JP2000186075A - 2―(2―オキソ―エチリデン)―イミダゾリジン―4―オンの新規誘導体並びにこれら誘導体を含んでいる異常細胞増殖を阻害する組成物及び方法 - Google Patents

2―(2―オキソ―エチリデン)―イミダゾリジン―4―オンの新規誘導体並びにこれら誘導体を含んでいる異常細胞増殖を阻害する組成物及び方法

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JP2000186075A
JP2000186075A JP11341550A JP34155099A JP2000186075A JP 2000186075 A JP2000186075 A JP 2000186075A JP 11341550 A JP11341550 A JP 11341550A JP 34155099 A JP34155099 A JP 34155099A JP 2000186075 A JP2000186075 A JP 2000186075A
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JP11341550A
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Bingwei YANG
ヤング,ビングエイ
Joseph P Lyssikatos
ピイ. リッシカトス,ジョセフ
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Pfizer Products Inc
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Pfizer Products Inc
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic System
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/547Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom
    • C07F9/6558Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom containing at least two different or differently substituted hetero rings neither condensed among themselves nor condensed with a common carbocyclic ring or ring system
    • C07F9/65583Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom containing at least two different or differently substituted hetero rings neither condensed among themselves nor condensed with a common carbocyclic ring or ring system each of the hetero rings containing nitrogen as ring hetero atom
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 式 【化1】 の化合物(式中、R、R、R及びRは本明細書
で定義したとおりである)に関する。 【構成】 また、式Iの化合物を含有する製薬組成物及
び式Iの化合物を哺乳類に投与することによって該哺乳
類において癌を含む異常細胞増殖を阻害する方法にも関
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】発明の背景 本発明は2−(2−オキソ−エチリデン)−イミダゾリ
ジン−4−オンの一連の新規誘導体に関する。これら化
合物は酵素、ファルネシルプロテイントランスフェラー
ゼ阻害剤としての活性を示し、そして抗癌剤及び抗腫瘍
剤として有用であると信じられている。本発明はまた、
哺乳類、特にヒトにおける癌の治療又は予防にこのよう
な化合物を使用する方法及びこのような化合物を含んで
いる製薬組成物にも関する。
【0002】
【従来の技術】ファルネシルプロテイントランスフェラ
ーゼを阻害しそして抗癌及び抗腫瘍剤として有用である
と信じられている他の化合物は、1997年4月27日
に出願された発明の名称「製薬作用剤としてのアダマン
チル置換オキシインドール」の米国特許出願第08/8
63,514号及び1997年5月22日に出願され米
国を指定している発明の名称「2(2−オキソ−エチリ
デン)−イミダゾリジン−4−オンの誘導体」のPCT
/IB97/00584中で言及されている。1997
年11月11日に出願された発明の名称「抗癌剤として
有用なチエノピリミジン及びチエノピリジン誘導体」の
米国仮出願第60/065,097号もまた、癌や他の
過増殖性疾病、例えば乾癬を治療する作用剤として有用
と信じられている化合物に言及している。上記特許出願
は全体を参照して本明細書に組み入れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】癌遺伝子はしばしば、
細胞増殖や有糸***生起を刺激するシグナル形質導入経
路のタンパク質成分をコードしている。培養細胞内で癌
遺伝子が発現すると、軟寒天中での細胞の増殖能力や、
非形質転換細胞が示す接触阻止を欠いている濃密な病巣
としての細胞増殖を特徴とする細胞の形質転換が導かれ
る。或る癌遺伝子の突然変異及び/又は過剰発現はしば
しばヒトの癌と関連している。
【0004】形質転換能力を獲得するためには、Ras
癌タンパク質の前駆体はカルボキシル末端テトラペプチ
ドに位置するシステイン残基がファルネシル化されなけ
ればならない。それ故、この修飾を触媒する酵素、即ち
ファルネシルプロテイントラスフェラーゼの阻害剤はR
asが形質転換に寄与している腫瘍の抗癌剤として提案
されている。突然変異したRasの癌遺伝子形態はしば
しば多くのヒト癌中に、最も顕著には結腸及び膵臓癌の
50%以上で見いだされている(Kohl等、Science、2
60巻、1834〜1837、1993年)。本発明の
化合物はファルネシルプロテイントラスフェラーゼによ
って増殖する任意の腫瘍に対して活性であると思われ
る。上記のコール(Kohl)等の刊行物並びに本出願中の
以下で考察する他の全ての参照文献もそれらの全体を参
照して本明細書に組み入れる。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明の要約 本発明は式Iの化合物
【0006】
【化9】
【0007】及びこれらの製薬的に許容可能な塩に関す
るものであり、式中、RとRは各々独立して、C
〜C10アルキル、C〜C10アルケニル、C〜C
10アルキニル、−(CH(C〜C10アリー
ル)及び−(CH(4〜10員不飽和複素環式)
(式中、pは0から3までの整数である)からなる群か
ら選択されるか、又はRとRはC〜Cシクロア
ルキル環を形成し、そしてこれらのRとR基はいず
れも1〜3個のR基で任意に置換されているが、R
とRがC〜Cシクロアルキル環を形成するときに
は、このC〜Cシクロアルキル環はC〜C10
ルケニル、 C〜C アルキニル及び−(CH
(C〜C10アリール)(式中、tは1から3まで
の整数である)から選択される少なくとも1個のR
置換されており;Rは−(CH(1−又は2−
アダマンチル)、C〜C10アルキル、C〜C10
アルケニル、 C〜C10アルキニル、−(CH
(C〜C10アリール)、
【0008】
【化10】
【0009】(式中、X、X及びXは各々独立し
て、1又は2個の炭素−炭素二重又は三重結合を任意に
含んでいるC〜Cアルキレンであり、Xは単結合
であるか又は1若しくは2個の炭素−炭素二重若しくは
三重結合を任意に含んでいるC 〜Cアルキレンであ
り、そして式(Ib)中では、X部分はX部分の任
意の利用可能な炭素でX部分と結合している)、その
際上記R基の各々はR 基で置換されそして1〜4個
のR基で任意に置換されているか、
【0010】或いはRは1〜5個のR基で任意に置
換されている−SO、−C(O)R又は−(C
(4〜10員複素環式)であり;上記R基中
のmは独立して0から6までの整数であり; そしてR
はC〜C10アリール、4〜10員複素環式又はC
〜Cアルキルであり、そしてこれらR基の各々は
1〜3個のR基で任意に置換されており;
【0011】各Rは独立して、ハロ、1〜3個のハロ
で置換されているC〜Cアルキル、ニトロ、シア
ノ、−OR、−C(O)R、−SR、−SO
、−SOH、−S(O)R、−NR、−C
(O)OR、−OC(O)R 、−SONR
、−C(O)NR、−NRC(O)
、−OC(O)NR、−C(O)ONR
、−NRC(O)NR、−NRC(O)O
(C〜Cアルキル)、−C(NR)NR
−C(NCN)NR、−C(NCN)S(C
アルキル又はC〜Cハロアルキル)、−NR
C(NCN)S(C〜Cアルキル又はC〜C
ロアルキル)、−NRC(NCN)NR、−N
SO(C〜C アルキル又はC〜Cハロア
ルキル)、−NRC(O)C(O)R、−NR
(O)C(O)NR、−P(O)(OR
び−(CH q(4〜10員複素環式)(qは0から
3までの整数である)から選択され、そして上記R
のアルキル及び複素環式部分は1〜3個のR10基で任
意に置換されており;
【0012】各Rは独立して、1〜3個のR10基で
任意に置換されているR、C〜Cアルキル、C
〜C10アルケニル、C〜C10アルキニル及び−
(CH (C〜C10アリール)(tは0から3
までの整数である)、例えばフェニル又はナフチルから
選択され;各Rは独立して、水素又は1〜3個のハロ
で任意に置換されているC〜C アルキルであり;各
は独立してR又は−ORであり;各Rは独立
して、水素、C〜Cアルキル、−(CHq(C
〜C アリール)及び−(CH(4〜10員
複素環式)から選択され、これらのR基は水素である
場合を除いて、1〜3個のR10基で任意に置換されて
おり、そして各qは独立して0から3までの整数であ
り;そして
【0013】各R10は独立して、ハロ、ニトロ、シア
ノ、C〜Cアルキル、C〜C ハロアルキル、C
〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、−C
(O)O(C〜Cアルキル)及びC〜C10アリ
ールから選択される;但し、RとRが共に同時にC
〜C10アルキルであることはない。式Iの化合物に
おいては好ましくは、RとR中の整数pはそれぞれ
0〜3から独立して選択される整数、より好ましくは1
〜3から独立して選択される整数であり、1が最も好ま
しい。
【0014】式Iの好ましい化合物にはRとRの一
方又は両方が1〜3個のR基で任意に置換されている
−(CH(4〜10員不飽和複素環式)、更に好
ましくは−(CH(5又は6員不飽和複素環式)
である化合物が含まれる。好ましくは、R及びR
各複素環式は独立してイミダゾリル又はピリジニルであ
る。異なる実施態様では、RとRの一方又は両方が
2−、3−又は4−ピリジニルメチルであり; 好まし
くは、RとRの一方又は両方が4−ピリジニルメチ
ルである。他の実施態様では、RとR は各々独立
して、1〜3個のR基で任意に置換されているイミダ
ゾール−1−イルメチル、イミダゾール−2−イルメチ
ル又はイミダゾール−4−イルメチルであり; 好まし
くはRとRは共に各々1〜3個のR基で任意に置
換されているイミダゾール−4−イルメチルであり、例
えばRとRは共に3−メチル−イミダゾール−4−
イルメチル又は非置換イミダゾール−4−イルメチルで
ある。
【0015】式Iの他の好ましい化合物には、RとR
が共に同時にC〜C10アルキルであることはない
という前提で、RとRの一方又は両方が1〜3個の
基で任意に置換されているC〜C10アルキル、
〜C10アルケニル、又はC〜C10アルキニル
である化合物が含まれる。例えば、RとRの一方又
は両方がアリル、3−メチル−ブト−2−エニル又は3
−クロロ−ブト−2−エニルであることができる。
【0016】Rが−(CHq(4〜10員複素環
式)基であるとき、Rの複素環式環は好ましくはその
環に5又は6員を有している。しかしながら、上記の5
又は6員複素環式は上記で定義したように1〜3個のR
10基で置換されていることができる。Rが−(CH
q(C〜C10アリール)基であるとき、R
アリール環は好ましくはフェニル又はナフチルであり、
そしてこれらは上記で定義したように1〜3個のR10
基で置換されていることができる。
【0017】式Iの他の好ましい化合物には、Rが1
〜5個のR基で任意に置換されている−(CH
(4〜10員複素環式)(好ましくは、式中のmは整数
0又は1である)である化合物が含まれる。好ましく
は、このようなR基は置換されていないか又は1から
3個までのR基で置換されている。1つの好ましい実
施態様では、Rは好ましくは飽和されている−(CH
(4〜10員アザ環式)である。更に一層好まし
くは、Rは飽和−(CH(4〜10員アザ二環
式)である。例えば、Rは1〜3個のR基で任意に
置換されている−(CH(アザビシクロヘキシ
ル)、−(CH(アザビシクロヘプチル)又は−
(CH(アザビシクロオクチル)であることがで
きる。本発明の他の好ましい化合物には、アザ環式R
基の窒素環メンバ−がR(その際、Rは−SO
、−SONR又は−C(O)ORである)
で置換されている化合物が含まれる。本発明のもう1つ
の実施態様では、Rは、好ましくは飽和されている−
(CH(4〜10員単環式アザ環式)である。
【0018】本発明の他の好ましい化合物には、R
基で置換されそして1〜4個のR基で任意に置換
されている−(CH(C〜C10アリール)で
ある式Iの化合物が含まれる。
【0019】Rが1α,5α,6α−3−アザ−ビシ
クロ[3.1.0]ヘキス−6−イルである本発明の好
ましい化合物には次のものが含まれる:4−{[1(1
α,5α,6α−3−tert−ブトキシルカルボニル
−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イ
ル)−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イル
メチル−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチル}
−ベンゾニトリル;4−{[1−(1α,5α,6α−
3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル)
−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチ
ル−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベ
ンゾニトリル;4−({5−オキソ−1−[1α,5
α,6α−3−(1−フェニル−1H−テトラゾール−
5−イル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス
−6−イル]−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチ
ル−イミダゾリジン−2−イリデン}−アセチル)−ベ
ンゾニトリル;
【0020】1α,5α,6α−6−{2−[2−(4
−シアノ−フェニル)−2−オキソ−エチリデン]−5
−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−
イミダゾリジン−1−イル}−3−アザ−ビシクロ
[3.1.0]ヘキサン−3−カルボン酸ベンジルエス
テル;4−({1−[1α,5α,6α−3−(3,3
−ジメチル−ブチリル)−3−アザ−ビシクロ[3.
1.0]ヘキス−6−イル]−5−オキソ−4,4−ビ
ス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−
イリデン}−アセチル)−ベンゾニトリル;4−({5
−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−
1−[1α,5α,6α−3−(チオフェン−2−イル
−アセチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキ
ス−6−イル]−イミダゾリジン−2−イリデン}−ア
セチル)−ベンゾニトリル;
【0021】1α,5α,6α−(6−{2−[2−
(4−シアノ−フェニル)−2−オキソ−エチリデン]
−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチ
ル−イミダゾリジン−1−イル}−3−アザ−ビシクロ
[3.1.0]ヘキス−3−イル)−ホスホン酸ジエチ
ルエステル;4−{[1−(1α,5α,6α−3−ベ
ンゼンスルホニル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]
ヘキス−6−イル)−5−オキソ−4,4−ビス−ピリ
ジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデ
ン]−アセチル}−ベンゾニトリル;
【0022】4−({1−[1α,5α,6α−3−
(4−メトキシ−ベンゼンスルホニル)−3−アザ−ビ
シクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル]−5−オキソ
−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾ
リジン−2−イリデン}−アセチル)−ベンゾニトリ
ル;4−({1−[1α,5α,6α−3−(4−フル
オロ−ベンゼンスルホニル)−3−アザ−ビシクロ
[3.1.0]ヘキス−6−イル]−5−オキソ−4,
4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン
−2−イリデン}−アセチル)−ベンゾニトリル;4−
{[5−オキソ−1−(1α,5α,6α−3−フェニ
ルメタンスルホニル−3−アザ−ビシクロ[3.1.
0]ヘキス−6−イル)−4,4−ビス−ピリジン−4
−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセ
チル}−ベンゾニトリル;
【0023】4−{[1−(1α,5α,6α−3−
(4−クロロベンゼン)スルホニル−3−アザ−ビシク
ロ[3.1.0]ヘキス−6−イル)−5−オキソ−
4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリ
ジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリル;
4−({1−[1α,5α,6α−3−(ナフタレン−
2−スルホニル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]
ヘキス−6−イル]−5−オキソ−4,4−ビス−ピリ
ジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデ
ン}−アセチル)−ベンゾニトリル;4−({5−オキ
ソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−1−
[1α,5α,6α−3−(トルエン−4−スルホニ
ル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−
イル]−イミダゾリジン−2−イリデン}−アセチル)
−ベンゾニトリル;
【0024】4−({5−オキソ−4,4−ビス−ピリ
ジン−4−イルメチル−1−[1α,5α,6α−3−
(トルエン−2−スルホニル)−3−アザ−ビシクロ
[3.1.0]ヘキス−6−イル]−イミダゾリジン−
2−イリデン}−アセチル)−ベンゾニトリル;4−
({5−オキソ−1−[1α,5α,6α−3−(ピペ
リジン−1−スルホニル)−3−アザ−ビシクロ[3.
1.0]ヘキス−6−イル]−4,4−ビス−ピリジン
−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデン}−
アセチル)−ベンゾニトリル;4−({1−[1α,5
α,6α−3−(4−メチル−ピペラジン−1−スルホ
ニル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6
−イル]−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−
イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデン}−アセチ
ル)−ベンゾニトリル;
【0025】4−({5−オキソ−4,4−ビス−ピリ
ジン−4−イルメチル−1−[1α,5α,6α−3−
(チオフェン−2−スルホニル)−3−アザ−ビシクロ
[3.1.0]ヘキス−6−イル]−イミダゾリジン−
2−イリデン}−アセチル)−ベンゾニトリル;4−
(1α,5α,6α−6−{2−[2−(4−シアノ−
フェニル)−2−オキソ−エチリデン]−5−オキソ−
4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリ
ジン−1−イル}−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]
ヘキサン−3−スルホニル)−ピペラジン−1−カルボ
ン酸tert−ブチルエステル;4−({1−[1α,
5α,6α−3−(5−ブロモ−チオフェン−2−スル
ホニル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−
6−イル]−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4
−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデン}−アセ
チル)−ベンゾニトリル;
【0026】4−({1−[1α,5α,6α−3−
(4−エチル−ピペラジン−1−スルホニル)−3−ア
ザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル]−5−
オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イ
ミダゾリジン−2−イリデン}−アセチル)−ベンゾニ
トリル;4−({1−[1α,5α,6α−3−(3−
クロロ−プロパン−1−スルホニル)−3−アザ−ビシ
クロ[3.1.0]ヘキス−6−イル]−5−オキソ−
4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリ
ジン−2−イリデン}−アセチル)−ベンゾニトリル;
4−({5−オキソ−1−[1α,5α,6α−3−
(プロパン−1−スルホニル)−3−アザ−ビシクロ
[3.1.0]ヘキス−6−イル]−4,4−ビス−ピ
リジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデ
ン}−アセチル)−ベンゾニトリル;
【0027】1−(1α,5α,6α−6−{2−[2
−(4−シアノ−フェニル)−2−オキソ−エチリデ
ン]−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イル
メチル−イミダゾリジン−1−イル}−3−アザ−ビシ
クロ[3.1.0]へキサン−3−スルホニル)−ピペ
リジン−4−カルボン酸エチルエステル;4−({5−
オキソ−1−[1α,5α,6α−3−(4−プロピル
−ピペリジン−1−スルホニル)−3−アザ−ビシクロ
[3.1.0]ヘキス−6−イル]−4,4−ビス−ピ
リジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデ
ン}−アセチル)−ベンゾニトリル;4−({1−[1
α,5α,6α−3−(2,5−ジクロロ−チオフェン
−3−スルホニル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.
0]ヘキス−6−イル]−5−オキソ−4,4−ビス−
ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリ
デン}−アセチル)−ベンゾニトリル;
【0028】4−({1−[1α,5α,6α−3−
(4−イソプロピル−ピペラジン−1−スルホニル)−
3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル]
−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチ
ル−イミダゾリジン−2−イリデン}−アセチル)−ベ
ンゾニトリル;1α,5α,6α−6−{2−[2−
(4−シアノ−フェニル)−2−オキソ−エチリデン]
−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチ
ル−イミダゾリジン−1−イル}−3−アザ−ビシクロ
[3.1.0]へキサン−3−スルホン酸ジメチルアミ
ド;4−{[1−(1α,5α,6α−3−クロロメタ
ンスルホニル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキ
ス−6−イル)−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン
−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデン]−
アセチル}−ベンゾニトリル;4−{[1α,5α,6
β−1−(3−ベンゼンスルホニル−3−アザ−ビシク
ロ[3.1.0]ヘキス−6−イルメチル)−5−オキ
ソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダ
ゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリ
ル;
【0029】4−{[1α,5α,6α−1−(3−ベ
ンゼンスルホニル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]
ヘキス−6−イルメチル)−5−オキソ−4,4−ビス
−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イ
リデン]−アセチル}−ベンゾニトリル;及び4−
{[1α,5α,6β−1−(3−ベンゼンスルホニル
−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イ
ル)−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イル
メチル−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチル}
−ベンゾニトリル。Rが−(CH(1α,5
α,6α−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−
6−イル)基である本発明の他の好ましい化合物には次
のものが含まれる:1α,5α,6α−6−{4−アリ
ル−2−[2−(4−シアノ−フェニル)−2−オキソ
−エチリデン]−5−オキソ−4−ピリジン−4−イル
メチル−イミダゾリジン−1−イル}−3−アザ−ビシ
クロ[3.1.0]へキサン−3−カルボン酸tert
−ブチルエステル;
【0030】4−{[4−アリル−1−(1α,5α,
6α−3−ベンゼンスルホニル−3−アザ−ビシクロ
[3.1.0]ヘキス−6−イル)−5−オキソ−4−
ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリ
デン]−アセチル}−ベンゾニトリル;4−{[5−オ
キソ−4−アリル−4−ピリジン−4−イルメチル−1
−(1α,5α,6α−3−(チオフェン−2−アセチ
ル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−
イル)−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチル}
−ベンゾニトリル;4−({4−アリル−5−オキソ−
4−ピリジン−4−イルメチル−1−[1α,5α,6
α−3−(チオフェン−2−イル−スルホニル)−3−
アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル]−イ
ミダゾリジン−2−イリデン}−アセチル)−ベンゾニ
トリル;
【0031】1α,5α,6α−6−[2−[2−(4
−シアノ−フェニル)−2−オキソ−エチリデン]−4
−(3−メチル−ブト−2−エニル)−5−オキソ−4
−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−1−イ
ル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]へキサン−3
−カルボン酸tert−ブチルエステル;4−{[1−
[1α,5α,6α−3−(5−ブロモ−チオフェン−
2−スルホニル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]
ヘキス−6−イル]−4−(3−メチル−ブト−2−エ
ニル)−5−オキソ−4−ピリジン−4−イルメチル−
イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾ
ニトリル;1α,5α,6α−6−{2−[2−(4−
シアノ−フェニル)−2−オキソ−エチリデン]−5−
オキソ−4−ピリジン−4−イルメチル−4−チオフェ
ン−3−イルメチル−イミダゾリジン−1−イル}−3
−アザ−ビシクロ[3.1.0]へキサン−3−カルボ
ン酸tert−ブチルエステル;
【0032】4−{[1−(1α,5α,6α−3−ベ
ンゼンスルホニル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]
ヘキス−6−イル)−5−オキソ−4−ピリジン−4−
イルメチル−4−チオフェン−3−イルメチル−イミダ
ゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリ
ル;1α,5α,6α−6−{4−(3−クロロ−ブト
−2−エニル)−2−[2−(4−シアノ−フェニル)
−2−オキソ−エチリデン]−5−オキソ−4−ピリジ
ン−4−イルメチル−イミダゾリジン−1−イル}−3
−アザ−ビシクロ[3.1.0]へキサン−3−カルボ
ン酸tert−ブチルエステル; 及び4−{[1−
[1α,5α,6α−3−(5−ブロモ−チオフェン−
2−スルホニル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]
ヘキス−6−イル]−4−(3−クロロ−ブト−2−エ
ニル)−5−オキソ−4−ピリジン−4−イルメチル−
イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾ
ニトリル。
【0033】本発明の他の化合物には、Rが−(CH
(ピペリジン−2−イル)、−(CH(ピ
ペリジン−3−イル)又は−(CH(ピペリジン
−4−イル)である式Iの化合物が含まれる。このよう
な化合物の好ましい例には次のものが含まれる:4−
{[1−(1−ベンゼンスルホニル−ピペリジン−4−
イルメチル)−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−
4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデン]−ア
セチル}−ベンゾニトリル;4−{2−[2−(4−シ
アノ−フェニル)−2−オキソ−エチリデン]−5−オ
キソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミ
ダゾリジン−1−イルメチル}−ピペリジン−1−スル
ホン酸ジメチルアミド;
【0034】4−({5−オキソ−1−[1−(1−フ
ェニル−1H−テトラゾール−5−イル)−ピペリジン
−4−イルメチル]−4,4−ビス−ピリジン−4−イ
ルメチル−イミダゾリジン−2−イリデン}−アセチ
ル)−ベンゾニトリル;4−({1−[1−(1−メチ
ル−1H−イミダゾール−4−スルホニル)−ピペリジ
ン−4−イルメチル]−5−オキソ−4,4−ビス−ピ
リジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデ
ン}−アセチル)−ベンゾニトリル;及び4−({5−
オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−1
−[1−(チオフェン−2−スルホニル)−ピペリジン
−4−イルメチル]−イミダゾリジン−2−イリデン}
−アセチル)−ベンゾニトリル。
【0035】本発明の他の化合物には、Rが−(CH
(ピロリジン−2−イル)又は−(CH
(ピロリジン−3−イル)である式Iの化合物が含ま
れる。このような化合物の好ましい例には次のものが含
まれる:4−{[1−(1−ベンゼンスルホニル−ピロ
リジン−3−イル)−5−オキソ−4,4−ビス−ピリ
ジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデ
ン]−アセチル}−ベンゾニトリル;4−{[1−(1
−ベンゼンスルホニル−ピロリジン−3−イルメチル)
−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチ
ル−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベ
ンゾニトリル;及び4−({5−オキソ−4,4−ビス
−ピリジン−4−イルメチル−1−[1−(チオフェン
−2−スルホニル)−ピロリジン−3−イルメチル]−
イミダゾリジン−2−イリデン}−アセチル)−ベンゾ
ニトリル。
【0036】本発明の他の化合物には、Rが1〜3個
のR基で任意に置換されている−(CH(1
α,6α,7α−3−アザ−ビシクロ[4.1.0]ヘ
プト−7−イル)である式Iの化合物が含まれる。この
ような化合物の特定の例には次のものが含まれる:4−
{[1α,6α,7α−1−(3−ベンゼンスルホニル
−3−アザ−ビシクロ[4.1.0]ヘプト−7−イル
メチル)−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−
イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチ
ル}−ベンゾニトリル;及び4−{[1α,6α,7α
−1−(3−ベンゼンスルホニル−3−アザ−ビシクロ
[4.1.0]ヘプト−7−イル)−5−オキソ−4,
4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン
−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリル。
【0037】本発明の他の好ましい化合物はRが−
(CH(4〜10員複素環式)でありそしてR
とRが共に1〜3個のR基で任意に置換されている
イミダゾリル基である化合物である。これらの例には次
のものが含まれる:4−{[1−(1α,5α,6α−
3−ベンゼンスルホニル−3−アザ−ビシクロ[3.
1.0]ヘキス−6−イル)−4,4−ビス−(1H−
イミダゾール−4−イルメチル)−5−オキソ−イミダ
ゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリ
ル;4−({4,4−ビス−(1H−イミダゾール−4
−イルメチル)−1−[1α,5α,6α−3−(4−
メチル−ピペリジン−1−スルホニル)−3−アザ−ビ
シクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル]−5−オキソ
−イミダゾリジン−2−イリデン}−アセチル)−ベン
ゾニトリル;
【0038】4−{[1−[1α,5α,6α−3−
(5−ブロモ−チオフェン−2−スルホニル)−3−ア
ザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル]−4,
4−ビス−(1H−イミダゾール−4−イルメチル)−
5−オキソ−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチ
ル}−ベンゾニトリル;4−{[1−(1α,5α,6
α−3−アザ−3−(tert−ブトキシルカルボニ
ル)−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル)−
4,4−ビス−(3−メチル−3H−イミダゾール−4
−イルメチル)−5−オキソ−イミダゾリジン−2−イ
リデン]−アセチル}−ベンゾニトリル;4−{[1−
(1α,5α,6α−3−アザ−ビシクロ[3.1.
0]ヘキス−6−イル)−4,4−ビス−(3−メチル
−3H−イミダゾール−4−イルメチル)−5−オキソ
−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベン
ゾニトリル;
【0039】4−{[1−(1α,5α,6α−3−ベ
ンゼンスルホニル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]
ヘキス−6−イル)−4,4−ビス−(3−メチル−3
H−イミダゾール−4−イルメチル)−5−オキソ−イ
ミダゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニ
トリル;4−({4,4−ビス−(3−メチル−3H−
イミダゾール−4−イルメチル)−1−[1α,5α,
6α−3−(4−メチル−ピペラジン−1−スルホニ
ル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−
イル]−5−オキソ−イミダゾリジン−2−イリデン}
−アセチル)−ベンゾニトリル;及び4−{[1−(1
α,5α,6α−3−(5−ブロモ−チオフェン−2−
スルホニル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキ
ス−6−イル)−4,4−ビス−(3−メチル−3H−
イミダゾール−4−イルメチル)−5−オキソ−イミダ
ゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリ
ル。
【0040】本発明の他の好ましい化合物には、R
1〜3個のR基で任意に置換されている−(CH
(8α−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン)又
は−(CH(8β−アザ−ビシクロ[3.2.
1]オクタン)である式Iの化合物が含まれる。このよ
うな化合物の好ましい例には次のものが含まれる:3−
{2−[2−(4−シアノ−フェニル)−2−オキソ−
エチリデン]−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−
4−イルメチル−イミダゾリジン−1−イルメチル}−
8α−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カ
ルボン酸tert−ブチルエステル;4−{[1−(8
α−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イルメ
チル)−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イ
ルメチル−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチ
ル}−ベンゾニトリル;
【0041】4−{[1−(8−アセチル−8α−アザ
−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イルメチル)−
5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル
−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベン
ゾニトリル;4−{[1−(8−メタンスルホニル−8
α−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イルメ
チル)−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イ
ルメチル−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチ
ル}−ベンゾニトリル;3−{2−[2−(4−シアノ
−フェニル)−2−オキソ−エチリデン]−5−オキソ
−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾ
リジン−1−イルメチル}−8α−ビシクロ[3.2.
1]オクタン−8−カルボン酸エチルエステル;
【0042】4−{[1−(8−ホルミル−8α−アザ
−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イルメチル)−
5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル
−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベン
ゾニトリル;3−{2−[2−(4−シアノ−フェニ
ル)−2−オキソ−エチリデン]−5−オキソ−4,4
−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−
1−イルメチル}−8α−アザ−ビシクロ[3.2.
