JP3322239B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP3322239B2
JP3322239B2 JP12401399A JP12401399A JP3322239B2 JP 3322239 B2 JP3322239 B2 JP 3322239B2 JP 12401399 A JP12401399 A JP 12401399A JP 12401399 A JP12401399 A JP 12401399A JP 3322239 B2 JP3322239 B2 JP 3322239B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、特にBiCMOS等の半導体装置の製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、MOS集積回路の持つ低消費
電力性と、バイポーラ集積回路の持つ高速性とを一つの
集積回路内に両立させたBiCMOS集積回路が用いら
れている。このようなBiCMOS集積回路において
は、バイポーラ・トランジスタのサイズがトランジスタ
性能に大きな影響を及ぼすことが知られている。すなわ
ち、バイポーラ・トランジスタ内のコレクタ−ベース間
およびトランジスタの周囲に設けられた素子分離領域に
よってトランジスタのサイズが大きくなるとともに、寄
生抵抗や寄生容量が増加するという問題があった。
【0003】そのため、素子分離領域をいかに狭くする
かが、トランジスタの性能を向上させる上で、重要な要
素の一つになっている。例えば特開平8−203994
号公報は、BiCMOSの素子分離としてLOCOS法
による素子分離酸化膜と、ウエルよりも深さの浅いU溝
(以下、シャロー・トレンチという)による素子分離酸
化膜とを用いることが開示されている。
【0004】このシャロー・トレンチ内に作られた素子
分離酸化膜は、バイポーラ・トランジスタの埋込層の深
さよりも浅い位置まで形成されており、コレクタ−ベー
ス間の素子分離領域として用いられている。また、バイ
ポーラ・トランジスタの活性領域の周囲には、埋込層と
CMOSのウエルとを貫通するとともにシリコン基板に
達する深さのU溝(以下、ディープ・トレンチという)
がリング状に形成され、バイポーラ・トランジスタとC
MOSとの素子分離のために用いられている。さらに、
このディープ・トレンチは、CMOSのN型ウエルとP
型ウエルとの間にも設けられ、PN分離のために用いら
れている。
【0005】ここで、特開平8−203994号公報に
開示されたBiCMOSの製造方法について説明する。
【0006】図12(a)〜(d),図13(e)〜
(g)および図14(h),(i)は、上記公報に開示
されたBiCMOSの製造工程を示す断面図である。ま
ず、図12(a)に示すように、シリコンからなるP型
半導体基板501に、公知の方法を用いて高濃度N型埋
込層領域502を形成してから、厚さが0.4〜2.0
μmのN型エピタキシャル層領域503を形成する。さ
らに、公知のLOCOS法を用いるかまたは酸化膜を溝
(前述のシャロー・トレンチに相当)に埋め込むことに
よって素子分離酸化膜504を形成した後、N型ウエル
領域505とP型ウエル領域506とを公知の高エネル
ギー注入法を用いて形成する。
【0007】次いで、図12(b)に示すように、基板
表面に厚さが1〜10nmのゲート酸化膜507を形成
してから、厚さが100〜400nmの多結晶シリコ
ン、アモルファスシリコン、もしくは、不純物を含んだ
多結晶シリコンからなる導電膜508を形成する。
【0008】次いで、図12(c)に示すように、フォ
トレジスト(不図示)を用いて、ゲート電極形成領域を
マスクした後、公知の異方性エッチング技術を用いて、
ゲート電極509を形成する。その後、フォトレジスト
を除去してから、バイポーラ・トランジスタのコレクタ
引き出しに用いられる高濃度N型拡散層領域510と、
P型拡散層領域512と、N型拡散層領域513と、真
性ベース領域511とを順次形成する。
【0009】次いで、図12(d)に示すように、厚さ
が50〜400nmの酸化膜(不図示)を形成した後、
公知の異方性エッチング技術を用いて、ゲート電極50
9の側壁にのみ酸化膜を残存させてサイドウォール51
6を形成する。その後、高濃度P型拡散層領域517と
高濃度N型拡散層領域518とを順次形成して(LDD
構造が作られる)から、厚さが50〜200nmの酸化
膜514を形成し、フォトレジスト(不図示)を用い
て、バイポーラ・トランジスタのエミッタ拡散窓の部分
および素子分離領域の酸化膜514を公知の異方性エッ
チングを用いて取り除く。
【0010】フォトレジストを除去した後、厚さが10
0〜400nmの多結晶シリコン、アモルファスシリコ
ン、もしくは、不純物を含んだ多結晶シリコンからなる
導電膜を形成し、フォトレジスト(不図示)と公知の異
方性エッチング技術とを用いて、エミッタ引き出し電極
515を形成する。なお、製造工程における熱処理やR
TA(Rapid Thermal Anneal)等の熱処理により、エミ
ッタ引き出し電極515から真性ベース領域511中に
不純物が拡散され、高濃度N型拡散層領域519が形成
される。
【0011】次いで、図13(e)に示すように、第1
のフォトレジスト520を形成してから、公知の酸化膜
エッチング技術とシリコン・エッチング技術とを用い
て、素子分離酸化膜504と高濃度N型埋込層領域50
2とを貫通しP型半導体基板501に届く、1.0〜
5.0μmの深さのディープ・トレンチ521を形成す
る。
【0012】次いで、図13(f)に示すように、第1
のフォトレジスト520を除去した後、新たに第2のフ
ォトレジスト522を形成し、Bを10〜30KeVの
エネルギーかつ1×1013〜1×1014cm-2のドーズ
量でイオン注入することにより、CMOSとバイポーラ
・トランジスタとの間に設けられたディープ・トレンチ
521の底部にのみ、チャネル・ストッパー層523を
形成する。
【0013】次いで、図13(g)に示すように、第2
のフォトレジスト522を除去した後、公知のCVD技
術を用いて熱流動性を持たず不純物を含まない、厚さが
50〜150nmの第1の層間絶縁膜524を形成す
る。
【0014】次いで、図14(h)に示すように、例え
ばBPSG(Boron Phospho Silicate Glass)等の熱流
動性を有する膜(第2の層間絶縁膜525)をCVD技
術により形成し、例えば800〜950℃で20分程度
熱処理を行う等により、ディープ・トレンチ521内を
埋め込む。
【0015】次いで、図14(i)に示すように、公知
のCMP(Chemical Mechanical Polishing )技術また
はBPSGの全面エッチバック技術により、基板表面を
