JP2000115314A - 電話機ホルダー - Google Patents

電話機ホルダー

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JP2000115314A
JP2000115314A JP27594798A JP27594798A JP2000115314A JP 2000115314 A JP2000115314 A JP 2000115314A JP 27594798 A JP27594798 A JP 27594798A JP 27594798 A JP27594798 A JP 27594798A JP 2000115314 A JP2000115314 A JP 2000115314A
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Japan
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connector
holder
telephone
mobile phone
holding member
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JP27594798A
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English (en)
Inventor
Hiroki Hirai
宏樹 平井
Yasuhiro Hiura
靖博 日浦
Tetsuji Tanaka
徹児 田中
Shigeki Sakai
茂樹 境
Yuichiro Tsutsumi
祐一郎 堤
Yoshito Sakai
義人 酒井
Ryoji Tsuji
良次 辻
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
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Publication date
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話機とホルダーコネクタとの結合方向
を操作しやすい方向に設定しながら、携帯電話機をコン
パクトな状態でセットできるようにする。 【解決手段】 携帯電話機Tと結合可能なコネクタモジ
ュール20をベース10に回動可能に取付ける。そし
て、その回動により、携帯電話機Tがベース10に対し
て起立する結合操作位置と、携帯電話機Tがベース10
に沿うセット位置とに切換えられるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に設置さ
れ、携帯電話機を保持する電話機ホルダーに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近来、携帯電話機の普及に伴い、自動車
等において携帯電話機を所定のコネクタと接続したまま
これを保持するための電話機ホルダーの開発が進められ
ている。このような電話機ホルダーとしては、例えば特
開平10−200611号公報に示されるように、携帯電話機が
その長手方向に挿入されるケースの奥側にコネクタを設
け、当該ケースに挿入された携帯電話機がそのまま上記
コネクタに結合されるようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に示された電
話機ホルダーは、携帯電話機全体をほぼ収納するケース
を備えるものであるため、かさばりやすく、車室内等の
所望の位置に配設できない場合が生じ得る。また、配設
ができたとしても、携帯電話機を収納するためのレイア
ウトの関係上、必ずしも携帯電話機の挿入方向を挿入操
作しやすい方向に設定できない場合があり、不便であ
る。
【0004】本発明は、上記の事情に鑑み、携帯電話機
とホルダーコネクタとの結合方向を操作しやすい方向に
設定しながら、携帯電話機をコンパクトな状態でセット
することができる電話機ホルダーを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、携帯電話機と結合可能なホル
ダーコネクタがベースに回動可能に取付けられてなり、
かつ、そのホルダーコネクタの回動により、当該ホルダ
ーコネクタに携帯電話機が結合された状態で当該携帯電
話機がベースに対して起立する結合操作位置と、ホルダ
ーコネクタに携帯電話機が結合された状態で当該携帯電
話機がベースに沿うセット位置とに切換可能となるよう
に構成したものである。
【0006】この電話機ホルダーによれば、ベースに対
してホルダーコネクタを回動させ、携帯電話機の着脱操
作に適した向きにする(すなわち結合操作位置に切換え
る)ことにより、その状態でホルダーコネクタと携帯電
話機との着脱操作を容易に行うことができる。ホルダー
コネクタと携帯電話機とを結合した後は、携帯電話機を
ベースに沿わせる(ホルダーコネクタをセット位置に切
換える)ことにより、携帯電話機をコンパクトな状態に
収めることができる。
【0007】この電話機ホルダーでは、上記ホルダーコ
ネクタを上記結合操作位置及びセット位置で係止するコ
ネクタ係止手段を備えることが好ましく、これにより、
安定した状態でホルダーコネクタと携帯電話機との着脱
操作及び携帯電話機の収納ができる。
【0008】具体的に、上記コネクタ係止手段として
は、上記ホルダーコネクタまたは当該ホルダーコネクタ
と一体に回動する部材と圧接するばね部材を上記ベース
側に設けるとともに、上記ホルダーコネクタが結合操作
位置及びセット位置にある状態で上記ばね部材と圧接す
る面を略平面としたものが好適である。この構造では、
当該略平面部分とベース側のばね部材との圧接により、
その位置(結合操作位置またはセット位置)からコネク
タが回動するのを規制することができる。
【0009】上記ホルダーコネクタは、そのまま直接ベ
ースに取付けるようにしてもよいが、このホルダーコネ
クタを、電話機側コネクタとの結合状態をロックするた
めのロック部及び外部から押圧操作を受ける***作部を
有し、この***作部の押圧操作によって上記ロック部が
ロック位置と非ロック位置とに切換えられるロック機能
付コネクタで構成した場合には、このホルダーコネクタ
を電話機側コネクタとの結合方向に移動可能に保持する
コネクタケースと、上記ホルダーコネクタを上記電話機
側コネクタに向かう方向に付勢する付勢手段とを備え、
この付勢手段の付勢力によりホルダーコネクタが押し出
された状態では上記ロック部を上記非ロック位置に切換
え、上記付勢手段の付勢力に抗してホルダーコネクタが
コネクタケース内に押し込まれた状態では上記ロック部
を上記ロック位置に切換えるべく当該ホルダーコネクタ
の***作部を操作するように上記コネクタケースを構成
するとともに、上記ロック部が上記ロック位置に切換え
られるまでコネクタケース内に押し込まれた位置でホル
ダーコネクタを係止し、この係止位置からさらにホルダ
ーコネクタがコネクタケースの奥へ押し込まれた時に上
記係止を解除する係止手段をコネクタケースに設け、こ
のコネクタケースを上記ベースに回動可能に取付けるよ
うにすることが、より好ましい。この構成によれば、次
の要領で携帯電話機とホルダーコネクタ(ロック機能付
コネクタ)との着脱を簡便に行うことができる。
【0010】まず、ホルダーコネクタが付勢力で押し出
された状態から、このホルダーコネクタに電話機側コネ
クタを押付けるようにしながら両コネクタを結合する
と、ホルダーコネクタのロック部がそれまでの非ロック
位置からロック位置に切換えられ、両コネクタの結合状
態がロックされるとともに、その位置で係止手段により
ホルダーコネクタがコネクタケース側に係止される。そ
の後、さらにホルダーコネクタ及び電話機側コネクタを
ケース奥側に押し込むと、係止手段による係止が解除さ
れ、上記付勢力でホルダーコネクタが逆向きに押し出さ
れる。その際、ホルダーコネクタのロック部は上記ロッ
ク位置から非ロック位置に戻り、このホルダーコネクタ
と電話機側コネクタとが切離し可能な状態になる。従っ
て、この構成では、ホルダーコネクタに対して携帯電話
機をその結合方向に押付けるだけの簡単な操作で、ロッ
ク及びロック解除の切換ができる。
【0011】本発明にかかる電話機ホルダーでは、上記
携帯電話機とホルダーコネクタとを結合するだけでも携
帯電話機の支持が可能であるが、この場合には、携帯電
話機において特にホルダーコネクタから遠い部分の拘束
が少なく、例えば車両に設置した場合には携帯電話機が
振動するおそれがある。しかし、上記ホルダーコネクタ
がセット位置に切換えられた状態でこのホルダーコネク
タに結合されている携帯電話機を上記ホルダーコネクタ
から離れた位置でベース側に固定する固定手段を備える
ようにすれば、この固定手段によってホルダーコネクタ
とは別に携帯電話機側に固定することにより、携帯電話
機をより安定した状態で支持することが可能になり、携
帯電話機の振動等を防ぐことが可能になる。
【0012】具体的には、上記固定手段として、上記携
帯電話機を保持するための保持部材をベースに取付ける
とともに、この保持部材を、当該保持部材が上記携帯電
話機と圧接してこれを拘束する固定位置と、上記携帯電
話機を解放する解放位置との間で切換可能となるように
構成したものが、好適である。この構成によれば、保持
部材を固定位置に切換えることにより、携帯電話機をベ
ース側に固定することができ、解放位置に切換えること
により、携帯電話機を解放してその取り出しをすること
ができる。
【0013】ここで、上記保持部材として、携帯電話機
を左右両側から挟持するための一対の挟持部材を備える
とともに、これら挟持部材のうちの少なくとも一方を、
他方の挟持部材とで携帯電話機を挟持する挟持位置と、
携帯電話機を解放する解放位置との間で切換可能となる
ように構成したものでは、一方の挟持部材の位置切換に
より、携帯電話機を挟持する状態と解放する状態とに切
