JP2000183059A - 電子装置およびその製造方法 - Google Patents
電子装置およびその製造方法Info
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Abstract
ン系絶縁膜を形成するにあたり、金属配線の酸化、およ
び密着性の低下を防止する。 【解決手段】 金属配線4上に、Si3 N4 の化学量論
組成よりSiリッチな下層窒化シリコン系絶縁膜5a
と、この下層窒化シリコン系絶縁膜5aよりもNリッチ
な上層窒化シリコン系絶縁膜5bとを形成し、併せて窒
化シリコン系絶縁膜5とする。窒化シリコン系絶縁膜5
を形成する際の成膜チャンバ内の残留酸素濃度を、10
0ppb以下に制御することが望ましい。
Description
製造方法に関し、さらに詳しくは、易酸化性の金属配線
上に窒化シリコン系絶縁膜を形成する際の金属配線の酸
化を防止し、密着性を向上した電子装置およびその製造
方法に関する。
d Circuits) 等の半導体装置の高集積度化が進展するに
伴い、配線幅および配線ピッチの微細化が必要となって
いる。これら配線幅および配線ピッチの縮小は、同時に
配線断面のアスペクト比および配線間スペースのアスペ
クト比を増大する。この結果、微細で高アスペクト比の
配線を加工するエッチング技術や、同じく微細で高アス
ペクト比の配線間スペースを層間絶縁層で埋め込む技術
等に負担が集中し、製造工程の複雑化や工程数の増大を
招いている。
の半導体装置をはじめとする各種半導体装置の低消費電
力化、動作速度の高速化等の要求に応えるためには、低
誘電率の層間絶縁膜材料とともに、低抵抗な電極配線材
料の選択およびそのプロセス技術が要素技術として重要
性を増している。これは、半導体装置以外の各種高周波
微細電子装置においても同様に重要な問題である。
て、比較的低抵抗なAl−SiやAl−Si−Cu等の
アルミニウム系金属が用いられてきた。しかしながら、
次世代の電極配線材料としては、Alより比抵抗が小さ
く、エレクトロマイグレーションやストレスマイグレー
ション耐性にも優れるCuが有力視されている。Cuの
比抵抗は1.72μΩ−cmであり、Alの比抵抗2.
7μΩ−cmの約60%である。Cuの成膜方法は、ス
パッタリング法やCVD (Chemical Vapor Deposition)
法等の他に、電解めっき法も適用できる。
SiO2 (比誘電率4)にフッ素を導入したSiOFが
知られている。SiOFは、SiO2 を構成するSi−
O−Si結合をF原子により終端することで、その密度
が低下すること、およびSi−F結合やO−F結合の分
極率が小さいこと等により、SiO2 より低誘電率が達
成される。このSiOFは、その成膜やエッチングのプ
ロセスが従来のSiO2 に類似したものであるので、現
用の製造装置でも容易に採用できる。また無機系材料で
あるので耐熱性にも優れる。しかしながら、SiOFの
比誘電率は3.7〜3.2程度にとどまる。
む有機系絶縁膜材料も知られている。すなわち、有機S
OG(Spin On Glass)、ポリアリールエーテル、ポリイ
ミド、ポリパラキシリレン(商標名パリレン)、ベンゾ
シクロブテン、ポリナフタレン等、比誘電率が2.5〜
3.5程度の有機高分子材料である。これらの材料は炭
素原子を含有することでその密度が低減され、また分子
(モノマ)自体の分極率を小さくすることで低誘電率を
達成している。またシロキサン結合、イミド結合、ある
いはベンゼン環やナフタレン環を導入することにより、
ある程度の耐熱性を得ている。
フッ素原子を導入したフロロカーボンポリマは、比誘電
率が1.5〜2.5程度と一層の低誘電率化と耐熱性の
向上が得られる。かかるフッ素系樹脂の有機系材料とし
ては、パーフルオロ基含有ポリイミドやフッ化ポリアリ
ールエーテル、テフロン(商標名)あるいはフレア(商
標名)等が知られている。これら有機低誘電率材料は、
例えば「日経マイクロデバイス」誌1995年7月号1
05〜112頁に紹介されている。
