JP2000087609A - 電子キーシステム - Google Patents

電子キーシステム

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JP2000087609A
JP2000087609A JP26047998A JP26047998A JP2000087609A JP 2000087609 A JP2000087609 A JP 2000087609A JP 26047998 A JP26047998 A JP 26047998A JP 26047998 A JP26047998 A JP 26047998A JP 2000087609 A JP2000087609 A JP 2000087609A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、固定局から送信されたリクエスト
コードの妥当性を判定する受信判定手段と、その判定結
果に基づいて返送信号を送信する送信手段を有する携帯
機を用いた電子キーシステムに関し、バッテリー電圧の
変動による受信判定手段の誤判定を抑制することを目的
とする。 【解決手段】 携帯機24は、受信されたリクエスト信
号からリクエストコードを復号するコンパレータ30、
復号されたリクエストコードと予め記憶した判定コード
との一致/不一致を判定する判定部32、及び、判定部
32が一致判定した場合に所定の返送信号を送信する送
信部34を備える。電圧レギュレータ40は、バッテリ
ー電圧VBを安定なレギュレータ電圧Vregに変換す
る。コンパレータ30への基準電圧Vrefはレギュレ
ータVregを分圧することにより生成される。送信部
34による送信中、及び送信終了後の所定期間は、判定
部32への入力信号は無効化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子キーシステム
に係り、特に、車両側から送信されたリクエストコード
を受信し、受信したリクエストコードに応じて返送信号
を送信する機能を有する携帯機を備え、例えば車両のド
アロック等の制御に好適な電子キーシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平9−25752
号に開示される如く、車両のキーレスエントリー装置が
知られている。このキーレスエントリー装置は、利用者
が携帯する携帯送信機と、車両側に設けられた受信装置
とを備えている。携帯送信機は所定のIDコードを間欠
的に送信する。受信装置は、受信したIDコードが予め
記憶したコードと一致する場合に、利用者が車両の近く
にいると判断し、ドアロックを解除する。また、受信装
置は、受信したIDコードが予め記憶したコードと一致
しない場合には、利用者が車両から離れたと判断して車
両のドアをロックする。従って、上記従来のキーレスエ
ントリー装置によれば、携帯送信機を所持する利用者が
車両に対して接近又は離間するだけで、ドアのアンロッ
ク及びロックを行うことができる。
【0003】ところで、上記したキーレスエントリー装
置と同様の機能を有するシステムとして、携帯機側に、
車両側から送信されたリクエストコードを受信して、受
信したリクエストコードが予め記憶した判定コードと一
致するか否かを判定する受信判定手段と、リクエストコ
ードが判定コードと一致した場合に所定のIDコードを
返送する送信手段とを備える電子キーシステムが知られ
ている。かかる電子キーシステムでは、携帯機から返送
されたIDコードを車両側で受信し、IDコードが予め
記憶した判定コードと一致した場合にのみ、ドアのアン
ロック等の制御が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の電子キーシステ
ムにおいて、受信判定手段は、例えばコンパレータを用
いてリクエストコードを復号し、その復号結果に基づい
て判定コードとの一致・不一致を判定する。ところで、
携帯機は利用者に携帯される関係上、バッテリーを電源
として駆動される。このため、IDコードの返送時に
は、送信手段が大きな電力を消費することにより、バッ
テリー電圧が低下する。従って、バッテリー電圧をその
まま受信判定手段の電源として用いるものとすると、上
記したコンパレータによる復号動作等が適正に行われな
くなり、受信判定手段による誤判定が生ずる可能性があ
る。
【0005】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、バッテリーの電圧変化に起因する誤判定の発生
を抑制することが可能な電子キーシステムを提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、バッテリーを電源として作動する移動
局を有し、該移動局は、固定局から送信されるリクエス
トコードを受信して該受信したリクエストコードの妥当
