JP2000079537A - 工具ホルダーの密着状態検出装置 - Google Patents
工具ホルダーの密着状態検出装置Info
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- JP2000079537A JP2000079537A JP10246887A JP24688798A JP2000079537A JP 2000079537 A JP2000079537 A JP 2000079537A JP 10246887 A JP10246887 A JP 10246887A JP 24688798 A JP24688798 A JP 24688798A JP 2000079537 A JP2000079537 A JP 2000079537A
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- JP
- Japan
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- tool
- tool holder
- spindle
- resistance strain
- side end
- Prior art date
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q17/00—Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools
- B23Q17/002—Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools for indicating or measuring the holding action of work or tool holders
- B23Q17/003—Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools for indicating or measuring the holding action of work or tool holders by measuring a position
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Jigs For Machine Tools (AREA)
- Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】工具ホルダーが主軸のテーパ孔内に異常状態で
装着されているか否かを精度高く検出することができる
工具ホルダーの密着状態検出装置を提供することを課題
とする。 【解決手段】３枚以上の抵抗歪ゲージを主軸の工具側端
面の表面に別々に設け、これらの抵抗歪ゲージにつなが
るそれぞれの第１コイルを主軸の工具側端面の側表面に
臨ませて設け、他方、主軸ヘッドに前記第１コイルに対
応するように第２コイルを設け、第２コイルを用いてブ
リッジ回路を形成して、ブリッジ出力により工具ホルダ
ーの異常クランプ状態を検出する工具ホルダーの密着状
態検出装置。
装着されているか否かを精度高く検出することができる
工具ホルダーの密着状態検出装置を提供することを課題
とする。 【解決手段】３枚以上の抵抗歪ゲージを主軸の工具側端
面の表面に別々に設け、これらの抵抗歪ゲージにつなが
るそれぞれの第１コイルを主軸の工具側端面の側表面に
臨ませて設け、他方、主軸ヘッドに前記第１コイルに対
応するように第２コイルを設け、第２コイルを用いてブ
リッジ回路を形成して、ブリッジ出力により工具ホルダ
ーの異常クランプ状態を検出する工具ホルダーの密着状
態検出装置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、工具ホルダーが主
軸のテーパ孔内に密着状態すなわち正常状態で挿着され
たか否かを検知する工具ホルダーの密着状態検出装置に
関する。
軸のテーパ孔内に密着状態すなわち正常状態で挿着され
たか否かを検知する工具ホルダーの密着状態検出装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】自動工具交換装置を備えた工作機械にお
