JP2000090511A

JP2000090511A - Ａｖ機器の予約方法

Info

Publication number: JP2000090511A
Application number: JP10257906A
Authority: JP
Inventors: Yoshiaki Tanaka; 美昭田中; Masato Horiuchi; 正人堀内
Original assignee: Victor Company of Japan Ltd
Current assignee: Victor Company of Japan Ltd
Priority date: 1998-09-11
Filing date: 1998-09-11
Publication date: 2000-03-31

Abstract

(57)【要約】【課題】複数の番組の中から所望の番組を予約す
るときに、キーワードの音声入力によって容易に選択可
能とする。【解決手段】見出し語用データベース９Ｄによって、
ユーザーが入力したキーワードに対応する番組を選択
し、これを予約処理する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、オーディオビジュ
アル（ＡＶ）機器の予約方法に関し、特にテレビ受像機
の番組予約に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来からテレビ放送される番組をビデオ
テープレコーダー（ＶＴＲ）に予約録画する方法として
は様々な方法がある。例えば、リモートコントロール装
置（リモコン）に設けられたキーによってユーザーが希
望する番組のチャンネルと開始時間、終了時間、録画モ
ードを入力し、タイマーキーを入力することで予約録画
を行っていた。また、Ｇコードと呼ばれるコードを入力
することで希望する番組の予約録画を行っていた。しか
し、このような方法では希望する番組を予約録画するた
めに、ユーザーはその都度各種項目をキー入力する必要
があり操作が煩雑であった。

【０００３】ところで、このような予約録画を行うため
には、新聞のテレビ欄や雑誌のテレビ番組表、テレビの
ＣＭ、テレビの電子番組ガイド（ＥＰＧ）などによっ
て、ユーザーが希望する番組を事前にチェックする必要
があった。

【０００４】一方、ケーブルＴＶや衛星放送の普及によ
り、チャンネル数が増加し、ユーザーの希望する番組が
どのチャンネルのどの時間に放送されるかを確認するこ
とが困難となっていた。

【０００５】また、上述した予約方法では、深夜の番組
にユーザーの所望する俳優が出演しているような予期せ
ぬ番組（ユーザーがチェックできなかった番組）は録画
することができないという状況が生じてしまい、チャン
ネル数の増加はこのような状況を起こりやすくしてい
た。

【０００６】そこで、上述したＥＰＧを利用してデータ
ベースを構築することで所望の番組を検索することが提
案されている。しかし、このような操作を行うためには
ＥＰＧをテレビ受像機の画面上に呼び出し、所定のキー
入力を行って条件検索を行う必要があり、煩雑な操作性
が問題となっている。

【０００７】一方、ユーザーの番組視聴の傾向（傾向情
報）を分析して番組検索を自動的に行い、選択範囲を狭
める方法も提案されている。しかし、このような方法で
は一人のユーザーに特化した傾向情報を記憶するので複
数のユーザーで一つの機器を使用する場合には、各ユー
ザー毎に別々の傾向情報を記憶する必要があり、その傾
向情報を使用するユーザーの識別が必要となるため、操
作が複雑となってしまう。また、ユーザーが新規に新し
い分野の番組を視聴しようとする場合には傾向情報を無
効とする必要があるため、ユーザーが混乱を起こしてし
まう。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、ユーザーが複雑なキー操作をすることがな
く、様々な放送局の様々な時間に放送される番組の中か
ら、所望の番組を予約することができる予約方法を実現
するものである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明に係るＡＶ機器の予約方法は、予約番組
を指定するための予約モードに移行したときに、入力が
音声によるものかを識別するステップと、入力が音声に
よるものであるときに、音声によって入力されたキーワ
ードを認識するステップと、前記認識されたキーワード
に対応する見出し語を持つ番組を特定するステップと、
前記特定された番組に関する情報を表示するステップ
と、前記キーワードと別のキーワードを入力し、前記キ
ーワードと前記別のキーワードとの両方に対応する見出
し語を持つ番組を絞り込み、この番組に関する情報を表
示するステップと、表示された番組情報をもとに予約す
る番組を特定するステップと、前記特定された番組の予
約処理を行うステップとからなるＡＶ機器の予約方法を
提供するものである。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、本発明に係るＡＶ機器の予
約方法について図面を参照して説明する。図１は本発明
に係るＡＶ機器の予約方法を実現する装置を示すブロッ
ク図である。同図において、室内に設置されたターミナ
ル１からケーブル２を介して分岐部３にテレビジョン信
号が供給される。そして、このテレビジョン信号は受信
部５に入力し、ビデオ部６によって映像を再生し、オー
ディオ部７で音声を再生する。また、制御手段９では受
信部５のチャンネル・音声レベル・サラウンドモード・
電源のオン／オフなどを制御している。操作部１０は例
えばリモートコントロール装置であり、受信部５のチャ
ンネル・音声レベル・サラウンドモード電源のオン／オ
フなどを制御するための操作ボタンが配置されており、
ユーザーはこの操作ボタンにより電源のオン／オフの操
作を行い、所望のチャンネル・音声レベル・サラウンド
モードを設定可能である。また、操作部１０には音声入
力用のマイクと音声出力用のスピーカーが設けられてい
る。更に、音声認識部１１は、操作部１０に設けられた
マイクよりユーザーの発する音声を音声認識するための
装置で、操作部１０に内蔵しても良い。

