JP2000173136A - ガイドローラー - Google Patents

ガイドローラー

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JP2000173136A
JP2000173136A JP10345966A JP34596698A JP2000173136A JP 2000173136 A JP2000173136 A JP 2000173136A JP 10345966 A JP10345966 A JP 10345966A JP 34596698 A JP34596698 A JP 34596698A JP 2000173136 A JP2000173136 A JP 2000173136A
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roller
magnetic tape
shaft
tape
guide roller
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JP10345966A
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English (en)
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Kiichiro Nawa
幾一郎 縄
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は走行する磁気テープの案内を行なうガ
イドローラーに関し、ローラーの安定した回転を実現す
ることを課題とする。 【解決手段】走行する磁気テープの上縁の位置規制を行
なう上フランジ28と、磁気テープの走行を案内するロ
ーラー27と、磁気テープがローラー27から脱落する
のを防止する下フランジ部27c(ローラー27と一体
的な構成とされている)と、前記上フランジ28,ロー
ラー27を軸承するシャフトとを具備し、磁気テープが
ローラー27に印加する印加力F4が、ローラー27に
不均一に印加されるガイドローラーにおいて、前記ロー
ラー27に対し印加力F4が最も強く印加されるローラ
ー部下端52の位置が、ローラー27のガイドローラー
上端50とガイドローラー下端51との間の位置となる
よう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガイドローラーに係
り、特に走行する磁気テープの案内を行なうガイドロー
ラーに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、磁気記録再生装置として、いわ
ゆるDAT(デジタルオーディオテープレコーダ)が知
られている。このDATは、ガイドローラーが取り付け
られたローディングベースをガイド溝に沿って移動させ
ることにより小型テープカセットから磁気テープを引き
出し、回転シリンダに所定範囲にわたり巻回してデジタ
ル記録再生を行う構成となっている。
【0003】図6及び図7は、従来のガイドローラー3
0を示している。ガイドローラー30は、走行する磁気
テープ(図示せず)の上縁の位置規制を行なう上フラン
ジ32と、磁気テープの走行を案内するローラー34
と、磁気テープがローラー34から脱落するのを防止す
る下フランジ38と、テープ走行位置の調整を行なう位
置調整雄ねじ部36と、これらの各構成要素を軸承する
シャフト35等により構成されている。
【0004】上フランジ32,下フランジ38,及び位
置調整雄ねじ部36はシャフト35に圧入されることに
より固定されており、またローラー34は中心に形成さ
れた孔39にシャフト35が挿通されることにより、シ
ャフト35に回転自在の構成で軸承されている。また、
ローラー34の下面は下フランジ38と当接しており、
これによりローラー34がシャフト35から抜け落ちる
ことを防止している。
【0005】上記構成とされたガイドローラー30は、
ローディングベース40に立設された上で磁気記録再生
装置に組付けられる。ローディングベース40にはポス
トベースブッシュ33が設けられており、ガイドローラ
ー30のシャフト35はこのポストベースブッシュ33
内に形成されている挿入孔41内に挿入される構成とな
っている。
【0006】また、この挿入孔41の上部には、上記し