性を判定する受信判定手段と、該受信判定手段により妥
当であると判定された場合に所定の返送信号を送信する
送信手段とを備える電子キーシステムにおいて、前記移
動局は、少なくとも前記バッテリーから前記受信判定手
段への電源供給経路に電圧安定化手段を備える電子キー
システムにより達成される。
【0007】請求項1記載の発明において、移動局は、
少なくともバッテリーから受信判定手段への電源供給経
路に電圧安定化手段を備える。従って、バッテリー電圧
が変動しても、受信判定手段には安定化された電源電圧
が供給される。その結果、受信判定手段による判定精度
の低下が抑制される。また、請求項2に記載する如く、
請求項1記載の電子キーシステムにおいて、前記移動局
は、前記バッテリーから前記送信手段への電源供給経路
には前記電圧安定手段を備えない電子キーシステムは送
信出力の低下を抑制するうえで有効である。
【0008】請求項2記載の発明において、バッテリー
から送信手段への電源供給経路には電圧安定化手段が設
けられない。このため、送信手段へはバッテリー電圧が
直接供給されることで、送信手段による送信出力の低下
が抑制される。また、上記の目的は、請求項3に記載す
る如く、バッテリーを電源として作動する移動局を有
し、該移動局は、固定局から送信されるリクエストコー
ドを受信して該受信したリクエストコードの妥当性を判
定する受信判定手段と、該受信判定手段により妥当であ
ると判定された場合に所定の返送信号を送信する送信手
段とを備える電子キーシステムにおいて、前記移動局
は、前記バッテリーの電圧低下が想定される電圧低下想
定状態において、前記受信判定手段の判定動作を無効化
する判定無効化手段を備える電子キーシステムによって
も達成される。
【0009】本発明において、バッテリーの電圧低下が
想定される電圧低下想定状態においては、受信判定手段
の判定動作は無効化される。このため、電圧低下により
受信判定手段が誤判定を行う可能性がある場合には、受
信判定手段の判定結果が用いられることはない。従っ
て、本発明によれば、受信判定手段の誤判定に基づい
て、返送信号が誤って送信されることが防止される。
【0010】この場合、送信手段による送信時には、大
きな電流が消費されることで、バッテリーに電圧低下が
生じ易い。従って、請求項4に記載する如く、請求項3
記載の電子キーシステムにおいて、前記電圧低下想定状
態は前記送信手段による前記所定の返送信号の送信時で
あることとしてもよい。
【0011】また、バッテリー電圧が低下した後、回復
するまでに一定の時間を要する場合がある。従って、請
求項5に記載する如く、請求項3又は4記載の電子キー
システムにおいて、前記判定無効化手段は、前記電圧低
下予想状態の終了後、所定時間は、前記受信判定手段の
判定動作を禁止又は無効化した状態を維持することとし
てもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例である
電子キーシステムのブロック図を示す。図1に示す如
く、電子キーシステムは、車両に設けられたボディ多重
ECU10を備えている。ECU10は、車両のヘッド
ランプやメータ類の照明の自動点灯の制御、エアコン装
置の制御、ドアロック制御等の車体関係の各種制御を行
う制御装置である。ボディ多重ECU10には、照度セ
ンサ(図示せず)、温度センサ(図示せず)、各種設定
を行う操作盤11、乗員センサ12、電子キーシステム
の動作を禁止する場合に乗員が操作するスイッチ13が
接続されている。
【0013】ECU10には、また、ドアロックモータ
14a〜14c、ステアリングロック装置(図示せ
ず)、及び、イモビライザ(図示せず)が接続されてい
る。ドアロックモータ14a〜14cは、それぞれ、E
CU10から供給される制御信号に応じて車両のドアの
ロック/アンロックを行う。また、ステアリングロック
装置は、ECU10から供給される制御信号に応じてス
テアリングロック状態の設定/解除を行う。同様に、イ
モビライザはECU10から供給される制御信号に応じ
て、エンジン始動禁止状態の設定/解除を行う。
【0014】ECU10には、また、送信機16及び受
信機20が接続されている。送信機16及び受信機20
は共に車両に設けられている。送信機16は、ECU1
0から供給される制御信号に従ってオン/オフし、オン
時にリクエスト信号を生成してアンテナ18a〜18c
から送信する。リクエスト信号は、所定周波数(例え
ば、134KHz)の高周波信号を搬送波として、車両
を識別する所定のリクエストコードを例えばASK(振
幅偏移キーイング)方式により符号化することにより生
成される。また、受信機20は後述する携帯機24から
返送されるID信号をアンテナ22で受信し、このID
信号に含まれるIDコードを復号してECU10に供給
する。
【0015】携帯機24は、送信機16からのリクエス
