JP2000141018A - 表示装置を備えたダイカストマシン - Google Patents

表示装置を備えたダイカストマシン

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JP2000141018A
JP2000141018A JP10319117A JP31911798A JP2000141018A JP 2000141018 A JP2000141018 A JP 2000141018A JP 10319117 A JP10319117 A JP 10319117A JP 31911798 A JP31911798 A JP 31911798A JP 2000141018 A JP2000141018 A JP 2000141018A
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JP10319117A
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Hiroshi Yukitomo
博司 行友
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Toyo Machinery and Metal Co Ltd
Original Assignee
Toyo Machinery and Metal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メカニズム部の簡略図形表示と共に設定条件
を併せて表示させることによって、ダイカストマシンに
特有で数値表示のみでは把握しづらい、ラドルやラドル
用のアーム等の動きの設定確認を、一瞥で容易に行える
ようにすること。 【解決手段】 ある運転条件設定モード画面の表示状態
において、この運転条件設定モード画面中の所望メカニ
ズム部の運転条件の図示確認要求が、オペレータによっ
て入力されると、当該メカニズム部の簡略図形表示と条
件切替位置とをウィンドウ表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置を備えた
ダイカストマシンに係り、特に、マシンの各種制御を司
るマイクロコンピュータ(以下、マイコンと称す)と該
マイコンの制御の下に各種モード画面を表示可能な表示
装置とを具備したダイカストマシンにおける、視認性の
よい画面表示手法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のマイコン制御のダイカストマシン
は、カラーCRTディスプレイ、カラーLCDディスプ
レイ等の表示装置を具備しており、この表示装置によっ
て、自動運転のための運転条件を設定または確認するた
めの各種運転条件設定モード画面、自動運転中の多数の
計測項目の実測データを表示するための各種実測データ
表示モード画面、定期点検時期に自動的に点検項目を表
示して定期点検を促すための定期点検モード画面、異常
発生時にこの旨を認知させるためのアラームモード画面
等々を表示するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のダイ
カストマシンにおいては、上記した運転条件設定モード
画面は、従来は数字のみを羅列して示すことが多く、こ
れでは、例えばダイカストマシンの給湯機の運転条件の
設定に際して、ラドルやラドル用のアームの動きの設定
確認が、オペレータにとっては一瞥では把握しづらいと
いう問題があり、視認性のよい表示形態の実現が求めら
れていた。
【0004】また、従来のダイカストマシンにおいて
は、射出条件計算モード画面を設けて、この射出条件計
算モード画面の表示状態において、設定項目にオペレー
タが数値を入力することによって、計算対象の項目の値
が自動的に演算されて、計算結果が一覧表示されるよう
にしたものはあるが、鋳造品質を大きく左右する射出高
速切替位置をオペレータがマニュアル調整した際に、射
出高速切替位置の変更に応じた射出高速切替タイミング
での、金型のキャビティ内への溶湯の充填度合いがオペ
レターには全く示されないため、オペレータにとっては
射出高速切替位置の調整値が許容範囲であるのかが不明
で、調整値の変更と試ショットによる製品の品質確認と
を何回か繰り返えさないと、良品を得る設定が行えなか
った。
【0005】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、メカニズム部の簡略図形表示
と共に設定条件を併せて表示させることによって、ダイ
