JP2000085615A - トラクタの安全フレーム支持部の構造 - Google Patents

トラクタの安全フレーム支持部の構造

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JP2000085615A
JP2000085615A JP10264518A JP26451898A JP2000085615A JP 2000085615 A JP2000085615 A JP 2000085615A JP 10264518 A JP10264518 A JP 10264518A JP 26451898 A JP26451898 A JP 26451898A JP 2000085615 A JP2000085615 A JP 2000085615A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラクタの運転部を保護する逆U字状に構成
した安全フレームにおいて、ランプの装着、トップリン
クの保持、セレクティブコントロールバルブの取り外し
を容易にする。 【解決手段】 安全フレーム31の下部を左右のフエン
ダ63上面に固設して、該安全フレーム31の下部両側
にジョイントフレーム33を横架し、前記安全フレーム
31に配線用孔93、ランプ取付け孔92、取出孔96
を設け、トップリンク固定装置81を常時トップリンク
51を保持する角度で維持し、フェンダ63に開口部6
3aを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタの安全フ
レーム(ロプス)支持部に外装部品を装着するための構
成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、キャビンを装着しないトラクタに
おいて、運転部の作業者を保護するために安全フレーム
が配設されている。該安全フレームは、逆U字状に構成
されたフレームを運転席の後部両側のフエンダー上に立
設しており、該フエンダーは強度を向上させるために補
強フレームが一体的に構成されており、該補強フレーム
はリアアクスルケース上に固設されている。また、トラ
クタに取り付ける方向指示器はフエンダー上に配置され
ていたり、キャビンを装着した場合には、ハンドル前側
方に立設したキャビンフレームに装着されていた。例え
ば、実登2565114号の技術である。また、作業灯
をキャノピーの上部の前後に配置する構成も公知となっ
ている。例えば、実公平6−7585号の技術である。
また、従来トラクタの後部に配設した作業機装着装置に
作業機を装着しない場合、トップリンクは装着したまま
で、本機側に固定していた。即ち、該トップリンクの本
機側を回動自在に枢支した状態とし、保持具はPTO軸
の保護カバーや本機後部の防泥カバーに装着して、該保
持具にトップリンクを係止して、トップリンクが振動や
走行時の揺れで本機と当接して損傷を与えないようにし
ていた。例えば、実開昭55−104005号や実開昭
57−59155号の技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の構
成において、方向指示器や作業灯のハーネスはむき出し
または余分な部品にて覆われていたので、むき出しの場
合には、作業中にハーネスを引っ掛けたりすることがあ
り、外観も悪く、耐久性も低くなっていた。また、該ハ
ーネスを特別な部品により覆い保護する場合は、ハーネ
スを保護するための部材を配設する必要があり、部品点
数が増え組立性が低下し、修理または整備する毎に取り
外す必要があり、作業時間が長くなるという問題があっ
た。さらに、前記安全フレーム上においてハーネスを保
護するためには充分な強度を有する必要があり、製造コ
ストが高くなっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】従来技術における課題は
上述のごとくであり、本発明はその課題を次に述べる手
段により解決するものである。請求項1に記載のごと
く、トラクタの運転部を保護する逆U字状に構成した安
全フレームにおいて、安全フレームの下部を左右のフエ
ンダ上面に固設して、該安全フレームの下部両側にジョ
イントフレームを横架して補強すると共に、前記安全フ
レームの上下中途部の外側面に配線用孔およびランプ取
付け孔を設け、下部内側面に取出孔を設け、ランプの配