ト信号をアンテナ26で受信して復号し、復号したリク
エストコードが所定の判定コードに一致した場合、又
は、スイッチ27がオンされた場合に、送信部から返送
信号を送信する。以下、図2を参照して、携帯機24の
構成及び動作について詳細に説明する。図2は、携帯機
24の構成を示すシステム回路図である。図2に示す如
く、携帯機24は、アンテナ26を備えている。アンテ
ナ26にはフィルタ28が接続されている。フィルタ2
8は、例えばバンドパスフィルタやローパスフィルタ等
の高周波フィルタであり、送信機16から送信されるリ
クエスト信号の搬送波帯域を通過させる特性を有してい
る。フィルタ28の出力側には、ダイオードD3のアノ
ードが接続されている。ダイオードD3のカソードは抵
抗R2を介して、コンパレータ30の正入力端子30a
に接続されている。フィルタ28とダイオードD3との
接続部には、ダイオードD4のカソードが接続されてい
る。ダイオードD4のアノードは定電圧電源ライン36
に接続されている。後述する如く、定電圧電源ライン3
6には、正のレギュレータ圧Vregが供給されてい
る。ダイオードD4のアノードはコンデンサC2を介し
て接地ラインに接続されている。コンデンサC2は、定
電圧ライン36に混入したリクエスト信号の搬送波を接
地ラインへバイパスする。ダイオードD3及び抵抗R2
の接続部と接地ラインとの間には、抵抗R1及びコンデ
ンサC1が並列に接続されている。
【0016】上記の構成によれば、アンテナ26で受信
され、フィルタ28で濾過されたリクエスト信号は、ダ
イオードD3及びD4からなる倍電圧整流回路により検
波され、更に、コンデンサC1及び抵抗R2により搬送
波成分が除去された後、コンパレータ30の正入力端子
30aに入力される。上述の如く、リクエスト信号は、
高周波信号を搬送波としてリクエストコードがASK方
式により符号化された信号である。従って、コンパレー
タ30aの正入力端子30aには、リクエストコードの
「1」に対応してハイレベルとなり、「0」に対応して
ローレベル(ほぼ0ボルト)となるような信号が入力さ
れる。
【0017】なお、上記構成では、定電圧電源ライン3
6と接地ラインとの間に、ダイオードD4、ダイオード
D3、及び抵抗R1からなる直列回路が形成されること
で、ダイオードD3、D4には常時、所定のバイアス電
流が供給される。かかるバイアス電流により、ダイオー
ドD3、D4の温度変化に起因する特性変化が小さく抑
制されている。ただし、ダイオードD4のアノード側を
接地してバイアス電流を供給しないこととしてもよい。
【0018】また、図2に示す構成では、ダイオードD
3及びD4を用いた倍電圧整流により検波を行うものと
したが、ダイオードD4を省略して、ダイオードD3の
みによる半波整流により検波を行うこととしてもよい。
定電圧電源ライン36と接地ラインとの間には、抵抗R
3及びR4が直列に接続されている。抵抗R3及びR4
の接続部は、コンパレータ30の負入力端子30bに接
続されている。従って、コンパレータ30の負入力端子
30bには、レギュレータ電圧Vregが抵抗R3とR
4とにより分圧された電圧(=Vreg・R4/(R3
+R4))が入力される。以下、コンパレータ30の負
入力端子30bに入力される電圧を基準電圧Vrefと
称す。
【0019】コンパレータ30の電源端子には、定電圧
電源ライン36が接続されている。従って、コンパレー
タ30はレギュレータ電圧Vregを電源電圧として駆
動される。コンパレータ30は、正入力端子30aが基
準電圧Vrefに対して低電位である場合は出力端子3
0cにのローレベル電圧VL(ほぼ0ボルト)を出力
し、正入力端子30aが基準電圧Vrefに対して高電
位である場合は、出力端子30cにレギュレータ電圧V
regにほぼ等しいハイレベル電圧VHを出力する。従
って、コンパレータ30の出力端子30aには、受信さ
れたリクエスト信号に含まれるリクエストコードの論理
値「1」に対してハイレベル電圧VH、「0」に対して
ローレベル電圧VLをとる信号、すなわち、リクエスト
コードが復号された復号信号が出力される。
【0020】コンパレータ30の出力端子30cには判
定部32が接続されている。判定部32は入力無効端子
(図2には示さず)を備えている。判定部32は、入力
無効端子がローレベルに維持されている場合は、コンパ
レータ30から入力される復号信号を有効化し、入力無
効端子の電圧がハイレベルになると、コンパレータ30
から供給される復号信号を無効化すなわち無視する。
【0021】判定部32は、コンパレータ30から入力
される復号信号が有効化されている場合には、その復号
信号に基づいてリクエストコードを復号する。判定部3
2の内部には、所定の判定コードが予め記憶されてい
る。そして、判定部32は、復号されたリクエストコー
ドと判定コードとが一致する場合には送信部34へオン
信号(ハイレベル電圧)を供給し、受信コードと判定コ
