JP2000108158A - インモールド成形品の製造方法 - Google Patents

インモールド成形品の製造方法

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JP2000108158A
JP2000108158A JP28257898A JP28257898A JP2000108158A JP 2000108158 A JP2000108158 A JP 2000108158A JP 28257898 A JP28257898 A JP 28257898A JP 28257898 A JP28257898 A JP 28257898A JP 2000108158 A JP2000108158 A JP 2000108158A
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mold
film
mold film
heating device
space
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JP28257898A
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English (en)
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Toshikazu Kanbe
俊和 神戸
Seiichi Yamazaki
成一 山崎
Tadatake Taniguchi
忠壮 谷口
Tetsuo Miyatani
哲夫 宮谷
Terumasa Yamamoto
輝真 山本
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Nissha Printing Co Ltd
Original Assignee
Nissha Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型Aのキャビティ形成面を含む凹部の形状
が自由で、インモールドフィルムをキャビティ形成面に
沿って確実に成形することできるインモールド成形品の
製造方法を提供する。 【解決手段】 インモールドフィルムを変形させずにイ
ンモールドフィルムと金型Aの凹部との間に密閉された
空間A全体をあらかじめ充分に減圧しておき、その後イ
ンモールドフィルムの変形を開始させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、コンソールパネ
ル、センタークラスター、スイッチベース等の自動車内
装品、ホイルキャップやモール等の自動車外装品、壁や
柱等の建材品、炊飯器や洗濯機等の表示パネル等の家電
製品の部品の製造に適用するインモールド成形品の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、射出成形を行なうと同時に成
形品の表面に図柄や文字などの絵付を行ってインモール
ド成形品を製造することが行われている。
【0003】射出成形と同時に絵付を行うには図23に
示すような装置を用い、まず、射出成形用金型の金型A
と金型Bとの間へインモールドフィルム5を送り、次
に、枠状のクランプ部材7でインモールドフィルム5を
金型Aのキャビティ形成面1aを含む凹部の周囲に押さ
え付けることにより、インモールドフィルム5を金型A
にクランプするとともにインモールドフィルム5と金型
Aの凹部1との間に密閉された空間Aを形成し、次い
で、金型Aに対向する面の周縁を囲む突出部4bと加熱
部4aとを有している加熱装置4でクランプ部材7の上
からインモールドフィルム5を金型Aの凹部1の周囲に
押さえ付けることにより、インモールドフィルム5と加
熱装置4との間に密閉された空間Bを形成し、その後、
加熱装置4でインモールドフィルム5を加熱することに
よりインモールドフィルム5を軟化させる。このとき、
金型Aの凹部1に設けられた吸引口2より真空吸引を行
うとともに加熱装置4に設けられた注入口6より圧縮空
気を注入する(図24参照)。こうすることにより、イ
ンモールドフィルム5は金型Aのキャビティ面形成面1
aに沿うように変形せしめられて密着する。なお、この
工程は一般に予備成形と呼ばれている。
【0004】続いて、加熱装置4を両金型A、B間から
退避させ、インモールドフィルム5がキャビティ形成面
1aに沿わせられた金型Aを前進させることにより射出
口3を有する金型Bと合体させ、型閉めを行った後に金
型Bに設けられた射出口3よりキャビティ内に溶融した
成形樹脂を射出する。
【0005】それにより、キャビティ形成面1aに沿わ
せられたインモールドフィルム5が成形品と一体化して
貼り付き、射出成形完了後に型開きを行うと、型内から
外表面にインモールドフィルム5が貼着された成形品が
取り出される。
【0006】ここで、インモールドフィルム5がオーバ
ーレイドインモールドフィルムである場合には、そのま
ま絵付が行われたことになり、成形品7外表面にインモ
ールドフィルム5の全層が接着一体化して装飾層とな
る。それに対し、インモールドフィルム5が転写インモ
ールドフィルムである場合には、型開き後あるいは型開
きと同時に成形品7外表面に一体化したインモールドフ
ィルム5のうちの基体フィルムのみを剥離し、絵柄層等
の転写層を成形品側に残留させて装飾層となすことによ
り絵付が完了する。
【0007】また、インモールド成形品の製造方法にお
いては、出来上がったインモールド成形品の表面に吸引
口2の跡形が付いて見栄えが悪くなるのを避けるため
に、吸引口2をキャビティ形成面1a外側のパーティン
グ面に設ける場合も多い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のインモ
ールド成形品の製造方法は、前出の図23および図24
のように吸引口2をキャビティ形成面1a外側のパーテ
ィング面に設ける場合や、キャビティ形成面1aの形状
が複雑である場合などにおいて、インモールドフィルム
5がキャビティ形成面1a全面に密着する前に吸引口2
がインモールドフィルム5で塞がってしまい、それ以上
インモールドフィルム5を成形できなくなることがあっ
た(図25参照)。つまり、インモールドフィルム5の
成形可能な形状が吸引口2の位置や数、大きさなどによ
り制約される。
【0009】したがって、本発明の目的は、上記の問題
を解決することにあって、金型Aのキャビティ形成面を
含む凹部の形状が自由で、インモールドフィルムをキャ
ビティ形成面に沿って確実に成形することできるインモ
ールド成形品の製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のインモールド成形品の製造方法は、下記
(1)〜(8)のように構成した。
【0011】(1)射出成形用金型の金型Aと金型Bと
の間へインモールドフィルムを挿入する工程と、枠状の
