移動し、この
シュート筒7から予備容器5に粉粒体を供給する。
【0036】即ち、2本のシュート筒7を垂直位置と待
機位置とに位置変更可能にしておいて、略1つ分の大き
さの空間6に配置した2つの容器5を取り替えながら、
1つづつの容器5に粉粒体を収集していく。図9、10
は本発明の第5の実施の形態を示しており、シュート機
構4の分配部4b下部は三股形状になっていて3本のシ
ュート筒7が接続されており、機枠2内の空間6は、少
なくとも満杯状態の1つの容器5と萎んだ状態の2つの
容器5とを配置できる大きさであり、1つの容器5に粉
粒体を満杯まで供給した後に、第2の容器5に粉粒体を
供給しながら満杯容器5を取り出し、その前後で更にも
う1つの容器5をシュート筒7に対向配置させるように
する。
【0037】この場合、シャッタ8の開閉による供給切
換えは前記第1の実施の形態と同様に行うことができ、
分配部材9による供給切換えは、分配部材9を例えば、
分配部4b内にロートを縦軸回り回動可能に配置し、こ
のロートの下部筒を3本のシュート筒7に指向するよう
に屈曲して構成し、この分配部材9を3位置に回動して
ロートの上開口から入ってくる粉粒体を単一のシュート
筒7へ供給するようにすればよい。
【0038】前記第4、5の実施の形態では、機枠2に
昇降機構3が一体的に固着されていて、ノズル20が割
愛されており、シュート機構4の分配部4bは昇降機構
3の排出口19に直接装着又は一体成形されている。な
お、本発明は前記実施の形態に限定されるものではな
く、種々変形することができる。例えば、各実施の形態
を組み合わせたり、下敷きパネル又はパレットに容器5
を保形する部材を設けたりしてもよい。また、シュート
筒7のシャッタ8より上方位置に、粉粒体が詰まったこ
とを検出するセンサを設け、容器5が満杯になったこと
を検出できるようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、保留タン
クを廃止して、昇降機構3から供給される粉粒体を機枠
2上部に設けたシュート機構4に直接落下案内し、シュ
ート機構4の複数本のシュート筒7で機枠2内部に複数
配置した粉粒体容器5に案内供給することができ、粉粒
体収集作業を複数の容器5へ連続して行うことができ、
また、従来より大容量の容器5を使用するように構成し
ても、装置の背丈を低くかつ軽量にでき、しかも従来の
昇降機構3を使用することが可能になり、コンパクトで
安価に製作できる。
【0040】粉粒体を供給案内して粉粒体容器5が満杯
になるとそれに対向しているシュート筒7をシャッタ8
で閉鎖して、他のシュート筒7のシャッタ8を開放して
他の容器5への収集作業をすることができる。粉粒体を
供給案内して粉粒体容器5が満杯になると、分配部材9
を切り換えて、粉粒体供給方向を他のシュート筒7に切
り換えて他の容器5への収集作業をすることができる。
【0041】シュート機構4の2本のシュート筒7から
交互に2つ容器5へ連続して粉粒体の供給ができ、かつ
満杯になった容器5を時間的余裕をもって交換でき、一
方のシャッタ8の閉鎖動作で他方のシャッタ8及び分配
部材9の作動ができる。一方のシャッタ8の閉鎖動作で
他方のシャッタ8の開放動作させ、両シャッタ8を開放
状態にさせることができ、また、回動ハンドル13で閉
鎖状態のシャッタ8を開放動作させることができる。
【0042】シュート筒7に位置調整部7bを形成する
ことにより粉粒体容器5の配置自由度が高くなり、容器
5が不適正な位置に配置されていてもシュート筒7をそ
れに対向させることができ、粉粒体供給中でも容器5を
所要位置に位置変更可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す正面図であ
る。
【図2】同側面図である。
【図3】シュート機構の正面図である。
【図4】シュート機構の側面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す断面正面図で
ある。
【図6】機枠に対する昇降機構3の取り付け状態の変形
例を示す正面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態を示す正面図であ
る。
【図8】本発明の第4の実施の形態を示す正面図であ
る。
【図9】本発明の第5の実施の形態を示す正面図であ
る。
【図10】同側面図である。
【符号の説明】
1 粉粒体収集装置 2 機枠 3 昇降機構 4 シュート機構 5 容器 6 空間 7 シュート筒 8 シャッタ 9 分配部材 10 連動部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機枠(2)の上部に昇降機構(3)から
    供給される粉粒体の落下を案内するシュート機構(4)
    を設け、機枠(2)内部に粉粒体容器(5)を複数配置
    する空間(6)を形成し、前記シュート機構(4)に、
    各粉粒体容器(5)と対向する複数本のシュート筒
    (7)と、この複数本のシュート筒(7)を切換え使用
    して粉粒体容器(5)に粉粒体を案内する供給切換え手
    段とを設けていることを特徴とする粉粒体収集装置。
  2. 【請求項2】 前記シュート機構(4)の供給切換え手
    段は、各シュート筒(7)の下部に開閉用シャッタ
    (8)を有することを特徴とする請求項1に記載の粉粒
    体収集装置。
  3. 【請求項3】 前記シュート機構(4)の供給切換え手
    段は、昇降機構(3)からの粉粒体を各シュート筒
    (7)に個別に案内する分配部材(9)を有することを
    特徴とする請求項1又は2に記載の粉粒体収集装置。
  4. 【請求項4】 機枠(2)の上部に昇降機構(3)から
    供給される粉粒体の落下を案内するシュート機構(4)
    を設け、機枠(2)内部に粉粒体容器(5)を2つ配置
    する空間(6)を形成し、前記シュート機構(4)に、
    各粉粒体容器(5)と対向する2本のシュート筒(7)
    と、この2本のシュート筒(7)が接続された分配部
    (4b)と、2本のシュート筒(7)を切換え使用して
    粉粒体容器(5)に粉粒体を案内する供給切換え手段と
    を有し、前記供給切換え手段は、分配部(4b)内の分
    配位置(4c)より上方位置に落下粉粒体を受けて2本
    のシュート筒(7)に切換え可能に案内する分配部材
    (9)と、各シュート筒(7)の下部に開閉自在に設け
    たシャッタ(8)とを有し、かつ一方のシャッタ(8)
    を閉鎖したときに他方シャッタ(8)を開放すると共に
    この他方シャッタ(8)を有するシュート筒(7)側に
    粉粒体を案内すべく分配部材(9)を切り換える連動部
    材(10)を備えていることを特徴とする粉粒体収集装
    置。
  5. 【請求項5】 前記供給切換え手段は、分配部材(9)
    を分配部(4b)に揺動自在に支持する横軸(12)と
    この横軸(12)の外端の回動ハンドル(13)とを有
    し、シャッタ(8)をシュート筒(7)を横切る方向に
    摺動自在に設けており、連動部材(10)は一方のシュ
    ート筒(7)側のシャッタ(8)の閉鎖動作で回動ハン
    ドル(13)を回動しかつこの回動ハンドル(13)の
    回動で他方のシュート筒(7)側のシャッタ(8)を開
    放動作させる索体であることを特徴とする請求項4に記
    載の粉粒体収集装置。
  6. 【請求項6】 前記シュート機構(4)の各シュート筒
    (7)の下端開口(7a)を水平位置変更可能にすべ
    く、シュート筒(7)に位置調整部(7b)を形成して
    いることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の
    粉粒体収集装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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