JP2000166169A - 電動パワーステアリング装置用モータ - Google Patents

電動パワーステアリング装置用モータ

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JP2000166169A
JP2000166169A JP33757698A JP33757698A JP2000166169A JP 2000166169 A JP2000166169 A JP 2000166169A JP 33757698 A JP33757698 A JP 33757698A JP 33757698 A JP33757698 A JP 33757698A JP 2000166169 A JP2000166169 A JP 2000166169A
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JP
Japan
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bearing
shaft
motor
yoke
electric power
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JP33757698A
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Masabumi Okazaki
正文 岡崎
Toshinori Tanaka
俊則 田中
Kyohei Yamamoto
京平 山本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第2の軸受を支点としたシャフトの半径方向
の振動に起因した衝突音の発生の低減を可能にした電動
パワーステアリング装置用モータを得る。 【解決手段】 この発明の電動パワーステアリング装置
用モータは、筒状のヨーク4と、このヨーク4内の中心
軸線上に回転自在に設けられたシャフト7と、このシャ
フト7に固定されたアマチュア8と、ハンドルに回転力
を伝達する側のシャフト7の一端部に設けられた第2の
軸受15と、シャフト7の他端部に設けられているとと
もにヨーク4の軸受収納部29内に収納された第1の軸
受31とを備え、第1の軸受31の外輪の溝部には、外
輪と軸受収納部29との間の隙間を確保して衝突を防ぐ
リング36が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両のハンドル
の操作力をアシストする電動パワーステアリング装置用
モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の電動パワーステアリング装
置用モータ1(以下、電動モータと略称する。)が用い
られている様子を示す斜視図である。この電動モータ1
は、コラム2の端部に取り付けられたギヤボックス3に
連結されている。
【0003】図9は電動モータ1の側断面図であり、こ
の電動モータ1は、円筒状のヨーク4と、このヨーク4
内に対向して固定された4極の界磁永久磁石5と、ヨー
ク4の軸受収納部29に収納された第1の軸受6により
一端が回転自在に支持されたシャフト7と、このシャフ
ト7に固定されたアマチュア8と、シャフト7の一端部
に固定された整流子9と、この整流子9の表面にスプリ
ング10の弾性力により当接したブラシ11と、このブ
ラシ11を保持したブラシホルダ12と、ねじ14によ
りヨーク4と一体化されたハウジング13と、ハウジン
グ13の中心部に固定されシャフト7の他端を回転自在
に支持した第2の軸受15と、シャフト7の端部に固定
されたボス16と、リード線18が貫通したグロメット
17とを備えている。アマチュア8は、軸線方向に延び
た複数のスロットを有するコア19と、スロットに導線
が重巻方式で巻回されて構成された巻線20とを備えて
いる。
【0004】図10は図9の部分拡大図であり、ころが
り軸受である第1の軸受6は、シャフト7に圧入された
内輪21と、転動体である玉22と、ヨーク4の軸受収
納部29にすきまばめで設けられた外輪23とを備えて
いる。
【0005】図11は図9の電動モータ1の主要部の分
解図であり、以下、電動モータ1の組立手順について説
明する。先ず、ハウジング13に第2の軸受15を挿入
し、かつ縁部24をかしめて固定する。次に、ハウジン
グ13にブラシホルダ12を挿入し、かつねじ14を用
いて固定する。その後、シャフト7の一端部に第1の軸
受6の内輪21を圧入する。次に、シャフト7の他端部
に、ハウジング13と一体化された第2の軸受15とボ
ス16とをそれぞれ圧入する。最後に、ねじ14を用い
てハウジング13にヨーク4を固定する。この際、第1
の軸受6はヨーク4の軸受収納部29に収納される。な
お、この収納の際に玉22が破損せず、また玉22が円
滑に転動するようにするため、外輪23とヨーク4との
間には微小隙間A(図10参照)がある。