た位置調整雄ネジ部36が螺合する位置値調整雌ネジ部
37が形成されており、この位置値調整雌ネジ部37と
位置調整雄ネジ部36とにより、上フランジ32の高さ
位置を決めることができ、よって磁気テープの走行位置
を調整することができる。図8は、磁気テープ43がテ
ープローディングされた状態を示している。このテープ
ローディング状態では、磁気テープ43はガイドローラ
ー30,傾斜ポスト42等に案内され、回転シリンダ4
4にヘリカル状(螺旋状)に所定角度にわたり添接され
た状態となっている。
【0007】ところで、磁気テープ43はテープカセッ
ト(図示せず)から引き出される時、その供給側と巻き
取り側でテープ高さは等しくなっている。これに対し、
図8に示すように、回転シリンダ44には磁気テープ4
3をヘリカル状に添接する必要があり、よって磁気テー
プ43の回転シリンダー44への進入位置は排出位置に
比べて高くなっている。このため、ガイドローラー3
0,傾斜ポスト42に傾斜を持たせ、上記のテープパス
を形成するよう構成している。
【0008】また、精度の高い磁気記録再生処理を行な
うためには、回転シリンダー44に形成されているリー
ド47(磁気テープ43の走行案内を行なう段差部)に
磁気テープ43の下縁が沿うよう、テープ走行位置を精
度よく決める必要がある。このテープ走行位置の位置決
めは、ガイドローラー30の主に上フランジ32が磁気
テープ43の上縁を規制することにより行なっている。
【0009】よって、上フランジ32による磁気テープ
43の走行位置規制が行い易くなるよう、ガイドローラ
ー30及び傾斜ポスト42の傾斜角は、磁気テープ43
の上縁のテープテンションが下縁のテープテンションに
比べて小さくなるよう設定されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ローラー3
4がシャフト35に軸承された状態で円滑に回転するた
めには、図9(A)に示すように、ローラー34のロー
ラー上端45に磁気テープ43から印加される印加力F
1とローラー34のローラー下端46に印加される印加
力F2とが等しいことが望ましい。これにより、ローラ
ー34は傾くことなくシャフト35を中心として回転す
ることができる。尚、この磁気テープ43から印加され
る各印加力F1,F2は、磁気テープ43のテープテン
ションと比例する。
【0011】しかるに、上記のように磁気テープ43の
上縁のテープテンションが下縁のテープテンションに比
べて小さくなるよう構成すると、これに伴い磁気テープ
43からローラー34に印加される印加力F3は、図9
(B)に示されるように、主にローラー34のローラー
下端46に集中的に印加される。これにより、孔39の
下端に位置する孔下端49はシャフト35と摺接する
が、孔上端48はシャフト35と摺接したり、摺接しな
かったりする不安定な状態となる。また、孔39が形成
する孔下端49が印加力F3の印加位置より上方にある
場合、ローラー34はシャフト35に対して斜めに傾い
た状態となって回転する。
【0012】従って、ローラー34は安定した回転軸を
形成することができず、シャフト35に対し斜めに傾い
た状態で回転する不安定な回転となり、テープ変動やテ
ープダメージを引き起こす原因になるという問題点が生
じる。また、ローラー34は局所的にシャフト35と摺
接する構成となるため、この摺接位置が偏摩耗し、よっ
てガイドローラー30の寿命が短くなるという問題点も
生じる。更に、上記のようにローラー34の回転が不安
定であると、テープの変動やテープカール等のテープダ
メージが生じ、狭トラック化,磁気テープ43の薄手化
等の高密度記録化への障害となるという問題点がある。
尚、図9では、シャフト35とローラー34の孔39と
の間のクリアランスを誇張して図示している。
【0013】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、ローラーの安定した回転を実現しうるガイドロー
ラーを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本願発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴
とするものである。請求項1記載の発明は、走行する磁
気テープの上縁の位置規制を行なう上フランジと、前記
磁気テープの走行を案内するローラーと、前記磁気テー
