JP2000145827A - 動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達装置

Info

Publication number
JP2000145827A
JP2000145827A JP10316363A JP31636398A JP2000145827A JP 2000145827 A JP2000145827 A JP 2000145827A JP 10316363 A JP10316363 A JP 10316363A JP 31636398 A JP31636398 A JP 31636398A JP 2000145827 A JP2000145827 A JP 2000145827A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
working chamber
transmission member
piston
power transmission
plate set
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10316363A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Oshima
文男 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Viscodrive Japan Ltd
Original Assignee
Viscodrive Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Viscodrive Japan Ltd filed Critical Viscodrive Japan Ltd
Priority to JP10316363A priority Critical patent/JP2000145827A/ja
Publication of JP2000145827A publication Critical patent/JP2000145827A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トルク特性を変更可能な動力伝達装置を提供
すること。 【解決手段】 相対回転自在に配置された第1及び第2
の伝達部材10,20によって形成されるとともにその
内部に粘性流体が封入された作動室70と、第1の伝達
部材10と相対回転不能に係合して作動室70内に配置
された第1のプレート組40と、第2の伝達部材20と
相対回転不能に係合して作動室70内に配置された第2
のプレート組50と、第1の伝達部材10に固着される
とともに第2の伝達部材20に回動自在に支持され、円
筒部30aと円筒部30aの両端に設けられたフランジ
部30b,30cとからなるピストン30とを備え、ピ
ストン30は、一方のフランジ部30bが第2の伝達部
材20に摩擦係合しており、作動室70内が所定の圧力
に達すると一方のフランジ部30bが第2の伝達部材2
0から離間する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同一軸線の周りに
相対回転可能に配置された一対の伝達部材間で駆動トル
クを伝達する車両用の動力伝達装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、4輪駆動車の前後輪を駆動するた
めの駆動形式としては種々の駆動形式が開発されている
が、例えば常時駆動される前輪側から後輪側に駆動トル
クを伝達可能なプロペラシャフトの途中にビスカスカッ
プリングを介装し、前後輪間に回転数差が生じた場合に
後輪に駆動トルクを伝達する形式のものがある。この駆
動形式は、前後輪間に回転数差が生じるや否や常時駆動
される前輪側から後輪側に駆動トルクを伝達できるばか
りでなく、タイトコーナブレーキング現象の発生を防止
でき、さらにはABS(アンチロック・ブレーキ・シス
テム)作動時における前後輪間の回転干渉を防止できる
等、種々の優れた特徴を有している。
【0003】前記ビスカスカップリングは、相対回転可
能に配置された第1および第2の伝達部材によって画成
された作動室内に粘性流体を封入するとともに、第1の
伝達部材と相対回転不能に係合する第1のプレート組
と、第2の伝達部材と相対回転不能に係合する第2のプ
レート組とを、前記作動室内に交互に配置したものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、用途に応じた多
種多様な自動車が開発されており、前記ビスカスカップ
リングにおいて、様々なトルク特性が要求されている。
例えば、低速時において初期トルクを大きくし高速時に
おいて初期トルクを抑制するトルク特性や、高速時にお
いて伝達トルクを大きくするトルク特性である。しかし
ながら、上述したビスカスカップリングは、伝達可能な
駆動トルクが第1及び第2の伝達部材間の回転速度差、
作動室内の粘性流体の粘度等のみによって決定されるの
で、上述した如き個々の車種に応じたトルク特性を設定
することができなかった。
