JP2000196938A - ビデオカメラ - Google Patents

ビデオカメラ

Info

Publication number
JP2000196938A
JP2000196938A JP2000027196A JP2000027196A JP2000196938A JP 2000196938 A JP2000196938 A JP 2000196938A JP 2000027196 A JP2000027196 A JP 2000027196A JP 2000027196 A JP2000027196 A JP 2000027196A JP 2000196938 A JP2000196938 A JP 2000196938A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video camera
battery
vtr
lens
zoom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000027196A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Wakabayashi
学 若林
Kenji Ogiji
憲治 荻路
Takanori Nishiyama
高徳 西山
Hiroto Takita
寛人 滝田
Hironobu Sato
裕信 佐藤
Minoru Takami
高見  穣
Masahiko Tanitsu
雅彦 谷津
Takesuke Maruyama
竹介 丸山
Kenji Kobayashi
健二 小林
Shigeyuki Ito
滋行 伊藤
Kenji Matsumoto
健司 松本
Iwao Ayusawa
巌 鮎澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Publication of JP2000196938A publication Critical patent/JP2000196938A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B31/00Arrangements for the associated working of recording or reproducing apparatus with related apparatus
    • G11B31/006Arrangements for the associated working of recording or reproducing apparatus with related apparatus with video camera or receiver
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/50Constructional details
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/63Control of cameras or camera modules by using electronic viewfinders
    • H04N23/633Control of cameras or camera modules by using electronic viewfinders for displaying additional information relating to control or operation of the camera
    • H04N23/635Region indicators; Field of view indicators
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/65Control of camera operation in relation to power supply
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/68Control of cameras or camera modules for stable pick-up of the scene, e.g. compensating for camera body vibrations
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/68Control of cameras or camera modules for stable pick-up of the scene, e.g. compensating for camera body vibrations
    • H04N23/682Vibration or motion blur correction
    • H04N23/685Vibration or motion blur correction performed by mechanical compensation
    • H04N23/687Vibration or motion blur correction performed by mechanical compensation by shifting the lens or sensor position
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/765Interface circuits between an apparatus for recording and another apparatus
    • H04N5/77Interface circuits between an apparatus for recording and another apparatus between a recording apparatus and a television camera
    • H04N5/772Interface circuits between an apparatus for recording and another apparatus between a recording apparatus and a television camera the recording apparatus and the television camera being placed in the same enclosure
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/765Interface circuits between an apparatus for recording and another apparatus
    • H04N5/775Interface circuits between an apparatus for recording and another apparatus between a recording apparatus and a television receiver

