JP2000177403A - 建設機械の冷却装置 - Google Patents
建設機械の冷却装置Info
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- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】並列に配置されたターボチャージャ用インター
クーラとエアコンディショナ用コンデンサそれぞれの冷
却フィンへの虫や塵による目詰まりを防止する防護ネッ
トを、取り外し容易にする。 【構成】機体上に配置されたエンジンと、前記エンジン
により回転される冷却ファンと、前記冷却ファンの風流
により冷却される冷却水用ラジエータと、前記冷却ファ
ンの風流により冷却される作動油用オイルクーラと、前
記冷却ファンの風流により冷却されるターボチャージャ
用インタークーラと、前記冷却ファンの風流により冷却
されるエアコンディショナ用コンデンサとを有する建設
機械において、前記ターボチャージャ用インタークーラ
と前記エアコンディショナ用コンデンサを近接して並列
に配置し、前記ターボチャージャ用インタークーラの前
面と前記エアコンディショナ用コンデンサの前面を一体
的に覆う一体型防護ネットを設けることにより、側部ガ
ードを開放するのみで防護ネットを取り外し可能とし
た。
クーラとエアコンディショナ用コンデンサそれぞれの冷
却フィンへの虫や塵による目詰まりを防止する防護ネッ
トを、取り外し容易にする。 【構成】機体上に配置されたエンジンと、前記エンジン
により回転される冷却ファンと、前記冷却ファンの風流
により冷却される冷却水用ラジエータと、前記冷却ファ
ンの風流により冷却される作動油用オイルクーラと、前
記冷却ファンの風流により冷却されるターボチャージャ
用インタークーラと、前記冷却ファンの風流により冷却
されるエアコンディショナ用コンデンサとを有する建設
機械において、前記ターボチャージャ用インタークーラ
と前記エアコンディショナ用コンデンサを近接して並列
に配置し、前記ターボチャージャ用インタークーラの前
面と前記エアコンディショナ用コンデンサの前面を一体
的に覆う一体型防護ネットを設けることにより、側部ガ
ードを開放するのみで防護ネットを取り外し可能とし
た。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベルなど
の建設機械の冷却装置の防虫，防塵のための防護装置に
関する。
の建設機械の冷却装置の防虫，防塵のための防護装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】図６に従来技術の油圧ショベルの上部旋
回体１の一例を示す。図において、２は運転室用のキャ
ブ、３は作業装置、４はカウンタウエイト、５はボンネ
ット、６はエンジン、７は油圧ポンプ、８は冷却ファ
ン、９は冷却水用ラジエータ、１０は作動油用オイルク
ーラ、１１はターボチャージャ用インタークーラ、１２
はエアコンディショナ用コンデンサ、１３は側部ガード
である。
回体１の一例を示す。図において、２は運転室用のキャ
ブ、３は作業装置、４はカウンタウエイト、５はボンネ
ット、６はエンジン、７は油圧ポンプ、８は冷却ファ
ン、９は冷却水用ラジエータ、１０は作動油用オイルク
ーラ、１１はターボチャージャ用インタークーラ、１２
はエアコンディショナ用コンデンサ、１３は側部ガード
である。
【０００３】図７は図６の上部旋回体１のＡ−Ａ断面の
模式図である。図において、１４は上部ガード、１５は
上部ガードの一部に形成された冷却空気導入口、１６は
エンジン出力軸、１７はメインフレーム、１８は底板、
１９はラジエータ用防護ネット、２０はオイルクーラ用
防護ネット、２１はインタークーラ用防護ネット、２２
はコンデンサ用防護ネット、２３はファンシュラウド、
２４に代表する矢印は冷却空気の風流を示す。
模式図である。図において、１４は上部ガード、１５は
上部ガードの一部に形成された冷却空気導入口、１６は
エンジン出力軸、１７はメインフレーム、１８は底板、
１９はラジエータ用防護ネット、２０はオイルクーラ用
防護ネット、２１はインタークーラ用防護ネット、２２
はコンデンサ用防護ネット、２３はファンシュラウド、
２４に代表する矢印は冷却空気の風流を示す。
【０００４】油圧ショベルのような建設機械では、エン
ジン６を駆動させてこれにより油圧ポンプ７を作動さ
せ、この油圧ポンプ７から吐出される作動油により、各
種油圧アクチュエータを作動させ作業を行う。このた
め、エンジン６の冷却のための冷却水用ラジエータ９
と、作動油を冷却するための作動油用オイルクーラ１０
が設けられており、通常エンジン６のエンジン出力軸１
５の回転を利用して冷却ファン８を回転させることによ
り風流２４を発生させ、冷却水用ラジエータ９と作動油
用オイルクーラ１０に風流２４を作用させることにより
これらを冷却するようにしている。
ジン６を駆動させてこれにより油圧ポンプ７を作動さ
せ、この油圧ポンプ７から吐出される作動油により、各
種油圧アクチュエータを作動させ作業を行う。このた
め、エンジン６の冷却のための冷却水用ラジエータ９
