JP2000185282A - 電解水生成装置 - Google Patents

電解水生成装置

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JP2000185282A
JP2000185282A JP10364688A JP36468898A JP2000185282A JP 2000185282 A JP2000185282 A JP 2000185282A JP 10364688 A JP10364688 A JP 10364688A JP 36468898 A JP36468898 A JP 36468898A JP 2000185282 A JP2000185282 A JP 2000185282A
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water
opening
closing
valve
flow rate
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JP10364688A
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English (en)
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Motoyoshi Nakano
源喜 中野
Yutaka Uratani
豊 裏谷
Kinji Hida
金治 肥田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開閉蛇口を閉鎖したときに非利用側吐出管か
らの排水が自動的に止まり、電解槽を含む配管経路を堅
牢な耐圧構造にする必要がなく、部材の経時劣化に伴う
漏水事故などを防止でき、さらに開閉蛇口から原水と電
解生成水とが選択的に取水可能な電解水生成装置を提供
する。 【解決手段】 電解槽3の入口側に原水を供給する第1
の給水管1を開閉する第1の開閉弁15と、第1の給水
管1の第1の開閉弁15よりも上流位置1aと利用側吐
出管4との間を接続する第2の給水管13と、第2の給
水管13を開閉する第2の開閉弁14と、開閉蛇口12
が閉鎖されたことを検出する検出手段と、検出手段にて
開閉蛇口12の閉鎖が検出されたときに第1の開閉弁1
5を閉じて第2の開閉弁14を開放する制御部17とを
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道水等を電気分
解してアルカリ水及び酸性水を連続的に生成する電解水
生成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、水道水等を給水管によって電
解槽に供給し、電気分解することによりアルカリ水及び
酸性水を連続的に生成する電解水生成装置として、電解
槽の入口側に第1の給水管を接続し、出口側にアルカリ
水と酸性水を個別に排水する一対の吐出管を接続し、一
対の吐出管のうちの一方を電解生成水の利用側吐出管と
し、他方を非利用側吐出管とし、利用側吐出管に設けら
れた開閉蛇口の操作によって電解生成水の吐出、停止を
行う、いわゆる先止め式の電解水生成装置が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の先止
め式の電解水生成装置にあっては、利用側吐出管に設け
られている開閉蛇口を閉めただけでは給水管から電解槽
に導入される水を止めることができず、非利用側吐出管
から排水され放しになるという問題がある。そのために
従来では、開閉蛇口が閉鎖されたことを利用側吐出管に
設けた流量センサーなどで検出して、開閉蛇口が閉鎖さ
れたときに非利用側吐出管に設けた電動弁を閉じるよう
にしているが、このタイプのものは、開閉蛇口が閉鎖状
態にあっても電解槽を含む配管経路内に水圧が印加され
続ける形となり、このため従来の電解水生成装置にあっ
ては堅牢な耐圧構造をとることを余儀なくされ、非常に
コストがかかると同時に、部材の経時劣化に伴う漏水事
故などの危険性があった。
【0004】また、従来のものでは、通常、電解槽への
給水は活性炭や中空糸膜を濾材とする浄水部を通過させ
た後に行われるため、電解時には電解生成水が利用側吐
出管から得られ、非電解時には浄水部によって濾過され
た浄水が利用側吐出管から得られる。つまり、従来では
食器や食材の洗浄時に通常使用される水道水等の原水が