【００１１】また、ディスプレイプロセッサ８では、ビ
デオ部６からの映像信号及び制御手段９による文字情報
の表示が行われる。

【００１２】このように構成されたシステムの制御手段
９は見出し語情報設定部９Ａ、チャンネル検出手段９
Ｂ、チャンネル選択手段９Ｃ、見出し語用データベース
９Ｄ、予約設定手段９Ｅから成っており、見出し語情報
設定部９Ａには、受信部５からのチャンネル情報などの
固定見出し語と、放送信号から得られる流動見出し語が
供給される。流動見出し語は、番組に付随するジャン
ル、題名、キーワードなどであり、例えばＥＩＡ（Elec
tronic Industries Association）-608-A規格により番
組のサブヘッダに記録されたものを用いる。これらは、
番組の内容に応じて時々刻々変動するので流動と称す
る。そして、これらの見出し語を用いて画像（メニュ
ー）を設定し表示させる（ＥＰＧ）。これらの見出し語
情報は見出し語用データベース９Ｄに供給される。

【００１３】ここで、ユーザーは、操作部１０に設けた
予約設定ボタンを押した後、音声入力用のマイクに向か
って所望する番組のキーワードを入力する。すると、音
声入力による予約モードに移行し、音声認識部１１では
入力された音声を識別して対応するキーワードを決定す
る。

【００１４】そして、入力されたキーワードに対応する
キーワードを見出し語情報設定部９Ａによって見出し語
用データベース９Ｄから検索する。また、この場合、音
声によって直接所望のチャンネルおよび時間を入力して
も良く。このとき入力されたチャンネルはチャンネル検
出手段９Ｂによって特定され、予約設定手段９Ｅによっ
て予約時刻が設定される。

【００１５】見出し語用データベース９Ｄによって該当
するキーワードに対応する見出し語を決定し、これに該
当する番組のチャンネル及び放送時間をチャンネル検出
手段９Ｂによって特定する。特定された番組の情報（番
組名、チャンネル、放送時間、出演者など）はディスプ
レイプロセッサ８によってテレビ受像機に表示される。
このとき特定された番組が複数の場合は、番組の情報を
一覧表示しても良いし、一つの番組を一画面に表示して
順次切り替え表示するようにしても良い。

【００１６】なお、複数候補の番組の中から一つの番組
情報が一画面に表示されているときに最初に表示される
番組情報は、最も入力したキーワードに適合する番組の
情報であり、この状態で、順次切り替え表示を行わずに
ユーザーによる確認を待つようにしても良い。この確認
待機状態で所定の時間内に操作部１０に設けた取り消し
ボタンが押下されるか、ユーザーが「Ｎｏ」「違う」と
いった否定を示す言葉を発声することによってキーワー
ドに適合する次の番組の情報を表示する。一方、確認待
機状態で所定時間内に何の入力もない場合には、現在表
示されている番組の情報がユーザーの所望する番組であ
るとして、この番組の予約処理を引き続き行う。

【００１７】このように表示された候補の中から、ユー
ザーが所望する番組を操作部１０に設けたキー操作また
は音声入力によって選択することで予約対象番組の選択
が終了する。このとき、複数表示された候補のすべてが
ユーザー所望の番組であれば、これ以上番組の選択をす
る必要はなく予約対象番組の選択が終了する。

【００１８】このように決定された番組の情報を見出し
語用データベース９Ｄに保存することで、選択された番
組の情報をフィードバックデータとして次回以降の番組
予約時に利用したり、ＥＰＧと連動させてユーザーの希
望する番組を自動的に検索できるようにしても良い。ま
た、番組の放送時間のずれや時間延長、ＣＭカットなど
に対応するようにしても良い。

【００１９】ここで、上述した予約方法の具体的な動作
について説明する。音声による予約モードに移行した
後、例えばユーザーは、「野球」と叫ぶと、野球に関す
る番組がテレビ受像機に表示される。その後、所定時間
以内に、「今日」、「○○（球団名）」と叫ぶと、最初
に選択された番組の中から、本日放送され、○○という
球団に関連する番組の番組情報を表示する。この状態
で、まだ複数の候補が挙がっている場合は更にキーワー
ドを入力するか、特定の番組を具体的に操作部１０によ
って選択する。もし、複数の候補すべてが所望の番組で
あれば、「以上」などの予約終了を意味する言葉を音声
入力するか、操作部１０に設けた予約終了ボタンを押下
する。また、この状態で、所定の時間内に何の入力もな
い場合はこの番組を決定するか、これまでの操作をキャ
ンセルする。なお、無入力時にどちらの動作を選択する
かはユーザーの初期設定によって決める。