【0006】上記構成の電動モータ1では、リード線1
8から整流子9に当接するブラシ11を介して電流を巻
線20に供給することにより、アマチュア8は電磁作用
により、シャフト7とともに回転する。このシャフト7
の回転力は、ボス16にスプライン結合されたウォーム
シャフト25に伝達され、ハンドル26の操作力のアシ
ストに供される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の電動モータ
1では、ウォームシャフト25の軸線とボス16の軸線
とが一致しないときには、ウォームシャフト25にスプ
ライン連結されたボス16は偏心荷重を受ける。この場
合、第2の軸受15の内輪27はシャフト7に圧入さ
れ、かつ外輪28は縁部24でかしめて固定されている
ため、シャフト7は第2の軸受15を支点とした揺動力
を受ける。このため、シャフト7の端部に設けられ、外
輪23とヨーク4の軸受収納部29との間に微小隙間A
がある第1の軸受6は半径方向に微小振動し、外輪23
はヨーク4に金属衝突を繰り返して、衝突音が発生する
虞れがあるという問題点があった。
【0008】また、電動モータ1が重巻方式の場合に
は、アマチュア8に作用する半径方向の磁気吸引力は周
方向に変動するため、アマチュア8は振動が生じ易く、
これに起因して、同様に外輪23はヨーク4と衝突を繰
り返して、衝突音が発生する虞れがあるという問題点が
あった。特に、車室近辺に配置され、厳しい静音化が要
求される電動モータにおいては、この衝突音の発生を低
減することが大きな課題であった。
【0009】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題とするものであって、衝突音の発生の低減
を可能にした電動パワーステアリング装置用モータを得
ることを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る電動パワーステアリング装置用モータは、筒状のヨー
クと、このヨーク内の中心軸線上に回転自在に設けられ
たシャフトと、このシャフトに固定されたアマチュア
と、ハンドルに回転力を伝達する側の前記シャフトの一
端部に設けられた第2の軸受と、前記シャフトの他端部
に設けられているとともに前記ヨークの軸受収納部内に
収納された第1の軸受とを備え、前記第1の軸受の外輪
と前記軸受収納部との間には、外輪と軸受収納部との間
の隙間を確保して衝突を防ぐ衝突防止部材が設けられて
いる。
【0011】また、請求項2に係る電動パワーステアリ
ング装置用モータでは、第1の軸受の外輪の周面に周方
向に延びた溝部が形成されており、この溝部に衝突防止
部材が設けられている。
【0012】また、請求項3に係る電動パワーステアリ
ング装置用モータでは、溝部は第1の軸受の転動体より
反アマチュア側に形成されている。
【0013】また、請求項4に係る電動パワーステアリ
ング装置用モータでは、軸受収納部内面に周方向に延び
た溝部が形成されており、この溝部に衝突防止部材が設
けられている。
【0014】また、請求項5に係る電動パワーステアリ
ング装置用モータでは、溝部は第1の軸受の転動体より
反アマチュア側に形成されている。
【0015】また、請求項6に係る電動パワーステアリ
ング装置用モータは、筒状のヨークと、このヨーク内の
中心軸線上に回転自在に設けられたシャフトと、このシ
ャフトに固定されたアマチュアと、ハンドルに回転力を
伝達する側の前記シャフトの一端部に設けられた第2の
軸受と、前記シャフトの他端部に設けられているととも
に前記ヨークの軸受収納部内に収納された第1の軸受と
を備え、前記第1の軸受の内輪と前記シャフトとの間に
は、内輪とシャフトとの間の隙間を確保して衝突を防ぐ
衝突防止部材が設けられている。
【0016】また、請求項7に係る電動パワーステアリ
ング装置用モータでは、シャフトの周面に周方向に延び
た溝部が形成されており、この溝部に衝突防止部材が設
けられている。
【0017】また、請求項8に係る電動パワーステアリ
ング装置用モータでは、衝突防止部材は弾性を有するリ
ングである。
【0018】また、請求項9に係る電動パワーステアリ
ング装置用モータでは、第1の軸受はころがり軸受であ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
電動パワーステアリング装置用モータ(以下、電動モー
タと略称する。)について説明するが、従来と同一また
は相当部材は同一符号を付して説明する。図1はこの発
明の実施の形態1の電動モータの側断面図である。この
電動モータ30は、円筒状のヨーク4と、このヨーク4
内に対向して固定された4極の界磁永久磁石5と、ヨー
ク4の軸受収納部29内に収納され第1の軸受31によ
り一端が回転自在に支持されたシャフト7と、このシャ
フト7に固定されたアマチュア8と、シャフト7の一端
部に固定された整流子9と、この整流子9の表面にスプ
リング10の弾性力により当接したブラシ11と、この
