JP2000190275A - 位置決めロボットのアーム機構 - Google Patents

位置決めロボットのアーム機構

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JP2000190275A
JP2000190275A JP10367805A JP36780598A JP2000190275A JP 2000190275 A JP2000190275 A JP 2000190275A JP 10367805 A JP10367805 A JP 10367805A JP 36780598 A JP36780598 A JP 36780598A JP 2000190275 A JP2000190275 A JP 2000190275A
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JP
Japan
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arm
assist
positioning
work
ball screw
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JP10367805A
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Kazutsugu Fukita
和嗣 吹田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置決めロボットの大型化を招くことなくア
ームの剛性を上げ、アームに生じるたわみを防止する。 【解決手段】 位置決めロボットのアーム機構は、その
一端を固定部材100の表面110から一定の距離に支
持されるアーム10と、そのアームに連結され、そのア
ームと一体となって運動するアシスト部材12とを備
え、前記アシスト部材12の一端が固定部材100の表
面110とスライド可能に接触することにより、前記ア
ーム10に力が作用した際に、そのアーム10にたわみ
が生じるのを抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば自動車の
組立工程における作業ステーションにおいて、ワークを
所定の位置に位置決め保持する位置決めロボットのアー
ム機構に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の組立工程を行う作業ステーショ
ンにおいて、ワークを所定の位置に位置決め保持する位
置決めロボットとして、特開平4−224095号公報
に記載されたものが知られている。この位置決めロボッ
トは、ワークを保持するためのワーク保持用治具を先端
に備えたワーク位置決め部材(アーム)を、ワーク位置
決め部材を支持する支持部より張り出させることにより
所定の位置にワーク保持用治具を位置決めするアーム機
構について開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
位置決めロボットでは、ワークの自重や作業ロボットか
らの外力によりワーク位置決め部材(アーム)がたわむ
という問題があった。ワーク位置決め部材がたわむと、
ワークの位置決め位置がずれることとなり、作業精度に
影響を与える。このようなワーク位置決め部材(アー
ム)のたわみを防止するには、ワーク位置決め部材(ア
ーム)自体の剛性を上げることにより可能であるが、こ
れでは位置決めロボットが大型化し好ましくない。
【0004】したがって、本発明は、上述した問題点を
解決するためになされたものであり、その目的は、位置
決めロボットの大型化を招くことなくアーム(ワーク位
置決め部材)の剛性を上げることができる技術を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載した位置決めロボットのアーム機構
が創作された。請求項1 のアーム機構によれば、アーム
に連結されたアシスト部材が固定部材の表面に接触する
ため、アームにワークの重量が作用しても、アームはア
シスト部材により固定部材に支持されるため、アームの
剛性を上げることができる。また、アームは、アシスト
部材の一端が固定部材の表面にスライド可能に接触する
ように運動が拘束されるだけなので、アームは固定部材
の表面から一定の距離を保ちながら、直線運動、旋回運
動、アームの軸周りの回転運動を行なうことができる。
したがって、比較的広い動作範囲を採ることができる。
【0006】また、請求項1 記載のアーム機構において
さらにアームの剛性を上げたい場合は、請求項2 記載の
アーム機構が有効である。請求項2 記載のアーム機構に
よれば、アシスト部材が固定部材の表面に設けた案内部
材に案内されるため、アームに力が作用した場合に、ア
シスト部が固定部材の表面を滑ること無く一定の位置に
維持されるためアームの剛性を上げることができる。な
