JP2000189282A - センサ―、ヒ―タ―内蔵車両用シ―ト - Google Patents
センサ―、ヒ―タ―内蔵車両用シ―トInfo
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- JP2000189282A JP2000189282A JP10376949A JP37694998A JP2000189282A JP 2000189282 A JP2000189282 A JP 2000189282A JP 10376949 A JP10376949 A JP 10376949A JP 37694998 A JP37694998 A JP 37694998A JP 2000189282 A JP2000189282 A JP 2000189282A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】表皮をパッドに接着し、センサー又はヒーター
を内蔵する車両用シートにおいて、センサー又はヒータ
ーが異物感となることがなく、シートの所定位置に的確
に固定できるようにすることである。 【構成】パッドの本体（１）における着座面下方に、格
納空間部（１０）を設け、この格納空間部（１０）内
に、頂面にセンサー又はヒーター（３）を有する発泡体
製のブロック体（２）を格納したことを特徴とする。
を内蔵する車両用シートにおいて、センサー又はヒータ
ーが異物感となることがなく、シートの所定位置に的確
に固定できるようにすることである。 【構成】パッドの本体（１）における着座面下方に、格
納空間部（１０）を設け、この格納空間部（１０）内
に、頂面にセンサー又はヒーター（３）を有する発泡体
製のブロック体（２）を格納したことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、センサー又はヒー
ター内蔵車両用シート（座席）、詳しくは、発泡体製パ
ッドに表皮を加圧して接着する着座センサー又はヒータ
ー内蔵の車両用シートに関する。
ター内蔵車両用シート（座席）、詳しくは、発泡体製パ
ッドに表皮を加圧して接着する着座センサー又はヒータ
ー内蔵の車両用シートに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の、例えばアシスタントシートに
は、乗員の着座を検知するセンサーが内蔵されているも
のがある。また、ドライバーシートなどにはヒーターが
内蔵されている。このセンサー又はヒーターは、発泡体
製パッドにおける着座面にセンサー収容用の凹窪を形成
し、この凹窪内にセンサーを収容してパッドに貼着して
いる。そして、このパッドに表皮を接着して接着シート
を形成している。
は、乗員の着座を検知するセンサーが内蔵されているも
のがある。また、ドライバーシートなどにはヒーターが
内蔵されている。このセンサー又はヒーターは、発泡体
製パッドにおける着座面にセンサー収容用の凹窪を形成
し、この凹窪内にセンサーを収容してパッドに貼着して
いる。そして、このパッドに表皮を接着して接着シート
を形成している。
【０００３】
【発明の解決しようとする課題】ところで、以上の従来
品は、表皮材、発泡体製ワディング、ワディングカバー
の三層からなる表皮の代わりに、一枚状の表皮をパッド
に接着すると、センサー又はヒーターが外部に凹凸状と
なって現れ、外観が悪いばかりか、異物感となる不具合
がある。そのため、一枚状の表皮を接着する接着シート
は、センサー、ヒーターと表皮との間にスラブ材を介在
させている。
品は、表皮材、発泡体製ワディング、ワディングカバー
の三層からなる表皮の代わりに、一枚状の表皮をパッド
に接着すると、センサー又はヒーターが外部に凹凸状と
なって現れ、外観が悪いばかりか、異物感となる不具合
がある。そのため、一枚状の表皮を接着する接着シート
は、センサー、ヒーターと表皮との間にスラブ材を介在
させている。
【０００４】しかし、センサー又はヒーターがパッドの
凹窪内にスラブ材と共に収容後、表皮をパッドに加圧し
て接着すると、センサー又はヒーターがズレて所定個所
に的確に固定し難い。
凹窪内にスラブ材と共に収容後、表皮をパッドに加圧し
て接着すると、センサー又はヒーターがズレて所定個所
に的確に固定し難い。
【０００５】更に、センサー又はヒーターのハーネスを
シートの着座面側から外部に露出させて底部側に配線し
なければならないため、ハーネスの配線手数に工数を要
するし、また、ハーネスがシートの外部に突出するた
め、邪魔になる不具合があった。
シートの着座面側から外部に露出させて底部側に配線し
なければならないため、ハーネスの配線手数に工数を要