線を配線用孔および取出孔を通過させて、前記ジョイン
トフレームの下方において左右の配線を接続する。
【0005】請求項2に記載のごとく、前記ジョイント
フレームの後面にトップリンク固定装置を配設し、該ト
ップリンク固定装置をフック部と支持軸部および取付ス
テーにより構成し、前記フック部を支持軸部を中心に回
動自在に支持するとともに、フック部を斜め後下方に突
出し、トップリンクを嵌合可能に構成した。
【0006】請求項3に記載のごとく、前記フエンダの
側面に開口部を設け、油圧ケース側面に配置するセレク
ティブコントロールバルブを、該開口部より着脱可能と
すると共に、該開口部を着脱可能なカバーにより被装し
た。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を添付
の図面により説明する。図1は本発明の実施例であるト
ラクタの全体側面図であり、図2は運転部の構成を示す
側面一部断面図、図3は同じく正面図、図4は同じく平
面図、図5は同じく斜視図、図6は安全フレーム基部を
示す斜視図、図7はキャビンを装着したトラクタを示す
側面図、図8は運転部の構成を示す右側面図、図9はセ
レクティブコントロールバルブの構成を示す側面図、図
10は同じく後面図、図11は同じく平面図、図12は
セレクティブコントロールバルブとフェンダの構成を示
す側面図、図13はトップリンク固定装置の構成を示す
側面一部断面図、図14は同じく平面一部断面図、図1
5は同じく後面図、図16はフック部の形状を示す平面
図、図17はランプの配置構成を示す側面図、図18は
同じく正面断面図、図19はランプの配線構成を示す正
面一部断面図である。
【0008】まず、本発明のトラクタの全体構成につい
て、図1により説明する。前後に前輪2、後輪3を懸架
し、本機の前部にボンネット4を配設し、該ボンネット
4内にエンジン5を内装している。ボンネット4の後方
には、運転部18が設けられており、該運転部18には
ステアリングハンドル6、シート7および安全フレーム
31が配設されている。前記ボンネット4の後方に配設
した該ステアリングハンドル6の後方にはシート7を配
設しており、該シート7の後側方及び上方は逆U字状に
構成した安全フレーム31を配設して、転倒時等で作業
者を保護できるようにしている。
【0009】エンジン5の後方にはクラッチハウジング
13を、該クラッチハウジング13の後方にはミッショ
ンケース14を連結し、エンジン5からの動力を後輪3
に伝達して駆動している。後輪3の前方および上方はフ
ェンダ63に被装されている。また、エンジン5の駆動
力は、ミッションケース14後端から突出した動力取出
し軸(以下PTO軸)15にも伝達されて、機体後部に
装着した作業機を駆動できるように構成している。ま
た、前輪2はフロントアクスル26に装着されている。
【0010】次に運転部18の構成について図2乃至図
6を用いて説明する。運転部18にはシート7及び安全
フレーム31が配設されている。該シート7の下方には
油圧ケース51が配設されており、該油圧ケース51の
上部には油圧シリンダーを設けて、リフトアームやリフ
トリンク等の作業機装着装置を介してトラクタの後部に
装着された作業機を昇降可能に構成している。前記シー
ト7の後方に配置した安全フレーム31は、正面視で逆
U字状に構成され、シート7の後方上部および側部より
運転者を保護可能に構成されている。該安全フレーム3
1は中空の角または丸パイプで構成されており、強度を
維持すると共に軽量化を実現している。また、安全フレ
ーム31の下部は安全フレーム基部31aに上に固設さ
れている。
【0011】該安全フレーム基部31aは図6に示すよ
うに、安全フレーム基部31aの底面にはステー100
が固設されており、該安全フレーム基部31aの底面に
固設されたステー100にはボルトを挿嵌可能な孔が設
けられている。
【0012】該安全フレーム基部31aは、ステー10
0、フェンダ63を介して、トラクタの左右側部に配設
したロアフレーム(補強フレーム)32上に配設されて
おり、該ロアフレーム32の上面にボルトにより固定さ
れている。また、安全フレーム基部31aにはジョイン
トフレーム33が接続されている。
【0013】また、図7に示すように、キャビン仕様と
する場合には安全フレーム上に別部材131を取付け、
その上にキャビン110を載せることができる。これに
よりキャビン110の装着を容易にしている。
