JP3163061B2 - 携帯電話ホルダー - Google Patents

携帯電話ホルダー

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JP3163061B2
JP3163061B2 JP16241098A JP16241098A JP3163061B2 JP 3163061 B2 JP3163061 B2 JP 3163061B2 JP 16241098 A JP16241098 A JP 16241098A JP 16241098 A JP16241098 A JP 16241098A JP 3163061 B2 JP3163061 B2 JP 3163061B2
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話ホルダーに
関する。詳しくは、自動車内等で使用される大きさの異
なる種々の携帯電話機を着脱自在に保持するすると共に
コネクタ接続も行える携帯電話ホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話、携帯電話システム(P
HS)、携帯無線機、(本明細書においてはこれらすべ
てを含んで携帯電話と称する。)が急速に普及してきて
いる。それに伴い利用者環境も多様なものとなり、自動
車内で使用する利用者も多い。この場合、運転者が自動
車の運転中に使用する際は運転者は片手運転となり安全
上問題がある。しかし自動車室内では電話機を安定して
置いておく場所を確保することが困難である。このため
適当な場所に取り付けて電話機を着脱自在に保持しハン
ズフリー化することができるホルダーが考案されてい
る。
【0003】図13および図14は従来の携帯電話保持
用の電話機ホルダの1例を示す図であり、図13(a)
はホルダを上面より見た斜視図、図13(b)はホルダ
を裏面部を除いて下面より見た斜視図、図14はホルダ
とベースを示す斜視図である。この電話機ホルダは、図
14に示すように、ホルダ1とベース2とよりなり、ホ
ルダ1は図13(a)に示すように上面部1aと、該上
面部1aにねじ結合された裏面部1bと、電話機を挟持
する幅調整アーム3及びスイングサポート4と、ホール
ドボタン5と、立置き用ストッパー6等を具備してい
る。
【0004】そして、幅調整アーム3はホルダ本体1に
対し、その内部でスライド可能で、任意の位置で図示し
ないねじにより固定されるようになっている。またスイ
ングサポート4は2個のサポート部4a,4bがスイン
グアーム4cに一体に形成され、該スイングアーム4c
は図13(b)に示されるように一点でピン7により揺
動可能に支持され、且つ、ばね8により幅調整アーム3
の方向(矢印A方向)に付勢されている。
【0005】ホールドボタン5は、ホルダ1の上面部1
aに形成した小窓から出入し、ホルダ1内部の機構によ
りスイングサポート4の揺動動作を規制あるいは解除で
きるようになっている。また、立て置き用ストッパ6は
ホルダ1の上面部1aの下方端部寄りに形成した穴から
回動出入し、ホルダ1を比較的立てた状態で使用する場
合に引出し、電話機の下端を保持できるようになってい
る。
【0006】図14はホルダ1と、該ホルダ1を支持し
て車室内の所望の箇所に取り付けるためのベース2とを
示す図である。ホルダ1の裏面部1bにはベース2に取
り付けるための係合用突起10が形成され、ベース2の
上面には、ホルダの係合用突起10と係合して該ホルダ
1を固定する2個の係止穴11が形成されている。そし
て、ベース9を車室内の所望の箇所に粘着シート等によ
り固定し、該ベース9の係止穴11にホルダ1の係合用
突起10を係合させてホルダ1をベース9に固定する。
【0007】固定されたホルダ1に電話機を保持させる
には、予め図13(a)の状態から幅調整アーム3の位
置を使用する電話機に合わせて調整しておく。そして電
話機をホルダ1の上に載せ、該電話機でホールドボタン
5を押圧すれば、スイングサポート4がホールドボタン
5による規制を解除され、ばね8により幅調整アーム3
の方向に回動して幅調整アーム3との間に電話機を挟持
することになる。また電話機をホルダ1より取り外すに
は、電話機によりスイングサポート4をばね8に抗して
ねじりながら電話機を持ち上げれば容易に取り外すこと
ができる。このときスイングサポート4はホールドボタ
ン5により開いた状態に保持され待機の状態となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の自動車用携
帯電話ホルダーにおいては、保持する携帯電話機が変わ
る都度、幅調整アームの位置を調整し、固定し直さなけ
