JP2000095140A - 作業車 - Google Patents

作業車

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JP2000095140A
JP2000095140A JP10272071A JP27207198A JP2000095140A JP 2000095140 A JP2000095140 A JP 2000095140A JP 10272071 A JP10272071 A JP 10272071A JP 27207198 A JP27207198 A JP 27207198A JP 2000095140 A JP2000095140 A JP 2000095140A
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turning
state
gravity
center
transmission
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JP10272071A
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English (en)
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Norimune Ozaki
徳宗 尾崎
Koji Yamagata
山形  浩司
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体の旋回操作を実行するときに、そのとき
の作業状況に応じて、旋回側に位置する走行装置が作業
面に対して確実に相対移動するような走行状態にさせて
適正な旋回状態を得ることが可能となる作業車を提供す
る。 【解決手段】 旋回操作具が、直進を指令する直進操作
位置、旋回操作を指令する旋回操作位置、車体の重心位
置を旋回側へ移動させる操作を指令する重心移動操作位
置の各位置に順次切り換え操作自在に構成され、旋回操
作具が旋回操作位置に操作されると車体を旋回操作させ
る旋回操作手段が設けられるとともに、旋回操作具が重
心移動操作位置に操作されると車体の重心位置を旋回側
へ移動させる移動操作手段が備えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業車に関し、詳
しくは、旋回操作具の操作に基づいて車体を旋回操作さ
せるようにした作業車に関する。
【0002】
【従来の技術】上記作業車において、従来では、例えば
特開平7−47973号公報に示されるように、作業車
の一例としてのコンバインにおいて、揺動操作自在に構
成された旋回操作具を直進位置から遠ざかる方向に操作
するほど、旋回半径が小になるように、言い換えると、
左右のクローラ式走行装置による旋回用駆動力が大にな
るように、左右のクローラ式走行装置による旋回操作状
態を切り換えるように構成されたものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成は、旋回
操作具の操作により車体を旋回させる際に、左右のクロ
ーラ式走行装置による旋回用駆動力だけを変更させて作
業地の状況にかかわらず極力作業状態に適した旋回力
(旋回半径)を得られるようにしたものであるが、未だ
次のような面で改善の余地がある。
【0004】例えば、このような作業車では、走行地面
が軟弱であるような場合や走行地面に凹凸があるような
場合には、走行装置が地面に対して滑りながら空回り駆
動されることがあり、このような状態では上記したよう
に旋回用駆動力を調節しても、旋回側に位置する走行装
置の作業面に対する相対移動が適正に行われず、適切な
旋回状態を得られないおそれがある。具体的に説明する
と、前記旋回側に位置する走行装置が反対側の走行装置
よりも低速で駆動される緩旋回状態において、旋回側に
位置する走行装置が駆動速度で相対移動する必要がある
が、地面に対する空回りによって、適正な相対移動状態
(低速移動状態)にならないことがある。又、前記旋回
側に位置する走行装置を制動して移動を停止させて旋回
させることもあるが、このような場合においても、地面
に対する空回りによって、適正な相対移動状態(停止状
態)にならないことがある。しかし、従来構成ではこの
ような点については何ら対策が取られていなかった。
【0005】本発明はかかる点に着目してなされたもの
であり、その目的は、上述したような不具合を解消させ
て、車体の旋回操作を実行するときに、そのときの作業
状況に応じて、旋回側に位置する走行装置を作業面に対
して確実に適正な相対移動状態にさせて適正な旋回状態
