JP2000138353A - 半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置およびその製造方法

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JP2000138353A
JP2000138353A JP10312823A JP31282398A JP2000138353A JP 2000138353 A JP2000138353 A JP 2000138353A JP 10312823 A JP10312823 A JP 10312823A JP 31282398 A JP31282398 A JP 31282398A JP 2000138353 A JP2000138353 A JP 2000138353A
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forming
insulating film
film
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Akira Sudo
章 須藤
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンタクト領域の位置が浅く、且つ電荷保持
特性が優れた半導体記憶装置およびその製造方法を提供
するものである。 【解決手段】 P型シリコン基板1中にトレンチ領域6
が形成され、トレンチ領域6の下部および側壁下部には
誘電体膜7が形成され、トレンチ領域6の側壁上部には
第1の絶縁膜9およびコンタクト領域が形成され、トレ
ンチ領域6内は導電体膜8が形成されている。また、P
型シリコン基板1中にはトレンチ領域6の一部にかけ
て、素子分離10が形成され、さらに、N型のソース・
ドレイン拡散層14が形成されている。導電体膜8およ
びソース・ドレイン拡散層14は、トレンチ領域6の側
壁上部に形成されたコンタクト領域を介して電気的に接
続されている。P型シリコン基板1上には、シリコンオ
キシナイトライドからなるゲート絶縁膜12が形成さ
れ、ゲート絶縁膜12上にゲート電極13が形成されて
いる。パスワード線13bはトレンチ領域6上を通過し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置お
よびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来による半導体記憶装置に
おける断面図である。P型シリコン基板1中にN型プレ
ート拡散層11および溝(トレンチ領域6)が形成さ
れ、トレンチ領域6の下部および側壁下部には誘電体膜
7が形成され、トレンチ領域6の側壁上部には寄生トラ
ンジスタをカットオフするための第1の絶縁膜9および
コンタクト領域が形成され、トレンチ領域6内はポリシ
リコンである導電体膜8が形成されている。P型シリコ
ン基板1中にはN型のソース・ドレイン拡散層14が形
成されている。また、P型シリコン基板1上にゲート酸
化膜12が形成され、ゲート酸化膜12上にゲート電極
13が形成されている。ゲート電極13はワード線13
aおよびパスワード線13bからなり、パスワード線1
3bはトレンチ領域6上を通過している。トレンチ領域
6上部の全面に、トレンチ領域6上を通過するゲート電
極13のパスワード線13bとトレンチ領域6内の導電
体膜8を電気的に分離するために素子分離10が形成さ
れている。導電体膜8とソース・ドレイン拡散層14を
接続するコンタクト領域が確保されている。さらに、P
型シリコン基板1、ゲート絶縁膜12およびゲート電極
13上に層間絶縁膜15が堆積され、層間絶縁膜15中
にコンタクト孔16が形成されている。また、層間絶縁
膜15上に配線17が形成されている。
【0003】従来技術による半導体記憶装置における製
造工程について説明する。P型シリコン基板上に熱酸化
法により熱酸化膜を堆積し、熱酸化膜上にCVD法によ
