JP2000182931A - 露光装置 - Google Patents

露光装置

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JP2000182931A
JP2000182931A JP10357066A JP35706698A JP2000182931A JP 2000182931 A JP2000182931 A JP 2000182931A JP 10357066 A JP10357066 A JP 10357066A JP 35706698 A JP35706698 A JP 35706698A JP 2000182931 A JP2000182931 A JP 2000182931A
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stage
substrate
exposure apparatus
mask
optical system
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JP10357066A
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Inventor
Kazuya Ono
一也 小野
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Original Assignee
Nikon Corp
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステージの駆動時の反力に起因する悪影響を
防止して高精度な露光を実現する。 【解決手段】 磁石ユニット(22A〜22C等)、磁
石ユニット(24A、24B等)及び磁石ユニット(2
6A、26B等)により、投影光学系PL、マスクステ
ージ装置(RST、16)及び基板ステージ装置(WS
T、18)が、それぞれ基準構造体14に対しが非接触
で支持されている。このため、例えばステージWSTが
移動した際に、その駆動反力によりステージ支持部材1
8がステージWSTと反対向きに所定量移動してその力
を吸収するため、基板ステージ装置全体で運動量が保存
され、装置全体の重心位置は変化しない。すなわち、基
板ステージ装置の駆動による反力が、基準構造体は勿
論、マスクステージ装置や投影光学系に何らの影響も及
ぼさない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光装置に係り、
更に詳しくは、半導体素子、液晶表示素子等を製造する
際にフォトリソグラフィ工程で用いられる露光装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体素子等を製造するため
のリソグラフィ工程では、いわゆるステッパあるいはス
キャニング・ステッパ等の縮小投影露光装置が主として
用いられている。
【0003】図3には、この種の投影露光装置の一例が
示されている。この投影露光装置100は、床面上に複
数(ここでは4つ)の防振マウント107を介して水平
に保持された第1コラム104、該第1コラム104に
保持された(固定された)投影光学系101、第1コラ
ム104の上面に載置された側面視コの字状の第2コラ
ム105、この第2コラム105の上板を成すレチクル
ステージベース105a上に搭載されたレチクルステー
ジ102、第1コラム104から下方に吊り下げられた
側面視コの字状の第3コラム106、この第3コラム1
06の底部を成す定盤106aの上面に搭載されたウエ
ハステージ103等を備えている。
【0004】レチクルステージ102には、不図示のレ
チクルが吸着保持され、また、ウエハステージ103に
は不図示のウエハが吸着保持される。レチクルステージ
102、ウエハステージ103のXY面(水平面内)の
位置は、レーザ干渉計110A、110Bによって投影
光学系101にそれぞれ固定された不図示の参照鏡を基
準として所定の分解能でそれぞれ常時計測されている。
【0005】そして、この投影露光装置100が、ステ
ッパである場合には、ウエハ上の各ショット領域が露光
位置(投影光学系101によるレチクルパターンの投影
位置)に一致するように、ウエハステージ103を順次
位置決めする動作と、その位置決め位置でレチクルパタ
ーンを投影光学系101を介してウエハ上に静止状態で
転写する動作とが繰り返し行われる。また、この投影露
光装置100が、スキャニング・ステッパである場合に
は、レチクルステージ102とウエハステージ103を
1次元方向(Y方向)に同期移動しつつ各ショット領域
に対するレチクルパターンの転写が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の投影露光装置100にあっては、レチクルステージ
102、ウエハステージ103、及び投影光学系101
が、第1コラム104、第2コラム105及び第3コラ
ム106から成るボディを介して物理的に連結されてい
るので、ウエハステージ103(又はウエハステージ1
03及びレチクルステージ102(スキャニング・ステ
ッパの場合))が駆動されると、ボデイはその反力に起
因するモーメントを受け、前後に揺動する。そのとき、
各コラムが歪んでウエハステージ103(又はウエハス
テージ103及びレチクルステージ102)を投影光学
系101に対して高精度に位置決め(ウエハステージ及
びレチクルステージの投影光学系に対する相対位置制御
を含む)ができないという不都合があった。
【0007】また、各ステージはボディに固定された投
影光学系101を基準として干渉計計測値に基づき位置
制御がなされるので、上記のようにボディが振動した場
合に、そのボディの動きに追従するように各ステージは
位置制御されるため高精度な位置決めが困難となる。特
に、スキャニング・ステッパの場合、レチクルステージ
とウエハステージの同期誤差が殆どないにもかかわら
ず、ボディの振動のため両ステージ間に大きな同期誤差
が存在するかのように両ステージの制御が行われ、結果
的に同期誤差が生じた状態でレチクルパターンがウエハ
上に転写され、微細パターンを高精度に転写することは
困難となる。
【0008】本発明は、かかる従来技術の有する不都合
に鑑みてなされたもので、その目的は、ステージの駆動
時の反力に起因する悪影響を防止して高精度な露光を実
現することができる露光装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、マスク(R)に形成されたパターンを投影光学系