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】VTR一体型ビデオカメラのカメラ振れを低減
する。 【構成】VTRのテープ巻取り軸の軸方向Aとレンズ及
び光学ビュー・ファインダの光軸を合わせ、VTRとレ
ンズと光学ビュー・ファインダとを同一平面上に互いに
重ならないように並列配置する。 【効果】VTR一体型ビデオカメラの重心を撮影者に最
も近付けることができ、カメラ振れを最小に低減でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はVTR一体型ビデオカメ
ラにかかり、特にカメラ振れの少ない配置構成のコンパ
クトビデオカメラに関するものである。
【0002】また、VTR一体型ビデオカメラの取扱性
に関するものである。
【0003】また、本発明はVTR一体型ビデオカメラ
の光学式ビュー・ファインダにかかり、特に映像をデジ
タル信号処理するビデオカメラに関するものである。
【0004】また、本発明はVTR一体型ビデオカメラ
にかかり、特に撮影時間の一定化に関するものであるま
た、本発明は、ビデオカメラ,電子スチルカメラ等に用
いて好適な小型光学システムに係り、特に、レンズ系に
低倍率のズームレンズを用い、電子ズームを併用する構
成を有しかつ高倍率の光学ズームファインダを組み合わ
せたコンパクトビデオカメラ用光学システムに関する。
【0005】また、本発明は、ビデオカメラに用いて好
適なズームレンズに係り、特に、レンズ系にズームレン
ズを用い、それと電子ズームを併用することで、高倍率
化を達成しつつ小型化を図ることが可能な電子ズーム付
きビデオカメラ用レンズに関するものである。
【0006】また、本発明は、カメラ一体形VTRの使
い勝手を改善するものであり、特に、テレビジョン受像
機とカメラ一体形VTRとの信号接続、カメラ一体形V
TRへの電源供給及びバッテリ充電の簡易化などに関す
るものである。
【0007】また、本発明はVTR一体型ビデオカメラ
にかかり、特にバッテリとして一次電池を用いた場合の
充電防止に関するものである。
【0008】
【従来の技術】従来のVTR一体型ビデオカメラは、特
開平1−98373号公報に開示されているように、V
TRの長手方向とビデオカメラのレンズ光軸とを合わ
せ、VTRとビデオカメラとを平行に配置し、キュービ
ック(cubic、立方体)に近い形状をし、VTRの
後部にバッテリを外付けしていた。
【0009】また、光学ファインダを用いる従来のVT
R一体型ビデオカメラは、特開平1−142539号公
報に開示されているように、VTR本体の前面に撮影レ
ンズを搭載していた。
【0010】さらに、従来のVTR一体型ビデオカメラ
は、特開平3−198480号公報に開示されているよ
うに、マイクをカメラ本体内に移動可能に収納し、撮影
時にはマイクを引き出してカメラ本体より突出させて用
いていた。また、マイクの引出しと連動してレンズカバ
ーを開き、マイクの収納と連動してレンズカバーを閉じ
ていた。
【0011】また、特公平4−39267号公報には収
納室(ビデオフロッピ駆動装置)と撮像部とバッテリと
を同一平面上に重ならないように並行配置した電子カメ
ラが開示されている。
【0012】また、特公平4−39267号公報には、
ペンタダハプリズム90が備えられた交換レンズ方式の
一眼レフ型光学系と、光学ファインダが開示されてい
る。
【0013】また、特公平4−39267号公報には、
本体内部に収納された電池93が開示されている。
【0014】また、特開平3−206777号公報に
は、ビデオフロッピー駆動装置と、レンズユニットと、
ファインダと、電池を同一平面上に重ならないように並
行配置した画像記録装置が開示されている。
【0015】また、従来のビデオカメラの光学ビュー・
ファインダは、特開平3−292067号公報に開示さ
れているように、光学ビュー・ファインダの対物レンズ
と接眼レンズとの間に透過型液晶表示素子を挿置し、こ
の透過型液晶表示素子に、撮像ユニットやシグナルコン
トローラから入力された画像やキャラクタジェネレータ
から入力された撮影データ等を表示していた。また、本
従来例は、撮影範囲を示す視野枠の生成をエレクトロニ
ック・ビュー・ファインダで行い、ハーフミラーを介し
て光学ビュー・ファインダの視野に重畳していた。この
視野枠の位置およびサイズは、ズームエンコーダにより
得られる撮影レンズの焦点距離に基づいてコントローラ
で決定している。
【0016】また、従来のVTR一体型カメラは、録画
ボタンを押すと撮影が開始され、再度録画ボタンを押す
と録画を終了するトグル方式を採用していた。また、録
画ボタンを押すと録画を開始し、録画ボタンを離すと録
画を終了するプッシュオン方式を採用していた。
【0017】また、従来のビデオカメラ用レンズは、例
えば特開平2−39011号公報に記載されているよう
に、レンズを移動することでズームレンズ全体の焦点距
離を変え、同一の被写体に対する像の大きさを変えてい
た。また従来の電子ズームでは、例えば特開平1−26
1086号公報に記載されているように、電気的処理に
よって同一の被写体に対する像の大きさを変えていた。
【0018】ビデオカメラのファインダは、これまで電
子ビューファインダが主に用いられており、電力消費量
が大きく、バッテリの使用時間が短かかった。
【0019】一方、ズームレンズと連動する光学ズーム
ファインダは、ズームレンズと同じズーム比で構成さ
れ、低倍率であった。
【0020】最近のビデオカメラは操作性,機動性が重
視されており、その要求に答えて撮像デバイスも1/3
インチの小型が主流になりつつある。また、それにとも
ない小型軽量・高性能ズームレンズが強く要望されてい
る。さらに、コスト低減の要望も強く、高性能を維持し
つつ、レンズの構成枚数の削減をはかったズームレンズ
の実現が強く望まれている。従来のビデオカメラ用ズー
ムレンズは、ズーム比が6〜8程度であり、ズームレン
ズを構成する各群はフォーカシング部が3枚、バリエー
タ部が3枚、コンペンセータ部が1枚、リレーレンズ部
が6〜8枚の構成のものが多い。ビデオカメラ用ズーム
レンズの場合は、カラーシェーディング防止のため射出
瞳位置が像面より一定距離以上離れている必要のあるこ
と、水晶板等が撮像面の前に置かれるのでバックフォー
カスの長いレンズ系が必要という制限があり、高性能ズ
ームレンズの実現には、13〜15枚という多数の球面
レンズが不可欠であった。
【0021】一方、コンペンセータ部を削除したいわゆ
るコンペレス方式ズームレンズが特開平2−39011
号公報及び特開平3−33710号公報に開示されてい
るが、この方式のズームレンズにおいても、8〜9枚と
いうレンズ枚数が使用されている。
【0022】他方、ズーム比が2〜3倍のズームレンズ
としては、コンパクトカメラ用の2群構成のズームレン
ズが一般的である。このコンパクトカメラ用の2群構成
ズームレンズは、正の屈折力の前群レンズと負の屈折力
の後群レンズで構成されている。これは、コンパクトカ
メラが35mmフィルムを用いており、望遠比を小さく
しても十分なバックフォーカスを確保できるためであ
る。ところが、ビデオカメラ用ズームレンズの場合、例
えば、1/3インチセンサでは、撮像面の対角長が6m
mしかなく、正と負という望遠タイプのズームレンズで
は、十分なバックフォーカスを確保することができなか
った。
【0023】また、従来のビデオカメラ用レンズは、例
えば特開平2−39011号公報に記載されているよう
に、互いに間隔を隔てて位置する少なくとも2組のレン
ズにより構成されたズームレンズであって、その各組の
レンズをその光軸方向に沿って相対移動させて間隔を調
整することによりズーム動作を行って、ズームレンズ全
体の焦点距離を変え、それにより同一の被写体に対する
像の大きさを変える変倍を行っていた。
【0024】また従来の電子ズームでは、例えば特開平
1−261086号公報に記載されているように、同一
の被写体に対する像の大きさを電気的に拡大し変倍を行
っていた。
【0025】また、従来、半導体技術の進歩や部品の小
形化,加工及び実装技術の進歩などによりビデオカメラ
とビデオテープレコーダ(以下、VTRと記す)とを一
体形にしたカメラ一体形VTRの小形・軽量化が急速に
進んでいる。また、白バランスや絞り、フォーカスなど
全ての設定が自動化されたため、ビデオ撮影自体は簡単
で、単に、撮影スタート/ストップボタンをおすだけで
良い。この結果、誰でもが手軽にビデオ撮影可能となっ
てきている。このようにビデオ撮影に関しては、小形・
軽量化や簡単操作など使い勝手の改善がなされている
が、撮影したビデオの再生についてはまだまだ改善の余
地が十分に残されている。例えば、ソニー製カメラ一体
形VTR型番CCD−TR105の取扱説明書(31ペ
ージおよび37ページ)に記載されているようにカメラ
一体形VTRを使ってビデオの再生を行なう場合を考え
ると、まず、バッテリを外し、ACアダプターから出力
される外部DC電源をカメラ一体形VTRに供給する。
次に、カメラ一体形VTRとテレビジョン受像機(以
下、TVと記す)とを3本のRCAピンコードにて接続
し、カメラ一体形VTRから再生される映像信号とステ
レオ音声信号をTVの外部入力端子に入力出来るように
する。TVの信号入力モードを外部入力モードに切り換
えたのち、カメラ一体形VTRの再生を開始する。この
ように、大変煩雑な作業をしなければならない。さら
に、一般的にはビデオ撮影やビデオ再生を終了するとカ
メラ一体形VTRを押し入れや箪笥などにしまってしま
う事が多いという状況を考えると、これら再生に伴う煩
雑な作業を毎回行なわなければならない。また、このよ
うな状況では、ビデオ撮影を行なおうと思った場合に
も、事前にACアダプターを押し入れや箪笥などから取
りだし、バッテリの充電をまず行なわなければならな
い。その結果、少なくともビデオ撮影前に1時間以上の
準備時間が必要となる。
【0026】また、従来のVTR一体型ビデオカメラ
は、特開平1−98373号公報に開示されているよう
に、VTR一体型ビデオカメラの後部にバッテリを外付
けしていた。この従来のバッテリは主に二次電池として
ニッケル・カドミニウム電池、一次電池としてアルカリ
乾電池を用いていた。ニッケル・カドミニウム電池の電
圧は単セル当たり1.2V、アルカリ乾電池の電圧は単
セル当たり1.5Vであるため、電源電圧が6VのVT
R一体型ビデオカメラに使うには4本ないし6本必要で
あった。バッテリに充電する場合は、バッテリをVTR
一体型ビデオカメラから取外し、バッテリを充電器にセ
ットして充電する。一次電池を内蔵したバッテリは、バ
ッテリが接する充電器側に突起等があり、バッテリが充
電器にセットできない構造となっており、問題は無かっ
た。
【0027】しかしながら、バッテリの性能が上がり、
二次電池としてリチウム・イオン電池、一次電池として
二酸化マンガンリチウム電池を使う場合、単セル当たり
の電圧が3Vないし3.6Vのため、電源電圧が6Vの
VTR一体型ビデオカメラに使うには2本で充分とな
る。電池が2本ならば、ケース内に内蔵でき、軽量化,
コンパクト化が可能となり、VTR一体型ビデオカメラ
の外形デザインもスッキリとする。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】特開平1−98373
号公報に開示されているVTR一体型ビデオカメラはレ
ンズとVTRを平行に配置した縦長である。更に、VT
Rの後端にバッテリを配置し、前後方向の長さを増して
いる。従って、前後方向には長く、かつ横方向には厚い
形態をしているため、収納性が悪く、携帯性も劣る問題
があった。また、望遠倍率の高い光学系を備えたカメラ
部11は全長が長くなり、同公報の第1図に示されたよ
うにVTR1の側面に平行に配置される傾向にあり、形
態の自由度が低下する問題があった。この従来のVTR
一体型ビデオカメラを用いて撮影する場合、カメラを顔
の前に構えると、カメラが前後方向に長いため、カメラ
の重心が撮影者の顔から離れてしまうので、カメラ全体
の回転モーメント(重量×距離)が増大し、撮影者の手
のわずかの振れでもカメラ端では大きく振れてしまい、
カメラ振れ、いわゆる手振れを助長する問題があった。
【0029】この欠点を解決するには、特開平3−20
6777号公報に開示されているように、ビデオフロッ
ピードライブをその最も広い面を撮影者の顔に平行に、
すなわち盾の様に構え、その側面にビデオカメラやファ
インダやバッテリを配置するならば、各要素部品が、撮
影者に近づくので、カメラ振れを低減することが可能で
ある。しかし、この従来例は、ビデオフロッピードライ
ブの機構部品と回路部品およびビデオカメラの撮像素子
を1枚の基板の上に配置しているため、重量のあるビデ
オフロッピードライブの重心位置が撮影者の顔から離れ
てしまい、上述の理由により、カメラ振れ、いわゆる手
振れの低減が不十分であった。
【0030】また、特開平3−206777号公報に開
示されている画像記録装置は、一枚の基盤Bの上に、撮
影から記録までの各機能を奏する機械部品並びに電気回
路部品の概ね前部が固定並びに実装されている。レンズ
ユニット18は基盤Bの表側に、CCD17は基盤Bの
裏側にそれぞれ実装される。従って、基盤Bによりレン
ズユニット18の位置が一義的に決定されるためレンズ
ユニット18の長短によりレンズユニット18が突出し
たり、引っ込みすぎたりする形態上の問題があった。
【0031】また、特公平4−39267号公報に、ビ
デオフロッピードライブをその最も広い面を撮影者の顔
に平行にすなわち盾の様に構え、その側面にビデオカメ
ラやバッテリーを配置した電子カメラが開示されてい
る。しかし、この従来例は、一眼レフレックスタイプ
で、交換レンズ1方式である。そのため、交換レンズ1
がカメラ本体63より突出しており、この従来例も、上
記従来例の問題点である収納性及び携帯性を十分に解決
していない。更に、本従来例は、重量のある交換レンズ
1の重心位置が撮影者の顔から離れてしまうので、カメ
ラ全体の回転モーメント(重量×距離)が増大し、カメ
ラ振れ、いわゆる手振れを助長する問題があった。
【0032】また、特公平4−39267号公報に開示
されたペンタダハプリズム90が備えられた交換レンズ
方式の一眼レフ型光学系と、光学ファインダは、半透過
鏡4を用いて被写体の光を、固体撮像素子2と、光学フ
ァインダに分割している。そのため、固体撮像素子2に
到達する光量が低く、また、光学ファインダに分割され
る光量が低く暗い所での撮影に支障を来す問題があっ
た。
【0033】また、特開平1−142539号公報に開
示されているVTR一体型ビデオカメラの光学ビュー・
ファインダは、上記特開平1−98373号公報に開示
されているVTR一体型ビデオカメラの電子ビュー・フ
ァインダと異なり、電源OFF状態でもビュー・ファイ
ンダを覗いて景色をみることができるため、電源ON,
OFFの区別がつきにくく、したがって、電源を入れず
に撮影を始めてしまう問題があった。
【0034】さらに、特開平3−198480号公報に
開示されているVTR一体型ビデオカメラは、マイクと
マイクカバーが連動する構造のため構成部品が多くなる
問題があった。また、使用時はマイクが本体から飛び出
すため、操作中にひっかける恐れがあった。
【0035】また、光学ファインダを備えた特開平1−
142539号公報に開示されているVTR一体型ビデ
オカメラは、VTR部の長手方向にレンズを配置して前
後方向の長さを増し、VTR部の側面に電池ボックスを
設けて横方向の厚さを増していた。上記従来例と同様
に、この従来のVTR一体型ビデオカメラも、前後方向
には長く、かつ横方向には厚い形態をしているため、カ
メラ全体の回転モーメント(重量×距離)が増大し、カ
メラ振れ、いわゆる手振れを助長する問題があった。さ
らに、収納性が悪く、携帯性も劣る問題があった。ま
た、(光学)ファインダ3は長く、このファインダ3を
用いるには、ファインダ3を本体部1の長手方向に合わ
せることが一義的に決定され、形態上の自由度が低下す
る問題があった。
【0036】また、上記従来例は、視野枠の生成をエレ
クトロニック・ビュー・ファインダで行っており、光学
ビュー・ファインダおよびエレクトロニック・ビュー・
ファインダの2つのビュー・ファインダが必要であっ
た。
【0037】また、特開平3−292067号公報は、
ズームエンコーダを有する光学式ズームレンズ用のビュ
ー・ファインダについての発明であり、映像をデジタル
信号処理して拡大または縮小する場合についての開示が
無かった。
【0038】一般に、VTR一体型カメラでスナップ的
に撮影する場合、撮影内容を理解するためには、5秒以
上の撮影時間が必要といわれている。しかしながら、写
真用カメラと同じ感覚で、短めに撮影したり、用心のた
め、長めに撮影しがちである。このため、撮影したテー
プを再生すると、短過ぎて撮影内容がわからなかった
り、長過ぎて冗長過ぎたりする問題があった。
【0039】また、ズーム比が6〜8というビデオカメ
ラ用ズームレンズでは、レンズ形状,レンズ材質,レン
ズ配置等の最適設計をしても、レンズ枚数を大幅に削減
した小型・軽量のズームレンズを実現することは困難で
あった。
【0040】また、ズーム比を約2と小さくしてレンズ
枚数を低減した例が、特開昭63−223720号公報
及び特開平1−32217号公報において開示されてい
るが、レンズ枚数は7枚〜8枚であり、多くのレンズ枚
数を必要としている。また、広角端の画角も約44°と
小さく、十分な広角化を実現していなかった。
【0041】本発明は、高倍率の光学式ズームファイン
ダーと、低倍率で小型のズームレンズと電子ズームを組
合せることによって、低消費電力で小型,軽量のコンパ
クトなビデオカメラを提供するために、ズーム比が2〜
3程度のズームレンズを用いて、少ないレンズ構成で、
画角の広い小型・軽量の高性能なビデオカメラ用ズーム
レンズを提供する事を目的としている。
【0042】上記従来技術のうち、ズームレンズでは、
互いに間隔を隔てて位置する少なくとも2組のレンズを
相対移動させて間隔を調整することにより倍率を可変す
る都合上、その間隔の長さが、所要の倍率に見合う分だ
け必要となり、ビデオカメラの商品性上、必要な倍率
(例えば6倍)を確保するために必要な間隔長の故に、
レンズの大きさが大きくなるという問題があった。
【0043】また、上記従来技術のうち、電子ズームで
は、倍率を高くすると画面上の情報量が減少し、その結
果画質が劣化し、ビデオカメラの商品性が大きく損なわ
れるという問題があった。
【0044】また、カメラ一体形VTRを使用した再生
は、電力供給やTVとの配線など煩雑な作業が多く、使
い勝手が悪いという問題がある。これは、さらにビデオ
撮影前の準備にも言えることである。
【0045】この原因について考えてみると、現在のカ
メラ一体形VTRは、 (1)カメラ一体形VTRの定常的な置場所が無いこと (2)TVとの配線が毎回必要なこと (3)バッテリをカメラ一体形VTRから外さないと外
部から電源供給出来ないこと (4)バッテリをカメラ一体形VTRから外さないと充
電できないこと などが挙げられる。
【0046】また、ケース内に内蔵したバッテリをVT
R一体型ビデオカメラから取り外さないで充電できれ
ば、VTR一体型ビデオカメラの取扱性は向上する。し
かしながら、充電できる二次電池バッテリと充電できな
い一次電池バッテリの区別が付けられず、一次電池バッ
テリに充電する恐れがある。
【0047】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解決し、部品配置によりカメラ振れを低減したコンパク
トビデオカメラを提供することにある。
【0048】本発明の第2の目的は、視野枠のサイズを
可変させることによって、等価的にズームレンズの撮影
範囲を表示したコンパクトビデオカメラを提供すること
にある。
【0049】本発明の第3の目的は、撮影時間を一定化
し、再生映像の冗長性や編集の必要性を低減した一定時
間撮影機能を有するコンパクトビデオカメラを提供する
ことにある。
【0050】本発明の第4の目的は、上記従来技術の問
題点を解決し、必要な倍率を確保するために必要なズー
ムレンズにおけるレンズ間の間隔長が短くて済み、それ
故小型化が可能であり、しかも、そのために使用する電
子ズームによる画質の劣化が、さほどでない倍率範囲で
電子ズームを用いれば済むような電子ズーム付きビデオ
カメラ用レンズを提供することにある。
【0051】本発明の第5の目的は、使い勝手の悪さを
改善し、ビデオ撮影自体だけでなく再生及び撮影前の事
前準備をも含めた真に使い勝手の良いコンパクトビデオ
カメラを提供することにある。
【0052】本発明の第6の目的は、一次電池(乾電
池)と二次電池(蓄電池)の混合使用を可能とし、一次
電池使用時には充電不可能とするコンパクトビデオカメ
ラを提供することにある。
【0053】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、同一平面上に垂直に、ビデオカメラと、光学ファイ
ンダとを配置し、概略同一平面上にVTRの最も広い面
を接するように配置し、概略同一平面上に上記バッテリ
を配置し、以上の構成要件を各々独立に配置した。
【0054】さらに、VTRメカニズムのテープ巻取り
軸の軸方向とレンズおよび光学ビュー・ファインダの光
軸方向を略一致させ、VTRとレンズまたはビュー・フ
ァインダを並列配置した。さらに、軽量なVTR回路よ
りも重量のあるVTR駆動メカニズムを撮影者の顔に近
付けて配置して、VTRの重心位置を撮影者に近付け
た。
【0055】また、光学ビュー・ファインダと光学系の
両方を同時に蔽う遮蔽板を設けた。また、遮蔽板の動作
に電源ON,OFFを連動させた。
【0056】また、光学ビュー・ファインダと光学系と
マイクの3つを同時に蔽う遮蔽板を設け、遮蔽板の動作
に電源ON,OFFを連動させた。
【0057】また、光学ファインダは、正立プリズムを
備えた実像式光学ファインダとした。
【0058】また、対物レンズの焦点位置に透過型の液
晶表示素子を挿置し、この液晶表示素子に視野枠を接表
示する。
【0059】また、液晶表示素子に表示される視野枠サ
イズは映像のデジタル信号処理時の拡大率または縮小率
の信号に従って電気的に可変する。
【0060】また、VTRのシステム・コントロール・
マイコンに、録画スイッチを押すと録画を開始し、所定
時間後に自動的に録画が停止する、プログラムソフトを
組んだ。
【0061】また、電源として一次電池(乾電池)を用
いた。
【0062】また、上記目的を達成するために、ズーム
レンズの倍率を低くし、かつ電子ズームの倍率を低く設
定し、この両者の倍率をビデオカメラの商品性を満たす
ように組み合わせると共に、高倍率の光学ズームファイ
ンダをビデオカメラの倍率と連動させることで達成され
る。
【0063】また、上記問題点を解決するために本発明
は、物体側より順に負屈折力の第1レンズ群と正屈折力
の第2レンズ群を配置し、広角から望遠への変倍に際し
て第2レンズ群が物体側に移動するとともに、変倍の際
の像面位置の移動を防止するために第1レンズ群を移動
させるよう構成させている。さらに、第1レンズ群及び
第2レンズ群のそれぞれに少なくとも1面以上の非球面
を設ける事によって小型,軽量のビデオカメラ用ズーム
レンズを実現させ、このズームレンズを搭載したコンパ
クトビデオカメラによって、大幅な低消費電力・小型・
軽量化を達成することができる。
【0064】また、上記目的を達成するために、本発明
による電子ズーム付きビデオカメラ用レンズでは、所望
の被写体倍率の一部をズームレンズ系に持たせ、残りの
一部を電子ズーム系に持たせることにより、両ズーム系
で所望の被写体倍率を達成することにした。
【0065】その結果ズームレンズの倍率を、ズームレ
ンズだけしか用いない場合に比較して低くでき、かつ電
子ズームの倍率も、電子ズームだけしか用いない場合に
比較すると低く設定でき、この両者の組み合わせで、ビ
デオカメラの商品性を満たすに足る被写体倍率を実現す
ることができる。
【0066】また、上記目的を達成するために、第1の
方法として、カメラ信号処理手段と、VTR信号処理手
段と、信号を光信号として出力する手段と、バッテリか
らの電力供給と外部DC電源からの電力供給とを切り換
えるスイッチ手段とを具備したカメラ一体形VTRと、
上記光信号を受光する手段と、受光した光信号を元の信
号に変換する手段と、DC電源を外部に供給するための
手段とを備えたカメラ一体形VTR用インターフェース
機器とで構成している。
【0067】また第2の方法として、カメラ信号処理手
段と、VTR信号処理手段と、信号を光信号として出力
する手段と、バッテリからの電力供給と外部DC電源か
らの電力供給とを切り換える第1のスイッチ手段と、バ
ッテリ充電動作と電力供給動作とを切り換える第2のス
イッチ手段とを具備したカメラ一体形VTRと、上記光
信号を受光する手段と、受光した光信号を元の信号に変
換する手段と、DC電力を外部に供給するための第1の