1]オクタン−8−カルボン酸メチルエステル;4−
{[1−(8−ベンゼンスルホニル−8α−アザ−ビシ
クロ[3.2.1]オクト−3−イルメチル)−5−オ
キソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミ
ダゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニト
リル;3−{2−[2−(4−シアノ−フェニル)−2
−オキソ−エチリデン]−5−オキソ−4,4−ビス−
ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−1−イル
メチル}−8α−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ
ン−8−スルホン酸ジメチルアミド;
【0043】4−{[1−(8−エタンスルホニル−8
α−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イルメ
チル)−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イ
ルメチル−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチ
ル}−ベンゾニトリル;4−({5−オキソ−1−[8
−(プロパン−1−スルホニル)−8α−アザ−ビシク
ロ[3.2.1]オクト−3−イルメチル]−4,4−
ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2
−イリデン}−アセチル)−ベンゾニトリル;3−{2
−[2−(4−シアノ−フェニル)−2−オキソ−エチ
リデン]−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−
イルメチル−イミダゾリジン−1−イルメチル}−8β
−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボ
ン酸tertブチルエステル;
【0044】4−{[1−(8β−アザ−ビシクロ
[3.2.1]オクト−3−イルメチル)−5−オキソ
−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾ
リジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリ
ル;4−{[1−(8−アセチル−8β−アザ−ビシク
ロ[3.2.1]オクト−3−イルメチル)−5−オキ
ソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダ
ゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリ
ル;4−{[1−(8−メタンスルホニル−8β−アザ
−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イルメチル)−
5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル
−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベン
ゾニトリル;4−{[1−(8−ベンゼンスルホニル−
8β−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル
メチル)−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−
イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチ
ル}−ベンゾニトリル;
【0045】3−{2−[2−(4−シアノ−フェニ
ル)−2−オキソ−エチリデン]−5−オキソ−4,4
−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−
1−イルメチル}−8α−アザ−ビシクロ[3.2.
1]オクタン−8−スルホン酸ジメチルアミド;及び4
−({1−[8−(1−メチル−1H−イミダゾール−
4−スルホニル)−8β−アザ−ビシクロ[3.2.
1]オクト−3−イルメチル]−5−オキソ−4,4−
ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2
−イリデン}−アセチル)−ベンゾニトリル。
【0046】本発明の他の好ましい化合物には、R
が、R基で置換されそして1〜4個のR基で任意
に置換されている−(CH(C〜C10アリー
ル)である式Iの化合物が含まれる。Rが、R基で
置換されそして1〜4個のR基で任意に置換されてい
る−(CH(C〜C10アリール)である好ま
しい化合物には次のものが含まれる:4−{2−[2−
(4−シアノ−フェニル)−2−オキソ−エチリデン]
−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチ
ル−イミダゾリジン−1−イルメチル}−N,N−ジメ
チル−ベンゼンスルホンアミド;
【0047】4−{[1−(3−クロロ−ベンジル)−
5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル
−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベン
ゾニトリル;4−{[1−(3−メトキシ−ベンジル)
−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチ
ル−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベ
ンゾニトリル;4−{[1−(3−フルオロ−ベンジ
ル)−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イル
メチル−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチル}
−ベンゾニトリル;
【0048】4−{[1−(2−クロロ−ベンジル)−
5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル
−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベン
ゾニトリル;4−{[1−(4−メタンスルホニル−ベ
ンジル)−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−
イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチ
ル}−ベンゾニトリル; 及び4−{[1−(2−メト
キシ−ベンジル)−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジ
ン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデン]
−アセチル}−ベンゾニトリル。
【0049】本発明はまた、式
【0050】
【化11】
【0051】(式中、RとRは各々独立して、C
〜C10アルキル、C〜C10アルケニル、C〜C
10アルキニル、−(CH(C〜C10アリー
ル)及び−(CH(4〜10員不飽和複素環式)
(式中、pは0から3までの整数である)からなる群か
ら選択されるか、又はRとRはC〜Cシクロア
ルキル環を形成し、そしてこれらのRとR基はいず
れも1〜3個のR基で任意に置換されており;R
−(CH(1−又は2−アダマンチル)、C
10アルキル、C〜C10アルケニル、 C〜C
10アルキニル、−(CH(C〜C10アリー
ル)、
【0052】
【化12】
【0053】(式中、X、X及びX は各々独立
して、1又は2個の炭素−炭素二重又は三重結合を任意
に含んでいるC〜Cアルキレンであり、Xは単結
合であるか又は1若しくは2個の炭素−炭素二重若しく
は三重結合を任意に含んでいるC〜Cアルキレンで
あり、そして式(Ib)中では、X部分はX部分の
任意の利用可能な炭素でX部分と結合している)、そ
の際上記R基の各々はR基で置換されそして1〜4
個のR基で任意に置換されているか、或いはRは1
〜5個のR基で任意に置換されている−SO
−C(O)R又は−(CH(4〜10員複素環
式)であり;上記R基中のmは独立して0から6まで
の整数であり; そしてRはC〜C10アリール、
4〜10員複素環式又はC〜Cアルキルであり、こ
れらR基の各々は1〜3個のR基で任意に置換され
ており;
【0054】各Rは独立して、ハロ、1〜3個のハロ
で置換されているC〜Cアルキル、ニトロ、シア
ノ、−OR、−C(O)R、−SR、−SO
、−SOH、−S(O)R、−NR、−C
(O)OR、−OC(O)R 、−SONR
、−C(O)NR、−NRC(O)
、−OC(O)NR、−C(O)ONR
、−NRC(O)NR、−NRC(O)O
(C〜Cアルキル)、−C(NR)NR
−C(NCN)NR、−C(NCN)S(C
アルキル又はC〜Cハロアルキル)、−NR
C(NCN)S(C〜Cアルキル又はC〜C
ロアルキル)、−NRC(NCN)NR、−N
SO2(〜C アルキル又はC〜Cハロア
ルキル)、−NRC(O)C(O)R、−NR
(O)C(O)NR、−P(O)(OR
び−(CH q(4〜10員複素環式)(qは0から
3までの整数である)から選択され、そして上記R
のアルキル及び複素環式部分は1〜3個のR10基で任
意に置換されており;
【0055】各Rは独立して、1〜3個のR10基で
任意に置換されているR、C〜Cアルキル、C
〜C10アルケニル、C〜C10アルキニル及び−
(CH (C〜C10アリール)(tは0から3
までの整数である)から選択され;各Rは独立して、
水素又は1〜3個のハロで任意に置換されているC
アルキルであり;各Rは独立してR又は−OR
であり;各Rは独立して、水素、C〜Cアルキ
ル、−(CHq(C〜C アリール)及び−
(CH(4〜10員複素環式)から選択され、こ
れらのR基は水素である場合を除いて、1〜3個のR
10基で任意に置換されており、そして各qは独立して
0から3までの整数であり; そして
【0056】各R10は独立して、ハロ、ニトロ、シア
ノ、C〜Cアルキル、C〜C ハロアルキル、C
〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、−C
(O)O(C〜Cアルキル)及びC〜C10アリ
ールから選択される;但し、RとRが共に同時にC
〜C10アルキルであることはない)、の化合物も提
供する。式VIIIの化合物は式Iの化合物を製造する
ための中間体として有用である。
【0057】本発明はまた、式
【0058】
【化13】
【0059】(式中、RとRは各々独立して、C
〜C10アルキル、C〜C10アルケニル、C〜C
10アルキニル、−(CH(C〜C10アリー
ル)及び−(CH(4〜10員不飽和複素環式)
(式中、pは0から3までの整数である)からなる群か
ら選択されるか、又はRとRはC〜Cシクロア
ルキル環を形成し、そしてこれらのRとR基はいず
れも1〜3個のR基で任意に置換されており;mは0
から6までの整数であり;
【0060】
【化14】
【0061】は更に1から4個までのR基で任意に置
換されている4〜10員の飽和アザ複素環式基であり;
そしてRはC〜C10アリール、4〜10員複素環
式又はC〜Cアルキルであり、これらR基の各々
は1〜3個のR基で任意に置換されており;各R
独立して、1〜3個のR10基で任意に置換されている
、C〜Cアルキル、C〜C10アルケニル、
〜C10アルキニル及び−(CH (C〜C
10アリール)(tは0から3までの整数である)から
選択され;
【0062】各Rは独立して、ハロ、1〜3個のハロ
で置換されているC〜Cアルキル、ニトロ、シア
ノ、−OR、−C(O)R、−SR、−SO
、−SOH、−S(O)R、−NR、−C
(O)OR、−OC(O)R 、−SONR
、−C(O)NR、−NRC(O)
、−OC(O)NR、−C(O)ONR
、−NRC(O)NR、−NRC(O)O
(C〜Cアルキル)、−C(NR)NR
−C(NCN)NR、−C(NCN)S(C
アルキル又はC〜Cハロアルキル)、−NR
C(NCN)S(C〜Cアルキル又はC〜C
ロアルキル)、−NRC(NCN)NR、−N
SO2(〜C アルキル又はC〜Cハロア
ルキル)、−NRC(O)C(O)R、−NR
(O)C(O)NR、−P(O)(OR
び−(CH q(4〜10員複素環式)(qは0から
3までの整数である)から選択され、そして上記R
のアルキル及び複素環式部分は1〜3個のR10基で任
意に置換されており;
【0063】各Rは独立して、水素又は1〜3個のハ
ロで任意に置換されているC〜C アルキルであり;
各Rは独立してR又は−ORであり;各Rは独
立して、水素、C〜Cアルキル、−(CH
q(C〜C アリール)及び−(CH(4〜
10員複素環式)から選択され、これらのR基は水素
である場合を除いて、1〜3個のR10基で任意に置換
されており、そして各qは独立して0から3までの整数
であり;そして各R10は独立して、ハロ、ニトロ、シ
アノ、C〜Cアルキル、C〜C ハロアルキル、
〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、−
C(O)O(C〜Cアルキル)及びC〜C10
リールから選択される;但し、RとRが共に同時に
〜C10アルキルであることはない)、の化合物も
提供する。
【0064】式XIVの化合物は式Iの化合物を製造す
るための中間体として有用である。本発明はまた、式
【0065】
【化15】
【0066】(式中、RとRは各々独立して、C
〜C10アルキル、C〜C10アルケニル、C〜C
10アルキニル、−(CH(C〜C10アリー
ル)及び−(CH(4〜10員不飽和複素環式)
(式中、pは0から3までの整数である)からなる群か
ら選択されるか、又はRとRはC〜Cシクロア
ルキル環を形成し、そしてこれらのRとR基はいず
れも1〜3個のR基で任意に置換されており;
【0067】
【化16】
【0068】は4〜10員の飽和アザ複素環式基であ
り;mは0から6までの整数であり;そしてRはC
〜C10アリール、4〜10員複素環式又はC〜C
アルキルであり、これらR基の各々は1〜3個のR
基で任意に置換されており;各Rは独立して、1〜3
個のR10基で任意に置換されているR、C〜C
アルキル、C〜C10アルケニル、C〜C10アル
キニル及び−(CH (C〜C10アリール)
(tは0から3までの整数である)から選択され;
【0069】各Rは独立して、ハロ、1〜3個のハロ
で置換されているC〜Cアルキル、ニトロ、シア
ノ、−OR、−C(O)R、−SR、−SO
、−SOH、−S(O)R、−NR、−C
(O)OR、−OC(O)R 、−SONR
、−C(O)NR、−NRC(O)
、−OC(O)NR、−C(O)ONR
、−NRC(O)NR、−NRC(O)O
(C〜Cアルキル)、−C(NR)NR
−C(NCN)NR、−C(NCN)S(C
アルキル又はC〜Cハロアルキル)、−NR
C(NCN)S(C〜Cアルキル又はC〜C
ロアルキル)、−NRC(NCN)NR、−N
SO2(〜C アルキル又はC〜Cハロア
ルキル)、−NRC(O)C(O)R、−NR
(O)C(O)NR、−P(O)(OR
び−(CH q(4〜10員複素環式)(qは0から
3までの整数である)から選択され、そして上記R
のアルキル及び複素環式部分は1〜3個のR10基で任
意に置換されており;
【0070】各Rは独立して、水素又は1〜3個のハ
ロで任意に置換されているC〜C アルキルであり;
各Rは独立してR又は−ORであり;各Rは独
立して、水素、C〜Cアルキル、−(CH
q(C〜C アリール)及び−(CH(4〜
10員複素環式)から選択され、これらのR基は水素
である場合を除いて、1〜3個のR10基で任意に置換
されており、そして各qは独立して0から3までの整数
であり;そして各R10は独立して、ハロ、ニトロ、シ
アノ、C〜Cアルキル、C〜C ハロアルキル、
〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、−
C(O)O(C〜Cアルキル)及びC〜C10
リールから選択される;但し、RとRが共に同時に
〜C10アルキルであることはない)、の化合物も
提供する。
【0071】式Icの化合物は式Iの化合物の小さな組
である。ファルネシルプロテイントランスフェラーゼ活
性阻害において本明細書に記載された用途に加えて、式
Icの化合物は式Iに包含される更なる化合物を合成す
るための中間体としても有用である。
【0072】本発明はまた、ヒトを含む哺乳類の異常細
胞増殖を阻害する方法にも関しており、この方法は上記
で定義した式Iの化合物又はその製薬的に許容可能な塩
の、ファルネシルプロテイントランスフェラーゼを阻害
するのに有効な量を上記哺乳類に投与することを含んで
いる。本発明はまた、ヒトを含む哺乳類の異常細胞増殖
を阻害する方法にも関しており、この方法は上記で定義
した式Iの化合物又はその製薬的に許容可能な塩の、異
常細胞増殖を阻害するのに有効な量を上記哺乳類に投与
することを含んでいる。
【0073】本発明はまた、ヒトを含む哺乳類の異常細
胞増殖を阻害するための製薬組成物にも関しており、こ
の組成物は上記で定義した式Iの化合物又はその製薬的
に許容可能な塩の、ファルネシルプロテイントランスフ
ェラーゼを阻害するのに有効な量及び製薬的に許容可能
な坦体を含んでいる。本発明はまた、ヒトを含む哺乳類
の異常細胞増殖を阻害するための製薬組成物にも関して
おり、この組成物は上記で定義した式Iの化合物又はそ
の製薬的に許容可能な塩の、異常細胞増殖を阻害するの
に有効な量及び製薬的に許容可能な坦体を含んでいる。
【0074】本発明はまた哺乳類の異常細胞増殖を阻害
するための方法も提供し、この方法は式Iによる化合物
の或る量並びに有糸***インヒビター、アルキル化剤、
代謝拮抗剤、挿入性抗生物質、増殖因子インヒビター、
細胞周期インヒビター、酵素、トポイソメラーゼインヒ
ビター、生物学的応答モディファイヤー及びホルモン拮
抗剤からなる群から選択される抗腫瘍剤の或る量を上記
哺乳類に投与することを含んでおり、そしてその際上記
抗腫瘍剤の量は式Iの化合物の量と組み合わせたとき上
記哺乳類の異常細胞増殖を阻害するのに有効なものであ
る。本発明は更に哺乳類の異常細胞増殖を阻害するため
の製薬組成物を提供し、この組成物は式Iの化合物の或
る量;有糸***インヒビター、アルキル化剤、代謝拮抗
剤、挿入性抗生物質、増殖因子インヒビター、細胞周期
インヒビター、酵素、トポイソメラーゼインヒビター、
生物学的応答モディファイヤー及びホルモン拮抗剤から
なる群から選択される抗腫瘍剤の或る量;及び製薬的に
許容可能な坦体を含んでおり、その際上記抗腫瘍剤の量
は式Iの化合物の量と組み合わせたとき哺乳類の異常細
胞増殖を阻害するのに有効なものである。
【0075】本明細書で使用するとき、句「異常細胞増
殖」とは、他に指示されない限り、正常な調節メカニズ
ムに支配されない(例えば、接触阻止の喪失)細胞増殖
を言う。これには、(1)活性化されたRas癌遺伝子
を発現する腫瘍細胞(腫瘍);(2)別の遺伝子の癌発
生突然変異の結果としてRasタンパク質が活性化され
ている腫瘍細胞;及び(3)異常なRas活性化が生起
している他の増殖性疾患の良性及び悪性細胞の異常な増
殖が含まれる。「異常細胞増殖」には更に、ファルネシ
ルプロテイントランスフェラーゼ活性によって引き起こ
される非調節的な細胞増殖も含まれる。良性の増殖性疾
患の例には乾癬、良性の前立腺肥大及び再発狭窄症が含
まれるが、これらに限定されない。
【0076】本明細書で使用するとき、用語「ハロ」
は、他に指示されない限り、フルオロ、クロロ、ブロモ
又はヨ−ドを意味する。好ましいハロ基はフルオロ、ク
ロロ及びブロモである。本明細書で使用するとき、用語
「アルキル」は、他に指示されない限り、直鎖、環状及
び分枝鎖の1価炭化水素基を意味する。例えば、C
アルキルにはn−ブチル基及びtert−ブチル基
が含まれるが、これらに限定されない。環状部分である
ためには少なくとも3個の炭素原子が上記アルキル基中
に存在していなければならないことが分かる。
【0077】本明細書で使用するとき、「用語」アルケ
ニルは、他に指示されない限り、少なくとも1個の炭素
−炭素二重結合を含んでいる直鎖及び分枝鎖の1価炭化
水素基を意味する。炭素−炭素二重結合であるためには
それぞれこの部分に少なくとも2個の炭素原子が存在し
ていなければならないことが分かる。本明細書で使用す
るとき、用語「アルキニル」は、他に指示されない限
り、少なくとも1個の炭素−炭素三重結合を含んでいる
直鎖及び分枝鎖の1価炭化水素基を意味する。炭素−炭
素三重結合であるためにはこの部分に少なくとも2個の
炭素原子が存在していなければならないことが分かる。
【0078】本明細書で使用するとき、用語「シクロア
ルキル」には、他に指示されない限り、飽和環状アルキ
ル基並びに1個又はそれより多くの不飽和点、即ち1個
又はそれより多くの炭素−炭素二重結合を含んでいる環
状アルキル基が含まれる。本明細書で使用するとき、用
語「アルキレン」は、他に指示されない限り、直鎖又は
分枝鎖の価の炭化水素基を意味する。本明細書で使用す
るとき、用語「ハロアルキル」は、他に指示されない限
り、1個又はそれより多くの炭素原子上で1個又はそれ
より多くのハロ基で置換されているアルキル基を意味
し、その際「アルキル」は上記で定義したとおりであ
る。好ましくは、ハロアルキルは1〜3個のハロ基を含
んでおり、例えばトリフルオロメチル若しくはトリクロ
ロメチル基を含んでいる炭化水素又はモノハロ置換炭化
水素である。
【0079】本明細書で使用するとき、用語「アルコキ
シ」は、他に指示されない限り、−O−アルキル基を意
味し、その際「アルキル」は上記で定義したとおりであ
る。本明細書で使用するとき、「ハロアルコキシ」は、
他に指示されない限り、−O−ハロアルキル基を意味
し、その際「ハロアルキル」は上記で定義したとおりで
ある。本明細書で使用するとき、用語「アリール」は、
他に指示されない限り、芳香族炭化水素から1個の水素
を除去することによって誘導される有機基、例えばフェ
ニル、ナフチル及びフルオレンを意味する。
【0080】本明細書で使用するとき、用語「複素環
式」は、他に指示されない限り、それぞれO、S及びN
から選択される1個又はそれより多くのヘテロ原子を含
有する芳香族及び非芳香族複素環式基(飽和複素環式基
を含む)を意味し、その際複素環式基の各環は4〜10
個の原子を有している。非芳香族複素環式基は4個の原
子しか有していない環を含むことができるが、芳香族複
素環式環は少なくとも5個の原子を有していなければな
らない。本発明の複素環式基は、他に指示されない限
り、1個の環又はそれより多くの環を含有していること
ができる。即ち、本発明の複素環式基は単環式又は多環
式、例えば二環式であることができる(これらは非芳香
族及び/又は芳香族環であることができる)。好ましく
は、本発明の二環式複素環式基は環システム内に6〜9
個のメンバーを含有している。本発明の単環式複素環式
基は、好ましくは5又は6個のメンバーを含有してい
る。二環式複素環の例には非芳香族アザビシクロヘキサ
ン、アザビシクロヘプタン及びアザビシクロオクタン基
が含まれるが、これらに限定されない。芳香族多環式複
素環式基にはベンゾ融合環システムが含まれる。本発明
の複素環式基にはまた、1個又はそれより多くのオキソ
部分で置換された環システムも含まれる。4員複素環式
基の1つの例は(アゼチジンから誘導される)アゼチジ
ニルである。5員複素環式基の1つの例はチアゾリルで
あり、そして10員複素環式基の1つの例はキノリニル
である。非芳香族複素環式基の例はピロリジニル、テト
ラヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、テトラヒド
ロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、ピペリジノ、
モルホリノ、チオモルホリノ、チオキサニル、ピペラジ
ニル、アゼチジニル、ピペリジニル、1,2,3,6−
テトラヒドロピリジニル、ピロリニル、インドリニル、
2H−ピラニル、4H−ピラニル、ジオキサニル、1,
3−ジオキソラニル、ピラゾリニル、ジヒドロピラニ
ル、ジヒドロチエニル、ジヒドロフラニル、ピラゾリジ
ニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、3−アザビ
シクロ[3.1.0]ヘキサニル、3−アザビシクロ
[4.1.0]ヘプタニル、3H−インドリル及びキノ
リジニルである。芳香族複素環式基の例は、ピリジニ
ル、イミダゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、トリア
ゾリル、ピラジニル、テトラゾリル、フリル、チエニ
ル、イソキサゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソ
チアゾリル、ピロリル、キノリニル、イソキノリニル、
インドリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾフラニル、シ
ンノリニル、インダゾリル、インドリジニル、フタラジ
ニル、ピリダジニル、トリアジニル、イソインドリル、
プリニル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、フラザ
ニル、ベンゾフラザニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾ
チアゾリル、ベンゾキサゾリル、キナゾリニル、キノキ
サリニル、ナフチリジニル及びフロピリジニルである。
上記で示した化合物から誘導される上記基は、可能な場
合、C−結合又はN−結合していることができる。例え
ば、ピロールから誘導される基はピロール−1−イル
(N−結合)又はピロール−3−イル−(C−結合)で
あることができる。
【0081】本発明で使用するとき、用語「アザ環
式」、「アザ環式基」、「アザ二環式」等は、他に指示
されない限り、少なくとも1個の環メンバーが窒素であ
る上記で定義した複素環式基を意味する。アザ環式基の
例には1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イ
ルアミン、1,8−オクタラクタム、N−アミノ−アザ
ビシクロ[3.3.0]オクタン、パーヒドロインドー
ル、アザシクロヘプタン、3−アザビシクロ[3.2.
2]ノナン、3−アミノ−2−オキソヘキサメチレン−
イミン、アザシクロオクタン、3−アザビシクロ[3.
