JP2000085480A - 自動車用ドアトリムのポケット構造 - Google Patents

自動車用ドアトリムのポケット構造

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JP2000085480A
JP2000085480A JP10254126A JP25412698A JP2000085480A JP 2000085480 A JP2000085480 A JP 2000085480A JP 10254126 A JP10254126 A JP 10254126A JP 25412698 A JP25412698 A JP 25412698A JP 2000085480 A JP2000085480 A JP 2000085480A
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Takao Yanagiya
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポケットの裏当てボードに板厚のバラツキが
あってもがたつきのない固定を行う。 【解決手段】 ポケット7を挟む位置におけるトリム本
体2の裏側13に係止爪9及びボス10を設けると共
に、ポケット7の長さ方向の両端部におけるトリム本体
2の裏側13にリブ11を設ける。リブ11に裏当てボ
ード8を当接させた状態で裏当てボード8の一側を係止
爪9に係止し、他側をボス10に固定する。裏当てボー
ド8を湾曲状に撓ませる凸状湾曲面15をリブ11に設
けて裏当てボードの板厚のバラツキを吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ドアトリ
ムに設けられるポケットの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、一般的に用いられている自動車
用ドアトリム1を示し、車室側に臨むトリム本体2を有
している。このトリム本体2の前方側には、インストル
メントパネル(図示省略)の逃げ部3が形成され、上下
方向の中間部分には、アームレスト部4が突出してい
る。該アームレスト4の上方には、布材が張設された中
継ぎ部5及びインサイドハンドル用の開口部6が形成さ
れている。又、アームレスト部4の下方には、ポケット
7が設けられている(類似技術として実開平3−868
50号公報参照)。
【0003】前記ポケット7に対応したトリム本体2の
裏側には、図4に示すように、裏当てボード8が取り付
けられる。該裏当てボード8を取り付けるために、トリ
ム本体2の裏側におけるポケット7の上部に複数の係止
爪9を形成すると共に、ポケット7の下部に複数のボス
10を形成し、さらに、トリム本体2の裏側におけるポ
ケット7の長さ方向の両端部に面一のリブ11を形成し
ている。
【0004】裏当てボード8は、該裏当てボード8の長
さ方向の両端部をリブ11に当接させ、この当接状態で
裏当てボード8の上部を係止爪9に差し込んで係止する
と共に、裏当てボード8の下部にスクリュー12を差し
込んでボス10にねじ込むことにより、裏当てボード8
をトリム本体2の裏側におけるポケット7との対向位置
に取り付けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のようなポケット
構造では、係止爪9とリブ11とのクリアランスcを裏
当てボード8の板厚tのバラツキを考慮して、裏当てボ
ード8の板厚よりも大きく設定してある(c>t)。こ
のため、裏当てボード8が許容される最大の板厚の場合
には、裏当てボード8を良好に固定することができる
が、裏当てボード8が許容最大板厚よりも薄い場合、係
止爪9と裏当てボード8との間に隙間ができて、裏当て
ボード8ががたつき、このがたつきによって異音が発生
するおそれがある。
【0006】本発明は、このような従来の問題点を考慮
してなされたものであり、裏当てボードの板厚にバラツ
キがあっても裏当てボードをがたつくことなく固定する
ことができる自動車用ドアトリムのポケット構造を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、ポケットを挟む位置におけるト
リム本体の裏側に係止爪及びボスを設けると共に、ポケ
ットの長さ方向の両端部におけるトリム本体の裏側にリ
ブを設け、前記リブに裏当てボードを当接させた状態で
裏当てボードの一側を前記係止爪に係止し、他側を前記
ボスに固定する自動車用ドアトリムのポケット構造にお
いて、前記裏当てボードを湾曲状に撓ませる湾曲作用部
を前記リブに設けたことを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載の自動車
用ドアトリムのポケット構造であって、前記湾曲作用部
はリブに設けた凸状湾曲面であることを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、請求項1記載の自動車
用ドアトリムのポケット構造であって、前記湾曲作用部
はリブに突設した突起であることを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、請求項1記載の自動車
用ドアトリムのポケット構造であって、前記裏当てボー
ドは木粉を樹脂に混入して成形したハードボードである
ことを特徴とする。
【0011】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、リブに形
成した湾曲作用部が裏当てボードを湾曲状に撓ませ、こ
の湾曲状態で裏当てボードが係止爪に係止されると共
に、ボスに固定される。このように裏当てボードを湾曲
させることにより、板厚のバラツキが吸収されて裏当て
ボードが係止爪に確実に係止するため、裏当てボードを
がたつきなく取り付けることができる。
【0012】請求項2記載の発明によれば、リブに設け
た凸状湾曲面が裏当てボードに当接して裏当てボードを
湾曲させるため、裏当てボードをがたつきなく取り付け
ることができる。
【0013】請求項3記載の発明によれば、リブに突設
した突起が裏当てボードに当接して裏当てボードを湾曲
させるため、裏当てボードをがたつきなく取り付けるこ
とができる。
【0014】請求項4記載の発明によれば、裏当てボー