(PL)を介して基板(W)上に転写する露光装置であ
って、基準構造体(14)と;前記基準構造体に対し前
記投影光学系を非接触で支持する第1の支持装置(22
A〜22D、23、50)と;前記マスクを保持するマ
スクステージ(RST)と、該マスクステージを支持す
る第1のステージ支持部材(16)とを含むマスクステ
ージ装置と;前記基板を保持して所定方向に移動する基
板ステージ(WST)と、該基板ステージを支持する第
2のステージ支持部材(18)とを含む基板ステージ装
置と;前記マスクステージ装置を前記基準構造体に対し
非接触で支持する第2の支持装置(24A〜24D、2
8A,28B、50)と;前記基板ステージ装置を前記
基準構造体に対し非接触で支持する第3の支持装置(2
6A〜26D、23、50)とを備える。
【0010】これによれば、第1の支持装置により基準
構造体に対し投影光学系が非接触で支持され、第2の支
持装置によりマスクステージ装置が基準構造体に対し非
接触で支持され、第3の支持装置により基板ステージ装
置が基準構造体に対し非接触で支持されている。このた
め、例えば基板ステージ装置を構成する基板ステージが
移動した際に、その移動時の駆動反力により第2のステ
ージ支持部材が基板ステージと反対向きに所定量移動し
てその力を吸収するため、基板ステージ装置全体で運動
量が保存され、装置全体の重心位置は変化しない。すな
わち、基板ステージ装置の駆動による反力が、基準構造
体は勿論、マスクステージ装置や投影光学系に何らの影
響も及ぼさない。従って、ステージの駆動時の反力に起
因する悪影響を防止することができ、これによりマスク
のパターンを投影光学系を介して基板上に高精度に転写
することが可能となる。
【0011】この場合において、基準構造体は床面に直
接固定しても良いが、請求項2に記載の発明の如く、前
記基準構造体(14)は、防振装置(12)を介して設
置床上に支持されていることが望ましい。かかる場合に
は、基準構造体への床面からの振動の伝達を防振装置に
よって抑制あるいは阻止することができる。
【0012】上記請求項1及び2に記載の各発明におい
て、前記各支持装置の構成は種々考えられるが、請求項
3に記載の発明の如く、前記第1の支持装置、前記第2
の支持装置及び前記第3の支持装置の少なくとも1つ
は、磁力により支持対象物を前記基準構造体(14)に
対して非接触で支持する電磁石を含む磁石ユニット(2
2A〜22D、24A〜24D、26A〜26D)と、
前記支持対象物と前記基準構造体との位置関係が所定の
位置関係となるように前記磁石ユニットを制御する制御
装置(50)とを含んで構成することができる。かかる
場合には、制御装置により支持対象物、具体的には、投
影光学系、マスクステージ装置及び基板ステージ装置の
少なくとも1つと基準構造体との位置関係が所定の位置
関係となるように磁石ユニットが制御されるので、支持
対象物と基準構造体との相対位置関係を所定の関係に維
持することができる。
【0013】この場合において、請求項4に記載の発明
の如く、前記基準構造体(14)と前記支持対象物との
相対変位を計測する変位センサ(30a〜30l)を更
に備える場合には、前記制御装置(50)は、前記変位
センサの出力に基づいて前記磁石ユニット(22A〜2
2D、24A〜24D、26A〜26D)を制御しても
良い。かかる場合には、支持対象物と基準構造体との位
置関係が例えばステージの駆動反力等何らかの要因によ
って変動すると、この変動に応じた出力を変位センサが
出力し、この変位センサの出力に基づいて磁石ユニット
が制御装置によりフィードバック制御されるので、結果
的に支持対象物と基準構造体との相対位置関係を所定の
関係に維持することができる。
【0014】上記請求項1及び2に記載の各発明におい
て、請求項5に記載の発明の如く、前記第1の支持装
置、前記第2の支持装置及び前記第3の支持装置の少な
くとも1つは、前記基準構造体(14)と前記支持対象
物との間に加圧気体を噴出してその加圧気体の静圧によ
り前記基準構造体を浮上支持する気体静圧軸受けと、該
気体静圧軸受けを介して前記静圧を制御する軸受け制御
装置とを含んで構成しても良い。かかる場合には、軸受
け制御装置により、気体静圧軸受けを介して基準構造体
とと支持対象物との間の空隙(軸受け隙間)内の静圧
(すきま内圧力)を制御できるので、例えば一定値制御
を行うことにより、基準構造体と支持対象物との相対位
置関係を所望の位置関係に維持することができる。
【0015】また、上記請求項1及び2に記載の各発明
において、請求項6に記載の発明の如く、前記マスクス
テージ(RST)及び前記基板ステージ(WST)の少
なとも一方の水平面内の位置を、前記投影光学系(P
L)を基準に計測する計測装置(46、64)を更に備
えていても良い。かかる場合には、計測装置の計測結果
に基づき、マスクステージ及び基板ステージの少なくと
も一方と投影光学系との相対位置関係を常に所望の位置
関係に設定することが出来る。
【0016】また、請求項1及び2に記載の各発明にお
いて、請求項7に記載の発明の如く、前記基板ステージ
装置を水平方向に駆動する第1の水平方向駆動用アクチ
ュエータ(26A〜26D、23)を更に備えていても
良い。かかる場合には、基板ステージの駆動反力により
基板ステージ装置が移動し、基準位置から所定量以上移
動した際に、第1の水平方向駆動用アクチュエータによ
り、基板ステージ装置を基準位置に戻したり、装置の初
期調整の際に基準位置に位置決めしたりすることができ
る。
【0017】同様に、上記請求項1、2、7に記載の各
発明において、請求項8に記載の発明の如く、前記マス
クステージ装置を水平方向に駆動する第2の水平方向駆
動用アクチュエータ(24A〜24D、28A、28
B)を更に備えていても良い。かかる場合には、マスク
ステージの駆動反力によりマスクステージ装置が移動
し、基準位置から所定量以上移動した際に、第2の水平
方向駆動用アクチュエータにより、マスクステージ装置
を基準位置に戻したり、装置の初期調整の際に基準位置
に位置決めしたりすることができる。
【0018】また、上記請求項1、2、7、8に記載の
各発明において、請求項9に記載の発明の如く、前記投
影光学系(PL)を水平方向に駆動する第3の水平方向
駆動用アクチュエータ(22A〜22D、23)を更に
備えていても良い。かかる場合には、装置の初期調整の
際に第3の水平方向駆動用アクチュエータによって投影
光学系PLを基準位置に位置決めすることができる。
【0019】上記請求項1及び2に記載の各発明におい
