JP2000115514A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

画像処理装置及び方法

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JP2000115514A JP10279167A JP27916798A JP2000115514A JP 2000115514 A JP2000115514 A JP 2000115514A JP 10279167 A JP10279167 A JP 10279167A JP 27916798 A JP27916798 A JP 27916798A JP 2000115514 A JP2000115514 A JP 2000115514A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】予め決められている複数の出力サイズより、出
力対象の画像の出力すべき部分に応じて適切なサイズを
選択して出力することを可能とする。 【解決手段】照射野認識部201は、撮影画像より出力
すべき領域を照射野領域として特定する。照射野領域配
置計算部203は、照射領域のサイズに基づき、予め設
定されている複数種類のフィルムサイズの中から一つの
フィルムサイズを選択し、当該フィルム上における前記
照射野領域の配置を決定する。オーバーレイ部205
は、照射野領域配置計算部203で決定された配置状態
に基づいて、フィルム上への照射野領域の出力状態を表
示部206に縮小表示する。指示部207からは、表示
された配置状態を変更する旨の指示が入力され、この指
示に基づいてフィルムと照射野領域の配置状態が変更さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、出力する際の画像
サイズを適切に制御するための画像処理装置及び方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】医療診断を目的とするX線撮影では、増
感紙とX線写真フィルムを組みあわせたフィルムスクリ
ーンシステムが一般に用いられる。この方法によれば、
被写体を通過したX線は、被写体の内部情報を含み、そ
れが増感紙によってX線の強度に比例した可視光に変換
され、X線写真フィルムを感光させ、X線画像をフィル
ム上に形成する。
【0003】また、最近では、X線を蛍光体によってX
線の強度に比例した可視光に変換し、それを光電変換素
子を用いて電気信号に変換し、その電気信号に対してA
D変換によりデジタル変換するX線デジタル撮影装置が
使用されはじめている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、X線デ
ジタル撮影装置のセンサエリアは、ものによってはフィ
ルムスクリーンシステムより大きい場合がある。例え
ば、(株)キヤノン製のCXDI(商標)のように、1
7インチ(43cm)四方のサイズが挙げられる。一
方、市販されているフィルムサイズは、14x17イン
チ、14x14インチ、10x12インチなど、あらか
じめ決められたサイズしかない。したがって、市販フィ
ルムにプリントする際は、17インチ四方の画像からど
のエリアを切り出してどのフィルムに出すかが問題とな
る。
【0005】他方、市販されている画像ビューアにおい
ても多くのものは受け入られる画像サイズが決まってい
る場合が多く、とくにその最大サイズは決められている
ケースが多い。例えば、一般に市販されている診断ビュ
ーアでは、2048x2048ピクセルが受け入れ最大
サイズの画像である。従って、フィルム以外の目的で出
力するケースにおいても、フィルムと同等の問題が発生
する。
【0006】本発明は上記の問題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、予め決められている
複数の出力サイズより、出力対象の画像の出力すべき部
分に応じて適切な出力サイズを選択して出力することを
可能とし、情報を損なうこと無く既存の媒体やビューア
に適切に画像出力することを可能とすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の画像処理装置はたとえば以下の構成を備え
る。すなわち、画像データによって表される画像より出
力すべき領域を出力画像として特定するとともに、該出
力画像のサイズを獲得する獲得手段と、前記獲得手段で
獲得した出力画像のサイズに基づき、予め設定されてい
る複数種類の画像出力サイズの中から一つの画像出力サ
イズを選択する選択手段と、前記選択手段により選択さ
れた画像出力サイズを有する出力領域における前記出力
画像の配置を決定する配置決定手段と、前記配置決定手
段で決定された配置状態に基づく表示をする表示手段
と、前記表示手段によって表示された配置状態を変更す
る旨の指示により、前記出力領域への出力画像の配置状
態を変更する変更手段とを備える。
【0008】また、本発明によれば、上記画像処理装置
において実現される画像処理方法が提供される。
【0009】また、本発明によれば、上記画像処理方法
をコンピュータに実現させるための制御プログラムを格
納する記憶媒体が提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の好適な実施形態を説明する。なお、以下の実施形態