平坦化した後にコンタクト・ホールを開口し、例えばW
とTiN/Tiからなるバリアメタルとで形成されたコ
ンタクト・プラグ526を形成する。そして、第2の層
間絶縁膜525上に、コンタクト・プラグ526と接続
するように金属配線527を形成する。以上により、P
MOSおよびNMOSからなるCMOSと、バイポーラ
・トランジスタであるNPNトランジスタとができあが
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上の説明から明らか
なように、従来においては深い分離(ディープ・トレン
チ)と浅い分離(シャロー・トレンチ)とを別工程を形
成していた。また、第2の溝を形成した後に、このシャ
ロートレンチを貫通してディープ・トレンチを形成して
いたため、以下のような問題点が生じていた。
【0017】すなわち、マスクの位置合わせにずれが生
じた場合、図15(a’)に示すように、マスク603
に設けられた孔604が、シャロー・トレンチの端から
はずれ、酸化膜ドライエッチングにより、素子分離酸化
膜602の端部の形状を反映して酸化膜がエッチングさ
れてしまうことがある(図15(b’))。その結果、
ディープ・トレンチ605’は、その底部に近づくにつ
れて幅が狭くなり、BPSG膜で埋め込む際にボイド
(空隙)が発生し易くなる。ちなみに、マスク603の
位置合わせが正常であれば、図15(a),(b)に示
すようになり、基板601に達するディープ・トレンチ
605は、その底部においても径が変わることはなくボ
イドも発生しない。
【0018】また、当然のことながら、集積度の向上を
図るべくトランジスタのサイズを小さくすることによ
り、マスクの位置合わせずれに対する許容量は小さくな
り、上述の現象が顕著に起きるようになる。
【0019】本発明は、このような課題を解決するため
のものであり、深さの異なる素子分離領域を形成する際
に、前述したボイドの問題点を解決するとともに、トラ
ンジスタ性能を向上させることができる半導体装置の製
造方法を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明に係る半導体装置の製造方法は、半
体基板上に、所望の素子分離領域と能動素子とに対応さ
せて設けられた複数の貫通孔を有する第1のマスクを形
成する工程と、上記半導体基板上に、上記第1のマスク
を被覆するようにして第1の導電膜を形成する工程と、
上記第1の導電膜上に、上記能動素子上の上記貫通孔の
少なくとも1つを被覆する第2のマスクを形成する工程
と、上記第1の導電膜のうち上記第2のマスクから露出
している部分およびその下にある上記半導体基板をエッ
チングすることにより、上記第1の導電膜のうち上記第
2のマスクに被覆された部分からなる第2の導電膜を形
成するとともに、上記半導体基板に溝を形成する工程
と、上記第2のマスクを除去した後、上記溝の底部をエ
ッチングすることによって第1の溝を形成するととも
に、上記第2の導電膜およびその下にある上記半導体基
板をエッチングすることによって、上記能動素子上の上
記貫通孔に対応する位置に上記第1の溝よりも浅い第2
の溝を形成する工程とを有する。また、本発明に係る半
導体装置の製造方法は、半導体基板に複数の能動素子を
形成する工程と、上記半導体基板上に、所望の素子分離
領域に対応させて設けられた複数の貫通孔を有する第1
のマスクを形成する工程と、上記半導体基板上に、上記
第1のマスクを被覆するようにして第1の導電膜を形成
する工程と、上記第1の導電膜上に、上記貫通孔の少な
くとも1つを被覆する第2のマスクを形成する工程と、
上記第1の導電膜のうち上記第2のマスクから露出して
いる部分およびその下にある上記半導体基板をエッチン
グすることにより、上記第1の導電膜のうち上記第2の
マスクに被覆された部分からなる第2の導電膜を形成す
るとともに、上記半導体基板に溝を形成する工程と、上
記第2のマスクを除去した後、上記溝の底部をエッチン
グすることによって第1の溝を形成するとともに、上記
第2の導電膜およびその下にある上記半導体基板をエッ
チングすることによって、上記第1の溝よりも浅い第2
の溝を形成する工程と、上記第1および第2の溝の中に
絶縁物を充填する工程とを有する。また、本発明に係る
半導体装置の製造方法は、半導体基板に複数の能動素子
形成する工程と、上記半導体基板上に、所望の素子分
離領域と上記能動素子とに対応させて設けられた複数の
貫通孔を有する第1のマスクを形成する工程と、上記半
導体基板上に、上記第1のマスクを被覆するようにして
第1の導電膜を形成する工程と、上記第1の導電膜上
に、上記能動素子上の上記貫通孔の少なくとも1つを被
覆する第2のマスクを形成する工程と、上記第1の導電
膜のうち上記第2のマスクから露出している部分および
その下にある上記半導体基板をエッチングすることによ
り、上記第1の導電膜のうち上記第2のマスクに被覆さ
れた部分からなる第2の導電膜を形成するとともに、上
記半導体基板に溝を形成する工程と、上記第2のマスク
を除去した後、上記溝の底部をエッチングすることによ
って第1の溝を形成するとともに、上記第2の導電膜お
よびその下にある上記半導体基板をエッチングすること
によって、上記能動素子上の上記貫通孔に対応する位置
に上記第1の溝よりも浅い第2の溝を形成する工程と、
上記第1および第2の溝の中に絶縁物を充填する工程と
を有する。
【0021】一方、本発明には以下に示す態様も含まれ
る。すなわち、上記第2の導電膜をエッチングして除去
する際に、上記第2の導電膜の一部を残すことにより、
この残った上記第2の導電膜の一部を上記能動素子の電
極として用いてもよい。また、上記半導体装置は、CM
OSとバイポーラ・トランジスタとで構成されたBiC
MOSであってもよい。また、上記第1の溝は、上記C
MOSと上記バイポーラ・トランジスタとの間に形成さ
れ、上記第2の溝は、上記バイポーラ・トランジスタ内
のコレクタとエミッタとの間に形成されていてもよい
【0022】また、シリコンからなるP型半導体基板
に、高濃度N型埋込層領域を形成してからN型エピタキ
シャル層領域を形成し、このN型エピタキシャル層領域
にCMOSを形成するためのN型ウエル領域およびP型
ウエル領域を形成する工程と、上記N型ウエル領域およ
びP型ウエル領域のそれぞれにゲート酸化膜を介してゲ
ート電極を形成し、上記N型エピタキシャル層領域にバ
イポーラ・トランジスタのコレクタ引き出しのための高
濃度N型拡散層領域を形成し、上記N型ウエル領域に位
置するゲート電極の周囲にP型拡散層領域を形成し、上
記P型ウエル領域に位置するゲート電極の周囲にN型拡
散層領域を形成し、上記N型エピタキシャル層領域に真
性ベース領域を形成する工程と、バイポーラ・トランジ
スタのエミッタ拡散窓を形成する領域と、バイポーラ・