お、この場合、アームの運動は、直線運動と旋回運動の
両者を同時に行うことはできないが、アームの自由度を
下げることによりアームの剛性を上げることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】まず、本発明の実施の形態に係る
アーム機構の概略について説明する。図1 (a)に示す
ように、本発明のアーム機構では、固定部材100から
所定の距離に支持部材16によってアーム10が支持さ
れる。アーム10には、支持部材16から張り出した部
分にアシスト部材12が連結され、アシスト部材12の
一端は固定部材100の表面110にスライド可能に接
触する。したがって、図1 に示すようにアーム10は、
支持部材16に対しての直線運動、旋回運動、アーム1
0の軸周りの回転運動を行なうことができる。ここで、
アシスト部材12の一端が固定部材100に接触するた
めには、アーム10と固定部材100の距離が一定でな
ければならない。すなわち、アーム10の直線運動の方
向は表面110と平行となり、また、アーム10の旋回
運動は固定部材100の表面110に対して垂直な軸の
軸周りの旋回運動となる。このようなアーム機構によれ
ば、アーム10は支持部材16とアシスト部材12の2
点により固定部材100に支持されるため、アーム10
にワークの自重等の力が作用してもアーム10のたわみ
を防止することができる。すなわち、アーム10、アシ
スト部材12、支持部材16、固定部材100によって
閉じた面を形成するためアーム10自体の剛性を高くし
なくてもアーム10の剛性を高くすることができる。こ
の場合、アーム10のたわみを有効に防止するために
は、アシスト部材12を設ける箇所をアーム10に力が
作用する点(ワークを保持する位置)の近傍に設けるこ
とが好ましい。このようにすれば、アーム10に作用す
る力をアシスト部材12で主に受けることができるから
である。なお、請求項でいう固定部材100は必ずしも
固定されている必要はなく、例えばスライドテーブルが
アクチュエータにより移動可能に構成されて、このスラ
イドテーブル上に上述したような機構のアームを設ける
ような場合は、このスライドテーブルが固定部材とな
る。また、アーム10は、支持部材16に対して、直線
運動又は旋回運動のどちらか一方のみできるようにする
ことが好ましい。これは、アーム10の自由度が大きい
と、その分位置決め誤差が発生するためである。以下の
本発明の実施の形態では、アーム10の運動が支持部材
16に対して直線運動又は旋回運動の両者の内どちらか
一方を行なうものについて説明する。
【0008】まず、アーム10が支持部材16に対して
直線運動する場合のアーム機構について、図2に基づい
て説明する。図2は、アームが支持部材に対して直線運
動を行なうような位置決めロボットの一例の概略構成を
示す図面である。図2に示すように、この位置決めロボ
ットのアーム機構では、固定部材100に固定された支
持部材16と、支持部材16に一方向に直動可能に支持
されるアーム10を有する(この図では紙面に対して垂
直方向)。支持部材16内には、ボールネジが配設され
ており、アーム10にはこのボールネジと係合するネジ
溝が形成されている。したがって、支持部材16内に配
設されたボールネジが図示省略したサーボモータにより
駆動されることにより、アーム10が支持部材16に沿
って直線運動を行なう。また、アーム10内にもボール
ネジが配設されており、Y方向スライドテーブル17に
このボールネジと係合するネジ溝が形成されている。し
たがって、アーム10内のボールネジを図示省略したサ
ーボモータにより駆動することにより、Y方向スライド
テーブル17がアーム10に沿って図2に示す矢印Aの
方向に直線運動を行なう。そして、このアーム17に
は、ワーク50を保持する治具が設けられている。ここ
で、図2に示す位置決めロボットでは、直交型ロボット
機構を採用した。直交型ロボット機構は、位置決め精度
が高いからである。
【0009】ここで、上述した位置決めロボットでは、
Y方向スライドテーブル17が支持部材16上にある場
合は、ワーク50の自重によってアーム10がたわむこ
とはない。しかしながら、Y方向スライドテーブル17
が点線で示す位置に移動した場合には、ワーク50の自
重によりアーム10がたわむこととなる。そこで、本実
施の形態では、アーム10と固定部材100の間にアシ
スト部材12を設けた。これにより、アーム10を支持
部材16とアシスト部材12により支持することとな
り、アーム10の剛性を上げ、アームのたわみを少なく
することができる。この場合、アシスト部材12は固定
部材100の表面110上に形成したサポートレール等
の案内部材によりその運動が案内されていることが好ま
しい。これは、アシスト部材12と固定部材100の表
面110との接点を、回転ころのような自由度の大きい
ものとするより、案内部材によりその自由度を減らした
方がアーム10の剛性を高めることができるためであ