ればならない。常に同じ自動車ににしか乗らなければ問
題はないが、例えば他人の自動車を借りた場合、その自
動車に付いている携帯電話ホルダーに保持するためには
調整し直さなければならない。
【0009】また複数ある業務用車あるいはレンタカー
に携帯電話ホルダーを取り付けても、不特定多数の人が
乗車するため不特定の大きさの携帯電話機を保持する必
要があり、上記と同様な問題が発生する。
【0010】また、モータ、センサー等を用いて保持す
る携帯電話機の大きさに応じて保持部を駆動し、調整等
の操作をすることなく種々の大きさの携帯電話機を保持
することができると考えられるが、モータ、センサー等
の複雑な部品を必要とするためコストアップとなる。ま
たモータを駆動するためにはバッテリー等のエネルギー
源を必要とするという問題が生ずる。また、アンテナ、
充電端子等のコネクタは別途接続しなければならず、手
数を要するという問題がある。
【0011】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、保持
する携帯電話機が変わるたびに調整等の特別の操作をす
ることなく、種々の大きさの携帯電話機を保持すること
ができ、且つ同時にコネクタ接続(但し位置調整は必
要)もできる自動車用携帯電話ホルダーを実現すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の発明
は、ケース20と、該ケース20の上を摺動可能に設け
られたホルダー21とを有し、前記ケース20には1対
のガイド部材57,57′とコネクタ装置22とが設け
られ、前記ホルダー21には電話機が突き当てられるス
トッパー47と、電話機を保持する1対のスライダ2
4,24′とが設けられてなり、該スライダ24,2
4′は傾斜面を有するカム52を有してホルダー21の
摺動時に前記ガイド部材57,57′により接近または
離隔されるようになっており、前記ホルダー21上に電
話機を載置しストッパー47に突き当てて該ホルダー2
1を摺動させることにより、スライダ24,24′がカ
ム52とガイド部材57,57′の作用により互いに近
接して電話機を保持し、且つ該電話機のコネクタを前記
ケース20に設けられたコネクタ装置22のコネクタに
嵌合させることを特徴とする。この構成を採ることによ
り、種々の大きさの携帯電話機を保持することができ、
且つ同時にコネクタ接続が可能な携帯電話ホルダーが得
られる。
【0013】また、請求項2の発明は、請求項1におい
て、前記ケース20と前記ホルダー21との間にはハー
トカム機構又はロック機構が設けられ、それぞれ一動作
で電話機の保持または保持の解除ができることを特徴と
する。この構成を採ることにより一動作で電話機の保持
または解除をすることができ操作良好となる。
【0014】また、請求項3の発明は、請求項2におい
て、前記ハートカム機構は、一端にピン32aを有し他
端を前記ケース20に揺動可能に設けられたレバー32
と、前記ホルダ21に設けられて前記ピン32aに係合
または離脱可能なハート形カム79及びピン誘導カム7
8よりなることを特徴とする。この構成を採ることによ
り一動作で電話機の保持または解除をすることができ操
作良好となる。
【0015】また、請求項4の発明は、請求項2におい
て、前記ロック機構は、前記ケース20に直角三角形状
のカム80が設けられ、前記ホルダ21に該ホルダ21
がケース上を所定距離摺動したときに前記カム80に係
合するピン81を有し且つばね85によりピン81がカ
ム80に係合する方向に付勢されたレバー82が回動可
能に軸支され、且つ前記ピン81がカム80に係合して
いる時にその係合を解除する解除ボタン83が前記ホル
ダ21に設けられたことを特徴とする。この構成を採る
ことにより、一動作で電話機の保持または解除をするこ
とができる。
【0016】また、請求項5の発明は、請求項1におい
て、前記ホルダー21に設けられたストッパー47は、
一端を回動可能に支持されたアーム47aの他端に形成
され、該ホルダー21の摺動によりカム機構により退避
可能であることを特徴とする。この構成を採ることによ
りストッパーとコネクタとの干渉を防止することができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】図1乃至図3はは本発明の実施の
形態を示す図であり、図1は斜視図、図2はケースの分
解斜視図、図3はホルダの分解斜視図である。本実施の
形態は図1に示すように、ケース20と、該ケース20
上に摺動可能に設けられたホルダ21とを具備し、前記
ケース20にはコネクタ装置22及びケースカバー23
