JP2000158158A - スキャニング式レーザマーキング方法及び装置 - Google Patents

スキャニング式レーザマーキング方法及び装置

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JP2000158158A
JP2000158158A JP10330886A JP33088698A JP2000158158A JP 2000158158 A JP2000158158 A JP 2000158158A JP 10330886 A JP10330886 A JP 10330886A JP 33088698 A JP33088698 A JP 33088698A JP 2000158158 A JP2000158158 A JP 2000158158A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキャニング式のレーザマーキング法におい
てマーキング条件の最適な設定値を容易に選定できるよ
うにする。 【解決手段】 第1列の最後の行(NA )に対するトラ
イアルマーキングが終了すると(ステップC4 )、Y軸
パラメータ条件「スピード」の仮設定値を初期値に戻す
とともに(ステップC7 )、Y軸方向のマーキング位置
を初期値(第1行)に戻す(ステップC8 )。次いで、
X軸方向における更新処理を行い、X軸パラメータ条件
「電流」の仮設定値を1ステップだけ更新し(ステップ
C10)、X軸方向のマーキング位置を1列分(第1列か
ら第2列へ)だけ更新する(ステップC11)。他の条件
については設定値データを変更せず、前回と同じものを
用いる。この結果得られた条件データにしたがって各部
を動作させ、第2列第1行分のトライアルマーキングを
実行する(ステップC3 )。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキャニング式の
レーザマーキング方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スキャニング式のレーザマーキング法
は、被加工物に高密度に集光されたレーザ光を照射し、
該レーザ光をスキャニング・ミラーで振って、被加工物
表面上でレーザスポットをスキャニングし、ビームスポ
ットの当たった被加工物表面の微小部分をレーザエネル
ギーで瞬間的に改質(溶融、蒸発、変色等)させなが
ら、文字、図形、記号等の所望のパターンを描画するよ
うにしてマーキング(刻印または印字)する技術であ
る。レーザ光には、ピークパワーの高いQスイッチ方式
の高速繰り返しパルスレーザ光を用いるのが通例であ
る。
【0003】レーザマーキング法は、上記のようにレー
ザエネルギーで被加工物表面を改質させる印字技術であ
るため、被加工物の材質によって印字結果が大きく左右
される。スキャニング方式では、レーザ光のレーザ出力
(光強度)、スキャニング速度、Qスイッチ周波数等の
マーキング条件の値を変えることで、印字の出来具合を
調節することができる。良好な印字品質を得るうえで、
マーキング条件の設定値を被加工物の材質に合った最適
値に選定することが肝要である。
【0004】従来より、この種のレーザマーキング法で
は、現場の作業者がマーキング条件の値を適当に選んで
実際に被加工物またはサンプルに目的のパターンを試験
的にマーキングし、満足できる印字結果が得られたとき
のマーキング条件の値(仮設定値)を正規の設定値に選
ぶようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のマーキング条件設定値の決定方法において
は、マーキング条件の値(仮設定値)を試行錯誤で模索
しながら選定して、満足できる印字品質が得られるまで
試験マーキングを何度も繰り返し行わなくてはならず、
現場ユーザにとって、特に経験の少ないユーザにとって
は非常に面倒で手間のかかる作業となっていた。
【0006】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので、マーキング条件について最適な設定値を
容易に選定できるようにしたスキャニング式レーザマー
キング方法および装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載のスキャニング式レーザマーキング
方法は、文字、記号または図形等からなる所望のパター
ンを設定する工程と、マーキング特性を規定する複数の
条件項目の中の少なくとも1つの条件項目をパラメータ
条件として選択する工程と、各々の前記パラメータ条件
について1つまたは複数の値を仮設定する工程と、前記
パラメータ条件以外の条件項目毎に1つの値を仮設定す
る工程と、前記条件項目毎の仮設定値を組み合わせて複
数組の条件仮設定値とする工程と、前記複数組の条件仮
設定値に応じた前記パターンのマーキング位置をそれぞ
れ設定する工程と、各組の条件仮設定値に応じて被加工
物の表面上の前記マーキング位置にレーザ光をスキャニ
ングしながら照射して前記パターンを試験マーキングす
る工程とを有する方法とした。
【0008】また、請求項2に記載のスキャニング式レ
ーザマーキング方法は、上記請求項1に記載の方法にお
いて、さらに、前記試験マーキングされた複数個の前記
パターンの中から最良のパターンを選択する工程と、前
記選択された最良のパターンに対応する前記複数の条件
項目の仮設定値の組を正式マーキング用の正規設定値と
して設定する工程とを有する方法とした。
【0009】また、請求項3に記載のスキャニング式レ
ーザマーキング方法は、上記請求項1または2に記載の
方法において、試験マーキングされる複数個の前記パタ
ーンについてそれぞれ対応する前記パラメータ条件の仮
設定値を所定位置にマーキングする工程を含む方法とし
た。
【0010】請求項4に記載のスキャニング式レーザマ
ーキング装置は、文字、記号または図形等からなる所望
のパターンを設定するためのパターン設定手段と、前記
マーキングを規定する複数の条件項目の中の少なくとも
1つの条件項目をパラメータ条件として選択するための
パラメータ条件選択手段と、各々の前記パラメータ条件
について1つまたは複数の値を仮設定するための第1の
仮設定手段と、前記パラメータ条件以外の条件項目毎に
1つの値を仮設定するための第2の仮設定手段と、前記
条件項目毎の仮設定値を組み合わせて複数組の条件仮設
定値とする組分け手段と、前記複数組の条件仮設定値に
応じた前記パターンのマーキング位置をそれぞれ設定す
るためのマーキング位置設定手段と、各組の条件仮設定
値に応じて被加工物の表面上の前記マーキング位置にレ
ーザ光をスキャニングしながら照射して前記パターンを
