JP2000170667A - 可変容量型ベーンポンプ - Google Patents

可変容量型ベーンポンプ

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JP2000170667A
JP2000170667A JP10346760A JP34676098A JP2000170667A JP 2000170667 A JP2000170667 A JP 2000170667A JP 10346760 A JP10346760 A JP 10346760A JP 34676098 A JP34676098 A JP 34676098A JP 2000170667 A JP2000170667 A JP 2000170667A
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真澄 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポンプ高速回転領域においてポンプ吐出流量
特性を容易に安定させ得る可変容量型ベーンポンプを提
供する。 【解決手段】 吐出側ポンプ室12と吐出ポート18の
間には可変オリフィス25と固定オリフィス61が並列
に備えられ、カムリング5の両側には、可変オリフィス
25および固定オリフィス61の上流側の圧力が導入さ
れる第1の流体圧力室32と、可変オリフィス25およ
び固定オリフィス61の下流側の圧力が導入される第2
の流体圧力室31が備えられる。第2の流体圧力室31
側にはカムリング5の動作に追従するとともにカムリン
グ5を偏心増大方向に付勢するスプリング22が収容さ
れた制御プランジャ21が備えられ、カムリング5の偏
心量減少とともに、制御プランジャ基端側エッジ21b
が、可変オリフィス25の開口面積を狭めて行く。固定
オリフィス61の開口面積は、ポンプ高回転領域でポン
プ吐出流量が一定量に安定するように設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両のパワ
ーステアリング装置に用いられる可変容量型ベーンポン
プの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両のパワーステアリング装
置には、作動油を供給するポンプとして、可変容量型ベ
ーンポンプが用いられている。
【0003】図3〜図5には、このような可変容量ベー
ンポンプの従来例を示す。
【0004】図3、図4に示すように、ハウジング1の
略円形の収容凹部1aには、その底面(最奥部の側面)
側から、サイドプレート2、アダプタリング3が積層状
態で収容される。アダプタリング3の内側には、円環状
のカムリング5が、ピン4を回動支点として後述の駆動
軸8の左右に揺動可能に支持されている。このカムリン
グ5の内側には、ロータ6が収容される。また、収容凹
部1aの開口端は、カバー7により封鎖され、アダプタ
リング3、カムリング5、ロータ6の側面(サイドプレ
ート2と反対側の側面)は、カバー7に当接してシール
される。
【0005】収容凹部1aの底面には貫通穴1bが形成
され、この貫通穴1bには、駆動軸8がメタル軸受9を
介して回転自在に支持される。また、この駆動軸8の先
端側は、サイドプレート2、ロータ6を貫通して、カバ
ー7に形成された支持穴7aに達し、この支持穴7aに
メタル軸受10を介して回転自在に支持されている。ま
た、ロータ6は、この駆動軸8とスプライン結合し、駆
動軸8と一体に回転するようになっている。なお、駆動
軸8は図示されない動力機関により回転駆動される。
【0006】ロータ6の外周に形成された複数の切り欠
きには、それぞれ、ベーン11がロータ6の半径方向に
出没自在に収容される。これにより、駆動軸8の回転に
よりロータ6が回転すると、切り欠きから伸び出したベ
ーン11の先端が、カムリング5の内周面に当接し、こ
れらの各ベーン11の間に複数のポンプ室12が画成さ
れる。
【0007】サイドプレート2には、キドニー型の高圧
凹溝13Aと低圧凹溝14Aが形成される。高圧凹溝1
3Aと低圧凹溝14Aは、駆動軸8を挟んで対称な位置
に形成され、それぞれ吐出側と吸込側のポンプ室12に
臨むようになっている。また、カバー7には、ロータ6
を挟んでサイドプレート2側の高圧凹溝13Aおよび低
圧凹溝14Aと相対する位置に、キドニー型の高圧凹溝
13Bと低圧凹溝14Bが形成され、それぞれ吐出側と
吸込側のポンプ室12に臨んでいる。
【0008】高圧凹溝13Aは、サイドプレート2を貫
通する高圧通路15を介して、収容凹部1a底部(最奥