シリコン系層間絶縁膜とは膜質が大きく異なる。特に
0.18μmの最小デザインルールの半導体装置に導入
が検討されている比誘電率2.5以下の有機系低誘電率
層間絶縁膜は、下地層との密着性の向上が求められてい
る。
ましくは低誘電率の層間絶縁膜と組み合わせて高集積度
半導体装置等に適用する際のプロセスとして、Damascen
e あるいは Dual Damascene と呼称される方法がある。
これらは、層間絶縁膜に予め形成した配線溝、あるいは
配線溝および接続孔に、金属配線材料をリフロースパッ
タリング法や電解めっき法等で埋め込み、CMP (Chem
ical mechanical polishing)法により表面を平坦化する
技術である。Damascene あるいは Dual Damascene プロ
セスは、高アスペクト比の配線をエッチングでパターニ
ングする必要も、配線間のスペースを層間絶縁膜で埋め
込む必要もない。したがって、このプロセスは、配線ア
スペクト比が大きくなるほど、また配線の層数が増加す
るほど、製造工程数の低減率に寄与するようになる。
ual Damascene プロセスを含め、Cu等の易酸化性金属
配線形成プロセスにおいて問題となるのは、金属配線上
に絶縁膜を形成する際の酸化による配線抵抗値の増大、
および絶縁膜との密着性の低下の問題である。特にCu
配線は不動態被膜を形成しないため、酸化の進行を防止
できない。したがって、金属配線上に絶縁膜を形成する
工程においては、下地の金属配線の酸化を極力防止する
必要があり、また絶縁膜形成後も、絶縁膜を透過する酸
素による酸化に配慮する必要がある。
por Deposition) 法で形成する場合、通常200℃以上
に被処理基体温度を設定するが、この温度範囲での金属
配線の酸化反応速度は、常温の10倍以上と極めて酸化
し易い。また通常のCVD装置に付随するドライポンプ
の到達真空度は1×10-3Torr程度である。仮に、
大気中に酸素が20%含まれているとして、その分圧比
のまま1×10-3Torrに真空引きすると、酸素濃度
は約260ppbとなる。このように微量酸素濃度とな
っても、200℃以上ではCu配線の酸化の進行を防止
することはできない。スパッタリング装置の場合には、
排気量が大きく到達真空度も1×10-7Torr以下と
なるクライオポンプが使用でき、この真空度では酸素濃
度も低く、金属配線の酸化防止が可能である。しかしな
がら、CVD装置では反応ガスを用いる関係、あるいは
副反応生成物の関係でクライオポンプは使用できない。
金属配線上のCVD法による絶縁膜形成は、酸素ガスを
導入して酸化シリコン系絶縁膜を形成することはもちろ
ん不都合であり、酸素ガスを用いない、窒化シリコン系
絶縁膜を形成する際にも、注意が必要である。
みなされたものである。すなわち、本発明の課題は、C
u等、易酸化性の金属配線上に窒化シリコン系絶縁膜を
形成するに際し、金属配線の酸化および密着性の低下を
防止しうる方法を提供することである。
り製造された、低抵抗配線を有する信頼性の高い高集積
度半導体装置をはじめとする電子装置を提供することで
ある。
ため、本発明の電子装置の製造方法は、金属配線上に窒
化シリコン系絶縁膜を気相成長法により形成する工程を
有する電子装置の製造方法であって、この金属配線上に
接して、Si3 N4 の化学量論組成よりSiリッチな下
層窒化シリコン系絶縁膜を形成する工程と、この下層窒
化シリコン系絶縁膜に接して、この下層窒化シリコン系
絶縁膜の組成よりNリッチな上層窒化シリコン系絶縁膜
を形成する工程を有することを特徴とする。
配線上に気相成長法により窒化シリコン系絶縁膜を形成
する工程を有する電子装置の製造方法であって、この金
属配線上に接して、Si3 N4 の化学量論組成よりSi
リッチな下層窒化シリコン系絶縁膜を形成する工程と、
この下層窒化シリコン系絶縁膜に接して、この下層窒化
シリコン系絶縁膜の組成より、膜表面方向に向け漸次N
リッチとなる上層窒化シリコン系絶縁膜を形成する工程
