JP2000147984A - 体積ホログラム積層体、および体積ホログラム積層体作製用ラベル - Google Patents

体積ホログラム積層体、および体積ホログラム積層体作製用ラベル

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JP2000147984A
JP2000147984A JP10324636A JP32463698A JP2000147984A JP 2000147984 A JP2000147984 A JP 2000147984A JP 10324636 A JP10324636 A JP 10324636A JP 32463698 A JP32463698 A JP 32463698A JP 2000147984 A JP2000147984 A JP 2000147984A
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壮周 渡部
Hiroyuki Otaki
浩幸 大滝
Kenji Ueda
健治 植田
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  • Liquid Crystal (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、単色露光により記録された体積
ホログラム積層体をカラーホログラムとして再生できる
体積ホログラム積層体および体積ホログラム積層体作製
用ラベルの提供にある。 【解決手段】 本発明の体積ホログラム積層体1は、
基材上2に、第1粘着剤層3、体積ホログラム層5、第
2粘着剤層4、表面保護フイルム6が順次積層されると
共に、該第1及び/又は第2粘着剤層が、体積ホログラ
ム層に記録されたホログラム記録の再生波長をそれぞれ
所望の再生波長に制御しうる2種類以上の相違する組成
を有する粘着剤層をそれぞれ体積ホログラム積層体に接
してパターン状に塗り分けることにより形成されたもの
であり、また、体積ホログラム積層体作製用ラベル10
は、体積ホログラム積層体1を作製するために使用され
るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単色露光により記
録された体積ホログラム積層体をカラーホログラムとし
て再生でき、フルカラーのホログラム体や液晶光学素子
におけるカラーフィルタとして適した体積ホログラム積
層体及び体積ホログラム積層体作製用ラベルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、体積ホログラム積層体は、一般
に、基材上に粘着剤層、体積ホログラム層、粘着剤層、
透明保護フイルムの順に積層された構成を有し、基材で
ある身分証明書等に体積ホログラム層に顔画像を記録し
たり、また、液晶光学素子におけるカラーフィルタとし
ての適用が進められているが、単色露光によるホログラ
ム記録は単色ホログラムとしての利用がなされているに
すぎず、単色露光によるホログラム記録をカラーホログ
ラムとして再生することはなされていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、単色露光に
より記録された体積ホログラム積層体をカラーホログラ
ムとして再生できる体積ホログラム積層体および体積ホ
ログラム積層体作製用ラベルの提供を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の体積ホログラム
積層体は、基材上に、第1粘着剤層、体積ホログラム
層、第2粘着剤層、表面保護フイルムが順次積層される
と共に、該第1及び/又は第2粘着剤層が、体積ホログ
ラム層に記録されたホログラム記録の再生波長をそれぞ
れ所望の再生波長に制御しうる2種類以上の相違する組
成を有する粘着剤層をそれぞれ体積ホログラム積層体に
接してパターン状に塗り分けることにより形成されたこ
とを特徴とする。
【0005】上記の体積ホログラム層が、光重合可能な
化合物からなり、ホログラム記録されたものであること
を特徴とする。
【0006】上記の粘着剤層における少なくとも一層
が、記録波長シフト物質を含有する粘着剤層によりな
り、該記録波長シフト物質が、体積ホログラム層を構成
する光重合可能な化合物、可塑剤および界面活性剤、ま
たは、粘着付与剤、ポリアルキレングリコールの少なく
とも1種であることを特徴とする。
【0007】上記の粘着剤層が、使用時に架橋剤を添加
し架橋させる二液架橋型粘着剤であることを特徴とす
る。
【0008】上記の体積ホログラム層に記録されたホロ
グラム記録が、単一波長のレーザー一種により記録され
た単色ホログラムであることを特徴とする。
【0009】上記の体積ホログラム層に記録されたホロ
グラム記録が、単一波長のレーザー二種以上により記録
されたカラーホログラムであることを特徴とする。
【0010】上記の体積ホログラム積層体が、カラーフ
ィルターに使用されるものであることを特徴とする。
【0011】本発明の体積ホログラム積層体作製用ラベ
ルは、剥離シート上に、第1粘着剤層、体積ホログラム
層、第2粘着剤層、表面保護フイルムが順次積層される
と共に、該第1及び/又は第2粘着剤層が、体積ホログ
ラム層に記録されたホログラム記録の再生波長をそれぞ
れ所望の再生波長に制御しうる2種類以上の相違する組
成を有する粘着剤層をそれぞれ体積ホログラム積層体に
接してパターン状に塗り分けることにより形成されたこ
とを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の体積ホログラム積層体
を、図1に断面図で示し、また、図2は粘着剤層のパタ
ーニング例を示す平面図であり、図中、1は体積ホログ
ラム積層体、2は基材、3、3′、3″は第1粘着剤
層、4は第2粘着剤層、5は体積ホログラム層、6は表
面保護フイルムである。
【0013】本発明の体積ホログラム積層体における基
材2は、紙、合成紙、合成樹脂や金属からなるフイルム
やシートを用いることができ、受験票の如きシート状、
またIDカードのようなカード形状、また、パスポート