クランプ部材でインモールドフィルムを金型Aのキャビ
ティ形成面を含む凹部の周囲に押さえ付けることによ
り、インモールドフィルムを金型Aにクランプするとと
もにインモールドフィルムと金型Aの凹部との間に密閉
された空間Aを形成する工程と、金型Aに対向する面の
周縁を囲む突出部と加熱部とを有している加熱装置で直
接又は枠状のクランプ部材の上からインモールドフィル
ムを金型Aの凹部の周囲に押さえ付けることにより、イ
ンモールドフィルムと加熱装置との間に密閉された空間
Bを形成する工程と、金型Aの凹部に設けられた吸引口
と加熱装置に設けられた吸引口の両方より真空吸引を行
うことにより、インモールドフィルムを挟んで対向する
空間A、Bをともに減圧状態にする工程と、加熱装置で
インモールドフィルムを加熱することにより、インモー
ルドフィルムを軟化させる工程と、空間Aの減圧および
インモールドフィルムの軟化が充分にされた状態で、空
間B内に外気または圧縮空気を注入することにより、イ
ンモールドフィルムを金型Aのキャビティ形成面に密着
させる工程と、インモールドフィルムの成形が完了した
後、金型Aと金型Bを型閉めし、金型Bに設けられた射
出口よりキャビティ内に溶融した成形樹脂を射出するこ
とにより、インモールドフィルムを成形品に一体化させ
る工程とを備えている。
【0012】(2)射出成形用金型の金型Aと金型Bと
の間へインモールドフィルムを挿入する工程と、クラン
プ部材でインモールドフィルムを金型Aのキャビティ形
成面を含む凹部の周囲に押さえ付けることにより、イン
モールドフィルムを金型Aにクランプする工程と、金型
Aに対向する面の周縁を囲む突出部と加熱部とを有して
いる加熱装置でインモールドフィルムを金型Aの凹部の
周囲に押さえ付けることにより、インモールドフィルム
と金型Aの凹部との間に密閉された空間Aを、インモー
ルドフィルムと加熱装置との間に密閉された空間Bを形
成する工程と、金型Aの凹部に設けられた吸引口と加熱
装置に設けられた吸引口の両方より真空吸引を行うこと
により、インモールドフィルムを挟んで対向する空間
A、Bをともに減圧状態にする工程と、加熱装置でイン
モールドフィルムを加熱することにより、インモールド
フィルムを軟化させる工程と、空間Aの減圧およびイン
モールドフィルムの軟化が充分にされた状態で、空間B
内に外気または圧縮空気を注入することにより、インモ
ールドフィルムを金型Aのキャビティ形成面に密着させ
る工程と、インモールドフィルムの成形が完了した後、
金型Aと金型Bを型閉めし、金型Bに設けられた射出口
よりキャビティ内に溶融した成形樹脂を射出することに
より、インモールドフィルムを成形品に一体化させる工
程とを備えている。
【0013】(3)射出成形用金型の金型Aと金型Bと
の間へインモールドフィルムを挿入する工程と、金型A
に対向する面の周縁を囲む突出部と加熱部とを有してい
る加熱装置でインモールドフィルムを金型Aのキャビテ
ィ形成面を含む凹部の周囲に押さえ付けることにより、
インモールドフィルムを金型Aにクランプするとともに
インモールドフィルムと金型Aの凹部との間に密閉され
た空間Aを、インモールドフィルムと加熱装置との間に
密閉された空間Bを形成する工程と、金型Aの凹部に設
けられた吸引口と加熱装置に設けられた吸引口の両方よ
り真空吸引を行うことにより、インモールドフィルムを
挟んで対向する空間A、Bをともに減圧状態にする工程
と、加熱装置でインモールドフィルムを加熱することに
より、インモールドフィルムを軟化させる工程と、空間
Aの減圧およびインモールドフィルムの軟化が充分にさ
れた状態で、空間B内に外気または圧縮空気を注入する
ことにより、インモールドフィルムを金型Aのキャビテ
ィ形成面に密着させる工程と、インモールドフィルムの
成形が完了した後、金型Aと金型Bを型閉めし、金型B
に設けられた射出口よりキャビティ内に溶融した成形樹
脂を射出することにより、インモールドフィルムを成形
品に一体化させる工程とを備えている。
【0014】(4)射出成形用金型の金型Aと金型Bと
の間へインモールドフィルムを挿入する工程と、枠状の
クランプ部材でインモールドフィルムを金型Aのキャビ
ティ形成面を含む凹部の周囲に押さえ付けることによ
り、インモールドフィルムを金型Aにクランプするとと
もにインモールドフィルムと金型Aの凹部との間に密閉
された空間Aを形成する工程と、加熱部を有している板
状の加熱装置で枠状のクランプ部材の上からインモール
ドフィルムを金型Aの凹部の周囲に押さえ付けることに
より、インモールドフィルムと加熱装置との間に密閉さ
れた空間Bを形成する工程と、金型Aの凹部に設けられ
た吸引口と加熱装置に設けられた吸引口の両方より真空
吸引を行うことにより、インモールドフィルムを挟んで
対向する空間A、Bをともに減圧状態にする工程と、加
熱装置でインモールドフィルムを加熱することにより、
インモールドフィルムを軟化させる工程と、空間Aの減
圧およびインモールドフィルムの軟化が充分にされた状
態で、空間B内に外気または圧縮空気を注入することに
より、インモールドフィルムを金型Aのキャビティ形成
面に密着させる工程と、インモールドフィルムの成形が
完了した後、金型Aと金型Bを型閉めし、金型Bに設け
られた射出口よりキャビティ内に溶融した成形樹脂を射
出することにより、インモールドフィルムを成形品に一
体化させる工程とを備えている。
【0015】(5)射出成形用金型の金型Aと金型Bと
の間へインモールドフィルムを挿入する工程と、枠状の
クランプ部材でインモールドフィルムを金型Aのキャビ
ティ形成面を含む凹部の周囲に押さえ付けることによ
り、インモールドフィルムを金型Aにクランプするとと
もにインモールドフィルムと金型Aの凹部との間に密閉
された空間Aを形成する工程と、加熱部を有している板
状の加熱装置でインモールドフィルムを金型Aの凹部の
周囲に押さえ付ける工程と、金型Aの凹部に設けられた
吸引口と加熱装置に設けられた吸引口の両方より真空吸
引を行うことにより、インモールドフィルムを加熱装置
側に保持したまま空間Aを減圧状態にする工程と、加熱
装置でインモールドフィルムを加熱することにより、イ
ンモールドフィルムを軟化させる工程と、空間Aの減圧
およびインモールドフィルムの軟化が充分にされた状態
で、インモールドフィルムと加熱装置との間に外気また
は圧縮空気を注入することにより、インモールドフィル
ムを金型Aのキャビティ形成面に密着させる工程と、イ
ンモールドフィルムの成形が完了した後、金型Aと金型
Bを型閉めし、金型Bに設けられた射出口よりキャビテ
ィ内に溶融した成形樹脂を射出することにより、インモ
ールドフィルムを成形品に一体化させる工程とを備えて
いる。
【0016】(6)射出成形用金型の金型Aと金型Bと
の間へインモールドフィルムを挿入する工程と、クラン
プ部材でインモールドフィルムを金型Aのキャビティ形
成面を含む凹部の周囲に押さえ付けることにより、イン
