JP2000188399A - 炭化珪素半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

炭化珪素半導体装置及びその製造方法

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JP2000188399A JP11294469A JP29446999A JP2000188399A JP 2000188399 A JP2000188399 A JP 2000188399A JP 11294469 A JP11294469 A JP 11294469A JP 29446999 A JP29446999 A JP 29446999A JP 2000188399 A JP2000188399 A JP 2000188399A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不純物の外部拡散を抑制し、ソース電極と接
続されるソース領域のコンタクト抵抗が高くならないよ
うにする。 【解決手段】 n+ 型ソース領域4のうち、ソース電極
10に接続される上面より所定深さ深くなった位置に、
窒素をドーパントとする領域4aを形成し、領域4bよ
りも浅くソース電極に接触する位置に窒素よりも質量の
大きなリンをドーパントとする領域4bを形成する。窒
素よりも質量の大きなリンは、質量が重い分だけ拡散速
度が遅くなり、窒素に比して外部拡散しにくくなる。こ
れにより、n+ 型ソース領域4のうち、ソース電極10
と接触する部分における外部拡散を少なくでき、n+
ソース領域4のコンタクト抵抗が高くならないようにで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭化珪素半導体装
置及びその製造方法に関し、特に絶縁ゲート型電界効果
トランジスタ、とりわけ大電力用の縦型パワーMOSF
ETに関するものである。
【0002】
【従来の技術】炭化珪素半導体装置、例えばnチャネル
タイプの縦型パワーMOSFETでは、ソース電極との
接続部分に、n型不純物が高濃度にドーピングされたn
+ 型ソース領域が備えられる。
【0003】このn+ 型ソース領域は、n型不純物であ
る窒素(N)を高濃度にドーピングしたのち、窒素を活
性化させることによって形成される。このとき、ソース
電極とのコンタクト抵抗を低減すべく、またn+ 型ソー
ス領域の抵抗値ができるだけ低くなるように、n+ 型ソ
ース領域をできるだけ高濃度で形成するようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、窒素を
活性化させる際に行う熱処理時に、窒素が外部拡散(O
ut diffusion)してしまい、n+ 型ソース
領域の表層部、つまりソース電極とのコンタクト部分に
おいてn+ 型ソース領域の濃度が低下してしまい、ソー
ス電極とn+ 型ソース領域とのコンタクト抵抗、及びn
+ 型ソース領域のシート抵抗が高くなるという問題があ
る。
【0005】本発明は上記問題に鑑みて成され、不純物
の外部拡散を抑制し、ソース電極と接続されるソース領
域のコンタクト抵抗、及びソース領域のシート抵抗が高
くならないようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、以下の技術的手段を採用する。
【0007】請求項1に記載の発明においては、ソース
領域(4)を形成する工程は、該ソース領域のうち、ソ
ース電極(10)に接続される上面から所定深さ深くな
った位置に、第1ドーパントを含む第1ソース領域(4
a)を形成する工程と、第1のソース領域よりも浅い位
置に第1ドーパントよりも質量の大きな第2ドーパント
を含む第2ソース領域(4b)を形成する工程と、を含
んでいることを特徴としている。
【0008】第1ドーパントよりも質量の大きな第2ド
ーパントは、質量が重い分だけ拡散速度が遅くなり、第
1ドーパントに比して外部拡散しにくくなる。
【0009】このため、ソース領域のうち、ソース電極
に接続される上面から所定深さ深くなった位置に、第1
ドーパントを含む第1ソース領域を形成し、第1のソー
ス領域よりも浅い位置は第1ドーパントよりも質量の大
きな第2ドーパントを含む第2ソース領域を形成するよ
うにすれば、ソース電極と接触する部分における外部拡
散を少なくでき、ソース領域のコンタクト抵抗及びソー
ス領域のシート抵抗が高くならないようにできる。
【0010】なお、請求項2に示すように、ベース領域
(3)の表層部に第1導電型の表面チャネル層(5)を
形成する蓄積型の炭化珪素半導体装置においても請求項
1と同様の効果を得ることができる。
【0011】請求項3に記載の発明においては、第1ソ
ース領域を形成するためのマスクと、第2ソース領域を
形成するためのマスクとを同一マスクで兼用することを
特徴としている。
【0012】これにより、第1ソース領域と第2ソース
領域とがずれることなく形成できる。そのため、ずれ量
を考慮したセル設計の必要がなく、セルサイズを小さく
できる。また、マスクの兼用により製造工程の簡略化を
図ることができる。
【0013】請求項4の発明によれば、表面にチャネル
を形成するラテラルMOSFETにおいて、ウェル領域
(103)とドレイン領域(107)との間の接合部の
うちドレイン領域側が軽いドーパントのイオン注入によ
り形成されているため、イオン注入時に生じる欠陥が少
なく、接合部の逆リーク電流が少なくなり良好にラテラ
ルMOSFETを動作させることができる。
【0014】請求項5に記載の発明によれば、ソース電
極(57)とベース電極(58)を別々に信号を与える
ような縦型の構造においても、請求項4と同様にソース
領域を形成する場合の接合部が軽いドーパントのイオン
注入により形成されているため、イオン注入時に生じる
欠陥が少なく、接合部の逆方向リーク電流が少なくな