が設けられ、前記ホルダ21には電話機を挟持すること
ができる2個のスライダー24,24′と、該スライダ
ー24,24′を覆うホルダカバー25が設けられてい
る。
【0018】そしてケース20は、図1に示したように
ケースロア26とケースアッパ27とよりなり、ケース
ロア26は図2(b)に示すように、略長方形状をな
し、ホルダ復帰用ばね挿入用のばね収容枠28及び該枠
28の中に形成されたストッパー29と、ローラ部材案
内用の2個の案内枠30と、ボス31が形成され該ボス
31に後述するハートカム機構のピンレバー32が回動
可能で且つ摩擦を持たせて取り付けられている。
【0019】またケースアッパ27は、図2(a)に示
すように、略長方形状をなし前部にホルダガイド用の長
孔33とスライダーを駆動するローラ部材用の2個の長
孔34とが設けられ、中央部に電話機を当接させるスト
ッパー用の2個の長孔35と、2個のストッパー用突起
36とが設けられ、後部にホルダ案内用の2個の壁37
と、コネクタ装置支持用の4個の支持柱38が設けられ
ている。
【0020】また、ホルダ21は図1に示したように、
ホルダロア40とホルダアッパ41とよりなり、ホルダ
ロア40は、図3(b)に示すように、ケース20と幅
は同一であるが、長さが短い形状をなし、前部にローラ
部材用の2個の長孔42及びスライダー用案内枠43
と、後部にストッパー用の2個の逃げ孔44とが形成さ
れている。また、裏面には図3(c)の拡大図に示すよ
うに、ハートカム機構のカム部45が形成されている。
【0021】また、ホルダアッパ41は図3(a)に示
すようにホルダロア40とほぼ同形状で、長さはやや短
く、前部にスライダー用の2個の長孔46が形成され、
裏面に図示なきスライダー案内用の突起およびストッパ
ー支持用のボスが形成され、該ボスにコの字形のストッ
パー47が回動可能に軸支されている。
【0022】また、スライダー24,24′は図4に示
すように、電話機保持用の立上り部50と水平部51と
が断面がL字形をなすように形成され、水平部51の左
右にはガイド部51aが形成され、下面には傾斜したカ
ム52と軸状のばねガイド53が形成されている。そし
て両スライダー24,24′は、そのばねガイド53に
1つのばね54が挿入され互いに離隔する方向に付勢さ
れるようになっている。また立上り部50は電話機保持
部となり、その保持面には軟質のパッド55が貼付され
ている。なおこの2つのスライダー24,24′は同一
の型により形成され同一の形状をしている。従って傾斜
したカムは左右対称に形成されているが、いずれか一方
のカム面のみが使用されるようになっている。
【0023】また、該スライダー24,24′はケース
ロア26に配置された図4に示す2個のばね56で互い
に近づく方向に付勢される2個のローラ部材(ガイド部
材)57,57′のローラ58にカム52が当接される
ようになっている。なお、スライダー24,24′を付
勢するばね54とローラ部材57,57′を付勢する2
個のばね56との付勢力はローラ部材57,57′を付
勢する2個のばね56の方が大きくなるように設定され
ている。
【0024】また、コネクタ装置22は、図5の分解斜
視図及び図6の組立図に示すように、コネクタハウジン
グ60と、第1の中子61と、第2の中子62と、表板
63と、2個のC形ばね64と、2個の押圧板65と、
2個のコイルばね66とよりなり、コネクタハウジング
60は箱型をなし、左右2か所及び後方2か所には取付
け孔67を有する取付片68が形成され、前面左右には
ばね室69,69′が形成されて前記C型ばね64が収
容され、その前に押圧板65が配置される。
【0025】また、第1の中子61は矩形の筒状をなし
上下にばね室70が、前面左右にフランジ71が形成さ
れ、コネクタハウジング60に収容されたとき上下左右
に移動できる余裕をもっている。また第2の中子62は
コネクタ本体を支持して第1の中子61に摺動可能に挿
入できる筒状をなし、上下にばねを係合する突起72が
形成されている。また表板63は額縁状をなし4隅をコ
ネクタハウジング60にねじ止めされるようになってい
る。
【0026】そして、図6の如く、第2の中子62には
多数の接続端子片73aを有するコネクタ本体73が挿
入固定され、第1の中子61にはばね室70にコイルば
ね66を収容した状態で第2の中子62が収容され、コ
ネクタハウジング60にはばね室69,69′にC形ば
ね64が収容され、その上に押圧板65を介してフラン
ジ71が当接するようにして第1の中子61が収容さ
れ、その状態で表板63がねじ止めされている。このよ
うに組み立てられたコネクタ装置22はコネクタ本体7