試験マーキングするマーキング手段とを具備する構成と
した。
【0011】請求項5に記載のスキャニング式レーザマ
ーキング装置は、上記請求項4に記載の装置において、
前記第1の仮設定手段が、各々の前記パラメータ条件に
ついて仮設定値の初期値を設定するための初期値設定手
段と、各々の前記パラメータ条件の仮設定値をインクリ
メントまたはディクリメントさせるステップ値を設定す
るためのステップ設定手段と、各々の前記パラメータ条
件の仮設定値の個数を設定するための仮設定値数設定手
段と、各々の前記パラメータ条件について、設定された
前記初期値、ステップ値および仮設定値の個数に基づい
て前記初期値以外の仮設定値を演算によって求める仮設
定値演算手段とを有する構成とした。
【0012】請求項6に記載のスキャニング式レーザマ
ーキング装置は、上記請求項4または5に記載の装置に
おいて、前記マーキング位置設定手段が、前記複数の組
の条件仮設定値に応じた複数個の前記パターンを所望の
配列型式で配列するためのパターン配列設定手段を有す
る構成とした。
【0013】請求項7に記載のスキャニング式レーザマ
ーキング装置は、上記請求項6に記載の装置において、
前記パターン配列設定手段が、各々の前記パラメータ条
件について予め設定されたパターン配列方向の1つを選
択するためのパターン配列方向選択手段を有する構成と
した。
【0014】請求項8に記載のスキャニング式レーザマ
ーキング装置は、上記請求項7に記載の装置において、
前記パターン配列設定手段が、前記パターン配列方向に
沿って配列される複数個の前記パターンに対応する前記
パラメータ条件の仮設定値が次第に増加または減少する
ようにそれら複数個の前記パターンを配列するためのパ
ターン配列順序決定手段を有する構成とした。
【0015】請求項9に記載のスキャニング式レーザマ
ーキング装置は、上記請求項7または8に記載の装置に
おいて、前記パターン配列設定手段が、各々の前記パラ
メータ条件に対応する前記パターン配列方向毎に前記パ
ターンの配列数を設定するためのパターン配列数設定手
段を有する構成とした。
【0016】請求項10に記載のスキャニング式レーザ
マーキング装置は、上記請求項4〜9のいずれかに記載
の装置において、前記パターン配列設定手段が、各々の
前記パラメータ条件に対応する前記パターン配列方向毎
に前記パターンの配列間隔を設定するためのパターン配
列間隔設定手段を有する構成とした。
【0017】請求項11に記載のスキャニング式レーザ
マーキング装置は、上記請求項6〜10のいずれかに記
載の装置において、前記パラメータ条件選択手段が所望
の2つの条件をパラメータとして選択可能とし、前記パ
ターン配列設定手段が2つのパラメータ条件に対応する
X軸方向およびY軸方向をそれぞれ第1および第2のパ
ターン配列方向とするマトリックス型式で前記複数の組
の条件仮設定値に応じた複数個の前記パターンを配列す
る構成とした。
【0018】請求項12に記載のスキャニング式レーザ
マーキング装置は、上記請求項6〜11のいずれかに記
載の装置において、試験マーキングされる複数個の前記
パターンについてそれぞれ対応する前記パラメータ条件
の仮設定値を所定位置にマーキングする仮設定値マーキ
ング手段を含む構成とした。
【0019】請求項13に記載のスキャニング式レーザ
マーキング装置は、上記請求項4〜12のいずれかに記
載の装置において、さらに、前記複数の組の条件仮設定
値に対応する複数個の前記パターンを前記マーキング位
置設定手段によって設定されたそれぞれのマーキング位
置に相当する位置に配列して表示出力するパターン表示
手段を有する構成とした。
【0020】請求項14に記載のスキャニング式レーザ
マーキング装置は、上記請求項13に記載の装置におい
て、さらに、表示出力される複数個の前記パターンにつ
いてそれぞれ対応する前記パラメータ条件の仮設定値を
所定位置に表示出力する仮設定値表示手段を有する構成
とした。
【0021】請求項15に記載のスキャニング式レーザ
マーキング装置は、上記請求項13または14に記載の
装置において、さらに、表示出力される複数個の前記パ
ターンについてそれぞれ対応するパターン配列位置を示
すデータを表示出力するパターン配列位置表示手段を有
する構成とした。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付図を参照して本発明の
実施例を説明する。
【0023】図1に、本発明の一実施例によるスキャニ
ング式YAGレーザマーキング装置の外観を示す。この
YAGレーザマーキング装置は、制御電源ユニット10
とレーザ発振ユニット12とスキャニング・ヘッド20
とを有する。
【0024】制御電源ユニット10において、上部室に
は表示部のディスプレイ13が設けられ、中間室(前扉
14の奥)にはキーボードや制御基板が設けられ、下部
室(前扉16の奥)にはレーザ電源回路やレーザ冷却装
置等が配置されている。中間室内の制御部より発生され
たスキャニング制御信号は所定の信号線(図示せず)を
介してスキャニング・ヘッド20へ伝送される。スキャ
ニング・ヘッド20はレーザ発振ユニット12のレーザ
出射口に取り付けられ、ヘッド20の真下に作業台18
が配置されている。この作業台18の上で、被加工物W
にマーキングが施される。
【0025】図2に、制御電源ユニット10およびレー
ザ発振ユニット12内の要部の構成を示す。
【0026】レーザ発振ユニット12内には、マーキン
グ用のYAGレーザ光LM を発振出力するためのYAG
レーザ発振器22が設けられるとともに、可視性たとえ
ば赤色のガイド光LG を発生するためのHe−Neレー
ザ24も設けられている。
【0027】YAGレーザ発振器22より発振出力され
たYAGレーザ光LM は、先ずミラー26で光路が直角
に曲げられ、次にミラー28で光路が直角に曲げられて
から直進してスキャニング・ヘッド20へ送られる。H
e−Neレーザ24より発生されたガイド光LG は、先
ずミラー30で光路が直角に曲げられ、次にミラー32
で光路が直角に曲げられてからミラー28を裏側から透
過し、そのまま直進してスキャニング・ヘッド20へ送
られる。
【0028】制御電源ユニット10内には、YAGレー
ザ電源部34、He−Neレーザ電源部36、制御部3
8、入力部40、表示部42、印字部44、インタフェ
ース回路46等が設けられている。
【0029】YAGレーザ電源部34は、制御部38の
制御の下でYAGレーザ発振器22内のレーザ励起手段
たとえば励起ランプにランプ電流Iを供給する。He−
Neレーザ電源部36は、制御部38の制御の下でHe
−Neレーザ24内のレーザ励起手段(たとえばレーザ
管)に電力を供給する。