いては、工具ホルダーが主軸のテーパ孔内に正しく挿着
された状態で、主軸の回転が工具ホルダーを介して工具
に伝達されることが期待されている。しかしながら、か
かる状態が常時保たれることは困難であり、まれには主
軸のテーパ孔と工具ホルダーとの間に切粉等が噛み込ま
れ、そのため加工精度が低下したり、最悪の場合には工
具が損傷せしめられていた。
いては、工具ホルダーが主軸のテーパ孔内に正しく挿着
された状態で、主軸の回転が工具ホルダーを介して工具
に伝達されることが期待されている。しかしながら、か
かる状態が常時保たれることは困難であり、まれには主
軸のテーパ孔と工具ホルダーとの間に切粉等が噛み込ま
れ、そのため加工精度が低下したり、最悪の場合には工
具が損傷せしめられていた。
【０００３】そこで、従来から工具ホルダーの密着状態
を検出するために種々の工夫がなされてきた。第一に、
円筒状ケーシングにより回転自在に軸受けされるスピン
ドルと、このスピンドルの軸孔内に内装され、スピンド
ルと一体に回転し、且つその先端に工具ホルダーの底部
をグリップするチャック部を備えた中心軸と、この中心
軸を後方側に付勢するばね手段と、上記中心軸を進退動
作させ、チャック部が工具をクランプするかまたはアン
クランプするかを制御する進退可能な油圧シリンダのピ
ストンロッドとから構成される工作機械用スピンドルに
おいて、前記油圧シリンダのピストンロッドの軸孔に前
方向にばね付勢された異常検出軸が内挿され、チャック
部異常時に油圧シリンダのピストンロッドが後退位置に
あるとき、異常検出軸の前端が中心軸の後端と当接し、
中心軸に押圧され、異常検出軸の後端が所定位置まで後
退し、この後退により異常を検知する異常検出用スイッ
チを設けたことを特徴とする工作機械用スピンドルにお
ける工具クランプ異常検出装置が提案されている（実公
平４ー５１９２２号公報）。
を検出するために種々の工夫がなされてきた。第一に、
円筒状ケーシングにより回転自在に軸受けされるスピン
ドルと、このスピンドルの軸孔内に内装され、スピンド
ルと一体に回転し、且つその先端に工具ホルダーの底部
をグリップするチャック部を備えた中心軸と、この中心
軸を後方側に付勢するばね手段と、上記中心軸を進退動
作させ、チャック部が工具をクランプするかまたはアン
クランプするかを制御する進退可能な油圧シリンダのピ
ストンロッドとから構成される工作機械用スピンドルに
おいて、前記油圧シリンダのピストンロッドの軸孔に前
方向にばね付勢された異常検出軸が内挿され、チャック
部異常時に油圧シリンダのピストンロッドが後退位置に
あるとき、異常検出軸の前端が中心軸の後端と当接し、
中心軸に押圧され、異常検出軸の後端が所定位置まで後
退し、この後退により異常を検知する異常検出用スイッ
チを設けたことを特徴とする工作機械用スピンドルにお
ける工具クランプ異常検出装置が提案されている（実公
平４ー５１９２２号公報）。
【０００４】第二に、工具ホルダーのシャンクと主軸ヘ
ッドの工具側のテーパ面との密着状態を調べるために該
シャンクと該テーパ面との間に圧縮エアを供給して圧縮
エアの圧力変化により検知する手段が提案されている。
ッドの工具側のテーパ面との密着状態を調べるために該
シャンクと該テーパ面との間に圧縮エアを供給して圧縮
エアの圧力変化により検知する手段が提案されている。
【０００５】第三に、図５に示すように振れセンサ３０
を、主軸ヘッド２８にベアリング２９を介して回転可能
に支承されている主軸３１のテーパ孔３４に嵌合されて
いる工具３３に向かい合わせに設置して距離の変化すな
わち変位を測定し、工具３３に流れる渦電流又は工具３
３と振れセンサ３０（検出端）との間にたまる静電容量
を検出する手段が提案されている。
を、主軸ヘッド２８にベアリング２９を介して回転可能
に支承されている主軸３１のテーパ孔３４に嵌合されて
いる工具３３に向かい合わせに設置して距離の変化すな
わち変位を測定し、工具３３に流れる渦電流又は工具３
３と振れセンサ３０（検出端）との間にたまる静電容量
