JP2000089843A - 基準電圧源用半導体装置 - Google Patents

基準電圧源用半導体装置

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JP2000089843A
JP2000089843A JP11201886A JP20188699A JP2000089843A JP 2000089843 A JP2000089843 A JP 2000089843A JP 11201886 A JP11201886 A JP 11201886A JP 20188699 A JP20188699 A JP 20188699A JP 2000089843 A JP2000089843 A JP 2000089843A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度特性補償や歩留まりの向上が可能な基準
電圧源用半導体装置を提供すること。 【解決手段】 第1電源電圧入力端子VDDと第2電源電
圧入力端子VSSとの間にデプレッション型Nチャネル電
界効果トランジスタQ1とエンハンスメント型Nチャネ
ル電界効果トランジスタQ2との基準電圧出力点から基
準電圧を出力する回路構成の基準電圧源用半導体装置に
おいて、上段基準電圧発生用トランジスタの実効的なゲ
ートサイズを調整する上段温度特性補正回路12と、エ
ンハンスメント型Nチャネル電界効果トランジスタの実
効的なゲートサイズを調整する下段温度特性補正回路1
4とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トランジスタで構
成される基準電圧源に関し、特に、PDA(Perso
nal Digital Assistant)等の携
帯情報機器、PDC(Personal Digita
l Cellular)やPHS(Personal
Handyphone System)等の携帯電話、
もしくはMD(Mini Disc)プレーヤ等の携帯
型オーディオ機器に代表される携帯機器に実装される基
準電圧源用半導体装置、または携帯機器に利用されてい
るリチウムイオン電池を過充電、過放電、過電流から保
護する保護IC(集積回路)に内蔵される過充電、過放
電、過電流を検知する回路に用いられる基準電圧を発生
するための基準電圧源用半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の基準電圧源用半導体装置と
しては、例えば、特開平1−217611号公報(第1
従来技術、図8参照)に示すようなものがある。
【0003】すなわち、第1従来技術は、複数のMOS
トランジスタ3A〜14Aの直列回路を高抵抗2Aを介
して直流電源1Aに接続し、その直列回路の両端に生じ
る電圧降下から定電圧を得るように構成され、更に、開
閉動作がプログラミング可能な複数の開閉素子15A〜
19Aを備え、その開閉素子15A〜19Aの一端がM
OSトランジスタ3A〜7Aの各接続点に各々接続され
ると共に、他端が相互に短絡され、その短絡部から定電
圧出力を得るように構成されていた。
【0004】また他の基準電圧源用半導体装置として
は、例えば、特開平6−230836号公報(第2従来
技術、図9参照)に示すようなものがある。
【0005】すなわち、第2従来技術は、コレクタおよ
びベースが電流源1Bに接続された第1のトランジスタ
2Bと、コレクタが第1のトランジスタ2Bのエミッタ
に接続された第2のトランジスタ3Bと、第1のトラン
ジスタ2Bのベースと第2のトランジスタ3Bのベース
との間に接続された第1の抵抗素子4Bと、第2のトラ
ンジスタ3Bのベースおよびエミッタ間に接続された第
2の抵抗素子5Bとにより構成し、第1および第2のト
ランジスタ2B,3Bのエミッタサイズと第1および第
2の抵抗素子4B,5Bの抵抗値を適切な値に設定する
ことにより、出力電圧V0の温度依存性をなくすように
構成されていた。これにより、簡単な構成で、設定電圧
に対して温度による変動が小さく、多少の電流変動に対
しても安定な定電圧回路を実現している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな第1従来技術または第2従来技術の基準電圧源用半
導体装置では、製造プロセスバラツキ、特にゲートの膜
厚やドーズ量のバラツキに起因して、基準電圧の温度特
性のバラツキが大きくなってしまうという問題点があっ
た。このため、基準電圧源用半導体装置の出力電圧(基
準電圧)を利用するような電圧検出器、レギュレータな
どでも、基準電圧に関する温度特性補償が難しいという
技術的課題があった。
【0007】また、温度補償範囲で良好な動作を確保で
きる基準電圧源用半導体装置の歩留まりは、前述の製造
プロセスバラツキに起因して低下してしまう可能性があ
るという問題点もあった。
【0008】本発明は、このような従来の問題点を解決
することを課題としており、特に、後工程としてのレー
ザートリミングによって簡単に基準電圧源を構成するト
ランジスタのゲートサイズ(ゲート幅もしくはゲート
長)を微調整することにより、基準電圧の温度特性補償
の向上を図り、更に、基準電圧源用半導体装置の歩留ま
り向上を図ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1に記載の発明は、第1電源電圧入力
端子(VDD)と第2電源電圧入力端子(VSS)との間に
デプレッション型Nチャネル電界効果トランジスタ(Q
1)とエンハンスメント型Nチャネル電界効果トランジ
スタ(Q2)を直列に接続し、該接続点と前記デプレッ
ション型Nチャネル電界効果トランジスタのゲートと前
記エンハンスメント型Nチャネル電界効果トランジスタ
のゲートを共通接続して基準電圧出力点とするととも
に、該基準電圧出力点から基準電圧出力ラインを介して
基準電圧(Vref)を出力する基準電圧源用半導体装置
であって、前記基準電圧出力ラインと前記第1電源電圧
入力端子との間に前記デプレッション型Nチャネル電界
効果トランジスタの実効ゲートサイズを調整して温度特
性を補正する第1の温度特性補正回路(上段温度特性補
正回路12)を設け、前記基準電圧出力ラインと前記第
2電源電圧入力端子との間に前記エンハンスメント型N
チャネル電界効果トランジスタの実効ゲートサイズを調
整して温度特性を補正する第2の温度特性補正回路(下
段温度特性補正回路14)を設けたことを特徴とする基
準電圧源用半導体装置である。
【0010】また、請求項2記載の発明は、ドレインが
負荷回路を介して第1電源電圧入力端子(VDD)に接続
され、ソースが共通接続されて定電流回路を介して第2
電源電圧入力端子(VSS)に接続されたデプレッション
型Nチャネル電界効果トランジスタ(Q3)とエンハン
スメント型Nチャネル電界効果トランジスタ(Q4)を