部)に形成された高圧室16に連通する。この高圧室1
6は、後述するように可変オリフィス25を介して吐出
ポート18と連通する。また、低圧凹溝14Bは、カバ
ー7に形成された低圧通路17を介して、吸込ポート1
9(さらにはタンクT)と連通する。
【0009】カムリング5は、前述したようにピン4を
回動支点として駆動軸8の左右に揺動可能であり、図4
に示すように駆動軸8に対して偏心した位置をとり得
る。これにより、駆動軸8の回転とともにロータ6が図
6の反時計回転方向に回転すると、この回転に伴って各
ポンプ室12の容積が変わって行く。そして、この回転
とともに拡大する吸込側(低圧凹溝14A、14B側)
のポンプ室12には吸込ポート19からの作動油が吸い
込まれる一方、この回転とともに縮小する吐出側(高圧
凹溝13A、13B側)のポンプ室12からは吐出ポー
ト18に向けて作動油が吐出される。
【0010】ハウジング1の側部には、収容凹部1aに
開口する(詳しくは、後述する第2の流体圧力室31に
開口する)プラグ穴1cが形成される。このプラグ穴1
cは、プラグ20が螺合状態で取り付けられることによ
り閉止される。
【0011】このプラグ20の収容凹部1a側に延びる
先端側にはシリンダ穴20aが開口し、このシリンダ穴
20aには制御プランジャ21が摺動自在に収容され
る。この制御プランジャ21の突出端(先端)は、アダ
プタリング3に形成された貫通穴3aを貫通して、カム
リング5の側面に当接する。
【0012】また、制御プランジャ21には、基端側に
開口するプランジャ中空部21aが形成されている。こ
のプランジャ中空部21a内にはスプリング22が収容
される。このスプリング22は、シリンダ穴20aの底
面とプランジャ中空部21aの底面との間に介装されて
おり、制御プランジャ21をカムリング5側に付勢し、
この制御プランジャ21を介してカムリング5をその最
大吐出位置に付勢している。
【0013】このように制御プランジャ21の中空部2
1a内にスプリング22を収容する構成を採ることによ
り、可変容量ポンプの小型化を図ることができる。な
お、スプリング22をプランジャ中空部21aに収容で
きるほど小型化したとしても、後述するように、第1の
流体圧力室32の反力F1には、スプリング22のバネ
力FSとともに第2の流体圧力室31の反力F2が対抗
するようになっているので、問題は生じない。
【0014】プラグ20の外周の所定の位置には凹部2
0bが形成され、この凹部20bとプラグ穴1cの間に
囲まれる領域に、環状の流体室23が形成される。ま
た、凹部20bには、プラグ20の側面を貫通してプラ
グ20の外周側とシリンダ穴20aとを連通する可変オ
リフィス25が開口する。高圧室16からの作動油は、
ハウジング1に形成された流体通路36を介して流体室
23に導入され、さらに可変オリフィス25を介してシ
リンダ穴20aおよびプランジャ中空部21aに導入さ
れる。プラグ穴1cの開口端部にはOリング24が備え
られ、流体室23のシールは確実になされるようになっ
ている。
【0015】可変オリフィス25の開口面積は、シリン
ダ穴20a内で摺動する制御プランジャ21の基端側エ
ッジ21bにより調節される。すなわち、可変オリフィ
ス25は、制御プランジャ21がシリンダ穴20a内に
後退して来るにしたがって基端側エッジ21bと重なっ
て、その開口面積が狭められるようになっている。
【0016】制御プランジャ21の側面には、複数の貫
通孔26が形成される。プランジャ中空部21aは、こ
れらの貫通孔26を介して、ハウジング1の収容凹部1
aとアダプタリング3の間に形成された流体室27に常
時連通する。この流体室27は、連通路28を介して吐
出ポート18に連通する。これにより、プランジャ中空
部21aは、貫通穴26、流体室27および連通路28
を介して、常時、吐出ポート18と連通している。
【0017】前述したように制御プランジャ21はアダ
プタリング3の貫通穴3aに貫通するようになっている
が、この場合、組み立て誤差を考慮して、貫通穴3aの
径は制御プランジャ21の径よりもわずかに大きく形成
されており、制御プランジャ21は貫通穴3aに遊嵌す
るようになっている。この制御プランジャ21と貫通穴
3aの間の遊び(隙間)が絞り29となり、流体室27
はこの絞り29を介して、アダプタリング3とカムリン
グ5の間にピン4およびシール30により画成された第
2の流体圧力室31に連通する。ここで、シール30は
アダプタリング3に固定されるもので、このシール30
とピン4により、アダプタリング3とカムリング5との
隙間からなる空間が、制御プランジャ21側の第2の流
