JP2000178016A - グラファイトシートの製造方法及びグラファイトシートを用いた熱伝導体 - Google Patents

グラファイトシートの製造方法及びグラファイトシートを用いた熱伝導体

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JP2000178016A
JP2000178016A JP10352721A JP35272198A JP2000178016A JP 2000178016 A JP2000178016 A JP 2000178016A JP 10352721 A JP10352721 A JP 10352721A JP 35272198 A JP35272198 A JP 35272198A JP 2000178016 A JP2000178016 A JP 2000178016A
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graphite
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Soji Tsuchiya
宗次 土屋
Yoshimasa Oki
芳正 大木
Akira Taomoto
昭 田尾本
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高品質で柔軟性、強靱性に富み熱伝導性に優
れたグラファイトシートを実現することを目的とする。 【解決手段】 ポリイミドフィルムを原料として、不活
性ガス中で上限温度を1000℃〜1600℃までの範
囲で熱処理を行う第1の熱処理工程と、第1の熱処理工
程後更に不活性ガス中で上限温度2500℃〜3100
℃の範囲で熱処理を行う第2の熱処理工程とを有するこ
とを特徴とする発泡状態を呈するグラファイトシートの
製造方法。このような製造方法により得られたグラファ
イトシート及びこのようなグラファイトシートを用いた
熱伝導体である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グラファイトシー
トの製造方法及びそれを用いた熱伝導体に関し、特にグ
ラファイトシートの製造技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、グラファイトシートは、その耐熱
性、耐薬品性、高電気伝導性等のために工業材料として
重要な地位を占め、熱伝導材、耐熱シ−ル、電極等に広
く使用されている。
【0003】例えば、人工的に作製されるものとして、
新・炭素工業(石川敏功、昭和55年10月発行、
(株)近代編集社)の118頁等に記載されたものが挙
げられる。
【0004】具体的には、鱗片状天然グラファイトを、
硫酸と硝酸の混合液等で処理した後、1000℃近い高
温に急熱し、層間(C軸方向)に沿って大きく膨張さ
せ、粘結剤と共に圧縮成型してグラファイトシートとす
るものである。ここで、その見掛けの厚さは、出発試料
黒鉛の数十倍から数百倍に膨張する旨の開示がなされて
いる。これは、いわゆるエキスパンド法と呼ばれるグラ
ファイトシートの製造方法である。
【0005】このようにして得られたグラファイトシー
トは、粉末を成型してシート状にしたものであるから、
圧縮還元性や応力緩和性を呈する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなグ
ラファイトシートの製造方法においては、層間を押し広
げるために、硫酸や硝酸を使用しているため、水洗い等
を行って酸を洗い流したとしても完全に取り除くことは
できず、膨張グラファイト中に微量の酸類が残り、例え
ばガスケット材等として長時間使用した場合、徐々に侵
出して金属類を腐食する等の課題がある。
【0007】また、粘結剤等を使用しているために、鱗
片状のグラファイト間の接触性が悪化し、グラファイト
特有の熱伝導特性や電気伝導特性が十分に発現できず、
結合度も弱いために鱗片状に剥離が起こりやすい、柔軟
性に欠ける等の課題もある。
【0008】本発明は、これらの課題を解決するために
なされたもので、高分子フィルム、特にポリイミドフィ
ルムを熱処理によってグラファイトシートを得て、単結
晶グラファイトと同様の物性を呈し、高品質で柔軟性、
強靱性に富み熱伝導性に優れたグラファイトシートを実
現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、ポリイミドフィルムを原料として、不活性
ガス中で上限温度1000℃〜1600℃の範囲で熱処
理を行う第1の熱処理工程と、さらに上限温度が250
0℃〜3100℃の範囲で熱処理を行う第2の熱処理工
程とを有することを基本的な特徴とし、さらに昇温速度
や一定温度などの熱処理条件を制御することにより適当
な発泡状態を呈するグラファイトシートの製造方法であ