カストマシンに特有で数値表示のみでは把握しづらい、
ラドルやラドル用のアーム等の動きの設定確認を、一瞥
で容易に行えるようにすることにある。
【0006】また、本発明の目的とするところは、ダイ
カストマシンにおいて、鋳造品質を大きく左右する射出
高速切替位置をオペレータがマニュアル調整した際に、
射出高速切替位置の変更に応じた射出高速切替タイミン
グでの、金型のキャビティ内への溶湯の充填度合いを、
一目で容易・確実に確認可能とすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、設定された各運転条件値と各センサから
の計測情報とに基づきマシンの各部を駆動制御するマイ
コンを具備し、マイコンは、予め定められた鋳造運転プ
ログラムに従って一連の鋳造運転行程を実行させると共
に、運転中の各運転条件の実測データを取り込んで格納
し、また、マイコンは、オペレータの指示に基づき、各
種モード画面を表示装置上に表示させる、表示装置を備
えたダイカストマシンにおいて、ある運転条件設定モー
ド画面の表示状態において、この運転条件設定モード画
面中の所望メカニズム部の運転条件の図示確認要求が、
オペレータによって入力されると、当該メカニズム部の
簡略図形表示と条件切替位置とをウィンドウ表示させる
ように、構成される。
【0008】また、本発明は前記目的を達成するため、
設定された各運転条件値と各センサからの計測情報とに
基づきマシンの各部を駆動制御するマイコンを具備し、
マイコンは、予め定められた鋳造運転プログラムに従っ
て一連の鋳造運転行程を実行させると共に、運転中の各
運転条件の実測データを取り込んで格納し、また、マイ
コンは、オペレータの指示に基づき、各種モード画面を
表示装置上に表示させる、表示装置を備えたダイカスト
マシンにおいて、射出条件計算モード画面の表示状態に
おいて、設定項目と計算項目の数値とが一覧表示される
と共に、射出高速切替位置の調整用画面部が併せて表示
され、この射出高速切替位置の調整用画面部で、射出高
速切替位置の変更を行うと、この変更に応じた射出高速
切替タイミングでの、金型のキャビティ内への溶湯の充
填度合いが図形表示されるように、構成される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を用いて説明する。図1は、本発明の1実施形態に係
るダイカストマシンの簡略化した説明図である。
【0010】図1において、1はマシンのベースフレー
ム、2は該ベースフレーム1上に固設され固定金型3が
取り付けられた固定ダイプレート、4はベースフレーム
1上に所定量位置調整可能に配置された支持盤、5は固
定ダイプレート2と支持盤4との間に架設された複数本
のタイバー、6はタイバー5に挿通され可動金型7が取
り付けられた可動ダイプレート、8は支持盤4に取付け
られた型開閉用駆動源たる型締シリンダ、9は型締シリ
ンダ8のピストンロッド8a先端のクロスヘッド10に
連結されたリンク機構で、該リンク機構9の端部は支持
盤4並びに可動ダイプレート6にそれぞれ連結されてい
る。そして、型締シリンダ8のピストンロッド8aの前
後進により、公知のようにリンク機構9が伸長もしくは
折り縮められ、これに伴って可動ダイプレート6が前後
進されて型開閉動作が行なわれるようになっている。な
お、11は可動ダイプレート6に取り付けられたエジェ
クトシリンダで、図示せぬエジェクトプレート並びにエ
ジェクトピンを駆動し、型開き時に可動金型7にホール
ドされた製品(鋳造品)を可動金型7から押し離すよう
になっている。
【0011】12は前記固定ダイプレート2に取り付け
られた射出スリーブで、その先端部は前記固定金型3の
溶湯注入口まで延出している。13は前記ベースフレー
ム1上に設置された射出シリンダ(油圧シリンダ)で、
そのピストンロッド13aにはカップリング14を介し
てプランジャ体15が連結されており、該プランジャ体
15の先端のプランジャチップ15aが、上記射出スリ
ーブ12内を前後進可能とされている。16は給湯機
で、公知の上下方向の首振り運動が可能なラドルと、ラ
ドルを先端に取り付けた回転動作が可能なアームとを含
むものとなっており、ラドルが図示せぬ溶解炉から溶湯
(金属溶湯)を計量して汲み上げ、アームが回転するこ
とにより、ラドルを射出スリーブ12の溶湯供給口12
aの上に移送して、然る後、ラドルから溶湯を溶湯供給
口12aへ流し込むようになっている。
【0012】そして、プランジャチップ15aが後退位
置にある時に、射出スリーブ12の溶湯供給口12aか
らラドルによって1ショット分の溶湯が射出スリーブ1