プが前記ローラーから脱落するのを防止する下フランジ
と、前記上フランジ,ローラー,及び下フランジを軸承
するシャフトとを具備し、前記磁気テープが前記ローラ
ーに印加する印加力が、前記ローラーに不均一に印加さ
れるガイドローラーにおいて、前記ローラーに対し前記
印加力が最も強く印加される印加位置が、前記ローラー
の軸受部の上端と下端との間位置となるよう構成したこ
とを特徴とするものである。
【0015】また、請求項2記載の発明は、前記請求項
1記載のガイドローラーにおいて、前記下フランジと前
記ローラーとを別体とし、前記下フランジを前記シャフ
トに固定したことを特徴とするものである。上記の各手
段は、次のように作用する。
【0016】請求項1記載の発明によれば、ローラーに
対し磁気テープの印加力が最も強く印加される印加位置
が、ローラーの軸受部の上端と下端との間位置となるよ
う構成したことにより、ローラーにはその軸受部下縁と
シャフトとの摺接位置を支点とし、上縁にもローラーを
シャフトに沿わせる方向に印加力が作用する。このた
め、シャフトに対しローラーの摺接状態は安定化し、ロ
ーラーの回転を円滑化することができる。
【0017】また、請求項2記載の発明によれば、下フ
ランジとローラーとを別体とし、下フランジをシャフト
に固定したことにより、ローラーの形成を容易化するこ
とができる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面と共に説明する。図1乃至図3は本発明の一実施例
であるガイドローラー16,17を示しており、図4は
ガイドローラー16,17が適用される磁気記録再生装
置1(以下、単に装置という)の一例を示している。先
ず、図4を用いて装置1の構成について簡単に説明す
る。
【0019】図4に示す装置1は、ロータリタイプのデ
ジタルオーディオテープレコーダ(DAT)であり、シ
ャーシ2上にカセット装着脱機構3、リール駆動機構
4、回転シリンダ5、テープローディング機構6等が配
設されている。これらの機構・装置は全てシャーシ2の
上部よりシャーシ2に組付けることができる構成とされ
ており、組立て工程の簡易化が図られている。
【0020】カセット装着脱機構3は、テープカセット
(図示せず)を装置1内の所定記録再生処理位置に装着
するためのものであり、本実施例では所謂カンガルーポ
ケットタイプのカセット装着脱機構を用いている。リー
ル駆動機構4は、供給側リール9及び巻取り側リール1
0を回転駆動するための機構であり、またその駆動源は
本実施例ではキャプスタンモータ11とされている。各
リール9,10は、装置1のモード(例えば記録・再生
モード、早送り・巻き戻しモード、サーチモード等)に
よりその回転速度,回転方向等が制御される構成となっ
ている。
【0021】このためリール駆動機構4内には種々の歯
車,プーリ、アイドラ等(図に現れず)がコンパクトに
配設されている。これらのリール駆動機構4を構成する
各部品は、強度の高い樹脂等により構成されており、よ
って多数の部品により構成されている機構であるにも拘
わらず薄型化が図られている。回転シリンダ5は硬質樹
脂により形成されたドラムベース7に取りつけられてい
る。磁気テープはこの回転シリンダ5に対してヘリカル
状(螺旋状)に所定の角度にわたり添接される構成とさ
れている。
【0022】テープローディング機構6は、テープカセ
ットより磁気テープを引き出し上記の回転シリンダ5に
所定角度にわたり巻き付けるための機構である。このテ
ープローディング機構6は、所謂Mローディングを採用
しており、図示しないリンク機構により一対のローディ
ングベース12,13をドラムベース7に形成されたガ
イド溝14,15に沿って移動させ、これに伴い磁気テ
ープをローディング或いはアンローディングする構成と
されている。
【0023】ローディングベース12,13は、本発明
の特徴となるガイドローラー16,17が配設されるも
のである。ここで、ガイドローラー16,17を図1及
び図2に拡大して示し、以下説明する。尚、図1及び図
2はガイドローラー16及びローディングベース12の
みを拡大して示しているが、ガイドローラー17及びロ
ーディングベース13もその基本構成はガイドローラー
16,ローディングベース12と同一である。
【0024】ローディングベース12,13は、図2に
示されるように、ガイドローラー16,17が取り付け