具備し、前記デプレッション型Nチャネル電界効果トラ
ンジスタと前記エンハンスメント型Nチャネル電界効果
トランジスタのそれぞれのドレインから取り出した電位
に基づいて基準電圧(Vref)を生成して基準電圧出力
ラインを介して出力する基準電圧源用半導体装置であっ
て、前記デプレッション型Nチャネル電界効果トランジ
スタのドレイン側に、該デプレッション型Nチャネル電
界効果トランジスタの実効ゲートサイズを調整して温度
特性を補正する第1の温度特性補正回路(22)を設
け、前記エンハンスメント型Nチャネル電界効果トラン
ジスタのドレイン側に、該エンハンスメント型Nチャネ
ル電界効果トランジスタの実効ゲートサイズを調整して
温度特性を補正する第2の温度特性補正回路(24)を
設けたことを特徴とする基準電圧源用半導体装置であ
る。
【0011】請求項1および請求項2記載の発明によれ
ば、デプレッション型Nチャネル電界効果トランジスタ
の実効的なゲートサイズを調整でき、デプレッション型
Nチャネル電界効果トランジスタの閾値電圧の温度特性
を調節することができる。
【0012】また、エンハンスメント型Nチャネル電界
効果トランジスタの実効的なゲートサイズを調整でき、
エンハンスメント型Nチャネル電界効果トランジスタの
閾値電圧の温度特性を調節することができる。
【0013】このように、デプレッション型Nチャネル
電界効果トランジスタの閾値電圧の温度特性とエンハン
スメント型Nチャネル電界効果トランジスタの閾値電圧
の温度特性とを各々独立に調整することにより、これら
の線形関数で定義される基準電圧の温度特性を所定の基
準範囲内に調整することができるようになる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の基準電圧源用半導体装置において、第1の温度特
性補正回路(12,22)は、少なくとも1つ以上の温
度調整用デプレッション型Nチャネル電界効果トランジ
スタとレーザートリミング用の単一のヒューズとが並列
に接続された調整回路が少なくとも1段以上直列に接続
されて構成される。
【0015】また、第2の温度特性補正回路(14,2
4)は、少なくとも1つ以上の温度調整用エンハンスメ
ント型Nチャネル電界効果トランジスタとレーザートリ
ミング用の単一のヒューズとが並列に接続された調整回
路が少なくとも1段以上直列に接続されて構成され、前
記レーザートリミング用のヒューズが選択的にレーザト
リミング(切断)されることを特徴とする基準電圧源用
半導体装置である。
【0016】基準電圧源用半導体装置から出力される基
準電圧の温度特性は、デプレッション型Nチャネル電界
効果トランジスタの閾値電圧とエンハンスメント型Nチ
ャネル電界効果トランジスタの閾値電圧との線形関数で
定義できる。
【0017】このため、後工程のレーザートリミングに
おいて、第1の温度特性補正回路内の各段のヒューズを
選択的にレーザートリミングし、また第2の温度特性補
正回路内の各段のヒューズを選択的に後工程でレーザー
トリミングすることにより、簡単に基準電圧源用半導体
装置の実効的なゲートサイズ(ゲート幅もしくはゲート
長)を微調整できるようになる。
【0018】その結果、デプレッション型Nチャネル電
界効果トランジスタやエンハンスメント型Nチャネル電
界効果トランジスタの製造プロセスバラツキを補正でき
るようになり、温度特性が製造プロセスバラツキに依存
しなくなるので、温度特性補償が可能となり、また歩留
まり向上が可能となる。
【0019】請求項4記載の発明は、請求項3記載の基
準電圧源用半導体装置において、前記直列に接続された
各調整回路を構成する温度調整用デプレッション型Nチ
ャネル電界効果トランジスタの個数を2n個(但し、n
は各段ごとに異なる整数0,1,2,3,・・)とし、
また、前記直列に接続された各調整回路を構成する温度
調整用エンハンスメント型Nチャネル電界効果トランジ
スタの個数を2m個(但し、mは各段ごとに異なる整数
0,1,2,3,・・)としたことを特徴とする基準電
圧源用半導体装置である。
【0020】請求項4記載の発明によれば、温度調整用
のトランジスタの数を各段毎に異なる2のべき乗にした
ため、各段温度特性補正回路内の各段ヒューズを選択的
に後工程でレーザートリミングすることにより温度特性
の補正を系統的にかつ正確に行なうことが可能になる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明の一
実施形態を説明する。
【0022】初めに、基準電圧源用半導体装置の回路構
成を説明する。図2は、図1の基準電圧源用半導体装置
10の動作原理を説明するための回路図である。
【0023】図2に示す基準電圧源用半導体装置20
は、後述する基準電圧源用半導体装置10(図1参照)
の基本回路であって、第1電源電圧VDDの入力端子と第
2電源電圧VSSの入力端子との間にデプレッション型N
チャネルMOSトランジスタQ 1とエンハンスメント型
NチャネルMOSトランジスタQ2とが直列に接続さ
れ、デプレッション型NチャネルMOSトランジスタQ
1のゲートとエンハンスメント型NチャネルMOSトラ
ンジスタQ2のゲートとがこの基準電圧出力点に共通接
続されて構成され、この基準電圧出力点から基準電圧V
refを出力する回路構成となっている。
【0024】具体的には、基準電圧源用半導体装置20
は、第1電源の電圧VDDにデプレッション型Nチャネル
MOSトランジスタQ1のドレイン端子に接続され、デ
プレッション型NチャネルMOSトランジスタQ1のソ
ース端子及びゲート端子とエンハンスメント型Nチャネ
ルMOSトランジスタQ2のドレイン端子及びゲート端
子とが基準電圧出力点に共通接続され、エンハンスメン
ト型NチャネルMOSトランジスタQ2のソース端子が
第2電源電圧入力端子VSSに接続され、この基準電圧出
力点から基準電圧Vrefを出力する回路構成となってい
る。
【0025】図1は、本発明の基準電圧源用半導体装置
10の基本構成を示す回路図である。
【0026】図1に示す基準電圧源用半導体装置10
は、前述の基準電圧源用半導体装置20の回路構成に、
基準電圧Vrefのラインと第1電源電圧VDDの入力端子
との間に上段温度特性補正回路12が付加され、基準電
圧Vrefのラインと第2電源電圧VSSの入力端子との間
に下段温度特性補正回路14が付加されている点に特徴
を有している。
【0027】デプレッション型NチャネルMOSトラン
ジスタQ1のソース端子は、スイッチング用のエンハン
スメント型NチャネルMOSトランジスタM18のドレイ
ン端子に接続されている。エンハンスメント型Nチャネ
ルMOSトランジスタQ2のソース端子は、第2電源電
圧入力端子VSSに接続されている。
【0028】スイッチング用のエンハンスメント型Nチ