トランジスタのエミッタとコレクタとを分離するための
第2の溝を形成する領域と、バイポーラ・トランジスタ
とCMOSとを分離するための第1の溝を形成する領域
と、のそれぞれに対応させて貫通孔を有する、酸化膜を
上記P型半導体基板上に形成する工程と、上記酸化膜を
覆うように導電膜を形成してから、上記エミッタ拡散窓
を形成する領域以外および上記第2の溝を形成する領域
以外の上記導電膜をエッチングによって除去し、この際
のオーバー・エッチングによって第1の溝を形成する領
域に溝を形成する工程と、エッチングにより、上記高濃
度N型埋込層領域を貫通しかつ上記P型半導体基板に届
く第1の溝と、高濃度N型埋込層領域よりも浅い第2の
溝と、を形成するとともに、上記導電膜からなるエミッ
タ引き出し電極を形成する工程と、上記P型半導体基板
上に、上記第2の溝および上記第1の溝内を埋め込む層
間絶縁膜を形成する工程と、上記層間絶縁膜に開口して
から上記CMOSおよび上記バイポーラ・トランジスタ
のそれぞれに電極を接続する工程とを有するものであっ
てもよい。
【0023】また、シリコンからなるP型半導体基板
に、CMOSを形成するためのN型ウエル領域およびP
型ウエル領域を形成する工程と、上記CMOSを形成す
るためのN型ウエル領域およびP型ウエル領域のそれぞ
れにゲート酸化膜を介してゲート電極を形成し、上記P
型半導体基板にバイポーラ・トランジスタを形成するた
めのN型ウエル領域を形成し、上記CMOSを形成する
ためのN型ウエル領域に位置するゲート電極の周囲にP
型拡散層領域を形成し、上記P型ウエル領域に位置する
ゲート電極の周囲にN型拡散層領域を形成し、上記バイ
ポーラ・トランジスタを形成するためのN型ウエル領域
に真性ベース領域を形成する工程と、バイポーラ・トラ
ンジスタのエミッタ拡散窓を形成する領域と、バイポー
ラ・トランジスタのエミッタとコレクタとを分離するた
めの第2の溝を形成する領域と、バイポーラ・トランジ
スタとCMOSとを分離するための第1の溝を形成する
領域と、のそれぞれに対応させて貫通孔を有する、酸化
膜を上記P型半導体基板上に形成する工程と、上記酸化
膜を覆うように導電膜を形成してから、上記エミッタ拡
散窓を形成する領域以外および上記第2の溝を形成する
領域以外の上記導電膜をエッチングによって除去し、こ
の際のオーバー・エッチングによって第1の溝を形成す
る領域に溝を形成する工程と、エッチングにより、上記
P型半導体基板に届く第1の溝と、上記バイポーラ・ト
ランジスタを形成するためのN型ウエル領域よりも浅い
第2の溝と、を形成するとともに、上記導電膜からなる
エミッタ引き出し電極を形成する工程と、上記P型半導
体基板上に、上記第2の溝および上記第1の溝内を埋め
込む層間絶縁膜を形成する工程と、上記層間絶縁膜に開
口してから上記CMOSおよび上記バイポーラ・トラン
ジスタのそれぞれに電極を接続する工程とを有するもの
であってもよい。
【0024】また、シリコンからなるP型半導体基板
に、CMOSを形成するためのN型ウエル領域およびP
型ウエル領域を形成する工程と、上記CMOSを形成す
るためのN型ウエル領域およびP型ウエル領域のそれぞ
れにゲート酸化膜を介してゲート電極を形成し、上記P
型半導体基板にバイポーラ・トランジスタを形成するた
めのN型ウエル領域を形成し、上記CMOSを形成する
ためのN型ウエル領域に位置するゲート電極の周囲にP
型拡散層領域を形成し、上記P型ウエル領域に位置する
ゲート電極の周囲にN型拡散層領域を形成し、上記バイ
ポーラ・トランジスタを形成するためのN型ウエル領域
に真性ベース領域を形成する工程と、バイポーラ・トラ
ンジスタのエミッタ拡散窓を形成する領域と、バイポー
ラ・トランジスタのコレクタを引き出すための第2の溝
を形成する領域と、バイポーラ・トランジスタとCMO
Sとを分離するための第1の溝を形成する領域と、のそ
れぞれに対応させて貫通孔を有する、酸化膜を上記P型
半導体基板上に形成する工程と、上記酸化膜を覆うよう
に導電膜を形成してから、上記エミッタ拡散窓を形成す
る領域以外および上記第2の溝を形成する領域以外の上
記導電膜をエッチングによって除去し、この際のオーバ
ー・エッチングによって第1の溝を形成する領域に溝を
形成する工程と、エッチングにより、上記P型半導体基
板に届く第1の溝と、上記バイポーラ・トランジスタを
形成するためのN型ウエル領域よりも浅い第2の溝と、
を形成するとともに、上記導電膜からなるエミッタ引き
出し電極を形成する工程と、上記P型半導体基板上に、
上記第2の溝および上記第1の溝内を埋め込む層間絶縁
膜を形成する工程と、上記層間絶縁膜に開口してから上
記CMOSおよび上記バイポーラ・トランジスタのそれ
ぞれに電極を接続する工程とを有するものであてもよ
い。
【0025】また、上記CMOSと上記バイポーラ・ト
ランジスタとの間に設けられた第1の溝は、その底部に
チャネル・ストッパー層を有するものであってもよい。
また、上記半導体装置は、CMOSであってもよい。
【0026】また、シリコンからなるP型半導体基板
に、CMOSを形成するためのN型ウエル領域およびP
型ウエル領域を形成する工程と、上記CMOSを形成す
るためのN型ウエル領域およびP型ウエル領域のそれぞ
れにゲート酸化膜を介してゲート電極を形成し、上記N
型ウエル領域に位置するゲート電極の周囲にP型拡散層
領域を形成し、上記P型ウエル領域に位置するゲート電
極の周囲にN型拡散層領域を形成する工程と、ソースま
たはドレインとウエル電極とを分離するための第2の溝
を形成する領域と、上記N型ウエル領域と上記P型ウエ
ル領域とを分離するための第1の溝を形成する領域と、
のそれぞれに対応させて貫通孔を有する、酸化膜を上記
P型半導体基板上に形成する工程と、上記酸化膜を覆う
ように導電膜を形成してから、上記第2の溝を形成する
領域以外の上記導電膜をエッチングによって除去し、こ
の際のオーバー・エッチングによって第1の溝を形成す
る領域に溝を形成する工程と、上記P型半導体基板に届
く第1の溝と、上記N型ウエル領域よりも浅い第2の溝
と、を形成する工程と、上記P型半導体基板上に、上記
第2の溝および上記第1の溝内を埋め込む層間絶縁膜を
形成する工程と、上記層間絶縁膜に開口してから上記C
MOSに電極を接続する工程とを有するものであっても
よい。また、上記ゲート電極は、LDD構造を有するも
のであてもよい。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図を用いて説明する。
【0028】[第1の実施の形態]図1(a)〜
(d)、図2(e)〜(h)、図3(i),(j)は、
本発明の第1の実施の形態(製造工程)を示す断面図で
ある。
【0029】まず、図1(a)に示すように、シリコン
からなるP型半導体基板101に、公知の方法を用い
て、高濃度N型埋込層領域102を形成してから、0.