モールドフィルムを金型Aにクランプする工程と、加熱
部を有している板状の加熱装置でインモールドフィルム
を金型Aの凹部の周囲に押さえ付けることにより、イン
モールドフィルムと金型Aの凹部との間に密閉された空
間Aを形成する工程と、金型Aの凹部に設けられた吸引
口と加熱装置に設けられた吸引口の両方より真空吸引を
行うことにより、インモールドフィルムを加熱装置側に
保持したまま空間Aを減圧状態にする工程と、加熱装置
でインモールドフィルムを加熱することにより、インモ
ールドフィルムを軟化させる工程と、空間Aの減圧およ
びインモールドフィルムの軟化が充分にされた状態で、
インモールドフィルムと加熱装置との間に外気または圧
縮空気を注入することにより、インモールドフィルムを
金型Aのキャビティ形成面に密着させる工程と、インモ
ールドフィルムの成形が完了した後、金型Aと金型Bを
型閉めし、金型Bに設けられた射出口よりキャビティ内
に溶融した成形樹脂を射出することにより、インモール
ドフィルムを成形品に一体化させる工程とを備えてい
る。
【0017】(7)射出成形用金型の金型Aと金型Bと
の間へインモールドフィルムを挿入する工程と、加熱部
を有している板状の加熱装置でインモールドフィルムを
金型Aのキャビティ形成面を含む凹部の周囲に押さえ付
けることにより、インモールドフィルムを金型Aにクラ
ンプするとともにインモールドフィルムと金型Aの凹部
との間に密閉された空間Aを形成する工程と、金型Aの
凹部に設けられた吸引口と加熱装置に設けられた吸引口
の両方より真空吸引を行うことにより、インモールドフ
ィルムを加熱装置側に保持したまま空間Aを減圧状態に
する工程と、加熱装置でインモールドフィルムを加熱す
ることにより、インモールドフィルムを軟化させる工程
と、空間Aの減圧およびインモールドフィルムの軟化が
充分にされた状態で、インモールドフィルムと加熱装置
との間に外気または圧縮空気を注入することにより、イ
ンモールドフィルムを金型Aのキャビティ形成面に密着
させる工程と、インモールドフィルムの成形が完了した
後、金型Aと金型Bを型閉めし、金型Bに設けられた射
出口よりキャビティ内に溶融した成形樹脂を射出するこ
とにより、インモールドフィルムを成形品に一体化させ
る工程とを備えている。
【0018】(8)加熱部を有している板状の加熱装置
に設けられた吸引口より真空吸引を行うことにより、イ
ンモールドフィルムを加熱装置に保持し、射出成形用金
型の金型Aと金型Bとの間へインモールドフィルムを挿
入する工程と、インモールドフィルムを吸引保持した加
熱装置でインモールドフィルムを金型Aのキャビティ形
成面を含む凹部の周囲に押さえ付けることにより、イン
モールドフィルムを金型Aにクランプするとともにイン
モールドフィルムと金型Aの凹部との間に密閉された空
間Aを形成する工程と、金型Aの凹部に設けられた吸引
口より真空吸引を行うことにより、インモールドフィル
ムを加熱装置側に保持したまま空間Aを減圧状態にする
工程と、加熱装置でインモールドフィルムを加熱するこ
とにより、インモールドフィルムを軟化させる工程と、
空間Aの減圧およびインモールドフィルムの軟化が充分
にされた状態で、インモールドフィルムと加熱装置との
間に外気または圧縮空気を注入することにより、インモ
ールドフィルムを金型Aのキャビティ形成面に密着させ
る工程と、インモールドフィルムの成形が完了した後、
金型Aと金型Bを型閉めし、金型Bに設けられた射出口
よりキャビティ内に溶融した成形樹脂を射出することに
より、インモールドフィルムを成形品に一体化させる工
程とを備えている。
【0019】また、上記(8)の構成において、加熱装
置でインモールドフィルムの加熱を開始した後に、イン
モールドフィルムを金型Aにクランプした。
【0020】また、上記(1)〜(8)の構成におい
て、加熱装置でインモールドフィルムの加熱を開始した
後に、密閉された空間の減圧を行なった。
【0021】また、上記(1)〜(8)の構成におい
て、加熱装置でインモールドフィルムの加熱を開始する
と同時に、密閉された空間の減圧を行なった。
【0022】また、上記(1)〜(8)の構成におい
て、密閉された空間の減圧を開始した後に、加熱装置で
インモールドフィルムの加熱を行なった。
【0023】また、上記各構成の外気または圧縮空気の
注入工程において、加熱装置に設けられた吸引口からの
真空吸引を止めた後または止めると同時に外気または圧
縮空気の注入を行なった。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明のインモールド成形
品の製造方法について図を参照しながら詳細に説明す
る。
【0025】図1〜22は本発明に係るインモールド成
形品の製造工程の一実施例を示す図である。図中、1は
凹部、1aはキャビティ形成面、2は吸引口、3は射出
口、4は加熱装置、4aは加熱部、4bは突出部、5は
インモールドフィルム、6は注入口、7はクランプ部材
をそれぞれ示す。
【0026】まず、射出成形用金型の金型Aと金型Bと
の間へインモールドフィルム5を挿入する(図1参
照)。
【0027】本発明のインモールド成形品の製造に用い
る射出成形用金型は、密着・離反自在な一対の金型A、
金型Bとからなる。金型Aはキャビティ形成面1aを含
む凹部1を有しており、型閉めすることによって金型B
との間にインモールド成形品の形状に合わせた成形用キ
ャビティを形成する。このとき、金型Aの凹部1全体が
キャビティ形成面1aとなるようにしてもよいし、金型
Aの凹部1の一部がキャビティ形成面1aとなるように
してもよい。また、金型Aの凹部1には吸引口2が設け
られている。一方、金型Bには、金型Aとの型閉め状態
においてキャビティに溶融状態の成形樹脂を注入するた
めの射出口3が設けられている。また、金型Bは、図1
に示すように金型Aと型閉めされたときにクランプ部材
7が収納される凹部を有してもよい。
【0028】インモールドフィルム5は、基体フィルム
上に、絵柄層、接着層などを形成したものである。基体
フィルムの材質としては、ポリエチレン系樹脂、ポリカ
ーボネート系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹
脂、ポリ塩化ビニル系樹脂などの樹脂フィルム、あるい
は以上の各フィルムの複合体など、通常のインモールド
フィルム5の基体フィルムとして用いられるものを使用
することができる。絵柄層は、基体フィルム上に、通常
は印刷層として形成する。印刷層の材質としては、ポリ
ビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹
脂、アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリビニル
アセタール系樹脂、ポリエステルウレタン系樹脂、セル
ロースエステル系樹脂、アルキド樹脂などの樹脂をバイ