2.2]ヘキサン、8−アザビシクロ[3.1.0]オ
クタン及び3−アザビシクロ[4.1.0]ヘプタンか
ら得られ得る基が含まれるが、これらに限定されない。
【0082】本発明で使用するとき、用語「治療する」
は、他に指示されない限り、このような用語が適用され
る疾患若しくは状態又はこのような疾患若しくは状態の
1つ若しくはそれより多くの症状を回復させるか、緩和
するか、これらの進行を阻止するか又は予防することを
意味する。本明細書で使用するとき、用語「治療」と
は、他に指示されない限り、治療する行為を言い、その
際「治療する」とは直前で定義したとおりである。本明
細書で使用するとき、用語「製薬的に許容可能な塩(単
数又は複数)」には、他に指示されない限り、式Iの化
合物中に存在することができる酸性又は塩基性基の塩が
含まれる。例えば、製薬的に許容可能な塩にはカルボン
酸基のナトリウム、カルシウム及びカリウム塩及びアミ
ノ基の塩酸塩が含まれる。アミノ基の製薬的に許容可能
な他の塩は臭化水素酸塩、硫酸塩、硫酸水素酸塩、リン
酸塩、リン酸水素酸塩、リン酸二水素酸塩、酢酸塩、コ
ハク酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、乳酸塩、マンデル酸
塩、メタンスルホン酸塩(メシレート)及びp−トルエ
ンスルホン酸塩(トシレート)である。このような塩の
調製は以下に記載する。
【0083】式Iの或る化合物は非対称中心を有してい
ることがあるので、異なるエナンチオマ−体で存在する
ことができる。式Iの化合物の光学異性体及び立体異性
体並びにこれらの混合物は全て本発明の範囲内にあると
考えられる。式Iの化合物に関して、本発明にはこれら
化合物のラセミ体、1つ又はそれより多くのエナンチオ
マー体、1つ又はそれより多くのジアステレオマー体或
いはこれらの混合物を使用することが含まれる。式Iの
化合物はまた互変異性体として存在することもある。本
発明はこのような全ての互変異性体及びこれらの混合物
の使用に関する。
【0084】主題発明にはまた同位元素標識化合物も含
まれ、そしてこれら化合物は、1個又はそれより多くの
原子が天然に通常存在している原子質量又は質量数と異
なる原子質量又は質量数を有する原子で置換されている
という事実を除いて、式Iに記載した化合物と同一であ
る。本発明の化合物中に取り込まれ得る同位元素の例に
は、水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素及び塩素の
同位元素、例えばそれぞれ、H、H、13C、14
C、15N、18O、17O、31P、32P、
35S、18F及び36Clが含まれる。上記した同位
元素及び/又は他の原子の他の同位元素を含有する本発
明の化合物及びこれら化合物の製薬的に許容可能な塩は
本発明の範囲内である。本発明の或る種の同位元素標識
化合物、例えば、H及び14Cのような放射性同位元
素を取り込んでいる化合物は医薬品及び/又は基質組織
分布アッセイに有用である。三重水素、即ちHや炭素
−14、即ち14Cの同位元素は、これらの調製が容易
であり且つ検出可能であるため、特に好ましい。更に、
重水素、即ちHのようなより重い同位元素で置換する
と、代謝安定性がより大きいことから或る種の治療的利
点、例えばインビボ半減期を増大又は必要な投与量を低
下させることができるので、或る環境下では好ましい。
本発明の式Iの同位元素標識化合物は一般的には、非同
位元素標識試薬を容易に入手できる同位元素標識試薬に
取り替えて、以下のスキーム及び/又は実施例中に開示
した方法を実施することによって、製造することができ
る。上記で定義した異常細胞増殖を患っている患者は、
本発明の方法に従って式Iの化合物で治療することがで
きる。
【0085】本発明の方法に従って、上記で定義した式
Iの化合物又はそれらの製薬的に許容可能な塩で治療す
ることができる患者には、例えば、肺癌、骨癌、膵臓
癌、皮膚癌、頭頚部癌、皮膚若しくは眼内メラノーマ、
子宮癌、卵巣癌、直腸癌、肛門部癌、胃癌、結腸癌、乳
癌、婦人科腫瘍(例えば、子宮肉腫、卵管癌、子宮内膜
癌、子宮頚癌、膣癌又は外陰部癌)、ホジキン病、食道
癌、小腸癌、内分泌系癌(例えば、甲状腺、傍甲状腺又
は副腎の癌)、柔組織肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺
癌、慢性若しくは急性白血病、子供の充実性腫瘍、リン
パ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓若しくは尿管の癌(例え
ば、腎細胞癌、腎盂癌)又は中枢神経系の新生物(例え
ば、原発性CNSリンパ腫、脊髄軸腫瘍、脳幹グリオー
ム又は下垂体アデノーム)を有していると診断されてい
る患者が含まれる。本発明の方法に従って式Iの化合物
又はこのような化合物の製薬的に許容可能な塩で治療で
きる患者の他の例には、乾癬、良性の前立腺肥大又は再
発狭窄症のような良性の増殖性疾患を患っている患者が
含まれる。
【0086】
【発明の実施の形態】発明の詳細な説明 式Iの化合物は以下に記載したようにして製造される。
以下の反応スキーム及び考察においては、R、R
、R、R及び「m」は上記で定義したとおりで
ある。以下のスキーム中の記号「Me」はメチル基を表
す。 スキーム1
【0087】
【化17】
【0088】
【化18】
【0089】スキーム1は式Iの化合物の合成を説明す
る。工程1では、式IIのエステルをテトラヒドロフラ
ン(THF)中約−70℃の温度でカリウムビス(トリ
メチルシリル)アミドと反応させる。この反応混合物を
約30分間攪拌し、次いで、式R−X(式中、R
上基で定義したとおりでありそしてXは適当な脱離基、
例えば塩素又は臭素である)の化合物を上記反応混合物
に添加し、そしてこれをその後周囲温度(20〜25
℃)まで加温する。これによって式IIIの化合物が得
られ、そしてこの化合物は単離するか又はインシトゥで
反応させて式IVの化合物を形成することができる。工
程2では、R置換基(式中、Rは上記で定義したと
おりである)を式IIIの化合物に加え、R−XをR
−Xで代替する以外は工程1の方法に従って式IVの
化合物を得る。
【0090】工程3では、式Vの中間体は、エチルエー
テル、THF又はアセトニトリル、好ましくはTHFの
ような有機コソルベント中約−5℃から35℃まで、好
ましくは約0℃から周囲温度までの範囲の温度で式IV
の化合物を酸、好ましくは塩酸、硝酸又は硫酸のような
鉱酸と反応させることによって形成される。工程4及び
5は、単一の工程又は別々の工程として実施することが
できる。一般的に、式VIIのイミダゾリジン中間体は
式Vの中間体を式R−NCS(式中、Rは上記で定
義したとおりである)の化合物と反応させることによっ
て形成される。R−NCSは、塩化メチレン(CH
Cl)のような溶媒中でR −NHをチオホスゲン又
は1,1−チオカルボニルジイミダゾール(ImCSI
m)と反応させ、そしてこの反応混合物を約12時間攪
拌することによって合成することができる。この過程で
は、式Vの中間体とR−NCSはメタノール又はエタ
ノール、好ましくはエタノールのようなプロトン性溶媒
中概ね周囲温度から78℃までの範囲の温度、好ましく
は溶媒の概ね還流温度で反応させる。この反応は好まし
くは約12〜24時間実施されるが、この期間は添加さ
れるR置換基に依存して、より長くか又はより短くす
ることができる。Rが1−又は2−アダマンチルであ
るとき、大過剰の反応剤R−NCSを使用しそして約
2日間〜1週間の期間反応を進行させることが好まし
い。式VIIの中間体の形成前に式VIの中間体を単離
する場合には、上記反応混合物に触媒量のシアン化カリ
ウムを添加して式VIIの中間体の形成を触媒させる。
【0091】工程6では、式VIIの中間体を式R
C(O)CH−X(式中、Rは上記で定義したとお
りでありそしてXは脱離基、例えば塩素又は臭素であ
る)の化合物と反応させて式VIIIの中間体が得られ
る。この過程では、式VIIの中間体は、極性の非プロ
トン性溶媒、例えばTHF、エチルエーテル、ジメトキ
シエタン(DME)又はジメチルホルムアミド(DM
F)、好ましくはTHF中約−78℃から35℃までの
範囲の温度、好ましくは約0℃で強塩基、例えば水素化
ナトリウム、カリウムtert−ブトキシド又はカリウ
ムビス(トリメチルシリル)アミド、好ましくはカリウ
ムビス(トリメチルシリル)アミドと反応させる。この
反応混合物を約30分間攪拌し、次いで式R−C
(O)CH−Xの化合物を反応混合物に加え、そして
その後この混合物を周囲温度に加温する。或いは、式V
IIの中間体を酸スカベンジャ−、例えば炭酸塩又は有
機第三アミン、好ましくは炭酸カリウムの存在下、極性
溶媒、例えばTHF、DMF、アセトニトリル又はアセ
トン、好ましくはアセトン中で式R−C(O)CH
−Xの化合物と反応させる。反応温度は約−78℃から
140℃の間、好ましくは約0℃から周囲温度の間で維
持して式VIIIの中間体を得る。
【0092】工程7では、式Iの化合物は式VIIIの
中間体をトルエン、ピリジン又はベンゼン、好ましくは
トルエン又はピリジンのような溶媒中約25℃から12
0℃までの範囲の温度、好ましくは約100℃でチオフ
ィル、例えばトリフェニルホスフィン、トリブチルホス
フィン又はトリメチルホスファイト、好ましくはトリフ
ェニルホスフィンで処理することによって形成される。
スキーム1の方法で使用される出発物質は文献中で既知
であるか又は市販で入手可能である。
【0093】以下のスキーム2及び3は、Rが、1〜
5個のR基で任意に置換されている−(CH
(4〜10員複素環式)であるか又はこの複素環式が
上記で定義したアザ環式基である(その際、アザ環式基
のヘテロ窒素は全ての隣接原子と単結合で結合してお
り、そして置換されていないか又はR基で置換されて
いる)本発明の化合物の製造を説明するものである: スキーム2
【0094】
【化19】
【0095】スキーム3
【0096】
【化20】
【0097】スキーム2及び3は基本的にはスキーム1
の変法である。スキーム2及び3では、
【0098】
【化21】
【0099】は上記したような4〜10員アザ複素環式
基を表し、式中、Nは隣接する全ての原子と単結合で結
合しており、そしてRは上記したとおりである。記号
「BOC」はt−ブチロキシカルボニル基を表す。スキ
ーム2の工程2Aでは、R−SCN(式X)は塩化メ
チレンのような溶媒中でR−NH2(式IX)をチオ
ホスゲン1,1−チオカルボニルジイミダゾールと反応
させ、そしてこの反応混合物を約12時間攪拌すること
によって製造される。
【0100】工程2Bはスキーム1の工程4及び5に相
当する。式XIの出発物質はスキーム1の工程1から3
までに従って合成することができる。出発物質式XIは
プロトン性溶媒、例えばメタノール又はエタノール、好
ましくはエタノール中概ね周囲温度から約78℃までの
範囲の温度、好ましくは溶媒の概ね還流温度で式Xの中
間体と反応させる。工程2Cはスキーム1の工程6に相
当する。式XIIの中間体は極性の非プロトン性溶媒
中、約−78℃から約35℃までの温度で強塩基と反応
させ、そして約30分間攪拌する。次いで、式XIII
(式中、Xは塩素又は臭素のような離脱基である)の化
合物を添加しそして反応混合物を周囲温度に加温する。
或いは、式XIIの中間体を酸スカベンジャ−の存在
下、極性溶媒中で反応温度を約−78℃から約140℃
の間に維持して式XIIIの化合物と反応させる。工程
2Dはスキーム1の工程7に相当する。式XIVの中間
体をトルエン又はベンゼンのような溶媒中、約25℃か
ら約120℃までの範囲の温度でチオフィル、例えばト
リフェニルホスフィン、トリブチルホスフィン又はトリ
メチルホスファイトで処理すると、式Iaの本発明の化
合物が形成される。
【0101】スキーム3の工程3Aはスキーム2の工程
2Aと同一である。工程3B、3C及び3Dはそれぞれ
スキーム2の工程2B、2C及び2Dと同一である。工
程2Dによって本発明の式Ibの化合物が形成される。
工程3Eでは、式Ibの化合物のt−ブチロキシカルボ
ニル基は、塩化メチレンのような溶媒中の式Ibの化合
物にTFA(トリフルオロ酢酸)を添加することによっ
て除去され、その結果本発明の式Icの化合物が形成さ
れる。工程3Fでは、式Icの化合物のR基のヘテロ
窒素は当該技術分野で既知の方法によってR基で置換
され、本発明の式1aの化合物が得られる。1つの過程
で、式Icの化合物は酸スカベンジャ−、例えば重炭酸
ナトリウムのような炭酸塩又はジメチルアミノピリジン
のような有機第三アミンの存在下、THF又は塩化メチ
レンのような極性溶媒中で化合物R−X(式中、Xは
塩素又は臭素のような脱離基でありそしてRは上記し
たとおりである)と反応させる。反応温度は約−78℃
から140℃の間、好ましくは約0℃から周囲温度の間
で維持する。
【0102】天然では塩基である式Iの化合物は種々の
無機及び有機酸と広範囲で多様な種々の塩を形成するこ
とができる。このような塩は動物に投与するために製薬
的に許容可能でなければならないが、先ず、式Iの化合
物を製薬的に許容されない塩として反応混合物から単離
し、そしてその後この塩をアルカリ試薬で処理して遊離
塩基に単純に変換し、そしてこれに続いてこの遊離塩基
を製薬的に許容可能な酸付加塩に変換することが実務上
ではしばしば望ましい。本発明の塩基化合物の酸付加塩
は、水性溶媒媒体中又は適当な有機溶媒、例えばメタノ
ール若しくはエタノール中で上記塩基化合物を実質的に
当量の選択された鉱酸又は有機酸で処理して容易に製造
される。溶媒を留去すると所望の固形塩が容易に得られ
る。所望の酸付加塩はまた、遊離塩基の有機溶媒溶液に
適当な鉱酸又は有機酸を添加することによって有機溶液
から沈殿させることもできる。式Iの化合物の陽イオン
塩も、例えばRがカルボキシである場合、カルボキシ
基と適当な陽イオン塩試薬、例えばナトリウム、カリウ
ム、カルシウム、マグネシウム、アンモニウム、N,
N’−ジベンジルエチレンジアミン、N−メチルグルカ
ミン(メグルミン)、エタノールアミン、トロメタミン
又はジエタノールアミンとの反応によることを除いて、
同様にして製造される。
【0103】式Iの化合物とそれらの製薬的に許容可能
な塩(以下、集合的に「治療用化合物」と称する)は経
口的、経皮的(例えば、パッチを使用して)、非経口的
又は局所的に投与することができる。経口投与が好まし
い。一般的に、式Iの化合物及びそれらの製薬的に許容
可能な塩は最も望ましくは、1日当たり約1.0mgか
ら約1000mgまで、好ましくは1日当たり約1から
約500mgまでの範囲の投与量を単回又は分割(即
ち、多数回)投与量で投与される。式Iの化合物及びそ
れらの製薬的に許容可能な塩は通常、1日当たり体重1
kg当たり約0.01から約10mgまでの範囲の1日
投与量を単回又は分割投与量で投与されよう。治療を受
ける者の体重及び状態並びに選択される特定の投与経路
に依存して、改変することができる。場合によっては、
上記した範囲の下限未満の投与量値が一層適切なことが
あり、一方他の場合には、より多い投与量でも有害な副
作用を引き起こすことなく使用することができる。より
多い投与量は1日全体で投与するために好ましくは幾つ
かの小投与量に分割される。
【0104】式Iの化合物はまた、或る量の抗腫瘍剤と
組み合わせて投与することもでき、その場合には上記抗
腫瘍剤の量は、式Iの化合物の量と組み合わせたとき、
哺乳類の異常細胞増殖を阻害するのに有効な量である。
本発明で有用な抗腫瘍剤の量は当該技術分野の通常の技
倆を有する者が決定することができる。例えば、特定の
抗腫瘍剤の量は当該抗腫瘍剤で有用であることが既に知
られている量に基づいていることができる。この量は、
式Iの化合物と組み合わせそして既知の技術を使用して
実験動物における異常細胞増殖の阻害について試験した
後に調整する、例えば減少させることができる。抗腫瘍
剤は当該技術分野で知られており、そしてこれらの例と
しては有糸***インヒビター、アルキル化剤、代謝拮抗
剤、挿入性抗生物質、増殖因子インヒビター、細胞周期
インヒビター、酵素、トポイソメラーゼインヒビター、
生物学的応答モディファイヤー及びホルモン拮抗剤が含
まれる。
【0105】本発明の治療用化合物は単独で又は製薬的
に許容可能な坦体若しくは希釈剤と組み合わせて上記で
示した2つの経路のどちらかによって投与することがで
き、そしてこのような投与は単回又は多数回投与量で実
施することができる。更に詳細には、本発明の新規な治
療用化合物は広範囲で多様な種々の投与形態で投与する
ことができる。即ち、これら化合物は錠剤、カプセル、
ドロップ、トローチ、硬キャンデー、散剤、スプレー、
クリーム、膏薬、坐剤、ゼリー、ゲル、ペースト、ロー
ション、軟膏、エリキシル剤、シロップ等の形態で種々
の製薬的に許容可能な不活性坦体と組み合わせることが
できる。このような坦体には固形希釈剤又は充填剤、無
菌の水性媒体及び種々の非毒性有機溶媒等が含まれる。
更に、経口製薬組成物は適当に甘味付け及び/又は風味
付けをすることができる。経口投与用には、微細結晶性
セルロース、クエン酸ナトリウム、炭酸カルシウム、リ
ン酸二カルシウム及びグリシンのような種々の賦形剤を
含有する錠剤は、ポリビニルピロリドン、スクロース、
ゼラチン及びアカシヤのような造粒結合剤に加えて、殿
粉(そして好ましくは、トウモロコシ、ジャガイモ又は
ダピオカ殿粉)、アルギン酸及び或る種の錯体ケイ酸塩
のような種々の崩壊剤と一緒に使用することができる。
加えて、ステアリン酸マグネシウム、ラウリル硫酸ナト
リウム及びタルクのような滑沢剤は錠剤形成目的にしば
しば有用である。同様なタイプの固形組成物もゼラチン
カプセル中の充填剤として使用することができる;この
点に関して好ましい材料にはラクトース又は乳糖並びに
高分子量ポリエチレングリコールも含まれる。経口投与
用に水性懸濁物及び/又はエリキシル剤が所望されると
き、活性成分は水、エタノール、プロピレングリコー
ル、グリセリン及びこれらの種々の同様な組合せ物と一
緒に、種々の甘味剤若しくは香味剤、着色物質又は染
料、そして所望の場合、乳化剤及び/又は懸濁化剤も同
様に組み合わせることができる。
【0106】非経口投与用には、治療用化合物のゴマ油
若しくはピーナッツ油中か又は水性プロピレングリコー
ル中のどちらかの溶液を使用することができる。必要な
場合、上記水性溶液は適当に緩衝化し、そして液体希釈
剤は先ず等張にしなければならない。これらの水性溶液
は静脈内注射目的に適している。油状溶液は動脈内、筋
肉内及び皮下注射目的に適している。無菌条件下でのこ
れら全ての溶液の調製は、当該技術分野の熟練者によく
知られている標準的な製薬技術によって容易に達成され
る。更に、本発明の治療用化合物は局所的に投与するこ
ともでき、そしてこの局所投与は好ましくは、標準的な
製薬実務によるクリーム、ゼリー、ゲル、ペースト、軟
膏等によって行うことができる。
【0107】本発明の治療用化合物はまた、ヒト以外の
哺乳類に投与することもできる。哺乳類に投与される投
与量は治療を受ける動物種や疾病又は疾患に依存するで
あろう。本発明の治療用化合物はカプセル、ボーラス、
錠剤又は液体飲薬の形態で動物に投与することができ
る。本発明の治療用化合物はまた、注射によってか又は
移植片として動物に投与することもできる。このような
製剤は標準的な獣医学実務に従って慣用の態様で調製さ
れる。代替法として、本発明の治療用化合物は動物飼料
と共に投与することができ、そしてこの目的では通常の
動物飼料と混合するために濃厚な飼料添加物又は前混合
物を製造することができる。式Iの化合物はRasファ
ルネシル化インヒビターとしての活性を示し、そしてヒ
トを含む哺乳類における癌の治療及び異常細胞増殖の阻
害に有用である。Rasファルネシル化インヒビターと
しての式Iの化合物の活性は、対照と比較して、これら
化合物がインビトロでRasファルネシルトランスフェ
ラーゼを阻害する能力によって決定することができる。
このような1つの方法の例を以下に記載する。
【0108】ホモジネートした脳組織のサイトソルフラ
クションを含んでいるヒトファルネシルトランスフェラ
ーゼ(FTase)の粗製調製物は、96ウエルアッセ
イ様式で化合物をスクリーニングするために使用され
る。上記サイトソルフラクションは概ね40グラムの新
鮮な組織を100mlのスクロ−ス/MgCl/ED
TA緩衝液中でホモジネートし(Dounceホモジナ
イザー;10〜15ストロークを使用して)、このホモ
ジネート1000グラムを4Gで10分間遠心し、上清
液17,000グラムを4Gで15分間再度遠心し、そ
してその後得られた上清液を集めることによって調製さ
れる。この上清液を、50mMのトリスHCl(pH
7.5)、5mNのDTT、0.2MのKCl、20m
MのZnCl、1mMのPMSFの最終濃度を有する
ように希釈し、そして178,000グラムを4Gで9
0分間再度遠心する。「粗製FTase」と称されるこ
の上清液をタンパク質濃度についてアッセイし、分別物
とし、そして−70℃で貯蔵した。
【0109】ヒトFTaseのインビトロ阻害を測定す
るために使用したアッセイは、ファルネシルトランスフ
ェラーゼ(3H)シンチレーションプロキシミティアッ
セイ(Scintillation Proximit
y Assay)(SPA)キット(TRKQ 701
0)の使用についてアマーシャムライフサイエンス(A
mersham LifeScience)によって記
載された方法を修正したものである。FTase酵素活
性は、50mMのN−(2−ヒドロキシエチル)ピペラ
ジン−N−(2−エタンスルホン酸)(HEPES)、
pH7.5、30mMのMgCl、20μMのKC
l、5mMのNaHPO、5mMジチオスレイトール
(DTT)、0.01%トリトンX−100、5%ジメ
チルスルホキシド(DMSO)、20mgの粗製FTa
se、0.12mM[3H]−ファルネシルピロリン酸
([3H]−FPP;36000dpm/pmole、
Amersham LifeScience)、及びN
−末端のアルファアミノ基でビオチン化されておりそし
て社内で合成してHPLCで精製した0.2mMのビオ
チン化RasペプチドKTKCVIS(Bt−KTKC
VIS)を含有する100mlの容量中で測定される。
この反応は上記酵素を添加して開始させ、そして37℃
で45分間インキュベートした後EDTA(キットTR
KQ7010中でSTOP試薬として提供される)を添
加して終了させる。プレニル化及び非プレニル化Bt−
KTKCVISは、1ウエル当たりステプトアビジン
(steptavidin)被覆SPAビーズ(TRK
Q7010)10mlを添加し、そしてこの反応混合物
を室温で30分間インキュベートすることによって捕捉
される。SPAビーズに結合した放射能の量は、マイク
ロベータ(MicroBeta)1450プレートカウ
ンターを使用して測定される。これらのアッセイ条件下
で、酵素活性はプレニル基受容体、Bt−KTKCVI
S及び粗製FTaseの濃度に関して直線的であるの
で、Bt−KTKCVISとFTaseとの相互作用の
阻害を検出することができる。この酵素活性はプレニル
供与体、FPPに関しては飽和している。アッセイ反応
時間も直線の範囲内である。
【0110】試験化合物は100%のDMSO中に定型
的に溶解させる。ファルネシルトランスフェラーゼ活性
の阻害は、対照ウエル(インヒビターの不存在)での取
り込みに対して試験化合物の存在下での三重水素化ファ
ルネシルの取り込みパーセントを計算して決定される。
IC50値、即ちBt−KTKCVISの半最大ファル
ネシル化をもたらすのに必要な濃度は得られた投与量−
応答から決定される。
【0111】以下の実施例は本願主題発明の局面を説明
するために提供される。これらの実施例は、本明細書に
一層十分に記載しそして特許請求の範囲で述べる本発明
を制限するように意図しておらず、また制限するものと
解釈してはならない。以下の実施例中で、「DMF」は
ジメチルホルムアミドを意味し、そして「THF」はテ
トラヒドロフランを意味する。「Et」はエチル部分を
表すので、「OEt」はエトキシルを意味し、「Et
O」はジエチルエーテルを意味し、「EtOH」はエタ
ノールを意味し、そして「NEt」はトリエチルアミ
ンを意味する。
【0112】
【実施例】実施例1 4−{[1−(1α,5α,6α−3−ベンゼンスルホ
ニル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−
イル)−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イ
ルメチル−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチ
ル}−ベンゾニトリル 1A. 1α,5α,6α−3−ベンゼンスルホニル−
6−イソチオシアネート−3−アザ−ビシクロ[3.
1.0]ヘキサン 3−ベンゼンスルホニル−3−アザ−ビシクロ[3.
1.0]ヘキス−6−イルアミン(476mg、2.0
0mmol)の塩化メチレン(10ml)溶液に1,1
−チオカルボニルジイミダゾール(350mg、2.0
0mmol)を加えた。この反応混合物を一夜攪拌し、
そしてその後水及びCHCl中に取った。分離後、
有機層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥
し、そして濃縮して1Aの粗製標題化合物を得た。 1B. 3−(1α,5α,6α−3−ベンゼンスルホ
ニル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−
イル)−5,5−ビス−ピリジン−4−イルメチル−2
−チオキソ−イミダゾリジン−4−オン
【0113】無水エタノール(5ml)中の1Aの粗製
標題化合物(2mmol)に2−アミノ−3−ピリジン
−4−イル−2−ピリジン−4−イルメチル−プロピオ
ン酸メチルエステル(200mg、0.73mmol)
の無水エタノール(5ml)溶液を加えた。この反応混
合物を乾燥N雰囲気下で一夜加熱還流した。次いで、
10%のKCO水溶液中に注ぎ、そしてCHCl
で抽出した。有機層をブラインで洗浄し、MgSO
で乾燥し、そして濃縮して1Bの粗製標題化合物(39
0mg、0.73mmol)を得た。
【0114】Cl−MS:m/e 520.2[M+
1]。 1C. 4−{[1−(1α,5α,6α−3−ベンゼ
ンスルホニル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキ
ス−6−イル)−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン
−4−イルメチル−4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾ
ール−2−イルスルファニル]−アセチル}−ベンゾニ
トリル 1Bの粗製標題化合物(390mg、約0.73mmo
l)を無水THF(3.0ml)に溶解しそして0℃に
冷却した。この溶液にカリウムビス(トリメチルシリ
ル)−アミド(165mg、0.83mmol)を加え
た。15分間攪拌した後、4−シアノフェナシルブロミ
ド(185mg、0.83mmol)を加え、そしてこ
の反応物を0℃で更に30分間攪拌した。次にこの混合
物をCHClと飽和重炭酸ナトリウム(NaHCO
)溶液間で分配した。CHCl 層をブラインで洗
浄し、MgSOで乾燥し、そして真空下で濃縮して1
Cの粗製標題化合物を茶色固形物(430mg、0.6
5mmol、89%の収率)として得た。
【0115】Cl−MS:m/e 663.1[M+
1]。 1D. 4−{[1−(1α,5α,6α−3−ベンゼ
ンスルホニル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキ
ス−6−イル)−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン
−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデン]−
アセチル}−ベンゾニトリル
【0116】1Cの粗製標題化合物(420mg、0.
63mmol)をN雰囲気下で無水トルエン(10m
l)に溶解した。この溶液にトリフェニルホスフィン
(665mg、2.53mmol)を加えた。続いて反
応物を100℃に加熱した。40時間攪拌した後、反応
物を真空下で濃縮し、そしてその後0.1NのHClと
エチルエーテル間で分配した。水性層をエチルエーテル
で2回洗浄し、そして続いてKCOでpH=8の塩
基性にした。次いで、生成物をCHCl中に抽出
し、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして真空下で濃
縮して粗製生成物を得た。粗製生成物は溶出剤としてM
eOH−CHCl−NHOH(1:99:0.1)
を使用してシリカゲルクロマトグラフィーにかけて、実
施例1の標題化合物を白色固形物、151mg(0.2
4mmol、38%の収率)として得た。 Cl−MS:m/z 631[M+1]。
【0117】実施例2 4−{[1−(1α,5α,6α−3−tert−ブト
キシカルボニル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘ
キス−6−イル)−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジ
ン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデン]
−アセチル}−ベンゾニトリル 2A. 3−(1α,5α,6α−tert−ブトキシ
カルボニル)−6−イソチオシアネート−3−アザ−ビ
シクロ[3.1.0]ヘキサン 3−(t−ブトキシカルボニル)−3−アザ−ビシクロ
[3.1.0]ヘキス−6−イルアミン(9g、45.
45mmol)の塩化メチレン(80ml)溶液に1,
1−チオカルボニルジイミダゾール(8.10g、4
5.45mmol)を加えた。この反応混合物を一夜攪
拌した。次いで、これを水とCHCl間で分配し
た。分離後、有機層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、そして濃縮して2Aの粗製標題化合物、
10.46g(43.58mmol、96%の収率)を
得た。
【0118】2B. 3−(1α,5α,6α−3−t
ert−ブトキシカルボニル−3−アザ−ビシクロ
[3.1.0]ヘキス−6−イル)−5,5−ビス−ピ
リジン−4−イルメチル−2−チオキソ−イミダゾリジ
ン−4−オン 2Aの粗製標題化合物(10.46g、43.58mm
ol)と2−アミノ−3−ピリジン−4−イル−2−ピ
リジン−4−イルメチル−プロピオン酸メチルエステル
(5.91g、21.8mmol)の無水エタノール
(60ml)溶液を16時間加熱還流した。この反応混
合物を10%のKCO水溶液中に注ぎ、そしてCH
Clで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na
SOで乾燥し、そして濃縮して2Bの粗製標題化合
物を得た。Cl−MS:m/z 480[M+1]、3
80[(M−BOC)+1]。 2C. 4−{[1−3−(1α,5α,6α−ter
t−ブトキシカルボニル−3−アザ−ビシクロ−[3.
1.0]ヘキス−6−イル)−5−オキソ−4,4−ビ
ス−ピリジン−4−イルメチル−4,5−ジヒドロ−1
H−イミダゾール−2−イルスルファニル]−アセチ
ル}−ベンゾニトリル
【0119】2Bの粗製標題化合物(21.8mmo
l)の無水THF(15ml)溶液をカリウムビス(ト
リメチルシリル)アミド(5.04g、23.98mm
ol)のTHF(30ml)懸濁液に−78℃で加え
た。この反応物を室温に加温しそして15分間攪拌し
た。この溶液に4−シアノフェナシルブロミド(5.3
7g、23.98mmol)を加えた。この混合物を6
0分間攪拌した。水で反応を停止させた後、THFを除
去した。続いて反応混合物をCHClと飽和重炭酸
ナトリウム(NaHCO)溶液間で分配した。CH
Cl層をMgSOで乾燥し、ろ過し、そして真空下
で濃縮して粗製生成物を茶色固形物として得た。粗製生
成物は溶出剤としてMeOH−CHCl−NHOH
(2:98:0.1)を使用してシリカゲルクロマトグ
ラフィーにかけて、2Cの標題化合物11.52g(1
8.52mmol、2工程で85%の収率)を得た。C
l−MS:m/z 663[M+1]。
【0120】2D. 4−{[1−(1α,5α,6α
−3−tert−ブトキシカルボニル−3−アザ−ビシ
クロ[3.1.0]ヘキス−6−イル)−5−オキソ−
4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリ
ジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリル
【0121】2Cの標題化合物(11.52g、18.
52mmol)とトリフェニルホスフィン(14.6
g、55.55mmol)の無水トルエン(40ml)
溶液を加熱還流した。40時間後、反応物を真空下で濃
縮し、そしてその後0.1NのHClとエチルエーテル
間で分配した。水性層をエチルエーテルで2回洗浄し、
そして続いてKCOでpH=8の塩基性にした。次
いで、生成物をCHCl中に抽出し、MgSO
乾燥し、ろ過し、そして真空下で濃縮して粗製生成物を
得た。この粗製生成物は溶出剤としてMeOH−CHC
−NHOH(2:98:0.1)を使用してシリ
カゲルクロマトグラフィーにかけて、実施例2の標題化
合物を白色固形物、8.56g(14.48mmol、
78.2%の収率)として得た。Cl−MS:m/z
592.1[M+1]。
【0122】実施例3 4−{[1−(1α,5α,6α−3−アザ−ビシクロ
[3.1.0]ヘキス−6−イル)−5−オキソ−4,
4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン
−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリル 実施例2の標題化合物(6.79g、11.51mmo
l)をCHCl(5ml)に溶解した。この溶液に
TFA(5ml)を0℃で滴下して加えた。この混合物
を周囲温度で16時間攪拌し、そしてその後酸を除去し
た。反応混合物をCHClと10%のKCO
で分配した。CHCl層をブラインで洗浄し、Mg
SOで乾燥し、ろ過し、そして真空下で濃縮して実施
例3の標題化合物を白色固形物、5.13g(10.4
6mmol、91%)として得た。 Cl−MS:m/z 374[M+1]。
【0123】実施例4 4−({1−[1α,5α,6α−3−(4−メトキシ
−ベンゼンスルホニル)−3−アザ−ビシクロ[3.
1.0]ヘキス−6−イル]−5−オキソ−4,4−ビ
ス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−
イリデン}−アセチル)−ベンゾニトリル 実施例1で記載した方法と同じ方法を使用して、3−ベ
ンゼンスルホニル−6−イソチオシアネート−3−アザ
−ビシクロ[3.1.0]ヘキサンの代わりに6−イソ
チオシアネート−3−(4−メトキシ−ベンゼンスルホ
ニル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン
(1.94mmol)を使用した。1Bで記載したよう
にして2−アミノ−3−ピリジン−4−イル−2−ピリ
ジン−4−イルメチル−プロピオン酸メチルエステルで
環化し、1Cで記載したようにしてカリウムビス(トリ
メチルシリル)アミドの存在下で4−シアノフェナシル
ブロミドを硫黄アルキル化し、そして1Dで記載したよ
うにしてトリフェニルホスフィンの存在下で硫黄を放出
した後、159.5mgの標題化合物が白色固形物とし
て得られた。 Cl−MS:m/z 661.1[M+1]
【0124】実施例5 1α,5α,6α−6−{2−[2−(4−シアノ−フ
ェニル)−2−オキソ−エチリデン]−5−オキソ−
4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリ
ジン−1−イル}−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]
へキサン−3−スルホン酸ジメチルアミド 実施例1で記載した方法と同じ方法を使用して、3−ベ
ンゼンスルホニル−6−イソチオシアネート−3−アザ
−ビシクロ[3.1.0]ヘキサンの代わりに6−イソ
チオシアネート−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘ
キサン−3−スルホン酸ジメチルアミド(1.33mm
ol)を使用した。2−アミノ−3−ピリジン−4−イ
ル−2−ピリジン−4−イルメチル−プロピオン酸メチ
ルエステルで環化し(1Bで記載したようにして)、カ
リウムビス(トリメチルシリル)アミドの存在下で4−
シアノフェナシルブロミドを硫黄アルキル化し(1Cで
記載したようにして)、そしてトリフェニルホスフィン
の存在下で硫黄を放出した(1Dで記載したようにし
て)後、25mgの標題化合物が白色固形物として得ら
れた。 Cl−MS:m/z [M+1]
【0125】実施例6 4−({1−[1α,5α,6α−3−(4−フルオロ
−ベンゼンスルホニル)−3−アザ−ビシクロ[3.