を得ることが可能となる作業車を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の特徴構
成によれば、旋回操作具が、直進を指令する直進操作位
置、旋回操作を指令する旋回操作位置、車体の重心位置
を旋回側へ移動させる操作を指令する重心移動操作位置
の各位置に順次切り換え操作自在に構成され、旋回操作
具が前記旋回操作位置及び重心移動操作位置に操作され
ると車体を旋回操作させる旋回操作手段が設けられると
ともに、旋回操作具が前記重心移動操作位置に操作され
ると車体の重心位置を旋回側へ移動させる移動操作手段
が備えられている。
【0007】従って、旋回操作具を、直進操作位置から
旋回操作位置に切り換え操作すると、旋回操作手段が、
例えば、左右の走行装置の旋回操作状態を切り換えたり
することで車体を旋回させることになる。そして、旋回
操作具を重心移動操作位置に切り換えると、移動操作手
段が車体の重心位置を旋回側へ移動させることになる。
そうすると、旋回側に位置する走行装置に対する接地荷
重がそれだけ大きくなり、作業面に対して確実に適正な
相対移動状態にさせることが可能となる。
【0008】その結果、例えば、作業用の走行地面が軟
弱であるとか凹凸がある等の作業状況により、旋回操作
手段による旋回操作を実行しても所望の旋回操作が行え
ないような場合であっても、上記したような重心位置の
移動操作によって、旋回側に位置する走行装置が作業面
に対して確実に適正な相対移動状態となって、極力、適
正な旋回状態にさせることが可能となる。
【0009】請求項2に記載の特徴構成によれば、前記
移動操作手段は、前記車体の走行装置に対して車体横幅
方向に相対的に移動操作自在に設けられた作業機体を旋
回側へ横移動させることにより、車体の重心位置を旋回
側へ移動させるように構成されているから、例えば、作
業機体内部で作業を行うような場合であってもその作業
状態が乱れたりする等の不利がない。
【0010】請求項3に記載の特徴構成によれば、前記
移動操作手段は、前記走行装置の接地部位に対して車体
を旋回側へ傾斜させることにより、車体の重心位置を旋
回側へ移動させるように構成されているから、例えば、
走行地面の凹凸に起因して旋回側が高くなるような左右
傾斜状態で旋回操作を行っている場合であっても、車体
を旋回側へ傾斜させることで旋回側に位置する走行装置
に対する接地荷重を大にして作業面に対して確実に適正
な相対移動状態にさせることができる。
【0011】請求項4に記載の特徴構成によれば、旋回
操作具が、所定の幅を有する重心移動操作位置において
旋回操作位置から遠ざかる方向に操作されるほど、移動
操作手段が重心位置の旋回側への移動操作量を大にする
ように構成されている。
【0012】従って、旋回操作具における旋回操作位置
から遠ざかる方向への移動操作量を変更させることによ
って、重心位置の旋回側への移動操作量を変更させるこ
とができるから、そのときの作業状況に応じて適切な重
心移動量にて旋回操作させることが可能となり、常に一
定量移動させるものに比べて、旋回性能を向上させるこ
とができる。
【0013】請求項5に記載の特徴構成によれば、旋回
操作具が、所定の幅を有する旋回操作位置において直進
操作位置から遠ざかる方向に操作されるに伴って、旋回
操作手段が、旋回力が順次大きくなるように旋回操作状
態を選択的に切り換えるように構成されているので、旋
回操作具の移動操作量を変更調節することによって、そ
のときの作業状況に応じた旋回力がえられるように旋回
操作状態を選択することができ、旋回操作における操作
性が向上するものとなる。
【0014】請求項6に記載の特徴構成によれば、前記
旋回力が順次大きくなるように旋回操作状態として、
(a)旋回側に位置する前記走行装置が伝動を断たれた
自由空転状態になる非駆動旋回状態、(b)旋回側に位
置する前記走行装置が他方の走行装置よりも低速で駆動
される緩旋回状態、(c)旋回側に位置する前記走行装
置が伝動が断たれた状態で且つ制動される信地旋回状
態、(d)左右の走行装置が互いに逆方向に駆動される
超信地旋回状態、が備えられている。
【0015】非駆動旋回状態では、旋回側に位置する走
行装置が伝動を断たれた自由空転状態で、反対側の走行
装置だけを駆動させることで車体を旋回させることにな
るが、旋回側に位置する走行装置が自由空転状態である
から、比較的緩やかに旋回することになる。緩旋回状態
では、旋回側に位置する走行装置が他方の走行装置より
も低速で駆動されることにより車体を旋回させるが、左
右走行装置を速度差をつけて駆動するので、非駆動旋回
状態よりもより旋回力が大になる。信地旋回状態では、
旋回側に位置する走行装置が伝動が断たれた状態で制動
させた状態で反対側の走行装置を駆動させることで車体