ンダーとし、適切な色の顔料または染料を着色剤として
含有する着色インキを用い、透光性着色、透光性無色あ
るいは遮光性着色のものがある。印刷層は、表現したい
絵柄に応じて、全面的に設ける場合や部分的に設ける場
合もある。また、絵柄層は、金属薄膜層からなるもの、
あるいは印刷層と金属薄膜層との組み合わせからなるも
のでもよい。金属薄膜層は、絵柄層として金属光沢を表
現するためのものであり、真空蒸着法、スパッターリン
グ法、イオンプレーティング法、鍍金法などで形成す
る。この場合、表現したい金属光沢色に応じて、アルミ
ニウム、ニッケル、金、白金、クロム、鉄、銅、スズ、
インジウム、銀、チタニウム、鉛、亜鉛などの金属、こ
れらの合金又は化合物を使用する。接着層は、成形品表
面に上記の各層を接着するものである。接着層として
は、後述する成形樹脂の素材に適した感熱性あるいは感
圧性の樹脂を適宜使用する。たとえば、成形樹脂の材質
がアクリル系樹脂の場合はアクリル系樹脂を用いるとよ
い。また、成形樹脂の材質がポリフェニレンオキシド・
ポリスチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、スチレ
ン共重合体系樹脂、ポリスチレン系ブレンド樹脂の場合
は、これらの樹脂と親和性のあるアクリル系樹脂、ポリ
スチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂などを使用すればよ
い。なお、絵柄層の材質として成形品との接着性に優れ
たものを使用する場合には、接着層を省略することがで
きる。
【0029】また、インモールドフィルム5が成形後に
基体フィルムを剥離する転写インモールドフィルムであ
る場合には、基体フィルムに離型層や剥離層を設けても
よい。離型層は、基体フィルムを剥離した際に、基体フ
ィルムとともに転写層から離型するものである。離型層
としては、メラミン樹脂系離型剤、シリコーン樹脂系離
型剤、フッ素樹脂系離型剤、セルロース誘導体系離型
剤、尿素樹脂系離型剤、ポリオレフィン樹脂系離型剤、
パラフィン系離型剤およびこれらの複合型離型剤などを
用いることができる。剥離層は、基体フィルム又は離型
層上に全面的または部分的に形成され、基体フィルムを
剥離した際に、基体フィルムまたは離型層から剥離して
被転写物の最外面となる層である。剥離層としては、ポ
リアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニ
ル系樹脂、セルロース系樹脂、ゴム系樹脂、ポリウレタ
ン系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂などのほか、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体系樹脂、エチレン−酢酸ビニル
共重合体系樹脂などのコポリマーを用いるとよい。剥離
層に硬度が要求される場合には、紫外線硬化性樹脂など
の光硬化性樹脂、電子線硬化性樹脂などの放射線硬化性
樹脂、熱硬化性樹脂などを選定して用いるとよい。
【0030】上記インモールドフィルム5の射出成形用
金型への送り込みの具体例としては、射出成形用の金型
A、金型Bより上流のロール軸に長尺のインモールドフ
ィルム5を一旦巻き取ってロール状巻物とし、ロール状
巻物からインモールドフィルム5を巻き出しながら、金
型内を通過させ、射出成形用の金型A、金型Bより下流
のフィルム巻き取り手段のロール軸によりインモールド
フィルム5を巻き取るようにするとよい。また、インモ
ールドフィルム5は、枚葉にカットしたものでもよい。
【0031】次に、枠状のクランプ部材7でインモール
ドフィルム5を金型Aのキャビティ形成面1aを含む凹
部1の周囲に押さえ付けることにより、インモールドフ
ィルム5を金型Aにクランプするとともにインモールド
フィルム5と金型Aの凹部1との間に密閉された空間A
を形成する(図2参照)。
【0032】クランプ部材7は、射出成形用金型に直接
設けられておらず、ロボットアーム等によって射出成形
用金型外から射出成形用金型内に進入し、アームの押し
つけ力や電磁石の電磁力等によって、キャビティ形成面
1aを含む凹部1の周囲でインモールドフィルム5をク
ランプするものでもよい。なお、クランプ部材7が当接
する部分にはゴムなどのシールド部材が形成されてもよ
い。
【0033】次に、金型Aに対向する面の周縁を囲む突
出部4bと加熱部4aとを有している加熱装置4で枠状
のクランプ部材7の上からインモールドフィルム5を金
型Aの凹部1の周囲に押さえ付けることにより、インモ
ールドフィルム5と加熱装置4との間に密閉された空間
Bを形成する(図3参照)。
【0034】加熱部4aとしては、ヒーターやハロゲン
ランプ等を用いるとよい。また、加熱装置4には吸引口
2および注入口3が設けられている。なお、クランプ部
材7の形が枠状であるため、図3に示すようにその上よ
り加熱装置4でインモールドフィルム5を押さえ付けて
も密閉された空間Bを形成することができるが、加熱装
置4でインモールドフィルム5をクランプ部材7の外側
(図4参照)または内側(図5参照)で直接押さえ付け
てもよい。
【0035】次に、金型Aの凹部1に設けられた吸引口
2と加熱装置4に設けられた吸引口2の両方より真空吸
引を行うことにより、インモールドフィルム5を挟んで
対向する空間A、Bをともに減圧状態にする。また、加
熱装置4でインモールドフィルム5を加熱することによ
り、インモールドフィルム5を軟化させる。なお、上記
空間A、Bの減圧とインモールドフィルム5の加熱と
は、いずれを先に開始してもよいし、同時に行なっても
よい。
【0036】このように空間A、Bがともに減圧された
状態では、空間Aと空間Bの気圧均衡に変化がないた
め、インモールドフィルム5が軟化していたとしてもそ
の形状は維持されたままである。
【0037】次に、空間Aの減圧およびインモールドフ
ィルム5の軟化が充分にされた状態(図6参照)で、空
間B内に外気または圧縮空気を注入口6より注入するこ
とにより(図7参照)、インモールドフィルム5を金型
Aのキャビティ形成面1aに密着させる。
【0038】つまり、空間B内に外気または圧縮空気を
注入したことで、空間Bの気圧が一気に上昇し気圧均衡
が崩れようとする。しかし、インモールドフィルム5は
充分に軟化されているため、空間Aの体積を縮小して空
間Aと空間Bの気圧均衡を保つように変形する。すなわ
ち、インモールドフィルム5は金型Aの凹部1表面に近
づいていき、また取り残されるだけの空気もないため、
最終的に密着する。このときのインモールドフィルム5
の成形に寄与しているのは、インモールドフィルム5と
金型Aの凹部1との間に密閉された空間A全体のあらか
じめ充分に減圧された気圧状態であり、金型Aの凹部1
に設けられた吸引口2の位置や数、大きさやそこより行
われる真空吸引の吸引力等の寄与度は極めて低い。吸引
口2の位置や数、大きさや吸引力がどうであれ、空間B