を有することを特徴とする。
この窒化シリコン系絶縁膜を気相成長法により形成する
工程においては、気相成長チャンバ内の酸素濃度を、1
00ppb (parts per billion)以下に制御しつつ形成
することが望ましい。
成長法により形成する工程に先立ち、下地の金属配線表
面を、非酸化性減圧雰囲気中で逆スパッタリングするこ
とが望ましい。非酸化性減圧雰囲気とは、H2 等の還元
性ガスあるいはAr等の不活性ガスの減圧雰囲気のこと
である。
成長法により形成する工程に引き続き、形成されたこの
窒化シリコン系絶縁膜表面を逆スパッタリングし、この
後、この窒化シリコン系絶縁膜上に接してさらに絶縁膜
を形成することが望ましい。いずれの段階における逆ス
パッタリング処理も、ECRプラズマCVD装置、IC
P−CVD装置、あるいはヘリコン波プラズマCVD装
置のように、1〜10mTorr台の高真空でのプラズ
マCVDが可能な装置で窒化シリコン系絶縁膜の成膜を
おこなう場合には、残留酸素濃度が低い条件であるの
で、必ずしも必要としない。逆に、平行平板型プラズマ
CVD装置を用いて窒化シリコン系絶縁膜の成膜をおこ
なう場合には、残留酸素濃度が比較的多いので、逆スパ
ッタリング処理を施すことが望ましい。この場合、窒素
等の不活性ガスでチャンバ内をパージした後に、逆スパ
ッタリングを施すことがさらに望ましい。
窒化シリコン系絶縁膜を有する電子装置であって、この
金属配線上に接する、Si3 N4 の化学量論組成よりS
iリッチな下層窒化シリコン系絶縁膜と、この下層窒化
シリコン系絶縁膜に接する、この下層窒化シリコン系絶
縁膜の組成よりNリッチな上層窒化シリコン系絶縁膜を
有することを特徴とする。
化シリコン系絶縁膜を有する電子装置であって、この金
属配線上に接する、Si3 N4 の化学量論組成よりSi
リッチな下層窒化シリコン系絶縁膜と、この下層窒化シ
リコン系絶縁膜に接する、この下層窒化シリコン系絶縁
膜の組成より、膜表面方向に向け漸次Nリッチとなる上
層窒化シリコン系絶縁膜を有することを特徴とする。
ン系絶縁膜の厚さは、30nm以上150nm以下であ
ることが望ましく、50nm以上100nm以下である
ことがさらに望ましい。
リコン系絶縁膜上に接して、さらに絶縁膜を有すること
が望ましい。
易酸化性金属配線を用いる高集積度半導体装置をはじ
め、薄膜磁気ヘッド装置、薄膜コイル、薄膜インダクタ
あるいはマイクロマシン等が例示される。
て窒化シリコン系絶縁膜を採用し、成膜雰囲気から可及
的に酸素を排除することにより、金属配線の酸化を防止
する。この際、成膜装置に付随する真空ポンプとしてタ
−ボ分子ポンプを採用することにより、金属配線の酸化
をより効果的に防止することができる。タ−ボ分子ポン
プの到達真空度は1×10-6Torr以下であり、理論
的には1ppb以下の酸素濃度とすることができる。
系絶縁膜を成膜しても、なお金属配線が酸化される可能
性は残る。この場合には、基板バイアスを印加できる成
膜装置を用い、金属配線表面の酸化膜を逆スパッタリン
グで除去してから窒化シリコン系絶縁膜を成膜すれば、
金属配線の酸化は一層効果的に防止できる。
は、両者の密着性に影響を与える。このため、この部分
の窒化シリコン系絶縁膜は、Si3 N4 の化学量論組成
よりSiリッチな組成としておくことにより、反応活性
が高まり密着性の向上が図れる。上層の窒化シリコン系
絶縁膜は、絶縁性等の確保の観点から、Si3 N4 の化
学量論組成とすることが望ましい。下層と上層の窒化シ
リコン系絶縁膜は、界面で急峻に組成が変化しても、傾
斜組成でなめらかに変動してもよい。
積度半導体装置を採りあげ、Damascene プロセスにより
形成されたCu金属配線上に窒化シリコン系絶縁膜を含
む層間絶縁膜を形成する方法を例にとり説明する。なお
電子装置としては、半導体装置に限らず、薄膜磁気ヘッ
ド、磁気抵抗効果型ヘッド、薄膜インダクタ、薄膜コイ
ル、マイクロマシン等の各種電子装置、特に低抵抗のC
u配線を採用したものに適用することができる。