り、良好に縦型MOSFETを動作させることができ
る。
【0015】なお、請求項6に示すように、軽い第1ド
ーパントを窒素、重い第2ドーパントをリンとすること
により、請求項1乃至5に示す効果を得ることができ
る。また、このようにすると、窒素はリンに比べ活性化
エネルギーが小さいため、リンのみを用いて同じ不純物
濃度プロファイルを形成した場合に比べてキャリア濃度
を高くすることができる。その結果、ソース領域のシー
ト抵抗を低くすることができる。
【0016】請求項8及び9の発明によれば、窒素をド
ーパントとする場合に、ソース領域とソース電極材との
接触は良好なオーミック特性が得られるため、リンのみ
をドーパントとしてソース領域を形成した場合のような
ショットキー的な特性とならず、コンタクト抵抗を低く
することができる。
【0017】なお、請求項7及び8のように、第2ドー
パントの存在により外方拡散が抑制されるため、第1ド
ーパントは、ソース電極と接触する部分までイオン注入
してもよい。また、このようにすると、第1ドーパント
により形成される第1ソース領域の体積を大きくするこ
とができるため、請求項1の構造に比べてソース領域の
シート抵抗をさらに低くすることができる。
【0018】請求項11に記載の発明においては、ソー
ス領域は、ソース電極と接触する上面から所定深さ深く
なった位置に第1ドーパントを含む第1ソース領域を有
し、かつ該第1のソース領域よりも浅くソース電極と接
触する位置に第1ドーパントよりも質量の大きな第2ド
ーパントを含む第2ソース領域を有していることを特徴
としている。
【0019】このように、ソース電極と接触する位置に
形成された第2ソース領域が、第2ソース領域よりも接
合深さの深い位置に形成される第1ソース領域よりも質
量の重い第2ドーパントを用いて形成されるようにする
ことで、ソース領域のコンタクト抵抗を低くすることが
できる。
【0020】また、請求項12に示すように、ソース領
域は、ソース電極と接触する上面から所定深さの位置ま
で第1ドーパントを含む第1ソース領域(4c)を有
し、かつ、少なくとも該第1ソース領域と前記ソース電
極とが接触する上面において重なるように前記第1ドー
パントよりも質量の重い第2ドーパントを含む第2ソー
ス領域(4b)を有しているものであっても、請求項1
1と同様の効果を得ることができる。
【0021】なお、上記した括弧内の符号は、後述する
実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。
【0023】図1に、本発明の一実施形態を適用して形
成したノーマリオフ型のnチャネルタイププレーナ型の
MOSFET(以下、縦型パワーMOSFETという)
の断面構成を示す。本デバイスは、インバータや車両用
オルタネータのレクチファイヤに適用すると好適なもの
である。以下、図1に基づいて縦型パワーMOSFET
の構造について説明する。
【0024】炭化珪素からなるn+ 型半導体基板1は上
面を主表面1aとし、主表面の反対面である下面を裏面
1bとしている。このn+ 型半導体基板1の主表面1a
上には、基板1よりも低いドーパント濃度を有する炭化
珪素からなるn- 型エピタキシャル層(以下、n- 型エ
ピ層という)2が積層されている。
【0025】n- 型エピ層2の表層部における所定領域
には、所定深さを有するp型ベース領域3が形成されて
いる。このp型ベース領域3はBをドーパントとして形
成されており、略1×1017cm-3以上の濃度となって
いる。
【0026】また、p型ベース領域3の表層部の所定領
域には、該ベース領域3よりも浅い低抵抗なn+ 型ソー
ス領域4が形成されている。このn+ 型ソース領域4の
うち接合深さの深い領域(第1ソース領域)4aは、n
型不純物として比較的質量の軽い窒素(N)がドーピン
グされて構成されており、n+ 型ソース領域4のうち接
合深さの浅い領域(第2ソース領域)4bは、n型不純
物として窒素よりも質量の重いリン(P)等がドーピン
グされて構成されている。
【0027】具体的には、図2に示す各要素の濃度プロ
ファイルに示されるように、リン(P)の濃度は、n+
型ソース領域4の表面から所定深さまでの間で最も濃く
なっており、窒素(N)の濃度は、n+ 型ソース領域4
の表面より所定深さ深くなった位置から最も濃くなって
いる。このように、領域4aと領域4bはそれぞれ、窒
素が最も濃くなる部分とリンが最も濃くなる部分を区別
したものであり、実際には領域4aと領域4bとの界面
近傍において窒素とリンが混在した状態となっている。
【0028】また、図2から分かるように、領域4bに
おいてリンはn+ 型ソース領域4の表面から内部にかけ
て全体的に高濃度となっている。
【0029】さらに、n+ 型ソース領域4とn- 型エピ
層2とを繋ぐように、p型ベース領域3の表面部にはn
- 型SiC層5が延設されている。このn- 型SiC層
5は、エピタキシャル成長にて形成されたものであり、
エピタキシャル膜の結晶が4H、6H、3Cのものを用
いる。尚、このn- 型SiC層5はデバイスの動作時に
チャネル形成層として機能する。以下、n- 型SiC層
5を表面チャネル層という。
【0030】表面チャネル層5はN(窒素)をドーパン
トに用いて形成されており、そのドーパント濃度は、例
えば1×1015cm-3〜1×1017cm-3程度の低濃度
で、かつ、n- 型エピ層2及びp型ベース領域3のドー
パント濃度以下となっている。このような構成で、蓄積
型モードとして動作させることにより、反転型に比べて
チャネル部の移動度を高くすることができ、チャネル抵
抗を低くすることができる。その結果、低オン抵抗化が
図られている。
【0031】そして、p型ベース領域3の間に位置する
- 型エピ層2がいわゆるJ−FET部6を構成してい
る。
【0032】表面チャネル層5の上面およびn+ 型ソー
ス領域4の上面には熱酸化にてゲート酸化膜7が形成さ