するし、また、ハーネスがシートの外部に突出するた
め、邪魔になる不具合があった。
【０００６】そこで、本発明は斯様に表皮をパッドに接
着して内部にセンサー又はヒーターを内蔵する車両用シ
ートにおいて、前記従来品の不具合を除去することを目
的とする。
着して内部にセンサー又はヒーターを内蔵する車両用シ
ートにおいて、前記従来品の不具合を除去することを目
的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本発明に係るセンサー内蔵車両用シートは、モール
ド成形しフレームに支持される発泡体製のパッドと、こ
のパッドに接着する表皮と、センサー又はヒーターとを
有する車両用シートにおいて、前記パッドは、着座面の
下方に格納空間部を有する本体と、この本体の格納空間
部に格納され前記フレームに支持されるブロック体とか
らなり、前記センサー又はヒーターは、ブロック体の頂
面と前記の格納空間部内における着座面側との間に配設
してなるものである。
めの本発明に係るセンサー内蔵車両用シートは、モール
ド成形しフレームに支持される発泡体製のパッドと、こ
のパッドに接着する表皮と、センサー又はヒーターとを
有する車両用シートにおいて、前記パッドは、着座面の
下方に格納空間部を有する本体と、この本体の格納空間
部に格納され前記フレームに支持されるブロック体とか
らなり、前記センサー又はヒーターは、ブロック体の頂
面と前記の格納空間部内における着座面側との間に配設
してなるものである。
【０００８】従って、センサー又はヒーターは、直接表
皮に接触することがないし、一枚状の薄い表皮を使用し
ても、センサーによってシートの着座面が凹凸になるこ
ともない。
皮に接触することがないし、一枚状の薄い表皮を使用し
ても、センサーによってシートの着座面が凹凸になるこ
ともない。
【０００９】また、好ましくは、前記本体におけるセン
サー又はヒーターの上方部分をスラブ材で形成すること
により、シートの着座部分のクッション性が良好になる
し、センサーの検知性、ヒーターの熱伝導性が損なわれ
ない。
サー又はヒーターの上方部分をスラブ材で形成すること
により、シートの着座部分のクッション性が良好になる
し、センサーの検知性、ヒーターの熱伝導性が損なわれ
ない。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を、
図面に基づいて説明する。図１は本発明に係る車両用
（自動車用）シートを示し、図中（１）はパッドの本
体、（２）は同ブロック体、（３）はセンサー又はヒー
ター、（４）は本体（１）及びブロック体（２）を支持
するフレーム、（５）は表皮を各々示す。
図面に基づいて説明する。図１は本発明に係る車両用
（自動車用）シートを示し、図中（１）はパッドの本
体、（２）は同ブロック体、（３）はセンサー又はヒー
ター、（４）は本体（１）及びブロック体（２）を支持
するフレーム、（５）は表皮を各々示す。
【００１１】以上の本体（１）はモールドで発泡成形さ
れ、図２に示すように、その着座面の中央部（２）下方
には、格納空間部（１０）が形成されており、この格納
空間部（１０）にブロック体（２）が格納される。
れ、図２に示すように、その着座面の中央部（２）下方
には、格納空間部（１０）が形成されており、この格納
空間部（１０）にブロック体（２）が格納される。
【００１２】本体（１）における格納空間部（１０）の
上方は、スラブ材などの軟質材、連続気泡発泡体で形成
するのが好ましいが、本体（１）の全体を同一のウレタ
ンフォームで成形しても良い。
上方は、スラブ材などの軟質材、連続気泡発泡体で形成
するのが好ましいが、本体（１）の全体を同一のウレタ
ンフォームで成形しても良い。
【００１３】ブロック体（２）は、本体（１）と同一の
ウレタンフォーム又は本体（１）に対して硬質又は高密
度のウレタンフォームで、本体（１）の格納空間部（１
０）内に嵌合される形状にモールド成形されている。
ウレタンフォーム又は本体（１）に対して硬質又は高密
度のウレタンフォームで、本体（１）の格納空間部（１
０）内に嵌合される形状にモールド成形されている。
【００１４】センサー又はヒーター（３）は、自動車用
シートに使用されている従来周知の構造のもので、ブロ
ック体（２）の頂面（２Ａ）に貼着され、本体（１）の
格納空間部（１０）内における着座面側である天井面
（１０Ａ）にブロック体（２）によって挟持されてい
る。
シートに使用されている従来周知の構造のもので、ブロ
ック体（２）の頂面（２Ａ）に貼着され、本体（１）の
格納空間部（１０）内における着座面側である天井面
（１０Ａ）にブロック体（２）によって挟持されてい
る。
【００１５】このセンサー又はヒーター（３）のハーネ