て、請求項10に記載の発明の如く、前記基板ステージ
(WST)の駆動点が前記基板ステージ装置の重心と略
一致した位置に設定されていることが望ましい。かかる
場合には、基板ステージの駆動反力によって、第2のス
テージ支持部材は基板ステージと反対方向に移動する
が、モーメントは生じないので、より高速な基板ステー
ジの駆動が可能になる。
【0020】また、上記請求項1及び2に記載の各発明
において、請求項11に記載の発明の如く、前記マスク
ステージ(RST)は、前記第1のステージ支持部材
(16)上で前記基板ステージ(WST)の移動方向の
内の1つの方向と同一方向に移動可能であり、その駆動
点が前記マスクステージ装置の重心と略一致した位置に
設定されていることが望ましい。かかる場合には、マス
クステージと基板ステージとを互いに逆向きに駆動する
ことにより、それぞれのステージの反力によりマスクス
テージ装置と基板ステージ装置とが反対方向に移動す
る。この場合、マスクステージ装置には、モーメントは
生じないので、より高速なマスクステージの駆動が可能
になる。
【0021】また、上記請求項1及び2に記載の各発明
において、請求項12に記載の発明の如く、前記マスク
ステージ装置の発生推力によるモーメントと前記基板ス
テージ装置の発生推力によるモーメントとが相殺される
ような位置関係に前記両ステージ装置が設定されている
ことが望ましい。
【0022】上記請求項1、2、12に記載の各発明に
おいて、請求項13に記載の発明の如く、前記基板ステ
ージと前記マスクステージとを同期して所定の走査方向
に駆動する同期駆動装置を更に備えていても良い。かか
る場合には、例えば露光時に同期駆動装置によりマスク
ステージと基板ステージとを投影光学系の投影倍率に応
じた速度比で同期移動させることにより、走査露光方式
によりマスクのパターンを基板上に正確に転写すること
ができる。また、この走査露光の際のマスクステージと
基板ステージとの加減速時に第1のステージ支持部材、
第2のステージ支持部材には各ステージ駆動推力による
反力がそれぞれ作用するが、これらの反力により、マス
クステージ装置、基板ステージ装置が反対方向に所定量
移動することでその反力が吸収される。
【0023】上記請求項1、3、5に記載の各発明にお
いて、請求項14に記載の発明の如く、前記投影光学
系、前記マスクステージ装置、及び前記基板ステージ装
置の内の少なくとも1つは、加速度検出器及び速度検出
器の少なくとも一方を具備していることが望ましい。か
かる場合には、上記検出器の出力に基づいて第1、第2
及び第3の支持装置の内のその検出器が設けられた支持
対象物(前記投影光学系、マスクステージ装置及び基板
ステージ装置の少なくとも1つ)を支持する支持装置を
制御することにより、基準構造体の位置が変動してもこ
れに影響されることなく、その支持対象物を絶対座標系
上でほぼ静止させることができる。
【0024】上記請求項1に記載の発明に係る露光装置
において、請求項15に記載の発明の如く、前記第1及
び第2のステージ支持部材(16、18)の内の少なく
とも一方は、複数の加速度検出器(32a〜32c)及
び速度検出器のいずれかと、所定の軸回りに回転モーメ
ントを発生する回転力発生装置(34、36)とを具備
し、前記複数の検出器の出力に基づいて前記回転力発生
装置を制御する制御装置(50)を備えていても良い。
例えば、基板ステージが所定の第1軸方向に駆動される
と、その反力により第2のステージ支持部材が移動する
とともに、その駆動力及びその反力の作用点と基板ステ
ージ装置の重心点とが異なる場合には、その重心を通る
第1軸を含む直交3軸の少なくとも1軸回りの回転モー
メント(ピッチング、ローリング、ヨーイングの少なく
とも1つ)を発生させる。かかる場合に、第2のステー
ジ支持部材が加速度検出器と回転力発生装置とを具備す
る場合には、例えば、回転力発生装置の発生する回転モ
ーメントの軸を上記直交3軸のいずれかに設定しておく
ことにより、制御装置により前記複数の検出器の出力に
基づいて前記回転力発生装置を制御することにより、ス
テージの駆動に起因する基板ステージ装置のピッチン
グ、ローリング、ヨーイングの少なくとも1つをキャン
セルするような回転モーメントを発生させることが可能
になる。
【0025】請求項16に記載の発明は、マスク(R)
に形成されたパターンを投影光学系(PL)を介して基
板(W)上に転写する露光装置であって、設置床上に防
振装置(12)を介して水平に保持された基準構造体
(14)と;前記マスクを保持するマスクステージ(R
ST)と、該マスクステージを支持する第1のステージ
支持部材(16)とを含むマスクステージ装置と;前記
基板を保持して所定方向に移動する基板ステージ(WS
T)と、該基板ステージを支持する第2のステージ支持
部材(18)とを含む基板ステージ装置とを備え、前記
投影光学系、前記マスクステージ装置、及び前記基板ス
テージ装置の内の少なくとも投影光学系が、支持装置
(22A〜22D、23、50)により前記基準構造体
に対し非接触で支持されていることを特徴とする。
【0026】これによれば、投影光学系が支持装置によ
り基準構造体に対して非接触で支持されていることか
ら、基板ステージ、あるいはマスクステージの駆動によ
る反力等によって影響を受けることがなく、投影光学系
を絶対座標系に静止させることができる。従って、マス
クのパターンを投影光学系を介して基板上に高精度に転
写することが可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図
1、図2に基づいて説明する。
【0028】図1には、一実施形態の露光装置10の構
成が概略的に示されている。この露光装置10は、ステ
ップ・アンド・スキャン方式の縮小投影露光装置、すな
わちいわゆるスキャニング・ステッパである。
【0029】この露光装置10は、床面上に複数(ここ
では4つ)の防振装置としての防振マウント12を介し
て水平に保持され、中央部に円形の開口(図示省略)を
有する基準構造体としての第1コラム14、該第1コラ
ム14の中央部の開口内に所定の空隙を介して挿入され
た投影光学系PL、第1コラム14の上方に投影光学系
PLを覆うように配置され所定長さでX方向(紙面直交
方向)に延びる第1のステージ支持部材としての第2コ
ラム16、この第2コラム16の上板を構成するレチク
ルステージベース16a上に搭載されたマスクステージ
としてのレチクルステージRST、第1コラム14の下
方に配置され正面視及び側面視がともにU字状の第2の
