JP2000152764A - 粉臭さがマスキングされた食品 - Google Patents

粉臭さがマスキングされた食品

Info

Publication number
JP2000152764A
JP2000152764A JP10327165A JP32716598A JP2000152764A JP 2000152764 A JP2000152764 A JP 2000152764A JP 10327165 A JP10327165 A JP 10327165A JP 32716598 A JP32716598 A JP 32716598A JP 2000152764 A JP2000152764 A JP 2000152764A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flour
food
sucralose
masked
smell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10327165A
Other languages
English (en)
Inventor
Junko Yoshifuji
淳子 吉藤
Naoto Kojima
直人 小島
Miki Fujii
美樹 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
San Ei Gen FFI Inc
Original Assignee
San Ei Gen FFI Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by San Ei Gen FFI Inc filed Critical San Ei Gen FFI Inc
Priority to JP10327165A priority Critical patent/JP2000152764A/ja
Priority to PCT/JP1999/005962 priority patent/WO2000024273A1/ja
Priority to JP2000577899A priority patent/JP4540231B2/ja
Priority to US09/830,654 priority patent/US7229658B1/en
Priority to EP99951111A priority patent/EP1210880B8/en
Publication of JP2000152764A publication Critical patent/JP2000152764A/ja
Priority to US11/745,868 priority patent/US20070212460A1/en
Priority to JP2009236739A priority patent/JP5072934B2/ja
Priority to JP2010102543A priority patent/JP4964326B2/ja
Priority to JP2010293345A priority patent/JP2011097949A/ja
Priority to JP2010293338A priority patent/JP2011087599A/ja
Priority to US13/087,946 priority patent/US20110189348A1/en
Priority to US13/354,229 priority patent/US20120121734A1/en
Priority to JP2012121372A priority patent/JP5992728B2/ja
Priority to JP2012276219A priority patent/JP5663551B2/ja
Priority to JP2012276218A priority patent/JP5663550B2/ja
Priority to JP2014001003A priority patent/JP2014100146A/ja
Priority to JP2014001001A priority patent/JP5813791B2/ja
Priority to JP2014001002A priority patent/JP2014057605A/ja
Priority to JP2015076358A priority patent/JP6087384B2/ja
Priority to JP2015076356A priority patent/JP6053856B2/ja
Priority to JP2015076357A priority patent/JP6053857B2/ja
Priority to JP2015089035A priority patent/JP6278359B2/ja
Priority to JP2015089034A priority patent/JP6014197B2/ja
Priority to JP2015089036A priority patent/JP2015154781A/ja
Priority to JP2017170464A priority patent/JP6292599B2/ja
Priority to JP2017170463A priority patent/JP6356327B2/ja
Priority to JP2018044623A priority patent/JP2018121638A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Seasonings (AREA)
  • Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】粉臭がマスキングされた食品の提供。スクラロ
ースの粉臭マスキング剤としての新規用途の提供。 【解決手段】スクラロースを含有することを特徴とする
粉臭のマスキングされた食品、スクラロースを有効成分
とする粉臭のマスキング剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉臭が有意にマス
キングされた食品に関する。更に本発明はスクラロース
の粉臭のマスキング剤としての新たな用途に関する。
【0002】
【従来の技術】穀物には、米、大豆及びトウモロコシ等
のようにそのまま加熱加工して粒食として食用に供され
るものと、小麦粉のように専ら粉状に粉砕してパンや麺
類等として加工して食用に供されるものとがある。ま
た、前者のものも粉状にして種々の食品に加工して用い
られる。
【0003】しかしながら、このような粉から加工して
調製される食品は粉臭を伴う場合があり、それが食品の
美味しさを損なう原因となっている。
【0004】このため、従来から、粉臭をマスキングす
るための方法が種々検討されている。