2内に供給され、この後所定秒時を経た射出開始タイミ
ングに至ると、射出シリンダ13によってプランジャチ
ップ15aが前進駆動されて、型締めされた固定金型3
と可動金型7とで形づくられるキャビティ(鋳造品形成
空間)へ、溶湯が射出・充填されるようになっている。
【0013】21はマシン(ダイカストマシン)全体の
動作制御や表示制御などを司るマイコン、22はマシン
の各部に備えられた多数のセンサで構成されるセンサ
群、23はマシンの各部に配設された多数の駆動源を駆
動制御するための多数のドライバ回路で構成されたドラ
イバ群、24はマシンの前面部に配設されたキー入力装
置、25はキー入力装置4に隣接して配設された例えば
カラーCRTディスプレイ,カラーLCD等よりなる表
示装置である。
【0014】図1のマイコン21は、鋳造行程全体の制
御や、実測データの演算・格納処理、あるいは、表示装
置5の出力画像の表示制御処理等々の各種処理を実行す
る。このマイコン21は、実際には各種I/Oインター
フェイス,ROM,RAM,CPU等を具備したもので
構成され、予め作成された各種プログラムにより各種処
理を実行するも、本実施形態においては、運転条件設定
記憶部31、運転プロセス(鋳造運転プロセス)制御部
32、実測値記憶部33、表示処理部34等を備えたも
のとして、以下の説明を行なう。
【0015】上記運転条件設定記憶部31には、キー入
力装置21等によって入力された各種運転条件値が、書
き替え可能な形で記憶されている。この運転条件値とし
ては、例えば、給湯機のラドルの制御条件、給湯機のア
ームの制御条件、プランジャチップ前進行程時の段階制
御される速度や圧力に関するデータ、プランジャチップ
後退行程時の制御圧力データ、型閉じ(型締め)ストロ
ークと速度制御条件並びに型締力、型開きストロークと
速度制御条件、エジェクト制御条件等々が挙げられる。
【0016】前記運転プロセス制御部32は、予め作成
された鋳造プロセス制御プログラムと運転条件設定記憶
部31に格納された設定条件値とに基づき、マシンの各
部に配設されたセンサ群(位置センサ、圧力センサ、温
度センサ等)からの計測情報をリアルタイムで取り込む
実測値記憶部33からの計測情報、及び自身に内蔵され
たクロックからの計時情報を参照しつつ、ドライバ群2
3(油圧シリンダの制御弁用のドライバ、エアシリンダ
の制御弁用のドライバ、ヒータドライバ等)を介して対
応する駆動源を駆動制御し、一連の鋳造行程を実行させ
る。
【0017】前記実測値記憶部33には、連続自動鋳造
運転時における予め設定されたモニタ項目の総べての実
測データが、連続する所定回数のショットにわたって取
り込まれる。取り込まれるモニタ項目としては、時間
監視項目、位置監視項目、速度監視項目、圧力監
視項目、温度監視項目、電力監視項目等が挙げられ
る。
【0018】前記表示処理部34は、キー入力装置4に
よるオペレータが所望するモードの表示画像の呼び出し
指令によって、予め作成された表示画像作成・制御プロ
グラムに基づき、指定された表示モードの表示画像デー
タを作成する。すなわち、オペレータによる所定の表示
画像の呼び出し指令が到来すると、表示処理部34は、
必要に応じ適宜記憶部に格納された情報から当該表示モ
ード画像の表示に用いるためのデータを抽出して表示形
態に対応した形に変換処理したりして、指定された表示
モード用の画像データを作成し、これを前記表示装置2
5の表示画面上に表示させる。
【0019】図2は、オペレータが適宜のキー操作等に
よって表示装置25上に呼び出した給湯機の運転条件設
定モード画面を示す図である。この給湯機の運転条件設
定モード画面では、ラドルの運転条件設定欄41、アー
ムの運転条件設定欄42、タイマ条件の設定欄43等が
設けられている。ラドルの運転条件設定欄41では、ラ
ドルの切替位置たるラドルの首振り角度位置を、注湯角
度位置を「0」とし、汲湯角度位置を「1000」とし
て相対角度で示し、各切替位置間の速度を%で示してい
る。また、アームの運転条件設定欄42では、アームの
切替位置たるアームの回転角度位置を、注湯角度位置を
「0」とし、後退角度位置を「500」として相対角度
で示し、各切替位置間の速度を%で示している。
【0020】この図2の表示状態において、オペレータ
が画面中の所定のファンクションキー44をヒットし
て、ラドルの運転条件の図形確認要求を行うと、図3に
示すような、ラドルの運転条件のウィンドウ画面45が
表示される。このラドルの運転条件のウィンドウ画面4
5においては、ラドルの複数の傾き姿勢の簡略図形表示