りシリコン窒化膜およびシリコン酸化膜を堆積する。シ
リコン酸化膜上にレジストを塗布し、パターニングを行
う。シリコン酸化膜、シリコン窒化膜および熱酸化膜を
エッチングし、レジストを除去する。このエッチングさ
れたシリコン酸化膜をマスクとして、RIEにより深さ
7μmのトレンチ領域を形成する。シリコン酸化膜はト
レンチ形成後剥離し、CVD法および熱酸化膜により、
トレンチ領域内にシリコン窒化膜およびシリコン酸化膜
による積層膜である誘電体膜を形成する。Asがドープ
されたアモルファスシリコンをトレンチ領域内にCVD
法により充填し、シリコン基板の上面より1μmの深さ
までエッチングし、導電体膜の一部を形成する。さら
に、導電体膜と同等の深さまで誘電体膜をエッチングす
る。次に、トレンチ領域内およびシリコン窒化膜上にシ
リコン酸化膜をCVD法により堆積し、エッチングによ
りトレンチ領域の上部側壁に第1の絶縁膜を形成する。
次に、トレンチ領域内をAsがドープされたアモルファ
スシリコンでCVD法により充填し、エッチングし,導
電体膜の一部を形成する。エッチングにより第1の絶縁
膜の上部を除去し、トレンチ領域の側壁部分にコンタク
ト領域を形成する。その後再び、トレンチ領域内をAs
がドープされたアモルファスシリコンでCVD法により
充填し、トレンチ領域内に導電体膜を形成する。
【0004】続いて、アモルファスシリコンをエッチン
グによりシリコン基板表面より下に下げる。その後、シ
リコン基板をエッチングし、素子分離領域を形成する。
この時、トレンチ上にシリコン酸化膜が残る。トレンチ
領域の素子分離領域は、導電体膜とソース・ドレイン拡
散層のコンタクト領域である部分を塞がないように形成
する。素子分離領域にシリコン酸化膜をCVD法により
充填し、素子分離を形成する。シリコン窒化膜および熱
酸化膜を剥離し、P型シリコン基板上に犠牲酸化膜を堆
積し、リンのイオン注入によりN型プレート拡散層を形
成する。犠牲酸化膜を剥離し、熱酸化法によりシリコン
酸化膜であるゲート絶縁膜を形成する。ゲート絶縁膜上
にポリシリコンをCVD法により堆積し、エッチングに
よりゲート電極を形成する。ゲート電極をマスクとして
P型シリコン基板にリンをイオン注入し、ソース・ドレ
イン拡散層を形成する。ゲート絶縁膜をエッチングし、
P型シリコン基板、ゲート絶縁膜およびゲート電極上に
層間絶縁膜を堆積する。層間絶縁膜上にレジストを塗布
し、パターニングを行い、層間絶縁膜をエッチングしコ
ンタクト孔を形成し、その後レジストを除去する。コン
タクト孔を通して拡散層に接続する配線を形成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、ストレージノー
ドとゲート電極を電気的に分離するためには、ストレー
ジノードとゲート電極の間に厚い酸化膜が必要であっ
た。この時、ストレージノードとシリコン基板のコンタ
クト面積を充分にとるために、ストレージノードとシリ
コン基板のコンタクトがトレンチ領域上面より深くな
り、ソース/ドレイン拡散層より下にかかる。このよう
な状態になると、P−wellストレージノード間のジ
ャンクション空乏層がコンタクト領域にかかってしまう
ので、リーク電流量が増加し、メモリセルの電荷保持特
性が劣化するという問題があった。上記の問題を解決す
るためにソース/ドレイン拡散層を、ストレージノード
と基板のコンタクトよりも深い位置に形成することも考
えられるが、トランスファートランジスタのパンチスル
ー耐圧が劣化してしまう。本発明の目的は、コンタクト
領域の位置が浅く、且つ電荷保持特性が優れた半導体記
憶装置およびその製造方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明による半導体記
憶装置は、第一導電型の半導体基板と、前記半導体基板
の上面の所定の位置に形成され、且つ所定の深さを有す
るトレンチ領域と、前記トレンチ領域の所定の下部およ
び側壁下部に形成された誘電体膜と、前記トレンチ領域
