JP2000153325A - 熱間プレス用クラッド金型およびその製造方法 - Google Patents
熱間プレス用クラッド金型およびその製造方法Info
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- JP2000153325A JP2000153325A JP10324198A JP32419898A JP2000153325A JP 2000153325 A JP2000153325 A JP 2000153325A JP 10324198 A JP10324198 A JP 10324198A JP 32419898 A JP32419898 A JP 32419898A JP 2000153325 A JP2000153325 A JP 2000153325A
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Abstract
レス用クラッド金型およびその製造方法。 【解決手段】 必須成分C、Si、Mn、Cr、第1選
択成分Mo、Wの一方又は双方第2選択成分V、Nbの
一方又は双方の量を特定し、これらと残部Feおよび不
可避的不純物とからなる粉末工具鋼を金型の型彫面材料
とし、C、Si、Mn、Ni、Cr、Mo、Wの特定量
を含み、さらにV、Nbの量を特定し、残部Feおよび
不可避的不純物とからなる溶製および粉末製熱間工具鋼
を金型母材とし、型彫面材料と母材をHIPによりクラ
ッド化し、HIP処理したままの状態で使用することを
特徴とする。
Description
た熱間プレス用クラッド金型およびその製造方法に関す
るものである。
せるために、熱間プレス用金型用工具鋼の耐高温軟化抵
抗性・耐摩耗性向上などの材質改善がなされている。こ
のような改善により、金型の寿命は10〜20%、最大
で50%程度向上しているが、しかしながら熱間プレス
用金型に用いられる工具鋼は、非鍛造材(ビレット)と
の接触により、その表面が600〜650℃の高温に昇
温し、加熱軟化による摩耗などの損傷が生じるため、飛
躍的な寿命向上は期待できないのが実状である。
制するため、例えば特開平6−23448号公報に示さ
れているように、耐高温軟化抵抗性・耐摩耗性に優れた
肉盛材を肉盛溶接した金型が開発されているが、しか
し、肉盛溶接は溶接欠陥が生じやすく、また、多層盛を
すると溶接割れを生じやすいため、肉盛溶接した金型で
は必ずしも型寿命を向上させ得るわけではない。また、
特開平5−269538号公報に示されているように、
工具鋼の表面にニッケル基またはコバルト基合金をHI
Pにより拡散接合し、ニッケル基またはコバルト基合金
を型彫面として金型に供するものであり、その実施例に
挙げる工具鋼にはJIS規格のSKT4、SKD61、
SKD62あるいはその改良材を用いると示している。
含有量が高いため焼入性が良く、HIP処理による徐冷
においても45HRC以上の硬さとなり、加工性が悪く
HIP処理のままの状態では使用することが出来ない。
実際、この実施例では、焼入焼戻を施しており、再熱処
理を要するため経済性に劣る。また、金型全体がニッケ
ル基またはコバルト基合金により構成されているが、こ
の場合、耐摩耗性には優れるが、ニッケル基またはコバ
ルト基合金は靱性が低いため耐衝撃性が低く金型が大割
れする危険性があると言う問題がある。本発明は上記課
題を解決するためになされたもので、型彫面材に耐高温
軟化抵抗性・耐摩耗性に優れた粉末工具鋼を用いること
により、熱間プレス用金型の耐高温軟化抵抗性・耐摩耗
性の向上を図り、金型の寿命向上を図ることのできる熱
間プレス用クラッド金型およびその製造方法を提供する
ことを目的とする。
め、本発明である熱間プレス用クラッド金型およびその
製造方法は、 (1)重量%で、C:0.7〜2.5%、Si:2.0
%以下、Mn:1.5%以下、Cr:3.0〜6.0
%、の必須成分と、Mo:3.0〜10.0%、および
W:1.0〜20.0%のいずれか一方または双方の第
1選択成分と、V:0.8〜25.0%、およびNb:
0.1〜5.0%のいずれか一方または双方の第2選択
成分と、残部Feおよび不可避的不純物とからなる粉末
工具鋼を金型の型彫面材料とし、同じく重量%で、C:
0.1〜0.55%、Si:1.2%以下、Mn:0.
