JP2000272098A - 印刷機のインキ供給量調整方法および装置 - Google Patents

印刷機のインキ供給量調整方法および装置

Info

Publication number
JP2000272098A
JP2000272098A JP11082544A JP8254499A JP2000272098A JP 2000272098 A JP2000272098 A JP 2000272098A JP 11082544 A JP11082544 A JP 11082544A JP 8254499 A JP8254499 A JP 8254499A JP 2000272098 A JP2000272098 A JP 2000272098A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink fountain
ink
amount
printing
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11082544A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000272098A5 (ja
Inventor
Shunichi Tomita
俊一 冨田
Satoru Eguchi
悟 江口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komori Corp
Original Assignee
Komori Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komori Corp filed Critical Komori Corp
Priority to JP11082544A priority Critical patent/JP2000272098A/ja
Publication of JP2000272098A publication Critical patent/JP2000272098A/ja
Publication of JP2000272098A5 publication Critical patent/JP2000272098A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インキ供給量の調整を簡単かつ短時間で行
う。 【解決手段】 試験用刷版で印刷した印刷サンプルの濃
度値を測定する(ステップ105)。試験用刷版にはイ
ンキ供給量調整用絵柄部が設けられている。インキ供給
量調整用絵柄部はインキツボキーの並設方向に沿ってそ
の絵柄面積率がなだらかに変化する絵柄とされている。
印刷サンプルの各インキツボキーに対応する各エリアの
測定濃度値と基準濃度値との差が一致するように各イン
キツボキーの微調整を行う(ステップ105〜11
0)。調整後の各インキツボキーの開き量より「絵柄面
積率−インキツボキーの開き量の変換カーブ」を求め
(ステップ114)、書き換える(ステップ115)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インキツボキー
の開き量やインキツボローラの回転量(インキ送り量)の
設定を調整することによって刷版へのインキ供給量を調
整する印刷機のインキ供給量調整方法および装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図22に輪転印刷機における各印刷ユニ
ット内のインカー(インキ供給装置)の要部を示す。同
図において、1はインキツボ、2はインキツボ1に蓄え
られたインキ、3はインキツボローラ、4(4−1〜4
−n)はインキツボローラ3の軸方向に複数並設して設
けられたインキツボキー、5はインキ移しローラ、6は
インキローラ群、7は刷版、8は版胴である。図23は
4色輪転印刷機を示す図である。同図において、9−1
〜9−4は各色の印刷ユニットであり、この印刷ユニッ
ト9−1〜9−4内に上述したインキ供給装置が各個に
設けられている。
【0003】この印刷機では、インキツボキー4−1〜
4−nとインキツボローラとの間よりインキツボ1内の
インキ2をインキツボローラ3に供給し、このインキツ
ボローラ3に供給されたインキをインキ移しローラ5の
呼び出し動作によりインキローラ群6を介して刷版7へ
供給し、この刷版7に供給されたインキを印刷用紙に印
刷する。
【0004】インキツボキー4−1〜4−nの開き量
は、インキツボキー4−1〜4−nに対応する刷版7の
各エリアの絵柄面積率に応じ、予め設定されている「絵
柄面積率−インキツボキー開き量変換カーブ」に従って
設定される。また、インキツボローラ3の回転量は、基
準インキ送り量に従って設定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、「絵柄面積率−インキツボキー開き量変換カ
ーブ」や基準インキ送り量が印刷機メーカが設定してい
る標準特性であるため、各印刷会社による標準濃度の違
いや環境による違いに対応することができない。このた
め、各印刷会社のオペレータは、標準特性を用いてイン
キツボキー4−1〜4−nの開き量やインキツボローラ
3の回転量が設定された後、印刷された印刷物の色を見
て、微調整を行うことにより、標準濃度の違いや環境に
よる違いに個々に対応している。このインキ供給量の微
調整には、非常に高度な技術が必要であり、だれでもが
簡単に行うことができない。また、微調整に多大な時間
がかかり、印刷作業に遅滞が生じる。
【0006】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、インキ供給
量の調整を簡単かつ短時間で行うことの可能な印刷機の
インキ供給量調整方法および装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、第1発明(請求項1に係る発明)および第2
発明(請求項2に係る発明)は、インキツボキーの並設
方向に沿ってその絵柄面積率がなだらかに変化する絵柄
を備えた試験用刷版を用いて印刷物を印刷し、この印刷
物の各インキツボキーに対応する各エリアの濃度を測定
し、この測定した各エリアの濃度値と予め記憶されてい
る基準濃度値との差に基づいてその差がほゞ零となるよ
うに各インキツボキーの開き量を調整し、この調整した
各インキツボキーの開き量を記憶し、この記憶した各イ
ンキツボキーの開き量を基に以降の印刷における各イン
キツボキーの開き量の設定を行うようにしたものであ
る。この発明によれば、試験用刷版(例えば、インキツ
ボキーの並設方向に沿って面積が大きくなる直角三角形
の絵柄を備えた刷版)を用いて印刷された印刷物の各イ
ンキツボキーに対応する各エリアの濃度値と予め記憶さ
れている基準濃度値との差に基づいて、その差がほゞ零
(零あるいは所定範囲内)となるように各インキツボキ
ーの開き量が調整される。そして、この調整された各イ
ンキツボキーの開き量が記憶され、この記憶された各イ
ンキツボキーの開き量を基に以降の印刷における各イン
キツボキーの開き量の設定が行われる。
【0008】第3発明(請求項3に係る発明)および第
4発明(請求項4に係る発明)は、インキツボキーの並
設方向に沿ってその絵柄面積率がなだらかに変化する絵
柄を備えた試験用刷版を用いて印刷物を印刷し、この印
刷物の各インキツボキーに対応する各エリアの濃度を測
定し、この測定した各エリアの濃度値と予め記憶されて
いる基準濃度値との差に基づいてその差がほゞ零となる
ような各インキツボキーの開き量を求め、この求めた各
インキツボキーの開き量を記憶し、この記憶した各イン
キツボキーの開き量を基に以降の印刷における各インキ
ツボキーの開き量の設定を行うようにしたものである。
この発明によれば、試験用刷版(例えば、インキツボキ
ーの並設方向に沿って面積が大きくなる直角三角形の絵
柄を備えた刷版)を用いて印刷された印刷物の各インキ
ツボキーに対応する各エリアの濃度値と予め記憶されて
いる基準濃度値との差に基づいて、その差がほゞ零(零
あるいは所定範囲内)となるような各インキツボキーの
開き量が求められる。そして、この求められた各インキ
ツボキーの開き量が記憶され、この記憶された各インキ
ツボキーの開き量を基に以降の印刷における各インキツ
ボキーの開き量の設定が行われる。
【0009】第5発明(請求項5に係る発明)および第
6発明(請求項6に係る発明)は、インキツボキーの並
設方向に沿ってその絵柄面積率がなだらかに変化する絵
柄を備えた試験用刷版を用いて印刷物を印刷し、この印
刷物の各インキツボキーに対応する各エリアの濃度を測
定し、この測定した各エリアの濃度値と予め記憶されて
いる基準濃度値との差に基づいてその差がほゞ零となる
ように各インキツボキーの開き量およびインキツボロー
ラの回転量を調整し、この調整した各インキツボキーの
開き量およびインキツボローラの回転量を記憶し、この
記憶した各インキツボキーの開き量およびインキツボロ
ーラの回転量を基に以降の印刷における各インキツボキ
ーの開き量およびインキツボローラの回転量の設定を行
うようにしたものである。この発明によれば、試験用刷
版(例えば、インキツボキーの並設方向に沿って面積が
大きくなる直角三角形の絵柄を備えた刷版)を用いて印
刷された印刷物の各インキツボキーに対応する各エリア
の濃度値と予め記憶されている基準濃度値との差に基づ
いて、その差がほゞ零(零あるいは所定範囲内)となる
ように各インキツボキーの開き量およびインキツボロー
ラの回転量が調整される。そして、この調整された各イ
ンキツボキーの開き量およびインキツボローラの回転量
が記憶され、この記憶された各インキツボキーの開き量
およびインキツボローラの回転量を基に以降の印刷にお