【0005】本発明はかかる事情に鑑み、従来のビスカ
スカップリングのトルク特性を変更可能な動力伝達装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の動力伝達装置
は、相対回転自在に配置された第1及び第2の伝達部材
によって形成されるとともにその内部に粘性流体が封入
された作動室と、前記第1の伝達部材と相対回転不能に
係合して前記作動室内に配置された第1のプレート組
と、前記第2の伝達部材と相対回転不能に係合して前記
作動室内に配置された第2のプレート組と、前記第1の
伝達部材に固着されるとともに前記第2の伝達部材に回
動自在に支持され、円筒部と当該円筒部の両端に設けら
れたフランジ部とからなるピストンとを備え、当該ピス
トンは、一方の前記フランジ部が前記第2の伝達部材に
摩擦係合しており、前記作動室内が所定の圧力に達する
と当該一方のフランジ部が当該第2の伝達部材から離間
することを特徴とする。
【0007】本発明の上記構成によれば、第1の伝達部
材に固着されたピストンは、一方のフランジ部が第2の
伝達部材に摩擦係合している。そこで、第1及び第2の
伝達部材によって形成される作動室内が所定の圧力に達
すると、当該一方のフランジ部が当該第2の伝達部材か
ら離間する。したがって、低速時では初期トルクが付与
され、高速時では初期トルクが抑制されたトルク特性を
得ることができる。
【0008】請求項2の動力伝達装置は、相対回転自在
に配置された第1及び第2の伝達部材によって形成され
るとともにその内部に粘性流体が封入された作動室と、
前記第1の伝達部材と相対回転不能に係合して前記作動
室内に配置された第1のプレート組と、前記第2の伝達
部材と相対回転不能に係合して前記作動室内に配置され
た第2のプレート組と、前記第1の伝達部材に固着され
るとともに前記第2の伝達部材に回動自在に支持され、
円筒部と当該円筒部の両端に設けられたフランジ部とか
らなるピストンとを備え、当該ピストンは、前記作動室
内が所定の圧力に達すると一方の前記フランジ部が前記
第2の伝達部材と摩擦係合することを特徴とする。
【0009】本発明の上記構成によれば、第1及び第2
の伝達部材によって形成される作動室内が所定の圧力に
達すると、ピストンの一方のフランジ部と第2の伝達部
材が摩擦係合する。したがって、低回転時では伝達トル
クが通常のものと同程度でありながら、高回転時では伝
達トルクが大きいトルク特性を得ることができる。
【0010】請求項3の動力伝達装置は、相対回転自在
に配置された第1及び第2の伝達部材によって形成され
るとともにその内部に粘性流体が封入された作動室と、
前記第1の伝達部材と相対回転不能に係合して前記作動
室内に配置された第1のプレート組と、前記第2の伝達
部材と相対回転不能に係合して前記作動室内に配置され
た第2のプレート組と、前記第1の伝達部材に固着され
るとともに前記第2の伝達部材に回動自在に支持され、
円筒部と当該円筒部の両端に設けられたフランジ部とか
らなるピストンとを備え、当該ピストンは、一方の前記
フランジ部の前記作動室側の側面が前記第2の伝達部材
に摩擦係合しており、前記圧力室内が所定の圧力に達す
ると当該一方のフランジ部が当該第2の伝達部材から離
間し、その後、当該一方のフランジ部の前記作動室と反
対側の側面と前記第2の伝達部材が摩擦係合することを
特徴とする。
【0011】本発明の上記構成によれば、ピストンは、
一方の前記フランジ部の作動室側の側面が、第2の伝達
部材に摩擦係合している。そして、圧力室内が所定の圧
力に達すると、当該一方のフランジ部が当該第2の伝達
部材から離間する。すると、当該一方のフランジ部の前
記作動室と反対側の側面と前記第2の伝達部材が摩擦係
合する。すなわち、請求項1と請求項2の動力伝達装置
の特徴を兼ね備えたトルク特性を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の一実施形態を詳細に説明する。図1は本発明の第1実
施形態に係る動力伝達装置の全体半断面図であり、図2
は当該動力伝達装置のピストンが作動した状態の部分拡
大断面図である。
【0013】図1に示すように、本第1実施形態の動力
伝達装置1は、4輪駆動車の後輪を駆動するプロペラシ
ャフトの途中に介装されるもので、同一軸線Cの周りに
相対回転可能な第1の伝達部材であるハブ10と、第2
の伝達部材であるハウジング20とを備えている。そし
て、これらハブ10及びハウジング20は、それぞれ車
体に対し回転自在に支持されている。
【0014】前記ハブ10は略円筒状の部材であり、そ
の内周面に形成された雌スプライン11にはリヤデフ側
のシャフト(図示せず)が取り付けられている。また、
その外周面には回転軸線C方向に延びる雄スプライン1
2が形成されている。
【0015】一方、前記ハウジング20には、後壁部2
2と、この後壁部22から前方に延びる円筒部23と、
この円筒部23の前方に延設された前壁部24とから構
成されている。そして、前記円筒部23の内周面には、
回転軸線C方向に延びる雌スプライン25が形成されて
いる。
【0016】そこで、これらハブ10及びハウジング2