では、本発明の画像処理装置をX線画像読取装置に適用
した場合の実施形態を説明する。
【0011】図1は、X線画像読取装置の構成を表すブ
ロック図である。操作者は、撮影する被写体100を固
体撮像素子101とX線管球102の間に配置する。次
に、撮影する部位をユーザインターフェース(ディスプ
レイIF部119、ディスプレイ120、キーボード及
びマウス121で構成される)を用いて選択する。この
操作により、被写体の配置様式、すなわち、PA(背面
から前面へ曝射される)撮影を行うのか、もしくはAP
(前面から背面へ曝射される)撮影を行うのかを指示す
ると同時に、画像読取制御部113は、固体撮像素子駆
動制御信号を用いて、固体撮像素子101に電圧を加
え、固体撮像素子101に画像がいつ入力されても良い
様に準備する。
【0012】次に操作者は、X線管球102を固体撮像
素子101に対して適切な距離に移動する。この時、距
離計測部106を用いて固体撮像素子101とX線管球
102との距離(距離信号)が画像読取制御部113に
入力される。
【0013】次に、操作者は、絞り指示部108にてX
線の絞り量を調整して、被写体の撮影したい目的の部位
が入るようにする。絞り指示部108よりの絞り信号1
は、画像読み取り制御部113、絞り信号2、X線発生
装置制御部109、絞り信号3へと伝達されて、X線絞
り105の開閉が制御される。このX線絞り105は、
矩形であり、上下方向、左右方向の両者をそれぞれ開閉
量を調節することが可能である。なお、X線絞り105
が被写体100の部位を適切に照射しているか否かは、
ランプ光を用いて調整することができるようになってい
る。
【0014】曝射ボタン110は、X線管球102にX
線を発生させるトリガとなる。この曝射ボタン110よ
り発生する曝射信号1は、画像読取装置111内の画像
読取制御部113へ一度入力される。画像読取制御部1
13では、固体撮像素子101が入力されたX線を画像
化できる状態となっているかを、固体撮像素子101を
含むユニットからの駆動通知信号の状態で確認した後、
曝射許可信号を発生する。曝射許可信号は、曝射許可ス
イッチ114をオンにして、曝射信号1を、曝射信号2
に導通させる。曝射信号は、曝射ボタンのセカンドスイ
ッチと呼ばれるスイッチを用いることとする(X線発生
装置の曝射ボタンは2段押しとなっていて、一段目(フ
ァーストスイッチ)がX線発生器への電圧をかけるため
のもので、2段目(セカンドスイッチ)がX線を曝射す
るものである)。
【0015】曝射信号2は、X線発生装置制御部109
へ入力される。X線発生装置制御部109では、X線曝
射の準備が整い次第、曝射信号3を出力して、X線管球
102よりX線を発生させる。曝射を受けた後、X線の
透過線がグリッド104、およびシンチレータ103を
介して、固体撮像素子101に画像として入力される。
【0016】固体撮像素子101はこの画像に対応した
電気信号を生成し、これを読み出してA/D変換器10
7によりデジタル化して、画像読取制御部113に転送
する。画像読取制御部113は、CPU112により管
理されている。CPU112は、この他に、RAM11
5、ROM116、LAN/IF117、DISK/I
F118、不揮発性記憶装置122、ユーザIF部11
9とバスを介して繋がれている。
【0017】不揮発性記憶装置122としては、本実施
形態では、一例としてハードディスクを用いるものとす
る。また、ユーザIF部119は、ディスプレイ120
およびキーボードとマウス121を備え、ユーザとのイ
ンターフェースを行っている。A/D変換機108より
画像読取制御部113に入力された画像(デジタル画
像)は一度RAM115上に配置され、CPU112に
より後段にて説明する様々な処理を行っていく。
【0018】図2は、照射野領域配置およびセンサ位置
マーキング処理を説明するブロック図である。なお、図
2で示される処理は、CPU112がROM116に格
納されている制御プログラムを実行することにより実現
されるものである。
【0019】照射野認識部201は、撮影された画像に
対して照射野認識を行ない、照射野領域を計算する。照
射野認識にはいくつかの方法があり、例えば本願出願人
による特願平10−243020号で提案されているも
のを用いることが出来る。簡単に説明すれば、平行に並
ぶ方形状の3領域内の各領域を代表する濃度値の1次差
分値を隣接する該方形領域間で計算し、計算された該1
次差分値から2次差分値を計算する計算手段と、該方形
状の3領域を決定する計算域決定手段と、該計算手段で
計算された該2次差分値を記憶する記憶手段と、この記
憶手段で記憶された該2次差分値から照射領域の一端点
を判定する判定手段を備えた構成により、放射画像から
照射領域を簡便かつ制度良く抽出する。照射野認識部2
01により照射野が認識されると、その結果(照射野領
域情報)は、表示用画像処理部202へ提供される。
【0020】表示用画像処理部202では、撮影画像と
照射野認識部201からの照射野領域情報を元に、照射
野領域内が適切なコントラストになるように画像処理が
施され、例えば間引き処理を施すことにより表示用縮小
画像が生成される。なお、この処理については、本実施
形態の趣旨を外れるので詳しい説明はここでは行わな
い。
【0021】一方、照射野認識部201の照射野認識結