ードとが一致しない場合には送信部34へオフ信号(0
ボルト電圧)を供給する。
【0022】本実施例において、上記機能を有する判定
部32は、集積回路によりハードウェア的に実現されて
いる。ただし、判定部32を、例えばマイクロコンピュ
ータ等によりソフトウェア的に実現してもよい。送信部
34は、判定部32からオン信号を供給されると、所定
のIDコードを含む返送信号をアンテナ35から送信す
る。従って、携帯機24によれば、受信されたリクエス
トコードが予め記憶された判定コードに一致する場合に
のみ返送信号が送信される。なお、上記のIDコード
は、返送信号を発信した携帯機24を識別できるよう、
個々の携帯機24に固有のコードとなるように設定され
ている。
【0023】受信機20は、携帯機24からの返送信号
を受信すると、その信号に含まれるIDコードを復号し
て、ECU10へ供給する。ECU10は、受信された
IDコードが予め記憶したコードに一致する場合にの
み、ドアのアンロック、ステアリングロック解除、及び
イモビライザ解除等を実行する。従って、本実施例の電
子キーシステムによれば、車両に対応したIDコードを
有する携帯機24を所持する利用者が、電波の到達し得
る所定の作動エリアに入ると、ドアのアンロック等の制
御が自動的に行われる。
【0024】図3は、携帯機24の電源部の構成を示す
ブロック図である。図3に示す如く、携帯機24は電源
としてバッテリー38を備えている。バッテリー38
は、例えばリチウムイオン電池等の小型大容量の電池で
ある。バッテリー38の負極は接地されている。また、
バッテリー38の陽極は判定部32及び送信部34の電
源供給端子に直接接続されていると共に、電圧レギュレ
ータ40の入力端子に接続されている。電圧レギュレー
タ40はバッテリー38から供給されるバッテリー電圧
VBを安定なレギュレータ電圧Vregに変換して、そ
の出力端子に出力する。上記した定電圧電源ライン36
は電圧レギュレータ40の出力端子に接続されている。
従って、定電圧電源ライン36には、安定なレギュレー
タ電圧Vregが供給される。また、電圧レギュレータ
40の出力端子と接地ラインとの間には比較的大きな容
量を有するコンデンサC3が接続されている。
【0025】なお、上記の構成では、判定部32にバッ
テリー電圧VBを供給することしたが、判定部32にレ
ギュレータ電圧Vregを供給することとしてもよい。
ところで、本実施例においてバッテリー38を構成する
リチウムイオン電池等の電池は、消費電流の増加に応じ
て出力電圧が低下する特性を示す。例えば、アンテナ2
6にリクエスト信号が入力されていない場合は、コンパ
レータ30及び判定部32に信号が入力されず、かつ、
送信部34が休止状態となるため消費電流は小さく抑制
され、バッテリー電圧VBはほぼ無負荷時と同程度に維
持される。アンテナ26にリクエスト信号が入力される
と、コンパレータ30及び判定部32に信号が入力され
ることで消費電流が増加し、バッテリー電圧VBは無負
荷時よりも低下する。更に、受信されたリクエストコー
ドが判定コードと一致して送信部34が返送信号を送信
する場合は、送信部34が大きな電流を消費することに
より、バッテリー電圧VBの低下量は最大となる。
【0026】このように、バッテリー電圧VBは消費電
流の大きさに応じて変動するため、コンパレータ30の
基準電圧Vrefをバッテリー電圧VBから直接生成す
ることとすると、基準電圧Vrefも変動することにな
る。この場合、コンパレータ30による比較処理が適正
に実行されなくなってリクエストコードが正確に復号さ
れず、判定部32によるリクエストコードと判定コード
とが一致するか否かの判定(以下、単に「判定処理」と
称す)に誤りが生ずる可能性がある。
【0027】これに対して、本実施例では、上述の如
く、基準電圧Vrefはレギュレータ電圧Vregを分
圧することにより生成される。このため、バッテリー電
圧VBが変動しても、基準電圧Vrefの変化は小さく
抑制される。従って、本実施例によれば、バッテリー電
圧VBの変動にかかわらず、コンパレータ30により誤
りのない復号信号を生成して、判定部32による判定処
理を適正に行うことできる。また、コンパレータ30の
電源電圧としてもレギュレータ電圧Vregが用いられ
ることで、コンパレータ30の安定な動作を確保するこ
とができる。この意味においても、判定部32による判
定処理を高い信頼度で行うことが可能となっている。
【0028】ところで、無負荷状態におけるバッテリー
電圧VBは、バッテリー38の使用開始からの総電流消
費量の増加(すなわち、バッテリー38の残存容量の減
少)に応じて低下する。図4は、バッテリー38の総電
流消費量と無負荷時におけるバッテリー電圧VBとの関
係の一例を表す。図4において、横軸はバッテリー38
の総電流消費量を、縦軸はバッテリー電圧VBを示して
