JPH11220520A - 電話機ホルダー - Google Patents

電話機ホルダー

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JPH11220520A
JPH11220520A JP6574798A JP6574798A JPH11220520A JP H11220520 A JPH11220520 A JP H11220520A JP 6574798 A JP6574798 A JP 6574798A JP 6574798 A JP6574798 A JP 6574798A JP H11220520 A JPH11220520 A JP H11220520A
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JP
Japan
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mobile phone
case
holder
connector
movable case
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6574798A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Hirai
宏樹 平井
Yuichiro Tsutsumi
祐一郎 堤
Masashi Sugimoto
雅司 杉本
Yasuhiro Hiura
靖博 日浦
Tetsuji Tanaka
徹児 田中
Shigeki Sakai
茂樹 境
Yoshito Sakai
義人 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd, Harness System Technologies Research Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Priority to US09/153,897 priority patent/US6339699B1/en
Publication of JPH11220520A publication Critical patent/JPH11220520A/ja
Priority to US09/953,363 priority patent/US20020032041A1/en
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/02Constructional features of telephone sets
    • H04M1/04Supports for telephone transmitters or receivers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクトな構造で、携帯電話機挿入空間内
への携帯電話機の挿入と、携帯電話機とコネクタとの結
合を可能にする。 【解決手段】 ホルダーコネクタ30と携帯電話機Tと
が結合された状態で当該携帯電話機Tを保持するための
電話機ホルダー。固定側ケース10と可動側ケース20
とを備える。可動側ケース20には、ホルダーコネクタ
30を設け、かつ、携帯電話機挿入空間21を形成す
る。可動側ケース20を収納位置と離脱位置との間で移
動可能となるように固定側ケース10に取付け、離脱位
置で携帯電話機挿入空間21がホルダーコネクタ30と
携帯電話機Tとの結合方向に開放されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に設置さ
れ、携帯電話機を保持する電話機ホルダーに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近来、携帯電話機の普及に伴い、自動車
等において携帯電話機を所定のコネクタと接続したまま
これを保持するための電話機ホルダーの開発が進められ
ている。このような電話機ホルダーとしては、携帯電話
機を保持するための台枠状等のホルダー本体と、カール
コード等を介してホルダー本体もしくは車体に取り付け
られたホルダーコネクタとを備え、携帯電話機とホルダ
ーコネクタとを接続するとともに、携帯電話機をホルダ
ー本体に位置合わせして載置し、この状態で係止手段等
により携帯電話機を保持するものが一般に知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の電
話機ホルダーでは、携帯電話機とホルダーコネクタとの
接続作業や、ホルダー本体に携帯電話機を位置合わせし
て固定する作業が容易でなく、このような作業を自動車
の運転者が運転中等に行うことは困難である。また、携
帯電話機の保持状態が安定しておらず、走行中の振動等
によってホルダーから携帯電話機が脱落してしまうおそ
れもある。
【0004】このような不都合を解消する手段として、
例えば図33に示すように、車のボディ100等に、携
帯電話機Tが略水平状態で上から挿入可能な携帯電話機
挿入空間104をもつホルダー本体102を組み込むと
ともに、上記携帯電話機挿入空間104の側方にホルダ
ーコネクタ106を固定し、携帯電話機挿入空間104
内に挿入された携帯電話機Tがその挿入状態のまま上記
ホルダーコネクタ106に結合されるようにするものが
考えられる。
【0005】しかし、この構造では、携帯電話機Tを携
帯電話機挿入空間104内に上から挿入する作業(矢印
)の後、この携帯電話機挿入空間104内で携帯電話
機Tを水平方向にずらしてホルダーコネクタ106に結
合する作業(矢印)を行う必要があるため、後者の結
合作業に要するストローク分だけ携帯電話機挿入空間1
04の全長L1を携帯電話機Tの全長L2よりも大きく
しなればならない。従って、ホルダー全体の設置面積が
大きくなり、狭いスペースへの設置が困難となる不都合
が新たに生じる。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑み、コンパクト
な構造で、携帯電話機とホルダーコネクタとの結合を可
能にしながら携帯電話機の保持ができる電話機ホルダー
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、携帯電話機と結合可能なホル
ダーコネクタを備え、このホルダーコネクタに上記携帯
電話機が保持された状態で当該携帯電話機を保持する電
話機ホルダーであって、上記携帯電話機が挿入可能な携
帯電話機挿入空間を有し、この携帯電話機挿入空間内に
挿入された携帯電話機と結合可能な位置に上記ホルダー
コネクタが取付けられた可動側ケースと、この可動側ケ
ースを支持する固定側ケースとを備えるとともに、上記
可動側ケースを、上記携帯電話機挿入空間に挿入された
携帯電話機とともに上記固定側ケース内に収められる収
納位置と、上記携帯電話機挿入空間が上記携帯電話機と
ホルダーコネクタとの結合方向と同方向に開放されるま
で上記収納位置から離脱する離脱位置との間で移動可能
となるように上記固定側ケースに取付けたものである。
【0008】なお、ここでいう「固定側ケース内に収め
られる収納位置」とは、必ずしも当該収納位置で携帯電
話機及び可動側ケースが固定側ケース内に完全に収納さ
れる場合に限らず、携帯電話機や可動側ケースの一部が
固定側ケースから露出しているものも含む概念である。
【0009】この構成によれば、可動側ケースが離脱位
置にある状態で、その携帯電話機挿入空間内に携帯電話
機とホルダーコネクタとの結合方向と同じ方向に沿って
携帯電話機を挿入することができ、その挿入方向に沿っ
て携帯電話機をホルダーコネクタに結合することができ
る。そして、この結合後に可動側ケースを収納位置へ移
動させることにより、この可動側ケースと携帯電話機と
を固定側ケース内にコンパクトに収めることができる。
【0010】上記可動側ケースの位置切換は、全くの手
動で行うようにしてもよいが、上記可動側ケースを上記
離脱位置側に付勢する付勢手段と、この付勢手段の付勢
力に抗して上記携帯電話機及び可動側ケースを上記収納
位置に係止し、かつ、外部からの操作を受けることによ
り当該係止を解除するロック手段とを備えるようにすれ
ば、可動側ケースが収納位置に係止されている状態から
ロック手段を操作するだけで自動的に当該可動側ケース
を離脱位置へ移動させることが可能になる。
【0011】上記可動側ケースの運動形態は特に問わな
いが、この可動側ケースにおける携帯電話機挿入空間の
開放端と反対側の端部を上記固定側ケースに回動可能に
連結すれば、可動側ケース全体を並進運動させる場合に
較べて操作力が小さくて済む。また、ホルダーコネクタ
は可動側ケースの回動基部側に配せられることになるの
で、このホルダーコネクタの移動量が小さく、当該ホル
ダーコネクタへの配線も楽になる。
【0012】この場合、上記可動側ケースにおける携帯
電話機挿入空間の開放端と反対側の端部にこの端部から
両外側に突出する回動軸部を当該可動側ケースと一体に