換えることができる。
【0014】さらに、上記両挟持部材を、これら挟持部
材が連動して開閉動作するように相互連結し、その閉位
置で両挟持部材が携帯電話機に圧接するように構成すれ
ば、両挟持部材を開いた状態で携帯電話機のセット及び
取り外しを円滑にすることができ、携帯電話機をセット
した状態から両挟持部材を閉じることにより、これら挟
持部材によって携帯電話機を確実に固定することができ
る。
【0015】また、上記保持部材として、携帯電話機を
ホルダーコネクタ側に押付ける押付け位置と、携帯電話
機を解放する解放位置との間で移動可能となるように押
付け部材をベースに取付けるようにしてもよい。この場
合には、携帯電話機をホルダーコネクタ側に押付けるだ
けの簡単な構造で、当該携帯電話機の固定ができる。
【0016】本発明において、上記保持部材の具体的な
形状や材質は問わないが、上記保持部材の内側面を弾性
体で構成し、この弾性体が弾性変形しながら携帯電話機
に圧接するように構成すれば、より安定した携帯電話機
の固定ができる。
【0017】上記保持部材の切換操作は、全くの手動で
行うようにしてもよいが、その場合には切換操作が比較
的面倒になる。これに対し、上記保持部材を固定位置側
に付勢する付勢手段と、この付勢手段の付勢力に抗して
上記保持部材を解放位置に係止する解放係止手段と、上
記ホルダーコネクタに携帯電話機が結合された状態でホ
ルダーコネクタが結合操作位置からセット位置へ回動す
る際に当該携帯電話機またはホルダーコネクタに操作さ
れる位置に設けられ、その操作を受けて上記解放係止手
段による保持部材の係止を解除する係止解除手段とを備
えるようにすれば、操作が簡単になる。すなわち、携帯
電話機をセットする前の状態では上記解放係止手段によ
り保持部材を解放位置に係止しておき、この状態から携
帯電話機をセットすれば(すなわち、携帯電話機をホル
ダーコネクタに結合した状態でこれを結合操作位置から
セット位置に切換れば)、この携帯電話機またはホルダ
ーコネクタによって上記係止解除手段が操作され、この
係止解除手段が上記保持部材の係止を解除することによ
り、保持部材は付勢手段の付勢力により自動的に固定位
置側に移動して携帯電話機を固定することとなる。
【0018】逆に、上記保持部材を解放位置側に付勢す
る付勢手段を備えるとともに、上記ホルダーコネクタに
携帯電話機が結合された状態でホルダーコネクタが結合
操作位置からセット位置へ回動する際に当該携帯電話機
またはホルダーコネクタに操作される位置に設けられ、
その操作を受けることにより上記保持部材を上記付勢手
段の付勢力に抗して固定位置側へ移動させる固定操作手
段を備えるようにすれば、携帯電話機をセットする前の
状態では上記付勢手段の付勢力により保持部材が自動的
に解放位置に待機する一方、この状態から携帯電話機を
セットする(すなわち、携帯電話機をホルダーコネクタ
に結合した状態でこれを結合操作位置からセット位置に
切換える)ことにより、この携帯電話機またはホルダー
コネクタによって上記固定操作手段が操作され、その作
用によって保持部材が自動的に固定側に移動する。従っ
て、この場合も携帯電話機が自動的に固定されることに
なる。
【0019】ここで、上記固定操作手段は上記保持部材
の一部によって構成することも可能であり、この場合に
は、保持部材とは別に操作機構を設ける場合よりも構造
が簡素になる。
【0020】また、上記固定位置に移動した保持部材を
当該固定位置に係止する固定係止手段と、外部から操作
を受けることにより、当該固定係止手段による保持部材
の係止を解除する係止解除手段とを備えるようにすれ
ば、上記固定係止手段によって保持部材を固定位置に係
止することにより、携帯電話機をより確実にベース側に
固定できるとともに、この状態から係止解除手段を操作
するだけで、保持部材による固定を自動的に解除するこ
とができる。
【0021】ここで、上記のように、上記ホルダーコネ
クタを、電話機側コネクタとの結合状態をロックするた
めのロック部及び外部から押圧操作を受ける***作部を
有し、この***作部の押圧操作によって上記ロック部が
ロック位置と非ロック位置とに切換えられるロック機能
付コネクタで構成するとともに、このホルダーコネクタ
を電話機側コネクタとの結合方向に移動可能に保持する
コネクタケースと、上記ホルダーコネクタを上記電話機
側コネクタに向かう方向に付勢する付勢手段とを備え、
この付勢手段の付勢力によりホルダーコネクタが押し出
された状態では上記ロック部を上記非ロック位置に切換
え、上記付勢手段の付勢力に抗してホルダーコネクタが
コネクタケース内に押し込まれた状態では上記ロック部
を上記ロック位置に切換えるべく当該ホルダーコネクタ
の***作部を操作するように上記コネクタケースを構成
するとともに、上記ロック部が上記ロック位置に切換え
られるまでコネクタケース内に押し込まれた位置でホル
ダーコネクタを係止し、この係止位置からさらにホルダ
ーコネクタがコネクタケースの奥へ押し込まれた時に上
記係止を解除する係止手段をコネクタケースに設け、こ
のコネクタケースを上記ベースに回動可能に取付けるよ
うにする場合には、そのコネクタケース内にホルダーコ
ネクタが押し込まれる方向に操作を受けることにより上
記固定係止手段による保持部材の係止を解除するように
上記係止解除手段を構成するのが、好ましい。この構成
によれば、携帯電話機をホルダーコネクタに結合し、か
つ、セット位置に切換えた状態から、携帯電話機と係止
解除手段とを一体にホルダーコネクタ側へスライドさせ
ることにより、携帯電話機とホルダーコネクタとの結合
ロックの解除と、保持部材による携帯電話機の固定の解
除とを同時に行うことができ、そのまま携帯電話機を電
話機ホルダーから取り外すことができる。
【0022】さらに、上記保持部材を上記ホルダーコネ
クタの移動方向と平行な方向に移動可能となるようにベ
ースに取付け、この保持部材を上記係止解除手段として
兼用すれば、携帯電話機を固定している保持部材を携帯
電話機と一体に操作することにより、上記ロック解除と
携帯電話機固定の解除とを行うことができ、操作性がさ
らに高まる。また、保持部材とは別に係止解除手段を設
ける場合に比べ、構造も簡素になる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0024】1)第1の実施の形態(図1〜図18) ここに示す電話機ホルダーは、図1及び図2に示すよう
なベース10、コネクタモジュール20、及び固定手段
40を備えている。ベース10は、この実施の形態では
略平板状に形成され、このベース10にコネクタモジュ
ール20が回動可能(起伏可能)に取付けられている。
【0025】このコネクタモジュール20は、図3〜図
5に示すように、ホルダーコネクタ23を覆うコネクタ
カバーのカバー本体を構成する下側カバー22A及び上
側カバー22Bと、コネクタケースを構成する下側ケー
ス21A及び上側ケース21Bとを備え、これらが図5
に示すビス35等によって相互に固定されている。
【0026】ホルダーコネクタ23は、電線Dの端末に
設けられたものであり、その前端には、嵌合部(結合
部)23aが設けられ、この嵌合部23aと、携帯電話
機Tの後端に設けられた電話機側コネクタTC(図1
0,図11)とが嵌合することにより、この電話機側コ
ネクタTCがホルダーコネクタ23を介して上記電線D
に接続されるようになっている。
【0027】図6に示すように、ホルダーコネクタ23
のハウジング内左右両側部には、前後方向(同図では上
下方向)に延びる板ばね23jが設けられている。この
板ばね23jは、その後端部がハウジング側に固定さ
れ、前端部が自由端部とされており、当該自由端部に外
向きのロック用爪23pが突設されている。これらのロ
ック用爪23pは、図10及び図11に示すように嵌合
部23aから両外側に突出した状態で、電話機側コネク
タTCの内側面に形成された凹部Ch内に嵌まり込んで
コネクタ結合状態をロックする略三角形状に設定されて
いる。また、板ばね23jの前後方向中間部には、外向
きに突出する***作部23bが設けられ、この***作部
23bの外側前端部分には、後方に向かうに従って(図
6では下方に向かうに従って)広がるテーパー面23n
が形成されている。
【0028】なお、この図6では、便宜上、上記嵌合部
23aの図示を省略している。
【0029】上記板ばね23jの後端部近傍には、略円
板状の板ばね規制部23kが設けられ、この板ばね規制
部23kと板ばね23jの後端部とが当接した状態で当
該当接個所を支点に板ばね23jがコネクタ中央側に撓
み変形できるようになっている。そして、板ばね23j
が変形していない状態(図6実線の状態)では、コネク
タハウジング両側面に設けられた貫通孔23mを通じて
***作部23bがコネクタハウジングの両外側に突出
し、かつ、両ロック用爪23pが嵌合部23aの両側面
から側方に突出する(図10,図11参照)のに対し、
これらロック用爪23pが内側に押されて板ばね23j
が同方向に撓み変形すると(図6の二点鎖線参照)、両
ロック用爪23pが嵌合部23aの両側面よりも内側に
没入するようになっている(図9参照)。
【0030】下側カバー22A及び上側カバー22B
は、コネクタカバーのカバー本体を構成するものであ
り、上記ホルダーコネクタ23を上下両側から挟む状態
(当該コネクタ23の側面を覆う状態)で、当該コネク
タ23の外側に装着されている。
【0031】図7に示すように、ホルダーコネクタ23
の後部には、その後端に向かうに従って広がる方向の下
側テーパー面23c及び上側テーパー面23dが形成さ
れているのに対し、下側カバー22Aの後部内側面及び
上側カバー22Bの後部内側面は、上記下側テーパー面
23c及び上側テーパー面23dにほぼ合致するテーパ
ー面22a,22bとされている。すなわち、このコネ
クタカバーの内側面は、ホルダーコネクタ23に装着さ
れた状態で当該コネクタ23の前側への抜けを阻止する
