JP2000188665A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2000188665A
JP2000188665A JP10365003A JP36500398A JP2000188665A JP 2000188665 A JP2000188665 A JP 2000188665A JP 10365003 A JP10365003 A JP 10365003A JP 36500398 A JP36500398 A JP 36500398A JP 2000188665 A JP2000188665 A JP 2000188665A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ニーズの多い動作モードについて両面同時読
取りの可能な画像読取装置を安価に、そして小型化され
た構成で提供する。 【解決手段】 外部装置と接続される画像読取装置であ
って、原稿の第1面を読み取る第1の画像読取手段7−
1と、第1の画像読取手段7−1による原稿の第1面の
読取りと実質的に同時に、原稿の第2面を読み取る第2
の画像読取手段7−2と、各画像読取手段7−1,7−
2で読み取った画像データを外部装置に送出する送出手
段2と、を備える。第2の画像読取手段7−2の読取能
力を第1の画像読取手段7−1の読取能力よりも低くす
る。たとえば第1の画像読取手段はカラー画像データの
読取りを行う読取手段であり、第2の画像読取手段は白
黒画像データの読取りを行う読取手段である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像を読み取り、
読み取った画像をホストコンピュータまたは画像形成装
置などに送出する画像読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の装置として具体的には、読み取
った画像をホストコンピュータに送るスキャナ装置、1
対1に接続された画像読取部および画像形成部間で可視
画像の複写を行うスタンドアロン複写機の画像読取部、
ネットワーク接続されたネットワーク複写機間で可視画
像の複写を行うネットワーク複写機の画像読取部、ファ
クシミリ装置の画像読取部あるいは画像ファイリング装
置の画像読取部などの画像読取装置がある。
【0003】従来たとえば、アナログ式複写機では原稿
に光を照射し、その反射光を感光ドラムに導くことで画
像形成を行っている。このため光路系の制限により、両
面原稿の読取りは原稿を反転させながら片方ずつ行う必
要があった。その後、複写機がデジタル化され、画像の
読取りをCCDなどにより行うことになったことで、画
像の読取りに関しては必ずしも片面ずつ行う必要はなく
なった。しかし画像形成部が片面ずつしか画像を形成で
きない点と、上記アナログ式複写機からの延長により、
両面原稿の両面同時読取りを行う複写機は製品化されて
いなかった。
【0004】詳しく説明すると、従来の複写機ではま
ず、画像読取部と画像形成部は1対1に接続される。そ
して通常、片面読取りの最大速度と片面の画像形成の最
大速度が同じになるように設計される。一方、両面の画
像形成の場合は、片面の2倍以上かかるため、読込みも
片面の2倍以上かかってもよい。すなわち従来では、読
込みのみを両面同時読取りにして速くしても意味がなか
った。
【0005】一方、ファクシミリやファイリング装置で
は、両面同時読取りの可能なものが提案されている(特
開平9−116714号、特開平6−125453
号)。ところが、ファクシミリやファイリング装置にお
いては、その出力は白黒2値データであり、白黒多値デ
ータやカラーデータを扱うのものは提案されていない。
また、両面同時読取りを行う各読取手段の読取能力は同
じであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、ハードディスク
やDRAM等の画像記憶手段の値段が低下し、画像読取
装置に大容量の画像記憶手段を搭載できるようになって
きた。この場合、両面原稿を両面同時に読み込んで画像
記憶手段に書き込むことができれば、ユーザは早く原稿
を持って戻ることが可能になる。これは、特にスキャナ
装置やファクシミリ装置の場合に有効であり、また複写
機においても部数が多い場合等には有効である。
【0007】近年また、複写機の画像読取部で読み込ん
だ画像データを、ネットワークを経由して他の複写機の
画像形成部で形成するネットワーク複写機能が提案され
ている。このように画像読取部と画像形成部が従来の複
写機のように1対1に接続されていない場合は、画像形
成部の片面の画像形成速度が、画像読取部の片面の画像
読取速度よりも速いケースも生じる。この場合、画像読
取部で両面原稿を両面同時に読み込めれば、速い画像形
成部の能力を活かすことができる。
【0008】一方、原稿を片面ずつ読み取る従来の複写
機の画像読取装置では、ブック原稿とシート原稿の両方
を読める構成になっているものが多い。すなわちブック
原稿用の原稿載置部の上部に開放可能なシート原稿用の
原稿給紙部を持ち、原稿給紙部を上部に開放した状態で
ブック原稿を読み、原稿給紙部を閉じた状態でシート原
稿を読む構成になっている。
【0009】このようにブック原稿とシート原稿の両方
を読める構成の画像読取装置において、両面原稿の両面
同時読取りを行おうとする場合、上側の面の読取手段
は、原稿給紙部に内蔵するのが好ましい構成となる。こ
のため上側の面の読取手段の大きさには制限が生じる。
また原稿給紙部は、ブック原稿かシート原稿かに応じて
操作者が上下に手動で移動させる必要があるため、重さ
にも制限が生じる。このため上側の面の読取手段を、下
側の面の読取手段と同じ読取能力のものを装着すると、
原稿給紙部が重くなったり大型化して操作者が操作し難
くなるという問題が生じる。
【0010】また、高機能な読取手段は、低機能のもの
に比べてコストが高くなる。たとえばカラーの読取手段
は、白黒のものに比べてコストが高くなる。一方、現在
のところカラーの大量両面文書の読取りは、白黒の大量
両面文書の読取りに比べてニーズが少ない。したがっ
て、カラーの大量両面文書の両面同時読取りができなく
ても、白黒の大量両面文書の両面同時読取りができれ
ば、多くのユーザのニーズを満足させることができる。
【0011】ファクシミリやファイリング装置では、両
面同時読取りの可能なものが提案されている。これらの
装置ではシート原稿のみを読み込む構成となっており、
片側の読取手段を操作者が手動で移動させる必要がなか
った。また、その出力は低解像度の白黒2値データであ
り、読取手段の規模は小さいため両側に同じ読取能力の
ものを配置しても問題ない。実際、両側の読取能力に差
をつける提案はされてこなかった。これに対して複写
機、特にカラー複写機で扱う画像データは、カラーの高
解像度の多値画像データである。そして読取手段の規模
が大きいため、両側に同じ読取能力のものを配置するの
は、重さ、大きさあるいはコスト等の面で実質的に困難
である。
【0012】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、両面原稿の両面同時読取りを行う画像読取装置
において、両面を読み取る各読取手段の読取能力に差を
つけることにより、ニーズの多い動作モードについて両
面同時読取りの可能な画像読取装置を安価に、そして小
型化された構成で提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による画像読取装
置は、外部装置と接続される画像読取装置であって、原
稿の第1面を読み取る第1の画像読取手段と、第1の画
像読取手段による原稿の第1面の読取りと実質的に同時
に、原稿の第2面を読み取る第2の画像読取手段と、各
画像読取手段で読み取った画像データを外部装置に送出