いる。
【0029】図4に示す如く、バッテリー38の初期状
態ではバッテリー電圧VBは規格電圧Vs(例えば3
V)を越える電圧となっている。そして、電流が消費さ
れるのにつれてバッテリー電圧VBは低下し、電圧V1
(例えば2.5V)まで低下すると、その後ほぼ一定に
保たれる。最終的には、総消費電流量が一定値(図4に
示すK)を越えた時点でバッテリー電圧VBは急速に低
下し始め、バッテリー38の寿命となる。
【0030】バッテリー38の容量を最大限に利用する
ために、総消費電流量が上記の一定値Kに達するまで、
すなわち、バッテリー電圧VBが少なくとも電圧V1に
保たれている間は、バッテリー38の使用を続けること
が適切である。従って、携帯機24の電源部を、無負荷
時のバッテリー電圧VBがV1まで低下することを前提
に構成することが必要となる。上記した電圧レギュレー
タ40はバッテリー電圧VB以上の電圧を出力すること
はできない。このため、本実施例では、レギュレータ電
圧Vregは上記電圧V1より小さな規定値V0(例え
ば、2V)となるように選択されている。
【0031】このようにレギュレータ電圧Vregはバ
ッテリー電圧VBの使用下限値V1に比して低圧に設定
されるため、送信部34の駆動電源としてレギュレータ
電圧Vregを用いることとすると、送信部34の送信
電力を十分に確保することができなくなる。これに対し
て、本実施例では、上記図3に示す如く、送信部34の
駆動電源としてバッテリー電圧VBを直接供給すること
により、バッテリー電圧VBに応じた最大限の送信電力
を確保することが可能となっている。
【0032】なお、送信部34は送信動作時に大きな電
流を消費するため、送信部34の起動時等にレギュレー
タ電圧Vregに雑音が重畳することがある。この雑音
が基準電圧Vrefに伝達されると、コンパレータ30
から出力される復号信号にも雑音が重畳し、判定部32
の判定処理に誤りが生じてしまう。これに対して、本実
施例では、電圧レギュレータ40の出力端子と接地ライ
ンとの間にコンデンサC3が接続されていることで、レ
ギュレータ電圧Vregに重畳する雑音が小さく抑制さ
れ、これにより、判定処理に誤りが生ずることが防止さ
れている。
【0033】上記の如く、バッテリー電圧VBはバッテ
リー38の無負荷時にV1を下限として低下する可能性
がある。また、バッテリー38としてリチウムイオン電
池が用いられた場合は、低温になるにつれてバッテリー
電圧VBは低下する。一方、上記の如く、送信部34の
送信動作中は、バッテリー電圧VBが無負荷時よりも低
下する。
【0034】図5は、送信部34の送信動作がオン/オ
フされた際のバッテリー電圧VBの時間変化の一例を表
す。図5において、(A)はバッテリー電圧VBの時間
変化を、(B)は送信部34の送信動作のオン/オフ状
態の時間変化を、それぞれ示している。図5に示す如
く、送信部34の送信動作がオンすると同時にバッテリ
ー電圧VBは比較的大幅に低下する。このため、バッテ
リー38の総電流消費量の増加によりバッテリー電圧V
BがV1まで低下した状態、又は、温度低下に起因して
バッテリー電圧VBが低下した状態で送信部34が送信
動作を行うと、バッテリー電圧VBがレギュレータ圧V
regの規定値V0を下回ることが起こり得る。上述の
如く、電圧レギュレータ40はバッテリー電圧VBより
も高い電圧を生成することはできない。このため、バッ
テリー電圧VBがレギュレータ圧Vregの規定値V0
を下回ると、レギュレータ圧Vregが低下すること
で、コンパレータ30の基準電圧Vrefが変化してし
まう。また、送信部34の送信動作がオフした場合、図
5(A)に示す如く、バッテリー電圧VBは無負荷時の
値へ向けて緩やかに回復する特性を示す。このため、送
信動作がオフした後も、一定期間はレギュレータ電圧V
regが規定値V0を下回った状態が維持される可能性
がある。
【0035】そこで、本実施例では、送信部34による
送信動作が開始されると、以後、送信動作の終了から、
バッテリー電圧VBが回復するのに要する時間(図5
(A)に示す時間T)が経過するまで、コンパレータ3
0から判定部32へ供給される復号データを無視する
(すなわち、判定部32による判定動作を無効化する)
こととしている。
【0036】図6は、本実施例の電子キーシステムの動
作を示すタイムチャートの一例である。図6において、
上段から順に(A)リクエスト信号のオン/オフ状態、
(B)送信部34の送信動作のオン/オフ状態、(C)
バッテリー電圧VB、及び(D)判定部32への入力信
号の有効/無効状態の時間変化を示す。図6に示す如
く、時刻t1においてリクエスト信号の受信が終了し、
その中に含まれるリクエストコードが識別コードと一致
することにより、時刻t1とほぼ同時に返送信号の送信
が開始される。このため、時刻t1以後、バッテリー電
圧VBは低電圧となり、判定部32への入力信号は無効