ける各インキツボキーの開き量およびインキツボローラ
の回転量の設定が行われる。
【0010】第7発明(請求項7に係る発明)および第
8発明(請求項8に係る発明)は、インキツボキーの並
設方向に沿ってその絵柄面積率がなだらかに変化する絵
柄を備えた試験用刷版を用いて印刷物を印刷し、この印
刷物の各インキツボキーに対応する各エリアの濃度を測
定し、この測定した各エリアの濃度値と予め記憶されて
いる基準濃度値との差に基づいてその差がほゞ零となる
ような各インキツボキーの開き量およびインキツボロー
ラの回転量を求め、この求めた各インキツボキーの開き
量およびインキツボローラの回転量を記憶し、この記憶
した各インキツボキーの開き量およびインキツボローラ
の回転量を基に以降の印刷における各インキツボキーの
開き量の設定を行うようにしたものである。この発明に
よれば、試験用刷版(例えば、インキツボキーの並設方
向に沿って面積が大きなる直角三角形の絵柄を備えた刷
版)を用いて印刷された印刷物の各インキツボキーに対
応する各エリアの濃度値と予め記憶されている基準濃度
値との差に基づいて、その差がほゞ零(零あるいは所定
範囲内)となるような各インキツボキーの開き量および
インキツボローラの回転量が求められる。そして、この
求められた各インキツボキーの開き量およびインキツボ
ローラの回転量が記憶され、この記憶された各インキツ
ボキーの開き量およびインキツボローラの回転量を基に
以降の印刷における各インキツボキーの開き量およびイ
ンキツボローラの回転量の設定が行われる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
き詳細に説明する。 〔実施の形態1(第1発明、第2発明):インキツボキ
ーの開き量のみ調整〕図2はこの発明に係る印刷機のイ
ンキ供給量調整装置の一実施の形態(実施の形態1)を
示すブロック図である。同図において、10はCPU、
11はROM、12はRAM,13は「絵柄面積率−イ
ンキツボキーの開き量変換カーブ」の再設定用スイッチ
13−1を含むスイッチ群、14は表示器、15はフロ
ッピィディスク又は磁気カードドライブ(ドライブ装
置)、16は濃度計、17はA/D変換器、18,19
は入出カインターフェイス(I/O)、20,21,2
2,27はメモリ、23はインキツボキー駆動装置、2
4はプリンタである。
【0012】メモリ20には印刷会社固有の基準濃度値
を必要に応じて記憶させる(印刷機メーカ出荷時には標
準濃度値が記憶されている)。メモリ21には現在のイ
ンキツボキーの開き量を記憶させる。メモリ22には
「絵柄面積率−インキツボキー開き量変換カーブ」を記
憶させる(印刷機メーカ出荷時には標準特性が記憶され
ている)。メモリ27には、濃度差−インキツボキーの
開き量の補正量変換テーブルを記憶させる。
【0013】インキツボキー駆動装置23は図22に示
したインキ供給装置のインキツボキー4−1〜4−nに
対応して各個に設けられている。すなわち、インキツボ
キー駆動装置23はn個のインキツボキー駆動装置23
−1〜23−nから構成され、これらインキツボキー駆
動装置23−1〜23−nによって、インキツボキー4
−1〜4−nのインキツボローラ3に対する開き量が各
個に調整される。インキツボキー駆動装置23−1〜2
3−nは、同構成とされており、入出カインターフェイ
ス(I/O)23Aと、D/A変換器23Bと、ツボキ
ーモータドライバ23Cと、ツボキーモータ23Dと、
ツボキーモータ23Dに付設されたポテンショメータ2
3Eと、A/D変換器23Fとを備えている。
【0014】図1はこのインキ供給量調整装置における
特徴的な動作を説明するためのフローチャートである。
このインキ供給量調整装置では版胴に装着する刷版とし
て図3に示すような試験用刷版7Aを用いる。この試験
用刷版7Aにはカラーパッチ部7A1とインキ供給量調
整用絵柄部7A2が設けられている。カラーパッチ部7
A1は、印刷品質測定用として用いられる公知の絵柄部
であり、インキツボキー4−1〜4−nに対応する各エ
リア内に図示左右方向へ所定の間隔を隔てて設けられた
複数のパッチ(図示せず)から構成される。インキ供給
量調整用絵柄部7A2は直角三角形とされ、インキツボ
キー4−1〜4−nに対応する各エリア内の絵柄面積率
がインキツボキーの並設方向に沿ってなだらかに変化す
る。
【0015】このインキ供給量調整装置を用いてのイン
キ供給量の調整にあたって、オペレータは、試験用刷版
7Aの絵柄面積率を刷版絵柄面積率計で測定し、インキ
供給量調整装置に入力する(図1に示すステップ10
1)。すなわち、試験用刷版7Aのインキツボキー4−
1〜4−nに対応する各エリアの絵柄面積率を測定し、
この絵柄面積率をインキ供給量調整装置に入力する。
【0016】すると、CPU10は、インキツボキー4
−1〜4−nに対応する試験用刷版7Aの各エリアの絵
柄面積率に応じ、メモリ22に予め記憶されている「絵
柄面積率−インキツボキー開き量変換カーブ(標準特
性)」に従って、インキツボキー4−1〜4−nの開き
量を求め(ステップ102)、設定する(ステップ10
3)。
【0017】次に、オペレータは、試験用刷版7Aを版
胴8にセットした状態で印刷を行ない、印刷サンプルを
採取する(ステップ104)。そして、この採取した印
刷サンプルの濃度値を濃度計16を用いて測定し(ステ
ップ105)、A/D変換器17およびI/O・18を
介してCPU10へ与える。CPU10は、濃度計16
からのデータに基づき、印刷サンプルのインキツボキー
4−1〜4−nに対応する各エリアの濃度値(測定濃度
値)と予めメモリ20に記憶されている基準濃度値(印
刷会社固有の基準濃度値)とが一致しているか否かをチ
ェックする(ステップ106)。
【0018】ここで、測定濃度値と基準濃度値とが一致
していなければ、すなわち測定濃度値と基準濃度値との
差が零あるいは所定の範囲内に入っていなければ、その
エリアに対応するインキツボキーの開き量にずれが生じ
ているものと判断する。ここでは、説明上、全てのエリ
アの測定濃度値と基準濃度値とが一致していないものと
する。
【0019】この場合、CPU10は、インキツボキー
4−1〜4−nの微調整を行う(ステップ107)。す
なわち、CPU10は、印刷サンプルのインキツボキー
4−1〜4−nに対応する各エリアの濃度値(測定濃度
値)と予めメモリ20に記憶されている基準濃度値との
差を求め、この求めた濃度差に応じたインキツボキー4
−1〜4−nの開き量の補正量をメモリ27に格納され
ている濃度差−インキツボキーの開き量の補正量変換テ
ーブルから求め、インキツボキー4−1〜4−nの開き
量をインキツボキー駆動装置23−1〜23−nを介し
て調整する。尚、このインキツボキー4−1〜4−nの
開き量の微調整は、オペレータが、スイッチ群13に設
けられたマニュアル操作用のスイッチ(図示せず)を操
作した時に行わせるようにしてもよい。
【0020】この後、オペレータは、試験用刷版7Aを
版胴8にセットした状態で再度印刷を行ない、印刷サン
プルを採取する(ステップ108)。CPU10は、先
のステップ106と同様にして、採取した印刷サンプル
のインキツボキー4−1〜4−nに対応する各エリアの
測定濃度値と基準濃度値とが一致しているか否かをチェ
ックする(ステップ109,110)。
【0021】全てのエリアの測定濃度値と基準濃度値と
が一致するまでステップ107〜110を繰り返す。全
てのエリアの測定濃度値と基準濃度値とが一致すれば、
再設定用スイッチ13−1のON操作に応じて(ステッ
プ111)、CPU10は、現在のインキツボキー4−
1〜4−nの開き量を読み取り(ステップ112)、メ
モリ21に書き込む(ステップ113)。
【0022】そして、CPU10は、このメモリ21に
書き込んだインキツボキー4−1〜4−nの現在の開き
量より「絵柄面積率−インキツボキー開き量変換カー
ブ」を演算し(ステップ114)、メモリ22に記憶さ
れている「絵柄面積率−インキツボキー開き量変換カー
ブ(標準特性)」を書き換える(ステップ115)。こ
れにより、以降の印刷において、書き換えられたメモリ
22中の「絵柄面積率−インキツボキー開き量変換カー
ブ(補正特性)」に従ってインキツボキー4−1〜4−
nの開き量の設定が行われるようになる。
【0023】〔実施の形態2(第1発明、第2発明):
インキツボキーの開き量のみ調整〕図4はこの発明に係
る印刷機のインキ供給量調整装置の他の実施の形態(実
施の形態2)を示すブロック図である。同図において、
図2と同一符号は同一或いは同等構成要素を示し、その
説明は省略する。
【0024】このインキ供給量調整装置では、図2に示
した構成に加えて、インキツボキーの開き量の差(後
述)を記憶するメモリ25を設けており、スイッチ群1
3は再設定用スイッチ13−1に加えて、インキツボキ
ー補正値演算用スイッチ13−2および「絵柄面積率−
インキツボキー開き量変換カーブ」用リセットスイッチ
13−3を含んでいる。また、現在のインキツボキーの
開き量を記憶させるメモリ21に代えて、基準のインキ
ツボキーの開き量を記憶させるメモリ26を設けてい
る。
【0025】図5はこのインキ供給量調整装置における
特徴的な動作を説明するためのフローチャートである。
このインキ供給量調整装置においても版胴8に装着する
刷版として図3に示した試験用刷版7Aを用いる。図5
におけるステップ201〜210の処理は図1における
ステップ101〜110の処理と同じであるのでその説
明は省略する。但し、この実施の形態では、ステップ2
03でインキツボキー4−1〜4−nの開き量を設定し
た後、この時の開き量をインキツボキー4−1〜4−n
の基準の開き量としてメモリ26に書き込む。