内に外気または圧縮空気を注入するまでに空間Aを充分
に減圧できさえすればよい。
【0039】最後に、インモールドフィルム5の成形が
完了した後(図8参照)、金型Aと金型Bを型閉めし、
金型Bに設けられた射出口3よりキャビティ内に溶融し
た成形樹脂を射出することにより、インモールドフィル
ム5を成形品に一体化させる。
【0040】成形樹脂の材料としては、ポリプロピレン
樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂、ポリ
スチレン樹脂、エチレン酢酸ビニル樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂、ナイロン樹脂等がある。
【0041】なお、本発明のインモールド成形品の製造
方法は、上記した態様に限定されるものではなく、たと
えば、上記密閉された空間Aおよび空間Bを同時に形成
するようにしてもよい(別法1)。
【0042】すなわち、クランプ部材7でインモールド
フィルム5を金型Aのキャビティ形成面1aを含む凹部
1の周囲に押さえ付けることにより、インモールドフィ
ルム5を金型Aにクランプし(図9参照)、次いで、金
型Aに対向する面の周縁を囲む突出部4bと加熱部4a
とを有している加熱装置4でインモールドフィルム5を
金型Aの凹部1の周囲に押さえ付けることにより、イン
モールドフィルム5と金型Aの凹部との間に密閉された
空間Aを、インモールドフィルム5と加熱装置4との間
に密閉された空間Bを形成するのである(図10参
照)。
【0043】この場合、クランプ部材7には密閉された
空間Aを形成する役割が期待されていないので、図1〜
8に示したような枠状のクランプ部材にする必要はな
く、平面「一」型のクランプ部材、平面略「コ」型のク
ランプ部材等を用いることができる。
【0044】また、本発明のインモールド成形品の製造
方法は、前記密閉された空間Aおよび空間Bを同時に形
成するだけでなく、さらに加熱装置4にクランプ部材7
を兼用させてもよい(別法2)。
【0045】すなわち、金型Aに対向する面の周縁を囲
む突出部4bと加熱部4aとを有している加熱装置4で
インモールドフィルム5を金型Aのキャビティ形成面1
aを含む凹部1の周囲に押さえ付けることにより、イン
モールドフィルム5を金型Aにクランプするとともにイ
ンモールドフィルム5と金型Aの凹部1との間に密閉さ
れた空間Aを、インモールドフィルム5と加熱装置4と
の間に密閉された空間Bを形成するのである(図11参
照)。
【0046】また、本発明のインモールド成形品の製造
方法は、加熱装置4として突出部4bを有していない板
状のものを用いてもよい(別法3)。
【0047】すなわち、加熱部4aを有している板状の
加熱装置4(図12参照)で枠状のクランプ部材7の上
からインモールドフィルム5を金型Aの凹部1の周囲に
押さえ付けることにより、インモールドフィルム5と加
熱装置4との間に密閉された空間Bを形成するのである
(図13参照)。この場合、吸引口2、注入口6は加熱
装置4ではなくクランプ部材7に設けることもできる
(図示せず)。
【0048】また、本発明のインモールド成形品の製造
方法は、上記密閉された空間Bを形成せずに行なうこと
もできる(別法4)。
【0049】たとえば、まず射出成形用金型の金型Aと
金型Bとの間へインモールドフィルムを挿入し(図14
参照)、次いで枠状のクランプ部材7でインモールドフ
ィルム5を金型Aのキャビティ形成面1aを含む凹部1
の周囲に押さえ付けることにより、インモールドフィル
ム5を金型Aにクランプするとともにインモールドフィ
ルム5と金型Aの凹部1との間に密閉された空間Aを形
成する(図15参照)。
【0050】次に、加熱部4aを有している板状の加熱
装置4でインモールドフィルム5を金型Aの凹部の周囲
に押さえ付ける(図16参照)。したがって、インモー
ルドフィルム5と加熱装置4との間には空間Bが形成さ
れず、インモールドフィルム5が加熱装置4表面と接触
した状態となる。
【0051】次に、金型Aの凹部1に設けられた吸引口
2と加熱装置4に設けられた吸引口2の両方より真空吸
引を行うことにより、インモールドフィルム5を加熱装
置4側に保持したまま空間Aを減圧状態にする。また、
加熱装置4でインモールドフィルム5を加熱することに
より、インモールドフィルム5を軟化させる。なお、こ
の空間Bを形成しない場合も、上記空間Aの減圧とイン
モールドフィルム5の加熱とは、いずれを先に開始して
もよいし、同時に行なってもよい。なお、加熱部4aと
しては、伝熱により加熱しやすい金属板等を用いるとよ
い。
【0052】このようにインモールドフィルム5を加熱
装置4側に保持したまま空間Aが減圧された状態では、
インモールドフィルム5と加熱装置4の間の空間、厳密
には加熱装置4に設けられた吸引口2内部の空間と空間
Aとの気圧均衡に変化がないため、インモールドフィル
ム5が軟化していたとしてもその形状は維持されたまま
である。
【0053】次に、空間Aの減圧およびインモールドフ
ィルム5の軟化が充分にされた状態(図17参照)で、
インモールドフィルム5と加熱装置4との間に外気また
は圧縮空気を注入口6より注入することにより(図18
参照)、インモールドフィルム5を金型Aのキャビティ
形成面1aに密着させる。
【0054】つまり、インモールドフィルム5と加熱装
置4との間に外気または圧縮空気を注入したことで、イ
ンモールドフィルム5と加熱装置4との間の空間の気圧
が一気に上昇し気圧均衡が崩れようとする。しかし、イ
ンモールドフィルム5は充分に軟化されているため、空
間Aの体積を縮小して空間Aとインモールドフィルム5
と加熱装置4との間の空間との気圧均衡を保つように変
形する。すなわち、インモールドフィルム5は金型Aの
凹部1表面に近づいていき、また取り残されるだけの空
気もないため、最終的に密着する。このときのインモー
ルドフィルム5の成形に寄与しているのは、インモール
ドフィルム5と金型Aの凹部1との間に密閉された空間
A全体のあらかじめ充分に減圧された気圧状態であり、
金型Aの凹部1に設けられた吸引口2の位置や数、大き
さやそこより行われる真空吸引の吸引力等の寄与度は極
めて低い。吸引口2の位置や数、大きさや吸引力がどう
であれ、インモールドフィルム5と加熱装置4との間に
外気または圧縮空気を注入するまでに空間Aを充分に減
圧できさえすればよい。
【0055】最後に、インモールドフィルム5の成形が
完了した後(図19参照)、金型Aと金型Bを型閉め
し、金型Bに設けられた射出口3よりキャビティ内に溶
融した成形樹脂を射出することにより、インモールドフ
ィルム5を成形品に一体化させる。
【0056】また、密閉された空間Bを形成せずに行な
うインモールド成形品の製造方法において、上記密閉さ
れた空間Aを加熱装置4で形成するようにしてもよい
(別法5)。
【0057】すなわち、クランプ部材7でインモールド