4〜2.0μmのN型エピタキシャル層領域103を形
成する。そして、公知のLOCOS法または酸化膜を溝
に埋め込むことにより素子分離酸化膜104を形成し、
N型ウエル領域105とP型ウエル領域106とを公知
の高エネルギー注入法を用いるなどして形成する。
【0030】次いで、図1(b)に示すように、基板表
面に厚さが1〜10nmのゲート酸化膜107を形成し
てから、厚さが100〜400nmの多結晶シリコン、
アモルファスシリコン、もしくは、不純物を含んだ多結
晶シリコンからなる導電膜108を形成する。
【0031】次いで、図1(c)に示すように、フォト
レジスト(不図示)を用いて、ゲート電極形成領域をマ
スクした後、公知の異方性エッチング技術を用いて、ゲ
ート電極109を形成する。フォトレジストを除去した
後、バイポーラ・トランジスタのコレクタ引き出しのた
めの高濃度N型拡散層領域110と、P型拡散層領域1
12と、N型拡散層領域113と、真性ベース領域11
1とを順次形成する。
【0032】次いで、図1(d)に示すように、厚さが
50〜400nmの酸化膜(不図示)を形成した後、公
知の異方性エッチング技術を用いて、ゲート電極109
の側壁にのみ酸化膜を残存させてサイドウォール115
を形成する。そして、高濃度P型拡散層領域116と高
濃度N型拡散層領域117とを順次形成した後、厚さが
50〜200nmの酸化膜114を形成し、第1のフォ
トレジスト118を用いて、バイポーラ・トランジスタ
のエミッタ拡散窓の部分とシャロー・トレンチおよびデ
ィープ・トレンチを形成する部分とに位置する酸化膜1
14を、公知の異方性エッチングを用いて取り除く。
【0033】次いで、図2(e)に示すように、第1の
フォトレジスト118を除去した後、厚さが100〜4
00nmの多結晶シリコン、アモルファスシリコン、も
しくは、不純物を含んだ多結晶シリコンからなる第1の
導電膜119を形成する。
【0034】次いで、図2(f)に示すように、エミッ
タ引き出し電極とシャロー・トレンチの形成領域とを覆
うように、第2のフォトレジスト120でマスクした
後、公知の異方性エッチング技術を用いて、第2の導電
膜119aを形成する。この際のオーバー・エッチング
により、ディープ・トレンチを形成する領域に溝121
を形成する。
【0035】次いで、図2(g)に示すように、第3の
フォトレジスト124を形成してから、公知のシリコン
・エッチング技術を用いて、高濃度N型埋込層領域10
2を貫通しP型半導体基板101に届く、1.0〜5.
0μmの深さのディープ・トレンチ122と、高濃度N
型埋込層領域102よりも浅いシャロー・トレンチ12
3を形成する。シャロー・トレンチ123の形成と同時
にエミッタ引き出し電極119bが形成される。
【0036】なお、製造工程における熱処理やRTA等
の熱処理により、エミッタ引き出し電極119bから、
真性ベース領域111中に不純物が拡散し、高濃度N型
拡散層領域125が形成される。
【0037】次いで、図2(h)に示すように、第3の
フォトレジスト124を除去した後、フォトレジスト
(不図示)を形成してからイオン注入によりチャネル・
ストッパー層127を形成する。フォトレジストを除去
した後、公知のCVD技術を用いて熱流動性を持たず不
純物を含まない、厚さが50〜150nmの第1の層間
絶縁膜126を形成する。
【0038】次いで、図3(i)に示すように、例えば
BPSGなどの熱流動性を有する膜(第2の層間絶縁膜
128)をCVD技術により形成し、例えば800〜9
50℃で20分程度熱処理を行うことにより、ディープ
・トレンチ122およびシャロー・トレンチ123内を
埋め込む。
【0039】最後に、図3(j)に示すように、公知の
CMP技術またはBPSGの全面エッチバック技術によ
り、平坦化を行った後、コンタクト・ホールを開口し、
例えばWとTiN/Tiからなるバリアメタルとで形成
されたコンタクト・プラグ129と、金属配線130と
を形成する。この結果、PMOSおよびNMOSからな
るBiCMOSと、NPNトランジスタとが完成する。
【0040】次に、本発明のその他の実施の形態につい
て説明する。特開平8−203994号公報に開示され
ているように、バイポーラ・トランジスタのコレクタ領
域は、高濃度N型埋込層領域とN型エピタキシャル層領
域とで形成されている。
【0041】しかし、このような方法では、コレクタ領
域を作る際に工程数が多くなるという問題がある。近年
では例えば文献(1998 IEDM(International Electron D
evice Meeting)のTechnical Digest,p213-216 )に開示
されているように、コレクタ領域をリン等の高エネルギ
ー注入によって形成する方法がとられている。これはB
iCMOSを低コストで形成するのに貢献するものであ
る。そこで、このような最新の手法を本発明に適用し、
シャロー・トレンチとディープ・トレンチとを同時に形
成する方法について説明する。
【0042】[第2の実施の形態]図4(a)〜
(d)、図5(e)〜(h)、図6(i),(j)は、
本発明の第2の実施の形態(製造工程)を示す断面図で
ある。まず、図4(a)に示すように、シリコンからな
るP型半導体基板201に、公知のLOCOS法または
酸化膜を溝に埋め込むことにより素子分離酸化膜204
を形成し、N型ウエル領域205とP型ウエル領域20
6とを公知の高エネルギー注入法を用いて形成する。
【0043】次いで、図4(b)に示すように、基板表
面に厚さが1〜10nmのゲート酸化膜207を形成し
てから、厚さが100〜400nmの多結晶シリコン、
アモルファスシリコン、もしくは、不純物を含んだ多結
晶シリコンからなる導電膜208を形成する。
【0044】次いで、図4(c)に示すように、フォト
レジスト(不図示)を用いて、ゲート電極形成領域をマ
スクした後、公知の異方性エッチング技術を用いて、ゲ
ート電極209を形成する。フォトレジストを除去した
後、バイポーラ・トランジスタのコレクタを形成するた
めのN型ウエル領域210と、P型拡散層領域212
と、N型拡散層領域213と、真性ベース領域211と
を順次形成する。
【0045】次いで、図4(d)に示すように、厚さが
50〜400nmの酸化膜(不図示)を形成した後、公
知の異方性エッチング技術を用いて、ゲート電極209
の側壁にのみ酸化膜を残存させてサイドウォール215
を形成する。そして、高濃度P型拡散層領域216と高
濃度N型拡散層領域217とを順次形成した後、厚さが
50〜200nmの酸化膜214を形成する。その後、
第1のフォトレジスト218を用いて、バイポーラ・ト
ランジスタのエミッタ拡散窓の部分とシャロー・トレン
チおよびディープ・トレンチを形成する部分とに位置す
る酸化膜214を公知の異方性エッチングを用いて取り
除く。
【0046】次いで、図5(e)に示すように、第1の
フォトレジスト218を除去した後、厚さが100〜4
00nmの多結晶シリコン、アモルファスシリコン、も
しくは、不純物を含んだ多結晶シリコンからなる第1の
導電膜219を形成する。
【0047】次いで、図5(f)に示すように、エミッ
タ引き出し電極とシャロー・トレンチの形成領域とを覆
うように、第2のフォトレジスト220でマスクした
後、公知の異方性エッチング技術を用いて、第2の導電
膜219aを形成する。この際のオーバー・エッチング
により、ディープ・トレンチを形成する領域に溝221
を形成する。
【0048】次いで、図5(g)に示すように、第3の
フォトレジスト224を形成してから、公知のシリコン
・エッチング技術を用いて、N型ウエル領域210を貫