【0026】全てのエリアの測定濃度値と基準濃度値と
が一致すれば(ステップ210)、インキツボキー補正
値演算用スイッチ13−2のON操作に応じて(ステッ
プ211)、CPU10は、メモリ26に記憶されてい
るインキツボキー4−1〜4−nの基準の開き量を読み
出し(ステップ212)、また、現在のインキツボキー
4−1〜4−nの開き量を読み取り(ステップ21
3)、インキツボキー4−1〜4−nの基準の開き量と
現在の開き量との差を演算する(ステップ214)。そ
して、CPU10は、ステップ214で演算して得たイ
ンキツボキー4−1〜4−nの基準の開き量と現在の開
き量との差をメモリ25に書き込む(ステップ21
5)。
【0027】実際に印刷する時に、「絵柄面積率−イン
キツボキー開き量変換カーブ」を補正したい場合、オペ
レータは再設定用スイッチ13−1をONとする(ステ
ップ216)。すると、CPU10は、メモリ26から
インキツボキー4−1〜4−nの基準の開き量を読み出
し(ステップ217)、インキツボキー4−1〜4−n
の開き量の差をメモリ25から読み出す(ステップ21
8)。
【0028】そして、CPU10は、ステップ217で
読み出したインキツボキー4−1〜4−nの基準の開き
量をステップ218で読み出したインキツボキー4−1
〜4−nの開き量の差だけ補正する(ステップ21
9)。すなわち、ステップ218で読み出したインキツ
ボキー4−1〜4−nの開き量の差を補正値として、イ
ンキツボキー4−1〜4−nの基準の開き量を補正し
(ステップ219)、補正した基準の開き量を新たなる
インキツボキー4−1〜4−nの基準の開き量としてR
AM12に書き込む(ステップ220)。
【0029】そして、CPU10は、このRAM12に
書き込んだインキツボキー4−1〜4−nの新たなる基
準の開き量より「絵柄面積率−インキツボキー開き量変
換カーブ」を演算し(ステップ221)、メモリ22に
記憶されている「絵柄面積率−インキツボキー開き量変
換カーブ(標準特性)」を書き換える(ステップ22
2)。これにより、以降の印刷において、書き換えられ
たメモリ22中の「絵柄面積率−インキツボキー開き量
変換カーブ(補正特性)」に従ってインキツボキー4−
1〜4−nの開き量の設定が行われるようになる。
【0030】なお、図5のフローチャートには示してい
ないが、元の「絵柄面積率−インキツボキー開き量変換
カーブ」に戻したい場合には、リセットスイッチ13−
3をONとする。これにより、メモリ26に記憶されて
いるインキツボキー4−1〜4−nの基準の開き量が読
み出され、この基準の開き量より補正前の「絵柄面積率
−インキツボキー開き量変換カーブ」が求められ、メモ
リ22中の「絵柄面積率−インキツボキー開き量変換カ
ーブ」が元の「絵柄面積率−インキツボキー開き量変換
カーブ」に書き換えられる。これにより、以降の印刷に
おいて、元の「絵柄面積率−インキツボキー開き量変換
カーブ」に従ってインキツボキー4−1〜4−nの開き
量の設定が行われるようになる。
【0031】〔実施の形態3(第1発明、第2発明):
インキツボキーの開き量のみ調整〕図6はこの発明に係
る印刷機のインキ供給量調整装置の他の実施の形態(実
施の形態3)を示すブロック図である。同図において、
図2と同一符号は同一或いは同等構成要素を示し、その
説明は省略する。このインキ供給量調整装置では、現在
のインキツボキーの開き量を記憶させるメモリ21に代
えて、基準のインキツボキーの開き量を記憶させるメモ
リ26を設けている。
【0032】図7はこのインキ供給量調整装置における
特徴的な動作を説明するためのフローチャートである。
このインキ供給量調整装置においても版胴8に装着する
刷版として図3に示した試験用刷版7Aを用いる。図7
におけるステップ301〜310の処理は図1における
ステップ101〜110の処理と同じであるのでその説
明は省略する。
【0033】全てのエリアの測定濃度値と基準濃度値と
が一致すれば(ステップ310)、再設定用スイッチ1
3−1のON操作に応じて(ステップ311)、CPU
10は、現在のインキツボキー4−1〜4−nの開き量
を読み取り(ステップ312)、この読み取った現在の
インキツボキー4−1〜4−nの開き量を基準の開き量
としてメモリ26に書き込む(ステップ313)。
【0034】そして、CPU10は、このメモリ26に
書き込んだインキツボキー4−1〜4−nの基準の開き
量より「絵柄面積率−インキツボキー開き量変換カー
ブ」を演算し(ステップ314)、メモリ22に記憶さ
れている「絵柄面積率−インキツボキー開き量変換カー
ブ(標準特性)」を書き換える(ステップ315)。こ
れにより、以降の印刷において、書き換えられたメモリ
22中の「絵柄面積率−インキツボキー開き量変換カー
ブ(補正特性)」に従ってインキツボキー4−1〜4−
nの開き量の設定が行われるようになる。
【0035】〔実施の形態4(第3発明、第4発明):
インキツボキーの開き量のみ調整〕図8はこの発明に係
る印刷機のインキ供給量調整装置の他の実施の形態(実
施の形態4)を示すブロック図である。同図において、
図2と同一符号は同一或いは同等構成要素を示し、その
説明は省略する。このインキ供給量調整装置では、現在
のインキツボキーの開き量を記憶させるメモリ21に代
えて、基準のインキツボキーの開き量を記憶させるため
のメモリ26を設けている。
【0036】図9はこのインキ供給量調整装置における
特徴的な動作を説明するためのフローチャートである。
このインキ供給量調整装置においても版胴8に装着する
刷版として図3に示した試験用刷版7Aを用いる。図9
におけるステップ401〜405の処理は図1における
ステップ101〜105の処理と同じであるのでその説
明は省略する。但し、この実施の形態では、ステップ4
03でインキツボキー4−1〜4−nの開き量を設定し
た後、この時の開き量をインキツボキー4−1〜4−n
の基準の開き量としてメモリ26に書き込む。
【0037】印刷サンプルの濃度値を測定した後、CP
U10は、再設定用スイッチ13−1のON操作に応じ
て(ステップ406)、印刷サンプルのインキツボキー
4−1〜4−nに対応する各エリアの濃度値(測定濃度
値)と予めメモリ20に記憶されている基準濃度値との
差(濃度差)を求め(ステップ407)、この求めた濃
度差に応じたインキツボキー4−1〜4−nの開き量の
補正量をメモリ27に格納されている濃度差−インキツ
ボキーの開き量の補正量変換テーブルから求める(ステ
ップ408)。
【0038】そして、CPU10は、インキツボキー4
−1〜4−nの基準の開き量をメモリ26から読み出し
(ステップ409)、この読み出したインキツボキー4
−1〜4−nの基準の開き量をステップ408で求めた
補正量だけ補正する(ステップ410)。すなわち、ス
テップ408で求めた補正量を補正値として、インキツ
ボキー4−1〜4−nの基準の開き量を補正し(ステッ
プ410)、補正した基準の開き量をインキツボキー4
−1〜4−nの新たなる基準の開き量としてメモリ26
に書き込む(ステップ411)。
【0039】そして、CPU10は、このメモリ26に
書き込んだインキツボキー4−1〜4−nの新たなる基
準の開き量より「絵柄面積率−インキツボキー開き量変
換カーブ」を演算し(ステップ412)、メモリ22に
記憶されている「絵柄面積率−インキツボキー開き量変
換カーブ(標準特性)」を書き換える(ステップ41
3)。これにより、以降の印刷において、書き換えられ
たメモリ22中の「絵柄面積率−インキツボキー開き量
変換カーブ(補正特性)」に従ってインキツボキー4−
1〜4−nの開き量の設定が行われるようになる。
【0040】〔実施の形態5(第3発明、第4発明):
インキツボキーの開き量のみ調整〕図10はこの発明に
係る印刷機のインキ供給量調整装置の他の実施の形態
(実施の形態5)を示すブロック図である。
【0041】同図において、図4と同一符号は同一或い
は同等構成要素を示し、その説明は省略する。このイン
キ供給量調整装置では、図4に示した構成のうち、イン
キツボキーの開き量の差を記憶させるメモリ25に代え
て、インキツボキーの開き量の補正量を記憶させるメモ
リ28を設けている。
【0042】図11はこのインキ供給量調整装置におけ
る特徴的な動作を説明するためのフローチャートであ
る。このインキ供給量調整装置においても版胴8に装着
する刷版として図3に示した試験用刷版7Aを用いる。
図11におけるステップ501〜505の処理は図5に
おけるステップ201〜205の処理と同じであるので
その説明は省略する。
【0043】印刷サンプルの濃度値を測定した後、CP
U10は、インキツボキー補正値演算用スイッチ13−
2のON操作に応じて(ステップ506)、印刷サンプ
ルのインキツボキー4−1〜4−nに対応する各エリア
の濃度値(測定濃度値)とメモリ20に記憶されている
基準濃度値との差(濃度差)を求め(ステップ50
7)、この求めた濃度差に応じたインキツボキー4−1
〜4−nの開き量の補正量をメモリ27に格納されてい
る濃度差−インキツボキーの開き量の補正量変換テーブ
ルから求める(ステップ508)。そして、この求めた
インキツボキー4−1〜4−nの開き量の補正量をメモ
リ28に書き込む(ステップ509)。
【0044】実際に印刷する時に、「絵柄面積率−イン
キツボキー開き量変換カーブ」を補正したい場合、オペ
レータは再設定用スイッチ13−1をONとする(ステ
ップ510)。すると、CPU10は、メモリ26から
インキツボキー4−1〜4−nの基準の開き量を読み出
し(ステップ511)、インキツボキー4−1〜4−n
の開き量の補正量をメモリ28から読み出す(ステップ
512)。
【0045】そして、CPU10は、ステップ511で