と、作動油を冷却するための作動油用オイルクーラ１０
が設けられており、通常エンジン６のエンジン出力軸１
５の回転を利用して冷却ファン８を回転させることによ
り風流２４を発生させ、冷却水用ラジエータ９と作動油
用オイルクーラ１０に風流２４を作用させることにより
これらを冷却するようにしている。
【０００５】また、近年では油圧ショベルの高出力化に
伴い、エンジン６に図示しないターボチャージャが設け
られているものが多い。ターボチャージャでは過吸気を
冷却することにより過給効率を上げることができるた
め、過吸気を冷却するためターボチャージャ用インター
クーラ１１が設けられている。
伴い、エンジン６に図示しないターボチャージャが設け
られているものが多い。ターボチャージャでは過吸気を
冷却することにより過給効率を上げることができるた
め、過吸気を冷却するためターボチャージャ用インター
クーラ１１が設けられている。
【０００６】また、近年では油圧ショベルの運転室用キ
ャブに図示しないエアコンディショナが備えられてお
り、エアコンディショナの冷却効率を上げるために、エ
アコンディショナ用コンデンサ１２が前記冷却ファン８
による風流２４の最上流側に配置されることが多い。
ャブに図示しないエアコンディショナが備えられてお
り、エアコンディショナの冷却効率を上げるために、エ
アコンディショナ用コンデンサ１２が前記冷却ファン８
による風流２４の最上流側に配置されることが多い。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】油圧ショベル等の建設
機械ではエンジン６上方に開閉可能なボンネット５が設
けられており、このボンネット５を開くことにより、エ
ンジン６や油圧ポンプ７のメンテナンス作業、また冷却
水用ラジエータ９や作動油用オイルクーラ１０の清掃、
またこれらの前面に配置されているそれぞれの防護ネッ
ト１９，２０を上方向に引き抜いて取り外して清掃する
というような作業を行うことができる。
機械ではエンジン６上方に開閉可能なボンネット５が設
けられており、このボンネット５を開くことにより、エ
ンジン６や油圧ポンプ７のメンテナンス作業、また冷却
水用ラジエータ９や作動油用オイルクーラ１０の清掃、
またこれらの前面に配置されているそれぞれの防護ネッ
ト１９，２０を上方向に引き抜いて取り外して清掃する
というような作業を行うことができる。
【０００８】また冷却水用ラジエータ９に比べて小型で
あるターボチャージャ用インタークーラ１１やエアコン
ディショナ用コンデンサ１２は、ボンネット５により上
方が覆われる部分より低い上部ガード１４の下方に配置
される。これはボンネット５が大型化すると開閉操作が
困難となるため、メンテナンスの必要が多く大型である
エンジン６，油圧ポンプ７，冷却水用ラジエータ９，作
動油用オイルクーラ１０の上方のみ開閉可能とし、また
これら機器類の配置スペースを高さ方向において確保す
るとともに、必要最小限の範囲のみ開閉可能とすること
でボンネット５の自重を低く押さえるものである。
あるターボチャージャ用インタークーラ１１やエアコン
ディショナ用コンデンサ１２は、ボンネット５により上
方が覆われる部分より低い上部ガード１４の下方に配置
される。これはボンネット５が大型化すると開閉操作が
困難となるため、メンテナンスの必要が多く大型である
エンジン６，油圧ポンプ７，冷却水用ラジエータ９，作
動油用オイルクーラ１０の上方のみ開閉可能とし、また
これら機器類の配置スペースを高さ方向において確保す
るとともに、必要最小限の範囲のみ開閉可能とすること
でボンネット５の自重を低く押さえるものである。
【０００９】上部ガード１４は、通常側方からメンテナ
ンスを行うために設けられている開閉可能な側部ガード
１３と連続して機体の外側面を形成しているのである
が、この冷却水用ラジエータ９等の前方側の上方を覆う
上部ガード１４は、冷却ファン８により吸い込まれる冷
却空気導入口が形成されるとともに、通常複数のボルト
により機体より立設された図示しない支持フレーム等に
固定されているため、これを取り外すには複数のボルト
を全て取り外す必要があり、作業性がよいものではな
い。
ンスを行うために設けられている開閉可能な側部ガード
１３と連続して機体の外側面を形成しているのである
が、この冷却水用ラジエータ９等の前方側の上方を覆う
上部ガード１４は、冷却ファン８により吸い込まれる冷
却空気導入口が形成されるとともに、通常複数のボルト
により機体より立設された図示しない支持フレーム等に
固定されているため、これを取り外すには複数のボルト
を全て取り外す必要があり、作業性がよいものではな
い。
【００１０】以上のような構成により、冷却水用ラジエ
ータ９及び作動油用オイルクーラ１０それぞれの防護ネ
ット１９，２０はボンネット５を開くことにより上方に
向けて取り外しができ、最も前方（冷却用空気の風流の
上流側）に配置されるエアコンディショナ用コンデンサ
１２の前面に配置されるエアコンディショナ用防護ネッ
ト２２は側部ガード１３を開くことによりエアコンディ
ショナ用コンデンサ１２の前方から取り外しが可能であ