ブラシ11を保持したブラシホルダ12と、ヨーク4と
ねじ14により一体化されたハウジング13と、ハウジ
ング13の中心部に固定されシャフト7の他端を回転自
在に支持した第2の軸受15と、シャフト7の端部に固
定されたボス16と、リード線18が貫通したグロメッ
ト17とを備えている。アマチュ8は、軸線方向に延び
た複数のスロットを有するコア19と、スロットに導線
が重巻方式で巻回されて構成された巻線20とを備えて
いる。
【0020】図2は図1の部分拡大図であり、ころがり
軸受である第1の軸受31は、シャフト7に圧入された
内輪32と、転動体である玉33と、ヨーク4の軸受収
納部29にすきまばめで設けられた外輪34と、この外
輪34の外周部に周方向に延びて形成された溝部35に
弾性的に係合された衝突防止部材であるゴム製のリング
36とを備えている。溝部35は玉33の中心線Bから
アマチュア8側に形成されている。
【0021】この実施の形態では、ウォームシャフト2
5の軸線とボス16の軸線とが一致しないときには、ウ
ォームシャフト25にスプライン連結されたボス16は
偏心荷重を受ける。この場合、第2の軸受15の内輪2
7はシャフト7に圧入され、かつ外輪28は縁部24で
かしめて固定されているため、シャフト7は第2の軸受
15を支点とした揺動力を受ける。このため、シャフト
7の端部に設けられた第1の軸受31にも力を受けるこ
とになる。この場合、第1の軸受31の外輪34とヨー
ク4の軸受収納部29との間にはすきまばめにより微小
隙間があるものの、外輪34とヨーク4の軸受収納部2
9との間にはリング36が介在しているので、外輪34
と軸受収納部29との間の隙間は確保されるとともに第
1の軸受31の半径方向の振動は抑制され、外輪34が
ヨーク4に衝突する金属衝突音の発生を防止することが
できる。
【0022】また、リング36により、外輪34と軸受
収納部29との間の隙間は確保されるとともに第1の軸
受31の半径方向の振動が抑制されるので、ヨーク4と
第1の軸受31との間のすきまばめの寸法を大きくする
ことができ、それだけヨーク4の高度な加工寸法精度が
不要となり、ヨーク4の工作が容易となる。また、第1
の軸受31の溝部35は、玉33の中心線Bからアマチ
ュア8側に形成されている。即ち、外輪34の肉厚が最
小である箇所から外れて形成されているので、溝部35
を形成したことによる第1の軸受31の物理的強度の低
下の影響を低く抑えることができる。
【0023】実施の形態2.上記実施の形態1では軸受
収納部29の入口部46側に溝部35が形成されている
が、この入口部46の曲面が大きい場合には、外輪34
がヨーク4の軸受収納部29にリング36を介して確実
に嵌着されるには軸受収納部37の深さを大きくしなけ
ればならず、電動モータ30の軸線方向の寸法を大きく
しなければならない。このような不都合を解消するため
になされたものが、この発明の実施の形態2の電動モー
タ40であり、図3は電動モータ40の一部断面図、図
4は図3の部分拡大図である。
【0024】この電動モータ40は、第1の軸受41の
外輪42の外周面に周方向に延びた溝部43が形成され
ている。この溝部43は、玉33の中心線Cから反アマ
チュア8側に形成されている。この電動モータ40で
は、ヨーク44の軸受収納部45の入口部46はプレス
加工により曲率半径が大きな曲面形状であるが、軸受収
納部45の深さを大きくすることなく、外輪42はヨー
ク44にリング36を介して確実に嵌着される。
【0025】実施の形態3.図5はこの発明の実施の形
態3の電動モータ60の一部断面図であり、この電動モ
ータ60は、ヨーク61の軸受収納部62内面に周方向
に延びた溝部63が形成されている。この溝部63は玉
22の中心線Fから反アマチュア8側に形成されてい
る。この溝部63には衝突防止部材であるゴム製のリン
グ64が弾性的に係合されている。
【0026】この電動モータ60では、外輪23とヨー
ク61の軸受収納部62との間には溝部63に係合され
たリング64が介在しているので、外輪23と軸受収納
部62との間の隙間は確保されるとともに第1の軸受6
の半径方向の振動は抑制され、外輪23がヨーク61に
衝突する金属衝突音の発生を防止することができる。ま
た、溝部63は、玉22の中心線Fから反アマチュア8
側に形成されているので、ヨーク61の軸受収納部62
の入口部65はプレス加工により曲率半径が大きな曲面
形状であるときでも、軸受収納部62の深さを大きくす
ることなく、外輪23はヨーク61にリング64を介し
て確実に嵌着される。
【0027】実施の形態4.図6はこの発明の実施の形
態4の電動モータ50の一部断面図、図7は図6の部分
拡大図である。この電動モータ50は、シャフト51の
小径部52の外周面に周方向に延びて溝部53が形成さ
れ、この溝部53に弾性的に係合された緩衝防止部材で
あるゴム製のリング54が設けられている。第1の軸受
6の内輪21はシャフト51の小径部52にリング54