形成すれば、回動軸を可動側ケースと別部品とする場合
に比べ、部品点数が減って構造が簡単になる。しかも、
上記固定側ケースに、上方に開放されてこの開放側から
上記回動軸部が侵入可能な形状の切欠を設け、この切欠
の底部まで上記回動軸部が落とし込まれた状態で当該回
動軸部を中心に回動可能に可動側ケースが支持されるよ
うにすれば、上記回動軸部が可動側ケースと一体であっ
ても、この回動軸部を上記切欠内にその上端の開放部か
ら底部まで落とし込むことにより、可動側ケースを固定
側ケースに簡単に組付けることができる。
【0013】上記ホルダーコネクタは、単に電話機側コ
ネクタと結合されるだけのものでもよいが、携帯電話機
との結合状態をロックするためのロック部及び外部から
押圧操作を受ける***作部を有し、この***作部の押圧
操作によって上記ロック部がロック位置と非ロック位置
とに切換えられるロック機能付コネクタとすれば、当該
結合状態をより安定させることができる。この場合、上
記可動側ケースが上記離脱位置にある状態では上記ロッ
ク部を非ロック位置にし、上記可動側ケースが上記収納
位置にある状態では上記ロック部をロック位置にするよ
うに上記***作部を操作するコネクタ操作手段を備えれ
ば、使用者がわざわざロック切換のために特別な操作を
する必要がなくなる。
【0014】具体的に、上述のように可動側ケースにお
ける携帯電話機挿入空間の開放端と反対側の端部を上記
固定側ケースに回動可能に連結したものでは、上記可動
側ケースに、上記***作部を押圧操作する位置とこの押
圧位置からケース外側に退避する位置との間で移動可能
な操作部材を設け、上記固定側ケースの内側面に、上記
可動側ケースが上記離脱位置にある状態では上記ロック
部を非ロック位置にし、上記可動側ケースが上記収納位
置にある状態では上記ロック部をロック位置にするよう
に上記操作部材を移動させる案内部を設けることによ
り、ホルダーコネクタの自動操作を実現できる。
【0015】また、上記コネクタ操作手段として、上記
固定側ケースの内側面に当該内側面から内方に突出する
コネクタ操作部をこの固定側ケースと一体に形成すると
ともに、上記可動側ケースが上記離脱位置にある状態で
は上記ロック部を非ロック位置にし、上記可動側ケース
が上記収納位置にある状態では上記ロック部をロック位
置にすべく上記***作部を操作するように上記コネクタ
操作部の形状を設定したものでも、コネクタ結合のロッ
ク及び非ロックの切欠が可能である。この構造では、前
記操作部材を用いるものよりも部品点数が少なく、より
簡素で低コストなものとなる。
【0016】また、上記可動側ケースが上記収納位置に
ある状態で上記ホルダーコネクタから離脱する方向の携
帯電話機の動きが規制されるように上記可動側ケース及
び固定側ケースを構成すれば、特にロック機能付のコネ
クタを用いなくても、収納位置でのホルダーコネクタと
携帯電話機との結合切れを防ぐことが可能である。
【0017】可動側ケースにホルダーコネクタを取付け
るための構造としては、例えば、上記可動側ケースを、
上記携帯電話機収納空間を有し、この携帯電話機収納空
間に臨む位置に上記ホルダーコネクタがセットされる本
体部と、この本体部にセットされたホルダーコネクタを
覆うように当該本体部に装着されるカバー部とで構成
し、このカバー部が上記本体部に装着された状態でこれ
らカバー部と本体部とにより上記ホルダーコネクタが保
持されるように構成すれば、特別なホルダー取付具を用
いなくても、本体部へのカバー部の装着だけでホルダー
コネクタを可動側ケースに取付けることができる。
【0018】具体的には、上記可動側ケースの本体部と
カバー部の少なくとも一方に、上記ホルダーコネクタと
係合することによりこのホルダーコネクタの前後移動を
規制するコネクタ係止部を設けるとともに、上記本体部
にカバー部が装着された状態で上記ホルダーコネクタと
コネクタ係止部との係合状態が保持されるようにしたも
のが、好適である。
【0019】上記携帯電話機挿入空間の具体的な形状
は、適宜設定すればよいが、上記可動側ケースの可動側
ケースの底壁に、この底壁と対向する携帯電話機の面に
形成された突出部が嵌まり込む凹部を設ければ、当該凹
部がない場合に較べて携帯電話機の保持状態がさらに安
定する。
【0020】また、この電話機ホルダーによれば、上記
携帯電話機がその裏面に互いに突出量の異なる複数種の
電池が選択的に装着されるものであっても、各電池の装
着によって生じた突出部がいずれも上記凹部内に嵌入可
能となるように当該凹部の形状を設定することにより、
使用電池にかかわらず、共通の電話機ホルダーで携帯電
話機の保持ができることになる。
【0021】上記可動側ケースを、底壁及び側壁を有し
て上記離脱位置で前方及び上方に開放される形状とし、
この可動側ケースの後部に、携帯電話機が前方から結合
される向きでホルダーコネクタを設けた場合、このホル
ダーコネクタに対して携帯電話機が誤って斜め上方から
アプローチされたり、あるいは結合状態から斜め上方に
携帯電話機が引き抜かれたりした場合には、ホルダーコ
ネクタが損傷するおそれがあるが、この場合に、上記可
動側ケースの側壁後部に、携帯電話機の側部を上方から
覆うことにより上記ホルダーコネクタに対して携帯電話
機が斜め方向に着脱操作されるのを阻止する覆い部を設
ければ、簡単な構造で上記ホルダーコネクタの破損が防
止できる。
【0022】また、このような形状の可動側ケースであ
って、しかも、上述のように底壁に凹部が形成されたも
のについては、この凹部から上記ホルダーコネクタへ立
ち上がる面が単なる平面(すなわち傾斜面)であったと
すると、この傾斜面に沿って携帯電話機の挿入端部が滑
り上がっていき、ホルダーコネクタに対して斜め上方に
突き当たるおそれがあるが、ここで上記立上り面を階段
状にし、この階段状部分と上記挿入端部が突き当たるよ
うにすることにより、当該突き当たりによって上記挿入
端部が凹部から斜め上方に向かってホルダーコネクタに
当接することを阻止することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
〜図13に基づいて説明する。
【0024】ここに示す電話機ホルダーは、固定側ケー
ス10と、可動側ケース20と、ホルダーコネクタ30
とを備えている。
【0025】固定側ケース10は、所定の設置場所(例
えば自動車のインストゥルメントパネル)に固定される
もので、上向きに開口する可動側ケース収納空間11を
もつ容器状に形成されている。この固定側ケース10の
両側壁後部には、これを貫通する貫通孔12が設けられ
ている。
【0026】可動側ケース20は、携帯電話機Tが挿入
可能な携帯電話機挿入空間21を有し、この携帯電話機
挿入空間21は、その前部が上方に開放されるのに加
え、前方向(携帯電話機とホルダーコネクタ30との結
合方向と同方向)にも開放されている。可動側ケース2
0の後部と上記貫通孔12とには、これらを左右方向に
貫通するように回動軸22が挿通可能とされ、この挿通
状態で回動軸22が適当な止め具で抜き止めされること
により、この回動軸22回りに回動可能となるように可
動側ケース20が固定側ケース10に取付けられてい
る。また、上記回動軸22の周囲にはねじりコイルばね
(付勢手段)40が装着され、このねじりコイルばね4
0の弾発力によって可動側ケース20が起き上がり方向
(図3では時計回り方向)に付勢されている。
【0027】すなわち、この可動側ケース20は、水平
状態で上記可動側ケース収納空間11内に収納される収
納位置(図5の位置)と、この収納位置から前端が起立
して上記携帯電話機挿入空間21が前方に開放される離
脱位置(図3及び図4の位置)との間で移動可能となる
ように固定側ケース10に支持されるとともに、ねじり
コイルばね40によって上記離脱位置側に付勢された状
態となっている。
【0028】なお、この実施の形態では、図13に示す
ように、保持対象である携帯電話機Tの底面に電池90
が装着されることにより、この携帯電話機Tの底面が下
方に突出し、かつ、下方に向かうに従って幅が狭くなる
形状となっている。そして、この突出部(すなわち電池
90)が嵌まり込み可能な凹部23が上記可動側ケース
20の底壁に形成されている。すなわち、この凹部23
の左右両内側面23aは、下方に向かうに従って中央側
にせまるテーパー面となっている。さらに、電池90の
後部左右両側面には、前後に延びる被案内溝94が形成
される一方、上記凹部23の後部左右両内側面23aに
は上記被案内溝94に嵌入可能な案内突条29が形成さ
れ、この案内突条29と上記被案内溝94との嵌合によ
って、電池90も含めた携帯電話機T全体の高さ位置が
固定されるようになっている。
【0029】また、携帯電話機Tの後端(図3では左
端)には、図6に示すような電話機側コネクタTCが設
けられている。
【0030】ホルダーコネクタ30は、可動側ケース2
0の後部において、上記携帯電話機挿入空間21内に挿
入される携帯電話機Tの電話機側コネクタTCと結合可