通しP型半導体基板201に届く、1.0〜5.0μm
の深さのディープ・トレンチ222と、N型ウエル領域
210よりも浅いシャロー・トレンチ223とを形成す
る。シャロー・トレンチ223の形成と同時にエミッタ
引き出し電極219bが形成される。
【0049】なお、製造工程における熱処理やRTA等
の熱処理により、エミッタ引き出し電極219bから真
性ベース領域211中に不純物が拡散され高濃度N型拡
散層領域225が形成される。
【0050】次いで、図5(h)に示すように、第3の
フォトレジスト224を除去した後、フォトレジスト
(不図示)を形成してからイオン注入によりチャネル・
ストッパー層227を形成する。フォトレジストを除去
した後、公知のCVD技術を用いて熱流動性を持たず不
純物を含まない、厚さが50〜150nmの第1の層間
絶縁膜226を形成する。
【0051】次いで、図6(i)に示すように、例えば
BPSGなどの熱流動性を有する膜(第2の層間絶縁膜
228)をCVD技術により形成し、例えば800〜9
50℃で20分程度熱処理を行う等により、ディープ・
トレンチ122およびシャロー・トレンチ123内を埋
め込む。
【0052】最後に、図6(j)に示すように、公知の
CMP技術、または、BPSGの全面エッチバック技術
により、平坦化を行った後、コンタクトを開口し、例え
ばWとTiN/Tiからなるバリアメタルとで形成され
たコンタクト・プラグ229と、金属配線230とを形
成する。この結果、PMOSおよびNMOSからなるB
iCMOSと、NPNトランジスタとが完成する。
【0053】[第3の実施の形態]次に、本発明の第3
の実施の形態について説明する。上述の第2の実施の形
態では、高エネルギー注入でコレクタ領域を形成してい
る。しかし、この場合は、特開平8−203994号公
報に開示されているように、バイポーラ・トランジスタ
のコレクタ領域を、高濃度N型埋込層領域とN型エピタ
キシャル層領域とで形成していた場合に比べ、コレクタ
領域の不純物濃度が全体的に低くなってしまう。特にN
型エピタキシャル層領域を用いた場合には、基板表面付
近の濃度がほぼ均一であるのに対して、高エネルギー注
入では基板表面よりも深い部分に不純物濃度のピークが
存在するため、基板表面付近の濃度はかなり低くい。こ
のため、第2の実施の形態ではコレクタ抵抗の引き出し
抵抗が高くなる傾向にあり、第3の実施の形態ではこの
ような問題を解決するものである。
【0054】図7(a)〜(d)、図8(e)〜
(h)、図9(i),(j)は、本発明の第3の実施の
形態(製造工程)を示す断面図である。まず、図7
(a)に示すように、シリコンからなるP型半導体基板
301に、公知のLOCOS法または酸化膜を溝に埋め
込むことにより素子分離酸化膜304を形成してから、
N型ウエル領域305とP型ウエル領域306とを公知
の高エネルギー注入法を用いて形成する。
【0055】次いで、図7(b)に示すように、基板表
面に厚さが1〜10nmのゲート酸化膜307を形成し
てから、厚さが100〜400nmの多結晶シリコン、
アモルファスシリコン、もしくは、不純物を含んだ多結
晶シリコンからなる導電膜308を形成する。
【0056】次いで、図7(c)に示すように、フォト
レジスト(不図示)を用いて、ゲート電極形成領域をマ
スクした後、公知の異方性エッチング技術を用いて、ゲ
ート電極309を形成する。フォトレジストを除去した
後、バイポーラ・トランジスタのコレクタを形成するた
めのN型ウエル領域310と、P型拡散層領域312
と、N型拡散層領域313と、真性ベース領域311と
を順次形成する。
【0057】次いで、図7(d)に示すように、厚さが
50〜400nmの酸化膜(不図示)を形成した後、公
知の異方性エッチング技術を用いて、ゲート電極309
の側壁にのみ酸化膜を残存させてサイドウォール315
を形成する。そして、高濃度P型拡散層領域316と高
濃度N型拡散層領域317とを順次形成した後、厚さが
50〜200nmの酸化膜314を形成し、第1のフォ
トレジスト318を用いて、バイポーラ・トランジスタ
のエミッタ拡散窓の部分とシャロー・トレンチおよびデ
ィープ・トレンチを形成する部分とコレクタ引き出し領
域を形成する部分とに位置する酸化膜314を公知の異
方性エッチングを用いて取り除く。
【0058】次いで、図8(e)に示すように、第1の
フォトレジスト318を除去した後、厚さが100〜4
00nmの多結晶シリコン、アモルファスシリコン、も
しくは、不純物を含んだ多結晶シリコンからなる第1の
導電膜319を形成する。
【0059】次いで、図8(f)に示すように、エミッ
タ引き出し電極とシャロー・トレンチの形成領域とを覆
うように、第2のフォトレジスト320でマスクした
後、公知の異方性エッチング技術を用いて、第2の導電
膜319aを形成する。この際のオーバー・エッチング
により、ディープ・トレンチを形成する領域に溝321
を形成する。
【0060】次いで、図8(g)に示すように、第3の
フォトレジスト324を形成してから、公知のシリコン
・エッチング技術を用いて、N型ウエル領域310を貫
通しP型半導体基板301に届く、1.0〜5.0μm
の深さのディープ・トレンチ322を形成するととも
に、コレクタ引き出し領域を形成する部分にN型ウエル
領域310よりも浅いシャロー・トレンチ323を形成
する。シャロー・トレンチ323の形成と同時にエミッ
タ引き出し電極319bが形成される。
【0061】なお、製造工程における熱処理やRTA等
の熱処理により、エミッタ引き出し電極319bから真
性ベース領域311中に不純物が拡散し、高濃度N型拡
散層領域325が形成される。
【0062】次いで、図8(h)に示すように、第3の
フォトレジスト324を除去した後、フォトレジスト
(不図示)を形成してからイオン注入によりチャネル・
ストッパー層327を形成する。フォトレジストを除去
した後、公知のCVD技術を用いて熱流動性を持たず不
純物を含まない、厚さが50〜150nmの第1の層間
絶縁膜326を形成する。
【0063】次いで、図9(i)に示すように、例えば
BPSGなどの熱流動性を有する膜(第2の層間絶縁膜
328)をCVD技術により形成し、例えば800〜9
50℃で20分程度熱処理を行う等により、ディープ・
トレンチ322およびシャロー・トレンチ323内を埋
め込む。
【0064】最後に、図9(j)に示すように、公知の
CMP技術、または、BPSGの全面エッチバック技術
により、平坦化を行った後、コンタクトを開口し、コレ
クタ引き出し領域を形成する部分に高濃度N型拡散層領
域331を形成した後、例えばWとTiN/Tiからな
るバリアメタルとで形成されたコンタクト・プラグ32
9と、金属配線330とを形成する。
【0065】以上のとおり第3の実施の形態では、コレ
クタ引き出し領域を形成する部分をシャロー・トレンチ
と同じ深さに掘っている。そのため、高エネルギー注入
でコレクタ領域の不純物濃度のピーク付近で金属配線と
接続することにより、コレクタ抵抗の引き出し部分の抵
抗を低減することができる。本願発明者が実験を行った
ところ、従来約1000Ωであったコレクタ抵抗を、本
実施の形態を用いることによって最高で約30〜40%
低減し、600〜700Ωのコレクタ抵抗を実現するこ
とができた。
【0066】[第4の実施の形態]次に、本発明の第4
の実施の形態におけるCMOSの製造方法について説明
する。この第4の実施の形態は、前述した実施の形態を
CMOS部分に応用し、PN分離の部分にディープ・ト
レンチを形成し、ソース/ドレインとウエルの電位を取
る部分とにシャロー・トレンチを形成するものである。