形状とされている。
【0032】上記カバー22A,22Bからなるカバー
本体の後端部には、蓋板30が着脱可能に装着されるよ
うになっている。この蓋板30は、カバー本体の後部開
口を塞ぐ形状を有し、その一方の側部は、カバー本体に
形成された凹溝22g(図9〜図11)に嵌め込まれる
形状を有する一方、他方の側部にはボルト挿通孔32が
穿設されている。そして、このボルト挿通孔32に挿通
されたボルト33がカバー本体後端のねじ孔22hにね
じ込まれることにより、当該カバー本体後端に蓋板30
が固定されるようになっている。この固定状態で、ホル
ダーコネクタ23は後方からも拘束され、当該蓋板30
及びカバー22A,22Bからなるコネクタカバーと一
体に前後移動(コネクタ結合方向に移動)するようにな
っている。
【0033】なお、図7において31は、ホルダーコネ
クタ23に接続されている電線を通すために蓋板30に
形成された切欠である。
【0034】カバー22A,22Bからなるカバー本体
の前部両側壁には、これを貫通する貫通孔22eが設け
られ、この貫通孔22e内にボタン25が出没方向(被
操作部23bの操作方向)に移動可能な状態で嵌め込ま
れている。そして、このボタン25が外部から押圧操作
されることにより、当該ボタン25と連動してホルダー
コネクタ23の***作部23bも押圧操作されるように
なっている。
【0035】なお、ホルダーコネクタ23の***作部2
3bが直接カバー22A,22Bから突出可能な形状で
ある場合には、上記ボタン25を省略すればよい。ま
た、カバー22A,22Bを省略してホルダーコネクタ
23を直接ケース21A,21B内に収納する場合に
は、ボタン25は特に要しない。
【0036】下側ケース21A及び上側ケース21Bか
らなるコネクタケースは、前方に開口する箱状をなし、
ホルダーコネクタ23及びコネクタカバーの前端部を除
く主要部を前後移動可能に収容している。
【0037】図7及び図8に示されるように、上側ケー
ス21Bの天壁前側中央部には、水平に延びるコネクタ
係止ピン(係止手段)24が取付けられている。このコ
ネクタ係止ピン24は、その前端部24a及び後端部2
4bが下向きに屈曲する略コ字状とされ、ピン押え28
によって上側から拘束されている。
【0038】具体的に、上側ケース21Bの天壁中央に
は上向きに開口する孔21i(図7)が設けられ、この
孔21iに上記コネクタ係止ピン24の前端部24aが
上から嵌入されることにより、この前端部24aを中心
としてコネクタ係止ピン24全体がコネクタ幅方向に回
動可能に上側ケース21Bに取付けられている。この上
側ケース21Bの天壁には、上記孔21iを中心とする
円弧状と略同形状の貫通穴21hが形成され、この貫通
穴21hを通じてコネクタ係止ピン24の後端部24b
の下端が上側ケース21Bの裏側に突出している。ま
た、当該天壁上面における上記孔21iの近傍部分に
は、上記コネクタ係止ピン24の回動範囲をV字状に規
制する回動規制突起21gも形成されている。
【0039】一方、前記上側カバー22Bの上面中央に
は、前記コネクタ係止ピン24の後端部24bの下端が
侵入可能な凹溝(案内溝)27が形成されている。この
凹溝27は、前後方向に延びる直線溝27aと、この直
線溝27aの前端とつながり、略ハート状の凸部(カ
ム)22fを取り囲む形状をもつループ溝27bとから
なっている。そして、上側カバー22Bがホルダーコネ
クタ23とともに上側ケース21Bの奥に侵入する(す
なわち後退する)に従って上記コネクタ係止ピン24の
後端部24bが直線溝27aからループ溝27bの左側
を通って上記凸部22fの中央窪み部Pに至り(図9〜
図11)、さらにこの位置から上側カバー22Bが逆行
する(すなわち前進する)に従って上記後端部24bが
ループ溝27bの右側を通って直線溝27a内に戻るよ
うに、ループ溝27bの形状が設定されている。すなわ
ち、上記コネクタ係止ピン24は、凸部22fの幅方向
に回動可能となっている。
【0040】なお、カバー22A,22Bを省略する場
合には、上記案内溝27をホルダーコネクタ23の表面
に直接加工すればよい。
【0041】上側ケース21Aの上面には、コネクタ係
止ピン24等を覆うロックカバー29が装着されてい
る。このロックカバー29の後端からは下方に背壁29
aが延び(図7参照;図3では省略)、この背壁29a
によってケース21A,21Bの後端開口が後方から覆
われている。また、背壁29aには、ホルダーコネクタ
23に接続された電線を挿通するための切欠29bが形
成されている。
【0042】前記ケース21A,21Bからなるコネク
タケースの左右両側壁内側面には、図9〜図11に示す
ような凹溝21fが形成されている。この凹溝21f
は、コネクタケース前端よりも少し後方の位置からコネ
クタケース後端に至るまで前後方向に延びている。換言
すれば、この凹溝21fの前方のコネクタ前端位置に、
当該凹溝21fよりも内側に迫るコネクタ操作部21k
が形成されている。そして、この凹溝21f内に上記両
ボタン25の外側部が嵌入されることにより、このコネ
クタケース内にカバー22A,22B及びホルダーコネ
クタ23が前後方向にスライド可能に保持されている。
しかも、このケース21A,21Bに対してカバー22
A,22B及びホルダーコネクタ23が前進すると、ボ
タン25がコネクタ操作部21kと当接し、このボタン
25さらにはその内側の***作部23bが内方へ押圧操
作されるようになっている(図9参照)。
【0043】なお、このケース21A,21B内でのカ
バー22A,22B及びホルダーコネクタ23のセット
位置は、後述の作用が得られるような位置に設定されて
いる。
【0044】上側カバー22Bの左右両翼部には、後方
に開口する筒部22jが設けられている。筒部22jの
中には、後方に突出する軸部22kが形成され、この軸
部22kに圧縮コイルばね26の前端が外嵌される一
方、当該ばね26の後端がロックカバー29の背壁29
aに当接している。そして、この圧縮コイルばね26の
弾発力により、カバー22A,22B及びホルダーコネ
クタ23全体が前方に付勢されている。
【0045】このコネクタモジュール20では、次の要
領でホルダーコネクタ23と携帯電話機Tとの結合及び
切り離しが行われる。
【0046】まず、携帯電話機Tを結合する前の状態で
は、ケース21A,21B内におけるホルダーコネクタ
23は、圧縮コイルばね26の弾発力で図9に示すよう
な最前端位置まで押し出されている。この位置では、ホ
ルダーコネクタ23の両***作部23bがボタン25を
介して上側ケース21Aのコネクタ操作部21kに押し
込まれ、当該コネクタ23のロック用爪23pが没入し
た状態となっており、係止ピン24の下端部24bは上
側カバー22Bにおける案内溝27の直線溝27a内に
位置している。
【0047】この状態から携帯電話機Tの電話機側コネ
クタTCをホルダーコネクタ23に押付け、当該ホルダ
ーコネクタ23及びカバー22A,22Bをケース21
A,21B内に押し込むと、ボタン25がコネクタ操作
部21kから後方に離れる(図10)。この時点で、両
ボタン25が嵌入溝21f内に突出して(すなわちコネ
クタ操作部21kによる***作部23bの押圧操作が解
除されて)両ロック用爪23pが電話機側コネクタTC
の凹部Ch内に嵌まり込み、両コネクタ23,TCの結
合状態がロックされる。そして、カバー22A,22B
が図10に示す最後端位置に到達した時点では、同図に
示されるように、コネクタ係止ピン後端部24bがルー
プ溝27bの左側部分を通って凸部22fの窪み部分P
の近傍まで到達する。
【0048】この最後端位置から携帯電話機Tの押し込
み力を解除すると、圧縮コイルばね26の弾発力でホル
ダーコネクタ23及びカバー22A,22Bが僅かに前
進し、上記コネクタ係止ピン後端部24bがループ溝2
7bに案内されながら凸部22fの窪み部分Pに嵌まり
込む位置で止まる(図11の状態)。これにより、ホル
ダーコネクタ23及びカバー22A,22Bはコネクタ
係止ピン24を介して上側ケース21B側に係止された
状態(すなわち携帯電話機Tが電話機ホルダーHに完全
装着された状態)となる。
【0049】この状態から携帯電話機Tを再び後方へ押
し込んでカバー22A,22Bを後退させると、コネク
タ係止ピン後端部24bは窪み部分Pから外れてループ
溝27bによりその右側部分へ案内される。すなわち、
係止が解除される。従って、上記後端部24cがループ
溝27bの右側部分を通って直線溝27aに戻るように
しながら、カバー22A,22B及びホルダーコネクタ
23が前進し、***作部23bが再びボタン25を介し
てコネクタ操作部21kに押圧操作されてロック用爪2
3pが没入し始める。これによりコネクタ23,TC同
士の結合ロックが解除され、携帯電話機Tを取り出すこ
とが可能になる。
【0050】従って、このコネクタモジュール20に対
しては、これと結合状態にある携帯電話機Tをさらに奥
側へ押圧するだけの簡単な操作で、ロック用爪23pに
よるコネクタ結合ロック状態を解除することが可能とな
っている。
【0051】図12に示すように、上記下側ケース21
Aの下面からは下方に左右一対の被支持部21pが突出
し、各被支持部21pから左右両側方に回動軸21qが
突出している。一方、ベース10の後部に設けられたコ
ネクタ支持板11の上面左右の位置には、それぞれ左右
一対の支持壁12が立設され、各支持壁12には、上方
に開口するフラット状の開口溝12bと、この開口溝1
2bの下端につながる円形孔12aとが設けられてい
る。開口溝12bは前記回動軸21qの直径よりも小幅
とされている一方、円形孔12aは回動軸21qとほぼ
同径とされており、開口溝12bから回動軸21qを押
し込んで円形孔12aに嵌め込んだ状態で、コネクタモ
ジュール20全体が支持壁12に回動可能に支持される
ようになっている。
【0052】上記被支持部21qの下面は、図13及び