フィルム5を金型Aのキャビティ形成面1aを含む凹部
1の周囲に押さえ付けることにより、インモールドフィ
ルム5を金型Aにクランプし、次いで、加熱部4aを有
している板状の加熱装置4でインモールドフィルム5を
金型Aの凹部1の周囲に押さえ付けることにより、イン
モールドフィルム5と金型Aの凹部1との間に密閉され
た空間Aを形成する(図20参照)。
【0058】この場合、クランプ部材7には密閉された
空間Aを形成する役割が期待されていないので、図15
〜19に示したような枠状のクランプ部材にする必要は
なく、平面「一」型のクランプ部材、平面略「コ」型の
クランプ部材等を用いることができる。
【0059】また、密閉された空間Bを形成せずに行な
うインモールド成形品の製造方法において、上記密閉さ
れた空間Aを加熱装置4で形成するだけでなく、さらに
加熱装置4にクランプ部材7を兼用させてもよい(別法
6)。
【0060】すなわち、加熱部4aを有している板状の
加熱装置4でインモールドフィルム5を金型Aのキャビ
ティ形成面1aを含む凹部1の周囲に押さえ付けること
により、インモールドフィルム5を金型Aにクランプす
るとともにインモールドフィルム5と金型Aの凹部1と
の間に密閉された空間Aを形成する(図21参照)。
【0061】また、密閉された空間Bを形成せずに行な
うインモールド成形品の製造方法において加熱装置4に
クランプ部材7を兼用させる場合、金型挿入前にインモ
ールドフィルム5を加熱装置4に吸引保持してもよい
(別法7)。
【0062】すなわち、加熱部4aを有している板状の
加熱装置4に設けられた吸引口2より真空吸引を行うこ
とにより、インモールドフィルム5を加熱装置4に保持
し、射出成形用金型の金型Aと金型Bとの間へインモー
ルドフィルム5を挿入する(図22参照)。なお、この
場合は、空間Aを減圧する際に、空間Aの気圧の方がイ
ンモールドフィルム5と加熱装置4の間の空間、厳密に
は加熱装置4に設けられた吸引口2内部の空間の気圧よ
り多少高めであっても構わない。なぜなら、インモール
ドフィルム5が加熱装置4に押さえ付けられるだけでそ
れ以上の変形の余地がないからである。
【0063】また、別法7においては、加熱装置4でイ
ンモールドフィルム5の加熱を開始した後に、インモー
ルドフィルム5を金型Aにクランプすることができる。
【0064】また、上記各法において、加熱装置4でイ
ンモールドフィルム5の加熱を開始した後あるいは同時
に密閉された空間の減圧を行なっても、密閉された空間
の減圧を開始した後に加熱装置4でインモールドフィル
ム5の加熱を行なってもよい。
【0065】また、外気または圧縮空気の注入工程にお
いて、加熱装置4に設けられた吸引口2からの真空吸引
を止めた後または止めると同時に外気または圧縮空気の
注入を行なうので、効率よくインモールドフィルム5を
キャビティ形成面1aに押しつけることができる。
【0066】
【発明の効果】本発明のインモールド成形品の製造方法
は、以上のような構成および作用からなるので、次の効
果が奏される。
【0067】すなわち、本発明においてインモールドフ
ィルムの成形に寄与しているのは、インモールドフィル
ムと金型Aの凹部との間に密閉された空間A全体のあら
かじめ充分に減圧された気圧状態であり、金型Aの凹部
に設けられた吸引口の位置や数、大きさやそこより行わ
れる真空吸引の吸引力等の寄与度は極めて低い。
【0068】したがって、金型Aのキャビティ形成面を
含む凹部の形状は自由となり、インモールドフィルムの
変形開始後に仮にインモールドフィルムで吸引口が塞が
るようなことがあってもインモールドフィルムの成形が
継続され、インモールドフィルムをキャビティ形成面に
確実に沿わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインモールド成形品の製造工程の
一実施例を示す図である。
【図2】本発明に係るインモールド成形品の製造工程の
一実施例を示す図である。
【図3】本発明に係るインモールド成形品の製造工程の
一実施例を示す図である。
【図4】本発明に係るインモールド成形品の製造工程の
一実施例を示す図である。
【図5】本発明に係るインモールド成形品の製造工程の
一実施例を示す図である。
【図6】本発明に係るインモールド成形品の製造工程の
一実施例を示す図である。
【図7】本発明に係るインモールド成形品の製造工程の
一実施例を示す図である。
【図8】本発明に係るインモールド成形品の製造工程の
一実施例を示す図である。
【図9】本発明に係るインモールド成形品の製造工程の
一実施例を示す図である。
【図10】本発明に係るインモールド成形品の製造工程
の一実施例を示す図である。
【図11】本発明に係るインモールド成形品の製造工程
の一実施例を示す図である。
【図12】本発明に係るインモールド成形品の製造工程
の一実施例を示す図である。
【図13】本発明に係るインモールド成形品の製造工程
の一実施例を示す図である。
【図14】本発明に係るインモールド成形品の製造工程
の一実施例を示す図である。
【図15】本発明に係るインモールド成形品の製造工程
の一実施例を示す図である。
【図16】本発明に係るインモールド成形品の製造工程
の一実施例を示す図である。
【図17】本発明に係るインモールド成形品の製造工程
の一実施例を示す図である。
【図18】本発明に係るインモールド成形品の製造工程
の一実施例を示す図である。
【図19】本発明に係るインモールド成形品の製造工程
の一実施例を示す図である。
【図20】本発明に係るインモールド成形品の製造工程
の一実施例を示す図である。
【図21】本発明に係るインモールド成形品の製造工程
の一実施例を示す図である。
【図22】本発明に係るインモールド成形品の製造工程
の一実施例を示す図である。
【図23】従来技術に係るインモールド成形品の製造工
程の一実施例を示す図である。
【図24】従来技術に係るインモールド成形品の製造工
程の一実施例を示す図である。
【図25】従来技術に係るインモールド成形品の製造工
程の一実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 凹部 1a キャビティ形成面 2 吸引口 3 射出口 4 加熱装置 4a 加熱部 4b 突出部 5 インモールドフィルム 6 注入口 7 クランプ部材
フロントページの続き (72)発明者 宮谷 哲夫 京都府京都市中京区壬生花井町3番地 日 本写真印刷株式会社内 (72)発明者 山本 輝真 京都府京都市中京区壬生花井町3番地 日 本写真印刷株式会社内 Fターム(参考) 4F202 AD08 AG03 CA11 CB19 CN01 CN24 CP01 CP06 CQ01 CQ05 4F206 AD08 AG03 JA07 JB19 JF05 JF35 JM02 JM04 JQ06 JQ07 JQ82

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出成形用金型の金型Aと金型Bとの間