利用側吐出管からは得られないという欠点があった。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、開閉蛇口を閉鎖したと
きに非利用側吐出管からの排水が自動的に止まるように
なり、しかも電解槽を含む配管経路内に水圧がかからな
くなり、堅牢な耐圧構造にする必要がなくなると共に、
部材の経時劣化に伴う漏水事故などを防止でき、さらに
開閉蛇口からは原水と電解生成水とが選択的に取水可能
となる電解水生成装置を提供するにあり、別の目的とす
るところは、開閉蛇口の閉鎖を簡単に検出できる電解水
生成装置を提供するにあり、更に別の目的とするところ
は、電解生成水取水後に逆電洗浄を実施した際に、溜留
水排水用ポンプによって電解槽を含む内部配管経路内の
滞留水を強制的にほぼ完全に排出することが可能な電解
水生成装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、電解槽3の入口側に原水を供給する第1の
給水管1を接続し、出口側にアルカリ水と酸性水を個別
に排水する一対の吐出管を接続し、一対の吐出管のうち
の一方を電解生成水の利用側吐出管4とし、他方を非利
用側吐出管5とし、利用側吐出管4に電解生成水の出
水、止水を行う開閉蛇口12を設けた電解水生成装置で
あって、第1の給水管1を開閉する第1の開閉弁15
と、第1の給水管1の第1の開閉弁15よりも上流位置
1aと利用側吐出管4との間を接続する第2の給水管1
3と、第2の給水管13を開閉する第2の開閉弁14
と、開閉蛇口12が閉鎖されたことを検出する検出手段
と、検出手段にて開閉蛇口12の閉鎖が検出されたとき
に第1の開閉弁15を閉じて第2の開閉弁14を開放す
る制御部17とを備えていることを特徴としており、こ
のように構成することで、利用側吐出管4に設けた開閉
蛇口12を閉鎖したことを検出手段により検出した際に
第1の開閉弁15が閉じられて電解槽3に導入される水
が自動的に止まり、非利用側吐出管5から排水され続け
ることがなくなる。またこれと同時に、電解槽3を含む
配管経路内に水圧がかからなくなるので、電解水生成装
置Aを堅牢な耐圧構造にする必要がなくなり、さらに第
2の開閉弁14が開かれるので、第2給水管13を通し
て開閉蛇口12から原水が取水可能となる。
【0007】また上記利用側吐出管4内の流量を検出す
る流量検出手段18により開閉蛇口12が閉鎖されたこ
とを検出するのが好ましく、この場合、利用側吐出管4
に1つの流量検出手段18を設けるだけで開閉蛇口12
が閉鎖されたことを検出できるので、部品が少なくて済
む。
【0008】また上記電解槽3の入口側の流量を検出す
る第1の流量検出手段16と、非利用側吐出管5内の流
量を検出する第2の流量検出手段18とを備え、第1の
流量検出手段16の検出値と第2の流量検出手段18の
検出値との比率によって開閉蛇口12が閉鎖されたこと
を検出するのが好ましく、この場合、第2の流量検出手
段18が配設される非利用側吐出管5は、主に酸性水の
通水経路となり、アルカリ水の場合のような炭酸カルシ
ウム等のスケールによる影響を受けにくくなる。
【0009】また上記電解生成水の取水後であって開閉
蛇口12を閉鎖した後に作動する溜留水排水用のポンプ
21を設けると共に、ポンプ21の作動時のみに開くエ
アー取入口をポンプ21に通じる配管経路に設けるのが
好ましく、この場合、電解生成水取水後に逆電洗浄を実
施した場合、溜留水排水用ポンプ21によって電解槽3
を含む内部配管経路内の滞留水が強制的にほぼ完全に排
出されるので、次回の通水時に飲用不適な逆電洗浄後の
滞留水が吐出されることがなく、きわめて衛生的とな
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は先止め式の電解水生成装置Aを示してお
り、第1の給水管1から供給される水道水などの原水
は、活性炭や中空糸膜等を濾材とする浄水部2で濾過し
た後に、電気分解促進剤としての乳酸カルシウムやグリ
セロリン酸カルシウム等を添加するためにカルシウム添
加筒6を通過させ、電解槽3で電気分解するものであ
る。本例では、カルシウム剤添加は、電解槽3の陽極室
9側への給水にのみ行っているが、陰極室10側へ同時
に添加する構成であってもよい。
【0011】電解槽3で生成されたアルカリ水と酸性水
は、利用側吐出管4と非利用側吐出管5とから別々に排
出され、例えばアルカリ水が利用側吐出管4から開閉蛇