3〜2.0%、Ni:0.3〜2.0%、Cr:1.0
〜4.0%、および、Mo:0.2〜3.0%、W:
0.4〜6.0%の1種または2種以上(MoとWは、
1/2W+Mo:0.2〜3.0%)を含有し、さら
に、V:0.05〜0.7%、Nb:0.01〜0.1
5%の1種または2種以上を含有し、残部Feおよび不
可避的不純物とからなる溶製あるいは粉末製熱間工具鋼
を金型母材とし、これら型彫面材と母材をHIP(熱間
静水圧圧縮)によりクラッド化し、HIP処理したまま
の状態で使用することを特徴とする熱間プレス用クラッ
ド金型。
Si:2.0%以下、Mn:1.5%以下、Cr:3.
0〜6.0%、の必須成分と、Mo:3.0〜10.0
%、およびW:1.0〜20.0%のいずれか一方また
は双方の第1選択成分と、V:0.8〜25.0%、お
よびNb:0.1〜5.0%のいずれか一方または双方
の第2選択成分と、残部Feおよび不可避的不純物とか
らなる粉末工具鋼を金型の型彫面材料とし、同じく重量
%で、C:0.1〜0.55%、Si:1.2%以下、
Mn:0.3〜2.0%、Ni:0.3〜2.0%、C
r:1.0〜4.0%、および、Mo:0.2〜3.0
%、W:0.4〜6.0%、または2種以上(MoとW
は、1/2W+Mo:0.2〜3.0%)を含有し、さ
らに、V:0.05〜0.7%、Nb:0.01〜0.
15%の1種または2種以上と、Co:0.2〜3.0
%を含有し、残部Feおよび不可避的不純物とからなる
溶製あるいは粉末製熱間工具鋼を金型母材とし、これを
型彫面材と母材をHIP(熱間静水圧圧縮)によりクラ
ッド化し、HIP処理したままの状態で使用することを
特徴とする熱間プレス用クラッド金型。
Si:2.0%以下、Mn:1.5%以下、Cr:3.
0〜6.0%、の必須成分と、Mo:3.0〜10.0
%、およびW:1.0〜20.0%のいずれか一方また
は双方の第1選択成分と、V:0.8〜25.0%、お
よびNb:0.1〜5.0%のいずれか一方または双方
の第2選択成分と、Co:4.0〜12.0%を含有
し、残部Feおよび不可避的不純物とからなる粉末工具
鋼を金型の型彫面材料とし、同じく重量%で、C:0.
1〜0.55%、Si:1.2%以下、Mn:0.3〜
2.0%、Ni:0.3〜2.0%、Cr:1.0〜
4.0%、および、Mo:0.2〜3.0%、W:0.
4〜6.0%の1種または2種以上(MoとWは、1/
2W+Mo:0.2〜3.0%)を含有し、さらに、
V:0.05〜0.7%、Nb:0.01〜0.15%
の1種または2種以上を含有し、残部Feおよび不可避
的不純物とからなる溶製あるいは粉末製熱間工具鋼を金
型母材とし、これを型彫面材と母材をHIP(熱間静水
圧圧縮)によりクラッド化し、HIP処理したままの状
態で使用することを特徴とする熱間プレス用クラッド金
型。
Si:2.0%以下、Mn:1.5%以下、Cr:3.
0〜6.0%、の必須成分と、Mo:3.0〜10.0
%、およびW:1.0〜20.0%のいずれか一方また
は双方の第1選択成分と、V:0.8〜25.0%、お
よびNb:0.1〜5.0%のいずれか一方または双方
の第2選択成分と、Co:4.0〜12.0%を含有
し、残部Feおよび不可避的不純物とからなる粉末工具
鋼を金型の型彫面材料とし、同じく重量%で、C:0.
1〜0.55%、Si:1.2%以下、Mn:0.3〜
2.0%、Ni:0.3〜2.0%、Cr:1.0〜
4.0%、および、Mo:0.2〜3.0%、W:0.