のような小冊子等さまざまな形態をとることができ、顔
写真、風景等を単色又はフルカラーでホログラム記録し
た体積ホログラム体が貼着する基材とされる。また、液
晶表示素子のカラーフィルタとする場合には、液晶セル
におけるガラス基板や電極層が基材となる。
【0014】なお、本発明の体積ホログラム積層体は、
図1においては、基材2上に第1粘着剤層3を介して体
積ホログラム層5を積層した構成を図示するが、基材2
上に体積ホログラム層5を両面粘着テープを介して積層
した構造や、また、第1粘着剤層3と体積ホログラム層
との間に記録波長シフト用フィルム(チューニングフィ
ルム)を介在させてもよく、これらの場合には、第2粘
着剤層4を2種以上の相違する組成の粘着剤層により、
後述する第1の粘着剤層3のパターンと同様にパターニ
ングして形成されるとよい。
【0015】体積ホログラム層5は、支持体フイルム上
に体積ホログラム記録材料を塗布した後、物体からの光
の波面に相当する干渉縞が透過率変調、屈折率変調の形
で層内に記録されたもので、単一波長のレーザー一種に
より記録された単色ホログラムであっても、また、単一
波長のレーザー二種以上により記録されたカラーホログ
ラムであってもよく、また、複製に際しても、体積ホロ
グラム原版を密着させて露光現像することにより容易に
作製できるものである。
【0016】体積ホログラム層5は、マトリックスポリ
マー、光重合可能な化合物、光重合開始剤、増感色素、
および必要に応じて添加される可塑剤、界面活性剤から
なる乾式の体積位相型ホログラム記録用途の感光性材料
である。
【0017】光重合可能な化合物としては、後述するよ
うな1分子中に少なくとも1個のエチレン性不飽和結合
を有する光重合、光架橋可能なモノマー、オリゴマー、
プレポリマー、及び、それらの混合物が挙げられ、例え
ば不飽和カルボン酸、及びその塩、不飽和カルボン酸と
脂肪族多価アルコール化合物とのエステル、不飽和カル
ボン酸と脂肪族多価アミン化合物とのアミド結合物が挙
げられる。
【0018】不飽和カルボン酸のモノマーの具体例とし
てはアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン
酸、イソクロトン酸、マレイン酸、及びそれらのハロゲ
ン置換不飽和カルボン酸、例えば、塩素化不飽和カルボ
ン酸、臭素化不飽和カルボン酸、フッ素化不飽和カルボ
ン酸等が挙げられる。不飽和カルボン酸の塩としては前
述の酸のナトリウム塩及びカリウム塩等がある。
【0019】また、脂肪族多価アルコール化合物と不飽
和カルボン酸とのエステルのモノマーの具体例として
は、アクリル酸エステルとして、エチレングリコールジ
アクリレート、トリエチレングリコールジアクリレー
ト、1,3−ブタンジオールジアクリレート、テトラメ
チレングリコールジアクリレート、プロピレングリコー
ルジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレ
ート、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリ
メチロールプロパントリ(アクリロイルオキシプロピ
ル)エーテル、トリメチロールエタントリアクリレー
ト、ヘキサンジオールジアクリレート、1,4−シクロ
ヘキサンジオールジアクリレート、テトラエチレングリ
コールジアクリレート、ペンタエリスリトールジアクリ
レート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペン
タエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリス
リトールジアクリレート、ジペンタエリスリトールトリ
アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラアクリレ
ート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ソ
ルビトールトリアクリレート、ソルビトールテトラアク
リレート、ソルビトールペンタアクリレート、ソルビト
ールヘキサアクリレート、トリ(アクリロイルオキシエ
チル)イソシアヌレート、ポリエステルアクリレートオ
リゴマー、2−フェノキシエチルアクリレート、2−フ
ェノキシエチルメタクリレート、フェノールエトキシレ
ートモノアクリレート、2−(p−クロロフェノキシ)
エチルアクリレート、p−クロロフェニルアクリレー
ト、フェニルアクリレート、2−フェニルエチルアクリ
レート、ビスフェノールAの(2−アクリルオキシエチ
ル)エーテル、エトキシ化されたビスフェノールAジア
クリレート、2−(1−ナフチルオキシ)エチルアクリ
レート、o−ビフェニルメタクリレート、o−ビフェニ
ルアクリレートなどである。
【0020】メタクリル酸エステルとしては、テトラメ
チレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリ
コールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジメ
タクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレ
ート、トリメチロールエタントリメタクリレート、エチ
レングリコールジメタクリレート、1,3−ブタンジオ
ールジメタクリレート、ヘキサンジオールジメタクリレ
ート、ペンタエリスリトールジメタクリレート、ペンタ
エリスリトールトリメタクリレート、ペンタエリスリト
ールテトラメタクリレート、ジペンタエリスリトールジ
メタクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサメタク
リレート、ソルビトールトリメタクリレート、ソルビト
ールテトラメタクリレート、ビス−〔p−(3−メタク
リルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)フェニル〕ジ
メチルメタン、ビス−〔p−(アクリルオキシエトキシ
フェニル〕ジメチルメタン、2,2−ビス(4−メタク
リロイルオキシフェニル)プロパン、メタクリル酸−2
−ナフチル等がある。