られると共に、その上部に傾斜ポール18,19が立設
された構成とされている。また、ローディングベース1
2,13には、ガイドローラー16,17の高さ調整及
び取り付けを行うためのポストベースブッシュ20が設
けられている。尚、21は前記したリンク機構と接続す
るための接続ピンである。
【0025】ガイドローラー16,17は、大略すると
上フランジ28,ローラー27,シャフト23,及び位
置調整雄ねじ部24等により構成されている。上フラン
ジ28は、シャフト23の上端部に圧入されることによ
り固定された鍔状の部材である。この上フランジ28
は、走行する磁気テープの上縁が摺接することにより、
磁気テープの走行位置を規制する機能を奏するものであ
る。
【0026】ローラー27は中央に形成された孔29に
シャフト23を挿通することにより、シャフト23に回
転可能に配設されており、磁気テープ29の走行を案内
する機能を奏するものである。尚、説明の便宜上、この
ローラー27の詳細については後述するものとする。位
置調整雄ねじ部24は、シャフト23に圧入されること
により固定された構成とされている。また、その配設位
置は、ローラー27の配設位置より下部の所定位置に選
定されている。シャフト23は、位置調整雄ねじ部24
の配設位置より下方に長く延出するよう構成されてい
る。
【0027】一方、ローディングベース12,13に設
けられているポストベースブッシュ20は、その内部下
方にガイドローラー16,17のシャフト23が挿入さ
れる挿入孔25が形成されている。また、挿入孔25の
上部には、位置値調整雌ネジ部26が形成されている。
この位置値調整雌ネジ部26は、上記の位置調整雄ネジ
部36と螺合し得る構成とされている。
【0028】上記構成において、ガイドローラー16,
17をローディングベース12,13に取り付けるに
は、先ず固定シャフト23をポストベースブッシュ20
の挿入孔25内に挿入する。続いて、位置調整雄ネジ部
24を位置値調整雌ネジ部26に螺合させ、位置調整雄
ネジ部36の螺進度によりローディングベース31に対
する上フランジ32の高さ位置を調整する。
【0029】これにより、上フランジ32の高さ位置は
所定高さに調整され、よって磁気テープの走行位置を適
正位置としうる状態でガイドローラー16,17をロー
ディングベース12,13に取り付けることができる。
続いて、図1乃至図3を用い、本発明の要部となるロー
ラー27の構成について説明する。
【0030】ローラー27は、ローラー部27a,下フ
ランジ部27b,及び下方延出部27cとにより構成さ
れている。ローラー部27aは磁気テープと添接する部
位であり、円筒形状とされている。また、下フランジ部
27bはローラー部27aの下端部外周に形成されてお
り、その直径寸法はローラー部27aの直径寸法に対し
て大きく設定されている。よって、下フランジ部27b
はローラー部27aに対して鍔状に延出した構成とされ
ている。これにより、磁気テープがローラー部27aか
ら離脱することを防止することができる。
【0031】また、下フランジ部27bの下部には、下
方延出部27cが形成されている。本実施例では、この
下方延出部27cはローラー部27aの直径径寸法より
小さい径寸法を有した構成としているが、下方延出部2
7cの直径寸法は磁気テープの走行や組立構成上邪魔に
ならない限り任意に設定することができる。尚、下方延
出部27cのシャフト23の軸方向に対する長さ(図1
に矢印Lで示す)は、後述するように、磁気テープから
印加される印加力F4により組立構成上支障のない範囲
で最適値に設定される。
【0032】また、上記のローラー27は、ローラー部
27a,下フランジ部27b,及び下方延出部27cを
一体的に形成した構成としている。このローラー27は
硬質樹脂或いは金属により形成されており、よって上記
形状を有するローラー27であっても、機械加工あるい
は樹脂成形処理を行なうことにより容易かつ安価に形成
することができる。
【0033】また、ローラー部27aと下フランジ部2
7bとを一体化したことにより、図6及び図7に示した
従来のガイドローラー30に比べ、部品点数の削減を図
ることができ、よってガイドローラー16,17の低コ
スト化を図ることができる。上記構成とされたローラー
27は、シャフト23に回転自在に軸承される。即ち、
ローラー27が回転する際、下フランジ部27bはロー