を旋回させるから、旋回側の走行装置がその位置に留ま
るように制動されるから、緩旋回状態よりも旋回力が大
になる。超信地旋回状態では、左右の走行装置を互いに
逆方向に駆動することにより車体を旋回させるので、信
地旋回状態よりも更に旋回力が大となる。そして、旋回
操作具を旋回操作位置において直進操作位置から遠ざか
る方向に操作するに伴って、上記(a),(b),
(c),(d)の各旋回操作状態にその記載順に順次切
り換わことにより、旋回力が順次大きくなるように旋回
操作状態が切り換わることになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る作業車の一例
としてコンバインの旋回制御装置について図面に基づい
て説明する。作業車の一例であるコンバインは、図1に
示すように、左右一対のクローラ式の走行装置1L,1
Rを備えるとともに、機体前部に、植立穀稈を刈り取っ
て後方に搬送する刈取部2を昇降操作自在に連結し、刈
取部2からの刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置3、脱穀
後の穀粒を貯留するグレンタンク4、運転部5、エンジ
ンEとミッションケース11とを備えた原動部6等を備
えて構成されている。
【0017】このコンバインは、前記走行装置1L,1
Rに対して、刈取部2、脱穀装置3、グレンタンク4等
を備えた作業部A(作業機体の一例)が車体横幅方向に
相対的に移動操作自在に設けられている。詳述すると、
左右の走行装置1L,1Rが、油圧シリンダと並行四連
リンク機構からなる周知構成の昇降操作機構SKを介し
て各別に相対上下位置を変更調節自在に支持された走行
側フレームFaが設けられ(図3参照)、この走行側フ
レームFaに対して、刈取部2、脱穀装置3、グレンタ
ンク4等を支持する作業部側フレームFb(図4参照)
が車体横幅方向にスライド自在に載置されるとともに、
走行側フレームFaと作業部側フレームFbとの間に前
後一対の複動型油圧シリンダ65,66が設けられてい
る。尚、作業部側フレームFbは、走行側フレームFa
に対して、複数の案内ローラROにより円滑にスライド
自在に支持される構成となっている。
【0018】前記各油圧シリンダ65,66は、そのシ
リンダ本体部65a,66aが走行側フレームFaに固
定され且つピストンロッド65b,66bの両端部が夫
々作業部側フレームFbに連結される状態で設けられ、
これらの油圧シリンダ65,66に圧油供給すること
で、図2及び図5(イ)、(ロ)に示すように、作業部
Aが車体横幅方向に相対的に移動操作できるように構成
されている。前記油圧シリンダ65,66に対する圧油
供給は、図7に示すように、後述するような制御装置6
0にて制御される電磁操作式の油圧制御弁68で切り換
え操作される。尚、図2中符号69はスライド移動量を
検出するストロークセンサである。従って、前記各フレ
ームFa,Fb同士の相対スライド支持構成、前記各油
圧シリンダ65,66、油圧制御弁68、ストロークセ
ンサ69、制御装置60の処理手順等により移動操作手
段が構成される。
【0019】前記エンジンEから走行装置1L,1Rへ
の伝動系には、図6に示すように、主変速装置である前
後進切り換え自在な静油圧式の無段変速装置7と、三段
切り換え式の副変速装置8と、旋回用伝動機構9とがそ
の記載順に設けられている。尚、上記無段変速装置7を
変速操作するための手動式の変速操作レバー7Lが搭乗
運転部5に設けられている。
【0020】前記無段変速装置7は、走行装置1L,1
Rそれぞれの車軸10L,10Rを支承するミッション
ケース11に、その出力軸7Aを挿入させる状態で取り
付けられている。前記副変速装置8と旋回用伝動機構9
とは前記ミッションケース11に内装されている。前記
ミッションケース11には、前記無段変速装置7の出力
軸7Aからギヤ対12,13を介して動力が伝達される
中間伝動軸14がその一端を外部に突出させる状態で支
承されており、この中間伝動軸14の外端部には、前記
刈取部3に動力を伝達するための刈取出力プーリ15が
装着されており、中間伝動軸14と刈取出力プーリ15
との間には、中間伝動軸14の前進回転のみを刈取出力
プーリ15に伝達する一方向クラッチ16が介装されて
いる。
【0021】前記副変速装置8の入力軸8Aには、前記
中間伝動軸14の動力がギヤ対17,18を介して伝達
されるようになっており、入力軸8Aと出力軸8Bとの
間には、低速伝動用の伝動系と、中速伝動用の伝動系
と、高速伝動用の伝動系との互いに伝動比が異なる三つ
の伝動系が介装され、各伝動系を択一的に選択して使用
することにより、三段変速を行うようになっている。
【0022】前記低速伝動用の伝動系は、前記入力軸8