【0030】入力部40は、キーボード、マウス、イメ
ージスキャナ等の入力装置を含んでいる。表示部42
は、制御部38からの画像または文字データおよび表示
制御にしたがってディスプレイ13に画面を映し出す。
印字部44は、表示部42に表示可能な画面に相当する
画像を印字出力する。インタフェース回路46は、外部
装置(図示せず)とデータや制御信号等をやりとりする
ために用いられる。
【0031】制御部38は、マイクロコンピュータから
なり、内蔵のメモリに蓄積されている所定のソフトウェ
アにしたがって所要のデータ処理を行い、装置内の各部
を制御する。また、制御部38は、後述するようなスキ
ャニング・ヘッド20におけるスキャニング動作を制御
するためのスキャニング制御信号を信号線48を介して
ヘッド20内のスキャニング駆動回路に供給する。ま
た、YAGレーザ発振器22には大きなピークパワーを
有する繰り返しパルスレーザ光を得るためのQスイッチ
(図示せず)が内蔵されており、制御部38は制御線5
0を介してこのQスイッチの制御を行う。
【0032】図3に、スキャニング・ヘッド20内のス
キャニング機構の構成例を示す。このスキャニング機構
は、互いに直交する回転軸52a,54aに取り付けら
れたX軸スキャン・ミラー52およびY軸スキャン・ミ
ラー54と、両ミラー52,54をそれぞれ回転振動
(首振り)させるX軸ガルバノメータ56およびY軸ガ
ルバノメータ58を有している。
【0033】スキャニング・ヘッド20内に入って来た
レーザ発振ユニット12からのレーザ光LM およびガイ
ド光LG は、先ずX軸スキャン・ミラー52に入射し
て、そこで全反射してからY軸スキャン・ミラー54に
入射し、このミラー54で全反射してのちfθレンズ6
0を通って被加工物Wのマーキング加工面に集光照射す
る。マーキング面上のビームスポットSPの位置は、X
方向においてはX軸スキャン・ミラー52の振れ角によ
って決まり、Y方向においてはY軸スキャン・ミラー5
4の振れ角によって決まる。
【0034】X軸スキャン・ミラー52は、X軸ガルバ
ノメータ56の駆動で矢印A,A’方向に回転振動(首
振り)する。一方、Y軸スキャン・ミラー54は、Y軸
ガルバノメータ58の駆動で矢印B,B’方向に回転振
動(首振り)する。
【0035】X軸ガルバノメータ56には、X軸スキャ
ン・ミラー52に結合された可動鉄片(回転子)と、こ
の可動鉄片に接続された制御バネと、固定子に取り付け
られた駆動コイルとが内蔵されている。X軸ガルバノメ
ータ駆動回路(図示せず)よりX方向スキャニング制御
信号に応じた駆動電流が電気ケーブル62を介してX軸
ガルバノメータ56内の該駆動コイルに供給されること
で、該可動鉄片(回転子)が該制御バネに抗してX軸ス
キャン・ミラー52と一体にX方向スキャニング制御信
号の指定する角度に振れるようになっている。
【0036】Y軸ガルバノメータ58も同様の構成を有
しており、Y軸ガルバノメータ駆動回路(図示せず)よ
りY方向スキャニング制御信号に応じた駆動電流が電気
ケーブル64を介してY軸ガルバノメータ58内の駆動
コイルに供給されることで、Y軸ガルバノメータ58内
の可動鉄片(回転子)がY軸スキャン・ミラー54と一
体にY方向スキャニング制御信号の指定する角度に振れ
るようになっている。
【0037】したがって、レーザ発振ユニット12から
のレーザ光LM およびガイド光LGがスキャニング・ヘ
ッド20内に所定のタイミングで入ってくる度に、それ
と同期して両ガルバノメータ56,58がX方向および
Y方向スキャニング制御信号に応じてX軸スキャン・ミ
ラー52およびY軸スキャン・ミラー54をそれぞれ所
定の角度で振ることにより、被加工物Wのマーキング面
上でレーザ光LM およびガイド光LG のビームスポット
SPがスキャニングされる。
【0038】図4に、本実施例において制御電源ユニッ
ト10のディスプレイ13で表示されるトライアルマト
リックス画面の一例を示す。
【0039】このトライアルマトリックス画面におい
て、ユーザは、本実施例によるトライアル(試験)マー
キングの設定を行うことができる。
【0040】トライアルマトリックス画面は、画面左端
部から中央部にわたって拡がるパターン表示画面70
と、このパターン表示画面の右側に表示される条件設定
画面72とに分割されている。
【0041】条件設定画面72において、垂直方向一列
に配置されている複数個の短冊状表示枠“□”は、その
左隣に表示された各項目について任意のデータ(設定値
または仮設定値)を入力表示する欄である。
【0042】データ入力可能な項目のうち、最上部の
「起動番号」は、1つのパターンに関する全てのデータ
を一括管理するためのID番号である。この「起動番
号」の欄に所望の番号たとえば“5”を入力すると、こ
の起動番号“5”で登録されているパターンのファイル
名(この例では“123.MKE ”)が上隣の「ファイル名」
表示欄に表示されると同時に、パターン表示画面70上
に該当パターン(この例では文字列“ABCD”)が表
示される。
【0043】なお、数値データを入力するには、該当箇
所をカーソルで指示し、キーボードより該当数値データ
をキー入力すればよい。
【0044】上記「起動番号」の下に設けられている項
目「パラメータ」では、X軸方向とY軸方向とでそれぞ
れ所望のパラメータ条件を指定できるようになってい
る。
【0045】図5に示すように、「X軸」の欄の右隣に
表示されているマーク“▼”にカーソルを移動させてマ
ウスをクリックすると、パラメータ条件として選択可能
なマーキング条件がこの欄の近傍(下隣)に一覧表示さ
れる。
【0046】本実施例では、スピード(スキャニング速
度)、周波数(Qスイッチ周波数)および電流(ランプ
電流)の3つの条件について任意の値を仮設定すること
ができるとともに、これら3条件の中からパラメータ条
件を選択することが可能となっている。
【0047】図5の一覧表の中でたとえば“電流”をク
リックすると、「X軸パラメータ条件」として「電流」
を選択したことになり、「X軸」の欄に“電流”と表示
される。「Y軸パラメータ条件」についても、同様の操
作により、上記3つのマーキング条件の中からたとえば
「スピード」を選択することができる。
【0048】X軸パラメータ条件に関連して、「列
数」、「間隔」および「オフセット」の設定項目が設け
られている。
【0049】「列数」は、直接的にはX軸方向における
パターン配列数を表し、間接的にはX軸パラメータ条件
(「電流」)の仮設定値の個数を表す。図示の例では、
「列数」に“6”(列)が入力されている。「間隔」
は、トライアルマーキング(試験)マーキングにおける
X軸方向のパターン配列間隔を表す。図示の例では、