集積度半導体装置の要部を示す概略断面図である。すな
わち、Si等の半導体基体1上の層間絶縁膜2には、配
線溝3が形成され、この配線溝3内には金属配線4が埋
め込まれている。この金属配線4上には、窒化シリコン
系絶縁膜5および絶縁膜6が形成されている。なお図1
に示す構造は、本発明に関連する要部のみを示してあ
り、半導体基体1に形成されているMOSトランジスタ
や素子分離領域、あるいはさらに上層の配線等は図示を
省略している。また各構成部分の寸法は、実際の半導体
装置に比例したものではない。
系絶縁膜で構成される。酸化シリコン系絶縁膜は、例え
ばSiH4 とO2 ガスを原料ガスとする減圧CVD法
や、TEOS (Tetraethyl Orthosilicate) を原料ガス
とするプラズマCVD法等で形成される。層間絶縁膜2
は、低誘電率絶縁膜や、低誘電率絶縁膜とSiO2 等の
無機絶縁膜の積層で構成してもよい。無機絶縁膜との積
層構造とすることにより、一般的に機械強度が小さい低
誘電率絶縁膜を補強し、半導体装置の信頼性を高めるこ
とができる。もちろん、低誘電率絶縁膜の採用により、
配線間容量を低減することができる。
ロゲル(多孔質シリコン酸化膜)等の無機系絶縁膜の他
に、有機SOG、ポリアリールエーテル、ポリイミド、
ポリパラキシリレン(商標名パリレン)、ベンゾシクロ
ブテン、ポリナフタレン、フッ素樹脂等を用いることが
できる。
基体1に形成されている不純物拡散層(不図示)とのコ
ンタクトプラグであってもよい。また溝配線とコンタク
トプラグを一体化した構造であってもよい。なおコンタ
クトプラグの場合は、不図示の下層配線に臨むビアコン
タクトプラグであってもよい。金属配線4は、バリアメ
タル構造でもよく、この場合はTaNとCuの積層構
造、TaとCuの積層構造、あるいはTiNとAl−C
u合金との積層構造等が採用される。Cuを用いれば低
抵抗配線となり、Al−Cu合金を用いれば比較的低抵
抗でしかも低コストの配線を提供できる。金属配線4の
材料としては、W、MoあるいはAg等を採用してもよ
い。バリアメタルの材料としては、この他にW2 N,T
a2 NあるいはMo2 N等を採用してもよい。すなわ
ち、高融点金属の低次窒化物であり、その中でも柱状あ
るいは粒状の結晶組織を形成せず、アモルファスあるい
はアモルファス状態に近い微結晶として成膜されるもの
が望ましい。バリアメタルはスパッタリング法や反応性
スパッタリング法の他、CVD法やプラズマCVD法で
も形成される。この場合採用される原料ガスとしては、
WF6 ,WCl6 ,TaBr5 ,MoF6 ,MoCl5
等の比較的蒸気圧が高く気化しやすいフッ化物、塩化物
あるいは臭化物等の金属ハロゲン化物や、有機金属化合
物が採用される。混合して用いられる窒化剤ガスとして
は、N2 ,NH3 あるいはN2 H2 等が例示される。
法あるいは電解めっき法等で形成することができる。い
ずれの方法によっても、層間絶縁膜2上にも形成された
余分の配線材料をCMP (Chemical Mechanical Polish
ing)法により除去し、その表面は平坦に形成される。
成されており、これらはSi3 N4の化学量論組成より
Siリッチな下層窒化シリコン系絶縁膜5aと、この下
層窒化シリコン系絶縁膜5aよりNリッチな上層窒化シ
リコン系絶縁膜5bとから構成される。上層窒化シリコ
ン系絶縁膜5bは、表面に向けて漸次Nリッチとなる傾
斜組成であってもよい。窒化シリコン系絶縁膜5は、本
発明方法により製造されたものである。
0nm以上であることが望ましい。10nm未満の膜厚
では、上層窒化シリコン系絶縁膜5bを形成する際に金
属配線4が窒化し、両者の密着性が低下する虞がある。
窒化シリコン系絶縁膜5の全厚は、30nm以上150
nm以下が望ましく、50nm以上100nm以下がさ
らに望ましい。30nmに満たないと、金属配線4中の
金属の拡散を防止する効果が乏しい。特にCuは拡散し
やすく、金属配線4に採用する場合には、その拡散を確