口12に供給されるようになっている。この例では電解
槽3は、互いの異極の電極7,8間を電解用隔膜11で
陰極室10と陽極室9とに仕切った有隔膜電解槽3が使
用されている。
【0012】第1の給水管1には電磁弁等の電動弁から
なる第1の開閉弁15が設けられていると共に、第1の
給水管1の第1の開閉弁15よりも上流位置1aと利用
側吐出管4の逆止弁20よりも上流位置との間は第2の
給水管13により接続されている。第2の給水管13に
は電磁弁等の電動弁からなる第2の開閉弁14が設けら
れている。
【0013】また、電解槽3の上流側(本例ではカルシ
ウム添加筒6の上流側)の管路には、流量センサー等の
流量検出手段1816が配設されており、この流量検出
手段1816による積算流量値が所定値に達した場合に
は、制御部17から信号が送られて浄水部2の濾材の交
換時期などが報知されるようになっている。
【0014】さらに、本実施形態では、利用側吐出管4
に利用側吐出管4内を流れる例えばアルカリ水の流量を
検出するための流量センサー等の流量検出手段18が設
けられている。この流量検出手段18により開閉蛇口1
2の閉鎖が検出されたときには、信号が制御部17に送
られ、第1の開閉弁15を閉じて第2の開閉弁14が開
放されるようになっている。また制御部17には第1の
開閉弁15を開いて第2の開閉弁14を閉じるための切
換用のスイッチ30(図3)が設けられている。
【0015】しかして、図1のように開閉蛇口12を開
いて電解生成水を供給しているときは、第1の開閉弁1
5は開状態にあり、第2の開閉弁14は閉状態にあり、
電動弁19は閉状態にある。このとき第1の給水管1か
ら供給される原水が第2の給水管13を通して開閉蛇口
12に供給されることはなく、また原水が電動弁19を
通って外部に排出されることもない。従って、電解槽3
の利用側吐出管4からは例えばアルカリ水が吐出され、
開閉蛇口12に供給されると共に、非利用側吐出管5か
ら酸性水が排出される。
【0016】その後、開閉蛇口12が閉鎖されたとき
は、アルカリ水は利用側吐出管4を経ないで酸性水と共
に、非利用側吐出管5から排出されるようになる。この
とき、利用側吐出管4に設けた流量検出手段18からの
検出信号により制御部17から第1の開閉弁15に閉信
号、第2の開閉弁14に開信号が送られ、第1の開閉弁
15が閉じられて電解槽3に導入される水が自動的に止
まり、従来のように非利用側吐出管5から排水され放し
になるのを防止することができると同時に、第2の開閉
弁14が開放されて第2の給水管13から開閉蛇口12
への原水経路が形成される。またこのとき逆止弁20に
より第2の給水管13からの原水が電解槽3に逆流する
ことはない。
【0017】また、上記のように第1の開閉弁15が閉
鎖されることで、電解槽3を含む配管経路内に水圧がか
からなくなるので、先止め式の電解水生成装置Aは、第
1の給水管1及び第2の給水管13からなる原水経路以
外は堅牢な耐圧構造にする必要がないので、コストを低
減できると共に、部材の経時劣化に伴う漏水事故などの
危険性もなくすことができる。しかも、第1の開閉弁1
5を閉じたときには、図2に示すように、第2の開閉弁
14が開くので、開閉蛇口12からは原水を供給できる
ようになり、食器や食材の洗浄時に通常使用される水道
水等の原水を取水でき、また、スイッチ30を操作して
第1の開閉弁15を開き、第2の開閉弁14を閉じるこ
とにより、電解生成水を再び取水できる。従って、利用
側吐出管4からは電解生成水と水道水等の原水とを選択
的に取水できるので、使い勝手が良くなる。
【0018】またこの例では、利用側吐出管4内の流量
を流量センサーで検出することによって、開閉蛇口12
が閉鎖されたことを検出するので、1つの流量センサー
で済み、構造が簡単になる。
【0019】なお、開閉蛇口12が閉鎖されたことを利
用側吐出管4に設けた流量検出手段18により検出して
いるが、必ずしもこれに限られず、例えばリミットスイ
ッチ等(図示せず)で直接開閉蛇口12のレバーやハン
ドルの動きを機械的に検知するようにしてもよい。
【0020】次に、電気分解によって電極板の陰極側に
付着する炭酸カルシウム等のスケール除去のため、電解
生成水取水後に対向する電極板の極性を変換する、いわ
ゆる逆電洗浄が一定時間行われる場合において、従来
は、電解生成水取水後は利用側吐出管4を閉鎖してしま
うので、エアーの取り込み口がなくなり、逆電洗浄後の