化される。時刻t2において、返送信号の送信が終了す
ると、その後、バッテリー電圧VBは緩やかに回復す
る。そして、時刻t2から時間Tが経過した(すなわ
ち、バテリー電圧が元の電圧まで回復した)時刻t3に
おいて、判定部32への入力信号は再び有効化される。
【0037】図7は、上記の動作を実現するための無効
化回路42の一例を示す。図7に示す如く、無効化回路
は、判定部32の入力無効端子32aに接続された抵抗
R5及びコンデンサC4からなるRC積分回路により構
成されている。このRC積分回路には、判定部32から
送信部34へ供給される駆動信号(以下、送信駆動信号
と称す)が入力されている。
【0038】かかる構成によれば、送信部34が送信動
作を行っている間(すなわち、送信駆動信号がハイレベ
ルに維持されている間)は、抵抗R5を介して入力無効
端子32aにハイレベルの信号が入力される。上述の如
く、判定部32は、入力無効端子32aにハイレベル信
号が入力されると、コンパレータ30からの入力信号を
無効化するように構成されている。従って、送信部34
が送信動作を行っている間は、判定部32への入力信号
が無効化されることで、判定部32による判定動作は行
われない。また、送信部34の送信動作が終了すると
(すなわち、送信駆動信号がハイレベルのオン信号から
ローレベルのオフ信号に変化すると)、入力無効端子3
2aに入力される信号レベルは、RC積分回路のR5及
びC4で定まる時定数に応じて徐々に減少する。このた
め、送信部34の送信動作が終了した後も、入力無効端
子32aへの入力レベルがローレベルになるまでは、判
定部32への入力信号は無効化される。従って、送信駆
動信号がローレベルに変化した後、入力無効端子32a
の入力がローレベルとなるまでの時間が上記した時間T
となるように、RC積分回路の時定数を設定することに
より、上記図6に示す動作を実現することができる。
【0039】上記の構成によれば、送信部34の送信動
作に伴ってバッテリー電圧VBが低下した状態、及び、
送信動作の終了後バッテリーVBが回復する過程におい
て、判定部32への入力信号が無効化されることで、コ
ンパレータ30の参照電圧Vrefが変動する可能性の
ある状況下で判定部32による判定動作が行われること
が防止されている。
【0040】なお、上記した無効化回路42は、判定部
32に外付けしてもよく、あるいは、判定部32に内蔵
させることとしてもよい。また、判定部32をマイクロ
コンピュータにより構成する場合には、その内部クロッ
クを用いて、送信駆動信号をオンからオフに変化させた
後の経過時間を計測し、この経過時間が上記の所定時間
Tに達するまで、コンパレータ30から入力される信号
を無視することにより無効化回路42と同様の機能を実
現することとしてもよい。
【0041】上述の如く、本実施例によれば、コンパレ
ータ32の基準電圧Vrefが、レギュレータ電圧Vr
egを分圧することにより生成されるので、携帯機24
の消費電流の変化によってバッテリー電圧VBが変動し
た場合にも、参照電圧Vrefの変動を抑制することが
できる。従って、本実施例の電子キーシステムによれ
ば、バッテリー電圧VBの変動に起因する判定部32の
誤判定を抑制することができる。また、送信部34には
電圧レギュレータ40を介することなくバッテリー電圧
VBを直接供給することにより、送信部34による送信
出力を最大限に確保することができる。
【0042】更に、上述の如く、本実施例によれば、コ
ンパレータ30の基準電圧Vrefが変動する可能性の
ある状況下で判定部32による判定処理が行われるのを
防止することができるので、判定部32の誤判定に起因
して送信部32が返送信号を誤って送信するのを抑制す
ることができる。従って、本実施例の電子キーシステム
によれば、誤って送信された返送信号により車両側でド
アのアンロック等の制御が不適切に実行されるのを抑制
することができる。
【0043】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。本実施例の電子キーシステムは、上記第1実施例の
携帯機24に代えて携帯機100を用いることにより実
現される。図8は、本実施例の携帯機100の全体構成
を示すブロック回路図である。なお、図8において、図
2に示す携帯機24と同一の構成部分については同一の
符号を付してその説明を省略する。
【0044】本実施例において、アンテナ26はLC並
列共振回路により構成されている。従って、アンテナ2
6の共振特性により、送信機16から送信されるリクエ
スト信号の搬送周波数に対する選択度を確保することが
できる。そこで、本実施例では、図8に示す如く、上記
第1実施例のフィルタ28に代えて、コンデンサC5が
設けている。ただし、より良好な選択度を得るために、
上記第1実施例と同様に、フィルタ28を設けることと