3が第2の中子62と共にコイルばね66を押圧して所
定寸法(約5mm)後退させることができるようになっ
ている。また第1の中子61のフランジ71がC形ばね
64に押圧される押圧板65と表板63との間を摺動可
能であるためコネクタ本体73はコネクタハウジング6
0に対して上下左右に所定寸法移動することができるよ
うになっている。
【0027】以上のように形成された各部材は図7の断
面図に示すように組み立てられる。即ち、ケースアッパ
27のホルダガイド用長孔33にホルダロア40のボス
75を挿入して該ボス75にホルダガイド76をねじ固
定する。また、ケースロア26にはピンレバー32をボ
ス31に組付け、また図8(a)の如くローラ部材5
7,57′をばね56と共に枠30に挿入配置し、さら
にばね収容枠28にホルダ復帰用のばね77(図示省
略)を挿入したのち図7の如く該ばね77にホルダガイ
ド76が当接するようにしてケースアッパ27をケース
ロア26に組付けてねじ固定する。
【0028】次いで、図8(b)の如くホルダロア40
の裏面のスライダー案内枠43にスライダー24,2
4′及びばね54を配置した後、図7の如く、予めスト
ッパー47を組付けたホルダアッパ41を組付け、ねじ
固定する。またケースアッパ27にはそのコネクタ装置
支持柱38にコネクタ装置22を取り付けてねじ固定す
る。最後にケース20にケースカバー23を、ホルダ2
1にホルダカバー25を組付けて完成する。
【0029】このように構成された本実施の形態の作用
を図7により説明する。先ず図の如く電話機100をホ
ルダアッパ41の上に載置しストッパー47に当接する
まで矢印A方向に摺動させる。さらにストッパー47に
当接した電話機100をホルダ21と共に矢印A方向に
に押し進めるとスライダー24,24′がローラ部材5
7,57′によりカム52が押圧されて互いに近接し電
話機100を保持する。電話機100を保持した後はロ
ーラ部材57,57′がばね56を押圧して後退し電話
機に無理な力が掛からないようになっている。
【0030】また、電話機100がストッパー47に当
接した後さらに電話機を矢印A方向に押し進める(約1
0mm)とそのコネクタ101がコネクタ装置22のコ
ネクタ本体73に当接する。ここでコネクタ本体73の
位置を手動により調整した後、さらに電話機100及び
ホルダ21を押し進める(約5mm)とコネクタ本体7
3はばね66を押圧しながら後退し停止する。その後さ
らに所定定距離(約5mm)押し進めると電話機100
とコネクタ装置22とのコネクタ同士は嵌合する。
【0031】同時にハートカム機構においては、図9
(b)の如く電話機と共にホルダ21を矢印A方向に押
し進めるとピンレバー32のピン32aが図9(a)の
初期の状態から(b)図の如くピン誘導カム78に沿っ
て誘導され、その第1の凹部78aに突き当たりホルダ
21の移動を停止させる。このとき、コネクタ装置のコ
ネクタ本体と電話機のコネクタとは完全に嵌合した状態
となる。
【0032】ここで電話機100より手を放せば電話機
及びホルダ21はコネクタのばね66及びホルダ戻しば
ね77により押し戻され、(c)図の如くピンレバー3
2のピン32aがハートカム機構のハートカム79の凹
部79aに当接してホルダ21を停止させ、電話機を保
持した状態を維持する。このとき、コネクタ装置のコネ
クタ本体はばね66により押し戻されるため、コネクタ
同士の嵌合した状態は継続され、電話機の使用が可能と
なっている。
【0033】この電話機を保持した状態を解除するに
は、(d)図の如く再度電話機100を矢印A方向に若
干(約5mm)押し進めれば、ピンレバー32のピン3
2aはハートカム79の凹部79aから脱出し、カム7
8の斜面78bを滑り第2の凹部78cに進入する。次
いで、電話機100から手を放せばピンレバー32のピ
ン32aはハートカム79の側面を通って脱出する。こ
れによりホルダー21及び電話機100は戻しばね77
により矢印B方向に押し戻される。同時にスライダー2
4,24′はそのカム面がローラ部材のローラ58上を
滑り互いに離隔する方向に移動するため電話機100の
保持を解除する。このようにして全てが初期の状態に復
帰する。
【0034】図10は本発明の他の実施の形態を説明す
るための図である。本実施の形態は、前実施の形態とほ
ぼ同様であり、異なるところは前実施の形態のハートカ
ム機構を除去し、その代わりに別のロック機構を設けた
ことである。従ってこのロック機構のみを説明し、他は
省略する。
【0035】本実施の形態のロック機構は、図10
(a)の分解斜視図に示すように、ケース20には直角
三角形状のカム80が設けけられ、ホルダ21には電話