読み出したインキツボキー4−1〜4−nの基準の開き
量をステップ512で読み出したインキツボキー4−1
〜4−nの開き量の補正量だけ補正する(ステップ51
3)。すなわち、ステップ512で読み出したインキツ
ボキー4−1〜4−nの開き量の補正量を補正値とし
て、インキツボキー4−1〜4−nの基準の開き量を補
正し(ステップ513)、補正した基準の開き量を新た
なるインキツボキー4−1〜4−nの基準の開き量とし
てRAM12に書き込む(ステップ514)。
【0046】そして、CPU10は、このRAM12に
書き込んだインキツボキー4−1〜4−nの新たなる基
準の開き量より「絵柄面積率−インキツボキー開き量変
換カーブ」を演算し(ステップ515)、メモリ22に
記憶されている「絵柄面積率−インキツボキー開き量変
換カーブ(標準特性)」を書き換える(ステップ51
6)。これにより、以降の印刷において、書き換えられ
たメモリ22中の「絵柄面積率−インキツボキー開き量
変換カーブ(補正特性)」に従ってインキツボキー4−
1〜4−nの開き量の設定が行われるようになる。
【0047】なお、図11のフローチャートには示して
いないが、元の「絵柄面積率−インキツボキー開き量変
換カーブ」に戻したい場合には、リセットスイッチ13
−3をONとする。これにより、メモリ26に記憶され
ているインキツボキー4−1〜4−nの基準の開き量が
読み出され、この基準の開き量より補正前の「絵柄面積
率−インキツボキー開き量変換カーブ」が求められ、メ
モリ22中の「絵柄面積率−インキツボキー開き量変換
カーブ」が元の「絵柄面積率−インキツボキー開き量変
換カーブ」に書き換えられる。これにより、以降の印刷
において、元の「絵柄面積率−インキツボキー開き量変
換カーブ」に従ってインキツボキー4−1〜4−nの開
き量の設定が行われるようになる。
【0048】〔実施の形態6(第5発明、第6発明):
インキツボキーの開き量とインキツボローラの回転量の
両方を調整〕図12にこの実施の形態6のブロック図を
示す。同図において、図2と同一符号は同一或いは同等
構成要素を示し、その説明は省略する。このインキ供給
量調整装置では、図2に示した構成に加えて、基準イン
キ送り量を記憶するメモリ30、および濃度差−インキ
送り量の補正量変換テーブルを記憶するメモリ32を設
けている。また、インキツボローラ駆動装置29を加え
た構成としている。
【0049】メモリ20には印刷会社固有の基準濃度値
を必要に応じて記憶させる(印刷機メーカ出荷時には標
準濃度値が記憶されている)。メモリ21には現在のイ
ンキツボキーの開き量を記憶させる。メモリ22には
「絵柄面積率−インキツボキー開き量変換カーブ」を記
憶させる(印刷機メーカ出荷時には標準特性が記憶され
ている)。メモリ30にはインキツボローラ3の基準回
転量を基準インキ送り量として記憶させる(印刷機メー
カ出荷時には標準値が記憶されている)。
【0050】インキツボローラ駆動装置29は、図22
に示したインキツボローラ3に対して設けられており、
入出カインターフェイス(I/O)29Aと、D/A変
換器29Bと、ツボローラ駆動用モータドライバ29C
と、ツボローラ駆動用モータ29Dと、ツボローラ駆動
用モータ29Dに付設されたロータリエンコーダ29E
と、周波数電圧変換器(F/V変換器)29Fと、A/
D変換器29Gとを備えている。
【0051】図13はこのインキ供給量調整装置におけ
る特徴的な動作を説明するためのフローチャートであ
る。このインキ供給量調整装置においても版胴8に装着
する刷版として図3に示した試験用刷版7Aを用いる。
【0052】このインキ供給量調整装置を用いてのイン
キ供給量の調整にあたって、オペレータは、試験用刷版
7Aの絵柄面積率を刷版絵柄面積率計で測定し、インキ
供給量調整装置に入力する(図13に示すステップ60
1)。すなわち、試験用刷版7Aのインキツボキー4−
1〜4−nに対応する各エリアの絵柄面積率を測定し、
この絵柄面積率をインキ供給量調整装置に入力する。
【0053】すると、CPU10は、インキツボキー4
−1〜4−nに対応する試験用刷版7Aの各エリアの絵
柄面積率に応じ、メモリ22に予め記憶されている「絵
柄面積率−インキツボキー開き量変換カーブ(標準特
性)」に従ってインキツボキー4−1〜4−nの開き量
を求め、また、メモリ30に記憶されている基準インキ
送り量からインキツボローラ3の回転量を求め(ステッ
プ602)、設定する(ステップ603)。
【0054】次に、オペレータは、試験用刷版7Aを版
胴8にセットした状態で印刷を行ない、印刷サンプルを
採取する(ステップ604)。そして、この採取した印
刷サンプルの濃度値を濃度計16を用いて測定し(ステ
ップ605)、A/D変換器17およびI/O・18を
介してCPU10へ与える。CPU10は、濃度計16
からのデータに基づき、印刷サンプルのインキツボキー
4−1〜4−nに対応する各エリアの濃度値(測定濃度
値)と予めメモリ20に記憶されている基準濃度値(印
刷会社固有の基準濃度値)とが一致しているか否かをチ
ェックする(ステップ606)。
【0055】ここで、測定濃度値と基準濃度値とが一致
していなければ、すなわち測定濃度値と基準濃度値との
差が零あるいは所定の範囲内に入っていなければ、その
エリアに対応するインキツボキーの開き量にずれが生じ
ているものと判断する。ここでは、説明上、全てのエリ
アの測定濃度値と基準濃度値とが一致していないものと
する。
【0056】この場合、CPU10は、インキツボキー
4−1〜4−nの開き量およびインキツボローラ3の回
転量の微調整を行う(ステップ607)。すなわち、C
PU10は、印刷サンプルのインキツボキー4−1〜4
−nに対応する各エリアの濃度値(測定濃度値)と予め
メモリ20に記憶されている基準濃度値との差を求め、
この求めた濃度差に応じたインキツボキー4−1〜4−
nの開き量の補正量をメモリ27に格納されている濃度
差−インキツボキーの開き量の補正量変換テーブルから
求め、インキツボキー4−1〜4−nの開き量をインキ
ツボキー駆動装置23−1〜23−nを介して調整す
る。
【0057】また、その濃度差に応じたインキ送り量の
補正量をメモリ32に格納されている濃度差−インキ送
り量の補正量変換テーブルから求め、インキツボローラ
3の回転量をインキツボローラ駆動装置29を介して調
整する。尚、インキツボローラ3の回転量の補正量は、
各インキツボキー4−1〜4−nに対応する各エリアの
濃度差の平均値より求められる。また、このインキツボ
キー4−1〜4−nの開き量およびインキツボローラ3
の回転量の微調整は、オペレータが、スイッチ群13に
設けられたマニュアル操作用のスイッチ(図示せず)を
操作した時に行わせるようにしてもよい。
【0058】この後、オペレータは、試験用刷版7Aを
版胴8にセットした状態で再度印刷を行ない、印刷サン
プルを採取する(ステップ608)。CPU10は、先
のステップ606と同様にして、採取した印刷サンプル
のインキツボキー4−1〜4−nに対応する各エリアの
測定濃度値と基準濃度値とが一致しているか否かをチェ
ックする(ステップ609,610)。
【0059】全てのエリアの測定濃度値と基準濃度値と
が一致するまでステップ607〜610を繰り返す。全
てのエリアの測定濃度値と基準濃度値とが一致すれば、
再設定用スイッチ13−1のON操作に応じて(ステッ
プ611)、CPU10は、現在のインキツボキー4−
1〜4−nの開き量およびインキ送り量を読み取り(ス
テップ612)、この時のインキ送り量をメモリ30に
基準インキ送り量として書き込み(ステップ613)、
また、この時のインキツボキー4−1〜4−nの現在の
開き量をメモリ21に書き込む(ステップ614)。
【0060】そして、CPU10は、このメモリ21に
書き込んだインキツボキー4−1〜4−nの現在の開き
量より「絵柄面積率−インキツボキー開き量変換カー
ブ」を演算し(ステップ615)、メモリ22に記憶さ
れている「絵柄面積率−インキツボキー開き量変換カー
ブ(標準特性)」を書き換える(ステップ616)。こ
れにより、以降の印刷において、書き換えられたメモリ
22中の「絵柄面積率−インキツボキー開き量変換カー
ブ(補正特性)」に従って、インキツボキー4−1〜4
−nの開き量の設定が行われるようになる。また、書き
換えられたメモリ30中の基準のインキ送り量に従っ
て、インキツボローラ3の回転量の設定が行われるよう
になる。
【0061】〔実施の形態7(第5発明、第6発明):
インキツボキーの開き量とインキツボローラの回転量の
両方を調整〕図14はこの発明に係る印刷機のインキ供
給量調整装置の他の実施の形態(実施の形態7)を示す
ブロック図である。同図において、図12と同一符号は
同一或いは同等構成要素を示し、その説明は省略する。
【0062】このインキ供給量調整装置では、図12に
示した構成に加えて、インキツボキーの開き量の差を記
憶するメモリ25、補正された基準インキ送り量を記憶
するメモリ34、インキ送り量の差を記憶するメモリ3
1を設けており、スイッチ群13は再設定用スイッチ1
3−1に加えて、補正値演算用スイッチ13−2および
リセットスイッチ13−3を含んでいる。また、現在の
インキツボキーの開き量を記憶させるメモリ21に代え
て、基準のインキツボキーの開き量を記憶させるメモリ
26を設けている。
【0063】図15はこのインキ供給量調整装置におけ
る特徴的な動作を説明するためのフローチャートであ
る。このインキ供給量調整装置においても版胴8に装着
する刷版として図3に示した試験用刷版7Aを用いる。
図15におけるステップ701〜710の処理は図13
におけるステップ601〜610の処理と同じであるの
でその説明は省略する。但し、この実施の形態では、ス