ャネルMOSトランジスタM18は、スタンバイ時にOF
Fになり、前述の基準電圧源用半導体装置10を非動作
とする役目をする素子である。
【0029】上段温度特性補正回路12は、第1電源の
電圧VDDと基準電圧Vref間に、上段第1段目(M20
3)と上段第2段目(M19,M22,F2)と上段第3段
目(M15,M23,M24,M25,F1)とが直列に接続さ
れた回路構成となっている。
【0030】まず、上段第1段目の構成について説明す
る。上段第1段目(M20,F3)は、1(=20)つのデ
プレッション型Nチャネル電界効果トランジスタM
20と、ヒューズF3とが並列に接続された回路構成とな
っている。
【0031】デプレッション型Nチャネル電界効果トラ
ンジスタM20は、ゲート端子が前述の基準電圧出力点V
refに共通接続され、ソース端子がデプレッション型N
チャネルMOSトランジスタQ1のドレイン端子に接続
され、ウェル(サブストレート)がデプレッション型N
チャネルMOSトランジスタQ1のソース端子(=基準
電圧Vrefを出力する端子)に接続されている。ヒュー
ズF3は、デプレッション型Nチャネル電界効果トラン
ジスタM20のソース−ドレイン端子間に並列接続され
て、これらのソース−ドレイン端子間を短絡しており、
これは後工程でレーザートリミングにより選択的に切断
される。
【0032】次に、上段第2段目の構成について説明す
る。上段第2段目(M19,M22,F2)は、2(=21
つのデプレッション型NチャネルMOSトランジスタM
19,M20と、ヒューズF2とが並列に接続された回路構
成となっている。
【0033】デプレッション型NチャネルMOSトラン
ジスタM19とデプレッション型NチャネルMOSトラン
ジスタM22のドレイン端子及びヒューズF2の一端は、
デプレッション型NチャネルMOSトランジスタM15
ソース端子に共通接続されている。デプレッション型N
チャネルMOSトランジスタM19とデプレッション型N
チャネルMOSトランジスタM22のソース端子及びヒュ
ーズF2の他端は、デプレッション型NチャネルMOS
トランジスタM20のドレイン端子に共通接続されてい
る。
【0034】デプレッション型NチャネルMOSトラン
ジスタM19とデプレッション型NチャネルMOSトラン
ジスタM22のゲート端子は、デプレッション型Nチャネ
ルMOSトランジスタQ1のゲート端子に共通接続され
ている。デプレッション型NチャネルMOSトランジス
タM19とデプレッション型NチャネルMOSトランジス
タM22のウェル(サブストレート)は、デプレッション
型NチャネルMOSトランジスタQ1のソース端子(=
基準電圧Vrefを出力する端子)に接続されている。
【0035】上段第2段目のヒューズF2は、デプレッ
ション型NチャネルMOSトランジスタM19とデプレッ
ション型NチャネルMOSトランジスタM22のソース−
ドレイン端子間に並列接続されて、これらのソース−ド
レイン端子間を短絡しており、これは後工程でレーザー
トリミングにより選択的に切断される。
【0036】次に、上段第3段目の構成について説明す
る。上段第3段目(M15,M23,M24,M25,F1
は、4(=22)つのデプレッション型NチャネルMO
SトランジスタM15,M23,M24,M25と、ヒューズF
1とが並列に接続され各々のゲートが基準電圧出力点に
共通接続された回路構成となっている。
【0037】4つのデプレッション型NチャネルMOS
トランジスタM15,M23,M24,M 25のドレイン端子、
及びヒューズF1の一端は、第1電源電圧入力端子VDD
に共通接続されている。デプレッション型NチャネルM
OSトランジスタM15,M23,M24,M25のソース端
子、及びヒューズF1の他端は、デプレッション型Nチ
ャネルMOSトランジスタM19(及びデプレッション型
NチャネルMOSトランジスタM22)のドレイン端子に
共通接続されている。デプレッション型NチャネルMO
SトランジスタM15,M23,M24,M25のゲート端子
は、デプレッション型NチャネルMOSトランジスタQ
1のゲート端子に共通接続されている。
【0038】デプレッション型NチャネルMOSトラン
ジスタM15,M23,M24,M25のウェル(サブストレー
ト)は、デプレッション型NチャネルMOSトランジス
タQ 1のソース端子(=基準電圧Vrefを出力する端子)
に接続されている。
【0039】上段第3段目のヒューズF1は、デプレッ
ション型NチャネルMOSトランジスタM15,M23,M
24,M25のソース−ドレイン端子間に並列接続されて、
これらのソース−ドレイン端子間を短絡しており、これ
は後工程でレーザートリミングにより選択的に切断され
る。
【0040】このような回路構成の上段温度特性補正回
路12によれば、1(=20)つのデプレッション型N
チャネルMOSトランジスタM20と並列に接続されたヒ
ューズF3、2(=21)つのデプレッション型Nチャネ
ルMOSトランジスタM19,M22と並列に接続されたヒ
ューズF2、または4(=22)つのデプレッション型N
チャネルMOSトランジスタM15,M23,M24,M25
並列に接続されたヒューズF1を選択的に後工程でレー
ザートリミングすることにより、デプレッション型Nチ
ャネルMOSトランジスタQ1の実効的なゲート幅Wと
ゲート長Lの比率(W/L)を調整する。これにより、
デプレッション型NチャネルMOSトランジスタQ1
閾値電圧Vtndの温度特性を調節できるようになる。
【0041】このため、後工程のレーザートリミングに
おいて、上段温度特性補正回路12内のヒューズF3
ヒューズF2、またはヒューズF1を選択的に後工程でレ
ーザートリミングすることによりデプレッション型Nチ
ャネルMOSトランジスタQ 1の実効的なゲート幅Wと
ゲート長Lの比率(W/L)を微調整でき、簡単に基準
電圧源用半導体装置10の実効的なゲート幅Wとゲート
長Lの比率(W/L)を微調整できるようになる。その
結果、デプレッション型NチャネルMOSトランジスタ
1の製造プロセスバラツキを補正できるようになり、
温度特性が製造プロセスバラツキに依存しなくなるの
で、温度特性補償が可能となり、また歩留まり向上が可
能となる。
【0042】一方、下段温度特性補正回路14は、下段
第1段目(M17,F5)と、下段第2段目(M16
27,F4)とから構成されている。
【0043】下段第1段目(M17,F5)と下段第2段
目(M16,M27,F4)とは、エンハンスメント型Nチ
ャネルMOSトランジスタQ2のドレイン端子とスイッ
チング用のエンハンス型NチャネルMOSトランジスタ
18のソース端子間に直列に接続されている。
【0044】次に、下段第1段目の構成について説明す
る。下段第1段目(M17,F5)は、1(=20)つのエ
ンハンスメント型NチャネルMOSトランジスタM