【0014】ジョイントフレーム33はトラクタの左右
側部に配設されたロアフレーム32・32間に配設され
ており、該ロアフレーム32に固設した前記安全フレー
ム基部31aのステー100に固設されている。該ジョ
イントフレーム33の両端には接続部33aが構成され
ており、該接続部33aにおいて安全フレーム基部31
aのステー100に接続している。該接続部33aは正
面視、L字状に構成されており、平面方向および側面方
向において前記ステー100に固設されている。また、
該接続部33aは平面視、T字状に構成されており安全
フレーム基部31aのステー100の上面には上下方向
に螺装されるボルトにより固設されており、ステー10
0の側面方向には機体左右方向に螺装されるボルトによ
り固定されている。該構成により、ジョイントフレーム
33は上下方向、左右方向及び前後方向よりの力に対し
て、耐えることが可能である。また、該ジョイントフレ
ーム33により、安全フレーム31の剛性を強化してい
る。
【0015】また、上記の構成において図7に示すよう
に安全フレーム31の安全フレーム基部31aにジョイ
ントフレーム33を接続した状態において、別部材13
1を取付け、トラクタにキャビン110を配設すること
も可能である。該構成において、安全フレーム基部31
aにジョイントフレーム33が接続されているので、該
ジョイントフレーム33により機体の強度を維持するこ
とが可能である。このため、別部材131を取付け、キ
ャビン110を装着することにより、キャビン仕様のト
ラクタを構成できるため、該トラクタにおいてキャビン
および安全フレーム31以外の部品の大部分を共用する
ことができる。また、製造コストを減少することも出来
る。
【0016】また、前記運転部18の下方には油圧ケー
ス51が配設されている。該油圧ケース51両側から後
方にリフトアーム53が延出され、該アーム53の基部
は油圧により機体左右方向を回動軸芯として回動可能に
構成され、トラクタの後部に装着した作業機を昇降させ
ることができる。また、該油圧ケース51の後面または
ミッションケース後面にはトップリンク52の一端が回
動自在に枢支され、該トップリンク52とミッションケ
ースの両側部に枢支するロアリンクによって作業機装着
装置を構成している。
【0017】また、上記油圧ケース51の右側面には、
図8に示すように後付けの作業機用の油圧制御を行うセ
レクティブコントロールバルブ(以下SCV)61を装
着可能に構成されている。SVC61は、リンク機構6
2aを介してシート7の前方に配設したSCV操作レバ
ー62と連結されて、該SCV操作レバー62によりS
CV61のスプールを操作可能に構成している。作業機
としては例えば、機体前部に装着するフロントローダや
スノースロア、ブレード等である。
【0018】次に、SCV61の取付け構成について図
8乃至図12において説明する。該SCV61は、油圧
制御可能な油圧バルブにより構成されており、シート7
の下部に配設した油圧ケース51の側面であって、前記
フェンダ63の内側に配設されている。そして、該フェ
ンダ63の前記SCV61が取付けられた側方位置には
開口部63aが設けられ、該開口部63aよりSCV6
1を脱着できるようにしており、該開口部63aは常時
カバー63bによって閉じられている。
【0019】このため、前記SCV61を取り付けるに
は、後輪を外し、カバー63bを外すことによって取り
付けることができる。よって、フェンダ63を取り外す
必要がなく、該フェンダ63に取り付けられた安全フレ
ーム31も取り外す必要がなくなり、容易にSCV61
を取り付けることが可能である。このため、SCV61
の取付けの作業性が向上し、作業時間が短縮する。特に
小型のトラクタにおいては、SCV61を油圧ケース5
1の側方に配置可能であるため、シート位置を低くする
ことが可能であり、また操作レバーをシート右前方に位
置させることによって操作が容易になるのである。
【0020】また、SCV61を油圧ケース51の側面
に着脱自在に構成し、該SCV61をフェンダ63に設
けた開口部63より着脱可能に構成し、該開口部63を
カバー63bにより覆うので、SCV61を必要に応じ
てトラクタに後付けることが出来る。このため、該SC
V61の装着のためにシート7の位置を高く構成した
り、トレッドを大きくするなど、SCV61の装着のた