電解槽3内の滞留水を外部への自然落下によって排水す
ることができなくなり、このため、次回の通水後に、逆
電洗浄後の電解槽3内の滞留水(飲用不適な電解生成
水)が利用側吐出管4からしばらく排水されることを余
儀なくされていた。そのうえ、電解槽3を含む内部配管
経路内に水を長時間滞留させることは、雑菌の繁殖等、
衛生上の観点からも好ましいものではなかった。
【0021】そこで、本実施形態にあっては、図2に示
すように、電解生成水の取水後であって開閉蛇口12を
閉鎖した後に一定時間作動する溜留水排水用のポンプ2
1を設けると共に、ポンプ21の作動時のみに開くエア
ー取入口に設けた逆止弁23をポンプ21に通じる配管
経路に設けてある。電解生成水取水後に利用側吐出管4
が閉鎖されると、しかして溜留水排水用ポンプ21が一
定時間作動する。このとき電動弁19も同時に開状態と
なる。また逆止弁22も溜留水排水用ポンプ21の作動
に伴う圧力差によって開状態となり、これによりエアー
取入口に設けた逆止弁23からエアーが取り込まれる。
従って、電解槽3を含む内部配管経路内の滞留水がポン
プ21で強制的にほぼ完全に排出されるので、次回の通
水後には飲用不適な逆電洗浄後の滞留水が吐出すること
がなく、しかも逆電洗浄後に電解槽3を含む内部配管経
路内に水を長時間滞留させることがないので、雑菌の繁
殖等を防止でき、衛生上の観点からも好ましいものとな
る。ここで溜留水排水用ポンプ21は、内部にエアーが
存在しても呼び水の必要のないタイプが望ましく、例え
ばギアポンプ等を用いれば良い。このギアポンプの場
合、ポンプ21停止時に内部に水を通過させることは通
水抵抗が大きくて困難であるが、本実施形態では、逆止
弁22を溜留水排水用ポンプ21と並列に配置してある
ので、ポンプ停止時においては、非利用側吐出管5から
の酸性水は逆止弁22を通ってスムーズに外部に排出さ
れるようになる。しかも逆止弁22は溜留水排水用ポン
プ21の作動時には、負圧によって閉状態になるので、
この逆止弁22からエアーが吸い込まれることもなく、
溜留水排水用ポンプ21による排水を妨げるものではな
い。
【0022】なお、溜留水排水用ポンプ21の作動は、
逆電洗浄後行う場合に限らず、電解生成水取水後に開閉
蛇口12を閉鎖されると同時に行うようにしてもよい。
【0023】図4、図5は他の実施形態を示している。
前記の実施形態では、流量センサーを利用側吐出管4に
設けていたが、この例では電解槽3の入口側の流量を検
出する第1の流量検出手段16と、非利用側吐出管5内
の流量を検出する第2の流量検出手段18とを備え、第
1の流量検出手段16の検出値と第2の流量検出手段1
8の検出値との比率から、開閉蛇口12が閉鎖されたこ
とを検出するものである。ここでは、浄水部2とカルシ
ウム添加筒6との間の管路に配設されている流量センサ
ー等の流量検出手段1816を第1の流量検出手段16
とし、これと同様な流量検出手段18を非利用側吐出管
5に配設して第2の流量検出手段18としている。
【0024】しかして、図4のように電解生成水を供給
しているときは、第1の開閉弁15は開状態にあり、第
2の開閉弁14は閉状態にあり、電動弁19は閉状態に
ある。従って、電解槽3の利用側吐出管4からは例えば
アルカリ水が吐出される。このとき第1の給水管1から
供給される原水が第2の給水管13を通して開閉蛇口1
2に供給されることはなく、また原水が電動弁19を通
って外部に排出されることもない。
【0025】ここで、通常、利用側電解水(例えばアル
カリ水)と排出側電解水(例えば酸性水)との流量比
は、水圧によらず、電解槽3の陽極室9及び陰極室10
のそれぞれの入口径、出口径等によってほぼ一定となっ
ている。本例では、(非利用側電解水の流量)/(利用
側電解水の流量)=1/3となるように設定されてい
る。
【0026】そして、図5のように開閉蛇口12を閉鎖
した場合は、利用側電解水は排出側電解水と共に非利用
側吐出管5から排出されることとなる。このとき、流量
検出手段1816及び流量検出手段18とによって検出
される(非利用側電解水の流量)と(利用側電解水の流
量)との流量比は「1」となる。この検出信号によって
制御部17から第1の開閉弁15に閉信号、第2の開閉
弁14に開信号が送られ、第1の開閉弁15が閉じられ
て電解槽3に導入される水が止まり、非利用側吐出管5
から排水され放しになるのを防止することができると同
時に、第2の開閉弁14が開放されて第2の給水管13