【００２０】なお、野球中継では中継の延長が行われる
ことが多く、野球中継以降の番組では放送の開始、終了
時間が変更となるケースがある。このため、野球中継が
予約番組として特定されたときに、「番組延長」などの
延長を示す音声を追加入力することで野球中継の予約時
間を所定時間分だけ延長することも可能である。

【００２１】また、野球中継以降に行われる番組が予約
番組として特定されたときに「番組延長」などの延長を
示す音声を追加入力することで、番組の予約時間を所定
時間分だけ延長することが可能である。このとき、受信
部より、随時番組情報が送られているときには、番組の
開始時間に予約した番組と異なる番組情報が送られてい
ることを検出して、実際に予約した番組と合致する番組
情報が送られて来るまで予約録画開始時間を遅らせても
良い。

【００２２】図２は制御手段９の動作を説明するフロー
チャートである。以下、同図に示すフローチャートを参
照して制御手段９の動作を説明する。まず、操作部１０
により予約モードへ移行する（ステップＳ１）。

【００２３】次にキー入力が行われるかどうかを識別す
る（ステップＳ２）。キー入力であるときには、予約す
るチャンネル、予約開始時刻、予約終了時刻、録画モー
ドなどを設定して予約モードを終了する（ステップＳ
３）。なお、このとき、キー入力によって、直接予約す
る番組を入力することを指示し、予約するチャンネル、
予約開始時刻、予約終了時刻、録画モードなどを音声に
よって入力しても良い。

【００２４】音声による入力である場合は、音声認識部
１１によってキーワードを音声認識し、特定のキーワー
ドを決定する。そして、入力されたキーワードに応じた
番組を見出し語情報設定部９Ａにおいてデータベース９
Ｄから検索し、該当する番組候補を決定してチャンネル
検出手段に送る（ステップＳ４）。

【００２５】この状態で所定の時間内に次の入力がある
まで待機し、次の入力が無ければ（ステップＳ５）該当
する複数の番組候補の番組情報をテレビジョン受像機な
どに一覧表示するか、該当する番組候補の中から優先順
位の高いものについて番組情報を一画面に表示する（ス
テップＳ６）。

【００２６】そして、この表示中に次の入力がなければ
（ステップＳ７）、予約設定手段を駆動し、番組候補を
一覧表示したもの、又は一画面表示されたものを優先順
位に応じて切り換えて表示したものを全て予約録画の対
象として設定する。または、操作部１０からの入力によ
って番組候補の中からユーザーが任意に選択する（ステ
ップＳ８）。そして、選択された番組は選択結果として
見出し語用データベース９Ｄに保存される。

【００２７】この状態で次の入力が無ければ（ステップ
Ｓ９）、処理を終了し、入力があればステップＳ２に戻
る。

【００２８】このように見出し語情報に対応する番組の
表示が繰り返されるが、操作部１０によって途中でリセ
ットをかけない限り入力した全ての見出し語の条件を満
たす番組を選択するために選択される番組は徐々に数が
減ることとなる。

【００２９】以上説明したように、本発明に係るＡＶ機
器の予約方法によれば、ユーザーが所望の番組の録画及
び／又は視聴を予約する際に、音声によるキーワードの
入力を繰り返すことによって選択される番組を絞り込む
ことができると共に、キー入力による複雑な操作も必要
がなくなる。また、ユーザーが所望の番組に関する情報
を事前に調査し、記憶する必要もなくなる。更に、複数
のユーザーが一つのＡＶ機器を共有することが可能とな
る。

【００３０】

【発明の効果】本発明に係るＡＶ機器の予約方法によれ
ば、音声によるキーワード入力を用いることにより、膨
大な数の番組の中からユーザーが希望する番組を容易に
選択することが可能となると共に、快適な選択操作が可
能となる。また、キーワードの入力を繰り返すことで番
組検索の条件を絞り込むことができる。更に、絞り込ん
だ番組を一度に予約することができるので、ユーザーが
いちいち全ての番組について予約操作を行う必要がなく
なる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るＡＶ機器の予約方法を実現する装
置を示すブロック図である。

【図２】本発明に係るＡＶ機器の動作を示すフローチャ
ートである。

【符号の説明】

１ターミナル２，４ケーブル３分岐部５受信部６ビデオ部７オーディオ部８ディスプレイプロセッサ９制御手段９Ａ見出し語情報設定部９Ｂチャンネル検出手段９Ｃチャンネル選択手段９Ｄ見出し語用データベース９Ｅ予約設定手段１０操作部１１音声認識部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】予約番組を指定するための予約モードに移
行したときに、入力が音声によるものかを識別するステップと、入力が音声によるものであるときに、音声によって入力
されたキーワードを認識するステップと、前記認識されたキーワードに対応する見出し語を持つ番
組を特定するステップと、前記特定された番組に関する情報を表示するステップ
と、前記キーワードと別のキーワードを入力し、前記キーワ
ードと前記別のキーワードとの両方に対応する見出し語
を持つ番組を絞り込み、この番組に関する情報を表示す
るステップと、表示された番組情報をもとに予約する番組を特定するス
テップと、前記特定された番組の予約処理を行うステップとからな
るＡＶ機器の予約方法。