1.0]ヘキス−6−イル]−5−オキソ−4,4−ビ
ス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−
イリデン}−アセチル)−ベンゾニトリル 実施例1で記載した方法と同じ方法を使用して、3−ベ
ンゼンスルホニル−6−イソチオシアネート−3−アザ
−ビシクロ[3.1.0]ヘキサンの代わりに3−(4
−フルオロベンゼンスルホニル)−6−イソチオシアネ
ート−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン
(2.62mmol)を使用した。2−アミノ−3−ピ
リジン−4−イル−2−ピリジン−4−イルメチル−プ
ロピオン酸メチルエステルで環化し(1Bで記載したよ
うにして)、カリウムビス(トリメチルシリル)アミド
の存在下で4−シアノフェナシルブロミドを硫黄アルキ
ル化し(1Cで記載したようにして)、そしてトリフェ
ニルホスフィンの存在下で硫黄を放出した(1Dで記載
したようにして)後、125mgの標題化合物が白色固
形物として得られた。 Cl−MS:m/z 649.3[M+1]
【0126】実施例7 4−{[5−オキソ−1−(1α,5α,6α−3−フ
ェニルメタンスルホニル−3−アザ−ビシクロ[3.
1.0]ヘキス−6−イル)−4,4−ビス−ピリジン
−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデン]−
アセチル}−ベンゾニトリル 実施例1で記載した方法と同じ方法を使用して、3−ベ
ンゼンスルホニル−6−イソチオシアネート−3−アザ
−ビシクロ[3.1.0]ヘキサンの代わりに6−イソ
チオシアネート−3−フェニルメタンスルホニル−3−
アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン(1.80mm
ol)を使用した。2−アミノ−3−ピリジン−4−イ
ル−2−ピリジン−4−イルメチル−プロピオン酸メチ
ルエステルで環化し(1Bで記載したようにして)、カ
リウムビス(トリメチルシリル)アミドの存在下で4−
シアノフェナシルブロミドを硫黄アルキル化し(1Cで
記載したようにして)、そしてトリフェニルホスフィン
の存在下で硫黄を放出した(1Dで記載したようにし
て)後、20mgの標題化合物が白色固形物として得ら
れた。 Cl−MS:m/z 645.2[M+1]
【0127】実施例8 4−{[1−(1α,5α,6α−3−(4−クロロベ
ンゼン)スルホニル−3−アザ−ビシクロ[3.1.
0]ヘキス−6−イル)−5−オキソ−4,4−ビス−
ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリ
デン]−アセチル}−ベンゾニトリル 実施例1で記載した方法と同じ方法を使用して、3−ベ
ンゼンスルホニル−6−イソチオシアネート−3−アザ
−ビシクロ[3.1.0]ヘキサンの代わりに3−(4
−クロロベンゼンスルホニル)−6−イソチオシアネー
ト−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン(1.
48mmol)を使用した。2−アミノ−3−ピリジン
−4−イル−2−ピリジン−4−イルメチル−プロピオ
ン酸メチルエステルで環化し(1Bで記載したようにし
て)、カリウムビス(トリメチルシリル)アミドの存在
下で4−シアノフェナシルブロミドを硫黄アルキル化し
(1Cで記載したようにして)、そしてトリフェニルホ
スフィンの存在下で硫黄を放出した(1Dで記載したよ
うにして)後、60mgの標題化合物が白色固形物とし
て得られた。 Cl−MS:m/z 667.4、665.4[M+
1]
【0128】実施例9 4−({1−[1α,5α,6α−3−(ナフタレン−
2−スルホニル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]
ヘキス−6−イル]−5−オキソ−4,4−ビス−ピリ
ジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデ
ン}−アセチル)−ベンゾニトリル 実施例1で記載した方法と同じ方法を使用して、3−ベ
ンゼンスルホニル−6−イソチオシアネート−3−アザ
−ビシクロ[3.1.0]ヘキサンの代わりに6−イソ
チオシアネート−3−(ナフタレン−1−スルホニル)
−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン(1.4
8mmol)を使用した。2−アミノ−3−ピリジン−
4−イル−2−ピリジン−4−イルメチル−プロピオン
酸メチルエステルで環化し(1Bで記載したようにし
て)、カリウムビス(トリメチルシリル)アミドの存在
下で4−シアノフェナシルブロミドを硫黄アルキル化し
(1Cで記載したようにして)、そしてトリフェニルホ
スフィンの存在下で硫黄を放出した(1Dで記載したよ
うにして)後、79.1mgの標題化合物が白色固形物
として得られた。 Cl−MS:m/z 681[M+1]
【0129】実施例10 4−({5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イ
ルメチル−1−[1α,5α,6α−3−(トルエン−
4−スルホニル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]
ヘキス−6−イル]−イミダゾリジン−2−イリデン}
−アセチル)−ベンゾニトリル 実施例1で記載した方法と同じ方法を使用して、3−ベ
ンゼンスルホニル−6−イソチオシアネート−3−アザ
−ビシクロ[3.1.0]ヘキサンの代わりに6−イソ
チオシアネート−3−(トルエン−4−スルホニル)−
3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン(1.29
mmol)を使用した。2−アミノ−3−ピリジン−4
−イル−2−ピリジン−4−イルメチル−プロピオン酸
メチルエステルで環化し(1Bで記載したようにし
て)、カリウムビス(トリメチルシリル)アミドの存在
下で4−シアノフェナシルブロミドを硫黄アルキル化し
(1Cで記載したようにして)、そしてトリフェニルホ
スフィンの存在下で硫黄を放出した(1Dで記載したよ
うにして)後、45.4mgの標題化合物が白色固形物
として得られた。 Cl−MS:m/z 645.2[M+1]
【0130】実施例11 4−({5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イ
ルメチル−1−[1α,5α,6α−3−(トルエン−
2−スルホニル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]
ヘキス−6−イル]−イミダゾリジン−2−イリデン}
−アセチル)−ベンゾニトリル 実施例1で記載した方法と同じ方法を使用して、3−ベ
ンゼンスルホニル−6−イソチオシアネート−3−アザ
−ビシクロ[3.1.0]ヘキサンの代わりに6−イソ
チオシアネート−3−(トルエン−2−スルホニル)−
3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン(0.78
mmol)を使用した。1Bで記載したようにして2−
アミノ−3−ピリジン−4−イル−2−ピリジン−4−
イルメチル−プロピオン酸メチルエステルで環化し、1
Cで記載したようにしてカリウムビス(トリメチルシリ
ル)アミドの存在下で4−シアノフェナシルブロミドを
硫黄アルキル化し、そして1Dで記載したようにしてト
リフェニルホスフィンの存在下で硫黄を放出した後、8
6.7mgの実施例11の標題化合物が白色固形物とし
て得られた。 Cl−MS:m/z 645.3[M+1]
【0131】実施例12 4−({5−オキソ−1−[1α,5α,6α−3−
(ピペリジン−1−スルホニル)−3−アザ−ビシクロ
[3.1.0]ヘキス−6−イル]−4,4−ビス−ピ
リジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデ
ン}−アセチル)−ベンゾニトリル 実施例1で記載した方法と同じ方法を使用して、3−ベ
ンゼンスルホニル−6−イソチオシアネート−3−アザ
−ビシクロ[3.1.0]ヘキサンの代わりに6−イソ
チオシアネート−3−(ピペリジン−1−スルホニル)
−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン(1.5
5mmol)を使用した。1Bで記載したようにして2
−アミノ−3−ピリジン−4−イル−2−ピリジン−4
−イルメチル−プロピオン酸メチルエステルで環化し、
1Cで記載したようにしてカリウムビス(トリメチルシ
リル)アミドの存在下で4−シアノフェナシルブロミド
を硫黄アルキル化し、そして1Dで記載したようにして
トリフェニルホスフィンの存在下で硫黄を放出した後、
140mgの標題化合物が白色固形物として得られた。 Cl−MS:m/z 638[M+1]
【0132】実施例13 4−({1−[1α,5α,6α−3−(4−メチル−
ピペラジン−1−スルホニル)−3−アザ−ビシクロ
[3.1.0]ヘキス−6−イル]−5−オキソ−4,
4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン
−2−イリデン}−アセチル)−ベンゾニトリル 4−メチル−ピペラジン−1−スルホニルクロリド(6
1mg、0.31mmol)のCHCl(0.5m
l)溶液を、実施例3の標題化合物、4−{[1−(3
−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル)−
5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル
−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベン
ゾニトリル(72mg、0.155mmol)及びトリ
エチルアミン(43ml、0.31mmol)のCH
Cl(0.5ml)溶液に加えた。反応混合物を周囲
温度で一夜攪拌し、そして続いてCHClと飽和重
炭酸ナトリウム(NaHCO)溶液間で分配した。C
Cl層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥
し、ろ過し、そして真空下で濃縮した。粗製生成物は溶
出剤としてMeOH−CHCl−NHOH(1:9
9:0.1)を使用してシリカゲルクロマトグラフィー
にかけて、標題化合物を僅かに黄色の固形物、11mg
(0.017mmol、11%の収率)として得た。
【0133】実施例14 4−({5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イ
ルメチル−1−[1α,5α,6α−3−(チオフェン
−2−スルホニル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.
0]ヘキス−6−イル]−イミダゾリジン−2−イリデ
ン}−アセチル)−ベンゾニトリル 実施例13の方法に従って、4−{[1−(3−アザ−
ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル)−5−オキ
ソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダ
ゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリ
ル(70mg、0.142mmol)と2−チオネンス
ルホニルクロリド(53mg、0.246mmol)を
反応させて標題化合物(28mg、0.044mmo
l、31%の収率)を得た。 Cl−MS:m/z 637.1[M+1]。
【0134】実施例15 4−(1α,5α,6α−6−{2−[2−(4−シア
ノ−フェニル)−2−オキソ−エチリデン]−5−オキ
ソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダ
ゾリジン−1−イル}−3−アザ−ビシクロ[3.1.
0]ヘキサン−3−スルホニル)−ピペラジン−1−カ
ルボン酸tert−ブチルエステル 実施例13の方法に従って、4−{[1−(3−アザ−
ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル)−5−オキ
ソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダ
ゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリ
ル(100mg、0.204mmol)と4−クロロス
ルホニル−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチ
ルエステル(174mg、0.612mmol)を反応
させて標題化合物(62.3mg、0.084mmo
l、41%の収率)を得た。 Cl−MS:m/z 739.3[M+1]。
【0135】実施例16 4−({1−[1α,5α,6α−3−(5−ブロモ−
チオフェン−2−スルホニル)−3−アザ−ビシクロ
[3.1.0]ヘキス−6−イル]−5−オキソ−4,
4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン
−2−イリデン}−アセチル)−ベンゾニトリル 実施例13の方法に従って、4−{[1−(3−アザ−
ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル)−5−オキ
ソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダ
ゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリ
ル(50mg、0.102mmol)と5−ブロモチオ
フェン−2−スルホニルクロリド(40mg、0.15
3mmol)を反応させて標題化合物(43.2mg、
0.060mmol、59%の収率)を得た。 Cl−MS:m/z 716.9[M+1]。
【0136】実施例17 4−({1−[1α,5α,6α−3−(4−エチル−
ピペラジン−1−スルホニル)−3−アザ−ビシクロ
[3.1.0]ヘキス−6−イル]−5−オキソ−4,
4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン
−2−イリデン}−アセチル)−ベンゾニトリル 実施例13の方法に従って、4−{[1−(3−アザ−
ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル)−5−オキ
ソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダ
ゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリ
ル(50mg、0.102mmol)と4−エチル−ピ
ペラジン−1−スルホニルクロリド(130mg、0.
612mmol)を反応させて標題化合物をオフホワイ
トの固形物(47.8mg、0.072mmol、70
%の収率)として得た。 Cl−MS:m/z 667.2[M+1]。
【0137】実施例18 4−({1−[1α,5α,6α−3−(3−クロロ−
プロパン−1−スルホニル)−3−アザ−ビシクロ
[3.1.0]ヘキス−6−イル]−5−オキソ−4,
4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン
−2−イリデン}−アセチル)−ベンゾニトリル 実施例13の方法に従って、4−{[1−(3−アザ−
ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル)−5−オキ
ソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダ
ゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリ
ル(50mg、0.102mmol)と3−クロロプロ
パンスルホニルクロリド(54.2mg、0.306m
mol)を反応させて標題化合物をオフホワイトの固形
物(37.9mg、0.060mmol、70%の収
率)として得た。 Cl−MS:m/z 631.2[M+1]。
【0138】実施例19 4−({1−[3−(4−メチル−ピペリジン−1−ス
ルホニル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス
−6−イル]−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−
4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデン}−ア
セチル)−ベンゾニトリル 実施例13の方法に従って、4−{[1−(3−アザ−
ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル)−5−オキ
ソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダ
ゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリ
ル(50mg、0.102mmol)と4−メチル−ピ
ペリジン−1−スルホニルクロリド(60.2mg、
0.306mmol)を反応させて標題化合物をオフホ
ワイトの固形物(62mg、0.095mmol、93
%の収率)として得た。 Cl−MS:m/z 652.3[M+1]。
【0139】実施例20 1−(1α,5α,6α−6−{2−[2−(4−シア
ノ−フェニル)−2−オキソ−エチリデン]−5−オキ
ソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダ
ゾリジン−1−イル}−3−アザ−ビシクロ[3.1.
0]へキサン−3−スルホニル)−ピペリジン−4−カ
ルボン酸エチルエステル 実施例13の方法に従って、4−{[1−(3−アザ−
ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル)−5−オキ
ソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダ
ゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリ
ル(50mg、0.102mmol)と1−クロロスル
ホニル−ピペリジン−4−カルボン酸(153mg、
0.60mmol)を反応させて標題化合物をオフホワ
イトの固形物(10mg、0.014mmol、14%
の収率)として得た。 Cl−MS:m/z 597.3[M+1]。
【0140】実施例21 4−({5−オキソ−1−[1α,5α,6α−3−
(4−プロピル−ピペリジン−1−スルホニル)−3−
アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル]−
4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリ
ジン−2−イリデン}−アセチル)−ベンゾニトリル 実施例13の方法に従って、4−{[1−(3−アザ−
ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル)−5−オキ
ソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダ
ゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリ
ル(50mg、0.102mmol)と4−プロピル−
ピペリジン−1−スルホニルクロリド(135mg、
0.60mmol)を反応させて標題化合物をオフホワ
イトの固形物(40mg、0.059mmol、59%
の収率)として得た。 Cl−MS:m/z 680.3[M+1]。
【0141】実施例22 4−({1−[1α,5α,6α−3−(2,5−ジク
ロロ−チオフェン−3−スルホニル)−3−アザ−ビシ
クロ[3.1.0]ヘキス−6−イル]−5−オキソ−
4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリ
ジン−2−イリデン}−アセチル)−ベンゾニトリル 実施例13の方法に従って、4−{[1−(3−アザ−
ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル)−5−オキ
ソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダ
ゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリ
ル(50mg、0.102mmol)と2,5−ジクロ
ロチオフェン−3−スルホニルクロリド(77mg、
0.306mmol)を反応させて標題化合物をオフホ
ワイトの固形物(20mg、0.028mmol、28
%の収率)として得た。 Cl−MS:m/z 705.1[M+1]。
【0142】実施例23 4−{[1−(1α,5α,6α−3−クロロメタンス
ルホニル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−
6−イル)−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4
−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセ
チル}−ベンゾニトリル 実施例13の方法に従って、4−{[1−(3−アザ−
ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル)−5−オキ
ソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダ
ゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリ
ル(50mg、0.102mmol)と3−クロロメタ
ンスルホニルクロリド(45.6mg、0.306mm
ol)を反応させて標題化合物をオフホワイトの固形物
(21mg、0.035mmol、34%の収率)とし
て得た。 Cl−MS:m/z 603.1[M+1]。
【0143】実施例24 4−({1−[1α,5α,6α−3−(4−イソプロ
ピル−ピペラジン−1−スルホニル)−3−アザ−ビシ
クロ[3.1.0]ヘキス−6−イル]−5−オキソ−
4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリ
ジン−2−イリデン}−アセチル)−ベンゾニトリル 実施例13の方法に従って、4−{[1−(3−アザ−
ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル)−5−オキ
ソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダ
ゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリ
ル(100mg、0.204mmol)と4−イソプロ
ピルピペラジン−1−スルホニルクロリド(169m
g、0.754mmol)を反応させて標題化合物をオ
フホワイトの固形物(25mg、0.027mmol、
13%の収率)として得た。 Cl−MS:m/z 681.3[M+1]。
【0144】実施例25 4−({5−オキソ−1−[1α,5α,6α−3−
(1−フェニル−1H−テトラゾール−5−イル)−3
−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル]−
4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリ
ジン−2−イリデン}−アセチル)−ベンゾニトリル 実施例1で記載した方法と同じ方法を使用して、3−ベ
ンゼンスルホニル−6−イソチオシアネート−3−アザ
−ビシクロ[3.1.0]ヘキサンの代わりに6−イソ
チオシアネート−3−(1−フェニル−1H−テトラゾ
ール−5−イル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]
ヘキサン(0.74mmol)を使用した。2−アミノ
−3−ピリジン−4−イル−2−ピリジン−4−イルメ
チル−プロピオン酸メチルエステルで環化し(1Bで記
載したようにして)、カリウムビス(トリメチルシリ
ル)アミドの存在下で4−シアノフェナシルブロミドを
硫黄アルキル化し(1Cで記載したようにして)、そし
てトリフェニルホスフィンの存在下で硫黄を放出した
(1Dで記載したようにして)後、78.5mgの標題
化合物が白色固形物として得られた。 Cl−MS:m/z 635.2[M+1]
【0145】実施例26 1α,5α,6α−6−{2−[2−(4−シアノ−フ
ェニル)−2−オキソ−エチリデン]−5−オキソ−
4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリ
ジン−1−イル}−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]
ヘキサン−3−カルボン酸ベンジルエステル 4−{[5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イ
ルメチル−1−(3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘ
キス−6−イル)−イミダゾリジン−2−イリデン]−
アセチル}−ベンゾニトリル(70mg、0.143m
mol)のTHF(1ml)溶液に1NのNaHCO
水溶液3mlを加え、続いてTHF(2ml)中のベン
ジルクロロホルメート(0.025ml、0.171m
mol)を加えた。この混合物を一夜攪拌した。THF
を除去した後、反応混合物をCH ClとHO間で
分配した。分離後、有機層をブラインで洗浄し、Na
SOで乾燥し、そして濃縮した。粗製生成物は溶出剤
としてMeOH−CHCl −NHOH(1:99:
0.1)を使用してシリカゲルクロマトグラフィーにか
けて、標題化合物を白色固形物、33mg(0.053
mmol、37%の収率)として得た。 Cl−MS:m/z 625.2[M+1]。
【0146】実施例27 4−({1−[1α,5α,6α−3−(3,3−ジメ
チル−ブチリル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]
ヘキス−6−イル]−5−オキソ−4,4−ビス−ピリ
ジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデ
ン}−アセチル)−ベンゾニトリル 実施例26で記載した方法と同じ方法を使用して、4−
{[5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメ
チル−1−(3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス
−6−イル)−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセ
チル}−ベンゾニトリル(70mg、0.143mmo
l)と3,3−ジメチル−ブチリルクロロホルメート
(23mg、0.171mmol)を反応させて標題化
合物を白色固形物、56mg(0.095mmol、6
7%の収率)として得た。 Cl−MS:m/z 589.3[M+1]。
【0147】実施例28 4−({5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イ
ルメチル−1−[1α,5α,6α−3−(チオフェン
−2−イル−アセチル)−3−アザ−ビシクロ[3.
1.0]ヘキス−6−イル]−イミダゾリジン−2−イ
リデン}−アセチル)−ベンゾニトリル 実施例26で記載した方法と同じ方法を使用して、4−
{[5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメ
チル−1−(3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス
−6−イル)−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセ
チル}−ベンゾニトリル(70mg、0.143mmo
l)とチオフェン−2−イル−アセチルクロリド(23
mg、0.171mmol)を反応させて標題化合物を
白色固形物、56mg(0.095mmol、67%の
収率)として得た。 Cl−MS:m/z 589.3[M+1]。
【0148】実施例29 1α,5α,6α−(6−{2−[2−(4−シアノ−
フェニル)−2−オキソ−エチリデン]−5−オキソ−
4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリ
ジン−1−イル}−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]
ヘキス−3−イル)−ホスホン酸ジエチルエステル 4−{[5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イ
ルメチル−1−(3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘ
キス−6−イル)−イミダゾリジン−2−イリデン]−
アセチル}−ベンゾニトリル(200mg、0.408
mmol)のCHCl(2.5ml)溶液に4−ジ
メチルアミノピリジン(150mg、1.224mmo
l)を加え、続いて0℃のジエチルクロロホスフェート
(141mg、0.816mmol)を加えた。この混
合物を周囲温度で1時間攪拌した。この反応混合物をC
ClとHO間で分配した。分離後、有機層をC
uSO溶液、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥
し、そして濃縮した。粗製生成物は溶出剤としてMeO
H−CHCl−NHOH(2:98:0.2)を使
用してシリカゲルクロマトグラフィーにかけて、標題化
合物を白色固形物、169.6mg(0.27mmo
l、66%の収率)として得た。 Cl−MS:m/z 627.1[M+1]。
【0149】実施例30 1α,5α,6α−6−{4−アリル−2−[2−(4
−シアノ−フェニル)−2−オキソ−エチリデン]−5
−オキソ−4−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリ
ジン−1−イル}−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]
へキサン−3−カルボン酸tert−ブチルエステル 30A. 6−(4−アリル−5−オキソ−4−ピリジ
ン−4−イルメチル−2−チオキソ−イミダゾリジン−
1−イル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]へキサ
ン−3−カルボン酸tert−ブチルエステル 実施例2Bで記載した方法と同じ方法を使用して、3−
(tert−ブトキシルカルボニル)−6−イソチオシ
アネート−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]へキサン
(23.4mmol、1Aで調製した)と2−アミノ−
2−アリル−3−ピリジン−4−イル−プロピオン酸メ
チルエステル(11.6mmol)を反応させて30A
の標題化合物(4.37g、10.2mmol、88%
の収率)を得た。
【0150】Cl−MS:m/z 480[M+1]、
380[(M−BOC)+1]。 30B. 6−{4−アリル−2−[2−(4−シアノ
−フェニル)−2−オキソ−エチルスルファニル]−5
−オキソ−4−ピリジン−4−イルメチル−4,5−ジ
ヒドロ−イミダゾール−1−イル}−3−アザ−ビシク
ロ[3.1.0]へキサン−3−カルボン酸tert−
ブチルエステル 実施例2Cで記載した方法と同じ方法を使用して、カリ
ウムビス(トリメチルシリル)アミド(11.3mmo
l)の存在下で30Aの標題化合物(10.3mmo
l)と4−シアノフェナシルブロミド(11.3mmo
l)を反応させることによって30Bの標題化合物、
4.82g(8.4mmol、84%の収率)を得た。
【0151】30C. 6−{4−アリル−2−[2−
(4−シアノ−フェニル)−2−オキソ−エチリデン]
−5−オキソ−4−ピリジン−4−イルメチル−イミダ
ゾリジン−1−イル}−3−アザ−ビシクロ[3.1.
0]へキサン−3−カルボン酸tert−ブチルエステ
ル 実施例2Dで記載した方法と同じ方法を使用して、還流
トルエン中で30Bの標題化合物とトリフェニルホスフ
ィンを反応させることによって実施例30の標題化合
物、2.97g(5.95mmol、71%の収率)を
得た。 Cl−MS:m/z 540.1[M+1]。
【0152】実施例31 4−{[4−アリル−1−(1α,5α,6α−3−ベ
ンゼンスルホニル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]
ヘキス−6−イル)−5−オキソ−4−ピリジン−4−
イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチ
ル}−ベンゾニトリル 31A. 4−{[1−(3−アザ−ビシクロ[3.
1.0]ヘキス−6−イル)−5−オキソ−4−アリル
−4−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2
−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリル 実施例3で記載した方法と同じ方法を使用して、実施例
30の標題化合物(3.07g、5.70mmol)を
CHCl中TFA(5ml)で処理して31Aの標
題化合物、2.17g(4.94mmol、87%)を
得た。
【0153】Cl−MS:m/z 440.2[M+
1] 31B. 4−{[4−アリル−1−(1α,5α,6
α−3−ベンゼンスルホニル−3−アザ−ビシクロ
[3.1.0]ヘキス−6−イル)−5−オキソ−4−
ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリ
デン]−アセチル}−ベンゾニトリル 実施例13の方法に従って、31Aの標題化合物(10
0mg、0.23mmol)とベンゼンスルホニルクロ
リド(0.43ml、0.34mmol)を反応させて
標題化合物を白色固形物(65.1mg、0.112m
mol、49%の収率)として得た。 Cl−MS:m/z 580.2[M+1]
【0154】実施例32 4−{[5−オキソ−4−アリル−4−ピリジン−4−
イルメチル−1−(1α,5α,6α−3−(チオフェ
ン−2−アセチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.
0]ヘキス−6−イル)−イミダゾリジン−2−イリデ
ン]−アセチル}−ベンゾニトリル 実施例13の方法に従って、4−{[1−(3−アザ−
ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル)−5−オキ
ソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダ
ゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリ
ル(100mg、0.23mmol)とチオフェン−2
−イル−アセチルクロリド(63mg、0.34mmo
l)を反応させて標題化合物(15mg、0.026m
mol、11%の収率)を得た。 Cl−MS:m/z 586.1[M+1]
【0155】実施例33 4−({4−アリル−5−オキソ−4−ピリジン−4−
イルメチル−1−[3−(チオフェン−2−スルホニ
ル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−
イル]−イミダゾリジン−2−イリデン}−アセチル)
−ベンゾニトリル実施例13の方法に従って、4−
{[1−(3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−
6−イル)−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4
−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセ
チル}−ベンゾニトリル−(100mg、0.23mm
ol)と3−(チオフェン−2−アセチル)スルホニル
クロリド(0.04ml、0.34mmol)を反応さ
せて標題化合物(5mg、0.009mmol、4%の
収率)を得た。 Cl−MS:m/z 564.2[M+1]
【0156】実施例34 1α,5α,6α−6−[2−[2−(4−シアノ−フ
ェニル)−2−オキソ−エチリデン]−4−(3−メチ
ル−ブト−2−エニル)−5−オキソ−4−ピリジン−
4−イルメチル−イミダゾリジン−1−イル]−3−ア
ザ−ビシクロ[3.1.0]へキサン−3−カルボン酸
tert−ブチルエステル 実施例1で記載した方法と同じ方法を使用して、3−ベ
ンゼンスルホニル−6−イソチオシアネート−3−アザ
−ビシクロ[3.1.0]ヘキサンの代わりに3−(t
ert−ブトキシカルボニル)−6−イソチオシアネー
ト−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン(14
mmol、2Aで調製した)を使用した。1Bで記載し
たようにして2−アミノ−2−(3−メチル−2−ブテ
ン−1−イル)−3−ピリジン−4−イル−プロピオン
酸メチルエステル(1.24g、5mmol)で環化
し、カリウムビス(トリメチルシリル)アミドの存在下
で4−シアノフェナシルブロミドを硫黄アルキル化し
(1Cで記載したようにして)、そしてトリフェニルホ
スフィンの存在下で硫黄を放出した(1Dで記載したよ
うにして)後、1.53g(2.22mmol)の標題
化合物が白色固形物として得られた。 Cl−MS:m/z 568.3[M+1]
【0157】実施例35 4−{[1−[1α,5α,6α−3−(5−ブロモ−
チオフェン−2−スルホニル)−3−アザ−ビシクロ
[3.1.0]ヘキス−6−イル]−4−(3−メチル
−ブト−2−エニル)−5−オキソ−4−ピリジン−4
−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセ
チル}−ベンゾニトリル 35A. 4−{[1−(3−アザ−ビシクロ[3.
1.0]ヘキス−6−イル)−4−(3−メチル−ブト
−2−エニル)−5−オキソ−4−ピリジン−4−イル
メチル−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチル}
−ベンゾニトリル
【0158】実施例3で記載した方法と同じ方法を使用
して、実施例34の標題化合物(1.23g、2.45
mmol)をCHCl中TFA(2.25ml)で
処理して35Aの標題化合物(0.831g、1.77
mmol、73%の収率)を得た。 Cl−MS:m/z 468.2[M+1]。 35B. 4−{[1−[1α,5α,6α−3−(5
−ブロモ−チオフェン−2−スルホニル)−3−アザ−
ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル]−4−(3
−メチル−ブト−2−エニル)−5−オキソ−4−ピリ
ジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデ
ン]−アセチル}−ベンゾニトリル
【0159】実施例13の方法に従って、実施例35A
の標題化合物(35mg、0.075mmol)と5−
ブロモ−チオフェン−2−スルホニルクロリド(29m
g、0.112mmol)を反応させて標題化合物を白
色固形物(11mg、0.016mmol、22%の収
率)として得た。 H NMR(CDCl):δ8.70(br d、
2H)、8.00(d、J=8.3Hz、2H)、7.
