JP2000109291A - 巻上ウインチの制御装置 - Google Patents

巻上ウインチの制御装置

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JP2000109291A
JP2000109291A JP28015998A JP28015998A JP2000109291A JP 2000109291 A JP2000109291 A JP 2000109291A JP 28015998 A JP28015998 A JP 28015998A JP 28015998 A JP28015998 A JP 28015998A JP 2000109291 A JP2000109291 A JP 2000109291A
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acceleration
brake
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Kazuhisa Ishida
和久 石田
Toshiki Sakai
俊己 堺
Koji Funato
孝次 船渡
Masami Ochiai
正巳 落合
Teruo Igarashi
照夫 五十嵐
Akira Nakayama
中山  晃
Tsutomu Udagawa
勉 宇田川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フリーフォール時の吊り荷の着地を正確に検
出し、適切なタイミングでウインチの駆動を制動する。 【解決手段】 ドラム41の回転量αを検出する回転量
センサ21を設け、回転量センサ21からの検出値αを
コントローラ20に取り込み、ドラム41の加速度aを
演算する。フリーフォール時において、ドラム41の加
速度aがマイナス(a<0)になると吊り荷45の着地
と判定し、電磁切換弁12に制御信号を出力してブレー
キ装置6を作動させ、これによって、ドラム41の駆動
が制動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クローラクレーン
などに搭載される巻上ウインチの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】クローラクレーンに搭載された巻上ウイ
ンチをフリーフォールさせて行う作業には、動圧密工法
による作業やバケットを用いた掘削作業などがある。動
圧密工法とは、例えば空港の滑走路を建設する場合のよ
うに、比較的広範囲の地盤を改良する際に用いられる工
法であり、敷地を桝目に区切り、この桝目の交点に数十
トン規模の重錘を所定の高さから設定回数落下させ、そ
の落下エネルギにより地盤改良を行うというものであ
る。そのような作業においては、作業効率の観点から、
重錘をなるべく早く設定回数落下させることが要求され
るが、そのためには、自由落下した重錘の着地と同時に
ブレーキを掛け、巻上ロープの余分な繰り出しを防止す
ることが必要とされる。また、バケットの食い込みによ
る掘削作業(例えば、クラムシェル作業やグラブバケッ
ト作業)を行う場合にも同様に、必要な掘削量をなるべ
く早く得るためには、バケットの着地と同時にブレーキ
を掛け、巻上ロープの余分な繰り出しを防止することが
必要とされる。
【0003】上述した動圧密工法による作業時あるいは
バケットを用いた作業時に、ブレーキを掛けるタイミン
グが早いと、重錘またはバケットの有する落下エネルギ
の一部は、制動時の摩擦エネルギ、ブームを変形させる
エネルギ等に変換され、エネルギロスが発生して作業効
率が悪化するとともに、巻上ロープには過大な張力が作
用し、車両状態が不安定になったり、巻上ロープが激し
く損傷したりするおそれがある。また、逆にブレーキを
掛けるタイミングが遅いと、ウインチドラムの慣性力に
より着地後もロープが繰り出され、ウインチドラムは乱
巻状態となってしまうので、ウインチドラムにロープを
巻き直す必要があり、作業効率が悪化する。さらに、着
地後、余分に繰り出されるロープには張力が作用してい
ないので、ロープは制御が効かない状態になり、問題が
大きい。なお、バケット作業においては、地下や海底な
ど、目視によるバケットの確認が困難な状況下での作業