「間隔」に“9.00”(mm)が入力されている。
「オフセット」は、トライアルマーキングにおけるX軸
方向のパターン配列始端位置(座標中心点からの距離)
を表す。図示の例では、「オフセット」に“−25.0
0”(mm)が入力されている。
【0050】Y軸パラメータ条件においても、「行
数」、「間隔」および「オフセット」の設定項目が設け
られている。
【0051】「行数」は、直接的にはY軸方向における
パターン配列数を表し、間接的にはY軸パラメータ条件
(「スピード」)に係る仮設定値の個数を表す。図示の
例では、“8”(行)が入力されている。「Y軸」方向
における「間隔」は、試験マーキングにおけるY軸方向
のパターン配列間隔を表す。図示の例では“4.00”
(mm)が入力されている。「Y軸」方向における「オ
フセット」は、試験マーキングにおけるY軸方向のパタ
ーン配列始端位置を表す。図示の例では、“−25.0
0”(mm)が入力されている。
【0052】「パラメータ」項目の下には、本実施例に
おけるマーキング条件である「スピード(スキャニング
速度)」、「Qスイッチ周波数」、「電流(ランプ電
流)」の3条件についてそれぞれ「初期値」および「ス
テップ」の設定項目が設けられている。「初期値」は本
実施例のトライアルマーキングのための各マーキング条
件の仮設定値の初期値を表し、「ステップ」は各マーキ
ング条件の仮設定値をパラメータとしてインクリメント
またはディクリメントさせるときのステップ値を表す。
【0053】図示の例では、「スピード」について「初
期値」に“100”(mm/s)、「ステップ」に“5
0”(mm/s)がそれぞれ入力され、「Qスイッチ周
波数」については「初期値」に“2.0”(kHz)、
「ステップ」に“1.0”(kHz)がそれぞれ入力さ
れ、「電流」については「初期値」に“12.0”
(A)、「ステップ」に“1.0”(A)がそれぞれ入
力されている。
【0054】もっとも、図示の例の場合、「ステップ」
のデータが有意に機能するのは、「X軸パラメータ条
件」に選ばれている「電流」と、「Y軸パラメータ条
件」に選ばれている「スピード」においてである。「Q
スイッチ周波数」はパラメータ条件には選ばれていない
ため、その「ステップ」は意味を持たず、仮設定値は
「初期値」に固定される。
【0055】図6に、トライアルマトリックス画面にお
いて制御部38により実行されるデータ入力処理の手順
を示す。
【0056】何れかのデータ表示欄“□”について入力
部40よりデータを入力すると(ステップA1 )、該当
設定項目に対応したデータ入力処理A2(i)および表示処
理A3(i)を実行する。
【0057】たとえば、「X軸パラメータ条件」につい
て「電流」が指示(選択)されたときは、制御部38に
内蔵されるデータメモリの所定の番地に「X軸パラメー
タ条件」の設定値として「電流」を登録する(ステップ
A2(1))。そして、条件設定画面72内の該当欄つまり
「X軸パラメータ」項目の右隣のデータ表示欄に“電
流”の文字を表示するとともに、パターン表示画面70
の下端縁部のX軸パラメータ表示欄に“電流”の文字を
表示する(ステップA3(1))。
【0058】また、X軸方向の「列数」について数値デ
ータたとえば“6”が入力されたときは、上記データメ
モリの所定の番地に「列数」設定値として「6」(列)
を登録する(ステップA2(2))。そして、条件設定画面
72内の該当欄に入力データ値“6”を表示するととも
に、パターン表示画面70上では設定パターン“ABC
D”をX軸方向に6列に多重展開して表示する(ステッ
プA3(2))。
【0059】なお、一部の項目についてのみデータが入
力され残りの項目には未だデータが入力されていないと
きは、それら残りの項目に適当なデフォルト値を与える
ことで、パターン表示画面70上に設定パターン“AB
CD”を中間段階の配列で多重展開して表示することが
できる。
【0060】X軸方向の「間隔」について数値データた
とえば“9.00”が入力されたときは、この設定項目
に対応する上記データメモリの所定の番地に「9.0
0」(mm)を登録する(ステップA2(3))。そして、
条件設定画面72内の該当欄に入力データ値“9.0
0”を表示するとともに、パターン表示画面70上では
X軸方向における設定パターン“ABCD”の配列間隔
を入力値(9.00mm)に対応した画面表示間隔とす
る(ステップA3(3))。
【0061】上記のように「列数」および「間隔」の設
定値が揃った時点で、X軸方向における各列のパターン
“ABCD”の位置(マーキング位置および画面表示位
置)を演算で求め、求めた各位置をデータメモリ内に登
録しておく。この処理は、「列数」または「間隔」のデ
ータ入力処理(A2(2),A2(3))の一環として実行され
てよい。
【0062】マーキング条件たとえば「電流」の「初期
値」についてたとえば“12.0”が入力されたとき
は、この設定項目に対応するデータメモリの所定の番地
に「12.0」(A)を登録する(ステップA2(n-
1))。表示処理としては、該当欄に入力値“12.0”
を表示する(ステップA3(n-1))。
【0063】また、「電流」の「ステップ」についてた
とえば“1.0”が入力されたときは、この項目に対応
するデータメモリの所定の番地に「1.0」(A)を登
録する(ステップA2(n))。また、表示処理として、該
当欄に入力値“1.0”を表示する(ステップA3
(n))。
【0064】本例のように、「電流」がパラメータ条件
に選ばれていて、その「列数」(または「行数」)、
「初期値」および「ステップ」の設定値が揃った時は、
その時点のデータ入力処理(A2(2),A2(n-1)またはA
2(n))の中で、図7に示すような手順(B1 〜B5 )に
より仮設定値演算処理を実行してよい。
【0065】より詳細には、最初に列(行)数NA、初
期値P1、ステップ△Pをセットし(ステップB1)、初
期値P1を被加数PNとし、これにステップ△Pを加える
ことで、このパラメータ条件における2番目の仮設定値
P2(PN+1)を得る(ステップB2)。次に、この2番
目の仮設定値P2を被加数PNとし、これにステップ△P
を加えることで、このパラメータ条件における3番目の
仮設定値P3(PN+1)を得る(ステップB2)。以下、
同様にして4番目、5番目‥‥の仮設定値P4、P5‥‥
が得られる。そして、列(行)数NAに相当する個数の
仮設定値を全部求めたなら、この仮設定値演算処理を終
了する(ステップB3、B4)。
【0066】この演算処理によって得られた「電流」の
仮設定値は、データメモリ内の所定の記憶番地に格納
(登録)する。他のパラメータ条件(図示の例では「ス