実に抑制する必要がある。逆に150nmを超えると、
配線間容量の増大を招き、デバイス特性を劣化させる。
温度で形成できるプラズマCVD法、スパッタリング法
等の気相成長法が採用される。スパッタリング法は、窒
化シリコンをターゲットとする方法の他、シリコンをタ
ーゲットとし、ArにN2 やNH3 を添加した反応性ス
パッタリング法が採用される。このとき、N2 やNH3
の添加量を制御することにより、窒化シリコン系絶縁膜
5の組成を制御することができる。
D法によっても形成できる。プラズマ発生源として、1
×1010/cm3 程度以上の電子密度が得られる高密度
プラズマ発生源を有するプラズマCVD装置の使用が特
に好ましい。高密度プラズマCVD装置は、1×10-3
Torr程度の高真空度でのプラズマ生成が可能であ
り、ターボ分子ポンプの到達真空度(1×10-6Tor
r程度)との整合性がよい。これら高密度プラズマCV
D装置としては、ECR (Electron Cyclotron Resonan
ce) プラズマCVD装置、ICP (Inductively Couple
d Plasma) CVD装置、ヘリコン波プラズマCVD装置
等が例示される。さらにプラズマ生成用の電源と、基板
バイアス印加用の電源を独立に制御しうるプラズマCV
D装置の使用が望ましい。これにより、同一の成膜チャ
ンバ内で逆スパッタリングを施すことができる。
板型プラズマCVD装置を用いることもできる。平行平
板型プラズマCVD装置は、1×10-2Torr程度の
真空度でのプラズマ生成であるので、成膜チャンバを高
純度窒素等の残留酸素が少ない不活性ガスでパージ後に
真空引きを行い、100ppb以下の酸素濃度としてか
ら窒化シリコン系絶縁膜を成膜することが望ましい。
に先立ち、金属配線4表面に形成される酸化膜(不図
示)を逆スパッタリングにより除去することが望まし
い。逆スパッタリングは、He,Ar,Xe,Krある
いはNe等の希ガスが用いられる。これら希ガスにH2
あるいはSiH4 等の還元性ガスを添加してもよい。逆
スパッタリングは、窒化シリコン系絶縁膜の形成装置の
同一成膜チャンバ内で施してもよいが、逆スパッタリン
グ専用の前処理チャンバを設け、ここで施してもよい。
この場合は、前処理チャンバと成膜チャンバとを真空ゲ
ートバルブで連接し、搬送途中での再酸化を防止する。
厚が薄い場合に必要に応じて形成する。絶縁膜6の材料
は酸化シリコンや、前述した低誘電率絶縁膜が採用され
る。酸化シリコンは信頼性に問題はないが誘電率の点で
問題がある。低誘電率絶縁膜はその逆で、信頼性が低下
する可能性がある。絶縁膜6を形成する前に、下地の上
層窒化シリコン系絶縁膜5b表面を逆スパッタリングし
てもよい。この際の逆スパッタリングは、絶縁膜6の密
着性を向上するために施される。
上に、必要に応じてさらに層間絶縁膜や上層の金属配線
を形成し、最終的にパシベーション膜を形成して半導体
装置を完成する。
高集積度半導体装置の製造方法を例にとり、図2〜図3
を参照しつつ実施例によりさらに詳しく説明を加える。
ただしこの実施例は単なる例示であり、本発明はこの実
施例に限定されるものではない。
層窒化シリコン系絶縁膜5aとしてSi3 N4 の化学量
論組成よりSiリッチな窒化シリコンを、また上層窒化
シリコン系絶縁膜5bとして、この下層窒化シリコン系
絶縁膜5aよりNリッチな窒化シリコンを形成した例で
ある。
層間絶縁膜2をSiO2 等で形成し、この層間絶縁膜2
に、半導体基体1に作り込まれたMOSトランジスタ等
所定の素子の不純物拡散層(不図示)に臨む配線溝3を
形成した状態を示す。
とするCVD法で形成した。配線溝3の形成工程は、ま
ず層間絶縁膜2上にフォトレジストをコーティングし、
配線溝の開口形状にパタ−ニングしてレジストマスク
(不図示)を形成する。この被エッチング基板を例えば
マグネトロンRIE装置に搬入し、つぎのエッチング条