【0005】しかし、スクラロースを含有することによ
りかかる粉臭のマスキング効果が得られることについて
は知られていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、粉臭がマス
キングされた食品を提供することを目的とする。また、
本発明は高甘味度甘味料であるスクラロースの新たな用
途を提供することをも目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねたところ、意外にも甘味料
の一種であるスクラロースを、粉から調製される食品に
配合することによって、調製された食品は粉臭さが有意
にマスキングされることを見いだした。本発明はかかる
思わぬ知見に基づいて完成されたものである。
【0008】すなわち、本発明はスクラロースを含有す
ることを特徴とする粉臭がマスキングされてなる食品で
ある。更に本発明は、スクラロースを有効成分とする粉
臭のマスキング剤である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明においてスクラロースと
は、ショ糖分子内のフルクトース残基の1、6位および
グルコース残基の4位の三つの水酸基を塩素分子で置換
した構造をしており、ショ糖の約600倍の良質の甘味
を示す高甘味度甘味料である(英国特許第154316
7号)。
【0010】本発明が対象とする食品は、粉状の食品又
は該粉状の食品を原材料として調製される加工食品であ
ればよく、粉の素材を問わずあらゆる食品が含まれる。
尚、粉の素材としては小麦,ライ麦及び大麦などの麦
類、そば、とうもろこし、大豆等の豆類、米等が例示さ
れるが、これらに制限されない。
【0011】具体的には、小麦粉並びに小麦粉を原料と
して調製されるお好み焼き,タコ焼き,ケーキ,クッキ
ー及びパンやナン等の焼・蒸製品、うどん,中華麺及び
パスタ等の麺製品;そば粉並びにそば粉を原料として調
製されるそば及びそば菓子等のそば製品;とうもろこし
粉(コーンフラワー)並びとうもろこし粉を原料として
調製されるコーンスターチ又はコーンフレーク等の焼・
蒸製品;大豆を原料とする黄粉や粉末豆乳並びにそれを
原料として調製されるパン、製菓及び飲料類;ライ麦粉
並びにそれを原料に用いて調製されるパン等の焼・蒸製
品;米粉(上新粉、白玉粉、寒梅粉等)並びにそれを原
料として調製される和菓子等の焼・蒸製品等といった穀
物を粉砕して得られる粉状の食品並びにそれを原料とし
て加工調理される食品加工品を挙げることができる。ま
た、そのほか、粉末飲料等の飲料類;粉末みそ汁、粉末
スープ等のスープ類;粉末バターや粉末ショートニング
等の油脂類;粉末味噌、粉末醤油、粉末からし、粉末わ
さび等の調味料を挙げることもできる。
【0012】本発明に係る粉臭がマスキングされた食品
を得るためには、結果的に最終製品にスクラロースが含
有されていればよく、スクラロースの配合の時期や順序
等を問わない。また、スクラロースの配合方法も特に制
限されず、粉末や顆粒状等といった固体状のスクラロー
スを配合しても、また溶液状態にしたスクラロースを配
合してもよい。
【0013】本発明の効果を得るためのスクラロースの
食品への配合割合は、食品の種類等によって異なり、一
概に特定できないが、通常食品あたりスクラロース0.
00001〜0.5重量%、好ましくは0.0001〜
0.1重量%の範囲から適宜選択して用いることができ
る。なお、スクラロース自体の甘味は0.0006重量
%程度以上の配合で明瞭に感じられてくるため、甘味料
を兼ねて甘味の発現を求める場合はその濃度以上で使用
し、また甘味を控えたい場合にはその濃度未満で使用す
ればよく、かかる量は当業者が通常の能力の発揮により
任意に調節しうるものである。
【0014】本発明によれば、スクラロースの配合によ
って粉状食品を原料として得られる食品に特有の粉臭さ
を有意にマスキングすることができ、これにより、食品
の美味しさを損なうことなくまた消費者に粉臭いといっ
た不快感を与えない食品を調製することができる。
【0015】更に本発明は、高甘味度甘味料であるスク
ラロースを有効成分とする粉臭のマスキング剤である。
当該マスキング剤は、少なくともスクラロースを含有す
るものであればよいが、本発明の効果を損なわないこと
を限度に、例えば防腐剤、安定化剤等といった他の食品
添加物を含んでいてもよい。
【0016】本発明の粉臭に対するマスキング剤は、粉
末や顆粒状等といった固体状また溶液状のいずれの形態
を採っていても良く、これらの形態で前述する各種食品
の調製の任意の段階に添加配合して用いられる。かかる
マスキング剤の配合により、製造並びに保存によって生
じ得る粉臭を有意にマスキングすることが可能になり、
その結果、より一層その適用範囲並びに食品の種類を拡
大することができる。
【0017】なお、当該マスキング剤の配合時期は特に
制限されない。またマスキング剤の食品への配合割合
は、前述する本発明の食品におけるスクラロースの配合
割合に基づいて適宜選択される。
【0018】
【実施例】以下、本発明の内容を以下の実施例を用いて
具体的に説明するが、本発明はこれらに何ら限定される
ものではない。尚、本発明において部とは、特に記載し
ない限り、重量部を意味するものとする。実施例1 餡饅の皮 薄力粉500部、食塩6部、ベーキングパウダー2.5
部、キサンタンガム1部、トレハロース60部、ドライ
イースト7.5部を混合する。そこに微温湯(35〜4
0℃)200部、スクラロース0.073部を入れ撹拌
した。薄力粉が水分を吸収した後にラード15部を加え
練り込み、10分間寝かせた。これを少量ずつ分けた
後、餡を包み、ホイロ中(40℃、湿度50%)で40
〜50分間発酵させ、100℃で20分間蒸して、粉臭
さがマスキングされた餡饅の皮を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 美樹 大阪府豊中市三和町1丁目1番11号 三栄 源エフ・エフ・アイ株式会社内 Fターム(参考) 4B032 DB40 DG02 DK12 DL20 4B035 LC02 LG19 LG33 LG35 LK03 LK07 4B047 LB08 LF02 LF03 LG23 LP02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スクラロースを含有することを特徴とす
    る、粉臭さがマスキングされた食品。
  2. 【請求項2】小麦粉、大豆粉、米粉、そば粉、ライ麦及
    びとうもろこし粉からなる群から選択される少なくとも
    1種の穀物粉を原料として加工調製される請求項1記載
    の食品。
  3. 【請求項3】スクラロースを有効成分とする、粉臭のマ
    スキング剤。
JP10327165A 1998-10-28 1998-11-17 粉臭さがマスキングされた食品 Pending JP2000152764A (ja)