する送出手段と、を備え、第2の画像読取手段の読取能
力を第1の画像読取手段の読取能力よりも低くしたこと
を特徴とする。
【0014】また本発明の画像読取装置において、第1
の画像読取手段はカラー画像データの読取りを行う読取
手段であり、第2の画像読取手段は白黒画像データの読
取りを行う読取手段であることを特徴とする。
【0015】また本発明の画像読取装置において、第1
の画像読取手段は多値画像データの読取りを行う読取手
段であり、第2の画像読取手段は2値画像データの読取
りを行う読取手段であることを特徴とする。
【0016】また本発明の画像読取装置において、第1
の画像読取手段の読取解像度よりも第2の画像読取手段
の読取解像度が低いことを特徴とする。
【0017】また本発明の画像読取装置において、第1
の画像読取手段の読取可能サイズよりも第2の画像読取
手段の読取可能サイズが小さいことを特徴とする。
【0018】また本発明の画像読取装置において、第1
の画像読取手段の読取時間よりも第2の画像読取手段の
読取時間が長いことを特徴とする。
【0019】また本発明の画像読取装置において、読取
モードを指定する操作部をさらに備え、操作部で指定さ
れた読取モードを第2の画像読取手段の読取能力で実行
可能な場合にのみ両面同時読取りを行い、それ以外の場
合は第1の画像読取手段のみを用いて画像読取を行うこ
とを特徴とする。
【0020】また本発明の画像読取装置において、読取
モードを外部装置から受信する読取モード受信手段をさ
らに備え、読取モード受信手段で受信した読取モードを
第2の画像読取手段の読取能力で実行可能な場合にのみ
両面同時読取りを行い、それ以外の場合は第1の画像読
取手段のみを用いて画像読取りを行うことを特徴とす
る。
【0021】また本発明の画像読取装置において、載置
された原稿を自動的に第1の読取手段の読取位置までそ
のまま給紙する順給紙機能と、順給紙された原稿を第1
面と第2面を反転して再度、第1の読取手段の読取位置
まで給紙する反転給紙機能とを持つ原稿反転給紙手段を
さらに備え、第1の画像読取手段のみを用いて画像読取
りを行う場合は、原稿反転給紙手段により原稿を反転さ
せることにより、第1の画像読取手段のみによる両面の
読取りを行うことを特徴とする。
【0022】また本発明の画像読取装置において、複数
の外部装置とネットワーク接続され、前記送出手段が画
像データを複数のパケットとして不連続に出力するよう
にしたことを特徴とする。
【0023】また本発明の画像読取装置において、公衆
回線を介してCClTT勧告によって定められた通信機
能に基づいて外部装置と1対1接続され、前記送出手段
が画像データを公衆回線を介して連続的に出力するよう
にしたことを特徴とする。
【0024】また本発明の画像読取装置において、公衆
回線を介して外部装置に画像データを送るファクシミリ
送信機能、内部接続された画像形成手段に画像データを
送るローカル複写機能、ネットワークを介して接続され
た画像形成手段に画像データを送るリモート複写機能お
よびネットワークを介して接続されたホストコンピュー
タに画像データを送る走査機能のうちの少なくとも2つ
以上の機能を持ち、使用する機能に応じて両面同時読取
りを行うかどうかを決めるようにしたことを特徴とす
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の好適
な実施の形態を説明する。 (第1の実施形態)図2は、本発明のこの実施形態にお
ける画像読取装置であるネットワーク複写機1のブロッ
ク図である。ネットワーク複写機1は、従来のスタンド
アロン複写機としてのカラー多値ローカルコピー機能の
他に、カラー多値スキャナとしての機能と、カラー多値
プリンタとしての機能と、ネットワークで接続されたネ
ットワーク複写機間で複写を行うカラー多値リモートコ
ピー機能と、カラー多値ファクシミリ機能も持つ複合機
である。
【0026】ネットワーク複写機(以下、複写機と略記
する)1は他の複写機4−1および4−2やコンピュー
タ3−1および3−2等とネットワーク2を介して接続
されている。本実施形態の場合、このネットワーク2は
イーサネットで構成されているが、複数の機器をネット
ワーク接続するものであれば、他のインタフェースでも
よい。
【0027】図2は複写機1について示しているが、他
の複写機4−1,4−2も同様な構成である。まず複写
機1をスタンドアロン複写機として用いる場合は、後述
する原稿載置部上に置かれた原稿を画像読取部7で読み
取って電気信号に変える。そして読取特性補正部8で画
像読取部7の特性補正を行い、画像処理部9で様々なデ
ジタル画像処理を行い、画像形成部11で画像を形成す
る。
【0028】本発明の画像読取装置は、両面原稿の両側
の面を2つの画像読取部7−1,7−2により、実質的
にほぼ同時に読み取る機能を持っている。片面原稿およ
び両面原稿の第1面は、画像読取部7−1で読み取り、
両面原稿の第2面は、画像読取部7−2で読み取る。こ
のように両面原稿の両側をほぼ同時に読み取ることによ
り、両面原稿の読取時間を短くすることができ、操作者
が読取りを待つ時間を短くすることができる。
【0029】このように両面同時読取りを行う場合、2
つの画像読取部7−1,7−2の読取特性を合わせるこ
とが重要である。特に画像読取部7が白黒2値読取機能
だけでなく、本実施形態のようにカラー多値読取機能を
持っている場合には、差異が目立つため、より重要とな
ってくる。このため本実施形態では各画像読取部7−
1,7−2で読み取った画像データを、読取特性補正部
8−1,8−2でそれぞれ補正することにより両者の読
取特性を合わせるようにしている。
【0030】また第1の画像読取部7−1は、カラー多
値画像データの読取りが可能であるが、第2の画像読取
部7−2は、白黒多値画像データの読取りが可能な構成
となっている。すなわち両側の画像読取部の能力に差を
つけた構成となっている。これは現在、カラーの大量な
両面文書を読むニーズが、白黒の大量な両面文書を読む
ニーズに比べて少ないため、白黒の大量な両面文書を両
面同時読取りさえできれば、多くのニーズを満足させる
ことができるためである。またカラーの画像読取部は白
黒の画像読取部に比べて、RGBのCCDを使う必要が
あり、読み取ったデータを処理する回路も約3倍必要で
ある。さらに光量も上げる必要があるため大規模とな
り、大きく、重く、コストも高いものになる。
【0031】したがって第2の画像読取部7−2につい
ては白黒多値画像データの読取りが可能な構成にするこ
とで、第2の画像読取部7−2の大きさ、重さ、コスト
を抑えることができる。しかも白黒の大量な両面文書に
ついては両面同時読取りが可能となる。第1の画像読取
部7−1は、カラー多値画像データの読取りが可能であ
るが、読み取ったカラー画像データは画像処理部9で白
黒多値画像データに変換可能な構成となっている。また
第1の画像読取部7−1で読み取ったカラー画像データ
や第2の画像読取部7−2で読み取った白黒多値画像デ
ータは、画像処理部9で白黒2値画像データに変換可能
な構成となっている。
【0032】複写機1をスタンドアロン複写機として用
いる場合、片面原稿および両面原稿の第1面について
は、画像読取部7−1で読み取った画像データは、画像
メモリ13を経由することなく、そのまま画像形成部1
1に送られて画像形成が行われる。一方、両面原稿の第
2面については、第1面とほぼ同時に読取りが行われる
が、画像形成部11による画像形成が片面ずつしか行え
ないため、画像読取部7−2で読み取った画像データ
は、画像メモリ13に一旦書き込まれる。そして画像形
成部で第1面が形成された後、画像メモリ13から読み
出された第2面の画像データは、画像形成部11に送ら
れ、第2面の画像形成が行われる。
【0033】つぎに複写機1をプリンタとして用いる場