87(d、J=4.8Hz、2H)、7.82(d、J
=8.1Hz、2H)、7.42(d、J=3.9H
z、1H)、7.27(d、J=3.9Hz、1H)、
4.95(t、J=7.3Hz、2H)、3.74
(d、J=10.0Hz、1H)、3.70(d、J=
10.0Hz、1H)、3.47(s、2H)、3.2
9(m、2H)、2.68(m、2H)、2.3(s、
1H)、1.85(s、2H)、1.63(s、3
H)、1.61(s、3H)。
【0160】実施例36 1α,5α,6α−6−{2−[2−(4−シアノ−フ
ェニル)−2−オキソ−エチリデン]−5−オキソ−4
−ピリジン−4−イルメチル−4−チオフェン−3−イ
ルメチル−イミダゾリジン−1−イル}−3−アザ−ビ
シクロ[3.1.0]へキサン−3−カルボン酸ter
t−ブチルエステル 実施例1で記載した方法と同じ一般的な方法を使用し
て、3−ベンゼンスルホニル−6−イソチオシアネート
−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサンの代わり
に3−(tert−ブトキシカルボニル)−6−イソチ
オシアネート−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキ
サン(8.81mmol、2Aで調製した)を使用し
た。1Bで記載したようにして2−アミノ−3−ピリジ
ン−4−イル−2−チオフェン−3−イルメチル−プロ
ピオン酸メチルエステル(0.77g、2.81mmo
l)で環化し、1Cで記載したようにしてカリウムビス
(トリメチルシリル)アミドの存在下で4−シアノフェ
ナシルブロミドを硫黄アルキル化し、そして1Dで記載
したようにしてトリフェニルホスフィンの存在下で硫黄
を放出した後、0.739g(1.24mmol)の標
題化合物が得られた。 Cl−MS:m/z 596.0[M+1]
【0161】実施例37 4−{[1−(1α,5α,6α−3−ベンゼンスルホ
ニル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−
イル)−5−オキソ−4−ピリジン−4−イルメチル−
4−チオフェン−3−イルメチル−イミダゾリジン−2
−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリル 37A. 4−{[1−(3−アザ−ビシクロ[3.
1.0]ヘキス−6−イル)−5−オキソ−4−ピリジ
ン−4−イルメチル−4−チオフェン−3−イルメチル
−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベン
ゾニトリル 実施例3で記載した方法と同じ方法を使用して、実施例
36の標題化合物(0.653g、1.10mmol)
をCHCl中TFA(1.10ml)で処理して3
7Aの標題化合物(0.311g、0.63mmol、
57%の収率)を得た。
【0162】Cl−MS:m/z 496.2[M+
1]。 37B. 4−{[1−(3−ベンゼンスルホニル−3
−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル)−
5−オキソ−4−ピリジン−4−イルメチル−4−チオ
フェン−3−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデ
ン]−アセチル}−ベンゾニトリル 実施例13の方法に従って、37Aの標題化合物(60
mg、0.12mmol)とベンゼンスルホニルクロリ
ド(0.023ml、0.18mmol)を反応させて
標題化合物を白色固形物(58mg、0.091mmo
l、76%の収率)として得た。 Cl−MS:m/z 637.2[M+1]
【0163】実施例38 1α,5α,6α−6−{4−(3−クロロ−ブト−2
−エニル)−2−[2−(4−シアノ−フェニル)−2
−オキソ−エチリデン]−5−オキソ−4−ピリジン−
4−イルメチル−イミダゾリジン−1−イル}−3−ア
ザ−ビシクロ[3.1.0]へキサン−3−カルボン酸
tert−ブチルエステル 実施例1で記載した方法と同じ方法を使用して、3−ベ
ンゼンスルホニル−6−イソチオシアネート−3−アザ
−ビシクロ[3.1.0]ヘキサンの代わりに3−(t
ert−ブトキシカルボニル)−6−イソチオシアネー
ト−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン(7.
25mmol、2Aで調製した)を使用した。1Bで記
載したようにして2−アミノ−5−クロロ−2−ピリジ
ン−4−イルメチル−ヘキス−4−エン酸メチルエステ
ル(0.5g、1.87mmol)で環化し、カリウム
ビス(トリメチルシリル)アミドの存在下で4−シアノ
フェナシルブロミドを硫黄アルキル化し(1Cで記載し
たようにして)、そしてトリフェニルホスフィンの存在
下で硫黄を放出した(1Dで記載したようにして)後、
0.774g(1.32mmol)の標題化合物が得ら
れた。 Cl−MS:m/z 588.1[M+1]
【0164】実施例39 4−{[1−[1α,5α,6α−3−(5−ブロモ−
チオフェン−2−スルホニル)−3−アザ−ビシクロ
[3.1.0]ヘキス−6−イル]−4−(3−クロロ
−ブト−2−エニル)−5−オキソ−4−ピリジン−4
−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセ
チル}−ベンゾニトリル 39A. 4−{[1−(3−アザ−ビシクロ[3.
1.0]ヘキス−6−イル)−4−(3−クロロ−ブト
−2−エニル)−5−オキソ−4−ピリジン−4−イル
メチル−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチル}
−ベンゾニトリル
【0165】実施例3で記載した方法と同じ方法を使用
して、38の標題化合物(0.774g、1.32mm
ol)をCHCl中TFA(1.30ml)で処理
して39Aの標題化合物(0.527g、1.08mm
ol、82%の収率)を得た。 Cl−MS:m/z 488.0[M+1] 39B. 4−{[1−[3−(5−ブロモ−チオフェ
ン−2−スルホニル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.
0]ヘキス−6−イル]−4−(3−クロロ−ブト−2
−エニル)−5−オキソ−4−ピリジン−4−イルメチ
ル−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベ
ンゾニトリル 実施例13の方法に従って、実施例39Aの標題化合物
(35mg、0.072mmol)と5−ブロモチオフ
ェン−2−スルホニルクロリド(28mg、0.108
mmol)を反応させて標題化合物を白色固形物(7m
g、0.010mmol、14%の収率)として得た。 Cl−MS:m/z 712.0、714.0[M+
1]
【0166】実施例40 4−{[1−(1−ベンゼンスルホニル−ピペリジン−
4−イルメチル)−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジ
ン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデン]
−アセチル}−ベンゾニトリル 40A. 4−{2−[2−(4−シアノ−フェニル)
−2−オキソ−エチリデン]−5−オキソ−4,4−ビ
ス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−1−
イルメチル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−
ブチルエステル
【0167】実施例1で記載した方法と同じ方法を使用
して、3−ベンゼンスルホニル−6−イソチオシアネー
ト−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサンの代わ
りに4−イソチオシアネートメチル−ピペリジン−1−
カルボン酸tert−ブチルエステル(6.04mmo
l)を使用した。1Bで記載したようにして2−アミノ
−3−ピリジン−4−イル−2−ピリジン−4−イルメ
チル−プロピオン酸メチルエステル(1.36g、5.
03mmol)で環化し、1Cで記載したようにしてカ
リウムビス(トリメチルシリル)アミドの存在下で4−
シアノフェナシルブロミドを硫黄アルキル化し、そして
1Dで記載したようにしてトリフェニルホスフィンの存
在下で硫黄を放出した後、1.036g(1.78mm
ol)の40Aの標題化合物が得られた。 Cl−MS:m/z 607.3[M+1] 40B. 4−[(5−オキソ−1−ピペリジン−4−
イルメチル−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル
−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチル)−ベン
ゾニトリル
【0168】実施例3で記載した方法と同じ方法を使用
して、40Aの標題化合物(0.958g、1.58m
mol)をCHCl中TFA(3ml)で処理して
40Bの標題化合物(0.621g、1.23mmo
l、78%の収率)を得た。 Cl−MS:m/z 488.0[M+1]。 40C. 4−{[1−(1−ベンゼンスルホニル−ピ
ペリジン−4−イルメチル)−5−オキソ−4,4−ビ
ス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−
イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリル 実施例13の方法に従って、40Bの標題化合物(50
mg、0.099mmol)とベンゼンスルホニルクロ
リド(0.025ml、0.198mmol)を反応さ
せて標題化合物を白色固形物(25mg、0.037m
mol、37%の収率)として得た。 Cl−MS:m/z 677.2[M+1]
【0169】実施例41 4−{2−[2−(4−シアノ−フェニル)−2−オキ
ソ−エチリデン]−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジ
ン−4−イルメチル−イミダゾリジン−1−イルメチ
ル}−ピペリジン−1−スルホン酸ジメチルアミド 実施例13の方法に従って、40Bの標題化合物(50
mg、0.099mmol)とN,N−ジメチルスルフ
ァミルクロリド(0.025ml、0.237mmo
l)を反応させて標題化合物を白色固形物(14mg、
0.023mmol、19%の収率)として得た。 Cl−MS:m/z 614.2[M+1]
【0170】実施例42 4−({5−オキソ−1−[1−(1−フェニル−1H
−テトラゾール−5−イル)−ピペリジン−4−イルメ
チル]−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イ
ミダゾリジン−2−イリデン}−アセチル)−ベンゾニ
トリル 40Bの標題化合物(100mg、0.20mmol)
と1−フェニル−1H−テトラゾール−5−イルクロリ
ド(50mg、0.30mmol)のCHCN(1m
l)溶液にKCO(0.08g、0.06mmo
l)を加えた。この混合物を一夜攪拌した。CHCN
を除去した後、反応混合物をCHClとHO間で
分配した。分離後、有機層をブラインで洗浄し、Na
SOで乾燥し、そして濃縮した。粗製生成物は溶出剤
としてMeOH−CHCl−NH OH(1:99:
0.1)を使用してシリカゲルクロマトグラフィーにか
けて、標題化合物を白色固形物、5mg(0.077m
mol、4%の収率)として得た。 Cl−MS:m/z 651.2[M+1]。
【0171】実施例43 4−({1−[1−(1−メチル−1H−イミダゾール
−4−スルホニル)−ピペリジン−4−イルメチル]−
5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル
−イミダゾリジン−2−イリデン}−アセチル)−ベン
ゾニトリル 実施例13の方法に従って、40Bの標題化合物(10
0mg、0.20mmol)と1−メチルイミダゾール
−4−イルスルホニルクロリド(50mg、0.30m
mol)を反応させて標題化合物を白色固形物(9m
g、0.014mmol、7%の収率)として得た。 Cl−MS:m/z 651.0[M+1]
【0172】実施例44 4−({5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イ
ルメチル−1−[1−(チオフェン−2−スルホニル)
−ピペリジン−4−イルメチル]−イミダゾリジン−2
−イリデン}−アセチル)−ベンゾニトリル 実施例13の方法に従って、40Bの標題化合物(36
mg、0.071mmol)とチオフェン−2−スルホ
ニルクロリド(16mg、0.085mmol)を反応
させて標題化合物(9mg、0.014mmol、19
%の収率)を得た。 Cl−MS:m/z 653.0[M+1]
【0173】実施例45 4−{[1−(1−ベンゼンスルホニル−ピロリジン−
3−イル)−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4
−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセ
チル}−ベンゾニトリル 実施例1で記載した方法と同じ方法を使用して、3−ベ
ンゼンスルホニル−6−イソチオシアネート−3−アザ
−ビシクロ[3.1.0]ヘキサンの代わりに1−フェ
ニルスルホニルピロリジン−3−イルイソチオシアネー
ト(1.38mmol)を使用した。1Bで記載したよ
うにして2−アミノ−3−ピリジン−4−イル−2−ピ
リジン−4−イルメチル−プロピオン酸メチルエステル
(1.10mmol)で環化し、1Cで記載したように
してカリウムビス(トリメチルシリル)アミドの存在下
で4−シアノフェナシルブロミドを硫黄アルキル化し、
そして1Dで記載したようにしてトリフェニルホスフィ
ンの存在下で硫黄を放出した後、40mgの標題化合物
が白色固形物として得られた。 Cl−MS:m/z 619.2[M+1]
【0174】実施例46 4−{[1−(1−ベンゼンスルホニル−ピロリジン−
3−イルメチル)−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジ
ン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデン]
−アセチル}−ベンゾニトリル 46A. 4−{[5−オキソ−4,4−ビス−ピリジ
ン−4−イルメチル−1−(1−ブトキシカルボニル−
ピロリジン−3−イルメチル)−イミダゾリジン−2−
イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリル 実施例1で記載した方法と同じ方法を使用して、3−ベ
ンゼンスルホニル−6−イソチオシアネート−3−アザ
−ビシクロ[3.1.0]ヘキサンの代わりに3−イソ
チオシアネートメチル−ピロリジン−1−カルボン酸t
ert−ブチルエステル(21.2mmol)を使用し
た。1Bで記載したようにして2−アミノ−3−ピリジ
ン−4−イル−2−ピリジン−4−イルメチル−プロピ
オン酸メチルエステル(14.1mmol)で環化し、
1Cで記載したようにしてカリウムビス(トリメチルシ
リル)アミドの存在下で4−シアノフェナシルブロミド
を硫黄アルキル化し、そして1Dで記載したようにして
トリフェニルホスフィンの存在下で硫黄を放出した後、
4.0g(6.75mmol)の46Aの標題化合物が
得られた。
【0175】Cl−MS:m/z 594.3[M+
1] 46B. 4−[(5−オキソ−4,4−ビス−ピリジ
ン−4−イルメチル−1−ピロリジン−3−イルメチル
−イミダゾリジン−2−イリデン)−アセチル]−ベン
ゾニトリル 実施例3で記載した方法と同じ方法を使用して、46A
の標題化合物(6.73mmol)をCHCl中T
FA(10ml)で処理して46Bの標題化合物(2.
232g、4.53mmol、78%の収率)を得た。 Cl−MS:m/z 494.3[M+1]
【0176】46C. 4−{[1−(1−ベンゼンス
ルホニル−ピロリジン−3−イルメチル)−5−オキソ
−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾ
リジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリル 実施例13の方法に従って、46Bの標題化合物(10
0mg、0.20mmol)とベンゼンスルホニルクロ
リド(0.04ml、0.198mmol)を反応させ
て実施例46の標題化合物を白色固形物(25mg、
0.037mmol、37%の収率)として得た。 Cl−MS:m/z 677.2[M+1]
【0177】実施例47 4−({5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イ
ルメチル−1−[1−(チオフェン−2−スルホニル)
−ピロリジン−3−イルメチル]−イミダゾリジン−2
−イリデン}−アセチル)−ベンゾニトリル。 実施例13の方法に従って、46Bの標題化合物(70
mg、0.14mmol)とチオフェン−2−イルスル
ホニルクロリド(38.4mg、0.21mmol)を
反応させて標題化合物を白色固形物(60mg、0.0
93mmol、67%の収率)として得た。 Cl−MS:m/z 639.2[M+1]
【0178】実施例48 4−{[1α,5α,6β−1−(3−ベンゼンスルホ
ニル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−
イルメチル)−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−
4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデン]−ア
セチル}−ベンゾニトリル 実施例1で記載した方法と同じ方法を使用して、3−ベ
ンゼンスルホニル−6−イソチオシアネート−3−アザ
−ビシクロ[3.1.0]ヘキサンの代わりに1α,5
α,6β−6−イソチオシアネートメチル−3−ベンゼ
ンスルホニル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキ
サン(1.36mmol)を使用した。1Bで記載した
ようにして2−アミノ−3−ピリジン−4−イル−2−
ピリジン−4−イルメチル−プロピオン酸メチルエステ
ル(1.48mmol)で環化し、1Cで記載したよう
にしてカリウムビス(トリメチルシリル)アミドの存在
下で4−シアノフェナシルブロミドを硫黄アルキル化
し、そして1Dで記載したようにしてトリフェニルホス
フィンの存在下で硫黄を放出した後、111mg(0.
172mmol)の標題化合物が白色固形物として得ら
れた。
【0179】13C NMR(CDCl): δ18
7(s)、173.2(s)、158.7(s)、14
9.6(d)、142.7(s)、142.3(s)、
135.7(s)、132.6(d)、132.1
(d)、128.8(d)、127.5(d)、12
7.3(d)、118.2(s)、114.5(s)、
75.6(d)、66.7(s)、48.9(t)、4
2.5(t)、40.5(t)、21.4(d)、1
8.0(d)。
【0180】実施例49 4−{[1α,5α,6α−1−(3−ベンゼンスルホ
ニル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−
イルメチル)−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−
4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデン]−ア
セチル}−ベンゾニトリル 実施例1で記載した方法と同じ方法を使用して、3−ベ
ンゼンスルホニル−6−イソチオシアネート−3−アザ
−ビシクロ[3.1.0]ヘキサンの代わりに1α,5
α,6α−6−イソチオシアネートメチル−3−ベンゼ
ンスルホニル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキ
サン(0.38mmol)を使用した。1Bで記載した
ようにして2−アミノ−3−ピリジン−4−イル−2−
ピリジン−4−イルメチル−プロピオン酸メチルエステ
ル(0.42mmol)で環化し、1Cで記載したよう
にしてカリウムビス(トリメチルシリル)アミドの存在
下で4−シアノフェナシルブロミドを硫黄アルキル化
し、そして1Dで記載したようにしてトリフェニルホス
フィンの存在下で硫黄を放出した後、16mg(0.0
25mmol)の標題化合物が白色固形物として得られ
た。 Cl−MS:m/z 645.3[M+1]
【0181】実施例50 4−{[1α,6α,7α−1−(3−ベンゼンスルホ
ニル−3−アザ−ビシクロ[4.1.0]ヘプト−7−
イルメチル)−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−
4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデン]−ア
セチル}−ベンゾニトリル 実施例1で記載した方法と同じ方法を使用して、3−ベ
ンゼンスルホニル−6−イソチオシアネート−3−アザ
−ビシクロ[3.1.0]ヘキサンの代わりに1α,6
α,7α−7−イソチオシアネートメチル−3−ベンゼ
ンスルホニル−3−アザ−ビシクロ[4.1.0]ヘプ
タン(0.529mmol)を使用した。1Bで記載し
たようにして2−アミノ−3−ピリジン−4−イル−2
−ピリジン−4−イルメチル−プロピオン酸メチルエス
テル(0.635mmol)で環化し、1Cで記載した
ようにしてカリウムビス(トリメチルシリル)アミドの
存在下で4−シアノフェナシルブロミドを硫黄アルキル
化し、そして1Dで記載したようにしてトリフェニルホ
スフィンの存在下で硫黄を放出した後、10mg(0.
16mmol)の標題化合物が白色固形物として得られ
た。 Cl−MS:m/z 658.5[M+1]
【0182】実施例51 4−{[1α,6α,7α−1−(3−ベンゼンスルホ
ニル−3−アザ−ビシクロ[4.1.0]ヘプト−7−
イル)−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イ
ルメチル−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチ
ル}−ベンゾニトリル 実施例1で記載した方法と同じ方法を使用して、3−ベ
ンゼンスルホニル−6−イソチオシアネート−3−アザ
−ビシクロ[3.1.0]ヘキサンの代わりに1α,6
α,7α−7−イソチオシアネート−3−ベンゼンスル
ホニル−3−アザ−ビシクロ[4.1.0]ヘプタン
(0.529mmol)を使用した。1Bで記載したよ
うにして2−アミノ−3−ピリジン−4−イル−2−ピ
リジン−4−イルメチル−プロピオン酸メチルエステル
(0.635mmol)で環化し、1Cで記載したよう
にしてカリウムビス(トリメチルシリル)アミドの存在
下で4−シアノフェナシルブロミドを硫黄アルキル化
し、そして1Dで記載したようにしてトリフェニルホス
フィンの存在下で硫黄を放出した後、10mg(0.1
6mmol)の標題化合物が白色固形物として得られ
た。 Cl−MS:m/z 658.5[M+1]
【0183】実施例52 4−{[1α,5α,6β−1−(3−ベンゼンスルホ
ニル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−
イル)−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イ
ルメチル−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチ
ル}−ベンゾニトリル 実施例1で記載した方法と同じ方法を使用して、3−ベ
ンゼンスルホニル−6−イソチオシアネート−3−アザ
−ビシクロ[3.1.0]ヘキサンの代わりに1α,5
α,6β−6−イソチオシアネート−3−ベンゼンスル
ホニル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン
(0.529mmol)を使用した。1Bで記載したよ
うにして2−アミノ−3−ピリジン−4−イル−2−ピ
リジン−4−イルメチル−プロピオン酸メチルエステル
(0.635mmol)で環化し、1Cで記載したよう
にしてカリウムビス(トリメチルシリル)アミドの存在
下で4−シアノフェナシルブロミドを硫黄アルキル化
し、そして1Dで記載したようにしてトリフェニルホス
フィンの存在下で硫黄を放出した後、10mg(0.1
6mmol)の標題化合物が白色固形物として得られ
た。 Cl−MS:m/z 658.5[M+1]
【0184】実施例53 4−{[1−(1α,5α,6α−3−ベンゼンスルホ
ニル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−
イル)−4,4−ビス−(1H−イミダゾール−4−イ
ルメチル)−5−オキソ−イミダゾリジン−2−イリデ
ン]−アセチル}−ベンゾニトリル 53A. 2−(ベンジリデン−アミノ)−3−(1−
トリチル−1H−イミダゾール−4−イル)−2−(1
−トリチル−1H−イミダゾール−4−イルメチル)−
プロピオン酸メチルエステル
【0185】カリウムビス(トリメチルシリル)アミド
(11.34g、54mmol)のTHF(100m
l)溶液を、(ベンジリデン−アミノ)−酢酸メチルエ
ステル(3.83g、21.63mmol)と4−クロ
ロメチル−1−トリチル−1H−イミダゾール(21.
6g、60.18mmol)の−78℃のTHF(20
0ml)中混合物に滴下して加えた。得られた溶液を周
囲温度に加温し、そして24時間攪拌した。THFを除
去した後、引き続いて反応混合物を酢酸エチルとブライ
ン間で分配した。水性層を酢酸エチルで2回洗浄した。
酢酸エチル抽出物を合わせ、MgSOで乾燥し、ろ過
し、そして濃縮して53Aの粗製標題化合物を得た。 53B. 2−アミノ−3−(1−トリチル−1H−イ
ミダゾール−4−イル)−2−(1−トリチル−1H−
イミダゾール−4−イルメチル)−プロピオン酸メチル
エステル
【0186】53Aの粗製標題化合物を無水THF(4
0ml)に溶解した。この反応物に0℃の2.0M塩酸
(HCl)水溶液10mlを加えた。この混合物を周囲
温度で2時間攪拌した。続いてこの反応物を真空下で濃
縮してTHFを除去した。次いで、反応物をエチルエー
テルと水間で分配した。水性層をエチルエーテルで更に
2回洗浄した。次いで、水性層のpHを炭酸ナトリウム
(NaCO)で9に調整し、そして実質上どんな生
成物も塩化メチレン(CHCl)層に抽出されなく
なるまで塩化メチレンで抽出する。CHCl抽出物
を合わせ、MgSOで乾燥し、ろ過し、そして真空下
で濃縮して粗製生成物を得た。粗製生成物は溶出剤とし
てMeOH−CHCl−NHOH(1:99:0.
1)を使用してシリカゲルクロマトグラフィーにかけ
て、53Bの標題化合物を白色泡状物、10.78g
(14.7mmol、2工程で68%の収率)として得
た。 53C. 3−(3−ベンゼンスルホニル−3−アザ−
ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル)−2−チオ
キソ−5,5−ビス−(1−トリチル−1H−イミダゾ
ール−4−イルメチル)−イミダゾリジン−4−オン
【0187】実施例1Bで記載した方法と同じ方法を使
用して、53Bの標題化合物(0.68mmol)と3
−ベンゼンスルホニル−6−イソチオシアネート−3−
アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン(6.71mm
ol、1Aで調製した)の反応混合物を乾燥Nの雰囲
気下で一夜加熱還流した。次いで、これを10%K
水溶液中に注ぎ、そしてCHClで抽出した。
有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥し、そし
て濃縮して粗製生成物を得た。粗製生成物は溶出剤とし
てMeOH−CHCl−NHOH(1:99:0.
1)を使用してシリカゲルクロマトグラフィーにかけ
て、53Cの標題化合物を黄色固形物、0.548g
(0.558mmol、82%の収率)として得た。 Cl−MS:m/e 982.4[M+1]。 53D. 4−{[1−(3−ベンゼンスルホニル−3
−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル)−
4,4−ビス−(1−トリチル−1H−イミダゾール−
4−イルメチル)−4,5−ジヒドロ−5−オキソ−1
H−イミダゾール−2−イルスルファニル]−アセチ
ル}−ベンゾニトリル
【0188】実施例1Cで記載した方法と同じ方法を使
用して、53Cの標題化合物(0.548g、0.55
8mmol)と4−シアノフェナシルブロミド(138
mg、0.614mmol)をカリウムビス(トリメチ
ルシリル)−アミド(129mg、0.614mmo
l)の存在下で反応させ、クロマトグラフィーで精製し
た後、53Dの標題化合物、0.46g(0.41mm
ol、73%の収率)を得た。 53E. 4−{[1−(3−ベンゼンスルホニル−3
−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル)−
4,4−ビス−(1−トリチル−1H−イミダゾール−
4−イルメチル)−5−オキソ−イミダゾリジン−2−
イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリル
【0189】実施例1Dで記載した方法と同じ方法を使
用して、還流トルエン中の53Dの標題化合物(460
mg、0.41mmol)とトリフェニルホスフィン
(320mg、1.23mmol)によって、クロマト
グラフィー精製後に53Eの標題化合物、0.324g
(0.35mmol、86%の収率)が得られた。Cl
−MS:m/z 923.4[M+1]。 53F. 4−{[1−(3−ベンゼンスルホニル−3
−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル)−
4,4−ビス−(1H−イミダゾール−4−イルメチ
ル)−5−オキソ−イミダゾリジン−2−イリデン]−
アセチル}−ベンゾニトリル
【0190】53Eの標題化合物(0.324g、0.
33mmol)のCHCl(3ml)溶液にNH
F(48mg、1.01mmol)とトリエチルシラン
(0.21ml、1.30mmol)を加え、続いて3
mlのTFAを加えた。反応混合物を周囲温度で12時
間攪拌した。これをCHClと飽和重炭酸ナトリウ
ム(NaHCO)溶液間で分配した。CHCl
をMgSOで乾燥し、ろ過し、そして真空下で濃縮し
て粗製生成物を得た。粗製生成物は溶出剤としてMeO
H−CHCl−NHOH(6:94:0.1)を使
用してシリカゲルクロマトグラフィーにかけて、実施例
53の標題化合物、20mg(0.033mmol、1
0%の収率)を得た。 Cl−MS:m/z 609.2[M+1]。
【0191】実施例54 4−({4,4−ビス−(1H−イミダゾール−4−イ
ルメチル)−1−[1α,5α,6α−3−(4−メチ
ル−ピペリジン−1−スルホニル)−3−アザ−ビシク
ロ[3.1.0]ヘキス−6−イル]−5−オキソ−イ
ミダゾリジン−2−イリデン}−アセチル)−ベンゾニ
トリル 実施例53で記載した方法と同じ方法を使用して、3−
ベンゼンスルホニル−6−イソチオシアネート−3−ア
ザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサンの代わりに6−イ
ソチオシアネート−3−(4−メチル−ピペリジン−1
−スルホニル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘ
キサン(6.8mmol)を使用した。53Cで記載し
たようにして2−アミノ−3−(1−トリチル−1H−
イミダゾール−4−イル)−2−(1−トリチル−1H
−イミダゾール−4−イルメチル−プロピオン酸メチル
エステル(0.68mmol)で環化し、53Dで記載
したようにしてカリウムビス(トリメチルシリル)アミ
ドの存在下で4−シアノフェナシルブロミドを硫黄アル
キル化し、53Eで記載したようにしてトリフェニルホ
スフィンの存在下で硫黄を放出し、そして53Fで記載
したようにしてトリチル基を除去した後、4mg(0.
006mmol)の標題化合物が白色固形物として得ら
れた。 Cl−MS:m/z 630.3[M+1]
【0192】実施例55 4−{[1−[1α,5α,6α−3−(5−ブロモ−
チオフェン−2−スルホニル)−3−アザ−ビシクロ
[3.1.0]ヘキス−6−イル]−4,4−ビス−
(1H−イミダゾール−4−イルメチル)−5−オキソ
−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベン
ゾニトリル 実施例53で記載した方法と同じ方法を使用して、3−
ベンゼンスルホニル−6−イソチオシアネート−3−ア
ザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサンの代わりに6−イ
ソチオシアネート−3−(5−ブロモ−チオフェン−2
−スルホニル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘ
キサン(7.17mmol)を使用した。53Cで記載
したようにして2−アミノ−3−(1−トリチル−1H
−イミダゾール−4−イル)−2−(1−トリチル−1
H−イミダゾール−4−イルメチル)−プロピオン酸メ
チルエステル(0.68mmol)で環化し、53Dで
記載したようにしてカリウムビス(トリメチルシリル)
アミドの存在下で4−シアノフェナシルブロミドを硫黄
アルキル化し、53Eで記載したようにしてトリフェニ
ルホスフィンの存在下で硫黄を放出し、そして53Fで
記載したようにしてトリチル基を除去した後、20mg
(0.03mmol)の標題化合物が白色固形物として
得られた。 Cl−MS:m/z 693.1[M+1]
【0193】実施例56 4−{[1−(1α,5α,6α−3−アザ−3−(t
ert−ブトキシルカルボニル)−ビシクロ[3.1.
0]ヘキス−6−イル)−4,4−ビス−(3−メチル
−3H−イミダゾール−4−イルメチル)−5−オキソ
−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベン
ゾニトリル 56A. 2−(ベンズヒドリリデン−アミノ)−3−
(3−メチル−3H−イミダゾール−4−イル)−2−
(3−メチル−3H−イミダゾール−4−イルメチル)
−プロピオン酸メチルエステル
【0194】53Aで記載した方法と同じ方法を使用し
て、カリウムビス(トリメチルシリル)−アミド(5.