果を示す照射野領域情報は、照射野領域配置計算部20
3へも提供される。照射野領域配置計算部203はあら
かじめ設定されているいくつかの出力サイズに基づき、
照射野領域の配置計算を行う。この計算アルゴリズムに
ついては後述するが、照射野領域配置計算部203の出
力は、選択された出力サイズに元の撮影画像の照射野領
域が含まれるように配置されたものとなる。
【0022】図3は照射野領域の配置例を示す図であ
る。ここでは大角サイズ(35センチ角)の出力サイズ
(フイルム領域)が選択され、照射野領域がこの出力サ
イズ内に納まる様に配置されている。
【0023】図4はあらかじめ設定されている出力サイ
ズを説明する図である。本実施形態では、図4に示す如
く5通りの指定サイズが用意されており、照射野領域配
置計算部203は、これら出力サイズの中から適切なも
のを選択することになる。例えば、図3では、これら指
定サイズの仲から大角サイズが選ばれている。このサイ
ズは、これより大きいフイルムサイズでは余り領域(余
分となる領域)が多く、これより小さいフイルムサイズ
では照射野領域が入りきらないという点で最適なもので
ある。
【0024】図2にもどる。照射野領域配置計算部20
3において、照射野領域が指定サイズのどこに配置され
るか計算され、この結果は、表示用画像回転反転部20
4へ提供される。表示用画像回転反転部204では、撮
影時に指示された回転、反転指定値を元に、表示用縮小
画像の回転、反転を行う。例えば、図8のように、操作
者が被写体をPA(背面から前面)で撮影した場合、本
実施形態ではセンサの読取り方向の影響で、単純に撮影
画像を表示すると、通常医師が見る撮影とは逆に、例え
ば心臓が左側となって表示されてしまう。このため、P
A撮影においては、画像表示の際に左右反転が必要とな
る。また、回転処理は、ベッド上で被検者が頭をどちら
に向けて撮影するかで、画像が上下逆さまとなる可能性
があり、これを修正するためのものである。また、ベッ
ドにおいてもPA,AP撮影が存在するので、上記と同
様の理由で反転処理が必要となる。
【0025】なお、表示用画像回転反転部204では、
照射野領域配置座標についても表示用の縮小率、先の回
転、反転を加味して座標系変換を行わなければならな
い。そして、その結果は、オーバーレイ部205へと伝
わる。
【0026】オーバーレイ部205では、先ほどの回
転、反転処理された表示用縮小画像の上に、縮小、回
転、反転処理された照射野領域配置座標による矩形オー
バーレイ表示を行う。そしてディスプレイ表示部206
へ表示される。なお、この表示に関しては、図12によ
り後述する。
【0027】照射野領域配置計算部203において、最
大の出力サイズをもってしても照射野領域の全体を納め
ることができない場合には、照射野領域が、出力サイズ
をはみ出すことを操作者に通知する。本実施形態では、
表示部206にてこの警告を出す。この場合、操作者が
行えることは次の3通りである。
【0028】(1)照射野領域内部の画像を縮小して、
最大の出力サイズ内に収める。この場合、出力される画
像はライフサイズとはならず、ライフサイズより小さく
出力されることになる。図5は照射野を縮小する処理を
説明する図である。図5では、破線で示されるフイルム
領域501が照射野領域503に対して相対的に大きく
表現されている。すなわち、実際の処理では、フィルム
領域501に収めるべく照射野領域503が縮小される
ため、ライフサイズ以下のフイルム出力となる。なお、
502はセンサ領域であり、固体撮像素子101の画像
入力可能な領域を示す。
【0029】(2)照射野領域の範囲をフィルム領域に
納まる範囲に縮小する。図6は、照射野領域の範囲を縮
小する処理を説明する図である。この処理では、図6に
示されるように、照射野領域603のうちのフィルム領
域601からはみ出す部分は、除外部604として除外
されて出力されることになる。
【0030】(3)操作者によって照射野領域を限定指
定する。図7は操作者によって照射野領域を限定する処
理を説明する図である。この場合、操作者はマウスで、
照射野領域とすべき矩形の対角頂点を指示する。図7に
おいて2個所の×印で示す位置を操作者が指示すること
により、照射野領域703が決定され、これを照射野認
識部201で得た照射野領域に代えて用いる。すなわ
ち、操作者がフィルム領域701よりも小さい照射野領
域703を指定することにより、上記通常の処理が行わ
れる。なお、この例では、この照射野領域703が含ま
れる大角サイズが指定されている。なお、サイズの指定
は、残余量の少ないサイズが自動的に選択される。
【0031】以上のような配置処理の変更は、指示部2
07(ここではマウス、ユーザIF部119)を用いて
照射野領域配置計算部203へ指示され、上記例外動作
が達成される。
【0032】ところで、操作者が被写体をPA(背面か
ら前面)で撮影すべき設定にして撮影したところ、実際
の患者の向きを決めるときに、患者の病状に応じてどう
してもAP(前面から背面)にて撮影せねばならなくな
ってしまうような場合も考えられる。このような場合
は、撮影後に画像の左右反転処理を実行しなければなら
ない。そこで、指示部207は、表示用画像回転反転部
204に対して左右反転処理や回転処理(回転、反転変
更)を指示できる。表示用画像回転反転部204は、こ
のよう回転、反転変更指示を受けると、その指示に応じ