ス（３０）は、ブロック体（２）の側壁を通りフレーム
（４）から外部に引き出されている。
ス（３０）は、ブロック体（２）の側壁を通りフレーム
（４）から外部に引き出されている。
【００１６】従って、フレーム（４）にはハーネス（３
０）を通す通孔が開孔されている。図示するフレーム
（４）はパン型フレームで、ブロック体（２）、本体
（１）を支持し、外周端縁に表皮（５）の端末を掛止し
ている。
０）を通す通孔が開孔されている。図示するフレーム
（４）はパン型フレームで、ブロック体（２）、本体
（１）を支持し、外周端縁に表皮（５）の端末を掛止し
ている。
【００１７】表皮（５）は一枚の織物地、起毛地、皮革
（人工又は天然）などの薄い生地を使用し、パッドの本
体（１）に接着剤で接着される。
（人工又は天然）などの薄い生地を使用し、パッドの本
体（１）に接着剤で接着される。
【００１８】この接着は、本体（１）に表皮（５）を加
圧して行う。その際、センサー、ヒーターを損傷しない
ように、本体（１）に、センサー又はヒーター（３）付
のブロック体（２）を格納する前の状態で行うのが好ま
しい。
圧して行う。その際、センサー、ヒーターを損傷しない
ように、本体（１）に、センサー又はヒーター（３）付
のブロック体（２）を格納する前の状態で行うのが好ま
しい。
【００１９】
【発明の効果】本発明によれば、センサー又はヒーター
がパッドに加圧して接着される表皮に直接接触すること
がないため、センサー又はヒーターが所定位置に的確に
固定できる。
がパッドに加圧して接着される表皮に直接接触すること
がないため、センサー又はヒーターが所定位置に的確に
固定できる。
【００２０】また、肉厚が薄い表皮を使用しても、セン
サー又はヒーターが異物感になったり、シートの外面に
凹凸状に現れることがない。
サー又はヒーターが異物感になったり、シートの外面に
凹凸状に現れることがない。
【００２１】更に、センサー、ヒーターのハーネスをシ
ートの着座面側に露出することなく、直接、シートの底
部側に配線できるため、ハーネスの取付工数を低減で
き、外観品質が良好なシートを形成できる。
ートの着座面側に露出することなく、直接、シートの底
部側に配線できるため、ハーネスの取付工数を低減で
き、外観品質が良好なシートを形成できる。
【図１】本発明に係るシートの断面図である。
【図２】要部の分解断面図である。
１ パッドの本体 ２ ブロック体 ３ センサー又はヒーター ４ フレーム ５ 表皮
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 雅之 愛知県豊田市トヨタ町１番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 久保 芳明 東京都昭島市松原町３丁目２番12号 株式 会社タチエス内 (72)発明者 小池 俊久 東京都昭島市松原町３丁目２番12号 株式 会社タチエス内 Ｆターム(参考） 3B084 CA05 CA07 JF02 JF03
Claims (2)
- 【請求項１】 モールド成形しフレームに支持される発
泡体製のパッドと、このパッドに接着する表皮と、セン
サー又はヒーターとを有する車両用シートにおいて、 前記パッドは、着座面の下方に格納空間部を有する本体
と、この本体の格納空間部に格納され前記フレームに支
持されるブロック体とからなり、 前記センサー又はヒーターは、ブロック体の頂面と前記
の格納空間部内における着座面側との間に配設してなる
センサー、ヒーター内蔵車両用シート。 - 【請求項２】 前記本体におけるセンサー又はヒーター
の上方部分をスラブ材で形成してなる請求項１のセンサ
ー、ヒーター内蔵車両用シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10376949A JP2000189282A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | センサ―、ヒ―タ―内蔵車両用シ―ト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10376949A JP2000189282A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | センサ―、ヒ―タ―内蔵車両用シ―ト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000189282A true JP2000189282A (ja) | 2000-07-11 |
Family
ID=18508004