の所定の側壁上部に形成された第1の絶縁膜と、前記ト
レンチ領域内を埋めるように形成された導電体膜と、前
記基板の上面から所定の深さに形成され且つ前記誘電体
膜に接している第二導電型のプレート拡散層と、前記半
導体基板および前記導電体膜上に形成されたゲート絶縁
膜と、前記第ゲート絶縁膜上に形成された第1のゲート
電極と、前記半導体基板表面に形成され且つ前記導電体
膜と前記トレンチ領域の表面で電気的に接続されている
ソース/ドレイン拡散層とにより構成されたトランジス
タと、前記導電体膜上に前記ゲート絶縁膜を介して形成
された第2のゲート電極とを具備し、前記ゲート絶縁膜
は、シリコンオキシナイトライド、またはCVD法によ
るシリコン酸化膜であることを特徴としている。この発
明による半導体記憶装置の製造方法は、第一導電型の半
導体基板の上面の所定の位置に形成され、且つ所定の深
さにトレンチ領域を形成する工程と、前記トレンチ領域
の下部および側壁下部に誘電体膜を形成する工程と、前
記トレンチ領域の側壁上部に第1の絶縁膜を形成する工
程と、前記トレンチ領域内に導電体膜を形成する工程
と、前記半導体基板の上面から所定の深さに第二導電型
のプレート拡散層を形成する工程と、前記半導体基板お
よび前記トレンチ領域上に、窒素を含む雰囲気中の熱酸
化により、または、CVD法により、または、窒素をイ
オン注入により打ち込み、次いで熱酸化により、ゲート
絶縁膜を形成する工程と、前記ゲート絶縁膜上に第1の
ゲート電極を形成する工程と、前期第1のゲート電極を
マスクとしてイオン注入を行い、前記半導体基板中にソ
ース/ドレイン拡散層を形成する工程と、前期導電体膜
上の前期ゲート絶縁膜上に第2のゲート電極を形成する
工程とを具備することを特徴としている。
【0007】この発明によれば、ストレージノードとソ
ース/ドレイン拡散層のコンタクト領域の位置をトレン
チ領域上面より浅い位置で形成でき、電荷保持特性に優
れたトレンチ領域キャパシタを有する半導体記憶装置が
できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。図1は、本発明による
第1の実施の形態の半導体記憶装置における断面図であ
る。P型シリコン基板1の所定の位置および所定の深さ
にN型プレート拡散層10および溝(トレンチ領域6)
が形成されている。トレンチ領域6の下部および側壁下
部にはシリコン窒化膜およびシリコン酸化膜による積層
膜である誘電体膜7が形成されている。N型プレート拡
散層11は、誘電体膜7と接する深さに形成され、キャ
パシタのP型シリコン基板1側の電圧を確保するための
ものである。トレンチ領域6の側壁上部には寄生トラン
ジスタをカットオフするための例えばシリコン酸化膜で
ある第1の絶縁膜9およびコンタクト領域が形成されて
いる。トレンチ領域6内は例えばAsがドープされたア
モルファスシリコンである導電体膜8が形成されてい
る。これによりトレンチ型キャパシタが形成されてい
る。また、P型シリコン基板1中にはトレンチ領域6の
一部を塞ぐように、第2の絶縁膜である例えばシリコン
酸化膜の素子分離10が形成され、さらに、N型のソー
ス・ドレイン拡散層14が形成されている。導電体膜8
およびソース・ドレイン拡散層14は、トレンチ領域6
の側壁上部に形成されたコンタクト領域を介して電気的
に接続されている。P型シリコン基板1上には、シリコ
ンオキシナイトライドからなるゲート絶縁膜12が形成
され、ゲート絶縁膜12上にゲート電極13が形成され
ている。ゲート電極13はワード線13aおよびパスワ
ード線13bからなり、パスワード線13bはトレンチ
領域6上を通過している。P型シリコン基板1、ゲート
絶縁膜12およびゲート電極13上に例えばシリコン酸
化膜である層間絶縁膜15が堆積されている。そして、
層間絶縁膜15中に例えばポリシリコン膜であるコンタ
クト孔16が形成され、層間絶縁膜15上に配線17が
形成され、ソース・ドレイン拡散層と電気的に接続され
ている。これにより、半導体記憶装置が形成されてい