能な位置に設けられている。
【0031】このホルダーコネクタ30は、図6に示す
ようなコネクタ本体31と、左右一対の***作部32と
を一体に有している。***作部32は、薄肉で、その前
端(図6では上端)と後端(同図下端)とがコネクタ本
体31と一体につながり、中腹部が幅方向外側に膨らむ
略円弧状をなしており、当該中腹部が外側から押圧され
ることにより内側に撓み変形するようになっている(同
図二点鎖線参照)。各***作部32の前部外側面にはロ
ック爪(ロック部)33が突設され、図6の実線に示す
ように***作部32が無変形の状態では、各ロック爪3
3が電話機側コネクタTCの内側面に形成された凹部C
h内に嵌まり込んで当該電話機側コネクタTCとホルダ
ーコネクタ30との結合状態をロックする一方、同図二
点鎖線に示すように***作部32が内側に撓み変形した
状態では、各ロック爪33も上記凹部Chから内側に逃
げて上記ロックを解除するように構成されている。
【0032】なお、図6において34は、***作部32
の最大撓み変形を規制するためにコネクタ本体31に形
成されたストッパである。
【0033】可動側ケース20の後部において、上記ホ
ルダーコネクタ30の両外側の位置には、左右一対の操
作軸(操作部材)42が設けられている。各操作軸42
の外側端部近傍部分には、上下に突出する回り止め突起
42aが設けられている。
【0034】これに対し、可動側ケース20の後部に
は、図8に示すようにケース外側面からホルダーコネク
タ30の***作部32にまで至る(すなわちケース幅方
向に延びる)操作軸挿通孔26が形成され、さらに、両
操作軸挿通孔26の両外側部分には、操作軸42の本体
だけでなくその回り止め突起42aまでも嵌入可能な形
状の回り止め部26aが形成されている。この回り止め
部26a内への回り止め突起42aの嵌入によって、操
作軸26の回転が規制され、その軸方向の移動のみが許
容されるとともに、上記回り止め部26aを外側から塞
ぐ蓋24と上記回り止め突起42aとの当接により、操
作軸26の外側への抜けも防止されている。各蓋24に
は貫通孔24aが設けられ、この貫通孔24aから各操
作軸26の外側端部がケース外側面から側方に突出した
状態となっている。
【0035】一方、固定側ケース10の内側面におい
て、上記操作部26の外側端部と対向する部分には、円
弧状の凹溝(案内部)13が形成されている。この凹溝
13は、可動側ケース20の回動中に操作部26が描く
軌跡に沿う形状をなし、この凹溝13の最前端部分(す
なわち可動側ケース20が収納位置に収められている状
態で操作部26と対向する部分)には、他の凹溝13の
部分よりも深い凹部13aが形成されている。そして、
この収納位置に可動側ケース20がある状態では、図7
〜図9に示すように、上記***作部32の弾発力により
押し返された操作軸26の外側端部がそのまま上記凹部
13aに逃げ込む(すなわち***作部32が解放され
る)一方、可動側ケース20が離脱位置まで立ち上がっ
た状態では、図10に示すように、凹溝13の浅い部分
により各操作軸26が内側に追い込まれて当該操作軸2
6の内側端が***作部32の中腹部を十分に押圧する
(すなわち***作部32を撓み変形させる)ように、凹
溝13の形状及び深さ寸法が設定されている。
【0036】なお、図1において25は、ホルダーコネ
クタ30の後部に装着される蓋である。
【0037】固定側ケース10の前壁14には、上記可
動側ケース20を上記収納位置にロックするためのロッ
ク機構50が設けられている。このロック機構50は、
図1、図11、及び図12に示すように、ロック部材5
1、ばね部材52、基台53、及び***作部材54を備
えている。
【0038】ロック部材51の本体は、上記前壁14に
設けられた前後方向の貫通孔14a内に同方向にスライ
ド可能に収納されており、当該本体の上面は、後方に向
かうに従って低くなる方向のテーパー面51aとされて
いる。このロック部材51の本体からは後方(図11及
び図12では右方)にロック部51bが延び、このロッ
ク部51bの後端が携帯電話機Tの前端に設けられた凹
部96に嵌まり込むことにより、携帯電話機Tのロック
が行われるようになっている(図12(a)参照)。
【0039】ばね部材52は、薄肉の金属板からなり、
水平な本体板からばね片52aが曲げ起こされた形状を
なしている。このばね部材52の本体板は上記貫通孔1
4aの底面上に固定され、この本体板から立ち上がる上
記ばね片52aの先端が上記ロック部材51と当接する
ことにより、当該ばね片52aの弾発力でロック部材5
1が後方に付勢された状態となっている。
【0040】基台53は、底板53aと、この底板53
aから上方に立ち上がる案内柱部53bとを一体に有
し、底板53aの底面と固定側ケース10の底面とが略
面一となる位置で固定側ケース10に固定されている。
【0041】***作部材54は、その本体上面から上方
に被押圧ピン54bが立ち上がる形状をなし、この被押
圧ピン54bが固定側ケース10に設けられた縦方向の
貫通孔14bに挿通されている。この挿通と、上記案内
柱部53bの存在とにより、***作部材54全体が上下
方向に案内された状態(すなわち昇降可能な状態)とさ
れている。
【0042】この***作部材54の本体下面は、後方に
向かうに従って低くなる方向のテーパー面54aとされ
ており、このテーパー面54aが上記ロック部材51の
テーパー面51aに当接する位置に***作部材54が組
み込まれている。そして、上記被押圧ピン54bが押圧
されていない状態では、上記ばね片52aの弾発力によ
りロック部材51から後方に押されてそのロック部51
bが携帯電話機Tを収納位置に係止する一方(図12
(a))、このロック状態から被押圧ピン54bが指等
により押し下げられて***作部材54全体が下降するこ
とにより、この***作部材54とテーパー面54a,5
1aで接触しているロック部材51が上記ばね片52a
の弾発力に抗して前方に押し戻され、そのロック部51
bが上記凹部96から前方に退避する(すなわちロック
を解除する)ようになっている(図12(b))。
【0043】なお、図1等において15は、収納位置に
ある携帯電話機Tのアンテナ部92と固定側ケース10
の前壁14との干渉を避けるために当該前壁14に設け
られた切欠であり、16は、前記貫通孔14aを前方か
ら塞ぐ蓋である。
【0044】次に、この電話機ホルダーの作用を説明す
る。
【0045】まず、可動側ケース20がロック機構50
によりロックされていない状態では、当該可動側ケース
20は、ねじりコイルばね40の弾発力によって図3に
示すような離脱位置、すなわち、その携帯電話機挿入空
間21が上方に加えて前方にも開放される位置に保持さ
れる。また、両操作軸26の外側端部が凹溝13におい
て凹部13aよりも浅い部分に当たり、これにより内側
に追い込まれた操作軸26の内側端部が***作部32を
押圧することによりこれを内側に撓み変形させるので、
そのロック爪33は図6二点鎖線の非ロック位置に保持
される。この状態で、上記携帯電話機挿入空間21内に
前方から携帯電話機Tを難なく挿入することができ、か
つ、その挿入方向に沿ってそのまま電話機側コネクタT
Cをホルダーコネクタ30に結合することができる。
【0046】結合後、携帯電話機Tを上から押える等し
て可動側ケース20をねじりコイルばね40の弾発力に
抗して収納位置(固定側ケース10における可動側ケー
ス収納空間11内の位置)に向けて押し込むと、ロック
機構50におけるロック部51bは、携帯電話機Tの前
端と当接することにより一旦前方に退避し、その後携帯
電話機T及び可動側ケース20が収納位置に到達した段
階で凹部96に嵌まり込む位置(すなわち後方位置)に
復帰する。これにより、携帯電話機T及び可動側ケース
20はねじりコイルばね40の弾発力に抗して収納位置
にロックされることになる。しかも、この収納位置で
は、両操作軸26の外側端部が凹溝13aにおいて最も
深い凹部13a内に逃げ込み、***作部32を解放する
ので、ロック爪33はロック位置すなわち電話機側コネ
クタTC内の凹部Ch内に嵌まり込む位置に移行する。
これにより、ホルダーコネクタ30と電話機側コネクタ
TCとの結合状態が自動的にロックされることになる。
【0047】次に、上記ロック状態から被押圧ピン54
bを押し下げると、***作部材54の降下とともにロッ
ク部材51が前進し、そのロック部51bが携帯電話機
Tの凹部96から前方に逃げてロックを解除する(図1
2(b))。これにより、可動側ケース20はねじりコ
イルばね40の弾発力で離脱位置まで起き上がり、これ
に伴ってホルダーコネクタ30の***作部32が操作軸
26により再押圧操作される。すなわち、ロック爪33
が非ロック位置に自動的に復帰する。従って、この状態
で携帯電話機Tをそのまま携帯電話機挿入空間21より
抜き取ることができる。
【0048】以上のように、この電話機ホルダーでは、
携帯電話機収納空間21をもつ可動側ケース20を収納