り、さらに圧延処理を施すことにより柔軟性を発現する
方法である。このような製造方法により得られたグラフ
ァイトシートを熱源と接触させて、熱の放熱、均熱作用
を有する熱伝導体を実現する。
【0010】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の本発明は、ポリ
イミドフィルムを原料として、不活性ガス中で上限温度
を1000℃〜1600℃までの範囲で熱処理を行う第
1の熱処理工程と、第1の熱処理工程後更に不活性ガス
中で上限温度2500℃〜3100℃の範囲で熱処理を
行う第2の熱処理工程とを有することを特徴とする発泡
状態を呈するグラファイトシートの製造方法で、原料の
ポリイミドフィルムに含まれる、グラファイトシートに
不要な成分原子を熱分解させガス化させて除去して、発
泡性のグラファイトシートを確実に形成するという作用
を有する。
【0011】さらに、請求項2記載のように、第1の熱
処理工程における上限温度を1200℃〜1600℃ま
でとする請求項1記載のグラファイトシートの製造方法
で発泡性が好適なグラファイトシートが得られる。
【0012】ここで、請求項3記載のように、第1及び
第2の熱処理工程における昇温速度が、1〜20℃/m
inの範囲内でク゛ラファイトシートの製造することによ
り、好適な発泡性のグラファイトシートが得られる。
【0013】また、請求項4記載のように、第1の熱処
理工程で、400から700℃の温度範囲で、一定温度
で一定時間熱処理を行うことを特徴とする請求項1から
3のに記載のグラファイトシートの製造により、好適な
発泡性のグラファイトシートが得られる。
【0014】更に、請求項5記載のように、第2の熱処
理工程で、1800から2300℃の温度範囲で、一定
温度で一定時間熱処理を行うことを特徴とする請求項1
から4に記載のグラファイトシートの製造方法で、好適
な発泡性のグラファイトシートが得られる。
【0015】更に、請求項6記載のように、グラファイ
トシートを圧延処理する圧延処理工程を有する請求項1
から5のいずれかに記載のグラファイトシートの製造方
法で好適な柔軟性を有するグラファイトシートが得られ
る。
【0016】更に、請求項7記載のように、請求項1か
ら5のいずれかに記載のグラファイトシートの製造方法
で得られたグラファイトシートであって、シートの密度
が0.3から0.7g/ccの範囲にあるか原料フィル
ムの膜厚の2倍から10倍の範囲あることを特徴とする
グラファイトシート、好適な発泡性のグラファイトシー
トが得られる。
【0017】さらに、第8項記載のように、請求項1か
ら5のいずれかに記載のグラファイトシートの製造方法
で得られたグラファイトシートであって、圧延処理によ
り密度が0.7から1.5g/ccの範囲にあることを
特徴とするグラファイトシートで好適な柔軟性を有する
グラファイトシートが得られる。
【0018】また、請求項9記載の本発明は、請求項8
記載のグラファイトシートを、発熱源に連絡して用いる
熱伝導体で高品質で柔軟性にとんだ熱伝導体となる。
【0019】このような構成のグラファイトシートは、
確実に発泡状態を有し、単結晶グラファイトと同様の物
性を呈し、さらに圧延することにより、高品質で柔軟性
に富み熱伝導性に優んだグラファイトシートとなる。
【0020】より詳細には、本発明は、芳香族系ポリイ
ミド高分子フィルムを不活性ガス中で、その高分子が、
熱分解を始め、炭素前駆体を経て、ほぼ100%の炭素
化物となる温度範囲内、好適には1000℃〜1600
℃までの範囲で、適当な出発温度、例えば室温からまず
昇温して第1の熱処理工程(予備焼成)を行い、また途
中の熱分解の反応の激しい400から700℃の範囲の
一定温度である時間熱処理を行うと目的に対して効果的
な場合がある。その後一旦その出発温度付近まで温度を
下げ、再び昇温をしてグラファイト化が終了する温度範
囲、好適には2500℃以上3100℃の範囲のいずれ
かの温度まで昇温して第2の熱処理工程(本焼成)を行
なう。
【0021】また、途中において1800℃から230
0℃の温度範囲で一定温度である時間熱処理を行うと目
的に対して効果的な場合がある。このような処理を行
い、シートの特性として厚さや密度の値を制御すること
により、得られるグラファイトシートは、確実に好適な
シートとなる発泡状態が形成される。
【0022】このポリイミドフィルムは、熱焼成により
グラファイト構造を有するものとして知られている芳香
族縮合高分子を用いたものの中で、最も良質のグラファ
イト構造が得られるものとして知られているものであ
る。
【0023】なお、出発原料のポリイミドフィルムの膜
厚は、商品化されているものを使用できるという簡便性
からいえば25〜300μmの範囲内が好適で、対応し
て作製されるグラファイトシートも平均膜厚をみれば、
原料膜厚の2倍から10倍の範囲の厚さとなる。
【0024】以下に実施例を示す。 (実施例1)本実施の形態では、ポリイミドフィルムと