る。
【0009】シリコンオキシナイトライドは多結晶シリ
コン上でより高耐圧であるため、ゲート電極13のパス
ワード線13bおよび導電体膜8の分離耐圧は十分であ
る。そのため、パスワード線13bおよび導電体膜8を
電気的に分離するための絶縁膜である厚い酸化膜が必要
なくなり、言い換えれば、トレンチ領域6の全面を素子
分離で覆うことがないので、コンタクト領域をトレンチ
領域6上面のより浅い位置に形成することができる。コ
ンタクト領域が浅い位置に形成することができるので、
リーク電流を低く抑えられ、十分な電荷保持ができる。
また、ゲート絶縁膜12にシリコンオキシナイトライド
を用いることにより、トレンチ領域6上面のゲート絶縁
膜12の膜厚が均一化され、信頼性が向上される。ここ
では、CVD法によるオキシナイトライドの例を記した
が、窒素をイオン注入し、その後熱酸化することによっ
て形成するオキシナイトライドを使ってもよい。図2〜
図12は、本発明による第1の実施の形態の半導体記憶
装置における製造工程の断面図である。P型シリコン基
板1上に熱酸化法により熱酸化膜2を堆積し、熱酸化膜
2上にCVD法によりシリコン窒化膜3とシリコン酸化
膜4を堆積する。シリコン酸化膜4上にレジスト5を塗
布し、パターニングを行う(図2)。シリコン酸化膜
4、シリコン窒化膜3および熱酸化膜2をエッチング
し、レジスト5を除去する。このエッチングされたシリ
コン酸化膜4をマスクとして、RIEにより深さ7μm
のトレンチ領域6を形成する(図3)。シリコン酸化膜
4を剥離した後、CVD法および熱酸化膜により、トレ
ンチ領域6内にシリコン窒化膜およびシリコン酸化膜に
よる積層膜である誘電体膜7を形成する(図4)。As
がドープされたアモルファスシリコンをトレンチ領域6
内にCVD法により充填し、P型シリコン基板1の上面
より約1μmの深さまでエッチングし、導電体膜8の一
部を形成する(図5)。さらに、導電体膜8と同等の深
さまで誘電体膜7をエッチングする。
【0010】次に、トレンチ領域6内およびシリコン窒
化膜3上にシリコン酸化膜をCVD法により堆積し、異
方性エッチングによりトレンチ領域6の側壁に第1の絶
縁膜9を形成する(図6)。次に、再びトレンチ領域6
内をAsがドープされたアモルファスシリコンでCVD
法により充填し、エッチングし,導電体膜8の一部を形
成する。エッチングにより第1の絶縁膜9の上部を除去
し、トレンチ領域6の側壁部分にコンタクト領域を形成
する(図7)。そしてさらに、トレンチ領域6内をAs
がドープされたアモルファスシリコンでCVD法により
充填し、トレンチ領域6内に導電体膜8を形成する。P
型シリコン基板1および導電体膜8を所望の形状にエッ
チングし、素子分離領域を形成する。素子分離領域にシ
リコン酸化膜をCVD法により充填し、素子分離10を
形成する(図8)。シリコン窒化膜3および熱酸化膜2
を剥離し、P型シリコン基板1上に犠牲酸化膜を堆積
し、リンのイオン注入によりN型プレート拡散層11を
形成する。犠牲酸化膜を剥離し、窒素を含む雰囲気中で
熱酸化を行い、シリコンオキシナイトライドのゲート絶
縁膜12を形成する(図9)。ゲート絶縁膜12上に例
えばポリシリコンをCVD法により堆積し、エッチング
によりゲート電極13を形成する(図10)。ゲート電
極13をマスクとしてP型シリコン基板1にリンをイオ
ン注入し、ソース・ドレイン拡散層14を形成する(図
11)。P型シリコン基板1およびゲート電極13上に
例えばシリコン酸化膜である層間絶縁膜15を堆積す
る。層間絶縁膜15上にレジストを塗布し、パターニン
グを行い、層間絶縁膜15およびゲート絶縁膜12をエ
ッチングしコンタクト孔16を形成する。レジストを除
去した後、コンタクト孔16にポリシリコン膜を埋め込
み、その後層間絶縁膜15上部に配線17を形成する
(図12)。
【0011】窒素を含む雰囲気で熱酸化を行い、シリコ
ンオキシナイトライドからなるゲート絶縁膜13を形成
することにより、導電体膜8およびゲート電極13を電