る。
ータ９及び作動油用オイルクーラ１０それぞれの防護ネ
ット１９，２０はボンネット５を開くことにより上方に
向けて取り外しができ、最も前方（冷却用空気の風流の
上流側）に配置されるエアコンディショナ用コンデンサ
１２の前面に配置されるエアコンディショナ用防護ネッ
ト２２は側部ガード１３を開くことによりエアコンディ
ショナ用コンデンサ１２の前方から取り外しが可能であ
る。
【００１１】しかしながら、ターボチャージャ用インタ
ークーラ用防護ネット２１は、前記エアコンディショナ
用コンデンサ１２の背後に位置することになるので、前
方から取り外すことは容易でない。このため、ターボチ
ャージャ用インタークーラ用防護ネット２１を取り外す
ためには、固定された上部ガード１４を取り外した後に
上方へ向けて取り外すか、エアコンディショナ用コンデ
ンサ１２を取り外して側部ガード側から取り外す必要が
あり、メンテナンス性が悪くなるという問題があった。
ークーラ用防護ネット２１は、前記エアコンディショナ
用コンデンサ１２の背後に位置することになるので、前
方から取り外すことは容易でない。このため、ターボチ
ャージャ用インタークーラ用防護ネット２１を取り外す
ためには、固定された上部ガード１４を取り外した後に
上方へ向けて取り外すか、エアコンディショナ用コンデ
ンサ１２を取り外して側部ガード側から取り外す必要が
あり、メンテナンス性が悪くなるという問題があった。
【００１２】
【課題を解決するための手段】機体上に形成されたエン
ジンと、前記エンジンにより回転される冷却ファンと、
前記冷却ファンの風流により冷却される冷却水用ラジエ
ータと、前記冷却ファンの風流により冷却される作動油
用オイルクーラと、前記冷却ファンの風流により冷却さ
れるターボチャージャ用インタークーラと、前記冷却フ
ァンの風流により冷却されるエアコンディショナ用コン
デンサとを有する建設機械において、前記ターボチャー
ジャ用インタークーラと前記エアコンディショナ用コン
デンサを近接して並列に配置し、前記ターボチャージャ
用インタークーラの前面と前記エアコンディショナ用コ
ンデンサの前面を一体的に覆う一体型防護ネットを設け
た。
ジンと、前記エンジンにより回転される冷却ファンと、
前記冷却ファンの風流により冷却される冷却水用ラジエ
ータと、前記冷却ファンの風流により冷却される作動油
用オイルクーラと、前記冷却ファンの風流により冷却さ
れるターボチャージャ用インタークーラと、前記冷却フ
ァンの風流により冷却されるエアコンディショナ用コン
デンサとを有する建設機械において、前記ターボチャー
ジャ用インタークーラと前記エアコンディショナ用コン
デンサを近接して並列に配置し、前記ターボチャージャ
用インタークーラの前面と前記エアコンディショナ用コ
ンデンサの前面を一体的に覆う一体型防護ネットを設け
た。
【００１３】これによれば、ターボチャージャ用インタ
ークーラ及びエアコンディショナ用コンデンサの両方を
一体的に前面から覆う一体型防護ネットにより、防虫、
防塵効果を得るものとしたので、この一体型防護ネット
は最も前方に配置される例えばエアコンディショナ用コ
ンデンサの前面から前方に向けて取り外すことが可能と
なり、また一体的に形成されているため、一体型防護ネ
ットの取り外し、取り付け、清掃を一つの一体型防護ネ
ットに対して行えばよく、メンテナンス性が向上でき
る。
ークーラ及びエアコンディショナ用コンデンサの両方を
一体的に前面から覆う一体型防護ネットにより、防虫、
防塵効果を得るものとしたので、この一体型防護ネット
は最も前方に配置される例えばエアコンディショナ用コ
ンデンサの前面から前方に向けて取り外すことが可能と
なり、また一体的に形成されているため、一体型防護ネ
ットの取り外し、取り付け、清掃を一つの一体型防護ネ
ットに対して行えばよく、メンテナンス性が向上でき
る。
【００１４】更にまた、前記一体型防護ネットは、前記
ターボチャージャ用インタークーラに対して固定したの
で、建設機械を製造する場合、ターボチャージャ用イン
タークーラ，エアコンディショナ用コンデンサ及び一体
型防護ネットを予め組み付けてアッセン化したのちに、
機体に組み付けることができ、生産性が向上できる。ま
た一体型防護ネットを別途機体に固定した場合には、機
体から受ける振動により一体型防護ネットに発生する振
動の振幅と、ターボチャージャ用インタークーラに発生
する振幅との相違により、両者が干渉，離間を繰り返
し、これにより一体型防護ネットの破損や騒音の発生が
予想されるが、本発明の場合は、こうした状況を回避す
ることができる。
ターボチャージャ用インタークーラに対して固定したの
で、建設機械を製造する場合、ターボチャージャ用イン
タークーラ，エアコンディショナ用コンデンサ及び一体
型防護ネットを予め組み付けてアッセン化したのちに、
機体に組み付けることができ、生産性が向上できる。ま
た一体型防護ネットを別途機体に固定した場合には、機
体から受ける振動により一体型防護ネットに発生する振
動の振幅と、ターボチャージャ用インタークーラに発生
する振幅との相違により、両者が干渉，離間を繰り返
し、これにより一体型防護ネットの破損や騒音の発生が