テップ703でインキツボキー4−1〜4−nの開き量
を設定した後、この時の開き量をインキツボキー4−1
〜4−nの基準の開き量としてメモリ26に書き込む。
【0064】全てのエリアの測定濃度値と基準濃度値と
が一致すれば(ステップ710)、補正値演算用スイッ
チ13−2のON操作に応じて(ステップ711)、C
PU10は、メモリ26に記憶されているインキツボキ
ー4−1〜4−nの基準の開き量およびメモリ30に記
憶されている基準のインキ送り量を読み出す(ステップ
712)。また、現在のインキツボキー4−1〜4−n
の開き量およびインキツボローラ3の回転量(インキ送
り量)を読み取り(ステップ713)、インキツボキー
4−1〜4−nの基準の開き量と現在の開き量との差、
および基準のインキ送り量と現在のインキ送り量との差
を演算する(ステップ714)。そして、CPU10
は、ステップ714で演算して得たインキツボキー4−
1〜4−nの基準の開き量と現在の開き量との差をメモ
リ25に、基準のインキ送り量と現在インキ送り量との
差をメモリ31に書き込む(ステップ715)。
【0065】実際に印刷する時に、「絵柄面積率−イン
キツボキー開き量変換カーブ」およびインキ送り量を補
正したい場合、オペレータは再設定用スイッチ13−1
をONとする(ステップ716)。すると、CPU10
は、メモリ26からインキツボキー4−1〜4−nの基
準の開き量を読み出し、メモリ30から基準のインキ送
り量を読み出す(ステップ717)。また、インキツボ
キー4−1〜4−nの開き量の差をメモリ25から読み
出し、インキ送り量の差をメモリ31から読み出す(ス
テップ718)。
【0066】そして、CPU10は、ステップ717で
読み出したインキツボキー4−1〜4−nの基準の開き
量をステップ718で読み出したインキツボキー4−1
〜4−nの開き量の差だけ補正すると共に、ステップ7
17で読み出した基準のインキ送り量をステップ718
で読み出したインキ送り量の差だけ補正する(ステップ
719)。
【0067】すなわち、ステップ718で読み出したイ
ンキ送り量の差を補正値として、基準のインキ送り量を
補正し(ステップ719)、補正した基準のインキ送り
量を新たなる基準のインキ送り量としてメモリ34に書
き込む(ステップ720)。また、ステップ718で読
み出したインキツボキー4−1〜4−nの開き量の差を
補正値として、インキツボキー4−1〜4−nの基準の
開き量を補正し(ステップ719)、補正した基準の開
き量を新たなるインキツボキー4−1〜4−nの基準の
開き量としてRAM12に書き込む(ステップ72
1)。
【0068】そして、CPU10は、このRAM12に
書き込んだインキツボキー4−1〜4−nの新たなる基
準の開き量より「絵柄面積率−インキツボキー開き量変
換カーブ」を演算し(ステップ722)、メモリ22に
記憶されている「絵柄面積率−インキツボキー開き量変
換カーブ(標準特性)」を書き換える(ステップ72
3)。これにより、以降の印刷において、書き換えられ
たメモリ22中の「絵柄面積率−インキツボキー開き量
変換カーブ(補正特性)」に従って、インキツボキー4
−1〜4−nの開き量の設定が行われるようになる。ま
た、メモリ34中の補正された基準のインキ送り量に従
って、インキツボローラ3の回転量の設定が行われるよ
うになる。
【0069】なお、図15のフローチャートには示して
いないが、元の「絵柄面積率−インキツボキー開き量変
換カーブ」および元のインキ送り量に戻したい場合に
は、リセットスイッチ13−3をONとする。これによ
り、メモリ26に記憶されているインキツボキー4−1
〜4−nの基準の開き量が読み出され、この基準の開き
量より補正前の「絵柄面積率−インキツボキー開き量変
換カーブ」が求められ、メモリ22中の「絵柄面積率−
インキツボキー開き量変換カーブ」が元の「絵柄面積率
−インキツボキー開き量変換カーブ」に書き換えられ
る。また、メモリ30に記憶されている元の基準のイン
キ送り量が読み出され、メモリ34中の補正された基準
のインキ送り量が元のインキ送り量に書き換えれられ
る。これにより、以降の印刷において、元の「絵柄面積
率−インキツボキー開き量変換カーブ」に従って、イン
キツボキー4−1〜4−nの開き量の設定が行われるよ
うになる。また、元のインキ送り量に従って、インキツ
ボローラ3の回転量の設定が行われるようになる。
【0070】〔実施の形態8(第5発明、第6発明):
インキツボキーの開き量とインキツボローラの回転量の
両方を調整〕図16はこの発明に係る印刷機のインキ供
給量調整装置の他の実施の形態(実施の形態8)を示す
ブロック図である。同図において、図12と同一符号は
同一或いは同等構成要素を示し、その説明は省略する。
このインキ供給量調整装置では、現在のインキツボキー
の開き量を記憶させるメモリ21に代えて、基準のイン
キツボキーの開き量を記憶させるメモリ26を設けてい
る。
【0071】図17はこのインキ供給量調整装置におけ
る特徴的な動作を説明するためのフローチャートであ
る。このインキ供給量調整装置においても版胴8に装着
する刷版として図3に示した試験用刷版7Aを用いる。
図17におけるステップ801〜810の処理は図13
におけるステップ601〜610の処理と同じであるの
でその説明は省略する。
【0072】全てのエリアの測定濃度値と基準濃度値と
が一致すれば(ステップ810)、再設定用スイッチ1
3−1のON操作に応じて(ステップ811)、CPU
10は、現在のインキツボキー4−1〜4−nの開き量
およびインキ送り量を読み取り(ステップ812)、こ
の時のインキ送り量をメモリ30に基準のインキ送り量
として書き込み(ステップ813)、また、この時のイ
ンキツボキー4−1〜4−nの現在の開き量を基準の開
き量としてメモリ26に書き込む(ステップ814)。
【0073】そして、CPU10は、このメモリ26に
書き込んだインキツボキー4−1〜4−nの基準の開き
量より「絵柄面積率−インキツボキー開き量変換カー
ブ」を演算し(ステップ815)、メモリ22に記憶さ
れている「絵柄面積率−インキツボキー開き量変換カー
ブ(標準特性)」を書き換える(ステップ816)。こ
れにより、以降の印刷において、書き換えられたメモリ
22中の「絵柄面積率−インキツボキー開き量変換カー
ブ(補正特性)」に従ってインキツボキー4−1〜4−
nの開き量の設定が行われるようになる。また、書き換
えられたメモリ30中の基準のインキ送り量に従って、
インキツボローラ3の回転量の設定が行われるようにな
る。
【0074】〔実施の形態9(第7発明、第8発明):
インキツボキーの開き量とインキツボローラの回転量の
両方を調整〕図18はこの発明に係る印刷機のインキ供
給量調整装置の他の実施の形態(実施の形態9)を示す
ブロック図である。
【0075】同図において、図12と同一符号は同一或
いは同等構成要素を示し、その説明は省略する。このイ
ンキ供給量調整装置では、現在のインキツボキーの開き
量を記憶させるメモリ21に代えて、基準のインキツボ
キーの開き量を記憶させるためのメモリ26を設けてい
る。
【0076】図19はこのインキ供給量調整装置におけ
る特徴的な動作を説明するためのフローチャートであ
る。このインキ供給量調整装置においても版胴8に装着
する刷版として図3に示した試験用刷版7Aを用いる。
図19におけるステップ901〜905の処理は図13
におけるステップ601〜605の処理と同じであるの
でその説明は省略する。但し、この実施の形態では、ス
テップ903でインキツボキー4−1〜4−nの開き量
を設定した後、この時の開き量をインキツボキー4−1
〜4−nの基準の開き量としてメモリ26に書き込む。
【0077】印刷サンプルの濃度値を測定した後、CP
U10は、再設定用スイッチ13−1のON操作に応じ
て(ステップ906)、印刷サンプルのインキツボキー
4−1〜4−nに対応する各エリアの濃度値(測定濃度
値)と予めメモリ20に記憶されている基準濃度値との
差(濃度差)を求める(ステップ907)。そして、そ
の濃度差に応じたインキツボキー4−1〜4−nの開き
量の補正量をメモリ27に格納されている濃度差−イン
キツボキーの開き量の補正量変換テーブルから求める
(ステップ908)。また、その濃度差に応じたインキ
送り量の補正量をメモリ32に格納されている濃度差−
インキ送り量の補正量変換テーブルから求める(ステッ
プ908)。
【0078】そして、CPU10は、インキツボキー4
−1〜4−nの基準の開き量をメモリ26から読み出
し、基準のインキ送り量をメモリ30から読み出す(ス
テップ909)。そして、ステップ909で読み出した
インキツボキー4−1〜4−nの基準の開き量をステッ
プ908で求めたインキツボキー4−1〜4−nの開き
量の補正量だけ補正すると共に、ステップ909で読み
出した基準のインキ送り量をステップ908で求めたイ
ンキ送り量の補正量だけ補正する(ステップ910)。
【0079】すなわち、ステップ908で読み出したイ
ンキ送り量の補正量を補正値として、基準のインキ送り
量を補正し(ステップ910)、補正した基準のインキ
送り量を新たなる基準のインキ送り量としてメモリ30
に書き込む(ステップ911)。また、ステップ908
で読み出したインキツボキー4−1〜4−nの開き量の
補正量を補正値として、インキツボキー4−1〜4−n
の基準の開き量を補正し(ステップ910)、補正した
基準の開き量を新たなるインキツボキー4−1〜4−n
の基準の開き量としてメモリ26に書き込む(ステップ
912)。
【0080】そして、CPU10は、このメモリ26に
書き込んだインキツボキー4−1〜4−nの新たなる基
準の開き量より「絵柄面積率−インキツボキー開き量変