【0067】図10(a)〜(c)、図11(d)〜
(f)は、本発明の第4の実施の形態(製造工程)を示
す断面図である。まず、図10(a)に示すように、シ
リコンからなるP型半導体基板401に、公知のLOC
OS法または酸化膜を溝に埋め込むことにより素子分離
酸化膜(不図示)を形成する。そして、N型ウエル領域
402と、P型ウエル領域403と、P型拡散層領域4
04と、N型拡散層領域405と、ゲート酸化膜406
と、ゲート電極407とを形成する。同図にはCMOS
を構成するNMOSのみを図示しているが、NMOSと
隣接して設けられるPMOSについても同様の手順で作
製できる。
【0068】次いで、図10(b)に示すように、厚さ
が50〜400nmの酸化膜(不図示)を形成した後、
公知の異方性エッチング技術を用いて、ゲート電極40
7の側壁にのみ酸化膜を残存させてサイドウォール41
0を形成する。高濃度P型拡散層領域408と高濃度N
型拡散層領域409とを順次形成した後、厚さが50〜
200nmの酸化膜411を形成し、第1のフォトレジ
スト412を用いて、PN分離の部分と、ソース/ドレ
インとウエルの電位を取る部分との間に位置する酸化膜
411を、公知の異方性エッチングを用いて取り除く。
【0069】次いで、図10(c)に示すように、第1
のフォトレジスト412を除去した後、厚さが100〜
400nmの多結晶シリコン、アモルファスシリコン、
もしくは、不純物を含んだ多結晶シリコンからなる第1
導電膜413を形成する。
【0070】次いで、図11(d)に示すように、シャ
ロー・トレンチの形成領域を覆うように、第2のフォト
レジスト414でマスクした後、公知の異方性エッチン
グ技術を用いて、第2の導電膜413aを形成する。こ
の際のオーバー・エッチングにより、ディープ・トレン
チを形成する領域に溝415を形成する。
【0071】次いで、図11(e)に示すように、第3
のフォトレジスト416および公知のシリコン・エッチ
ング技術を用いて、PN分離の部分に、N型ウエル領域
402およびP型ウエル領域403を貫通しP型半導体
基板401に届く、1.0〜5.0μmの深さのディー
プ・トレンチ417を形成する。同時にソース/ドレイ
ンとウエルの電位を取る部分との間に、P型ウエル領域
403よりも浅いシャロー・トレンチ418を形成す
る。
【0072】次いで、図11(f)に示すように、第1
の層間絶縁膜419および第2の層間絶縁膜420を堆
積した後、エッチバックまたはCMPによる平坦化を施
し、コンタクト・プラグ421と金属配線422とを形
成する。この結果、ウエル電極(図11(f)の最も右
の電極)を有するNMOSができあがる。同様にPMO
Sを作ることにより、CMOSを作製することができ
る。
【0073】以上のとおり本発明の第4の実施の形態
は、PN分離の部分にディープ・トレンチを形成し、ソ
ース/ドレインとウエルの電位を取る部分との間におけ
る素子分離の部分にシャロー・トレンチを形成したもの
である。本実施の形態により、PN分離の幅と、ソース
/ドレインとウエルの電位を取る部分との間における素
子分離の幅とを小さくすることができる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したとおり本発明は、第1のマ
スクおよび第2のマスクを組み合わせて使うことによ
り、深さの異なる溝を同時に形成することができる。シ
ャロー・トレンチおよびディープ・トレンチを同時に形
成することにより、従来のようにマスクの位置合わせを
厳密に制御する必要が無くなる。特に、バイポーラトラ
ンジスタの部分においては、従来技術のようにシャロー
・トレンチ中にディープ・トレンチを形成する必要がな
いので、マスクの位置合わせによるずれを気にする必要
がない。また、バイポーラ・トランジスタにおける素子
分離領域のサイズを小さくすることができるため、トラ
ンジスタの占有面積を小さくでき、寄生抵抗の低減によ
ってトランジスタ性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態(製造工程)を示
す断面図である。
【図2】 図1の続きの工程を示す断面図である。
【図3】 図2の続きの工程を示す断面図である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態(製造工程)を示
す断面図である。
【図5】 図4の続きの工程を示す断面図である。
【図6】 図5の続きの工程を示す断面図である。
【図7】 本発明の第3の実施の形態(製造工程)を示
す断面図である。
【図8】 図7の続きの工程を示す断面図である。
【図9】 図8の続きの工程を示す断面図である。
【図10】 本発明の第4の実施の形態(製造工程)を
示す断面図である。
【図11】 図10の続きの工程を示す断面図である。
【図12】 従来例(製造工程)を示す断面図である。
【図13】 図12の続きの工程を示す断面図である。
【図14】 図13の続きの工程を示す断面図である。
【図15】 従来例(製造工程)を示す断面図である。
【符号の説明】
101…P型半導体基板、102…高濃度N型埋込層領
域、103…N型エピタキシャル層領域、104…素子
分離酸化膜、105…N型ウエル領域、106…P型ウ
エル領域、107…ゲート酸化膜、108…導電膜、1
09…ゲート電極、110…高濃度N型拡散層領域、1
11…真性ベース領域、112…P型拡散層領域、11
3…N型拡散層領域、114…酸化膜、115…サイド
ウォール、116…高濃度P型拡散層領域、117…高
濃度N型拡散層領域、118…第1のフォトレジスト、
119…第1の導電膜、119a…第2の導電膜、11
9b…エミッタ引き出し電極、120…第2のフォトレ
ジスト、121…溝、122…ディープ・トレンチ、1
23…シャロー・トレンチ、124…第3のフォトレジ
スト、125…高濃度N型拡散層領域、126…第1の
層間絶縁膜、127…チャネル・ストッパー層、128
…第2の層間絶縁膜、129…コンタクト・プラグ、1
30…金属配線、201…P型半導体基板、202…高
濃度N型埋込層領域、203…N型エピタキシャル領
域、204…素子分離酸化膜、205…N型ウエル領
域、206…P型ウエル領域、207…ゲート酸化膜、
208…導電膜、209…ゲート電極、210…N型ウ
エル領域、211…真性ベース領域、212…P型拡散
層領域、213…N型拡散層領域、214…酸化膜、2
15…サイドウォール、216…高濃度P型拡散層領
域、217…高濃度N型拡散層領域、218…第1のフ
ォトレジスト、219…第1の導電膜、219a…第2
の導電膜、219b…エミッタ引き出し電極、220…
第2のフォトレジスト、221…溝、222…ディープ
・トレンチ、223…シャロー・トレンチ、224…第
3のフォトレジスト、225…高濃度N型拡散層領域、
226…第1の層間絶縁膜、227…チャネル・ストッ
パー層、228…第2の層間絶縁膜、229…コンタク
ト・プラグ、230…金属配線、301…P型半導体基
板、302…高濃度N型埋込層領域、303…N型エピ
タキシャル領域、304…素子分離酸化膜、305…N
型ウエル領域、306…P型ウエル領域、307…ゲー
ト酸化膜、308…導電膜、309…ゲート電極、31
0…N型ウエル領域、311…真性ベース領域、312
…P型拡散層領域、313…N型拡散層領域、314…
酸化膜、315…サイドウォール、316…高濃度P型
拡散層領域、317…高濃度N型拡散層領域、318…
第1のフォトレジスト、319…第1の導電膜、319
a…第2の導電膜、319b…エミッタ引き出し電極、