して膜厚75μmのもの(商品名カプトン:東レ・デュ
ポン社製)を代表的に用いた。
【0025】ここで、特に熱処理による発泡性を効果的
かつ確実に引き出すために、特別な添加材をフィルムに
添加する等の特別な処理を加えていないフィルムを原料
として用いることが好適である。
【0026】まず、第1の熱処理として、不活性ガス雰
囲気中で、昇温速度として1℃/min、5℃/min
及び20℃/minで室温から昇温し、最高温度を16
00℃とし、1600℃で1時間保持した後、室温まで
降温し、予備焼成を終了した。
【0027】ついで、予備焼成終了後、高温焼成を行っ
た。この高温焼成は、不活性ガス雰囲気中で、室温から
昇温速度として3℃/minで昇温させていき、最高温
度をグラファイト化領域である2700℃とし、270
0℃で1時間保持した後、室温まで降温し、高温焼成を
終了した。
【0028】このようにして焼成したグラファイトシー
トは均一な発泡状態にあり、シートの厚さは100〜1
80μmであり、柔軟性をもっていた。
【0029】次に、焼成したグラファイトシートを圧延
ローラーの間を通すことにより圧延処理を行った。圧延
処理により、グラファイトシートはより柔軟になり、厚
さの均一性が上昇した。圧延後の膜厚は50〜150μ
mであった。
【0030】また、出発原料のポリイミドフィルムの膜
厚は、75μmに限定されるものではなく、25〜30
0μmの範囲内のものについて確認したところ、同様の
結果が得られた。もちろん、この範囲は、発泡状態の発
現に対して本質的な制限ではなく、限定されるものでは
ない。
【0031】(実施例2)本実施の形態では、高温焼成
において、昇温速度を10℃/minとして、かつ22
00℃で2時間保持した後、2700℃まで昇温させた
こと以外は、実施の形態1と同様にグラファイトシート
を作製した。このようにして焼成したグラファイトシー
トは均一な発泡状態にあり、柔軟性をもっており、シー
トの厚さは90〜180μmであった。
【0032】(実施例3)本実施の形態では、第1の熱
処理において、昇温速度として1℃/min、5℃/m
in及び20℃/minで室温から昇温し、最高温度を
1300℃とし、1300℃で1時間保持した後、室温
まで降温したこと以外は、実施の形態1と同様にグラフ
ァイトシートを作製した。このようにして焼成したグラ
ファイトシートは均一な発泡状態にあり、柔軟性をもっ
ており、シートの厚さは90〜200μmであった。
【0033】(実施例4)本実施の形態では、高温焼成
において、昇温速度を20℃/minとして2800℃
まで昇温させたこと以外は、実施の形態3と同様にグラ
ファイトシートを作製した。このようにして焼成したグ
ラファイトシートは均一な発泡状態にあり、柔軟性をも
っており、シートの厚さは80〜180μmであった。
【0034】(実施例5)本実施の形態では、予備焼成
において、昇温速度として1℃/min、5℃/min
及び20℃/minで室温から昇温し、最高温度を12
00℃とし、1200℃で1時間保持した後、室温まで
降温したこと以外は、実施の形態1と同様にグラファイ
トシートを作製した。このようにして焼成したグラファ
イトシートは均一な発泡状態にあり、柔軟性をもってお
り、シートの厚さは100〜220μmであった。
【0035】(実施例6)本実施の形態では、高温焼成
において、昇温速度を20℃/minとして2700℃
まで昇温させたこと以外は、実施の形態5と同様にグラ
ファイトシートを作製した。このようにして焼成したグ
ラファイトシートは均一な発泡状態にあり、柔軟性をも
っており、シートの厚さは90〜230μmであった。
【0036】(実施例7)本実施の形態では、第1の熱
処理において、昇温速度として1℃/min、5℃/m
in及び20℃/minで室温から昇温し、最高温度を
1000℃とし、1000℃で1時間保持した後、室温
まで降温したこと以外は、実施の形態1と同様にグラフ
ァイトシートを作製した。このようにして焼成したグラ
ファイトシートは均一な発泡状態にあり、柔軟性をもっ
ており、シートの厚さは100〜240μmであった。
【0037】(実施例8)本実施の形態では、高温焼成
において、昇温速度を20℃/minとして2700℃
まで昇温させたこと以外は、実施の形態7と同様にグラ
ファイトシートを作製した。このようにして焼成したグ
ラファイトシートは均一な発泡状態にあり、柔軟性をも
っており、シートの厚さは90〜250μmであった。
【0038】(実施例9)本実施の形態では、第1の熱
処理において、昇温速度として1℃/min、5℃/m
in及び20℃/minで室温から昇温し、最高温度を
800℃とし、800℃で1時間保持してから、室温ま
で降温した後、高温焼成として、不活性ガス雰囲気中
で、室温から昇温速度として1℃/minで昇温させて
いき、最高温度をグラファイト化領域である2700℃