から開閉蛇口12への原水経路が形成され、図1の実施
形態と同様な作用効果が得られる。
【0027】しかも、前記図1の実施形態のように利用
側吐出管4に流量検出手段18を配設した場合は、利用
側電解水はアルカリ水である場合が多いため、流量検出
手段18は炭酸カルシウム等のスケールの影響を受けや
すいが、本例の場合は流量検出手段18を排出側電解水
(主に酸性水)の通水経路となる非利用側吐出管5に配
設してあるために、炭酸カルシウム等のスケールによる
影響を受けにくいという利点がある。
【0028】
【発明の効果】上記のように本発明のうち請求項1記載
の発明は、電解槽の入口側に原水を供給する第1の給水
管を接続し、出口側にアルカリ水と酸性水を個別に排水
する一対の吐出管を接続し、一対の吐出管のうちの一方
を電解生成水の利用側吐出管とし、他方を非利用側吐出
管とし、利用側吐出管に電解生成水の出水、止水を行う
開閉蛇口を設けた電解水生成装置であって、第1の給水
管を開閉する第1の開閉弁と、第1の給水管の第1の開
閉弁よりも上流位置と利用側吐出管との間を接続する第
2の給水管と、第2の給水管を開閉する第2の開閉弁
と、開閉蛇口が閉鎖されたことを検出する検出手段と、
検出手段にて開閉蛇口の閉鎖が検出されたときに第1の
開閉弁を閉じて第2の開閉弁を開放する制御部とを備え
ているので、利用側吐出管に設けた開閉蛇口を閉鎖した
ことを検出手段により検出した際に第1の開閉弁が閉じ
られて電解槽に導入される水が自動的に止まり、非利用
側吐出管から排水され続けることがなくなる。またこれ
と同時に、電解槽を含む配管経路内に水圧がかからなく
なるので、電解水生成装置を堅牢な耐圧構造にする必要
がなくなり、コストを低減できると共に、部材の経時劣
化に伴う漏水事故などの危険性もなくすことができる。
さらに第1の開閉弁が閉じられると第2の開閉弁が開か
れるので、第2給水管を通して開閉蛇口から原水が取水
可能となる。
【0029】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、利用側吐出管内の流量を検出する流量
検出手段により開閉蛇口が閉鎖されたことを検出するの
で、利用側吐出管に1つの流量検出手段を設けるだけで
開閉蛇口が閉鎖されたことを検出できるので、部品が少
なくて済み、構造が簡単になる。
【0030】また請求項3記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、電解槽の入口側の流量を検出する第1
の流量検出手段と、非利用側吐出管内の流量を検出する
第2の流量検出手段とを備え、第1の流量検出手段の検
出値と第2の流量検出手段の検出値との比率によって開
閉蛇口が閉鎖されたことを検出するので、第2の流量検
出手段が配設される非利用側吐出管は、主に酸性水の通
水経路となり、アルカリ水の場合のような炭酸カルシウ
ム等のスケールによる影響を受けにくいために、第2の
流量検出手段の長寿命化を図ることができる。
【0031】また請求項4記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、電解生成水の取水後であって開閉蛇口
を閉鎖した後に作動する溜留水排水用のポンプを設ける
と共に、ポンプの作動時のみに開くエアー取入口をポン
プに通じる配管経路に設けたので、電解生成水取水後に
逆電洗浄を実施した場合、溜留水排水用ポンプによって
電解槽を含む内部配管経路内の滞留水が強制的にほぼ完
全に排出されるので、次回の通水時に飲用不適な逆電洗
浄後の滞留水が吐出されることがなく、しかも電解槽を
含む内部配管経路内に水を長時間滞留させることがない
ので、雑菌の繁殖等を防止でき、きわめて衛生的とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す電解水生成装置
の構成図である。
【図2】同上の開閉蛇口の閉鎖時の原水の流れを示す構
成図である。
【図3】同上の制御部に関連するブロック図である。
【図4】他の実施形態の構成図である。
【図5】同上の開閉蛇口の閉鎖時の原水の流れを示す構
成図である。
【符号の説明】
1 第1の給水管 1a 上流位置 3 電解槽 4 利用側吐出管 5 非利用側吐出管 12 開閉蛇口 13 第2の給水管 14 第2の開閉弁 15 第1の開閉弁 16,18 流量検出手段 17 制御部 21 ポンプ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月17日(1999.5.1