    へインモールドフィルムを挿入する工程と、 枠状のクランプ部材でインモールドフィルムを金型Aの
    キャビティ形成面を含む凹部の周囲に押さえ付けること
    により、インモールドフィルムを金型Aにクランプする
    とともにインモールドフィルムと金型Aの凹部との間に
    密閉された空間Aを形成する工程と、 金型Aに対向する面の周縁を囲む突出部と加熱部とを有
    している加熱装置で直接又は枠状のクランプ部材の上か
    らインモールドフィルムを金型Aの凹部の周囲に押さえ
    付けることにより、インモールドフィルムと加熱装置と
    の間に密閉された空間Bを形成する工程と、 金型Aの凹部に設けられた吸引口と加熱装置に設けられ
    た吸引口の両方より真空吸引を行うことにより、インモ
    ールドフィルムを挟んで対向する空間A、Bをともに減
    圧状態にする工程と、 加熱装置でインモールドフィルムを加熱することによ
    り、インモールドフィルムを軟化させる工程と、 空間Aの減圧およびインモールドフィルムの軟化が充分
    にされた状態で、空間B内に外気または圧縮空気を注入
    することにより、インモールドフィルムを金型Aのキャ
    ビティ形成面に密着させる工程と、 インモールドフィルムの成形が完了した後、金型Aと金
    型Bを型閉めし、金型Bに設けられた射出口よりキャビ
    ティ内に溶融した成形樹脂を射出することにより、イン
    モールドフィルムを成形品に一体化させる工程と、を備
    えたことを特徴とするインモールド成形品の製造方法。
  2. 【請求項2】 射出成形用金型の金型Aと金型Bとの間
    へインモールドフィルムを挿入する工程と、 クランプ部材でインモールドフィルムを金型Aのキャビ
    ティ形成面を含む凹部の周囲に押さえ付けることによ
    り、インモールドフィルムを金型Aにクランプする工程
    と、 金型Aに対向する面の周縁を囲む突出部と加熱部とを有
    している加熱装置でインモールドフィルムを金型Aの凹
    部の周囲に押さえ付けることにより、インモールドフィ
    ルムと金型Aの凹部との間に密閉された空間Aを、イン
    モールドフィルムと加熱装置との間に密閉された空間B
    を形成する工程と、 金型Aの凹部に設けられた吸引口と加熱装置に設けられ
    た吸引口の両方より真空吸引を行うことにより、インモ
    ールドフィルムを挟んで対向する空間A、Bをともに減
    圧状態にする工程と、 加熱装置でインモールドフィルムを加熱することによ
    り、インモールドフィルムを軟化させる工程と、 空間Aの減圧およびインモールドフィルムの軟化が充分
    にされた状態で、空間B内に外気または圧縮空気を注入
    することにより、インモールドフィルムを金型Aのキャ
    ビティ形成面に密着させる工程と、 インモールドフィルムの成形が完了した後、金型Aと金
    型Bを型閉めし、金型Bに設けられた射出口よりキャビ
    ティ内に溶融した成形樹脂を射出することにより、イン
    モールドフィルムを成形品に一体化させる工程と、を備
    えたことを特徴とするインモールド成形品の製造方法。
  3. 【請求項3】 射出成形用金型の金型Aと金型Bとの間
    へインモールドフィルムを挿入する工程と、 金型Aに対向する面の周縁を囲む突出部と加熱部とを有
    している加熱装置でインモールドフィルムを金型Aのキ
    ャビティ形成面を含む凹部の周囲に押さえ付けることに
    より、インモールドフィルムを金型Aにクランプすると
    ともにインモールドフィルムと金型Aの凹部との間に密
    閉された空間Aを、インモールドフィルムと加熱装置と
    の間に密閉された空間Bを形成する工程と、 金型Aの凹部に設けられた吸引口と加熱装置に設けられ
    た吸引口の両方より真空吸引を行うことにより、インモ
    ールドフィルムを挟んで対向する空間A、Bをともに減
    圧状態にする工程と、 加熱装置でインモールドフィルムを加熱することによ
    り、インモールドフィルムを軟化させる工程と、 空間Aの減圧およびインモールドフィルムの軟化が充分
    にされた状態で、空間B内に外気または圧縮空気を注入
    することにより、インモールドフィルムを金型Aのキャ
    ビティ形成面に密着させる工程と、 インモールドフィルムの成形が完了した後、金型Aと金
    型Bを型閉めし、金型Bに設けられた射出口よりキャビ
    ティ内に溶融した成形樹脂を射出することにより、イン
    モールドフィルムを成形品に一体化させる工程と、を備
    えたことを特徴とするインモールド成形品の製造方法。
  4. 【請求項4】 射出成形用金型の金型Aと金型Bとの間
    へインモールドフィルムを挿入する工程と、 枠状のクランプ部材でインモールドフィルムを金型Aの
    キャビティ形成面を含む凹部の周囲に押さえ付けること
    により、インモールドフィルムを金型Aにクランプする
    とともにインモールドフィルムと金型Aの凹部との間に
    密閉された空間Aを形成する工程と、 加熱部を有している板状の加熱装置で枠状のクランプ部
    材の上からインモールドフィルムを金型Aの凹部の周囲
    に押さえ付けることにより、インモールドフィルムと加
    熱装置との間に密閉された空間Bを形成する工程と、 金型Aの凹部に設けられた吸引口と加熱装置に設けられ
    た吸引口の両方より真空吸引を行うことにより、インモ
    ールドフィルムを挟んで対向する空間A、Bをともに減
    圧状態にする工程と、 加熱装置でインモールドフィルムを加熱することによ
    り、インモールドフィルムを軟化させる工程と、 空間Aの減圧およびインモールドフィルムの軟化が充分
    にされた状態で、空間B内に外気または圧縮空気を注入
    することにより、インモールドフィルムを金型Aのキャ
    ビティ形成面に密着させる工程と、 インモールドフィルムの成形が完了した後、金型Aと金
    型Bを型閉めし、金型Bに設けられた射出口よりキャビ
    ティ内に溶融した成形樹脂を射出することにより、イン
    モールドフィルムを成形品に一体化させる工程と、を備
    えたことを特徴とするインモールド成形品の製造方法。
  5. 【請求項5】 射出成形用金型の金型Aと金型Bとの間
    へインモールドフィルムを挿入する工程と、 枠状のクランプ部材でインモールドフィルムを金型Aの
    キャビティ形成面を含む凹部の周囲に押さえ付けること
    により、インモールドフィルムを金型Aにクランプする
    とともにインモールドフィルムと金型Aの凹部との間に
    密閉された空間Aを形成する工程と、 加熱部を有している板状の加熱装置でインモールドフィ