れている。さらに、ゲート酸化膜7の上にはゲート電極
8が形成されている。ゲート電極8は絶縁膜9にて覆わ
れている。絶縁膜9としてLTO(Low Tempe
rature Oxide)膜が用いられている。この
絶縁膜9の上にはソース電極10が形成され、ソース電
極10はn+ 型ソース領域4およびp型ベース領域3と
接している。また、n+ 型半導体基板1の裏面1bに
は、ドレイン電極層11が形成されている。
【0033】次に、図1に示すMOSFETの製造工程
を、図3〜図5に基づいて説明する。
【0034】〔図3(a)に示す工程〕まず、n型4
H、6H、若しくは3C−SiC基板、すなわちn+
半導体基板1を用意する。ここで、n+ 型半導体基板1
はその厚さが400μmであり、主表面1aが(000
1)Si面、又は、(112−0)a面である。この基
板1の主表面1aに厚さ5μmのn- 型エピ層2をエピ
タキシャル成長させる。本例では、n- 型エピ層2は下
地の基板1と同様の結晶が得られ、n型4Hまたは6H
または3C−SiC層となる。
【0035】〔図3(b)に示す工程〕n- 型エピ層2
の上の所定領域にLTO膜20を配置し、これをマスク
としてBのイオン注入を行う。このとき、イオン注入条
件は、温度が700℃、ドーズ量が1×1016cm-2
している。その後、熱処理として、1600℃、30分
間の活性化アニールを施し、不純物注入層30における
Bを活性化させてp型ベース領域3を形成する。これに
より、p型ベース領域3の間においてJ−FET部6が
形成される。
【0036】〔図3(c)に示す工程〕LTO膜20を
除去したのち、p型ベース領域3の表面を含むn- 型エ
ピ層2の上に不純物濃度が1×1016cm-2以下、膜厚
が0.3μm以下のn型の表面チャネル層5をエピタキ
シャル成長させる。
【0037】このとき、縦型パワーMOSFETをノー
マリオフ型にするために、表面チャネル層5の厚み(膜
厚)を、ゲート電極8に電圧を印加していない時におけ
るp型ベース領域3から表面チャネル層5に広がる空乏
層の伸び量と、ゲート酸化膜7から表面チャネル層5に
広がる空乏層の伸び量との和よりも小さくなるようにし
ている。
【0038】具体的には、p型ベース領域3から表面チ
ャネル層5に広がる空乏層の伸び量は、表面チャネル層
5とp型ベース領域3とのPN接合のビルトイン電圧に
よって決定され、ゲート酸化膜7から表面チャネル層5
に広がる空乏層の伸び量は、ゲート酸化膜7の電荷及び
ゲート電極8(金属)と表面チャネル層5(半導体)と
の仕事関数差によって決定されるため、これらに基づい
て表面チャネル層5の膜厚を決定している。
【0039】このようなノーマリオフ型の縦型パワーM
OSFETは、故障などによってゲート電極に電圧が印
加できないような状態となっても、電流が流れないよう
にすることができるため、ノーマリオン型のものと比べ
て安全性を確保することができる。
【0040】また、図1に示すように、p型ベース領域
3は、ソース電極10と接触していて接地状態となって
いる。このため、表面チャネル層5とp型ベース領域3
とのPN接合のビルトイン電圧を利用して表面チャネル
層5をピンチオフすることができる。例えば、p型ベー
ス領域3が接地されてなくてフローティング状態となっ
ている場合には、ビルトイン電圧を利用してp型ベース
領域3から空乏層を延ばすということができないため、
p型ベース領域3をソース電極10と接触させること
は、表面チャネル層5をピンチオフするのに有効な構造
であるといえる。
【0041】なお、p型ベース領域3の不純物濃度を高
くすることによりビルトイン電圧をより大きく利用する
ことができる。
【0042】以上の構成により、蓄積型モードで動作す
るノーマリオフ型のMOSFETを形成することができ
る。
【0043】また、本実施形態では炭化珪素によって縦
型パワーMOSFETを製造しているが、これをシリコ
ンを用いて製造しようとすると、p型ベース領域3や表
面チャネル層5等の不純物層を形成する際におけるp型
ベース領域3を形成するドーパントと、n+ 型ソース領
域4を形成するドーパントの熱拡散の拡散量の制御が困
難であるため、上記構成と同様の蓄積型モードで動作
し、かつノーマリオフ型のMOSFETを製造すること
が困難となる。このため、本実施形態のようにSiCを
用いることにより、シリコンを用いた場合と比べて精度
良く縦型パワーMOSFETを製造することができる。
【0044】また、ノーマリオフ型の縦型パワーMOS
FETにするためには、上記条件を満たすように表面チ
ャネル層5の厚みを設定する必要があるが、シリコンを
用いた場合にはビルトイン電圧が低いため、表面チャネ
ル層5の厚みを薄くしたり不純物濃度を薄くして形成し
なければならず、不純物イオンの拡散量の制御が困難な
ことを考慮すると、非常に製造が困難であるといえる。
しかしながら、SiCを用いた場合にはビルトイン電圧
がシリコンの約3倍と高く、表面チャネル層5の厚みを
厚くしたり不純物濃度を濃くして形成できるため、ノー
マリオフ型の蓄積型MOSFETを製造することが容易
であるといえる。
【0045】〔図4(a)に示す工程〕次に、表面チャ
ネル層5の上の所定領域にLTO膜21を配置し、これ
をマスクとしてn型不純物である窒素(N)をイオン注
入する。このときのイオン注入条件は、温度を700℃
とし、イオン注入エネルギーを変えながら(例えば、2
00eV、130eV)、ドーズ量が5×1015cm-2
となるようにしている。これにより、表面チャネル層5
の表面から所定深さの深くなった領域4aに、窒素がド
ーピングされる。
【0046】〔図4(b)に示す工程〕さらに、LTO
膜21をマスクとして、窒素よりも質量の重いn型不純
物であるリン(P)をイオン注入する。このときのイオ
ン注入条件は、温度を700℃とし、イオン注入エネル
ギーを変えながら(例えば、200eV、120eV、