を検出する手段が提案されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところが、第一の手段
は、チャック部が破損したりしているとき、皿ばねの引
張力により、中心軸が後方に可動して、異常検出軸を圧
縮コイルばねのばね力に抗して後方に押圧し、異常検出
軸の検出体が異常検出用スイッチにより検知されるもの
であり、この構造から推してかなりの異常状態にならな
ければ検知されにくい問題点を有する。例えば、切粉等
の異物がわずかにテーパ孔に残った状態で工具ホルダー
がクランプされたような外観上正常時と区別がつかない
場合には、かかる手段ではこのような異常状態は見逃さ
れてしまう。
は、チャック部が破損したりしているとき、皿ばねの引
張力により、中心軸が後方に可動して、異常検出軸を圧
縮コイルばねのばね力に抗して後方に押圧し、異常検出
軸の検出体が異常検出用スイッチにより検知されるもの
であり、この構造から推してかなりの異常状態にならな
ければ検知されにくい問題点を有する。例えば、切粉等
の異物がわずかにテーパ孔に残った状態で工具ホルダー
がクランプされたような外観上正常時と区別がつかない
場合には、かかる手段ではこのような異常状態は見逃さ
れてしまう。
【０００７】第二の手段は、圧縮エア圧が安定してから
検知すべき圧力スイッチが動作するので、異常状態を検
出するまでの時間がかかり、後工程の作業手順を狂わす
等の問題点を有する。
検知すべき圧力スイッチが動作するので、異常状態を検
出するまでの時間がかかり、後工程の作業手順を狂わす
等の問題点を有する。
【０００８】第三の手段は、図６に示すような数ミクロ
ン程度の小さな切粉３５がテーパ孔３４の面とシャンク
３２との間に噛まれた場合に、変位は殆んど変わらない
ため検知されにくく、異常状態でクランプされたままで
主軸３１が高速回転されると、工具３３が折損したり、
加工面のびびりが生じたり、真円度及び面粗度の精度が
低下したりする。
ン程度の小さな切粉３５がテーパ孔３４の面とシャンク
３２との間に噛まれた場合に、変位は殆んど変わらない
ため検知されにくく、異常状態でクランプされたままで
主軸３１が高速回転されると、工具３３が折損したり、
加工面のびびりが生じたり、真円度及び面粗度の精度が
低下したりする。
【０００９】本発明は、かかる従来の手段の欠点を解消
し、工具ホルダーひいては工具が主軸のテーパ孔内に正
常状態で挿着されているか否かを精度高く検出すること
ができる工具ホルダーの密着状態検出装置を提供するこ
とを課題とするものである。
し、工具ホルダーひいては工具が主軸のテーパ孔内に正
常状態で挿着されているか否かを精度高く検出すること
ができる工具ホルダーの密着状態検出装置を提供するこ
とを課題とするものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、次の手段をとるものである。すなわち、
請求項１の発明は、少なくとも３枚以上の抵抗歪ゲージ
が主軸の工具側端面の表面に別々に設けられ、この抵抗
歪ゲージ夫々につながる第１コイルが主軸の工具側端面
の側表面に臨ませて設けられ、他方、前記主軸を回転可
能に支承する外周の非回転体部に前記第１コイルに対向
するように第２コイルが設けられ、該第２コイルを用い
てブリッジ回路が形成され、該回路のブリッジ出力によ
り工具ホルダーの異常クランプ状態を検出するようにし
たことを特徴とする工具ホルダーの密着状態検出装置で
ある。
決するために、次の手段をとるものである。すなわち、
請求項１の発明は、少なくとも３枚以上の抵抗歪ゲージ
が主軸の工具側端面の表面に別々に設けられ、この抵抗
歪ゲージ夫々につながる第１コイルが主軸の工具側端面
の側表面に臨ませて設けられ、他方、前記主軸を回転可
能に支承する外周の非回転体部に前記第１コイルに対向
するように第２コイルが設けられ、該第２コイルを用い
てブリッジ回路が形成され、該回路のブリッジ出力によ
り工具ホルダーの異常クランプ状態を検出するようにし
たことを特徴とする工具ホルダーの密着状態検出装置で
ある。
【００１１】また、請求項２の発明は、抵抗歪ゲージが
３〜４枚である請求項１に記載の工具ホルダーの密着状
態検出装置である。