    ルムを金型Aの凹部の周囲に押さえ付ける工程と、 金型Aの凹部に設けられた吸引口と加熱装置に設けられ
    た吸引口の両方より真空吸引を行うことにより、インモ
    ールドフィルムを加熱装置側に保持したまま空間Aを減
    圧状態にする工程と、 加熱装置でインモールドフィルムを加熱することによ
    り、インモールドフィルムを軟化させる工程と、 空間Aの減圧およびインモールドフィルムの軟化が充分
    にされた状態で、インモールドフィルムと加熱装置との
    間に外気または圧縮空気を注入することにより、インモ
    ールドフィルムを金型Aのキャビティ形成面に密着させ
    る工程と、 インモールドフィルムの成形が完了した後、金型Aと金
    型Bを型閉めし、金型Bに設けられた射出口よりキャビ
    ティ内に溶融した成形樹脂を射出することにより、イン
    モールドフィルムを成形品に一体化させる工程と、を備
    えたことを特徴とするインモールド成形品の製造方法。
  6. 【請求項6】 射出成形用金型の金型Aと金型Bとの間
    へインモールドフィルムを挿入する工程と、 クランプ部材でインモールドフィルムを金型Aのキャビ
    ティ形成面を含む凹部の周囲に押さえ付けることによ
    り、インモールドフィルムを金型Aにクランプする工程
    と、 加熱部を有している板状の加熱装置でインモールドフィ
    ルムを金型Aの凹部の周囲に押さえ付けることにより、
    インモールドフィルムと金型Aの凹部との間に密閉され
    た空間Aを形成する工程と、 金型Aの凹部に設けられた吸引口と加熱装置に設けられ
    た吸引口の両方より真空吸引を行うことにより、インモ
    ールドフィルムを加熱装置側に保持したまま空間Aを減
    圧状態にする工程と、 加熱装置でインモールドフィルムを加熱することによ
    り、インモールドフィルムを軟化させる工程と、 空間Aの減圧およびインモールドフィルムの軟化が充分
    にされた状態で、インモールドフィルムと加熱装置との
    間に外気または圧縮空気を注入することにより、インモ
    ールドフィルムを金型Aのキャビティ形成面に密着させ
    る工程と、 インモールドフィルムの成形が完了した後、金型Aと金
    型Bを型閉めし、金型Bに設けられた射出口よりキャビ
    ティ内に溶融した成形樹脂を射出することにより、イン
    モールドフィルムを成形品に一体化させる工程と、を備
    えたことを特徴とするインモールド成形品の製造方法。
  7. 【請求項7】 射出成形用金型の金型Aと金型Bとの間
    へインモールドフィルムを挿入する工程と、 加熱部を有している板状の加熱装置でインモールドフィ
    ルムを金型Aのキャビティ形成面を含む凹部の周囲に押
    さえ付けることにより、インモールドフィルムを金型A
    にクランプするとともにインモールドフィルムと金型A
    の凹部との間に密閉された空間Aを形成する工程と、 金型Aの凹部に設けられた吸引口と加熱装置に設けられ
    た吸引口の両方より真空吸引を行うことにより、インモ
    ールドフィルムを加熱装置側に保持したまま空間Aを減
    圧状態にする工程と、 加熱装置でインモールドフィルムを加熱することによ
    り、インモールドフィルムを軟化させる工程と、 空間Aの減圧およびインモールドフィルムの軟化が充分
    にされた状態で、インモールドフィルムと加熱装置との
    間に外気または圧縮空気を注入することにより、インモ
    ールドフィルムを金型Aのキャビティ形成面に密着させ
    る工程と、 インモールドフィルムの成形が完了した後、金型Aと金
    型Bを型閉めし、金型Bに設けられた射出口よりキャビ
    ティ内に溶融した成形樹脂を射出することにより、イン
    モールドフィルムを成形品に一体化させる工程と、を備
    えたことを特徴とするインモールド成形品の製造方法。
  8. 【請求項8】 加熱部を有している板状の加熱装置に設
    けられた吸引口より真空吸引を行うことにより、インモ
    ールドフィルムを加熱装置に保持し、射出成形用金型の
    金型Aと金型Bとの間へインモールドフィルムを挿入す
    る工程と、 インモールドフィルムを吸引保持した加熱装置でインモ
    ールドフィルムを金型Aのキャビティ形成面を含む凹部
    の周囲に押さえ付けることにより、インモールドフィル
    ムを金型Aにクランプするとともにインモールドフィル
    ムと金型Aの凹部との間に密閉された空間Aを形成する
    工程と、 金型Aの凹部に設けられた吸引口より真空吸引を行うこ
    とにより、インモールドフィルムを加熱装置側に保持し
    たまま空間Aを減圧状態にする工程と、 加熱装置でインモールドフィルムを加熱することによ
    り、インモールドフィルムを軟化させる工程と、 空間Aの減圧およびインモールドフィルムの軟化が充分
    にされた状態で、インモールドフィルムと加熱装置との
    間に外気または圧縮空気を注入することにより、インモ
    ールドフィルムを金型Aのキャビティ形成面に密着させ
    る工程と、 インモールドフィルムの成形が完了した後、金型Aと金
    型Bを型閉めし、金型Bに設けられた射出口よりキャビ
    ティ内に溶融した成形樹脂を射出することにより、イン
    モールドフィルムを成形品に一体化させる工程と、を備
    えたことを特徴とするインモールド成形品の製造方法。
  9. 【請求項9】 加熱装置でインモールドフィルムの加熱
    を開始した後に、インモールドフィルムを金型Aにクラ
    ンプする請求項8記載のインモールド成形品の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 加熱装置でインモールドフィルムの加
    熱を開始した後に、密閉された空間の減圧を行なう請求
    項1〜8のいずれかに記載のインモールド成形品の製造
    方法。
  11. 【請求項11】 加熱装置でインモールドフィルムの加
    熱を開始すると同時に、密閉された空間の減圧を行なう
    請求項1〜8のいずれかに記載のインモールド成形品の
    製造方法。
  12. 【請求項12】 密閉された空間の減圧を開始した後
    に、加熱装置でインモールドフィルムの加熱を行なう請
    求項1〜8のいずれかに記載のインモールド成形品の製
    造方法。
  13. 【請求項13】 外気または圧縮空気の注入工程におい
    て、加熱装置に設けられた吸引口からの真空吸引を止め
    た後または止めると同時に外気または圧縮空気の注入を
    行なう請求項1〜12のいずれかに記載のインモールド
    成形品の製造方法。
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