60eV、25eV)、ドーズ量が3.5×1015cm
-2となるようにしている。これにより、表面チャネル層
5の表面から所定深さまでの領域4bに、リンがドーピ
ングされる。
【0047】この後、熱処理によって注入されたn型不
純物イオン(窒素及びリン)を活性化させてn+ 型ソー
ス領域4を形成する。
【0048】このとき、リンは窒素に比して質量が重い
ため、熱処理の際の拡散速度が遅く、窒素のみをドーパ
ントとしてn+ 型ソース領域4を形成する場合に比して
外部拡散する量が少ない。
【0049】このため、上述した図2に示されるよう
に、n+ 型ソース領域4の表層部にリンが高濃度に残
り、n+ 型ソース領域4のうちソース電極10(図1参
照)とのコンタクト部分となる領域4bを高濃度、つま
り低抵抗にすることができる。
【0050】これにより、接合深さの深い領域4aにお
いては高濃度の窒素がドーピングされ、接合深さの浅い
領域4bにおいては高濃度のリンがドーピングされたn
+ 型ソース領域4が形成できる。そして、このような構
成では、窒素のエネルギー準位が52.1meV、リン
のエネルギー準位が85.0meVであることから、同
じ不純物濃度を与えた場合には、窒素の方のキャリア濃
度が高くなる。このため、リンのみで同じ不純物プロフ
ァイルを形成したものに比べn+ 型ソース領域4の抵抗
を小さくすることができる。
【0051】なお、領域4aと領域4bとの界面近傍に
おける窒素とリンが共存する部分では、窒素とリンのど
ちらもドナー(負の電荷)であることから、結晶内で反
発しあって互いに離れた位置で安定に存在することにな
る。このため、通常、窒素のエネルギー準位は52.1
meVであり、リンのエネルギー準位は85.0meV
であるが、この窒素とリンが共存する部分においてはエ
ネルギー準位を窒素のエネルギー準位よりも低くするこ
とができるという効果も得られる。
【0052】〔図4(c)に示す工程〕そして、LTO
膜21を除去した後、フォトレジスト法を用いて表面チ
ャネル層5の上の所定領域にLTO膜22を配置し、こ
れをマスクとしてRIEによりp型ベース領域3上の表
面チャネル層5を部分的にエッチング除去する。
【0053】〔図5(a)に示す工程〕LTO膜22を
除去した後、基板の上にウェット酸化(H2 +O2 によ
るパイロジェニック法を含む)によりゲート酸化膜7を
形成する。このとき、雰囲気温度は1080℃とする。
【0054】その後、ゲート絶縁膜7の上にポリシリコ
ンからなるゲート電極8をLPCVDにより堆積する。
このときの成膜温度は600℃とする。
【0055】〔図5(b)に示す工程〕引き続き、ゲー
ト絶縁膜7の不要部分を除去した後、LTOよりなる絶
縁膜9を形成しゲート絶縁膜7を覆う。より詳しくは、
成膜温度は425℃であり、成膜後に1000℃のアニ
ールを行う。
【0056】この後、室温での金属スパッタリングによ
りソース電極10及びドレイン電極11を配置したの
ち、1000℃のアニールを行うと図1に示す縦型パワ
ーMOSFETが完成する。
【0057】このようにして完成した縦型パワーMOS
FETの作用(動作)を説明する。
【0058】本MOSFETはノーマリオフ型の蓄積モ
ードで動作するものであって、ゲート電極8に電圧を印
加しない場合は、表面チャネル層5においてキャリア
は、p型ベース領域3と表面チャネル層5との間の静電
ポテンシャルの差、及び表面チャネル層5とゲート電極
8との間の仕事関数の差により生じた電位によって全域
空乏化される。そして、ゲート電極8に電圧を印加する
ことにより、表面チャネル層5とゲート電極8との間の
仕事関数の差と外部からの印加電圧の和により生じる電
位差を変化させる。このことにより、チャネルの状態を
制御することができる。
【0059】つまり、ゲート電極8の仕事関数を第1の
仕事関数とし、p型ベース領域3の仕事関数を第2の仕
事関数とし、表面チャネル層5の仕事関数を第3の仕事
関数としたとき、第1〜第3の仕事関数の差を利用し
て、表面チャネル層5のn型のキャリアを空乏化する様
に第1〜第3の仕事関数と表面チャネル層5の不純物濃
度及び膜厚を設定することができる。
【0060】また、オフ状態において、空乏領域は、p
型ベース領域3及びゲート電極8により作られた電界に
よって、表面チャネル層5内に形成される。この状態か
らゲート電極8に対して正のバイアスを供給すると、ゲ
ート絶縁膜(SiO2 )7と表面チャネル層5との間の
界面においてn+ 型ソース領域4からn- 型ドリフト領
域2方向へ延びるチャネル領域が形成され、オン状態に
スイッチングされる。このとき、電子は、n+ 型ソース
領域4から表面チャネル層5を経由し表面チャネル層5
からn- 型エピ層2に流れる。そして、n- 型エピ層2
(ドリフト領域)に達すると、電子は、n+ 型半導体基
板1(n+ ドレイン)へ垂直に流れる。
【0061】このようにゲート電極8に正の電圧を印加
することにより、表面チャネル層5に蓄積型チャネルを
誘起させ、ソース電極10とドレイン電極11との間に
キャリアが流れる。
【0062】ここで、図1に示す縦型パワーMOSFE
Tについて、ゲート電極8への印加電圧を変化させて、
ドレイン電流の変化を調べた。その結果を図6に示す。
なお、参考として、図1に示す縦型パワーMOSFET
のうちn+ 型ソース領域4をn型不純物として窒素のみ
をドーピングしたものについての実験結果も図6中に点
線で示す。
【0063】ドレイン電流の変化は、縦型パワーMOS
FETのコンタクト抵抗の大きさに依存しており、ゲー
ト電極8へ同等の電圧を印加した場合に、ドレイン電流
が大きいほどコンタクト抵抗が小さいことを示してい
る。
【0064】この図6の結果から分かるように、n+
ソース領域4の接合深さが深い領域4aは窒素をドーパ
ントとし、接合深さの浅い領域4bはリンをドーパント