めにトラクタの構成を変更する必要がない。また、従来
のトラクタよりの変更箇所が少なく済むため、トラクタ
の共通部材を多くするとともに部品点数を削減可能であ
る。
【0021】また、図9に示すようにSCV61にはリ
ア油圧取り出し部が設けられており、該リア油圧取り出
し部にリア油圧取り出しホース71・72を接続可能に
構成している。該リア油圧取り出しホース71・72
は、それぞれリア油圧取り出し用カプラ71b・72b
に接続されており、該リア油圧取り出し用カプラ71b
・72bに図示しない機体後部に接続する作業機に油圧
取り入れホースを接続し、該作業機に動力を伝達可能で
ある。また、該油圧ホース71・72はフェンダ63よ
り機体の内側に配設されており、該油圧ホース71・7
2が保護される構成になっている。該リア油圧取り出し
用カプラ71b・72bは、ブラケット73に配設され
ており、該ブラケット73は前述のジョイントフレーム
33とともにロアフレーム32に固設されている。即
ち、リア油圧取出用のカプラの取付けブラケット73を
左右ロアフレーム間に渡されたジョイントフレーム33
と共締めする構成とする。
【0022】該ブラケット73は正面視逆L状の取付け
部73aと長方形の板状のカプラ配設部73bにより構
成されている。該カプラ配設部73bは安全フレーム基
礎部31aの上部と下部の間の空間に挿入可能な高さに
構成されており、該安全フレーム基部31a内部に配設
されている。また、該ブラケット73の取付け部73a
はジョイントフレーム33の接続部33aおよびステー
100と共にロアフレーム32に固定されている。該取
付け部73aは上下に前記ジョイントフレーム33の接
続部33aおよびステー100と共にロアフレーム32
に固定されており、左右方向にジョイントフレーム33
の接続部33aおよびステー100に固設されている。
【0023】このため、該ブラケット73を固定するボ
ルト73aは前記安全フレーム基部31aにより保護さ
れるとともに、該ブラケット73は安全フレーム基部3
1aより機体内側に配設されているため、該安全フレー
ム基部31aにより外側からの障害物から保護される構
成になっている。また、該ブラケット73に配設された
リア油圧取り出し用カプラ71b・72bは、該ブラケ
ット73において上下に並べて配設されている。このた
め、リア油圧取り出し用カプラ71b・72bが同一の
部品により固設されており、部品点数をが削減され組み
立て性および、整備性が上がると共に製造コストが削減
される。
【0024】また、該ブラケット73がシート7の後方
に配設したジョイントフレーム33と共にロアフレーム
33に固設され、該ブラケット73の一部は前記安全フ
レーム基部31aの内側に挿入されている。また、リア
油圧取り出し用カプラ71b・72bが縦に並べられて
いるので、該ブラケット73の剛性を維持しながら該ブ
ラケット73の巾を短く構成可能であり、該ブラケット
73の内側への突出量が減少する。このため、シート7
付近の空間を有効に使用することができ、運転者の快適
性が損なわれない。
【0025】次に図13乃至図16において、作業機装
着装置に作業を装着しない場合のトップリンク52の固
定装置81の構成について説明する。該固定装置81
は、前記ジョイントフレーム33の後面であって、該ジ
ョイントフレーム33の略左右中央部に配設されてい
る。該固定装置81はフック部81aと支持軸部81c
および取付ステー81bにより構成されており、該取付
ステー81bはボルトにより該ジョイントフレーム33
の後面に固設されている。また、該取付ステー81bの
左右中央部は後方に突出するように折り曲げた形状とし
て、フック部81aの支持軸部81cが嵌合できるよう
にΩ状に構成している。
【0026】該フック部81aの上部の支持軸部81c
は直線形状の杆に形成されており、前記取付ステー81
bに垂直方向で回動自在に保持され、フック部81aは
この支持軸部81c下部より図13に示すように斜め後
下方へ突出され、図14に示すように、該フック部81
aを回動して、フック部81aをジョイントフレーム3
3の下方に収納することを可能としている。これによ
り、該フック部81aのジョイントフレーム33よりの
後方への突出量が減少し、フック部81aとトップリン
ク52と干渉が起きないようにしている。また、フック
部81aの上端は略90°に曲げられており、該フック