た画像の回転、反転を行なって、画像の再表示を行う。
【0033】次に、最終的に上記画像配置を操作者が了
解した場合は、その配置計算を確定する。この方法には
2通りがある。一つは、操作者が明示的に指示部207
から指示する場合と、操作者が指示せずタイムアウトし
た場合である。本実施形態では、その両方を実施してお
り、タイムアウト時間は1分とする。
【0034】配置計算が確定すると、撮影画像、配置座
標決定値、回転反転決定値が一時記憶部208により、
不揮発性記憶装置122(本実施形態ではハードディス
ク)に格納される。ここで、撮影画像はA/D変換器1
07を介して入力された画像データであり、配置座標決
定値はフィルム領域に対する照射野領域の相対的位置、
回転反転決定値は表示用画像回転反転部204にて決定
された画像の回転値及び反転値である。そして、再びこ
れら撮影画像、配置座標決定値等を読み出して処理を行
うが、その処理は、バックグラウンドで行なわれる。
【0035】バックグラウンドで処理を行う理由は、上
記までの説明は縮小画像で処理を行いしかも論理的計算
が主体のため、比較的短時間で計算されるが、これから
以下に説明する処理の計算は画像処理などが2688x
2688ピクセルという大きい撮影画像全体を対象とす
るため処理時間が掛り、この処理を行っている間ユーザ
が次の撮影に進めないことが問題であるためである。す
なわち、バックグラウンドにて処理すれば、操作者は次
の撮影サイクルに迅速に移行できるからである。したが
って、以下に説明する切り出し部209以降の処理はバ
ックグランドで実行されるものである。
【0036】切り出し部209は、不揮発性記憶装置1
22より読み出された撮影画像に対して、記憶装置12
2より読み出された配置座標決定値に基づく切り出し処
理を行う。これは、撮影画像を配置座標決定値に従って
トリミングする処理である。この結果、撮影画像から、
照射野領域の部分画像が抽出される。
【0037】次に、撮影画像は画像処理部210におい
て、適切な画像処理を施されて診断する際に最適なコン
トラストとなるように調整される。その後センサ位置マ
ーキング部211へ提供される。
【0038】センサ位置マーキング部211は、指定し
た回転、反転指定値が間違っていた場合の救済策として
用いられる。例えば、救済策の必要となるケースとし
て、操作者が被写体をPA(背面から前面)で撮影すべ
き設定にして撮影したところ、実際の患者の向きを決め
るときに、患者の病状に応じてどうしてもAP(前面か
ら背面)にて撮影せねばならなくなって、そのように撮
影してしまった場合で、かつ操作者が上述の表示用画像
回転反転部204に対して反転処理を指示し忘れてしま
うことが考えられる。この場合、このような画像と、P
Aで普通に撮影した場合とで、区別がつかなくなる。こ
れはフィルムが両面から観察できることが理由にある。
【0039】図8はセンサ位置マーキング部によるセン
サ位置マーキングを説明する図である。図8に示すよう
に、切り出し部で切り出し処理を行った後に、センサ左
上の部分を指す画像の左上にセンサ左上位置をマーキン
グする。その後回転反転を行おうとも、画像がどのよう
に撮影したかがわかるというものである。また、切出し
処理した後にマーキングされるので、切出し処理により
マーキングが消えることもない。
【0040】また、センサ左上位置マーキング情報は実
際に画像に書き込まなくとも、画像データのヘッダに、
画像のどちら側の隅が、センサの左上であるかを示す情
報を付加することも可能である。この場合、とくに最終
画像がプリンタやビューアに送られる際に、これら受信
側がこのヘッダ情報を読み込んで解釈する必要がある。
【0041】さて、このようにセンサ位置マーキングを
行った後に、画像データは回転反転部212へ入力され
る。回転反転部212では、ハードディスクに格納され
ている回転反転決定値に従って画像を回転反転する。そ
して、処理された画像データは縮小マーキング部213
に入力される。
【0042】縮小マーキング部213は、図5にて説明
したように、照射野領域を縮小してフイルム上に収め、
ライフサイズ以下に縮小して画像を形成する場合、それ
が明示的にわかるようにマーキングを入れるものであ
る。従って、このような縮小マーキング必要となるの
は、出力媒体がプリンタやレーザイメージャであるよう
な場合に限定される。
【0043】なお、この縮小処理であるが、多くのレー
ザイメージャでは、出力画像は縮小せずに、レーザイメ
ージャ側でライフサイズ以下でプリントする機能を持つ
ものが多い。本実施形態では、画像縮小処理をそのよう
なレーザイメージャに依存しているため縮小処理は行わ
ない。
【0044】これを詳しく説明する。本実施形態のセン
サのピクセルサイズは160ミクロンであり、2048
x2560のピクセルに切出された場合の画像は、80
ミクロンのレーザイメージャに送る場合、画像を2倍に
補完拡大するよう指示して送られる。するとレーザイメ
ージャにて2倍に補完拡大されて4096x5120ピ
クセルの画像となって出力される。そして、その場合が
ちょうどライフサイズとなる。
【0045】しかし、仮にセンサ全エリアを操作者が明
示的に領域選択してプリントすると、2688x268
8となる。これは、横×縦が4096x5120のバッ
ファ領域を持つ80ミクロンのプリンタにおいては、横
方向における拡大率によって当該画像の拡大率が制限さ