体圧力室31と、制御プランジャ21と反対側の第1の
流体圧力室32とに画成される。これらの流体圧力室3
1、32は、ピン4を支点としたカムリング5の揺動に
より、相反的に拡大または縮小する。
【0018】また、可変容量ベーンポンプには、制御バ
ルブ40が一体に備えられる。この制御バルブ40のス
プール41は、ハウジング1に形成されたシリンダ42
に、基端側から摺動自在に収容される。シリンダ42の
開口端はプラグ43により閉鎖される。スプール41の
基端とシリンダ42の底部の間には、リターンスプリン
グ44が介装され、スプール41はこのリターンスプリ
ング44によりプラグ43側に付勢される。
【0019】スプール41は、基端にランド部41aを
備え、また軸方向の中央付近にランド部41bを備え
る。これらのランド部41a、41bにより、シリンダ
42は、シリンダ42底面とランド部41a(スプール
41基端)との間の低圧流体室45と、ランド部41
a、41bの間のドレン流体室46と、ランド部41b
とプラグ43との間の高圧流体室47とに画成される。
【0020】低圧流体室45は、オリフィス48、流体
圧力通路49を介して、可変オリフィス25下流の吐出
ポート18と連通する。また、ドレン流体室46は、ド
レンポート50からドレン通路57に接続され、タンク
Tに連通する。また、高圧流体室47は、流体圧力通路
58に接続され、流体通路36から分岐する流体圧力通
路59を介して高圧室16と連通する。
【0021】さらに、ドレン流体室46および高圧流体
室47は、スプール41の摺動位置にしたがって、ハウ
ジング1に形成されシリンダ42に開口する流体圧力通
路51およびアダプタリング3に形成されたオリフィス
52を介して、第1の流体圧力室32に連通する。
【0022】詳しく説明すると、図5に詳細に示すよう
に、ランド部41bのスプール軸方向の略中央には、ラ
ンド部41b外周を1周する環状溝53が形成される。
さらに、ランド部41bには、この環状溝53をドレン
流体室46に連通させるように、スプール軸方向に沿っ
てスリット54が切り欠かれる。環状溝53と高圧流体
室47とは、ランド部41bの切り欠かれていないシー
ル部55でシールされる。このような構成により、ポン
プ作動の初期においては、流体圧力通路51の開口は環
状溝53およびスリット54を介してドレン流体室46
にのみ連通しているが、ポンプ回転数(高圧流体室47
に導入されるポンプ室圧)が上昇してスプール41(ラ
ンド部41b)が図の右方向に移動すると、流体圧力通
路51は高圧流体室47と連通し始める。これにより、
高圧流体室47から流体圧力通路51を介してドレン流
体室46に向かう作動油の流れが生じ、流体圧力通路5
1と連通する第1の流体室32の圧力は、高圧流体室4
7と流体圧力通路51との間の開度に応じて、メータイ
ン制御されることになる。
【0023】以上のような構成により、図3〜図5に示
す可変容量型ベーンポンプを作動させると、ポンプの作
動の初期(ポンプ回転数が低い間)においては、制御バ
ルブ40のスプール41はリターンスプリング44によ
り図3の左側まで押し戻されており、制御バルブ40は
第1の流体圧力室32に高圧を導かないので、カムリン
グ5は最大偏心位置に保たれ、吐出ポート18からの吐
出流量は、ポンプ回転数の上昇に伴って速やかに上昇し
て行く。
【0024】一方、ポンプ回転数がさらに上昇して、ポ
ンプ吐出流量が増大して来ると、可変オリフィス25の
上流と下流の圧力差が大きくなる結果、高圧流体室47
内の圧力と低圧流体室45の圧力との差圧によりリター
ンスプリング44が次第に圧縮され、スプール41が図
3の右方向に押し戻され、制御バルブ40が切り換えら
れる。この結果、第1の流体圧力室32には、ランド部
41bの移動により流体圧力通路51端部に形成された
開口面積から吐出側ポンプ室12の圧力が導入され、可
変オリフィス25の下流の圧力(ポンプ室12の圧力が
可変オリフィス25により減圧された圧力)が導入され
ている第2の流体圧力室31の圧力よりも大きくなる。
このため、カムリング5は、第1の流体圧力室32から
の作用力F1が、第2の流体圧力室32からの作用力F
2とスプリング22のバネ力Fsとの総和(F2+F
s)と釣り合うところまで押し戻され、ポンプ回転数と
相反的に偏心量が小さくなる。したがって、ポンプの単
位吐出量(ポンプの1回転に対する吐出側ポンプ室12
からの吐出流量)は減少する。
【0025】また、このカムリング5の動作に追従する
制御プランジャ21の基端側エッジ21bにより、可変
オリフィス25の開口面積は次第に狭められて行く。こ