とした場合の方が、n+ 型ソース領域4のドーパントと
して窒素のみを用いた場合に比してコンタクト抵抗が小
さくなっている。
【0065】この結果からも、n+ 型ソース領域4のう
ち接合深さの浅い領域4bのドーパントとして窒素より
も質量の重いリン等を用いることにより、n+ 型ソース
領域4の表層部からの外部拡散によって不純物濃度が低
下することを防止でき、コンタクト抵抗を低減できると
いえる。
【0066】さらに、窒素とリンとをドーパントとして
+ 型ソース領域4を形成した場合におけるシート抵抗
を調べた。具体的には、TLM法を用いてn+ 型ソース
領域4のコンタクト部の長さ(d)を変え、それぞれの
抵抗値(R)の計測を行った。この結果を図7に示す。
なお、本図中に参考としてn+ 型ソース領域4のドーパ
ントを窒素のみとした場合における抵抗値の変化を点線
で示す。この図において、コンタクト間隔を変化させた
場合の抵抗値の変化率、すなわちグラフの傾きがシート
抵抗に比例する。
【0067】この図に示されるように、窒素とリンとを
ドーパントとしてn+ 型ソース領域4を形成した場合の
方が、ドーパントを窒素のみとした場合に比してシート
抵抗を低くすることができるという効果も得られる。
【0068】(第2実施形態)本発明の第2実施形態に
ついて説明する。第1実施形態では、n+型ソース領域
4のうち質量の軽い窒素で形成した領域4aが、窒素よ
りも質量の重い領域4bよりも深くなるようにしたが、
本実施形態のように、領域4aによって領域4bが完全
に覆われ、領域4bがp型ベース領域3から離間される
ようにしてもよい。図8に、本実施形態におけるMOS
FETの製造工程を示し、図8に基づいて本実施形態に
おけるMOSFETの製造方法を説明する。なお、本実
施形態のMOSFETは第1実施形態のMOSFETと
ほぼ同様の構成となるため、異なる部分についてのみ説
明する。
【0069】まず、第1実施形態と同様に、図3(a)
〜(c)に示す工程を行う。その後、以下に説明する図
8(a)、(b)の工程を施したのち、第1実施形態と
同様に図4(c)以降の工程を施すことで、本実施形態
におけるMOSFETが製造される。 〔図8(a)に示す工程〕表面チャネル層5の上の所定
領域に、LTO膜21を配置し、これをマスクとしてn
型不純物であるリン(P)をイオン注入する。この時の
イオン注入条件は、温度を700℃とし、イオン注入エ
ネルギーを変えながら(例えば、200keV、120
keV、60keV、25keV)、ドーズ量が3.5
×1015cm-2となるようにしている。これにより、表
面チャネル層5の表面から所定深さまでの領域4bにリ
ンがドーピングされる。
【0070】〔図8(b)に示す工程〕次に、LTO膜
21の開口部周縁を、例えば希HF等によりライトエッ
チングして、開口部が広くなったLTO膜23を形成す
る。
【0071】このLTO膜23をマスクとして、リンよ
り質量の軽いn型不純物である窒素(N)をイオン注入
する。この時のイオン注入条件は、温度を700℃と
し、イオン注入エネルギーを変えながら(例えば、20
0keV、120keV、60keV、50keV、2
5keV)、ドーズ量が5×1015cm-2となるように
している。これにより、表面チャネル層5の表面から所
定深さまで位置する領域4aに窒素がドーピングされ、
領域4a内に領域4bが覆われて、領域4bがp型ベー
ス領域3から離間された状態となる。
【0072】この後、熱処理によって注入されたn型不
純物イオン(窒素及びリン)を活性化させてn+ 型ソー
ス領域4を形成する。
【0073】このとき、リンは窒素に比して質量が重い
ため、熱処理の際の拡散速度が遅く、窒素のみをドーパ
ントとしてn+ 型ソース領域4を形成する場合に比して
外部拡散する量が少なくなる。そして、このリンドーパ
ント層の存在により、結晶内部のポテンシャルが歪めら
れるため、窒素を表面部までイオン注入した場合でも拡
散が抑制される。
【0074】このため、n+型ソース領域4の表層部に
リンと窒素が高濃度に残り、n+型ソース領域4のうち
ソース電極10とのコンタクト部分となる領域4bを高
濃度、つまり低抵抗にすることができる。
【0075】なお、領域4bと領域4aの重なり部分で
は、窒素とリンのどちらもドナー(負の電荷)であるこ
とから、結晶内で反発しあって互いに離れた位置で安定
に存在することになる。このため、通常、窒素のエネル
ギー準位は52.1meVであり、リンのエネルギー準
位は85.0meVであるが、この窒素とリンが共存す
る部分においてはエネルギー準位を窒素のエネルギー準
位よりも低くすることができるという効果も得られる。
【0076】また、このように、p型ベース領域3とn
+型ソース領域4の接合部分のn型層をリンに比べ軽元
素である窒素により形成することにより、注入ダメージ
を少なくすることができ、リーク電流を低減することが
できる。
【0077】図9は、p型基板に窒素のみをイオン注入
した場合、リンのみをイオン注入した場合、及び、窒素
とリンとをイオン注入してリンが窒素で覆われるように
した場合、それぞれにおいてPN接合の逆方向リーク電
流を測定した結果である。この図から、窒素によってリ
ンの注入層を覆うように形成することでリーク電流を抑
制できることが分かる。
【0078】このことは、ソース電極とベース電極を別
々に電極として使用するアプリケーションに適用する場
合に適した構成であることを表わしている。例えば、図
10に示すように、電流検出機能セルをMOSFETに
内蔵する場合に適用できる(特公平7−77262号公
報参照)。
【0079】すなわち、図10に示すMOSFETにお
いては、n型基板51の上に形成されたn-型層52の
表層部にp型ベース領域53が形成されていると共に、
p型ベース領域53の表層部にn+型ソース領域54が
形成されており、n+型ソース領域54とn-型層52と
の間に挟まれたp型ベース領域53上に、ゲート酸化膜