【0021】イタコン酸エステルとしてはエチレングリ
コールジイタコネート、プロピレングリコールジイタコ
ネート、1,3−ブタンジオールジイタコネート、1,
4−ブタンジオールジイタコネート、テトラメチレング
リコールジイタコネート、ペンタエリスリトールジイタ
コネート、ソルビトールテトライタコネート等が挙げら
れる。
【0022】クロトン酸エステルとしては、エチレング
リコールジクロトネート、テトラメチレングリコールジ
クロトネート、ペンタエリスリトールジクロトネート、
ソルビトールテトラクロトネート等が挙げられる。
【0023】イソクロトン酸エステルとしては、エチレ
ングリコールジイソクロトネート、ペンタエリスリトー
ルジイソクロトネート、ソルビトールテトライソクロト
ネート等が挙げられる。
【0024】マレイン酸エステルとしては、エチレング
リコールジマレート、トリエチレングリコールジマレー
ト、ペンタエリスリトールジマレート、ソルビトールテ
トラマレート等が挙げられる。
【0025】ハロゲン化不飽和カルボン酸としては、
2,2,3,3−テトラフルオロプロピルアクリレー
ト、1H,1H,2H,2H−ヘプタデカフルオロデシ
ルアクリレート、2,2,3,3−テトラフルオロプロ
ピルメタクリレート、1H,1H,2H,2H−ヘプタ
デカフルオロデシルメタクリレート、メタクリル酸−
2,4,6−トリブロモフェニル、ジブロモネオペンチ
ルジメタクリレート(商品名:NKエステルDBN、新
中村化学工業(株)製)、ジブロモプロピルアクリレー
ト(商品名:NKエステルA−DBP、新中村化学工業
(株)製)、ジプロモプロピルメタクリレート(商品
名:NKエステルDBP、新中村化学工業(株)製)、
メタクリル酸クロライド、メタクリル酸−2,4,6−
トリクロロフェニル、p−クロロスチレン、メチル−2
−クロロアクリレート、エチル−2−クロロアクリレー
ト、n−ブチル−2−クロロアクリレート、トリブロモ
フェノールアクリレート、テトラブロモフェノールアク
リレート等が挙げられる。
【0026】また、不飽和カルボン酸と脂肪族多価アミ
ン化合物とのアミドのモノマーの具体例としてはメチレ
ンビスアクリルアミド、メチレンビスメタクリルアミ
ド、1,6−ヘキサメチレンビスアクリルアミド、1,
6−ヘキサメチレンビスメタクリルアミド、ジエチレン
トリアミントリスアクリルアミド、キシリレンビスアク
リルアミド、キシリレンビスメタクリルアミド、N−フ
ェニルメタクリルアミド、ダイアセトンアクリルアミド
等が挙げられる。
【0027】その他の例としては、特公昭48−417
08号公報に記載された一分子に2個以上のイソシアネ
ート基を有するポリイソシアネート化合物、下記一般式 CH2 =C(R)COOCH2CH(R′)OH (式中R、R′は水素或いはメチル基を表す。)で示さ
れる水酸基を含有するビニルモノマーを付加させた1分
子中に2個以上の重合性ビニル基を含有するビニルウレ
タン化合物等が挙げられる。
【0028】また、特開昭51−37193号公報に記
載されたウレタンアクリレート類、特開昭48−641
83号公報、特公昭49−43191号公報、特公昭5
2−30490号公報にそれぞれ記載されているような
ポリエステルアクリレート類、エポキシ樹脂と(メタ)
アクリル酸等の多官能性のアクリレートやメタクリレー
トを挙げることができる。
【0029】さらに、日本接着協会誌Vol.20、N
o7、300〜308頁に光硬化性モノマー及びオリゴ
マーとして紹介されているものも使用することができ
る。
【0030】その他、燐を含むモノマーとしてはモノ
(2−アクリロイロキシエチル)アシッドフォスフェー
ト(商品名:ライトエステルPA、共栄社油脂化学工業
(株)製)、モノ(2−メタクリロイキエチル)アシッ
ドフォスフェート(商品名:ライトエステルPM、共栄
社油脂化学工業(株)製)が挙げられ、またエポキシア
クリレート系である商品名:リポキシVR−60(昭和
高分子(株)製)、商品名:リポキシVR−90(昭和
高分子(株)製)等が挙げられる。
【0031】また、商品名:NKエステルM−230G
(新中村化学工業(株)製)、商品名:NKエステル2
3G(新中村化学工業(株)製)も挙げられる。
【0032】更に、下記の構造式を有するトリアクリレ
ート類、
【0033】
【化1】
【0034】(東亜合成化学工業(株)製、商品名、ア
ロニックス M−315)
【0035】
【化2】
【0036】(東亜合成化学工業 (株)製、商品名、ア
ロニックス M−325)、また、2,2′−ビス(4-
アクリロキシ・ジエトキシフェニル) プロパン(新中村
化学 (株)製、商品名、NKエステル A-BPE-4 )、テ
トラメチロールメタンテトラアクリレート(新中村化学
(株)製、商品名、NKエステル A-TMMT)等が挙げら
れる。
【0037】また、必要に応じて添加される可塑剤とし
ては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、テトラエチレングリコール、グ
リセリン、トリメチロールプロパン等の多価アルコール
類、およびこれらの多価アルコールの末端ヒドロキシル
基がエーテル化、アセチル化等によりブロックされた誘
導体、重量平均分子量200〜2,000、好ましくは
200〜600のポリエチレングリコール、重量平均分
子量300〜2,000、好ましくは300〜1000
のポリプロピレングリコール等のポリアルキレングリコ
ール類、フタル酸ジメチル(DMP)、フタル酸ジエチ
ル(DEP)、フタル酸ジブチル(DBP)、フタル酸
ヘプチルノニル(HNP)、フタル酸ジ−2−エチルヘ
キシル(DOP)、フタル酸ジ−n−オクチル(DNO
P)、フタル酸ジ−i−オクチル(DCapP)、フタ
ル酸(79アルキル)(D79P)、フタル酸ジ−i−
デシル(DIDP)、フタル酸ジトリデシル(DTD
P)、フタル酸ジシクロヘキシル(DCHP)、フタル
酸ブチルベンジル(BDP)、エチルフタリルエチルグ
リコレート(EPEG)、ブチルフタリルブチルグリコ
レート(BPBG)等のフタル酸エステル系可塑剤、ア
ジピン酸−ジ−2−エチルヘキシル(DOA)、アジピ
ン酸−ジ−(メチルシクロヘキシル)、アジピン酸ジイ
