JP2000143404A - 線 香 - Google Patents

線 香

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JP2000143404A
JP2000143404A JP10314555A JP31455598A JP2000143404A JP 2000143404 A JP2000143404 A JP 2000143404A JP 10314555 A JP10314555 A JP 10314555A JP 31455598 A JP31455598 A JP 31455598A JP 2000143404 A JP2000143404 A JP 2000143404A
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JP
Japan
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powder
weight
incense stick
content
carbon powder
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Application number
JP10314555A
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English (en)
Inventor
Satoshi Chiho
聡 千保
Masaya Okada
賢哉 岡田
Tadakatsu Matsunaga
忠功 松永
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蚊等の害虫に対する殺虫効果を損なうことな
く、燃焼時の煙の発生を軽減し得る殺虫用線香を提供す
る。 【解決手段】 植物粉末および炭素粉末からなる増量
剤、殺虫活性成分ならびに結合剤を含有する線香であっ
て、増量剤の線香中の含有量が60〜80重量%で、炭
素粉末の植物粉末に対する含有量比率が2/8〜8/2
(重量比)であり、且つ炭素粉末の線香中の含有量が1
5〜60重量%であることを特徴とする線香。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、線香に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】現在、一般に販売されている蚊等を防除
するための殺虫用線香では、燃焼の際に発生する煙の不
快感により、その使用が敬遠される傾向にある。該発生
煙を抑制する手段として、線香中に炭素粉末等を添加す
る方法が、例えば特開昭50−58245、特開昭52−54039、
特開昭52−83965、特開平7−285806等にて提案されてい
るが、その殺虫効果は、必ずしも満足できるものではな
かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、蚊等
の害虫に対する殺虫効果を損なうことなく、燃焼時の煙
の発生を軽減し得る殺虫用線香を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明らは、殺虫用線香
に付き検討を重ねた結果、線香中の増量剤として炭素粉
末および植物粉末を用い、且つその含有量および含有比
率を規定することにより、燃焼時の煙の発生を抑制する
のみならず高い殺虫効果をも得られることを見出し本発
明にいたった。すなわち本発明は、植物粉末および炭素
粉末からなる増量剤、殺虫活性成分ならびに結合剤を含
有する線香であって、増量剤の線香中の含有量が60〜
80重量%で、炭素粉末の植物粉末に対する含有量比率
が2/8〜8/2(重量比)であり、且つ炭素粉末の線
香中の含有量が15〜60重量%であることを特徴とす
る線香に関するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の線香は、増量剤、殺虫活
性成分および結合剤を含有し、その他適宜、燃焼促進
剤、中和剤、防黴剤等を含有する。
【0006】本発明の線香において、増量剤は、植物粉末お
よび炭素粉末からなる。用いられる炭素粉末としては、
木炭、活性炭、石炭、カーボンブラック等の粉末が挙げ
られ、これらの炭素粉末の粒度は、100μ以下の粒子
を90重量部以上含有していることが好ましい。
【0007】植物粉末としては、例えばヤシ科植物の果皮粉
末、ビャクシン粉末、ビャクダン粉末、クスノキ粉末、
モミノキ粉末、スギ粉末、ヤナギ粉末、ハリギリ粉末、