とし、2700℃で1時間保持した後、室温まで降温
し、高温焼成を終了した。このようにして焼成したグラ
ファイトシートは、昇温速度が1℃/min及び5℃/
minでは発泡が起こりすぎたために、一部でシートが
剥離を生じたり、ボロボロになっていた。また、昇温速
度が20℃/minでは、均一な発泡状態にあり、柔軟
性をもっており、シートの厚さは90〜180μmであ
った。
【0039】(実施例10)本実施の形態では、第1の
熱処理において、昇温速度として5℃/minで室温か
ら昇温し、最高温度を800℃とし、800℃で1時間
保持してから、室温まで降温した後、高温焼成として、
不活性ガス雰囲気中で、室温から昇温速度として5℃/
min及び10℃/minで昇温させていき、最高温度
をグラファイト化領域である2700℃とし、2700
℃で1時間保持した後、室温まで降温し、高温焼成を終
了した。このようにして焼成したグラファイトシート
は、昇温速度が5℃/minでは発泡が起こりすぎたた
めに、一部でシートが剥離を生じたり、ボロボロになっ
ていた。また、昇温速度が10℃/minでは、均一な
発泡状態にあり、柔軟性をもっており、シートの厚さは
100〜190μmであった。
【0040】(実施例11)本実施の形態では、第1の
熱処理において、昇温速度として5℃/minで室温か
ら昇温し、最高温度を800℃とし、800℃で1時間
保持してから、室温まで降温した後、高温焼成として、
不活性ガス雰囲気中で、室温から昇温速度として5℃/
minで昇温させていき、最高温度をグラファイト化領
域である2700℃とし、2700℃で10分及び30
分保持した後、室温まで降温し、高温焼成を終了した。
このようにして焼成したグラファイトシートは、いずれ
の場合も発泡が起こりすぎたために、一部でシートが剥
離を生じたり、ボロボロになっていた。
【0041】第1の熱処理の最高温度を800℃〜10
00℃の間で変化させて実験を行うことにより、第1の
熱処理の最高温度が1000℃未満では、高温焼成時に
発泡が過度に起きやすく、グラファイトがシート形状を
呈さずに、ボロボロになりやすいため、予備焼成の際の
昇温速度及び、高温焼成の際の昇温速度と最高温度での
保持時間等の制御により発泡状態を制御することが必要
となることがわかる。
【0042】高温焼成時に発泡が起きやすく、グラファ
イトがシート形状を呈さずに、ボロボロになりやすいの
は、予備焼成後のポリイミドフィルム中に残留ガスが多
く残っているため、高温処理時にこれらのガスがフィル
ム中から外部に放出される際に、フィルム形状を壊すこ
とが原因と考えられる。
【0043】即ち、本実施の形態においては、第1の熱
処理の最高温度を1000℃以上とすることにより、原
料ポリイミドフィルム中の残留ガスを減らすことがで
き、グラファイトがシート形状を呈さずに、ボロボロに
なることがなく、高温焼成の際の発泡の程度を制御する
ことができ、柔軟性のあるグラファイトシートを確実、
かつ効率的に、作成しうることが理解できる。
【0044】(実施例12)本実施の形態では、50c
m×50cmの大きさの原料ポリイミドフィルムを10
枚同時に電気炉の中に入れて、予備焼成において、昇温
速度として1℃/min、5℃/min及び20℃/m
inで室温から昇温し、最高温度を1300℃とし、1
300℃で1時間保持した後、室温まで降温して、予備
焼成を終了した。
【0045】ついで、予備焼成終了後、高温焼成を行っ
た。この高温焼成は、不活性ガス雰囲気中で、室温から
昇温速度として1℃/minで昇温させていき、最高温
度をグラファイト化領域である2700℃とし、270
0℃で1時間保持した後、室温まで降温し、高温焼成を
終了した。
【0046】このようにして焼成したグラファイトシー
トはいずれも均一な発泡状態にあり、シートの厚さは1
00〜200μmであり、柔軟性をもっていた。
【0047】(実施例13)本実施の形態では、50c
m×50cmの大きさの原料ポリイミドフィルムを10
枚同時に電気炉の中に入れて、予備焼成において、昇温
速度として1℃/min、5℃/min及び20℃/m
inで室温から昇温し、最高温度を1000℃とし、1
000℃で1時間保持した以外は、実施の形態12と同
様にグラファイトシートを作製した。
【0048】このようにして焼成したグラファイトシー
トは、昇温速度が1℃/min及び5℃/minでは発
泡が起こりすぎたために、一部でシートが剥離を生じた
り、ボロボロになっていた。また、昇温速度が20℃/
minでは、均一な発泡状態にあり、柔軟性をもってお
り、シートの厚さは90〜180μmであった。
【0049】予備焼成における最高温度を1000℃〜
1200℃の間で変化させて実験を行うことにより、原
料ポリイミドフィルムを多数枚焼成する場合には、予備
焼成の最高温度が1200℃未満では、高温焼成時に発
泡が過度に起きやすく、1200℃以下ではグラファイ