ステージ支持部材としての第3コラム18、この第3コ
ラム18の底部を構成するウエハステージベース(定
盤)18aの上面に搭載された基板ステージとしてのウ
エハステージWST等を備えている。
【0030】前記投影光学系PLの高さ方向(Z方向)
の中央やや下方の位置には、左右、前後に第1磁石ユニ
ット22A、22B、22C、22D(但し、図1では
紙面奥側の磁石ユニット22Dは図示せず、図2参照)
がそれぞれ設けられており、これらの磁石ユニット22
A〜22Dの第1コラム14に対する磁気的吸引力によ
り、投影光学系PLは第1コラム14の下方に非接触で
支持されている(吊り下げ状態で支持されている)。
【0031】これをさらに詳述すると、前記磁石ユニッ
ト22Aは、図2に示されるように、永久磁石、Z駆動
コイル、X駆動コイル、Y駆動コイル等を有する一種の
磁気浮上型の2次元リニアアクチュエータである。その
他の磁石ユニット22B、22C、22Dも、磁石ユニ
ット22Aと同様に構成されている。これらの磁石ユニ
ット22A〜22Dに対向して、第1コラム14の底面
には、図1に示されるように、永久磁石23が埋め込ま
れており、各磁石ユニット22A〜22Dを構成する永
久磁石と永久磁石23との間の磁気的吸引力によって、
投影光学系PLの定常的な自重がほぼ支持されている。
また、磁石ユニット22A〜22Dには、図1に示され
るように変位センサ(例えば静電容量型変位センサ)3
0a、30b、30c、30d(但し、30dは図示せ
ず)が組み込まれており、これらの変位センサの出力が
後述する制御装置としての主制御装置50に供給される
ようになっている(図2参照)。すなわち、主制御装置
50では、これらの変位センサ30a、30b、30
c、30dの計測値に基づいて、磁石ユニット22A〜
22Dを構成する各Z駆動コイルに対する駆動電流を制
御することにより、第1コラム14と各磁石ユニット2
2A〜22Dとの間の隙間寸法を所望の値に調整できる
ようになっている。
【0032】また、主制御装置50は、投影光学系PL
の初期位置の調整等の際に、第1磁石ユニット22A〜
22Dを構成する各X駆動コイル、各Y駆動コイルに対
する駆動電流を調整することにより、投影光学系PLの
XY位置を微調整するようになっている。
【0033】前記第2コラム16には、その下端部にY
方向に延びる左右の延設部16b、16cが設けられ、
これらの延設部16b、16cの先端に、各2つ、合計
4つの第2磁石ユニット24A、24B、24C、24
D(但し、図1では紙面奥側の一対の磁石ユニット24
C、24Dは図示せず、図2参照)が固定されている。
前記4つの第2磁石ユニット24A、24B、24C、
24Dに対応して、第1コラム14の上面には、一対の
断面L字状の磁性体部材27A、27Bが設けられてい
る。そして、これらの磁性体部材27A、27Bが第2
磁石ユニット24A、24B、24C、24Dの磁気的
吸引力により吸引され、第2コラム16は、第1コラム
14の上面の上方に浮上支持されている。
【0034】これを更に詳述すると、前記第2磁石ユニ
ット24A〜24Dは、前述した第1磁石ユニット22
A〜22Dと同様に、永久磁石、Z駆動コイル、X駆動
コイル、Y駆動コイル等を含んで構成されている。これ
らの磁石ユニット24A〜24Dに対向する磁性体部材
27A、27Bの面には、永久磁石28A、28Bが設
けられており、各磁石ユニット24A〜24Dを構成す
る永久磁石と永久磁石28A、28Bとの間の磁気的吸
引力によって、第2コラム16及びレチクルステージR
ST等から成るマスクステージ装置としてのレチクルス
テージ装置全体の定常的な自重がほぼ支持されている。
また、磁石ユニット24A〜24Dには、図1に示され
るように変位センサ(例えば静電容量型変位センサ)3
0e、30f、30g、30h(但し、30g、30h
は図示せず)が組み込まれており、これらの変位センサ
30e〜30hの出力が後述する主制御装置50に供給
されるようになっている。すなわち、主制御装置50で
は、これらの変位センサ30e、30f、30g、30
hの計測値に基づいて、磁石ユニット24A〜24Dを
構成する各Z駆動コイルに対する駆動電流を制御するこ
とにより、第1コラム14と各磁石ユニット24A〜2
4Dとの間の隙間寸法を所望の値に調整できるようにな
っている。
【0035】更に、第2コラム16の図1における紙面
手前側の側面には、3つの加速度検出器としての加速度
センサ(例えば半導体加速度センサ)32a、32b、
32cが固定されている。この内、加速度センサ32
a、32bは、第2コラム16に作用するZ方向及びY
方向の加速度を検知するZY加速度センサであり、残り
の加速度センサ32cは、第2コラム16に作用するZ
方向及びX方向の加速度を検知するZX加速度センサで
ある。これらの加速度センサ32a、32b、32cの
計測値は、後述する主制御装置50に供給されている。
また、第2コラム16のX方向両側面には、図1に示さ
れるように、モータ34によって駆動される一対の回転
イナーシャ36が固定されている。これらの回転イナー
シャ36は、モータ34によって駆動され、その回転
軸、すなわちY軸まわりの回転モーメント(トルク)を
発生する。本実施形態の場合、主制御装置50は、上記
の加速度センサ32a、32b、32cからの合計6つ
の計測値に基づき、第2コラム16及びレチクルステー
ジRST等から成るレチクルステージ装置の重心まわり
の6自由度方向(X、Y、Z、θx、θy、θz)の力
に変換し、例えば、θy方向の力、すなわちY軸回りの
モーメントを相殺すべく、回転イナーシャ36を加減速
する。
【0036】前記レチクルステージRSTは、リニアモ
ータ等から成る駆動系によってY方向に所定ストローク
で駆動されるレチクル走査ステージ42と、このレチク
ル走査ステージ42の上面で不図示の駆動系によって
X、Y、θz方向に微少駆動されるレチクル微動ステー
ジ44とを備えている。なお、図2においては、上記の
レチクル走査ステージ42の駆動系とレチクル微動ステ
ージ44の駆動系とが代表的にレチクル駆動装置40と
して示されている。
【0037】図1に示されるように、レチクル微動ステ
ージ44の上面にマスクとしてのレチクルRが不図示の
レチクルホルダを介して吸着固定されている。レチクル
微動ステージ44のXY面内の位置は、投影光学系PL
に固定された不図示の参照鏡を基準として計測装置とし
てのレチクルレーザ干渉計46によって所定の分解能で
計測されるようになっている。また、レチクル微動ステ
ージ44のヨーイング及びピッチング量もレチクルレー