合は、外部装置であるコンピュータ3から送られてきた
ぺ一ジ記述言語(PDL:Page Description Language
)で記述されたPDLデータは外部インタフェース5
およびCPUバス19を経由して、CPU15の制御に
より画像メモリ13にラスタ画像として展開される。そ
して画像形成部11に起動がかけられる。画像メモリ1
3から読み出された画像データ14は、画像処理部9を
経由して画像形成部11に送られ、ここで画像形成が行
われる。
【0034】つぎに複写機1をスキャナとして用いる場
合には、後述する原稿載置部上に置かれた原稿を画像読
取部7で読み取って、電気信号に変える。そして読取特
性補正部8で各画像読取部の特性補正を行い、画像処理
部9で様々なデジタル画像処理を行う。画像処理された
画像データ12は、画像メモリ13にラスタ画像として
書き込まれる。つぎに画像メモリ13から読み出された
ラスタ画像データは、CPUバス19および外部インタ
フェース5を経由して、CPU15の制御により外部装
置であるコンピュータ3に送出される。
【0035】本実施形態の場合、ラスタ画像データは圧
縮されないで送出されるが、圧縮して送出するようにし
てもよい。また外部装置であるコンピュータ3への送出
は、ネットワーク2を経由して送出されるが、このとき
画像データは複数のパケットに分割されて、不連続に出
力される。これは、複数の装置が接続されるネットワー
ク2を占有しないようにするためである。複数のパケッ
トに分割された画像データは、受信側のコンピュータ3
で復元される。
【0036】複写機1をスキャナとして用いる場合、片
面原稿については画像読取部7−1で読み取った片面分
の画像データは画像メモリ13を経由して、各ペ一ジご
とに順番にコンピュータ3に送出される。一方、両面原
稿については第1面と第2面の読取りがほぼ同時に行わ
れ、読み取られた各画像データはパラレルに画像メモリ
13に書き込まれる。そして1枚の両面原稿に関して、
第1面の画像データと第2面の画像データが画像メモリ
13に書き込まれた後、各ペ一ジごとに順番にコンピュ
ータ3に送出される。
【0037】本実施形態では、このように両面同時読取
りの場合でも両面の各ペ一ジごとに順番にコンピュータ
3に送出するようにしている。これは、コンピュータ側
の受信処理を片面の場合と同じにできるという利点があ
る。一方、両面同時読取りの場合には両面の画像データ
を画素ごと、あるいはラインごとに交互にコンピュータ
3に送出するようにした場合も本発明の実施例として含
まれる。この方式は、両面同時読取りの場合のコンピュ
ータ側の受信処理を片面の場合と変える必要が生じる
が、両面の全ての画像データが画像メモリ13に書き込
まれる前に転送を開始でき、また画像メモリ13の容量
が少なくてもよいという利点がある。
【0038】また本実施形態では、1枚の原稿ごとに画
像データの読取りとコンピュータ3への送出を繰り返す
ようにしている。これは、画像メモリ13の容量が比較
的小さくて済むという利点がある。一方、ハードディス
ク等の大量の画像メモリを持ち、原稿給紙用載置部31
に置かれた複数枚の原稿の画像データを画像メモリに書
き込んだ後に、コンピュータ3へ送出するようにした場
合も本発明の他の実施例として含まれる。この場合、片
面読取りあるいは両面同時読取りで読み取った画像デー
タは、コンピュータ3への送出とは非同期に画像メモリ
13に書き込まれる。一方、画像メモリ13から読み出
された画像データは、画像の読取りとは非同期にコンピ
ュータ3へ送られる。このように構成することにより、
コンピュータ3への送出に時間がかかる場合でも、送出
完了を待つことなく、画像の読取りが行えるため読取作
業が早く終了し、操作者は早く原稿を持って立ち去るこ
とができるという利点がある。
【0039】つぎに複写機1を読取側のネットワーク複
写機として用いる場合には、スキャナとして用いる場合
と同様に、外部装置である他の複写機4−1や4−2に
送出される。ただし、スキャナとして用いる場合と読取
側のネットワーク複写機として用いる場合とでは、適用
される機能が異なるため異なる処理となる。たとえば複
写機としては拡大、縮小、トリミング、マスキングおよ
びセンター移動など多彩な機能が必要である。スキャナ
として用いる場合は、後にコンピュータ側で自由に処理
することができるため、必ずしも必要でない。また複写
機としては、読取側の複写機と画像形成側の複写機とが
機械的動作に関して同期して動作しないと高い生産性が
得られない。これに対してスキャナとして用いる場合
は、コンピュータ側での処理は全て電気的な処理である
ため、同期させる必要がなく非同期でよいという違いが
ある。複写機1を読取側のネットワーク複写機として用
いる場合の両面原稿の画像データの送り方は、スキャナ
として用いる場合と同様である。
【0040】つぎに複写機1を画像形成側のネットワー
ク複写機として用いる場合には、プリンタとして用いる
場合と同様にして、外部装置である他の複写機4−1や
4−2から送られてきた画像データを受け取り、画像形
成が行われる。ただし、プリンタとして用いる場合と画
像形成側のネットワーク複写機として用いる場合とで
は、適用される機能が異なるため異なる処理となる。た
とえばプリンタの場合はコンピュータからPDLデータ
を受け取って、それをラスタ画像データに展開してプリ
ントする。画像形成側のネットワーク複写機の場合は、
読取側のネットワーク複写機からラスタ画像データを受
け取ってプリントするという違いがある。またプリンタ
の場合はコンピュータ側の処理とプリンタ側の処理とは
同期する必要はなく、バッチ処理的に処理される。画像
形成側のネットワーク複写機の場合は、生産性を上げる
ためには読取側のネットワーク複写機の読取動作と同期
して形成動作を行う必要があるという違いがある。
【0041】つぎに複写機1を読取側のファクシミリと
して用いる場合には、スキャナとして用いる場合と同様
にして、読み取ったラスタ画像データが画像メモリ13
に書き込まれる。ついで画像メモリ13内のラスタ画像
データは、CPU15によりJPEG法などを用いて符
号化処理を施され、コードデータとして再び、画像メモ
リ13に書き込まれる。ついでCPU15により画像メ
モリ13から読み出されたコードデータは、モデム20
に書き込まれて変調され、CCITT勧告によって定め
られた通信機能に基づいて、公衆回線21を経由して他
のファクシミリ装置に送られる。複写機1を読取側のフ
ァクシミリとして用いる場合の両面原稿の画像データの
送り方は、スキャナとして用いる場合と同様である。
【0042】つぎに複写機1を画像形成側のファクシミ
リとして用いる場合には、公衆回線21を経由して送ら
れてきた変調データは、モデム20でコードデータに戻
される。そのコードデータは一度画像メモリ13に書き
込まれ、ついでCPU15によりデコード処理を施さ
れ、ラスタ画像データとして再び、画像メモリ13に書
き込まれる。ついで画像メモリ13から読み出されたラ
スタ画像データ14は、画像処理部14に送られる。こ
こで解像度変換等の画像処理を施され、画像処理を施さ
れたラスタ形式の画像データ10は画像形成部11に送
られて、ここで画像形成が行われる。
【0043】このように第1面の原稿読取部7−1およ
び第2面の原稿読取部7−2は、走査機能を行う場合、
ネットワーク複写機としてリモートコピーを行う場合、
ファクシミリ送信を行う場合、スタンドアロン複写機と
してローカルコピーを行う場合、これらいずれの場合に
も兼用して使われる。操作部6は、操作者により種々の
操作指示を行うためのものである。CPU15は複写機
1の制御を行うものであり、ROM16はCPU15で
動作するプログラムや固定的データを保存するためのも
のである。揮発性RAM17は、電源をオフすると中身
のデータが揮発してしまう、作業用データを保持する書
