JP2000149616A - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

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JP2000149616A
JP2000149616A JP10323694A JP32369498A JP2000149616A JP 2000149616 A JP2000149616 A JP 2000149616A JP 10323694 A JP10323694 A JP 10323694A JP 32369498 A JP32369498 A JP 32369498A JP 2000149616 A JP2000149616 A JP 2000149616A
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JP
Japan
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lens
outer lens
optical axis
lens cut
curves
Prior art date
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Pending
Application number
JP10323694A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Yamada
哲夫 山田
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Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の車両用灯具においてはアウターレンズ
に施される拡散カット間の接合線が観視者に強く認識さ
れるものとなり、アウターレンズが画一的となり、透明
感が感じられず品質感が演出できないなどの問題点を生
じていた。 【解決手段】 本発明により、レンズカット5が光軸Z
を中心とする略同心円状に形成され、且つ、このレンズ
カット5の光軸Zを通る断面形状が凸曲線5aと凹曲線
5bとが交互に不連続部位を生じることなく滑らかに接
続されたものである車両用灯具1としたことで、アウタ
ーレンズ4面に拡散カット間の接合線が表れないものと
し、この接合線が強く意識されてアウターレンズ4全体
か画一的に見えデザインを損なったり、あるいは視線が
遮られて透明感が失われるなどをなくして課題を解決す
るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用灯具に関する
ものであり、詳細にはターンシグナルランプ、ストップ
/テールランプなど主として信号用の灯火を発するため
に用いられる車両用灯具の構成に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の車両用灯具90の構成の
例を示すものが図5であり、この車両用灯具90には回
転放物面の反射鏡91が設けられ、この反射鏡91の焦
点上におかれた光源92からの光を略平行光線として反
射し、照射方向に向けて放射するものとされている。
【0003】そして、前記反射鏡91の照射方向側には
この反射鏡91を覆うようにアウターレンズ93が設け
られ、前記した平行光線を透過させるものとされている
が、このときにアウターレンズ93には魚眼レンズ状と
したレンズカット93aが設けられ前記した平行光線を
適宜に拡散することで、車両用灯具90としての配光特
性が得られるものとされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の構成の車両用灯具90においては、レンズカッ
ト93aが魚眼レンズ状など凸レンズの集合として形成
されているので、個々のレンズが接合される位置には接
合線93bを生じるものとなり、前記アウターレンズ9
3を観視するときには、この接合線93bがアウターレ
ンズ93の面に縦横に表れて観視者に煩雑な印象を与え
るものとなり、車両用灯具90としてのデザインを損な
うものとなる問題点を生じている。
【0005】また、前記接合線93bが表れることで、
アウターレンズ93を透視する視線が遮られるものとな
り、アウターレンズ93の透明感が失われ、例えば近年
のヘッドランプに実施されているように車両用灯具を透
明感の高いものとして奥行感などを演出するなどの傾向
に沿えず、車両としてのデザインの統一が行えないなど
の問題点も生じ、これらの点の解決が課題とされるもの
となっている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
課題を解決するための具体的な手段として、アウターレ
ンズのレンズカットにより反射鏡からの平行光線を拡散
し配光特性を形成して成る車両用灯具において、前記レ
ンズカットが光軸を中心とする略同心円状に形成され、
且つ、このレンズカットの前記光軸を通る断面形状が凸
曲線と凹曲線とが交互に不連続部位を生じることなく滑
らかに接続されたものであることを特徴とする車両用灯
具を提供することで課題を解決するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明を図に示す実施形
態に基づいて詳細に説明する。図1に符号1で示すもの
は本発明に係る車両用灯具であり、この車両用灯具1に
は例えば回転放物面とした反射鏡2と光源3とが設けら
れ、前記反射鏡2により光源3からの光を略平行光線と
して照射方向に向かい反射させるものである点は従来例
のものと同様である。
【0008】また、反射鏡2の照射方向側にはアウター
レンズ4が設けられ、このアウターレンズ4に施される
レンズカット5により所定の配光特性を得るものである
点も従来例のものと同様であるが、本発明により前記レ
ンズカット5は従来例のもののような接合線を生じない
ものとされている。
【0009】以下に、前記レンズカット5の構成につい
て説明を行う。先ず、本発明においては前記レンズカッ
ト5は同心円状に形成されるものであり、このときの同
心円の中心Pは光軸Z上に設けられる。即ち、前記反射
鏡2が回転放物面である場合には、この回転放物面を形
成するときの回転軸であり、この光軸Z上に焦点が存在
するものであるので、前記光源3も光軸Z上に配置され
るものとなる。
【0010】よって、本発明においてはアウターレンズ
4を正面から見るときには、同心円状に形成されたレン