を介して嵌着され、外輪23は軸受収納部29に圧入さ
れている。この嵌着のときには内輪21の内周面と小径
部52の外周面との間には隙間Dがあり、また内輪21
の側面と大径部55の肩面56との間には隙間Eがあ
る。
【0028】この実施の形態では、シャフト51と内輪
21との間にはリング54が介在しているので、第2の
軸受15を支点としたシャフト51の揺動は抑制され、
シャフト51が内輪21に衝突する衝突音の発生を低減
することができる。また、内輪21の側面と大径部55
の肩面56との間には隙間Eがあるので、大径部55の
肩面56が内輪21の側面に衝突することも防止され、
より確実に衝突音の発明を低減することができる。ま
た、溝部53は小径部52に形成されており、軸受の内
輪の内周面に溝部を形成する場合と比較して工作性がよ
い。なお、軸受の内輪の内周面に溝部を形成し、この溝
部にリングを係合しても、シャフトが内輪に衝突する衝
突音の発生を低減できるのは勿論である。
【0029】なお、上記の各実施の形態では、4極、重
巻の電動パワーステアリング装置用モータについて説明
したが、波巻、さらに2極、6極、8極といった4極以
外でもよい。また、各実施の形態では軸受としてころが
り軸受を用いたが、転動体としてころを用いてもよい
し、またすべり軸受であってもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の電動パ
ワーステアリング装置用モータによれば、筒状のヨーク
と、このヨーク内の中心軸線上に回転自在に設けられた
シャフトと、このシャフトに固定されたアマチュアと、
ハンドルに回転力を伝達する側の前記シャフトの一端部
に設けられた第2の軸受と、前記シャフトの他端部に設
けられているとともに前記ヨークの軸受収納部内に収納
された第1の軸受とを備え、前記第1の軸受の外輪と前
記軸受収納部との間には、外輪と軸受収納部との衝突を
防ぐ衝突防止部材が設けられているので、第2の軸受を
支点としたシャフトの半径方向の振動に起因した衝突音
の発生を低減することができる。また、ヨークと第1の
軸受との間のすきまばめの寸法を大きくすることがで
き、それだけヨークの高度な加工寸法精度が不要とな
り、ヨークの工作が容易となる。
【0031】また、第1の軸受の外輪の周面に周方向に
延びた溝部が形成され、この溝部に衝突防止部材が設け
られているときには、衝突防止部材は溝部に確実に位置
決めされる。
【0032】また、外輪の溝部が第1の軸受の転動体よ
り反アマチュア側に形成されているときには、外輪の肉
厚が最小である箇所から外れて形成され、溝部を形成し
たことによる第1の軸受の物理的強度の低下の影響を低
く抑えることができる。また、ヨークの軸受収納部の入
口部はプレス加工により曲率半径が大きな曲面形状であ
るときでも、軸受収納部の深さを大きくすることなく、
外輪はヨークに衝突防止部材を介して確実に嵌着され
る。
【0033】また、ヨークの軸受収納部に周方向に延び
た溝部が形成され、この溝部に衝突防止部材が設けられ
ているときには、衝突防止部材は溝部に確実に位置決め
される。また、この場合には軸受には溝部は不要であ
り、標準の軸受の使用が可能になる。
【0034】また、ヨークの溝部が第1の軸受の転動体
より反アマチュア側に形成されているときには、ヨーク
の軸受収納部の入口部はプレス加工により曲率半径が大
きな曲面形状であるときでも、軸受収納部の深さを大き
くすることなく、外輪はヨークに衝突防止部材を介して
確実に嵌着される。
【0035】また、この発明の電動パワーステアリング
装置用モータによれば、筒状のヨークと、このヨーク内
の中心軸線上に回転自在に設けられたシャフトと、この
シャフトに固定されたアマチュアと、ハンドルに回転力
を伝達する側の前記シャフトの一端部に設けられた第2
の軸受と、前記シャフトの他端部に設けられているとと
もに前記ヨークの軸受収納部内に収納された第1の軸受
とを備え、前記第1の軸受の内輪と前記シャフトとの間
には、内輪とシャフトとの衝突を防ぐ衝突防止部材が設
けられているので、第2の軸受を支点としたシャフトの
半径方向の振動に起因した衝突音の発生を低減すること
ができる。
【0036】また、シャフトの周面に周方向に延びた溝
部が形成され、この溝部に衝突防止部材が設けられたと
きには、溝部の工作が簡単であり、かつこの溝部に衝突
防止部材は確実に位置決めされる。また、この場合には
軸受には溝部は不要であり、標準の軸受の使用が可能に
なる。
【0037】また、衝突防止部材は弾性を有するリング
であるときには、第2の軸受を支点としたシャフトの半
径方向の振動はリングにより抑制され、衝突音の発生を
より低減することができる。
【0038】また、第1の軸受はころがり軸受であると
きには、低コストで確実にシャフトを回転自在に支持す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の電動パワーステア
リング装置用モータの断面図である。