55を介してゲート電極56が形成されている。そし
て、n+型ソース領域54に電気的に接続されたソース
電極57と、p型ベース領域53に電気的に接続された
ベース電極58とが分離された構成となっている。
【0080】このように構成されたMOSFETは、ソ
ース電極57とベース電極58とが電気的に分離され、
ベース電極58に対してソース電極57が正の電圧、す
なわちPN接合に逆バイアスが印加される状態で動作す
るが、このようなMOSFETのn+型ソース領域54
の形成に上記方法を適用すると好適である。
【0081】また、本実施形態に示すように、窒素をド
ーパントとする領域4aにてリンをドーパントとする領
域4bを覆うようにすると、窒素ドーパントにより形成
される領域4aの体積を大きくすることができる。この
ため、表面部に窒素をイオン注入しない構造と比べて、
ソース領域のシート抵抗をさらに低くすることができ
る。 さらに、窒素をドーパントとする領域4aと、電
極材料がSiC注入に形成する金属合金層とのオーミッ
ク接触が、リンをドーパントとする領域4bとの接触と
比べて良好であるため、コンタクト抵抗を下げる効果も
ある。
【0082】図11(a)〜(c)に、ドーパントが窒
素の場合、リンの場合、また、リンと窒素を重ねた場合
のそれぞれについて、ニッケル(Ni)電極とのオーミ
ック性をIV測定により測定した結果を示す。この図よ
り、ドーパントが窒素及び窒素とリンを重ねた場合には
良好なオーミック性が得られているが、リン単独の場合
にはショットキー的な特性であることが判る。
【0083】(他の実施形態)上記実施形態では、n+
型ソース領域4のうち接合深さの浅い領域4bからの外
部拡散を抑制すべく、領域4におけるドーパントをリン
としているが、接合深さの深い領域4aに注入されるド
ーパントよりも質量の重いドーパントであれば他のもの
であっても外部拡散を抑制する効果が得られる。
【0084】また、上記実施形態では、蓄積型のプレー
ナ型MOSFETに本発明を適用した場合について説明
したが、電極との接合部に高濃度のコンタクト領域を形
成するものであれば他の炭化珪素半導体装置、例えば反
転型のMOSFETや溝ゲート型のMOSFET等に適
用することも可能である。
【0085】さらに、このようなドーパントの窒素がリ
ンと共に表面部までイオン注入され、リンのドーピング
層を覆うという構成は、ラテラル型のMOSFETにも
有効である。図12に、パワーICのラテラル型MOS
FETに適用した場合を示す。
【0086】パワーICは、1つのp型半導体基板10
1の上に成長させたn型ウェル層102に、nMOSF
ET及びpMOSFETが備えられたCMOSFET、
npnトランジスタ、pnpトランジスタ、ダイオード
が形成された構成となっている。
【0087】このうち、nMOSFETは、n型ウェル
層102の所定領域に形成されたp型ウェル領域10
3、p型ウェル領域103の表面に形成されたゲート酸
化膜104、ゲート酸化膜104の上に形成されたゲー
ト電極105、ゲート電極105の下部におけるp型ウ
ェル領域103の表層部をチャネル領域とし、このチャ
ネル領域の両側それぞれに形成されたn型のソース領域
106及びドレイン領域107、ソース領域106とド
レイン領域107のそれぞれに接続されたソース電極1
08、ドレイン電極109とによって構成されている。
【0088】このnMOSFETのドレイン電極109
とpウェル領域103は電気的に分離されている必要が
あるため、ドレイン領域107の形成において、上記構
成を採用すると有効である。これにより、ソース電極1
08及びドレイン電極109の接触抵抗を低くすること
ができると共に、ドレイン−pウェル領域間の接合部
が、リンに比べて軽元素である窒素により形成されてい
ることにより、接合部のリーク電流を低減することがで
きる。これにより良好なMOSFETの動作が得られ
る。
【0089】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を適用して形成したプレー
ナ型MOSFETの断面図である。
【図2】n+ 型ソース領域4におけるn型不純物の濃度
プロファイルを示す図である。
【図3】図1に示すプレーナ型MOSFETの製造工程
を示す図である。
【図4】図3に続くプレーナ型MOSFETの製造工程
を示す図である。
【図5】図4に続くプレーナ型MOSFETの製造工程
を示す図である。
【図6】n+ 型ソース領域4のコンタクト抵抗を説明す
るための図である。
【図7】n+ 型ソース領域4のシート抵抗を説明するた
めの図である。
【図8】本発明の第2実施形態におけるMOSFETの
製造工程を示す図である。
【図9】各n型不純物における逆方向電流−リーク電流
特性を示す図である。
【図10】ベース電極58とソース電極57とが分離さ
れたMOSFETの断面構成を示す図である。
【図11】各n型不純物におけるオーミック特性を測定
した結果を示す図である。
【図12】他の実施形態におけるパワーICの断面構成
を示す図である。
【符号の説明】
1…n+ 型の半導体基板、2…n- 型エピ層、3…p型
ベース領域、4…n+ 型ソース領域、4a…窒素をドー
パントとする領域、4b…リンをドーパントとする領
域、5…表面チャネル層、7…ゲート絶縁膜、8…ゲー
ト電極、9…絶縁膜、10…ソース電極、11…ドレイ
ン電極。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭化珪素よりなる第1導電型の半導体基
    板(1)の主表面上に、この半導体基板よりも高抵抗な
    炭化珪素よりなる第1導電型の半導体層(2)を形成す
    る工程と、 前記半導体層の表層部の所定領域に第2導電型のベース
    領域(3)を形成する工程と、 前記ベース領域の表層部の所定領域に、前記ベース領域