Priority Applications (27)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10327165A JP2000152764A (ja) 1998-11-17 1998-11-17 粉臭さがマスキングされた食品
PCT/JP1999/005962 WO2000024273A1 (fr) 1998-10-28 1999-10-28 Compositions contenant du sucralose, et applications correspondantes
JP2000577899A JP4540231B2 (ja) 1998-10-28 1999-10-28 スクラロースを含有する組成物及びその応用
US09/830,654 US7229658B1 (en) 1998-10-28 1999-10-28 Compositions containing sucralose and application thereof
EP99951111A EP1210880B8 (en) 1998-10-28 1999-10-28 Compositions containing sucralose and application thereof
US11/745,868 US20070212460A1 (en) 1998-10-28 2007-05-08 Compositions containing sucralose and application thereof
JP2009236739A JP5072934B2 (ja) 1998-10-28 2009-10-13 スクラロースを含有する組成物及びその応用
JP2010102543A JP4964326B2 (ja) 1998-10-28 2010-04-27 スクラロースを含有する組成物及びその応用
JP2010293345A JP2011097949A (ja) 1998-10-28 2010-12-28 スクラロースを含有する組成物及びその応用
JP2010293338A JP2011087599A (ja) 1998-10-28 2010-12-28 スクラロースを含有する組成物及びその応用
US13/087,946 US20110189348A1 (en) 1998-10-28 2011-04-15 Compositions containing sucralose and application thereof
US13/354,229 US20120121734A1 (en) 1998-10-28 2012-01-19 Compositions containing sucralose and application thereof
JP2012121372A JP5992728B2 (ja) 1998-10-28 2012-05-28 スクラロースを含有する組成物及びその応用
JP2012276219A JP5663551B2 (ja) 1998-10-28 2012-12-18 スクラロースを含有する組成物及びその応用
JP2012276218A JP5663550B2 (ja) 1998-10-28 2012-12-18 スクラロースを含有する組成物及びその応用
JP2014001002A JP2014057605A (ja) 1998-10-28 2014-01-07 スクラロースを含有する組成物及びその応用
JP2014001003A JP2014100146A (ja) 1998-10-28 2014-01-07 スクラロースを含有する組成物及びその応用
JP2014001001A JP5813791B2 (ja) 1998-10-28 2014-01-07 スクラロースを含有する組成物及びその応用
JP2015076358A JP6087384B2 (ja) 1998-10-28 2015-04-02 スクラロースを含有する組成物及びその応用
JP2015076356A JP6053856B2 (ja) 1998-10-28 2015-04-02 スクラロースを含有する組成物及びその応用
JP2015076357A JP6053857B2 (ja) 1998-10-28 2015-04-02 スクラロースを含有する組成物及びその応用
JP2015089035A JP6278359B2 (ja) 1998-10-28 2015-04-24 スクラロースを含有する組成物及びその応用
JP2015089036A JP2015154781A (ja) 1998-10-28 2015-04-24 スクラロースを含有する組成物及びその応用
JP2015089034A JP6014197B2 (ja) 1998-10-28 2015-04-24 スクラロースを含有する組成物及びその応用
JP2017170464A JP6292599B2 (ja) 1998-10-28 2017-09-05 スクラロースを含有する組成物及びその応用
JP2017170463A JP6356327B2 (ja) 1998-10-28 2017-09-05 スクラロースを含有する組成物及びその応用
JP2018044623A JP2018121638A (ja) 1998-10-28 2018-03-12 スクラロースを含有する組成物及びその応用