れる。すなわち、 4096/2688=1.523 となり、約1.523倍に補完拡大されてプリントされ
ることが最大の拡大率となる。従って、1.523倍の
拡大を指示して転送される。これはデータ的には拡大処
理であるが、操作者側からとってみるとライフサイズを
下回るので、ライフサイズ縮小処理であることとなる。
図9は縮小マーキングの一例を示す図である。である。
図9において、901が縮小マーキングであり、当該画
像が縮小されていることを明示する。その後、画像は出
力部により外部へ出力される。
【0046】次に、照射野領域配置計算部203の処理
について説明する。図10は照射野領域配置計算部によ
る処理を示すフローチャートである。
【0047】まず、ステップS11において、撮影画像
の照射野領域を示す照射野領域情報を照射野認識部20
1より入力する。次に、ステップS12において、認識
された照射野領域の縦と横の長さを比較する。縦の方が
長い場合は記号Aを縦、記号Bを横とする(ステップS
13)。また、横の方が長い場合はその逆である(ステ
ップS14)。
【0048】次にステップS15で変数Iを1に初期化
する。この変数Iは、あらかじめ指定されているサイズ
が記録されているテーブルを調べるときに用いるもので
ある。また、本実施形態では、テーブルは図4にて示さ
れているものを用いるが、これは操作者が予め初期設定
として登録することが可能である。すなわち、操作者
が、所望の指定サイズを登録しておくことが可能であ
る。
【0049】次に、ステップS16において、図4のテ
ーブル内において配置分類がAのもの(例えば照射野領
域が縦長であれば、図4中で配置分類が「縦」のもの)
を対象にして、A方向のピクセル数が小さいものからI
番目のサイズを選択する(したがって、最初にこのステ
ップを処理するときは、1番目のサイズのものが選択さ
れる)。ただし、このとき、A方向のピクセル数が同じ
である場合は、B方向のピクセル数の小さい方から選択
する。なお、テーブルは縦、横それぞれを指標としたと
き、それぞれの指標の中で大きい順に並べられている。
また同じ大きさの時は、配置分類が縦の場合は横の大き
さの順で、配置分類が横の場合は縦の大きさで順に並べ
られている(例えば、Aを縦とした場合(配置分類が縦
の場合)、縦の小さいほうから順に探す。1番小さいも
のは「四切り縦置き」であるが、2番目に小さいものは
「大角」及び「半切縦置」である。しかし、横方向のピ
クセル数を考えると、2番目に小さいものは「大角」で
ある)。
【0050】ステップS17では、第I番目のサイズが
ステップS16で選択できたかどうかを判断する。上述
のステップS16及び以下に説明するステップS18〜
S21による処理で、適切なサイズが獲得されるまでI
を一つずつインクリメントしていき、I番目のサイズが
もう存在しない場合には、適切なサイズが獲得できなか
ったことを示す。したがって、ステップS17で第I番
目の指定サイズが存在しないと判断されたならば、例外
処理に移行する。例えば、図4のテーブルにおいて、縦
の配置で小さいほうから4番目のものは存在しないの
で、I=4となった時点で例外処理へ移行することにな
る。例外処理とは、図5乃至図7を参照して説明した3
つの方法がある。
【0051】一方、ステップS16で第I番目の指定サ
イズが選択されると、処理はステップS17からステッ
プS18へ進む。ステップS18では、その選択された
指定サイズ内にステップS11で入力した照射野領域が
入るかを判定する。指定サイズに照射野領域が入れば、
ステップS22へ進み、選択された指定サイズの中央が
照射野認識領域の中央となるように指定サイズの座標を
決定して(配置座標決定を得て)本処理を終了する。
【0052】一方、指定サイズ内に照射野領域が入りき
らない場合はステップS19へ進み、はみだしマージン
計算を行なう。図11は、本実施形態のはみ出しマージ
ン計算を説明する図である。一般に、照射野認識は照射
野境界が曖昧なものであり、診断上有効なエリアは比較
的画像の中央部にある。このため、照射野領域のその周
囲付近を多少除外しても、診断上有効なエリアは除外さ
れることはないと考えられる。従って、図11の様に、
フイルムのサイズ(指定サイズ)に対する縦、横それぞ
れのはみだし部分(マージン)が、それぞれ所定の範囲
内に納まっていれば、照射野領域を当該指定サイズの
横、もしくは縦と同等としてしまっても良いと判断す
る。これは、横のみにはみ出す場合や、縦のみにはみ出
す場合についても適用される。本実施形態では、ステッ
プS19において、はみ出した部分の大きさを計算し、
ステップS20において、その大きさがはみ出す方向の
フイルム長さ(縦なら縦方向のフイルム長さ、横なら横
方向のフイルム長さ)に対して、5%以内であるかどう
かを判断する。そして、5%以内であるならば、ステッ
プS23へ進み、照射野領域を、照射野認識計算結果よ
り狭めて、指定サイズに入るようにする。その後ステッ
プS22へ進み、配置座標を決定する。
【0053】ステップS20において、はみ出しマージ
ンの大きさが、そのはみ出す方向のフィルム長さの5%
を超えている場合は、ステップS21へ進み、次の指定
サイズをチェックするために変数Iを一つインクリメン
トした後、ステップS16へ戻る。
【0054】以上のようにして、照射野領域配置計算部
203は、認識された照射野領域に基づいて、出力のた