機のコネクタとケースに設けたコネクタが嵌合した時に
前記カム80に係合するピン81を一端に有するレバー
82と解除ボタン83とが設けられ、前記レバー82は
他端を軸84で回動自在に軸支され且つばね85により
矢印C方向に付勢されており、解除ボタン83は摺動可
能で先端に前記レバー82を持ち上げることができる斜
面83aが形成されている。なお(b)図はホルダ21
における解除ボタン83の位置を示している。
【0036】このように構成された本実施の形態の作用
を図11により説明する。(a)図は初期の状態であ
り、ホルダ21を矢印A方向に摺動させると、ピン81
は(b)(c)図の如くカム80の斜面を上り、電話機
のコネクタとケースに設けたコネクタとが嵌合したとき
に(d)図の如くピン81はカム80の垂直面を落ちて
(d)図の状態となりホルダ21が初期の状態に戻れな
いようにロックする。ロックを解除するには図9に示し
た解除ボタン83を押し込めば、(e)図の状態から
(f)図の如くレバー82は浮き上がりピン81は
(g)図の状態となってカム80の垂直面から外れるた
め、ホルダを初期の状態に戻すことができる。このよう
に本実施の形態は前実施の形態のようにコネクタ装置に
プッシュストロークを設ける必要がなくなり、構造が簡
単になる。
【0037】図12は本発明の実施の形態におけるスト
ッパー47の作用を説明するための図である。同図
(a)の如くストッパー47はアーム47aの一端に電
話機を当接する当接部47bが形成され、アーム47a
の他端をホルダアッパ41に設けられたボス41aにピ
ン41bにより回動自在に軸支されており、且つアーム
47aの下面に突起47cが形成されている。また、ケ
ースアッパ27には前記突起47cに接触して所定の高
さ及び長さを有する突起36が形成されている。
【0038】このように構成された本実施の形態におけ
るストッパーは、図12(b)の如く、電話機100を
ホルダアッパ41上に載置しその後部をストッパー47
の当接部47bに当接させて矢印A方向に押圧し摺動さ
せるとストッパー47の突起47cはケースアッパ27
の突起36の上を摺動する。そして図12(c)の如
く、ストッパ47の突起47cがケースアッパ27の突
起36から外れるとストッパー47はピン41bを中心
にして矢印の如く回動する。さらにホルダアッパ41が
押し進められると図12(d)の如く、ストッパー47
は回動しながら前進しコネクタ装置22を回避すること
ができる。
【0039】
【発明の効果】本発明の携帯電話ホルダーによれば、保
持する携帯電話機が変わるたびに調整等の特別の操作を
必要とすることなく種々の大きさの携帯電話機を保持す
ることができ、且つ保持と同時にコネクタ接続ができる
携帯電話ホルダーが得られ、携帯電話機の使用上の便利
性向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるケースを示す分解
斜視図で、(a)はケースアッパ、(b)はケースロア
を示す。
【図3】本発明の実施の形態におけるホルダを示す分解
斜視図で、(a)はホルダアッパ、(b)はホルダロ
ア、(c)はホルダロアの裏面を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるスライダー及びロ
ーラ部材を示す分解斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態のにおけるコネクタ装置を
示す分解斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態のにおけるコネクタ装置を
示す組立図で、(a)は正面図、(b)は(a)図のb
−b線における断面図、(c)は(a)図のc−c線に
おける断面図である。
【図7】本発明の実施の形態を示す組立断面図である。
【図8】本発明の実施の形態の部分組立図で、(a)は
ケースロアにローラ部材を組付けた状態、(b)はホル
ダロア裏面にスライダーを組付けた状態を示す図であ
る。
【図9】本発明の実施の形態におけるハートカム機構の
作用を説明するための図である。
【図10】本発明の他の実施の形態を説明するための図
である。
【図11】本発明の他の実施の形態の作用を説明するた
めの図である。
【図12】本発明の実施の形態におけるストッパーの作
用を説明するための図である。
【図13】従来の電話機ホルダの1例を示す図である。
【図14】従来の電話機ホルダのホルダとベースを示す
斜視図である。
【符号の説明】