手段と、DC電力をバッテリ充電のために外部に供給す
るための第2の手段とを備えたカメラ一体形VTR用イ
ンターフェース機器とで構成している。
【0068】また第3の方法として、上記第1及び第2
の方法における光信号出力手段の出力端子と外部からの
電力供給端子とをカメラ一体形VTRの底面部に配置し
ている。
【0069】また第4の方法として、上記第3の方法に
おける端子とカメラ一体形VTR用インターフェース機
器側端子との接続において、カメラ一体形VTR底面部
にある三脚穴を接続ガイドに兼用している。
【0070】また、一次電池と二次電池のエネルギー密
度には開きがあり、同エネルギー量を得ようとすると、
電池形状寸法に差がでてくる。すなわち、一次電池の形
状寸法は、二次電池の形状寸法に比較して小さい。そこ
で、まずバッテリケース側の端子リードを一次電池用と
二次電池用に分離して、別々に設けた。また、一次電池
を収納し、外形寸法が二次電池と同等な収納アダプタを
作り、該収納アダプタには一次電池識別用の窪みを設け
た。
【0071】
【作用】VTRメカニズムのテープ巻取り軸と光学系お
よび光学ビュー・ファインダの光軸とを一致させるの
で、必然的にVTR部の一番広い面積部分を撮影者の顔
に平行に保持する構え方となり、VTRの重心を撮影者
に最も近付ける。さらに、軽量なVTR回路よりも重量
のあるVTRメカニズムを撮影者側に配置したので、V
TR一体型ビデオカメラ全体の重心を撮影者に最も近付
ける。一般に、カメラ振れはモーメントに比例して大き
くなるので、モーメントを小さくすることがカメラ振れ
対策には有効である。モーメントMは下式で表される。
【0072】M=L×F 但し、L:距離 F:力、または、重量 VTR一体型ビデオカメラの場合、Lは各部重心位置の
撮影者からの距離の平均であり、FはVTR一体型ビデ
オカメラ各部の重量の総和である。Fが等しい場合、L
を小さくすることによりMを小さくできる。VTR一体
型ビデオカメラ各部の重心位置を撮影者に最も近付ける
ことは、Lを最も小さくすることであり、これはすなわ
ち、カメラ振れの少ない安定した映像の撮影を可能とさ
せる。従って、同一平面上にVTR部の最も広い面を接
するように配置したり、ビデオカメラや光学ファインダ
や、バッテリーを各々独立に、同一平面上に配置するこ
とは、Lを最も小さくする方法であり、この結果、カメ
ラ振れの少ない安定した映像の撮影が可能となる。
【0073】また、光学ビュー・ファインダを開放また
は遮蔽し、かつ電源スイッチと連動している遮蔽板は、
光学ビュー・ファインダを覗いて、何も見えない時は電
源OFFを示し、覗くと見える時は電源ONを示す。
【0074】また、マイクを遮蔽板で蔽う構造としたの
で、可動部分が遮蔽板のみとなり、部品点数が低減す
る。また、マイクが本体より飛び出ないので、撮影中に
ひっかける恐れが無い。
【0075】望遠倍率が低いレンズ(例えば、1倍また
は3倍以下)は鏡筒長が短かい。そのため、レンズをV
TRの側面に配置することが可能となり、レンズ重心位
置を撮影者に近付けるので、カメラ振れを生じにくくす
る。
【0076】また、ビデオカメラの撮像素子と、VTR
部の基板を、各々独立に配置するので、ビデオカメラの
光学系が飛び出たり、引っ込んだりすることが無い。
【0077】また、光学ファインダとしては、1)撮影
レンズによって、直接視野を決定する方式と、2)補助
的なレンズ、または枠を用いて、間接的に決定する方式
とがある。1)の方式にはa)ダイレクトファインダ、
b)一眼レフ式ファインダ、が有り、特公平4−392
67号公報に開示の光学ファインダは、一眼レフ式ファ
インダに相当する。2)の方式には、a)二眼レフ式フ
ァインダ、b)フレームファインダ、c)ニュートンフ
ァインダ、d)ガリレオファインダ、e)アルバタファ
インダ、f)ブライトフレームファインダ、g)実像式
ファインダ、h)ズームファインダ、がある。詳細は、
久保田他2、光学技術ハンドブック、朝倉書店、197
0.3、p863−866、に記されている。本発明で
は、実像式ファインダを選択した。この理由は、一眼レ
フ式ファインダのように光量低下を起こさず、アルバタ
ファインダのように半透過鏡を用いていないため、画質
が良好であることによる。
【0078】また、光学ファインダ内に備えた正立プリ
ズムは、実像式光学ファインダの接眼レンズと対物レン
ズの距離を短くする作用が有り、光学ファインダの重心
位置を撮影者に近付け、カメラ振れを低減する作用があ
る。
【0079】液晶表示素子に直接、視野枠を表示するの
で、エレクトロニック・ビュー・ファインダやハーフミ
ラー等が不必要になる。
【0080】また、信号に従って電気的に視野枠を可変
するので、ズームエンコーダを有しないパンフォーカス
レンズを用いたビデオカメラのズーミングが可能とな
る。
【0081】また、システム・コントロール・マイコン
に組み込まれた、録画スイッチを押すと録画を開始し、
所定時間後に自動的に録画が停止するプログラムソフト
は、VTR一体型カメラの撮影時間を所定の長さに設定
するので、短過ぎて撮影内容が理解できないとか、長過
ぎて冗長過ぎる問題を排除し、あたかも編集された映像
を、撮影の初めから提供できる作用がある。
【0082】また、電源としての一次電池(乾電池)は
充電の必要が無いため、ビデオカメラを持ち運ぶときに
充電器を持ち運ぶ必要が無く、携帯性を向上させる作用
がある。
【0083】また、本発明では、ズームレンズの倍率を
低くし、ズームレンズの大きさを小さくすることがで
き、又、電子ズームの倍率を低く設定することで、画面
上の情報量の減少を最小として画質の劣化を防止してい
る。
【0084】さらに、ズームレンズのズーム比と電子ズ
ームのズーム比に対応した、高倍率の光学ファインダを
採用することで電力消費量の低減を実現することができ
る。また、ズームレンズの構成を上記従来の技術で述べ
たように、十分なバックフォーカスを確保するために、
第1レンズ群を負とし、第2レンズ群を正という広角タ
イプの2群構成ズームレンズを採用している。
【0085】また、第1レンズ群及び第2レンズ群それ
ぞれに、凹レンズと凸レンズを用いることは、ズームレ
ンズの色収差補正のための必要条件である。
【0086】そこで、第1レンズ群のレンズ構成につい
ては、広角端の画角が約60度もある広角ズームレンズ
の場合では、歪曲収差補正のため物側に凸面を向けたメ
ニスカス凹レンズを設けることが必要となり、第1レン
ズ群のレンズ構成は、物側より、物側に凸面を向けたメ
ニスカス凹レンズと凸レンズのレンズ2枚構成が最小レ
ンズ構成となる。
【0087】また、第2レンズ群のレンズ構成について
は、色収差補正及び非球面の配置のために、物体側から
順に、物側に凸面を向けたメニスカス凹レンズと両凸面
で軸上厚の大きな凸レンズの2枚構成とすることが、必
要である。
【0088】次に、収差補正には、2面の非球面が有効
であり、この2面の非球面の効果を最大限に引き出すた
めに、2面の非球面の位置を離して配置することがよ
い。
【0089】本発明によれば、ズームレンズの倍率を低
くすることで、ズームレンズにおけるレンズ間の間隔長
が短くて済み、その分ズームレンズを小型化できる。ま
た、ズームレンズの倍率を低くするために用いる電子ズ
ームを用いるわけであるが、この電子ズームの倍率も低
く設定すれば済むので、画面上の情報量の減少を最小限
に抑えて画質の劣化を、さほど生じないようにすること
ができる。
【0090】また、カメラ一体形VTR用インターフェ
ース機器を設けたので、カメラ一体形VTRの定常的な
置場所が設定される。
【0091】さらに、TVとの配線は、カメラ一体形V
TR用インターフェース機器とTVとの間で1回だけ行
なえばよく、後は光信号接続により配線不要となる。
【0092】また、バッテリをカメラ一体形VTRから
外さないで外部からの電源供給が出来る。
【0093】また、バッテリをカメラ一体形VTRから
外さないでバッテリ充電できるなどが達成可能となる。
【0094】また、一次電池用の正極リード端子は、V
TR一体型ビデオカメラの負荷につながっているもの
の、充電器の出力端子にはつながっていない。従って、
一次電池には充電されない。
【0095】また、収納アダプタの窪みには一次電池検
出スイッチがはまり込み、一次電池への充電回路を切断
する。従って、一次電池には充電されない。
【0096】
【実施例】図1,図2,図3および図4に本発明の第1
の実施例を示す。図1はケース2を取外した内部部品の
前方から見た外観図、図2はケース2を取外した内部部
品の後方から見た外観図、図3はVTR一体型ビデオカ
メラ1の前方からみた外観図、図4は後方から見た外観
図である。図1及び図2において、本発明のコンパクト
ビデオカメラ1は、VTRメカニズム20と、VTRメ
カニズム20の前部に配置したVTR回路21とマイク
13、VTRメカニズム20とVTR回路21の側面に
配置した光学ビュー・ファインダ12と、光学ビュー・
ファインダ12の下部に配置したビデオカメラレンズ1
1と、ビデオカメラレンズ11の下部に配置したバッテ
リ23と、ビデオカメラ回路24とからなる。ビデオカ
メラレンズ11の後部には撮像素子25が取り付けられ
ている。VTRメカニズム20には、テープ巻取り軸2
2a,22b、シリンダ28及びカセットホルダ20a
が載置されている。VTRメカニズム20のテープ巻取
り軸22a,22bの軸方向は矢印A方向である。矢印
A方向とビデオカメラレンズ11の光軸および光学ビュ
ー・ファインダ12の光軸とは平行している。また、V
TRメカニズム20と、光学ビュー・ファインダ12
と、ビデオカメラレンズ11と、バッテリ23は、互い
に重ならず、同一平面上に並列配置である。カセットホ
ルダ20aにはテープカセット(図示せず)が装着さ
れ、テープカセットはテープ巻取り軸22a,22bに
嵌め込まれ、テープ(図示せず)はシリンダ28に巻き
付けられる。
【0097】バッテリ23は一次電池(乾電池)を用い
る。昨今、乾電池は何処でも入手容易であり、二次電池
(蓄電池)のように充電する必要が無い。
【0098】図3および図4において、本発明のコンパ
クトビデオカメラ1はケース2で包まれる。ケース2の
前面には開口部8を有し、ビデオカメラレンズ11、光
学ビュー・ファインダ12、マイク13およびタリーラ
ンプ9が配置されている。開口部8は遮蔽板10によっ
て開閉される。開口部8の斜め下には遮蔽板解除ノブ3
6が配置されている。遮蔽板解除ノブ36を引くと遮蔽
板10は上方に移動し、開口部8を蔽う。ケース2の上
面には録画スイッチ4、イジェクトスイッチ5、モード
切換スイッチ6およびトップカバー3が配置されてい
る。ケース2の側面にはズームスイッチ7が配置されて
いる。録画スイッチ4は録画の開始または終了を設定す
る。イジェクトスイッチ5はスライドスイッチタイプ
で、イジェクトスイッチ5を引くと、トップカバー3お
よび後述のカセットリッド15が開き、テープカセット
(図示せず)を出し入れする。モード切換スイッチ6は
撮影モードの切換えを行う。モード切換スイッチ6の詳
細については後述する。ケース2の下面にはバッテリー
リッド14が配置され、バッテリーリッド14を開いて
バッテリ23の出し入れを行う。ケース2の裏面にはカ
セットリッド15、ビュー・ファインダ接眼部18、が
配置され、ビュー・ファインダ接眼部18の周囲にはア
イカップ19が形成されている。アイカップ19の内側
に、電源表示灯26及び録画表示灯27が配置されてい
る。カセットリッド15には液晶表示部16があり、コ
ンパクトビデオカメラ1の動作状態を表示する。カセッ
トリッド15の右側には盛り上がったフィンガーストッ
パ17があり、コンパクトビデオカメラ1を右手で握っ
たときに、右手親指の滑り止めとなる。上部に配置され
たトップカバー3と裏面に配置されたカセットリッド1
5からVTRメカニズム20に挿入するテープカセット
(図示せず)を出し入れする。アイカップ19はビュー
・ファインダ接眼部18を覗いたとき、有害な外光の入
射を妨げる働きをなす。電源表示灯26は、モード切換
スイッチ6がCAMERAモード、またはVTRモード
に設定されたとき点灯する。その色彩は、赤色が望まし
い。録画表示灯27はモード切換スイッチ6がCAME
RAモードになり、録画スイッチ4がONされて録画中
になったとき、点灯する。録画表示灯27の色彩は緑色
または青色が望ましい。録画表示灯27は後述するJ撮
影モード(ジャスト撮影モード)の時、点滅して時間経
過を表示する。点滅の周期は1秒間隔が望ましい。
【0099】図5および図6は本発明の第2の実施例を
示し、ケース2の開口部8を蔽う遮蔽板10の構成と動
作を示す。遮蔽板10の上端には、遮蔽板スライドノブ
30が固着されている。遮蔽板10の開閉機構は、遮蔽
板10と、遮蔽板29に係止したねじりコイルばね33
とからなる。ねじりコイルばね33の一端33aは、遮
蔽板10の上端において、ねじ34に可回転に軸止さ
れ、ねじりコイルばね33の他端33bはケース2の突
起35に可回転に軸止され、ねじりコイルばね33のコ
イル部33aは固定されず、自由となっている。遮蔽板
10は、上下方向にスライド可能にケース2に保持され
ており、ねじりコイルばね33は常に上向きの力を遮蔽
板10に与えている。遮蔽板10は側端部に切欠き37
があり、遮蔽板解除ノブ36と一体で移動する係合爪3
8が係合している。係合爪38は解除ノブ付勢ばね39
で常に遮蔽板10方向に付勢されている。遮蔽板10の
下方には、ケース2に電源スイッチ31が配置されてい
る。電源スイッチノブ32はシャッター板下端部10a
と接触し、押し下げられ、電源ONの状態となってい
る。解除ノブ付勢ばね39の力にさからって遮蔽板解除
ノブ36をスライドすると、係合爪38が遮蔽板10の
切欠き37からはずれ、遮蔽板10はねじりコイルばね
33の力で上方に移動し、開口部8を遮蔽する。遮蔽板
下端部10aが上方に移動したので電源スイッチノブ3
2を押し下げていた力は無くなり、電源はOFFの状態
となる。
【0100】図7は本発明の第3の実施例で、モータで
遮蔽板10を動かすパワーアシスト機構を示す。遮蔽板
10の側端部にラックギヤ10bを形成し、モータ40
に固着したピニオンギヤ41で駆動する。遮蔽板10が
開口部8を蔽う第一の位置と、開口部8を全開する第二
の位置にそれぞれ位置スイッチ45,46を設ける。位
置スイッチ45,46は遮蔽板10に設けた爪10cで
押圧されてスイッチが入る。カメラ電源スイッチ44お
よび位置スイッチ45,46の情報はマイコン42に入
力される。マイコン42のモータ40への駆動指令(回
転方向および回転時間)はモータドライバ43に伝えら
れ、モータ40を動作させる。カメラ電源スイッチ44
を入れるとモータ40は回転して遮蔽板10を下げ、位
置スイッチ46をONする。マイコン42は位置スイッ
チ46の情報を確認してモータドライバ43にモータ4
0停止の指令を出す。マイコン42は平行して全回路の
電源をONする。これで撮影準備が完了する。カメラ電
源スイッチ44をOFFすると、マイコン42はモータ
ドライバ43に上側の位置スイッチ45の情報が来るま
でモータ40を回転させる指令を出す。モータドライバ
43はモータ40を回転させ遮蔽板10を上方に移動さ
せる。マイコン42は位置スイッチ45の情報を確認し
てモータ40を停止させる。平行してマイコン42は全
回路の電源をOFFする。パワーアシストにより遮蔽板
10を開閉するコンパクトビデオカメラ1の外観図を図
8,図9,図10及び図11に示す。図10及び図11
はコンパクトビデオカメラ1を上方から見た図である。
2はケース、3はトップカバー、5はイジェクトスイッ
チ、6はモード切り換えスイッチ、7はズームスイッ
チ、8は開口部、10は遮蔽板、11はレンズ、12は
光学ファインダ、13はマイク、19はアイカップ、4
7はモード指標である。モード切り換えスイッチ6に
は、カメラモード、電源OFF及びビデオモードがあ
る。各モードをモード指標47に合わせることにより、
そのモード状態が成立する。すなわち、CAMERAモ
ードにするとカメラ電源スイッチ44がONとなる。V
IDEOモードにするとビデオ電源がONとなる。ま
た、OFFにすると全電源が切れる。CAMERAモー
ドには更に、N,J,Tの三つの撮影モードがある。
N,J,Tの三つの撮影モードについては後述する。
N,J,Tのどの場所をモード指標47に合わせてにし
ても、カメラ電源スイッチ44はONする。図8及び図
11は、モード切り換えスイッチ6がCAMERAモー
ドになり、カメラ電源スイッチ44がONされ、遮蔽板
10が下がって、開口部8が開き、撮影準備状態になっ
た様子を示す。図9及び図10は、モード切り換えスイ
ッチ6の表示OFFがモード指標47の位置に来て、カ
メラ電源スイッチ44がOFFされ、遮蔽板10が上が
って、開口部8が閉じ、撮影終了状態になった様子、ま
たはVIDEOモードが終了した状態を示す。
【0101】図11は本発明の第4の実施例を示し、モ
ード切り換えスイッチをCAMERAモードのJを指標
47に合わせた状態を示す。
【0102】に示すように、モード切り換えスイッチ6
のCAMERAモードは、ノーマル(N),ジャスト
(J),トグル(T)の3つの撮影モードが設定でき
る。ノーマルモード(N)は、録画スイッチ4を押して
いる間だけ録画し、録画スイッチ4を離すと録画を終了
する。ジャストモード(J)は、録画スイッチ4を押す
と、一定時間(例えば、5秒間)録画して、自動的に録
画を終了する。トグルモード(T)は、録画スイッチ4
を押すと録画を開始し、録画スイッチ4を離しても録画
を続け、録画スイッチ4を再度押すと録画を終了する。
【0103】図12にジャストモード(J)時のフロー
チャートを示す。モード切り換えスイッチ6がジャスト
モード(J)に合わせられると、カメラ電源スイッチ4
4がONする。録画スイッチ4を押すと録画がスタート
する。経過時間が測定され、測定結果がカウントダウン
表示(後述する)される。所定時間が経過すると、録画
ストップとなる。
【0104】図13に本発明の第5の実施例である光学
ビューファインダ12の構成を示す。光学ビューファイ
ンダ12は、対物レンズ48と、一組みの正立プリズム
52,53、及び接眼レンズ54とからなる実像式光学
ビューファインダである。対物レンズ48は3群のレン
ズ群からなり、3枚構成の第1群49と、1枚構成の第
2群50と、2枚構成の第3群51と、からなる。第1
群49と第2群50とは光軸方向に相互に移動可能で、
望遠倍率を可変する。一組みの正立プリズム52,53
は、入射する光を4回反射させて上下左右を反転させ、
対物レンズ48によって結像される倒立実像を正立させ
る。一組みの正立プリズム52,53を用いたので、4
回の反射の光分だけ光軸方向の長さを縮めることができ
る。
【0105】図14に本発明の第6の実施例である光学
ビューファインダ12の構成を示す。本光学ビューファ
インダ12は実像式ファインダである。その光学系は、
対物レンズ48、2個一組の正立プリズム52,53、
透過型液晶表示素子55および接眼レンズ54とからな
る。対物レンズ48は3群のレンズ群からなり、3枚構
成の第1群49と、1枚構成の第2群50と、2枚構成
の第3群51と、からなる。第1群49と第2群50と
は光軸方向に相互に移動可能で、望遠倍率を可変する。
対物レンズ48と接眼レンズ54の間に挿置した正立プ
リズム52,53は対物レンズ48で生成される倒立像
を上下左右4回反射させることによって正立させる。透
過型液晶表示素子55は対物レンズ48の焦点位置にあ
り、透過型液晶表示素子55の表示内容と対物レンズ4
8の結像を接眼レンズ54で同時に見る。透過型液晶表
示素子55は光シャッタ機能を利用して視野枠56とカ
ウントダウン表示57を生成する。すなわち、視野枠5
6は光を通さない黒色で、視野枠56以外は光を通す。
またカウントダウン表示57は、5ブロックに分かれて
おり、録画開始時点は5ブロック全て光を通さない黒
で、時間の経過にしたがい光を通さないブロックが消え
て行き、録画時間の終了と共にブロックは全て消える。
また、反対に、録画開始時点には黒ブロックが1つ現
れ、時間の経過に従い、5ブロック全て現れて録画が終
了したことを示してもよい。
【0106】図15に本発明の第7の実施例である光学
ビューファインダ12の構成を示す。本光学ビューファ
インダ12は実像式ファインダである。その光学系は、
対物レンズ48、2個一組の正立プリズム52,53、
透過型液晶表示素子55および接眼レンズ54とからな
る。対物レンズ48および接眼レンズ54は凸レンズで
ある。対物レンズ48と接眼レンズ54の間に挿置した
正立プリズム52,53は対物レンズ48で生成される
倒立像を上下左右4回反射させることによって正立させ
る。透過型液晶表示素子55は対物レンズ48の焦点位
置にあり、透過型液晶表示素子55の表示内容と対物レ
ンズ48の結像を接眼レンズ54で同時に見る。透過型
液晶表示素子55は光シャッタ機能を利用して視野枠5
6とカウントダウン表示57を生成する。すなわち、視
野枠56は光を通さない黒色で、視野枠56以外は光を
通す。またカウントダウン表示57は、5ブロックに分
かれており、録画開始時点は5ブロック全て光を通さな
い黒で、時間の経過にしたがい光を通さないブロックが
消えて行き、録画時間の終了と共にブロックは全て消え
る。また、反対に、録画開始時点には黒ブロックが1つ
現れ、時間の経過に従い、5ブロック全て現れて録画が
終了したことを示してもよい。本実施例では、対物レン
ズ48は望遠レンズではない。ビデオカメラレンズ11
の望遠倍率の変化は、視野枠56のサイズを変化させて
表示する。すなわち、望遠倍率1倍の時は、図19に示
すように、視野枠56のサイズは視野の周囲に位置し、
望遠倍率が上昇するに従い、図20に示すように、視野
枠56のサイズが小さくなり、視野枠56は視野の中央
に位置し、撮像素子25に写っている範囲を表示する。
光学ビューファインダ12は、ビデオカメラレンズ11
と平行に配置されている。そのため、パララックス(視
差)、すなわち、ビデオカメラレンズ11の表示範囲と
光学ビューファインダ12の撮影範囲とのずれが発生す
る。この問題を解決するために、視野枠56が透過型液
晶表示素子55内を移動して補正する。
【0107】図16は本発明の第8の実施例である光学
ビューファインダ12の構成を示す。本実施例の光学ビ
ューファインダ12は、対物レンズ58と、反射型液晶
表示素子62とからなる。対物レンズ58は裏面に金属
膜を蒸着した半透過鏡59が形成された凹レンズであ
る。反射型液晶表示素子62は反射鏡65を有し、反射
鏡65の中央に窓63があけられている。反射型液晶表
示素子62の光シャッタ機能を利用して視野枠64を形
成する。すなわち、視野枠64のみ光を通し、視野枠6
4の内側と外側は光を通さない部分とする。窓63から
覗くと、反射型液晶表示素子62の表示内容が対物レン
ズ58,半透過鏡59に反射して見える。すなわち、視
野枠64の部分は光を通すので、対物レンズ58から入
射した光は反射鏡65で反射されて、半透過鏡59上で
視野枠像60を形成する。しかし、視野枠64以外は光
を通さないので黒く見え、半透過鏡59上では何も映ら
ない。また、窓63には撮影者の眼が来るので、撮影時
は黒かそれに近い色をしているので半透過鏡59上では
ほとんど映らない。したがって、半透過鏡59上には視
野枠像60のみが映り、対物レンズ58を通して見た被
写体と重畳する。半透過鏡59は凹面鏡で、視野枠64
は凹面鏡の焦点距離内に位置しているので、凹面鏡であ
る半透過鏡59に映った視野枠像60は虚像である。こ
の虚像である視野枠像60を遠方に形成している被写体
と同じ位置で見るようにしたので、視野枠像60がはっ
きり見え、正確な撮影範囲がわかる。(出典:久保田他
2、光学技術ハンドブック、朝倉書店、1970.3、
p863−866)視野枠64のサイズは自由に変更で
きるので、視野枠像60のサイズは自由に設定できる。
また、視野枠64の下部に表示したカウントダウン表示
66は同様に半透過鏡59にカウントダウン表示像61
として映る。本実施例では、対物レンズ48は望遠レン
ズではない。本実施例の視野枠64も、図15の第5の
実施例で示した視野枠56と同じように、ビデオカメラ
レンズ11の望遠倍率に従ってサイズが変化する。すな
わち、ビデオカメラレンズ11の望遠倍率1倍の時は、
図19に示すように、視野枠56のサイズは大きく、視
野の周囲に位置し、望遠倍率が上昇するに従い、図20
に示すように、視野枠56のサイズが小さくなり、視野
の中央に位置する。このように、視野枠56は撮像素子
25に写っている範囲を表示する。光学ビューファイン
ダ12は、ビデオカメラレンズ11と平行に配置されて
いる。そのため、パララックス(視差)、すなわち、ビ
デオカメラレンズ11の表示範囲と光学ビューファイン
ダ12の撮影範囲とのずれが発生する。この問題を解決
するために、視野枠56が透過型液晶表示素子55内を