位置と離脱位置との間で移動可能とし、離脱位置で携帯
電話機収納空間21内に携帯電話機Tがホルダーコネク
タ30との結合方向と同方向に挿入されるようにしてい
るので、例えば前記図33に示した電話機ホルダーのよ
うに、携帯電話機挿入空間104内への携帯電話機Tの
挿入方向(同図矢印方向)と、携帯電話機挿入空間1
04内において携帯電話機Tとホルダーコネクタ106
とを結合する方向(同図矢印方向)とが異なるものと
違い、携帯電話機挿入空間21の全長を携帯電話機Tの
全長とほぼ同等の寸法(すなわち携帯電話機Tを収納で
きる最小の寸法)まで短くすることができ、これにより
電話機ホルダーをコンパクトにしてその設置スペースを
小さく抑えることができる。
【0049】特に、この実施の形態では、可動側ケース
20を離脱位置側に付勢するねじりコイルばね40と、
その付勢力に抗して可動側ケース20を収納位置に係止
し、かつその係止を解除するロック機構50とを備えて
いるので、このロック機構50における被押圧ピン54
bを押圧するだけの簡単な操作で可動側ケース20を自
動的に離脱位置に移動させて携帯電話機Tの抜き取りを
行うことができる利点がある。
【0050】また、この実施の形態では、操作軸26を
設ける等することにより、上記可動側ケース20の回動
に伴って自動的にホルダーコネクタ30がロック状態と
非ロック状態とに切換えられるようになっているので、
使用者が当該ロック切換を行うための操作をわざわざ行
う必要がなく、より使い勝手のよいものとなっている。
【0051】次に、第2の実施の形態を図14〜図20
に基づいて説明する。
【0052】ここに示す電話機ホルダーも、固定側ケー
ス10と、可動側ケース20と、ホルダーコネクタ30
とを備えている。
【0053】固定側ケース10の構造は、基本的に前記
第1の実施の形態で示したものと同等である。ただし、
この固定側ケース10の両側壁後部には、前記の貫通孔
12に代え、半円状の底部から直線状に延びてケース上
端にまで至る略U字状の切欠12´が設けられている。
すなわち、この切欠12´は上方に開放された形状をな
している。
【0054】可動側ケース20は、この実施の形態で
は、本体部20Aとカバー部20Bとで構成されてい
る。そして、本体部20Aに前記第1の実施の形態で示
した携帯電話機挿入空間21と同等のものが形成されて
おり、この携帯電話機挿入空間21の後方部分すなわち
本体部20Aの後部に上からカバー部20Bが装着され
るようになっている。
【0055】この可動側ケース20の下側後部には、前
記第1の実施の形態における回動軸22に代え、ケース
両側面から両外側に突出する回動軸部22´が当該ケー
ス20と一体に形成され、これら回動軸部22´が各々
上記切欠12´内に上から落とし込まれ(図15)、そ
の底部に至った状態で、当該回動軸部22´回りに回動
可能となるように可動側ケース20が固定側ケース10
に支持されるようになっている。そして、上記回動軸部
22´の周囲にねじりコイルばね(付勢手段)40が装
着され、このねじりコイルばね40の弾発力によって可
動側ケース20が起き上がり方向(図16の時計回り方
向)に付勢されている。
【0056】すなわち、この実施の形態でも、可動側ケ
ース20は、水平状態で上記可動側ケース収納空間11
内に収納される収納位置(図17の位置)と、この収納
位置から前端が起立して上記携帯電話機挿入空間21が
前方に開放される離脱位置(図16の位置)との間で移
動可能となるように固定側ケース10に支持されるとと
もに、ねじりコイルばね40によって上記離脱位置側に
付勢された状態となっている。
【0057】また、前記図13に示したのと同様、この
電話機ホルダーでも、保持対象である携帯電話機Tの底
面に電池90が装着されることにより、この携帯電話機
Tの底面が下方に突出し、かつ、下方に向かうに従って
幅が狭くなる形状となっている。そして、この突出部
(すなわち電池90)が嵌まり込み可能な凹部23が上
記可動側ケース20の底壁に形成されている。すなわ
ち、この凹部23の左右両内側面23aは、下方に向か
うに従って中央側にせまるテーパー面となっている。さ
らに、電池90の後部左右両側面には、前後に延びる被
案内溝94が形成される一方、上記凹部23の後部左右
両内側面23aには上記被案内溝94に嵌入可能な案内
突条29が形成され、この案内突条29と上記被案内溝
94との嵌合によって、電池90も含めた携帯電話機T
全体の高さ位置が固定されるようになっている。
【0058】また、携帯電話機Tの後端に電話機側コネ
クタTCが設けられている点も同様である。
【0059】ホルダーコネクタ30は、前記第1の実施
の形態のもの(すなわち図6に示したものと全く同等で
あり、可動側ケース20の後部に取付けられるようにな
っている。詳しくは、図20にも示すように、ケース本
体部20Aの後部に下側凹部20uが形成され、この下
側凹部20u内に上記ホルダーコネクタ30が嵌め込ま
れる一方、カバー部20Bの天壁には、上記ホルダーコ
ネクタ30の上部に外嵌される上側凹部20pが形成さ
れている。そして、両凹部20u,20pによりホルダ
ーコネクタ30を上下から挟み込んだ状態で、カバー部
20Bに形成されたボルト挿通孔20bに上からボルト
70が挿入され、可動側ケース20に上向きに形成され
たネジ孔20bにねじ込まれることにより、カバー部2
0Bが本体部20Aに固定されるようになっている。
【0060】さらに、ホルダーコネクタ30の底面に
は、下方に突出する突起30aが形成される一方、本体
部20Aの下側凹部20uの底面にはさらに深く凹む係
止凹部20cが形成されており、この係止凹部20c内
に上記突起30aが嵌め込まれることにより、可動側ケ
ース20に対するホルダーコネクタ30の前後移動が規
制されるとともに、本体部20Aへのカバー部20Bの
固定によって上記係止凹部20cと突起30aとの嵌合
状態が保持されるようになっている。
【0061】上記本体部20Aの後部には凹部28A
が、カバー部20Bの両側壁には凹部28Bがそれぞれ
形成され、これら凹部28A,28Bが合体して凹部2
8を形成している。この凹部28は、回動軸部22´を
中心とする円弧状をなし、その一部(詳しくは凹部28
A,28Bの境界近傍部分)に上記ホルダーコネクタ3
0の***作部32が臨んでいる。また、凹部28Aの下
端では、後向きに突出する突起20dが形成される一
方、固定側ケース10の左右両側壁内側面の適所にはス
トッパ19が突設され、このストッパ19と上記突起2
0dとの当接によって可動側ケース20の回動上限位置
が上述の離脱位置に規制されている。
【0062】固定側ケース10の左右両側壁後部には、
その内側面から内方に突出する突出部18が同ケース1
0と一体に形成されている。各突出部18は、上記可動
側ケース20の凹部28内に嵌入可能な円弧状をなし、
この突出部18の上端部には、他の部分よりもさらに内
側へ突出するコネクタ操作部18aが形成されている。
そして、前記図16に示した離脱位置まで可動側ケース
20が立ち上がった状態では、図18に示すようにコネ
クタ操作部18aがホルダーコネクタ30の***作部3
2を外側から押圧操作してホルダーコネクタ30を非ロ
ック状態にする一方、前記図17に示した収納位置まで
可動側ケース20が倒伏した状態では、図19に示すよ
うにコネクタ操作部18aが***作部32から離れ(す
なわち***作部32を解放し)、ホルダーコネクタ30
をロック状態にするように、上記コネクタ操作部18a
の位置及び突出量が設定されている。
【0063】また、上記コネクタ操作部18の下面はテ
ーパー面18bとされ、可動側ケース20が上記離脱位
置から収納位置まで倒伏する際のコネクタ操作部18b
による***作部32の操作が円滑に行われるように、配
慮がなされている。
【0064】前記第1の実施の形態と同様、固定側ケー
ス10の前壁14には、上記可動側ケース20を上記収
納位置にロックするためのロック機構50が設けられて
いる。その具体的な構造は、前記図11及び図12に示
したものと全く同様である。
【0065】次に、この電話機ホルダーの作用を説明す
る。
【0066】前記第1の実施の形態と同様、可動側ケー
ス20がロック機構50によりロックされていない状態
では、当該可動側ケース20は、ねじりコイルばね40
の弾発力によって図16に示すような離脱位置、すなわ
ち、その携帯電話機挿入空間21が上方に加えて前方に
も開放される位置に保持される。また、両コネクタ操作
部18aがホルダーコネクタ30の***作部32を押圧
してこれを内側に撓み変形させるので、そのロック爪3
3は図6二点鎖線の非ロック位置に保持される。この状
態で、上記携帯電話機挿入空間21内に前方から携帯電
話機Tを難なく挿入することができ、かつ、その挿入方
向に沿ってそのまま電話機側コネクタTCをホルダーコ
ネクタ30に結合することができる。
【0067】結合後、携帯電話機Tを上から押える等し
て可動側ケース20をねじりコイルばね40の弾発力に