17と、ヒューズF5とが並列に接続された回路構成とな
っている。
【0045】エンハンスメント型NチャネルMOSトラ
ンジスタM17は、ドレイン端子がヒューズF5の一端と
共通接続され、ソース端子がエンハンスメント型Nチャ
ネルMOSトランジスタQ2のドレイン端子とヒューズ
5の他端とに共通接続され、ゲート端子がエンハンス
メント型NチャネルMOSトランジスタQ2のゲート端
子に共通接続されている。エンハンスメント型Nチャネ
ルMOSトランジスタM 17のウェル(サブストレート)
は、エンハンスメント型NチャネルMOSトランジスタ
2のソース端子(=第2電源電圧入力端子VSS)に接
続されている。
【0046】ヒューズF5は、エンハンスメント型Nチ
ャネルMOSトランジスタM17のソース−ドレイン端子
間に並列接続されて、これらのソース−ドレイン端子間
を短絡しており、これは後工程でレーザートリミングに
より選択的に切断される。
【0047】次に、下段第2段目の構成について説明す
る。下段第2段目(M16,M27,F4)は、2(=21
つのエンハンスメント型NチャネルMOSトランジスタ
16,M27と、ヒューズF4とが並列に接続された回路
構成となっている。
【0048】エンハンスメント型NチャネルMOSトラ
ンジスタM16,M27は、各々のドレイン端子がスイッチ
ング用のエンハンス型NチャネルMOSトランジスタM
18のソース領域に共通接続され、各々のソース端子がエ
ンハンスメント型NチャネルMOSトランジスタM17
ドレイン端子に共通接続され、各々のゲート端子がエン
ハンスメント型NチャネルMOSトランジスタQ2のゲ
ート端子に共通接続されている。
【0049】ヒューズF4は、その一端がエンハンスメ
ント型NチャネルMOSトランジスタM16,M27のドレ
イン端子に共通接続され、他端がエンハンスメント型N
チャネルMOSトランジスタM16,M27のソース端子に
共通接続されている。
【0050】ヒューズF4は、エンハンスメント型Nチ
ャネルMOSトランジスタM16,M2 7のソース−ドレイ
ン端子間に並列接続されて、これらの端子間を短絡して
おり、これは後工程でレーザートリミングにより選択的
に切断される。
【0051】このような回路構成の下段温度特性補正回
路14によれば、1(=20,LSB)つのエンハンス
メント型NチャネルMOSトランジスタM17と並列に接
続されたヒューズF5、または2(=21)つのエンハン
スメント型NチャネルMOSトランジスタM16,M27
並列に接続されたヒューズF4を選択的に後工程でレー
ザートリミングすることにより、エンハンスメント型N
チャネルMOSトランジスタQ2の実効的なゲート幅W
とゲート長Lの比率(W/L)を調整する。これによ
り、エンハンスメント型NチャネルMOSトランジスタ
2の閾値電圧Vt neの温度特性を調節できるようにな
る。
【0052】このため、後工程のレーザートリミングに
おいて、下段温度特性補正回路14内の下段第1段目の
ヒューズF5または下段第2段目のヒューズF4を選択的
に後工程でレーザートリミングすることによりエンハン
スメント型NチャネルMOSトランジスタQ2の実効的
なゲート幅Wとゲート長Lの比率(W/L)を微調整で
きるようになり、簡単に基準電圧源用半導体装置10の
実効的なゲート幅Wとゲート長Lの比率(W/L)を微
調整できるようになる。その結果、エンハンスメント型
NチャネルMOSトランジスタQ2の製造プロセスバラ
ツキを補正できるようになり、温度特性が製造プロセス
バラツキに依存しなくなるので、温度特性補償が可能と
なり、また歩留まり向上が可能となる。
【0053】次に、基準電圧源用半導体装置10におけ
る、基準電圧Vrefの温度特性の補正方法を説明する。
【0054】基準電圧源用半導体装置20を2種以上の
異なる温度特性を持つトランジスタ(デプレッション型
NチャネルMOSトランジスタQ1とエンハンスメント
型NチャネルMOSトランジスタQ2)で構成すると
き、それぞれのトランジスタのしきい値がほぼ標準値で
ある場合は、基準電圧源用半導体装置20の温度特性が
フラットになるように(温度依存性がないように)、デ
プレッション型NチャネルMOSトランジスタQ1やエ
ンハンスメント型NチャネルMOSトランジスタQ2
実効的なゲート幅Wとゲート長Lの比率(W/L)を設
定している。
【0055】ここで、デプレッション型NチャネルMO
SトランジスタQ1やエンハンスメント型NチャネルM
OSトランジスタQ2のしきい値が、製造バラツキに起
因して標準値から外れると、基準電圧源用半導体装置2
0の温度特性がフラットでなくなる。
【0056】そこで本実施形態の基準電圧源用半導体装
置10では、上段温度特性補正回路12内の上段第1段
目のヒューズF3、上段第2段目のヒューズF2、または
上段第3段目のヒューズF1を選択的にレーザートリミ
ングしてデプレッション型NチャネルMOSトランジス
タQ1のゲート幅Wとゲート長Lの比率(W/L)を調
整し、また、下段温度特性補正回路14内の下段第1段
目のヒューズF5または下段第2段目のヒューズF4を選
択的にレーザートリミングしてエンハンスメント型Nチ
ャネルMOSトランジスタQ2のゲート幅Wとゲート長
Lの比率(W/L)を調整し、デプレッション型Nチャ
ネルMOSトランジスタQ1の温度特性とエンハンスメ
ント型NチャネルMOSトランジスタQ2の温度特性と
を調整する。これによって、基準電圧Vrefの温度特性
を所定の基準範囲内に調整している。
【0057】具体的には、あらかじめデプレッション型
NチャネルMOSトランジスタQ1やエンハンスメント
型NチャネルMOSトランジスタQ2の製造プロセスバ
ラツキを考慮し、デプレッション型NチャネルMOSト
ランジスタQ1やエンハンスメント型NチャネルMOS
トランジスタQ2のゲート幅Wもしくはゲート長Lを微
調整できるように、デプレッション型NチャネルMOS
トランジスタM15,M 19,M20,M22,M23,M24,M
25やエンハンスメント型NチャネルMOSトランジスタ
16,M17,M27とレーザートリミング用の上段第3段
目のヒューズF 1、上段第2段目のヒューズF2、上段第
1段目のヒューズF3、下段第2段目のヒューズF4、あ
るいは下段第1段目のヒューズF5を挿入しておくこと
により、デプレッション型NチャネルMOSトランジス
タQ1やエンハンスメント型NチャネルMOSトランジ
スタQ2の製造プロセスバラツキによる基準電圧源用半
導体装置20の温度特性バラツキを抑えることができ
る。
【0058】図2に示すように、デプレッション型Nチ
ャネルMOSトランジスタQ1とエンハンスメント型N
チャネルMOSトランジスタQ2で、ウエハテスト時の
基準電圧Vrefを発生する基準電圧源用半導体装置20
の基本回路を構成している。
【0059】デプレッション型NチャネルMOSトラン