移動して補正する。
【0108】図17は本発明のコンパクトビデオカメラ
1の信号処理ブロック図である。本ブロック図は、カメ
ラ部と、VTR部と、ファインダ部とからなる。カメラ
部は、ビデオカメラレンズ11、撮像素子25、A/D
67、DSP68、D/A69、TG71、ズームLS
I72、マイコン73とからなる。VTR部はVTR7
0からなる。ファインダ部は、枠生成回路74、液晶
(LCD)駆動回路75および液晶表示素子(LCD)
78からなる。ビデオカメラレンズ11を通して撮像素
子25に結像された画像は、アナログの映像信号となっ
て撮像素子25から出力され、A/D67でデジタル信
号に変換され、DSP(DigitalSignal
Processor:デジタル信号処理LSI)68で
の信号処理ならびにズームLSI72で補間処理を施し
た後に、D/A69でアナログ信号に変換され、テレビ
信号として出力され、VTR70で録画される。マイコ
ン73はズーム倍率やズーム対象領域などのズーム情報
データを計算する。マイコン73のズーム情報データに
したがい、ズームLSI72は撮像素子25間欠読みだ
しのタイミングを計算し、撮像素子間引きコントロール
信号をTG71に入力する。TG71はタイミングジェ
ネレータで、ズームLSI72からの撮像素子間引きコ
ントロール信号にしたがってセンサ駆動パルスを発生し
て、撮像素子を駆動する。マイコン73で計算されたズ
ーム倍率やズーム対象領域などのズーム情報データは、
枠生成回路74に入力される。枠生成回路77は入力さ
れたズーム情報にしたがって視野枠56,64を生成
し、視野枠56,64のサイズ及び表示位置を決め、液
晶駆動回路75に入力する。液晶駆動回路75に入力さ
れた視野枠情報にしたがって液晶表示素子76を駆動す
る。液晶表示素子76は液晶駆動回路75より入力され
た駆動信号にしたがって視野枠56,64、またはカウ
ントダウン表示57,66を表示する。
【0109】図18に、各ブロックにおける映像信号の
信号処理の様子を、撮像素子25の受光面中央部2倍ズ
ームの場合を例に、模式的に示す。映像信号77は撮像
素子受光面における信号である。TG71は垂直帰線期
間内にズーム対象領域開始ポイント(すなわち、上端か
ら1/4)まで撮像素子25の垂直方向の高速読み出し
を行う。読み出した信号は信号処理の対象外とされる。
映像期間終了後、すなわちズーム対象領域終了ポイント
(すなわち、下端から1/4)後は、撮像素子の垂直C
CD内に残った映像信号電化を高速で掃き捨てる。した
がって中央部の1/2の映像信号のみが映像期間中の信
号で、信号処理の対象になる。次に、映像信号78は、
DSP68における出力信号を示す。映像期間中は、垂
直方向に1H(H:水平操作期間)毎に間欠読み出しを
行う。水平方向の読み出しパルスは通常通りである。し
たがって、撮像素子25からは垂直方向にのみ2倍され
た歯抜け状の映像信号が得られる。そして、映像信号7
9はズームLSI72における出力信号を各々示す。撮
像素子25から読み出した歯抜け信号はズームLSI7
2に入力されて信号補完が行われ、水平方向の拡大およ
び水平・垂直方向の補完をする。このようにして撮像素
子25中央部の映像が水平垂直各々2倍に拡大される。
【0110】図19は光学ビューファインダ12を覗い
たときの見え方である。被写体80に液晶表示素子5
5,62で生成された視野枠56,64が重畳されて見
える。視野枠56,64の下部はカウントダウン表示5
7,66で、モード切り替えスイッチ6でジャストモー
ドに設定したとき、設定されている時間のカウントダウ
ンを表示する。カウントダウン表示57,66は5つの
ブロックに分割されており、黒色で塗つぶされている。
時間の経過に従い、1ブロックづつ透明になっていく。
図18では5sec間の設定時間で、1sec経過したことを
示す。また、設定時間を1として、0.2経過したこと
を示す。
【0111】図20も光学ビューファインダ12を覗い
たときの見え方であり、被写体の中央部を2倍に拡大す
る場合の視野枠56,64の位置を示す。また、カウン
トダウン表示57は4sec経過したことを示す。また、
設定時間を1として、0.8経過したことを示す。
【0112】図21は、本発明の第9実施例を示す構成
図である。
【0113】以下、本実施例のコンパクトビデオカメラ
用光学システムについて説明する。101は、光学ズー
ムファインダ。102は、ズームレンズ。103は、ズ
ームレンズ102による被写体(図示せず)の像を電気
信号に変える撮像素子である。104は、撮像素子10
3からの電気信号を処理するカメラ回路、105は、カ
メラ回路104からの電気信号により撮像素子103上
の拡大倍率もしくは縮小倍率を変更するための電子ズー
ム回路、106は制御回路Aである。107は制御回路
A106からの信号により回転または停止するズームモ
ータ、108は、ズームレンズのズーム位置を検出する
ズーム位置検出器である。112は、ズームレンズ10
2及び光学ズームファインダ101の変倍のためにレン
ズを所期の位置に設定するためのカム環であり、110
のカムA、111のカムB、113のカムC、114の
カムDを有している。カムA110,カムB111は、
ズームレンズ102の変倍のためのレンズ位置を設定す
るためのカムであり、カムC113,カムD114は、
光学ズームファインダ101の変倍のためのレンズ位置
を設定するためのカムである。115は、合焦のための
フォーカスレンズであり、116は、フォーカスレンズ
115を案内、位置決めするフォーカス機構であり、1
17は、フォーカスレンズ115を移動させるためのア
クチュエータである。本実施例では、2個の電磁石をア
クチュエータ117に用いている。また120は、フォ
ーカスレンズ115と共にズームレンズ102を変倍さ
せるバリエータレンズである。
【0114】以上の構成において、以下動作を説明す
る。ズームレンズ102において、カム環112のカム
A110,カムB111がズームモータ107の回転に
より回転し、フォーカスレンズ115、バリエータレン
ズ120を移動してズームレンズ102の変倍作用を行
う。カム環112には、光学ズームファインダ101の
変倍のためのカムC113,カムD114も設けられて
いるため、ズームレンズ102の変倍と同時に光学ズー
ムファインダ101の変倍のためのレンズ121、レン
ズ122を移動する。従って、ズームモータ107が回
転すると、カム環112が回転し、ズームレンズ102
と光学ズームファインダ101の変倍を同時に行なうこ
とができる。
【0115】ここで1例として、ズームレンズ102の
ズーム比が3、電子ズームの倍率が2で、光学ズームフ
ァインダ101のズーム比が6の実施例を説明する。カ
ム環112のカムA110,カムB111は、ズームモ
ータ107の回転により、ズーム比1から3に対応した
所定の位置にフォーカスレンズ115、バリエータレン
ズ120を移動させる。この、カムA110,カムB1
11は、ズーム比1〜3の間は、所定の位置に変倍のた
めのフォーカスレンズ115、バリエータレンズ120
を移動させるが、ズーム比が3になった場合には、両者
のレンズ位置を固定したままカム環112のみが回転す
る構造になっている。即ち、カムA110,カムB11
1は、ズーム比が3の位置で、カム環112の回転方向
に延長してある。従って、ズーム比が3になった場合に
は、ズームレンズ102はズーム比を3に保持したま
ま、カム環112のみが回転しつづけ、光学ズームファ
インダ101の変倍のためのレンズ121、レンズ12
2を、カム環112のカムC113,カムD114が、
所定の位置まで移動させ、光学ズームファインダ101
のズーム比として6が得られる。
【0116】この時、ズームレンズ102に設けたズー
ム位置検出器108の情報が、制御回路A106に入力
されており、コンパクトビデオカメラのズーム比が3か
ら6の間は、電子ズーム回路105により電気的に撮像
素子103上の像の拡大を行う。ズーム比が6から縮少
する場合は、ズーム比が6から3までは電子ズーム回路
105により電気的に撮像素子103上の像の縮少を行
い、またズーム比が3から1までの場合は、ズームレン
ズ102のフォーカスレンズ115、バリエータレンズ
120と光学ズームファインダ101のレンズ121、
レンズ122をカム環112のカムA110,カムB1
11及びカムC113,カムD114で移動させ、変倍
する。
【0117】次に、フォーカス動作について説明する。
フォーカスレンズ115は、フォーカス機構116に案
内されていて、アクチュエータ117により無限側また
は至近側に移動する。オートフォーカス判定回路118
は、カメラ回路104からの信号、ズーム位置検出器1
08からの情報、アイリスからの絞り値の情報により、
フォーカスレンズ115の無限側または至近側の位置を
判定して、制御回路B119に信号を送り、制御回路B
119からの信号により、アクチュエータ117を動作
させ、フォーカスレンズ115を無限側または至近側の
位置に設定する。絞り値が大きい場合、即ち絞りが絞ら
れた状態やワイド端など、被写界深度が大きくなるとき
は、フォーカスレンズ115を移動させる必要はない。
【0118】本実施例においては、ズームレンズと電子
ズーム回路により、従来のビデオカメラと同等の機能,
性能を有しており、光学ズームファインダの倍率を、ズ
ームレンズと電子ズーム回路を合わせたときの倍率と同
じに設定しているため、本実施例のコンパクトビデオカ
メラを用いて撮影することにより、コンパクトビデオカ
メラで録画される映像と、光学ズームファインダで視認
している被写体像とを一致させる効果を有する。
【0119】また、簡単な構造のフォーカス機構とアク
チュエータにより、確実な合焦動作を実現できる。
【0120】次に、図22をもとに、本発明のコンパク
トビデオカメラ用光学システムの基本構成及び機能を説
明する。図22のズームレンズで、201は負屈折力の
第1レンズ群、202は正屈折力の第2レンズ群、20
3は第1レンズ群201内で物体側に凸面を向けた負の
メニスカスレンズ、204は第1レンズ群201内で正
の両凸レンズ、205は第2レンズ群202内で物体側
に凸面を向けた負のメニスカスレンズ、206は第2レ
ンズ群202内で正の両凸レンズである。広角から望遠
への変倍に際して、第2レンズ群202が物体側に移動
するとともに、変倍の際の像面位置の移動を防ぐよう
に、第1レンズ群201が移動することによって、変倍
動作を行っている。
【0121】以下に図22に示した本発明の《数値実施
例1》を示す。以後の《数値実施例》においては、r
(i)は物体側より順に第i番目のレンズ面s(i)の
曲率半径、d(i)はレンズ面s(i)からs(i+
1)の間の光軸上の距離、N(j)とν(j)はそれぞ
れ物体側より順に第j番目のレンズの屈折率とアッベ
数、fはズームレンズ全系の焦点距離である。また、F
NOは最大口径比、ωは画角である。
【0122】 《数値実施例1》 FNO=1:2.7〜4.8 f= 5.22〜15.01 ω=59.81°〜22.61° s r d N ν 1 21.10 0.50 1.69680 55.5 2 3.98 1.99 3 12.14 1.65 1.58390 30.3 4* 24.56 可変 5 (絞り) 0.50 6 4.99 1.00 1.84666 23.9 7 3.87 0.10 8* 3.91 0.01 1.50703 53.4 9 3.91 6.00 1.49700 81.6 10 −13.78 0.01 1.50703 53.4 11* −13.78 第1レンズ群201と第2レンズ群202の移動量の関
係を表すために、ズームレンズ全系の焦点距離fとレン
ズ面間距離のうち可変であるd(4)の値を以下示す。
【0123】 f 5.22 7.74 15.01 d(4) 11.49 6.25 1.00 さらにまた、*印を付けたレンズ面は非球面であり、形
状は非球面係数により次式の様に示される。
【0124】
【数1】 Z=CH2/(1+ 1−(K+1)C22)+A44+A66 +A88+A1010 ……(数1) ただし、Zは光軸からの高さYにおける非球面上の点の
非球面頂点の接平面からの距離、Cは基準球面の曲率
(1/r)、Kは円錐定数、Yは光軸からの高さ、A4
〜A10はそれぞれ4次〜10次の非球面係数を示してい
る。
【0125】上記実施例における非球面係数を以下に示
す。
【0126】 4面:K=−135.32 A4=1.9010÷1046=−1.9053÷1048=2.0343÷10510=−1.3744÷106 8面:K=−0.68289 A4=5.9938÷1046=1.5091÷1048=−1.8459÷10510=1.7038÷106 11面:K=−1.2974 A4=6.2774÷1046=2.7567÷1048=−5.7906÷10510=5.3171÷106 図23,図24は、上記《数値実施例1》の収差を示す
特性図である。図23の0.9は約25°、0.6は約
17°であり、図24の0.9は約9°、0.6は約6
°の画角を示す。
【0127】次に、本発明のコンパクトビデオカメラ用
光学システムの第10の実施例を図25に示す。図25
で、207は負屈折力の第1レンズ群、208は正屈折
力の第2レンズ群、209は第1レンズ群207内で物
体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズ、210は第
1レンズ群207内で正の両凸レンズ、211は第2レ
ンズ群208内で物体側に凸面を向けた負のメニスカス
レンズ、212は第2レンズ群208内で正の両凸レン
ズである。
【0128】広角から望遠への変倍に際して、第2レン
ズ群208が物体側に移動するとともに、変倍の際の像
面位置の移動を防ぐように、第1レンズ群207が移動
することによって変倍作用を行っていることは、《数値
実施例1》と同様である。本実施例では、レンズ211
とレンズ212を貼り合わせレンズにしており、また、
非球面の位置を第4,第6,第8面に設けている。
【0129】図26,図27は、下記《数値実施例2》
の収差を示す特性図である。図26の0.9は約25
°、0.6は約17°であり、図27の0.9は約9
°、0.6は約6°の画角を示す。
【0130】 《数値実施例2》 FNO=1:2.1〜4.1 f= 5.22〜15.01 ω=59.81°〜22.61° s r d N ν 1 36.40 0.50 1.69680 55.53 2 4.07 1.6880 3 19.159 1.9500 1.80518 25.43 4*83.621 可変 5 0.0 0.50 6*5.0111 1.0 1.84666 23.88 7 3.8000 6.11 1.49700 81.61 8*−12.877 非球面係数 4面:K=−7110.574 A4=1.0178235÷1046=−1.7996822÷1048=1.6235019÷10510=−8.1080316÷1076 面:K=−.2435676 A4=−5.5408411÷1056=7.8582398÷1068=1.1998566÷10710=2.0687580÷108 8面:K=−6.619274 A4=8.2403817÷1046=5.6587933÷1068=−1.1967722÷10610=6.6064723÷107 広角端 4面 d=11.490 中間 4面 d=6.2450 望遠端 4面 d=1.0000 次に、本発明によるコンパクトビデオカメラ用光学シス
テムの第11の実施例を図28に示す。図28で、21
3は負屈折力の第1レンズ群、214は正屈折力の第2
レンズ群、215は第1レンズ群213内で物体側に凸
面を向けた負のメニスカスレンズ、216は第1レンズ
群213内で正の両凸レンズ、217は第2レンズ群2
14内で物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズ、
218は第2レンズ群214内で正の両凸レンズであ
る。広角から望遠への変倍に際して、第2レンズ群21
4が物体側に移動するとともに、変倍の際の像面位置の
移動を防ぐように、第1レンズ群213が移動すること
によって、変倍作用を行っていることは、《数値実施例
1》,《数値実施例2》と同様である。また、レンズ2
17とレンズ218を貼り合わせレンズにしてことは、
《数値実施例2》と同様である。しかし、非球面位置
は、第2,第4,第6,第8面に設けている。
【0131】図29,図30は、《数値実施例3》の収
差を示す特性図である。図29の0.9は約25°、
0.6は約17°であり、図30の0.9は約9°、
0.6は約6°の画角を示す。
【0132】 《数値実施例3》 FNO=1:2.1〜4.1 f= 5.22〜15.01 ω=59.81°〜22.61° s r d N ν 1 38.957 0.50 1.69680 55.53 2*4.1123 1.6880 3 19.218 1.9500 1.80518 25.43 4*83.278 可変 5 0.0 0.50 6*5.0112 1.00 1.84666 23.88 7 3.80 6.11 1.49700 81.61 8*−12.874 非球面係数 2面:K=−3.0548979÷1024=4.4982997÷1046=−6.9465721÷1058=1.3608776÷10510=−1.0596350÷106 4面:K=−9464.703 A4=2.0535706÷1046=−2.0655447÷1048=1.6829916÷10510=−6.0326909÷107 6面:K=−.2418764 A4=−3.1943360÷1056=9.0464873÷1068=−1.7135034÷10710=2.6243779÷108 8面:K=−6.674995 A4=8.2137901÷1046=1.1446028÷1058=2.7033666÷10610=1.8778906÷108 広角端 4面 d=11.490 中間 4面 d=6.2450 望遠端 4面 d=1.0000 次に光学ズームファインダの実施例について述べる。
【0133】以下は、光学ズームファインダの数値実施
例である。
【0134】 《ファインダ数値実施例》 s r d N ν 1*9.8903 2.82 1.49200 57.88 2*−29.273 可変 3 118.64 1.00 1.49200 57.88 4*2.2301 1.9500 5 −5.1175 1.00 1.49200 57.88 6*−6.3123 可変 7 −48.033 1.00 1.49200 57.88 8*7.1582 可変 9*6.2748 4.20 1.49200 57.88 10*−6.1549 1.00 11 0.0 15.00 1.51680 64.20 12 0.0 7.4187 13 0.0 0.0 14 0.0 1.4903 1.49200 57.88 15*0.0 0.100 16 0.0 15.000 1.51680 64.20 17 0.0 0.0 18 25.417 3.6500 1.49200 57.88 19*−8.5160 15.000 20 0.0 −328.41 r=0.0は、曲率半径が無限大を示し、平面を意味する。
【0135】 非球面係数 1面: K=0.3198957 A4=7.9905571÷1056=−5.3475478÷1068=2.9742887÷10710=−8.0238349÷109 2面: K=−54.64559 A4=1.3381154÷1046=2.6593332÷1068=−2.0023585÷10710=9.6589869÷10104 面: K=1.6171070÷1024=−6.1458391÷1036=2.1236739÷1038=−7.7408110÷10410=8.5054373÷105 6面: K=3.132076 A4=−2.6907029÷1036=1.9178184÷1048=2.0539517÷10510=−1.9487412÷105 8面: K=−.8858749 A4=−8.0499932÷1046=−1.6838676÷1048=2.2770950÷10510=−7.9100965÷107 9面: K=−2.053730 A4=−7.1201159÷1046=2.9081054÷1068=1.5796155÷10710=−1.8745532÷109 10面: K=−.3345641 A4=4.4772521÷1046=−1.1247503÷1058=5.7751407÷10710=−1.6895013÷108 15面: K=0.00 A4=1.2930351÷1036=−9.0992588÷1058=−1.8057049÷10610=6.1888602÷107 19面: K=6.7127548÷1024=3.1355282÷1046=−1.7819239÷1068=1.1725281÷10710=−2.2281019÷109 広角端 2面 d=0.39000 6面 d=7.7870 8面 d=1.9534 中間 2面 d=4.0851 6面 d=3.6548 8面 d=2.3904 望遠端 2面 d=7.7802 6面 d=1.4006 8面 d=0.95000 上記の《ファインダ数値実施例》のレンズ構成図を図3
1に示す。図31は本発明の第12の実施例を示す光学
ズームファインダの全体図であり、I〜VIの6群構成
になっている。251,252は、像を上下及び左右に
反転させる役目を持つプリズムである。s13は視野枠
面であり、V群のs14面と接している。V群のs15
面とプリズムB252のs16面との間には、空気間隔
がある。
【0136】以上の実施例により、図32〜34に示す
とおりの良好な収差が得られ、かつズーム比5.6倍、
最大画角53.5度、近軸倍率0.44〜2.46倍、
視界角25度、ズーム比5.6倍という光学ズームファ
インダを得ることができる。図32の0.6は16.1
°、0.9は24.1°、図33の0.6は8.71
°、0.9は13.3°、図34の0.6は3.1°、
0.9は4.6°の画角を示している。
【0137】次に図を参照して本発明の別の実施例を説
明する。図35は、本発明の第13実施例としての電子
ズーム付きビデオカメラ用レンズを示す構成図である。
同図において、301は、複数のレンズ302(詳しく
は321〜327の7枚のレンズ)からなるズームレン
ズ、303は、結像したズームレンズ301による被写
体の像を電気信号に変えるセンサーより成る撮像素子で
ある。304は、ズームレンズ301を移動させてズー
ムレンズ301のピントを光軸方向に移動させるための
フォーカス機構、305は、フォーカス機構304を駆
動するためのステッピングモータ、306は、ステッピ
ングモータ305にその回転のための信号を与える駆動
回路、307は、ステッピングモータ305の位置をレ
ンズ位置として検出するレンズ位置検出器、308は、
ズームレンズ301の絞り値を検出する絞り値検出器、
である。そのほか、309は、ズームレンズ301を構
成しているレンズを移動させるための溝を有したカム環
(詳しくは、レンズ324〜326からなるバリエータ
と、レンズ327からなるコンペンセータとの間で相対
的にレンズ間隔を変えて調整するためのもの)、310
は、カム環309を回動するズーム環、311は、ズー
ム環310に連接されズームレンズ301の焦点距離を
検出するためのズーム位置検出器である。また312
は、撮像素子303の出力画像を電気的に拡大する電子
ズーム回路、313は、撮像素子303の出力を増幅す
る前置増幅回路、314は、前置増幅回路313の出力
の内から周波数の高い高域信号成分を分離する高域成分
抽出回路、315は、高域成分抽出回路314の出力の
内から必要な信号部分を取り出す検出回路、316は、
検出回路315の出力を積分し直流信号に変換する同期
検波回路、である。更に、320は、同期検波回路31
6での同期信号を作成する基準信号発生回路、317
は、レンズ位置検出器307、絞り値検出器308、ズ
ーム位置検出器311の各出力によりステッピングモー
タ305を駆動する信号を駆動回路306に与える自動
合焦回路、318は、ズーム位置検出器311の出力に
応じて電子ズーム回路312での拡大率を制御する電子
ズーム制御回路。319は、電子ズーム回路312の出
力を通常の映像信号とするカメラ回路、である。
【0138】本実施例の構成における数値例を以下示
す。ズームレンズ301の焦点距離は、5mm〜15m
mに変化することが出来る。ズームレンズ301の明る
さであるF値は、焦点距離15mmの時F=3としてあ
る。撮像素子303の有効なセンサーの範囲は、縦3.
6mm、横4.8mmであり、対角線上の長さで6mm
となっている。撮像素子303上のセンサーの数は、約
36万個であり、縦490個、横730個となってい
る。電子ズームの倍率は、拡大率で1倍〜2倍である。
【0139】以上の構成において、以下回路動作を説明
する。ズームレンズ301は、ズーム環310を回動す
ることでカム環309を回転し、レンズを移動して(レ