図14に示すように、2つの平面36A,36Bからな
る鈍角の山形状となっている。これに対し、コネクタ支
持板11からは上方に板ばね部13が膨出しており、こ
の板ばね部13がその弾性力で平面36Aに圧接した状
態では、図13に示すようにコネクタモジュール20が
前方を向く位置(ベース10と平行な方向を向く位置;
セット位置)に係止される一方、この状態から比較的大
きな外力を加えてコネクタモジュール20を強制的に上
向きに回動させると、被支持部21pが板ばね部13を
下方に押し込みながら最終的に平面36Bが板ばね部1
3と圧接する位置に落ち着き、これにより、図14に示
すようにコネクタモジュール20がほぼ上方を向く位置
(結合操作位置)に係止されるようになっている。
【0053】すなわち、このコネクタモジュール20
は、前記図1及び図13に示すように前方を向くセット
位置と、図2及び図14に示すように略上方を向く結合
操作位置との間で切換可能とされ、かつ各位置で板ばね
部13により係止されるようになっている。
【0054】図15〜図17に示すように、固定手段4
0は左右一対の挟持部材41,42を備えている。一方
の挟持部材41は、ベース10と一体に形成され、当該
ベース10の前部片側(図15では右側)上面から上方
に立ち上がっており、その内側面(図15では左側面)
にはスポンジゴム等からなる弾性体41aが固着されて
いる。
【0055】他方の挟持部材42は、ヒンジ部材44を
介してベース10に回動可能に取付けられている。ヒン
ジ部材44は、図18(a)(b)に示すように、一対
のヒンジ板45A,45Bがヒンジ軸46回りに回動可
能に連結されたものであり、一方のヒンジ板45Aが上
記挟持部材41とは反対側のベース前部に、他方のヒン
ジ板45Bが挟持部材42の基端部にそれぞれ固定され
ている。さらに、両ヒンジ板45A,45Bは、上記ヒ
ンジ軸46とは別に円弧状の板ばね47を介して連結さ
れ、この板ばね47によって両ヒンジ板45A,45B
が図18(a)に示す開位置側に付勢されている。
【0056】このヒンジ部材44により、上記挟持部材
42は、図17(a)に示すように外側に向かってやや
倒れる開位置(解放位置)と、同図(b)及び図16に
示す閉位置(挟持位置)とに切換可能にベース10に取
付けられるとともに、上記板ばね47の弾発力によって
上記解放位置側に付勢された状態となっている。また、
挟持部材42の内側面にも、前記弾性体41aと同様の
弾性体42aが固着されている。
【0057】上記挟持部材42の基端部(下端部)から
は、これと直交する内向きに操作レバー部(固定操作手
段)43が延び、その上面に前記弾性体41a,42a
と同様の弾性体43aが固着されている。この操作レバ
ー部43は、挟持部材42が前記解放位置にあるとき
は、図17(a)に示すようにベース10の上面から上
方に突出する一方、挟持部材42が前記固定位置に切換
えられたときは、同図(b)に示すようなベース10上
面の凹部10a内に収容されるようになっている。
【0058】次に、この電話機ホルダーの作用を説明す
る。
【0059】ホルダーに携帯電話機Tをセットする前の
状態では、操作レバー部43に外力が加えられていない
ため、挟持部材42は板ばね47の弾発力によって図1
7(a)に示す解放位置に保持されている。この段階で
は、コネクタモジュール20を図2及び図14に示す結
合操作位置(ベース10から上を向く位置)に切換えて
おく。
【0060】この状態から、携帯電話機Tの尾端の電話
機側コネクタTCをコネクタモジュール20のホルダー
コネクタ23に押付けるようにしながら両コネクタT
C,23を結合する(このときの作用は上述のとお
り)。これにより、携帯電話機Tは両コネクタTC,2
3を介して外部回路に接続された状態になる。さらに、
この状態から携帯電話機T及びコネクタモジュール20
を倒伏側に一体操作し、携帯電話機Tがベース10に沿
うセット位置(図1,図16,図17(b))に切換え
る。このとき、携帯電話機Tが操作レバー部43を上か
ら押圧することにより、挟持部材42が板ばね47の弾
発力に抗して前記解放位置から起き上がり、図17
(b)に示すような挟持位置に切換えられる。これによ
り、携帯電話機Tは両挟持部材41,42に挟持され、
ベース10側に固定された状態となる(セット完了)。
【0061】逆に、携帯電話機Tを取り外す際には、こ
の携帯電話機Tを把持して比較的強い力で携帯電話機T
を強制的に起き上がらせればよい。これにより、挟持部
材42が板ばね47の弾発力で図17(a)に示す解放
位置に復帰するとともに、コネクタモジュール20は図
14に示す結合操作位置に復帰することとなる。この状
態から携帯電話機Tをさらにコネクタケース21A,2
1Bの奥側へ押し込むと、上述のコネクタモジュール2
0の作用で電話機側コネクタTCとホルダーコネクタ2
3との結合ロックが解除されるため、そのまま携帯電話
機Tをホルダーコネクタ23から抜き取ることができ
る。
【0062】従って、この実施の形態にかかる電話機ホ
ルダーでは、次の効果が得られる。
【0063】・ホルダーコネクタ23(コネクタモジュ
ール20)を結合操作位置とセット位置とに切換可能と
なるようにベース10に回動可能に取付けているので、
結合操作位置に切換えた状態で携帯電話機Tとホルダー
コネクタ23との結合及び切り離しを円滑に行うことが
できる一方、当該結合状態でセット位置に切換えること
により、携帯電話機Tをベース10に沿うコンパクトな
状態に収めることができる。
【0064】・ホルダーコネクタ(コネクタモジュール
20)を結合操作位置とセット位置とでそれぞれ係止す
る手段を備えているので、安定した状態でホルダーコネ
クタ23と携帯電話機Tとの着脱操作及び携帯電話機T
の収納ができる。特に、この実施の形態では、被支持部
21pの平面部36A,36Bと板ばね部13とを圧接
させるだけの簡単な構造で、上記係止が可能となってい
る。
【0065】・ホルダーコネクタ23をケース21A,
21B内に組み込んでコネクタモジュール20を構成
し、このコネクタモジュール20をベース10に取付け
るようにしているので、コネクタモジュール20に携帯
電話機Tの電話機側コネクタTCを押付けるだけの簡単
な操作で、結合ロック及び当該ロック解除の切換ができ
る。
【0066】・コネクタモジュール20から離れた位置
で携帯電話機Tをベース10側に固定する固定手段40
を備えているので、携帯電話機Tをより安定した状態で
支持でき、携帯電話機Tの振動等を防ぐことができる。
【0067】・携帯電話機Tのセットに連動して挟持部
材42が解放位置から固定位置に切換えられるようにし
ているので、挟持部材42を位置切換するための特別な
操作がいらない。しかも、挟持部材42を固定位置側に
操作するための操作レバー部43を挟持部材42と一体
化しているので、部品点数が少なく構造が簡素である。
ただし、この固定操作手段は挟持部材42とは別に設け
ることも可能である。
【0068】・挟持部材41,42の内側面に弾性体4
1a,42aを配し、この弾性体41a,42aの弾性
変形を伴いながら携帯電話機Tを挟持するようにしてい
るので(図17(b)参照)、携帯電話機をより安定し
た状態で保持することが可能となっている。
【0069】2)第2の実施の形態(図19〜図26) ここに示す電話機ホルダーも、ベース10と、コネクタ
モジュール20と、固定手段50とを備えている。ベー
ス10の基本形状、コネクタモジュール20の構造及び
その取付構造は、前記第1の実施の形態で示したものと
全く同等であり、ここではその説明を省略する。
【0070】ここで示す固定手段50は、ベース10の
前後方向(長手方向)に延びる移動部材51を備えてい
る。この移動部材51は、ベース10に設けられた上向
きの開口部10b内に上記前後方向にスライド可能に収
納されている。
【0071】この移動部材51の上端には、当該上端か
ら上方に突出する押え片(押付け部材)52が突出して
いる。この押え片52の内側面(コネクタモジュール2
0側に向かう面;図20では右側面)には、スポンジゴ
ム等からなる弾性体52aが固着されている。この押え
片52は、前記移動部材51とともに携帯電話機Tの保
持部材を構成するものである。
【0072】移動部材51の後端部(図21では右端
部)の左右両側からは前方に向けて軸部51aが突出し
ている。これら軸部51aは、ベース10側に設けられ
た左右一対の溝部10c内に挿入されており、当該溝部
10c内には、その前端側から後方に向けて軸部10d
が突出している。そして、この軸部10dと前記軸部5
1aとに圧縮コイルばね(付勢手段)53の前端部及び
後端部がそれぞれ嵌められており、この圧縮コイルばね
53の弾発力によって移動部材51及び押え片52全体
が後方(コネクタモジュール20へ向かう方向)に付勢
されている。
【0073】ベース10の略中央部には、操作ボタン
(係止解除手段)54が設けられている。この操作ボタ
ン54は、下方に開口する孔54bをもつ中空状とさ
れ、この孔54b内に収納された圧縮コイルばね55の
弾発力によって上方に付勢されている。そして、この付
勢力により通常はベース10の上面から突出する位置に
保持される一方、この位置から強制的に下方へ押し込ま
れることにより、ベース10の底部に形成された凹部1
0e(図20)内に収容されるようになっている。
【0074】操作ボタン54は、左右両外側に延びるリ
ブ54aを有している。一方、前記移動部材51の前部
(図22では右側部)には、上記リブ54aが嵌入可能
な溝51cが形成されており、上述の圧縮コイルばね5
5の弾発力によりリブ54aが溝51cが嵌入されるこ
とにより、移動部材51及び押え片52が圧縮コイルば
ね53の弾発力に抗して図19〜図22の解放位置に係
止される一方、この状態から操作ボタン54が圧縮コイ
ルばね55の弾発力に抗して押し下げられることによ
り、上記溝51cからリブ54aが離脱し、圧縮コイル