ジスタQ1,エンハンスメント型NチャネルMOSトラ
ンジスタQ2の温度特性傾斜が同一のときは、上段第3
段目のヒューズF1、上段第2段目のヒューズF2、上段
第1段目のヒューズF3、下段第2段目のヒューズF4
あるいは下段第1段目のヒューズF5を切断することな
く基準電圧源用半導体装置20の温度特性がフラットと
なるようにデプレッション型NチャネルMOSトランジ
スタQ1,エンハンスメント型NチャネルMOSトラン
ジスタQ2のゲート長L、ゲート幅Wを調整してある。
【0060】デプレッション型NチャネルMOSトラン
ジスタQ1,エンハンスメント型NチャネルMOSトラ
ンジスタQ2の温度特性傾斜が、プロセスのバラツキに
起因してずれてくると、基準電圧源用半導体装置20の
温度特性は傾斜を持ってくる。
【0061】そこで、この傾斜分を標準品と同等に戻す
ため、デプレッション型NチャネルMOSトランジスタ
15,M23,M24,M25と並列接続関係にある上段第3
段目のヒューズF1、デプレッション型NチャネルMO
SトランジスタM19,M22と並列接続関係にある上段第
2段目のヒューズF2、デプレッション型NチャネルM
OSトランジスタM20と並列接続関係にある上段第1段
目のヒューズF3を選択的に切断して温度傾斜を相殺す
る。
【0062】同様の主旨で、エンハンスメント型Nチャ
ネルMOSトランジスタM16,M27と並列接続関係にあ
ると下段第2段目のヒューズF4、エンハンスメント型
NチャネルMOSトランジスタM17と並列接続関係にあ
る下段第1段目のヒューズF 5を選択的に切断して温度
傾斜を相殺する。
【0063】これらデプレッション型NチャネルMOS
トランジスタQ1,エンハンスメント型NチャネルMO
SトランジスタQ2の温度特性傾斜はそれぞれの閾値電
圧Vt hに最も依存性が高いので、チップ検査時に測定し
てディスクなどに保存していたチップ毎の閾値電圧Vth
に相当するデータを取り込み、そのデータとあらかじめ
別途保存していた上段第3段目のヒューズF1、上段第
2段目のヒューズF2、上段第1段目のヒューズF3、下
段第2段目のヒューズF4、あるいは下段第1段目のヒ
ューズF5を切断した時の温度特性傾斜率のデータを参
照して、温度特性をフラットにする段が決定される。
【0064】すなわち、図4に示すように、通常、エン
ハンスメント型NチャネルMOSトランジスタの閾値電
圧Vtneの温度特性曲線L1,L2,L3の温度傾斜が同一
であるので、デプレッション型NチャネルMOSトラン
ジスタQ1に製造プロセスバラツキがなければ、基準電
圧値Vrefの温度特性は一定となるが、デプレッション
型NチャネルMOSトランジスタQ1には通常製造プロ
セスバラツキがあり、図5に示すように、閾値電圧V
tndの温度特性曲線L4,L5,L6が異なる温度傾斜を有
する。そこで、本例では、前述したヒューズF1、F2
3を選択的に切断することにより、図6の破線で示す
ように温度傾斜をフラットになるように、すなわち、基
準電圧値Vrefの温度特性が一定となるようにする。
【0065】更に詳しく、基準電圧Vrefの温度特性の
補正方法を説明する。
【0066】図2において、飽和の条件を満たしている
ので基準電圧源用半導体装置20の基準電圧値Vref
次式で表される。
【0067】 Vref=Vtne−SQRT[KD1/KE1]・Vtnd …式(1) ここで、SQRT[]は平方根演算を意味している。ま
た、KD1およびKE1は、デプレッション型Nチャネル
MOSトランジスタおよびエンハンスメント型Nチャネ
ルMOSトランジスタの導電係数にそれらの実効的なゲ
ート幅Wとゲート長Lの比率(W/L)を乗じたもので
ある。
【0068】図3は、図1の基準電圧源用半導体装置1
0における温度特性補正回路を用いたゲート長L/ゲー
ト幅Wの微調整動作を説明するための図である。図5
は、デプレッション型NチャネルMOSトランジスタの
閾値電圧Vtndの温度に対する変化(温度特性)を表す
図である。また、図6は、基準電圧Vref値の温度特性
を表す図である。
【0069】製造プロセスバラツキに起因して、エンハ
ンスメント型NチャネルMOSトランジスタQ2の閾値
電圧Vtneの温度特性曲線L1,L3がエンハンスメント
型NチャネルMOSトランジスタQ2の閾値電圧Vtne
標準温度特性曲線L2から0.1Vずれた場合(図
4)、あるいは、デプレッション型NチャネルMOSト
ランジスタQ1の閾値電圧Vtndの温度特性曲線L4,L6
がデプレッション型NチャネルMOSトランジスタQ1
の閾値電圧Vtndの標準温度特性曲線L5から0.1Vず
れた場合(図5)、閾値電圧Vtneの温度に対する閾値
電圧Vthの変化量はほぼ一定であるのに対し、閾値電圧
tndの温度に対する閾値電圧Vthの変化量は、大きく
ばらついている。
【0070】従って、閾値電圧Vtndの製造プロセスバ
ラツキが、基準電圧値Vrefの温度特性に最も大きな影
響を与えることとなる。よって、基準電圧値Vrefの温
度特性(基準電圧Vref値の温度特性曲線L7,L8
9)は図6の実線のようになる。
【0071】一方基準電圧値Vrefの温度変化量は、式
(1)から式(2)のように表せる。
【0072】 ΔVref=ΔVtne−SQRT(ΔKD1/ΔKE1)・ΔVtnd) …式(2) ここで、ΔVrefは基準電圧温度変化量、ΔVtneは閾値
電圧変化量、ΔVtndは閾値電圧変化量である。
【0073】式(2)において、閾値電圧変化量ΔV
tneと閾値電圧変化量ΔVtndは、温度に対して負の温度
特性を持っており、閾値電圧Vtndの絶対値|Vtnd|が
最大のとき、 |閾値電圧変化量ΔVtnd|>|閾値電圧変化量ΔVtne
| が成り立ち、逆に閾値電圧Vtndの絶対値|Vtnd|が最
小のとき、 |閾値電圧変化量ΔVtnd|≦|閾値電圧変化量ΔVtne
| となることが、図4、図5から分かる。
【0074】ここで、図1のように、図2の基準電圧源
用半導体装置20を構成するデプレッション型Nチャネ
ルMOSトランジスタQ1やエンハンスメント型Nチャ
ネルMOSトランジスタQ2に対して直列に同一の種類
のトランジスタ(具体的には、デプレッション型Nチャ
ネルMOSトランジスタ)M15,M19,M20,M22,M
23,M24,M25や、エンハンスメント型NチャネルMO
SトランジスタM16,M17,M27)を複数段挿入し、そ
の挿入した各トランジスタに対し並列にレーザートリミ
ング用上段第3段目のヒューズF1、上段第2段目のヒ
ューズF2、上段第1段目のヒューズF3、下段第2段目
のヒューズF4、あるいは下段第1段目のヒューズF5
配列する。
【0075】図3は、図1の基準電圧源用半導体装置1
0における温度特性補正回路を用いたゲート長L/ゲー
ト幅Wの微調整動作を説明するための図である。