ソデシル(DIDA)、アゼライン酸−ジ−n−ヘキシ
ル(DNHZ)、アゼライン酸−ジ−2−エチルヘキシ
ル(DOZ)、セバシン酸ジブチル(DBS)、セバシ
ン酸ジ−2−エチルヘキシル(DOS)等の脂肪族二塩
基酸エステル系可塑剤、クエン酸トリエチル(TE
C)、クエン酸トリブチル(TBC)、アセチルクエン
酸トリエチル(ATEC)、アセチルクエン酸トリブチ
ル(ATBC)等のクエン酸エステル系可塑剤、エポキ
シ化大豆油等のエポキシ系可塑剤、リン酸トリブチル
(TBP)、リン酸トリフェニル(TPP)、リン酸ト
リクレジル(YCP)、リン酸トリプロピレングリコー
ル等のリン酸エステル系可塑剤等のポリエステル系可塑
剤等が挙げられる。
【0038】次に、開始剤系における光重合開始剤とし
ては、1,3−ジ(t−ブチルジオキシカルボニル)ベ
ンゾフェノン、3,3′,4,4′−テトラキス(t−
ブチルジオキシカルボニル)ベンゾフェノン、N−フェ
ニルグリシン、2,4,6−トリス(トリクロロメチ
ル)−s−トリアジン、3−フェニル−5−イソオキサ
ゾロン、2−メルカプトベンズイミダゾール、また、イ
ミダゾール二量体類等が例示される。光重合開始剤は、
記録されたホログラムの安定化の観点から、ホログラム
記録後に分解処理されるのが好ましい。例えば有機過酸
化物系にあっては紫外線照射することにより容易に分解
されるので好ましい。
【0039】増感色素としては、350〜600nmに
吸収光を有するチオピリリウム塩系色素、メロシアニン
系色素、キノリン系色素、スチリルキノリン系色素、ケ
トクマリン系色素、チオキサンテン系色素、キサンテン
系色素、オキソノール系色素、シアニン染料、ローダミ
ン染料、チオピリリウム塩系色素、ピリリウムイオン系
色素、ジフェニルヨードニウムイオン系色素等が例示さ
れる。また、350nm以下、または600nm以上の
波長領域に吸収光を有する増感色素であってもよい。
【0040】マトリックス・ポリマーとしては、ポリメ
タアクリル酸エステル又はその部分加水分解物、ポリ酢
酸ビニル又はその加水分解物、ポリビニルアルコールま
たはその部分アセタール化物、トリアセチルセルロー
ス、ポリイソプレン、ポリブタジエン、ポリクロロプレ
ン、シリコーンゴム、ポリスチレン、ポリビニルブチラ
ール、ポリクロロプレン、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリ
エチレン、塩素化ポリプロピレン、ポリ−N−ビニルカ
ルバゾール又はその誘導体、ポリ−N−ビニルピロリド
ン又はその誘導体、スチレンと無水マレイン酸の共重合
体またはその半エステル、アクリル酸、アクリル酸エス
テル、メタクリル酸、メタクリル酸エステル、アクリル
アミド、アクリルニトリル、エチレン、プロピレン、塩
化ビニル、酢酸ビニル等の共重合可能なモノマー群の少
なくとも1つを重合成分とする共重合体等、またはそれ
らの混合物が用いられる。好ましくはポリイソプレン、
ポリブタジエン、ポリクロロプレン、ポリビニルアルコ
ール、またポリビニルアルコールの部分アセタール化物
であるポリビニルアセタール、ポリビニルブチラール、
ポリ酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体等、またはそれらの混合物
がが挙げられる。
【0041】記録されたホログラムの安定化工程として
加熱によるモノマー移動の工程があるが、そのためには
これらのマトリックス・ポリマーは、好ましくはガラス
転移温度が比較的低く、モノマー移動を容易にするもの
であることが必要である。
【0042】光重合可能な化合物は、バインダー樹脂1
00重量部に対して10重量部〜1000重量部、好ま
しくは10重量部〜100重量部の割合で使用される。
【0043】光重合開始剤は、バインダー樹脂100重
量部に対して1重量部〜10重量部、好ましくは5重量
部〜10重量部の割合で使用される。
【0044】増感色素は、バインダー樹脂100重量部
に対して0.01重量部〜1重量部、好ましくは0.0
1重量部〜0.5重量部の割合で使用される。
【0045】その他、感光性材料成分としては、各種の
非イオン系界面活性剤、陽イオン系界面活性剤、陰イオ
ン系界面活性剤が挙げられる。
【0046】これらのホログラム記録材料は、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シ
クロヘキサノン、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロ
ルベンゼン、テトラヒドロフラン、メチルセロソルブ、
エチルセロソルブ、メチルセロソルブアセテート、エチ
ルセロソルブアセテート、酢酸エチル、1,4−ジオキ
サン、1,2−ジクロロエタン、ジクロルメタン、クロ
ロホルム、メタノール、エタノール、イソプロパノール
等、またはそれらの混合溶剤を使用し、固型分15%〜
25%の塗布液とされる。ホログラム記録層の厚みとし
ては、0.1μm〜50μm、好ましくは5μm〜20
μmである。このような、ホログラム記録材料として
は、例えばデュポン社製のオムニデックス352、70
6が挙げられる。
【0047】次に、粘着剤層3、4について説明する。
粘着剤層としては、アクリル樹脂、アクリル酸エステル
樹脂、またはこれらの共重合体、スチレン−ブタジエン
共重合体、天然ゴム、カゼイン、ゼラチン、ロジンエス
テル、テルペン樹脂、フェノール系樹脂、スチレン系樹
脂、クロマンインデン樹脂、ポリビニルエーテル、シリ
コーン樹脂等、また、アルファ−シアノアクリレート
系、シリコーン系、マレイミド系、スチロール系、ポリ
オレフィン系、レゾルシノール系、ポリビニルエーテル
系、シリコーン系接着剤が挙げられる。また、粘着剤層
が、使用時にイソシアネート系架橋剤、金属キレート系
架橋剤等を添加して架橋する、所謂二液架橋型粘着剤を
使用して形成されることもできる。また、粘着剤層とし
てヒートシール剤を使用してもよく、例えばエチレン−
酢酸ビニル共重合樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル
樹脂、ポリエチレン樹脂、エチレン−イソブチルアクリ
レート共重合樹脂、ブチラール樹脂、ポリ酢酸ビニル及
びその共重合樹脂、セルロース誘導体、ポリメチルメタ
クリレート樹脂、ポリビニルエーテル樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリプロピレン樹脂、
エポキシ樹脂、フェノール樹脂、SBS、SIS、SE
BS、SEPS等の熱可塑性エラストマー、又は反応ホ
ットメルト系樹脂等が挙げられる。粘着剤層の厚みとし
ては、4μm〜20μmとするとよい。
【0048】体積ホログラムにあっては、ホログラム記
録された色みに対して、経時と共に実際にホログラムか
ら再生される画像情報の色みが相違することがあるが、
その原因として、体積ホログラム層に隣接する粘着剤層
から体積ホログラム層を膨潤させ、ホログラム記録を変
動させる物質がブリードしたり、浸透したりすることが
ある。そして、体積ホログラム層の膨潤により、ホログ
ラム記録が長波長側にシフトしたり、また、隣接する粘
着剤層にホログラム記録を変動させる物質が含有されて
いない場合には、体積ホログラム層に含有される移動成
分が、逆に隣接する粘着剤層へ移行し、この結果、体積
ホログラム層が収縮し、短波長側にシフトしたりする。
また、移動成分を含有する体積ホログラム層は、それ自
体、経時的にこれらの化合物が体積ホログラム層からの
離脱により少なくなり、短波長側にその再生波長がシフ
トする。
【0049】本発明の体積ホログラム積層体は、図2に
示すように、体積ホログラム積層体に接する、2種類以
上の相違する組成を有する粘着剤層3′、3″をそれぞ
れパターン状に塗り分け、体積ホログラム層と粘着剤層
3′、3″とのそれぞれの間の移動成分を制御し、体積
ホログラム層に記録されたホログラム記録の再生波長を
それぞれ所望の再生波長に制御することにより、単一波
長でホログラム記録されたにもかかわらず、その再生波
長をパターンに応じて相違させ、カラーホログラムとし
て再生できることを見出した。
【0050】図2においては、体積ホログラム積層体に
接する、2種類以上の相違する組成を有する粘着剤層
3′、3″をストライプ状に塗り分ける状態を図示した
が、塗り分けるパターンとしては、ストライプ状に限ら
ず、市松模様、網目模様、格子模様、絵柄模様等が挙げ
られる。
【0051】体積ホログラム層と粘着剤層3′、3″の
それぞれの間の移動成分を制御するには、後述する記録
波長シフト物質をどちらか一方の粘着剤層にのみ添加す
るか、また、記録波長シフト物質の添加量を粘着剤層
3′、3″で相違させると共に、その添加量を調整する
ことにより、それぞれの粘着剤層3′、3″が接する体
積ホログラム層の再生波長を所望の再生波長に制御する
ことができる。
【0052】本発明において、移動成分として粘着剤層
に添加される記録波長シフト物質としては、体積ホログ
ラム層の構成材料として記載した光重合可能な化合物や
可塑剤等が挙げられる。これらの移動成分は体積ホログ
ラム層の構成成分と同一でも相違していてもよい。ま
た、移動成分としては、粘着付与剤(タッキファイヤ
ー)、界面活性剤、ポリアルキレングリコール等も挙げ
られる。
【0053】粘着付与剤(タッキファイヤー)として
は、ガムロジン、トール油ロジン、ウッドロジン、水素
添加ロジン、エステル化ロジン、二量化ロジン、ライム
化ロジン等のロジン系タッキファイヤー、α−ピネン、
β−ピネンカンフェル、ジペンテン等の環状テルペンを
含むテルペン樹脂、テルペンフェノール樹脂、芳香族変
性テルペン等のテルペン系タッキファイヤー、炭素数5
の石油留分を重合して得られる炭素数5の合成樹脂系タ
ッキファイヤーで、イソプレン、シクロペンダジエン、
1,3−ペンタジエン、1−ペンテンの共重合体、2−
ペンテン、ジシクロペンダジエンの共重合体、1,3−
ペンタジエン主体の樹脂等の合成樹脂系タッキファイヤ
ー、炭素数6〜11の石油留分を重合して得られる炭素
数9の合成樹脂系タッキファイヤーで、インデン、スチ
レン、メチルインデン、α−メチルスチレンの共重合体
等の合成樹脂系タッキファイヤーが例示される。
【0054】また、粘着剤層に添加される界面活性剤と
しては、陽イオン系界面活性剤としては第1級アミン
塩、第2級アミン塩、第3級アミン塩、第4級アンモニ
ウム塩等、また、陰イオン系界面活性剤としてはカルボ
ン酸塩、硫酸エステル塩、スルホン酸塩、リン酸エステ
ル塩等、両性界面活性剤としては、アミノ酸型両性界面
活性剤、ベタイン型両性界面活性剤、非イオン性界面活
性剤等が例示される。
【0055】また、ポリアルキレングリコールとして
は、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル等が例示される。
【0056】粘着剤層に含有させる記録波長シフト物質
である移動成分は、分子量が100〜5,000の低分
子量成分であり、特に分子量が100〜2,000のも
のを使用するとよい。分子量が100より小さいと揮発
性となり好ましくなく、また、5,000を越えると隣
接層への移動性が少なくなり、添加の目的を達しない可
能性がある。
【0057】また、粘着剤層に含有させる記録波長シフ
ト物質は、体積ホログラム層を構成する成分と相溶性を
有する物質を選択するのが好ましく、また、体積ホログ
ラム層中に移行して記録された干渉縞を完全に破壊した
り、また、記録再生を不能としないものであることが要
求される。また、粘着剤層に含有させる記録波長シフト
物質である移動成分は、粘着剤層中にその粘着性を損な
わない程度に含有されるとよく、20重量%以下とされ
るとよいが、その含有量は、体積ホログラム層における
移動成分の含有量との関係、また、所望する再生波長と
の関係から適宜設定されるとよい。
【0058】粘着剤層における記録波長シフト物質の含
有量と、体積ホログラム層における再生波長との関係に
ついては、以下のような実験的手法により定めるとよ
い。