ラー部27aと一体的に回転する。このように、下フラ
ンジ部27bがローラー27と共に回転する構成とする
ことにより、磁気テープ29の下縁が下フランジ部27
bに摺接しても磁気テープ29にダメージを与えること
を防止することができる。
【0034】これにより、テープ走行中に磁気テープ2
9から磁性粉が脱落することを防止することができ、ま
た磁気テープ29に不要なカール等が発生することを防
止することができる。よって、磁気テープ29の走行安
定性を向上させることが可能となる。ここで、ローラー
27に形成された下方延出部27cの機能について、図
1,図2に加え図3を用いて説明する。図3はローラー
27がシャフト23に軸承された状態を示す要部構成図
である。尚、図3においては、下フランジ部27bの図
示は省略しており、またシャフト23とローラー27の
孔29との間のクリアランスは誇張して図示している。
【0035】前記した従来例に係るガイドローラー30
と同様に、本実施例に係るガイドローラー16(17)
においても、上フランジ28による磁気テープの走行位
置規制が行い易くなるよう、ガイドローラー16(1
7)及び傾斜ポスト18(19)の傾斜角は、磁気テー
プの上縁のテープテンションが下縁のテープテンション
に比べて小さくなるよう設定されている。
【0036】しかるに、磁気テープ43の上縁のテープ
テンションが下縁のテープテンションに比べて小さくな
るよう構成すると、図9(B)に示したように、磁気テ
ープ43からの印加力F3は主にローラー34のローラ
ー下端46に集中的に印加され、ローラー34はシャフ
ト35に対し斜めに傾いた状態で回転する不安定な回転
となり、テープ変動やテープダメージが発生してしまう
ことは前述した通りである。 そこで、本実施例ではロ
ーラー27の安定回転を実現するため、ローラー27に
下方延出部27cを形成した。以下、ローラー27に下
方延出部27cを設けることにより、ローラー27の回
転が安定化する理由について図3を用いて説明する。
【0037】図3(A)は、磁気テープが走行しておら
ず、よってテープテンションが発生していない状態にお
けるシャフト23とローラー27との状態を示してい
る。この図3(A)に示す状態から磁気テープが走行を
開始すると、磁気テープにはテープテンションが発生
し、よってローラー27には磁気テープからテープテン
ションに応じた印加力F4が印加される。
【0038】前記のようにテープテンションは、磁気テ
ープ43の上縁が下縁に比べて小さくなるよう設定され
ている。よって、ローラー27に対し最も強い印加力F
4が印加されるのは、図3(B)に示すように、ローラ
ー27が磁気テープ43の下縁と接する位置、即ちロー
ラー部27aの下端であるローラー下端52となる。
【0039】従来のガイドローラー30では、図9
(B)に示したように、ローラー34の下端部に印加力
F3が印加される構成とされていた。これに対し、本実
施例に係るガイドローラー16,17では、ローラー部
27aの下部に下方延出部27cが形成されているた
め、印加力F4が印加される位置(即ち、ローラー下端
52)は、ローラー27のガイドローラー上端50とガ
イドローラー下端51との間位置となる。
【0040】このように、ガイドローラー上端50とガ
イドローラー下端51との間に位置するローラー下端5
2に印加力F3が印加されることにより、ローラー27
には孔下端53とシャフト23との摺接位置を支点とし
て図3(B)に矢印Mで示すモーメント力が発生する。
このモーメント力Mは、ローラー27をシャフト23に
沿わせる作用を奏し、同図に示されるようにローラー2
7はシャフト23に沿って軸承された状態となる。
【0041】これにより、シャフト23に対しローラー
27の摺接状態は安定化し、ローラー27の回転を円滑
化することができる。また、シャフト23とローラー2
7とが局所的に摺接することがなくなるため、ガイドロ
ーラー16,17の寿命を延ばすことができる。図5
は、上記した実施例に係るガイドローラー16,17の
変形例であるガイドローラー60を示している。尚、同
図において、図1乃至図3に示したガイドローラー1
6,17と同一構成については、同一符号を付してその
説明を省略する。
【0042】前記した図1乃至図3に示したガイドロー
ラー16,17では、下フランジ部27bをローラー2
7に一体的に形成した構成とした。これに対し本変形例