気的に分離できる分離耐圧の十分なゲート絶縁膜12が
できる。分離耐圧が十分であるので、素子分離10をト
レンチ領域6上部全面に形成する必要がなく、導電体膜
8とソース・ドレイン拡散層14のコンタクト領域をト
レンチ領域6上面より浅い位置に形成できるので、リー
ク電流を低く抑えられ、十分な電荷保持ができる。ま
た、ゲート絶縁膜12にシリコンオキシナイトライドを
用いることにより、トレンチ領域6上面のゲート絶縁膜
12の膜厚が均一化され、信頼性が向上される。また、
周辺回路部において、ゲート絶縁膜にシリコンオキシナ
イトライドを用いると、P型不純物であるボロンをドー
ピングする際に、ボロンがゲート絶縁膜を突き抜けてシ
リコン基板に達し、しきい値を低下させてしまうのを防
止でき、微細化が可能となる。本発明による第2の実施
の形態の半導体記憶装置について説明する。第2の実施
の形態の半導体記憶装置の断面図は、第1の実施の形態
における図1と同様である。P型シリコン基板1の所定
の位置および所定の深さにN型プレート拡散層10およ
びトレンチ領域6が形成されている。トレンチ領域6の
下部および側壁下部にはシリコン窒化膜およびシリコン
酸化膜による積層膜である誘電体膜7が形成されてい
る。N型プレート拡散層11は、誘電体膜7と接する深
さに形成され、キャパシタのP型シリコン基板1側の電
圧を確保するためのものである。トレンチ領域6の側壁
上部には寄生トランジスタをカットオフするための例え
ばシリコン酸化膜である第1の絶縁膜9およびコンタク
ト領域が形成されている。トレンチ領域6内は例えばA
sがドープされたアモルファスシリコンである導電体膜
8が形成されている。これにより、トレンチ型キャパシ
タが形成されている。
【0012】また、P型シリコン基板1中にはトレンチ
領域6の一部にかけて、第2の絶縁膜である例えばシリ
コン酸化膜の素子分離10が形成され、さらに、N型の
ソース・ドレイン拡散層14が形成されている。導電体
膜8およびソース・ドレイン拡散層14は、トレンチ領
域6の側壁上部に形成されたコンタクト領域を介して電
気的に接続されている。また、P型シリコン基板1上に
は、CVD法により堆積されたシリコン酸化膜からなる
ゲート絶縁膜12が形成され、ゲート絶縁膜12上にゲ
ート電極13が形成されている。ゲート電極13はワー
ド線13aおよびパスワード線13bからなり、パスワ
ード線13bはトレンチ領域6上を通過している。P型
シリコン基板1、ゲート絶縁膜12およびゲート電極1
3上に例えばシリコン酸化膜である層間絶縁膜15が堆
積されている。そして、層間絶縁膜15中に例えばポリ
シリコン膜であるコンタクト孔16が形成され、層間絶
縁膜15上に配線17が形成され、ソース・ドレイン拡
散層14と電気的に接続されている。これにより、半導
体記憶装置が形成されている。CVD法により形成され
たシリコン酸化膜であるゲート絶縁膜は、熱酸化法で形
成されたシリコン酸化膜に比べ、多結晶シリコン上でよ
り高耐圧であるため、ゲート電極13のパスワード線1
3bおよび導電体膜8の分離耐圧は十分である。そのた
め、パスワード線13bおよび導電体膜8を電気的に分
離するための厚い酸化膜が必要なくなり、言い換えれ
ば、トレンチ領域の全面を素子分離で覆うことがないの
で、コンタクト領域をトレンチ領域5上面より浅い位置
に形成することができる。コンタクト領域が浅い位置に
形成することができるので、リーク電流を低く抑えら
れ、十分な電荷保持ができる。また、ゲート絶縁膜12
にCVD法によりシリコン酸化膜を形成することによ
り、トレンチ領域6上面のゲート絶縁膜12の膜厚が均
一化され、信頼性が向上される。
【0013】本発明による第2の実施の形態の半導体記
憶装置における製造工程について説明する。製造工程断
面図は、第1の実施の形態における図2〜図12と同様
である。P型シリコン基板1上に熱酸化法により熱酸化
膜2を堆積し、熱酸化膜2上にCVD法によりシリコン
窒化膜3およびシリコン酸化膜4を堆積する。シリコン