も頻繁に行われるため、ブレーキを掛けるタイミングを
適切なものにすることはとくに難しい。このようなブレ
ーキ作動時のタイミングに関する問題を解決するものと
して、実公平7−11109号公報には、フリーフォー
ル時における重錘(ウエイト)の着地後、自動的にブレ
ーキを掛けるようにした装置が開示されている。
【0004】この公報記載の装置では、フックに接続さ
れたペンダントロープの張力をロードセルによって検出
し、その検出値がフックの自重に対応した値となったら
ウエイトの着地と判定し、ソレノイドバルブに切換信号
を出力する。この切換信号によってブレーキシリンダへ
の圧油の供給が停止され、ネガブレーキが作動して着地
後のウインチドラムの駆動が停止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ウエイ
トの着地時においては、ブームの揺れや振動を伴う衝撃
が機体に作用するためロープ張力は変動し、ロープ張力
の正確な検出が困難である。したがって、上記公報記載
の装置のようにロープ張力に基づいてウエイトの着地を
判定するものでは、着地判定の精度が悪化し、適切なタ
イミングでウインチを制動することが困難である。ま
た、フックの自重に対応するロープ張力は微小であるた
め、上記公報記載の装置のように微小値を基準として着
地を判定するものでは正確な着地判定が困難である。
【0006】本発明の目的は、フリーフォール時の吊り
荷の着地を正確に判定し、適切なタイミングでウインチ
の駆動を制動し得る巻上ウインチの制御装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1) 一実施の形態を
示す図1を参照して説明すると、請求項1の発明は、操
作レバー7からの指令によって巻上または巻下駆動され
る油圧モータ2と、この油圧モータ2からの駆動トルク
が伝達状態で巻上または巻下駆動され、非伝達状態で吊
り荷45がフリーフォールされる巻上ドラム41とを備
えた巻上ウインチの制御装置に適用される。そして、吊
り荷45の加速度aを演算する加速度演算手段20,2
1と、巻上ドラム2の駆動を停止するブレーキ装置6
と、加速度演算手段20,21によって演算された加速
度aが所定値以下となると停止指令を出力してブレーキ
装置6の作動を制御する制御手段12,20とを備える
ことにより上述した目的は達成される。 (2) 請求項2の発明は、加速度演算手段20,21
によって演算された加速度aが負値(<0)となると、
制御手段12,20は停止指令を出力してブレーキ装置
6の作動を制御するものである。
【0008】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形
態に係るウインチの制御装置の構成を示す油圧回路図で
ある。図1に示すように、本実施の形態に係わるウイン
チの制御装置は、可変容量型のメインポンプ1と、メイ
ンポンプ1から吐出される圧油によって駆動する油圧モ
ータ2と、メインポンプ1から油圧モータ2に供給され
る圧油の流れを制御する方向制御弁3と、油圧モータ2
からの駆動トルクによって巻上巻下駆動される巻上ウイ
ンチ4と、油圧モータ2からの駆動トルクを巻上ウイン
チ4に伝達または非伝達状態とするクラッチ装置5と、
巻上ウインチ4の駆動を停止するブレーキ装置6と、オ
ペレータが巻上ウインチ4の巻上巻下指令を入力する操
作レバー7と、操作レバー7により操作されるパイロッ
ト弁8A,8Bと、パイロット弁8A,8Bに圧油を供給
するパイロットポンプ9と、クラッチ装置5の駆動を制
御する油圧パイロット切換弁10と、パイロット弁8
A,8Bからのパイロット圧を油圧パイロット切換弁1
0のパイロットポートに導くシャトル弁11と、ブレー
キ装置6の駆動を制御する電磁切換弁12と、電磁切換
弁12に切換信号を出力するコントローラ20とを備え
る。
【0010】巻上ウインチ4は、ウインチロープ42が
巻回されたウインチドラム41を有している。ウインチ
ロープ42はブーム43先端に設けられたシーブ44を
介してフックFに接続され、ウインチドラム41の回転
によりウインチロープ42が巻き取りあるいは繰り出さ
れてフックFに吊持された吊り荷45が昇降する。ドラ
ム41の中央には減速機13を介して油圧モータ2に接