予想されるが、本発明の場合は、こうした状況を回避す
ることができる。
【００１５】更にまた、前記エンジン，冷却ファン，冷
却水用ラジエータ及び作動油用オイルクーラの上方を覆
う開閉可能なボンネットと、前記エアコンディショナ用
コンデンサ及びターボチャージャ用インタークーラの前
方を覆う開閉可能な側部ガードとを有し、前記冷却水用
ラジエータのラジエータ防護ネットと、前記作動油用オ
イルクーラのオイルクーラ防護ネットは、前記ボンネッ
トを開くことにより上方に向けて取り外し可能とし、前
記一体型防護ネットは、前記ガードを開くことによりエ
アコンディショナ用コンデンサの前面側に向けて取り外
し可能としたので、一体型防護ネットは側部ガードを開
くことにより取り外し可能となり、このためボンネット
を大型化する必要なく、ラジエータ防護ネット，オイル
クーラ防護ネット及び一体型防護ネットの取り外し，取
り付け作業を容易にでき、メンテナンス性が向上でき
る。
却水用ラジエータ及び作動油用オイルクーラの上方を覆
う開閉可能なボンネットと、前記エアコンディショナ用
コンデンサ及びターボチャージャ用インタークーラの前
方を覆う開閉可能な側部ガードとを有し、前記冷却水用
ラジエータのラジエータ防護ネットと、前記作動油用オ
イルクーラのオイルクーラ防護ネットは、前記ボンネッ
トを開くことにより上方に向けて取り外し可能とし、前
記一体型防護ネットは、前記ガードを開くことによりエ
アコンディショナ用コンデンサの前面側に向けて取り外
し可能としたので、一体型防護ネットは側部ガードを開
くことにより取り外し可能となり、このためボンネット
を大型化する必要なく、ラジエータ防護ネット，オイル
クーラ防護ネット及び一体型防護ネットの取り外し，取
り付け作業を容易にでき、メンテナンス性が向上でき
る。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。従来技術と同一の構成要素
を示すものには同一の符号を付す。図1は本発明の一実
施形態の冷却装置の構成を示す模式図である。図におい
て、３０は一体型防護ネットである。
に基づいて詳細に説明する。従来技術と同一の構成要素
を示すものには同一の符号を付す。図1は本発明の一実
施形態の冷却装置の構成を示す模式図である。図におい
て、３０は一体型防護ネットである。
【００１７】図２及び図３は、図１の一体型防護ネット
３０を示す側面図及び正面図である。図において、３１
はネット部材、３２は基部、３３は吸気導入口、３４は
吸気導出口、３６はターボチャージャ用インタークーラ
に一体型防護ネット３０の基部３２を固定するための蝶
ねじである。
３０を示す側面図及び正面図である。図において、３１
はネット部材、３２は基部、３３は吸気導入口、３４は
吸気導出口、３６はターボチャージャ用インタークーラ
に一体型防護ネット３０の基部３２を固定するための蝶
ねじである。
【００１８】図１〜図３において、本発明の実施形態の
構成を説明する。本実施形態において本発明を適用する
油圧ショベルは図６に示す従来技術のものと同様であ
る。油圧ショベルが作業を行うに当たっては、エンジン
６を始動させ、エンジン６の回転により油圧ポンプ７を
回転させて、これにより、作業装置３を作動させる油圧
シリンダ等や、図示しない旋回用の旋回モータ、走行用
の走行モータ等の油圧アクチュエータへ作動油を供給す
る。油圧ポンプ７より吐出される加圧された作動油によ
りこれらの油圧アクチュエータが作動し、油圧ショベル
は作業を行うことができる。エンジン６は水冷式のディ
ーゼルエンジンが使用されることが多く、このためエン
ジン６冷却用の冷却水用ラジエータ９が必要となる。ま
た油圧アクチュエータを作動させる作動油は加圧される
ため圧縮され熱を発生し、高温になる。このためこれを
冷却するために作動油用オイルクーラ１０が必要とな
る。通常、これら冷却水用ラジエータ９と作動油用オイ
ルクーラ１０は、エンジン６のエンジン出力軸１６に直
接或いは間接的に取り付けられた冷却ファン８により発
生される冷却空気の風流２４により冷却されるように、
風流２４に対して直交するように冷却ファン８の半径方
向に並列に配置される。冷却空気はボンネット５の側方
の上部ガード１４に形成された冷却空気導入口１５より
導入され、矢印２４のような風流をおこす。
構成を説明する。本実施形態において本発明を適用する
油圧ショベルは図６に示す従来技術のものと同様であ
る。油圧ショベルが作業を行うに当たっては、エンジン
６を始動させ、エンジン６の回転により油圧ポンプ７を
回転させて、これにより、作業装置３を作動させる油圧
シリンダ等や、図示しない旋回用の旋回モータ、走行用
の走行モータ等の油圧アクチュエータへ作動油を供給す
る。油圧ポンプ７より吐出される加圧された作動油によ
りこれらの油圧アクチュエータが作動し、油圧ショベル
は作業を行うことができる。エンジン６は水冷式のディ
ーゼルエンジンが使用されることが多く、このためエン
ジン６冷却用の冷却水用ラジエータ９が必要となる。ま
た油圧アクチュエータを作動させる作動油は加圧される
ため圧縮され熱を発生し、高温になる。このためこれを