ばね55の弾発力によって移動部材51及び押え片52
がコネクタモジュール20に近い固定位置(図23〜図
26)へ移動するようになっている。
【0075】ここで、上記解放位置は、携帯電話機Tが
コネクタモジュール20に結合され、かつ、セット位置
に切換えられた状態で、この携帯電話機Tの頭部(電話
機側コネクタTCと反対側の端部)から前方に離間する
位置に設定され、固定位置は、上記状態で携帯電話機T
の頭部に押え片52の弾性体52aが弾性変形しながら
押付けられる位置に設定されている。
【0076】次に、この電話機ホルダーの作用を説明す
る。
【0077】ホルダーに携帯電話機Tをセットする前の
状態では、操作ボタン54に外力が加えられておらず、
この操作ボタン54のリブ54aによって移動部材51
及び押え片52は図19〜図22に示す解放位置に係止
される。この段階では、コネクタモジュール20を図1
9に示す結合操作位置(ベース10から上を向く位置)
に切換えておく。
【0078】この状態から、携帯電話機Tの尾端の電話
機側コネクタTCをコネクタモジュール20のホルダー
コネクタ23に押付けるようにしながら両コネクタT
C,23を結合する。これにより、携帯電話機Tは両コ
ネクタTC,23を介して外部回路に接続された状態に
なる。さらに、この状態から携帯電話機T及びコネクタ
モジュール20を一体操作し、携帯電話機Tがベース1
0に沿うセット位置(図23〜図26)に切換える。こ
のとき、携帯電話機Tが操作ボタン54を上から押圧す
ることにより、そのリブ54aが移動部材51の凹部5
1cから外れ、移動部材51の係止を解除する。その結
果、移動部材51は圧縮コイルばね53の弾発力で固定
位置へ移動し、押え片52の弾性体52aが携帯電話機
Tの頭部に圧接する。これにより、携帯電話機Tは押え
片52とコネクタモジュール20とにより縦方向に挟持
されたことになる(セット完了)。
【0079】逆に、携帯電話機Tを取り外す際には、押
え片52を把持し、圧縮コイルばね53の弾発力に抗し
て解放位置側へ移動させながら、携帯電話機Tを強制的
に起き上がらせればよい。これにより、コネクタモジュ
ール20は図14に示す結合操作位置に復帰することと
なる。この状態から携帯電話機Tをさらにコネクタケー
ス21A,21Bの奥側へ押し込むと、上述のコネクタ
モジュール20の作用で電話機側コネクタTCとホルダ
ーコネクタ23との結合ロックが解除されるため、その
まま携帯電話機Tをホルダーコネクタ23から抜き取る
ことができる。また、押え片52は、操作ボタン54に
よって再び解放位置に係止することができる。
【0080】従って、この実施の形態にかかる電話機ホ
ルダーでは、次の効果が得られる。
【0081】・コネクタモジュール20の位置切換によ
る効果、及び、コネクタモジュール20を用いたことに
よる操作性の向上については、前記第1の実施の形態と
全く同様である。
【0082】・押え片52によって携帯電話機Tの頭部
をコネクタモジュール20側に押え付けるようにしてい
るので、簡単な構成で、収納状態にある携帯電話機Tを
確実に固定でき、当該携帯電話機Tの振動等を防ぐこと
ができる。
【0083】・携帯電話機Tをセットする前の状態で
は、移動部材51及び押え片52が解放位置に係止され
ているので、携帯電話機Tのセット(セット位置への切
換)を簡単に行うことができる。しかも、当該セットの
際には、携帯電話機Tが操作ボタン54を押圧すること
によって上記係止が外れ、圧縮コイルばね53の弾発力
で移動部材51及び押え片52が自動的に固定位置に移
動するので、解放位置から固定位置への切換のために特
別な操作をする必要がなく、便利である。
【0084】・第1の実施の形態と同様、保持部材であ
る押え片52の内側面に弾性体52aを配し、これを弾
性変形させながら携帯電話機Tを保持するようにしてい
るので、より安定した携帯電話機の固定ができる。
【0085】3)第3の実施の形態(図27〜図33) ここに示す電話機ホルダーも、ベース10と、コネクタ
モジュール20と、固定手段60とを備えている。ベー
ス10の基本形状、コネクタモジュール20の構造及び
その取付構造は、前記第1の実施の形態で示したものと
全く同等であり、ここではその説明を省略する。
【0086】ここで示す固定手段60は、前記第1の実
施の形態と同様、左右一対の挟持部材61,62を備
え、これらはベース10の前部に前後方向の軸63回り
に回動可能に取付けられている。両挟持部材61,62
は、上記軸部63から上向きに延びる壁部と内向きに延
びる壁部とを一体に有するL字状をなし、その内側面及
び上側面にそれぞれスポンジゴム等からなる弾性体61
a,61bが固着されている。挟持部材61の内側端部
には軸部61cが形成される一方、挟持部材62の内側
端部には長孔62cが形成されており、この長孔62c
に上記軸部61cが嵌入されることにより、挟持部材6
1,62が連動して開閉動作するように相互連結されて
いる。さらに、挟持部材62の下面とベース10との間
には図28に示す圧縮コイルばね64が介設され、その
弾発力によって両挟持部材61,62が同図に示す開位
置側(解放位置側)に付勢されている。
【0087】挟持部材62の内側端下部には、側方に突
出する被係止突起62dが形成されている。そして、そ
の前方に、この被係止突起62dを固定位置で係止する
ための操作部材(固定係止手段及び係止解除手段)65
が設けられている。この操作部材65は、ベース10の
幅方向に延び、その方向にスライド可能にベース10に
組み込まれている。操作部材65の一方の端部はベース
10の側方に露出し、外部から押圧操作を受けるボタン
部65aを形成している。他方の端部には、係止爪65
cをもつフック部65bが形成されている。操作部材6
5は、図略のばね手段により、上記ボタン部65aが外
側に突出する位置(図29の位置)側へ付勢されてお
り、その位置で係止爪65cが被係止突起62dを係止
する(上側から拘束する)ことが可能となっている。
【0088】なお、図29において10fは、上記係止
爪65c及び被係止突起62dを収容するためにベース
10に形成された凹部である。
【0089】次に、この電話機ホルダーの作用を説明す
る。
【0090】ホルダーに携帯電話機Tをセットする前の
状態では、操作部材65に外力が加えられておらず、こ
の操作部材65の係止爪65cは挟持部材62の被係止
突起62dからベース幅方向に離れた位置にある。従っ
て、両挟持部材61,62は圧縮コイルばね64の弾発
力によって図27及び図28に示す開位置(解放位置)
に保持される。この段階では、コネクタモジュール20
を前記結合操作位置(例えば前記図2に示したようにベ
ース10から上を向く位置)に切換えておく。
【0091】この状態から、携帯電話機Tの尾端の電話
機側コネクタTCをコネクタモジュール20のホルダー
コネクタ23に押付けるようにしながら両コネクタT
C,23を結合する。これにより、携帯電話機Tは両コ
ネクタTC,23を介して外部回路に接続された状態に
なる。さらに、この状態から携帯電話機T及びコネクタ
モジュール20を一体操作し、携帯電話機Tがベース1
0に沿うセット位置(例えば前記図23〜図26に示し
た位置と同等の位置)に切換える。このとき、携帯電話
機Tが両挟持部材61,62の弾性体61b,62bを
上から押圧することにより、両挟持部材61,62は圧
縮コイルばね64の弾発力に抗して図29〜図31に示
す閉位置に移動し、かつ、この位置で被係止突起62d
が操作部材65の係止爪65bに拘束されることにより
(図30)、当該位置に両挟持部材61,62が係止さ
れる。その結果、携帯電話機Tは両挟持部材61,62
により左右から挟持された状態になる(セット完了)。
【0092】逆に、携帯電話機Tを取り外す際には、図
32に示すように、操作部材60のボタン部65を外側
から押圧操作すればよい。この操作で操作部材60が内
方へ移動することにより、図33に示すように被係止突
起62dと係止爪65cとの係合が外れ、両挟持部材6
1,62が開いて携帯電話機Tの拘束を解除する。この
状態から携帯電話機Tを強制的に起き上がらせれば、コ
ネクタモジュール20は例えば前記図14に示した結合
操作位置に復帰することとなる。そして、携帯電話機T
をコネクタケース21A,21Bの奥側へ押し込めば、
上述のコネクタモジュール20の作用で電話機側コネク
タTCとホルダーコネクタ23との結合ロックが解除さ
れるため、そのまま携帯電話機Tをホルダーコネクタ2
3から抜き取ることができる。
【0093】従って、この実施の形態にかかる電話機ホ
ルダーでは、次の効果が得られる。
【0094】・コネクタモジュール20の位置切換によ
る効果、弾性体61a,62aによる効果、及び、コネ
クタモジュール20を用いたことによる操作性の向上に
ついては、前記第1の実施の形態と全く同様である。
【0095】・携帯電話機Tをセットする前の状態で
は、圧縮コイルばね64の弾発力によって両挟持部材6
1,62が開位置(解除位置)に保持されているため、
この状態で携帯電話機Tのセット(セット位置への切
換)を簡単に行うことができる。しかも、当該セットの
際には、携帯電話機Tが両挟持部材61,62の弾性体
61b,62bを上から押圧することによって両挟持部
材61,62が自動的に固定位置に移動するので、解放
位置から固定位置への切換のために特別な操作をする必
要がなく、便利である。さらに、この固定位置で両挟持
部材61,62が係止爪65cにより自動的に係止され
るので、両挟持部材61,62による安定した携帯電話
機の挟持ができ、その振動等をより確実に防止すること
ができる。
【0096】・携帯電話機Tを挟持している状態から、
ボタン部65aを押圧操作するだけで両挟持部材61,
62を開位置(解放位置)に復帰させることが可能であ
り、操作性が高い。
【0097】4)第4の実施の形態(図34〜図49) ここに示す電話機ホルダーも、ベース10と、コネクタ