３〜４枚である請求項１に記載の工具ホルダーの密着状
態検出装置である。
【００１２】さらに、請求項３の発明は、抵抗歪ゲージ
が主軸の工具側端面の表面の同一円周上に等間隔に設け
られた請求項１又は２に記載の工具ホルダーの密着状態
検出装置である。
が主軸の工具側端面の表面の同一円周上に等間隔に設け
られた請求項１又は２に記載の工具ホルダーの密着状態
検出装置である。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図をまじえて詳細
に説明するが、図はあくまでも説明のためのものであ
り、本発明の精神を逸脱しない限り多少の変更は許容さ
れる。図１は、本発明の工具ホルダーの密着状態検出装
置の一実施例を適用した主軸ヘッドの略断面図である
が、同図において、主軸１６は、主軸ヘッド１７にベア
リング１８を介して回転可能に支承されている。
に説明するが、図はあくまでも説明のためのものであ
り、本発明の精神を逸脱しない限り多少の変更は許容さ
れる。図１は、本発明の工具ホルダーの密着状態検出装
置の一実施例を適用した主軸ヘッドの略断面図である
が、同図において、主軸１６は、主軸ヘッド１７にベア
リング１８を介して回転可能に支承されている。
【００１４】図１においては、工具ホルダー２６が主軸
１６のテーパ孔２３内に嵌合された場合が想定されてお
り、そのためクランプロッド１９の先端部分２５がクラ
ンプ用鋼球２４を押し上げまたは押し下げて工具ホルダ
ー２６とスタブ２７とを係合することにより、工具ホル
ダー２６ひいては工具が主軸１６にクランプされてい
る。
１６のテーパ孔２３内に嵌合された場合が想定されてお
り、そのためクランプロッド１９の先端部分２５がクラ
ンプ用鋼球２４を押し上げまたは押し下げて工具ホルダ
ー２６とスタブ２７とを係合することにより、工具ホル
ダー２６ひいては工具が主軸１６にクランプされてい
る。
【００１５】他方、クランプロッド１９が図に向かって
左向きに押されると、クランプ用鋼球２４がクランプロ
ッド１９の凹所２０に嵌まり込み、工具ホルダー２６と
スタブ２７との係合が解除されてアンクランプ状態にな
るように構成される。２１は、仮保持用硬球であり、ば
ね２２によって主軸１６の孔から工具ホルダー２６に臨
み、アンクランプ状態から自動工具交換に至るまでの工
具ホルダー２６の離脱を防止して安全を図っている。
左向きに押されると、クランプ用鋼球２４がクランプロ
ッド１９の凹所２０に嵌まり込み、工具ホルダー２６と
スタブ２７との係合が解除されてアンクランプ状態にな
るように構成される。２１は、仮保持用硬球であり、ば
ね２２によって主軸１６の孔から工具ホルダー２６に臨
み、アンクランプ状態から自動工具交換に至るまでの工
具ホルダー２６の離脱を防止して安全を図っている。
【００１６】１、３は、抵抗歪ゲージであり、主軸１６
の工具側端面１５の表面１５ａに外部と絶縁状態で取り
付けられている。そして図３に示すように抵抗歪ゲージ
２、４も、前記抵抗歪ゲージ１、３と同じく主軸１６の
工具側端面１５の表面１５ａに等間隔に設けられてい
る。抵抗歪ゲージは３枚以上とする。２枚以下では密着
状態を正確に検出することが困難であるからである。他
方５枚以上になると、効果が４枚の場合と変わりがなく
コスト的に問題であるので４枚以下が好ましい。また、
４枚を等間隔に設けるのは、図１に示すように、ブリッ
ジを形成しやすくするために好ましい。なお、抵抗歪ゲ
ージを起歪体に接着し、この起歪体を工具側端面１５の
表面１５ａに埋め込んで用いるのが、実用面から好まし
い。
の工具側端面１５の表面１５ａに外部と絶縁状態で取り
付けられている。そして図３に示すように抵抗歪ゲージ
２、４も、前記抵抗歪ゲージ１、３と同じく主軸１６の
工具側端面１５の表面１５ａに等間隔に設けられてい
る。抵抗歪ゲージは３枚以上とする。２枚以下では密着
状態を正確に検出することが困難であるからである。他
方５枚以上になると、効果が４枚の場合と変わりがなく
コスト的に問題であるので４枚以下が好ましい。また、
４枚を等間隔に設けるのは、図１に示すように、ブリッ
ジを形成しやすくするために好ましい。なお、抵抗歪ゲ
ージを起歪体に接着し、この起歪体を工具側端面１５の
