JPH0940507A - 線 香 - Google Patents

線 香

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Publication number
JPH0940507A
JPH0940507A JP7197399A JP19739995A JPH0940507A JP H0940507 A JPH0940507 A JP H0940507A JP 7197399 A JP7197399 A JP 7197399A JP 19739995 A JP19739995 A JP 19739995A JP H0940507 A JPH0940507 A JP H0940507A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
weight
incense stick
incense
insecticidal
Prior art date
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Pending
Application number
JP7197399A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Katayama
泰之 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】長時間燃え続けることのできる燃焼速度の抑制
されてなる線香を提供する。 【解決手段】線香中に、乳糖を含有させることにより、
線香の燃焼速度を抑制することができる。殺虫線香の例
としては、殺虫活性成分化合物 0.01 〜2重量%、タブ
粉等の結合剤10〜30重量%、乳糖10〜40重量%
および木粉等の支燃剤30〜65重量%を含有する線香
が挙げられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は線香に関するもので
あり、特に、燃焼速度の抑制されてなる殺虫線香および
線香の燃焼速度抑制剤に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】これまで種々の線香が
知られているが、蚊、蠅等を防除するための殺虫線香、
所謂蚊取線香は、一般に最大6〜7時間程度で燃焼して
しまうため、人が就寝している間に燃え尽きて、明け方
に蚊に刺されるなどの問題があった。これに対して、殺
虫線香の全長を長くすることによって問題点を解決する
ことは可能ではあるが、現実には従来より使用されてき
た全長70〜80cmの線香製造用鋳型の形状、大きさの
変更に伴う製造ラインの改造や包装機器の改変等の設備
投資が大きいことから、現在の製造設備をそのまま使用
して製造可能な燃焼速度の遅い殺虫線香の開発が望まれ
ていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、乳糖を線香の
燃焼速度抑制剤として使用することを提供するものであ
り、乳糖を線香の全重量に対して通常10〜40重量%
となるように添加することで、線香の燃焼速度がほどよ
く抑制されるというものである。
【0004】
【発明の実施の形態】特に、線香が殺虫線香である場
合、その組成は通常、殺虫活性成分化合物 0.01 〜2重
量%、結合剤10〜30重量%、乳糖10〜40重量%
および支燃剤30〜65重量%を含有するものである。
【0005】該殺虫活性成分化合物としては、安全性に
優れたピレスロイド化合物を使用するのが好ましく、そ
の具体例としては、例えば、ピレトリン、アレスリン、
プラレトリン、トランスフルスリン、レスメトリン、フ
ラメトリン、エムペントリン、テラレスリン、フタルス
リン等が挙げられる。
【0006】結合剤としては、例えば、タブ粉、澱粉、
マンナン、海藻類抽出粉末、トロロアオイ粉末、トラガ
ントガム、アラビアガム、グアーガム、ガンビル抽出粉
末、カゼイン等の天然高分子、ポリアクリルアミド、ポ
リアクリル酸ナトリウム、ポリエチレンオキシド、ポリ
ビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、メチルセル
ロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチル
セルロース塩、カルボキシメチル澱粉塩、ジアルデヒド
澱粉、カチオン澱粉等の合成高分子などが挙げられ、こ
れらを単独でまたは二種以上を混合して用いられる。特
に、殺虫線香においては結合剤としてタブ粉、即ち、く
すのき科タブノキ属の樹木であるタブノキの樹皮、枝、
葉等を乾燥して粉末にしたものを使用するのが好まし
い。
【0007】また、支燃剤としては、例えば、木粉、キ
ク科植物粉末、セリ科植物粉末、センダン科植物粉末、
ジンチョウゲ科植物粉末、フトモモ科植物粉末、クワ科
植物粉末、モクセイ科植物粉末、シソ科植物粉末、アカ
ネ科植物粉末、スイカズラ科植物粉末、イネ科植物粉
末、除虫菊抽出粉末(除虫菊粕粉)等の植物乾燥粉末、
木炭、活性炭、石炭、カーボンブラック等の炭素粉末な
どが挙げられ、これらを単独でまたは二種以上を混合し
て用いられる。特に、殺虫線香においては支燃剤として
木粉、例えば、ビャクシン粉末、ビャクダン粉末、クス
ノキ粉末、モミノキ粉末、スギ粉末、ヤナギ粉末、ハリ
ギリ粉末、ホオノキ粉末、シナノキ粉末、トウヒ粉末、
イエローポプラ粉末、カツラ粉末、アカシア粉末、ヤマ
ナラシ粉末、オオバボダイジュ粉末、オオバヤナギ粉
末、サワグルミ粉末、ネズコ粉末、キリ粉末、シオジ粉
末、バルサ粉末、ラワン粉末、シラカバ粉末、柑橘類木
粉末、シイタケのホダ木粉末等の使用が好ましい。
【0008】尚、線香には、必要により色素、防腐剤等
が使用され、用いられる色素としては、例えば、マラカ
イトグリーン等の有機顔料、無機顔料、染料などが挙げ
られる。また、防黴剤としては、例えば、安息香酸、ソ
ルビン酸、デヒドロ酢酸、p−ヒドロキシ安息香酸、o
−フェニルフェノール等の酸、該塩および該エステルな
どが挙げられ、線香中に各々2重量%以下含有される。
【0009】本発明の殺虫線香は、殺虫活性成分化合物
またはその製剤品(乳剤、油剤、マイクロカプセル化製
剤、各種包接化製剤等)、結合剤、乳糖、支燃剤などを
混合し、水を加えて混練した後、プレス成型機、押出成
型機、射出成型機等の成型機で成型し、乾燥することに
より製造される。
【0010】
【実施例】次に、本発明を実施例にてより具体的に説明
するが、本発明は以下の例のみに限定されるものではな
い。まず、本発明の線香の製造例を示す。 製造例1 プラレトリン乳剤〔プラレトリン 0.05 重量部、ハイマ
ールBLZ (松本油脂製薬製界面活性剤)0.01重量部、ハ
イマール1002Z (松本油脂製薬製界面活性剤)0.01 重
量部およびソルベッソ150 (エクソン化学製有機溶媒)
0.01 重量部からなる〕 0.08 重量部、乳糖10重量
部、タブ粉25重量部、マラカイトグリーン 0.3重量
部、デヒドロ酢酸ナトリウム 0.2重量部および木粉を加
えて全体を 100重量部として混合し、これに適量の水を
加えて良く混練し、押出成型、乾燥して殺虫線香を得
た。
【0011】製造例2 製造例1において、乳糖10重量部にかえて20重量部
を用いる以外は全て製造例1と同様にして殺虫線香を得
た。 製造例3 製造例1において、乳糖10重量部にかえて30重量部
を用いる以外は全て製造例1と同様にして殺虫線香を得
た。 製造例4 製造例1において、乳糖10重量部にかえて40重量部
を用いる以外は全て製造例1と同様にして殺虫線香を得
た。
【0012】次に、後述の試験例において比較用に用い
る殺虫線香の製造例を参考例として示す。 参考例1 製造例1において、乳糖10重量部にかえて除虫菊粕粉
10重量部を用いる以外は全て製造例1と同様にして殺
虫線香を得た。 参考例2 製造例2において、乳糖20重量部にかえて除虫菊粕粉
20重量部を用いる以外は全て製造例2と同様にして殺
虫線香を得た。 参考例3 製造例3において、乳糖30重量部にかえて除虫菊粕粉
30重量部を用いる以外は全て製造例3と同様にして殺
虫線香を得た。 参考例4 製造例4において、乳糖40重量部にかえて除虫菊粕粉
40重量部を用いる以外は全て製造例4と同様にして殺
虫線香を得た。
【0013】次に、試験例を示す。 試験例 上述の製造例および参考例で得られた殺虫線香の各々を
用い、以下に示す方法にて1cm燃焼するのに要する時間
を測定した。即ち、長さ10cmの線香を水平に支持し、
約3gのおもり2個を細い木綿糸にて4cm間隔で線香か
ら吊るした(図1参照)。線香に点火し、燃焼により最
初のおもりが落下した時から次のおもりが落下するまで
の時間を測定した。3回繰り返し、その平均値を長さ
(4cm)で割って、1cm当たりの燃焼時間を求めた。結
果を表1に示す。
【0014】
【表1】 上述の製造例1〜4で得られた線香は、成形性が良く、
燃焼時に刺激臭を感じないものであった。
【0015】
【発明の効果】本発明の線香は燃焼時間が長いことか
ら、従来の形状、大きさを有する線香においてはより長
時間にわたって有効な線香とすることができる。また、
従来品よりも小型で軽量の線香を製造した場合でも、従
来品と同様の時間有効な線香とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、試験例において殺虫線香の燃焼時間を
測定した方法を表す説明図である。
【符号の説明】
1 ・・・ 線香 2 ・・・ おもり 3 ・・・ 線香の支持台