4〜6.0%の1種または2種以上(MoとWは、1/
2W+Mo:0.2〜3.0%)を含有し、さらに、
V:0.05〜0.7%、Nb:0.01〜0.15%
の1種または2種以上と、Co:0.2〜3.0%を含
有し、残部Feおよび不可避的不純物とからなる溶製あ
るいは粉末製熱間工具鋼を金型母材とし、これを型彫面
材と母材をHIP(熱間静水圧圧縮)によりクラッド化
し、HIP処理したままの状態で使用することを特徴と
する熱間プレス用クラッド金型。
材と母材をクラッドする際、型彫面材は金型の表面部
分、すなわち摩耗による損傷が激しい部位に相当する部
分とし、それよりも内部、すなわち金型の凹部は母材部
分となるように型彫面材料の厚さを設計することを特徴
とする熱間プレス用クラッド金型の製造方法にある。
各種成分の限定理由について説明する。 C:0.7〜2.5% Cは、耐摩耗性に寄与するCr,V,Mo,WおよびN
bの炭化物形成に不可欠であり、マトリックスに固溶し
十分な硬さを与えるため少なくとも0.7%の添加が必
要であるが、2.5%を超えるとHIP後の硬さが高く
なりすぎて加工性が劣化するため、HIP処理のままの
状態での使用が不可能になる。よって、Cの成分範囲は
0.7〜2.5%とした。 Si:2.0%以下 Siは、主に脱酸剤として添加されるが、2.0%を超
えて添加すると靱性の劣化を起こす。よって、Siの成
分範囲は2.0%以下とした。
5%を超えて添加すると靱性が低下する。よって、Mn
の成分範囲は1.5%以下とした。 Cr:3.0〜6.0% Crは、十分な耐摩耗性を得るために最低限3.0%が
必要であるが、Cr炭化物は凝集粗大化しやすいため、
6.0%を超えて添加することは好ましくない。よっ
て、Crの成分範囲は3.0〜6.0%とした。
晶粒を微細化させ靱性の向上に役立つとともに、耐摩耗
性を著しく向上させる。0.8%未満では、耐摩耗性の
向上効果が小さく、25%を超えると巨大共晶炭化物を
形成し靱性を劣化させる。よって、Vの成分範囲は0.
8〜25.0%とした。
向上させるが、この効果はMoの方が大きくWの約2倍
の影響力をもつ。Moは耐摩耗性とともに焼入性も高
く、これらの効果を得るには少なくとも3.0%は必要
であるが、10.0%を超えると炭化物が粗大化する。
また、Wは耐摩耗性を向上させるために少なくとも1.
0%が必要であるが、Moより炭化物が粗大化しにくい
ため、上限値をMoの2倍に設定した。
る。Coはマトリックス中に固溶し、炭化物の凝集粗大
化を抑制し焼戻時の軟化抵抗を大きくする。この効果を
得るためには、少なくとも4.0%が必要であるが、1
2.0%を超えて添加してもその効果は高まらない。よ
って、Coの成分範囲は4.0〜12.0%とした。 Nb:0.1〜5.0% Nbは、靱性を向上させるために添加される。Nbは安
定な炭化物を形成し、結晶粒の粗大化を阻止するが、
0.1%未満ではその効果が現れず、5.0%を超える
と焼戻時の軟化抵抗の低下や靱性の劣化をもたらす。よ
って、Nbの成分範囲は0.1〜5.0%とした。
分の限定理由を説明する。 C:0.1〜0.55% Cは、焼入性、高温硬さの維持に必要な元素であり、ま
た、Cr,V,Mo,W,Nb等と結合し炭化物を形成
し、硬さ、結晶粒の微細化効果、耐摩耗性等を得るため
に必要な元素である。0.1%未満であると金型として
最低限の硬さが得られず、また、0.55%を超えると
過度の炭化物の析出をまねき靱性を劣化させ、さらに、
HIPによる高温加熱−徐冷後においてもHRC45を
超える硬さになり切削等の機械加工が困難になるため、
本発明の特徴であるHIP処理のままの利用が可能とな
る。よって、Cの成分範囲は0.1〜0.55%とし
た。
めるとともに脱酸の効果があるが、1.2%を超えて添
加すると靱性が劣化するため、その添加量は1.2%以
下とした。 Mn:0.3〜2.0% Mnは、焼入性を向上させ金型母材に必要な硬さを得る
ために必要な元素であるが、0.3%未満であるとその
効果は少なく、2.0%を超えるとその効果は飽和する
ため、Mnは0.3〜2.0%とした。
炭化物を形成し耐摩耗性に寄与する元素である。1.0
%未満であると上記効果が得られず、4.0%を超える
と高温加熱−徐冷後においてもHRC45を超える硬さ
になり、HIP処理のままの利用が不可能となる。よっ
て、Crは1.0〜4.0%とした。 V:0.05〜0.7% Vは、固溶しにくい炭化物を形成し、耐摩耗性や耐軟化
抵抗性を高める元素である。耐摩耗性向上を得るために
は、少なくとも0.05%が必要であり、0.7%を超
えて添加すると靱性が低下するので、Vは0.05〜
0.7%とした。
少なくとも0.3%は必要であるが、2.0%を超えて
添加すると、その効果は飽和するため、Niは0.3〜
2.0%とした。 Co:0.2〜3.0% Coは、高温での炭化物凝集粗大化を抑制し、特に耐軟
化抵抗製に有効な元素である。これらの効果を得るため
には、少なくとも0.2%必要であり、3.0%を超え
て添加すると靱性が低下するため、Coは0.2〜3.