続された出力軸2aが挿通され、出力軸2aにはクラッ
チ装置5が接続されて、クラッチ装置5は出力軸2aと
一体で回転する。クラッチ装置5はクラッチシリンダ5
1を有し、パイロットポンプ9からの圧油がクラッチシ
リンダ51のロッド側油室に供給されると、シリンダ5
1が縮退され、ウインチドラム41とクラッチ装置5と
が離間してクラッチ解除状態とされる。また、パイロッ
トポンプ1からの圧油の供給が停止されると、クラッチ
シリンダ51に設けられたバネの付勢力によってシリン
ダ51が伸長され、ウインチドラム41とクラッチ装置
5とが接触してクラッチ接続状態とされる。
【0011】ブレーキ装置6は、オペレータによって踏
み込み操作されるブレーキペダル61と、電磁切換弁1
2からの1次圧P1をペダル操作に応じた2次圧に減圧
する減圧弁62と、減圧弁62からの2次圧P2によっ
て伸縮されるブレーキシリンダ63と、シリンダロッド
63aにリンク64を介して接続されるブレーキバンド
65とを有している。ブレーキペダル61が非操作で
は、減圧弁62は単なる開放弁として機能して2次圧P
2は最大(=P1)となり、また、ブレーキペダル61
が最大に踏み込み操作されると減圧弁62の減圧度は最
大となって2次圧P2はタンク圧P0に等しくなる。シ
リンダ63のヘッド側油室に2次圧P2(=P1)が供
給されると、シリンダ63は縮退されてブレーキバンド
65が拡張され、これによって、ウインチドラム41と
一体に形成されたブレーキドラム41aはブレーキバン
ド65から開放され、ブレーキ解除状態とされる。シリ
ンダ63のヘッド側油室への圧油の供給が停止される
と、シリンダ63内に設けられたバネの付勢力によって
シリンダ63は伸長されてブレーキバンド65が収縮さ
れ、これによって、ブレーキドラム65に制動力が作用
し、ブレーキ作動状態とされる。
【0012】コントローラ20には、ドラム41の回転
量を検出する回転量センサ21と、操作レバー7の操作
に伴うシャトル弁11からのパイロット圧の有無を検出
する圧力スイッチ22と、電源スイッチ23とが接続さ
れ、これらによって入力信号が入力される。コントロー
ラ20では後述するような処理を実行し、電磁切換弁1
2のソレノイドにオン/オフ信号を出力する。電磁切換
弁12にオン信号が出力されるとソレノイドが励磁され
て電磁切換弁12は位置(イ)に切り換えられ、オフ信
号が出力されるとソレノイドが消磁されて電磁切換弁は
位置(ロ)に切り換えられる。
【0013】ここで、フリーフォール時における一般的
なドラム41の挙動について説明する。図2(a)は、
ブレーキ解除状態で吊り荷をフリーフォールした際のド
ラム41の速度特性を示す図であり、図2(b)は、ド
ラム41の加速度特性を示す図である。図2に示すよう
に、フリーフォール開始から着地に至るまで吊り荷45
は重力加速度で自由落下するため、ドラム41には正の
加速度a1(>0)が作用し、ドラム角速度vは徐々に
増加する。吊り荷45が着地すると、以降ドラム41に
はドラム41の回転やシーブ44の回転による摩擦損失
等の負の加速度a2(<0)が作用し、ドラム角速度v
は徐々に減少する。このように吊り荷45の挙動と加速
度aには相関関係が認められるものであり、本実施の形
態ではこの相関関係に着目して加速度aが所定値より小
さくなったとき(a<0)に吊り荷45の着地と判定す
る。
【0014】次に、コントローラ20で実行される処理
について説明する。図3は、コントローラ20で実行さ
れる処理の一例を示すフローチャートである。このフロ
ーチャートは電源スイッチ23のオンによってスタート
し、まずステップS1で圧力スイッチ22がオンか否
か、すなわち操作レバー7が操作されているか否かを判
定する。ステップS1が肯定されるとステップS4に進
み、否定されるとステップS2に進む。ステップS2で
は回転量センサ21からの信号αを読み込み、次式
(l)の関係を用いてドラム41の角加速度aを演算す
る。
【数1】 a=d2(Δα)/dt2 (l) ただし、 Δα:微小時間dtあたりの回転量αの変化
量 次いで、ステップS3で角加速度aが負値(マイナス)
か否かを判定する。ステップS3が否定されるとステッ
プS4に進み、電磁切換弁12にオフ信号を出力してリ