ザ干渉計46によって計測可能となっている。レチクル
レーザ干渉計46の計測値は、主制御装置50に供給さ
れている(図2参照)。
【0038】前記第3コラム18は、図1に示されるよ
うに、水平方向に沿って配置された略正方形板状のウエ
ハステージベース18aと、このウエハステージベース
18aの4つのコーナー部分にそれぞれ立設された4本
の支柱18b(紙面奥側の支柱は図示せず)とを備えて
いる。各支柱18bの上端には、第3磁石ユニット26
A、26B、26C、26D(但し、図1では紙面奥側
の一対の磁石ユニット26C、26Dは図示せず、図2
参照)が固定されている。前記4つの第3磁石ユニット
26A、26B、26C、26Dの磁気的吸引力によ
り、第3コラム18は、第1コラム14の下方に非接触
かつ吊り下げ状態で支持されている。
【0039】これを更に詳述すると、前記第3磁石ユニ
ット26A〜26Dは、前述した第1磁石ユニット22
A〜22Dと同様に、永久磁石、Z駆動コイル、X駆動
コイル、Y駆動コイル等を含んで構成されている。この
場合、各磁石ユニット26A〜26Dを構成する永久磁
石と第1コラム14底面に埋め込まれた永久磁石23と
の間の磁気的吸引力によって、第3コラム18及びウエ
ハステージWST等から成る基板ステージ装置としての
ウエハステージ装置全体の定常的な自重がほぼ支持され
ている。また、磁石ユニット26A〜26Dには、図1
に示されるように変位センサ(例えば静電容量型変位セ
ンサ)30i、30j、30k、30l(但し、30
k、30lは図示せず)が組み込まれており、これらの
変位センサ30i、30j、30k、30lの出力が主
制御装置50に供給されるようになっている。すなわ
ち、主制御装置50では、これらの変位センサ30i〜
30lの計測値に基づいて、磁石ユニット26A〜26
Dを構成する各Z駆動コイルに対する駆動電流を制御す
ることにより、第1コラム14と各磁石ユニット26A
〜26Dとの間の隙間寸法を所望の値に調整できるよう
になっている。
【0040】前記ウエハステージWSTは、2次元リニ
アアクチュエータ等から成る不図示の駆動系によりウエ
ハステージベース18a上をXY2次元方向に駆動可能
なXYステージ60と、このXYステージ60上に搭載
され不図示の駆動系によりZ方向及びXY面に対する傾
斜方向に駆動可能な基板テーブル62とを備えている。
基板テーブル62の上面に、不図示のウエハホルダを介
して基板としてのウエハWが吸着固定されている。な
お、図2においては、上記XYステージ60の駆動系及
び基板テーブル62の駆動系が代表的にウエハ駆動装置
70として図示されている。
【0041】図1に示されるように、基板テーブル62
のXY面内の位置は、投影光学系PLに固定された不図
示の参照鏡を基準として計測装置としてのウエハレーザ
干渉計64によって所定の分解能で計測されるようにな
っている。また、基板テーブル62のヨーイング及びピ
ッチング量もウエハレーザ干渉計64によって計測可能
となっている。ウエハレーザ干渉計64の計測値は、主
制御装置50に供給されている(図2参照)。
【0042】更に、本実施形態では、投影光学系PLの
下部の側面に固定された送光系66aと受光系66bと
から成る多点焦点位置検出系から成るフォーカスセンサ
によって、ウエハW面の複数の検出点におけるZ方向位
置が計測されるようになっている。このフォーカスセン
サ(66a、66b)の計測値も主制御装置50に供給
されるようになっている。
【0043】このように、本実施形態では、ウエハWの
6自由度方向の位置、姿勢変化が、投影光学系PLを基
準として計測されるようになっており、主制御装置50
ではウエハレーザ干渉計46、及びフォーカスセンサの
計測値に基づいてウエハ駆動装置70を介してウエハW
の6自由度方向の位置姿勢を制御する。
【0044】図2には、これまでに説明した本実施形態
の露光装置10の制御系の概略構成が示されている。こ
の図2の制御系は、マイクロコンピュータ又はワークス
テーションから成る主制御装置50を中心として構成さ
れ、該主制御装置50の入力側装置としては干渉計6
4、46、変位センサ群30a〜30l、加速度センサ
群32a〜32cが接続され、また、出力側装置として
はレチクル駆動装置40、ウエハ駆動装置70、及び磁
石ユニット群22A〜26D等が接続されている。な
お、この図2においては、回転イナーシャ36を駆動す
るモータ34等は図示が省略されている。
【0045】上述のようにして構成された露光装置10
では、主制御装置50により、ウエハ駆動装置70を介
してウエハW上の各ショット領域を当該ショット領域の
露光のための走査開始位置に移動させるステッピングさ
せる動作と、露光用照明光ELによりレチクルR上の所
定の照明領域を照明した状態で、レチクル駆動装置40
及びウエハ駆動装置70を用いてレチクルステージRS
TとウエハステージWSTを1次元方向(Y方向)に投
影光学系PLの投影倍率(例えば1/4又は1/5)に
応じた速度比で相互に逆向きに同期移動しつつ、各ショ
ット領域に対するレチクルパターンの転写を行う走査露
光動作と、が繰り返し行われ、レチクルRのパターンが
ウエハW上の各ショット領域に順次転写される。すなわ
ち、本実施形態においては、レチクル駆動装置40、ウ
エハ駆動装置70及び主制装置50によって同期駆動装
置が構成され、この同期駆動装置により露光時のレチク
ルRとウエハWとの同期移動が行われるようになってい
る。
【0046】上記の走査露光に際しては、レチクルステ
ージRSTとウエハステージWSTとがY方向に同期移
動され、その加減速時に第2コラム16、第3コラム1
8には各ステージ駆動推力による反力がそれぞれ作用す
るが、これらの反力により、第2コラム16(すなわち
レチクルステージ装置)、第3コラム18(すなわちウ
エハステージ装置)が反対方向に所定量移動する(この
とき、各磁石ユニットのX駆動コイル、Y駆動コイルの
駆動電流は零である)ことでその力が吸収される。
【0047】但し、レチクルステージRSTの駆動点
(駆動推力の作用点)及びその反力の作用点とレチクル
ステージ装置の重心点とは必ずしも一致しているとは限
らない。この場合、レチクルステージRSTの駆動によ
り、第2コラム16を含むレチクルステージ装置の重心
を通るX軸回りのモーメントが生じるが、次のような理
由により、このX軸回りのモーメントは非常に小さく
(殆ど零)、レチクルステージ装置はその影響は殆ど受
けない。
【0048】すなわち、レチクルステージ装置の重心
は、レチクルステージ駆動点及びその反力の作用点より