0%とした。
6.0%の1種または2種(2種の場合、1/2W+M
o:0.2〜3.0%) MoおよびWは、共に微細な炭化物を形成し、耐摩耗性
や耐軟化抵抗性を改善する元素である。その効果はMo
の方がWよりも2倍強く、同じ効果を得るのにWはMo
の2倍必要である。両元素は、あまり多く添加すると靱
性や耐ヒートチェック性を劣化させるので、上限をMo
当量(1/2W+Mo)で、3%とした。また、上記効
果を得るためには少なくともMo当量で0.2%が必要
である。よって、Mo当量(1/2W+Mo)は0.2
〜3.0%とした。
ド金型およびその製造方法を説明する。図1は本発明の
金型の母材となる溶製あるいは粉末製工具鋼と、型彫面
材となる耐高温軟化抵抗性・耐摩耗性に優れた粉末工具
鋼とをHIPにより拡散接合させるための方法を示す図
であり、同図において、3は軟鋼板によるHIP用の缶
である。1は金型の母材を構成する溶製あるいは粉末製
工具鋼であり、HIP用缶3内に二枚の溶製あるいは粉
末製工具鋼1を設置し、その間に粉末工具鋼の粉末材2
を充填する。このとき、最終工程で分割したときに、型
彫面材が摩耗による損傷が激しくなる部位にのみ相当す
るように、粉末材2を充填する幅、すなわち、二枚の溶
製あるいは粉末製工具鋼1の隙間を設置しておく。充填
後、脱気缶4より真空加熱脱気した後、脱気管4を封
じ、HIPにより加熱加圧する。HIPは、加圧100
0〜2000kgf/cm2 、加熱温度1000〜12
00℃の条件で行い、その後徐冷を行う。HIP処理
後、粉末材2は充分に緻密化し、且つ溶製あるいは粉末
製工具鋼1と拡散接合される。その後、HIP用缶3を
機械加工によって除去する。
した状態を示す。図中の粉末材の中央部分を放電加工に
より切断を行うことにより、図3に示すような母材を溶
製あるいは粉末製工具鋼とし、型彫面側に耐高温軟化抵
抗性・耐摩耗性に優れた粉末工具鋼をクラッド化した熱
間プレス用金型が二つ製造され、粉末工具鋼2の表面に
放電加工や切削加工によって型彫りを行ない鍛造に供す
る。
る。表1に供試金型の化学成分を示す。発明金型Aは本
発明における製造方法により、型彫面に粉末工具鋼、母
材に熱間工具鋼の溶製材を用いて製造されている。ま
た、比較金型Bはクラッド金型ではなく焼入焼戻しした
単体の溶製工具鋼SKD61であり、従来熱間プレス金
型に用いられている工具鋼である。表2は発明金型Aの
HIP処理後における硬さを示したものであるが、同表
から本発明金型はHIPままでの硬さが熱間プレス金型
として使用するに十分なHRC38以上であり、且つ型
彫りにおける切削が容易に行うことができるHRC45
以下を得ている。
Aの型彫面となる粉末材部分と比較金型Bについての高
温軟化特性を示す。試験には、それぞれの部位から5m
m×5mm×20mmの試験片を採取し、600℃で各
時間保持後空冷したときの硬さを測定して評価したとこ
ろ、発明金型Aの型彫面である粉末工具鋼は初期硬さは
SKD61(比較金型B)よりも低いが長時間保持して
も軟化の度合が小さく、保持時間10時間を越えると比較
金型Bよりも硬さが高くなり、発明金型Aは金型表面が
600℃以上に昇温加熱される熱間プレス金型に使用し
ても、高温軟化による型面のヘタリや摩耗による損傷
が、従来金型と比較して抑制されることは明らかであ
る。
金型B(SKD61)の各部位からJIS3号シャルピ
ー試験片を採取し、衝撃試験を行った結果であるが、熱