換え可能なメモリである。一方、不揮発性RAM18
は、電源をオフしても中身のデータが揮発しない、半恒
久的データを保持する書換え可能なメモリである。
【0044】図3は、複写機1の外観図である。図3
(A)は、シート原稿を読む場合の状態を示し、図3
(B)は、ブック原稿を読む場合の状態を示している。
画像形成部11の上部に、原稿を読み取るためのスキャ
ナ部の本体部39が置かれ、その上部に原稿給紙部40
が配置され、その手前に操作部6が配置される。原稿給
紙部40は、図3(B)のように奥側を固定点として、
手前が上部に開く構成となっている。シート原稿を読み
取る場合、図3(A)のように原稿給紙部40を閉じた
状態で、原稿給紙部40上の後述する原稿給紙用載置部
に複数枚のシート原稿を置いて読込みを指示する。一
方、ブック原稿を読み取る場合には原稿給紙部40を上
げて、原稿載置部41の上にブック原稿を下向きに載置
して読込みを指示する。
【0045】図4は、原稿給紙部40を閉じた状態のス
キャナ部を手前から見た概略断面図である。ブック原稿
を読み取る場合には、原稿給紙部40を上げて、原稿載
置部41の上に原稿を下向きに載置して原稿給紙部40
を下げて原稿を押さえる。第1の画像読取部7−1を、
図示しない駆動系によって読取開始位置43まで移動す
る。つぎに矢印42の方向に走査することにより読取り
を行う。画像読取部7−1は、図示しない光源とCCD
等の画像読取素子と光学系とから構成される。光源から
出た光は、ガラスで構成された原稿載置部41を透過し
て原稿で反射する。その反射光を画像読取素子で読み取
ることにより、画像データの読取りを行う。
【0046】一方、シート原稿を読み取る場合は、まず
1枚以上で構成されるシート原稿を原稿給紙用載置部3
1に置く。原稿給紙用載置部31に置かれた原稿は、ロ
ーラ32、ガイド33およびローラ34により上から1
枚ずつ給紙される。そして第2の画像読取部7−2と第
1の画像読取部7−1の前を通過し、シート状ローラ3
5、ガイド36およびローラ37により原稿排紙部38
に排紙される。片面原稿および両面原稿の第1面(原稿
給紙用載置部31に置かれた状態で上側の面)は、原稿
が通過するのに合わせて、第1の画像読取部7−1で画
像の読取りが行われる。一方、両面原稿の第2面(原稿
給紙用載置部31に置かれた状態で下側の面)は、原稿
が通過するのに合わせて、第2の画像読取部7−2で画
像の読取りが行われる。
【0047】第2の画像読取部7−2も第1の画像読取
部7−1と同様に、図示しない光源とCCD等の画像読
取素子と光学系から構成されるが、第1の画像読取部7
−1と異なり固定位置で使用される。また、図3のよう
に第2の画像読取部7−2は、原稿給紙部40に内蔵さ
れる構成となっており、ブック原稿の読取時には、図3
(B)のように原稿給紙部40の上部への開放に伴って
移動し、読取りには使われない。一方、シート原稿の場
合には、図3(A)のように原稿給紙部40を閉じるこ
とに伴って移動し、読取りに使われる。
【0048】またブック原稿の場合には、原稿を固定し
て画像読取部7−1を走査させることで原稿全体の読取
りを行う。シート原稿の場合には画像読取部7−1,7
−2を固定して、原稿の方を移動させることにより原稿
全体の読取りを行う。ブック原稿の読取りにおいて画像
読取部7−1を矢印42の方向に走査して読み取ったの
は、シート原稿の走査方向とブック原稿の走査方向を、
原稿に対して相対的に同じにするためである。しかしロ
ーカルコピーにおいても、読み取った画像データを画像
メモリ13に一度蓄積する構成にすれば、画像メモリ1
3において走査方向の違いは吸収可能である。このよう
な場合はブック原稿の読取りにおいて画像読取部7−1
を矢印42と逆の方向に走査して読み取るようにしても
よい。
【0049】図4において第1の画像読取部7−1と第
2の画像読取部7−2は、少し位置をずらして配置され
ている。これは、同じ位置で読み取ると、片側の光源か
ら出た光が紙を透過して逆側の画像読取りに悪影響を与
えてしまう危険性があり、それを避けるためである。
【0050】本実施形態の画像読取装置は、両面同時読
取り可能な画像読取装置であるが、原稿反転部44〜4
7も具備している。これは、第2の画像読取部7−2が
カラー画像データを読めないため、両面のカラー原稿を
従来どおり、第1の画像読取部7−1を用いて各面を逐
次的に読むためのものである。具体的には原稿給紙用載
置部31に置かれたカラー両面原稿は、ローラ32、ガ
イド33、ローラ34およびシート状ローラ35により
上から1枚ずつ給紙され、第1の画像読取部7−1の前
を通過して第1面の読取りが行われる。
【0051】原稿はその後、シート状ローラ35、ロー
ラ34によって逆方向に搬送され、原稿反転部44〜4
7を通って反転され、再び第1の画像読取部7−1の前
を通過して第2面の読取りが行われて、原稿排紙部38
に排紙される。このようにカラー両面原稿の各面を逐次
読み取ると、両面同時読取りを行う場合に比べて、反転
時間を含めて2倍以上の時間がかかるが、逐次読取機能
を備えることで利便性に優れている。
【0052】図5は、操作部6と原稿給紙部40の外観
図であり、複写機1のスキャナ部を上から見た図であ
る。装置手前側に操作部6が配置され、原稿載置部上に
原稿給紙部40が配置される。操作部6には大型の液晶
表示部55の他に、テンキー類56、キャンセルキー5
7、OKキー58、スキャン設定開始キー51、リモー
トコピー設定開始キー52、FAX設定開始キー53お
よびローカルコピー設定開始キー54等から構成されて
いる。液晶表示部55には任意の文字を表示することが
でき、ここに種々のメッセージが表示され、対話的に操
作を行うことができる。
【0053】一方、原稿給紙部40は、複写機でよく使
われている装置であり、載置された複数のシート原稿を
1枚ずつ読取位置まで給紙するための装置である。原稿
給紙用載置部31に置かれた原稿は、1枚ずつ給紙され
て読取りが行われ、原稿排紙部38に排紙される。
【0054】図6は、複写機1をスキャナとして使用す
る場合の操作フローの例であり、操作部6内の液晶表示
部55に表示されるメッセージの流れを示している。ま
ず操作部6内のスキャン設定開始キー51が押される
と、まず画面61が表示され、走査した画像を送るべき
送り先のコンピュータを選択する。この画面では、予め
め登録されているコンピュータを1〜4にリスト表示
し、その中から選択する。たとえば1のAは、図3のコ
ンピュータAに対応する。画面61では説明の簡略化の
ため4つしかリスト表示していないが、スクロールした
り、ぺ一ジ切替えしたり、あるいはグループ化を行うこ
とにより多くのリスト表示を行うことができる。選択は
操作部上のテンキー56を用いて指示し、OKキー58
を押すことで確定する。
【0055】画面61で一覧表示を選択すると画面62
に移り、現在ネットワークに接続されているコンピュー
タの一覧が表示され、そのうちから走査した画像を送る
べき送り先のコンピュータを選択する。現在ネットワー
クに接続されているコンピュータを調べるためには、た
とえば走査した画像を受け取る機能を持っているかどう
かの問合わせを、ネットワークに接続されている全ての
装置にブロードキャストする。そして、それに対する各
装置の回答を調べることにより行う。走査した画像を送
るべき送り先のコンピュータが決定すると、つぎに画面
63に移り、原稿が片面であるか両面であるかを指定す
る。
【0056】つぎに画面64では、使用するカラーモー
ドを指定する。本実施形態の場合、カラーモードにはフ
ルカラーであるRGB24ビットタイプ、1画素が白黒
8ビットで構成される白黒多値、1画素が白黒1ビット
で構成される白黒2値の3種類がある。つぎに画面65
では、読取サイズを指定する。本実施形態の場合、読取