320…第2のフォトレジスト、321…溝、322…
ディープ・トレンチ、323…シャロー・トレンチ、3
24…第3のフォトレジスト、325…高濃度N型拡散
層領域、326…第1の層間絶縁膜、327…チャネル
・ストッパー層、328…第2の層間絶縁膜、329…
コンタクト・プラグ、330…金属配線、331…高濃
度拡散層領域、401…P型半導体基板、402…N型
ウエル領域、403…P型ウエル領域、404…P型拡
散層領域、405…N型拡散層領域、406…ゲート酸
化膜、407…ゲート電極、408…高濃度P型拡散層
領域、409…高濃度N型拡散層領域、410…サイド
ウォール、411…酸化膜、412…第1のフォトレジ
スト、413…第1の導電膜、413a…第2の導電
膜、414…第2のフォトレジスト、415…溝、41
6…第3のフォトレジスト、417…ディープ・トレン
チ、418…シャロー・トレンチ、419…第1の層間
絶縁膜、420…第2の層間絶縁膜、421…コンタク
ト・プラグ、422…金属配線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8249 H01L 21/76 H01L 21/8222 H01L 21/8238 H01L 27/06 - 27/092

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体基板上に、所望の素子分離領域
    能動素子とに対応させて設けられた複数の貫通孔を有す
    る第1のマスクを形成する工程と、 前記半導体基板上に、前記第1のマスクを被覆するよう
    にして第1の導電膜を形成する工程と、前記第1の 導電膜上に、前記能動素子上の前記貫通孔の
    少なくとも1つを被覆する第2のマスクを形成する工程
    と、前記第1の導電膜のうち前記 第2のマスクから露出して
    いる部分およびその下にある前記半導体基板をエッチン
    グすることにより、前記第1の導電膜のうち前記第2の
    マスクに被覆された部分からなる第2の導電膜を形成す
    るとともに、前記半導体基板に溝を形成する工程と、 前記第2のマスクを除去した後、前記溝の底部をエッチ
    ングすることによって第1の溝を形成するとともに、前
    第2の導電膜およびその下にある前記半導体基板をエ
    ッチングすることによって、前記能動素子上の前記貫通
    孔に対応する位置に前記第1の溝よりも浅い第2の溝を
    形成する工程とを有することを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 半導体基板に複数の能動素子を形成する
    工程と、 前記半導体基板上に、所望の素子分離領域に対応させて
    設けられた複数の貫通孔を有する第1のマスクを形成す
    る工程と、 前記半導体基板上に、前記第1のマスクを被覆するよう
    にして第1の導電膜を形成する工程と、 前記第1の導電膜上に、前記貫通孔の少なくとも1つを
    被覆する第2のマスクを形成する工程と、 前記第1の導電膜のうち前記第2のマスクから露出して
    いる部分およびその下にある前記半導体基板をエッチン
    グすることにより、前記第1の導電膜のうち前記第2の
    マスクに被覆された部分からなる第2の導電膜を形成す
    るとともに、前記半導体基板に溝を形成する工程と、 前記第2のマスクを除去した後、前記溝の底部をエッチ
    ングすることによって第1の溝を形成するとともに、前
    記第2の導電膜およびその下にある前記半導体 基板をエ
    ッチングすることによって、前記第1の溝よりも浅い第
    2の溝を形成する工程と、 前記第1および第2の溝の中に絶縁物を充填する工程と
    を有する ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 半導体基板に複数の能動素子を形成する
    工程と、 前記半導体基板上に、所望の素子分離領域と前記能動素
    子とに対応させて設けられた複数の貫通孔を有する第1
    のマスクを形成する工程と、 前記半導体基板上に、前記第1のマスクを被覆するよう
    にして第1の導電膜を形成する工程と、 前記第1の導電膜上に、前記能動素子上の前記貫通孔の
    少なくとも1つを被覆する第2のマスクを形成する工程
    と、 前記第1の導電膜のうち前記第2のマスクから露出して
    いる部分およびその下にある前記半導体基板をエッチン
    グすることにより、前記第1の導電膜のうち前記第2の
    マスクに被覆された部分からなる第2の導電膜を形成す
    るとともに、前記半導体基板に溝を形成する工程と、 前記第2のマスクを除去した後、前記溝の底部をエッチ
    ングすることによって第1の溝を形成するとともに、前
    記第2の導電膜およびその下にある前記半導体基板をエ
    ッチングすることによって、前記能動素子上の前記貫通
    孔に対応する位置に前記第1の溝よりも浅い第2の溝を
    形成する工程と、 前記第1および第2の溝の中に絶縁物を充填する工程と
    を有する ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかにおいて、 前記第2の導電膜をエッチングして除去する際に、前記
    第2の導電膜の一部を残すことにより、この残った前記
    第2の導電膜の一部を前記能動素子の電極として用いる
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記半導体装置は、CMOSとバイポーラ・トランジス
    タとで構成されたBiCMOSである ことを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項において、前記第1の溝は、前記CMOSと前記バイポーラ・トラ
    ンジスタとの間に形成され、 前記第2の溝は、前記バイポーラ・トランジスタ内のコ
    レクタとエミッタとの間に形成されている ことを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項において、シリコンからなるP型半導体基板に、高濃度N型埋込層
    領域を形成してからN型エピタキシャル層領域を形成
    し、このN型エピタキシャル層領域にCMOSを形成す
    るためのN型ウエル領域およびP型ウエル領域を形成す
    る工程と、 前記N型ウエル領域およびP型ウエル領域のそれぞれに
    ゲート酸化膜を介してゲート電極を形成し、前記N型エ
    ピタキシャル層領域にバイポーラ・トランジスタのコレ
    クタ引き出しのための高濃度N型拡散層領域を形成し、
    前記N型ウエル領域に位置するゲート電極の周囲にP型
    拡散層領域を形成し、前記P型ウエル領域に位置するゲ
    ート電極の周囲にN型拡散層領域を形成し、前記N型エ
    ピタキシャル層領域に真性ベース領域を形成する工程
    と、 バイポーラ・トランジスタのエミッタ拡散窓を形成する
    領域と、バイポーラ・トランジスタのエミッタとコレク
    タとを分離するための第2の溝を形成する領域と、バイ
    ポーラ・トランジスタとCMOSとを分離するための第
    1の溝を形成する領域と、のそれぞれに対応させて貫通
    孔を有する、酸化膜を前記P型半導体基板上に形成する
    工程と、 前記酸化膜を覆うように導電膜を形成してから、前記エ
    ミッタ拡散窓を形成する領域以外および前記第2の溝を