冷却するために作動油用オイルクーラ１０が必要とな
る。通常、これら冷却水用ラジエータ９と作動油用オイ
ルクーラ１０は、エンジン６のエンジン出力軸１６に直
接或いは間接的に取り付けられた冷却ファン８により発
生される冷却空気の風流２４により冷却されるように、
風流２４に対して直交するように冷却ファン８の半径方
向に並列に配置される。冷却空気はボンネット５の側方
の上部ガード１４に形成された冷却空気導入口１５より
導入され、矢印２４のような風流をおこす。
【００１９】また油圧ショベルは近年高出力化されてお
り、これに伴ってエンジン６にターボチャージャが取り
付けられている。ターボチャージャでは加給気を冷却す
ることにより、より加給効率を向上できるため、加給気
冷却用のターボチャージャ用インタークーラ１１が取り
付けられる。また、近年油圧ショベルではキャブ２にエ
アコンディショナが装備されたものが多い。これらター
ボチャージャ用インタークーラ１１やエアコンディショ
ナ用コンデンサ１２はともに冷却する必要があるもので
あるので、冷却ファン８の風流２４上に配置される。こ
のとき、表面積や冷却される熱量の関係から、風上に向
かって、エアコンディショナ用コンデンサ１２、ターボ
チャージャ用インタークーラ１１、作動油用オイルクー
ラ１０、冷却水用ラジエータ９の順に配置することが望
ましい。
り、これに伴ってエンジン６にターボチャージャが取り
付けられている。ターボチャージャでは加給気を冷却す
ることにより、より加給効率を向上できるため、加給気
冷却用のターボチャージャ用インタークーラ１１が取り
付けられる。また、近年油圧ショベルではキャブ２にエ
アコンディショナが装備されたものが多い。これらター
ボチャージャ用インタークーラ１１やエアコンディショ
ナ用コンデンサ１２はともに冷却する必要があるもので
あるので、冷却ファン８の風流２４上に配置される。こ
のとき、表面積や冷却される熱量の関係から、風上に向
かって、エアコンディショナ用コンデンサ１２、ターボ
チャージャ用インタークーラ１１、作動油用オイルクー
ラ１０、冷却水用ラジエータ９の順に配置することが望
ましい。
【００２０】冷却水用ラジエータ９、作動油用オイルク
ーラ１０にはそれぞれ防虫、防塵用の防護ネット１９，
２０が前面側に設けられている。これにより冷却水用ラ
ジエータ９及び作動油用オイルクーラ１０の冷却フィン
の目詰まりを防ぎ、防護ネット１９，２０を取り外して
洗浄することで冷却効率を維持できるようにされてい
る。これらの防護ネット１９，２０はボンネット５を開
放することにより、開放部分から上方に向けて抜き取り
可能となっている。
ーラ１０にはそれぞれ防虫、防塵用の防護ネット１９，
２０が前面側に設けられている。これにより冷却水用ラ
ジエータ９及び作動油用オイルクーラ１０の冷却フィン
の目詰まりを防ぎ、防護ネット１９，２０を取り外して
洗浄することで冷却効率を維持できるようにされてい
る。これらの防護ネット１９，２０はボンネット５を開
放することにより、開放部分から上方に向けて抜き取り
可能となっている。
【００２１】また、同様にターボチャージャ用インター
クーラ１１とエアコンディショナ用コンデンサ１２の前
面にも防虫、防塵のため防護ネットを取り付ける必要が
ある。表面積の違いや、エアコンディショナ用コンデン
サ１２とターボチャージャ用インタークーラ１１との間
からターボチャージャ用インタークーラ１１に取り込ま
れる冷却空気のため、これらそれぞれに防護ネットを取
り付ける必要があるのであるが、本実施形態において
は、ターボチャージャ用インタークーラ１１の前面とエ
アコンディショナ用コンデンサ１２を覆うようにターボ
チャージャ用インタークーラ１１の外周に対して一体型
防護ネット３０の基部３２を蝶ねじ３６により固定し、
この一体型防護ネット３０のネット部材３１は立体形成
により側面視台形状とし、エアコンディショナ用コンデ
ンサ１２の前面から被せるようにしてある。
クーラ１１とエアコンディショナ用コンデンサ１２の前
面にも防虫、防塵のため防護ネットを取り付ける必要が
ある。表面積の違いや、エアコンディショナ用コンデン
サ１２とターボチャージャ用インタークーラ１１との間
からターボチャージャ用インタークーラ１１に取り込ま
れる冷却空気のため、これらそれぞれに防護ネットを取
り付ける必要があるのであるが、本実施形態において
は、ターボチャージャ用インタークーラ１１の前面とエ
アコンディショナ用コンデンサ１２を覆うようにターボ
チャージャ用インタークーラ１１の外周に対して一体型
防護ネット３０の基部３２を蝶ねじ３６により固定し、
この一体型防護ネット３０のネット部材３１は立体形成
により側面視台形状とし、エアコンディショナ用コンデ
ンサ１２の前面から被せるようにしてある。
【００２２】次に図１〜図３に示す本発明の一実施形態
の作用について述べる。本実施形態によれば、エンジン
６を駆動させると冷却ファン８が回転し、これにより冷
却空気が風流２４となり、上部ガード１４の冷却空気導
入口１５を通過して、まず一体型防護ネット３０を通過
し、虫や塵がこの一体型防護ネット３０により取り除か