れにより、可変オリフィス25を通じての吐出ポート1
8への作動油の供給量自体が制限されるとともに、可変
オリフィス25による減圧の度合いが大きくなり、この
減圧された流体圧に基づく第2の流体圧力室31の作用
力F2はさらに小さくなる。
【0026】このようにして図3〜図5に示した可変容
量型ベーンポンプの吐出流量(単位吐出流量とポンプ回
転数との積)は、図6に示すように、所定のポンプ回転
数に至るまではポンプ回転数の上昇に対して速やかに上
昇する一方、この所定のポンプ回転数を超えると、カム
リング5の偏心の減少と可変オリフィス25の開口面積
の減少の相乗効果で減少して行く特性となる。そして、
この可変容量型ベーンポンプをパワーステアリング装置
に備えた場合には、車両の低速走行中は、可変容量型ベ
ーンポンプのポンプ吐出流量は速やかに最大吐出量に至
り、パワーステアリング装置は十分な作動油の供給を受
け、操舵には安定したアシスト力が与えられる一方、さ
らにエンジン回転数が上昇すると可変容量ベーンポンプ
からのポンプ吐出流量は減少していくので、車両の高速
走行中にはパワーステアリング装置からのアシスト力が
過剰とならないようにできる。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の可変容量型ベーンポンプでは、吐出ポート1
8からのポンプ吐出流量は、総て可変オリフィス25を
通じて供給されるようになっていたので、パワーステア
リング装置にとって最適な特性を得るのが容易でなかっ
た。すなわち、パワーステアリング装置においては、高
速走行時(ポンプの高速回転領域)ではポンプ回転数に
対するポンプ吐出流量を安定させ、パワーステアリング
装置のアシスト力を安定させることが好ましい。しか
し、上記のようなポンプの構成では、可変オリフィス2
5の開口面積はカムリング5の偏心減少とともに狭めら
れて行くので、ポンプが高速回転領域となってもポンプ
吐出流量はポンプ回転数の上昇とともに右肩下がりで減
少して行く特性となってしまう。そして、このような減
少し続ける流量特性を、高速回転領域で安定するよう
に、可変オリフィス25の形状の設定で調節するのは容
易でなかった。
【0028】本発明は、このような問題点に着目してな
されたもので、カムリングの動作に追従する制御プラン
ジャにより吐出側の可変オリフィスの開口面積を調節
し、流量特性を制御する可変容量型ベーンポンプにおい
て、ポンプの高速回転領域においてポンプ回転数に対し
てポンプ吐出流量が安定する流量特性を容易に得ること
ができるものを提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、駆動軸
に対して偏心可能にハウジングに収容されたカムリング
と、このカムリングの内側に収容されて前記駆動軸と一
体に回転するロータと、このロータ外周に伸縮自在に備
えられた複数のベーンと、これらのベーンの間に画成さ
れる複数のポンプ室とを備え、前記カムリング外周の両
側に第1と第2の流体圧力室を形成し、吐出側ポンプ室
とこの吐出側ポンプ室からの作動流体を外部の油圧機器
へ供給する吐出ポートとの間に可変オリフィスを設け、
前記カムリングの動作に追従するとともに前記カムリン
グの偏心量が所定量よりも減少した場合に前記可変オリ
フィスの開口面積を狭めて行く制御プランジャを前記カ
ムリング外周の第2の流体圧力室側に配設し、前記制御
プランジャに中空部を形成して前記可変オリフィス下流
側の作動流体を前記吐出ポートに導くとともに、この中
空部内にバネ手段を収容し、前記第1の流体圧力室の拡
大によりカムリングの偏心量を小さくする一方、前記第
2の流体圧力室の拡大によりカムリングの偏心量を大き
くすることにより、ポンプ吐出流量を可変とした可変容
量型ベーンポンプにおいて、前記吐出側ポンプ室と吐出
ポートとの間に前記可変オリフィスと並列に設けられる
固定オリフィスと、前記第2の流体圧力室に前記可変オ
リフィスおよび固定オリフィスの下流側の圧力を導入す
る圧力導入手段と、ポンプ吐出流量が所定量以上となっ
た場合に前記第1の流体圧力室に前記可変オリフィスお
よび固定オリフィス上流側の圧力を導入する制御バルブ
とを備えた。
【0030】第2の発明では、前記制御バルブは、前記
可変オリフィスおよび固定オリフィスの上流と下流の圧
力差による作用力と戻しバネによるバネ力とのバランス
により変位するととも、所定量以上変位した場合に、前
記第1の流体圧力室に前記可変オリフィスおよび固定オ
リフィス上流側の圧力を導入する。
【0031】第3の発明では、前記第1、第2の流体圧
力室は前記カムリングとこのカムリング外周に配置され