【0076】上段第3段目のヒューズF1、上段第2段
目のヒューズF2、上段第1段目のヒューズF3、下段第
2段目のヒューズF4、および下段第1段目のヒューズ
5を切断していない(レーザートリミングしていな
い)時は、第1電源電圧入力端子VDDとQ1のドレイン
はショートされ、また、基準電圧値VrefとQ2のドレイ
ンもショートされているので、図2と同一の回路構成と
なる。
【0077】また上段第3段目のヒューズF1の両端に
は、上段第1段目のヒューズF3の両端に対し、並列に
配置されたトランジスタを4個並列に配置する。同様に
上段第2段目のヒューズF2の両端には、上段第1段目
のヒューズF3の両端に対し、並列に配置されたトラン
ジスタを2個並列に配置する。このように配置し、ヒュ
ーズを切断することにより、デプレッション型Nチャネ
ルMOSトランジスタQ1のゲート長Lを最大で3段分
長くすること(図3に示すように、ゲートサイズ比を、
L/8W,L/4W,3L/8W,1L/2W,5L/
8W,3L/4W,7L/8W,L/Wに変更するこ
と)が可能となる(図3参照)。
【0078】また、下段第2段目のヒューズF4の両端
には、下段第1段目のヒューズF5の両端に対し、並列
に配置されたトランジスタを2個並列に配置することに
より、エンハンスメント型NチャネルMOSトランジス
タQ2のゲート長Lを最大2段分長くすることが可能と
なる。
【0079】ここで、Q1やQ2に対する補正用トランジ
スタのサイズは、図4、図5のようなトランジスタの特
性により異なるが、通常、実効ゲート長Leffに対して
1/10程度以下のサイズ比となる。このサイズ比を最
適にすることにより、図6の温度傾斜をトリミングによ
りどの程度の温度傾斜にするかが選択可能となる。
【0080】前述の式(2)において、閾値電圧Vtnd
の絶対値|Vtnd|が標準値のとき、第1項と第2項が
ほぼ等しくなるように、Q1とQ2のゲートサイズ比(ゲ
ート長Lとゲート幅Wとの比率)を調整してあるので、
ゲート長Lの微調整を必要としない。
【0081】また式(2)において、製造プロセスバラ
ツキに起因して閾値電圧Vtndの絶対値|Vtnd|が最大
のとき、第2項の方が第1項より大であり、基準電圧温
度変化量ΔVrefは正の温度特性となる。従って、デプ
レッション型Nチャネルトランジスタのゲート長Lを大
きくすることにより、第1項と第2項を等しくなるよう
に微調整し、基準電圧温度変化量ΔVrefの絶対値|Δ
ref|を小さく抑えられる。
【0082】一方、式(2)で閾値電圧Vtndの絶対値
|Vtnd|が最小のとき、第1項の方が第2項より大で
あり、基準電圧温度変化量ΔVrefは負の温度特性とな
る。従って、エンハンスメント型NチャネルMOSトラ
ンジスタのゲート長Lを大きくすることにより、第1項
と第2項を等しくなるように微調整し、基準電圧温度変
化量ΔVrefの絶対値|ΔVref|を小さく抑えられる。
【0083】以上のように、製造プロセスバラツキがあ
ったとしても、式(2)の第1項と第2項をほぼ等しく
なるようにゲート長Lの微調整をすることにより、基準
電圧値Vrefの温度特性を一定の範囲に抑えられる。
【0084】前述のように、基準電圧値Vrefの温度特
性が、前工程の閾値電圧Vtndの製造プロセスバラツキ
に起因して大きくなったとき、図1のようにゲート長L
を微調整できるようにレーザートリミング用上段第3段
目のヒューズF1、上段第2段目のヒューズF2、上段第
1段目のヒューズF3、下段第2段目のヒューズF4、あ
るいは下段第1段目のヒューズF5とデプレッション型
NチャネルMOSトランジスタM15,M19,M20
22,M23,M24,M25やエンハンスメント型Nチャネ
ルMOSトランジスタM16,M17,M27を挿入し、製造
プロセスバラツキに応じた上段第3段目のヒューズ
1、上段第2段目のヒューズF2、上段第1段目のヒュ
ーズF3、下段第2段目のヒューズF4、あるいは下段第
1段目のヒューズF5をトリミングし、式(2)におけ
るKD1,KE1を変化させることにより温度特性のバラ
ツキを抑えることが可能になる。
【0085】なお、デプレッション型NチャネルMOS
トランジスタM15,M19,M20,M 22,M23,M24,M
25のゲートサイズ比とデプレッション型NチャネルMO
SトランジスタQ1のゲートサイズ比、及びエンハンス
メント型NチャネルMOSトランジスタM16,M17,M
27のゲートサイズ比とエンハンスメント型NチャネルM
OSトランジスタQ2とは、前述の標準温度補正範囲に
応じて、実験的に求めることができる。本実施形態で
は、デプレッション型NチャネルMOSトランジスタM
15,M19,M20,M22,M23,M24,M25のゲートサイ
ズ比を13.5/4.5とし、エンハンスメント型Nチ
ャネルMOSトランジスタM16,M17,M 27のゲートサ
イズ比を22.5/5とする。
【0086】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、上段温度特性補正回路12内の上段第1段目のヒュ
ーズF3、上段第2段目のヒューズF2、または上段第3
段目のヒューズF1を選択的に後工程でレーザートリミ
ングすることにより、デプレッション型NチャネルMO
SトランジスタQ1の実効的なゲート幅Wとゲート長L
の比率(W/L)を調整する。これにより、デプレッシ
ョン型NチャネルMOSトランジスタQ1の閾値電圧V
tndの温度特性を調節する。同様に、下段温度特性補正
回路14内の下段第1段目のヒューズF5または下段第
2段目のヒューズF4を選択的に後工程でレーザートリ
ミングすることにより、エンハンスメント型Nチャネル
MOSトランジスタQ2の実効的なゲート幅Wとゲート
長Lの比率(W/L)を調整する。これにより、エンハ
ンスメント型NチャネルMOSトランジスタQ2の閾値
電圧Vtneの温度特性を調節する。このように、デプレ
ッション型NチャネルMOSトランジスタQ1の閾値電
圧Vtndの温度特性とエンハンスメント型NチャネルM
OSトランジスタQ2の閾値電圧Vtneの温度特性とを各
々独立に調整することにより、これらの線形関数で定義
される基準電圧Vrefの温度特性を所定の基準範囲内に
調整することができるようになる。
【0087】一方、基準電圧源用半導体装置10から出
力される基準電圧Vrefの温度特性は、デプレッション
型NチャネルMOSトランジスタQ1の閾値電圧Vtnd
エンハンスメント型NチャネルMOSトランジスタQ2
の閾値電圧Vtneとの線形関数で定義できる。
【0088】このため、後工程のレーザートリミングに
おいて、上段温度特性補正回路12内の上段第1段目の
ヒューズF3、上段第2段目のヒューズF2、または上段
第3段目のヒューズF1を選択的にレーザートリミング
し、下段温度特性補正回路14内の下段第1段目のヒュ