抗して収納位置まで押し込むと、前記第1の実施の形態
と同様に、ロック機構50の作用で、携帯電話機T及び
可動側ケース20がねじりコイルばね40の弾発力に抗
して収納位置にロックされる。しかも、この収納位置で
は、両コネクタ操作部18aから***作部32が離れ、
ロック爪33は弾性復帰力によってロック位置すなわち
電話機側コネクタTC内の凹部Ch内に嵌まり込む位置
まで突出する。これにより、ホルダーコネクタ30と電
話機側コネクタTCとの結合状態が自動的にロックされ
ることになる。
【0068】次に、上記ロック状態から被押圧ピン54
bを押し下げると、上述のロック機構の作用で可動側ケ
ース20のロックが解除され(図12(b))、可動側
ケース20はねじりコイルばね40の弾発力で離脱位置
まで起き上がり、これに伴ってホルダーコネクタ30の
***作部32がコネクタ操作部18aにより再押圧操作
される。すなわち、ロック爪33が非ロック位置に自動
的に復帰する。従って、この状態で携帯電話機Tをその
まま携帯電話機挿入空間21より抜き取ることができ
る。
【0069】従って、この第2の実施の形態にかかる電
話機ホルダーでも、前記第1の実施の形態にかかる電話
機ホルダーと同様の効果を得ることができる。さらに、
この第2の実施の形態では、次の効果も得られる。
【0070】(a) 固定側ケース10からこれと一体にコ
ネクタ操作部18aを突出させ、このコネクタ操作部1
8aによってホルダーコネクタ30の***作部32を直
接操作するようにしているので、部品点数が少なく、構
造が簡素である。
【0071】(b) 可動側ケース20からこれと一体に回
動軸部22´を突出させ、この回動軸部22´を固定側
ケース10で支持するようにしているので、可動側ケー
ス20と回動軸とを別部品にする場合よりも部品点数を
さらに削減できる。しかも、固定側ケース10に前記第
1の実施の形態で示した貫通孔12でなく上方に開放さ
れた切欠12´を形成し、この切欠12´に上記回動軸
部22´を上から挿入するようにしているので、この回
動軸部22´が可動側ケース20と一体であっても、固
定側ケース10に対して可動側ケース20を容易に組付
けることができる。具体的には、予め可動側ケース20
の本体部20Aにねじりばね40を装着しておき、図1
5に示すように上記本体部20Aを立てた状態でその下
端にある回動軸部22´を切欠12´に上から挿入し、
この切欠12´の底部に至らせた後、本体部20Aを倒
してその突起20dに固定側ケース10のストッパ19
を乗り越えさせ、さらには収納位置まで至らせてから、
上記本体部20Aにホルダーコネクタ30をセットし、
かつ、カバー部20Bを装着するといった手順をとれば
よい。
【0072】(c) 可動側ケース20を本体部20Aとカ
バー部20Bとに分けているので、本体部20Aにカバ
ー部20Bを装着する前の状態で、本体部20Aの下側
凹部20uにホルダーコネクタ30を簡単にセットでき
る。しかも、当該セット後、カバー部20Bの装着によ
ってホルダーコネクタ30が本体部20Aとカバー部2
0Bとにより挟み込まれ、この挟み込みにより、ホルダ
ーコネクタ30の突起30aと本体部20Aの凹部20
cとの嵌合状態が保持され、ホルダーコネクタ30の前
後移動が規制されるようにしているので、特別なコネク
タ取付具が不要であり、取付作業が簡略化される。
【0073】本発明の第3の実施の形態を図21〜図2
9に基づいて説明する。この実施の形態にかかる電話機
ホルダーの特徴は次の通りである。
【0074】(1) 前記第1の実施の形態及び第2の実施
の形態に示したように、可動側ケース20が底壁及び側
壁を有していて前方及び上方に開放された形状を有して
いる場合、ホルダーコネクタ30に対しては携帯電話機
Tが前方からしか正常に結合できないにもかかわらず、
携帯電話機Tはホルダーコネクタ30に向かって斜め上
方から可動側ケース20に侵入が可能であり、また、結
合状態から携帯電話機Tを引き出すときにこれを斜め上
方に引張ることも可能である。このように、ホルダーコ
ネクタ30に対して携帯電話機が正規の着脱方向(すな
わち前後方向)とずれた方向に着脱操作されると、ホル
ダーコネクタ30の損傷を招くおそれがある。
【0075】そこで、この実施の形態では、図24〜図
26に示すように、ホルダーコネクタ30に結合された
状態にある携帯電話機Tの後端部(すなわち挿入端部)
の左右両側を上方から覆う形状の覆い部20vをケース
両側壁後部に形成し、この覆い部20vの存在によっ
て、携帯電話機Tがホルダーコネクタ30に対して斜め
上方からアプローチされるのを阻止し、かつ、結合状態
から携帯電話機Tが斜め上方に離脱操作されるのを阻止
するようにしている(図26及び図27参照)。これに
より、簡単な構造でホルダーコネクタ30の破損を防ぐ
ことができる。
【0076】(2) 上記のような覆い部20vを設けた場
合でも、この覆い部20vよりも手前の位置から斜め下
方に向けて携帯電話機Tが可動ケース20内に挿入され
る場合がある(図29)。このとき、凹部23からホル
ダーコネクタ30に向かって立ち上がる面が、図29に
二点鎖線で示すような平坦な傾斜面23a′であるとす
ると、挿入された携帯電話機Tの後端部が当該傾斜面2
3a′に沿って滑り上がり、ホルダーコネクタ30を斜
め上方に突き上げるおそれがある。
【0077】そこで、この実施の形態では、上記立ち上
がり面を図29に実線で示すような階段状部分23aと
し、斜め上方から挿入された携帯電話機Tの後端部が当
該階段状部分23aに突き当たることにより、この携帯
電話機後端部が斜め上方にせり上がることを阻止するよ
うにしている。これにより、ホルダーコネクタ30のよ
り堅実な保護ができる。
【0078】(3) 可動側ケース20内に前方から携帯
電話機Tを挿入する場合、この携帯電話機Tと可動側ケ
ースとの接触面積が大きいと、その分摩擦抵抗も大きく
なって携帯電話機Tの着脱操作がしにくくなる不都合が
生じる。そこで、この実施の形態では、可動側ケース2
0の両側壁内側面に凸部23bを間欠的に設け、この取
付部23bのみが携帯電話機Tの側面と接触するように
することにより、接触面積を減らして摺動抵抗を減らす
ようにしている。
【0079】(4) この実施の形態では、可動側ケース2
0を収納位置に保持するためのロック機構50′に回動
式のものを用いている。具体的に、このロック機構5
0′は、ベース55、回動部材56、及び操作ボタン5
7を備え、ベース55には、回動支持部55a及びボタ
ン支持アーム55bが設けられ、回動部材56には回動
取付部56a及びロック爪56bが設けられている。そ
して、上記ボタン支持アーム55bに操作ボタン57が
上下動可能に取付けられるとともに、上記回動支持部5
5aに回動部材56の回動取付部56aが水平軸回りに
回動可能に取付けられ、かつ、当該水平軸の周囲に設け
られた図略のねじりコイルばねによって図27〜図29
の時計回り方向、すなわちロック爪56bが固定側ケー
ス10内に突出する方向に付勢されている。操作ボタン
57は、前壁14に設けられた上下方向の貫通穴14c
を通じて上方に突出しており、操作ボタン57の下端部
57aが上記回動部材56の直上方に位置している。そ
して、上記ロック爪56bが携帯電話機Tの凹部96内
に嵌まり込んでこれを収納位置にロックしている状態
(図28の状態)で、上記操作ボタン57が下方に押圧
操作されることにより、この操作ボタン57の下端部5
7aが回動部材56を押し下げてこれをばね弾発力に抗
して回動させ、これによりロック爪56が凹部96から
前方に離脱してロックを解除するようになっている。
【0080】なお、図21等において10aは、固定側
ケース10の底壁に装着されてロック機構50′を下方
から覆う底蓋である。
【0081】このような回動式のロック機構50′を用
いれば、前記第1の実施の形態で示したようなスライド
式のロック機構50に比べ、ロック解除動作が円滑とな
り、操作もしやすくなる。
【0082】(5) この実施の形態では、前記第1の実施
の形態等で示したコネクタ自動ロック解除機構、すなわ
ち、可動側ケース20の動きに連動してホルダーコネク
タ30側でのホルダーコネクタ30と携帯電話機Tとの
結合状態をロックし、また当該ロックを解除する機構に
ついては設けていない。このような機構を省略しても、
可動側ケース20及び携帯電話機Tが収納位置にある状
態(図25の状態)で、ホルダーコネクタ30から離脱
する方向の携帯電話機Tの動きが規制されるように固定
側ケース10及び可動側ケース20を構成すれば、ホル
ダーコネクタ30と携帯電話機Tとの結合状態を確実に
保持することが可能である。
【0083】第4の実施の形態を図30及び図31に示
す。前記各実施形態では、可動側ケース20が固定側ケ
ース10に回動可能に取付けられているが、この第2の
実施の形態では、可動側ケース20全体が水平状態を維
持したまま昇降可能となるように固定側ケース10に支
持されている。