    形成する領域以外の前記導電膜をエッチングによって除
    去し、この際のオーバー・エッチングによって第1の溝
    を形成する領域に溝を形成する工程と、 エッチングにより、前記高濃度N型埋込層領域を貫通し
    かつ前記P型半導体基板に届く第1の溝と、高濃度N型
    埋込層領域よりも浅い第2の溝と、を形成するととも
    に、前記導電膜からなるエミッタ引き出し電極を形成す
    る工程と、 前記P型半導体基板上に、前記第2の溝および前記第1
    の溝内を埋め込む層間絶縁膜を形成する工程と、 前記層間絶縁膜に開口してから前記CMOSおよび前記
    バイポーラ・トランジ スタのそれぞれに電極を接続する
    工程とを有する ことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項において、シリコンからなるP型半導体基板に、CMOSを形成す
    るためのN型ウエル領域およびP型ウエル領域を形成す
    る工程と、 前記CMOSを形成するためのN型ウエル領域およびP
    型ウエル領域のそれぞれにゲート酸化膜を介してゲート
    電極を形成し、前記P型半導体基板にバイポーラ・トラ
    ンジスタを形成するためのN型ウエル領域を形成し、前
    記CMOSを形成するためのN型ウエル領域に位置する
    ゲート電極の周囲にP型拡散層領域を形成し、前記P型
    ウエル領域に位置するゲート電極の周囲にN型拡散層領
    域を形成し、前記バイポーラ・トランジスタを形成する
    ためのN型ウエル領域に真性ベース領域を形成する工程
    と、 バイポーラ・トランジスタのエミッタ拡散窓を形成する
    領域と、バイポーラ・トランジスタのエミッタとコレク
    タとを分離するための第2の溝を形成する領域と、バイ
    ポーラ・トランジスタとCMOSとを分離するための第
    1の溝を形成する領域と、のそれぞれに対応させて貫通
    孔を有する、酸化膜を前記P型半導体基板上に形成する
    工程と、 前記酸化膜を覆うように導電膜を形成してから、前記エ
    ミッタ拡散窓を形成する領域以外および前記第2の溝を
    形成する領域以外の前記導電膜をエッチングによって除
    去し、この際のオーバー・エッチングによって第1の溝
    を形成する領域に溝を形成する工程と、 エッチングにより、前記P型半導体基板に届く第1の溝
    と、前記バイポーラ・トランジスタを形成するためのN
    型ウエル領域よりも浅い第2の溝と、を形成するととも
    に、前記導電膜からなるエミッタ引き出し電極を形成す
    る工程と、 前記P型半導体基板上に、前記第2の溝および前記第1
    の溝内を埋め込む層間絶縁膜を形成する工程と、 前記層間絶縁膜に開口してから前記CMOSおよび前記
    バイポーラ・トランジスタのそれぞれに電極を接続する
    工程とを有する ことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項において、シリコンからなるP型半導体基板に、CMOSを形成す
    るためのN型ウエル領域およびP型ウエル領域を形成す
    る工程と、 前記CMOSを形成するためのN型ウエル領域およびP
    型ウエル領域のそれぞれにゲート酸化膜を介してゲート
    電極を形成し、前記P型半導体基板にバイポーラ・トラ
    ンジスタを形成するためのN型ウエル領域を形成し、前
    記CMOSを形成するためのN型ウエル領域に位置する
    ゲート電極の周囲にP型拡散層領域を形成し、前記P型
    ウエル領域に位置するゲート電極の周囲にN型拡散層領
    域を形成し、前記バイポーラ・トランジスタを形成する
    ためのN型ウエル領域に真性ベース領域を形成する工程
    と、 バイポーラ・トランジスタのエミッタ拡散窓を形成する
    領域と、バイポーラ・トランジスタのコレクタを引き出
    すための第2の溝を形成する領域と、バイポーラ・トラ
    ンジスタとCMOSとを分離するための第1の溝を形成
    する領域と、のそれぞれに対応させて貫通孔を有する、
    酸化膜を前記P型半導体基板上に形成する工程と、 前記酸化膜を覆うように導電膜を形成してから、前記エ
    ミッタ拡散窓を形成する領域以外および前記第2の溝を
    形成する領域以外の前記導電膜をエッチングによって除
    去し、この際のオーバー・エッチングによって第1の溝
    を形成する領域に溝を形成する工程と、 エッチングにより、前記P型半導体基板に届く第1の溝
    と、前記バイポーラ・トランジスタを形成するためのN
    型ウエル領域よりも浅い第2の溝と、を形成するととも
    に、前記導電膜からなるエミッタ引き出し電極を形成す
    る工程と、 前記P型半導体基板上に、前記第2の溝および前記第1
    の溝内を埋め込む層間絶縁膜を形成する工程と、 前記層間絶縁膜に開口してから前記CMOSおよび前記
    バイポーラ・トランジスタのそれぞれに電極を接続する
    工程とを有する ことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 請求項において、前記CMOSと前記バイポーラ・トランジスタとの間に
    設けられた第1の溝は 、その底部にチャネル・ストッパ
    ー層を有する ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項4において、 前記半導体装置は、CMOSであることを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項11において、 シリコンからなるP型半導体基板に、前記CMOSを形
    成するためのN型ウエル領域およびP型ウエル領域を形
    成する工程と、 前記CMOSを形成するためのN型ウエル領域およびP
    型ウエル領域のそれぞれにゲート酸化膜を介してゲート
    電極を形成し、前記N型ウエル領域に位置するゲート電
    極の周囲にP型拡散層領域を形成し、前記P型ウエル領
    域に位置するゲート電極の周囲にN型拡散層領域を形成
    する工程と、 ソースまたはドレインとウエル電極とを分離するための
    第2の溝を形成する領域と、前記N型ウエル領域と前記
    P型ウエル領域とを分離するための第1の溝を形成する
    領域と、のそれぞれに対応させて貫通孔を有する、酸化
    膜を前記P型半導体基板上に形成する工程と、 前記酸化膜を覆うように導電膜を形成してから、前記第
    2の溝を形成する領域以外の前記導電膜をエッチングに
    よって除去し、この際のオーバー・エッチングによって
    第1の溝を形成する領域に溝を形成する工程と、 前記P型半導体基板に届く第1の溝と、前記N型ウエル
    領域よりも浅い第2の溝と、を形成する工程と、 前記P型半導体基板上に、前記第2の溝および前記第1
    の溝内を埋め込む層間絶縁膜を形成する工程と、 前記層間絶縁膜に開口してから前記CMOSに電極を接
    続する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  13. 【請求項13】 請求項6または請求項10において、 前記ゲート電極は、LDD構造を有することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
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