と、これに応じた各切替条件名および切替位置(ラドル
の首振り角度位置)の数値とが、対応付けて表示される
ようになっている。
【0021】また、図2の表示状態において、オペレー
タが画面中の所定のファンクションキー44をヒットし
て、アームの運転条件の図形確認要求を行うと、図4に
示すような、アームの運転条件のウィンドウ画面46が
表示される。このアームの運転条件のウィンドウ画面4
6においては、アームの簡略図形表示と、アームの各回
転位置に応じた各切替条件名および切替位置(アームの
回転角度位置)の数値とが、対応付けて表示されるよう
になっている。
【0022】したがって、図3や図4に示すようなウィ
ンドウ画面を呼び出すと、ダイカストマシンに特有で数
値表示のみでは把握しづらい、ラドルやラドル用のアー
ム等の動きの設定確認を、一瞥で容易・確実に行えるの
で、オペレータの設定操作の支援に大いに寄与すること
となる。
【0023】また、図2の表示状態において、オペレー
タが画面中の所定のファンクションキー44をヒットし
て、ラドル一覧の表示要求を行うと、図5に示すよう
な、ラドル一覧のウィンドウ画面47が表示される。こ
のラドル一覧のウィンドウ画面47では、マシン機種毎
に対応可能なラドルサイズと、各ラドルサイズのラドル
の最大汲湯容量とを、参照することができるようになっ
ている。
【0024】図6は、オペレータが適宜のキー操作等に
よって表示装置25上に呼び出した射出運転条件設定モ
ード画面を示す図である。この射出運転条件設定モード
画面では、チップ径選択設定欄51、ビスケット厚み警
報設定欄52、射出位置・速度の設定欄53等が設けら
れている。
【0025】この図6の表示状態において、オペレータ
が画面中の所定のファンクションキー44をヒットし
て、射出位置・速度条件の図形確認要求を行うと、図7
に示すような、射出位置・速度条件のウィンドウ画面5
4が表示される。この射出位置・速度条件のウィンドウ
画面54においては、射出メカニズムと金型メカニズム
の簡略図形表示と、各切替条件名および切替位置とが、
対応付けて表示されるようになっている。
【0026】図8は、オペレータが適宜のキー操作等に
よって表示装置25上に呼び出した射出条件計算モード
画面を示す図である。この射出条件計算モード画面で
は、射出条件の設定項目の設定値の入力表示欄61と、
計算項目の表示欄62と、高速切替位置(射出高速切替
位置)の調整用画面部63等が設けられている。この射
出条件計算モード画面において、設定値の入力表示欄6
1へオペレータが数値入力をし、自動計算を指示する
と、計算項目の表示欄62へ自動計算された結果が表示
されるようになっている。
【0027】上記の自動計算の終了後の状態では、高速
切替位置の調整用画面部63における高速切替位置調整
欄63aには、自動計算された高速切替位置の数値と同
一の値が表示され、高速切替位置(射出高速切替タイミ
ング)でのキャビティへの充填率の表示欄63bには、
「0%」が表示されるようになっている。このとき、高
速切替位置の調整用画面部63に表示された簡略化した
金型周辺図形63cにおいては、ゲート63c−1まで
溶湯が詰まっていると、シンボル図形表示されるように
なっている。
【0028】上記のように、高速切替位置では、ゲート
63c−1までちょうど溶湯が詰まっていて、キャビテ
ィへの充填率は0%であることが、高速切替位置の設定
のみに関して言えば理想である。しかしながら、上述し
た各設定値に対して自動計算された結果を用いて鋳造運
転を行った場合において、実際には必ず良品が得られる
とは限らず、高速切替位置の設定値を含めた各設定ファ
クターの値の調整が必要となることが多い。この場合に
おいて、鋳造品質を大きく左右する高速切替位置をオペ
レータがマニュアル調整した際に、高速切替位置の変更
に応じた高速切替タイミングでの、金型のキャビティ内
への溶湯の充填度合いが、視覚的に把握できることが望
ましい。
【0029】そこで、本実施形態では、高速切替位置の
調整用画面部63において、高速切替位置調整欄63a
で高速切替位置の調整設定(変更)を可能とし、この高
速切替位置の変更を行うと、この変更に応じた高速切替
タイミングでの、金型のキャビティ内への溶湯の充填度
合いが図形表示され、かつ、この際のキャビティへの充
填率が、キャビティへの充填率の表示欄63bに数値表
示されるようにしてある。したがって、オペレータはか
ような表示を参照することによって、高速切替位置を調
整した際の、高速切替タイミングでのキャビティ内への
溶湯の充填度合いを、一瞥で容易・確実に把握すること