間プレス金型は通常使用前に予熱され、予熱された時の
およその内部温度である200℃において、発明金型A
の母材工具鋼の靱性は比較金型であるSKD61の靱性
よりも優れ、金型母材の靱性としては十分な靱性を有し
ている。
いる耐高温軟化抵抗性・耐摩耗性に優れた粉末工具鋼
は、金型の凹部はHIPによる高温加熱−徐冷後におい
ても十分な靱性をもつ母材部分となるように型彫面材の
厚さを設計するため、金型の凹部からの大割れを抑制す
ることが可能であり、さらなる寿命向上が期待できる。
このように、従来の方法に比較して、本発明はより安価
な粉末工具鋼をHIP処理ままの状態で使用可能なよう
に成分設計がなされている点で異なり、また、型彫面材
の厚さを設計することにより、寿命向上の改善がなされ
てるものである。
寿命向上と金型作製費用削減の両観点から、非常に経済
性に優れた熱間プレス用金型の製造方法を提供すること
が可能である。また、実施例に掲載した発明金型のよう
に、型彫面、母材ともに材質選定をうまく行うことによ
り、HIP処理後に焼入焼戻等の熱処理を行わずHIP
ままで使用することが可能な熱間プレス金型を製造する
ことが可能であり、熱処理工程を省くことにより金型製
造費用の更なる削減と短納期化が可能となる。
法の説明図である。
す図である。
末工具鋼とをHIPにより拡散接合させた熱間プレス用
金型の斜視図である。
金型Bについての高温軟化特性を示す図である。
61)のシャルピー衝撃特性を示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 重量%で、 C:0.7〜2.5%、 Si:2.0%以下、 Mn:1.5%以下、 Cr:3.0〜6.0%、の必須成分と、Mo:3.0
〜10.0%、およびW:1.0〜20.0%のいずれ
か一方または双方の第1選択成分と、V:0.8〜2
5.0%、およびNb:0.1〜5.0%のいずれか一
方または双方の第2選択成分と、残部Feおよび不可避
的不純物とからなる粉末工具鋼を金型の型彫面材料と
し、同じく重量%で、 C:0.1〜0.55%、 Si:1.2%以下、 Mn:0.3〜2.0%、 Ni:0.3〜2.0%、 Cr:1.0〜4.0%、および、Mo:0.2〜3.
0%、 W:0.4〜6.0%の1種または2種以上(MoとW
は、1/2W+Mo:0.2〜3.0%)を含有し、さ
らに、 V:0.05〜0.7%、 Nb:0.01〜0.15%の1種または2種以上を含
有し、残部Feおよび不可避的不純物とからなる溶製あ
るいは粉末製熱間工具鋼を金型母材とし、これら型彫面
材と母材をHIP(熱間静水圧圧縮)によりクラッド化
し、HIP処理したままの状態で使用することを特徴と
する熱間プレス用クラッド金型。 - 【請求項2】 重量%で、 C:0.7〜2.5%、 Si:2.0%以下、 Mn:1.5%以下、 Cr:3.0〜6.0%、の必須成分と、Mo:3.0
〜10.0%、およびW:1.0〜20.0%のいずれ
か一方または双方の第1選択成分と、V:0.8〜2
5.0%、およびNb:0.1〜5.0%のいずれか一
方または双方の第2選択成分と、残部Feおよび不可避
的不純物とからなる粉末工具鋼を金型の型彫面材料と
し、同じく重量%で、 C:0.1〜0.55%、 Si:1.2%以下、 Mn:0.3〜2.0%、 Ni:0.3〜2.0%、 Cr:1.0〜4.0%、および、Mo:0.2〜3.