トがシート形状を呈さずに、ボロボロになりやすくなる
ことがわかる。
【0050】(実施例14)本実施の形態では、第1の
熱処理に600℃で1時間保持したこと以外には、実施
の形態1と同様にグラファイトシートを作製した。この
ようにして焼成したグラファイトシートは均一な発泡状
態にあり、柔軟性をもっており、シートの厚さは90〜
180μmであった。
【0051】(実施例15)本実施の形態では、高温焼
成工程中に2000℃で1時間保持したこと以外には、
実施の形態1と同様にグラファイトシートを作製した。
このようにして焼成したグラファイトシートは均一な発
泡状態にあり、柔軟性をもっており、シートの厚さは8
0〜160μmであった。
【0052】(実施例16)本実施の形態では、以上の
実施の形態で得られた発泡性を呈し、柔軟性を有するグ
ラファイトシートを、電気機器等の発熱源に連絡して、
放熱するための熱伝導体として用いた。
【0053】本実施の形態における熱伝導体は、グラフ
ァイト構造を有するため、その炭素原子同士の結合面の
方向に良好な熱伝導性を呈するため、実際に発熱源から
の熱を外部へと効率的に伝達し、放熱させることができ
た。
【0054】また、この熱伝導体は、発泡性故に十分な
柔軟性を有し、熱伝導体の取り回しは、きわめて自在に
行い得た。更に、この柔軟性故に、発熱源に対する取り
付けの自由度も高く、発熱源が複雑な形状の電気機器で
あっても、十分対応が可能であった。
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、高分子フ
ィルム、特にポリイミドフィルムの熱処理によってグラ
ファイトシートを得る場合に、残留酸、鱗片状の剥離等
の発生がなく、単結晶グラファイトと同様の物性を呈
し、高品質で柔軟性、強靱性に富み熱伝導性に優れたグ
ラファイトシートが確実に得られた。
【0056】そして、かかるグラファイトシートは、発
熱源からの熱を放熱する熱伝導体として好適に適用され
得たものである。
フロントページの続き (72)発明者 田尾本 昭 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番1 号 松下技研株式会社内 Fターム(参考) 4G046 EA03 EA05 EB04 EC01 EC06 EC08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリイミドフィルムを原料として、不活
    性ガス中で上限温度を1000℃〜1600℃までの範
    囲で熱処理を行う第1の熱処理工程と、第1の熱処理工
    程後更に不活性ガス中で上限温度2500℃〜3100
    ℃の範囲で熱処理を行う第2の熱処理工程とを有するこ
    とを特徴とする発泡状態を呈するグラファイトシートの
    製造方法。
  2. 【請求項2】 第1の熱処理工程における上限温度を1
    200℃〜1600℃までとする請求項1記載のグラフ
    ァイトシートの製造方法。
  3. 【請求項3】 第1及び第2の熱処理工程における昇温
    速度が、1〜20℃/minの範囲内である請求項1、
    2記載のグラファイトシートの製造方法。
  4. 【請求項4】 第1の熱処理工程で、400から700
    ℃の温度範囲で、一定温度で一定時間熱処理を行うこと
    を特徴とする請求項1から3のに記載のグラファイトシ
    ートの製造方法。
  5. 【請求項5】 第2の熱処理工程で、1800から23
    00℃の温度範囲で、一定温度で一定時間熱処理を行う
    ことを特徴とする請求項1から4に記載のグラファイト
    シートの製造方法。
  6. 【請求項6】 グラファイトシートを圧延処理する圧延
    処理工程を有する請求項1から5のいずれかに記載のグ
    ラファイトシートの製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1から5のいずれかに記載のグラ
    ファイトシートの製造方法で得られたグラファイトシー
    トであって、シートの密度が0.3から0.7g/cc
    の範囲にあるか原料フィルムの膜厚の2倍から10倍の
    範囲あることを特徴とするグラファイトシート。
  8. 【請求項8】 請求項1から5のいずれかに記載のグラ
    ファイトシートの製造方法で得られたグラファイトシー
    トであって、圧延処理により密度が0.7から1.5g
    /ccの範囲にあることを特徴とするグラファイトシー
    ト。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のグラファイトシートを、
    発熱源に連絡して用いる熱伝導体。
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