ンズ324〜326からなるバリエータと、レンズ32
7からなるコンペンセータと、の間の間隔を相対的に変
えて)ズームレンズ301の焦点距離を5mm〜15m
mの範囲で変化させる。
【0140】焦点距離の変化特性を図36に示す。図3
6は、縦軸にズームレンズ301の焦点距離、横軸にズ
ーム環310の回動する角度を示す。ズームレンズ30
1の焦点距離が15mmを超えてからは、ズーム環31
0とカム環309は回動するが、カム環309に設けた
溝を一定として、レンズの位置を一定にしてあり、焦点
距離は変化しない特性になっていることが分かるであろ
う。
【0141】図35における電子ズーム回路312で
は、ズーム位置検出器311の出力によるズーム環31
0の回動角に応じて撮像素子303からカメラ回路31
9への拡大率を変える。これを図37を用いて説明す
る。図37は、縦軸に電子ズーム回路312の拡大率、
横軸にズーム環310の回動する角度を示す。
【0142】図37から、ズームレンズ301の焦点距
離が15mmを超える角度から、それ以上のズーム環3
10の回動角度では、電子ズーム回路312の拡大率が
1倍から2倍へと連続的に変化する特性になっているこ
とが分かるであろう。このようにすることで、カメラ回
路319に入力される撮像素子303による画像は、図
38に示す倍率と成る。即ち図38は、ズームレンズ3
01の焦点距離が5mmの時の像の大きさを1として、
ズーム環310を回動し続けたときに同一の被写体の像
の大きさが、何倍に変わるというその変化を示すグラフ
である。縦軸に像の大きさ、横軸にズーム環310の回
動する角度を示す。ズーム環310の回動に応じて1〜
6倍へと連続して像の大きさが変化することが分かるで
あろう。
【0143】以上述べた動作により、本実施例の効果を
説明する。本実施例において、ズームレンズ301を動
作させて電子ズームを動作させない範囲(倍率で3倍ま
で)では、従来のビデオカメラと同様な動作をする。ズ
ームレンズ301の動作範囲を超えたところから、電子
ズームを動作させた場合(倍率で3倍から6倍)につい
て図39を用いて説明する。図39は、電子ズームの倍
率と水平解像度との関係を示すグラフである。縦軸に水
平解像度、横軸に電子ズームの倍率を示す。通常のテレ
ビ放送での水平解像度は350本程度であることから、
本実施例で用いている2倍の電子ズームでは通常のテレ
ビ放送とほぼ同等の解像度であることが分かる。
【0144】尚、本実施例では、約36万個のセンサー
よりなる撮像素子を用いているが、多少の画質の劣化を
許すならば、これよりもセンサー数の少ない撮像素子を
用いることが出来る。以上により、本実施例では、3倍
のズームレンズを用いて、従来の6倍のズームレンズを
用いたビデオカメラと同等の性能であり、かつ小型化を
実現できる効果がある。つまり、3倍のズームレンズと
2倍の電子ズームを併用することで、6倍のズームを実
現しているので、6倍のズームをズームレンズだけで実
現する場合に比較して、ズームレンズを小型化できる
(レンズ間距離が狭くてすむ)分だけ、全体的に小型化
でき、また電子ズームも2倍程度の倍率で良いので、そ
れによる画質の劣化も、通常のテレビ放送の解像度とし
て許容される範囲内にあり、好都合ということである。
【0145】次に、本発明の第14の実施例について、
図40を用い説明する。図40は、本発明の第14の実
施例としての電子ズーム付きビデオカメラ用レンズの構
成図である。同図において、図35に示した第13の実
施例と同一の構成については、同一の番号を付し説明を
省略する。図40に示す構成で、図35に示した第13
の実施例の構成と異なる点は、ズームレンズ323のレ
ンズ構成が変わり、ズームの方式が変わった点である。
図40に示すズームレンズ323は、2つのレンズ群
(レンズFL1,FL2からなる前方レンズ群と、レン
ズRL1,RL2からなる後方レンズ群)より成ってお
り、この2つのレンズ群を相対移動させることでズーム
動作を行う。焦点距離及びF値については図35に示し
た第13の実施例のそれと同様である。以上の構成にお
いて、動作は、ズームの方式が変わったことに依存して
ズームの機構が変わったため、それによる変更があるだ
けで、本質的な動作において変わりはない。
【0146】本実施例の効果としても、ズームレンズと
電子ズーム回路により、従来のビデオカメラと同等の機
能,性能を、小型化を達成しつつ実現している点は、第
13の実施例のそれと同様である。また、ズームレンズ
323を2つのレンズ群よりなる構成としたことで、第
13の実施例に比べ、構成が簡単となっている。尚、本
実施例で用いた構成の組合せは、これに限る訳ではな
く、独立に用いることが出来るのは言うまでもない。
【0147】次に、本発明の第15の実施例について説
明する。図41は、本発明の第15の実施例としての電
子ズーム付きビデオカメラ用レンズの構成図である。図
35に示した第13の実施例と同一の構成については、
同一の番号を付し説明を省略する。第13の実施例と異
なる点は、レンズ327を組み合わせることにより構成
した光学ズームファインダー328を取り付けている点
である。331は接眼レンズである。光学ズームファイ
ンダー328は、2枚のレンズ327を組み合わせた変
倍部329を有している。2枚のレンズ327はファイ
ンダー用カム330の回転により、決まった間隔で移動
する。この変倍部329では、2枚のレンズ327を移
動して接眼部(接眼レンズ331)よりのぞいたときに
目視できる画角が変化する。この時の、画角の変化する
様子を図42に示す。図42は、光学ズームファインダ
ー328のファインダー用カム330の回転角と画角の
関係を示すグラフである。画角には、光学ファインダー
328の横方向の画角を取っている。画角をθとして、
撮像素子303の横方向の長さ4.8mmを用いてズー
ムレンズ301の撮像素子303に対応する画角から焦
点距離fを求めると次式となる。
【0148】
【数2】 f=(4.8/tan(θ/2))/2……(数2) 上式より光学ズームファインダー328の画角をズーム
レンズ301の焦点距離に換算すると図43に示すグラ
フとなる。図43は、光学ファインダー328のファイ
ンダー用カム330の回転角と換算した焦点距離の関係
を示すグラフである。
【0149】以上の構成において、動作を以下説明す
る。本実施例では、図35に示す第13の実施例の動作
に加えて、ズームレンズ301のズーム環の回動に応じ
て光学ズームファインダー328の画角が連動して変化
することである。このときのズーム環310の回動角度
に対する光学ズームファインダー328の画角の変化
は、図38に示したのと同じ倍率になることは、前述の
通りである。
【0150】本実施例の効果を説明する。本実施例にお
いて、ズームレンズと電子ズーム回路により、従来のビ
デオカメラと同等の機能,性能を、小型化を達成しつつ
実現している点は、第13の実施例の場合と同様であ
る。更に、光学ズームファインダーをズームレンズと電
子ズーム回路を併せたときの倍率と同じに設定している
ため、本実施例のビデオカメラを用いて撮影している映
像と、光学ズームファインダーで確認している被写体の
像と、が一致する利点がある。
【0151】図44は、本発明による光伝送機能付磁気
記録再生装置を用いた光伝送システムの第16の実施例
であり、カメラ一体形VTR(コンパクトビデオカメ
ラ)をカメラ一体形VTR用インターフェース機器(ス
テーション)に載せて赤外線信号を伝送する近接伝送
と、コンパクトビデオカメラをステーションから離して
赤外線信号を伝送する空間伝送の2つの伝送方法に対応
している。
【0152】401はビデオカメラ、402はマイクロ
ホン、403はドライバ、404〜408は入出力端
子、409はVTR、410はワイドID信号発生,判
別回路、411はシステムコントローラ、412はリモ
コン受光部、414〜421は入力端子、422はRE
Cアンプ、423はプリアンプ、424は磁気テープ、
425,426は記録用磁気ヘッド、427,428は
再生用磁気ヘッド、429は変調器、430は混合器、
431は光信号発光有無出力端子、432は駆動回路、
433は赤外線発光ダイオード(LED)、434は混
合器、435は駆動回路、436は赤外線発光ダイオー
ド(LED)、437はフォトダイオード、438は増
幅器、439は分波器、440は復調器、441〜44
5は出力端子、446は光信号受信部、474はムービ
電源ON/OFFの入力端子である。ここで、光信号受
信部446は、赤外線信号を受信するステーションに内
蔵しているものとする。また、入力端子415〜420
には、記録,再生,早送り,巻戻し,ポーズ,停止時に
それぞれ”H”が入力されるが、それ以外では”L”が
入力されるものとする。さらに、上記入力端子415〜
420からシステムコントローラ411に入力される信
号は、外部のリモコンを用いて入力することもできる。
この場合、リモコンからの赤外線信号は、リモコン受光
部412で電気信号に変換されて、システムコントロー
ラ411に供給される。
【0153】まず始めに、図45,46を用いてコンパ
クトビデオカメラとステーション間での信号の伝送方法
について説明する。図45は、コンパクトビデオカメラ
をステーションに載せて信号を伝送する近接伝送の場合
である。456はコンパクトビデオカメラ、457はス
テーション、458はTV、459は接続コードであ
る。ここで、TV458とステーション457の間は、
映像,音声,コントロール信号用の各接続コード459
であらかじめつないで置く。
【0154】コンパクトビデオカメラ456で撮影した
ビデオをTV458に映すためには、コンパクトビデオ
カメラ456をステーション457の上に載せるだけで
接続が完了する。この際、コンパクトビデオカメラとス
テーション間では、赤外線信号をわずか数センチメート
ル程度空間伝送することで、映像および音声信号をステ
ーション457に伝送する。この場合、コンパクトビデ
オカメラ456の赤外線信号発光部はコンパクトビデオ
カメラの底面に、また、ステーション457の赤外線信
号受光部はステーションの上面に位置し、それぞれが対
応する位置に設けられるものとする。さらに、コンパク
トビデオカメラ456はステーション457のDC出力
から直接電源の供給を受けるものとする。
【0155】一方、図46は、コンパクトビデオカメラ
をステーションに載せずに、数メートル離して信号を伝
送する空間伝送の場合である。この場合もTV458と
ステーション457の間は、映像,音声,コントロール
信号用の各接続コード459であらかじめつないで置
く。この際、コンパクトビデオカメラ456で撮影した
ビデオをTV458に映すためには、コンパクトビデオ
カメラ456からステーション457に赤外線信号を空
間伝送することで、映像および音声信号をステーション
457に伝送する。この場合、コンパクトビデオカメラ
456の赤外線信号発光部はコンパクトビデオカメラの
上面あるいは側面に位置し、ステーション457の赤外
線信号受光部もステーション457の上面あるいは側面
に位置するものとする。また、コンパクトビデオカメラ
の赤外線信号発光部をポップアップ式として上面に取り
付け、必要時に持ち上げて使用することもできる。この
場合、赤外線信号発光部が、使用時に自動的に持ち上が
る様な機能を付加すれば、さらに使い勝手が向上する。
また、空間伝送の場合、コンパクトビデオカメラ456
はコンパクトビデオカメラに取り付けた電池で駆動する
ものとする。
【0156】図44において、変調器429、混合器4
30に供給されるSTOP1信号が”L”の場合には、
夫々の動作が停止するものとする。また、STOP2信
号が”L”の場合には、駆動回路432の動作が停止
し、STOP3信号が”L”の場合には、混合器434
および駆動回路435の動作が停止するものとする。さ
らに、入出力端子404〜408にコードが接続されて
いる場合は、ドライバ403の出力信号STOP4は”
L”となり、接続されていない場合は、STOP4は”
H”となるものとする。また、LED発光時には、LE
D発光有無信号出力端子431から”H”が出力され、
LED発光停止時には”L”が出力されるものとする。
そのため、本実施例では、LED発光時には発光してい
ることを表示して使用者に知らせることができる。さら
に、コンパクトビデオカメラの電源スイッチがONの場
合、入力端子474には、”H”が入力されるが、電源
スイッチがOFFでは”L”が入力されるものとする。
【0157】まず始めに、入力端子414に入力される
カメラ/VTR切換スイッチの出力信号が”L”とな
り、カメラモードに切り換えられた場合について説明す
る。
【0158】カメラ401で撮影された映像信号は、カ
メラ401で信号処理後、輝度信号(Y)およびクロマ信
号(C)がVTR409に供給される。また、マイク40
2に入力したLチャンネル(AL)およびRチャンネル(A
R)の音声信号も同様にVTR409に供給される。VT
R409において、輝度信号(Y)はFM変調され、ま
た、クロマ信号(C)は3.58MHzから周波数低域変
換されて、夫々が混合されてなるビデオ信号に変換され
る。一方、マイク402に入力した音声信号もVTR4
09でFM変調され、これらビデオ信号およびFM音声
信号はVTR409で加算される。
【0159】ここで、記録開始信号が入力端子415に
入力されると、VTR409で加算されたビデオ信号お
よびFM音声信号は、RECアンプ422に供給され、
RECアンプ422で増幅後、磁気ヘッド425,42
6により磁気テープ424に記録される。
【0160】次に、入力端子414への入力信号が”
H”となり、VTRモードに切り換えられた場合につい
て説明する。
【0161】ここで、再生開始信号が入力端子416に
入力されると、磁気ヘッド427,428により、ビデ
オ信号およびFM音声信号が磁気テープ424から再生
される。その後、これらの信号は、プリアンプ423で
増幅されてVTR409に供給される。VTR409に
入力したビデオ信号は、VTR409内の輝度信号処理
回路およびクロマ信号処理回路で輝度信号(Y)とクロマ
信号(C)に変換される。また、VTR409に入力した
FM音声信号も、VTR409内のBPFでステレオF
M音声信号がそれぞれ抽出され、その後FM音声信号復
調回路でLチャンネル(AL)とRチャンネル(AR)の音声
信号に変換される。
【0162】次に、コンパクトビデオカメラとステーシ
ョン間での赤外線信号の伝送について説明する。ここ
で、入出力端子404〜408にコードは接続されてお
らず、ドライバ403の出力信号STOP4は”H”で
あるものとする。
【0163】まず始めに、コンパクトビデオカメラをス
テーションに載せて信号を伝送する近接伝送の場合につ
いて説明する。コンパクトビデオカメラをステーション
に載せると、コンパクトビデオカメラは自動的にステー
ションのDC出力から電源の供給を受け、また、ステー
ション接続状態入力端子421には、”H”が入力され
るものとする。
【0164】この場合、システムコントローラ411の
出力信号STOP1およびSTOP3は常に”H”とな
り、STOP2は常に”L”となる。そのため、変調器
429、混合器430,434、駆動回路435は常時
動作するが、駆動回路432は常に動作を停止する。
【0165】VTR409から出力される輝度信号
(Y)、クロマ信号(C)、Lチャンネル(AL)とRチャ
ンネル(AR)の音声信号は、変調器429で変調され混
合器430に出力される。また、システムコントローラ
411から供給されるコントロール信号(CTL)も同様
に変調器429で変調され、その後、混合器434に出
力される。混合器430では、変調された輝度信号
(Y)、クロマ信号(C)、音声信号(AL,AR)が混合さ
れ、さらに混合器434で、変調されたコントロール信
号(CTL)が加算されて駆動回路435に出力される。こ
の加算された信号は、LED436で赤外線信号に変換
されてステーションに常時送信される。一方、駆動回路
432は動作を常に停止しているので、混合器430の
出力信号はLED433からは送信されない。
【0166】以上のように、コンパクトビデオカメラを
ステーションに載せて信号を伝送する近接伝送の場合
は、常時コンパクトビデオカメラからステーションに映
像,音声およびコントロール信号が伝送される。これ
は、コンパクトビデオカメラがステーションからDC電
源の供給を受けることができるため、電池の交換を考え
なくても良いからである。
【0167】LED436から送信された赤外線信号
は、ステーションのフォトダイオード437で受信され
て電気信号に変換される。この電気信号は、増幅器43
8で増幅され、さらに分波器439で輝度信号(Y)、ク
ロマ信号(C)、音声信号(AL,AR)、コントロール信号
(CTL)の各変調信号に分離される。復調器440で
は、各々の変調信号を復調して出力端子441〜445
から夫々出力する。これらの信号は、ステーションから
接続コードを介してTV,VTRに伝送されるため、コ
ンパクトビデオカメラをステーションに載せるだけで、
コンパクトビデオカメラで撮影したビデオの再生および
編集が可能になる。
【0168】ここで、TVにはコントロール信号(CT
L)も供給される。そのため、従来のAVバスケーブル
で伝送していたTV,VTRの電源制御信号および入力
モード切換信号をこのコントロール信号(CTL)に持た
せることにより、光伝送システムにAVバスケーブルの
機能を持たせることが可能となる。この場合、赤外線信
号はステーションにのみ伝送されるので他の機器の誤動
作が起こることはない。
【0169】ところで、上記TV,VTRのコントロー
ル信号は、各社によって異なっている。そこで、各社の
TV,VTRに対応したコントロール信号を赤外線信号
に付加するために、本実施例では、各社リモコン信号の
学習機能をコンパクトビデオカメラに持たせる。これ
は、各社リモコンからの赤外線信号をリモコン受光部4
12で受信し、この受信した信号をシステムコントロー
ラ411に記憶させることで行う。
【0170】次に、コンパクトビデオカメラをステーシ
ョンに載せずに数メートル離して信号を伝送する空間伝
送の場合について説明する。この場合、コンパクトビデ
オカメラはコンパクトビデオカメラに取り付けた電池で
駆動するものとする。また、ステーション接続状態入力
端子21には、”L”が入力されるものとする。
【0171】この場合、システムコントローラ411の
出力信号STOP3は常時”L”となる。そのため、混
合器434、駆動回路435は常に動作を停止し、LE
D436から赤外線信号は送信されない。また、入力端
子414への入力信号が”L”でカメラモードに切り換
えられた場合は、STOP1およびSTOP2も常時”
L”となり変調器429、混合器430、駆動回路43
2は常に動作を停止する。
【0172】一方、入力端子414への入力信号が”
H”でVTRモードに切り換えられた場合は、入力端子
416に入力される再生開始信号によりコンパクトビデ
オカメラが再生を開始すると、システムコントローラ4
11から出力されるSTOP1およびSTOP2は自動
的に”H”になる。そのため、変調器429、混合器4
30、駆動回路432が動作を始め、VTR409から
出力される輝度信号(Y)、クロマ信号(C)、Lチャ
ンネル(AL)とRチャンネル(AR)の音声信号は、変
調器429で変調され混合器430に出力される。その
後、これら輝度信号(Y)、クロマ信号(C)、音声信
号(AL,AR)は、混合器430で加算され駆動回路4
32に出力される。さらに、この加算された信号は、L
ED433で赤外線信号に変換されてステーションに送
信される。
【0173】LED433から送信された赤外線信号
は、ステーションのフォトダイオード437で受信され
て電気信号に変換される。この電気信号は、増幅器43
8で増幅され、さらに分波器439で輝度信号(Y)、ク
ロマ信号(C)、音声信号(AL,AR)の各変調信号に分離
される。復調器440では、各々の変調信号を復調して
出力端子441〜444から夫々出力する。これらの信
号は、ステーションから接続コードを介してTV,VT
Rに伝送されるため、コンパクトビデオカメラで撮影し
たビデオの再生および編集が可能になる。
【0174】ここで、再生中に早送りあるいは巻戻し信
号が入力端子417あるいは418に供給された場合
(早送り再生あるいは巻戻し再生)について説明する。
この場合、システムコントローラ411のSTOP1お
よびSTOP2は”H”のままであり、赤外線の発光は
継続される。また、ポーズ信号が入力端子419に入力
された場合(再生一時停止)もSTOP1およびSTO
P2は”H”のままであり、赤外線は送信される。しか
しながら、再生停止信号が入力端子420に入力される
と磁気テープからの再生は停止し、STOP1およびS
TOP2は自動的に”L”となる。そのため、変調器4
29、混合器430、駆動回路432は動作を停止し
て、LED433からの赤外線信号の送信も停止する。
【0175】一方、再生停止中に早送り信号あるいは巻
戻し信号が入力端子417あるいは418に供給されて
テープの早送りあるいは巻戻しが行なわれた場合は、S
TOP1およびSTOP2は”L”のままであり、赤外
線は送信されない。
【0176】以上のように、LED433からの赤外線
信号の伝送は、入力端子414への入力信号がVTRモ
ードでさらに映像および音声信号を磁気テープから再生
中のみに限定される。これによって、コンパクトビデオ
カメラでTV,VTRに信号の光伝送が必要な磁気テー
プからの再生時のみに自動的に光送信部を動作させて、
それ以外では動作を止めることが可能となり、赤外線伝
送不要時の電池の消耗を抑えることができる。また、こ
の場合は、赤外線信号にシステムコントローラ411か
らのコントロール信号(CTL)は付加されない。そのた
め、ビデオ再生時に自動的にTV,VTRの電源制御お
よび入力モード切換を行うAVバスケーブルの機能を持
たせることはできない。
【0177】次に、入力端子404〜408にTV,V
TRとの接続ケーブルがつながれた場合について説明す
る。この場合、ドライバ403からシステムコントロー
ラ411に供給されるSTOP4信号が”L”となるの
で、システムコントローラ411から出力されるSTO
P1,STOP2,STOP3信号は常に”L”とな
り、赤外線信号は送信されない。そのため、VTR40
9から出力される輝度信号(Y)、クロマ信号(C)、Lチ
ャンネル(AL)とRチャンネル(AR)の音声信号は、ドラ
イバ403に供給され、入出力端子404〜408から
接続ケーブルを介してTV,VTRに出力される。一
方、TVあるいはVTRからコンパクトビデオカメラに
信号が伝送される場合は、TVあるいはVTRからの輝
度信号(Y)、クロマ信号(C)、音声信号(AL,AR)が接
続ケーブルを介して入出力端子404〜408に供給さ
れてVTR409に出力される。
【0178】次に、本実施例におけるワイドID信号発
生,判別回路410について説明する。現在、TV放送
の画面は、縦横比が3:4であるが、今後本格化するハ
イビジョン放送では、縦横比が9:16のワイド画面と
なる。そこで、VTR409の出力信号をワイドID信
号発生,判別回路410に供給し、ワイド画面の判別結
果をVTR409およびシステムコントローラ411に
出力する。そして、光伝送する映像信号がワイド画面の
場合には、ワイド画面への切換信号も伝送することによ
り、受信側のTVを自動的にワイド画面に切り換えるこ
とができる。
【0179】次に、図47には、図44に示す光伝送機
能付磁気記録再生装置の駆動方法、赤外線信号伝送方
法、LED発光制御有無、TV,VTRを制御するAV
バスケーブル機能の有無についてのフローチャートを示
す。
【0180】コンパクトビデオカメラをステーションに
載せて信号を伝送する場合、つまりステーションに接続
時は、ステーション内で発生されるDC出力をコンパク
トビデオカメラの電源として供給し、また、赤外線の伝
送はわずか数センチメートル程度伝送する近接伝送でよ
い。この場合、電池の交換を考える必要がないので、L
EDの発光制御は行なわず、常に映像および音声信号を
ステーションに光伝送する。さらに、赤外線によるコン
トロール信号が他の機器に伝送されて誤動作を起こすこ
とがないので、赤外線信号に従来のAVバスケーブル機
能を付加することができる。
【0181】一方、コンパクトビデオカメラをステーシ
ョンから離してステーションに接続しない場合は、コン
パクトビデオカメラを電池で駆動させ、また、赤外線の
伝送は、数メートル空間を伝送する空間伝送となる。こ
の場合は、電池の消耗を極力押さえるために、LEDの
発光制御を行って、磁気テープから映像及び音声信号を
再生時のみ赤外線信号を伝送する。さらに、赤外線によ
るコントロール信号が他の機器に伝送されて誤動作を起
こすことが十分考えられるので、この場合は、赤外線信
号に従来のAVバスケーブル機能を付加しない。