モジュール20と、固定手段60とを備えている。ベー
ス10の基本形状、コネクタモジュール20の構造及び
その取付構造は、前記第3の実施の形態で示したものと
全く同等であり、ここではその説明を省略する。
【0098】ここで示す固定手段60も、前記第3の実
施の形態と同様、左右一対の挟持部材61,62を備え
ているが、この第4の実施の形態では、両挟持部材6
1,62がスライド板66上に取付けられている。この
スライド板66の左右には、前後一対の支持板66aが
立設され、これら支持板66aに各挟持部材61,62
が前後方向の軸63回りに回動可能に取付けられてい
る。
【0099】第3の実施の形態と同様、両挟持部材6
1,62は、上記軸部63から上向きに延びる壁部と内
向きに延びる壁部とを一体に有するL字状をなし、その
内側面及び上側面にそれぞれスポンジゴム等からなる弾
性体61a,61bが固着されている。挟持部材61の
内側端部には軸部61cが形成される一方、挟持部材6
2の内側端部には長孔62cが形成されており、この長
孔62cに上記軸部61cが嵌入されることにより、挟
持部材61,62が連動して開閉動作するように相互連
結されている。さらに、挟持部材62の下面とスライド
板66との間に図37に示す圧縮コイルばね64が介設
され、その弾発力によって両挟持部材61,62が同図
に示す開位置側(解放位置側)に付勢されている。
【0100】図38に示すように、スライド板66の後
部とベース10との間には圧縮コイルばね68が設けら
れており、この圧縮コイルばね68の弾発力によってス
ライド板66及び両挟持部材61,62全体が前方(同
図では右方)に付勢されている。
【0101】挟持部材62の内側端下部には、側方に突
出する被係止突起62dが形成されている。そして、そ
の前方に、この被係止突起62dを固定位置で係止する
ための係止部材67が設けられている。この係止部材6
7は、ベース10の幅方向にスライド可能にベース10
に組み込まれている。係止部材67の外側端部には圧縮
コイルばね69が取付けられ、この圧縮コイルばね69
の弾発力により係止部材67が中央側に付勢されてい
る。係止部材67の中央側端部には係止爪67aが形成
され、前記スライド板66が前進した位置で上記係止爪
67aが被係止突起62dを係止する(上側から拘束す
る)ことが可能となっている(図41)。
【0102】次に、この電話機ホルダーの作用を説明す
る。
【0103】(1)携帯電話機セット前の状態(図34
〜図38):この状態では、スライド板66に外力が加
えられておらず、このスライド板66及び両挟持部材6
1,62は前進した位置にある。また、被係止突起62
dは係止部材67に係止されておらず、両挟持部材6
1,62は圧縮コイルばね64の弾発力で開位置(解放
位置)に保持される。この段階では、コネクタモジュー
ル20を前記結合操作位置(例えば前記図2に示したよ
うにベース10から上を向く位置)に切換えておく。
【0104】(2)携帯電話機Tのセット(図39〜図
42):前記状態から、携帯電話機Tの尾端の電話機側
コネクタTCをコネクタモジュール20のホルダーコネ
クタ23に押付けるようにしながら両コネクタTC,2
3を結合する。これにより、携帯電話機Tは両コネクタ
TC,23を介して外部回路に接続された状態になる。
さらに、この状態から携帯電話機T及びコネクタモジュ
ール20を一体操作し、携帯電話機Tがベース10に沿
うセット位置(例えば前記図23〜図26に示した位置
と同等の位置)に切換える。このとき、携帯電話機Tが
両挟持部材61,62の弾性体61b,62bを上から
押圧することにより、両挟持部材61,62は圧縮コイ
ルばね64の弾発力に抗して図29〜図31に示す閉位
置に移動し、かつ、この位置で被係止突起62dが係止
部材67の係止爪67aに拘束されることにより(図4
1)、当該位置に両挟持部材61,62が係止される。
その結果、携帯電話機Tは両挟持部材61,62により
左右から挟持された状態になる(セット完了)。
【0105】(3)携帯電話機取り外しのためのスライ
ド操作(図43〜図46):逆に、携帯電話機Tを取り
外す際には、例えば両挟持部材61,62を両外側から
指で把持し、これら挟持部材61,62ごと携帯電話機
Tをコネクタモジュール20に押付ける方向にスライド
操作すればよい。この操作により、上述のコネクタモジ
ュール20の作用でホルダーコネクタ23と携帯電話機
Tの電話機側コネクタTCとの結合ロックが解除される
とともに、挟持部材62の被係止突起62dが係止部材
67から後側に離れ(図45)、この係止部材67の係
止爪67aによる拘束が解かれる。
【0106】(4)携帯電話機Tの取り外し(図47〜
図49):前記(3)の状態から携帯電話機Tを少し持
ち上げると、圧縮コイルばね64の弾発力で両挟持部材
61,62が開いて携帯電話機Tの拘束を解除する。こ
の状態で携帯電話機Tをホルダーコネクタ23から難な
く抜き取ることができる。
【0107】従って、この実施の形態にかかる電話機ホ
ルダーでは、次の効果が得られる。
【0108】・コネクタモジュール20の位置切換によ
る効果、弾性体61a,62aによる効果、及び、コネ
クタモジュール20を用いたことによる操作性の向上に
ついては、前記第1の実施の形態と全く同様である。
【0109】・携帯電話機Tをセットする前の状態で
は、圧縮コイルばね64の弾発力によって両挟持部材6
1,62が開位置(解除位置)に保持されているため、
この状態で携帯電話機Tのセット(セット位置への切
換)を簡単に行うことができる。しかも、当該セットの
際には、携帯電話機Tが両挟持部材61,62の弾性体
61b,62bを上から押圧することによって両挟持部
材61,62が自動的に固定位置に移動するので、解放
位置から固定位置への切換のために特別な操作をする必
要がなく、便利である。さらに、この固定位置で両挟持
部材61,62が係止爪65cにより自動的に係止され
るので、両挟持部材61,62による安定した携帯電話
機の挟持ができ、その振動等をより確実に防止すること
ができる。
【0110】・携帯電話機Tを挟持している状態から、
挟持部材61,62と携帯電話機Tとを一体にスライド
操作することにより、挟持部材61,62の固定位置係
止の解除と、携帯電話機Tとホルダーコネクタ23との
結合ロック解除とを同時に行うことが可能であり、非常
に操作性が高い。
【0111】5)第5の実施の形態(図50〜図55) この第5の実施の形態では、車両のインストゥルメント
パネルIPに外側ケース71及び引き出しケース72か
らなる収納ボックス70が組み込まれるとともに、その
引き出しケース72の底壁に上述のコネクタモジュール
20及び固定手段50が取付けられている。すなわち、
当該引き出しケース72によって本発明にかかる電話機
ホルダーのベースが構成されている。
【0112】外側ケース71内において、引き出しケー
ス72の奥の空間には、図54に示すような板ばね73
が配設され、その一端がボルト74で外側ケース71に
固定されるとともに、他端である自由端部73aが引き
出しケース72の奥壁に圧接している。すなわち、この
板ばね73の弾発力によって引き出しケース72が引き
出し方向に付勢されている。
【0113】引き出しケース72の上端中央には凹部7
2aが形成される一方、外側ケース71の上端中央には
上記凹部72aを係止する係止片71aが下向きに突出
しており、この係止片71aが上記凹部72aを係止す
ることにより、前記板ばね73の弾発力に抗して引き出
しケース72が図50に示す閉位置に保持される一方、
この状態から係止片71aの上部が押圧操作されて当該
係止片71aの下端が浮き上がり、上記凹部72aの係
止を解除することにより、前記板ばね73の弾発力で引
き出しケース72が自動的に引き出されるようになって
いる(図51)。
【0114】図55に示すように、コネクタモジュール
20は引き出しケース72の底壁の向かって左側位置に
ヒンジ軸75を介して回動可能に取付けられており、同
図に示す結合操作位置(上方を向く位置)と、図53に
示すセット位置(引き出しケース底壁上に伏せる位置)
とに切換可能とされている。
【0115】この実施の形態で示す固定手段50は、前
記第2の実施の形態で示した押え片52と同様の押え片
52を備え、この押え片52が、引き出しケース72の
向かって右側に設けられたガイドレール76に沿ってス
ライド可能に取付けられるとともに、圧縮コイルばね7
7の弾発力によってコネクタモジュール20に近づく方
向に付勢されている。
【0116】この実施の形態によれば、外側ケース71
から引き出しケース72を引き出し(図51)、さら
に、コネクタモジュール20を立たせて結合操作位置に
切換えることにより、この状態でケース外方からコネク
タモジュール20に携帯電話機Tを簡単に結合すること
ができる(図52)。
【0117】次に、圧縮コイルばね77の弾発力に抗し
て押え片52をコネクタモジュール20から引き離して
おきながら、上記コネクタモジュール20をセット位置
に切換えて携帯電話機Tを引き出しケース底壁上に倒伏
させ、この状態で上記押え片52を開放することによ
り、圧縮コイルばね77の弾発力で当該押え片52の内
側の弾性体52aを携帯電話機Tの頭部に圧接させて携
帯電話機Tを固定することができる(図53)。そし
て、この状態のまま引き出しケース72を押し込んで閉
じることにより(図50)、携帯電話機Tを収納ボック
ス70内にコンパクトに収納することができる。
【0118】このように、本発明は、車両用パネルの収
納部をベースとして利用することにより、簡素な構造で
車両用の電話機ホルダーとして構築することが可能であ
る。
【0119】その他、本発明は例として次のような実施
の形態をとることも可能である。
【0120】・本発明において、結合操作位置における
ホルダーコネクタ23の向きは、その電話機ホルダーの
使用状況に応じて適宜設定が可能であり、ベース10に