Aに第1伝動ギヤG1を一体回転する状態に装着し、前
記出力軸8Bにこの第1伝動ギヤG1に噛み合い連動す
る第1受動ギヤg1を出力軸8Bに対して回転自在な状
態に装着し、この第1受動ギヤg1と出力軸8Bとの間
に、第1受動ギヤg1から出力軸8Bへの伝動を断続す
る湿式多板式の第1の油圧クラッチC1を設けて構成さ
れている。
【0023】前記中速伝動用の伝動系は、前記入力軸8
Aに第2伝動ギヤG2一体回転する状態に装着し、前記
出力軸8Bにこの第2伝動ギヤG2に噛み合い連動する
第2受動ギヤg2を出力軸8Bに対して回転自在な状態
に装着し、この第2受動ギヤg2と出力軸8Bとの間
に、第2受動ギヤg2から出力軸8Bへの伝動を断続す
る湿式多板式の第2の油圧クラッチC2を設けて構成さ
れている。
【0024】前記高速伝動用の伝動系は、前記入力軸8
Aに第3伝動ギヤG3を一体回転する状態に装着し、前
記出力軸8Bにこの第3伝動ギヤG3に噛み合い連動す
る第3受動ギヤg3を出力軸8Bに対して回転自在な状
態に装着し、この第3受動ギヤg3と出力軸8Bとの間
に、第3受動ギヤg3から出力軸8Bへの伝動を断続す
る湿式多板式の第3の油圧クラッチC3を設けて構成さ
れている。
【0025】そして、この副変速装置8は、〈1〉第1
の油圧クラッチC1に圧油を供給してこの第1の油圧ク
ラッチC1をクラッチ入り状態に切り換え、且つ、第2
の油圧クラッチC2及び第3の油圧クラッチC3から排
油してこの第2及び第3の油圧クラッチC2,C3をク
ラッチ切り状態に切り換えることにより、低速伝動用の
伝動系のみを伝動状態に切り換える低速伝動状態(倒伏
速度)となり、〈2〉第2の油圧クラッチC2に圧油を
供給してこの第2の油圧クラッチC2をクラッチ入り状
態に切り換え、且つ、第1の油圧クラッチC1及び第3
の油圧クラッチC3から排油してこの第1及び第3の油
圧クラッチC1,C3をクラッチ切り状態に切り換える
ことにより、中速伝動用の伝動系のみを伝動状態に切り
換える中速伝動状態(標準速度)となり、〈3〉第3の
油圧クラッチC3に圧油を供給してこの第3の油圧クラ
ッチC3をクラッチ入り状態に切り換え、且つ、第1の
油圧クラッチC1及び第2の油圧クラッチC2から排油
してこの第1及び第2の油圧クラッチC1,C2をクラ
ッチ切り状態に切り換えることにより、高速伝動用の伝
動系のみを伝動状態に切り換える高速伝動状態(移動用
走行速度)となり、〈4〉第1の油圧クラッチC1、第
2の油圧クラッチC2及び第3の油圧クラッチC3から
排油してこの第1、第2及び第3の油圧クラッチC1,
C2,C3をクラッチ切り状態に切り換えることによ
り、伝動系の全部を非伝動状態に切り換る中立状態とな
る。
【0026】前記副変速装置8の変速操作手段として、
図4に示すように、油圧ポンプPと、第1、第2及び第
3の油圧クラッチC1,C2,C3との間に、各油圧ク
ラッチC1,C2,C3のうちのいずれか1つに圧油を
供給し且つ残りの油圧クラッチから排油する状態に切り
換えるための変速制御弁B1、及び、油圧ポンプPから
の圧油を上記変速制御弁B1に供給する圧油供給状態
と、変速制御弁B1に対する圧油供給を停止して各油圧
クラッチC1,C2,C3から排油させる排油状態とに
切り換え自在な中立切換弁B2が介装されている。
【0027】ここで、上記変速制御弁B1は、3位置切
り換え式の電磁弁に構成されて、左右に切換作動用のソ
レノイドsb1,sb2が備えられている。両ソレノイ
ドsb1,sb2が共に通電されていない場合には、第
2の油圧クラッチC2(標準速度用)の油圧回路に圧油
を供給する状態になるように、油路切換用のスプール
が、バネによって真ん中の位置に復帰付勢されると共
に、左側のソレノイドsb1が通電されると、第1の油
圧クラッチC1(倒伏速度用)に圧油を供給する状態に
切り換わり、右側のソレノイドsb2が通電されると、
第3の油圧クラッチC3(走行速度用)に圧油を供給す
る状態に切り換わるように構成されている。中立切換弁
B2は、2位置切り換え式の電磁弁に構成されて、圧油
供給状態にバネで復帰付勢されており、ソレノイドへの
通電により排油状態に切り換わるように構成されてい
る。
【0028】そして、図8に示すように、第1,第2ス
イッチSU,SDからなる副変速操作部62による変速
指令の情報に基づいて、第1及び第2電磁制御弁B1,
B2の作動を制御する制御装置60が設けられている。
制御装置60は、マイクロコンピュータを備えて構成さ
れ、前記各スイッチの操作に基づいて、中立切換弁B2
を排油状態に切り換える中立状態、中立切換弁B2が圧
油供給状態で且つ変速制御弁B1が第1の油圧クラッチ
C1にのみ圧油を供給する低速伝動状態、中立切換弁B
2が圧油供給状態で且つ変速制御弁B1が第2の油圧ク