めの適切な指定サイズを選択すると共に、当該照射野領
域の選択された指定サイズへの配置位置を決定する。
【0055】図12は、表示部206における表示方法
を説明する図である。図12の(a)は、照射野領域枠
1001、フィルム枠1002、及びセンサ領域(全画
像領域)1003の縮小画像を、計算された配置に基づ
いてオーバーレイして表示した状態を示している。ま
た、図12の(b)及び(c)は照射野領域枠100
1、センサ領域1003と出力画像領域枠1004の縮
小画像をオーバーレイして表示している。出力画像領域
枠1004は、図10で説明した照射野領域配置計算に
おいて確定された出力画像領域を示している。なお、図
12の(b)、(c)ではフィルム枠は表示していな
い。なお、本実施形態のシステムでは、表示形態として
(a)、(b)、(c)のいずれを用いるかを任意に選
択することが出来る。
【0056】以上説明したように、本発明によれば、あ
らかじめサイズが決められている市販フイルムや、最大
受け入れサイズが決められている市販画像ビューアにお
いて、画像の有効部分を適切なサイズで出力することが
可能となり、情報を損なうこと無く既存の媒体やビュー
アに画像を形成できるという効果がある。その結果、特
注フイルムやプリンタ、特注画像ビューアが不要となる
ので、ユーザへの経済効果は大きい。
【0057】なお、本実施形態では、実施をより容易に
するため、および説明をより簡便にするため多くをソフ
トウエアでの実現を示したが、より高速な処理の場合は
ハードウエアにて実施した場合においても本発明の趣旨
を何ら損なうものではない。
【0058】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0059】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0060】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0061】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0062】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0063】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
予め決められている複数の出力サイズより、出力対象の
画像の出力すべき部分に応じて適切な出力サイズを選択
して出力することが可能となり、情報を損なうこと無く
既存の媒体やビューアに適切に画像出力を行なえる。
【0065】
【図面の簡単な説明】
【図1】X線画像読取装置の構成を表すブロック図であ
る。
【図2】照射野領域配置およびセンサ位置マーキング処
理を説明するブロック図である。
【図3】照射野領域の配置例を示す図である。
【図4】あらかじめ設定されている出力サイズを説明す
る図である。
【図5】照射野を縮小する処理を説明する図である。
【図6】照射野領域の範囲を縮小する処理を説明する図
である。
【図7】操作者によって照射野領域を限定する処理を説
明する図である。
【図8】センサ位置マーキング部によるセンサ位置マー
キングを説明する図である。
【図9】縮小マーキングの一例を示す図である。
【図10】照射野領域配置計算部による処理を示すフロ
ーチャートである。
【図11】本実施形態のはみ出しマージン計算を説明す
る図である。
【図12】表示部206における表示方法を説明する図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C093 AA01 AA26 CA50 EA14 EB12 EB24 EE01 EE08 FD01 FF12 FF13 FF15 FF35 FF50 FG13 FH04 5B057 AA08 BA03 CA02 CA08 CA12 CA16 CB02 CB08 CB12 CB16 CD03 CD05 CE08 CE09 CH01 CH11 DA17 DB02 DB05 DB09 DC04 5C076 AA02 AA14 AA21 AA22 AA24 BA06 CA02 CB02 CB04

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データによって表される画像より出
    力すべき領域を出力画像として特定するとともに、該出
    力画像のサイズを獲得する獲得手段と、 前記獲得手段で獲得した出力画像のサイズに基づき、予
    め設定されている複数種類の画像出力サイズの中から一
    つの画像出力サイズを選択する選択手段と、 前記選択手段により選択された画像出力サイズを有する
    出力領域における前記出力画像の配置を決定する配置決
    定手段と、 前記配置決定手段で決定された配置状態に基づく表示を
    する表示手段と、 前記表示手段によって表示された配置状態を変更する旨
    の指示により、前記出力領域への出力画像の配置状態を
    変更する変更手段とを備えることを特徴とする画像処理
    装置。
  2. 【請求項2】 前記表示手段は、前記出力領域と前記出
    力画像を縮小し、前記配置決定手段で決定された配置状
    態で表示することを特徴とする請求項1に記載の画像処
    理装置。