ピード」)についても、同様の仮設定値演算処理によっ
て初期値以外の仮設定値を求める。
【0067】上記のようにして、ユーザはトライアルマ
トリックス画面上で所望のトライアルマーキングを行う
ための所要の条件設定ないし仮設定を行うことができ
る。
【0068】図4は、一通りの設定入力を終えた段階の
トライアルマトリックス画面(一例)を示している。画
面に表示されている設定値・仮設定値および設定パター
ンのデータは起動番号ないしファイル名で一括管理さ
れ、画面消去しても保存することができる。そして、登
録抹消しない限り該当起動番号で何時でも画面に呼び出
すことができ、さらには所定のキー操作によりトライア
ルマトリックス画面に表示の設定内容でトライアルマー
キングを実行させることができる。
【0069】図8に、本実施例における制御部38のト
ライアルマーキング実行処理の手順を示す。なお、本実
施例のトライアルマーキングにおいて、図4に例示する
ようなマトリックス型式に平面展開して設定パターンを
複数個印字する場合は、四方に拡がった平坦面を有する
サンプルを被加工物Wに用いるのが望ましい。
【0070】トライアルマーキング実行モードを開始す
るときは、先ず、今回指示された起動番号を識別する
(ステップC1 )。たとえば、図4のトライアルマトリ
ックス画面で設定された起動番号「5」を識別したとす
る。
【0071】次に、この起動番号「5」に対応するマー
キングデータの初期化を行う(ステップC2 )。すなわ
ち、起動番号「5」で登録されているマーキングデータ
をデータメモリから検索する。ここで検索されるマーキ
ングデータには、設定パターン「ABCD」の文字・図
形データ(描画データ)と条件設定画面72より設定入
力された各種条件または項目の設定値ないし仮設定値の
データとが含まれる。そのうち、パラメータ条件の仮設
定値については、最初に初期値を選択する。マーキング
位置についても最初に初期値を選択する。
【0072】したがって、第1列第1行分のトライアル
マーキングのための第1組の条件データとして、パラメ
ータ条件である「電流」および「スピード」については
それぞれ複数個の仮設定値の中から初期値がセットさ
れ、非パラメータ条件であるマーキング条件の「Qスイ
ッチ周波数」については唯一の仮設定値(初期値)が選
ばれ、他の所要の条件についても一定の設定値がセット
される。
【0073】制御部38は、上記初期化で用意した第1
組の条件データ(設定値・仮設定値)にしたがって各部
を動作させて、トライアルマトリックスにおける第1列
第1行分のトライアルマーキングを実行する(ステップ
C3 )。
【0074】この場合、制御部38は、YAGレーザ電
源部34およびHe−Neレーザ電源部36を通じてそ
れぞれYAGレーザ発振器22およびHe−Neレーザ
24を作動させ、YAGレーザ光LM およびガイド光L
G をそれぞれ点灯させる。YAGレーザ電源部34に
は、X軸パラメータ条件「電流」の初期値に等しいラン
プ電流IをYAGレーザ発振器22内の励起ランプに供
給させる。また、YAGレーザ発振器22内のQスイッ
チを、マーキング条件「Qスイッチ周波数」の初期値に
等しい周波数でQスイッチ動作させる。
【0075】そして、制御部38は、上記描画データお
よび条件データに応じたスキャニング制御信号をスキャ
ニング・ヘッド20に送って、被加工物(サンプル)W
の表面上でYAGレーザ光LM およびガイド光LG のビ
ームスポットSPをスキャニングさせる。ここで、スキ
ャニング速度は、Y軸パラメータ条件「スピード」の初
期値に等しい値とする。また、スキャニング(マーキン
グ)位置は、被加工物Wの表面に設定されたトライアル
マトリックス領域における第1列第1行の位置とする。
【0076】このスキャニング動作により、被加工物W
の表面上では、YAGレーザ光LMのビームスポットの
当たった被加工物表面の微小部分がレーザエネルギーで
瞬間的に蒸発または変色し、“ABCD”と設定パター
ンが印字される。
【0077】もっとも、トライアルマーキングの印字結
果であるから、印字品質が保証されているわけではな
く、設定パターン「ABCD」が鮮明に印字されること
もあれば、濃すぎて滲んだり、逆に薄すぎて目視で認識
できないこともある。
【0078】上記のようにして第1列第1行分のトライ
アルマーキングを終了すると、次に第1列第2行分のト
ライアルマーキング用の第2組の条件データをセットす
る。このために、Y軸パラメータ条件「スピード」の仮
設定値を1つステップ的に更新するとともに(ステップ
C5 )、Y軸方向でマーキング位置を1行分(第1行か
ら第2行へ)ステップ的に更新する(ステップC6 )。
他の条件については設定値データを変更せず、前回と同
じものを用いる。
【0079】制御部38は、上記更新処理(C5 ,C6
)によって得られた第2組の条件データにしたがって
各部を動作させて、第1列第2行分のトライアルマーキ
ングを実行する(ステップC3 )。
【0080】その際、制御部38は、YAGレーザ電源
部34よりYAGレーザ発振器22内の励起ランプに対
しては、前回と同様にX軸パラメータ条件「電流」の初
期値に相当するランプ電流Iを供給する。また、YAG
レーザ発振器22内のQスイッチを、マーキング条件
「Qスイッチ周波数」の初期値(一定の仮設定値)に等
しいQスイッチ周波数でQスイッチ動作させる。ただ
し、スキャニング・ヘッド20においては、上記更新処
理(C5 )で更新されたY軸パラメータ条件「スピー
ド」の仮設定値に相当するスキャニング速度で、かつ上
記更新処理(C6 )で更新されたマーキング位置にて、
YAGレーザ光LM およびガイド光LG を振らせる。
【0081】これにより、被加工物Wの表面上の所定位
置、つまりトライアルマトリックスにおける第1列第2
行の位置に、第2組の条件データに応じた設定パターン
「ABCD」が印字される。
【0082】上記のようにして、同一のパターン「AB
CD」につきY軸パラメータ条件「スピード」の仮設定
値を1回(1行)毎に更新させ他の条件の設定値を一定
値とするトライアルマーキングを「行数」の設定回数
(8回)だけ行う。その結果、被加工物Wの表面上に、
トライアルマトリックスにおける第1列分の印字結果が
得られる。
【0083】第1列の最後の行(第8行)に対するトラ
イアルマーキングが終了すると(ステップC4 )、Y軸
パラメータ条件「スピード」の仮設定値を初期値に戻す
とともに(ステップC7 )、Y軸方向のマーキング位置
を初期値(第1行)に戻す(ステップC8 )。
【0084】次いで、X軸方向における更新処理を行
う。すなわち、X軸パラメータ条件「電流」の仮設定値
を1ステップだけ更新し(ステップC10)、X軸方向の