換カーブ」を演算し(ステップ913)、メモリ22に
記憶されている「絵柄面積率−インキツボキー開き量変
換カーブ(標準特性)」を書き換える(ステップ91
4)。これにより、以降の印刷において、書き換えられ
たメモリ22中の「絵柄面積率−インキツボキー開き量
変換カーブ(補正特性)」に従ってインキツボキー4−
1〜4−nの開き量の設定が行われるようになる。ま
た、書き換えられたメモリ30中の基準のインキ送り量
に従って、インキツボローラ3の回転量の設定が行われ
るようになる。
【0081】〔実施の形態10(第7発明、第8発
明):インキツボキーの開き量とインキツボローラの回
転量の両方を調整〕図20はこの発明に係る印刷機のイ
ンキ供給量調整装置の他の実施の形態(実施の形態1
0)を示すブロック図である。
【0082】同図において、図14と同一符号は同一或
いは同等構成要素を示し、その説明は省略する。このイ
ンキ供給量調整装置では、インキツボキー開き量の差を
記憶させるメモリ25に代えて、インキツボキーの開き
量の補正量を記憶させるメモリ28を設けている。ま
た、インキ送り量の差を記憶させるメモリ31に代え
て、インキ送り量の補正量を記憶させるメモリ33を設
けている。
【0083】図21はこのインキ供給量調整装置におけ
る特徴的な動作を説明するためのフローチャートであ
る。このインキ供給量調整装置においても版胴8に装着
する刷版として図3に示した試験用刷版7Aを用いる。
図21におけるステップ1101〜1105の処理は図
15におけるステップ701〜705の処理と同じであ
るのでその説明は省略する。
【0084】印刷サンプルの濃度値を測定した後、CP
U10は、補正値演算用スイッチ13−2のON操作に
応じて(ステップ1106)、印刷サンプルのインキツ
ボキー4−1〜4−nに対応する各エリアの濃度値(測
定濃度値)とメモリ20に記憶されている基準濃度値と
の差(濃度差)を求める(ステップ1107)。そし
て、その濃度差に応じたインキツボキー4−1〜4−n
の開き量の補正量をメモリ27に格納されている濃度差
−インキツボキーの開き量の補正量変換テーブルから求
めると共に、その濃度差に応じたインキ送り量の補正量
をメモリ32に格納されている濃度差−インキ送り量の
補正量変換テーブルから求める(ステップ1108)。
そして、この求めたインキツボキー4−1〜4−nの開
き量の補正量をメモリ28に、インキ送り量の補正量を
メモリ33に書き込む(ステップ1109)。
【0085】実際に印刷する時に、「絵柄面積率−イン
キツボキー開き量変換カーブ」およびインキ送り量を補
正したい場合、オペレータは再設定用スイッチ13−1
をONとする(ステップ1110)。すると、CPU1
0は、メモリ26からインキツボキー4−1〜4−nの
基準の開き量を読み出し、メモリ30から基準のインキ
送り量を読み出す(ステップ1111)。また、インキ
ツボキー4−1〜4−nの開き量の補正量をメモリ28
から読み出し、インキ送り量の補正量をメモリ33から
読み出す(ステップ1112)。
【0086】そして、CPU10は、ステップ1111
で読み出したインキツボキー4−1〜4−nの基準の開
き量をステップ1112で読み出したインキツボキー4
−1〜4−nの開き量の補正量だけ補正する(ステップ
1113)。また、ステップ1111で読み出した基準
のインキ送り量をステップ1112で読み出したインキ
送り量の補正量だけ補正する(ステップ1113)。
【0087】すなわち、ステップ1112で読み出した
インキ送り量の補正量を補正値として、基準のインキ送
り量を補正し(ステップ1113)、補正した基準のイ
ンキ送り量を新たなる基準のインキ送り量としてメモリ
34に書き込む(ステップ1114)。また、ステップ
1112で読み出したインキツボキー4−1〜4−nの
開き量の補正量を補正値として、インキツボキー4−1
〜4−nの基準の開き量を補正し(ステップ111
3)、補正した基準の開き量を新たなるインキツボキー
4−1〜4−nの基準の開き量としてRAM12に書き
込む(ステップ1115)。
【0088】そして、CPU10は、このRAM12に
書き込んだインキツボキー4−1〜4−nの新たなる基
準の開き量より「絵柄面積率−インキツボキー開き量変
換カーブ」を演算し(ステップ1116)、メモリ22
に記憶されている「絵柄面積率−インキツボキー開き量
変換カーブ(標準特性)」を書き換える(ステップ11
17)。これにより、以降の印刷において、書き換えら
れたメモリ22中の「絵柄面積率−インキツボキー開き
量変換カーブ(補正特性)」に従ってインキツボキー4
−1〜4−nの開き量の設定が行われるようになる。ま
た、メモリ34中の補正された基準のインキ送り量に従
って、インキツボローラ3の回転量の設定が行われるよ
うになる。
【0089】なお、図21のフローチャートには示して
いないが、元の「絵柄面積率−インキツボキー開き量変
換カーブ」に戻したい場合には、リセットスイッチ13
−3をONとする。これにより、メモリ26に記憶され
ているインキツボキー4−1〜4−nの基準の開き量が
読み出され、この基準の開き量より補正前の「絵柄面積
率−インキツボキー開き量変換カーブ」が求められ、メ
モリ22中の「絵柄面積率−インキツボキー開き量変換
カーブ」が元の「絵柄面積率−インキツボキー開き量変
換カーブ」に書き換えられる。また、メモリ30に記憶
されている基準のインキ送り量が読み出され、メモリ3
4中の補正された基準のインキ送り量が元のインキ送り
量に書き換えられる。これにより、以降の印刷におい
て、元の「絵柄面積率−インキツボキー開き量変換カー
ブ」に従って、インキツボキー4−1〜4−nの開き量
の設定が行われるようになる。また、元のインキ送り量
に従って、インキツボローラ3の回転量の設定が行われ
るようになる。
【0090】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、インキツボキーの並設方向に沿ってその
絵柄面積率がなだらかに変化する絵柄を備えた試験用刷
版を用いて印刷物を印刷し、この印刷物の各インキツボ
キーに対応する各エリアの濃度を測定し、この測定した
各エリアの濃度値と予め記憶されている基準濃度値との
差がほゞ零となるように各インキツボキーの開き量やイ
ンキツボローラの回転量を調整し、あるいは、この測定
した各エリアの濃度値と予め記憶されている基準濃度値
との差がほゞ零となるような各インキツボキーの開き量
やインキツボローラの回転量を求め、これにより得られ
る各インキツボキーの開き量やインキツボローラの回転
量を基に以降の印刷における各インキツボキーの開き量
やインキツボローラの回転量の設定を行うようにしたの
で、印刷会社固有の基準濃度値を必要に応じて設定する
だけで、インキ供給量の調整を簡単かつ短時間で行うこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図2に示したインキ供給量調整装置における
特徴的な動作を説明するためのフローチャートである。
【図2】 本発明に係る印刷機のインキ供給量調整装置
の一実施の形態(実施の形態1)を示すブロック図であ
る。
【図3】 このインキ供給量調整装置によるインキ供給
量調整に際して用いる試験用刷版を示す図である。
【図4】 インキ供給量調整装置の他の実施の形態(実
施の形態2)を示すブロック図である。
【図5】 このインキ供給量調整装置における特徴的な
動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】 インキ供給量調整装置の他の実施の形態(実
施の形態3)を示すブロック図である。
【図7】 このインキ供給量調整装置における特徴的な
動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】 インキ供給量調整装置の他の実施の形態(実
施の形態4)を示すブロック図である。
【図9】 このインキ供給量調整装置における特徴的な
動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】 インキ供給量調整装置の他の実施の形態
(実施の形態5)を示すブロック図である。
【図11】 このインキ供給量調整装置における特徴的
な動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】 インキ供給量調整装置の他の実施の形態
(実施の形態6)を示すブロック図である。
【図13】 このインキ供給量調整装置における特徴的
な動作を説明するためのフローチャートである。
【図14】 インキ供給量調整装置の他の実施の形態
(実施の形態7)を示すブロック図である。
【図15】 このインキ供給量調整装置における特徴的
な動作を説明するためのフローチャートである。
【図16】 インキ供給量調整装置の他の実施の形態
(実施の形態8)を示すブロック図である。
【図17】 このインキ供給量調整装置における特徴的
な動作を説明するためのフローチャートである。
【図18】 インキ供給量調整装置の他の実施の形態
(実施の形態9)を示すブロック図である。
【図19】 このインキ供給量調整装置における特徴的
な動作を説明するためのフローチャートである。
【図20】 インキ供給量調整装置の他の実施の形態
(実施の形態10)を示すブロック図である。
【図21】 このインキ供給量調整装置における特徴的
な動作を説明するためのフローチャートである。
【図22】 輪転印刷機における各印刷ユニット内のイ
ンキ供給装置の要部を示す図である。
【図23】 4色枚葉輪転印刷機を示す図である。
【符号の説明】
1…インキツボ、2…インキ、3…インキツボローラ、
4(4−1〜4−n)…インキツボキー、5…インキ移