ターンする。ステップS3が肯定されるとステップS5
に進み、電磁切換弁12にオン信号を出力してリターン
する。
【0015】次に、本実施の形態の動作についてより具
体的に説明する。 (1)巻上巻下作業 巻上巻下作業を行おうとして操作レバー7を巻上げ側ま
たは巻下げ側に操作すると、その操作量に応じてパイロ
ット弁8Aまたは8Bが駆動され、パイロットポンプ9
からの圧油は制御弁3のパイロットポート3Aまたは3
Bに供給される。これによって、制御弁3は位置(a)
側または位置(b)側に切り換えられ、メインポンプ1
からの圧油は制御弁3を介して油圧モータ2に供給され
て、油圧モータ2が駆動される。これと同時にパイロッ
ト弁8A,8Bからの圧油は、シャトル弁11を介して
油圧パイロット切換弁10のパイロットポートに供給さ
れ、油圧パイロット切換弁10が位置(イ)に切り換え
られるとともに、圧力スイッチ22がオンされてコント
ローラ20は電磁切換弁12にオフ信号を出力し、その
位置は位置(ロ)に切り換えられる。これによって、ク
ラッチシリンダ51はタンク圧となってクラッチ接続状
態とされるとともに、パイロットポンプ9からの圧油は
電磁切換弁12、減圧弁62を介してブレーキシリンダ
63に供給され、ブレーキ解除状態とされる。その結
果、油圧モータ2の駆動トルクはドラム41に伝達され
てドラム41が巻上または巻下げ駆動され、吊り荷45
は操作レバー7の操作量に応じた速度で昇降される。な
お、ドラム41の駆動を停止させるには、ブレーキペダ
ル61を操作してブレーキシリンダ63への圧油の供給
を停止すればよい。
【0016】(2)フリーフォール作業 電源スイッチ23をオンした状態でフリーフォール作業
を行うには、まず操作レバー7を巻上操作して吊り荷4
5を所定高さに巻き上げ、次いで操作レバー7を中立位
置に操作する。すると、パイロット弁8A,8Bからの
圧油の供給が停止され、制御弁3が中立位置に駆動され
て油圧モータ2の回転が停止されるとともに、油圧パイ
ロット切換弁10は位置(ロ)に切り換えられる。これ
によって、パイロットポンプ9からの圧油は、油圧パイ
ロット切換弁10を介してクラッチシリンダ51に供給
され、クラッチ装置5が解除されてドラム41が自由回
転状態となり、吊り荷45はフリーフォールする。吊り
荷45が着地してドラム41の加速度aがマイナスとな
ると、前述したステップS5の処理により電磁切換弁1
2は位置(イ)に切り換えられる。これによって、ブレ
ーキシリンダ53のヘッド側油室はタンク圧P0とな
り、ブレーキ装置6が作動されてドラム41の回転が阻
止される。なお、電源スイッチ23がオフの状態におい
ては、電磁切換弁12は常に位置(イ)に切り換えら
れ、ブレーキ装置6が自動的に作動されることはない。
【0017】このように本実施の形態によると、ドラム
41の加速度aの変化によって吊り荷の着地を判定し、
ブレーキ装置6を作動させるようにしたので、着地判定
の精度が向上し、適切なタイミングで吊り荷45を制動
することができ、作業効率が向上する。また、加速度の
符号が正から負に変化した際に吊り荷の着地と判定する
ようにしたので着地が容易に判定されるとともに、加速
度aの絶対値を正確に算出する必要がなく検出器21の
精度を必要以上に高くする必要もない。さらに、電磁切
換弁12のオン/オフ制御によってブレーキ装置6を作
動させるようにしたので、回路構成が容易となり既存の
回路にも容易に組み込むことができる。
【0018】以上の説明では、操作レバー7を中立位置
に操作すると吊り荷45がフリーフォールするものとし
たが、実際には、操作レバー7を中立位置に操作すると
ネガブレーキが作動するモードと、中立時にネガブレー
キを解除して吊り荷45がフリーフォールするモードと
を選択可能に構成することが望ましい。
【0019】なお、上記実施の形態では、加速度aがマ
イナスとなった際に吊り荷の着地を判定しブレーキを掛
けるようにしたが、油圧によるブレーキ動作の遅れ等を
考慮し、加速度aが所定値a1(>0)より小さくなっ
た際(a<a1)にブレーキを掛けるようにしてもよ
い。また、上記実施の形態では、ドラム41の回転量α
からドラム41の加速度aを演算するようにしたが、こ
れに限らず、シーブ44の回転量やロープ42の速度を