れた後、エアコンディショナ用コンデンサ１２の冷却フ
ィン間を通過し、続いてターボチャージャ用インターク
ーラ１１の冷却フィン間を通過する。またエアコンディ
ショナ用コンデンサ１２はターボチャージャ用インター
クーラ１１より小型であるので、一部の風流２４は一体
型防護ネット３０を通過した後、直接ターボチャージャ
用インタークーラ１１の冷却フィン間を通る。更にター
ボチャージャ用インタークーラ１１を通過した風流２４
及び冷却空気導入口からの直接の風流２４が作動油用オ
イルクーラ１０の防護ネット２０を通過し、さらに作動
油用オイルクーラ１０の冷却フィン間を通過する。そし
て更に作動油用オイルクーラ１０を通過した風流２４及
び作動油用オイルクーラ１０と冷却水用ラジエータ９の
間からはいる風流２４が冷却水用ラジエータ９の防護ネ
ット１９を通過し、さらに冷却水用ラジエータ９を通過
する。その後、ファンシュラウド２３に導かれて冷却フ
ァン８によりエンジン６側に排出され、エンジン６自体
の熱を冷却しながら、図示しない冷却空気排出口より外
部に排出される。
の作用について述べる。本実施形態によれば、エンジン
６を駆動させると冷却ファン８が回転し、これにより冷
却空気が風流２４となり、上部ガード１４の冷却空気導
入口１５を通過して、まず一体型防護ネット３０を通過
し、虫や塵がこの一体型防護ネット３０により取り除か
れた後、エアコンディショナ用コンデンサ１２の冷却フ
ィン間を通過し、続いてターボチャージャ用インターク
ーラ１１の冷却フィン間を通過する。またエアコンディ
ショナ用コンデンサ１２はターボチャージャ用インター
クーラ１１より小型であるので、一部の風流２４は一体
型防護ネット３０を通過した後、直接ターボチャージャ
用インタークーラ１１の冷却フィン間を通る。更にター
ボチャージャ用インタークーラ１１を通過した風流２４
及び冷却空気導入口からの直接の風流２４が作動油用オ
イルクーラ１０の防護ネット２０を通過し、さらに作動
油用オイルクーラ１０の冷却フィン間を通過する。そし
て更に作動油用オイルクーラ１０を通過した風流２４及
び作動油用オイルクーラ１０と冷却水用ラジエータ９の
間からはいる風流２４が冷却水用ラジエータ９の防護ネ
ット１９を通過し、さらに冷却水用ラジエータ９を通過
する。その後、ファンシュラウド２３に導かれて冷却フ
ァン８によりエンジン６側に排出され、エンジン６自体
の熱を冷却しながら、図示しない冷却空気排出口より外
部に排出される。
【００２３】この実施形態によれば、冷却水用ラジエー
タ９及び作動油用オイルクーラ１０の防護ネット１９，
２０は従来技術同様ボンネット５を開放することにより
容易に上方に抜き取り可能な位置に配置されているの
で、取り外して清掃を行うといったメンテナンス作業は
容易に行える。また側部ガード１３を開放すれば、正面
に一体型防護ネット３０をターボチャージャ用インター
クーラ１１に固定している蝶ねじ３６があり、これを取
り外せば、一体型防護ネット３０は容易に側部ガード１
３の開放部分から取り外し、清掃を行うことができ、メ
ンテナンス性が良好である。また、この実施形態の一体
型防護ネット３０では基部を除く全面がネット部材３１
となるため、通気効率がよく、また一体型防護ネット３
０を製作するにあたり部品点数が削減できる。
タ９及び作動油用オイルクーラ１０の防護ネット１９，
２０は従来技術同様ボンネット５を開放することにより
容易に上方に抜き取り可能な位置に配置されているの
で、取り外して清掃を行うといったメンテナンス作業は
容易に行える。また側部ガード１３を開放すれば、正面
に一体型防護ネット３０をターボチャージャ用インター
クーラ１１に固定している蝶ねじ３６があり、これを取
り外せば、一体型防護ネット３０は容易に側部ガード１
３の開放部分から取り外し、清掃を行うことができ、メ
ンテナンス性が良好である。また、この実施形態の一体
型防護ネット３０では基部を除く全面がネット部材３１
となるため、通気効率がよく、また一体型防護ネット３
０を製作するにあたり部品点数が削減できる。
【００２４】図４及び図５は、一体型防護ネットの他の
実施形態を示す側面図及び正面図である。３７は一体型
防護ネット、３８はフレーム部材、３９はネット部材、
４０は基部である。この実施形態によれば、フレーム部
材３８により枠組みを形成し、これにネット部材３９を
固着して一体型防護ネット３７を形成しているので、図
２に示される実施形態のようにネット部材を立体形成す
る必要がなく、製作が容易である。基本的な作用につい
ては図１〜図３に示される実施形態のものと同様であ
る。なお一体型防護ネット３７の形状についてはこれら
の実施形態の形状に限定されるものではなく、エアコン
ディショナ用コンデンサ１２とターボチャージャ用イン
タークーラ１１の前面を一体的に覆うものであれば良
い。
実施形態を示す側面図及び正面図である。３７は一体型
防護ネット、３８はフレーム部材、３９はネット部材、
４０は基部である。この実施形態によれば、フレーム部
材３８により枠組みを形成し、これにネット部材３９を
固着して一体型防護ネット３７を形成しているので、図