24g、25.02mmol)の存在下4−クロロメチ
ル−1−メチル−1H−イミダゾール(2.5g、1
2.5mmol)と(ベンズヒドリリデン−アミノ)−
酢酸メチルエステル(1.056g、4.17mmo
l)のTHF中の反応によって、クロマトグラフィー精
製後に1.40g(3.181mmol、76%の収
率)の56Aの標題化合物が得られた。 56B. 2−アミノ−3−(3−メチル−3H−イミ
ダゾール−4−イル)−2−(3−メチル−3H−イミ
ダゾール−4−イルメチル)−プロピオン酸メチルエス
テル
【0195】実施例53Bで記載した方法と同じ方法を
使用して、56Aの標題化合物(960mg、2.17
mmol)をTHF中HClで処理して、56Bの標題
化合物、652mg(77%の収率)を得た。 56C. 6−[4,4−ビス−(3−メチル−3H−
イミダゾール−4−イルメチル)−5−オキソ−2−チ
オキソ−イミダゾリジン−1−イル]−3−アザ−ビシ
クロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボン酸tert
−ブチルエステル
【0196】実施例1Bで記載した方法と同じ方法を使
用して、56Bの標題化合物(0.39g、1.01m
mol)と3−(tert−ブトキシカルボニル)−6
−イソチオシアネート−3−アザ−ビシクロ[3.1.
0]ヘキサン(2.53mmol、2Aで調製した)の
反応混合物を還流エタノール中で加熱して、クロマトグ
ラフィー精製後に0.448g(0.92mmol、9
2%の収率)の56Cの標題化合物を得た。 Cl−MS:m/e 486.2[M+1]。 56D. 6−[2−[2−(4−シアノ−フェニル)
−2−オキソ−エチルスルファニル]−4,4−ビス−
(3−メチル−3H−イミダゾール−4−イルメチル)
−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−イミダゾール−1−
イル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−
3−カルボン酸tert−ブチルエステル
【0197】実施例1Cで記載した方法と同じ方法を使
用して、カリウムビス(トリメチルシリル)−アミド
(214mg、1.02mmol)の存在下で56Cの
標題化合物(0.448g、0.924mmol)と4
−シアノフェナシルブロミド(228mg、1.02m
mol)を反応させて56Dの標題化合物、0.554
g(0.882mmol、95%の収率)を得た。 Cl−MS:m/z 629.3[M+1]。 56E. 4−{[1−(1α,5α,6α−3−アザ
−3−(tert−ブトキシルカルボニル)−ビシクロ
[3.1.0]ヘキス−6−イル)−4,4−ビス−
(3−メチル−3H−イミダゾール−4−イルメチル)
−5−オキソ−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセ
チル}−ベンゾニトリル 実施例1Dで記載した方法と同じ方法を使用して、還流
トルエン中での56Dの標題化合物(318mg、0.
988mmol)とトリフェニルホスフィン(776m
g、2.96mmol)から、クロマトグラフィー精製
後に実施例56の標題化合物、0.196g(0.63
mmol、63%の収率)を得た。Cl−MS:m/z
597.3[M+1]。
【0198】実施例57 4−{[1−(1α,5α,6α−3−アザ−ビシクロ
[3.1.0]ヘキス−6−イル)−4,4−ビス−
(3−メチル−3H−イミダゾール−4−イルメチル)
−5−オキソ−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセ
チル}−ベンゾニトリル 実施例3で記載した方法と同じ方法を使用して、56の
標題化合物(196.4mg、0.33mmol)をC
Cl中TFA(0.3ml)で処理して標題化合
物、99.5mg(0.2mmol、61%の収率)を
得た。 H NMR(CDCl):δ7.87(d、J=
8.3Hz、2H)、7.70(d、J=8.3Hz、
2H)、7.33(s、2H)、6.77(s、2
H)、5.53(s、1H)、3.56(s、6H)、
3.21(d、J=15.2Hz、2H)、3.20
(d、J=11.1Hz、2H)、3.07(d、J=
15.2Hz、2H)、2.98(d、J=11.1H
z、2H)、2.15(s、1H)、1.50(s、2
H)
【0199】実施例58 4−{[1−(1α,5α,6α−3−ベンゼンスルホ
ニル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−
イル)−4,4−ビス−(3−メチル−3H−イミダゾ
ール−4−イルメチル)−5−オキソ−イミダゾリジン
−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリル 実施例13の方法に従って、57の標題化合物、4−
{[1−(3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−
6−イル)−4,4−ビス−(3−メチル−3H−イミ
ダゾール−4−イルメチル)−5−オキソ−イミダゾリ
ジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリル
(25mg、0.05mmol)とベンゼンスルホニル
クロリド(0.0096ml、0.075mmol)を
反応させて標題化合物(20mg、0.031mmo
l、63%の収率)を得た。 Cl−MS:m/z 637.2[M+1]
【0200】実施例59 4−({4,4−ビス−(3−メチル−3H−イミダゾ
ール−4−イルメチル)−1−[1α,5α,6α−3
−(4−メチル−ピペラジン−1−スルホニル)−3−
アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル]−5
−オキソ−イミダゾリジン−2−イリデン}−アセチ
ル)−ベンゾニトリル 実施例13の方法に従って、57の標題化合物、4−
{[1−(3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−
6−イル)−4,4−ビス−(3−メチル−3H−イミ
ダゾール−4−イルメチル)−5−オキソ−イミダゾリ
ジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリル
(25mg、0.05mmol)と4−メチル−ピペラ
ジン−1−スルホニルクロリド(0.05mg、0.2
5mmol)を反応させて標題化合物(10mg、0.
016mmol、30%の収率)を得た。 Cl−MS:m/z tbd[M+1]
【0201】実施例60 4−{[1−[1α,5α,6α−3−(5−ブロモ−
チオフェン−2−スルホニル)−3−アザ−ビシクロ
[3.1.0]ヘキス−6−イル]−4,4−ビス−
(3−メチル−3H−イミダゾール−4−イルメチル)
−5−オキソ−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセ
チル}−ベンゾニトリル 実施例13の方法に従って、57の標題化合物、4−
{[1−(3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−
6−イル)−4,4−ビス−(3−メチル−3H−イミ
ダゾール−4−イルメチル)−5−オキソ−イミダゾリ
ジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリル
(25mg、0.05mmol)と5−ブロモ−チオフ
ェン−2−スルホニルクロリド(0.02mg、0.0
75mmol)を反応させて標題化合物(10mg、
0.014mmol、28%の収率)を得た。 Cl−MS:m/z 721.1、723.1[M+
1]
【0202】実施例61 3−{2−[2−(4−シアノ−フェニル)−2−オキ
ソ−エチリデン]−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジ
ン−4−イルメチル−イミダゾリジン−1−イルメチ
ル}−8α−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−
8−カルボン酸tert−ブチルエステル A. 3−エトキシカルボニルメチル−8α−アザ−ビ
シクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸ter
t−ブチルエステル (8α−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イ
ル)−酢酸エチルエステル(2.64g、13.4mm
ol)を乾燥N雰囲気下でCHCl(40ml)
に溶解した。この溶液にジ−tert−ブチルジカルボ
ネ−ト(3.33g、15.2mmol)を加え、そし
て反応物を室温で一夜攪拌した。この反応物をCH
と10%NaHSO間で分配した。生成物をCH
Cl中に抽出し、MgSOで乾燥し、ろ過し、そ
して濃縮(真空)して油状物を得た。油状物はシリカゲ
ルフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶出剤:酢酸
エチル/ヘキサン20/80)で精製した。関連フラク
ションを集めそして濃縮(真空)して2.32gの標題
化合物を得た。
【0203】C.l.m/z 198[M+1 −Bo
c];H NMR(CDCl)δ4.10(m、2
H)、4.08(q、J=7.1Hz、2H)、2.4
1(m、2H)、2.15(m、3H)、1.95
(m、2H)、1.64(m、2H)、1.42(s、
9H)、1.21(t、J=7.1Hz、3H)。 B. 3−カルボキシメチル−8α−アザ−ビシクロ
[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブ
チルエステル 3−エトキシカルボニルメチル−8α−アザ−ビシクロ
[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブ
チルエステル(2.40g、8.08mmol)をEt
OH(50ml)に溶解した。この混合物に1.0Nの
NaOH(16.2ml)を加え、そして反応物を室温
で一夜攪拌した。次いで、この混合物を濃縮(真空)
し、そしてその後EtOと水間で分配した。次いで、
0.5NのHClを使用して水層をpH=2に酸性化
し、そして生成物をCHCl中に抽出し、MgSO
で乾燥し、そして濃縮(真空)して1.13gの標題
化合物を得た。
【0204】C.l.m/z 170[M+1 −Bo
c];H NMR(CDCl)δ4.11(m、2
H)、2.50(m、2H)、2.20(m、3H)、
1.97(m、2H)、1.65(m、2H)、1.4
1(s、9H)。 C. 3−(ベンジロキシカルボニルアミノ−メチル)
−8α−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−
カルボン酸tert−ブチルエステル 3−カルボキシメチル−8α−アザ−ビシクロ[3.
2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエ
ステル(1.13g、4.20mmol)を乾燥N
囲気下で無水トルエン(40ml)に溶解した。この溶
液にトリエチレンアミン(760ml、5.46mmo
l)及びジフェニルホスホリルアジド(1.10ml、
5.03mmol)を加えた。この混合物を周囲温度で
1.5時間攪拌し、そしてその後ベンジルアルコ−ル
(520ml、5.03mmol)を加えた。反応混合
物を96℃に加熱した。この混合物をこの温度で3時間
攪拌し、そしてその後70℃に冷却しそして一夜攪拌し
た。次いで、この混合物を室温に冷却し、そして酢酸エ
チルで希釈した。この混合物を酢酸エチルと0.1Nの
NaOH間で分配した。有機層をMgSOで乾燥し、
ろ過し、そして濃縮(真空)して1.79gの標題化合
物を黄色油状物として得た。
【0205】C.l.m/z 275[M+1 −Bo
c];H NMR(CDCl)δ7.35(m、5
H)、5.09(s、2H)、4.11(m、3H)、
3.25(m、2H)、1.70〜2.20(m、7
H)、1.42(s、9H)、1.31(m、2H)。 D. 3−アミノメチル−8α−アザ−ビシクロ[3.
2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエ
ステル 3−(ベンジロキシカルボニルアミノ−メチル)−8α
−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボ
ン酸tert−ブチルエステル(1.49g、3.97
mmol)と酢酸500mlをパ−ル(Paar)瓶中
でEtOH(25ml)に溶解した。この混合物に10
%のパラジウム炭素148mgを加えた。反応容器をパ
−ル振とう機に置きそして48psiの水素を加えた。
反応物を室温で一夜振とうし、そしてその後これをセラ
イトでろ過した。セライトをエタノールで洗浄し、そし
てろ液を合わせて濃縮(真空)して732mgの標題化
合物を得た。
【0206】C.l.m/z 241[M+1];
NMR(CDCl) δ=4.10(m、4H)、
3.27(m、2H)、1.20〜2.20(m、9
H)、1.44(s、9H)。 E. 3−イソチオシアネートメチル−8α−アザ−ビ
シクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸ter
t−ブチルエステル 3−アミノメチル−8α−アザ−ビシクロ[3.2.
1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステ
ル(725mg、3.02mmol)と1,1’−チオ
カルボニルジイミダゾール(718mg、3.62mm
ol)を乾燥N雰囲気下室温でCHCl(15m
l)に溶解した。この反応物を4時間攪拌し、そしてそ
の後10%NaHSOとCHCl間で分配した。
有機層を10%NaHSOで再度洗浄し、続いて水、
そして最後に飽和NaHCOで洗浄した。有機層をM
gSOで乾燥し、ろ過し、そして濃縮(真空)して8
22mgの標題固形物を得た。
【0207】C.l.m/z 183[M+1 −Bo
c];H NMR(CDCl)δ=4.17(m、
2H)、3.57(d、J=7.1Hz、2H)、1.
40〜2.20(m、7H)、1.42(s、9H)、
1.20(m、2H)。 F. 3−(5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4
−イルメチル−2−チオキソ−イミダゾリジン−1−イ
ルメチル)−8α−アザ−ビシクロ[3.2.1]オク
タン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル 3−イソチオシアネートメチル−8α−アザ−ビシクロ
[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブ
チルエステル(819mg、3.02mmol)と2−
アミノ−3−ピリジン−4−イル−2−ピリジン−4−
イルメチル−プロピオン酸メチルエステル(853m
g、3.02mmol)を乾燥N雰囲気下EtOH
(10ml)に溶解した。この反応物を75℃に加熱
し、そして2日間この温度においた。反応物を濃縮(真
空)して1.83gの黒色残渣を得た。この残渣をシリ
カゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶出剤:
酢酸エチルからCHOH/酢酸エチル6/94に傾
斜)で精製して678mgの標題化合物を得た。
【0208】C.l.m/z 522[M+1];
NMR(CDCl) δ=8.50(m、4H)、
8.20(br s、1H)、7.12(m、4H)、
4.01(m、2H)、3.50(d、J=7.1H
z、2H)、3.21(d、J=13.1Hz、2
H)、3.07(d、J=13.1Hz、2H)、1.
50〜1.95(m、7H)、1.47(s、9H)、
0.79(m、2H)。 G. 3−{2−[2−(4−シアノ−フェニル)−2
−オキソ−エチルスルファニル]−5−オキソ−4,4
−ビス−ピリジン−4−イルメチル−4,5−ジヒドロ
−イミダゾール−1−イルメチル}−8α−アザ−ビシ
クロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert
−ブチルエステル
【0209】カリウムビス(トリメチルシリル)アミド
(272mg、1.36mmol)の乾燥N雰囲気下
の−78℃の無水THF(15ml)溶液に3−(5−
オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−2
−チオキソ−イミダゾリジン−1−イルメチル)−8α
−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボ
ン酸tert−ブチルエステル(678mg、1.30
mmol)を加えた。この溶液を室温に加温し、そして
15分後に−78℃に冷却した。この溶液に4−シアノ
フェナシルブロミド(305mg、1.36mmol)
を加えた。反応物を室温に加温し、そして1時間攪拌し
た。この混合物をCHClと飽和NaHCO間で
分配した。有機層をMgSOで乾燥し、ろ過し、そし
て濃縮(真空)して1.50g橙色残渣を得た。この残
渣をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー
(溶出剤:酢酸エチルからMeOH/酢酸エチル5/9
5の傾斜)で精製して744mgの標題化合物を得た。
【0210】C.l.m/z 665[M+1];
NMR(CDCl) δ=8.40(m、4H)、
8.19(d、J=8.4Hz、2H)、7.90
(d、J=8.4Hz、2H)、6.96(m、4
H)、4.61(s、2H)、3.99(m、2H)、
3.50(d、J=7.1Hz、2H)、3.11
(m、2H)、3.01(m、4H)、1.50〜1.
95(m、7H)、1.45(s、9H)、0.73
(m、2H)。 H. 3−{2−[2−(4−シアノ−フェニル)−2
−オキソ−エチリデン]−5−オキソ−4,4−ビス−
ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−1−イル
メチル}−8α−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ
ン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル
【0211】3−{2−[2−(4−シアノ−フェニ
ル)−2−オキソ−エチルスルファニル]−5−オキソ
−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−4,5−
ジヒドロ−イミダゾール−1−イルメチル}−8α−ア
ザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸
tert−ブチルエステル(34mg、0.059mm
ol)を乾燥N雰囲気下で無水トルエン(5.0m
l)に溶解した。この溶液にトリフェニルホスフィン
(62mg、0.23mmol)及び18mlのN−エ
チルジイソプロピルアミンを加え、そしてこの混合物を
100℃に加熱した。48時間攪拌した後、反応物を濃
縮(真空)し、そしてその後0.01NのHClとEt
O間で分配した。水性層をEtOで2回洗浄し、そ
してその後NaHCOでpH=8の塩基性にした。生
成物をCHCl中に抽出し、MgSOで乾燥し、
ろ過し、そして濃縮(真空)して褐色固形物を得た。こ
の固形物をCHCl/ヘキサンで磨砕して29mg
の標題固形物を白色固形物として得た。
【0212】C.l.m/z 633[M+1];
NMR(CDCl) δ10.42(br s、1
H)、8.46(m、4H)、7.86(d、J=8.
4Hz、2H)、7.71(d、J=8.4Hz、2
H)、7.12(m、4H)、5.10(s、1H)、
4.00(m、2H)、3.29(d、J=13.2H
z、2H)、3.20(m、2H)、3.10(d、J
=13.2Hz、2H)、1.95(m、2H)、1.
5〜1.7(m、5H)、1.4(s、9H)、0.7
1(m、2H)。
【0213】実施例62 4−{[1−(8β−アザ−ビシクロ[3.2.1]オ
クト−3−イルメチル)−5−オキソ−4,4−ビス−
ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリ
デン]−アセチル}−ベンゾニトリル 3−{2−[2−(4−シアノ−フェニル)−2−オキ
ソ−エチリデン]−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジ
ン−4−イルメチル−イミダゾリジン−1−イルメチ
ル}−8α−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−
8−カルボン酸tert−ブチルエステル(713m
g、1.12mmol)を乾燥N雰囲気下で10ml
のTFAに溶解した。この混合物を40℃に10分間加
熱した。次いで、混合物を濃縮(真空)し、そして残渣
をCHClと0.01NのNaOH間で分配した。
CHCl層をMgSOで乾燥し、ろ過し、そして
濃縮(真空)して545mgの標題化合物を褐色泡状物
として得た。
【0214】C.l.m/z 533[M+1];
NMR(CDCl) δ10.38(br s、1
H)、8.46(m、4H)、7.88(d、J=8.
3Hz、2H)、7.72(d、J=8.3Hz、2
H)、7.12(m、4H)、5.12(s、1H)、
3.05〜3.36(m、9H)、1.3〜1.7
(m、5H)、0.70(m、2H)。
【0215】実施例63 4−{[1−(8−アセチル−8α−アザ−ビシクロ
[3.2.1]オクト−3−イルメチル)−5−オキソ
−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾ
リジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリル 4−{[1−(8α−アザ−ビシクロ[3.2.1]オ
クト−3−イルメチル)−5−オキソ−4,4−ビス−
ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリ
デン]−アセチル}−ベンゾニトリル(54mg、0.
10mmol)を乾燥N雰囲気下で1.0mlのCH
Clに溶解した。この溶液にNEt (36ml、
0.26mmol)と無水酢酸(24ml、0.26m
mol)を加えた。この混合物を室温で一夜攪拌し、そ
してその後CHClと飽和NaHCO間で分配し
た。CHCl層をMgSOで乾燥し、ろ過し、そ
して濃縮(真空)して59mgの茶色残渣を得た。この
残渣をCHCl/へキサンで磨砕して45mgの標
題化合物を白色固形物として得た。
【0216】C.l.m/z 575[M+1];
NMR(CDCl) δ10.44(br s、1
H)、8.47(m、4H)、7.85(d、J=8.
4Hz、2H)、7.71(d、J=8.4Hz、2
H)、7.15(m、4H)、5.11(s、1H)、
4.46(m、1H)、3.90(m、1H)、3.0
0〜3.36(m、6H)、1.96(s、3H)、
0.70〜1.7(m、9H)。
【0217】実施例64 4−{[1−(8−メタンスルホニル−8α−アザ−ビ
シクロ[3.2.1]オクト−3−イルメチル)−5−
オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イ
ミダゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニ
トリル 4−{[1−(8α−アザ−ビシクロ[3.2.1]オ
クト−3−イルメチル)−5−オキソ−4,4−ビス−
ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリ
デン]−アセチル}−ベンゾニトリル(54mg、0.
10mmol)を乾燥N雰囲気下で1.0mlのCH
Clに溶解した。この溶液にNEt (18ml、
0.13mmol)とメタンスルホニルクロリド(9.
5ml、0.13mmol)を加えた。この混合物を室
温で一夜攪拌し、そしてその後CHClと飽和Na
HCO間で分配した。CHCl層をMgSO
乾燥し、ろ過し、そして濃縮(真空下)して56mgの
茶色残渣を得た。この残渣をCHCl/へキサンで
磨砕して49mgの標題化合物を白色固形物として得
た。
【0218】C.l.m/z 611[M+1];
NMR(CDCl) δ10.39(br s、1
H)、8.48(m、4H)、7.88(d、J=8.
4Hz、2H)、7.72(d、J=8.4Hz、2
H)、7.16(m、4H)、5.10(s、1H)、
4.03(m、2H)、3.10〜3.30(m、6
H)、2.82(s、3H)、2.05(m、2H)、
0.70〜1.80(m、7H)。
【0219】実施例65 3−{2−[2−(4−シアノ−フェニル)−2−オキ
ソ−エチリデン]−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジ
ン−4−イルメチル−イミダゾリジン−1−イルメチ
ル}−8α−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−
8−カルボン酸エチルエステル 4−{[1−(8α−アザ−ビシクロ[3.2.1]オ
クト−3−イルメチル)−5−オキソ−4,4−ビス−
ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリ
デン]−アセチル}−ベンゾニトリル(54mg、0.
10mmol)を乾燥N雰囲気下で1.0mlのCH
Clに溶解した。この溶液にNEt (21ml、
0.15mmol)とクロロギ酸エチル(12ml、
0.12mmol)を加えた。この混合物を室温で一夜
攪拌し、そしてその後CHClとNaHCO間で
分配した。CHCl層をMgSOで乾燥し、ろ過
し、そして真空下で濃縮して87mgの茶色残渣を得
た。この残渣をCHCl/へキサンで磨砕して54
mgの標題化合物を白色固形物として得た。
【0220】C.l.m/z 605[M+1];
NMR(CDCl) δ10.42(br s、1
H)、8.45(m、4H)、7.85(d、J=8.
3Hz、2H)、7.70(d、J=8.3Hz、2
H)、7.10(m、4H)、5.10(s、1H)、
4.03(m、4H)、3.05〜3.30(m、6
H)、2.82(s、3H)、1.95(m、2H)、
0.70〜1.70(m、10H)。
【0221】実施例66 4−{[1−(8−ホルミル−8α−アザ−ビシクロ
[3.2.1]オクト−3−イルメチル)−5−オキソ
−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾ
リジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリル 4−{[1−(8α−アザ−ビシクロ[3.2.1]オ
クト−3−イルメチル)−5−オキソ−4,4−ビス−
ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリ
デン]−アセチル}−ベンゾニトリル(54mg、0.
10mmol)を乾燥N雰囲気下で1.0mlのCH
Clに溶解した。この溶液にNEt (28ml、
0.20mmol)と酢酸ギ酸無水物(23ml、0.
26mmol)を加えた。この混合物を室温で一夜攪拌
し、そしてその後CHClと飽和重炭酸塩水溶液間
で分配した。CHCl層をMgSOで乾燥し、ろ
過し、そして濃縮(真空下)して58mgの茶色残渣を
得た。この残渣をCHCl/へキサンで磨砕して4
5mgの標題化合物を褐色粉末として得た。
【0222】C.l.m/z 561[M+1];
NMR(CDCl) δ10.40(br s、1
H)、8.47(m、4H)、8.01(s、1H)、
7.89(d、J=8.4Hz、2H)、7.73
(d、J=8.4Hz、2H)、7.12(m、4
H)、5.10(s、1H)、4.40(m、1H)、
3.80(m、1H)、3.05〜3.30(m、6
H)、0.70〜2.00(m、9H)。
【0223】実施例67 3−{2−[2−(4−シアノ−フェニル)−2−オキ
ソ−エチリデン]−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジ
ン−4−イルメチル−イミダゾリジン−1−イルメチ
ル}−8α−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−
8−カルボン酸メチルエステル 4−{[1−(8α−アザ−ビシクロ[3.2.1]オ
クト−3−イルメチル)−5−オキソ−4,4−ビス−
ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリ
デン]−アセチル}−ベンゾニトリル(54mg、0.
10mmol)を乾燥N雰囲気下で1.0mlのCH
Clに溶解した。この溶液にNEt (21ml、
0.15mmol)とクロロギ酸メチル(9.3ml、
0.12mmol)を加えた。この混合物を室温で48
時間攪拌し、そしてその後CHClと飽和NaHC
間で分配した。CHCl層をMgSOで乾燥
し、ろ過し、そして濃縮(真空下)して茶色残渣を得
た。この残渣をCHCl/へキサンで磨砕して51
mgの標題化合物を白色固形物として得た。
【0224】C.l.m/z 591[M+1];
NMR(CDCl) δ10.38(br s、1
H)、8.46(m、4H)、7.88(d、J=8.
4Hz、2H)、7.71(d、J=8.4Hz、2
H)、7.13(m、4H)、5.11(s、1H)、
3.62(s、3H)、3.05〜3.30(m、6
H)、0.70〜2.00(m、9H)。
【0225】実施例68 4−{[1−(8−ベンゼンスルホニル−8α−アザ−
ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イルメチル)−5
−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−
イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾ
ニトリル 4−{[1−(8α−アザ−ビシクロ[3.2.1]オ
クト−3−イルメチル)−5−オキソ−4,4−ビス−
ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリ
デン]−アセチル}−ベンゾニトリル(54mg、0.
10mmol)を乾燥N雰囲気下で1.0mlのCH
Clに溶解した。この溶液にNEt (21ml、
0.15mmol)とベンゼンスルホニルクロリド(1
5ml、0.12mmol)を加えた。この混合物を室
温で一夜攪拌し、そしてその後CHClと飽和Na
HCO間で分配した。CHCl層をMgSO
乾燥し、ろ過し、そして濃縮(真空下)して茶色残渣を
得た。この残渣をCHCl/へキサンで磨砕して6
7mgの標題化合物を白色固形物として得た。
【0226】C.l.m/z 673[M+1];
NMR(CDCl) δ10.45(br s、1
H)、8.44(m、4H)、7.40〜7.90
(m、9H)、7.10(m、4H)、5.09(s、
1H)、4.05(m、2H)、3.05〜3.30
(m、6H)、0.70〜2.00(m、9H)。
【0227】実施例69 3−{2−[2−(4−シアノ−フェニル)−2−オキ
ソ−エチリデン]−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジ
ン−4−イルメチル−イミダゾリジン−1−イルメチ
ル}−8α−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−
8−スルホン酸ジメチルアミド 4−{[1−(8α−アザ−ビシクロ[3.2.1]オ
クト−3−イルメチル)−5−オキソ−4,4−ビス−
ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリ
デン]−アセチル}−ベンゾニトリル(54mg、0.
10mmol)を乾燥N雰囲気下で1.0mlのCH
Clに溶解した。この溶液にNEt (42ml、
0.30mmol)とジメチルスルファモイルクロリド
(26ml、0.24mmol)を加えた。この混合物
を室温で一夜攪拌し、そしてその後CHClと飽和
NaHCO間で分配した。CHCl層をMgSO
で乾燥し、ろ過し、そして濃縮(真空下)して茶色残
渣を得た。この残渣をCH Cl/へキサンで磨砕し
て72mgの標題化合物を褐色粉末として得た。
【0228】C.l.m/z 640[M+1];
NMR(CDCl) δ10.40(br s、1
H)、8.47(m、4H)、7.86(d、J=8.
3Hz、2H)、7.71(d、J=8.3Hz、2
H)、7.13(m、4H)、5.11(s、1H)、
3.90(m、2H)、3.05〜3.30(m、6
H)、2.71(s、6H)、0.70〜2.00
(m、9H)。
【0229】実施例70 4−{[1−(8−エタンスルホニル−8α−アザ−ビ
シクロ[3.2.1]オクト−3−イルメチル)−5−
オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イ
ミダゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニ
トリル 4−{[1−(8α−アザ−ビシクロ[3.2.1]オ
クト−3−イルメチル)−5−オキソ−4,4−ビス−
ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリ
デン]−アセチル}−ベンゾニトリル(54mg、0.
10mmol)を乾燥N雰囲気下で1.0mlのCH
Clに溶解した。この溶液にNEt (42ml、
0.30mmol)とエチルスルホニルクロリド(22
ml、0.24mmol)を加えた。この混合物を室温
で一夜攪拌し、そしてその後CH Clと飽和NaH
CO間で分配した。CHCl層をMgSOで乾
燥し、ろ過し、そして濃縮(真空)して茶色残渣を得
た。この残渣をCHCl/へキサンで磨砕して64
mgの標題化合物を褐色粉末として得た。
【0230】C.l.m/z 625[M+1];
NMR(CDCl) δ10.38(br s、1
H)、8.43(m、4H)、7.88(d、J=8.
4Hz、2H)、7.71(d、J=8.4Hz、2
H)、7.12(m、4H)、5.11(s、1H)、
3.98(m、2H)、3.05〜3.30(m、6
H)、2.90(m、2H)、0.70〜2.05
(m、12H)。
【0231】実施例71 4−({5−オキソ−1−[8−(プロパン−1−スル
ホニル)−8α−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト
−3−イルメチル]−4,4−ビス−ピリジン−4−イ
ルメチル−イミダゾリジン−2−イリデン}−アセチ
ル)−ベンゾニトリル 4−{[1−(8α−アザ−ビシクロ[3.2.1]オ
クト−3−イルメチル)−5−オキソ−4,4−ビス−
ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリ
デン]−アセチル}−ベンゾニトリル(54mg、0.