マーキング位置を1列分(第1列から第2列へ)だけ更
新する(ステップC11)。他の条件については設定値デ
ータを変更せず、前回と同じものを用いる。
【0085】制御部38は、上記Y軸方向の初期化処理
(C7 ,C8 )およびX軸方向の更新処理(C10,C1
1)によって得られた条件データにしたがって各部を動
作させ、第2列第1行分のトライアルマーキングを実行
する(ステップC3 )。
【0086】その際、制御部38は、YAGレーザ電源
部34よりYAGレーザ発振器22内の励起ランプに対
しては、第1列第1行分のトライアルマーキングのとき
と同じ電流値(仮設定値の初期値)でランプ電流Iを供
給する。また、YAGレーザ発振器22内のQスイッチ
については、マーキング条件「Qスイッチ周波数」の初
期値(一定の仮設定値)に等しいQスイッチ周波数でQ
スイッチング制御を行う。
【0087】また、スキャニング・ヘッド20において
は、上記初期化処理(C7 )で初期化されたY軸パラメ
ータ条件「スピード」の仮設定値(初期値)に等しいス
キャニング速度で、かつ上記初期化処理(C8 )により
Y軸方向で初期化されるとともに上記更新処理(C11)
によりX軸方向で更新されたマーキング位置にて、YA
Gレーザ光LM およびガイド光LG を振らせる。
【0088】これにより、被加工物Wの表面上の所定位
置、つまりトライアルマトリックスにおける第2列第1
行の位置に、第9組の条件データに応じた設定パターン
「ABCD」が印字される。
【0089】第2列でも、上記第1列の場合と同様の手
順(ステップC3 〜C6 )で、同一のパターン「ABC
D」につきY軸パラメータ条件「スピード」の仮設定値
だけ異なり他の条件の設定値は一定であるトライアルマ
ーキングが「行数」の回数(8回)だけ行われる。その
結果、トライアルマトリックスにおける第2列分の印字
結果が得られる。
【0090】以下、第3列以降についても、上記と同様
の手順(ステップC3 〜C11)で、同一のパターン「A
BCD」につき1行毎にY軸パラメータ条件「スピー
ド」の仮設定値を更新するとともに1列毎にX軸パラメ
ータ条件「電流」の仮設定値を更新し他の条件の設定値
を一定とするトライアルマーキングが各列各行について
行われる。
【0091】その結果、被加工物(サンプル)Wの表面
上に、トライアルマトリックス画面のパターン表示画面
70に表示されるものと相似の6列8行のマトリックス
型式で、トライアルマーキングによる設定パターン「A
BCD」の印字結果が複数個(48個)得られる。
【0092】もっとも、上記したように、マーキング条
件を種々変更したトライアルマーキングであるから、ト
ライアルマトリックスの一部においてレーザビームスポ
ットのエネルギーが小さすぎて実質的に印字パターンが
現れないこともある。
【0093】図9に、トライアルマーキングの印字結果
の一部を模式的に示す。X軸方向では、X軸パラメータ
条件である「電流」(ランプ電流)の仮設定値が1列毎
にステップ的に増大するため、パターン「ABCD」の
印字がだんだんと濃くなる。一方、Y軸方向では、Y軸
パラメータ条件である「スピード」(スキャニング速
度)の仮設定値が1行毎にステップ的に増大するため、
パターン「ABCD」の印字がだんだんと薄くなる。
【0094】ユーザは、1回の条件仮設定、1回のトラ
イアルマーキングでマーキング条件の種々多様な仮設定
値に応じた同一パターンについての多数の試験結果を一
挙に獲得することができる。従来のように試行錯誤的に
模索して条件の仮設定値を選ぶ手間は要らない。そし
て、被加工物(サンプル)Wの表面上に整然とマトリク
ス状に配列されたトライアルマーキングの全試験結果を
比較観察することで、一目で最良の試験結果を判別する
ことができる。
【0095】したがって、経験の少ないユーザでも、マ
ーキング条件について最適な設定値を容易に選択するこ
とができる。
【0096】なお、1回のトライアルマーキングにおい
ていずれの試験結果にも満足できない場合は、トライア
ルマトリックス画面(図4)で1つまたは複数の設定項
目に別の設定値または仮設定値を入力し、トライアルマ
ーキングを再度行うこともできる。
【0097】ユーザは、満足できる試験結果を見付けた
ときは、トライアルマトリックスにおける該当パターン
「ABCD」の配列位置を割り出し、その位置から該当
パターン「ABCD」の試験結果をもたらした条件デー
タを簡単に割り出すことができる。
【0098】たとえば、本例において、満足できる試験
結果としてトライアルマトリックスの第3列第4行のパ
ターンを選んだとする。このパターンに対応するマーキ
ング条件「電流」、「スピード」、「Qスイッチ周波
数」の仮設定値は、次のようにして求められる。
【0099】「電流」の仮設定値は、12.0(初期
値)+1.0(ステップ値)×2(第3列分のステップ
数)×=14.0(A)である。「スピード」仮設定値
は、100(初期値)+50(ステップ値)×3(第4
行分のステップ数)×=250(mm/s)である。
「Qスイッチ周波数」の仮設定値は、2.0kHz(初
期値)である。
【0100】ユーザは、上記のようにして割り出したマ
ーキング条件「電流」、「スピード」、「Qスイッチ周
波数」の仮設定値を正式マーキング用の正規設定値とし
てよい。
【0101】図10に、正式マーキングの設定を行うた
めのメイン設定画面を示す。
【0102】ユーザは、このメイン設定画面で設定項目
として設けられているマーキング条件「スピード」、
「Qスイッチ周波数」、「電流」の各データ表示欄に上
記トライアルマーキングで割り出した仮設定値と等しい
数値をデータ入力すればよい。
【0103】上記データ入力操作に応じて、装置内では
制御部38が本例のパターン「ABCD」についてマー
キング条件「スピード」、「Qスイッチ周波数」、「電
流」の入力データを正式の設定値として登録する。
【0104】したがって、所定のユーザ操作により本例
のパターン「ABCD」について正式のマーキングを指
示されたとき、制御部38は、各マーキング条件の上記
設定値にしたがって各部を動作させてマーキング動作を
実行する。これによって、被加工物Wの表面に、所期の
印字品質でパターン「ABCD」が1個マーキングされ
る。なお、正式マーキングの被加工物Wは実際の製品と
してよい。
【0105】図11〜図13に、トライアルマトリック
ス画面において各位置のパターンに対応するパラメータ
条件ないしマーキング条件の仮設定値を割り出すための
機能の変形例を示す。
【0106】図11に示す例は、トライアルマトリック
スの各列および各行の側にそれぞれ対応するX軸パラメ
ータおよびY軸パラメータの仮設定値をマーキングまた