たアダプタリングとの間に画成され、このアダプタリン
グに形成された嵌合穴に隙間なく嵌合するフィードバッ
クピンを備え、このフィードバックピンの一端を前記カ
ムリング外周に第2の流体圧力室側から当接させ、前記
フィードバックピンの他端を前記制御プランジャと当接
させるようにするとともに、前記圧力導入手段として前
記アダプタリングに固定絞りを形成した。
【0032】
【発明の作用および効果】第1、第2の発明において
は、可変容量型ベーンポンプのポンプ回転数が上昇して
行くと、ポンプの低速回転領域においてはカムリングは
最大偏心位置にあり、ポンプ吐出流量はポンプ回転数の
上昇とともに速やかに上昇して行く。そして、ポンプ回
転数が中速回転領域に達し、ポンプ吐出流量が所定流量
以上となると、制御バルブが切り替わり、第1の流体圧
力室には可変オリフィスおよび固定オリフィスの上流側
の圧力が導入され、カムリングの偏心量は次第に小さく
なって行く。またカムリングの動作に追従する制御プラ
ンジャにより可変オリフィスの開口面積が狭められて行
く。これにより、ポンプの中速回転領域においては、ポ
ンプ回転数の上昇とともにポンプ吐出流量は減少して行
く。さらに、ポンプ回転数が高速回転領域に達すると、
可変オリフィスの開口面積は小さくなるので、固定オリ
フィスと可変オリフィスの合計通路面積を通る流量であ
るポンプ吐出流量の流量特性は、固定オリフィスの設定
により決めることができる。すなわち、本発明では、可
変オリフィスを開閉する制御プランジャ内にバネ手段を
収容してポンプの小型化を図った可変容量型ベーンポン
プにおいて、高速回転領域においてポンプ吐出流量がポ
ンプ回転数に対して一定となる(フラットな)流量特性
を、固定オリフィスの設定により容易に得ることができ
る。したがって、例えば可変容量型ベーンポンプをパワ
ーステアリング装置に適用したときには、ポンプ回転数
(エンジン回転数)が高くなる車両の高速走行時には、
ポンプ吐出流量を減少させた状態で安定させることがで
き、パワーステアリング装置からのアシスト力を適切に
制御できる。
【0033】第3の発明では、フィードバックピンと嵌
合穴の隙間はなく、第2の流体圧力室への圧力導入は固
定絞り72のみを介してなされるので、カムリングの動
きにダンピング作用を及ぼすダンピング手段としての固
定絞りの設定が適確に行え、カムリングの急激な動きや
ハンチング動作が適切に防止できる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の実施の形態について説明する。
【0035】図1には、本発明の実施の形態の可変容量
型ベーンポンプを示す。なお、本実施の形態の可変容量
型ベーンポンプの基本的構成は、図3〜図5に示したも
のと同様である。したがって、以下の本実施の形態の説
明においては、図3〜図5に示した可変容量型ベーンポ
ンプと同一の構成については説明を省略し、図3〜図5
に示した可変容量型ベーンポンプと相違する構成を中心
に説明する。また、図1には、図3に対応する可変容量
型ベーンポンプの断面図を示し、同一の構成について同
一の符号を付して示す。また、図4、図5に示した構成
に関しては、本実施の形態と従来例とで全く同一である
ので、本実施の形態として改めて図示することはしな
い。
【0036】図示されるように、本実施の形態の可変容
量型ベーンポンプでは、流体通路36と流体室27の間
には、固定オリフィス61と流体通路62からなる分岐
通路が設けられる。すなわち、可変容量型ベーンポンプ
の吐出側には、可変オリフィス25と固定オリフィス6
1が並列に備えられる。これにより、吐出ポート18か
らのポンプ吐出流量は、可変オリフィス25を通る流量
と固定オリフィス61を通る流量の合計流量となる。
【0037】この場合、固定オリフィス61は開口面積
が固定であるので、固定オリフィス61を通る流量は、
可変オリフィス25を通る流量のようにカムリング5の
移動とともに絞られて行くことはなく、ポンプ吐出流量
は高速回転領域でも少なくとも固定オリフィス61を通
る流量分が確保される。したがって、ポンプ吐出流量特
性は、吐出側に可変オリフィス25のみが設けられた場
合の図6の流量特性(図2に破線で示す特性)のように
ポンプの高速回転領域においてもポンプ回転数の上昇と
ともに減少し続ける特性ではなく、図2に実線で示すよ
うに、ポンプ中速回転領域ではポンプ回転数の上昇に対
して速やかに減少した後、ポンプの高速回転領域ではポ
ンプ回転数の上昇に対しても安定するような流量特性と
なる。そして、このポンプの高速回転領域では、可変オ
リフィス25の開口面積は小さくなるので、固定オリフ