酸化膜4上にレジスト5を塗布し、パターニングを行う
(図2)。シリコン酸化膜4、シリコン窒化膜3および
熱酸化膜2をエッチングし、レジスト5を除去する。こ
のエッチングされたシリコン酸化膜4をマスクとして、
RIEにより深さ7μmのトレンチ領域6を形成する
(図3)。CVD法および熱酸化法により、トレンチ領
域6内にシリコン窒化膜およびシリコン酸化膜による積
層膜である誘電体膜7を形成する(図4)。例えばAs
がドープされたアモルファスシリコンをトレンチ領域6
内にCVD法により充填し、P型シリコン基板1の上面
より約1μmの深さまでエッチングする(図5)。さら
に、アモルファスシリコンと同等の深さまで誘電体膜7
をエッチングする。次に、トレンチ領域6内およびシリ
コン窒化膜3上にシリコン酸化膜をCVD法により堆積
し、異方性エッチングによりトレンチ領域6の側壁に第
1の絶縁膜9を形成する(図6)。次に、再びトレンチ
領域6内をAsがドープされたアモルファスシリコンで
CVD法により充填し、エッチングする。エッチングに
より第1の絶縁膜9の上部を除去し、トレンチ領域6の
側壁部分にコンタクト領域を形成する(図7)。そし
て、さらにトレンチ領域6内をAsがドープされたアモ
ルファスシリコンでCVD法により充填し、トレンチ領
域6内に導電体膜8を形成する。
【0014】P型シリコン基板1および導電体膜8を所
望の形状にエッチングし、素子分離領域を形成する。素
子分離領域に例えばシリコン酸化膜をCVD法により充
填し、素子分離10を形成する(図8)。シリコン窒化
膜3および熱酸化膜2を剥離し、P型シリコン基板1上
に犠牲酸化膜を堆積し、リンのイオン注入によりN型プ
レート拡散層11を形成する。犠牲酸化膜を剥離し、C
VD法によりシリコン酸化膜であるゲート絶縁膜12を
形成する(図9)。ゲート絶縁膜12上に例えばポリシ
リコンをCVD法により堆積し、エッチングによりゲー
ト電極13を形成する(図10)。ゲート電極13をマ
スクとしてP型シリコン基板1にリンをイオン注入し、
ソース・ドレイン拡散層14を形成する(図11)。P
型シリコン基板1、ゲート絶縁膜12およびゲート電極
13上に例えばシリコン酸化膜である層間絶縁膜15を
堆積する。層間絶縁膜15上にレジストを塗布し、パタ
ーニングを行い、層間絶縁膜15およびゲート絶縁膜1
2をエッチングしコンタクト孔16を形成する。レジス
トを除去した後、コンタクト孔16に例えばポリシリコ
ン膜を埋め込み、その後層間絶縁膜15上に配線17を
形成する(図12)。
【0015】CVD法により形成されたシリコン酸化膜
からなるゲート絶縁膜12を形成することにより、導電
体膜8およびゲート電極13を電気的に分離できる分離
耐圧の十分なゲート絶縁膜12ができる。分離耐圧が十
分であるので、素子分離10をトレンチ領域6上部全面
に形成する必要がなく、導電体膜8とソース・ドレイン
拡散層14のコンタクト領域をトレンチ領域6上面のよ
り浅い位置に形成できるので、リーク電流を低く抑えら
れ、十分な電荷保持ができる。また、ゲート絶縁膜12
にCVD法でシリコン酸化膜を形成することにより、ト
レンチ領域6上面のゲート絶縁膜12の膜厚が均一化さ
れ、信頼性が向上される。尚、本発明の実施の形態の説
明では、第一導電型の半導体をP型とし、第二導電型の
半導体をN型としたが、導電型はどちらでも構わない。
【0016】
【発明の効果】窒素を含む雰囲気で熱酸化を行い、シリ
コンオキシナイトライドからなるゲート絶縁膜12、ま
たは、CVD法によるシリコン酸化膜からなるゲート絶
縁膜12を形成することにより、導電体膜8およびゲー
ト電極13を電気的に分離できる分離耐圧の十分なゲー
ト絶縁膜12ができる。分離耐圧が十分であるので、素
子分離10をトレンチ領域6上部全面に形成する必要が
なく、導電体膜8とソース・ドレイン拡散層14のコン
タクト領域をトレンチ領域6上面より浅い位置に形成で
きるので、リーク電流を低く抑えられ、十分な電荷保持