20…ケース 21…ホルダ 22…コネクタ装置 23…ケースカバー 24,24′…スライダー 25…ホルダカバー 26…ケースロア 27…ケースアッパ 28…ばね収容枠 29,47…ストッパー 30…案内枠 31…ボス 32…ピンレバー 33…ホルダガイド用長孔 34…ローラ部材用長孔 35…ストッパー用長孔 36…ストッパー用突起 37…ホルダ案内用壁 38…コネクタ装置用支持柱 40…ホルダロア 41…ホルダアッパ 42…ローラ部材用長孔 43…スライダー用案内枠 44…ストッパー用逃げ孔 45…ハートカム機構のカム 46…スライダー用長孔 50…立上り部 51…水平部 52…カム 53…ばねガイド 54,56…ばね 55…パッド 57,57′…ローラ部材(ガイド部材) 58…ローラ 60…コネクタハウジング 61…第1の中子 62…第2の中子 63…表板 64…C形ばね 65…押圧板 66…コイルばね 67…取付孔 68…取付片 69,70…ばね室 71…フランジ 72…突起 73…コネクタ本体 78…誘導カム 79…ハート形カム 80…3角形状カム 81…ピン 82…レバー 83…解除ボタン 84…軸 85…ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−129365(JP,A) 特開 平8−70480(JP,A) 特開 平7−81492(JP,A) 特開 昭57−103394(JP,A) 特開 昭61−122049(JP,A) 特開 平10−200613(JP,A) 実開 平6−13956(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 11/02 H04M 1/11

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース(20)と、該ケース(20)の
    上を摺動可能に設けられたホルダー(21)とを有し、
    前記ケース(20)には1対のガイド部材(57,5
    7′)とコネクタ装置(22)とが設けられ、前記ホル
    ダー(21)には電話機が突き当てられるストッパー
    (47)と、電話機を保持する1対のスライダ(24,
    24′)とが設けられてなり、該スライダ(24,2
    4′)は傾斜面を有するカム(52)を有してホルダー
    (21)の摺動時に前記ガイド部材(57,57′)に
    より接近または離隔されるようになっており、前記ホル
    ダー(21)上に電話機を載置しストッパー(47)に
    突き当てて該ホルダー(21)を摺動させることによ
    り、スライダ(24,24′)がカム(52)とガイド
    部材(57,57′)の作用により互いに近接して電話
    機を保持し、且つ該電話機のコネクタを前記ケース(2
    0)に設けられたコネクタ装置(22)のコネクタに嵌
    合させることを特徴とする携帯電話ホルダー。
  2. 【請求項2】 前記ケース(20)と前記ホルダー(2
    1)との間にはハートカム機構又はロック機構が設けら
    れ、それぞれ一動作で電話機の保持または保持の解除が
    できることを特徴とする請求項1記載の携帯電話ホルダ
    ー。
  3. 【請求項3】 前記ハートカム機構は、一端にピン(3
    2a)を有し他端を前記ケース(20)に揺動可能に設
    けられたレバー(32)と、前記ホルダ(21)に設け
    られて前記ピン(32a)に係合または離脱可能なハー
    ト形カム(79)及びピン誘導カム(78)よりなるこ
    とを特徴とする請求項2記載の携帯電話ホルダー。
  4. 【請求項4】 前記ロック機構は、前記ケース(20)
    に直角三角形状のカム(80)が設けられ、前記ホルダ
    (21)に該ホルダ(21)がケース上を所定距離摺動
    したときに前記カム(80)に係合するピン(81)を
    有し且つばね(85)によりピン(81)がカム(8
    0)に係合する方向に付勢されたレバー(82)が回動
    可能に軸支され、且つ前記ピン(81)がカム(80)
    に係合している時にその係合を解除する解除ボタン(8
    3)が前記ホルダ(21)に設けられたことを特徴とす
    る請求項2記載の携帯電話ホルダー。
  5. 【請求項5】 前記ホルダー(21)に設けられたスト
    ッパー(47)は、一端を回動可能に支持されたアーム
    (47a)の他端に形成され、該ホルダー(21)の摺
    動によりカム機構により退避可能であることを特徴とす
    る請求項1記載の携帯電話ホルダー。
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