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10327165A JP2000152764A (ja) 1998-11-17 1998-11-17 粉臭さがマスキングされた食品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000152764A true JP2000152764A (ja) 2000-06-06

Family

ID=18196042

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10327165A Pending JP2000152764A (ja) 1998-10-28 1998-11-17 粉臭さがマスキングされた食品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000152764A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014208536A1 (ja) * 2013-06-25 2014-12-31 興人ライフサイエンス株式会社 粉臭さをマスキングする酵母エキス

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014208536A1 (ja) * 2013-06-25 2014-12-31 興人ライフサイエンス株式会社 粉臭さをマスキングする酵母エキス
JPWO2014208536A1 (ja) * 2013-06-25 2017-02-23 興人ライフサイエンス株式会社 粉臭さをマスキングする酵母エキス

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5189945B2 (ja) ダイエット組成物及びそれを用いるダイエット食品及びペットフードの製造方法
JP5922285B2 (ja) 小麦ふすま含有加工食品
JP7049070B2 (ja) 小麦ふすま含有加工食品
JPH09149756A (ja) 冷凍パンケーキ類の製造法
JPH10195104A (ja) 食物繊維高含有澱粉素材、それを含有する飲食品、医薬品、化粧品及び工業製品
JP4982922B2 (ja) γ−アミノ酪酸含量を高めた食品素材の製造方法
CN106714561B (zh) 甜甜圈类及其制作方法
JP2000152764A (ja) 粉臭さがマスキングされた食品
US3920852A (en) Ready-to-eat cereal containing debittered soy products
CN108323549A (zh) 一种香葱味纸片饼干及其制备方法
JP4762256B2 (ja) パン粉砕物を配合したノンフライ即席麺類
JP2008212111A (ja) 穀物粒及びこれを用いた穀粉、全粒粉、食品、動物用飼料、シロップ及びその製造方法、並びに、単離抽出したβ‐グルカンを含有する食品、添加剤、皮膚外用剤、医薬組成物及びその製造方法
JPH0223151B2 (ja)
JP6855214B2 (ja) 風味改善剤
EP1696740A1 (en) A process for chemically modifying protein containing food ingredients and such ingredients
JPS63276450A (ja) 飲食品の製造方法
JP7296206B2 (ja) 固化抑制剤
JP7461124B2 (ja) 麺類生地の製造方法
JP7216181B2 (ja) 小麦ふすま含有加工食品
JPH04281764A (ja) 飲食品の製造法
JP4780793B2 (ja) 生胚芽粉末を含む中華麺用小麦粉組成物及び中華麺用プレミクス粉並びにこれらを使用した中華麺
JP3596968B2 (ja) 菓子用穀類粉砕物
JP2022097951A (ja) 麺類用組成物、及び麺類
JP2023075868A (ja) 穀粉加熱食品用加熱処理大豆皮の製造方法、及び穀粉加熱食品の製造方法
JP2023132354A (ja) 包あんベーカリー製品用小麦粉組成物、包あんベーカリー製品用ミックス、及び包あんベーカリー製品の製造方法