  3. 【請求項3】 前記表示手段は、前記出力領域を表す画
    像を縮小した画像と、前記画像データによって表される
    画像を縮小した画像とを、前記配置状態に従ってオーバ
    ーレイすることで前記配置状態を表示することを特徴と
    する請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記配置決定手段と前記変更手段によっ
    て決定される最終的な配置状態に基づいて、前記出力領
    域を有する出力媒体へ前記出力画像を出力する出力手段
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処
    理装置。
  5. 【請求項5】 前記選択手段は、前記出力画像の全体が
    納まり、その残余の領域が最も少ない画像出力サイズを
    有する出力領域を選択することを特徴とする請求項1に
    記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記選択手段は、前記出力画像が前記出
    力サイズからはみ出す量が所定の範囲内であれば、該出
    力画像の全体が該出力サイズに納まるものとみなして当
    該出力サイズの出力領域を選択すると共に、該出力画像
    より当該はみ出し部分を除去することを特徴とする請求
    項5に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記選択手段で適切な出力領域が得られ
    なかった場合、所定の出力領域に前記出力画像が納まる
    ように該出力画像を縮小する縮小手段を更に備えること
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記選択手段で適切な出力領域が得られ
    なかった場合、前記出力画像の所定の出力領域よりはみ
    出す部分を削除する削除手段を更に備えることを特徴と
    する請求項1に記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記選択手段で適切な出力領域が得られ
    なかった場合、前記出力画像と所定の出力領域とをオー
    バーレイ表示し、ユーザの操作により前記出力画像より
    所望の領域を切り出す切り出し手段を更に備えることを
    特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記表示手段は、前記画像データによ
    って表される画像の全体と、前記出力画像の範囲と、前
    記出力領域とを識別可能に表示することを特徴とする請
    求項1乃至9のいずれかに記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記表示手段は、前記画像データによ
    って表される画像の全体と、前記獲得手段で特定した出
    力領域と、実際に出力される出力領域とを識別可能に表
    示することを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに
    記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記画像データはX線照射によって得
    られたX線デジタル画像を表すものであり、 前記獲得手段によって特定される出力画像は、前記X線
    デジタル画像について照射野認識を行なって特定された
    領域の画像であることを特徴とする請求項1乃至11の
    いずれかに記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記複数種類の出力サイズは複数のフ
    ィルムサイズに対応しており、 前記配置決定手段と前記変更手段によって決定される最
    終的な配置状態に基づいて、前記出力領域を有するフィ
    ルムへ前記出力画像を切り出して出力する出力手段を更
    に備えることを特徴とする請求項12に記載の画像処理
    装置。
  14. 【請求項14】 前記配置決定手段と前記変更手段によ
    って決定される最終的な配置状態に基づいて、前記出力
    領域を有する出力媒体へ前記出力画像を出力する出力手
    段と、 前記縮小手段によって前記が出力画像を縮小した場合、
    縮小されていることを示す記号もしくは文字を付加する
    付加手段を更に備えることを特徴とする請求項7に記載
    の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 画像データによって表される画像より
    出力すべき領域を出力画像として特定するとともに、該
    出力画像のサイズを獲得する獲得工程と、 前記獲得工程で獲得した出力画像のサイズに基づき、予
    め設定されている複数種類の画像出力サイズの中から一
    つの画像出力サイズを選択する選択工程と、 前記選択工程により選択された画像出力サイズを有する
    出力領域における前記出力画像の配置を決定する配置決
    定工程と、 前記配置決定工程で決定された配置状態に基づく表示を
    する表示工程と、 前記表示工程によって表示された配置状態を変更する旨
    の指示により、前記出力領域への出力画像の配置状態を