【0182】なお、受光用ホトダイオード437は、光
導波路を利用することで1つのホトダイオードにて兼用
化が可能である。この場合、近接伝送系に光導波路を設
けることがホトダイオードの信号飽和等の問題から良
い。
【0183】次に、図48には、図44に示す光伝送機
能付磁気記録再生装置のLED発光ON/OFFおよび
TV,VTR制御信号出力のフローチャートを示す。
【0184】コンパクトビデオカメラに電源が投入され
ると、まず始めにコンパクトビデオカメラへの接続コー
ドの接続の有無が確認され、接続コードがつながれてい
る場合はLEDの発光は常に停止する。次に、コンパク
トビデオカメラとステーションの接続状態が確認され、
ステーションに載っている近接伝送の場合、コンパクト
ビデオカメラはステーションのDC出力から直接電源の
供給を受ける。一方、ステーションから離れている空間
伝送の場合は、コンパクトビデオカメラを電池で駆動さ
せる。
【0185】ここではまず始めに、コンパクトビデオカ
メラがステーションに載っている近接伝送の場合につい
て説明する。この場合、コンパクトビデオカメラに電源
が投入されている間は常時LEDが発光する。LEDが
発光を開始すると、まず始めにTVの電源投入信号およ
びビデオ入力へのTVのチャンネル切換信号が出力され
る。その後、VTRの電源投入信号および外部入力への
VTRの入力モ−ド切換信号が出力されて、TV,VT
Rの準備作業が自動的に終了する。その後、コンパクト
ビデオカメラからは常に映像,音声,コントロールの各
信号がステーションに光伝送される。
【0186】ここで、コンパクトビデオカメラから出力
される映像信号がワイド画面の場合には、ワイド画面へ
の切換信号を出してTVを自動的にワイド画面に切り換
える。そして、コンパクトビデオカメラ電源OFFの信
号が入力されると、TVチャンネル切換信号、VTR入
力モード切換信号出力後にLEDの発光が自動的に停止
する。
【0187】一方、コンパクトビデオカメラがステーシ
ョンから離れている空間伝送の場合は、まず、カメラ/
VTR切換スイッチの出力信号が確認される。そして、
コンパクトビデオカメラがカメラモードの場合はLED
の発光は常に停止するが、VTRモードの場合は、コン
パクトビデオカメラの再生スイッチが押されるとLED
の発光が開始する。この場合、TV,VTRの電源制御
および入力モード切換信号は伝送されない。
【0188】その後、コンパクトビデオカメラで再生し
た映像および音声信号が光伝送される。ここで、再生し
た映像信号がワイド画面の場合には、ワイド画面への切
換信号を出してTVを自動的にワイド画面に切り換え
る。この映像および音声信号の伝送は、再生停止スイッ
チが押されるまで継続される。再生停止スイッチが押さ
れるとLEDの発光は自動的に停止するため、コンパク
トビデオカメラの電池消耗を極力抑えることができる。
【0189】次に、図49を用いてシステムコントロー
ラ411によるSTOP1,STOP2,STOP3,
STOP4信号の入出力制御回路の一実施例を説明す
る。
【0190】460〜463は入力端子、464〜46
7はAND回路、468はOR回路、469はインバー
タ回路、470〜473は出力端子、474は入力端
子、476はAND回路である。ここで、コンパクトビ
デオカメラ電源ON/OFF信号入力端子474には、
コンパクトビデオカメラの電源がONの時は”H”が入
力され、コンパクトビデオカメラの電源がOFFの時
は”L”が入力される。また、カメラ/VTR信号入力
端子461には、コンパクトビデオカメラがカメラモー
ド時には”L”が入力され、コンパクトビデオカメラが
VTRモード時には”H”が入力される。さらに、ステ
ーション接続状態入力端子463には、コンパクトビデ
オカメラがステーションに載っている近接伝送時には”
H”が入力され、コンパクトビデオカメラがステーショ
ンから離れている空間伝送時には”L”が入力される。
また、コンパクトビデオカメラの入出力端子404〜4
08に接続コードがつながれている場合は、STOP4
信号は”L”となり、つながれていない場合は”H”と
なる。さらに、コンパクトビデオカメラで磁気テープか
ら映像および音声信号を再生中は、入力端子462に
は”H”が入力されるが、それ以外は”L”が入力され
る。
【0191】ここではまず始めに、コンパクトビデオカ
メラ456の電源がOFFの場合について説明する。こ
の場合、入力端子474には”L”が入力されるので、
AND回路476,465,466,467の出力はそ
れぞれ”L”となる。そのため、STOP1,STOP
2,STOP3信号はそれぞれ”L”となり、赤外線信
号は送信されない。
【0192】次に、コンパクトビデオカメラ456の電
源がONの場合について説明する。この場合、入力端子
474には”H”が入力される。ここで、コンパクトビ
デオカメラ456に接続コードがつながれている場合
は、STOP4信号が”L”となるので、AND回路4
76は常に”L”となり、STOP1,STOP2,S
TOP3信号はそれぞれ”L”となる。しかしながら、
コンパクトビデオカメラ456に接続コードがつながれ
ていない場合は、STOP4信号が”H”となるので、
AND回路476は常に”H”となる。そこで、次に、
AND回路476が”H”の状態について考える。
【0193】まず、コンパクトビデオカメラ456がス
テーション457に載っている近接伝送の場合は、入力
端子463には”H”が入力される。そのため、OR回
路468の出力は”H”となり、AND回路465の出
力も”H”となる。また、インバータ回路469の出力
は”L”となるので、以上により、近接伝送時はSTO
P1,STOP3信号は常に”H”となり、STOP2
信号は常に”L”となるので、常時近接伝送用のLED
のみが赤外線信号を発光する。
【0194】一方、コンパクトビデオカメラ456がス
テーション457から離れている空間伝送の場合は、入
力端子463には”L”が入力される。そのため、コン
パクトビデオカメラ456がカメラモードの場合は、入
力端子461には”L”が入力され、AND回路464
の出力は常に”L”となるのでOR回路468の出力
も”L”となる。以上により、空間伝送の場合、カメラ
モードではAND回路465の出力は常に”L”となる
ので、STOP1,STOP2,STOP3信号はそれ
ぞれ”L”となり、赤外線信号は送信されない。
【0195】しかしながら、コンパクトビデオカメラ4
56がVTRモードでは、入力端子461には”H”が
入力されるので、コンパクトビデオカメラ456が磁気
テープから再生中は、入力端子462には”H”が入力
され、AND回路464の出力は”H”となる。そのた
め、OR回路468の出力は”H”となり、AND回路
465の出力も”H”となる。以上により、空間伝送の
場合、コンパクトビデオカメラ456がVTRモードで
かつ磁気テープから再生中のみ、STOP1,STOP
2信号は”H”となり、STOP3信号は”L”となる
ので、空間伝送用のLEDのみが赤外線信号を発光す
る。
【0196】以上、本実施例では、コントロール信号
(CTL)として、赤外線信号にTV,VTRの電源制御
と入力モード切換を行うAVバスケーブル機能を付加す
る場合について説明したが、その他にシンクロエディッ
ト信号を付加することも考えられる。このシンクロエデ
ィット信号を用いると、コンパクトビデオカメラ456
を再生機、VTRを録画機としてダビングを行う際に、
両機の一時停止、一時停止解除を再生側のコンパクトビ
デオカメラ456で一括して制御することが可能とな
り、ビデオ編集時の使い勝手が大幅に向上する。このシ
ンクロエディット信号は、映像および音声信号伝送中に
コントロール信号(CTL)として同時に伝送すればよ
い。
【0197】また、本実施例では、赤外線信号へのコン
トロール信号(CTL)の付加をコンパクトビデオカメラ
456をステーション457に載せて使用する近接伝送
時のみに限定することで、他の機器の誤動作を防止した
が、コンパクトビデオカメラ456をステーション45
7から離して伝送する空間伝送時に赤外線信号に付加す
ることも可能である。この場合、他の機器の誤動作を極
力防止するために、シンクロエディット信号は付加せず
AVバスケーブル機能のみを付加する。また、このAV
バスケーブル機能は、LED発光開始時およびLED発
光停止時に赤外線信号に付加して伝送すればよい。
【0198】さらに、本実施例では、コンパクトビデオ
カメラ456をステーション457から離して伝送する
空間伝送時に、電池の消耗を極力押さえるために、磁気
テープから映像および音声信号を再生する場合のみLE
Dが自動的に発光するように制御したが、カメラ/VT
R切換信号がVTR時は常に動作するように制御しても
よい。
【0199】次に、図50にコンパクトビデオカメラ4
56とステーション457との接続確認のフローチャー
トを示す。ここで、コンパクトビデオカメラ456及び
ステーション457には、あらかじめ検出スイッチを設
け、コンパクトビデオカメラ456をステーション45
7に載せると検出スイッチがONになり、コンパクトビ
デオカメラ456側、ステーション457側共に接続が
確認できるようにする。そして、ステーション457の
接続スイッチがONの間は、ステーション457側で常
時電流検出を行ない、コンパクトビデオカメラ456に
電流を供給中は、表示をして使用者に知らせる。また、
ステーション457の接続スイッチがONの間は、ステ
ーション457側で常時赤外線信号検出も行ない、赤外
線信号受光中は、同様に表示をして使用者に知らせる。
【0200】上記検出スイッチにより接続が確認される
と、コンパクトビデオカメラ456側では、電源を自動
的に投入して、ステーション457のDC出力から直接
電源の供給を受けるように制御する。一方、ステーショ
ン457側では電流検出を行ない、検出スイッチが押さ
れてから一定時間t1の間コンパクトビデオカメラ45
6に正常に電流が供給されているかの電源接続確認をす
る。そして、正常に供給されない場合は、ステーション
457から警告を出して接続不良を使用者に知らせる。
【0201】コンパクトビデオカメラ456側では、検
出スイッチが押されてから一定時間t1後に自動的にL
EDの発光を開始して、接続確認用の赤外線信号をステ
ーション457の受光部に伝送する。ステーション45
7側では、この赤外線信号を受信して光信号接続確認を
行なう。そして、正常に伝送されない場合は、ステーシ
ョン457から警告を出して接続不良を使用者に知らせ
る。コンパクトビデオカメラ456での赤外線信号の発
光およびステーション457での光信号接続確認は、検
出スイッチが押されてから一定時間t1後に自動的に始
まり、t2(t2>t1)後に自動的に終了する。
【0202】以上により、電源および光信号の接続確認
が終了する。そして、コンパクトビデオカメラ456の
電源スイッチがカメラあるいはVTRに切り換えられて
いる場合は、図48に示す動作を開始する。一方、電源
スイッチが電池充電に切り換えられている場合は、コン
パクトビデオカメラ456への給電を停止してコンパク
トビデオカメラ456に取り付けた二次電池の充電を開
始する。
【0203】以上の接続確認作業のタイミングを図51
に示す。図51に示すように、本実施例でのコンパクト
ビデオカメラ456とステーション457との接続確認
作業は、コンパクトビデオカメラ456をステーション
457に載せた直後に自動的に行なわれる。ここで、接
続不良時の警告は、コンパクトビデオカメラ456をス
テーション457から離して検出スイッチをOFFにす
ると停止するものとする。また、上記接続確認以降も、
ステーション457では、接続スイッチがONの間は常
時電流検出および赤外線検出を行なう。そのため、コン
パクトビデオカメラ456再生時あるいは電池充電時
は、ステーション457での表示により、電源および赤
外線信号接続を確認することができる。
【0204】本発明の第17の実施例について図52,
図53,図54,図55を用いて説明する。なお、図4
4,図45,図46に示したものと同一の動作をするも
のについては、同一の番号を付し、説明を省略する。図
52は本発明の第16の実施例のブロック図、図53は
コンパクトビデオカメラ456とステーション457の
使用説明外観図、図54はコンパクトビデオカメラ45
6とステーション457を結合した要部断面図、図55
は図54の左側面要部断面図である。
【0205】図52において、480は赤外LEDを駆
動するためのLEDドライバー、481は映像,音声な
どのほかの制御データを赤外光にてリモコンの信号形式
にて伝送するためのデータ変換マイコン、482はバッ
テリと外部DC電源とを切り換えるためのスイッチ、4
83はバッテリ充電のための切り換えスイッチ、484
はバッテリ、485はバッテリ充電のための電源入力端
子、486は外部DC電源入力端子、487はバッテリ
充電時の温度データを出力する端子、488はグランド
端子、489はカメラポート側のグランド端子、490
はカメラポート側のバッテリ温度データ入力端子、49
1は外部DC電源出力端子、492はバッテリ充電電源
出力端子、493はバッテリ充電電流切り換え用スイッ
チ、494,495はバッテリ充電電流切り換え用の抵
抗、496はバッテリ充電開始スイッチ、497は電流
検出回路、498は外部DC電源及びバッテリ充電電源
用スイッチングレギュレータ、499は光伝送された制
御データ解析用マイコン、500は出力ロジックレベル
変換回路、501は音声信号出力ドライバー、502は
映像信号出力ドライバー、503はS出力端子、504
はコンポジット信号出力端子、505,506は音声出
力端子、507はシンクロエディット信号出力端子、5
08はAV機器制御信号出力端子、511,512は、
コンパクトビデオカメラ456とステーション457と
を接続するためのコネクタ面であり、コネクタ面511
はコンパクトビデオカメラ456の底面に配置されてお
り、コネクタ面512はステーション457に配置され
ている。
【0206】まず、コンパクトビデオカメラ456への
ステーション457からの電力供給について説明する。
コンパクトビデオカメラ456がステーション457に
コネクタ面511にて接続されると、充電/給電切り換
え端子514がスイッチ482,483を外部及び充電
側に切り換え、端子491から端子486を通して外部
DC電源が供給される。また、端子492から端子48
5を通してバッテリ充電電源が供給される。この時バッ
テリ充電電源は、電流検出回路497にて外部DC電源
が使用されていないことを確認してから、つまり、外部
DC電源を使用していないときに供給するようにスイッ
チ496にて制御される。バッテリ充電時にはバッテリ
端子電圧及びバッテリ温度によりスイッチ493を制御
して、充電電流をコントロールする。
【0207】ここで、スイッチ482,483の切り換
え方法としては、上記の他に、コンパクトビデオカメラ
456がステーション457とコネクタ面511,51
2にて接続されたことを機械的に検出する方法や電気的
に検出する方法など様々なものが利用できる。ここで
は、機械的に検出する方法について述べる。
【0208】図53において、ステーション457には
カードリモコン510が抜き差し自在に配置されてい
る。また、ステーション457にはカードリモコンの一
部の機能がカメラコントロールパネル516として埋め
込まれており、リモコンLED513からコンパクトビ
デオカメラ456のリモコンセンサ519で受光され
る。ステーション457にはまた電源ランプ517、充
電ランプ518が表示灯として設置されており、ステー
ション457の通電状態、及びバッテリ484の充電状
態を表示する。カメラ嵌合部509には、ピン状の端子
489,490,491,492,514が植立され、
光接続受光窓515、リモコンLED513が設けられ
ている。
【0209】図54において、コンパクトビデオカメラ
456がステーション457のカメラ嵌合部509に設
置されると、ピン状の端子489,490,491,4
92はコンパクトビデオカメラ456内部で、各々端子
488,487,486,485にオス,メスの関係で
機械的に接続される。端子514はコンパクトビデオカ
メラ456内部で切り換えスイッチ482,483,5
22(後述)に当接して切り換えスイッチ482,48
3,522を切り換える。リモコンLED513から出
射された赤外光はコンパクトビデオカメラ456内部で
リモコンセンサ519で受光される。ステーション45
7内部には、外部DC電源及びバッテリ充電電源用スイ
ッチングレギュレータ498が設置されている。
【0210】図55において、赤外線発光ダイオード
(LED)436は光接続光出射窓520及びステーシ
ョン457側の光接続光入射窓515を通りフォトダイ
オード437,446に入射する。
【0211】また、ステーション457は上に漏斗状の
カメラ嵌合部509を有する。カメラ嵌合部509はコ
ンパクトビデオカメラ456の底面と同形状をしてお
り、コンパクトビデオカメラ456をステーション45
7に位置決めする。これによって、コネクタ面511及
び512が位置合わせされる。
【0212】本発明の第18の実施例を図56から図6
1を用いて説明する。
【0213】図56は、充電できない一次電池521
と、充電可能な二次電池(バッテリ)484を示す。一
次電池521も二次電池(バッテリ)484も二本一組
のパックとなっており、一次電池521にはその上端部
に一組の正負の一次電池端子547が設けられており、
二次電池(バッテリ)484もその上端部に一組の正負
の二次電池端子547が設けられている。一次電池52
1は二酸化マンガンリチウム電池で、単セル当たり3V
であり、2本直列につながれているからその電圧は6V
である。二次電池(バッテリ)484はリチウム・イオ
ン蓄電池で、単セル当たり3.6Vであり、2本直列に
つながれているからその電圧は7.2Vである。
【0214】図57は一次電池521をケース2内のバ
ッテリケース531内に装着した状態の中心断面図を示
し、図58は二次電池487をケース2内のバッテリケ
ース531内に装着した状態の中心断面図を示す。バッ
テリケース531は、可動アダプタ532と、ねじりコ
イルばね535と、支持アーム533,534と、二次
電池用リード545、一次電池用リード546とからな
る。可動アダプタ532は二本の支持アーム533,5
34によってバッテリケース531内を移動可能となっ
ている。支持アーム533の一端はバッテリケース53
1から突き出た係止部548に軸540で回動可能に軸
支され、その他端は可動アダプタ532から突き出た係
止部538に軸539で回動可能に軸支されている。同
様に、支持アーム534の一端はバッテリケース531
から突き出た係止部549に軸543で回動可能に軸支
され、その他端は可動アダプタ532から突き出た係止
部541に軸542で回動可能に軸支されている。ねじ
りコイルばね535の一端はバッテリケース531から
突き出た係止部536に軸537で軸支され、その他端
は可動アダプタ532から突き出た係止部538に軸5
39に軸支されている。図57において、一次電池52
1を装着した場合、軸539に軸支されているねじりコ
イルばね535の他端は、軸536と軸540を結んだ
線よりバッテリケース531の内側方向に寄っている。
一方、図58において、二次電池487を装着した場
合、軸539に軸支されているねじりコイルばね535
の他端は、軸536と軸540を結んだ線よりバッテリ
ケース531の外側方向に寄っている。支持アーム53
3は軸540を中心に回動するから、軸539と軸53
6との距離は軸539が軸536と軸540を結んだ線
上に来た時最も短くなる。即ち、ねじりコイルばね53
5は軸539が軸536と軸540を結んだ線上に来た
時最もたわまされ、この状態が死点であり、それ以外は
たわみが弛んだ状態、即ち安定点となる。この結果、可
動アダプタ532は、可動アダプタ532の先端部53
2aがバッテリケース531内壁に当接した一次電池装
着用の状態と、可動アダプタ532の背部532bがバ
ッテリケース531内壁に当接した二次電池装着用の状
態のいずれかとなる。可動アダプタ532には指掛け部
544があり、ねじりコイルばね535のばね力に抗し
て、可動アダプタ532を二次電池装着用の状態から死
点を越えて一次電池装着用の状態にするためにバッテリ
ケース531内を移動する時に用いる。
【0215】図59において、二次電池用リード端子5
45、一次電池用リード端子546はバッテリケース5
31に固着されており、その固着位置は異なる。一次電
池用リード端子546はバッテリケース531の中央よ
りに寄っており、二次電池用リード端子545はバッテ
リケース531の周辺よりに寄っている。
【0216】図60は本システムのブロック図である。
本システムはコンパクトビデオカメラ456とステーシ
ョン457とからなる。コンパクトビデオカメラ456
はVTRやビデオカメラ等の負荷523と、電源スイッ
チ524と、バッテリ/外部DC電源切り換えスイッチ
482と、バッテリ充電切り換えスイッチ483と、一
次電池切り換えスイッチ522と、バッテリ487,5
21と、バッテリ充電電源入力端子485と、外部DC
電源入力端子486と、グランド端子488と、充電/
給電切り換え端子接続部554とからなる。ステーショ
ン457は、外部DC電源及びバッテリ充電電源用スイ
ッチングレギュレータ498と、電流検出回路497
と、バッテリ充電開始スイッチ496と、バッテリ充電
電流切り換え用抵抗494,495と、バッテリ充電電
源切り換え用スイッチ493と、グランド端子489
と、外部DC電源出力端子491と、バッテリ充電電源
出力端子492と、充電/給電切り換え端子514とか
らなる。
【0217】コンパクトビデオカメラ456がステーシ
ョン457にコネクタ面511,512で接続される
と、端子489と端子488が接続され、端子491と
端子486が接続され、端子492と端子485が接続
され、充電/給電切り換え端子514が充電/給電切り
換え端子接続部554を通って、バッテリ/外部DC電
源切り換えスイッチ482を外部DC電源に切り換え、
バッテリ充電切り換えスイッチ483を充電側へ切り換
え、一次電池切り換えスイッチ522を非接続側へ切り
換える。また、端子492から端子485を通してバッ
テリ充電電源が供給される。この時、バッテリ充電電源
は電流検出回路497にて外部DC電源が使用されてい
ないことを確認してから、つまり、外部DC電源を使用
していないときに供給するようにスイッチ496にて制
御される。バッテリ充電時には、バッテリ端子電圧によ
りスイッチ493を制御して、充電電流を制御する。
【0218】図61はコンパクトビデオカメラ456単
体のシステムブロック図を示す。ブロック構成は図60
で述べた構成と同一であるので構成説明は省略する。バ
ッテリ/外部DC電源切り換えスイッチ482は内部バ
ッテリに切り換わり、バッテリ充電切り換えスイッチ4
83は非充電側へ切り換わり、一次電池切り換えスイッ
チ522は一次電池接続側へ切り換わる。一次電池52
1がコンパクトビデオカメラ456に搭載されていると
きには一次電池521が電源となって負荷523を動か
し、二次電池487がコンパクトビデオカメラ456に
搭載されているときには二次電池487が電源となって
負荷523を動かす。
【0219】図62から図68は、本発明の第19の実
施例を示す。
【0220】図62,図63及び図64は、二次電池4
87と同一の外形形状した、一次電池用収納アダプタ5
25を示す。図62は上面図、図63は正面図、図64
は中心断面図を示す。収納アダプタ525は、収納部5
54と、二個のアダプタリード端子552と、一次電池
検出窪み526とからなる。収納部554には一次電池
521が収納される。二個のアダプタリード端子552
は上端を収納アダプタ525に固着し、他端は収納アダ
プタ525に開けられた2個のリード窓部555から収
納部554に突き出している。一次電池検出窪み526
は収納アダプタ525に形成された窪みである。図64
は一次電池521が収納部554に収納された状態を示
す。一次電池端子547はアダプタリード端子552に
接触している。
【0221】図65は一次電池521を、図66は二次
電池484をそれぞれバッテリケース531に装着した
状態を示す。バッテリケース531には、一次電池検出
スイッチ527と二次電池用リード545が固着されて
いる。図65において、収納アダプタ525に収納され
た一次電池521がバッテリケース531に装着される
と、アダプタリード端子552は二次電池用リード54
5と接触して通電状態となる。一方、一次電池検出スイ
ッチ527のノブ527aは一次電池検出窪み526に
入り込み、後述するように、一次電池検出スイッチ52
7をOFFして充電不可能にする。図66において、二
次電池487がバッテリケース531に装着されると、
二次電池端子550は二次電池用リード端子545と接