ホオノキ粉末、シナノキ粉末、トウヒ粉末、イエローポ
プラ粉末、カツラ粉末、アカシア粉末、ヤマナラシ粉
末、オオバボダイジュ粉末、オオバヤナギ粉末、サワグ
ルミ粉末、ネズコ粉末、キリ粉末、シオジ粉末、バルサ
粉末、ラワン粉末、シラカバ粉末、柑橘類木粉末、シイ
タケのホダ木粉末、キクモモ科植物粉末、セリ科植物粉
末、センダン科植物粉末、ジンチョウゲ科植物粉末、フ
トモモ科植物粉末、クワ科植物粉末、モクセイ科植物粉
末、シソ科植物粉末、アカネ科植物粉末、スイカズラ科
植物粉末等を挙げることができる。
【0008】増量剤は、線香中に60〜80重量%含有され
る。増量剤における炭素粉末の植物粉末に対する含有量
比率は、2/8〜8/2(重量比)であり、4/6〜8
/2(重量比)の範囲が好ましく、4/6〜6/4(重
量比)の範囲が更に好ましい。また、線香中の炭素粉末
含有量は、15〜60重量%であり、30〜60重量%
が好ましく、30〜45重量%が更に好ましい。
【0009】殺虫活性成分としては、ピレスロイド化合物が
好ましく、例えばピレトリン、アレスリン、プラレトリ
ン、トランスフルスリン、フラメトリン、エムペントリ
ン、テラレスリン、テフラメトリン、(S)−2−メチ
ル−4−オキソ−3−(2−プロピニル)−シクロペン
ト−2−エニル (1R)−トランス−3−(2、2−
ジクロロビニル)−2、2−ジメチルシクロプロパンカ
ルボキシレート、4−メチル−2,3,5,6−テトラ
フルオロベンジル (1R)−トランス−3−(2,2
−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパン
カルボキシレート、4−メトキシ−2,3,5,6−テ
トラフルオロベンジル (1R)−トランス−3−
(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロ
プロパンカルボキシレート、4−メチル−2,3,5,
6−テトラフルオロベンジル (1R)−トランス−3
−(2−クロロ−2−フルオロビニル)−2,2−ジメ
チルシクロプロパンカルボキシレート等が挙げられる。
これらは、単独でまたは2種以上の混合物で使用でき
る。その含有量は通常、0.01〜3重量部、好ましく
は0.01〜1重量部である。
【0010】結合剤としては、例えば玉葱、芋類、米、小
麦、キャッサバ等から得られる澱粉や、ベントナイト等
を挙げることができ、その線香中の含有量は通常、10
〜40重量%である。
【0011】燃焼促進剤としては、例えば硝酸カリウム、硝
酸ナトリウム等の硝酸塩、過炭酸ナトリウム等の過炭酸
塩、過塩素酸カリウム等の過ハロゲン酸塩、過塩化ナト
リウム等の過酸化物等を挙げることができる。その線香
中の含有量は通常、5重量%以下である。
【0012】中和剤としては、例えばクエン酸、コハク酸、
マレイン酸、フマル酸、酒石酸、シュウ酸、マロン酸、
リンゴ酸、アジピン酸、ホウ酸、安息香酸、ニコチン
酸、サリチル酸、アスコルビン酸、グルタミン酸、アス
パラギン酸、ソルビン酸、フェニル酢酸、リン酸二水素
ナトリウム、リン酸二水素カリウム等を挙げることがで
きる。その線香中の含有量は通常、5重量%以下であ
る。
【0013】防黴剤としては、例えば安息香酸、ソルビン
酸、デヒドロ酢酸、p−ヒドロキシ安息香酸、o−フェ
ニルフェノール等の酸、該酸の塩および該酸のエステル
等を挙げることができる。その線香中の含有量は通常、
2重量%以下である。
【0014】本発明の線香は、例えば以下の方法により得る
ことができる。まず、結合剤に適量の水を加えて加熱し
て得られる糊状物、増量剤および殺虫活性成分、必要に
より更に燃焼促進剤、中和剤、防黴剤等を加えて、水と
共に混練することにより混練物が得られ、次いで、該混
練物をプレス成型機、押出成型機、射出成型機等の成型
機で成型したり、不燃紙等の難燃焼性薄板上に塗着成型
した後、乾燥することにより目的の線香が得られる。ま
た、殺虫活性成分は、殺虫活性成分の原体をそのまま使
用することもできるし、予め乳剤、油剤、懸濁剤、マイ
クロカプセル化製剤等の各種製剤化したものを使用する
こともできる。
【0015】
【実施例】次に、本発明を実施例にてさらに具体的に説
明するが、本発明は以下の例のみに限定されるものでは
ない。 実施例1 d−アレスリン70重量%乳剤を0.29重量部(d−
アレスリンとして0.20重量部)、予めα−スターチ
15.0重量部と適当の水とを加熱混合して得た糊状澱
粉、ベントナイト5.0重量部、硝酸カリウム2.0重
量部、クエン酸2.0重量部、デヒドロ酢酸ナトリウム
0.3重量部、ヤシ科植物果皮粉末3.8重量部、木粉