0%、 W:0.4〜6.0%の1種または2種以上(MoとW
は、1/2W+Mo:0.2〜3.0%)を含有し、さ
らに、 V:0.05〜0.7%、 Nb:0.01〜0.15%の1種または2種以上と、
Co:0.2〜3.0%を含有し、残部Feおよび不可
避的不純物とからなる溶製あるいは粉末製熱間工具鋼を
金型母材とし、これを型彫面材と母材をHIP(熱間静
水圧圧縮)によりクラッド化し、HIP処理したままの
状態で使用することを特徴とする熱間プレス用クラッド
金型。 - 【請求項3】 重量%で、 C:0.7〜2.5%、 Si:2.0%以下、 Mn:1.5%以下、 Cr:3.0〜6.0%、の必須成分と、Mo:3.0
〜10.0%、およびW:1.0〜20.0%のいずれ
か一方または双方の第1選択成分と、V:0.8〜2
5.0%、およびNb:0.1〜5.0%のいずれか一
方または双方の第2選択成分と、Co:4.0〜12.
0%を含有し、残部Feおよび不可避的不純物とからな
る粉末工具鋼を金型の型彫面材料とし、同じく重量%
で、 C:0.1〜0.55%、 Si:1.2%以下、 Mn:0.3〜2.0%、 Ni:0.3〜2.0%、 Cr:1.0〜4.0%、および、Mo:0.2〜3.
0%、 W:0.4〜6.0%の1種または2種以上(MoとW
は、1/2W+Mo:0.2〜3.0%)を含有し、さ
らに、 V:0.05〜0.7%、 Nb:0.01〜0.15%の1種または2種以上を含
有し、残部Feおよび不可避的不純物とからなる溶製あ
るいは粉末製熱間工具鋼を金型母材とし、これを型彫面
材と母材をHIP(熱間静水圧圧縮)によりクラッド化
し、HIP処理したままの状態で使用することを特徴と
する熱間プレス用クラッド金型。 - 【請求項4】 重量%で、 C:0.7〜2.5%、 Si:2.0%以下、 Mn:1.5%以下、 Cr:3.0〜6.0%、の必須成分と、Mo:3.0
〜10.0%、およびW:1.0〜20.0%のいずれ
か一方または双方の第1選択成分と、V:0.8〜2
5.0%、およびNb:0.1〜5.0%のいずれか一
方または双方の第2選択成分と、Co:4.0〜12.
0%を含有し、残部Feおよび不可避的不純物とからな
る粉末工具鋼を金型の型彫面材料とし、同じく重量%
で、 C:0.1〜0.55%、 Si:1.2%以下、 Mn:0.3〜2.0%、 Ni:0.3〜2.0%、 Cr:1.0〜4.0%、および、Mo:0.2〜3.
0%、 W:0.4〜6.0%の1種または2種以上(MoとW
は、1/2W+Mo:0.2〜3.0%)を含有し、さ
らに、 V:0.05〜0.7%、 Nb:0.01〜0.15%の1種または2種以上と、
Co:0.2〜3.0%を含有し、残部Feおよび不可
避的不純物とからなる溶製あるいは粉末製熱間工具鋼を
金型母材とし、これを型彫面材と母材をHIP(熱間静
水圧圧縮)によりクラッド化し、HIP処理したままの
状態で使用することを特徴とする熱間プレス用クラッド
金型。 - 【請求項5】 請求項1〜4に記載の型彫面材と母材を
クラッドする際、型彫面材は金型の表面部分、すなわち
摩耗による損傷が激しい部位に相当する部分とし、それ
よりも内部、すなわち金型の凹部は母材部分となるよう
に型彫面材の厚さを設計することを特徴とする熱間プレ
ス用クラッド金型の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32419898A JP4230025B2 (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | 熱間プレス用クラッド金型およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP32419898A JP4230025B2 (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | 熱間プレス用クラッド金型およびその製造方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000153325A true JP2000153325A (ja) | 2000-06-06 |
JP2000153325A5 JP2000153325A5 (ja) | 2007-09-13 |
JP4230025B2 JP4230025B2 (ja) | 2009-02-25 |
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1998
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