しローラ、6…インキローラ群、7…刷版、7A…試験
用刷版、7A1…カラーパッチ部、7A2…インキ供給
量調整用絵柄部、8…版胴、9−1〜9−4…印刷ユニ
ット、10…CPU,11…ROM,12…RAM,1
3…スイッチ群、13−1…再設定用スイッチ、13−
2…補正値演算用スイッチ、13−3…リセットスイッ
チ、14…表示器、15…ドライブ装置、16…濃度
計、17…A/D変換器、18,19…入出カインター
フェイス(I/O)、20…メモリ(基準濃度値記憶
用)、21…メモリ(現在のインキツボキーの開き量記
憶用)、22…メモリ(絵柄面積率−インキツボキー開
き量変換カーブ記憶用)、23(23−1〜23−n)
…インキツボキー駆動装置、24…プリンタ、25…メ
モリ(インキツボキーの開き量の差記憶用),26…メ
モリ(基準のインキツボキーの開き量記憶用),27…
メモリ(濃度差−インキツボキーの開き量の補正量変換
テーブル記憶用),28…メモリ(インキツボキーの開
き量の補正量記憶用)、29…インキツボローラ駆動装
置、30…メモリ(基準インキ送り量記憶用),31…
メモリ(インキ送り量の差記憶用),32…メモリ(濃
度差−インキ送り量の補正量変換テーブル記憶用),3
3…メモリ(インキ送り量の補正量記憶用)、34…メ
モリ(補正された基準インキ送り量記憶用)。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インキツボキーを複数備え、これらイン
    キツボキーとインキツボローラとの間よりインキツボ内
    のインキをインキツボローラに供給し、このインキツボ
    ローラの回転によって供給されたインキをインキローラ
    群を介して刷版へ供給し、この刷版に供給されたインキ
    を印刷用紙に印刷する印刷機において、 前記インキツボキーの並設方向に沿ってその絵柄面積率
    がなだらかに変化する絵柄を備えた試験用刷版を用いて
    印刷物を印刷し、 この印刷物の前記各インキツボキーに対応する各エリア
    の濃度を測定し、 この測定した各エリアの濃度値と予め記憶されている基
    準濃度値との差に基づいてその差がほゞ零となるように
    前記各インキツボキーの開き量を調整し、 この調整した各インキツボキーの開き量を記憶し、 この記憶した各インキツボキーの開き量を基に以降の印
    刷における各インキツボキーの開き量の設定を行うよう
    にしたことを特徴とする印刷機のインキ供給量調整方
    法。
  2. 【請求項2】 インキツボキーを複数備え、これらイン
    キツボキーとインキツボローラとの間よりインキツボ内
    のインキをインキツボローラに供給し、このインキツボ
    ローラの回転によって供給されたインキをインキローラ
    群を介して刷版へ供給し、この刷版に供給されたインキ
    を印刷用紙に印刷する印刷機において、 前記インキツボキーの並設方向に沿ってその絵柄面積率
    がなだらかに変化する絵柄を備えた試験用刷版を用いて
    印刷された印刷物の前記各インキツボキーに対応する各
    エリアの濃度を測定する濃度測定手段と、 この濃度測定手段によって測定された各エリアの濃度値
    と予め記憶されている基準濃度値との差に基づいてその
    差がほゞ零となるように前記各インキツボキーの開き量
    を調整する調整手段と、 この調整手段によって調整された各インキツボキーの開
    き量を記憶する記憶手段と、 この記憶された各インキツボキーの開き量を基に以降の
    印刷における各インキツボキーの開き量の設定を行う設
    定手段とを備えたことを特徴とする印刷機のインキ供給
    量調整装置。
  3. 【請求項3】 インキツボキーを複数備え、これらイン
    キツボキーとインキツボローラとの間よりインキツボ内
    のインキをインキツボローラに供給し、このインキツボ
    ローラの回転によって供給されたインキをインキローラ
    群を介して刷版へ供給し、この刷版に供給されたインキ
    を印刷用紙に印刷する印刷機において、 前記インキツボキーの並設方向に沿ってその絵柄面積率
    がなだらかに変化する絵柄を備えた試験用刷版を用いて
    印刷物を印刷し、 この印刷物の前記各インキツボキーに対応する各エリア
    の濃度を測定し、 この測定した各エリアの濃度値と予め記憶されている基
    準濃度値との差に基づいてその差がほゞ零となるような
    前記各インキツボキーの開き量を求め、 この求めた各インキツボキーの開き量を記憶し、 この記憶した各インキツボキーの開き量を基に以降の印
    刷における各インキツボキーの開き量の設定を行うよう
    にしたことを特徴とする印刷機のインキ供給量調整方
    法。
  4. 【請求項4】 インキツボキーを複数備え、これらイン
    キツボキーとインキツボローラとの間よりインキツボ内
    のインキをインキツボローラに供給し、このインキツボ
    ローラの回転によって供給されたインキをインキローラ
    群を介して刷版へ供給し、この刷版に供給されたインキ
    を印刷用紙に印刷する印刷機において、 前記インキツボキーの並設方向に沿ってその絵柄面積率
    がなだらかに変化する絵柄を備えた試験用刷版を用いて
    印刷された印刷物の前記各インキツボキーに対応する各
    エリアの濃度を測定する濃度測定手段と、 この濃度測定手段によって測定された各エリアの濃度値
    と予め記憶されている基準濃度値との差に基づいてその
    差がほゞ零となるような前記各インキツボキーの開き量
    を求める手段と、 この手段によって求められた各インキツボキーの開き量
    を記憶する記憶手段と、 この記憶された各インキツボキーの開き量を基に以降の
    印刷における各インキツボキーの開き量の設定を行う設
    定手段とを備えたことを特徴とする印刷機のインキ供給
    量調整装置。
  5. 【請求項5】 インキツボキーを複数備え、これらイン
    キツボキーとインキツボローラとの間よりインキツボ内
    のインキをインキツボローラに供給し、このインキツボ
    ローラの回転によって供給されたインキをインキローラ
    群を介して刷版へ供給し、この刷版に供給されたインキ
    を印刷用紙に印刷する印刷機において、 前記インキツボキーの並設方向に沿ってその絵柄面積率
    がなだらかに変化する絵柄を備えた試験用刷版を用いて
    印刷物を印刷し、 この印刷物の前記各インキツボキーに対応する各エリア
    の濃度を測定し、 この測定した各エリアの濃度値と予め記憶されている基
    準濃度値との差に基づいてその差がほゞ零となるように
    前記各インキツボキーの開き量および前記インキツボロ
    ーラの回転量を調整し、 この調整した各インキツボキーの開き量およびインキツ
    ボローラの回転量を記憶し、 この記憶した各インキツボキーの開き量およびインキツ
    ボローラの回転量を基に以降の印刷における各インキツ
    ボキーの開き量およびインキツボローラの回転量の設定
    を行うようにしたことを特徴とする印刷機のインキ供給
    量調整方法。
  6. 【請求項6】 インキツボキーを複数備え、これらイン
    キツボキーとインキツボローラとの間よりインキツボ内
    のインキをインキツボローラに供給し、このインキツボ
    ローラの回転によって供給されたインキをインキローラ
    群を介して刷版へ供給し、この刷版に供給されたインキ
    を印刷用紙に印刷する印刷機において、 前記インキツボキーの並設方向に沿ってその絵柄面積率
    がなだらかに変化する絵柄を備えた試験用刷版を用いて
    印刷された印刷物の前記各インキツボキーに対応する各
    エリアの濃度を測定する濃度測定手段と、 この濃度測定手段によって測定された各エリアの濃度値
    と予め記憶されている基準濃度値との差に基づいてその
    差がほゞ零となるように前記各インキツボキーの開き量
    および前記インキツボローラの回転量を調整する調整手
    段と、 この調整手段によって調整された各インキツボキーの開
    き量およびインキツボローラの回転量を記憶する記憶手
    段と、 この記憶された各インキツボキーの開き量およびインキ
    ツボローラの回転量を基に以降の印刷における各インキ
    ツボキーの開き量およびインキツボローラの回転量の設
    定を行う設定手段とを備えたことを特徴とする印刷機の
    インキ供給量調整装置。
  7. 【請求項7】 インキツボキーを複数備え、これらイン
    キツボキーとインキツボローラとの間よりインキツボ内
    のインキをインキツボローラに供給し、このインキツボ
    ローラの回転によって供給されたインキをインキローラ
    群を介して刷版へ供給し、この刷版に供給されたインキ
    を印刷用紙に印刷する印刷機において、 前記インキツボキーの並設方向に沿ってその絵柄面積率
    がなだらかに変化する絵柄を備えた試験用刷版を用いて
    印刷物を印刷し、 この印刷物の前記各インキツボキーに対応する各エリア
    の濃度を測定し、 この測定した各エリアの濃度値と予め記憶されている基
    準濃度値との差に基づいてその差がほゞ零となるような
    前記各インキツボキーの開き量および前記インキツボロ
    ーラの回転量を求め、 この求めた各インキツボキーの開き量およびインキツボ
    ローラの回転量を記憶し、 この記憶した各インキツボキーの開き量およびインキツ
    ボローラの回転量を基に以降の印刷における各インキツ
    ボキーの開き量およびインキツボローラの回転量の設定