ができて、調整値が許容範囲であるかを迅速・的確に判
定可能となり、調整後の高速切替位置の値を実運転時の
設定値として確定することができ、オペレータにとって
大いに使い勝手が向上する。
【0030】図9は、オペレータが適宜のキー操作等に
よって表示装置25上に呼び出したモニタモード画面を
示す図である。このモニタモード画面では、良/不良判
別のための監視項目毎に、最新ショットの測定値、良品
判別の基準となる良品値、±の良品幅(許容範囲)、累
積の不良数等が表示されるようになっている。本実施形
態では、全監視項目の測定値の表示欄71の数値を、良
品値の表示欄72に一括して入力可能としてあり、この
操作によって、良品判別の基準となる良品値として設定
できるようにしてある。すなわち、試ショットで鋳造し
た製品が良品であることを確認した上で、測定値の表示
欄71の数値を、良品値の表示欄72に一括して入力さ
せる指示を行うだけで、良品判別の基準となる良品値と
して設定できるようにしてある。また、良品値を設定し
た状態において、全監視項目に共通の許容幅を%で指定
することによって、全監視項目の±の良品幅の表示欄7
3に、自動計算された良品幅の値が表示され、かつ、±
の良品幅として設定されるようになっている。図10
は、図9の表示状態において、オペレータが画面中の所
定のファンクションキー44をヒットして、モニタ設定
操作用のウィンドウ画面74を呼び出した状態を示して
おり、このウィンドウ画面74で上述の操作を行うこと
によって、良品判別の基準となる良品値と、±の良品幅
とが設定できるようになっている。したがって、オペレ
ータにとっては、モニタ条件の数値設定がきわめて簡単
な操作で、短時間に容易に行えることになる。
【0031】これに対して、従来のモニタモード画面で
は、図11に示すように、オペレータが各監視項目毎に
良品判別のための上限許容値と下限許容値を順次入力し
なければならず、モニタ条件の数値設定作業がきわめて
煩雑なものとなっていた。
【0032】図12は、オペレータが適宜のキー操作等
によって表示装置25上に呼び出した不良対策モード画
面を示す図である。この不良対策モード画面では、不良
原因とその対策とが対応付けて表示され、不良原因に対
する対策が複数ある場合には、優先順位を付けて表示さ
れるようになっている。よって、オペレータはこの不良
対策モード画面で、不良原因に対する対策を確認するこ
とができる。なお、本実施形態では、不良原因に対する
対策が複数ある場合において、ユーザ側が対策の順位付
けを変更可能としてある。
【0033】
【発明の効果】以上のように請求項1〜3に係る発明に
よれば、ダイカストマシンに特有で数値表示のみでは把
握しづらい、ラドルやラドル用のアーム等の動きの設定
確認を、一瞥で容易・確実に行えるので、オペレータの
設定操作の支援に寄与するところ大である。
【0034】また、請求項4、5に係る発明によれば、
高速切替位置を調整した際の、高速切替タイミングでの
キャビティ内への溶湯の充填度合いを、一瞥で容易・確
実に把握することができて、調整値が許容範囲であるか
を迅速・的確に判定可能となり、オペレータにとって大
いに使い勝手が向上する。
【0035】総じて本発明によれば、メカニズム部の簡
略図形表示を有効に利用した、オペレータにとって視認
性に優れ、かつ理解の容易な表示画面を実現することが
でき、該種ダイカストマシンにあってその価値は多大で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態に係るダイカストマシンの
簡略化した説明図である。
【図2】本発明の1実施形態に係るダイカストマシンに
おける、給湯機の運転条件設定モード画面を示す説明図
である。
【図3】図2の給湯機の運転条件設定モード画面に、ウ
ィンドウ画面の1例を呼び出した状態を示す説明図であ
る。
【図4】図2の給湯機の運転条件設定モード画面に、ウ
ィンドウ画面の他の1例を呼び出した状態を示す説明図
である。
【図5】図2の給湯機の運転条件設定モード画面に、ウ
ィンドウ画面のさらに他の1例を呼び出した状態を示す
説明図である。
【図6】本発明の1実施形態に係るダイカストマシンに
おける、射出運転条件設定モード画面を示す説明図であ
る。
【図7】図6の射出運転条件設定モード画面に、ウィン
ドウ画面の1例を呼び出した状態を示す説明図である。
【図8】本発明の1実施形態に係るダイカストマシンに
おける、射出条件計算モード画面を示す説明図である。
【図9】本発明の1実施形態に係るダイカストマシンに
おける、モニタモード画面を示す説明図である。