ーズF5または下段第2段目のヒューズF4を選択的に後
工程でレーザートリミングすることにより、簡単に基準
電圧源用半導体装置10の実効的なゲート幅Wとゲート
長Lの比率(W/L)を微調整できるようになり、その
結果、デプレッション型NチャネルMOSトランジスタ
1やエンハンスメント型NチャネルMOSトランジス
タQ2の製造プロセスバラツキを補正できるようにな
る。これにより、温度特性が製造プロセスバラツキに依
存しなくなるので、温度特性補償が可能となり、また歩
留まり向上が可能となる。
【0089】上記基準電圧源用半導体装置の説明では、
上段温度特性補正回路を上段第1段目〜上段第3段目の
3段で構成し、下段温度特性補正回路を下段第1段目〜
下段第2段目の2段で構成した例を示したが、段数はこ
れらに限らず、設計時に要求される補正精度などを勘案
して設計者が任意に選択できる。また、上記実施形態で
は、第n段目に対して2n個のデプレッション型Nチャ
ネルMOSトランジスタを設け、上段第1段目に1個
(20)、上段第2段目に2個(21)、上段第3段目に
4個(22)ているが、必ずしも第n段目に対して2n
のデプレッション型NチャネルMOSトランジスタを設
けるようにする必要はなく、例えば、各段ごとに異なる
整数0,1,2,3,・・のうちの一つをnとして与
え、その段の温度調整用デプレッション型Nチャネル電
界効果トランジスタの個数を2n個とするようにしても
よい。この場合は、例えば、上段第1段目は2個
(21)、上段第2段目は4個(22)、上段第3段目は
1個(20)となる。下段温度特性補正回路についても
同様である。
【0090】次に、本発明に係る基準電圧源用半導体装
置の別の実施形態を説明する。上述した図1および図2
に示した実施形態は、第1電源電圧VDDと第2電源電圧
SSの間に、デプレッション型NチャネルMOSトラン
ジスタQ1とエンハンスメント型NチャネルMOSトラ
ンジスタQ2を直列に接続して両トランジスタに同量の
電流を流し、両トランジスタの接続点から基準電圧を出
力させるもので、デプレッション型NチャネルMOSト
ランジスタQ1のドレイン側に上段温度特性補正回路
を、エンハンスメント型NチャネルMOSトランジスタ
2のソース側に下段温度特性補正回路を設けて温度特
性を調整するようにしたものであるが、ここで説明する
実施態様は、デプレッション型NチャネルMOSトラン
ジスタとエンハンスメント型NチャネルMOSトランジ
スタを並列に接続し、それぞれのトランジスタのドレイ
ンを抵抗を介して第1電源電圧に、ソースを共通接続し
て定電流回路を介して第2電源電圧に接続する構成の基
準電圧源用半導体装置に前述と同様の温度特性補正回路
を組み込んだものである。
【0091】図7は、この実施形態の構成例を示す図で
ある。同図に示すように、第1電源電圧VDDと第2電源
電圧VSSの間にデプレッション型NチャネルMOSトラ
ンジスタQ3とエンハンスメント型NチャネルMOSト
ランジスタQ4を並列に接続し、デプレッション型Nチ
ャネルMOSトランジスタQ3のドレインからの信号を
演算増幅器Ope-Amp(オペレーション アンプリ
ファイア)のマイナス入力に、エンハンスメント型Nチ
ャネルMOSトランジスタQ4のドレイン側からの信号
を演算増幅器Ope-Ampのプラス入力に接続し、演
算増幅器Ope-Ampの出力を基準電圧として出力す
るとともに、エンハンスメント型NチャネルMOSトラ
ンジスタQ4のゲートにフィードバックするようにして
いる。本実施形態では、さらに、デプレッション型Nチ
ャネルMOSトランジスタQ3のドレインと演算増幅器
Ope-Ampへの接続点との間に、前述した温度特性
補正回路12と同様の構成の第1の温度特性補正回路
を、エンハンスメント型NチャネルMOSトランジスタ
4のドレインと演算増幅器Ope-Ampへの接続点と
の間に、前述した温度特性補正回路14と同様の構成の
第2の温度特性補正回路を、それぞれ接続したものであ
る。
【0092】本実施形態においても、簡単に基準電圧源
用半導体装置の実効的なゲート幅Wとゲート長Lの比率
(W/L)を微調整できるようになり、その結果、デプ
レッション型NチャネルMOSトランジスタQ3やエン
ハンスメント型NチャネルMOSトランジスタQ4の製
造プロセスバラツキを補正できるようになる。これによ
り、温度特性が製造プロセスバラツキに依存しなくなる
ので、温度特性補償が可能となり、また歩留まり向上が
可能となる。
【0093】
【発明の効果】本発明にかかる基準電圧源用半導体装置
によれば、デプレッション型NチャネルMOSトランジ
スタ側の温度特性補正回路(上段温度特性補正回路また
は第1の温度特性補正回路)内の第1段目〜第3段目の
ヒューズを選択的に後工程でレーザートリミングするこ
とにより、デプレッション型Nチャネル電界効果トラン
ジスタの実効的なゲート幅Wとゲート長Lの比率(W/
L)を調整する。これにより、上段基準電圧発生用トラ
ンジスタの閾値電圧の温度特性を調節できるようにな
る。
【0094】同様に、エンハンスメント型Nチャネル電
界効果トランジスタ側の温度特性補正回路(下段温度特
性補正回路または第2の温度特性補正回路)内の第1段
目または第2段目のヒューズを選択的に後工程でレーザ
ートリミングすることにより、エンハンスメント型Nチ
ャネル電界効果トランジスタの実効的なゲート幅Wとゲ
ート長Lの比率(W/L)を調整できるようになる。こ
れにより、エンハンスメント型Nチャネル電界効果トラ
ンジスタの閾値電圧の温度特性を調節できるようにな
る。
【0095】このように、デプレッション型Nチャネル
MOSトランジスタの閾値電圧の温度特性とエンハンス
メント型Nチャネル電界効果トランジスタの閾値電圧の
温度特性とを各々独立に調整することにより、これらの
線形関数で定義される基準電圧の温度特性を所定の基準
範囲内に調整することができるようになる。
【0096】このため、後工程のレーザートリミングに
おいて、デプレッション型NチャネルMOSトランジス
タ側の温度特性補正回路(上段温度特性補正回路または
第1の温度特性補正回路)内の第1段目〜第3段目のヒ
ューズを選択的にレーザートリミングし、エンハンスメ
ント型Nチャネル電界効果トランジスタ側の温度特性補
正回路(下段温度特性補正回路または第2の温度特性補
正回路)内の第1段目または第2段目のヒューズを選択
的に後工程でレーザートリミングすることにより、簡単
に基準電圧源用半導体装置の実効的なゲート幅Wとゲー
ト長Lの比率(W/L)を微調整できるようになり、そ
の結果、デプレッション型Nチャネル電界効果トランジ
スタやエンハンスメント型Nチャネル電界効果トランジ
スタの製造プロセスバラツキを補正できる。これによ
り、温度特性が製造プロセスバラツキに依存しなくなる