対してほぼ直交するまで起立する位置に設定してもよい
し、ベース10から若干の角度だけ起立した位置に設定
してもよい。また、各位置にホルダーコネクタ23を係
止する場合、その係止のための具体的な構造も問わず、
例えばラッチ機構などを用いるようにしてもよい。
【0121】・前記実施形態では、ホルダーコネクタ2
3をケース21A,21B内に組み込んでコネクタモジュ
ール20を構成し、その下側ケース21Aをベース10
に取付けるようにしているが、ホルダーコネクタ23を
そのまま単独でベース10に取付けるようにしてもよ
い。
【0122】・固定手段40,50,60については、
適宜省略が可能である。また、固定手段を設ける場合で
も、上記のように携帯電話機Tを左右方向や縦方向から
挟持するものに限らず、例えば携帯電話機表面の凹凸部
分に係合するようなものであってもよい。
【0123】・前記実施形態では、操作レバー部43や
操作ボタン54等が携帯電話機Tによって操作されるよ
うにしたものを示したが、これらをホルダーコネクタ2
3(またはコネクタモジュール20)により操作される
位置に設けるようにしてもよい。
【0124】・本発明にかかる電話機ホルダーは、その
具体的な用途を問わず、コネクタと携帯電話機とを結合
した状態で当該携帯電話機を保持する場合に広く適用が
可能である。例えば、自動車の車室内においてスピーカ
ー等と携帯電話機とを接続する場合の他、無線通信を目
的としてパーソナルコンピュータ等の電子機器に携帯電
話機を接続する場合にも本発明の適用が可能である。
【0125】
【発明の効果】以上のように本発明は、携帯電話機と結
合可能なホルダーコネクタがベースに回動可能に取付け
られてなり、かつ、そのホルダーコネクタの回動によ
り、当該ホルダーコネクタに携帯電話機が結合された状
態で当該携帯電話機がベースに対して起立する結合操作
位置と、ホルダーコネクタに携帯電話機が結合された状
態で当該携帯電話機がベースに沿うセット位置とに切換
可能となるように構成した電話機ホルダーであるので、
携帯電話機とホルダーコネクタとの結合方向を操作しや
すい方向に設定しながら、携帯電話機をコンパクトな状
態でセットすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる電話機ホル
ダーにおいて携帯電話機がセットされた状態を示す斜視
図である。
【図2】上記電話機ホルダーに携帯電話機をセットする
前の状態を示す斜視図である。
【図3】上記電話機ホルダーに設けられたコネクタモジ
ュールの分解斜視図である。
【図4】上記コネクタモジュールとこれに組み込まれる
ホルダーコネクタの斜視図である。
【図5】上記コネクタモジュールの分解断面図である。
【図6】上記コネクタモジュールに組み込まれるホルダ
ーコネクタの一部断面平面図である。
【図7】上記コネクタモジュールの断面正面図である。
【図8】上記コネクタモジュールの上側カバーの上面構
造を示す破断斜視図である。
【図9】上記コネクタモジュールのコネクタカバー及び
ホルダーコネクタが最も前方に位置している状態を示す
断面平面図である。
【図10】上記コネクタモジュールのホルダーコネクタ
と電話機側コネクタとが嵌合された状態を示す断面平面
図である。
【図11】上記コネクタモジュールのホルダーコネクタ
が最も後方に位置している状態を示す断面平面図であ
る。
【図12】上記コネクタモジュールの取付構造を示す分
解斜視図である。
【図13】上記コネクタモジュールがセット位置に切換
えられた状態を示す一部断面側面図である。
【図14】上記コネクタモジュールが結合操作位置に切
換えられた状態を示す一部断面側面図である。
【図15】上記電話機ホルダーの全体斜視図である。
【図16】上記電話機ホルダーの固定手段を示す一部断
面斜視図である。
【図17】(a)は上記固定手段における挟持部材が解
放位置にある状態を示す断面正面図、(b)は同挟持部
材が固定位置にある状態を示す断面正面図である。
【図18】(a)(b)は上記挟持部材をベースに取付
けるためのヒンジ部材を示す斜視図である。
【図19】本発明の第2の実施の形態にかかる電話機ホ
ルダーに携帯電話機をセットする前の状態を示す斜視図
である。
【図20】第2の実施の形態にかかる電話機ホルダーに
おいて結合操作位置にあるコネクタモジュールに携帯電
話機を結合した状態を示す断面側面図である。
【図21】第2の実施の形態にかかる電話機ホルダーに
おいて移動部材及び押え片が解放位置に係止されている
状態を上から観た斜視図である。
【図22】第2の実施の形態にかかる電話機ホルダーに
おいて移動部材及び押え片が解放位置に係止されている
状態を下から観た斜視図である。
【図23】第2の実施の形態にかかる電話機ホルダーに
携帯電話機がセットされた状態を示す斜視図である。
【図24】図23の状態を示す断面側面図である。
【図25】図23の状態において移動部材及び押え片が
固定位置に移動した様子を上から観た斜視図である。
【図26】図23の状態において移動部材及び押え片が
固定位置に移動した様子を下から観た斜視図である。
【図27】本発明の第3の実施の形態にかかる電話機ホ
ルダーの固定手段において両挟持部材が開いている状態
を示す一部断面斜視図である。
【図28】図27の状態を示す断面正面図である。
【図29】第3の実施の形態にかかる電話機ホルダーの
固定手段において両挟持部材が閉じた位置に係止されて
いる状態を示す斜視図である。
【図30】図29の状態を示す一部断面斜視図である。
【図31】図29の状態を示す断面正面図である。
【図32】図29の状態から両挟持部材の係止を解除し
た状態を示す斜視図である。
【図33】図32の状態を示す一部断面斜視図である。
【図34】本発明の第4の実施の形態にかかる電話機ホ
ルダーにおいて携帯電話機が結合されたコネクタモジュ
ールをセット位置に切換える前の状態を示す斜視図であ
る。
【図35】図34の状態を示す要部斜視図である。
【図36】図34の状態を示す要部断面斜視図である。
【図37】図34の状態を示す断面正面図である。
【図38】図34の状態を示す断面側面図である。
【図39】第4の実施の形態にかかる電話機ホルダーに
おいて携帯電話機のセットを完了した状態を示す斜視図
である。
【図40】図39の状態を示す要部斜視図である。
【図41】図39の状態を示す要部断面斜視図である。
【図42】図39の状態を示す断面正面図である。
【図43】第4の実施の形態にかかる電話機ホルダーに
おいて携帯電話機及び両挟持部材をスライド操作した状
態を示す斜視図である。
【図44】図43の状態を示す要部斜視図である。
【図45】図43の状態を示す要部断面斜視図である。
【図46】図43の状態を示す断面側面図である。
【図47】第4の実施の形態にかかる電話機ホルダーに
おいて携帯電話機を持ち上げた状態を示す斜視図であ
る。
【図48】図47の状態を示す要部斜視図である。
【図49】図47の状態を示す要部断面斜視図である。
【図50】本発明の第5の実施の形態においてインスト
ゥルメントパネルに設けられた収納ボックスが閉じてい
る状態を示す斜視図である。
【図51】上記収納ボックスが開いている状態を示す斜
視図である。
【図52】上記収納ボックス内のコネクタモジュールを
結合操作位置に切換えてこれに携帯電話機を結合した状
態を示す斜視図である。
【図53】上記コネクタモジュールに携帯電話機を結合
したままセット位置に切換えた状態を示す斜視図であ
る。
【図54】上記収納ボックス内に設けられた板ばねを示
す斜視図である。
【図55】上記収納ボックスを示す断面正面図である。
【符号の説明】
10 ベース 11 コネクタ支持板 13 板ばね部 20 コネクタモジュール 21 コネクタケース 21k コネクタ操作部 22f 凸部 23 ホルダーコネクタ 23b ***作部 23p ロック用爪(ロック部) 24 コネクタ係止ピン(係止部材) 26 圧縮コイルばね(付勢手段) 27 凹溝(案内溝) 30 蓋板 41,42,61,62 挟持部材 41a,42a,52a,61a,62a 弾性体 43 操作レバー部(固定操作手段) 47 板ばね(付勢手段) 51 移動部材(保持部材を構成) 52 押え片(押付け部材) 53 圧縮コイルばね(付勢手段) 54 操作ボタン(解放係止手段及び係止解除手段) 60 操作部材(固定係止手段及び係止解除手段) 66 スライド板 T 携帯電話機 TC 電話機側コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平井 宏樹 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 日浦 靖博 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 田中 徹児 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 境 茂樹 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 堤 祐一郎 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 酒井 義人 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 辻 良次 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 3D020 BB01 BC03 BD02 BD14 5K023 AA07 AA09 BB11 KK04 NN06 PP02 PP12 RR09 5K067 AA34 BB04 EE02 KK17

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電話機と結合可能なホルダーコネク
    タがベースに回動可能に取付けられてなり、かつ、その