【図10】図10のモニタモード画面に、ウィンドウ画
面の1例を呼び出した状態を示す説明図である。
【図11】従来のモニタモード画面を示す説明図であ
る。
【図12】本発明の1実施形態に係るダイカストマシン
における、不良対策モード画面を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ベースフレーム 2 固定ダイプレート 3 固定金型 4 支持盤 5 タイバー 6 可動ダイプレート 7 可動金型 8 型締シリンダ 9 リンク機構 10 クロスヘッド 11 エジェクトシリンダ 12 射出スリーブ 12a 溶湯供給口 13 射出シリンダ 15 プランジャ体 15a プランジャチップ 16 給湯機 21 マイコン 22 センサ群 23 ドライバ群 24 キー入力装置 25 表示装置 31 運転条件設定記憶部 32 運転プロセス(鋳造運転プロセス)制御部 33 実測値記憶部 34 表示処理部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設定された各運転条件値と各センサから
    の計測情報とに基づきマシンの各部を駆動制御するマイ
    クロコンピュータを具備し、該マイクロコンピュータ
    は、予め定められた鋳造運転プログラムに従って一連の
    鋳造運転行程を実行させると共に、運転中の各運転条件
    の実測データを取り込んで格納し、また、前記マイクロ
    コンピュータは、オペレータの指示に基づき、各種モー
    ド画面を表示装置上に表示させるダイカストマシンにお
    いて、 ある運転条件設定モード画面の表示状態において、この
    運転条件設定モード画面中の所望メカニズム部の運転条
    件の図示要求が、オペレータによって入力されると、当
    該メカニズム部の簡略図形表示と条件切替位置とをウィ
    ンドウ表示によって、前記ある運転条件設定モード画面
    上に表示させることを特徴とする表示装置を備えたダイ
    カストマシン。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、 前記した運転条件の図示確認要求対象の所望メカニズム
    部として、溶湯を汲み取り供給するラドルが指定される
    と、前記したウィンドウ表示される画面上には、ラドル
    の複数の傾き姿勢の簡略図形表示と、これに応じた各切
    替条件名および切替位置の数値とが、対応付けて表示さ
    れることを特徴とする表示装置を備えたダイカストマシ
    ン。
  3. 【請求項3】 請求項1記載において、 前記した運転条件の図示確認要求対象の所望メカニズム
    部として、溶湯を汲み取るラドルを回転移送するアーム
    が指定されると、前記したウィンドウ表示される画面上
    には、アームの簡略図形表示と、アームの各回転位置に
    応じた各切替条件名および切替位置の数値とが、対応付
    けて表示されることを特徴とする表示装置を備えたダイ
    カストマシン。
  4. 【請求項4】 設定された各運転条件値と各センサから
    の計測情報とに基づきマシンの各部を駆動制御するマイ
    クロコンピュータを具備し、該マイクロコンピュータ
    は、予め定められた鋳造運転プログラムに従って一連の
    鋳造運転行程を実行させると共に、運転中の各運転条件
    の実測データを取り込んで格納し、また、前記マイクロ
    コンピュータは、オペレータの指示に基づき、各種モー
    ド画面を表示装置上に表示させるダイカストマシンにお
    いて、 射出条件計算モード画面の表示状態において、設定項目
    と計算項目の数値とが一覧表示されると共に、射出高速
    切替位置の調整用画面部が併せて表示され、この射出高
    速切替位置の調整用画面部で、射出高速切替位置の変更
    を行うと、この変更に応じた射出高速切替タイミングで
    の、金型のキャビティ内への溶湯の充填度合いが図形表
    示されるようにしたことを特徴とする表示装置を備えた
    ダイカストマシン。
  5. 【請求項5】 請求項4記載において、 前記した射出高速切替位置の変更を行うと、この変更に
    応じた射出高速切替タイミングでの、金型のキャビティ
    内への溶湯の充填度合いを示す数値が、前記射出高速切
    替位置の調整用画面部に、併せて表示されることを特徴
    とする表示装置を備えたダイカストマシン。
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