る。例えば、ワーク50がアーム10の中間にある場
合、アシスト部材12は、図2の矢印B方向にずれよう
とする。しかし、アシスト部材12が案内部材によりそ
のようなずれが規制されていると、このような動きがで
きずアーム10の剛性を上げ、アームのたわみを少なく
することができるのである。また、図2に示すアーム機
構においては、アーム10にアシスト部材12を設けた
が、これに限られず、アシスト部材12をY方向スライ
ドテーブル17に設けて、Y方向スライドテーブル17
と一体となって移動するものであっても良い。このよう
にすれば、ワーク50の重力を直接アシスト部材12で
支持することができるため、たわみを画期的に少なくす
ることができる。
【0010】以下、図2に示すアーム機構を備えた位置
決めロボットの具体的な構成について図3、図4に基づ
いて説明する。図3は、位置決めロボットの平面図、図
4は位置決めロボットの側面図を示す。図3に示すよう
に、この位置決めロボットはX方向サーボモータ21を
有し、X方向サーボモータ21により固定部材22内に
配設されたX方向ボールネジが駆動される。このX方向
ボールネジはX方向スライドテーブル(アーム)23と
係合し、上述したX方向ボールネジが回転すると、X方
向スライドテーブル(アーム)23がX方向に移動す
る。このX方向スライドテーブル(アーム)23の底面
には、図4に示すようにX方向スライドテーブル(アー
ム)23のたわみを防止するためのアシスト部材24が
取り付けられる。このアシスト部材24は、固定部材
(定盤)100に固定されたサポートスライド25に案
内されてX方向スライドテーブル(アーム)23と一体
となってX方向に直線運動する。このように、X方向ス
ライドテーブル(アーム)23は、固定部材22とアシ
スト部材24により固定部材(定盤)100に支持さ
れ、また、サポートスライド25によりアシスト部材2
4の運動が一方向に案内されるため、X方向スライドテ
ーブル(アーム)23の剛性を高くすることができる。
この位置決めロボットは、さらにY方向サーボモータ2
6を有し、Y方向サーボモータ26の回転は伝達機構2
7を介して、X方向スライドテーブル(アーム)23内
のY方向ボールネジに伝えられる。このY方向ボールネ
ジはY方向スライドテーブル28に形成されたネジ溝に
係合し、Y方向ボールネジの回転によりY方向スライド
テーブル28がY方向に移動する。Y方向スライドテー
ブル28には、ワーク50を保持するための治具が設け
られ、この治具にワーク50が保持される。このような
治具としては、既存の種々の治具を用いることができ、
図3,4に示す位置決めロボットではクランプピン29
を用いた。
【0011】上述した位置決めロボットの動作を簡単に
説明する。まず、クランプピン29の位置決め位置が図
示省略した制御装置に与えられると、制御装置はX方向
サーボモータ21を所定量回転駆動することによりX方
向スライドテーブル(アーム)23を所定のX座標に、
また、Y方向サーボモータ26を所定量回転駆動される
ことによりY方向スライドテーブル28(クランプピン
29)を所定のY座標に位置決めする。クランプピン2
9が位置決め位置(X,Y)に位置決めされた後、ワー
クがクランプピン29にセットされる。この際、X方向
スライドテーブル(アーム)23は、固定部材22及び
アシスト部材24により支持されているので、ワークの
自重等によるたわみを少なくすることができる。また、
アシスト部材24によりX方向スライドテーブル(アー
ム)23の剛性を上げているため、X方向スライドテー
ブル(アーム)23自体の剛性を上げる必要が無く、コ
ンパクトでかつ剛性の高い位置決めロボットを形成する
ことができる。
【0012】次に、アーム10が支持部材16に対して
回転運動する場合について、図5乃至図8に基づいて説
明する。図5は、アームが回転する回転系のロボットの
構成を模式的に示した図面である。図5(a)、
(b)、(c)に示すように、回転運動系のロボットの
機構としては(a)各アーム10を連結する各関節を旋
回ジョイント18とし、アーム10が広範囲に動くこと
ができる開ループ系の機構、(b)固定部材100に対
して回転ジョイント19により連結されたアーム10
と、アーム10に連結されたアシスト部材12の端部を
固定部材100にスライド可能に連結する機構、(c)
アーム10を連結する関節を旋回ジョイント18とし、
2本のアーム10の運動を規制した閉ループ系の機構を
使用することができる。(a)の開ループ系の機構で
は、ロボットの動作範囲を広く取れる等の利点はあるが
アームの剛性が低下するという欠点があり、(c)の閉
ループ系の機構では、アームの剛性を高くすることがで
きるという利点はあるが動作範囲が狭いという欠点があ
る。そこで、本発明では両者を組み合わせた、(b)に
示すいわゆるハイブリッド系のロボット機構を創り出し
た。すなわち、アーム10を固定部材100に対して旋