検出し、これによって加速度を演算したり、あるいは加
速度センサを設け、これによって加速度を直接検出する
ようにしてもよい。さらに、吊り荷45の挙動と相関の
あるドラム41以外の加速度を演算し、これによって吊
り荷45の着地を判定するようにしてもよい。さらにま
た、本実施の形態においては、巻上巻下作業とフリーフ
ォール作業とで同一のブレーキ装置6を用いるようにし
たが、専用のブレーキ装置を用いるようにしてもよい。
【0020】以上の実施の形態と請求項との対応におい
て、コントローラ20と回転量センサ21とが加速度演
算手段を、電磁切換弁12とコントローラ20とが制御
手段をそれぞれ構成する。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、吊り荷の加速度が所定値以下となるとブレーキ装
置に停止指令を出力して巻上ドラムの駆動を停止するよ
うにしたので、着地判定の精度が向上し、適切なタイミ
ングで吊り荷を制動することができる。また、とくに請
求項2の発明によれば、加速度の符号が負になると巻上
ドラムの駆動を停止するようにしたので、加速度の絶対
値を算出する必要がなく装置が安価となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るウインチの制御装置
の回路図。
【図2】フリーフォール時のドラムの速度特性とドラム
の加速度特性をそれぞれ示す図。
【図3】コントローラで実行される処理であるフローチ
ャートの一例を示す図。
【符号の説明】
2 油圧モータ 5 クラッチ装置 6 ブレーキ装置 7 操作レバー 12 電磁切換弁 20 コントローラ 21 回転量センサ 41 ウインチドラム 45 吊り荷
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 船渡 孝次 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 落合 正巳 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 五十嵐 照夫 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 中山 晃 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 宇田川 勉 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作レバーからの指令によって巻上また
    は巻下駆動される油圧モータと、 この油圧モータからの駆動トルクが伝達状態で巻上また
    は巻下駆動され、非伝達状態で吊り荷がフリーフォール
    される巻上ドラムとを備えた巻上ウインチの制御装置に
    おいて、 前記吊り荷の加速度を演算する加速度演算手段と、 前記巻上ドラムの駆動を停止するブレーキ装置と、 前記加速度演算手段によって演算された加速度が所定値
    以下となると停止指令を出力して前記ブレーキ装置の作
    動を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする巻上
    ウインチの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記加速度演算手段に
    よって演算された加速度が負値となると停止指令を出力
    して前記ブレーキ装置の作動を制御することを特徴とす
    る請求項1に記載の巻上ウインチの制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100828002B1 (ko) * 2007-02-20 2008-05-08 한국산업안전공단 제어장치를 구비한 드럼형 호이스트 및 그 제어방법.
CN108313915A (zh) * 2018-02-13 2018-07-24 湖南博邦重工有限公司 一种卷扬自动刹车***
CN110482408A (zh) * 2019-08-06 2019-11-22 郑州郑宇重工有限公司 一种抓斗式履带起重机的电液自动控制装置

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