ラッチC2にのみ圧油を供給する中速伝動状態、中立切
換弁B2が圧油供給状態で且つ変速制御弁B1が第3の
油圧クラッチC3にのみ圧油を供給する高速伝動状態の
夫々の状態に切り換わるように各弁を制御するように構
成されている。
【0029】又、図2に示すように、前記出力軸8Bに
制動を掛けて走行装置1L,1Rを停止保持する湿式多
板式の駐車ブレーキ19が設けられ、この駐車ブレーキ
19は、図7に示すように、内装されるバネ19bの付
勢力により制動作用するように構成されるとともに、油
圧ポンプPが作動して圧油が供給されるに伴い、バネ1
9bの付勢力に抗して伸長作動して制動状態を解除する
ネガティブ型のブレーキシリンダ19aが設けられ、坂
道の途中等でエンジンが停止したような場合には、自動
的に制動状態に復帰するように構成されている。
【0030】次に、図6に基づいて、前記旋回用伝動機
構9について説明する。前記副変速装置8の出力軸8B
に、正転伝動用伝動ギヤ33が一体回転状態で装着さ
れ、前記ミッションケース11に回転自在に支持させた
シフト軸31に、前記正転伝動用伝動ギヤ33に噛み合
い連動する正転伝動用受動ギヤ34が一体回転状態で装
着されている。さらに、上記シフト軸31には、左右一
対の操向用受動ギヤ35L,35Rと、前記車軸10
L,10Rのそれぞれに一体回転する状態に装着した車
軸受動ギヤ36L,36Rに常時噛み合い連動する左右
一対のシフトギヤ39L,39Rとが回転自在に装着さ
れている。そして、左右の各シフトギヤ39L,39R
の軸芯方向への移動により、左右の各車軸受動ギヤ36
L,36Rが、噛み合い式の直進クラッチ37L,37
Rを介して前記正転伝動用受動ギヤ34に連動する第1
状態と、噛み合い式の操向クラッチ38L,38Rを介
して操向用受動ギヤ35L,35Rに連動する第2状態
とに切り換え自在に構成されている。
【0031】又、減速逆転制動軸40がミッションケー
ス11に回転自在に支持され、この減速逆転制動軸40
の回転を前記操向用受動ギヤ35L,35Rのそれぞれ
に等しく減速伝達する操向用伝動ギヤ41L,41Rが
減速逆転制動軸40に一体回転する状態に装着されると
ともに、前記正転伝動用受動ギヤ34に一体に形成した
伝動ギヤ部42に噛み合い連動して正転伝動用受動ギヤ
34の回転が減速伝達される正転受動ギヤ43が、前記
減速逆転制動軸40に回転自在に装着されている。そし
て、この正転受動ギヤ43と減速逆転制動軸40との間
に、圧油供給停止に伴い正転受動ギヤ43から減速逆転
制動軸40への伝動を断つクラッチ切り状態にバネを介
して作動付勢され且つ圧油供給に伴いその付勢力に抗し
て伝動を行うクラッチ入り状態に切り換わる減速用の湿
式多板式の油圧クラッチ45が設けられている。つま
り、油圧クラッチ45をクラッチ入り作動させることに
より、正転伝動用受動ギヤ34の回転を伝動ギヤ部42
・正転受動ギヤ43・減速クラッチ45・減速逆転制動
軸40・操向用伝動ギヤ41L,41R・操向用受動ギ
ヤ35L,35Rと伝達させて、車軸受動ギヤ36L,
36Rを同期減速駆動するように構成されている。
【0032】又、前記副変速装置8の出力軸8Bに一体
回転状態に装着された逆転伝動用伝動ギヤ46に噛み合
い連動する逆転伝動用受動ギヤ47が、前記減速逆転制
動軸40に回転自在に装着され、この逆転伝動用受動ギ
ヤ47と減速逆転制動軸40との間に、圧油供給停止に
伴い逆転伝動用受動ギヤ47から減速逆転制動軸40へ
の伝動を断つクラッチ切り状態にバネを介して作動付勢
され且つ圧油供給に伴いその付勢力に抗して伝動を行う
クラッチ入り状態に切り換わる逆転用の湿式多板式の油
圧クラッチ49が設けられている。つまり、油圧クラッ
チ49をクラッチ入り作動させることにより、逆転伝動
用伝動ギヤ46の回転を逆転伝動用受動ギヤ47・逆転
クラッチ49・減速逆転制動軸40・操向用伝動ギヤ4
1L,41R・操向用受動ギヤ35L,35Rと伝達さ
せて、車軸受動ギヤ36L,36Rを同期逆転駆動する
ように構成されている。
【0033】又、圧油供給停止に伴い減速逆転制動軸4
0を制動するクラッチ切り状態にバネを介して作動付勢
され且つ圧油供給に伴いその付勢力に抗して減速逆転制
動軸40を可逆的に制動する湿式多板式の制動用の油圧
ブレーキ50が設けられている。つまり、油圧ブレーキ
50を制動作動させることにより、減速逆転制動軸40
・操向用伝動ギヤ41L,41R・操向用受動ギヤ35
L,35Rと伝達させて、車軸受動ギヤ36L,36R
を制動するように構成されている。
【0034】つまり、旋回用伝動機構9は、〈1〉直進
クラッチ37L,37Rをともにクラッチ入り作動させ
ることにより、正転伝動用受動ギヤ34の回転を両シフ