ズカット5の中心Pと光源3とは図2に示すように一致
するものとなる。尚、図2はレンズカット5の構成を模
式的に示すものであって、上記にも説明したように本発
明では接合線を生じないので、実際に観視したときには
図示の様に明確な同心円が見えるものとはならない。
【0011】図3は、前記アウターレンズ4を前記同心
円の中心Pを通る線で切断したときの断面を示すもので
あり、この断面におけるレンズカット5の形状は、アウ
ターレンズ4の背面側(反射鏡2側)に凸曲線5aと凹
曲線5bとが交互に接続された略波状が表れるものとさ
れている。
【0012】ここで、凸曲線5aと凹曲線5bとの光学
的な作用について検討してみると、両者が共に円弧であ
る場合には、前記反射鏡2からの平行光線が透過すると
きに前記凸曲線5aでは一旦収束されその後には拡散す
る作用を奏するものとなり、また、凹曲線5bではその
まま拡散するものとなり、拡散が行えるものである点で
両曲線5a、5bは同等の作用を有するものとなってい
る。
【0013】そして、両曲線5a、5bの間の接合点Q
においては、両曲線5a、5bの傾斜方向は同一方向と
成るものであるので、例えば両曲線5a、5b間のピッ
チ、両曲線5a、5bの曲率などを適宜に調整すれば、
両曲線5a、5b間に段差あるいは曲率の急激な変化を
生じることなく滑らかに接合が行えるものとなり、即
ち、接合線を生じないものとすることが可能となる。
【0014】尚、上記は理解を容易とするために、既に
形成されているレンズカット5に対して説明を行った
が、実際のレンズカット5の形成に当たっては、最初に
図3に示すような断面形状を配光特性などを勘案しなが
ら設定し、しかる後に、この断面形状を中心Pを回転中
心として回転させることで、同心円状とするレンズカッ
ト5を形成するものである。
【0015】ここで、図3に示した断面形状を直線移動
したときには、凸曲線5aに対応しては凸シリンドリカ
ルレンズが形成され、凹曲線5bに対応しては凹シリン
ドリカルレンズが形成されるものとなり、移動方向には
レンズ作用は行われず、移動方向に直交する方向にのみ
レンズ作用を生じるものとなる。
【0016】そこで本発明では、図3に示した断面形状
を中心Pを中心とする回転移動を行わせることで、移動
方向に直交する方向も360°回転させ、得られるレン
ズカット5が全方向に対する拡散を行うようにして、車
両用灯具1としての配光特性が得られるようにするもの
である。
【0017】次いで、上記の構成とした本発明の車両用
灯具1の作用および効果について説明する、本発明によ
り断面形状が滑らかに接続された凸曲線5aと凹曲線5
bとから成る形状を、光軸Zを中心として回動して得ら
れるレンズカット5としたことで、アウターレンズ4の
面に接合線が表れることをなくする。
【0018】このことは即ち、前記した接合線が視覚的
に強く意識されることをなくすることが可能となるもの
であり、アウターレンズ4の面を観視したときには接合
線に煩わされることなくアウターレンズ4全体の形状が
認識されるものとなる。また、接合線がないことで視線
が遮られずアウターレンズ4は透明感が向上したように
見えるものとなる。
【0019】尚、上記の説明は、レンズカット5を同心
円状として形成する例で説明したが、本発明はこれを限
定するものではなく、例えば楕円状あるいは中間に直線
を含む長円状として形成しても良いものであり、また、
車両用灯具1に複数の光源3が設けられているときに
は、図4に示すように各光源3の位置を中心として断面
形状を回転させ、いわゆる眼鏡状のレンズカット6とし
ても良いものである。
【0020】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、レ
ンズカットが光軸を中心とする略同心円状に形成され、
且つ、このレンズカットの前記光軸を通る断面形状が凸
曲線と凹曲線とが交互に不連続部位を生じることなく滑
らかに接続されたものである車両用灯具としたことで、
アウターレンズ面に拡散カット間の接合線が表れないも
のとし、この接合線が強く意識されてアウターレンズ全
体か画一的に見えデザインを損なったり、あるいは視線
が遮られて透明感が失われるなどを解決し、この種の車
両用灯具の見栄えを向上させ、品質感を向上させるとい
う極めて優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る車両用灯具の実施形態を一部を
破断した状態で示す斜視図である。
【図2】 同じ実施形態の正面図である。
【図3】 図2のA−A線に沿う断面図である。
【図4】 同じく本発明に係る車両用灯具の別の実施形
態を示す正面図である。
【図5】 従来例を一部を破断した状態で示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1……車両用灯具 2……反射鏡 3……光源 4……アウターレンズ 5、6……レンズカット 5a……凸曲線 5b……凹曲線 Z……光軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウターレンズのレンズカットにより反
    射鏡からの平行光線を拡散し配光特性を形成して成る車
    両用灯具において、前記レンズカットが光軸を中心とす
    る略同心円状に形成され、且つ、このレンズカットの前
    記光軸を通る断面形状が凸曲線と凹曲線とが交互に不連
    続部位を生じることなく滑らかに接続されたものである
    ことを特徴とする車両用灯具。
JP10323694A 1998-11-13 1998-11-13 車両用灯具 Pending JP2000149616A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007188780A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Stanley Electric Co Ltd アウターレンズおよび当該のアウターレンズを具備する車両用灯具
JP2012216557A (ja) * 2012-06-20 2012-11-08 Stanley Electric Co Ltd 車両用灯具およびその製造方法
JP2013171644A (ja) * 2012-02-20 2013-09-02 Stanley Electric Co Ltd 灯具

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