下方に位置しているので、レチクルステージ装置の重心
を通るX軸回りのモーメントは、レチクルステージRS
Tの駆動力によるモーメントと、その反力によるモーメ
ントとが互いに逆向きであり、相互に打ち消すように作
用するからである。
【0049】ウエハステージ装置側の重心もまたウエハ
ステージ駆動点及びその反力の作用点より下方に位置さ
せることは容易なので、上記と同様の理由によりウエハ
ステージ装置は、該ウエハステージ装置の重心を通るX
軸回りのモーメントの影響を殆ど受けない。
【0050】また、レチクルステージ装置、ウエハステ
ージ装置、第1コラム、投影光学系PL等の全体を含む
系の重心を通るX軸回りのモーメントを考えても、各ス
テージの駆動力によって系の重心回りに作用するモーメ
ントと、その駆動力の反力によって系の重心回りに作用
するモーメントとは向きが反対であり、大きさは殆ど同
じであるから、両者が互いに打ち消し合うように働くの
で、系全体としてもX軸回りの回転モーメントは殆ど問
題とならない。
【0051】なお、レチクルステージ装置の重心からレ
チクルステージの駆動点までの距離はその反力の作用点
より僅かに大きく、ウエハステージ装置の重心からウエ
ハステージの駆動点までの距離はその反力の作用点より
僅かに大きいと考えれ、かつレチクルステージとウエハ
ステージとの駆動方向が逆向きであるので、結果的に、
レチクルステージ装置の発生推力によるモーメントとウ
エハステージ装置の発生推力によるモーメントとが相殺
されるような位置関係に両ステージ装置が設定されてい
るとも言える。
【0052】また、本実施形態では、レチクルステージ
RSTの駆動により、第2コラム16を含むレチクルス
テージ装置には、重心を通るZ軸回りのモーメント、Y
軸回りのモーメントも生じ得る。レチクルステージRS
Tは、第2コラム16のX軸方向のほぼ中央部で移動す
るので、上記のZ軸回りのモーメントは殆ど零であると
言える。
【0053】そこで、問題になるのが、上記のY軸回り
のモーメントであるが、本実施形態では、このY軸回り
のモーメントを次のようにしてキャンセルしている。
【0054】すなわち、主制御装置50では、第2コラ
ム16に固定された加速度センサ32a〜32cからの
6つの計測値に基づいてレチクルステージ装置の重心回
りの6自由度方向の力を求め、その内のθy方向の力
(すなわちY軸回りのモーメント)を相殺するように、
モータ34を介して回転イナーシャ36による発生トル
クを制御している。このように本実施形態では、回転イ
ナーシャ36とこれを回転駆動するモータ34とによっ
て、回転力発生装置が構成されている。
【0055】以上より、レチクルステージ装置、従って
これを構成する第2コラム16は、レチクルステージR
STの駆動反力の影響を受けないのみならず、いずれの
方向の回転モーメントの影響をも殆ど受けないので、歪
みも殆ど生じない。
【0056】上記の如く、ウエハステージWSTの駆動
点及びその反力の作用点とウエハステージ装置の重心と
は必ずしも一致しているとは限らないので、その重心を
通るZ軸、Y軸回りの回転モーメントも生じ得る。そこ
で、ウエハステージ装置を構成する第3コラム18に
も、レチクルステージ側と同様に、加速度センサ及び速
度センサの少なくともいずれかと、回転イナーシャ及び
モータとから成る回転力発生装置とを設けることが望ま
しい。この場合、レチクルステージ側と異なり、ウエハ
ステージWSTは2次元方向に自在に移動するので、Y
軸回りの回転モーメント発生用(キャンセル用)のみな
らず、Z軸回りの回転モーメント(キャンセル用)の回
転力発生装置をも設けた方が良い。Y軸回りの回転モー
メントを発生する回転イナーシャの回転軸の向きはY軸
となり、Z軸回りの回転モーメントを発生する回転イナ
ーシャの回転軸の向きはZ軸となるように、各回転イナ
ーシャの回転軸を設定すれば良い。
【0057】勿論、第2コラム、第3のコラムの少なく
とも一方に、X軸回りの回転モーメントを発生する回転
イナーシャを設けても構わない。
【0058】以上のように、本実施形態によると、スキ
ャン露光時には、第1コラム14や床面には殆ど力が伝
わらない。これにより、ステージの駆動により生ずる反
力によって露光精度が悪化することが確実に防止され
る。また、この場合、レチクルステージ装置、ウエハス
テージ装置ともに運動量保存則が成立し、レチクルステ
ージ装置、ウエハステージ装置ともに重心の移動は生じ
ない。従って、露光装置全体の重心も変動しない。ま
た、この場合、投影光学系PLには、殆ど力が作用しな
いので、絶対座標系に対して、略静止状態にすることが
できる。
【0059】また、本実施形態によると、上記の効果に
加え、レチクルステージRST(すなわちレチクル
R)、及びウエハステージWST(すなわちウエハW)
のXY面内の位置が、レーザ干渉計46、64によって
投影光学系PLを基準に計測されるので、レチクルステ
ージRST、ウエハステージWSTと投影光学系PLと
の相対位置関係を常に所望の位置関係に設定することが
出来、高精度なステッピング、あるいは走査露光が可能
となる。従って、より高集積化した半導体素子を製造可
能となる。
【0060】また、本実施形態によると、第1コラム1
4が、床面からの振動の伝達を阻止あるいは抑制する防
振マウント12を介して床上に支持されているので、床
面からの振動を例えばマイクロGレベルで阻止すること
ができ、その振動の影響も殆ど受けることがない。
【0061】また、本実施形態では、第3磁石ユニット
26A〜26Dを構成する各X駆動コイル及び各Y駆動
コイルと、永久磁石23とによって第3コラム18及び
ウエハステージWST等から成るウエハステージ装置を
水平方向に駆動する第1の水平方向駆動用アクチュエー
タが構成されている。このため、ウエハステージWST
の駆動反力によりウエハステージ装置が移動し、基準位
置から所定量以上移動した際に、上記第1の水平方向駆
動用アクチュエータにより、基準位置に戻したり、装置
の初期調整の際に基準位置に位置決めしたりすることが
できる。
【0062】同様に、第2磁石ユニット24A〜24D
を構成する各X駆動コイル及びY駆動コイルと、永久磁
石28A、28Bとによって第2コラム16及びレチク
ルステージRST等から成るレチクルステージ装置を水
平方向に駆動する第2の水平方向駆動用アクチュエータ
が構成されている。このため、レチクルステージRST
の駆動反力によりレチクルステージ装置が移動し、基準
位置から所定量以上移動した際に、上記第2の水平方向