    を行うようにしたことを特徴とする印刷機のインキ供給
    量調整方法。
  8. 【請求項8】 インキツボキーを複数備え、これらイン
    キツボキーとインキツボローラとの間よりインキツボ内
    のインキをインキツボローラに供給し、このインキツボ
    ローラの回転によって供給されたインキをインキローラ
    群を介して刷版へ供給し、この刷版に供給されたインキ
    を印刷用紙に印刷する印刷機において、 前記インキツボキーの並設方向に沿ってその絵柄面積率
    がなだらかに変化する絵柄を備えた試験用刷版を用いて
    印刷された印刷物の前記各インキツボキーに対応する各
    エリアの濃度を測定する濃度測定手段と、 この濃度測定手段によって測定された各エリアの濃度値
    と予め記憶されている基準濃度値との差に基づいてその
    差がほゞ零となるような前記各インキツボキーの開き量
    および前記インキツボローラの回転量を求める手段と、 この手段によって求められた各インキツボキーの開き量
    およびインキツボローラの回転量を記憶する記憶手段
    と、 この記憶された各インキツボキーの開き量およびインキ
    ツボローラの回転量を基に以降の印刷における各インキ
    ツボキーの開き量およびインキツボローラの回転量の設
    定を行う設定手段とを備えたことを特徴とする印刷機の
    インキ供給量調整装置。
JP11082544A 1999-03-25 1999-03-25 印刷機のインキ供給量調整方法および装置 Pending JP2000272098A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11082544A JP2000272098A (ja) 1999-03-25 1999-03-25 印刷機のインキ供給量調整方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11082544A JP2000272098A (ja) 1999-03-25 1999-03-25 印刷機のインキ供給量調整方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000272098A true JP2000272098A (ja) 2000-10-03
JP2000272098A5 JP2000272098A5 (ja) 2006-01-19

Family

ID=13777454

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11082544A Pending JP2000272098A (ja) 1999-03-25 1999-03-25 印刷機のインキ供給量調整方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000272098A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006116753A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Komori Corp 印刷機のインキ供給量調整方法および装置
JP2008254446A (ja) * 2007-04-02 2008-10-23 Heidelberger Druckmas Ag 印刷機における改善された特性曲線の設定
JP2009233856A (ja) * 2008-03-07 2009-10-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 絵柄データとインキ供給量との対応関係を自動設定する方法及び自動更新する方法、インキ予備供給量自動設定方法及び自動更新方法,インキ速度関数自動設定方法及び自動更新方法、並びに、絵柄データとインキ供給量との対応関係を自動設定する装置、インキ予備供給量自動設定装置,インキ速度関数自動設定装置
JP2012152961A (ja) * 2011-01-24 2012-08-16 Dainippon Printing Co Ltd インキキー開度プリセット値取得装置、インキキー開度プリセット値取得プログラム及びインキキー開度プリセット値取得方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006116753A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Komori Corp 印刷機のインキ供給量調整方法および装置
JP4567411B2 (ja) * 2004-10-19 2010-10-20 株式会社小森コーポレーション 印刷機のインキ供給量調整方法および装置
JP2008254446A (ja) * 2007-04-02 2008-10-23 Heidelberger Druckmas Ag 印刷機における改善された特性曲線の設定
JP2009233856A (ja) * 2008-03-07 2009-10-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 絵柄データとインキ供給量との対応関係を自動設定する方法及び自動更新する方法、インキ予備供給量自動設定方法及び自動更新方法,インキ速度関数自動設定方法及び自動更新方法、並びに、絵柄データとインキ供給量との対応関係を自動設定する装置、インキ予備供給量自動設定装置,インキ速度関数自動設定装置
JP2012152961A (ja) * 2011-01-24 2012-08-16 Dainippon Printing Co Ltd インキキー開度プリセット値取得装置、インキキー開度プリセット値取得プログラム及びインキキー開度プリセット値取得方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7054027B2 (en) Dot-gain calibration system
JP4197379B2 (ja) 多色印刷機のインキ供給量調整方法および装置
US5662044A (en) Offset printing method
JP2000103028A (ja) 繰り返し使用可能印刷版を有したディジタル制御可能な印刷機械のプロファイルを形成しかつ校正するための方法
JP4139012B2 (ja) 印刷機のインキ供給量調整方法および装置
JP5646801B2 (ja) モデルに基づくインキ制御
US20090020029A1 (en) Method and apparatus for automatically regulating the registers between imprints in a multi color rotary printing press
US20070022888A1 (en) Ink supply amount adjustment method and apparatus for printing press
US9555618B2 (en) Method for the automated definition of color test values
CA2353289C (en) Method of correcting local, machine-based inking errors on rotary printing machines
CN102189758B (zh) 用于具有短输墨装置的胶印机的油墨控制
JP4040968B2 (ja) 印刷機のインキ供給量制御方法および装置
JP2000272098A (ja) 印刷機のインキ供給量調整方法および装置
JPS62261441A (ja) 印刷機の横振りインキ練り作業開始時点を調節するための方法及び装置
JP4472796B2 (ja) インキツボキーの原点位置補正方法および装置、ならびにインキツボキーの現在位置補正方法および装置
JP4128866B2 (ja) 印刷機のインキ供給量制御方法および装置
JP2001191494A (ja) 印刷機の運転方法
JP3312573B2 (ja) 湿し水制御装置および印刷機
JP2008179169A (ja) 印刷機のインキ供給量調整方法および装置
JP2721179B2 (ja) インキ装置のインキ量設定装置
JPH11188849A (ja) インキ膜厚の制御方法および制御装置
JP2008254453A (ja) 多色印刷機のインキ供給量調整方法および装置
JP4515610B2 (ja) 印刷機の色管理方法および装置
JP2001205783A (ja) 印刷機におけるインキ供給量のプリセット装置
JPH09252414A (ja) 画像処理装置およびカラーマッチング方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051129

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071204

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080123

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080304

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080418

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080509

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20080530