触して通電状態となる。一方、一次電池検出スイッチ5
27のノブ527aは二次電池487によって押し入れ
られ、後述するように、一次電池検出スイッチ527を
ONして充電可能にする。
【0222】図67及び図68は本発明の第19の実施
例のシステムブロック図である。本システムはコンパク
トビデオカメラ456とステーション457とからな
る。コンパクトビデオカメラ456はVTRやビデオカ
メラ等の負荷523と、電源スイッチ524と、バッテ
リ/外部DC電源切り換えスイッチ482と、バッテリ
充電切り換えスイッチ483と、一次電池521と、収
納アダプタ525と、一次電池検出スイッチ527と、
バッテリ充電電源入力端子485と、外部DC電源入力
端子486と、グランド端子488と、充電/給電切り
換え端子接続部528とからなる。一次電池検出スイッ
チ527はノブ527aが一次電池検出窪み526に入
り込むのでOFFとなり、一次電池521には充電され
ない。ステーション457は、外部DC電源及びバッテ
リ充電電源用スイッチングレギュレータ498と、電流
検出回路497と、バッテリ充電開始スイッチ496
と、バッテリ充電電流切り換え用抵抗494,495
と、バッテリ充電電源切り換え用スイッチ493と、グ
ランド端子489と、外部DC電源出力端子491と、
バッテリ充電電源出力端子492と、充電/給電切り換
え端子514とからなる。
【0223】コンパクトビデオカメラ456がステーシ
ョン457にコネクタ面511,512で接続される
と、端子489と端子488が接続され、端子491と
端子486が接続され、端子492と端子485が接続
され、充電/給電切り換え端子514が充電/給電切り
換え端子接続部528を通って、バッテリ/外部DC電
源切り換えスイッチ482を外部DC電源に切り換え、
バッテリ充電切り換えスイッチ483を充電側へ切り換
える。また、端子492から端子485を通してバッテ
リ充電電源が供給される。
【0224】図68はコンパクトビデオカメラ456に
二次電池487を装着した場合を示す。コンパクトビデ
オカメラ456がステーション457にコネクタ面51
1,512で接続されると、端子489と端子488が
接続され、端子491と端子486が接続され、端子4
92と端子485が接続され、充電/給電切り換え端子
514が充電/給電切り換え端子接続部528を通っ
て、バッテリ/外部DC電源切り換えスイッチ482を
外部DC電源に切り換え、バッテリ充電切り換えスイッ
チ483を充電側へ切り換える。また、端子492から
端子485を通してバッテリ充電電源が供給される。こ
の時、バッテリ充電電源は電流検出回路497にて外部
DC電源が使用されていないことを確認してから、つま
り、外部DC電源を使用していないときに供給するよう
にスイッチ496にて制御される。バッテリ充電時に
は、バッテリ端子電圧によりスイッチ493を制御し
て、充電電流を制御する。
【0225】図69は本発明の第20の実施例のフロー
チャートを示し、図71は録画スイッチ4の押すタイミ
ングを示す。本実施例では、図11の第4実施例で示し
た撮影モードを切り換えるモード切り換えスイッチ6を
必要としない。即ち、録画スイッチ4の押すタイミング
によって撮影モードを切り換える方法を示す。まず、本
発明のコンパクトビデオカメラ1では標準撮影モードと
して、ジャストモード(寸時撮影モード)を採用する。
カメラ電源44がONされて電源が入り、録画スイッチ
4が一押しされると録画スタートする。経過時間を測定
し、ビューファインダ12内にカウントダウン表示し、
所定時間(T1)が終了すると録画を自動停止する。ト
グルモードに移行するには、所定時間(T1)内に録画
スイッチ4を二押しする。(録画スタート時に連続二押
ししてもよい。)所定時間(T1)内に二押しされたの
をシステムマイコン(図示せず)が検出して、T1時間
の制限を取り払って録画を続け、再度録画スイッチ4が
おされて(T2時間)録画を終了する。さらに、ノーマ
ルモードに移行するには、録画スイッチ4を押しっぱな
しにする。T1時間を越えて録画スイッチ4がON(H
i)の間はT1時間の制限を取り払って録画を続け、録
画スイッチ4がOFF(Lo)になって録画を終了す
る。図面中に記載は無いが、さらに、録画スイッチを一
押ししてジャストモードに入り、途中で撮影を延長した
いと考えて、T1時間内に録画スイッチを押し始めてT
1時間を越えて押し続けるなら、押し続けている間録画
が続くようにしてもよい。即ち、T1時間時に録画スイ
ッチがON(Hi)になっていればノーマルモードであ
ると判別される。従って、本実施例ではT1時間以下の
短い撮影はできない。しかし、ビデオカメラの撮影にお
いては、内容の理解のために5sec以上の撮影が基本動
作であるから、T1時間を5secとするなら、短過ぎて
内容不明の撮影を未然に防ぐ効果があることが理解され
る。
【0226】
【発明の効果】VTRメカニズム部のテープ巻取り軸と
光学系および光学ビュー・ファインダの光軸とを一致さ
せるので、必然的にVTR部の一番広い面積部分を撮影
者の顔に平行に保持する構え方となり、VTRの重心を
撮影者に最も近付ける。さらに、軽量なVTR回路部よ
りも重量のあるVTRメカニズム部を撮影者側に配置し
たので、VTR一体型ビデオカメラ全体の重心を撮影者
に最も近付けることになる。回転モーメントが最も小さ
くなるので、この結果、カメラ振れの少ない安定した映
像が撮影できる。
【0227】また、ビデオカメラのレンズと光学ビュー
・ファインダを遮蔽板で蔽い、遮蔽板の動きをカメラ電
源ON,OFFと連動させたので、光学ビュー・ファイ
ンダを覗いて何も見えない時は、電源が入っていないこ
とを示し、電源OFFの状態で撮影を開始する過ちを避
けることができる。さらに、遮蔽板はビデオカメラのレ
ンズの保護と光学ビュー・ファインダの保護を行い、ほ
こりや指紋の付着を防止する。
【0228】また、マイクをスライド式の遮蔽板で蔽う
ことにしたので、マイク自体は可動せず、遮蔽板のみが
可動するので、可動部の部品点数を少なくできる。ま
た、動作状態においてもケースから飛び出す部分が無い
ので、安全に使用できる。
【0229】望遠倍率を1倍または3倍以下のビデオカ
メラレンズは鏡筒長が短いので、VTRの側面に配置す
ることができ、ビデオカメラレンズ重心位置を撮影者に
近付け、カメラ振れを生じにくくする効果がある。
【0230】2個の正立プリズムを用いた実像式光学フ
ァインダを採用したので、正立プリズム内で最初に生ず
る反射から最後の反射までの光路長分だけ光軸方向の長
さを短くすることができるので、VTRの側面に配置す
ることができ、ビデオカメラレンズ重心位置を撮影者に
近付け、カメラ振れを生じにくくする効果がある。
【0231】撮影モードの一つであるジャストモード
(寸時撮影モード)は、撮影時間をビデオカメラ側で設
定する。このため、撮影時間が短過ぎて撮影内容がわか
らなかったり、長過ぎて冗長過ぎたりすることが無いの
で、撮影後、編集する手数を省くことができる。
【0232】また、ジャストモード(寸時撮影モード)
を基本動作とすることにより、ジャストモード時間(T
1)内では録画をストップさせることができないので、
録画スイッチ4からの信号をシステムマイコンに送るこ
とができ、録画スイッチ4のお仕方でジャストモード,
トグルモード,ノーマルモードを切り換えることができ
る。
【0233】電源として、一次電池(乾電池)を用い、
ビデオカメラケース内に内装形式としたので、充電器を
コンパクトビデオカメラともに持参する必要が無い。
【0234】液晶表示素子に直接、視野枠を表示するの
で、簡単な構成で可変視野枠が形成できる。また、電子
的なズーミングは撮像画面内の任意の部分を拡大可能で
あるので、液晶表示素子で表示する視野枠はズーム画像
に合わせて、任意の位置に、任意のサイズに設定可能で
ある。また、液晶視野枠は光学的ズーム機構の無い光学
ファインダにおいても視野枠を縮小することにより撮影
範囲を狭めて、等価的にズーム量を表示可能である。
【0235】本発明によれば、従来、主に用いられてい
た6倍ズームレンズに比べ3倍のズームレンズを用いる
ことで、ズームレンズを小形にすることができ、ビデオ
カメラの大きさを小型にできる効果がある。
【0236】本発明によれば、ズーム比が2〜3程度と
小さいズームレンズを、レンズ構成4枚で実現でき、し
かも、広角端の画角が約60°と広角化しながらも、大
幅な小型・軽量化を可能にした高性能のコンパクトビデ
オカメラ用光学システムを提供することができる。
【0237】また、電子ビューファインダではなく、光
学式ズームファインダを採用したので、コンパクトビデ
オカメラの消費電力の低減ができる。
【0238】本発明に依れば、従来主に用いられていた
6倍ズームレンズに比べ、3倍のズームレンズを用いる
ことで小型なズームレンズを用いることができ、それで
いて従来同様、6倍ズームを実現しているので、ビデオ
カメラの大きさを実質的に小型化できる利点がある。
【0239】又、本発明に依れば、そのために(実質的
に小型化するために)併せ用いる電子ズームにおいて
も、それを用いたことによる画質の劣化は、実用上問題
とはならない程度であり、結局ビデオカメラの商品性を
損なうこと無く、ビデオカメラを小型にできる利点が本
発明にはある。
【0240】コンパクトビデオカメラからカメラ一体形
VTR用インターフェース機器(ステーション)に赤外
線で映像および音声信号を伝送する際に、コンパクトビ
デオカメラをステーションに載せて使用する近接伝送と
コンパクトビデオカメラをステーションから離して使用
する空間伝送の2つの伝送方法を有しており、コンパク
トビデオカメラとステーションの接続状態に応じてコン
パクトビデオカメラの光信号送信手段の動作を制御す
る。つまり、近接伝送の場合は、ステーションのDC出
力を直接コンパクトビデオカメラの電源として供給する
ことができるので、常時光信号送信手段を動作させる。
一方、空間伝送では、コンパクトビデオカメラを電池駆
動することが多いので、電池の消耗を極力抑えるため
に、記録媒体から映像および音声信号を再生する場合に
のみ自動的に光信号送信手段を動作させる。そのため、
再生時以外は動作が止まるため、赤外線信号の伝送不要
時には、電池の消耗を極力抑えて電池の長寿命化を図る
ことができる。
【0241】また、ビデオ再生時に自動的にTV,VT
Rの電源制御と入力モード切り換えを行うコントロール
信号を赤外線信号に付加する際に、他の機器の誤動作を
防止するために、コンパクトビデオカメラをステーショ
ンに載せて使用する近接伝送の場合にのみ映像および音
声信号にコントロール信号を付加する。このため、近接
伝送では、自動的にTV,VTRの電源制御と入力モー
ド切り換えを行うことが可能となり、従来のAVバスケ
ーブルと同様の使い勝手が得られる。また、コンパクト
ビデオカメラとステーションを離して使用する空間伝送
では、映像および音声信号のみを伝送するため、他の機
器の誤動作を防ぐことができる。
【0242】バッテリケース側のリード端子を一次電池
用と二次電池用に分離して、別々に設けたので、一次電
池用のリード端子は、VTR一体型ビデオカメラの負荷
につながっているものの、充電器の出力端子にはつなが
っていず、一次電池には充電されることはない。
【0243】また、一次電池を収納し、外形寸法が二次
電池と同等な収納アダプタを作り、該収納アダプタには
一次電池識別用の窪みを設けたので、該一次電池識別用
の窪みには一次電池検出スイッチがはまり込み、一次電
池への充電回路を切断する。従って、一次電池には充電
されることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の前方より見た内部部品
構成斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施例の後方より見た内部部品
構成斜視図である。
【図3】図1にケースをかぶせ前方より見た外観図であ
る。
【図4】図2にケースをかぶせ後方より見た外観図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施例の斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施例の動作説明図である。
【図7】本発明の第3の実施例のブロック図である。
【図8】本発明の第3の実施例の動作説明斜視図であ
る。
【図9】本発明の第3の実施例の動作説明斜視図であ
る。
【図10】本発明の第3の実施例の平面図である。
【図11】本発明の第4の実施例の平面図である。
【図12】本発明の第4の実施例の動作フローチャート
である。
【図13】本発明の第5の実施例の実像式光学ファイン
ダの部品構成斜視図である。
【図14】本発明の第6の実施例の実像式光学ファイン
ダの部品構成斜視図である。
【図15】本発明の第7の実施例の実像式光学ファイン
ダの部品構成斜視図である。
【図16】本発明の第8の実施例のアルバタ式光学ファ
インダの部品構成斜視図である。
【図17】本発明のビデオカメラのブロック回路図であ
る。
【図18】本発明のビデオカメラの映像信号摸式図であ
る。
【図19】本発明の光学ビュー・ファインダの視野表示
状態図である。
【図20】図19の動作説明図である。
【図21】本発明のコンパクトビデオカメラ用光学シス
テムの第9の実施例を示す構成図である。
【図22】本発明の数値実施例1のズームレンズ構成図
である。
【図23】本発明の数値実施例1の広角端収差図であ
る。
【図24】本発明の数値実施例1の望遠端収差図であ
る。
【図25】本発明の第10の実施例を示すズームレンズ
構成図である。
【図26】本発明の数値実施例2の広角端収差図であ
る。
【図27】本発明の数値実施例2の望遠端収差図であ
る。
【図28】本発明の第11の実施例を示すズームレンズ
構成図である。
【図29】本発明の数値実施例3の広角端収差図であ
る。
【図30】本発明の数値実施例3の望遠端収差図であ
る。
【図31】本発明の第12の実施例を示す光学ズームフ
ァインダのレンズ構成図である。
【図32】本発明の数値実施例4の広角端収差図であ
る。
【図33】本発明の数値実施例4の中間収差図である。
【図34】本発明の数値実施例3の望遠端収差図であ
る。
【図35】本発明の第13の実施例を示す構成図であ
る。
【図36】本発明の第13の実施例に用いたズームレン
ズの焦点距離とズーム環の回転角との関係を示すグラフ
である。
【図37】本発明の第13の実施例に用いた電子ズーム
の倍率とズーム環の回転角との関係を示すグラフであ
る。
【図38】本発明の第13の実施例のビデオカメラの像
の大きさとズーム環の回転角との関係を示すグラフであ
る。
【図39】本発明の第13の実施例のビデオカメラの水
平解像度と電子ズームの倍率との関係を示すグラフであ
る。
【図40】本発明の第14の実施例を示す構成図であ
る。
【図41】本発明の第15の実施例を示す構成図であ
る。
【図42】本発明の第15の実施例に用いた光学ファイ
ンダの画角とファインダ用カムの回転角との関係を示す
グラフである。
【図43】本発明の第15の実施例に用いた光学ファイ
ンダの画角をズームレンズの焦点距離に換算した値とフ
ァインダ用カムの回転角との関係を示すグラフである。
【図44】本発明を適用したカメラ一体形VTRのブロ
ック図の一例である。
【図45】本発明を適用したカメラ一体形VTRの使用
方法の一例である。
【図46】本発明を適用したカメラ一体形VTRの使用
方法の他の一例である。
【図47】本発明の動作を説明するためのフローチャー
トの一例である。
【図48】本発明の動作を説明するためのフローチャー
トの他の一例である。
【図49】システムコントローラの動作の一例の具体回
路構成の一例である。
【図50】本発明の第16の実施例の動作を説明するた
めのその他のフローチャートである。
【図51】本発明の第16の実施例の動作を説明するタ
イムチャートである。
【図52】本発明の第17の実施例を示すカメラ一体形
VTRの他の実施例を示すブロック図である。
【図53】本発明の第17の実施例の使用説明外観図で
ある。
【図54】本発明の第17の実施例の要部断面図であ
る。
【図55】本発明の第17の実施例の要部断面図であ
る。
【図56】一次電池と二次電池(バッテリ)の外観図で
ある。
【図57】本発明の第18の実施例の中心断面図であ
る。
【図58】本発明の第18の実施例の動作説明図であ
る。
【図59】本発明の第18の実施例の端子配置図であ
る。
【図60】本発明の第18の実施例のシステムブロック
図である。
【図61】本発明の第18の実施例のシステムブロック
動作説明図である。
【図62】本発明の第19の実施例の上面図である。
【図63】本発明の第19の実施例の正面図である。
【図64】本発明の第19の実施例の中心断面図であ
る。
【図65】本発明の第19の実施例の動作説明図であ
る。
【図66】本発明の第19の実施例の動作説明図であ
る。
【図67】本発明の第19の実施例のシステムブロック
図である。
【図68】本発明の第19の実施例のシステムブロック
動作説明図である。
【図69】本発明の第20の実施例のフローチャート図
である。
【図70】本発明の第20の実施例の録画スイッチON
タイミング図である。
【符号の説明】
1…コンパクトビデオカメラ、2…ケース、4…録画ス
イッチ、5…イジェクトスイッチ、6…モード切り換え
スイッチ、7…ズームスイッチ、8…開口部、10…遮
蔽板、11…レンズ、12…光学ビュー・ファインダ、
20…VTRメカニズム、22a,22b…テープ巻取
り軸、27…録画表示灯、31,44…カメラ電源スイ
ッチ、33…ねじりコイルばね、45,46…位置スイ
ッチ、47…モード指標、48,58…対物レンズ、5
2,53…正立プリズム、54…接眼レンズ、55…透
過型液晶表示素子、56,64…視野枠、57,66…
カウントダウン表示、62…反射型液晶表示素子、74
…枠生成回路、101…光学ズームファインダ、102
…ズームレンズ、103…撮像素子、104…カメラ回
路、105…電子ズーム回路、106…制御回路A、1
07…ズームモータ、108…ズーム位置検出器、25
1…プリズムA、252…プリズムB、301…ズーム
レンズ、303…撮像素子、304…フォーカス機構、
312…電子ズーム回路、317…自動合焦回路、31
8…電子ズーム制御回路、319…カメラ回路、328
…光学ファインダー、411…システムコントローラ、
429…変調器、433,436…LED、432,4
34…混合器、456…カメラ一体形VTR、457…
カメラ一体形VTR用インターフェース機器(ステーシ
ョン)、482,483,522…切り換えスイッチ、
511,512…コネクタ面、521…一次電池、52
3…負荷、525…収納アダプタ、526…一次電池検
出窪み、527…一次電池検出スイッチ、531…バッ
テリケース、532…可動アダプタ、535…ねじりコ
イルばね、545…二次電池用リード端子、546…一
次電池用リード端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01M 2/10 H04N 5/782 K (31)優先権主張番号 特願平4−259330 (32)優先日 平成4年9月29日(1992.9.29) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平4−268419 (32)優先日 平成4年10月7日(1992.10.7) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平4−274538 (32)優先日 平成4年10月13日(1992.10.13) (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 西山 高徳 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地株 式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 滝田 寛人 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地株 式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 佐藤 裕信 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 高見 穣 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 谷津 雅彦 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 丸山 竹介 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 小林 健二 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 伊藤 滋行 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 松本 健司 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 鮎澤 巌 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メディア研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラ部と、該カメラ部とは光学的に独立
    な光学ファインダと、記録部と、バッテリと、からなる
    ビデオカメラにおいて、 一平面に接する部分を持つように、上記カメラ部と、上
    記光学ファインダとを配置し、上記平面上に上記記録部
    の最も広い面を接するように配置し、上記平面上に上記
    バッテリを配置したことを特徴とするビデオカメラ。
  2. 【請求項2】光学系と撮像素子とを備えたビデオカメラ
    と、VTR回路部とVTRメカニズム部とを備えたVT
    Rと、からなるVTR一体型ビデオカメラにおいて、 上記VTR回路部は上記VTRメカニズム部の駆動と信
    号処理を行い、 上記ビデオカメラの光学系の光軸を上記VTRメカニズ
    ム部のテープ巻取り軸の軸方向に概略一致させ、 上記VTR回路部と上記VTRメカニズム部を上記テー
    プ巻取り軸の軸方向に重ねて配置し、 上記VTR回路部の側面には上記光学系を並列配置し、
    上記VTRメカニズム部の側面には上記撮像素子を並列
    配置して構成させたことを特徴とするビデオカメラ。
  3. 【請求項3】光学系と撮像素子とを備えたビデオカメラ
    と、VTR回路部とVTRメカニズム部とを備えたVT
    Rと、光学ファインダと、バッテリと、ケースと、から
    なるVTR一体型ビデオカメラにおいて、 上記VTR回路部は上記VTRメカニズム部の駆動と信
    号処理を行い、 上記ビデオカメラの光学系の光軸と上記光学ファインダ
    の光軸とを上記VTRメカニズム部のテープ巻取り軸の
    軸方向に概略一致させ、 上記VTR回路部と上記VTRメカニズム部を上記テー
    プ巻取り軸の軸方向に重ねて配置し、 上記ケース内に、上記VTR回路部の側面には上記光学
    系を並列配置し、上記VTRメカニズム部の側面には上
    記撮像素子を並列配置し、上記VTRの側面に上記光学
    ファインダと、上記バッテリとを並列配置したことを特
    徴とするビデオカメラ。
  4. 【請求項4】ビデオカメラと記録部とバッテリと該バッ
    テリを収納するバッテリケースとから成るビデオカメラ
    において、一次電池と二次電池の形状差を利用して一次
    電池への充電を防止したことを特徴とするビデオカメ
    ラ。
  5. 【請求項5】上記バッテリケース内に、一次電池用端子
    と二次電池用端子を設けて、一次電池への充電を防止し
    たことを特徴とする請求項4に記載のビデオカメラ。
  6. 【請求項6】上記バッテリケース内に、一次電池用の可
    動アダプタと、該可動アダプタに一端を係止し、他端を
    上記バッテリケースに係止し中央のコイル部を移動自由
    とした2安定ばねとを設け、上記可動アダプタが一次電
    池用の第1の位置と、二次電池用の第2の位置に選択的
    に位置決めされることを特徴とする請求項4または5に
    記載のビデオカメラ。
  7. 【請求項7】上記バッテリケース内に設けた一次電池用
    検出用スイッチと、二次電池の形状に形成した一次電池
    収納アダプタとで一次電池への充電を防止したことを特
    徴とする請求項4に記載のコンパクトビデオカメラ。
JP2000027196A 1992-03-12 2000-01-31 ビデオカメラ Pending JP2000196938A (ja)