【0059】 (波長シフト量の、光重合可能な化合物添加量依存性) ホログラム記録フイルム:PETフイルム/体積ホログラム層/ポリ塩化ビニ ルフイルム(デュポン社製「 Omnidex 706 」) 粘着フイルム:下記組成 ・アクリル系粘着剤(日本カーバイド社製「ニッセツPE−118」) ・・・100重量部 ・メチルエチルケトン ・・・ 30重量部 ・トルエン ・・・ 15重量部 ・酢酸エチル ・・・ 15重量部 に対して、トリメチロールプロパントリアクリレート
(TMPTA)の添加量を相違させて添加して種々のT
MPTA濃度の粘着剤を調製し、PETフイルムに乾燥
膜厚で15μm塗布し、それぞれ粘着フイルムを作製す
る。
【0060】まず、ホログラム記録フイルムに488n
mの特定波長のアルゴンレーザーでホログラム記録した
後、そのポリ塩化ビニルフイルムを剥離し、ホログラム
面に粘着フイルムを粘着剤層側から貼着する。
【0061】得られたPETフイルム/体積ホログラム
層/粘着剤層/PETフイルムについて、実際の加工プ
ロセスにおける条件である140℃で15分間ベイクし
た後、島津製作所製「UV−2100PC」を使用し
て、分光透過率を測定し、そのピーク波長を測定し、記
録波長488nmからのシフト量(ピーク波長−488
nm=Δλ)を計算する。
【0062】その測定結果を図3に示す。なお、図3に
は、TMPTA濃度を相対値として記載するが、その単
位は、10-4モルであり、アクリル系粘着剤1g当たり
の添加量である。図3に示すように、粘着剤層にTMP
TAの添加量0のものは、Δλはマイナスであり、体積
ホログラム層から粘着剤層へ未反応モノマーや可塑剤等
が移動し、体積ホログラム層が収縮し短波長側へ再生波
長がシフトしたことがわかる。また、TMPTAの添加
量が増大するとΔλが大となり、再生波長が長波長側に
シフトする。
【0063】 (波長シフト量の、ポリエチレングリコール(PEG)添加量依存性) ホログラム記録フイルム:PETフイルム/体積ホログラム層/ポリ塩化ビニ ルフイルム(デュポン社製「 Omnidex 706 」) 粘着フイルム:下記組成 ・アクリル系粘着剤(日本カーバイド社製「ニッセツPE−118」) ・・・100重量部 ・メチルエチルケトン ・・・ 30重量部 ・トルエン ・・・ 15重量部 ・酢酸エチル ・・・ 15重量部 に対して、種々の分子量のPEGをアクリル系粘着剤1
gに対してそれぞれ2×10-4モル(黒菱形)、7×1
-4モル(黒四角)ずつ添加して粘着剤を調製し、PE
Tフイルムに乾燥膜厚で15μm塗布し、それぞれ粘着
フイルムを作製する。
【0064】まず、ホログラム記録フイルムに488n
mの特定波長のアルゴンレーザーでホログラム記録した
後、そのポリ塩化ビニルフイルムを剥離し、ホログラム
面に粘着フイルムを粘着剤層側から貼着する。
【0065】得られたPETフイルム/体積ホログラム
層/粘着剤層/PETフイルムについて、実際の加工プ
ロセスにおける条件である140℃で15分間ベイクし
た後、島津製作所製「UV−2100PC」を使用し
て、分光透過率を測定し、そのピーク波長を測定し、記
録波長488nmからのシフト量(ピーク波長−488
nm=Δλ)を計算する。
【0066】その測定結果を図4に示す。図4に示すよ
うに、PEGの分子量が増大するにつれ、また、添加量
が増大するにつれΔλが大となり、再生波長が長波長側
にシフトすることがわかる。
【0067】(波長シフト量の、ポリプロピレングリコ
ール(PPG)添加量依存性)上記のPEG添加量依存
性についての実験において、PEGに代えて、PPGを
同様に使用し、波長シフト量を測定した。その測定結果
を図5に示す。図5に示すように、PPGもPEG同様
の効果を示すが、PPGにあって波長を最もシフトさせ
るには、添加量を同一とすると、分子量が700〜10
00程度のPPGであることがわかる。
【0068】(市販粘着フイルムについての測定例) ホログラム記録フイルム:PETフイルム/体積ホログ
ラム層/ポリ塩化ビニルフイルム(デュポン社製「 0mn
idex 706 」) 粘着フイルム:下記表1の市販粘着フイルム 上記同様にして、ホログラム記録フイルムに粘着剤層を
積層し、140℃で15分間ベイクした後の分光透過率
を測定し、そのピーク波長を測定し、記録波長488n
mからのシフト量(ピーク波長−488nm=Δλ)を
計算した結果を、下記の表1に示す。
【0069】なお、表1には、ホログラム記録フイルム
に粘着剤層を積層した直後における分光透過率のピーク
波長の測定結果も同時に示し、また、粘着フイルムを貼
着しないで、ホログラム記録フイルムについて同様に試
験した結果を、「市販粘着フイルムなし」として同時に
示す。なお、表中の波長の単位はnmである。
【0070】
【表1】
【0071】なお、表から、ホログラム記録フイルム単
独でも、ベーク後では記録波長よりも短波長側にシフト
することがわかる。
【0072】本発明においては、このような測定データ
をもとに、体積ホログラム層と粘着剤層とを適宜組合せ
ることにより、再生波長を所望の波長に制御することを
可能とする。
【0073】次に、本発明の体積ホログラム積層体にお
ける表面保護フイルム6は、透明性を有し、ポリエチレ
ンフイルム、ポリプロピレンフイルム、ポリ弗化エチレ
ン系フイルム、ポリ弗化ビニリデンフイルム、ポリ塩化
ビニルフイルム、ポリ塩化ビニリデンフイルム、エチレ
ン−ビニルアルコールフイルム、ポリビニルアルコール
フイルム、ポリメチルメタクリレートフイルム、ポリエ
ーテルスルホンフイルム、ポリエーテルエーテルケトン
フイルム、ポリアミドフイルム、テトラフルオロエチレ
ン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合フイル
ム、ポリエチレンテレフタレートフイルム等のポリエス
テルフイルム、ポリイミドフイルム等の樹脂が例示さ
れ、膜厚としては2μm〜200μm、好ましくは10
μm〜50μmである。
【0074】体積ホログラム積層体において体積ホログ
ラム層が粘着性を有する場合、基材上に、粘着剤層、体
積ホログラム層、表面保護フイルムとする場合がある。
表面保護フイルムには、一般に、可塑剤が含有されてお
り、この場合においても、体積ホログラム層と表面保護
フイルムの層間での移動成分を上記の手法で勘案し体積
ホログラム層の再生波長に対する影響を調整するとよ
い。