駆動用アクチュエータにより、基準位置に戻したり、装
置の初期調整の際に基準位置に位置決めしたりすること
ができる。
【0063】また、第1磁石ユニット22A〜22Dを
構成する各X駆動コイル及びY駆動コイルと、永久磁石
23とによって投影光学系PLを水平方向に駆動する第
3の水平方向駆動用アクチュエータが構成されている。
このため、装置の初期調整の際に上記第3の水平方向駆
動用アクチュエータによって投影光学系PLを基準位置
に位置決めすることができる。
【0064】また、これまでの説明から明らかなよう
に、本実施形態においては、磁力により投影光学系(支
持対象物)を第1コラム14(基準構造体)に対して非
接触で支持する第1磁石ユニット22A〜22Dを構成
する各Z駆動コイルと、永久磁石23と、投影光学系P
Lと第1コラム14との位置関係が所定の位置関係とな
るように第1磁石ユニット(の各Z駆動コイル)を制御
する主制御装置50とによって、第1の支持装置が構成
されている。また、磁力によりレチクルステージ装置
(支持対象物)を第1コラム14(基準構造体)に対し
て非接触で支持する第2磁石ユニット24A〜24Dを
構成する各Z駆動コイルと、永久磁石28A,28B
と、レチクルステージ装置と第1コラム14との位置関
係が所定の位置関係となるように第2磁石ユニット(の
各Z駆動コイル)を制御する主制御装置50とによっ
て、第2の支持装置が構成されている。また、磁力によ
りウエハステージ装置(支持対象物)を第1コラム14
(基準構造体)に対して非接触で支持する第3磁石ユニ
ット26A〜26Dを構成する各Z駆動コイルと、永久
磁石23と、ウエハステージ装置と第1コラム14との
位置関係が所定の位置関係となるように第3磁石ユニッ
ト(の各Z駆動コイル)を制御する主制御装置50とに
よって、第3の支持装置が構成されている。従って、主
制御装置50により、各支持対象物と第1コラム14と
を所望の位置関係に保つことができる。
【0065】なお、上記実施形態では、主制御装置50
が変位センサ30a〜30lの計測値に基づいて、第
1、第2、第3磁石ユニットを制御することにより、投
影光学系、レチクルステージ装置、ウエハステージ装置
と、第1コラムとの間の距離を一定値に制御する場合に
ついて説明したが、本発明がこれに限定されるものでは
ない。すなわち、上記の場合には、何らかの要因により
第1コラム14の位置が上下に変動した場合、これに追
従して支持対象物である、投影光学系、レチクルステー
ジ装置、ウエハステージ装置の位置も変動する。この場
合、各構成部材相互の位置関係は維持されるが、各構成
部材は絶対座標系に対しては変動している。しかし、例
えば投影光学系PL等に加速度検出器(又は速度検出
器)を設ければ、この加速度検出器等に基づいて第1の
支持装置を制御することにより、仮に第1コラム14の
位置が変動してもこれに影響されることなく、投影光学
系を絶対座標系上でほぼ静止させるような制御も可能で
ある。レチクルステージ装置、及びウエハステージ装置
についても同様である。すなわち、例えば、加速度セン
サ32a〜32cの計測値に基づいてレチクルステージ
装置の重心回りの6自由度方向の力を求め、これに基づ
いてレチクルステージ装置の位置・姿勢を正確に静止座
標系上で静止させることも可能である。
【0066】なお、第1、第2及び第3の支持装置は、
上記実施形態の構成に限定されることはなく、例えば基
準構造体(第1コラム14)に対して支持対象物(投影
光学系、レチクルステージ装置、ウエハステージ装置の
いずれか)との間に加圧気体を噴出してその加圧気体の
静圧により基準構造体を浮上支持する気体静圧軸受け
と、該気体静圧軸受けを介して前記静圧を制御する軸受
け制御装置(コンピュータ等)とを含んでいても良い。
かかる場合には、軸受け制御装置により、気体静圧軸受
けを介して第1コラム14と支持対象物との間の空隙
(軸受け隙間)内の静圧(すきま内圧力)を制御できる
ので、例えば一定値制御を行うことにより、第1コラム
14と支持対象物との相対位置関係を所望の位置関係に
維持することができる。
【0067】また、上記実施形態において、ウエハステ
ージWSTの駆動点とウエハステージ装置の重心とを略
一致させても良い。かかる場合には、ウエハステージW
STの駆動反力によって、第3コラム18はウエハステ
ージWSTと反対方向に移動するが、モーメントは生じ
ないので、より高速なウエハステージWSTの駆動が可
能になる。レチクルステージRSTについても同様であ
る。
【0068】なお、上記実施形態では、本発明がスキャ
ニング・ステッパに適用された場合について説明した
が、これに限らず、本発明はいわゆるステッパ等の静止
露光型の露光装置にも好適に適用できるものである。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ステージの駆動時の反力に起因する悪影響を防止して高
精度な露光を実現することができるという従来にない優
れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の露光装置の構成を概略的に示す図
である。
【図2】図1の装置の制御系の主要部を示すブロック図
である。
【図3】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
10…露光装置、12…防振マウント(防振装置)、1
4…第1コラム(基準構造体)、16…第2コラム(第
1のステージ支持部材、マスクステージ装置の一部)、
18…第3コラム(第2のステージ支持部材、基板ステ
ージ装置の一部)、22A〜22D…第1磁石ユニット
(第1の支持装置の一部、第3の水平方向駆動用アクチ
ュエータの一部)、23…永久磁石(第1の水平方向駆
動用アクチュエータの一部、第3の水平方向駆動用アク
チュエータの一部)、24A〜24D…第2磁石ユニッ
ト(第2の支持装置の一部、第2の水平方向駆動用アク
チュエータの一部)、26A〜26D…第3磁石ユニッ
ト(第3の支持装置の一部、第1の水平方向駆動用アク
チュエータの一部)、28A,28B…永久磁石(第2
の水平方向駆動用アクチュエータの一部)、30a〜3
0l…変位センサ、40…レチクル駆動装置(同期駆動
装置の一部)、46…レチクルレーザ干渉計(計測装
置)、50…主制御装置(制御装置、同期駆動装置の一
部)、64…ウエハレーザ干渉計(計測装置)、70…
ウエハ駆動装置(同期駆動装置の一部)、W…ウエハ
(基板)、R…レチクル(マスク)、PL…投影光学系
(支持対象物)、RST…レチクルステージ(マスクス