してもよい。携帯機100は、また、上記第1実施例の
抵抗R2に代えて、コンデンサC6を備えている。従っ
て、本実施例においては、整流回路とコンパレータ30
とは、コンデンサC6を介して交流的に結合(AC結
合)されている。
【0045】コンパレータ30の負入力端子30bは、
抵抗R6を介して、抵抗R3と抵抗R4との接続点に接
続されている。また、コンパレータ30の正入力端子3
0aは、抵抗R7を介して抵抗R3と抵抗R4との接続
点に接続されていると共に、抵抗R8を介して接地され
ている。従って、負入力端子30bには、レギュレータ
電圧Vregを抵抗R3及びR4で分圧して得られる基
準電圧Vrefが入力されると共に、正入力端子30a
には、基準電圧Vrefを抵抗R7及びR8で分圧して
得られる電圧Vi(=Vref・R8/(R7+R8)
<Vref)が入力される。
【0046】このため、アンテナ26によりリクエスト
信号が受信されない状態又はリクエスト信号に含まれる
リクエストコードが「0」の状態では、正入力端子30
aへの入力電圧が基準電圧Vrefよりも低圧のViと
なることで、出力端子30cからの出力電圧はローレベ
ル(0ボルト)となる。一方、アンテナ26によりリク
エスト信号が受信されると、その受信信号がダイオード
D3及びD4により検波される。このため、リクエスト
コードの「1」に対応して、正入力端子30aへの入力
電圧が上昇し、基準電圧Vrefを上回ることにより、
出力端子30cからハイレベルの電圧が出力される。こ
のようにして、コンパレータ30の出力端子30cか
ら、リクエスト信号の復号信号が出力される。
【0047】上記第1実施例では、整流回路とコンパレ
ータ30とが抵抗R2を介して直流的に結合(DC結
合)されている。このため、受信されたリクエスト信号
が「1」から「0」へ変化すると、コンデンサC1に充
電されていた電荷が抵抗R1を介して放電することで、
正入力端子30aへの入力電圧はC1及びR1で定まる
時定数で緩やかに減少する。従って、リクエスト信号が
ハイレベルからローレベルへ変化した後、正入力端子3
0aへの入力電圧が基準電圧Vrefを下回るまで、す
なわち、出力端子30aに出力される復号信号がハイレ
ベル電圧VHからローレベル電圧VLに変化するまでに
時間遅れが発生する。かかる時間遅れは、基準電圧Vr
efを高く設定することにより抑制できるが、この場合
には、リクエスト信号がローレベルからハイレベルに変
化した際に、同様の時間遅れが生じてしまう。このよう
に、DC結合の場合には、リクエスト信号の変化に対す
る復号信号の変化の遅れに起因して、復号されたリクエ
ストコードのデューティ比が、元のリクエストコードの
デューティ比と一致しなくなる現象が生ずるのを完全に
防止することはできない。
【0048】これに対して、本実施例では、上記の如
く、整流回路とコンパレータ30とがAC結合されてい
る。このため、受信されたリクエスト信号が「1」と
「0」との間を変化した場合、上記したDC結合の場合
のように直流成分の放電に伴う電圧変化の遅れが生じな
いので、正入力端子30aへの入力電圧は、リクエスト
信号の変化に速やかに追従して上記した電圧Viの周り
を変化することになる。このため、電圧Viを基準電圧
Vrefとの差が十分に小さくなるように設定すること
で、受信したリクエスト信号に含まれるリクエストコー
ドのデューティ比を忠実に再現した復号信号を得ること
ができる。
【0049】なお、上記の如く、本実施例では、コンパ
レータ30への入力をAC結合により行っているため、
リクエスト信号がハイレベル(「1」)を持続した場合
には、コンパレータ30への入力レベルは、回路に含ま
れる各抵抗及びコンデンサにより定まる時定数に応じた
速度で次第に低下してローレベルとなる。そこで、リク
エストコードにおいて論理値「1」が持続する時間の最
大値に対して、上記時定数が十分に大きくなるように抵
抗値及びコンデンサ容量を設定することにより、リクエ
ストコードの「1」が持続する場合にも、コンパレータ
30による復号処理を適正に行うことができる。
【0050】本実施例においても、上記第1実施例と同
様に、基準電圧Vrefが、図3に示す電圧レギュレー
タ40のレギュレータ電圧Vregに基づいて生成され
ることで、バッテリー電圧VBの変動による誤判定を抑
制することが可能となっている。また、図7に示す無効
化回路42によって図6に示す動作タイミングを実現す
ることにより、判定部32により誤判定がなされる可能
性がある状況下で、その判定結果に基づいて返送信号が
送信されるのを防止することができる。
【0051】なお、上記第1及び第2実施例において
は、コンパレータ30及び判定部32が請求項に記載し
た受信判定手段に、送信部34が請求項に記載した送信
手段に、電圧レギュレータ40が請求項に記載した電圧
安定化手段に、無効化回路42が請求項に記載した判定
無効化手段に、ぞれぞれ相当している。