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10376949A Pending JP2000189282A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | センサ―、ヒ―タ―内蔵車両用シ―ト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000189282A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002041736A1 (fr) * | 2000-11-21 | 2002-05-30 | Bridgestone Corporation | Coussin de siege pour vehicule |
| JP2005170075A (ja) * | 2003-12-05 | 2005-06-30 | Toyo Seiki Kk | シートパッドの製造方法 |
| JP2006035916A (ja) * | 2004-07-22 | 2006-02-09 | Toyo Seiki Kk | 車両用シートクッションパッド |
| JP2014058183A (ja) * | 2012-09-14 | 2014-04-03 | Toyota Boshoku Corp | 車両用シート |
| JP2018167602A (ja) * | 2017-03-29 | 2018-11-01 | テイ・エス テック株式会社 | 乗物用シート |
| JP2018167600A (ja) * | 2017-03-29 | 2018-11-01 | テイ・エス テック株式会社 | 乗物用シート |
| US10507747B2 (en) | 2017-03-29 | 2019-12-17 | Ts Tech Co., Ltd. | Conveyance seat |
| WO2023085425A1 (ja) * | 2021-11-15 | 2023-05-19 | テイ・エス テック株式会社 | シート |
-
1998
- 1998-12-28 JP JP10376949A patent/JP2000189282A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002041736A1 (fr) * | 2000-11-21 | 2002-05-30 | Bridgestone Corporation | Coussin de siege pour vehicule |
| EP1336361A1 (en) * | 2000-11-21 | 2003-08-20 | Bridgestone Corporation | Seat pad for vehicle |
| EP1336361A4 (en) * | 2000-11-21 | 2005-01-05 | Bridgestone Corp | SEAT CUSHION FOR VEHICLE |
| JP2005170075A (ja) * | 2003-12-05 | 2005-06-30 | Toyo Seiki Kk | シートパッドの製造方法 |
| JP2006035916A (ja) * | 2004-07-22 | 2006-02-09 | Toyo Seiki Kk | 車両用シートクッションパッド |
| JP2014058183A (ja) * | 2012-09-14 | 2014-04-03 | Toyota Boshoku Corp | 車両用シート |
| JP2018167602A (ja) * | 2017-03-29 | 2018-11-01 | テイ・エス テック株式会社 | 乗物用シート |
| JP2018167600A (ja) * | 2017-03-29 | 2018-11-01 | テイ・エス テック株式会社 | 乗物用シート |
| US10507747B2 (en) | 2017-03-29 | 2019-12-17 | Ts Tech Co., Ltd. | Conveyance seat |
| WO2023085425A1 (ja) * | 2021-11-15 | 2023-05-19 | テイ・エス テック株式会社 | シート |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061025 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061201 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070424 |