ィス61と可変オリフィス25の合計通路面積を通る流
量であるポンプ吐出流量の流量特性は、固定オリフィス
61の設定により容易に調整することができる。なお、
図1の可変オリフィス25は図3のものと形状が異なっ
ているが、機能的には全く同様のものである。
【0038】また、本実施の形態の可変容量型ベーンポ
ンプでは、アダプタリング3の貫通穴3aに嵌合するフ
ィードバックピン71を備え、制御プランジャ21の先
端をこのフィードバックピン71の基端に当接させると
ともに、フィードバックピン71の先端がカムリング5
の外周に当接するようにしている。これにより、制御プ
ランジャ21内のスプリング22のバネ力はフィードバ
ックピン71を介してカムリング5に作用するととも
に、カムリング5の動作はフィードバックピン71を介
して制御プランジャ21に伝達され、制御プランジャ2
1の軸線とアダプタリング3の貫通穴3aとの同芯度を
考慮することなく作動性能の向上を図り得る。
【0039】この場合、フィードバックピン71の外径
は貫通穴3aの径と高い嵌合精度で等しくされ、フィー
ドバックピン71と貫通穴3aの間からは作動油の漏れ
が無いようにされる。そして、流体室27(可変オリフ
ィス25の下流側)から第2の流体圧力室31への油圧
導入は、アダプタリング3に形成された固定絞り72を
介してなされる。したがって、制御プランジャ21と貫
通穴3aとの間のクリアランスを絞り29とした場合
(図3参照)に比較して、第2の流体圧力室31の圧力
閉じ込み精度を高くできるので、カムリング5の動きに
ダンピング作用を及ぼすダンピング手段としての固定絞
り72の設定を適確に行うことができ、カムリング5の
急激な動きやハンチング動作が適切に防止できる。
【0040】つぎに全体的な作用を説明する。
【0041】可変容量型ベーンポンプの停止状態では、
カムリング5は、図1に示すように、制御プランジャ2
1(スプリング22)に付勢されて、第1の流体圧力室
32側に最大に偏心した位置にある。この状態からベー
ンポンプを作動させると、ロータ6の回転に伴い、ポン
プ室12から高圧室16に作動油が吐出される。この高
圧室16の作動油は、流体通路36から並列に分岐した
可変オリフィス25および固定オリフィス61により減
圧されて流体室27に導かれ、流体室27および連通路
28を経て吐出ポート18から外部の油圧機器へと供給
される。すなわち、吐出ポート18からのポンプ吐出流
量は、可変オリフィス25からプランジャ中空部21a
内部、貫通孔26を通る流量と、固定オリフィス61か
ら流体通路62を通る流量との合計流量となる。
【0042】また、この高圧室16の油圧は、流体圧力
通路59を介して、制御バルブ40の高圧流体室47に
も導入される。この場合、制御バルブ40のスプール4
1は、ポンプ作動の初期(ポンプ回転数が小さい間)に
おいては、スプリング46のバネ力および低圧流体室4
5の油圧(高圧室16の油圧が可変オリフィス25およ
び固定オリフィス61で減圧された圧力)に基づく反力
により、プラグ43側に押し戻されている。このため、
ランド部41bの環状溝53は、流体通路51の開口と
重なる位置にあり、第1の流体圧力室32の圧力は流体
通路51を介してドレンされており、カムリング5は第
1の流体圧力室32側に最大に偏心した位置に保持され
たままである。これにより、図2に示すように、ポンプ
の低速回転領域においては、吐出ポート18からのポン
プ吐出流量は、ポンプ回転数に比例して速やかに上昇し
ていく。
【0043】このようにポンプ回転数が上昇して可変オ
リフィス25および固定オリフィス61を通過する流量
が増大すると、これにしたがって可変オリフィス25お
よび固定オリフィス61前後の差圧が増大し、制御バル
ブ40の高圧流体室47の圧力と低圧流体室45の圧力
の差圧が大きくなって行く。この結果、制御バルブ40
のスプール41は、リターンスプリング44のバネ力お
よび低圧流体室45からの反力に抗して、高圧流体室4
7を拡大する方向(図1の右方向)に押し戻される。こ
の結果、ランド部41bの環状溝53は、流体通路51
の開口より図1の右側にまで移動し、流体通路51は高
圧流体室47に連通する。
【0044】この制御バルブ40の切り換えにより、そ
れまでドレンされていた第1の流体圧力室32は、高圧
流体室47に連通し、油圧が上昇する。これにより、カ
ムリング5は、この第1の流体圧力室32の油圧(可変
オリフィス25、固定オリフィス61の上流の圧力)に
基づく反力F1が、第2の流体圧力室31の油圧(可変
オリフィス25、固定オリフィス16の下流の圧力)に