に係るガイドローラー60は、下フランジ61とガイド
ローラー60とを別体とし、下フランジ61をシャフト
23に圧入した構成としたことを特徴とするものであ
る。
【0043】また、本変形例においても、前記したガイ
ドローラー16,17と同様の効果を実現するため、ロ
ーラー27の下部には下方延出部27Cが形成されてい
る。このため、下フランジ61の下方延出部27Cと対
向する位置には、台形状凹部62が形成されている。よ
って、組み立てられた状態において、下方延出部27C
は台形状凹部62内に位置し、またローラー27の下面
は台形状凹部62に連続して形成された鍔部63で摺動
自在に支持された構成となる。
【0044】このように、下フランジ61とガイドロー
ラー60とを別体構成とすることにより、先の実施例の
ようにローラー27に一体的に下フランジ部27bを形
成する構成に比べ、ローラー27を容易に形成すること
ができる。尚、上記した実施例では、装置1としてDA
T用の磁気記録再生装置を示したが、本発明はDAT以
外の磁気記録再生装置についても適用しうることは勿論
である。
【0045】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、次に述べる
種々の効果を実現することができる。請求項1記載の発
明によれば、ローラーにはその下縁とシャフトとの摺接
位置を支点とし、ローラーをシャフトに沿わせる方向に
印加力が作用するため、シャフトに対しローラーの摺接
状態は安定化し、ローラーの回転を円滑化することがで
き、テープ変動やテープダメージを低減することができ
る。
【0046】また、請求項2記載の発明によれば、ロー
ラーを容易に形成することができ、ローラーとシャフト
が局所的に摺接することがなくなるため、ローラーの寿
命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるガイドローラーを拡大
して示す断面図である。
【図2】本発明の一実施例であるガイドローラーをロー
ディングベースと共に示す分解図である。
【図3】本発明の一実施例であるガイドローラーの動作
を説明するための図である。
【図4】本発明の一実施例であるガイドローラーを適用
しうる磁気記録再生装置の一例を示す平面図である。
【図5】本発明の変形例を説明するための図である。
【図6】従来の一例であるガイドローラーをローディン
グベースと共に示す分解図である。
【図7】従来の一例であるガイドローラーの断面図であ
る。
【図8】磁気テープがテープローディングされた状態に
おけるガイドローラーを示す図である。
【図9】従来のガイドローラーで発生する問題点を説明
するための図である。
【符号の説明】
1 装置 2 シャーシ 5 回転シリンダ 6 テープローディング機構 7 ドラムベース 12,13 ローディングベース 14,15 ガイド溝 16,17,60 ガイドローラー 18,19 傾斜ポール 20 ポストベースブッシュ 23 シャフト 27 ローラー 27a ローラー部 27b 下フランジ部 27c 下方延出部 28 上フランジ 50 ガイドローラー上端 51 ガイドローラー下端 52 ローラー部下端 61 下フランジ 62 台形状凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行する磁気テープの上縁の位置規制を
    行なう上フランジと、前記磁気テープの走行を案内する
    ローラーと、前記磁気テープが前記ローラーから脱落す
    るのを防止する下フランジと、前記上フランジ,ローラ
    ー,及び下フランジを軸承するシャフトとを具備し、 前記磁気テープが前記ローラーに印加する印加力が、前
    記ローラーに不均一に印加されるガイドローラーにおい
    て、 前記ローラーに対し前記印加力が最も強く印加される印
    加位置が、前記ローラーの軸受部の上端と下端との間位
    置となるよう構成したことを特徴とするガイドローラ
    ー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のガイドローラーにおい
    て、 前記下フランジと前記ローラーとを別体とし、前記下フ
    ランジを前記シャフトに固定したことを特徴とするガイ
    ドローラー。
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