は表示するようにしたものである。これらの仮設定値を
マーキングするための条件は任意の値に設定されてよ
く、たとえば装置側で予めデフォルト値を使用すること
ができる。
【0107】かかるパラメータ値表示機能によれば、ユ
ーザは各パターンにおけるパラメータ条件の仮設定値を
計算で割り出す手間が省ける。さらに、仮設定値も被加
工物(サンプル)Wにマーキングされることで、ユーザ
は被加工物W上のマーキング状態を見て、直ちに最も適
切な仮設定値を見つけることができる。
【0108】図12の例は、トライアルマトリックス内
の任意のパターンをユーザがパターン表示画面70上で
選択指示すると、画面内の適当な場所に副画面74が表
示され、その副画面74内に該当パターンに対応するマ
ーキング条件の仮設定値が一覧表示されるようにしたも
のである。この機能においては、所定の操作たとえばク
リック操作に応じて副画面74に表示の仮設定値を正式
設定値に変更(登録)することが可能である。その場
合、メイン設定画面(図10)において、起動番号を入
力されると、装置側で、上記仮設定値から正式設定値に
転じたデータ値を各マーキング条件のデータ表示欄に自
動的に表示することができる。
【0109】なお、図12の例のように、トライアルマ
トリックスの各列および各行の側にそれぞれ列番号およ
び行番号を表示する機能もユーザには便利である
【0110】図13の機能は、トライアルマトリックス
内の各パターンに対応するマーキング条件の仮設定値を
組単位で一覧表示するものである。このような組別の全
仮設定値の一覧は、パターン表示画面70上でトライア
ルマトリックス表示(図4)と切替式で選択的に表示し
てよい。
【0111】なお、表示部42のディスプレイ13に表
示可能な任意の画面内容を印字部44により印字出力す
ることができる。また、インタフェース回路46を介し
てデータ伝送で外部装置へ送ることも可能である。
【0112】上記した例では、3つのマーキング条件
「電流」、「スピード」、「Qスイッチ周波数」のう
ち、「電流」がX軸パラメータ条件に選ばれ、「スピー
ド」がY軸パラメータ条件に選ばれた。このパラメータ
選定は一例であり、これら3つの条件の範囲内で任意の
パラメータ選定が可能である。たとえば、図14に示す
ように、「電流」をX軸パラメータ条件に選び、「Qス
イッチ周波数」をY軸パラメータ条件に選ぶこともでき
る。
【0113】上記した例においてパラメータ条件として
選択可能なマーキング条件は、「電流」、「スピー
ド」、「Qスイッチ周波数」であった。しかし、これら
の条件に限定されるものではない。たとえば、ランプ電
圧、ランプ電力、レーザ出力、Qスィッチ変調度等でも
可能である。レーザ励起光発生手段に半導体レーザを用
いた場合は、該半導体レーザに供給する電力または電流
をパラメータ条件に選ぶことが可能である。
【0114】また、トライアルマトリックスにおける各
バターン位置の配列順序を任意に選択することができ
る。同様に、トライアルマーキングにおける各パターン
の印字順次も任意に選択することができる。
【0115】また、上記実施例のトライアルマトリック
ス画面では、X軸パラメータの列数またはY軸パラメー
タの行数を「1」に設定することで、X軸方向またはY
軸方向において一列(一行)だけのパターン配列とする
ことも可能である。
【0116】しかし、本発明のトライアルマーキング
は、パターン配列の方向を限定するものではなく、任意
の配列方向が設定可能である。たとえば、斜め方向また
は回転(θ)方向にトライアルマーキングのパターンを
配列することも可能である。
【0117】上記実施例におけるトライアルマトリック
ス画面(図4、図14)あるいはメイン設定画面(図1
0)の画面内容は一例であり、任意の画面内容または任
意のデータ入力設定方式を採用することができる。
【0118】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスキャニ
ング式レーザマーキング方法または装置によれば、同一
の設定パターンについてマーキング条件の仮設定値を適
宜変えながら1回の試験マーキング動作で被加工物の表
面上の異なる位置に多数印字するようにしたので、マー
キング条件について最適な設定値を容易に選定すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるスキャニング式YAG
レーザマーキング装置の外観を示す斜視図である。
【図2】実施例の装置における制御電源ユニットおよび
レーザ発振ユニット内の要部の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】実施例の装置におけるスキャニング・ヘッド内
のスキャニング機構の構成例を示す斜視図である。
【図4】実施例の装置におけるトライアルマトリックス
画面の表示内容例を示す正面図である。
【図5】実施例におけるトライアルマトリックス画面の
表示内容の一部を拡大して示す部分拡大正面図である。
【図6】実施例のトライアルマトリックス画面における
データ入力処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】実施例においてパラメータ条件の仮設定値を求
めるための仮設定値演算処理の手順を示すフローチャー
トである。
【図8】実施例におけるトライアルマーキング実行処理
の手順を示すフローチャートである。
【図9】実施例におけるトライアルマーキングの印字結
果の一部を模式的に示す図である。
【図10】実施例におけるメイン設定画面の画面内容例
を示す正面図である。
【図11】実施例におけるトライアルマトリックス画面
の表示機能の一変形例を示す図である。
【図12】実施例におけるトライアルマトリックス画面
の表示機能の別の変形例を示す図である。
【図13】実施例におけるトライアルマトリックス画面
の表示機能の他の変形例を示す図である。
【図14】実施例のトライアルマトリックス画面におけ
る別のパラメータ選択例を示す図である。
【符号の説明】
10 制御電源ユニット 13 ディスプレイ 20 スキャニング・ヘッド 22 YAGレーザ発振器 34 YAGレーザ電源部 38 制御部 40 入力部 42 表示部 44 印字部 70 パターン表示画面 72 条件設定画面 74 副画面 W 被加工物

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字、記号または図形等からなる所望の
    パターンを設定する工程と、 マーキング特性を規定する複数の条件項目の中の少なく
    とも1つの条件項目をパラメータ条件として選択する工
    程と、 各々の前記パラメータ条件について1つまたは複数の値