ので、温度特性補償が可能となり、また歩留まり向上が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基準電圧源用半導体装置の一実施形態
を示す回路図である。
【図2】図1の基準電圧源用半導体装置の動作原理を説
明するための基本回路図である。
【図3】図1の基準電圧源用半導体装置における温度特
性補正回路を用いたゲート幅Wとゲート長Lの比率(W
/L)の微調整動作を説明するための図である。
【図4】エンハンスメント型Nチャネル電界効果トラン
ジスタの閾値電圧Vtneの温度に対する変化(温度特
性)を表す図である。
【図5】デプレッション型Nチャネル電界効果トランジ
スタの閾値電圧Vtndの温度に対する変化(温度特性)
を表す図である。
【図6】基準電圧値Vrefの温度特性を表す図である。
【図7】本発明の基準電圧源用半導体装置の別の実施形
態を示す回路図である。
【図8】第1従来技術の基準電圧源用半導体装置の基本
構成を示す回路図である。
【図9】第2従来技術の基準電圧源用半導体装置の基本
構成を示す回路図である。
【符号の説明】
10,20…基準電圧源用半導体装置 12…上段温度特性補正回路 14…下段温度特性補正回路 22…デプレッション型Nチャネル電界効果トランジス
タ側温度特性補正回路 24…エンハンスメント型Nチャネル電界効果トランジ
スタ側温度特性補正回路 F1…上段第3段目のヒューズ(22) F2…上段第2段目のヒューズ(21) F3…上段第1段目のヒューズ(20) F4…下段第2段目のヒューズ(21) F5…下段第1段目のヒューズ(20) L…ゲート長 L1,L2,L3…エンハンスメント型Nチャネル電界効
果トランジスタQ2の閾値電圧tneの温度特性曲線 L4,L5,L6…デプレッション型Nチャネル電界効果
トランジスタQ1の閾値電圧tndの温度特性曲線 L7,L8,L9…基準電圧値Vrefの温度特性曲線 M15,M19,M20,M22,M23,M24,M25…デプレッ
ション型Nチャネル電界効果トランジスタ M16,M17,M18,M27…エンハンスメント型Nチャネ
ル電界効果トランジスタ Q1,3…デプレッション型Nチャネル電界効果トラン
ジスタ Q2,4…エンハンスメント型Nチャネル電界効果トラ
ンジスタ VDD…第1電源電圧入力端子 Vref…基準電圧 VSS…第2電源電圧入力端子 Vtne…エンハンスメント型Nチャネル電界効果トラン
ジスタの閾値電圧 Vth…MOSトランジスタの閾値電圧 Vtnd…デプレッション型Nチャネル電界効果トランジ
スタの閾値電圧 ΔVref…基準電圧温度変化量 ΔVtnd…閾値電圧変化量 ΔVtne…閾値電圧変化量 W…ゲート幅 Ope-Amp…演算増幅器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1電源電圧入力端子と第2電源電圧入
    力端子との間にデプレッション型Nチャネル電界効果ト
    ランジスタとエンハンスメント型Nチャネル電界効果ト
    ランジスタを直列に接続し、該接続点と前記デプレッシ
    ョン型Nチャネル電界効果トランジスタのゲートと前記
    エンハンスメント型Nチャネル電界効果トランジスタの
    ゲートを共通接続して基準電圧出力点とするとともに、
    該基準電圧出力点から基準電圧出力ラインを介して基準
    電圧を出力する基準電圧源用半導体装置であって、 前記基準電圧出力ラインと前記第1電源電圧入力端子と
    の間に前記デプレッション型Nチャネル電界効果トラン
    ジスタの実効ゲートサイズを調整して温度特性を補正す
    る第1の温度特性補正回路を設け、前記基準電圧出力ラ
    インと前記第2電源電圧入力端子との間に前記エンハン
    スメント型Nチャネル電界効果トランジスタの実効ゲー
    トサイズを調整して温度特性を補正する第2の温度特性
    補正回路を設けたことを特徴とする基準電圧源用半導体
    装置。
  2. 【請求項2】 ドレインが負荷回路を介して第1電源電
    圧入力端子に接続され、ソースが共通接続されて定電流
    回路を介して第2電源電圧入力端子に接続されたデプレ
    ッション型Nチャネル電界効果トランジスタとエンハン
    スメント型Nチャネル電界効果トランジスタを具備し、
    前記デプレッション型Nチャネル電界効果トランジスタ
    と前記エンハンスメント型Nチャネル電界効果トランジ
    スタのそれぞれのドレインから取り出した電位に基づい
    て基準電圧を生成して基準電圧出力ラインを介して出力
    する基準電圧源用半導体装置であって、 前記デプレッション型Nチャネル電界効果トランジスタ
    のドレイン側に、該デプレッション型Nチャネル電界効
    果トランジスタの実効ゲートサイズを調整して温度特性
    を補正する第1の温度特性補正回路を設け、前記エンハ
    ンスメント型Nチャネル電界効果トランジスタのドレイ
    ン側に、該エンハンスメント型Nチャネル電界効果トラ
    ンジスタの実効ゲートサイズを調整して温度特性を補正
    する第2の温度特性補正回路を設けたことを特徴とする
    基準電圧源用半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の温度特性補正回路は、少なく
    とも1つ以上の温度調整用デプレッション型Nチャネル
    電界効果トランジスタとレーザートリミング用の単一の
    ヒューズとが並列に接続された調整回路が少なくとも1
    段以上直列に接続されて構成され、前記第2の温度特性
    補正回路は、少なくとも1つ以上の温度調整用エンハン
    スメント型Nチャネル電界効果トランジスタとレーザー
    トリミング用の単一のヒューズとが並列に接続された調
    整回路が少なくとも1段以上直列に接続されて構成さ
    れ、前記レーザートリミング用のヒューズが選択的にレ
    ーザトリミング(切断)されることを特徴とする請求項
    1または2に記載の基準電圧源用半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記直列に接続された各調整回路を構成
    する温度調整用デプレッション型Nチャネル電界効果ト
    ランジスタの個数を2n個(但し、nは各段ごとに異な
    る整数0,1,2,3,・・)とし、また、前記直列に
    接続された各調整回路を構成する温度調整用エンハンス
    メント型Nチャネル電界効果トランジスタの個数を2m
    個(但し、mは各段ごとに異なる整数0,1,2,3,
    ・・)としたことを特徴とする請求項3記載の基準電圧
    源用半導体装置。
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