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】また、電解槽3の上流側(本例ではカルシ
ウム添加筒6の上流側)の管路には、流量センサー等の
流量検出手段16が配設されており、この流量検出手段
16による積算流量値が所定値に達した場合には、制御
部17から信号が送られて浄水部2の濾材の交換時期な
どが報知されるようになっている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】図4、図5は他の実施形態を示している。
前記の実施形態では、流量センサーを利用側吐出管4に
設けていたが、この例では電解槽3の入口側の流量を検
出する第1の流量検出手段16と、非利用側吐出管5内
の流量を検出する第2の流量検出手段18とを備え、第
1の流量検出手段16の検出値と第2の流量検出手段1
8の検出値との比率から、開閉蛇口12が閉鎖されたこ
とを検出するものである。ここでは、浄水部2とカルシ
ウム添加筒6との間の管路に配設されている流量センサ
ー等の流量検出手段16を第1の流量検出手段16と
し、これと同様な流量検出手段18を非利用側吐出管5
に配設して第2の流量検出手段18としている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】そして、図5のように開閉蛇口12を閉鎖
した場合は、利用側電解水は排出側電解水と共に非利用
側吐出管5から排出されることとなる。このとき、流量
検出手段16及び流量検出手段18とによって検出され
る(非利用側電解水の流量)と(利用側電解水の流量)
との流量比は「1」となる。この検出信号によって制御
部17から第1の開閉弁15に閉信号、第2の開閉弁1
4に開信号が送られ、第1の開閉弁15が閉じられて電
解槽3に導入される水が止まり、非利用側吐出管5から
排水され放しになるのを防止することができると同時
に、第2の開閉弁14が開放されて第2の給水管13か
ら開閉蛇口12への原水経路が形成され、図1の実施形
態と同様な作用効果が得られる。
フロントページの続き (72)発明者 肥田 金治 長野県須坂市大字須坂字八幡裏1588番地 テクノエクセル株式会社内 Fターム(参考) 4D061 DA03 DB07 EA02 EB05 EB12 EB37 EB38 EB39 ED12 FA06 FA09 GA02 GA30 GB02 GC02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解槽の入口側に原水を供給する第1の
    給水管を接続し、出口側にアルカリ水と酸性水を個別に
    排水する一対の吐出管を接続し、一対の吐出管のうちの
    一方を電解生成水の利用側吐出管とし、他方を非利用側
    吐出管とし、利用側吐出管に電解生成水の出水、止水を
    行う開閉蛇口を設けた電解水生成装置であって、第1の
    給水管を開閉する第1の開閉弁と、第1の給水管の第1
    の開閉弁よりも上流位置と利用側吐出管との間を接続す
    る第2の給水管と、第2の給水管を開閉する第2の開閉
    弁と、開閉蛇口が閉鎖されたことを検出する検出手段
    と、検出手段にて開閉蛇口の閉鎖が検出されたときに第
    1の開閉弁を閉じて第2の開閉弁を開放する制御部とを
    備えていることを特徴とする電解水生成装置。
  2. 【請求項2】 利用側吐出管内の流量を検出する流量検
    出手段により開閉蛇口が閉鎖されたことを検出すること
    を特徴とする請求項1記載の電解水生成装置。
  3. 【請求項3】 電解槽の入口側の流量を検出する第1の
    流量検出手段と、非利用側吐出管内の流量を検出する第
    2の流量検出手段とを備え、第1の流量検出手段の検出
    値と第2の流量検出手段の検出値との比率によって開閉
    蛇口が閉鎖されたことを検出することを特徴とする請求
    項1記載の電解水生成装置。
  4. 【請求項4】 電解生成水の取水後であって開閉蛇口を
    閉鎖した後に作動する溜留水排水用のポンプを設けると
    共に、ポンプの作動時のみに開くエアー取入口をポンプ
    に通じる配管経路に設けたことを特徴とする請求項1記
    載の電解水生成装置。
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