テージ、マスクステージ装置の一部)、WST…ウエハ
ステージ(基板ステージ、基板ステージ装置の一部)

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスクに形成されたパターンを投影光学
    系を介して基板上に転写する露光装置であって、 基準構造体と;前記基準構造体に対し前記投影光学系を
    非接触で支持する第1の支持装置と;前記マスクを保持
    するマスクステージと、該マスクステージを支持する第
    1のステージ支持部材とを含むマスクステージ装置と;
    前記基板を保持して所定方向に移動する基板ステージ
    と、該基板ステージを支持する第2のステージ支持部材
    とを含む基板ステージ装置と;前記マスクステージ装置
    を前記基準構造体に対し非接触で支持する第2の支持装
    置と;前記基板ステージ装置を前記基準構造体に対し非
    接触で支持する第3の支持装置とを備える露光装置。
  2. 【請求項2】 前記基準構造体は、防振装置を介して設
    置床上に支持されていることを特徴とする請求項1に記
    載の露光装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の支持装置、前記第2の支持装
    置及び前記第3の支持装置の少なくとも1つは、磁力に
    より支持対象物を前記基準構造体に対して非接触で支持
    する電磁石を含む磁石ユニットと、前記支持対象物と前
    記基準構造体の位置関係が所定の位置関係となるように
    前記磁石ユニットを制御する制御装置とを含むことを特
    徴とする請求項1又は2に記載の露光装置。
  4. 【請求項4】 前記基準構造体と前記支持対象物との相
    対変位を計測する変位センサを更に備え、 前記制御装置は、前記変位センサの出力に基づいて前記
    磁石ユニットを制御することを特徴とする請求項3に記
    載の露光装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の支持装置、第2の支持装置及
    び前記第3の支持装置の少なくとも1つは、前記基準構
    造体と前記支持対象物との間に加圧気体を噴出してその
    加圧気体の静圧により前記基準構造体を浮上支持する気
    体静圧軸受けと、該気体静圧軸受けを介して前記静圧を
    制御する軸受け制御装置とを含むことを特徴とする請求
    項1又は2に記載の露光装置。
  6. 【請求項6】 前記マスクステージ及び前記基板ステー
    ジの少なとも一方の水平面内の位置を、前記投影光学系
    を基準に計測する計測装置を更に備えることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の露光装置。
  7. 【請求項7】 前記基板ステージ装置を水平方向に駆動
    する第1の水平方向駆動用アクチュエータを更に備える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の露光装置。
  8. 【請求項8】 前記マスクステージ装置を水平方向に駆
    動する第2の水平方向駆動用アクチュエータを更に備え
    ることを特徴とする請求項1、2、7のいずれか一項に
    記載の露光装置。
  9. 【請求項9】 前記投影光学系を水平方向に駆動する第
    3の水平方向駆動用アクチュエータを更に備えることを
    特徴とする請求項1、2、7、8のいずれか一項に記載
    の露光装置。
  10. 【請求項10】 前記基板ステージの駆動点が前記基板
    ステージ装置の重心と略一致した位置に設定されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の露光装置。
  11. 【請求項11】 前記マスクステージは、前記第1の支
    持部材上で前記基板ステージの移動方向の内の1つの方
    向と同一方向に移動可能であり、その駆動点が前記基板
    ステージ装置の重心と略一致した位置に設定されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の露光装置。
  12. 【請求項12】 前記マスクステージ装置の発生推力に
    よるモーメントと前記基板ステージ装置の発生推力によ
    るモーメントとが相殺されるような位置関係に前記両ス
    テージ装置が設定されていることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の露光装置。
  13. 【請求項13】 前記基板ステージと前記マスクステー
    ジとを同期して所定の走査方向に駆動する同期駆動装置
    を更に備えることを特徴とする請求項1、2、12のい
    ずれか一項に記載の露光装置。
  14. 【請求項14】 前記投影光学系、前記マスクステージ
    装置、及び前記基板ステージ装置の内の少なくとも1つ
    は、加速度検出器及び速度検出器の少なくとも一方を具
    備することを特徴とする請求項1、3、5のいずれか一
    項に記載の露光装置。
  15. 【請求項15】 前記第1のステージ支持部材及び前記
    第2のステージ支持部材の内の少なくとも一方は、複数
    の加速度検出器及び速度検出器の少なくともいずれか
    と、所定の軸回りに回転モーメントを発生する回転力発
    生装置とを具備し、 前記複数の検出器の出力に基づいて前記回転力発生装置
    を制御する制御装置を備えたことを特徴とする請求項1
    に記載の露光装置。
  16. 【請求項16】 マスクに形成されたパターンを投影光
    学系を介して基板上に転写する露光装置であって、 設置床上に防振装置を介して水平に保持された基準構造
    体と;前記マスクを保持するマスクステージと、該マス
    クステージを支持する第1のステージ支持部材とを含む
    マスクステージ装置と;前記基板を保持して所定方向に
    移動する基板ステージと、該基板ステージを支持する第
    2のステージ支持部材とを含む基板ステージ装置とを備
    え、 前記投影光学系、前記マスクステージ装置、及び前記基
    板ステージ装置の内の少なくとも投影光学系が、支持装
    置により前記基準構造体に対し非接触で支持されている
    ことを特徴とする露光装置。
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