Applications Claiming Priority (12)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5380092 1992-03-12
JP9269092 1992-04-13
JP22971892 1992-08-28
JP25933092 1992-09-29
JP26841992 1992-10-07
JP4-274538 1992-10-13
JP4-268419 1992-10-13
JP27453892 1992-10-13
JP4-92690 1992-10-13
JP4-53800 1992-10-13
JP4-229718 1992-10-13
JP4-259330 1992-10-13

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5016140A Division JPH06181533A (ja) 1992-03-12 1993-02-03 コンパクトビデオカメラ,光学システム,電子ズーム付きビデオカメラ用レンズ及びコンパクトビデオカメラシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000196938A true JP2000196938A (ja) 2000-07-14

Family

ID=27550541

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000027196A Pending JP2000196938A (ja) 1992-03-12 2000-01-31 ビデオカメラ

Country Status (2)

Country Link
US (2) US5565919A (ja)
JP (1) JP2000196938A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010141573A (ja) * 2008-12-11 2010-06-24 Canon Inc 撮像装置、その制御方法及びプログラム
JP2012010818A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Kyoraku Sangyo Kk 装飾体ユニット、遊技盤ユニット、及びパチンコ遊技機
JP2012135028A (ja) * 2012-02-24 2012-07-12 Canon Inc 撮像装置の制御方法
JP2014110607A (ja) * 2012-12-04 2014-06-12 Fujifilm Corp 撮像装置

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2959293B2 (ja) * 1992-07-14 1999-10-06 キヤノン株式会社 撮像装置
US5650819A (en) * 1993-09-30 1997-07-22 Canon Kabushiki Kaisha Image pickup apparatus
JPH09307845A (ja) * 1996-05-17 1997-11-28 Asahi Optical Co Ltd スチルビデオカメラ
JP3435288B2 (ja) * 1996-06-20 2003-08-11 ペンタックス株式会社 カメラシステム
CA2194027C (en) * 1996-12-24 2001-12-04 Richard Morgan Helms Imaging system using a data transmitting light source for subject illumination
JPH10227986A (ja) * 1997-02-17 1998-08-25 Hitachi Ltd 光スイッチとその製造方法及び光スイッチを用いた光通信機器
KR100263166B1 (ko) * 1997-09-30 2000-08-01 윤종용 촬영신호 전송방법 및 전송장치
JP3645702B2 (ja) * 1997-12-25 2005-05-11 オリンパス株式会社 電子カメラ
JP4553994B2 (ja) * 1998-03-10 2010-09-29 株式会社ニコン 電子スチルカメラ
FI107493B (fi) * 1999-06-07 2001-08-15 Nokia Mobile Phones Ltd Tiedonsiirtosovitin ja menetelmä tiedon siirtämiseksi
US6489986B1 (en) 2000-09-29 2002-12-03 Digeo, Inc. Remote control device for video and audio capture and communication
US6529233B1 (en) * 2000-09-29 2003-03-04 Digeo, Inc. Systems and methods for remote video and audio capture and communication
US6944880B1 (en) 2000-09-29 2005-09-13 Digeo, Inc. Methods for audio capture and communication during television broadcasts
US20020054206A1 (en) * 2000-11-06 2002-05-09 Allen Paul G. Systems and devices for audio and video capture and communication during television broadcasts
TW460005U (en) * 2000-12-30 2001-10-11 Inventec Multimedia & Telecom Expanding apparatus of digital camera
US20050039214A1 (en) * 2001-02-21 2005-02-17 Lorenz Kim E. System and method for providing direct, context-sensitive customer support in an interactive television system
US20040244056A1 (en) * 2001-02-21 2004-12-02 Lorenz Kim E. System and method for providing direct, context-sensitive customer support in an interactive television system
US20040090533A1 (en) * 2002-11-11 2004-05-13 Dow James C. System and method for video image capture
CN1315036C (zh) * 2004-06-01 2007-05-09 联想(北京)有限公司 便携式设备视频转接装置及转接方法
US20070044126A1 (en) * 2005-08-18 2007-02-22 Rockwell Collins, Inc. Wireless video entertainment system
US20070093877A1 (en) * 2005-10-26 2007-04-26 Beecham Michael C System for maintaining normal health of retinal cells and promoting regeneration of retinal cells
US8260008B2 (en) 2005-11-11 2012-09-04 Eyelock, Inc. Methods for performing biometric recognition of a human eye and corroboration of same
US9124798B2 (en) 2011-05-17 2015-09-01 Eyelock Inc. Systems and methods for illuminating an iris with visible light for biometric acquisition

Family Cites Families (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5414772A (en) * 1977-07-05 1979-02-03 Seikosha Kk Electronic timer
US4340903A (en) * 1980-08-06 1982-07-20 Sony Corporation Television camera
US4478493A (en) * 1981-04-20 1984-10-23 Canon Kabushiki Kaisha Apparatus having liquid crystal finder optical system
US4507683A (en) * 1982-04-02 1985-03-26 Ampex Corporation Camera status and diagnostics display system
US4578665A (en) * 1982-04-28 1986-03-25 Yang Tai Her Remote controlled surveillance train car
US4557574A (en) * 1983-10-03 1985-12-10 Fuji Photo Film Co., Ltd. Camera with protective cover
US5099364A (en) * 1985-11-25 1992-03-24 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Video recorder with reduced power consumption
JPS62132217A (ja) * 1985-12-04 1987-06-15 Hitachi Ltd 垂直磁気記録媒体及びその製造方法
JPH0746833B2 (ja) * 1986-03-11 1995-05-17 キヤノン株式会社 撮像装置
JPS63193358A (ja) * 1987-02-06 1988-08-10 Hitachi Ltd Vtr一体形カメラ
JPS63198373A (ja) * 1987-02-13 1988-08-17 Nec Corp 半導体装置およびその製造方法
JPS63223720A (ja) * 1987-03-13 1988-09-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd ズ−ムレンズ
JPS63224059A (ja) * 1987-03-13 1988-09-19 Hitachi Ltd Vtr一体形カメラ
JP2544615B2 (ja) * 1987-03-27 1996-10-16 大日本印刷株式会社 二軸延伸ブロ−成形用パリソン及びその成形方法
JPH0769564B2 (ja) * 1987-04-20 1995-07-31 富士写真フイルム株式会社 スチルカメラ付きビデオカメラ
GB2205656B (en) * 1987-04-27 1992-01-08 Canon Kk Camera
JPS6432217A (en) * 1987-07-29 1989-02-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd Zoom lens device
JPH01142539A (ja) * 1987-11-27 1989-06-05 Minolta Camera Co Ltd ファインダ付きカメラ
KR920006956B1 (en) * 1988-04-12 1992-08-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd Image pickup apparatus
JPH0767154B2 (ja) * 1988-04-12 1995-07-19 松下電器産業株式会社 撮像装置
JPH0198373A (ja) * 1988-04-27 1989-04-17 Hitachi Ltd 再生機能を具備したvtr一体形カメラ
US5153735A (en) * 1988-07-18 1992-10-06 Minolta Camera Kabushiki Kaisha An arrangement of a recording medium in a still camera
JPH0239011A (ja) * 1988-07-28 1990-02-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非球面ズームレンズ
JPH02105780A (ja) * 1988-10-14 1990-04-18 Sony Corp カメラにおける電源供給装置
JPH02260771A (ja) * 1989-03-30 1990-10-23 Canon Inc カメラ一体型ビデオレコーダ装置
US5048939A (en) * 1989-04-21 1991-09-17 Hitachi, Ltd. Zoom lens system
US5100223A (en) * 1989-06-26 1992-03-31 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Zoom lens
JP2502754B2 (ja) * 1989-06-29 1996-05-29 松下電器産業株式会社 非球面ズ―ムレンズ
US5159198A (en) * 1989-06-27 1992-10-27 Minolta Camera Kabushiki Kaisha Infrared image pick-up apparatus
JPH02210973A (ja) * 1989-11-13 1990-08-22 Canon Inc 電子カメラ
JP3225356B2 (ja) * 1989-11-29 2001-11-05 コニカ株式会社 スチルビデオカメラ
JPH03198480A (ja) * 1989-12-26 1991-08-29 Fuji Photo Film Co Ltd マイク内蔵型ビデオカメラ
US5161025A (en) * 1989-12-28 1992-11-03 Fuji Photo Film Co., Ltd. Optical/electrical view finder
JP3035784B2 (ja) * 1990-01-09 2000-04-24 コニカ株式会社 画像記録装置
US5287223A (en) * 1990-05-10 1994-02-15 Canon Kabushiki Kaisha Lens drive controlling apparatus
US5341171A (en) * 1991-08-23 1994-08-23 Sony Corporation Video camera apparatus with a connecting device for easy connection with electric apparatus

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010141573A (ja) * 2008-12-11 2010-06-24 Canon Inc 撮像装置、その制御方法及びプログラム
JP2012010818A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Kyoraku Sangyo Kk 装飾体ユニット、遊技盤ユニット、及びパチンコ遊技機
JP2012135028A (ja) * 2012-02-24 2012-07-12 Canon Inc 撮像装置の制御方法
JP2014110607A (ja) * 2012-12-04 2014-06-12 Fujifilm Corp 撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
US5748238A (en) 1998-05-05
US5565919A (en) 1996-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000196938A (ja) ビデオカメラ
US5161025A (en) Optical/electrical view finder
EP0581286B1 (en) Camcorder with rotatable connected monitor
JPH0769564B2 (ja) スチルカメラ付きビデオカメラ
US7508439B2 (en) Digital camera having a movable image display screen
JPH06181533A (ja) コンパクトビデオカメラ,光学システム,電子ズーム付きビデオカメラ用レンズ及びコンパクトビデオカメラシステム
US20120154674A1 (en) Image-pickup apparatus
JPH0297175A (ja) スチルビデオ装置
KR0180541B1 (ko) 비디오카메라
JPH0568914B2 (ja)
JPH0937131A (ja) カメラ
JPH11125852A (ja) 撮像装置
JPH04114568A (ja) Vtr一体形カメラ
JP3347048B2 (ja) モニタ付きカメラ一体型記録装置
JP4415782B2 (ja) 撮像装置
US20240053662A1 (en) Modular action camera lens assembly and mounting system
JP2852223B2 (ja) スチルカメラ一体型ビデオカメラ
KR100228666B1 (ko) 사진카메라 일체화 비데오카메라
JPH10117301A (ja) 電子カメラ
JPH10253886A (ja) 電子カメラ装置
JPS63261332A (ja) スチルカメラ付きビデオカメラ
JPH08172556A (ja) カメラ
JP2607246B2 (ja) スチルカメラ付きビデオカメラ
JPH07131705A (ja) フィルム画像投影用アダプタ
JPH0636567B2 (ja) スチルカメラ付きビデオカメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040302

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040629