部81aが前記取付ステー81bより抜け落ちない構成
になっている。また、フック部81aの下部は図16に
示すように略C字状に構成されて、その内形状を前記ト
ップリンク52の外周形状に略等しく構成されており、
該フック部81aの下端は内側に曲げられた後に外側に
広げた形状として、トップリンク52を挿入し易く、外
れ難くしている。このようにして、フック部81aを後
方へ突出した位置では、前記トップリンク52を持ち上
げて側方へ回動するだけで、固定装置81に容易に保持
させることができるのである。外すときも逆の側方へ回
動するだけでよいのである。
【0027】次に安全フレーム31の両側に配設される
方向指示器となるランプ91の取付け構成について図1
7乃至図19を用いて説明する。図17に示すように、
ランプ91は安全フレーム31の外側に配設される。該
安全フレーム31の外側面の上下中途部にはランプ装着
孔92・92、配線用孔93が開口され、安全フレーム
基部31aの内側面の下部には取出孔96が開口されて
おり、該ランプ装着孔92・92にランプ91に固設さ
れた接続具91aが挿入され該ランプ91が安全フレー
ム31に固設される構成になっている。
【0028】本実施例においては前記ランプ装着孔92
・92、配線用孔93、取出孔96の周囲にはそれぞれ
弾性体により構成されるブッシュが装着されて、ガタが
生じたり、水等が浸入しないようにし、また、配線用孔
93に装着された配線91bを保護するようにしてお
り、該ランプ装着孔92・92に挿入する接続具91a
は先端部が根元部よりも大径の構成されており、該先端
部を該ランプ装着孔92にブッシュを弾性変形させ挿入
し、該ブッシュにより接続具91aを前記ランプ装着孔
92に装着する構成になっている。但し、前記ランプ9
1を安全フレーム31に装着する構成は、上記の限りで
なく、ネジやボルトリベット等を用いても良く、安全フ
レーム31に設けた孔にランプ91を装着可能であれば
良い。
【0029】また、ランプ91の配線91bは前記配線
用孔93より安全フレーム31の内部に延出されてお
り、該配線91bには保護チューブが被装され該配線9
1bを保護する構成になっている。本実施例において
は、前記配線91bは保護チューブであるコルゲートチ
ューブ95内に挿入されて被装され、該コルゲートチュ
ーブ95により配線91bが保護される構成になってい
る。該コルゲートチューブ95は図19に示すように、
安全フレーム基部31aの下部に設けた取出孔96よ
り、該安全フレーム31の外部に延出され、前記ジョイ
ントフレーム33に沿わせて、該ジョイントフレーム3
3の下方で左右のコルゲートチューブ95と配線91b
を一つに束ねて、機体前部の操作パネル側へ延長して、
スイッチの操作で前記ランプ91を発光または点滅可能
に構成している。
【0030】上記の構成において、配線91bおよびコ
ルゲートチューブ95は安全フレーム31の内部に配設
されるため、該安全フレーム31により保護される構成
になっている。これにより、配線91bを保持するため
の部材を削減することができ、外部より配線91bが見
えないので、トラクタの外観が向上し、該安全フレーム
31の周囲の突起物を減少できるので、トラクタの清掃
性がよくなる。また、配線91bはコルゲートチューブ
95内に収納されているので、引っ掛けたり、他の部品
等との摩擦等で電線が露出して短絡するようなことがな
くなるのである。
【0031】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏する。請求項1に記載のごとく、トラク
タの運転部を保護する逆U字状に構成した安全フレーム
において、安全フレームの下部を左右のフエンダ上面に
固設して、該安全フレームの下部両側にジョイントフレ
ームを横架して補強すると共に、前記安全フレームの上
下中途部の外側面に配線用孔およびランプ取付け孔を設
け、下部内側面に取出孔を設け、ランプの配線を配線用
孔および取出孔を通過させて、前記ジョイントフレーム
の下方において左右の配線を接続するので、該ランプを
安全フレームに容易に配設可能であり、該ランプの配線
を安全フレームにより保護することが出来る。また、安
全フレーム外側面に配線しないので、トラクタの外観を
向上すると共に、安全フレームの清掃性が良くなる。ま
た、安全フレームに配線を結束する部品を省略すること
ができる。また、ジョイントフレームの下方の配線はそ