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施の形態の半導体記憶装
置における断面図
【図2】本発明による第1の実施の形態の半導体記憶装
置の製造工程における断面図
【図3】本発明による第1の実施の形態の半導体記憶装
置の製造工程における断面図
【図4】本発明による第1の実施の形態の半導体記憶装
置の製造工程における断面図
【図5】本発明による第1の実施の形態の半導体記憶装
置の製造工程における断面図
【図6】本発明による第1の実施の形態の半導体記憶装
置の製造工程における断面図
【図7】本発明による第1の実施の形態の半導体記憶装
置の製造工程における断面図
【図8】本発明による第1の実施の形態の半導体記憶装
置の製造工程における断面図
【図9】本発明による第1の実施の形態の半導体記憶装
置の製造工程における断面図
【図10】本発明による第1の実施の形態の半導体記憶
装置の製造工程における断面図
【図11】本発明による第1の実施の形態の半導体記憶
装置の製造工程における断面図
【図12】本発明による第1の実施の形態の半導体記憶
装置の製造工程における断面図
【図13】従来技術による半導体記憶装置における断面
【符号の説明】
1…P型シリコン基板 2…熱酸化膜 3…シリコン窒化膜 4…シリコン酸化膜 5…レジスト 6…トレンチ領域 7…誘電体膜 8…導電体膜 9…第1の絶縁膜 10…素子分離 11…N型プレート拡散層 12…ゲート絶縁膜 13…ゲート電極 13a…ワード線 13b…パスワード線 14…ソース・ドレイン拡散層 15…層間絶縁膜 16…コンタクト孔 17…配線

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一導電型の半導体基板と、 前記半導体基板の上面の所定の位置に形成され、且つ所
    定の深さを有するトレンチ領域と、 前記トレンチ領域の下部および側壁下部に形成された誘
    電体膜と、 前記トレンチ領域の側壁上部に形成された第1の絶縁膜
    と、 前記トレンチ領域内を埋めるように形成された導電体膜
    と、 前記半導体基板の上面から所定の深さに形成され且つ前
    記誘電体膜に接している第二導電型のプレート拡散層
    と、 前記半導体基板および前記導電体膜上に形成されたゲー
    ト絶縁膜と、 前記ゲート絶縁膜上に形成された第1のゲート電極と、 前記半導体基板表面に形成され且つ前記導電体膜と前記
    トレンチ領域の表面で電気的に接続されているソース/
    ドレイン拡散層とにより構成されたトランジスタと、 前記導電体膜上に前記ゲート絶縁膜を介して形成された
    第2のゲート電極とを具備することを特徴とする半導体
    記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記トレンチ領域上部の一部を塞ぐよう
    に形成された第2の絶縁膜を具備することを特徴とする
    請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記ゲート絶縁膜は、シリコンオキシナ
    イトライドであることを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記ゲート絶縁膜は、CVD法によるシ
    リコン酸化膜であることを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 第一導電型の半導体基板の上面の所定の
    位置に形成され、且つ所定の深さにトレンチ領域を形成
    する工程と、 前記トレンチ領域の下部および側壁下部に誘電体膜を形
    成する工程と、 前記トレンチ領域の側壁上部に第1の絶縁膜を形成する
    工程と、 前記トレンチ領域内に導電体膜を形成する工程と、 前記半導体基板の上面から所定の深さに第二導電型のプ
    レート拡散層を形成する工程と、 前記半導体基板および前記トレンチ領域上に窒素を含む