10mmol)を乾燥N雰囲気下で1.0mlのCH
Clに溶解した。この溶液にNEt (42ml、
0.30mmol)とプロピルスルホニルクロリド(2
8ml、0.24mmol)を加えた。この混合物を室
温で一夜攪拌し、そしてその後CHClと飽和Na
HCO間で分配した。CHCl層をMgSO
乾燥し、ろ過し、そして濃縮(真空)して茶色残渣を得
た。この残渣をCHCl /へキサンで磨砕して47
mgの標題化合物を褐色粉末として得た。 C.l.m/z 639[M+1];H NMR(C
DCl) δ10.40(br s、1H)、8.4
5(m、4H)、7.88(d、J=8.4Hz、2
H)、7.71(d、J=8.4Hz、2H)、7.1
1(m、4H)、5.11(s、1H)、4.00
(m、2H)、3.05〜3.30(m、6H)、2.
89(m、2H)、0.70〜2.05(m、14
H)。
【0232】実施例72 3−{2−[2−(4−シアノ−フェニル)−2−オキ
ソ−エチリデン]−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジ
ン−4−イルメチル−イミダゾリジン−1−イルメチ
ル}−8β−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−
8−カルボン酸tert−ブチルエステル A. 3−オキソ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]
オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル
【0233】8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ
ン−3−オン(9.64g、77.1mmol)を乾燥
雰囲気下室温でCHCl(100ml)に溶解
した。この溶液にジ−tert−ブチルジカルボネ−ト
(20.2g、92.7mmol)を加えた。この反応
物を室温で48時間攪拌し、そしてその後10%NaH
SOとCHCl間で分配した。CHCl層を
飽和NaHCO、続いてブラインで洗浄した。CH
Cl層をMgSOで乾燥し、ろ過し、そして濃縮
(真空)して23.1gの標題化合物を油状物として得
た。 C.l.m/z 126[M+1 −Boc];
NMR(CDCl)δ4.41(m、2H)、2.6
2(m、2H)、2.32(m、2H)、2.06
(m、2H)、1.40〜1.50(m、11H)。 B. 3−メチレン−8−アザ−ビシクロ[3.2.
1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステ
【0234】メチルトリフェニルホスホニウムヨ−ジド
(40.0g、99.1mmol)を乾燥N雰囲気下
で無水THF(200ml)に溶解した。この溶液にT
HF(100ml)中1.0Mのカリウム tert−
ブトキシドを加えた。この混合物を30分間攪拌した。
この混合物に3−オキソ−8−アザ−ビシクロ[3.
2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエ
ステル(14.9g、66.0mmol)の無水THF
(100ml)溶液を加え、そしてその後これを一夜攪
拌した。この混合物を濃縮(真空)し、そして得られた
残渣を酢酸エチル/へキサン(10/90)中にとっ
た。この溶液をろ過し、そしてろ液を濃縮(真空)して
27.1gの茶色油状物を得、そしてこれをその後シリ
カゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶出剤:
酢酸エチル/へキサン1/99から酢酸エチル/へキサ
ン20/80までの傾斜)で9.50gの標題化合物を
油状物として得た。
【0235】C.l.m/z 124[M+1 −Bo
c];H NMR(CDCl)δ4.26(m、2
H)、2.50(m、2H)、2.04(m、2H)、
1.85(m、2H)、1.55(m、2H)、1.4
6(s、9H)。 C. 3−ヒドロキシメチル}−8α−アザ−ビシクロ
[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブ
チルエステル
【0236】3−メチレン−8−アザ−ビシクロ[3.
2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエ
ステル(8.52g、38.2mmol)を乾燥N
囲気下室温で無水THF(100ml)に溶解した。次
いでこの溶液を0℃に冷却し、そしてこの溶液にTHF
(42ml)中1.0Mのボランを加えた。10分後、
反応物を室温に加温して、3.5時間攪拌した。次いで
THFを真空下で除去し、そして混合物をCHCl
と水間で分配した。次いでCHCl層を10%Na
HSOとブラインで順次洗浄した。CHCl層を
MgSOで乾燥し、ろ過し、そして濃縮(真空)して
10.3gの油状物を得た。この油状物をシリカゲルフ
ラッシュカラムクロマトグラフィー(溶出剤:酢酸エチ
ル/へキサン10/90から酢酸エチル/へキサン50
/50までの傾斜)で精製し、8.26gの標題化合物
を無色油状物として得た。
【0237】C.l.m/z 142[M+1 −Bo
c];H NMR(CDOD)δ4.10(m、2
H)、3.54(m、2H)、2.06(m、2H)、
1.95(m、2H)、1.80(m、1H)、1.6
4(m、2H)、1.45(m、2H)、1.44
(s、9H)。 D. 3−ヒドロキシメチル−8β−アザ−ビシクロ
[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブ
チルエステル
【0238】PCC(4.40g、20.4mmol)
を乾燥N雰囲気下室温でCHCl(30ml)に
溶解した。この溶液に10gの4Aモレキュラ−シ−
ブ、続いて3−ヒドロキシメチル−8α−アザ−ビシク
ロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−
ブチルエステル(3.28g、13.6mmol)のC
Cl(30ml)溶液を加えた。この反応混合物
を4時間攪拌し、そしてその後EtO(200ml)
で希釈した。得られた溶液を傾瀉し、そしてCH Cl
で溶出してシリカゲルプラグを通過させた。合わせた
ろ液を濃縮(真空)して3−ホルミル−8α−アザ−ビ
シクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸ter
t−ブチルエステル(2.70g、11.3mmol)
を油状物として得た。このアルデヒドは、無水CH
(45ml)中に油状物を溶解して得られた溶液を
1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−
エン(350ml、2.33mmol)で処理すること
によってエピ化した。この混合物を室温で一夜攪拌し、
そしてその後濃縮(真空)して油状物を得た。この油状
物をMeOH(50ml)に溶解し、そして次いでNa
BH(515mg、13.6mmol)で処理した。
この混合物を5時間攪拌し、そしてその後濃縮(真空)
して油状物を得た。油状物をCHClと水間で分配
した。CHCl層をブラインで洗浄し、MgSO
で乾燥し、ろ過し、そして濃縮(真空)して2.58g
の油状物を得た。この油状物をシリカゲルフラッシュカ
ラムクロマトグラフィー(溶出剤:酢酸エチル/へキサ
ン25/75から酢酸エチル/へキサン50/50まで
の傾斜)で精製して1.88gの標題化合物を得た。
【0239】C.l.m/z 186[M+1−イソブ
チレン];H NMR(CDOD) δ4.16
(m、2H)、3.31(m、2H)、2.03(m、
1H)、1.99(m、2H)、1.70(m、2
H)、1.60(m、2H)、1.44(s、9H)、
1.38(m、2H)。 E. 3−メタンスルホニロキシメチル−8β−アザ−
ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸te
rt−ブチルエステル
【0240】3−ヒドロキシメチル−8β−アザ−ビシ
クロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert
−ブチルエステル(1.35g、5.60mmol)を
乾燥N雰囲気下でCHCl(25ml)に溶解し
た。この溶液を0℃に冷却し、そしてこれにNEt
(910ml、6.50mmol)とメタンスルホニ
ルクロリド(500ml、6.46mmol)を加え
た。10分後、混合物を室温に加温し、そしてこの温度
で45分間攪拌した。この混合物を濃縮(真空)し、そ
してその後EtOと0.01NのHCl間で分配し
た。EtO層を0.01NのHCl、飽和NaHCO
及びブラインで順次洗浄した。EtO層をMgSO
で乾燥し、ろ過し、そして濃縮(真空)して1.77
gの標題化合物を無色油状物として得た。
【0241】C.l.m/z 264[M+1 −イソ
ブチレン];H NMR(CDCl) δ4.11
(m、2H)、3.98(m、2H)、2.97(s、
3H)、2.28(m、1H)、1.95(m、2
H)、1.70(m、2H)、1.60(m、4H)、
1.44(s、9H)。 F. 3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−イ
ソインドール−2−イルメチル)−8β−アザ−ビシク
ロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−
ブチルエステル 3−メタンスルホニロキシメチル−8β−アザ−ビシク
ロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−
ブチルエステル(1.70g、5.33mmol)を乾
燥N雰囲気下で無水DMF(25ml)に溶解した。
この溶液にカリウムフタルイミド(1.35g、7.3
0mmol)を加えた。この混合物を80℃に加熱しそ
して48時間攪拌した。この混合物を濃縮(真空)し、
そしてその後EtOと水間で分配した。EtO層を
水で2回、次いでブラインで洗浄した。このEtO層
をMgSOで乾燥し、ろ過し、そして濃縮(真空)し
て1.90gの白色泡状物を得た。
【0242】C.l.m/z 315[M+1 −イソ
ブチレン];H NMR(CDCl) δ7.69
〜7.87(m、5H)、4.09(m、2H)、3.
51(m、2H)、2.32(m、1H)、1.88
(m、2H)、1.46〜1.60(m、6H)、1.
44(s、9H)。 G. 3−アミノメチル−8β−アザ−ビシクロ[3.
2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエ
ステル
【0243】3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒド
ロ−イソインドール−2−イルメチル)−8β−アザ−
ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸te
rt−ブチルエステル(1.88g、5.08mmo
l)を乾燥N雰囲気下でEtOH(45ml)に溶解
した。この溶液にヒドラジン水和物(500ml)を加
えた。この混合物を80℃に加熱しそして1時間攪拌し
た。この混合物をろ過しそして得られたろ液を濃縮(真
空)して1.47gの白色半固形物を得た。この半固形
物をCHClで磨砕した。CHCl洗浄液を合
わせ、そして濃縮(真空)して970mgの標題化合物
を無色油状物として得た。 C.l.m/z 185[M+1−イソブチレン];
H NMR(CDOD) δ4.16(m、2H)、
2.44(m、2H)、1.93(m、3H)、1.6
0〜1.80(m、4H)、1.44(s、9H)、
1.25(m、2H)。
【0244】H. 3−イソチオシアネートメチル−8
β−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カル
ボン酸tert−ブチルエステル 3−アミノメチル−8β−アザ−ビシクロ[3.2.
1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステ
ル(940mg、3.92mmol)と1,1’−チオ
カルボニルジイミダゾール(800mg、4.04mm
ol)を乾燥N雰囲気下室温でCHCl(20m
l)に溶解した。この反応物を一夜攪拌し、そしてその
後10%NaHSOとCHCl間で分配した。C
Cl層を10%NaHSO、水及び飽和NHC
で順次洗浄した。有機層をMgSOで乾燥し、ろ
過し、そして濃縮(真空)して1.18gの標題化合物
を得た。
【0245】C.l.m/z 227[M+1−イソブ
チレン];H NMR(CDCl ) d=4.22
(m、2H)、3.55(m、2H)、2.19(m、
1H)、1.96(m、2H)、1.48〜1.78
(m、6H)、1.45(s、9H)。 I. 3−(5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4
−イルメチル−2−チオキソ−イミダゾリジン−1−イ
ルメチル)−8β−アザ−ビシクロ[3.2.1]オク
タン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル
【0246】3−イソチオシアネートメチル−8β−ア
ザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸
tert−ブチルエステル(1.15g、4.08mm
ol)と2−アミノ−3−ピリジン−4−イル−2−ピ
リジン−4−イルメチル−プロピオン酸メチルエステル
(1.66g、6.13mmol)を乾燥N雰囲気下
でEtOH(10ml)に溶解した。この混合物を80
℃に加熱し、そしてこの温度で一夜おいた。この反応物
を濃縮(真空)し、そして得られた残渣をシリカゲルフ
ラッシュカラムクロマトグラフィー(溶出剤:酢酸エチ
ルからMeOH/酢酸エチル6/94までの傾斜)で精
製して1.20gの標題化合物を黄色泡状物として得
た。
【0247】C.l.m/z 522[M+1];
NMR(CDCl) δ=8.50(m、4H)、
7.98(br s、1H)、7.11(m、4H)、
4.00(m、2H)、3.16(m、4H)、3.0
4(d、J=13.2Hz、2H)、1.60〜2.0
0(m、5H)、1.44(s、9H)、1.33
(m、2H)、0.75(m、2H)。 J. 3−{2−[2−(4−シアノ−フェニル)−2
−オキソ−エチルスルファニル]−5−オキソ−4,4
−ビス−ピリジン−4−イルメチル−4,5−ジヒドロ
−イミダゾール−1−イルメチル}−8β−アザ−ビシ
クロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert
−ブチルエステル
【0248】乾燥N雰囲気下のカリウムビス(トリメ
チルシリル)アミド(500mg、2.39mmol)
の−78℃の無水THF(5ml)溶液に3−(5−オ
キソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−2−
チオキソ−イミダゾリジン−1−イルメチル)−8β−
アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン
酸tert−ブチルエステル(1.13mg、2.17
mmol)を加えた。この溶液を室温まで加温し、そし
て15分後に−78℃に冷却した。この溶液に4−シア
ノフェナシルブロミド(486mg、2.17mmo
l)を加え、そしてこの混合物を室温にまで加温し、そ
して1時間攪拌した。次いで、この混合物をCHCl
と飽和NaHCO間で分配した。CHCl層を
MgSOで乾燥し、ろ過し、そして濃縮(真空)して
1.52gの橙色残渣を得た。この残渣をシリカゲルフ
ラッシュカラムクロマトグラフィー(溶出剤:酢酸エチ
ルからMeOH/酢酸エチル5/95)で精製して98
0mgの標題化合物を黄色油状物として得た。
【0249】C.l.m/z 665[M+1];
NMR(CDCl) δ=8.42(m、4H)、
8.19(d、J=8.4Hz、2H)、7.90
(d、J=8.4Hz、2H)、6.96(m、4
H)、4.59(s、2H)、4.01(m、2H)、
3.05(m、4H)、2.80(m、2H)、1.8
2(m、2H)、1.75(m、1H)、1.43
(s、9H)、1.33(m、2H)、0.62(m、
2H)。 K. 3−{2−[2−(4−シアノ−フェニル)−2
−オキソ−エチリデン]−5−オキソ−4,4−ビス−
ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−1−イル
メチル}−8β−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ
ン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル
【0250】3−{2−[2−(4−シアノ−フェニ
ル)−2−オキソ−エチルスルファニル]−5−オキソ
−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−4,5−
ジヒドロ−イミダゾール−1−イルメチル}−8β−ア
ザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸
tert−ブチルエステル(950mg、1.43mm
ol)とトリフェニルホスフィン(1.50g、5.7
3mmol)を乾燥N雰囲気下で無水トルエン(1
5.0ml)に溶解した。この混合物を100℃に加熱
して13時間攪拌した。この混合物を濃縮(真空)し、
そしてその後0.01NのHClとEtO間で分配し
た。水性層をEtOで2回洗浄し、そしてその後Na
HCOでpH=8の塩基性にした。生成物をCH
中に抽出し、MgSOで乾燥し、ろ過し、そして
濃縮(真空)して褐色固形物を得た。この固形物をCH
Cl/へキサンで磨砕して810mgの標題化合物
を白色固形物として得た。
【0251】C.l.m/z 633[M+1];
NMR(CDCl) δ10.40(br s、1
H)、8.46(m、4H)、7.83(d、J=8.
4Hz、2H)、7.71(d、J=8.4Hz、2
H)、7.11(m、4H)、5.10(s 1H)、
4.00(m、2H)、3.26(d、J=13.2H
z、2H)、3.07(d、J=13.2Hz、2
H)、2.86(m、2H)、1.85(m、2H)、
1.70(m、1H)、1.43(s、9H)、1.3
0(m、2H)、0.65(m、2H)。
【0252】実施例73 4−{[1−(8β−アザ−ビシクロ[3.2.1]オ
クト−3−イルメチル)−5−オキソ−4,4−ビス−
ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリ
デン]−アセチル}−ベンゾニトリル 3−{2−[2−(4−シアノ−フェニル)−2−オキ
ソ−エチリデン]−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジ
ン−4−イルメチル−イミダゾリジン−1−イルメチ
ル}−8β−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−
8−カルボン酸tert−ブチルエステル(780m
g、1.23mmol)を乾燥N雰囲気下で5mlの
TFAに溶解した。この混合物を室温で1時間攪拌し、
そしてその後濃縮(真空)した。得られた残渣をCH
Clと0.01NのNaOH間で分配した。CH
層をMgSOで乾燥し、ろ過し、そして濃縮(真
空)して550mgの標題化合物を褐色泡状物として得
た。
【0253】C.l.m/z 533[M+1];
NMR(CDCl) δ10.40(br s、1
H)、8.46(m、4H)、7.86(m、2H)、
7.71(m、2H)、7.10(m、4H)、5.2
0(s、1H)、3.38(m、2H)、3.25
(d、J=13.5Hz、2H)、3.06(d、J=
13.5Hz、2H)、2.88(d、J=8.5H
z、2H)、1.5〜1.8(m、3H)、1.39
(m、2H)、1.07(m、2H)、0.73(m、
2H)。
【0254】実施例74 4−{[1−(8−アセチル−8β−アザ−ビシクロ
[3.2.1]オクト−3−イルメチル)−5−オキソ
−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾ
リジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリル 4−{[1−(8β−アザ−ビシクロ[3.2.1]オ
クト−3−イルメチル)−5−オキソ−4,4−ビス−
ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリ
デン]−アセチル}−ベンゾニトリル(51mg、0.
096mmol)を乾燥N雰囲気下で1.0mlのC
Clに溶解した。この溶液にNEt(20m
l、0.14mmol)と無水酢酸(11ml、0.1
2mmol)を加え、そして混合物を室温で一夜攪拌し
た。この混合物をCHClと飽和NaHCO間で
分配した。CHCl層をMgSOで乾燥し、ろ過
し、そして濃縮(真空)して茶色残渣を得た。この残渣
をCHCl/へキサンで磨砕して46mgの標題化
合物を褐色粉末として得た。
【0255】C.l.m/z 575[M+1];
NMR(CDCl) δ10.55(br s、1
H)、8.46(m、4H)、7.83(m、2H)、
7.72(m、2H)、7.12(m、4H)、5.0
8(s、1H)、4.51(m、1H)、3.89
(m、1H)、3.25(m、2H)、3.08(m、
2H)、2.84(m、2H)、1.98(s、3
H)、1.70〜1.97(m、3H)、1.38
(m、2H)、1.22(m、2H)、0.60(m、
2H)。
【0256】実施例75 4−{[1−(8−メタンスルホニル−8β−アザ−ビ
シクロ[3.2.1]オクト−3−イルメチル)−5−
オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イ
ミダゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニ
トリル 4−{[1−(8β−アザ−ビシクロ[3.2.1]オ
クト−3−イルメチル)−5−オキソ−4,4−ビス−
ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリ
デン]−アセチル}−ベンゾニトリル(50mg、0.
094mmol)を乾燥N雰囲気下で1.0mlのC
Clに溶解した。この溶液にNEt(20m
l、0.14mmol)とメタンスルホニルクロリド
(9.0ml、0.12mmol)を加えた。この混合
物を室温で一夜攪拌し、そしてその後CHClと飽
和NaHCO間で分配した。CHCl層をMgS
で乾燥し、ろ過し、そして濃縮(真空)して茶色残
渣を得た。この残渣をCHCl/へキサンで磨砕し
て52mgの標題化合物を褐色粉末として得た。
【0257】C.l.m/z 611[M+1];
NMR(CDCl) δ10.43(br s、1
H)、8.47(m、4H)、7.84(m、2H)、
7.72(m、2H)、7.11(m、4H)、5.1
0(s、1H)、4.04(m、2H)、3.25
(d、J=13.5Hz、2H)、3.08(d、J=
13.5Hz、2H)、2.90(d、J=7.5H
z、2H)、2.81(s、3H)、1.93(m、2
H)、1.45(m、2H)、1.22(m、2H)、
0.77(m、2H)。
【0258】実施例76 4−{[1−(8−ベンゼンスルホニル−8β−アザ−
ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イルメチル)−5
−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−
イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾ
ニトリル 4−{[1−(8β−アザ−ビシクロ[3.2.1]オ
クト−3−イルメチル)−5−オキソ−4,4−ビス−
ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリ
デン]−アセチル}−ベンゾニトリル(50mg、0.
094mmol)を乾燥N雰囲気下で1.0mlのC
Clに溶解した。この溶液にNEt(20m
l、0.14mmol)とベンゼンスルホニルクロリド
(14ml、0.11mmol)を加えた。この混合物
を室温で一夜攪拌し、そしてその後CHClと飽和
NaHCO間で分配した。CHCl層をMgSO
で乾燥し、ろ過し、そして濃縮(真空)して茶色残渣
を得た。この残渣をCHCl/へキサンで磨砕して
63mgの標題化合物を褐色粉末として得た。
【0259】C.l.m/z 673[M+1];
NMR(CDCl) δ10.40(br s、1
H)、8.44(m、4H)、7.84(m、2H)、
7.78(m、2H)、7.72(m、2H)、7.5
5(m、1H)、7.46(m、2H)、7.09
(m、4H)、5.10(s、1H)、4.05(m、
2H)、3.24(d、J=13.4Hz、2H)、
3.07(d、J=13.4Hz、2H)、2.87
(d、J=7.5Hz、2H)、0.70〜1.80
(m、9H)。
【0260】実施例77 3−{2−[2−(4−シアノ−フェニル)−2−オキ
ソ−エチリデン]−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジ
ン−4−イルメチル−イミダゾリジン−1−イルメチ
ル}−8α−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−
8−スルホン酸ジメチルアミド 4−{[1−(8β−アザ−ビシクロ[3.2.1]オ
クト−3−イルメチル)−5−オキソ−4,4−ビス−
ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリ
デン]−アセチル}−ベンゾニトリル(50mg、0.
094mmol)を乾燥N雰囲気下で1.0mlのC
Clに溶解した。この溶液にNEt(20m
l、0.14mmol)とジメチルスルファモイルクロ
リド(12ml、0.11mmol)を加えた。この混
合物を室温で一夜攪拌し、そしてその後CHCl
飽和NaHCO間で分配した。CHCl層をMg
SO で乾燥し、ろ過し、そして濃縮(真空)して茶色
残渣を得た。この残渣をCH Cl/へキサンで磨砕
して67mgの標題化合物を黄色粉末として得た。
【0261】C.l.m/z 640[M+1];
NMR(CDCl) δ10.38(br s、1
H)、8.46(m、4H)、7.84(d、J=8.
1Hz、2H)、7.72(d、J=8.1Hz、2
H)、7.11(m、4H)、5.13(s 1H)、
3.89(m、2H)、3.26(d、J=13.3H
z、2H)、3.09(d、J=13.3Hz、2
H)、2.91(d、J=7.2Hz、2H)、2.7
4(s、6H)、1.98(m、2H)、0.70〜
1.80(m、7H)。
【0262】実施例78 4−({1−[8−(1−メチル−1H−イミダゾール
−4−スルホニル)−8β−アザ−ビシクロ[3.2.
1]オクト−3−イルメチル]−5−オキソ−4,4−
ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2
−イリデン}−アセチル)−ベンゾニトリル 4−{[1−(8β−アザ−ビシクロ[3.2.1]オ
クト−3−イルメチル)−5−オキソ−4,4−ビス−
ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリ
デン]−アセチル}−ベンゾニトリル(50mg、0.
094mmol)を乾燥N雰囲気下で1.0mlのC
Clに溶解した。この溶液にNEt(20m
l、0.14mmol)と1−メチルイミダゾール−4
−スルホニルクロリド(21ml、0.11mmol)
を加えた。この混合物を室温で一夜攪拌し、そしてその
後CHClと飽和NaHCO間で分配した。CH
Cl層をMgSOで乾燥し、ろ過し、そして濃縮
(真空)して茶色残渣を得た。この残渣をCHCl
/へキサンで磨砕して55mgの標題化合物を黄色粉末
として得た。
【0263】C.l.m/z 677[M+1];
NMR(CDCl) δ10.43(br s、1
H)、8.43(m、4H)、7.84(m、2H)、
7.71(m、2H)、7.39(d、J=1.3H
z、1H)、7.35(d、J=1.3Hz、1H)、
7.09(m、4H)、5.12(s 1H)、4.0
9(m、2H)、3.71(s、3H)、3.23
(d、J=13.3Hz、2H)、3.06(d、J=
13.3Hz、2H)、2.87(d、J=7.3H
z、2H)、0.70〜2.00(m、9H)。
【0264】実施例79 4−{2−[2−(4−シアノ−フェニル)−2−オキ
ソ−エチリデン]−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジ
ン−4−イルメチル−イミダゾリジン−1−イルメチ
ル}−N,N−ジメチル−ベンゼンスルホンアミド 実施例61の工程Eの3−アミノメチル−8α−アザ−
ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸te
rt−ブチルエステルの代わりに4−アミノメチル−
N,N−ジメチル−ベンゼンスルホンアミドを使用した
ことを除いて、実施例61で使用した方法と同じ方法に
従って、標題化合物を白色固形物として得た。
【0265】H NMR(CDCl) δ10.4
2(br s、1H)、8.48(m、4H)、7.8
4(m、2H)、7.69(m、2H)、7.66
(m、2H)、7.55(d、J=8.2Hz、1
H)、7.14(m、4H)、6.48(d、J=8.
2Hz、1H)、4.96(s、1H)、4.39
(s、2H)、3.33(d、J=13.1Hz、2
H)、3.15(d、J=13.1Hz、2H)、2.
69(s、6H)。
【0266】実施例80 4−{[1−(3−クロロ−ベンジル)−5−オキソ−
4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリ
ジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリル 実施例61の工程Fの3−イソチオシアネートメチル−
8α−アザ−ビシクロ[3.2.1]−オクタン−8−
カルボン酸tert−ブチルエステルの代わりに1−ク
ロロ−3−イソチオシアネートメチル−ベンゼンを使用
したことを除いて、実施例61で使用した方法と同じ方
法に従って、標題化合物を白色固形物として得た。
【0267】C.l.m/z 534[M+1];
NMR(CDCl) δ10.44(br s、1
H)、8.40(m、4H)、7.68(d、J=8.
2Hz、2H)、7.64(d、J=8.2Hz、2
H)、7.15(m、5H)、7.02(t、J=7.
8Hz、1H)、6.82(s、1H)、6.01
(d、J=7.8Hz、1H)、5.03(s、1
H)、4.20(s、2H)、3.31(d、J=1
3.3Hz、2H)、3.16(d、J=13.3H
z、2H)。
【0268】実施例81 4−{[1−(3−メトキシ−ベンジル)−5−オキソ
−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾ
リジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリル 実施例61の工程Fの3−イソチオシアネートメチル−
8α−アザ−ビシクロ[3.2.1]−オクタン−8−
カルボン酸tert−ブチルエステルの代わりに1−イ
ソチオシアネートメチル−3−メトキシ−ベンゼンを使
用したことを除いて、実施例61で使用した方法と同じ
方法に従って、標題化合物を白色固形物として得た。
【0269】C.l.m/z 530[M+1];
NMR(CDCl) δ10.44(br s、1
H)、8.44(m、4H)、7.72(m、2H)、
7.64(m、2H)、7.11(m、4H)、7.0
4(t、J=8.1Hz、1H)、6.74(m、1
H)、6.44(s、1H)、5.72(m、1H)、
5.10(s、1H)、4.24(s、2H)、3.7
4(s、3H)、3.32(d、J=13.3Hz、2
H)、3.09(d、J=13.3Hz、2H)。
【0270】実施例82 4−{[1−(3−フルオロ−ベンジル)−5−オキソ
−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾ
リジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリル 実施例61の工程Fの3−イソチオシアネートメチル−
8α−アザ−ビシクロ[3.2.1]−オクタン−8−
カルボン酸tert−ブチルエステルの代わりに1−フ
ルオロ−3−イソチオシアネートメチル−ベンゼンを使
用したことを除いて、実施例61で使用した方法と同じ
方法に従って、標題化合物を白色固形物として得た。
【0271】C.l.m/z 518[M+1];
NMR(CDCl) δ10.40(br s、1
H)、8.45(m、4H)、7.71(d、J=8.