基づくF2と、スプリング22によるバネ力Fsとの和
(F2+Fs)と釣り合うところまで、制御プランジャ
21側に押し戻され、偏心量が小さくなって行く。カム
リング5の偏心量が小さくなると、ポンプ回転に伴うポ
ンプ室12の容積の変化量が小さくなり、これにしたが
って、このポンプ室12の容積の変化量に比例する、ポ
ンプの1回転に対するポンプ吐出流量(単位吐出流量)
は小さくなる。さらに、このようにカムリング5の偏心
量が小さくなると、カムリング5の動作に追従する制御
プランジャ21の基端側エッジ21bにより、可変オリ
フィス25が次第に閉じられて行く。これにより、可変
オリフィス25を介しての供給作動油流量が減少すると
ともに、この可変オリフィス25の開口面積の減少に伴
って、可変オリフィス25による減圧が大きくなり、第
2の流体圧力室31の油圧が下降するので、カムリング
5の偏心量がさらに小さくなる。このようなカムリング
5の偏心量の減少および可変オリフィス25の開口面積
の減少の効果が相俟って、ポンプの中速回転領域におけ
るポンプ吐出流量(単位吐出流量×ポンプ回転数)は、
図2に示すように、ポンプ回転数の上昇に対して減少し
て行く。
【0045】このようにポンプ回転数が上昇すると可変
オリフィス25の開口面積は小さくなって行くが、この
場合でもポンプには可変オリフィス25と並列に固定オ
リフィス61が備えられているので、固定オリフィス6
1を通じての流量は確保される。そして、可変オリフィ
ス25の開口面積が小さく、可変オリフィス25を通る
流量が小さくなった場合には、ポンプ吐出流量は主とし
て固定オリフィス61を通る流量となるので、ポンプ吐
出流量特性は、固定オリフィス61により決定されるこ
とになる。したがって、固定オリフィス61の開口面積
を適切に設定することにより、図2に示すように、ポン
プの高速回転領域において、ポンプ回転数の上昇に対し
てポンプ吐出流量が安定するような特性を容易に得るこ
とができる。
【0046】このように本実施の形態の可変容量型ベー
ンポンプでは、ポンプの高速回転領域ではポンプ吐出流
量が小さな値で安定するような特性を容易に得ることが
できるので、例えば可変容量型ベーンポンプをパワース
テアリング装置に適用したときには、ポンプ回転数(エ
ンジン回転数)が高くなる車両の高速走行時には、ポン
プ吐出流量を減少させた状態で一定流量に(フラット
に)安定させることができ、パワーステアリング装置か
らの油圧アシスト力を適切に制御できる。したがって、
車両の高速走行時において、ステアリングが安定し、ま
た不必要な作動油の供給によるエネルギーロスや作動油
温度の上昇も併せて防止できる。
【0047】また、このようなポンプ吐出流量特性は、
制御バルブ40の形状、スプリング22のバネ特性、可
変オリフィス25の形状や開口位置、および固定オリフ
ィス61の形状等により決まって来るので、制御バルブ
40の変更、スプリング22の変更、および可変オリフ
ィス25の形状や開口位置等の変更によって、自由に調
整することができる。この場合、スプリング22は制御
プランジャ21のプランジャ中空部21a内部に収容さ
れ、スプリング22および可変オリフィス25は、プラ
グ20のユニット(プラグ20、制御プランジャ21、
スプリング22等からなるユニット)内に一体に含まれ
る構成となっているので、ポンプ回転数に対するポンプ
吐出流量の特性変更は、このユニット交換によって、他
のポンプ部品の変更を伴うことなく、極めて容易かつ低
コストで行い得る。
【0048】さらに、制御プランジャ21はこれとは別
体のフィードバックピン71を介してカムリング5に追
従する構成となっているので、制御プランジャ21と貫
通穴3a間に高い同芯度を得るために加工精度や組み立
て精度が要求されることはなく、制御プランジャ21の
作動性の改善および維持を容易に果たすことができると
ともに、制御プランジャ21の作動性を損なうことな
く、第2の流体圧力室31の液密性の向上を図り得る。
したがって、第2の流体圧力室31のダンピング性能を
向上させることができ、カムリング5の挙動が安定化
し、ひいてはポンプ吐出流量特性も安定する。
【0049】なお、上記の実施の形態では、可変オリフ
ィス25を制御プランジャ21の基端側エッジ21bで
開閉するようにしたが、本発明はこのような形態に限ら
れるものではなく、例えば、制御プランジャ20の側面
に可変オリフィス25と重なり得るように穿孔を形成
し、可変オリフィス25がこの穿孔と重なる部分を、可
変オリフィス25の開口面積とするような形態を採って
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図2】同じくポンプ回転数とポンプ吐出流量の関係を