    雰囲気中の熱酸化によりゲート絶縁膜を形成する工程
    と、 前記ゲート絶縁膜上に第1のゲート電極を形成する工程
    と、 前記第1のゲート電極をマスクとしてイオン注入を行
    い、前記半導体基板中にソース/ドレイン拡散層を形成
    する工程と、 前記導電体膜上の前記ゲート絶縁膜上に第2のゲート電
    極を形成する工程とを具備することを特徴とする半導体
    記憶装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 第一導電型の半導体基板の上面の所定の
    位置に形成され、且つ所定の深さにトレンチ領域を形成
    する工程と、 前記トレンチ領域の下部および側壁下部に誘電体膜を形
    成する工程と、 前記トレンチ領域の側壁上部に第1の絶縁膜を形成する
    工程と、 前記トレンチ領域内に導電体膜を形成する工程と、 前記半導体基板の上面から所定の深さに第二導電型のプ
    レート拡散層を形成する工程と、 前記半導体基板および前記トレンチ領域上にCVD法に
    よりゲート絶縁膜を形成する工程と、 前記ゲート絶縁膜上に第1のゲート電極を形成する工程
    と、 前記第1のゲート電極をマスクとしてイオン注入を行
    い、前記半導体基板中にソース/ドレイン拡散層を形成
    する工程と、 前記導電体膜上の前記ゲート絶縁膜上に第2のゲート電
    極を形成する工程とを具備することを特徴とする半導体
    記憶装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 第一導電型の半導体基板の上面の所定の
    位置に形成され、且つ所定の深さにトレンチ領域を形成
    する工程と、 前記トレンチ領域の下部および側壁下部に誘電体膜を形
    成する工程と、 前記トレンチ領域の側壁上部に第1の絶縁膜を形成する
    工程と、 前記トレンチ領域内に導電体膜を形成する工程と、 前記半導体基板の上面から所定の深さに第二導電型のプ
    レート拡散層を形成する工程と、 前期半導体基板および前期トレンチ領域上に窒素をイオ
    ン注入により打ち込み、次いで熱酸化によりゲート絶縁
    膜を形成する工程と、 前記ゲート絶縁膜上に第1のゲート電極を形成する工程
    と、 前記第1のゲート電極をマスクとしてイオン注入を行
    い、前記半導体基板中にソース/ドレイン拡散層を形成
    する工程と、 前記導電体膜上の前記ゲート絶縁膜上に第2のゲート電
    極を形成する工程とを具備することを特徴とする半導体
    記憶装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記トレンチ領域上部の一部を塞ぐよう
    に第2の絶縁膜を形成する工程を具備することを特徴と
    する請求項5乃至請求項7記載の半導体記憶装置の製造
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008027313A1 (en) * 2006-08-28 2008-03-06 Advanced Analogic Technologies, Inc. Lateral trench mosfet with direct trench polysilicon contact and method of forming the same

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US7759200B2 (en) 2006-08-28 2010-07-20 Advanced Analogic Technologies, Inc. Method of forming lateral trench MOSFET with direct trench polysilicon contact
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