【0075】なお、図示はしないが、表面保護フイルム
上には、表面保護フイルム表面の保護性を高める目的
で、必要に応じてハードコート処理が施されてもよい。
ハードコート処理は、例えばシリコーン系、含フッ素シ
リコーン系、メラミンアルキッド系、ウレタン−アクリ
レート系(紫外線硬化型)等をディッピング塗布、スプ
レー塗布、ロールコート塗布法により、膜厚1μm〜5
0μm、好ましくは3μm〜25μmに塗布するとよ
い。
【0076】更に、同様に、図示しないが、表面保護フ
イルム7表面又はハードコート処理面には、離型処理が
施されていてもよい。離型処理は、フッ素系離型剤、シ
リコーン系離型剤、ステアリン酸塩系離型剤、ワックス
系離型剤等をディッピング塗布、スプレー塗布、ロール
コート塗布法により行なうとよい。
【0077】本発明の体積ホログラム積層体は、単一波
長のレーザー一種により記録された単色ホログラムの場
合には、粘着剤層の塗り分けによりその再生波長を相違
するものとでき、粘着剤層のパターンに応じてカラーホ
ログラムとすることができる。また、また、単一波長の
レーザー二種以上により記録されたカラーホログラムで
ある場合には、粘着剤層の塗り分けによりその再生波長
を変化させることができ、粘着剤層のパターンに応じ
て、記録されたカラーホログラムとは色合いの変化した
カラーホログラムとすることができる。
【0078】本発明の体積ホログラム積層体の体積ホロ
グラム層に記録されたホログラム記録の再生ピーク波長
は、420nm〜470nm、520nm〜580n
m、600nm〜670nmの3種類の波長域のいずれ
か、または2種以上の波長域の組み合わせからなるもの
とされる。
【0079】次に、本発明の体積ホログラム積層体を作
製するにあたって使用される体積ホログラム積層体作製
用ラベルについて、その断面の層構成を図6に示す。図
中、10は体積ホログラム積層体作製用ラベル、11は
剥離紙であり、図1と同一符号は同一内容を示す。
【0080】本発明の体積ホログラム積層体作製用ラベ
ルは、上述した体積ホログラム積層体の作製に使用され
るものであり、図6に示す如く、剥離紙11上に第1粘
着剤層3、体積ホログラム層5、第2粘着剤層4、表面
保護フイルム6を積層したものである。粘着剤層にあっ
ては、例えば図2に示すように、粘着剤層3′、3″の
塗り分けからなるものである。
【0081】剥離紙11としては、通常使用される剥離
紙の他に、ポリエチレンテレフタレートフイルム表面を
フッ素系離型剤、シリコーン系離型剤により離型処理し
た離型性フィルムを使用してもよく、また、剥離紙の粘
着剤層側でない面には、ラベルの横からはみ出した粘着
剤によるブロッキングを避けるために剥離処理を施して
おくとよい。また、積層体を適宜の大きさで剥離紙から
剥離できるように、積層体は所謂「半抜き加工」されて
いてもよく、また、剥離紙にミシン目等の切れ目を入れ
ておいてもよい。
【0082】ラベル10は、剥離紙11を剥離した後、
第1粘着剤層3側から、基材上に積層され、図1に示さ
れる体積ホログラム積層体が作製される。
【0083】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。 (実施例1) (透明保護フイルム/第2粘着剤層/シリコンセパレー
タの作製)シリコンセパレータ(東京セロファン(株)
製「SP−PE05」膜厚50μm)上に、下記組成 ・アクリル系粘着剤(日本カーバイド社製「ニッセツPE−118」) ・・・100重量部 ・メチルエチルケトン ・・・ 30重量部 ・トルエン ・・・ 15重量部 ・酢酸エチル ・・・ 15重量部 ・イソシアネート系架橋剤(日本カーバイド社製「ニッセツCK−101」) ・・・ 16重量部 の粘着剤溶液を乾燥膜厚15μmとなるようにコンマコ
ーターで塗布した。これにポリエチレンテレフタレート
フイルム(東レ(株)製「ルミラーT−60、膜厚50
μm)をラミネートした。
【0084】(シリコンセパレータA/第1粘着剤層/
シリコンセパレータBの作製)シリコンセパレータA
(東京セロファン(株)製「SP−PET05」膜厚5
0μm)上に、下記組成の粘着剤溶液(1) ・アクリル系粘着剤(日本カーバイド社製「ニッセツPE−118」) ・・・100重量部 ・メチルエチルケトン ・・・ 30重量部 ・トルエン ・・・ 15重量部 ・酢酸エチル ・・・ 15重量部 ・トリメチロールプロパントリアクリレート ・・・ 5重量部 、及び、下記組成の粘着剤溶液(2) ・アクリル系粘着剤(日本カーバイド社製「ニッセツPE−118」) ・・・100重量部 ・メチルエチルケトン ・・・ 30重量部 ・トルエン ・・・ 15重量部 ・酢酸エチル ・・・ 15重量部 を、図2に示すように、粘着剤溶液(1)により粘着剤
層3′を、また、粘着剤溶液(2)により粘着剤層3″
を、それぞれ交互に幅5mm、長さ20mmでストライ
プ状に、乾燥膜厚がそれぞれ15μmとなるようにパタ
ーン塗工した。これにシリコンセパレータB(東京セロ
ファン(株)製「SP−PET02」膜厚50μm)を
ラミネートした。
【0085】(ホログラム記録フィルムの作製)ポリエ
チレンテレフタレートフイルム(PETフィルム:50
μm)/ホログラム記録材料/ポリ塩化ビニルフィルム
の積層体からなるホログラム記録フイルム(オムニデッ
クス706;デュポン社製)にリップマンホログラム
を、原版を散乱版として、488nmアルゴンレーザー
で記録した。
【0086】(ホログラム積層体の作製)上記で得たホ
ログラム記録フイルムのポリ塩化ビニルフイルムを剥離
し、また、上記で得たシリコンセパレータA/第1粘着
剤層/シリコンセパレータBからシリコンセパレータA
を剥離して、両者をラミネートし、PETフイルム/ホ
ログラム記録材料/第1粘着剤層/シリコンセパレータ
Bを得た。
【0087】この積層体からPETフイルムを剥離し、
また、上記で得た透明保護フイルム/第2粘着剤層/シ
リコンセパレータのシリコンセパレータを剥離して両者
をラミネートし、透明保護フイルム/第2粘着剤層/ホ
ログラム記録材料/第1粘着剤層/シリコンセパレータ
Bからなる本発明の体積ホログラム積層体ラベルを得
た。