【図2】 図1の要部拡大図である。
【図3】 この発明の実施の形態2の電動パワーステア
リング装置用モータの要部拡大断面図である。
【図4】 図3の部分拡大図である。
【図5】 この発明の実施の形態3の電動パワーステア
リング装置用モータの要部断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態4の電動パワーステア
リング装置用モータの要部拡大断面図である。
【図7】 図6の部分拡大図である。
【図8】 従来の電動パワーステアリング装置用モータ
が用いられている様子を示す斜視図である。
【図9】 図8の電動パワーステアリング装置用モータ
の断面図である。
【図10】 図9の要部拡大図である。
【図11】 図9の電動パワーステアリング装置用モー
タの分解組立図である。
【符号の説明】
4 ヨーク、6 第1の軸受、7 シャフト、8 アマ
チュア、15 第2の軸受、21 内輪、29 軸受収
納部、30 電動パワーステアリング装置用モータ、3
1 第1の軸受、32内輪、33 玉、34 外輪、3
5 溝部、36リング(衝突防止部材)、40 電動パ
ワーステアリング装置用モータ、41第1の軸受、42
外輪、43 溝部、44 ヨーク、45 軸受収納
部、50 電動パワーステアリング装置用モータ、51
シャフト、53 溝部、54リング(衝突防止部
材)、60 電動パワーステアリング装置用モータ、6
1ヨーク、62 軸受収納部、63 溝部、64 リン
グ(衝突防止部材)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 京平 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3D033 CA03 5H605 AA04 BB05 CC03 CC04 DD32 EA09 EA29 EB02 EB19 EB37 EB39 FF08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のヨークと、このヨーク内の中心軸
    線上に回転自在に設けられたシャフトと、このシャフト
    に固定されたアマチュアと、ハンドルに回転力を伝達す
    る側の前記シャフトの一端部に設けられた第2の軸受
    と、前記シャフトの他端部に設けられているとともに前
    記ヨークの軸受収納部内に収納された第1の軸受とを備
    え、前記第1の軸受の外輪と前記軸受収納部との間に
    は、外輪と軸受収納部との間の隙間を確保して衝突を防
    ぐ衝突防止部材が設けられた電動パワーステアリング装
    置用モータ。
  2. 【請求項2】 第1の軸受の外輪の周面に周方向に延び
    た溝部が形成されており、この溝部に衝突防止部材が設
    けられた請求項1に記載の電動パワーステアリング装置
    用モータ。
  3. 【請求項3】 溝部は第1の軸受の転動体より反アマチ
    ュア側に形成されている請求項2に記載の電動パワース
    テアリング装置用モータ。
  4. 【請求項4】 軸受収納部の内面に周方向に延びた溝部
    が形成されており、この溝部に衝突防止部材が設けられ
    た請求項1に記載の電動パワーステアリング装置用モー
    タ。
  5. 【請求項5】 溝部は第1の軸受の転動体より反アマチ
    ュア側に形成されている請求項4に記載の電動パワース
    テアリング装置用モータ。
  6. 【請求項6】 筒状のヨークと、このヨーク内の中心軸
    線上に回転自在に設けられたシャフトと、このシャフト
    に固定されたアマチュアと、ハンドルに回転力を伝達す
    る側の前記シャフトの一端部に設けられた第2の軸受
    と、前記シャフトの他端部に設けられているとともに前
    記ヨークの軸受収納部内に収納された第1の軸受とを備
    え、前記第1の軸受の内輪と前記シャフトとの間には、
    内輪とシャフトとの間の隙間を確保して衝突を防ぐ衝突
    防止部材が設けられた電動パワーステアリング装置用モ
    ータ。
  7. 【請求項7】 シャフトの周面に周方向に延びた溝部が
    形成されており、この溝部に衝突防止部材が設けられた
    請求項6に記載の電動パワーステアリング装置用モー
    タ。
  8. 【請求項8】 衝突防止部材は弾性を有するリングであ
    る請求項1ないし請求項7の何れかに記載の電動パワー
    ステアリング装置用モータ。
  9. 【請求項9】 第1の軸受はころがり軸受である請求項
    1ないし請求項8の何れかに記載の電動パワーステアリ
    ング装置用モータ。
JP33757698A 1998-11-27 1998-11-27 電動パワーステアリング装置用モータ Pending JP2000166169A (ja)

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