【0084】具体的に、可動側ケース20の左右両側壁
の外側面には突起27が設けられる一方、固定側ケース
10の左右両側壁の内側面には縦方向の凹溝17が形成
されており、各凹溝17内に上記突起27が嵌入される
ことにより、凹溝17の長手寸法と同等のストロークだ
け可動側ケース20が昇降可能となっている。そして、
可動側ケース20が最上位置(図31実線の位置;離脱
位置)にある状態で、その携帯電話機挿入空間21が上
方に加えて前方(図30及び図31では左方)に開放さ
れる一方、可動側ケース20が最下位置(図31二点鎖
線の位置;収納位置)にある状態で、固定側ケース10
の可動側ケース収納空間11内に可動側ケース20及び
携帯電話機Tが収納されるようになっている。
【0085】このホルダーによれば、可動側ケース20
が上段の離脱位置にある状態で、その携帯電話機挿入空
間21内に前方から携帯電話機Tを挿入することができ
(図31の矢印A1)、その後、可動側ケース20を下
段の収納位置まで下降させることにより、携帯電話機T
の収納ができる(矢印A2)。従って、この実施の形態
でも、携帯電話機挿入空間21の寸法は携帯電話機Tが
収納可能な最小限の寸法でよく、ホルダー全体の小型化
が図れる。さらに、図示のような圧縮コイルばね41を
可動側ケース20の底面と固定側ケース10の上面との
間に介在させて可動側ケース20を上方へ(すなわち離
脱位置側へ)付勢し、かつ、固定側ケース10に前記各
実施形態で示したロック機構50,50′と同等のもの
を設けることにより、当該実施形態と同様に操作を容易
化できる利点が得られる。また、可動側ケース20が収
納位置まで降下するのに伴って自動的にホルダーコネク
タ30をロック状態に切換える操作手段を組み込むこと
も可能である。
【0086】このように、本発明において可動側ケース
20の具体的な運動形態は適宜設定すればよく、その離
脱位置で携帯電話機Tとホルダーコネクタ30との結合
方向と同方向に携帯電話機挿入空間21へ携帯電話機が
挿入されるようにすることにより、当該挿入空間21を
小さくまとめて全体をコンパクト化することが可能にな
る。ただし、前記第1の実施の形態のように可動側ケー
ス20を回動可能とし、その回動基部近傍にホルダーコ
ネクタ30を配置すれば、可動側ケース20を移動させ
るために要する力を小さくして操作をより容易にするこ
とができ、また、ホルダーコネクタ30の移動量を小さ
くすることにより、このホルダーコネクタ30への配線
も容易にできる利点が得られる。
【0087】その他、本発明は次のような実施の形態を
とることも可能である。
【0088】(1) 本発明において、携帯電話機挿入空間
21の形状は適宜設定すればよい。ただし、前記第1の
実施の形態で示したように、携帯電話機Tの底面に電池
90等による突出部が存在する場合、この突出部に対応
する凹部23を可動側ケース20側に形成しておくこと
により、携帯電話機Tの保持状態をより安定させること
ができる。また、共通の携帯電話機Tの底面に互いに大
きさの異なる複数種の電池が装着される場合、例えば、
図32(a)(b)(c)に示すような小型電池90
A、中型電池90B、大型電池90Cが択一的に装着さ
れる場合には、その装着する電池によって携帯電話機T
全体の形状が大きく変化することになるが、この場合で
も、上記大型電池90Cが嵌まり込み可能な凹部を可動
側ケース20に形成しておけば、いずれの電池が携帯電
話機Tに装着された場合にも当該電池を上記凹部に嵌め
込むことによって携帯電話機Tを常に安定した状態で保
持することが可能になる。
【0089】例えば、前記図13に示した構造におい
て、同図実線に示す電池90とは別に、この電池90よ
りも突出量の小さい電池90´が用意され、これら電池
90,90´が択一的に携帯電話機Tに装着される場合
でも、その電池90,90´の突出量の違いを凹部23
内で吸収することができ、いずれの電池を用いる場合に
も当該電池が装着された携帯電話機T全体を良好に可動
側ケース20内に収めることが可能となる。
【0090】(2) 本発明において可動側ケースのロック
機構を設ける場合、当該機構は図例のロック機構50,
50´のような押圧操作式のものに限らず、つまみのス
ライド操作や回動操作によってロックを解除するものも
十分に適用が可能である。また、図示のように携帯電話
機Tと直接係合してこれを係止するものでなく、可動側
ケース20と係合するものであってもよい。
【0091】(3) 前記各実施形態では、携帯電話機Tを
略水平状態で保持するものを示したが、携帯電話機Tを
立直状態で保持するものにも本発明の適用が可能であ
る。また、前記各実施形態では、携帯電話機挿入空間2
1が上方及び前方の双方に開放されているものを示した
が、この携帯電話機挿入空間21は少なくとも携帯電話
機Tとホルダーコネクタ30との結合方向と同方向に開
放されるもの(図例では前方に開放されるもの)であれ
ばよい。
【0092】(4) 本発明にかかる電話機ホルダーは、そ
の具体的な用途を問わず、コネクタと携帯電話機とを結
合した状態で当該携帯電話機を保持する場合に広く適用
が可能である。例えば、自動車の車室内においてスピー
カー等と携帯電話機とを接続する場合の他、無線通信を
目的としてパーソナルコンピュータ等の電子機器に携帯
電話機を接続する場合にも本発明の適用が可能である。
【0093】
【発明の効果】以上のように本発明は、固定側ケースに
対して可動側ケースを収納位置と離脱位置との間で移動
可能となるように取付け、離脱位置で可動側ケースの携
帯電話機挿入空間が携帯電話機とホルダーコネクタとの
結合方向と同方向に開放されるようにしたものであるの
で、携帯電話機挿入空間の寸法を小さく抑えてホルダー
全体のコンパクト化を図りながら、携帯電話機とホルダ
ーコネクタとの結合と、携帯電話機の安定した保持とを
行うことができる効果がある。
【0094】上記可動側ケースを上記離脱位置側に付勢
する付勢手段と、この付勢手段の付勢力に抗して上記携
帯電話機及び可動側ケースを上記収納位置に係止し、か
つ、外部からの操作を受けることにより当該係止を解除
するロック手段とを備えたものでは、可動側ケースの位
置切換のための操作を大幅に容易化できる効果がある。
【0095】また、可動側ケースにおける携帯電話機挿
入空間の開放端と反対側の端部を上記固定側ケースに回
動可能に連結したものでは、可動側ケース全体を並進運
動させる場合に較べて位置切換のための操作力が小さく
て済み、操作性をさらに向上させることができるととも
に、ホルダーコネクタへの配線も簡単にできる効果が得
られる。
【0096】この場合、上記可動側ケースにおける携帯
電話機挿入空間の開放端と反対側の端部にこの端部から
両外側に突出する回動軸部を当該可動側ケースと一体に
形成するとともに、上記固定側ケースに、上方に開放さ
れてこの開放側から上記回動軸部が侵入可能な形状の切
欠を設け、この切欠の底部まで上記回動軸部が落とし込
まれた状態で当該回動軸部を中心に回動可能に可動側ケ
ースが支持されるようにすれば、部品点数の削減及び構
造の簡素化を図りながら、固定側ケースへの可動側ケー
スの組付を簡単にすることができる効果が得られる。
【0097】上記ホルダーコネクタを携帯電話機との結
合状態をロックするためのロック部及び外部から押圧操
作を受ける***作部を有し、この***作部の押圧操作に
よって上記ロック部がロック位置と非ロック位置とに切
換えられるロック機能付コネクタとするとともに、上記
可動側ケースが上記離脱位置にある状態では上記ロック
部を非ロック位置にし、上記可動側ケースが上記収納位
置にある状態では上記ロック部をロック位置にするよう
に上記***作部を操作するコネクタ操作手段を備えたも
のでは、ホルダーコネクタと携帯電話機の結合状態をよ
り安定させることができるとともに、ロック切換のため
の特別な操作を不要にして使い勝手をさらに向上させる
ことができる効果が得られる。
【0098】具体的に、可動側ケースにおける携帯電話
機挿入空間の開放端と反対側の端部を上記固定側ケース
に回動可能に連結したものにおいて、上記固定側ケース
の内側面に当該内側面から内方に突出するコネクタ操作
部をこの固定側ケースと一体に形成するとともに、上記
可動側ケースが上記離脱位置にある状態では上記ロック
部を非ロック位置にし、上記可動側ケースが上記収納位
置にある状態では上記ロック部をロック位置にすべく上
記***作部を操作するように上記コネクタ操作部の形状
を設定すれば、部品点数の少ない簡素な構造で上記効果
を得ることができる。
【0099】また、上記可動側ケースが上記収納位置に
ある状態で上記ホルダーコネクタから離脱する方向の携
帯電話機の動きが規制されるように上記可動側ケース及
び固定側ケースを構成すれば、特にロック機能付のコネ
クタを用いなくても、収納位置でのホルダーコネクタと
携帯電話機との結合切れを防ぐことができる。
【0100】上記可動側ケースの可動側ケースの底壁
に、この底壁と対向する携帯電話機の面に形成された突