示す特性図である。
【図3】従来の可変容量型ベーンポンプを示す断面図で
ある。
【図4】同じく断面図である。
【図5】同じく制御バルブの一部を示す断面図である。
【図6】同じくポンプ回転数とポンプ吐出流量の関係を
示す特性図である。
【符号の説明】 1 ハウジング 4 ピン 5 カムリング 6 ロータ 8 駆動軸 11 ベーン 12 ポンプ室 18 吐出ポート 19 吸込ポート 20 プラグ 20a シリンダ穴 21 制御プランジャ 21a プランジャ中空部 21b プランジャ基端側エッジ 22 スプリング 25 可変オリフィス 31 第2の流体圧力室 32 第1の流体圧力室 40 制御バルブ 41 スプール 42 シリンダ 44 リターンスプリング 45 低圧流体室 46 ドレン流体室 47 高圧流体室 61 固定オリフィス 62 流体通路 71 フィードバックピン 72 固定絞り
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H040 AA03 BB01 BB09 BB11 CC00 CC10 CC11 CC18 CC19 CC22 DD21 DD33 DD37 DD39 DD40 3H044 AA02 BB05 BB08 CC00 CC08 CC11 CC16 CC27 DD10 DD24 DD27 DD28 DD35

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動軸に対して偏心可能にハウジングに収
    容されたカムリングと、 このカムリングの内側に収容されて前記駆動軸と一体に
    回転するロータと、 このロータ外周に伸縮自在に備えられた複数のベーン
    と、 これらのベーンの間に画成される複数のポンプ室とを備
    え、 前記カムリング外周の両側に第1と第2の流体圧力室を
    形成し、 吐出側ポンプ室とこの吐出側ポンプ室からの作動流体を
    外部の油圧機器へ供給する吐出ポートとの間に可変オリ
    フィスを設け、 前記カムリングの動作に追従するとともに前記カムリン
    グの偏心量が所定量よりも減少した場合に前記可変オリ
    フィスの開口面積を狭めて行く制御プランジャを前記カ
    ムリング外周の第2の流体圧力室側に配設し、 前記制御プランジャに中空部を形成して前記可変オリフ
    ィス下流側の作動流体を前記吐出ポートに導くととも
    に、 この中空部内にバネ手段を収容し、 前記第1の流体圧力室の拡大によりカムリングの偏心量
    を小さくする一方、前記第2の流体圧力室の拡大により
    カムリングの偏心量を大きくすることにより、ポンプ吐
    出流量を可変とした可変容量型ベーンポンプにおいて、 前記吐出側ポンプ室と吐出ポートとの間に前記可変オリ
    フィスと並列に設けられる固定オリフィスと、 前記第2の流体圧力室に前記可変オリフィスおよび固定
    オリフィスの下流側の圧力を導入する圧力導入手段と、 ポンプ吐出流量が所定量以上となった場合に前記第1の
    流体圧力室に前記可変オリフィスおよび固定オリフィス
    上流側の圧力を導入する制御バルブと、 を備えたことを特徴とする特徴とする可変容量型ベーン
    ポンプ。
  2. 【請求項2】前記制御バルブは、前記可変オリフィスお
    よび固定オリフィスの上流と下流の圧力差による作用力
    と戻しバネによるバネ力とのバランスにより変位すると
    とも、所定量以上変位した場合に、前記第1の流体圧力
    室に前記可変オリフィスおよび固定オリフィス上流側の
    圧力を導入することを特徴とする請求項1に記載の可変
    容量型ベーンポンプ。
  3. 【請求項3】前記第1、第2の流体圧力室は前記カムリ
    ングとこのカムリング外周に配置されたアダプタリング
    との間に画成され、このアダプタリングに形成された嵌
    合穴に隙間なく嵌合するフィードバックピンを備え、こ
    のフィードバックピンの一端を前記カムリング外周に第
    2の流体圧力室側から当接させ、前記フィードバックピ
    ンの他端を前記制御プランジャと当接させるようにする
    とともに、前記圧力導入手段として前記アダプタリング
    に固定絞りを形成したことを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の可変容量型ベーンポンプ。
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