サイズにはA4縦であるA4SEF(Short Edge Feed
)、A4横であるA4、B4縦であるB4およびA3
縦であるA3の4種類がある。つぎに画面66では読取
画像の解像度を指定する。本実施形態の画像読取部は、
400dpiの読取解像度を持ち、画面66では400
dpi以下の解像度を指定することができる。400d
pi未満の解像度を指定した場合は、400dpiで読
み取った画像を画像処理部14で間引き縮小することに
よりその解像度を実現する。解像度を大きくすると高解
像度の画像が得られるが画像サイズも増加し、保存する
場合のディスク容量も増え、転送時間もかかる。
【0057】つぎに画面67では、読み込んだ後コンピ
ュータに保存する場合に、どういうフォーマットで保存
するかを選択する。生データは、読み込んだデータをそ
のままヘッダ等を付けずに保存することを意味する。T
IFF形式やPICT形式はコンピュータの世界でよく
使われているフォーマットであり、画像サイズ等の情報
をヘッダ等の形で内包したフォーマットで保存すること
を意味する。JPEG圧縮は、標準的な圧縮方式の1つ
であるJPEG圧縮を行ってからコンピュータに保存す
ることを意味する。UNIX圧縮は、UNIXで標準的
な圧縮方法で圧縮を行ってからコンピュータに保存する
ことを意味する。画像のフォーマットにはこの他にも各
種存在するが、この画面では各種のフォーマットのうち
の1つを選択する。
【0058】つぎに画面68では、保存するファイル名
が表示され、走査を行うかどうかの最終指示画面とな
る。シート原稿を原稿給紙用載置部31に置くか、ある
いはブック原稿を原稿載置部41に置き、走査を指示す
ることで画像の読込みが開始される。そして指示した読
取サイズ、指示したカラーモード、指示した解像度の画
像データが、指示したコンピュータに送られ、指示した
ファイルフォーマットで保存される。このとき画面63
で両面原稿が指示されていると、原稿の両面が読み取ら
れる。一方、片面原稿が指示されていると、原稿の片面
のみが読み取られる。本実施形態ではファイル名は自動
的に生成され、接頭語『IMG』の後に走査した順番に
シリアル番号がつけられ、最後にファイルフォーマット
が生データであることを示す『.raw』が付けられ
る。
【0059】つぎに図7は、複写機1をネットワーク複
写機として使用する場合の操作フローの例を示してい
る。まず操作部6内のリモートコピー設定開始キー52
が押される。すると、まず画面71が表示され、走査し
た画像を送る送り先のネットワーク複写機を選択する。
この画面では、予め登録されているネットワーク複写機
を1〜4にリスト表示し、その中から選択する。図6に
おけるスキャナとしての送り先であるコンピュータと、
図7におけるネットワーク複写機としての送り先である
ネットワーク複写機とは異なるため異なる送り先が登録
される。
【0060】画面71で一覧表示を選択すると画面72
に移り、現在ネットワークに接続されているネットワー
ク複写機の一覧が表示され、そのうちから走査した画像
を送るべき送り先のネットワーク複写機を選択する。現
在ネットワークに接続されているネットワーク複写機を
調べるためには、たとえばリモートコピー機能を持って
いるかどうかの問合わせを、ネットワークに接続されて
いる全ての装置にブロードキャストし、それに対する各
装置の回答を調べることにより行う。走査した画像を送
るべき送り先のネットワーク複写機が決定すると、つぎ
に画面73に移り、原稿が片面であるか両面であるかを
指定する。
【0061】つぎに画面74では、使用するカラーモー
ドを指定する。つぎに画面75では、送り先のネットワ
ーク複写機で形成する部数を指示する。画面76では、
プリントを行う送り先のネットワーク複写機の給紙段を
選択する。つぎに画面77では、送り先のネットワーク
複写機で行うフィニッシング処理を指示する。フィニッ
シング処理とは、用紙上に画像を形成した後、その用紙
に対して行われる後処理であり、1部ごとに並べ替える
ソート処理や、ソートされた用紙をステープルするステ
ープル処理、あるいはソートされた用紙を糊付けして綴
じるバインド処理などを意味する。
【0062】つぎに画面78では、リモートコピーを行
うかどうかの最終指示画面となる。シート原稿を原稿給
紙用載置部31に置くか、あるいはブック原稿を原稿載
置部41に置き、開始を指示することで画像の読込みが
開始される。読み込まれた画像データは、指示したネッ
トワーク複写機に送られる。そして、指示したネットワ
ーク複写機23において、指示した給紙段から給紙した
用紙上に指示した部数だけプリントされ、指示したフィ
ニッシング処理が施される。このとき画面73で両面原
稿が指示されていると、原稿の両面が読み取られる。一
方、片面原稿が指示されていると、原稿の片面のみが読
み取られる。
【0063】つぎに図8は、複写機1をFAXとして使
用する場合の操作フローの例を示している。まず操作部
6内のFAX設定開始キー53が押されると、まず画面
81が表示され、ファクシミリ送信を行う送り先を指定
する。つぎに画面82では、原稿が片面であるか両面で
あるかを指定する。つぎに画面83では、カラーモード
を指示する。つぎに画面84では、解像度を指示する。
ファクシミリ送信の場合は400dpiを意味するファ
インと、72dpiを意味するノーマルのどちらかを選
択できる。つぎに画面85では、読取サイズを指定す
る。
【0064】つぎに画面86では、ファクシミリ送信を
行うかどうかの最終指示画面となる。シート原稿を原稿
給紙用載置部31に置くか、ブック原稿を原稿載置部4
1に置き、開始を指示することで画像の読込みが開始さ
れ、読み込まれた画像データが、公衆回線21を経由し
て他のファクシミリ装置に送られる。このとき画面82
で両面原稿が指示されていると、原稿の両面が読み取ら
れる。一方、片面原稿が指示されていると、原稿の片面
のみが読み取られる。
【0065】つぎに図9は、複写機1をスタンドアロン
複写機として使用する場合の操作フローの例を示してい
る。まず操作部6内のローカルコピー設定開始キー54
が押されると、まず画面91が表示され、原稿が片面で
あるか両面であるかを指定する。ローカルコピーの場合
は、画像を形成するのは複写機1自体のプリンタ部11
であるため、送信先を選ぶ必要はない。つぎに画面92
では、原稿を読み取ってカラー画像データを得てカラー
画像として形成を行うか、原稿を読み取って白黒多値画
像データを得て白黒多値画像として形成を行うか、ある
いは原稿を読み取って白黒2値画像データを得て白黒2
値画像として形成を行うかのカラーモードを指示する。
【0066】つぎに画面93では、プリンタ部11で形
成する部数を指示する。つぎに画面94では、複写機1
自体のプリンタ部11の給紙段を選択する。つぎに画面
95では、プリンタ部11で行うフィニッシング処理を
指示する。つぎに画面96では、解像度を指示する。ロ
ーカルコピーの場合は、400dpiと200dpiの
どちらかを選択することができる。
【0067】つぎに画面97では、ローカルコピーを行
うかどうかの最終指示画面となる。シート原稿を原稿給
紙用載置部31に置くか、あるいはブック原稿を原稿載
置部41に置き、開始を指示することで画像の読込みが
開始される。読み込まれた画像データが、複写機1自身
のプリンタ部11に送られる。プリンタ部11におい
て、指示した給紙段から給紙した用紙上に、指示したカ
ラーモードで指示した部数だけプリントされ、指示した
フィニッシング処理が施される。このとき画面91で両
面原稿が指示されていると、原稿の両面が読み取られ
る。一方、片面原稿が指示されていると、原稿の片面の
みが読み取られる。
【0068】ここで、図1は、第1の実施形態における
ネットワーク複写機の制御フローを説明するためのフロ
ーチャートである。まず電源オン後、ステップS11で