件でパタ−ニングした。 配線溝形成のエッチング条件 C4 F8 14 sccm CO 250 sccm Ar 100 sccm O2 2 sccm 圧力 5.3 Pa RFパワー 1.6 kW 温度 20 ℃ なお配線溝3はコンタクトプラグ用の接続孔の他に、単
なる溝配線形成用のものでも、またビアコンタクトプラ
グ用のものであってもよい。配線溝3の形状は、例えば
その開口径が0.2μm、深さが1.0μm、アスペク
ト比は5である。
体をECRプラズマ処理装置に搬入し、TaNからなる
バリアメタルを形成する。原料ガスとしてはTaBr5
およびN2 の混合ガスを導入した。TaBr5 はmp=
265℃、bp=348.8℃の常温では固体であるの
で、加熱気化してプラズマ生成室に導入する。 TaBr5 2〜10 sccm N2 5〜20 sccm H2 100〜300 sccm Ar 100〜200 sccm 圧力 1〜10 mTorr μ波パワー 1〜3 kW 温度 200〜400 ℃ バリアメタル形成前に、被処理基体表面を逆スパッタリ
ングしてもよい。
し、金属配線4とする。金属配線4は層間絶縁膜2上に
も形成される。この層間絶縁膜2上の金属配線4は不要
である。
金属配線4を公知のCMP (Chemical Mechanical Poli
shing)法あるいは全面エッチバック法により除去して平
坦化し、配線溝3内に埋め込む。
ズマCVD装置に搬入し、逆スパッタリングを施す。こ
のECRプラズマCVD装置は、ターボ分子ポンプによ
り到達真空度が1×10-6Torr以下が達成できるも
のである。この真空度まで真空引きし、この後処理ガス
導入および被処理基体を加熱する。 H2 200〜500 sccm Ar 100〜300 sccm 圧力 1〜10 mTorr μ波パワー 1〜3 kW バイアスパワー 500 W 温度 200〜400 ℃ Arのみによる逆スパッタリングも可能であるが、この
場合は還元作用はないので化学反応による自然酸化膜除
去、あるいは残留酸素濃度低減効果は期待できず、処理
時間は長くなる。H2 ガス単体では、プラズマを安定し
て生成および持続することが困難である。
面の自然酸化膜を除去し、また後工程の下層窒化シリコ
ン系絶縁膜形成時のチャンバ内残留酸素濃度を低減する
ために施す。これにより、下層窒化シリコン系絶縁膜の
密着性も向上する。この逆スパッタリング処理は、EC
RプラズマCVD装置のように1〜10mTorrの高
真空でのプラズマCVDが可能な場合には必ずしも施さ
なくてもよい。ただし平行平板型プラズマCVD装置を
使用する場合には、施すことが望ましい。
配線4上に下層窒化シリコン系絶縁膜5aを10nm形
成する。 SiH4 25〜50 sccm N2 25〜50 sccm 圧力 1〜10 mTorr μ波パワー 1〜3 kW 温度 200〜400 ℃ この成膜条件はSiH4 とN2 の流量比が1であり、S
i3 N4 の化学量論組成よりSi量が多い窒化シリコン
系絶縁膜が形成される。成膜レートは100nm/mi
n程度であり、膜厚制御は比較的容易である。
系絶縁膜5bを連続的に形成する。 SiH4 25〜50 sccm N2 50〜150 sccm 圧力 1〜10 mTorr μ波パワー 1〜3 kW 温度 200〜400 ℃ この成膜条件はSiH4 とN2 の流量比が2以上であ
り、下地の下層窒化シリコン系絶縁膜5aよりNリッチ
な、すなわちSi3 N4 の化学量論組成に近い窒化シリ
コン系絶縁膜が形成される。上層窒化シリコン系絶縁膜
5bは、70nmの膜厚とした。したがって、窒化シリ
コン系絶縁膜5の全厚は80nmである。
いることも可能であるが、NH3 は窒化作用が強いので
金属配線4を窒化する虞がある。したがって、下層窒化
シリコン系絶縁膜5aの膜厚が薄い場合は窒化剤ガスと
してN2 を用いることが望ましい。
で上層窒化シリコン系絶縁膜5b表面の逆スパッタリン
グ処理を施す。この逆スパッタリングはArガス単体で
施してよい。また逆スパッタリングは、窒化シリコン系
絶縁膜5上にさらに絶縁膜を形成する際にその密着性を
高めるために施す。特に、有機系の低誘電率膜や、SO