表面１５ａに埋め込んで用いるのが、実用面から好まし
い。
【００１７】図２において抵抗歪ゲージ１、２、３、４
は、それぞれ第１コイル５、６、７、８との間で閉回路
を形成している。それぞれの第１コイルに対応して第２
コイル９、１０、１１、１２が設けられてブリッジ回路
ａｂｃｄが形成される。点ａ、ｃは電源１３にそれぞれ
繋がれ、また点ｂ、ｄは検知部１４に繋がれている。工
具ホルダー２６が主軸１６のテーパ孔２３内に嵌入装着
され、異常にクランプされたとき、抵抗歪ゲージを圧着
する程度が異なり、前記ブリッジ回路のバランスが崩
れ、検知部１４にブリッジ出力が得られる。これにより
工具ホルダーの密着状態の異常が検出される。
は、それぞれ第１コイル５、６、７、８との間で閉回路
を形成している。それぞれの第１コイルに対応して第２
コイル９、１０、１１、１２が設けられてブリッジ回路
ａｂｃｄが形成される。点ａ、ｃは電源１３にそれぞれ
繋がれ、また点ｂ、ｄは検知部１４に繋がれている。工
具ホルダー２６が主軸１６のテーパ孔２３内に嵌入装着
され、異常にクランプされたとき、抵抗歪ゲージを圧着
する程度が異なり、前記ブリッジ回路のバランスが崩
れ、検知部１４にブリッジ出力が得られる。これにより
工具ホルダーの密着状態の異常が検出される。
【００１８】ここで、図１〜４に基づいて本発明の作用
について説明する。まず、主軸１６は加工中においては
回転しているが、図４に示すように単一サイクル（ａ）
において該主軸１６の工具を交換する際には、主軸１６
が定位され（ｈ〜ｉ）、決まった位相に電気的に固定さ
れるとともに、第１コイル５、６、７、８が旋回方向
上、ある決まった位置に固定され、それぞれ第２コイル
９、１０、１１、１２に対応するように位置決めされ
る。次に、図４の自動工具交換（ｂ）において、自動工
具交換装置が作動しはじめる（ｊ〜ｏ）。さらに、アン
クランプ／クランプ（ｃ）において、クランプロッド１
９が図１に向かって左向きに押されると、クランプ用鋼
球２４がクランプロッド１９の凹所２０に嵌まり込み、
工具ホルダー２６とスタブ２７との係合が解除されてア
ンクランプ状態が形成される（ｋ〜ｌ）。工具交換アー
ムの働きにより、ばね２２に抗して仮保持用鋼球２１を
押し下げて旧工具ホルダーをアンクランプする。
について説明する。まず、主軸１６は加工中においては
回転しているが、図４に示すように単一サイクル（ａ）
において該主軸１６の工具を交換する際には、主軸１６
が定位され（ｈ〜ｉ）、決まった位相に電気的に固定さ
れるとともに、第１コイル５、６、７、８が旋回方向
上、ある決まった位置に固定され、それぞれ第２コイル
９、１０、１１、１２に対応するように位置決めされ
る。次に、図４の自動工具交換（ｂ）において、自動工
具交換装置が作動しはじめる（ｊ〜ｏ）。さらに、アン
クランプ／クランプ（ｃ）において、クランプロッド１
９が図１に向かって左向きに押されると、クランプ用鋼
球２４がクランプロッド１９の凹所２０に嵌まり込み、
工具ホルダー２６とスタブ２７との係合が解除されてア
ンクランプ状態が形成される（ｋ〜ｌ）。工具交換アー
ムの働きにより、ばね２２に抗して仮保持用鋼球２１を
押し下げて旧工具ホルダーをアンクランプする。
【００１９】ついで、検知（ｄ）において、新しい工具
ホルダー２６が主軸１６のテーパ孔２３内に正常な密着
状態で嵌入装着された場合には、検知部１４にはブリッ
ジ出力は発生せず、自動工具交換装置の工具交換動作は
完了し、加工が開始される。他方、新しい工具ホルダー
２６が異常な状態で嵌入装着された場合には、検知部１
４にブリッジ出力が発生し、図示しない信号発生装置を
介して異常信号が発信され、工作機械を停止し自動工具
交換のリトライが行われる。
ホルダー２６が主軸１６のテーパ孔２３内に正常な密着
状態で嵌入装着された場合には、検知部１４にはブリッ
ジ出力は発生せず、自動工具交換装置の工具交換動作は
完了し、加工が開始される。他方、新しい工具ホルダー
２６が異常な状態で嵌入装着された場合には、検知部１
４にブリッジ出力が発生し、図示しない信号発生装置を
介して異常信号が発信され、工作機械を停止し自動工具
交換のリトライが行われる。