0により、回転軸線Cの周りに環状に延びる作動室70
が形成されている。そして、この作動室70内に封入さ
れた粘性流体としてのシリコンオイルと少量の空気と
が、一対のXリング31,32によって密封されてい
る。また、この作動室70内には、第1のプレート組4
0と、第2のプレート組50とが交互に配置している。
【0017】前記第1のプレート組40は、それぞれ薄
い鋼板を幅の広い円環状に打ち抜いた複数枚のインナー
プレートから構成されている。そして、すべてのインナ
ープレートは、その内周縁が前記ハブ10の雄スプライ
ン12と相対回転不能に係合し、ハブ10と一体回転す
るようになっている。
【0018】前記第2のプレート組50は、それぞれ薄
い鋼板を幅の広い円環状に打ち抜いた複数枚のアウター
プレートから構成されている。そして、すべてのアウタ
ープレートは、スペーサリング52によって所定間隔に
配設されており、その外周縁が前記ハウジング20の雌
スプライン25と相対回転不能に係合し、ハウジング2
0と一体に回転するようになっている。なお、第1のプ
レート組40及び第2のプレート組50は、図1におい
て、その一部のみを示しており、実際には、作動室70
の左側及び右側の間にも存在しているが、簡略化のため
省略している。
【0019】さらに、本発明の特徴的構成として、作動
室70の左側で、ハウジング20の円筒部23の内壁部
23aと、同じくハウジング20の前壁24の内壁部2
4aと、ハブ10の外周部10aとの間には、ピストン
30が設けられている。当該ピストン30は、中央に円
筒部30aと、その両側にフランジ部30b,30cを
備えた部材である。そして、ピストン30の円筒部30
aは、前記ハウジング20の円筒部23の内壁部23a
に摺動自在に支持され、一方のフランジ部30cの内周
部が溶接によって前記ハブ10の外周部10aに固着さ
れ、他方のフランジ部30bの内周部が、前記前壁24
の内壁部24aに摺動自在に支持されている。
【0020】また、前記他方のフランジ部30bの右側
面には、摩擦部材35が設けられており、当該摩擦部材
35は、前記ハウジング20の円筒部23に設けられた
摩擦部材23bと対向して配置している。さらに、当該
他方のフランジ部30bは、前記前壁部24の内壁面2
4aに支持された付勢手段としての皿ばね37によって
図中右方向に付勢されている。そこで、図1に示す状態
では、この皿ばね37によって、前記摩擦部材35と前
記摩擦部材23bが接触状態となっている。したがっ
て、前記ハブ10に固着された前記ピストン30と前記
ハウジング20は、摩擦部材35,23bによって摩擦
係合した状態となっているので、初期トルクが存在する
ようになっている。
【0021】次に、本第1実施形態の動力伝達装置の作
用について説明する。4輪駆動車が高速走行する際に
は、ハブ10とハウジング20との間に生じる回転速度
差が走行速度の増加に比例して高まるので、第1のプレ
ート組40と、第2のプレート組50との間に作用する
粘性抵抗によって作動室70内に封入されたシリコンオ
イルの温度が次第に高まり、作動室70内の圧力が徐々
に高くなる。
【0022】そして、前記ピストン30を押圧しようと
する作動室70内の圧力が、皿ばね35の付勢力を上回
ると、ピストン30は、皿ばね35の付勢力に抗して図
中左側に変位する。すると、図2に示すように、前記摩
擦部材35が前記摩擦部材23bから離間する。したが
って、摩擦部材35と摩擦部材23bによって生じてい
た摩擦力がなくなるので、初期トルクが低下する。故
に、本第1実施形態の動力伝達装置1を備えた前記4輪
駆動車が高速走行する際には、前後輪間で循環する駆動
力が低下するので、駆動抵抗が減少して高速走行時の燃
費を改善することができるとともに、ABS作動時にお
ける前後輪間の回転干渉を防止することができる。その
結果、本第1実施形態によって、低速時では初期トルク
が付与され、高速時では初期トルクを抑制することがで
きるトルク特性を得ることができる。なお、ピストン3
0の受圧面積及び皿ばね37の付勢力を適宜設定するこ
とにより、ピストン30が作動する所定圧力を適宜設定
することができるようになっている。
【0023】次に、本発明の第2実施形態に係る動力伝
達装置について説明する。図3は、本発明の第2実施形
態に係る動力伝達装置の全体半断面図である。なお、第
1実施形態と同一の構成については、同一符号を付すと
とも、その説明を簡略化或いは省略する。
【0024】図3に示すように、本第2実施形態の動力
伝達装置60も、作動室70の左側で、ハウジング20
の円筒部23の内壁部23aと、同じくハウジング20
の前壁24の内壁部24aと、ハブ10の外周部10a
との間には、ピストン30が設けられている。そして、
ピストン30の円筒部30aは、前記円筒部23の内壁
部23aに摺動自在に支持され、一方のフランジ部30
cの内周部が溶接によって前記ハブ10の外周部10a
に固着され、他方のフランジ部30bの内周部が、前記
前壁24の内壁部24aに摺動自在に支持されている。
【0025】また、前記他方のフランジ部30bの左側