G等を塗布法で形成する際には逆スパッタリングを施す
ことが望ましい。この逆スパッタリング処理も、ECR
プラズマCVD装置のように1〜10mTorrの高真
空でのプラズマCVDが可能な場合には必ずしも施さな
くてもよい。ただし平行平板型プラズマCVD装置を使
用する場合には、施すことが望ましい。
に、必要に応じてさらに絶縁膜6を形成する。この絶縁
膜6は、窒化シリコン系絶縁膜5の膜厚が薄く、層間絶
縁膜としての絶縁耐圧の不足や配線容量が増大する場合
には必要である。絶縁膜としては、層間絶縁膜2の材料
と同じくSiO2 や各種低誘電率膜が採用され、その成
膜方法も前述した層間絶縁膜2の成膜方法に準じてよ
い。
造を形成する場合には、図2(a)に戻って図2(a)
〜図3(f)の工程を反復すればよい。最終的にファイ
ナルパシベーション膜の形成およびパッド電極の形成等
を経て、半導体装置を完成する。
成する上層窒化シリコン系絶縁膜5bは、表面に向け漸
次Nリッチとなる傾斜組成としてもよい。本実施例では
この窒化シリコン系絶縁膜5の形成工程のみを、同じ図
2〜図3を参照して説明する。
形成工程からCMP工程までは前実施例1と同様であり
重複する説明は省略する。
配線4上に下層窒化シリコン系絶縁膜5aを10nm形
成する。 SiH4 30 sccm N2 30 sccm 圧力 1〜10 mTorr μ波パワー 1〜3 kW 温度 200〜400 ℃ この成膜条件はSiH4 とN2 の流量比が1であり、S
i3 N4 の化学量論組成よりSi量が多い窒化シリコン
系絶縁膜が形成される。成膜レートは同じく100nm
/min程度であり、膜厚制御は比較的容易である。
系絶縁膜5bを連続的に形成する。 SiH4 30 sccm N2 30→100 sccm 圧力 1〜10 mTorr μ波パワー 1〜3 kW 温度 200〜400 ℃ この成膜条件は、N2 流量を徐々に高め、最終的にはS
iH4 とN2 の流量比を2以上とするものである。これ
により、表面に向けN濃度が漸増し、最表層においては
Si3 N4 の化学量論組成に近い上層窒化シリコン系絶
縁膜5bが形成される。上層窒化シリコン系絶縁膜5b
は、70nmの膜厚とした。したがって、窒化シリコン
系絶縁膜5の全厚は80nmである。上層窒化シリコン
系絶縁膜5bの傾斜組成は、上層窒化シリコン系絶縁膜
5bの全厚にわたって傾斜していても、上層窒化シリコ
ン系絶縁膜5bの下方の一部のみであってもよい。
とすることにより、窒化シリコン系絶縁膜5全体として
は界面での急峻な組成変動が排除でき、密着性の向上、
膜応力の低減等の効果が得られる。この後の工程は前実
施例1に準じてよい。
膜5成膜前後の逆スパッタリング処理は、ECRプラズ
マCVD装置のように1〜10mTorrの高真空での
プラズマCVDが可能な場合には必ずしも施さなくても
よい。ただし平行平板型プラズマCVD装置を使用する
場合には、施すことが望ましい。
が、窒化シリコン系絶縁膜の形成工程はECRプラズマ
CVD法の他に各種プラズマCVD法や減圧CVD法、
あるいは反応性スパッタリング法等を採用することがで
きる。いずれの方法においても、成膜前および成膜中の
気相成長チャンバ内の酸素濃度を、100ppb以下に
制御することが望ましい。
等を採用した電子装置に特に好適に適用されるが、Al
合金や高融点金属、あるいはAg等の金属配線を用いた
電子装置に適用しても好結果を納めることができる。
膜あるいは層間絶縁膜と窒化シリコン系絶縁膜とを組み
合わせた電子装置における適合性に優れる。かかる有機
高分子材料としては、ポリアリールエーテル、ポリイミ
ド、有機SOG、ベンゾシクロブテン、ポリナフタレ
ン、ポリパラキシリレン、テフロン(商標名)、サイト
ップ(商標名)等が例示される。これらはいずれも高集
積度の電子装置の絶縁膜として望ましい低誘電率材料で
ある。
高集積度の半導体装置の多層配線等に好適に用いられる
が、配線間容量や配線抵抗の低減が望まれる、高周波信