トギヤ39L,39Rを介して両車軸受動ギヤ36L,
36Rに伝達することで、左右の走行装置1L,1Rを
等速駆動させる直進走行状態、〈2〉操向クラッチ38
L,38Rのうち旋回側のものをクラッチ入り作動させ
ることにより、左右の走行装置1L,1Rのうち旋回側
のものに対する駆動を断って自由空転状態になる非駆動
旋回状態、〈3〉操向クラッチ38L,38Rのうち旋
回側のものをクラッチ入り作動させるとともに、減速用
の油圧クラッチ45をクラッチ入り作動させることによ
り、操向用受動ギヤ35L,35Rのうち旋回側の走行
装置1L又は1Rを駆動させることで、左右の走行装置
1L,1Rのうち旋回側のものの駆動速度を旋回外側の
ものの駆動速度よりも小さくして緩旋回を行う緩旋回状
態、〈4〉操向クラッチ38L,38Rのうち旋回側の
ものをクラッチ入り作動させるとともに、制動用の油圧
ブレーキ50を制動作動させることにより、旋回内側の
走行装置1L又は1Rを操向用受動ギヤ35L又は35
Rを介して制動停止させて信地旋回を行う信地旋回状
態、〈5〉操向クラッチ38L,38Rのうち旋回側の
ものをクラッチ入り作動させるとともに、逆転用の油圧
クラッチ49をクラッチ入り作動させることにより、操
向用受動ギヤ35L,35Rのうち旋回内側のもので旋
回内側の走行装置1L又は1Rを駆動させることで、左
右の走行装置1L,1Rのうち旋回内側のものを逆転駆
動させて超信地旋回を行う超信地旋回状態、の夫々に切
換え操作できるように構成されている。
【0035】旋回用伝動機構9の操作手段として、図7
に示すように、シフトギヤ39L,39Rのそれぞれを
直進クラッチ37L,37Rの入り位置にアーム51
L,51Rを介して移動付勢する左右一対のバネ52
L,52Rと、圧油供給に伴い伸長作動することでバネ
52L,52Rの付勢力に抗してシフトギヤ39L,3
9Rのそれぞれを操向クラッチ38L,38Rの入り位
置に前記アーム51L,51Rを介して移動させる左右
一対の操向シリンダ53L,53Rとを設けるととも
に、左右の各操向シリンダ53L,53Rに圧油を供給
する状態と排油させる状態とに切り換え自在な左右一対
の電磁操作式の方向切換弁56L,56Rを設けてい
る。
【0036】さらに、左右の操向シリンダ53L,53
Rのいずれかが伸長作動状態にあるときに、その操向シ
リンダ53L,53Rから油路54を介して供給される
圧油を、減速用の油圧クラッチ45に供給する減速状態
と逆転用の油圧クラッチ49に供給する逆転状態と制動
用の油圧ブレーキ50に供給する制動状態とに切り換え
自在なモード切り換え用の油路切換手段としての電磁操
作式の操向制御弁55を設けている。尚、前記油路54
の途中箇所には、後述の旋回操作レバー58の操作状態
に基づいて、前記各油圧クラッチ45,49、油圧ブレ
ーキ50に供給する作動油の油圧力(つまり旋回力)を
調整するための圧力調節手段Qとしての圧力調整弁57
を設けている。この圧力調整弁57は、電磁比例圧力制
御弁にて構成され、バネにより排油側に復帰付勢される
スプールを電磁ソレノイドへの通電により圧油供給側に
切り換えるようになっており、しかも、ソレノイドへの
供給電流を変更調節することで、スプールの位置が変化
して作動油の油圧力を変更調整することができるように
構成されている。
【0037】前記方向切換弁56L,56R、操向制御
弁55、圧力調整弁57の夫々は、前記搭乗運転部5に
設けられた旋回操作具としての旋回操作レバー58の操
作に基づいて、前記制御装置60が切換え操作するよう
に構成されている。詳述すると、前記旋回操作レバー5
8の揺動支点部にその操作状態を検出する操作状態検出
手段としてのポテンショメータ61が設けられ、その検
出情報に基づいて制御装置60が旋回操作レバー58の
操作位置を判別して、上記各弁を切換え操作するように
なっている。つまり、図8、図9に示すように、旋回操
作レバー58が直進指令位置TSから左右いずれかの方
向に揺動させるに伴って、非駆動旋回位置(R1,L
1)、緩旋回位置(R2,L2)、信地旋回位置(R
3,L3)、超信地旋回位置(R4,L4)、及び、重
心移動操作位置(R5,L5)の各位置に順次切り換え
操作自在に構成されており、旋回操作レバー58が直進
指令位置TSから左右いずれかの方向に揺動させるに伴
って制御装置60は次のように制御を実行する。前記非
駆動旋回位置(R1,L1)、緩旋回位置(R2,L
2)、信地旋回位置(R3,L3)、超信地旋回位置
(R4,L4)の夫々が旋回操作位置(Sx)に相当す
る。 旋回操作レバー58が、直進指令位置TSに位置す
ると、前記両方向切換弁56L,56Rを排油状態に切
り換えるとともに圧力調整弁57を非作動状態に切り換