は操作部6上のスキャン設定開始キー51が押されたか
どうかをチェックし、押されていればステップS12〜
ステップS15の走査の設定処理を行う。
【0069】まず、ステップS12では図6の操作フロ
ーに従って、操作者により宛先の指定25と原稿タイ
プ、カラーモード、原稿サイズおよび解像度などの動作
モードの設定を行う。つぎにステップS13では指定さ
れた動作モードに対し、両面同時読取りが可能かどうか
を判定する。本実施形態の第2の画像読取部7−2は、
白黒多値の読取能力を持つため、カラー画像の読取りは
できない。よって、画面63で原稿タイプが両面と指定
され、かつ画面64でカラーモードとして白黒多値か白
黒2値が指定された場合のみ、両面同時読取りが実行可
能である。
【0070】両面同時読取りが可能な動作モードの場
合、ステップS14では両面原稿の各面を各画像読取部
7−1,7−2を用いてほぼ同時に読み取る。そして読
み取った画像データを一旦、画像メモリ13に書き込
み、ついで画像メモリ13から読み出した画像データを
ネットワーク2経由でコンピュータ3−1,3−2等に
送信する。両面同時読取りの場合、画像読取りは両面同
時に行われるが、画像データの送信は本実施形態の場
合、各面ごとに逐次的に行われる。
【0071】一方、両面同時読取りが可能でない動作モ
ードの場合、ステップS15では第1の画像読取部7−
1を用いて片面読取りを行う。そして読み取った画像デ
ータを一旦、画像メモリ13に書き込み、ついで画像メ
モリ13から読み出した画像データをネットワーク2経
由でコンピュータ3−1,3−2等に送信する。ステッ
プS15において両面原稿でカラーモードがフルカラー
の場合には、片面を第1の画像読取部7−1を用いて読
み取った後、原稿反転部44〜47を用いて原稿の反転
を行い、残りの片面を第1の画像読取部7−1を用いて
読み込む。
【0072】ステップS11では走査設定開始キー51
が押されていない場合には、ステップS16でリモート
コピー設定開始キー52が押されたかどうかをチェック
し、押されていればステップS17〜ステップS20の
リモートコピー設定処理を行う。
【0073】まず、ステップS17では図7の操作フロ
ーに従って、操作者により宛先の指定と原稿タイプ、カ
ラーモード、部数および給紙段などの動作モードの設定
を行う。つぎにステップS18では指定された動作モー
ドに対し、両面同時読取りが可能かどうかを判定する。
この場合、画面73で原稿タイプが両面と指定され、か
つ画面74でカラーモードとして白黒多値か白黒2値が
指定された場合にのみ両面同時読取りが実行可能であ
る。
【0074】両面同時読取りが可能な動作モードの場
合、ステップS19では両面同時読取りを行う。そして
読み取った画像データを一旦、画像メモリ13に書き込
み、ついで画像メモリ13から読み出した画像データを
ネットワーク2経由でコンピュータ3−1,3−2等に
送信する。両面同時読取りの場合、画像読取りは両面同
時に行われるが、画像データの送信は本実施形態の場
合、各面ごとに逐次的に行われる。
【0075】一方、両面同時読取りが可能でない動作モ
ードの場合、ステップS20では第1の画像読取部7−
1を用いて片面読み取りを行う。そして読み取った画像
データを一旦、画像メモリ13に書き込み、ついで画像
メモリ13から読み出した画像データをネットワーク2
経由で他のネットワーク複写機4−1,4−2等に送信
する。ステップS20において両面原稿でカラーモード
がフルカラーの場合には走査の場合と同様、原稿反転部
44〜47を用いて、第1の画像読取部7−1により各
面を逐次的に読み込む。
【0076】ステップS16においてリモートコピー設
定開始キー52が押されていない場合には、ステップS
21でFAX設定開始キー53が押されたかどうかをチ
ェックし、押されていればステップS22〜ステップS
25のファクシミリ送信設定処理を行う。
【0077】まず、ステップS22では図8の操作フロ
ーに従って、操作者により送り先の指定と原稿タイプ、
カラーモード、解像度および原稿サイズなどの動作モー
ドの設定を行う。つぎにステップS23では指定された
動作モードに対し、両面同時読取りが可能かどうかを判
定する。この場合も、画面82で原稿タイプが両面と指
定され、かつ画面83でカラーモードとして白黒多値か
白黒2値が指定された場合にのみ両面同時読取りが実行
可能である。
【0078】両面同時読取りが可能な動作モードの場
合、ステップS24では両面同時読取りを行う。そして
読み取った画像データを一旦、画像メモリ13に書き込
み、ついで画像メモリ13から読み出した画像データを
CPU15によりコード化して一旦画像メモリ13に戻
す。つぎにモデム20、公衆回線21経由で他のファク
シミリ装置に送信する。両面同時読取りの場合、画像読
取りは両面同時に行われるが、画像データの送信は本実
施形態の場合、各面ごとに逐次的に行われる。
【0079】一方、両面同時読取りが可能でない動作モ
ードの場合、ステップS25では第1の画像読取部7−
1を用いて片面読取りを行う。そして読み取った画像デ
ータを一旦、画像メモリ13に書き込み、ついで画像メ
モリ13から読み出した画像データをCPU15により
コード化して一旦画像メモリ13に戻し、つぎにモデム
20、公衆回線21経由で他のファクシミリ装置に送信
する。ステップS25において、両面原稿でカラーモー
ドがフルカラーの場合には走査の場合と同様、原稿反転
部44〜47を用いて、第1の画像読取部7−1により
各面を逐次的に読み込む。
【0080】ステップS21においてFAX設定開始キ
ー53が押されていない場合には、ステップS26でロ
ーカルコピー設定開始キー54が押されたかどうかをチ
ェックする。押されていない場合はステップS11に戻
るが、押されていればステップS27〜ステップS30
のローカルコピー設定処理を行う。
【0081】ステップS27では図9の操作フローに従
って、操作者により原稿タイプ、カラーモード、部数お
よび解像度などの動作モードの設定を行う。つぎにステ
ップS28では指定された動作モードに対し、両面同時
読取りが可能かどうかを判定する。この場合も、画面9
1で原稿タイプが両面と指定され、かつ画面92でカラ
ーモードとして白黒多値か白黒2値が指定された場合に
のみ両面同時読取りが実行可能である。
【0082】両面同時読取りが可能な動作モードの場
合、ステップS29では両面同時読取りを行う。画像読
取部7−1で読み取られた画像データについては、その
まま画像形成部11に流されて画像形成が行われる。一
方、画像読取部7−2で読み取られた画像データについ
ては一旦、画像メモリ13に書き込み、画像読取部7−
1で読み取られた面の画像データの形成が終わった後、
画像メモリ13から読み出される。そして読み出された
画像データは画像形成部11に送られて画像形成が行わ
れる。すなわち両面同時読取りの場合、画像読取りは両
面同時に行われるが、画像データの形成は本実施形態の
場合、各面ごとに逐次的に行われる。
【0083】一方、両面同時読取りが可能でない動作モ
ードの場合、ステップS30では第1の画像読み取り部
7−1を用いて片面読み取りを行い、読み取った画像デ
ータは、そのまま画像形成部11に流されて画像形成が
行われる。ステップS30において両面原稿でカラーモ
ードがフルカラーの場合にはスキャンの場合と同様、原
稿反転部44〜47を用いて、第1の画像読取部7−1
により各面を逐次的に読み込む。
【0084】ステップS13,S18,S23,S28
での両面同時読取り可能かどうかの判断において、原稿
給紙部40が図3(B)のように開いた状態では両面同
時読取りは不可能である。よって、本実施形態ではこの
とき、原稿タイプとして片面を指示されていればブック
原稿であると判断して、ステップS15,S20,S2
5,S30でそれぞれ、ブック原稿の読取りを行う。一