    ホルダーコネクタの回動により、当該ホルダーコネクタ
    に携帯電話機が結合された状態で当該携帯電話機がベー
    スに対して起立する結合操作位置と、ホルダーコネクタ
    に携帯電話機が結合された状態で当該携帯電話機がベー
    スに沿うセット位置とに切換可能となるように構成した
    ことを特徴とする電話機ホルダー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電話機ホルダーにおい
    て、上記ホルダーコネクタを上記結合操作位置及びセッ
    ト位置で係止するコネクタ係止手段を備えたことを特徴
    とする電話機ホルダー。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電話機ホルダーにおい
    て、上記ホルダーコネクタまたは当該ホルダーコネクタ
    と一体に回動する部材と圧接するばね部材を上記ベース
    側に設けるとともに、上記ホルダーコネクタが結合操作
    位置及びセット位置にある状態で上記ばね部材と圧接す
    る面を略平面としたことを特徴とする電話機ホルダー。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の電話機
    ホルダーにおいて、上記ホルダーコネクタを、電話機側
    コネクタとの結合状態をロックするためのロック部及び
    外部から押圧操作を受ける***作部を有し、この***作
    部の押圧操作によって上記ロック部がロック位置と非ロ
    ック位置とに切換えられるロック機能付コネクタで構成
    するとともに、このホルダーコネクタを電話機側コネク
    タとの結合方向に移動可能に保持するコネクタケース
    と、上記ホルダーコネクタを上記電話機側コネクタに向
    かう方向に付勢する付勢手段とを備え、この付勢手段の
    付勢力によりホルダーコネクタが押し出された状態では
    上記ロック部を上記非ロック位置に切換え、上記付勢手
    段の付勢力に抗してホルダーコネクタがコネクタケース
    内に押し込まれた状態では上記ロック部を上記ロック位
    置に切換えるべく当該ホルダーコネクタの***作部を操
    作するように上記コネクタケースを構成するとともに、
    上記ロック部が上記ロック位置に切換えられるまでコネ
    クタケース内に押し込まれた位置でホルダーコネクタを
    係止し、この係止位置からさらにホルダーコネクタがコ
    ネクタケースの奥へ押し込まれた時に上記係止を解除す
    る係止手段をコネクタケースに設け、このコネクタケー
    スを上記ベースに回動可能に取付けたことを特徴とする
    電話機ホルダー。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の電話機
    ホルダーにおいて、上記ホルダーコネクタがセット位置
    に切換えられた状態でこのホルダーコネクタに結合され
    ている携帯電話機を上記ホルダーコネクタから離れた位
    置でベース側に固定する固定手段を備えたことを特徴と
    する電話機ホルダー。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の電話機ホルダーにおい
    て、上記固定手段として、上記携帯電話機を保持するた
    めの保持部材をベースに取付けるとともに、この保持部
    材を、当該保持部材が上記携帯電話機と圧接してこれを
    拘束する固定位置と、上記携帯電話機を解放する解放位
    置との間で切換可能となるように構成したことを特徴と
    する電話機ホルダー。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の電話機ホルダーにおい
    て、上記保持部材として、携帯電話機を左右両側から挟
    持するための一対の挟持部材を備えるとともに、これら
    挟持部材のうちの少なくとも一方を、他方の挟持部材と
    で携帯電話機を挟持する挟持位置と、携帯電話機を解放
    する解放位置との間で切換可能となるように構成したこ
    とを特徴とする電話機ホルダー。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の電話機ホルダーにおい
    て、上記両挟持部材を、これら挟持部材が連動して開閉
    動作するように相互連結し、その閉位置で両挟持部材が
    携帯電話機に圧接するように構成したことを特徴とする
    電話機ホルダー。
  9. 【請求項9】 請求項6記載の電話機ホルダーにおい
    て、上記保持部材として、携帯電話機をホルダーコネク
    タ側に押付ける押付け位置と、携帯電話機を解放する解
    放位置との間で移動可能となるように押付け部材をベー
    スに取付けたことを特徴とする電話機ホルダー。
  10. 【請求項10】 請求項6〜9のいずれかに記載の電話
    機ホルダーにおいて、上記保持部材の内側面を弾性体で
    構成し、この弾性体が弾性変形しながら携帯電話機に圧
    接するように構成したことを特徴とする電話機ホルダ
    ー。
  11. 【請求項11】 請求項6〜10のいずれかに記載の電
    話機ホルダーにおいて、上記保持部材を固定位置側に付
    勢する付勢手段と、この付勢手段の付勢力に抗して上記
    保持部材を解放位置に係止する解放係止手段と、上記ホ
    ルダーコネクタに携帯電話機が結合された状態でホルダ
    ーコネクタが結合操作位置からセット位置へ回動する際
    に当該携帯電話機またはホルダーコネクタに操作される
    位置に設けられ、その操作を受けて上記解放係止手段に
    よる保持部材の係止を解除する係止解除手段とを備えた
    ことを特徴とする電話機ホルダー。
  12. 【請求項12】 請求項6〜10のいずれかに記載の電
    話機ホルダーにおいて、上記保持部材を解放位置側に付
    勢する付勢手段と、上記ホルダーコネクタに携帯電話機
    が結合された状態でホルダーコネクタが結合操作位置か
    らセット位置へ回動する際に当該携帯電話機またはホル
    ダーコネクタに操作される位置に設けられ、その操作を
    受けることにより上記保持部材を上記付勢手段の付勢力
    に抗して固定位置側へ移動させる固定操作手段とを備え
    たことを特徴とする電話機ホルダー。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の電話機ホルダーにお
    いて、上記固定操作手段は上記保持部材の一部であるこ
    とを特徴とする電話機ホルダー。
  14. 【請求項14】 請求項6〜13のいずれかに記載の電
    話機ホルダーにおいて、上記固定位置に移動した保持部
    材を当該固定位置に係止する固定係止手段と、外部から
    操作を受けることにより上記固定係止手段による保持部
    材の係止を解除する係止解除手段とを備えたことを特徴
    とする電話機ホルダー。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の電話機ホルダーにお
    いて、上記ホルダーコネクタを、電話機側コネクタとの
    結合状態をロックするためのロック部及び外部から押圧
    操作を受ける***作部を有し、この***作部の押圧操作
    によって上記ロック部がロック位置と非ロック位置とに
    切換えられるロック機能付コネクタで構成するととも
    に、このホルダーコネクタを電話機側コネクタとの結合
    方向に移動可能に保持するコネクタケースと、上記ホル
    ダーコネクタを上記電話機側コネクタに向かう方向に付
    勢する付勢手段とを備え、この付勢手段の付勢力により
    ホルダーコネクタが押し出された状態では上記ロック部
    を上記非ロック位置に切換え、上記付勢手段の付勢力に
    抗してホルダーコネクタがコネクタケース内に押し込ま
    れた状態では上記ロック部を上記ロック位置に切換える
    べく当該ホルダーコネクタの***作部を操作するように
    上記コネクタケースを構成するとともに、上記ロック部
    が上記ロック位置に切換えられるまでコネクタケース内
    に押し込まれた位置でホルダーコネクタを係止し、この
    係止位置からさらにホルダーコネクタがコネクタケース
    の奥へ押し込まれた時に上記係止を解除する係止手段を
    コネクタケースに設け、このコネクタケースを上記ベー
    スに回動可能に取付けるとともに、上記コネクタケース
    内にホルダーコネクタが押し込まれる方向に操作を受け
    ることにより上記固定係止手段による保持部材の係止を
    解除するように上記係止解除手段を構成したことを特徴
    とする電話機ホルダー。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の電話機ホルダーにお
    いて、上記保持部材を上記ホルダーコネクタの移動方向
    と平行な方向に移動可能となるようにベースに取付け、
    この保持部材を上記係止解除手段として兼用したことを
    特徴とする電話機ホルダー。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10260951B4 (de) * 2002-12-20 2012-04-05 Andreas Peiker Haltevorrichtung für ein Mobiltelefon
WO2013103082A1 (ja) * 2012-01-06 2013-07-11 ソニー株式会社 外部構造体及び電子機器
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