【0052】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、バッテリー電圧が変動した場合にも受信判定手段に
よる判定精度の低下を抑制することができる。また、請
求項2記載の発明によれば、送信手段による送信出力の
低下を抑制することができる。
【0053】更に、請求項3乃至5記載の発明によれ
ば、受信判定手段による誤判定が想定される場合に、受
信判定手段による判定結果が用いられるのを防止するこ
とができる。従って、本発明によれば、誤判定に基づい
て返送信号が誤って送信されるのを抑制することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である電子キーシステムの構
成を示すブロック図である
【図2】本実施例の電子キーシステムが備える携帯機の
構成を示すブロック回路図である。
【図3】携帯機の電源部を示すブロック図である。
【図4】バッテリーの総電流消費量とバッテリー電圧V
Bとの関係の一例を示す図である。
【図5】(A)は送信部が送信動作を行う場合のバッテ
リー電圧VBの時間変化を示す図である。(B)は送信
部の送信動作のオンオフ状態の時間変化を示す図であ
る。
【図6】本実施例の電子キーシステムの動作の一例を示
すタイムチャートであり、(A)は、リクエスト信号の
オン/オフ状態を示し、(B)は、送信部の送信動作の
オンオフを示し、(C)は、バッテリー電圧の変化を示
し、(D)は、判定部への入力信号の有効/無効状態を
示す。
【図7】携帯機が備える無効化回路を示す図である。
【図8】本発明の第2実施例の電子キーシステムが備え
る携帯機の構成を示すブロック回路図である。
【符号の説明】
24、100 携帯機 30 コンパレータ 32 判定部 34 送信部 38 バッテリー 40 電圧レギュレータ 42 無効化回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02J 7/00 302 H02J 7/00 302A Fターム(参考) 2E203 AA22 BB08 BB65 FF23 FF27 FF36 2E204 AA01 BB03 CC03 DD00 DD01 LL02 MM04 NN00 5G003 BA01 CA12 DA14 DA16 DA17 FA04 GC06 5G065 BA02 EA02 FA02 GA07 HA04 JA04 KA05 LA07 MA07 MA09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリーを電源として作動する移動局
    を有し、該移動局は、固定局から送信されるリクエスト
    コードを受信して該受信したリクエストコードの妥当性
    を判定する受信判定手段と、該受信判定手段により妥当
    であると判定された場合に所定の返送信号を送信する送
    信手段とを備える電子キーシステムにおいて、 前記移動局は、少なくとも前記バッテリーから前記受信
    判定手段への電源供給経路に電圧安定化手段を備えるこ
    とを特徴とする電子キーシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子キーシステムにおい
    て、 前記移動局は、前記バッテリーから前記送信手段への電
    源供給経路には前記電圧安定手段を備えないことを特徴
    とする電子キーシステム。
  3. 【請求項3】 バッテリーを電源として作動する移動局
    を有し、該移動局は、固定局から送信されるリクエスト
    コードを受信して該受信したリクエストコードの妥当性
    を判定する受信判定手段と、該受信判定手段により妥当
    であると判定された場合に所定の返送信号を送信する送
    信手段とを備える電子キーシステムにおいて、 前記移動局は、前記バッテリーの電圧低下が想定される
    電圧低下想定状態において、前記受信判定手段の判定動
    作を無効化する判定無効化手段を備えることを特徴とす
    る電子キーシステム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の電子キーシステムにおい
    て、 前記電圧低下想定状態は、前記送信手段による前記所定
    の返送信号の送信時であることを特徴とする電子キーシ
    ステム。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載の電子キーシステム
    において、 前記判定無効化手段は、前記電圧低下予想状態の終了後
    所定時間は、前記受信判定手段の判定動作を無効化した
    状態を維持することを特徴とする電子キーシステム。
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