11.3重量部、炭素粉末60.3重量部および適量の
水を良く混合、混練し、押出成型後、乾燥させ、渦巻き
状の線香製剤(実施例1製剤)を得た。
【0016】実施例2〜4および比較例1〜2 ヤシ科植物果皮粉末、木粉および炭素粉末の含有量をこ
の順に、実施例2においては18.9/11.3/4
5.3重量部、実施例3においては33.9/11.3
/30.2重量部、実施例4においては49.0/1
1.3/15.1重量部、比較例1においては64.1
/11.3/0.0重量部、比較例2においては0.0
/0.0/75.4重量部とした以外は実施例1と同様
の方法で実施例2〜4、比較例1〜2の線香製剤(実施
例2〜4製剤、比較例1〜2製剤)を得た。
【0017】試験例1 28m3の試験室の中央より60cmの位置に、アカイ
エカ20頭を入れたナイロンネットケージ(16メッシ
ュ)を計4個吊した。床中央に扇風機を設置し、この上
に実施例1〜4製剤、または比較例1〜2製剤を配し、
その片端を点火した。以後、所定経過時間毎にケージ内
のノックダウン(仰転)した蚊の数を数え、Bliss
のプロビット法によりKT50値(50%の供試蚊がノッ
クダウンするのに要する時間)を求めた。結果を表1に
示す。
【0018】試験例2 実施例1〜4および比較例1〜2にて得た線香製剤、計
6種類に関して、以下の方法により煙濃度を測定した。
幅23.5cm、奥行22.5cm、高さ51cm(容
積27000cm3)のダンボール箱の下部に開口部
(開口部面積:235m2)を設けた物の中に、線香を
配置し、点火した。開口部にはデジタル粉塵計(柴田化
学機械工業(株)製、P−5H2型)の吸入部を接続し
た。点火1分後に、デジタル粉塵計により、空間内の煙
濃度を測定した。各2反復実施した。結果を表1に示
す。
【0019】
【表1】 *:各列に於いて、同一のアルファベットが記載されて
いる場合は、同一アルファベットが記載されたデータ間
に有意差が無いこと(p<0.05)を示す。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、高い殺虫活性を示し、
且つ燃焼時の煙の発生量が軽減された線香を提供でき
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松永 忠功 兵庫県宝塚市高司4丁目2番1号 住友化 学工業株式会社内 Fターム(参考) 4H011 AC02 BA01 BB15 BC18 BC22 DA10 DC05 DD05 DE05 DG03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】植物粉末および炭素粉末からなる増量剤、
    殺虫活性成分ならびに結合剤を含有する線香であって、
    増量剤の線香中の含有量が60〜80重量%で、炭素粉
    末の植物粉末に対する含有量比率が2/8〜8/2(重
    量比)であり、且つ炭素粉末の線香中の含有量が15〜
    60重量%であることを特徴とする線香。
  2. 【請求項2】炭素粉末の植物粉末に対する含有量比率が
    4/6〜8/2(重量比)であり、炭素粉末の線香中の
    含有量が30〜60重量%である請求項1に記載の線
    香。
  3. 【請求項3】炭素粉末の植物粉末に対する含有量比率が
    4/6〜6/4(重量比)であり、炭素粉末の線香中の
    含有量が30〜45重量%である請求項1に記載の線
    香。
  4. 【請求項4】殺虫活性成分の線香中の含有量が0.01
    〜1重量%であり、結合剤の線香中の含有量が10〜4
    0重量%である請求項1〜3のいずれかに記載の線香。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007070331A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Echo:Kk ネギを含有する線香
JP2008538359A (ja) * 2005-04-18 2008-10-23 タン スン チェン エスディエヌ,ビーエイチディ. 物質放出製品
JP2009108029A (ja) * 2007-10-11 2009-05-21 Dainippon Jochugiku Co Ltd 渦巻線香
CN102885039A (zh) * 2012-10-26 2013-01-23 江苏黑鹰化学工业有限公司 蚊香及其工艺

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