える(直進走行状態)。 旋回操作レバー58が非駆動旋回位置(L1又はR
1)に操作されると、左右いずれか選択された側の方向
切換弁(56L又は56R)を圧油供給状態に切り換え
るとともに圧力調整弁57を非作動状態に切り換える
(非駆動旋回状態)。 旋回操作レバー58が緩旋回位置(L2又はR2)
に操作されると、左右いずれか選択された側の方向切換
弁(56L又は56R)を圧油供給状態に切り換えると
ともに圧力調整弁57を作動状態に切り換え、操向制御
弁55を減速状態に切り換える(緩旋回状態)。 旋回操作レバー58が信地旋回位置(L3又はR
3)に操作されると、左右いずれか選択された側の方向
切換弁(56L又は56R)を圧油供給状態に切り換え
るとともに圧力調整弁57を作動状態に切り換え、操向
制御弁55を制動状態に切り換える(信地旋回状態)。 旋回操作レバー58が超信地旋回位置(L4又はR
4)に操作されると、左右いずれか選択された側の方向
切換弁(56L又は56R)を圧油供給状態に切り換え
るとともに圧力調整弁57を作動状態に切り換え、操向
制御弁55を逆転状態に切り換える(超信地旋回状
態)。 旋回操作レバー58が重心移動操作位置(L5又は
R5)に操作されると、旋回用伝動機構9は上記超信地
旋回状態を維持しながら、作業部Aが旋回側に横移動す
るように、スライド操作用の油圧シリンダ65,66を
操作させる(重心移動操作状態)。 このとき、重心移動操作位置(L5又はR5)におい
て、旋回操作レバー58が旋回操作位置から遠ざかる方
向に操作されるほど、前記重心位置の旋回側への移動操
作量を大にするように構成されている。つまり、制御装
置60は、前記ストロークセンサの検出結果に基づい
て、上記したような重心移動操作が指令されるまでは、
作業部Aの相対横移動位置を標準的なスライド位置(中
央位置)に調節し、所定の幅を有する重心移動操作位置
(L5又はR5)での操作に伴って作業部Aが旋回側に
横移動するように、スライド操作用の油圧シリンダ6
5,66を操作させるが、重心移動操作位置において旋
回操作位置から遠ざかる方向に操作されるほどスライド
量を大きくさせるのである。従って、旋回用伝動機構
9、旋回状態切換え用の油圧回路構成、制御装置60の
処理手順等のより旋回操作手段が構成される。
【0038】〔別実施形態〕 (1)上記実施形態では、走行装置に対して車体横幅方
向に相対的に移動操作自在に設けられた作業機体(作業
部)を旋回側へ横移動させることにより、車体の重心位
置を旋回側へ移動させるようにしたが、このような構成
に代えて、例えば、図11に示すように、前記左右の昇
降操作機構SKを各別に操作させて走行装置1L,1R
の接地部位に対して車体が左右傾斜させることができる
構成を利用して、旋回側に車体を傾斜させることで車体
の重心位置を旋回側へ移動させるようにしてもよい。
【0039】(2)上記実施形態では、旋回操作位置
(Sx)として、旋回操作具が直進位置から離れる方向
に操作されるほど旋回力が順次大になるように、前記非
駆動旋回位置(R1,L1)、緩旋回位置(R2,L
2)、信地旋回位置(R3,L3)、超信地旋回位置
(R4,L4)の各位置が設けられ、旋回操作状態が順
次切り換わる構成を例示したが、このような構成に限ら
ず、旋回操作具を旋回操作位置に操作したとき、上記各
状態のうちのいずれか1つに切り換わる構成でもよく、
あるいは、2つ以上のものに順次切り換わるものでもよ
く、このような状態とは異なる別の旋回操作状態を実行
する構成としてもよい。
【0040】(3)上記実施形態では、前記各油圧クラ
ッチ45,49及び油圧ブレーキ50の各々に対して、
1個の圧力調整弁57にて調節された油圧力の圧油が選
択的に供給されるように作動油供給用の油路を切り換え
る油路切換手段としての3位置切り換え式の操向制御弁
55を備える構成を例示したが、このような構成に代え
て次のように構成するものでもよい。
【0041】図10に示すように、前記各油圧クラッチ
45,49及び油圧ブレーキ50の夫々に対する圧油供
給路に各別に圧力調整弁63,64,65を備えさせ
て、いずれかの圧力調整弁を選択的に作動させること
で、前記各油圧クラッチ45,49及び油圧ブレーキ5
0のうちのいずれかを作動させるとともに、各別に圧力
調整を行うように構成するものでもよい。
【0042】(4)上記実施形態では、旋回操作具とし
て揺動操作する旋回操作レバーを用いる場合を例示した
が、このような揺動操作式の操作具に代えて、乗用車の
ステアリングハンドルのような回転操作式の旋回操作具
を用いてもよい。
【0043】(5)上記実施形態では、旋回操作具(旋
回操作レバー)の操作状態を検出する操作状態検出手段
として、ポテンショメータを用いる場合を例示したが、
このような構成に代えて、直進指令位置から、非駆動旋