    の深さよりも浅い第1導電型のソース領域(4)を形成
    する工程と、 前記ソース領域と前記半導体層とに挟まれた前記ベース
    領域の上に、ゲート絶縁膜(7)を介してゲート電極
    (8)を形成する工程と、 前記ベース領域及び前記ソース領域に接触するソース電
    極(10)を形成する工程と、 前記半導体基板にドレイン電極(11)を形成する工程
    とを備え、 前記ソース領域を形成する工程は、 該ソース領域のうち、前記ソース電極に接触する上面よ
    り所定深さ深くなった位置に第1ドーパントを含む第1
    ソース領域(4a)を形成する工程と、 前記第1のソース領域よりも浅く、該第1のソース領域
    と重なり部を有し、前記ソース電極と接触する位置に前
    記第1ドーパントよりも質量の大きな第2ドーパントを
    含む第2ソース領域(4b)を形成する工程と、を含ん
    でいることを特徴とする炭化珪素半導体装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 炭化珪素よりなる第1導電型の半導体基
    板(1)の主表面上に、この半導体基板よりも高抵抗な
    炭化珪素よりなる第1導電型の半導体層(2)を形成す
    る工程と、 前記半導体層の表層部の所定領域に第2導電型のベース
    領域(3)を形成する工程と、 前記ベース領域の表層部に第1導電型の表面チャネル層
    (5)を形成する工程と、 前記ベース領域の表層部の所定領域に前記表面チャネル
    層に接すると共に、前記ベース領域の深さよりも浅い第
    1導電型のソース領域(4)を形成する工程と、 前記表面チャネル層上にゲート絶縁膜(7)を介してゲ
    ート電極(8)を形成する工程と、 前記ベース領域及び前記ソース領域に接触するソース電
    極(10)を形成する工程と、 前記半導体基板にドレイン電極(11)を形成する工程
    とを備え、 前記ソース領域を形成する工程は、 該ソース領域のうち、前記ソース電極に接触する上面よ
    り所定深さ深くなった位置に第1ドーパントを含む第1
    ソース領域(4a)を形成する工程と、 前記第1のソース領域よりも浅く、該第1のソース領域
    と重なり部を有し、前記ソース電極に接触する位置に前
    記第1ドーパントよりも質量の大きな第2ドーパントを
    含む第2ソース領域(4b)を形成する工程と、を含ん
    でいることを特徴とする炭化珪素半導体装置の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記第1ソース領域を形成するためのマ
    スクと、前記第2ソース領域を形成するためのマスクと
    を同一マスクで兼用することを特徴とする請求項1又は
    2に記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 炭化珪素よりなる第1導電型の半導体基
    板(101)の主表面上に、この半導体基板よりも高抵
    抗な炭化珪素よりなる第1導電型の半導体層(102)
    を形成する工程と、 前記半導体層の所定領域に、第2導電型のウェル領域
    (103)を形成する工程と、 前記ウェル領域の上にゲート絶縁膜(104)を介して
    ゲート電極(105)を形成する工程と、 前記ゲート電極下にチャネル領域を形成するべく、前記
    ウェル領域のうち、前記ゲート電極の両側に第1導電型
    のソース領域(106)と第1導電型のドレイン領域
    (107)とを形成する工程と、 前記ウェル領域及び前記ソース領域に接触するソース電
    極(108)を形成する工程と、 前記ドレイン領域に接触するドレイン電極(109)を
    形成する工程とを備え、 前記ドレイン領域を形成する工程は、 該ドレイン領域のうち、少なくとも前記ウェル領域との
    接合部をなす部分に第1ドーパントを含む第1ドレイン
    領域を形成する工程と、 前記第1ドレイン領域と重なり部を有し、前記ウェル領
    域から離間するように、前記第1ドレイン領域内に前記
    第1ドーパントよりも質量の大きな第2ドーパントを含
    む第2ドレイン領域を形成する工程と、を含んでいるこ
    とを特徴とする炭化珪素半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 炭化珪素よりなる第1導電型の半導体基
    板(51)の主表面上に、この半導体基板よりも高抵抗
    な炭化珪素よりなる第1導電型の半導体層(52)を形
    成する工程と、 前記半導体層の所定領域に、第2導電型のベース領域
    (53)を形成する工程と、 前記ベース領域の所定領域に、前記ベース領域の深さよ
    り浅い第1導電型のソース領域(54)を形成する工程
    と、 前記ソース領域と前記半導体層に挟まれた前記ベース領
    域の上に、ゲート絶縁膜(55)を介してゲート電極
    (56)を形成する工程と、 前記ソース領域に接触するソース電極(57)を形成す
    る工程と、 前記ベース領域に接触するベース電極(58)を形成す
    る工程と、 前記半導体基板の裏面側にドレイン電極(59)を形成
    する工程とを備え、 前記ソース領域を形成する工程は、 該ソース領域のうち、少なくとも前記ベース領域との接
    合部を成す部分に第1ドーパントを含む第1ソース領域
    を形成する工程と、 前記第1ソース領域と重なり部を有し、前記ベース領域
    から離間するように、前記第1ソース領域内に前記第1
    ドーパントよりも質量の大きな第2ドーパントを含む第
    2ソース領域を形成する工程と、を含んでいることを特
    徴とする炭化珪素半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第1ドーパントとして窒素を用い、