方、原稿タイプとして両面を指示されていれば、エラー
を表示する。これに対し、たとえば原稿給紙部40が図
3(B)のように開いた状態では、原稿タイプとして両
面を指示できないようにした構成も他の実施例として含
まれる。
【0085】図1においては、説明の簡単化のためリモ
ートコピー受信、ファクシミリ受信およびプリントの場
合の制御フローは記載していないが、外部装置からネッ
トワーク2経由または公衆回線21経由でこれらの処理
の依頼がきた場合は、その依頼に応じて制御が行われ
る。
【0086】(第2の実施形態)本発明の第2の実施形
態は、第1の実施形態とは第2の読取手段の読取能力と
各機能の動作モードの設定方法と両面同時読取りを行う
かどうかの判定方法のみが異なっている。ここでは、こ
れらの相違部分のみを説明する。
【0087】まず第1の実施形態と異なる第1の点は、
本実施形態の画像読取装置は、第1の実施形態の画像読
取装置(図2のブロック図)同じ構成であるが、各面の
画像読取部7−1と7−2の読取能力が、図10の表の
ように構成されている点が異なる。
【0088】すなわち、まずブック原稿とシート原稿の
両方の読取りに使う画像読取部7−1は第1の実施形態
と同様、カラー多値の画像データを読め、画像処理部で
変換することにより白黒多値も白黒2値のデータも得る
ことができる。また読取解像度は400dpiで、これ
も画像処理部で解像度変換することにより、これよりも
低い解像度のデータも得ることができる。またA4長手
幅のCCDで構成されているため、A3縦までの原稿サ
イズを読むことができる。またA4縦原稿の読取速度は
2秒である。ただし画像処理部で1ラインごとに間引く
ことにより、A4縦原稿を4秒で読むことも可能な構成
となっている。
【0089】一方、両面シート原稿の第2面目の読取り
にのみ使う画像読取部7−2は、白黒2値のデータしか
読みとれない構成となっている。白黒2値の画像読取部
はカラーや白黒多値の画像読取部に比べ、CCDなどの
部品も小型であり、光量も少なくて済む。また回路規模
も小さいので、大きさ、重さ、コスト等の点で有利であ
る。また読取解像度は200dpiであり、これも安い
CCDが使えるため、コストの点で有利である。またA
4短手幅のCCDで構成されているため、A4縦までの
原稿サイズを読むことができる。この点でも安いCCD
が使え、CCDなどの部品も小型化できる。またA4縦
原稿の読取速度は4秒となっていて、低速で動作させる
ことにより読取りに必要な光量を減らすことができ、ま
た回路の動作速度を遅くすることにより安価な部品が使
え、コストの点で有利である。
【0090】第1の実施形態においては、画像読取部7
−1と7−2の読取能力は、カラー多値と白黒多値の差
だけであった。本実施形態においては、図10のように
多値/2値、読取解像度、読取サイズ、読取速度の点で
も差がつけられている。この結果、画像読取部7−2
は、画像読取部7−1に比べて、大きさ、重さ、コスト
の点でさらに有利となっている。
【0091】一方、本実施形態においては、画像読取部
7−2の読取能力が図10に示すような能力であるた
め、この能力で読みとれる場合にのみ両面同時読取りが
可能になる。具体的には白黒2値であり、解像度が20
0dpi以下で、原稿サイズがA4縦以下の場合であ
る。ただし現在、大量の両面文書は、白黒2値画像でA
4サイズのものが多いので、本実施形態の構成において
も多くの両面文書は両面同時読取りが可能である。
【0092】図11は、第2の実施形態における複合機
の制御フローを説明するためのフローチャートである。
本実施形態の制御フローは第1の実施形態の制御フロー
と類似しているため、ここでは第1の実施形態の制御フ
ローチャート(図1)との制御上の相違点のみを説明す
る。
【0093】図11において、図1の場合とはステップ
S41、ステップS42、ステップS46、ステップS
47およびステップS53の処理のみが異なる。まずス
テップS41ではコンピュータ3からネットワーク2を
経由して、走査指示コマンドがきたかどうかをチェック
する。第1の実施形態では、走査動作モードの設定や走
査開始指示は操作部6を用いて指示した。本実施形態で
は、コンピュータ3からネットワーク2を経由して、コ
マンドで指示する。
【0094】つぎにステップS42では同様にして、コ
ンピュータ3からネットワーク2を経由して、画像デー
タの送り先や走査動作モードを受信する。ついでステッ
プS43ではこの動作モードにおいて、両面同時読取り
が可能かどうかを判断する。本実施形態の場合、コンピ
ュータ3からコマンドにより、動作モードとして両面原
稿が指定され、白黒2値が指定され、また原稿サイズと
してA4SEFが指定され、200dpi以下の解像度
が指定された場合にのみ両面同時読取りが可能である。
【0095】つぎにステップS46ではコンピュータ3
からネットワーク2を経由して、リモートコピー指示コ
マンドがきたかどうかをチェックする。第1の実施形態
ではリモートコピー動作モードの設定やリモートコピー
開始指示は操作部6を用いて指示した。本実施形態で
は、コンピュータ3からネットワーク2を経由して、コ
マンドで指示する。
【0096】つぎにステップS47では同様にして、コ
ンピュータ3からネットワーク2を経由して、画像デー
タの送り先やリモートコピー動作モードを受信する。つ
いでステップS48ではこの動作モードにおいて、両面
同時読取りが可能かどうかをステップS43と同様にし
て判断する。
【0097】つぎにファクシミリ送信処理の中のステッ
プS53では、両面同時読取りが可能かどうかを判定す
る代わりに、両面原稿かどうかのみを判定して、両面同
時読取りを行うかどうかを決定する。これは、本実施形
態においては、ファクシミリ送信の場合は、白黒2値
で、解像度が200dpi以下であり、原稿サイズがA
4縦以下に限定されているためである。よって、指定さ
れた動作モードに関係なくファクシミリ送信という機能
を用いる場合は、両面原稿については必ず両面同時読取
りが行われる。
【0098】本実施形態ではファクシミリ送信以外の場
合は、使う動作モードにより両面同時読取りを行うかど
うかを変えている。これを、各機能ごとに両面同時読取
りを行うかどうかを変える場合も実施例として含まれ
る。たとえばファクシミリ送信のみは両面同時読取りを
行い、それ以外は両面同時読取りを行わないようにした
構成も実施例として含まれる。また同じファクシミリ送
信であっても、全ての原稿を画像メモリに入れてから送
信するメモリ送信の場合は、両面同時読取りを行い、原
稿の読取りと送信を並行して行うダイレクト送信の場合
は、両面同時読取りを行わないようにした構成も実施例
として含まれる。
【0099】なお、上記の実施形態ではA4/A3系列
の原稿の場合について説明したが、レター/11x17
インチ等のインチ系の原稿の場合も同様である。
【0100】以上の各実施形態では複合機1を1つの装
置で構成しているが、これを複数の装置の組み合わせ、
たとえばローカル複写機とコントローラという2つの装
置から構成した場合も本発明の実施例として含まれる。
この場合、モデム20や外部インタフェース5はコント
ローラ側につき、また構成によっては画像メモリ13も
コントローラ側につく。すなわちスタンドアロンのロー
カルコピー機能のみを用いるユーザの場合はローカル複
写機だけで構成し、走査機能、プリント機能、リモート
コピー機能、FAX機能も用いるユーザの場合はローカ
ル複写機にコントローラを追加する構成となる。このよ
うに分離して構成するのは、ローカルコピー機能のみを
使う場合にはモデム20や外部インタフェース5は不要
であり、コストアップになるからである。この場合、さ
らにローカル複写機をスキャナ部と画像形成部11に分
離して構成した場合も本発明の実施例として含まれる。
このように分離して構成するのは、走査機能のみを使う
