JP2000142772A - 液体用密閉容器の圧力逃し装置 - Google Patents

液体用密閉容器の圧力逃し装置

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JP2000142772A
JP2000142772A JP10325128A JP32512898A JP2000142772A JP 2000142772 A JP2000142772 A JP 2000142772A JP 10325128 A JP10325128 A JP 10325128A JP 32512898 A JP32512898 A JP 32512898A JP 2000142772 A JP2000142772 A JP 2000142772A
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JP
Japan
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cap
pressure relief
relief device
container
liquid
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JP10325128A
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English (en)
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Shinichi Kunieda
信一 国枝
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Kodama Plastics Co Ltd
Original Assignee
Kodama Plastics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液漏れのない小型で安価な気密性の高い液体
用密閉容器の圧力逃し装置を提供する。 【解決手段】 容器内部の気相部から容器外部へ通じる
通気孔が設けられ、通気孔の容器外部側の開口端縁は、
凸形状に突出して、キャップ装着部を形成し、弾力性を
有する物質から形成された凹形状のキャップは、キャッ
プの内周側壁とキャップ装着部の外周側壁とがシール面
を形成するようにキャップ装着部に嵌合し、液体を遮断
して気体のみを通すフィルタは、通気孔の開口を覆うよ
うに装着されている液体用密閉容器の圧力逃し装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は容器の圧力逃し装置
に関し、特に、充填されている液体からの気体の発生に
よる容器の内圧上昇に起因する容器の破損を防止するた
めに、排気が要求され、かつ、気密性が要求されるよう
な液体用密閉容器の圧力逃し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の圧力逃し装置としては、
図1に示すように、スプリング3により可動となってい
る栓2が通気孔1の容器外部側の開口部に嵌合してお
り、容器内部の圧力が一定の圧力に達すると、栓2が容
器外部側に押し上げられて排気するという構成が一般的
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の圧力逃し装
置では、排気と同時に、容器内部の液体も外部に漏洩し
てしまうという危険性があり、また、スプリング等が使
用されているため、複雑で大型の構造になり、結果、高
価なものとなってしまっていた。本発明の目的は、従来
の圧力逃し装置の問題点を解消し、液漏れのない小型で
安価な気密性の高い液体用密閉容器の圧力逃し装置を提
供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の圧力逃し装置では、容器内部の気相部から
容器外部へ通じる通気孔が設けられ、通気孔の容器外部
側の開口端縁は、凸形状に突出して、キャップ装着部を
形成し、弾力性を有する物質から形成された凹形状のキ
ャップは、キャップの内周側壁とキャップ装着部の外周
側壁とがシール面を形成するようにキャップ装着部に嵌
合し、液体を遮断して気体のみを通すフィルターは、通
気孔の開口を覆うように装着されている。また、前記キ
ャップ装着部の外径は、前記キャップの内径より実質的
に大きくされている。更に、キャップ装着部の開口端縁
の口径は通気孔の口径よりも小さくされており、キャッ
プの内側には、通気孔に嵌挿する突起が設けられ、その
突起の下部は、実質的にキャップ装着部の開口端縁の口
径よりも大きく、通気孔の口径よりも小さくされてい
る。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な一実施例
を図面に基づいて説明する。図2は、本発明に従う一実
施例としての圧力逃し装置を備える液体用密閉容器の栓
の断面図を示している。図2に示すように、圧力逃し装
置6は、容器4の栓5の中央部に配置されており、容器
内部の気相部に位置している。図3は、これら圧力逃し
装置の内の一つの構造を詳細に示すための部分断面図で
ある。この図3によく示されるように、圧力逃し装置6
には、その中央部に容器内部の気相部から容器外部へ通
じる通気孔7が設けられ、通気孔7の容器外部側の開口
端縁は、凸形状に突出して、キャップ装着部11を形成
している。キャップ装着部11には、凹形状のキャップ
12が、キャップ装着部11の外周側壁とキャップ12
の内周側壁とでシール面を形成するように装着されてい
る。キャップ12はゴム等の弾力性の有る物質から形成
されており、また、キャップ装着部11の外径はキャッ
プ12の内径よりも実質的に大きくされているため、キ
ャップ装着部11の外周側壁とキャップ12の内周側壁
は、相互に密着して、気密性の高いシール面を形成す
る。
【0006】また、液体を遮断して気体のみを通すフィ
ルター8が、通気孔7の容器内部側の開口端面を覆うよ
うに装着されている。本実施例では、フィルター8は、
凸形状の押さえ栓装着部10に通気孔9aを有する押さ
え栓9を装着することによって固定されているが、通気
孔7の周囲の栓部に直接に溶着することにより取り付け
られてもよく、この場合には、押さえ栓9は不要とな
る。上記のような構成の圧力逃し装置6において、容器
内部の液体から気体が発生し、容器の内圧が上昇して一
定の圧力に達すると、キャップ12の弾力が内圧に負け
て、キャップ12の側壁がその外周方向に伸長し、キャ
ップ12の内周側壁とキャップ装着部11の外周側壁と
で形成されていたシールが解かれて、容器内部の気体が
排気(圧力逃し)される。排気によって内圧が低下する
と、キャップ12の弾力性により、キャップ12の側壁
がその内周方向に収縮し、再び、キャップ12の内周側
壁とキャップ装着部11の外周側壁とでシール面が形成
され、容器の気密性が保持される。
【0007】また、フィルター8によって、容器内部の
気体のみが通気孔7を通り、液体は遮断されるため、排
気と同時に、液体が外部に漏洩してしまうような危険性
はない。更に、キャップ装着部11の開口端縁の口径1
1aを通気孔7の口径よりも小さくし、かつ、キャップ
12の内側中央に、下部がキャップ装着部11の開口端
縁の口径11aよりも大きくなっている突起12aを設
けて、通気孔7に嵌挿しているため、容器の内圧の上昇
によって、キャップ12がキャップ装着部11から脱着
してしまう危険性もなく、容器内部の気密性は常に保持
されることとなる。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の容器の圧
力逃し装置では、弾力性を有する物質から形成された凹
形状のキャップを、通気孔の開口端縁に設けられた凸形
状のキャップ装着部に、キャップの内周側壁とキャップ
装着部の外周側壁とでシール面を形成するように装着す
るという非常に簡便な構成で、圧力弁としての機能を実
現しているため、小型で安価な圧力逃し装置が提供可能
となる。更に、キャップを弾力性の有る物質で形成し、
キャップの内径をキャップ装着部の外径よりも大きくし
て、キャップの内周側壁とキャップ装着部の外周側壁と
を密着させることにより、また、下部がキャップ装着部
の開口端縁よりも大きく通気孔の口径よりも小さい突起
をキャップの内側に設け、通気孔に嵌挿して、キャップ
がキャップ装着部から脱着するのを防止することによ
り、常に容器の高い気密性が保持される。しかも、液体
を遮断して気体のみを通すフィルターが通気孔の開口を
覆うように装着されているので、排気と同時に、容器内
部の液体が外部に漏洩してしまうという危険性はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の圧力逃し装置の詳細な断面図を示す。
【図2】本発明に係る圧力逃し装置を備える液体用密閉
容器の栓の断面図を示す。
【図3】図1に示した本発明に係る圧力逃し装置の一実
施例の詳細な断面図を示す。
【符号の説明】
1、7、9a 通気孔 2、5 栓 3 スプリング 4 容器 6 圧力逃し装置 8 フィルター 9 押さえ栓 10 押さえ栓装着部 11 キャップ装着部 11a キャップ装着部の開口端縁の口径 12 キャップ 12a 突起