4Hz、2H)、7.65(d、J=8.4Hz、2
H)、7.12(m、5H)、6.91(m、1H)、
6.44(m、1H)、5.99(m、1H)、5.0
5(s、1H)、4.26(s、2H)、3.33
(d、J=13.3Hz、2H)、3.12(d、J=
13.3Hz、2H)。
【0272】実施例83 4−{[1−(2−クロロ−ベンジル)−5−オキソ−
4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリ
ジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリル 実施例61の工程Fの3−イソチオシアネートメチル−
8α−アザ−ビシクロ[3.2.1]−オクタン−8−
カルボン酸tert−ブチルエステルの代わりに1−ク
ロロ−2−イソチオシアネートメチル−ベンゼンを使用
したことを除いて、実施例61で使用した方法と同じ方
法に従って、標題化合物を白色固形物として得た。
【0273】C.l.m/z 534[M+1];
NMR(CDCl) δ10.42(br s、1
H)、8.41(m、4H)、7.69(m、2H)、
7.62(m、2H)、7.24(m、1H)、7.1
7(m、4H)、7.09(m、1H)、6.86
(m、1H)、5.38(d、J=7.7Hz、1
H)、4.99(s、1H)、4.35(s、2H)、
3.32(d、J=13.3Hz、2H)、3.18
(d、J=13.3Hz、2H)。
【0274】実施例84 4−{[1−(4−メタンスルホニル−ベンジル)−5
−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−
イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾ
ニトリル 実施例61の工程Eの3−アミノメチル−8α−アザ−
ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸te
rt−ブチルエステルの代わりに4−メタンスルホニル
−ベンジルアミンを使用したことを除いて、実施例61
で使用した方法と同じ方法に従って、標題化合物を白色
固形物として得た。
【0275】C.l.m/z 578[M+1];
NMR(CDCl) δ10.43(br s、1
H)、8.46(d、J=5.9Hz、4H)、7.6
5〜7.72(m、6H)、7.11(d、J=5.9
Hz、4H)、6.50(d、J=8.0Hz、1
H)、4.97(s、1H)、4.35(s、2H)、
3.32(d、J=13.1Hz、2H)、3.13
(d、J=13.1Hz、2H)、3.05(s、3
H)。
【0276】実施例85 4−{[1−(2−メトキシ−ベンジル)−5−オキソ
−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾ
リジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリル 実施例61の工程Fの3−イソチオシアネートメチル−
8α−アザ−ビシクロ[3.2.1]−オクタン−8−
カルボン酸tert−ブチルエステルの代わりに1−イ
ソチオシアネートメチル−2−メトキシ−ベンゼンを使
用したことを除いて、実施例61で使用した方法と同じ
方法に従って、標題化合物を白色固形物として得た。
【0277】C.l.m/z 530[M+1];
NMR(CDCl) δ10.41(br s、1
H)、8.44(d、J=5.4Hz、4H)、7.7
5(d、J=8.4Hz、2H)、7.66(d、J=
8.4Hz、2H)、7.17(m、5H)、6.79
(d、J=8.3Hz、1H)、6.71(t、J=
8.3Hz、1H)、5.94(d、J=8.3Hz、
1H)、5.29(s、1H)、4.30(s、2
H)、3.74(s、3H)、3.35(d、J=1
3.3Hz、2H)、3.14(d、J=13.3H
z、2H)。
【0278】実施例86 4−[2−[2−(4−シアノ−フェニル)−2−オキ
ソ−エチリデン]−4,4−ビス−(3−メチル−3H
−イミダゾール−4−イルメチル)−5−オキソ−イミ
ダゾリジン−1−イルメチル]−N,N−ジメチル−ベ
ンゼンスルホンアミド 実施例53で記載した方法と同じ方法を使用して、3−
ベンゼンスルホニル−6−イソチオシアネート−3−ア
ザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサンの代わりに4−イ
ソチオシアネートメチル−N,N−ジメチル−ベンゼン
スルホンアミド(0.36mmol)を使用した。2−
アミノ−3−(3−メチル−3H−イミダゾール−4−
イル)−2−(3−メチル−3H−イミダゾール−4−
イルメチル)−プロピオン酸メチルエステルで環化し、
カリウムビス(トリメチルシリル)アミドの存在下で4
−シアノフェナシルブロミドを硫黄アルキル化し、そし
てトリフェニルホスフィンの存在下で硫黄を放出した
後、9mgの標題化合物が白色固形物として得られた。 Cl−MS:m/z 613.2[M+1]。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/4545 A61K 31/4545 31/46 31/46 31/496 31/496 31/675 31/675 A61P 35/00 A61P 35/00 C07D 233/86 C07D 233/86 401/14 401/14 409/14 409/14 451/02 451/02 C07F 9/6558 C07F 9/6558

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 の化合物又はその製薬的に許容可能な塩であって、式
    中、 RとRは各々独立して、C〜C10アルキル、C
    〜C10アルケニル、C〜C10アルキニル、−
    (CH(C〜C10アリール)及び−(C
    (4〜10員不飽和複素環式)(式中、pは0
    から3までの整数である)からなる群から選択される
    か、又はRとRはC〜Cシクロアルキル環を形
    成し、そしてこれらのRとR基はいずれも1〜3個
    のR基で任意に置換されているが、RとRがC
    〜Cシクロアルキル環を形成するときには、このC
    〜Cシクロアルキル環はC〜C10アルケニル、C
    〜C10アルキニル及び−(CH(C〜C
    10アリール)(式中、tは1から3までの整数であ
    る)から選択される少なくとも1個のRで置換されて
    おり;Rは−(CH(1−又は2−アダマンチ
    ル)、C〜C10アルキル、C〜C10アルケニ
    ル、C〜C10アルキニル、−(CH(C
    10アリール)、 【化2】 (式中、X、X及びX は各々独立して、1又は
    2個の炭素−炭素二重又は三重結合を任意に含んでいる
    〜Cアルキレンであり、Xは単結合であるか又
    は1若しくは2個の炭素−炭素二重若しくは三重結合を
    任意に含んでいるC〜Cアルキレンであり、そして
    式(Ib)中では、X部分はX部分の任意の利用可
    能な炭素でX部分と結合している)、その際上記R
    基の各々はR基で置換されそして1〜4個のR基で
    任意に置換されているか、 或いはRは1〜5個のR基で任意に置換されている
    −SO、−C(O)R又は−(CH(4
    〜10員複素環式)であり;上記R基中のmは独立し
    て0から6までの整数であり; そしてRはC〜C
    10アリール、4〜10員複素環式又はC〜Cアル
    キルであり、これらR基の各々は1〜3個のR基で
    任意に置換されており;各Rは独立して、ハロ、1〜
    3個のハロで置換されているC〜Cアルキル、ニト
    ロ、シアノ、−OR、−C(O)R、−SR、−
    SO、−SOH、−S(O)R、−NR
    、−C(O)OR、−OC(O)R 、−SO
    、−C(O)NR、−NRC(O)R
    、−OC(O)NR、−C(O)ONR
    、−NRC(O)NR、−NR
    (O)O(C〜Cアルキル)、−C(NR)NR
    、−C(NCN)NR、−C(NCN)S
    (C〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキル)、
    −NRC(NCN)S(C〜Cアルキル又はC
    〜Cハロアルキル)、−NRC(NCN)NR
    、−NRSO(C〜C アルキル又はC〜C
    ハロアルキル)、−NRC(O)C(O)R、−
    NRC(O)C(O)NR、−P(O)(OR
    及び−(CH q(4〜10員複素環式)(q
    は0から3までの整数である)から選択され、そして上
    記R基のアルキル及び複素環式部分は1〜3個のR
    10基で任意に置換されており;各Rは独立して、1
    〜3個のR10基で任意に置換されているR、C
    アルキル、C〜C10アルケニル、C〜C10
    アルキニル及び−(CH (C〜C10アリー
    ル)(tは0から3までの整数である)から選択され;
    各Rは独立して、水素又は1〜3個のハロで任意に置
    換されているC〜C アルキルであり;各Rは独立
    してR又は−ORであり;各Rは独立して、水
    素、C〜Cアルキル、−(CHq(C〜C
    アリール)及び−(CH(4〜10員複素環
    式)から選択され、これらのR基は水素である場合を
    除いて、1〜3個のR10基で任意に置換されており、
    そして各qは独立して0から3までの整数であり; そ
    して各R10は独立して、ハロ、ニトロ、シアノ、C
    〜Cアルキル、C〜C ハロアルキル、C〜C
    アルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、−C(O)O
    (C〜Cアルキル)及びC〜C10アリールから
    選択される;但し、RとRが共に同時にC〜C
    10アルキルであることはない。
  2. 【請求項2】 RとRの一方又は両方が、1から3
    個のR基で任意に置換されている−(CH(4
    〜10員不飽和複素環式)である請求項1に記載の化合
    物。
  3. 【請求項3】 RとRが独立して、各々1〜3個の
    で任意に置換されているC〜C10アルキル、C
    〜C10アルケニル及びC〜C10アルキニルから
    選択されるが、RとRが共に同時にC〜C10
    ルキルであることはない請求項1に記載の化合物。
  4. 【請求項4】 Rが1〜5個のR基で任意に置換さ
    れている−(CH(4〜10員複素環式)である
    請求項1に記載の化合物。
  5. 【請求項5】 Rが1〜3個のR基で任意に置換さ
    れている−(CH(4〜10員アザ環式)である
    請求項4に記載の化合物。
  6. 【請求項6】 4−{[1−(1α,5α,6α−3−
    tert−ブトキシカルボニル−3−アザ−ビシクロ
    [3.1.0]ヘキス−6−イル)−5−オキソ−4,
    4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン
    −2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリル;4−
    {[1−(1α,5α,6α−3−アザ−ビシクロ
    [3.1.0]ヘキス−6−イル)−5−オキソ−4,
    4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン
    −2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリル;4−
    ({5−オキソ−1−[1α,5α,6α−3−(1−
    フェニル−1H−テトラゾール−5−イル)−3−アザ
    −ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル]−4,4
    −ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−
    2−イリデン}−アセチル)−ベンゾニトリル;1α,
    5α,6α−6−{2−[2−(4−シアノ−フェニ
    ル)−2−オキソ−エチリデン]−5−オキソ−4,4
    −ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−
    1−イル}−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ
    ン−3−カルボン酸ベンジルエステル;4−({1−
    [1α,5α,6α−3−(3,3−ジメチル−ブチリ
    ル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−
    イル]−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イ
    ルメチル−イミダゾリジン−2−イリデン}−アセチ
    ル)−ベンゾニトリル;4−({5−オキソ−4,4−
    ビス−ピリジン−4−イルメチル−1−[1α,5α,
    6α−3−(チオフェン−2−イル−アセチル)−3−
    アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル]−イ
    ミダゾリジン−2−イリデン}−アセチル)−ベンゾニ
    トリル;1α,5α,6α−(6−{2−[2−(4−
    シアノ−フェニル)−2−オキソ−エチリデン]−5−
    オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イ
    ミダゾリジン−1−イル}−3−アザ−ビシクロ[3.
    1.0]ヘキス−3−イル)−ホスホン酸ジエチルエス
    テル;4−{[1−(1α,5α,6α−3−ベンゼン
    スルホニル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス
    −6−イル)−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−
    4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデン]−ア
    セチル}−ベンゾニトリル;4−({1−[1α,5
    α,6α−3−(4−メトキシ−ベンゼンスルホニル)
    −3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イ
    ル]−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イル
    メチル−イミダゾリジン−2−イリデン}−アセチル)
    −ベンゾニトリル;4−{[5−オキソ−1−(1α,
    5α,6α−3−フェニルメタンスルホニル−3−アザ
    −ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル)−4,4
    −ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−
    2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリル;4−
    ({5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメ
    チル−1−[1α,5α,6α−3−(トルエン−4−
    スルホニル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキ
    ス−6−イル]−イミダゾリジン−2−イリデン}−ア
    セチル)−ベンゾニトリル;4−({5−オキソ−4,
    4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−1−[1α,5
    α,6α−3−(トルエン−2−スルホニル)−3−ア
    ザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル]−イミ
    ダゾリジン−2−イリデン}−アセチル)−ベンゾニト
    リル;4−({5−オキソ−1−[1α,5α,6α−
    3−(ピペリジン−1−スルホニル)−3−アザ−ビシ
    クロ[3.1.0]ヘキス−6−イル]−4,4−ビス
    −ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イ
    リデン}−アセチル)−ベンゾニトリル;4−({5−
    オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−1
    −[1α,5α,6α−3−(チオフェン−2−スルホ
    ニル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6
    −イル]−イミダゾリジン−2−イリデン}−アセチ
    ル)−ベンゾニトリル;4−({1−[1α,5α,6
    α−3−(5−ブロモ−チオフェン−2−スルホニル)
    −3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イ
    ル]−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イル
    メチル−イミダゾリジン−2−イリデン}−アセチル)
    −ベンゾニトリル;4−({1−[1α,5α,6α−
    3−(4−エチル−ピペラジン−1−スルホニル)−3
    −アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル]−
    5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル
    −イミダゾリジン−2−イリデン}−アセチル)−ベン
    ゾニトリル;4−({5−オキソ−1−[1α,5α,
    6α−3−(プロパン−1−スルホニル)−3−アザ−
    ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル]−4,4−
    ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2
    −イリデン}−アセチル)−ベンゾニトリル;1−(1
    α,5α,6α−6−{2−[2−(4−シアノ−フェ
    ニル)−2−オキソ−エチリデン]−5−オキソ−4,
    4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン
    −1−イル}−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]へキ
    サン−3−スルホニル)−ピペリジン−4−カルボン酸
    エチルエステル;4−({5−オキソ−1−[1α,5
    α,6α−3−(4−プロピル−ピペリジン−1−スル
    ホニル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−
    6−イル]−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル
    −イミダゾリジン−2−イリデン}−アセチル)−ベン
    ゾニトリル;4−({1−[1α,5α,6α−3−
    (4−イソプロピル−ピペラジン−1−スルホニル)−
    3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル]
    −5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチ
    ル−イミダゾリジン−2−イリデン}−アセチル)−ベ
    ンゾニトリル;4−{[1α,5α,6β−1−(3−
    ベンゼンスルホニル−3−アザ−ビシクロ[3.1.
    0]ヘキス−6−イルメチル)−5−オキソ−4,4−
    ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2
    −イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリル;1α,5
    α,6α−6−{4−アリル−2−[2−(4−シアノ
    −フェニル)−2−オキソ−エチリデン]−5−オキソ
    −4−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−1
    −イル}−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]へキサン
    −3−カルボン酸tert−ブチルエステル;4−
    {[4−アリル−1−(1α,5α,6α−3−ベンゼ
    ンスルホニル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキ
    ス−6−イル)−5−オキソ−4−ピリジン−4−イル
    メチル−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチル}
    −ベンゾニトリル;4−{[5−オキソ−4−アリル−
    4−ピリジン−4−イルメチル−1−(1α,5α,6
    α−3−(チオフェン−2−アセチル)−3−アザ−ビ
    シクロ[3.1.0]ヘキス−6−イル)−イミダゾリ
    ジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリル;
    4−({4−アリル−5−オキソ−4−ピリジン−4−
    イルメチル−1−[1α,5α,6α−3−(チオフェ
    ン−2−イル−スルホニル)−3−アザ−ビシクロ
    [3.1.0]ヘキス−6−イル]−イミダゾリジン−
    2−イリデン}−アセチル)−ベンゾニトリル;1α,
    5α,6α−6−[2−[2−(4−シアノ−フェニ
    ル)−2−オキソ−エチリデン]−4−(3−メチル−
    ブト−2−エニル)−5−オキソ−4−ピリジン−4−
    イルメチル−イミダゾリジン−1−イル]−3−アザ−
    ビシクロ[3.1.0]へキサン−3−カルボン酸te
    rt−ブチルエステル;4−{[1−[1α,5α,6
    α−3−(5−ブロモ−チオフェン−2−スルホニル)
    −3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキス−6−イ
    ル]−4−(3−メチル−ブト−2−エニル)−5−オ
    キソ−4−ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン
    −2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニトリル;1
    α,5α,6α−6−{2−[2−(4−シアノ−フェ
    ニル)−2−オキソ−エチリデン]−5−オキソ−4−
    ピリジン−4−イルメチル−4−チオフェン−3−イル
    メチル−イミダゾリジン−1−イル}−3−アザ−ビシ
    クロ[3.1.0]へキサン−3−カルボン酸tert
    −ブチルエステル;4−{[1−(1α,5α,6α−
    3−ベンゼンスルホニル−3−アザ−ビシクロ[3.
    1.0]ヘキス−6−イル)−5−オキソ−4−ピリジ
    ン−4−イルメチル−4−チオフェン−3−イルメチル
    −イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベン
    ゾニトリル;1α,5α,6α−6−{4−(3−クロ
    ロ−ブト−2−エニル)−2−[2−(4−シアノ−フ
    ェニル)−2−オキソ−エチリデン]−5−オキソ−4
    −ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−1−イ
    ル}−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]へキサン−3
    −カルボン酸tert−ブチルエステル;4−{[1−
    [1α,5α,6α−3−(5−ブロモ−チオフェン−
    2−スルホニル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]
    ヘキス−6−イル]−4−(3−クロロ−ブト−2−エ
    ニル)−5−オキソ−4−ピリジン−4−イルメチル−
    イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾ
    ニトリル;4−{[1α,6α,7α−1−(3−ベン
    ゼンスルホニル−3−アザ−ビシクロ[4.1.0]ヘ
    プト−7−イルメチル)−5−オキソ−4,4−ビス−
    ピリジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリ
    デン]−アセチル}−ベンゾニトリル;4−{[1α,
    6α,7α−1−(3−ベンゼンスルホニル−3−アザ
    −ビシクロ[4.1.0]ヘプト−7−イル)−5−オ
    キソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミ
    ダゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベンゾニト
    リル;4−{[1−(8−メタンスルホニル−8α−ア
    ザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イルメチル)
    −5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチ
    ル−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベ
    ンゾニトリル;4−{[1−(8−ベンゼンスルホニル
    −8α−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イ
    ルメチル)−5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4
    −イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデン]−アセ
    チル}−ベンゾニトリル;3−{2−[2−(4−シア
    ノ−フェニル)−2−オキソ−エチリデン]−5−オキ
    ソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イミダ
    ゾリジン−1−イルメチル}−8α−アザ−ビシクロ
    [3.2.1]オクタン−8−スルホン酸ジメチルアミ
    ド;4−{[1−(8−エタンスルホニル−8α−アザ
    −ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イルメチル)−
    5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル
    −イミダゾリジン−2−イリデン]−アセチル}−ベン
    ゾニトリル;4−({5−オキソ−1−[8−(プロパ
    ン−1−スルホニル)−8α−アザ−ビシクロ[3.
    2.1]オクト−3−イルメチル]−4,4−ビス−ピ
    リジン−4−イルメチル−イミダゾリジン−2−イリデ
    ン}−アセチル)−ベンゾニトリル;3−{2−[2−
    (4−シアノ−フェニル)−2−オキソ−エチリデン]
    −5−オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチ
    ル−イミダゾリジン−1−イルメチル}−8α−アザ−
    ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−スルホン酸ジメ
    チルアミド;及び4−({1−[8−(1−メチル−1
    H−イミダゾール−4−スルホニル)−8β−アザ−ビ
    シクロ[3.2.1]オクト−3−イルメチル]−5−
    オキソ−4,4−ビス−ピリジン−4−イルメチル−イ
    ミダゾリジン−2−イリデン}−アセチル)−ベンゾニ
    トリル、からなる群から選択される請求項5に記載の化
    合物。
  7. 【請求項7】 Rが、R基で置換されそして1〜4
    個のR基で任意に置換されている−(CH(C
    〜C10アリール)である請求項1に記載の化合物。
  8. 【請求項8】 ファルネシルプロテイントランスフェラ
    ーゼを阻害するのに有効な量の請求項1に記載の化合物
    を哺乳類に投与することを含んでいる哺乳類の異常細胞
    増殖を阻害する方法。
  9. 【請求項9】 ファルネシルプロテイントランスフェラ
    ーゼを阻害するのに有効な量の請求項1に記載の化合物
    及び製薬的に許容可能な担体を含んでいる哺乳類の異常
    細胞増殖を阻害するための製薬組成物。
  10. 【請求項10】 異常細胞増殖を阻害するのに有効な量
    の請求項1に記載の化合物を哺乳類に投与することを含
    んでいる哺乳類の異常細胞増殖を阻害する方法。
  11. 【請求項11】 異常細胞増殖を阻害するのに有効な量
    の請求項1に記載の化合物及び製薬的に許容可能な担体
    を含んでいる哺乳類の異常細胞増殖を阻害するための製
    薬組成物。
  12. 【請求項12】 哺乳類の異常細胞増殖を阻害する方法
    であって、この方法は請求項1に記載の化合物の或る量
    並びに有糸***インヒビター、アルキル化剤、代謝拮抗
    剤、挿入性抗生物質、増殖因子インヒビター、細胞周期
    インヒビター、酵素、トポイソメラーゼインヒビター、
    生物学的応答モディファイヤー及びホルモン拮抗剤から
    なる群から選択される抗腫瘍剤の或る量を上記哺乳類に
    投与することを含んでおり、そしてその際上記抗腫瘍剤
    の量は請求項1に記載の化合物の量と組み合わせたとき
    上記哺乳類の異常細胞増殖を阻害するのに有効なもので
    ある。
  13. 【請求項13】 哺乳類の異常細胞増殖を阻害するため
    の製薬組成物であって、この組成物は請求項1に記載の
    化合物の或る量;有糸***インヒビター、アルキル化
    剤、代謝拮抗剤、挿入性抗生物質、増殖因子インヒビタ
    ー、細胞周期インヒビター、酵素、トポイソメラーゼイ
    ンヒビター、生物学的応答モディファイヤー及びホルモ
    ン拮抗剤からなる群から選択される抗腫瘍剤の或る量;
    並びに製薬的に許容可能な坦体を含んでおり; その際
    上記抗腫瘍剤の量は請求項1に記載の化合物の量と組み
    合わせたとき哺乳類の異常細胞増殖を阻害するのに有効
    なものである。
  14. 【請求項14】 式 【化3】 の化合物であって、式中:RとRは各々独立して、
    〜C10アルキル、C〜C10アルケニル、C
    〜C10アルキニル、−(CH(C〜C10
    リール)及び−(CH(4〜10員不飽和複素環
    式)(式中、pは0から3までの整数である)からなる
    群から選択されるか、又はRとRはC〜Cシク
    ロアルキル環を形成し、そしてこれらのRとR基は
    いずれも1〜3個のR基で任意に置換されており;R
    は−(CH(1−又は2−アダマンチル)、C
    〜C10アルキル、C〜C10アルケニル、 C
    〜C10アルキニル、−(CH(C〜C10
    リール)、 【化4】 (式中、X、X及びX は各々独立して、1又は
    2個の炭素−炭素二重又は三重結合を任意に含んでいる
    〜Cアルキレンであり、Xは単結合であるか又
    は1若しくは2個の炭素−炭素二重若しくは三重結合を
    任意に含んでいるC〜Cアルキレンであり、そして
    式(Ib)中では、X部分はX部分の任意の利用可
    能な炭素でX部分と結合している)、その際上記R
    基の各々はR基で置換されそして1〜4個のR基で
    任意に置換されているか、或いはRは1〜5個のR
    基で任意に置換されている−SO、−C(O)R
    又は−(CH(4〜10員複素環式)であり;
    上記R基中のmは独立して0から6までの整数であ
    り;そしてRはC〜C10アリール、4〜10員複
    素環式又はC〜Cアルキルであり、これらR 基の
    各々は1〜3個のR基で任意に置換されており;各R
    は独立して、ハロ、1〜3個のハロで置換されている
    〜Cアルキル、ニトロ、シアノ、−OR、−C
    (O)R、−SR、−SO、−SOH、−
    S(O)R、−NR、−C(O)OR、−O
    C(O)R 、−SONR、−C(O)NR
    、−NRC(O)R、−OC(O)NR
    、−C(O)ONR、−NRC(O)N
    、−NRC(O)O(C〜Cアルキ
    ル)、−C(NR)NR、−C(NCN)NR
    、−C(NCN)S(C〜Cアルキル又はC
    〜Cハロアルキル)、−NRC(NCN)S(C
    〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキル)、−N
    C(NCN)NR、−NRSO(C
    アルキル又はC〜Cハロアルキル)、−NR
    C(O)C(O)R、−NRC(O)C(O)NR
    、−P(O)(OR及び−(CH
    q(4〜10員複素環式)(qは0から3までの整数で
    ある)から選択され、そして上記R基のアルキル及び
    複素環式部分は1〜3個のR10基で任意に置換されて
    おり;各Rは独立して、1〜3個のR10基で任意に
    置換されているR、C〜Cアルキル、C〜C
    10アルケニル、C〜C10アルキニル及び−(CH
    (C〜C10アリール)(tは0から3までの
    整数である)から選択され;各Rは独立して、水素又
    は1〜3個のハロで任意に置換されているC〜C
    ルキルであり;各Rは独立してR又は−ORであ
    り;各Rは独立して、水素、C〜Cアルキル、−
    (CHq(C〜C アリール)及び−(C
    (4〜10員複素環式)から選択され、これら
    のR基は水素である場合を除いて、1〜3個のR10
    基で任意に置換されており、そして各qは独立して0か
    ら3までの整数であり; そして各R10は独立して、
    ハロ、ニトロ、シアノ、C〜Cアルキル、C〜C
    ハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜C
    ロアルコキシ、−C(O)O(C〜Cアルキル)及
    びC〜C10アリールから選択される;但し、R
    が共に同時にC〜C10アルキルであることはな
    い。
  15. 【請求項15】 式 【化5】 の化合物であって、式中、 RとRは各々独立して、C〜C10アルキル、C
    〜C10アルケニル、C〜C10アルキニル、−
    (CH(C〜C10アリール)及び−(C
    (4〜10員不飽和複素環式)(式中、pは0
    から3までの整数である)からなる群から選択される
    か、又はRとRはC〜Cシクロアルキル環を形
    成し、そしてこれらのRとR基はいずれも1〜3個
    のR基で任意に置換されており;mは0から6までの
    整数であり; 【化6】 は1から4個の更なるR基で任意に置換されている4
    〜10員の飽和アザ複素環式基であり;そしてRはC
    〜C10アリール、4〜10員複素環式又はC〜C
    アルキルであり、これらR基の各々は1〜3個のR
    基で任意に置換されており;各Rは独立して、1〜
    3個のR10基で任意に置換されているR、C〜C
    アルキル、C〜C10アルケニル、C〜C10
    ルキニル及び−(CH (C〜C10アリール)
    (tは0から3までの整数である)から選択され;各R
    は独立して、ハロ、1〜3個のハロで置換されている
    〜Cアルキル、ニトロ、シアノ、−OR、−C
    (O)R、−SR、−SO、−SOH、−
    S(O)R、−NR、−C(O)OR、−O
    C(O)R 、−SONR、−C(O)NR
    、−NRC(O)R、−OC(O)NR
    、−C(O)ONR、−NRC(O)N
    、−NRC(O)O(C〜Cアルキ
    ル)、−C(NR)NR、−C(NCN)NR
    、−C(NCN)S(C〜Cアルキル又はC
    〜Cハロアルキル)、−NRC(NCN)S(C
    〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキル)、−N
    C(NCN)NR、−NRSO(C
    アルキル又はC〜Cハロアルキル)、−NR
    C(O)C(O)R、−NRC(O)C(O)NR
    、−P(O)(OR及び−(CH
    q(4〜10員複素環式)(qは0から3までの整数で
    ある)から選択され、そして上記R基のアルキル及び
    複素環式部分は1〜3個のR10基で任意に置換されて
    おり;各Rは独立して、水素又は1〜3個のハロで任
    意に置換されているC〜C アルキルであり;各R
    は独立してR又は−ORであり;各Rは独立し
    て、水素、C〜Cアルキル、−(CHq(C
    〜C アリール)及び−(CH(4〜10員複
    素環式)から選択され、これらのR基は水素である場
    合を除いて、1〜3個のR10基で任意に置換されてお
    り、そして各qは独立して0から3までの整数であり;
    そして各R10は独立して、ハロ、ニトロ、シアノ、
    〜Cアルキル、C〜C ハロアルキル、C
    アルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、−C
    (O)O(C〜Cアルキル)及びC〜C10アリ
    ールから選択される;但し、RとRが共に同時にC
    〜C10アルキルであることはない。
  16. 【請求項16】 式 【化7】 の化合物であって、式中、 RとRは各々独立して、C〜C10アルキル、C
    〜C10アルケニル、C〜C10アルキニル、−
    (CH(C〜C10アリール)及び−(C
    (4〜10員不飽和複素環式)(式中、pは0
    から3までの整数である)からなる群から選択される
    か、又はRとRはC〜Cシクロアルキル環を形
    成し、そしてこれらのRとR基はいずれも1〜3個
    のR基で任意に置換されており; 【化8】 は1から5個までのR基で任意に置換されている4〜
    10員の飽和アザ複素環式基であり;mは0から6まで
    の整数であり;そしてRはC〜C10アリール、4
    〜10員複素環式又はC〜Cアルキルであり、これ
    らR基の各々は1〜3個のR基で任意に置換されて
    おり;各Rは独立して、1〜3個のR10基で任意に
    置換されているR、C〜Cアルキル、C〜C
    10アルケニル、C〜C10アルキニル及び−(CH
    (C〜C10アリール)(tは0から3までの
    整数である)から選択され;各Rは独立して、ハロ、
    1〜3個のハロで置換されているC〜Cアルキル、
    ニトロ、シアノ、−OR、−C(O)R、−S
    、−SO、−SOH、−S(O)R、−
    NR、−C(O)OR、−OC(O)R 、−
    SONR、−C(O)NR、−NR
    (O)R、−OC(O)NR、−C(O)ON
    、−NRC(O)NR、−NR
    (O)O(C〜Cアルキル)、−C(NR)NR
    、−C(NCN)NR、−C(NCN)S
    (C〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキル)、
    −NRC(NCN)S(C〜Cアルキル又はC
    〜Cハロアルキル)、−NRC(NCN)NR
    、−NRSO(C〜C アルキル又はC〜C
    ハロアルキル)、−NRC(O)C(O)R、−
    NRC(O)C(O)NR、−P(O)(OR
    及び−(CH q(4〜10員複素環式)(q
    は0から3までの整数である)から選択され、そして上
    記R基のアルキル及び複素環式部分は1〜3個のR
    10基で任意に置換されており;各Rは独立して、水
    素又は1〜3個のハロで任意に置換されているC〜C
    アルキルであり;各Rは独立してR又は−OR
    であり;各Rは独立して、水素、C〜Cアルキ
    ル、−(CHq(C〜C アリール)及び−
    (CH(4〜10員複素環式)から選択され、こ
    れらのR基は水素である場合を除いて、1〜3個のR
    10基で任意に置換されており、そして各qは独立して
    0から3までの整数であり;そして各R10は独立し
    て、ハロ、ニトロ、シアノ、C〜Cアルキル、C
    〜C ハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜C
    ハロアルコキシ、−C(O)O(C〜Cアルキ
    ル)及びC〜C10アリールから選択される;但し、
    とRが共に同時にC〜C10アルキルであるこ
    とはない。
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