場合には画像形成部11は不要であり、コストアップに
なるからである。
【0101】また以上の各実施形態においては、ローカ
ルエリアネットワークで接続された例について説明した
が、ネットワーク接続されていれば、たとえば日本国内
の各支店間を結ぶようなワイドエリアネットワークでも
いい。この場合には、A支店のスキャナからB支店のコ
ンピュータやC支店のネットワーク複写機に直接送りつ
けることが可能となる。また、インターネット経由でネ
ットワーク接続されていてもよい。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、両
面原稿の両面同時読取りを行う画像読取装置において、
両面を読み取る各読取手段の読取能力に差をつけること
により、ニーズの多い動作モードについて両面同時読取
りの可能な画像読取装置を安価に、そして小型化された
構成で提供することができる。また、これによりニーズ
の多い動作モードについて両面原稿の両面同時読取りを
行うことができ、両面原稿の高速読み取りが実現できる
という効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるネットワーク
複写機の制御動作を示すフローチャートである。
【図2】本発明に係る画像読取装置のブロック図であ
る。
【図3】本発明に係る画像読取装置の外観図である。
【図4】本発明に係るスキャナ部の概略断面図である。
【図5】本発明に係る操作部の外観図である。
【図6】本発明に係るスキャン時の操作フローを説明す
るための図である。
【図7】本発明に係るリモートコピー時の操作フローを
説明するための図である。
【図8】本発明に係るファクシミリ送信時の操作フロー
を説明するための図である。
【図9】本発明に係るローカルコピー時の操作フローを
説明するための図である。
【図10】本発明の第2の実施形態における読取能力の
差を説明するための図である。
【図11】本発明の第2の実施形態におけるネットワー
ク複写機の制御動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 複写機 2 ネットワーク 7 画像読取部 8 読取特性補正部 9 画像処理部 11 画像形成部 13 画像メモリ 14 画像データ 15 CPU 16 ROM 17 揮発性RAM 18 不揮発性RAM 20 モデム 21 公衆回線 31 原稿給紙用載置部 32 ローラ 33 ガイド 34 ローラ 35 シート状ローラ 38 原稿排紙部 40 原稿給紙部 44〜47 原稿反転部 51 スキャン設定開始キー 52 リモートコピー設定開始キー 53 FAX設定開始キー 55 液晶表示部 56 テンキー類

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部装置と接続される画像読取装置であ
    って、 原稿の第1面を読み取る第1の画像読取手段と、 第1の画像読取手段による原稿の第1面の読取りと実質
    的に同時に、原稿の第2面を読み取る第2の画像読取手
    段と、 各画像読取手段で読み取った画像データを外部装置に送
    出する送出手段と、を備え、 第2の画像読取手段の読取能力を第1の画像読取手段の
    読取能力よりも低くしたことを特徴とする画像読取装
    置。
  2. 【請求項2】 第1の画像読取手段はカラー画像データ
    の読取りを行う読取手段であり、第2の画像読取手段は
    白黒画像データの読取りを行う読取手段であることを特
    徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 第1の画像読取手段は多値画像データの
    読取りを行う読取手段であり、第2の画像読取手段は2
    値画像データの読取りを行う読取手段であることを特徴
    とする請求項1に記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 第1の画像読取手段の読取解像度よりも
    第2の画像読取手段の読取解像度が低いことを特徴とす
    る請求項1に記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 第1の画像読取手段の読取可能サイズよ
    りも第2の画像読取手段の読取可能サイズが小さいこと
    を特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 第1の画像読取手段の読取時間よりも第
    2の画像読取手段の読取時間が長いことを特徴とする請
    求項1に記載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】 読取モードを指定する操作部をさらに備
    え、 操作部で指定された読取モードを第2の画像読取手段の
    読取能力で実行可能な場合にのみ両面同時読取りを行
    い、それ以外の場合は第1の画像読取手段のみを用いて
    画像読取を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれ
    か1項に記載の画像読取装置。
  8. 【請求項8】 読取モードを外部装置から受信する読取
    モード受信手段をさらに備え、 読取モード受信手段で受信した読取モードを第2の画像
    読取手段の読取能力で実行可能な場合にのみ両面同時読
    取りを行い、それ以外の場合は第1の画像読取手段のみ
    を用いて画像読取りを行うことを特徴とする請求項1〜
    6のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  9. 【請求項9】 載置された原稿を自動的に第1の読取手
    段の読取位置までそのまま給紙する順給紙機能と、順給
    紙された原稿を第1面と第2面を反転して再度、第1の
    読取手段の読取位置まで給紙する反転給紙機能とを持つ
    原稿反転給紙手段をさらに備え、 第1の画像読取手段のみを用いて画像読取りを行う場合
    は、原稿反転給紙手段により原稿を反転させることによ
    り、第1の画像読取手段のみによる両面の読取りを行う
    ことを特徴とする請求項7または8に記載の画像読取装
    置。
  10. 【請求項10】 複数の外部装置とネットワーク接続さ
    れ、前記送出手段が画像データを複数のパケットとして
    不連続に出力するようにしたことを特徴とする請求項1
    〜9のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  11. 【請求項11】 公衆回線を介してCClTT勧告によ
    って定められた通信機能に基づいて外部装置と1対1接
    続され、前記送出手段が画像データを公衆回線を介して
    連続的に出力するようにしたことを特徴とする請求項1
    〜9のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  12. 【請求項12】 公衆回線を介して外部装置に画像デー
    タを送るファクシミリ送信機能、内部接続された画像形
    成手段に画像データを送るローカル複写機能、ネットワ
    ークを介して接続された画像形成手段に画像データを送
    るリモート複写機能およびネットワークを介して接続さ
    れたホストコンピュータに画像データを送る走査機能の
    うちの少なくとも2つ以上の機能を持ち、 使用する機能に応じて両面同時読取りを行うかどうかを
    決めるようにしたことを特徴とする請求項1〜11のい
    ずれか1項に記載の画像読取装置。
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