出部が嵌まり込む凹部を設ければ、当該凹部がない場合
に較べて携帯電話機の保持状態をさらに安定させること
ができる。
【0101】特に、上記携帯電話機がその裏面に互いに
突出量の異なる複数種の電池が選択的に装着される場合
において、各電池の装着によって生じた突出部がいずれ
も上記凹部内に嵌入可能となるように当該凹部の形状を
設定することにより、使用電池にかかわらず、共通の電
話機ホルダーで携帯電話機の保持ができる効果が得られ
る。
【0102】上記可動側ケースを、底壁及び側壁を有し
て上記離脱位置で前方及び上方に開放される形状とし、
この可動側ケースの後部に、携帯電話機が前方から結合
される向きでホルダーコネクタを設ける場合、上記可動
側ケースの側壁後部に、携帯電話機の側部を上方から覆
うことにより上記ホルダーコネクタに対して携帯電話機
が斜め方向に着脱操作されるのを阻止する覆い部を設け
たり、可動側ケースの底壁に設けられた凹部から上記ホ
ルダーコネクタへ立ち上がる面を階段状にし、この階段
状部分と上記挿入端部が突き当たることにより上記挿入
端部が凹部から斜め上方に向かってホルダーコネクタに
当接することを阻止したりすることにより、ホルダーコ
ネクタに対して携帯電話機が正規の方向に着脱操作され
ないことによるホルダーコネクタの破損を未然に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる電話機ホル
ダーの分解斜視図である。
【図2】上記電話機ホルダーの可動側ケースを固定側ケ
ースから取り外した状態を示す斜視図である。
【図3】上記電話機ホルダーにおいて離脱位置にある可
動側ケースに携帯電話機が挿入される様子を示す斜視図
である。
【図4】上記離脱位置にある可動側ケースに携帯電話機
が挿入された状態を示す斜視図である。
【図5】上記携帯電話機及び可動側ケースが収納位置に
収納された状態を示す斜視図である。
【図6】上記可動側ケースに組み込まれるホルダーコネ
クタの平面図である。
【図7】上記ホルダーコネクタとその***作部を操作す
る操作軸とを示す一部断面斜視図である。
【図8】上記ホルダーコネクタ及び***作部が可動側ケ
ースに組み込まれている状態を示す一部断面斜視図であ
る。
【図9】上記可動側ケースが収納位置にある状態でホル
ダーコネクタの***作部が解放されている状態を示す断
面背面図である。
【図10】上記可動側ケースが離脱位置にある状態でホ
ルダーコネクタの***作部が操作軸により押圧操作され
ている状態を示す断面背面図である。
【図11】上記電話機ホルダーに具備されたロック機構
を示す断面斜視図である。
【図12】(a)は上記ロック機構により携帯電話機が
収納位置に係止されている状態を示す一部断面側面図、
(b)は当該ロック機構による係止が解除された状態を
示す一部断面斜視図である。
【図13】上記可動側ケースの凹部内に携帯電話機に装
着された電池部分が嵌まり込んでいる状態を示す断面正
面図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態にかかる電話機ホ
ルダーの分解斜視図である。
【図15】図14に示す電話機ホルダーの可動側ケース
を固定側ケースに組付ける前の状態を示す斜視図であ
る。
【図16】図14に示す電話機ホルダーにおいて離脱位
置にある可動側ケースに携帯電話機が挿入される様子を
示す斜視図である。
【図17】図14に示す携帯電話機において上記携帯電
話機及び可動側ケースが収納位置に収納された状態を示
す斜視図である。
【図18】図16に示す離脱位置に可動側ケースがある
状態を示す断面正面図である。
【図19】図17に示す収納位置に可動側ケースがある
状態を示す断面正面図である。
【図20】図14に示す電話機ホルダーにおいて可動側
ケースにホルダーコネクタが取付けられている状態を示
す断面側面図である。
【図21】本発明の第3の実施の形態にかかる電話機ホ
ルダーの分解斜視図である。
【図22】図21に示す電話機ホルダーの可動側ケース
を固定側ケースに組付ける前の状態を示す斜視図であ
る。
【図23】図21に示す電話機ホルダーにおいて離脱位
置にある可動側ケースに携帯電話機が挿入される様子を
示す斜視図である。
【図24】図21に示す電話機ホルダーにおいて離脱位
置にある可動側ケースに携帯電話機が挿入された状態を
示す斜視図である。
【図25】図21に示す電話機ホルダーにおいて上記携
帯電話機及び可動側ケースが収納位置に収納された状態
を示す斜視図である。
【図26】図25の状態を示す断面正面図である。
【図27】図23の状態を示す断面側面図である。
【図28】図25の状態を示す断面側面図である。
【図29】図21に示す電話機ホルダーにおいて可動側
ケースに誤って携帯電話機が斜め上方から挿入された様
子を示す断面側面図である。
【図30】本発明の第4の実施の形態にかかる電話機ホ
ルダーの一部断面平面図である。
【図31】図30に示す電話機ホルダーの断面側面図で
ある。
【図32】(a)は携帯電話機に小型電池が装着された
状態を示す側面図、(b)は携帯電話機に中型電池が装
着された状態を示す側面図、(c)は携帯電話機に大型
電池が装着された状態を示す側面図である。
【図33】携帯電話機挿入空間への携帯電話機の挿入方
向と携帯電話機及びホルダーコネクタの結合方向とが異
なる電話機ホルダーの例を示す一部断面斜視図である。
【符号の説明】
10 固定側ケース 11 可動側ケース収納空間 12´ 切欠 13 凹部(案内部) 20 可動側ケース 20A 本体部 20B カバー部 20c 係止凹部 20v 覆い部 21 携帯電話機挿入空間 22 回動軸 22´ 回動軸部 23 凹部 23a 階段状部分 30 ホルダーコネクタ 31 コネクタ本体 32 ***作部 33 ロック爪 40 ねじりコイルばね(付勢手段) 42 操作軸(操作部材) 50,50′ ロック機構(ロック手段) 90,90´,90A,90B,90C 電池 T 携帯電話機 TC 電話機側コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堤 祐一郎 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 杉本 雅司 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 日浦 靖博 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 田中 徹児 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 境 茂樹 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 酒井 義人 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電話機と結合可能なホルダーコネク
    タを備え、このホルダーコネクタに上記携帯電話機が保
    持された状態で当該携帯電話機を保持する電話機ホルダ
    ーであって、上記携帯電話機が挿入可能な携帯電話機挿
    入空間を有し、この携帯電話機挿入空間内に挿入された
    携帯電話機と結合可能な位置に上記ホルダーコネクタが
    取付けられた可動側ケースと、この可動側ケースを支持
    する固定側ケースとを備えるとともに、上記可動側ケー
    スを、上記携帯電話機挿入空間に挿入された携帯電話機
    とともに上記固定側ケース内に収められる収納位置と、
    上記携帯電話機挿入空間が上記携帯電話機とホルダーコ
    ネクタとの結合方向と同方向に開放されるまで上記収納
    位置から離脱する離脱位置との間で移動可能となるよう
    に上記固定側ケースに取付けたことを特徴とする電話機
    ホルダー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電話機ホルダーにおい
    て、上記可動側ケースを上記離脱位置側に付勢する付勢
    手段と、この付勢手段の付勢力に抗して上記携帯電話機
    及び可動側ケースを上記収納位置に係止し、かつ、外部
    からの操作を受けることにより当該係止を解除するロッ
    ク手段とを備えたことを特徴とする電話機ホルダー。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の電話機ホルダー
    において、上記ホルダーコネクタを、携帯電話機との結
    合状態をロックするためのロック部及び外部から押圧操
    作を受ける***作部を有し、この***作部の押圧操作に
    よって上記ロック部がロック位置と非ロック位置とに切
    換えられるロック機能付コネクタにより構成するととも
    に、上記可動側ケースが上記離脱位置にある状態では上
    記ロック部を非ロック位置にし、上記可動側ケースが上
    記収納位置にある状態では上記ロック部をロック位置に