    変更する変更工程とを備えることを特徴とする画像処理
    方法。
  16. 【請求項16】 前記表示工程は、前記出力領域と前記
    出力画像を縮小し、前記配置決定工程で決定された配置
    状態で表示することを特徴とする請求項15に記載の画
    像処理方法。
  17. 【請求項17】 前記表示工程は、前記出力領域を表す
    画像を縮小した画像と、前記画像データによって表され
    る画像を縮小した画像とを、前記配置状態に従ってオー
    バーレイすることで前記配置状態を表示することを特徴
    とする請求項15に記載の画像処理方法。
  18. 【請求項18】 前記配置決定工程と前記変更工程によ
    って決定される最終的な配置状態に基づいて、前記出力
    領域を有する出力媒体へ前記出力画像を出力する出力工
    程を更に備えることを特徴とする請求項15に記載の画
    像処理方法。
  19. 【請求項19】 前記選択工程は、前記出力画像の全体
    が納まり、その残余の領域が最も少ない画像出力サイズ
    を有する出力領域を選択することを特徴とする請求項1
    5に記載の画像処理方法。
  20. 【請求項20】 前記選択工程は、前記出力画像が前記
    出力サイズからはみ出す量が所定の範囲内であれば、該
    出力画像の全体が該出力サイズに納まるものとみなして
    当該出力サイズの出力領域を選択すると共に、該出力画
    像より当該はみ出し部分を除去することを特徴とする請
    求項19に記載の画像処理方法。
  21. 【請求項21】 前記選択工程で適切な出力領域が得ら
    れなかった場合、所定の出力領域に前記出力画像が納ま
    るように該出力画像を縮小する縮小工程を更に備えるこ
    とを特徴とする請求項15に記載の画像処理方法。
  22. 【請求項22】 前記選択工程で適切な出力領域が得ら
    れなかった場合、前記出力画像の所定の出力領域よりは
    み出す部分を削除する削除工程を更に備えることを特徴
    とする請求項15に記載の画像処理方法。
  23. 【請求項23】 前記選択工程で適切な出力領域が得ら
    れなかった場合、前記出力画像と所定の出力領域とをオ
    ーバーレイ表示し、ユーザの操作により前記出力画像よ
    り所望の領域を切り出す切り出し工程を更に備えること
    を特徴とする請求項15に記載の画像処理方法。
  24. 【請求項24】 前記表示工程は、前記画像データによ
    って表される画像の全体と、前記出力画像の範囲と、前
    記出力領域とを識別可能に表示することを特徴とする請
    求項15乃至23のいずれかに記載の画像処理方法。
  25. 【請求項25】 前記表示工程は、前記画像データによ
    って表される画像の全体と、前記獲得工程で特定した出
    力領域と、実際に出力される出力領域とを識別可能に表
    示することを特徴とする請求項15乃至24のいずれか
    に記載の画像処理方法。
  26. 【請求項26】 前記画像データはX線照射によって得
    られたX線デジタル画像を表すものであり、 前記獲得工程によって特定される出力画像は、前記X線
    デジタル画像について照射野認識を行なって特定された
    領域の画像であることを特徴とする請求項15乃至25
    のいずれかに記載の画像処理方法。
  27. 【請求項27】 前記複数種類の出力サイズは複数のフ
    ィルムサイズに対応しており、 前記配置決定工程と前記変更工程によって決定される最
    終的な配置状態に基づいて、前記出力領域を有するフィ
    ルムへ前記出力画像を切り出して出力する出力工程を更
    に備えることを特徴とする請求項26に記載の画像処理
    方法。
  28. 【請求項28】 前記配置決定工程と前記変更工程によ
    って決定される最終的な配置状態に基づいて、前記出力
    領域を有する出力媒体へ前記出力画像を出力する出力工
    程と、 前記縮小工程によって前記が出力画像を縮小した場合、
    縮小されていることを示す記号もしくは文字を付加する
    付加工程を更に備えることを特徴とする請求項21に記
    載の画像処理方法。
  29. 【請求項29】 コンピュータに出力画像サイズを制御
    させるための制御プログラムを格納する記憶媒体であっ
    て、該制御プログラムが、 画像データによって表される画像より出力すべき領域を
    出力画像として特定するとともに、該出力画像のサイズ
    を獲得する獲得工程のコードと、 前記獲得工程で獲得した出力画像のサイズに基づき、予
    め設定されている複数種類の画像出力サイズの中から一
    つの画像出力サイズを選択する選択工程のコードと、 前記選択工程により選択された画像出力サイズを有する
    出力領域における前記出力画像の配置を決定する配置決
    定工程のコードと、 前記配置決定工程で決定された配置状態に基づく表示を
    する表示工程のコードと、 前記表示工程によって表示された配置状態を変更する旨
    の指示により、前記出力領域への出力画像の配置状態を
    変更する変更工程のコードとを備えることを特徴とする
    記憶媒体。
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