    前記第2ドーパントとしてリンを用いることを特徴とす
    る請求項1乃至5のいずれか1つに記載の炭化珪素半導
    体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 炭化珪素よりなる第1導電型の半導体基
    板(1)の主表面上に、この半導体基板よりも高抵抗な
    炭化珪素よりなる第1導電型の半導体層(2)を形成す
    る工程と、 前記半導体層の所定領域に、第2導電型のベース領域
    (3)を形成する工程と、 前記ベース領域の所定領域に、前記ベース領域の深さよ
    り浅い第1導電型のソース領域(4)を形成する工程
    と、 前記ソース領域と前記半導体層に挟まれた前記ベース領
    域の上に、ゲート絶縁膜(7)を介してゲート電極
    (8)を形成する工程と、 前記ベース領域及び前記ソース領域に接触するソース電
    極(10)を形成する工程と、 前記半導体基板の裏面側にドレイン電極(11)を形成
    する工程とを備え、 前記ソース領域を形成する工程は、該ソース領域のう
    ち、少なくとも前記ベース領域との接合部を成す部分に
    第1ドーパントを含む第1ソース領域(4a)を形成す
    る工程と、 前記第1ソース領域と重なり部を有し、前記ウェル領域
    から離間するように、前記第1ソース領域内に前記第1
    ドーパントよりも質量の大きな第2ドーパントを含む第
    2ソース領域(4b)を形成する工程と、を含んでいる
    ことを特徴とする炭化珪素半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第2ソース領域は、前記第1ソース
    領域と重なるように形成することを特徴とする請求項7
    に記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第1ドーパントとして窒素を用いる
    と共に前記第2ドーパントとしてリンを用い、 前記ソース電極と前記ソース領域の接触部において、ソ
    ース電極と炭化珪素とによる合金層が少なくとも前記第
    1ソース領域と接触するようにすることを特徴とする請
    求項7又は8に記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記ソース電極にニッケルを用いるこ
    とを特徴とする請求項9に記載の炭化珪素半導体装置の
    製造方法。
  11. 【請求項11】 主表面及びこの主表面と反対面である
    裏面を有し、炭化珪素よりなる第1導電型の半導体基板
    (1)と、 前記半導体基板の主表面上に形成され、前記半導体基板
    よりも高抵抗な炭化珪素よりなる第1導電型の半導体層
    (2)と、 前記半導体層の表層部の所定領域に形成され、所定深さ
    を有する第2導電型のベース領域(3)と、 前記ベース領域の表層部の所定領域に形成され、該ベー
    ス領域の深さよりも浅い第1導電型のソース領域(4)
    と、 前記ベース領域の表層部及び前記半導体層とを繋ぐよう
    に形成された、炭化珪素よりなる第1導電型の表面チャ
    ネル層(5)と、 前記表面チャネル層の表面に形成されたゲート絶縁膜
    (7)と、前記ゲート絶縁膜の上に形成されたゲート電
    極(8)と、 前記ベース領域及び前記ソース領域に接触するように形
    成されたソース電極(10)と、 前記半導体基板に形成されたドレイン電極(11)とを
    備え、 前記ソース領域は、前記ソース電極と接触する上面から
    所定深さ深くなった位置に第1ドーパントを含む第1ソ
    ース領域(4a)を有し、かつ、該第1のソース領域よ
    りも浅く前記ソース電極と接触する位置において、前記
    第1のソース電極と接触し、前記第1ドーパントよりも
    質量の大きな第2ドーパントを含む第2ソース領域(4
    b)を有していることを特徴とする炭化珪素半導体装
    置。
  12. 【請求項12】 主表面及びこの主表面と反対面である
    裏面を有し、炭化珪素よりなる第1導電型の半導体基板
    (1)と、 前記半導体基板の主表面上に形成され、前記半導体基板
    よりも高抵抗な炭化珪素よりなる第1導電型の半導体層
    (2)と、 前記半導体層の表層部の所定領域に形成され、所定深さ
    を有する第2導電型のベース領域(3)と、 前記ベース領域の表層部の所定領域に形成され、該ベー
    ス領域の深さよりも浅い第1導電型のソース領域(4)
    と、 前記ベース領域の表層部及び前記半導体層とを繋ぐよう
    に形成された、炭化珪素よりなる第1導電型の表面チャ
    ネル層(5)と、 前記表面チャネル層の表面に形成されたゲート絶縁膜
    (7)と、前記ゲート絶縁膜の上に形成されたゲート電
    極(8)と、 前記ベース領域及び前記ソース領域に接触するように形
    成されたソース電極(10)と、 前記半導体基板に形成されたドレイン電極(11)とを
    備え、 前記ソース領域は、前記ソース電極と接触する上面から
    所定深さの位置まで第1ドーパントを含む第1ソース領
    域(4c)を有し、かつ、少なくとも該第1ソース領域
    と前記ソース電極とが接触する上面において重なるよう
    に前記第1ドーパントよりも質量の重い第2ドーパント
    を含む第2ソース領域(4b)を有していることを特徴
    とする炭化珪素半導体装置。
  13. 【請求項13】 前記第1ドーパントは窒素であり、前
    記第2ドーパントはリンであることを特徴とする請求項
    11又は12に記載の炭化珪素半導体装置。
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