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乳糖を含有することを特徴とする線香。
  2. 【請求項2】乳糖10〜40重量%を含有することを特
    徴とする線香。
  3. 【請求項3】殺虫活性成分化合物 0.01 〜2重量%、結
    合剤10〜30重量%、乳糖10〜40重量%および支
    燃剤30〜65重量%を含有することを特徴とする殺虫
    線香。
  4. 【請求項4】結合剤がタブ粉である請求項3記載の殺虫
    線香。
  5. 【請求項5】支燃剤が木粉である請求項3記載の殺虫線
    香。
  6. 【請求項6】結合剤がタブ粉であり、かつ、支燃剤が木
    粉である請求項3記載の殺虫線香。
  7. 【請求項7】乳糖からなる線香の燃焼速度抑制剤。
JP7197399A 1995-08-02 1995-08-02 線 香 Pending JPH0940507A (ja)

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JP7197399A JPH0940507A (ja) 1995-08-02 1995-08-02 線 香

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JP7197399A JPH0940507A (ja) 1995-08-02 1995-08-02 線 香

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010013381A (ja) * 2008-07-02 2010-01-21 Fumakilla Ltd 燃焼遅延性の燻煙用線香及びその燃焼遅延化方法
JP2013056937A (ja) * 2012-12-10 2013-03-28 Fumakilla Ltd 燃焼遅延性の燻煙用線香

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010013381A (ja) * 2008-07-02 2010-01-21 Fumakilla Ltd 燃焼遅延性の燻煙用線香及びその燃焼遅延化方法
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