面には、摩擦部材65が設けられており、当該摩擦部材
65は、前記ハウジング20の前壁部24の内壁部24
aに設けられた摩擦部材63と対向して配置している。
さらに、前記他方のフランジ部30bは、前記前壁部2
4の内壁面24aに支持された付勢手段としての皿ばね
37によって図中右方向に付勢されている。そこで、図
1に示す状態では、この皿ばね37によって、前記摩擦
部材35と前記摩擦部材23bが離間状態となってい
る。なお、前記他方のフランジ部30bの右側面には、
スペーサ67が配置されている。
【0026】次に、本第2実施形態の動力伝達装置の作
用について説明する。4輪駆動車が滑りやすい路面を走
行する際には、高回転が発生し、作動室70内に封入さ
れたシリコンオイルの温度が次第に高まり、作動室70
内の圧力が徐々に高くなる。
【0027】そして、前記ピストン30を押圧しようと
する作動室70内の圧力が、皿ばね65の付勢力を上回
ると、ピストン30は皿ばね65の付勢力に抗して図中
左側に変位する。すると、前記摩擦部材65と前記摩擦
部材63が接触状態、すなわち、摩擦係合状態となる。
したがって、摩擦部材65と摩擦部材67によって摩擦
力が生じるので伝達トルクが向上する。したがって、本
第2実施形態によって、低回転時では伝達トルクが通常
の動力伝達装置と同程度でありながら、高回転時では伝
達トルクが大きいトルク特性を得ることができる。
【0028】次に、本発明の第3実施形態に係る動力伝
達装置について説明する。図4は、本発明の第3実施形
態に係る動力伝達装置の全体半断面図である。なお、第
1実施形態及び第2実施形態と同一の構成については、
同一符号を付すととも、その説明を簡略化或いは省略す
る。
【0029】図3に示すように、本第3実施形態の動力
伝達装置80は、第1実施形態と同じく、他方のフラン
ジ部30bの右側面には、摩擦部材35が設けられてお
り、当該摩擦部材35は、前記円筒部23に設けられた
摩擦部材23bと対向して配置している。そして、当該
他方のフランジ部30bは、前記前壁部24の内壁面2
4aに支持された付勢手段としての皿ばね37によって
図中右方向に付勢されている。また、前記他方のフラン
ジ部30bの左側面には、第2実施形態と同じく、摩擦
部材65が設けられており、当該摩擦部材65は、前記
前壁部24の内壁部24aに設けられた摩擦部材63と
対向して配置している。
【0030】すなわち、本第3実施形態の動力伝達装置
80は、第1及び第2実施形態の動力伝達装置の特徴を兼
ね備えたものである。したがって、低速時においては、
摩擦部材35,23bによって摩擦係合した状態となっ
ているので初期トルクが存在し、ピストン30を押圧し
ようとする作動室70内の圧力が、皿ばね65の付勢力
を上回ると、ピストン30は皿ばね65の付勢力に抗し
て図中左側に変位して、摩擦部材35,23bが離間す
る。それに対して、前記摩擦部材65と前記摩擦部材6
3が接触状態、すなわち、摩擦係合状態となる。したが
って、摩擦部材65と摩擦部材67によって摩擦力が生
じるので伝達トルクが向上する。
【0031】以上、本発明に係る動力伝達装置の一実施
形態について詳細に説明したが、本発明は上述した実施
形態に限定されるものでなく、適宜の変更、改良等が可
能である。例えば、上述した実施形態おいては、4輪駆
動車の前後輪間で駆動力を伝達するプロペラシャフトの
途中に本発明の動力伝達装置を介装した場合を例に取っ
て説明しているが、例えば差動歯車装置に本発明の動力
伝達装置を適用し、左右一対の出力軸間の差動を制限す
る差動制限装置として適用することもできる。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の動力伝達装置によれば、第1の伝達部材に固着される
とともに第2の伝達部材に回動自在に支持され、円筒部
と当該円筒部の両端に設けられたフランジ部とからなる
ピストンを利用することで、様々な車種に応じてトルク
特性を変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る動力伝達装置の全
体半断面図である。
【図2】図1の動力伝達装置においてピストンが作動し
た状態を示す部分拡大断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る動力伝達装置の全
体半断面図である。
【図4】本発明の第3実施形態に係る動力伝達装置の全
体半断面図である。
【符号の説明】
10 ハブ 20 ハウジング 30 ピストン 30a 円筒部 30b,30c フランジ部 40 第1のプレート組 50 第2のプレート組 70 作動室

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対回転自在に配置された第1及び第2
    の伝達部材によって形成されるとともにその内部に粘性
    流体が封入された作動室と、 前記第1の伝達部材と相対回転不能に係合して前記作動
    室内に配置された第1のプレート組と、 前記第2の伝達部材と相対回転不能に係合して前記作動
    室内に配置された第2のプレート組と、 前記第1の伝達部材に固着されるとともに前記第2の伝