    を仮設定する工程と、 前記パラメータ条件以外の条件項目毎に1つの値を仮設
    定する工程と、 前記条件項目毎の仮設定値を組み合わせて複数組の条件
    仮設定値とする工程と前記複数組の条件仮設定値に応じ
    た前記パターンのマーキング位置をそれぞれ設定する工
    程と、 各組の条件仮設定値に応じて被加工物の表面上の前記マ
    ーキング位置にレーザ光をスキャニングしながら照射し
    て前記パターンを試験マーキングする工程とを有するス
    キャニング式レーザマーキング方法。
  2. 【請求項2】 前記試験マーキングされた複数個の前記
    パターンの中から最良のパターンを選択する工程と、 前記選択された最良のパターンに対応する前記複数の条
    件項目の仮設定値の組を正式マーキング用の正規設定値
    として設定する工程とを有する請求項1に記載のスキャ
    ニング式レーザマーキング方法。
  3. 【請求項3】 試験マーキングされる複数個の前記パタ
    ーンについてそれぞれ対応する前記パラメータ条件の仮
    設定値を所定位置にマーキングする工程を含む請求項1
    または2に記載のスキャニング式レーザマーキング方
    法。
  4. 【請求項4】 文字、記号または図形等からなる所望の
    パターンを設定するためのパターン設定手段と、 前記マーキングを規定する複数の条件項目の中の少なく
    とも1つの条件項目をパラメータ条件として選択するた
    めのパラメータ条件選択手段と、 各々の前記パラメータ条件について1つまたは複数の値
    を仮設定するための第1の仮設定手段と、 前記パラメータ条件以外の条件項目毎に1つの値を仮設
    定するための第2の仮設定手段と、 前記条件項目毎の仮設定値を組み合わせて複数組の条件
    仮設定値とする組分け手段と、 前記複数組の条件仮設定値に応じた前記パターンのマー
    キング位置をそれぞれ設定するためのマーキング位置設
    定手段と、 各組の条件仮設定値に応じて被加工物の表面上の前記マ
    ーキング位置にレーザ光をスキャニングしながら照射し
    て前記パターンを試験マーキングするマーキング手段と
    を具備するスキャニング式レーザマーキング装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の仮設定手段が、 各々の前記パラメータ条件について仮設定値の初期値を
    設定するための初期値設定手段と、 各々の前記パラメータ条件の仮設定値をインクリメント
    またはディクリメントさせるステップ値を設定するため
    のステップ設定手段と、 各々の前記パラメータ条件の仮設定値の個数を設定する
    ための仮設定値数設定手段と、 各々の前記パラメータ条件について、設定された前記初
    期値、ステップ値および仮設定値の個数に基づいて前記
    初期値以外の仮設定値を演算によって求める仮設定値演
    算手段とを有する請求項4に記載のスキャニング式レー
    ザマーキング装置。
  6. 【請求項6】 前記マーキング位置設定手段が、前記複
    数の組の条件仮設定値に応じた複数個の前記パターンを
    所望の配列型式で配列するためのパターン配列設定手段
    を有する請求項4または5に記載のレーザマーキング装
    置。
  7. 【請求項7】 前記パターン配列設定手段が、各々の前
    記パラメータ条件について予め設定されたパターン配列
    方向の1つを選択するためのパターン配列方向選択手段
    を有する請求項6に記載のスキャニング式レーザマーキ
    ング装置。
  8. 【請求項8】 前記パターン配列設定手段が、前記パタ
    ーン配列方向に沿って配列される複数個の前記パターン
    に対応する前記パラメータ条件の仮設定値が次第に増加
    または減少するようにそれら複数個の前記パターンを配
    列するためのパターン配列順序決定手段を有する請求項
    7に記載のスキャニング式レーザマーキング装置。
  9. 【請求項9】 前記パターン配列設定手段が、各々の前
    記パラメータ条件に対応する前記パターン配列方向毎に
    前記パターンの配列数を設定するためのパターン配列数
    設定手段を有する請求項7または8に記載のスキャニン
    グ式レーザマーキング装置。
  10. 【請求項10】 前記パターン配列設定手段が、各々の
    前記パラメータ条件に対応する前記パターン配列方向毎
    に前記パターンの配列間隔を設定するためのパターン配
    列間隔設定手段を有する請求項4〜9のいずれかに記載
    のスキャニング式レーザマーキング装置。
  11. 【請求項11】 前記パラメータ条件選択手段が所望の
    2つの条件をパラメータとして選択可能とし、前記パタ
    ーン配列設定手段が2つのパラメータ条件に対応するX
    軸方向およびY軸方向をそれぞれ第1および第2のパタ
    ーン配列方向とするマトリックス型式で前記複数の組の
    条件仮設定値に応じた複数個の前記パターンを配列する
    請求項6ないし10のいずれかに記載のスキャニング式
    レーザマーキング装置。
  12. 【請求項12】 試験マーキングされる複数個の前記パ
    ターンについてそれぞれ対応する前記パラメータ条件の
    仮設定値を所定位置にマーキングする仮設定値マーキン
    グ手段を含む請求項6ないし11のいずれかに記載のス
    キャニング式レーザマーキング装置。
  13. 【請求項13】 前記複数の組の条件仮設定値に対応す
    る複数個の前記パターンを前記マーキング位置設定手段
    によって設定されたそれぞれのマーキング位置に相当す
    る位置に配列して表示出力するパターン表示手段を有す
    る請求項4〜12のいずれかに記載のスキャニング式レ
    ーザマーキング装置。
  14. 【請求項14】 表示出力される複数個の前記パターン
    についてそれぞれ対応する前記パラメータ条件の仮設定
    値を所定位置に表示出力する仮設定値表示手段を有する
    請求項13に記載のスキャニング式レーザマーキング装
    置。
  15. 【請求項15】 表示出力される複数個の前記パターン
    についてそれぞれ対応するパターン配列位置を示すデー
    タを表示出力するパターン配列位置表示手段を有する請
    求項13または14に記載のスキャニング式レーザマー
    キング装置。
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