回するアーム10と、アーム10に連結したアシスト部
材12とで構成し、アシスト部材12と固定部材100
がスライド可能に連結される機構とした。これにより、
アーム10に連結したアシスト部材12によりアーム1
0を支持し、アーム10の剛性を高めるものである。ま
た、アーム10は回転ジョイント19により軸周りに旋
回することにより比較的広い動作範囲を確保することが
できる。
【0013】すなわち、図6に示すように、このアーム
機構では、固定部材100の表面110から所定の距離
に支持されるアーム10を有する。アーム10は、図の
矢印の方向に旋回可能な機構となっている。アーム10
の先端にはワークをクランプするためのクランプピン4
1が設けられる。また、アーム10の先端には、アシス
ト部材12が連結され、固定部材100の表面110と
転がり接触を行なっている。このような構成とすること
により前述した場合と同様に、アーム10は支持部材1
6とアシスト部材12の二箇所で支持されることとな
り、アーム10の剛性が上がり、アーム10のたわみを
防止することができる。また、この実施の形態のロボッ
トのアーム機構では、ワークを保持するクランプピン4
1をアシスト部材12の真上に設けている。この場合に
は、アシスト部材12に真上からワークの重力が作用す
ることとなり、アームのたわみを画期的に少なくするこ
とができる。なお、図6に示すアーム機構では、アシス
ト部材12と表面110の接触を回転ころとしたが、こ
のような構成とすること無くサポートレールにより案内
するような構成とすることもできる。ただし、サポート
レールとするとこのサポートレールを円形状に形成する
必要があり加工が行いにくい。
【0014】以下、図6に示すアーム機構を備えた位置
決めロボットの具体的な構成について図7、図8に基づ
いて説明する。図7は、位置決めロボットの平面図、図
8は位置決めロボットの側面図を示す。図8 に示すよう
に、この位置決めロボットは固定部材(定盤)100に
固定された中空のハウジング32内に、θ方向サーボモ
ータ31が設置されている。このθ方向サーボモータ3
1の回転は、図示省略した運動伝達機構により伝達部材
34に伝達され、伝達部材34及びr方向ボールネジ3
5はθ方向サーボモータ31の軸周りに旋回するような
構造となっている。また、ハウジング32内には、図7
に示すように、伝達部材34及びY方向ボールネジ35
をその軸周りに回転させるr方向サーボモータ33が収
容される。すなわち、r方向サーボモータ33の回転
は、図示省略した運動伝達機構により伝達部材34に伝
達され、伝達部材34に連結されたr方向ボールネジ3
5がその軸周りに回転することになる。したがって、r
方向ボールネジ35(アームに相当)は、θ方向サーボ
モータ31の軸周りに旋回し、かつ、r方向ボールネジ
35の軸周りに回転するような構造となっている。ま
た、r方向ボールネジ35は、図7 及び図8 に示すよう
にr方向ボールネジ35のネジ溝に係合するように雌ネ
ジが形成されたスライド部材36と係合する。スライド
部材36は、後述するアシスト部材37に取り付けられ
たリニヤレール38によりr方向ボールネジ35と一体
となって回転することが規制される。したがって、スラ
イド部材36は、r方向ボールネジ35の軸周りの回転
により、r方向ボールネジ35に沿って半径(r)方向
に直線運動することとなる。また、r方向ボールネジ3
5がθ方向サーボモータ31の軸周りに旋回することに
より、スライド部材36はr方向ボールネジ35と一体
となって周(θ)方向に運動することとなる。このスラ
イド部材36には、図8に示すように、固定部材(定
盤)100の表面110に向って垂下するアシスト部材
37が設けられ、アシスト部材37の下端には2本のリ
ニヤレール38、38' が組付けられている。(なお、
図7では、リニヤレール38' がr方向ボールネジ35
と重なるため図示されていない。)この2本のリニヤレ
ール38、38' 間は連結部材38aにより連結され、
また、この2本のリニヤレール38,38' の底面に設
けられた回転ころ42は、固定部材100の表面に接触
するようになっている。したがって、r方向ボールネジ
35が旋回することによりr方向ボールネジ35と一体
となってスライド部材36が旋回すると、アシスト部材
37とリニヤレール38,38' も一体となって旋回す
る。このとき、回転ころ42が固定部材100の表面1
10上を転がることにより、アシスト部材37の移動を
スムーズに行うことができる。また、r方向ボールネジ
35がその軸周りに回転することによりスライド部材3
6及びアシスト部材37がY方向ボールネジ35に沿っ
て運動する際には、アシスト部材37の動きをリニヤレ
ール38が案内することにより、スライド部材36の運
動がスムーズに行えるようになっている。このように、
図7、8に示す位置決めロボットでは、Z方向サーボモ
ータ39及びリニヤレール38によりアシスト部材37