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体用密閉容器の圧力逃し装置におい
    て、容器の気相部に配置され該気相部から容器外部へ通
    じる通気孔を有した口栓部と、該口栓部の内側に取り付
    けられ前記通気孔を通して気体は通すが液体は通さない
    ようにするフィルター部材と、前記口栓部の外側に取り
    付けられ前記気相部の圧力が所定の圧力より低いときに
    は前記通気孔を通して気体が外気側へと通過しないよう
    に該通気孔をシールしているが、前記気相部の圧力が前
    記所定の圧力より高くなるときには前記シールを解いて
    圧力を逃すようにする弾性キャップ部材とを備えること
    を特徴とする液体用密閉容器の圧力逃し装置。
  2. 【請求項2】 前記通気孔の容器外部開口端縁は、凸形
    状に突出して、キャップ装着部を形成しており、前記弾
    性キャップ部材は、弾力性を有する物質から形成された
    凹形状のキャップであり、該キャップの内周側壁が前記
    キャップ装着部の外周側壁に対して弾性的に嵌合させら
    れることにより、前記シールが形成される請求項1記載
    の液体用密閉容器の圧力逃し装置。
  3. 【請求項3】 前記キャップ装着部の外周側壁の外径
    は、前記キャップの内周側壁の内径より大きくされてい
    る請求項2記載の液体用密閉容器の圧力逃し装置。
  4. 【請求項4】 前記キャップ装着部の開口端縁の口径
    は、前記通気孔の口径よりも小さくされており、前記キ
    ャップの内側には、前記通気孔へと入り込む突起が設け
    られ、該突起の下部は、前記キャップ装着部の開口端縁
    の口径よりも大きく、前記通気孔の口径よりも小さくさ
    れている請求項2または3記載の液体用密閉容器の圧力
    逃し装置。
  5. 【請求項5】 前記通気孔の容器内部側の開口端縁は、
    凸形状に突出して、押さえ栓装着部を形成しており、前
    記フィルター部材は、押さえ栓を前記押さえ栓装着部に
    装着することにより、前記口栓部に取り付けられる請求
    項1または2または3または4記載の液体用密閉容器の
    圧力逃し装置。
  6. 【請求項6】 前記フィルター部材は、前記通気孔の周
    囲において前記口栓部に溶着することにより、前記口栓
    部に取り付けられる請求項1または2または3または4
    記載の液体用密閉容器の圧力逃し装置。
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