２に示される実施形態のようにネット部材を立体形成す
る必要がなく、製作が容易である。基本的な作用につい
ては図１〜図３に示される実施形態のものと同様であ
る。なお一体型防護ネット３７の形状についてはこれら
の実施形態の形状に限定されるものではなく、エアコン
ディショナ用コンデンサ１２とターボチャージャ用イン
タークーラ１１の前面を一体的に覆うものであれば良
い。
【００２５】
【発明の効果】請求項１記載の発明によれば、ターボチ
ャージャ用インタークーラ及びエアコンディショナ用コ
ンデンサの両方を一体的に前面から覆う一体型防護ネッ
トにより、防虫、防塵効果を得るものとしたので、この
一体型防護ネットは最も前方に配置される例えばエアコ
ンディショナ用コンデンサの前面から前方に向けて取り
外すことが可能となり、また一体的に形成されているた
め、一体型防護ネットの取り外し、取り付け、清掃を一
つの一体型防護ネットに対して行えばよく、メンテナン
ス性が向上できる。
ャージャ用インタークーラ及びエアコンディショナ用コ
ンデンサの両方を一体的に前面から覆う一体型防護ネッ
トにより、防虫、防塵効果を得るものとしたので、この
一体型防護ネットは最も前方に配置される例えばエアコ
ンディショナ用コンデンサの前面から前方に向けて取り
外すことが可能となり、また一体的に形成されているた
め、一体型防護ネットの取り外し、取り付け、清掃を一
つの一体型防護ネットに対して行えばよく、メンテナン
ス性が向上できる。
【００２６】更に請求項２記載の発明によれば、建設機
械を製造する場合、ターボチャージャ用インタークー
ラ，エアコンディショナ用コンデンサ及び一体型防護ネ
ットを予め組み付けてアッセン化したのちに、機体に組
み付けることができ、生産性が向上できる。また一体型
防護ネットを別途機体に固定した場合には、機体から受
ける振動により一体型防護ネットに発生する振動の振幅
と、ターボチャージャ用インタークーラに発生する振幅
との相違により、両者が干渉，離間を繰り返し、これに
より一体型防護ネットの破損や騒音の発生が予想される
が、本発明の場合は、こうした状況を回避することがで
きる。
械を製造する場合、ターボチャージャ用インタークー
ラ，エアコンディショナ用コンデンサ及び一体型防護ネ
ットを予め組み付けてアッセン化したのちに、機体に組
み付けることができ、生産性が向上できる。また一体型
防護ネットを別途機体に固定した場合には、機体から受
ける振動により一体型防護ネットに発生する振動の振幅
と、ターボチャージャ用インタークーラに発生する振幅
との相違により、両者が干渉，離間を繰り返し、これに
より一体型防護ネットの破損や騒音の発生が予想される
が、本発明の場合は、こうした状況を回避することがで
きる。
【００２７】更に請求項３記載の発明によれば、一体型
防護ネットは側部ガードを開くことにより取り外し可能
となり、このためボンネットを大型化する必要なく、ラ
ジエータ防護ネット，オイルクーラ防護ネット及び一体
型防護ネットの取り外し，取り付け作業を容易にでき、
メンテナンス性が向上できる。
防護ネットは側部ガードを開くことにより取り外し可能
となり、このためボンネットを大型化する必要なく、ラ
ジエータ防護ネット，オイルクーラ防護ネット及び一体
型防護ネットの取り外し，取り付け作業を容易にでき、
メンテナンス性が向上できる。
【図１】本発明の一実施形態の冷却装置を示す模式図で
ある。
ある。
【図２】図１における冷却装置の一体型防護ネットを示
す側面図である。
す側面図である。
【図３】図２の一体型防護ネットの正面図である。
【図４】他の実施形態の一体型防護ネットを示す側面図
である。
である。
【図５】図４の一体型防護ネットの正面図である。
【図６】従来技術の油圧ショベルの上部旋回体を示す平
面図である。
面図である。
【図７】図６に示す油圧ショベルの従来技術の冷却装置
を示す模式図である。
を示す模式図である。
１ 上部旋回体 ５ ボンネット ６ エンジン ７ 油圧ポンプ ８ 冷却ファン ９ 冷却水用ラジエータ １０ 作動油用オイルクーラ １１ ターボチャージャ用インタークーラ １２ エアコンディショナ用コンデンサ １３ 側部ガード １４ 上部ガード １５ 冷却空気導入口 １６ エンジン出力軸 １９ ラジエータ用防護ネット ２０ オイルクーラ用防護ネット ２１ インタークーラ用防護ネット ２２ コンデンサ用防護ネット ２３ ファンシュラウド ２４ 風流 ３０，３７ 一体型防護ネット ３１，３９ ネット部材 ３２，３６ 基部 ３６ 蝶ねじ ３８ フレーム部材
Claims (3)
- 【請求項１】 機体上に配置されたエンジンと、前記エ
ンジンにより回転される冷却ファンと、前記冷却ファン
の風流により冷却される冷却水用ラジエータと、前記冷
却ファンの風流により冷却される作動油用オイルクーラ
と、前記冷却ファンの風流により冷却されるターボチャ
ージャ用インタークーラと、前記冷却ファンの風流によ
り冷却されるエアコンディショナ用コンデンサとを有す
る建設機械において、前記ターボチャージャ用インター
クーラと前記エアコンディショナ用コンデンサを近接し
て並列に配置し、前記ターボチャージャ用インタークー