    達部材に回動自在に支持され、円筒部と当該円筒部の両
    端に設けられたフランジ部とからなるピストンとを備
    え、 当該ピストンは、一方の前記フランジ部が前記第2の伝
    達部材に摩擦係合しており、前記作動室内が所定の圧力
    に達すると当該一方のフランジ部が当該第2の伝達部材
    から離間することを特徴とする動力伝達装置。
  2. 【請求項2】 相対回転自在に配置された第1及び第2
    の伝達部材によって形成されるとともにその内部に粘性
    流体が封入された作動室と、 前記第1の伝達部材と相対回転不能に係合して前記作動
    室内に配置された第1のプレート組と、 前記第2の伝達部材と相対回転不能に係合して前記作動
    室内に配置された第2のプレート組と、 前記第1の伝達部材に固着されるとともに前記第2の伝
    達部材に回動自在に支持され、円筒部と当該円筒部の両
    端に設けられたフランジ部とからなるピストンとを備
    え、 当該ピストンは、前記作動室内が所定の圧力に達すると
    一方の前記フランジ部が前記第2の伝達部材と摩擦係合
    することを特徴とする動力伝達装置。
  3. 【請求項3】 相対回転自在に配置された第1及び第2
    の伝達部材によって形成されるとともにその内部に粘性
    流体が封入された作動室と、 前記第1の伝達部材と相対回転不能に係合して前記作動
    室内に配置された第1のプレート組と、 前記第2の伝達部材と相対回転不能に係合して前記作動
    室内に配置された第2のプレート組と、 前記第1の伝達部材に固着されるとともに前記第2の伝
    達部材に回動自在に支持され、円筒部と当該円筒部の両
    端に設けられたフランジ部とからなるピストンとを備
    え、 当該ピストンは、一方の前記フランジ部の前記作動室側
    の側面が前記第2の伝達部材に摩擦係合しており、前記
    圧力室内が所定の圧力に達すると当該一方のフランジ部
    が当該第2の伝達部材から離間し、その後、当該一方の
    フランジ部の前記作動室と反対側の側面と前記第2の伝
    達部材が摩擦係合することを特徴とする動力伝達装置。
JP10316363A 1998-11-06 1998-11-06 動力伝達装置 Pending JP2000145827A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10316363A JP2000145827A (ja) 1998-11-06 1998-11-06 動力伝達装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10316363A JP2000145827A (ja) 1998-11-06 1998-11-06 動力伝達装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000145827A true JP2000145827A (ja) 2000-05-26

Family

ID=18076274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10316363A Pending JP2000145827A (ja) 1998-11-06 1998-11-06 動力伝達装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000145827A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0237034A (ja) 駆動力配分装置
JPH02271117A (ja) 動力伝達機構
JPH02209629A (ja) 動力伝達機構
JP2000088085A (ja) 粘性作動式ボ―ル斜面クラッチ及びそのハウジング
JP2000145827A (ja) 動力伝達装置
JPH01261553A (ja) 駆動力伝達装置
JP3921280B2 (ja) 動力伝達装置
JPH0193631A (ja) 駆動力伝達装置
JP3175259B2 (ja) 駆動力伝達装置
JP2507671Y2 (ja) 駆動力伝達装置
JPH0560154A (ja) 駆動力伝達装置
JP2510133Y2 (ja) 動力伝達装置
JP2796417B2 (ja) 駆動力伝達装置
JP2000136833A (ja) 動力伝達装置
JP3070206B2 (ja) 駆動力伝達装置
JPH0717858Y2 (ja) 動力伝達機構
JP2865455B2 (ja) 駆動力伝達装置
JP2930400B2 (ja) 四輪駆動車用駆動力伝達装置
JPH0481329A (ja) 駆動力配分装置
JP2661217B2 (ja) 動力伝達機構
JP2503686B2 (ja) 動力伝達装置
JP2521822Y2 (ja) 四輪駆動車用駆動力伝達装置
JPH034833Y2 (ja)
JP2831089B2 (ja) 駆動力伝達装置
JPH07132747A (ja) 駆動力伝達装置