    するように上記***作部を操作するコネクタ操作手段を
    備えたことを特徴とする電話機ホルダー。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の電話機ホルダー
    において、上記可動側ケースにおける携帯電話機挿入空
    間の開放端と反対側の端部を上記固定側ケースに回動可
    能に連結したことを特徴とする電話機ホルダー。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の電話機ホルダーにおい
    て、上記可動側ケースにおける携帯電話機挿入空間の開
    放端と反対側の端部にこの端部から両外側に突出する回
    動軸部を当該可動側ケースと一体に形成する一方、上記
    固定側ケースに、上方に開放されてこの開放側から上記
    回動軸部が侵入可能な形状の切欠を設け、この切欠の底
    部まで上記回動軸部が落とし込まれた状態で当該回動軸
    部を中心に回動可能に可動側ケースが支持されるように
    したことを特徴とする電話機ホルダー。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載の電話機ホルダー
    において、上記ホルダーコネクタを、携帯電話機との結
    合状態をロックするためのロック部及び外部から押圧操
    作を受ける***作部を有し、この***作部の押圧操作に
    よって上記ロック部がロック位置と非ロック位置とに切
    換えられるロック機能付コネクタにより構成するととも
    に、上記可動側ケースが上記離脱位置にある状態では上
    記ロック部を非ロック位置にし、上記可動側ケースが上
    記収納位置にある状態では上記ロック部をロック位置に
    するように上記***作部を操作するコネクタ操作手段を
    備えたことを特徴とする電話機ホルダー。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の電話機ホルダーにおい
    て、上記コネクタ操作手段として、上記固定側ケースの
    内側面に当該内側面から内方に突出するコネクタ操作部
    をこの固定側ケースと一体に形成するとともに、上記可
    動側ケースが上記離脱位置にある状態では上記ロック部
    を非ロック位置にし、上記可動側ケースが上記収納位置
    にある状態では上記ロック部をロック位置にすべく上記
    ***作部を操作するように上記コネクタ操作部の形状を
    設定したことを特徴とする電話機ホルダー。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の電話機ホルダーにおい
    て、上記コネクタ操作手段として、上記可動側ケース
    に、上記***作部を押圧操作する位置とこの押圧位置か
    らケース外側に退避する位置との間で移動可能な操作部
    材を設けるとともに、上記固定側ケースの内側面に、上
    記可動側ケースが上記離脱位置にある状態では上記ロッ
    ク部を非ロック位置にし、上記可動側ケースが上記収納
    位置にある状態では上記ロック部をロック位置にするよ
    うに上記操作部材を移動させる案内部を設けたことを特
    徴とする電話機ホルダー。
  9. 【請求項9】 請求項1,2,4,5のいずれかに記載
    の電話機ホルダーにおいて、上記可動側ケースが上記収
    納位置にある状態で上記ホルダーコネクタから離脱する
    方向の携帯電話機の動きが規制されるように上記可動側
    ケース及び固定側ケースを構成したことを特徴とする電
    話機ホルダー。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の電話
    機ホルダーにおいて、上記可動側ケースを、上記携帯電
    話機収納空間を有し、この携帯電話機収納空間に臨む位
    置に上記ホルダーコネクタがセットされる本体部と、こ
    の本体部にセットされたホルダーコネクタを覆うように
    当該本体部に装着されるカバー部とで構成し、このカバ
    ー部が上記本体部に装着された状態でこれらカバー部と
    本体部とにより上記ホルダーコネクタが保持されるよう
    に構成したことを特徴とする電話機ホルダー。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の電話機ホルダーにお
    いて、上記可動側ケースの本体部とカバー部の少なくと
    も一方に、上記ホルダーコネクタと係合することにより
    このホルダーコネクタの前後移動を規制するコネクタ係
    止部を設けるとともに、上記本体部にカバー部が装着さ
    れた状態で上記ホルダーコネクタとコネクタ係止部との
    係合状態が保持されるようにしたことを特徴とする電話
    機ホルダー。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかに記載の電
    話機ホルダーにおいて、上記可動側ケースの底壁に、こ
    の底壁と対向する携帯電話機の面に形成された突出部が
    嵌まり込む凹部を設けたことを特徴とする電話機ホルダ
    ー。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の電話機ホルダーにお
    いて、上記携帯電話機はその裏面に互いに突出量の異な
    る複数種の電池が選択的に装着されるものであり、いず
    れの電池が装着された場合にも当該電池の装着により形
    成された携帯電話機の突出部が上記凹部内に嵌入可能と
    なるように当該凹部の形状を設定したことを特徴とする
    電話機ホルダー。
  14. 【請求項14】 請求項1〜11のいずれかに記載の電
    話機ホルダーにおいて、上記可動側ケースを、底壁及び
    側壁を有して上記離脱位置で前方及び上方に開放される
    形状とし、この可動側ケースの後部に、携帯電話機が前
    方から結合される向きでホルダーコネクタを設けるとと
    もに、この可動側ケースの側壁後部に、携帯電話機の側
    部を上方から覆うことにより上記ホルダーコネクタに対
    して携帯電話機が斜め方向に着脱操作されるのを阻止す
    る覆い部を設けたことを特徴とする電話機ホルダー。
  15. 【請求項15】 請求項12または13記載の電話機ホ
    ルダーにおいて、上記可動側ケースを、底壁及び側壁を
    有して上記離脱位置で前方及び上方に開放される形状と
    し、この可動側ケースの後部に、携帯電話機が前方から
    結合される向きでホルダーコネクタを設けるとともに、
    この可動側ケースの側壁後部に、携帯電話機の側部を上
    方から覆うことにより上記ホルダーコネクタに対して携
    帯電話機が斜め方向に着脱操作されるのを阻止する覆い
    部を設けたことを特徴とする電話機ホルダー。
  16. 【請求項16】 請求項12,13,15のいずれかに
    記載の電話機ホルダーにおいて、上記可動側ケースを、
    底壁及び側壁を有して上記離脱位置で前方及び上方に開
    放される形状とし、この可動側ケースの後部に、携帯電
    話機が前方から結合される向きでホルダーコネクタを設
    けるとともに、上記凹部から上記ホルダーコネクタへ立
    ち上がる面を階段状にし、この階段状部分に携帯電話機
    の挿入端部が突き当たることにより当該挿入端部が凹部
    から斜め上方に向かってホルダーコネクタに当接するこ
    とが阻止されるようにしたことを特徴とする電話機ホル
    ダー。
JP6574798A 1997-09-24 1998-03-16 電話機ホルダー Withdrawn JPH11220520A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6574798A JPH11220520A (ja) 1997-09-24 1998-03-16 電話機ホルダー
US09/153,897 US6339699B1 (en) 1997-09-24 1998-09-16 Phone holder
US09/953,363 US20020032041A1 (en) 1997-09-24 2001-09-17 Phone holder

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-258936 1997-09-24
JP25893697 1997-09-24
JP32654197 1997-11-27
JP9-326541 1997-11-27
JP6574798A JPH11220520A (ja) 1997-09-24 1998-03-16 電話機ホルダー

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