【0088】このラベルを140℃で15分加熱した。
得られた体積ホログラム層から再生される像は、第1粘
着剤層のパターンに応じ、青と緑のストライプパターン
が得られた。
【0089】(実施例2)実施例1における、ホログラ
ム記録フイルムにかえて、PETフィルム/ホログラム
記録材料/PETフィルムからなるホログラム記録フイ
ルム(オムニデックス706M;デュポン社製)に、4
76nm、532nmのそれぞれの波長を持ったレーザ
ーを使用して、カラーリップマンホログラムを記録し
た。
【0090】得られたホログラム記録フイルムを使用し
て、実施例1同様に、透明保護フイルム/第2粘着剤層
/ホログラム記録材料/第1粘着剤層/シリコンセパレ
ータBからなる本発明の体積ホログラム積層体ラベルを
得た。
【0091】このラベルを140℃で15分加熱した。
得られた体積ホログラム層から再生される像は、第1粘
着剤層のパターンに応じ、フルカラーのパターンが得ら
れた。
【0092】
【発明の効果】本発明の体積ホログラム積層体及び体積
ホログラム積層体作製用ラベルは、単色露光により記録
された体積ホログラム積層体をカラーホログラムとして
再生できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の体積ホログラム積層体をその断面図
で説明するための図である。
【図2】 粘着剤層の一パターン例を示す平面図であ
る。
【図3】 粘着剤層におけるトリメチロールプロパント
リアクリレート添加量と得られた体積ホログラム層にお
ける記録波長からの波長シフト量との関係を説明するた
めの図である。
【図4】 粘着剤層における分子量を相違する各種のポ
リエチレングリコールの添加量と得られた体積ホログラ
ム層における記録波長からの波長シフト量との関係を説
明するための図である。
【図5】 粘着剤層における分子量を相違する各種のポ
リプロピレングリコール添加量と得られた体積ホログラ
ム層における記録波長からの波長シフト量との関係を説
明するための図である。
【図6】 本発明の体積ホログラム積層体作製用ラベル
をその断面図で説明するための図である。
【符号の説明】
1は体積ホログラム積層体、2は基材、3は第1粘着剤
層、4は第2粘着剤層、5は体積ホログラム層、6は表
面保護フイルム、10は体積ホログラム積層体作製用ラ
ベル、11は剥離シートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植田 健治 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 2H049 CA10 CA28 CA30 2H091 FA02Y FC13 FD04 LA15 2K008 AA10 AA13 BB05 BB06 BB08 DD13 EE07 FF03 FF17 HH03 HH16 HH24 4F100 AH02G AK02B AK15 AK24 AK25 AK25G AK42 AK52 AR00B AT00A AT00C BA03 BA07 BA10A BA10C CA02G CA04G CA16G CA18G CB00 DG10 GB41 GB90 JN01C JN30B

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材上に、第1粘着剤層、体積ホログラ
    ム層、第2粘着剤層、表面保護フイルムが順次積層され
    ると共に、該第1及び/又は第2粘着剤層が、体積ホロ
    グラム層に記録されたホログラム記録の再生波長をそれ
    ぞれ所望の再生波長に制御しうる2種類以上の相違する
    組成を有する粘着剤層をそれぞれ体積ホログラム積層体
    に接してパターン状に塗り分けることにより形成された
    ことを特徴とする体積ホログラム積層体。
  2. 【請求項2】 体積ホログラム層が、光重合可能な化合
    物からなり、ホログラム記録されたものであることを特
    徴とする請求項1記載の体積ホログラム積層体。
  3. 【請求項3】 粘着剤層における少なくとも一層が、記
    録波長シフト物質を含有する粘着剤層よりなり、該記録
    波長シフト物質が、体積ホログラム層を構成する光重合
    可能な化合物、可塑剤および界面活性剤、または、粘着
    付与剤、ポリアルキレングリコールの少なくとも1種で
    あることを特徴とする請求項1、または請求項2記載の
    体積ホログラム積層体。
  4. 【請求項4】 粘着剤層が、使用時に架橋剤を添加し架
    橋させる二液架橋型粘着剤であることを特徴とする請求
    項1〜請求項3のいずれか1つ記載の体積ホログラム積
    層体。
  5. 【請求項5】 体積ホログラム層に記録されたホログラ
    ム記録が、単一波長のレーザー一種により記録された単
    色ホログラムであることを特徴とする請求項1〜請求項
    4のいずれか1つ記載の体積ホログラム積層体。
  6. 【請求項6】 体積ホログラム層に記録されたホログラ
    ム記録が、単一波長のレーザー二種以上により記録され
    たカラーホログラムであることを特徴とする請求項1〜
    請求項4のいずれか1つ記載の体積ホログラム積層体。
  7. 【請求項7】 カラーフィルターに使用されるものであ
    ることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1つ
    記載の体積ホログラム積層体。
  8. 【請求項8】 剥離シート上に、第1粘着剤層、体積ホ
    ログラム層、第2粘着剤層、表面保護フイルムが順次積
    層されると共に、該第1及び/又は第2粘着剤層が、体
    積ホログラム層に記録されたホログラム記録の再生波長
    をそれぞれ所望の再生波長に制御しうる2種類以上の相
    違する組成を有する粘着剤層をそれぞれ体積ホログラム
    積層体に接してパターン状に塗り分けることにより形成
    されたことを特徴とする体積ホログラム積層体作製用ラ
    ベル。
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