及びスライド部材36の移動が滑らかに行なわれる。ま
た、リニヤレール38の底面に回転ころ42を設けるこ
とにより、スライド部材36が平面的(2 次元)に移動
する場合でも、一体となって移動することができる。す
なわち、案内部材の底面に転動部材を設けることにより
アシスト部材を二方向に案内することができる。この場
合、転動部材をタイヤのようなものとし、一方向のみに
転がるようなものとしても良い(図7、8に示す場合
は、半径方向)。このようにすれば、アシスト部材の自
由度が制限されて剛性を上げることができる。また、位
置決め時に、このタイヤにブレーキを掛けるようにすれ
ばさらに剛性を上げることができ好ましい。アシスト部
材37内には、z方向サーボモータ39が配設され、z
方向サーボモータ39の回転によりz方向ボールネジ4
0を高さ(z)方向に伸長させる構成となっている。す
なわち、スライド部材36及びアシスト部材37内には
z方向ボールネジ40と係合する雌ネジが形成され、z
方向ボールネジ40がZ方向サーボモータ39により回
転させられることによりz方向ボールネジ40がスライ
ド部材36の上面から所定の長さ突出することとなる。
そして、z方向ボールネジ40の先端には、ワークをク
ランプするための治具41が設けられ、ワークが保持で
きるように形成されている。図7, 8に示す位置決めロ
ボットでは、図示省略した制御装置によりθ方向サーボ
モータ31、r方向サーボモータ33、及びz方向サー
ボモータ39を所定量回転させることによりクランプピ
ン41を所定の位置決め位置に移動させることができ
る。
【0015】上述した位置決めロボットでは、ワークの
自重等によりスライド部材36、及びr方向ボールネジ
35に力が作用した場合、スライド部材36に設けられ
たアシスト部材37がr方向ボールネジ35を支持する
ため、r方向ボールネジ35のたわみを小さいものとす
ることができる。また、アシスト部材37は、ワークの
自重が作用するクランプピン41の略真下で支持するた
め、r方向ボールネジ35のたわみを効果的に小さくす
ることができる。したがって、ワークの位置決め精度が
向上する。また、アシスト部材37はリニヤレール38
により半径方向の運動が案内されているため、確実に半
径(r)方向に移動することができ、また、リニヤレー
ル38によりアシスト部材37の周(θ)方向へのずれ
を防止することができる。したがって、その分Y方向ボ
ールネジ35の剛性を上げることができる。
【0016】なお、上述した位置決めロボットは、自動
車の組立を行う溶接ラインに配置されワークを所定の位
置に支持する場合や、加工後のワークを位置決めして検
査する作業ステーション等にも使用することができる。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のアーム機
構によれば、アーム自体を大きくすることなく、アーム
の剛性を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアーム機構の基本原理を説明する
ための図面である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る位置決めロボット
の構造を簡略に示す図面である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る位置決めロボット
の平面図である。
【図4】図3に示す位置決めロボットを側面から見た側
面図である。
【図5】アーム間の結合が、回転系のジョイントで繋が
れたアーム機構の例を示す図面である。
【図6】本発明に係る回転系のアーム機構の一例を説明
するための図面である。
【図7】本発明の他の実施の形態に係る位置決めロボッ
トの平面図である。
【図8】図7に示す位置決めロボットの側面図である。
【符号の説明】
10・・アーム(X方向スライドテーブル) 12・・アシスト部材 14・・スライド 16・・支持部材 100・・固定部材(定盤)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置決めロボットのアーム機構であり、 その一端を固定部材の表面から一定の距離に支持される
    アームと、 そのアームに連結され、そのアームと一体となって運動
    するアシスト部材とを備え、 前記アシスト部材の一端が固定部材の表面とスライド可
    能に接触することにより、前記アームに力が作用した際
    に、そのアームにたわみが生じるのを抑制する位置決め
    ロボットのアーム機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の位置決めロボットのアー
    ム機構であり、前記アシスト部材は、前記固定部材の表
    面に設けた案内部材に案内されている位置決めロボット
    のアーム機構。
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