号処理対応の薄膜磁気ヘッド、磁気抵抗効果型ヘッド、
薄膜インダクタ、薄膜コイル、マイクロマシン等の各種
電子装置の製造方法に適用できる。
の電子装置の製造方法によれば、金属配線の不所望の酸
化を防止し、配線抵抗の低減および密着性の向上等の効
果を奏する。
酸化性の金属配線本来の低抵抗性能を有効に実現でき、
また密着性が問題となる有機低誘電率絶縁膜と組み合わ
せることにより、密着性を向上し、信頼性の高い各種電
子装置を提供することが可能となる。
体装置の要部を示す概略断面図である。
体装置の製造工程を示す概略断面図である。
体装置の製造工程を示す概略断面図であり、図2に続く
工程を示す。
属配線、5…窒化シリコン系絶縁膜、5a…下層窒化シ
リコン系絶縁膜、5b…上層窒化シリコン系絶縁膜、6
…絶縁膜
Claims (10)
- 【請求項1】 金属配線上に窒化シリコン系絶縁膜を気
相成長法により形成する工程を有する電子装置の製造方
法であって、 前記金属配線上に接して、Si3 N4 の化学量論組成よ
りSiリッチな下層窒化シリコン系絶縁膜を形成する工
程と、 前記下層窒化シリコン系絶縁膜に接して、該下層窒化シ
リコン系絶縁膜の組成よりNリッチな上層窒化シリコン
系絶縁膜を形成する工程を有することを特徴とする電子
装置の製造方法。 - 【請求項2】 金属配線上に窒化シリコン系絶縁膜を気
相成長法により形成する工程を有する電子装置の製造方
法であって、 前記金属配線上に接して、Si3 N4 の化学量論組成よ
りSiリッチな下層窒化シリコン系絶縁膜を形成する工
程と、 前記下層窒化シリコン系絶縁膜に接して、該下層窒化シ
リコン系絶縁膜の組成より、膜表面方向に向け漸次Nリ
ッチとなる上層窒化シリコン系絶縁膜を形成する工程を
有することを特徴とする電子装置の製造方法。 - 【請求項3】 前記窒化シリコン系絶縁膜を気相成長法
により形成する工程においては、 気相成長チャンバ内の酸素濃度を、100ppb以下に
制御しつつ形成することを特徴とする請求項1または2
記載の電子装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記窒化シリコン系絶縁膜を気相成長法
により形成する工程に先立ち、 前記金属配線表面を、非酸化性減圧雰囲気中で逆スパッ
タリングすることを特徴とする請求項1または2記載の
電子装置の製造方法。 - 【請求項5】 前記窒化シリコン系絶縁膜を気相成長法
により形成する工程に引き続き、 前記窒化シリコン系絶縁膜表面を逆スパッタリングし、 この後、前記窒化シリコン系絶縁膜上に接してさらに絶
縁膜を形成することを特徴とする請求項1または2記載
の電子装置の製造方法。 - 【請求項6】 金属配線上に窒化シリコン系絶縁膜を有
する電子装置であって、 前記金属配線上に接する、Si3 N4 の化学量論組成よ
りSiリッチな下層窒化シリコン系絶縁膜と、 前記下層窒化シリコン系絶縁膜に接する、該下層窒化シ
リコン系絶縁膜の組成よりNリッチな上層窒化シリコン
系絶縁膜を有することを特徴とする電子装置。 - 【請求項7】 金属配線上に窒化シリコン系絶縁膜を有
する電子装置であって、 前記金属配線上に接する、Si3 N4 の化学量論組成よ
りSiリッチな下層窒化シリコン系絶縁膜と、 前記下層窒化シリコン系絶縁膜に接する、該下層窒化シ
リコン系絶縁膜の組成より、膜表面方向に向け漸次Nリ
ッチとなる上層窒化シリコン系絶縁膜を有することを特
徴とする電子装置。 - 【請求項8】 前記窒化シリコン系絶縁膜の厚さは、3
0nm以上150nm以下であることを特徴とする請求
項6または7記載の電子装置。 - 【請求項9】 前記窒化シリコン系絶縁膜の厚さは、5
0nm以上100nm以下であることを特徴とする請求
項6または7記載の電子装置。 - 【請求項10】 前記窒化シリコン系絶縁膜上に接し
て、さらに絶縁膜を有することを特徴とする請求項6ま
たは7記載の電子装置。
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