ドが木粉混入の樹脂によって成形されたハードボードか
らなるため、裏当てボードが良好に湾曲できると共に、
裏当てボードの成形を簡単に行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する実施形態
により具体的に説明する。なお、実施形態では、図3と
同一の部材には同一の符号を付して対応させてある。
【0016】図1は、本発明の一実施形態を示し、ポケ
ット7に対応したトリム本体2の裏側13に、係止爪9
及びボス10が設けられている。係止爪9及びボス10
は、図3に示すように、ポケット7を挟む位置における
トリム本体2の裏側13に複数が設けられるものであ
り、係止爪9がポケット7の上部に位置する一方、ボス
10がポケット7の下部に位置している。
【0017】係止爪9は、トリム本体2の裏側から逆L
字状となるように起立しており、その屈曲部9aがボス
10方向に延び、この屈曲部9aが裏当てボード8の上
端部を係止する。
【0018】ボス10は、裏当てボード8が当接し、こ
の当接状態でスクリュー12がねじ込まれることにより
裏当てボード8の下端部を固定する。
【0019】以上に加えて、トリム本体2の裏側には、
リブ11が設けられている。該リブ11は、図3に示す
ように、ポケット7の長さ方向の両端部におけるトリム
本体2の裏側13に立ち上がっており、この立ち上がり
によって裏当てボード8の長さ方向の両端部に当接す
る。
【0020】この実施形態において、裏当てボード8が
当接するリブ11の当接面には、裏当てボード8方向に
膨出する凸状湾曲面15が形成されている。凸状湾曲面
15は、リブ11の上下の端部11a、11bから徐々
に裏面側(図1の右側)に膨出し、上下方向の長さの中
央部分11cで、最も高く、即ち最も膨出している。こ
の凸状湾曲面15の最も高い中央部分11cは、裏当て
ボード8の板厚のバラツキを吸収するように設定される
ものであり、例えば、上下の端部11a、11bよりも
0.6mm程度高くなっている。このように凸状湾曲面
15を設けることにより、凸状湾曲面15は裏当てボー
ド8を湾曲状に撓ませる湾曲作用部を構成している。
【0021】この実施形態における裏当てボード8の固
定は、リブ11の凸状湾曲面15に裏当てボード8の両
端部を当接し、この当接状態で裏当てボード8の上部を
係止爪9の屈曲部9aに係止し、さらに、裏当てボード
8の下部にスクリュー12を貫通させてボス10にねじ
込むことにより行われる。
【0022】かかる固定状態では、裏当てボード8が凸
状湾曲面15に当接するため、凸状湾曲面15に沿った
湾曲状態となる。このように湾曲状態となることによ
り、裏当てボード8の板厚のバラツキが吸収されて、裏
当てボード8が係止爪9の屈曲部9aに確実に係止する
ことができる。このため、裏当てボード8をがたつきな
く取り付けることができる。
【0023】この実施形態における裏当てボード8の材
料は、ハードボードが使用されるものである。該ハード
ボードとは、木粉を樹脂に混入して板状に成形したもの
であり、樹脂量が少なくても通常の樹脂と同様な成形装
置によって成形することができ、成形が容易で、しかも
量産が可能となっている。又、通常の樹脂と同様に湾曲
状に撓むことができ、トリム本体2への取り付けを確実
に行うことができる。
【0024】図2は、本発明の別の実施形態を示し、リ
ブ11に突起16が形成されている。突起16は、リブ
11の上下方向の長さにおける中央部分11cに突設し
ており、裏当てボード8に当接する湾曲作用部となって
いる。
【0025】この突起16が突設したリブ11に対して
裏当てボード8を当接すると、裏当てボード8は、湾曲
してリブ11から浮き上がる。このため、裏当てボード
8の上部は、リブ11の上部11aのエッジと係止爪9
の屈曲部9aとによって押さえ込まれるため、係止爪9
にがたつきなく係止することができる。従って、裏当て
ボード8の板厚がばらついていても、係止爪9との間で
のがたつきがない固定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の断面図である。
【図2】本発明の別の実施形態の断面図である。
【図3】一般のドアトリムの斜視図である。
【図4】従来の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
2 トリム本体 7 ポケット 8 裏当てボード 9 係止爪 10 ボス 11 リブ 13 トリム本体の裏側 15 湾曲作用部としての凸状湾曲面 16 湾曲作用部としての突起

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポケットを挟む位置におけるトリム本体
    の裏側に係止爪及びボスを設けると共に、ポケットの長
    さ方向の両端部におけるトリム本体の裏側にリブを設
    け、前記リブに裏当てボードを当接させた状態で裏当て
    ボードの一側を前記係止爪に係止し、他側を前記ボスに
    固定する自動車用ドアトリムのポケット構造において、 前記裏当てボードを、湾曲状に撓ませる湾曲作用部を前
    記リブに設けたことを特徴とする自動車用ドアトリムの
    ポケット構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車用ドアトリムのポ
    ケット構造であって、 前記湾曲作用部は、リブに設けた凸状湾曲面であること
    を特徴とする自動車用ドアトリムのポケット構造。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の自動車用ドアトリムのポ
    ケット構造であって、 前記湾曲作用部は、リブに突設した突起であることを特
    徴とする自動車用ドアトリムのポケット構造。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3何れか記載の自動
    車用ドアトリムのポケット構造であって、 前記裏当てボードは、木粉を樹脂に混入して成形したハ
    ードボードであることを特徴とする自動車用ドアトリム
    のポケット構造。
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