回位置、緩旋回位置、信地旋回位置、超信地旋回の各位
置に順次切り換えられたことを各別に検出するスイッチ
を備えて、操作状態を検出する構成でもよい。
【0044】(6)上記実施形態では、旋回操作手段と
して、旋回操作具の操作状態に基づいて電気的に油圧操
作機構を切り換え制御する構成としたが、このような構
成に代えて、旋回操作具と機械的に連係させて、前記各
操作位置に対応する上記各旋回状態に切り換わるように
構成するものでもよい。
【0045】(7)上記実施形態では、左右走行装置と
してクローラ式走行装置を備える構成を例示したが、走
行装置としては、クローラ式走行装置に限らず、左右両
側に向き固定の多輪式の走行装置を備える構成であって
もよく、四輪式の走行装置であって左右前輪を左右に操
向揺動操作する形式であってもよい。
【0046】本発明は、コンバイン以外の各種作業車の
走行変速装置に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図
【図2】作業部側フレームのスライド操作構造を示す平
面図
【図3】走行側フレームの平面図
【図4】作業部側フレームの平面図
【図5】重心移動操作状態を示す背面図
【図6】走行伝動構造を示す図
【図7】油圧回路図
【図8】制御ブロック図
【図9】旋回操作における状態変化を示す図
【図10】別実施形態の油圧回路図
【図11】別実施形態の重心移動操作状態を示す背面図
【符号の説明】
1R,1L 走行装置 58 旋回操作具 TS 直進操作位置 Sx 旋回操作位置 L5,R5 重心移動操作位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D052 AA02 BB08 BB11 EE01 FF01 HH02 HH03 JJ00 JJ11 JJ12 JJ22 JJ23 JJ25 JJ31 JJ32 JJ37

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回操作具が、直進を指令する直進操作
    位置、旋回操作を指令する旋回操作位置、車体の重心位
    置を旋回側へ移動させる操作を指令する重心移動操作位
    置の各位置に順次切り換え操作自在に構成され、 前記旋回操作具が前記旋回操作位置及び前記重心移動操
    作位置に操作されると車体を旋回操作させる旋回操作手
    段が設けられるとともに、前記旋回操作具が前記重心移
    動操作位置に操作されると車体の重心位置を旋回側へ移
    動させる移動操作手段が備えられている作業車。
  2. 【請求項2】 前記移動操作手段は、 前記車体の走行装置に対して車体横幅方向に相対的に移
    動操作自在に設けられた作業機体を旋回側へ横移動させ
    ることにより、車体の重心位置を旋回側へ移動させるよ
    うに構成されている請求項1記載の作業車。
  3. 【請求項3】 前記移動操作手段は、 前記走行装置の接地部位に対して車体を旋回側へ傾斜さ
    せることにより、車体の重心位置を旋回側へ移動させる
    ように構成されている請求項1記載の作業車。
  4. 【請求項4】 前記重心移動操作位置が所定の幅を有す
    る状態で設けられ、 前記移動操作手段は、 前記旋回操作具が、前記重心移動操作位置において、前
    記旋回操作位置から遠ざかる方向に操作されるほど、前
    記重心位置の旋回側への移動操作量を大にするように構
    成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の作業
    車。
  5. 【請求項5】 前記旋回操作位置が所定の幅を有する状
    態で設けられ、 前記旋回操作手段は、 前記旋回操作具が、前記旋回操作位置において、前記直
    進操作位置から遠ざかる方向に操作されるに伴って、旋
    回力が順次大きくなるように旋回操作状態を選択的に切
    り換えるように構成されている請求項1〜4のいずれか
    1項に記載の作業車。
  6. 【請求項6】 前記旋回力が順次大きくなる旋回操作状
    態として、(a)旋回側に位置する前記走行装置が伝動
    を断たれた自由空転状態になる非駆動旋回状態、(b)
    旋回側に位置する前記走行装置が他方の走行装置よりも
    低速で駆動される緩旋回状態、(c)旋回側に位置する
    前記走行装置が伝動が断たれた状態で且つ制動される信
    地旋回状態、(d)左右の走行装置が互いに逆方向に駆
    動される超信地旋回状態、が備えられている請求項5に
    記載の作業車。
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