ラの前面と前記エアコンディショナ用コンデンサの前面
を一体的に覆う一体型防護ネットを有することを特徴と
する建設機械の冷却装置。 - 【請求項２】 前記一体型防護ネットは、前記ターボチ
ャージャ用インタークーラに対して固定されることを特
徴とする請求項１記載の建設機械の冷却装置。 - 【請求項３】 前記エンジン，冷却ファン，冷却水用ラ
ジエータ及び作動油用オイルクーラの上方を覆う開閉可
能なボンネットと、前記エアコンディショナ用コンデン
サ及びターボチャージャ用インタークーラの前方を覆う
開閉可能な側部ガードとを有し、前記冷却水用ラジエー
タのラジエータ防護ネットと、前記作動油用オイルクー
ラのオイルクーラ防護ネットは、前記ボンネットを開く
ことにより上方に向けて取り外し可能とし、前記一体型
防護ネットは、前記ガードを開くことによりエアコンデ
ィショナ用コンデンサの前面側に向けて取り外し可能と
したことを特徴とする請求項１或いは２記載の建設機械
の冷却装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10357211A JP2000177403A (ja) | 1998-12-16 | 1998-12-16 | 建設機械の冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10357211A JP2000177403A (ja) | 1998-12-16 | 1998-12-16 | 建設機械の冷却装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000177403A true JP2000177403A (ja) | 2000-06-27 |
Family
ID=18452958
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10357211A Pending JP2000177403A (ja) | 1998-12-16 | 1998-12-16 | 建設機械の冷却装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000177403A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE112005000503B4 (de) * | 2004-03-09 | 2014-03-06 | Scania Cv Ab (Publ) | Verfahren und Vorrichtung zum Aufrechterhalten einer effizienten Kühlung für luftgekühlte Einrichtungen |
| CN103851768A (zh) * | 2014-03-25 | 2014-06-11 | 国家电网公司 | 空调防尘防漂浮物网 |
| CN104806341A (zh) * | 2015-05-04 | 2015-07-29 | 重庆科克发动机技术有限公司 | 一种集装箱发电机组冷却***的散热结构 |
| JP2017133353A (ja) * | 2016-01-25 | 2017-08-03 | 住友建機株式会社 | ショベル |
| CN111395438A (zh) * | 2020-04-16 | 2020-07-10 | 温州芬嘉科技有限公司 | 一种带有空气过滤功能的推土机驾驶室顶 |
-
1998
- 1998-12-16 JP JP10357211A patent/JP2000177403A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE112005000503B4 (de) * | 2004-03-09 | 2014-03-06 | Scania Cv Ab (Publ) | Verfahren und Vorrichtung zum Aufrechterhalten einer effizienten Kühlung für luftgekühlte Einrichtungen |
| CN103851768A (zh) * | 2014-03-25 | 2014-06-11 | 国家电网公司 | 空调防尘防漂浮物网 |
| CN103851768B (zh) * | 2014-03-25 | 2017-03-15 | 国家电网公司 | 空调防尘防漂浮物网 |
| CN104806341A (zh) * | 2015-05-04 | 2015-07-29 | 重庆科克发动机技术有限公司 | 一种集装箱发电机组冷却***的散热结构 |
| JP2017133353A (ja) * | 2016-01-25 | 2017-08-03 | 住友建機株式会社 | ショベル |
| CN111395438A (zh) * | 2020-04-16 | 2020-07-10 | 温州芬嘉科技有限公司 | 一种带有空气过滤功能的推土机驾驶室顶 |
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