の下方に隠れて美観を損なうことなく、邪魔にならず保
護される。
【0032】請求項2に記載のごとく、前記ジョイント
フレームの後面にトップリンク固定装置を配設し、該ト
ップリンク固定装置をフック部と支持軸部および取付ス
テーにより構成し、前記フック部を支持軸部を中心に回
動自在に支持するとともに、フック部を斜め後下方に突
出し、トップリンクを嵌合可能に構成したので、簡単な
構成によりトップリンク固定装置を構成可能である。ま
た、該固定装置のフック部が垂直方向の回動軸により回
動可能に構成されているので、該フック部が重力により
倒れることがなく、トップリンクを固定する際にフック
部を起こす手間を省くことが出来、容易に嵌合して保持
することができる。
【0033】請求項3に記載のごとく、前記フエンダの
側面に開口部を設け、油圧ケース側面に配置するセレク
ティブコントロールバルブを、該開口部より着脱可能と
すると共に、該開口部を着脱可能なカバーにより被装し
たので、フェンダに固定されたジョイントフレームを取
り外すことなく、セレクティブコントロールバルブを後
付けすることができ、作業性が向上する。また、小型機
など運転部のシート下に空間的な余裕のない構成におい
て、該セレクティブコントロールバルブを油圧昇降機構
側面に配設しシートの位置を低くすることができ、ま
た、操作レバーをシート右前方に位置させることによっ
て操作が容易になるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるトラクタの全体側面図で
ある。
【図2】運転部の構成を示す側面一部断面図である。
【図3】同じく正面図である。
【図4】同じく平面図である。
【図5】同じく斜視図である。
【図6】安全フレーム基部を示す斜視図である。
【図7】キャビンを装着したトラクタを示す側面図であ
る。
【図8】運転部の構成を示す右側面図である。
【図9】セレクティブコントロールバルブの構成を示す
側面図である。
【図10】同じく後面図である。
【図11】同じく平面図である。
【図12】セレクティブコントロールバルブとフェンダ
の構成を示す側面図である。
【図13】トップリンク固定装置の構成を示す側面一部
断面図である。
【図14】同じく平面一部断面図である。
【図15】同じく後面図である。
【図16】フック部の形状を示す平面図である。
【図17】ランプの配置構成を示す側面図である。
【図18】同じく正面断面図である。
【図19】ランプの配線構成を示す正面一部断面図であ
る。
【符号の説明】
31 安全フレーム 31a 安全フレーム基部 33 ジョイントフレーム 61 セレクティブコントロールバルブ(SCV) 71b・72b カプラ 73 ブラケット 91 ランプ 92 ランプ装着孔 93 配線用孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタの運転部を保護する逆U字状に
    構成した安全フレームにおいて、安全フレームの下部を
    左右のフエンダ上面に固設して、該安全フレームの下部
    両側にジョイントフレームを横架して補強すると共に、
    前記安全フレームの上下中途部の外側面に配線用孔およ
    びランプ取付け孔を設け、下部内側面に取出孔を設け、
    ランプの配線を配線用孔および取出孔を通過させて、前
    記ジョイントフレームの下方において左右の配線を接続
    することを特徴とするトラクタの安全フレーム支持部の
    構造。
  2. 【請求項2】 前記ジョイントフレームの後面にトップ
    リンク固定装置を配設し、該トップリンク固定装置をフ
    ック部と支持軸部および取付ステーにより構成し、前記
    フック部を支持軸部を中心に回動自在に支持するととも
    に、フック部を斜め後下方に突出し、トップリンクを嵌
    合可能に構成したことを特徴とする請求項1記載のトラ
    クタの安全フレーム支持部の構造。
  3. 【請求項3】 前記フエンダの側面に開口部を設け、油
    圧ケース側面に配置するセレクティブコントロールバル
    ブを、該開口部より着脱可能とすると共に、該開口部を
    着脱可能なカバーにより被装したことを特徴とする請求
    項1記載のトラクタの安全フレーム支持部の構造。
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