【００２０】
【発明の効果】請求項１又は２の発明によれば、工具ホ
ルダーの異常状態が精度高く正確に短時間で検出され、
ひいては工具の折損が防止される。請求項３の発明によ
れば、請求項１又は２の発明に比してより安定して精度
高く工具ホルダーの異常状態が検出される。
ルダーの異常状態が精度高く正確に短時間で検出され、
ひいては工具の折損が防止される。請求項３の発明によ
れば、請求項１又は２の発明に比してより安定して精度
高く工具ホルダーの異常状態が検出される。
【図１】本発明の工具ホルダー密着状態検出装置の一実
施例を適用した主軸ヘッドの略断面図である。
施例を適用した主軸ヘッドの略断面図である。
【図２】本発明の工具ホルダー密着状態検出装置の一実
施例の概念的説明図である。
施例の概念的説明図である。
【図３】主軸の工具側端面の表面に抵抗歪ゲージを設け
た本発明に係る説明図である。
た本発明に係る説明図である。
【図４】本発明の工具ホルダー密着状態検出装置を用い
た場合のタイムチャートである。
た場合のタイムチャートである。
【図５】従来の工具ホルダーの密着状態検出装置の断面
図である。
図である。
【図６】図５において切粉が噛み込まれた場合の断面図
である。
である。
１、２、３、４ 抵抗歪ゲージ ５、６、７、８ 第１コイル ９、１０、１１、１２ 第２コイル １３ 電源 １４ 検知部 １５ 主軸の工具側端面 １６ 主軸 １７ 主軸ヘッド １９ クランプロッド ２３ テーパ孔 ２６ 工具ホルダー
Claims (3)
- 【請求項１】少なくとも３枚以上の抵抗歪ゲージが主軸
の工具側端面の表面に別々に設けられ、この抵抗歪ゲー
ジ夫々につながる第１コイルが主軸の工具側端面の側表
面に臨ませて設けられ、他方、前記主軸を回転可能に支
承する外周の非回転体部に前記第１コイルに対向するよ
うに第２コイルが設けられ、該第２コイルを用いてブリ
ッジ回路が形成され、該回路のブリッジ出力により工具
ホルダーの異常クランプ状態を検出するようにしたこと
を特徴とする工具ホルダーの密着状態検出装置。 - 【請求項２】抵抗歪ゲージが３〜４枚である請求項１に
記載の工具ホルダーの密着状態検出装置。 - 【請求項３】抵抗歪ゲージが主軸の工具側端面の表面の
同一円周上に等間隔に設けられた請求項１又は２に記載
の工具ホルダーの密着状態検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10246887A JP2000079537A (ja) | 1998-09-01 | 1998-09-01 | 工具ホルダーの密着状態検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10246887A JP2000079537A (ja) | 1998-09-01 | 1998-09-01 | 工具ホルダーの密着状態検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000079537A true JP2000079537A (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=17155234
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10246887A Pending JP2000079537A (ja) | 1998-09-01 | 1998-09-01 | 工具ホルダーの密着状態検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000079537A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2010167557A (ja) * | 2009-01-23 | 2010-08-05 | Ott-Jakob Spanntechnik Gmbh | ツールまたは機械部材の位置監視装置 |
| JP2014144531A (ja) * | 2013-01-28 | 2014-08-14 | Deckel Maho Pfronten Gmbh | プログラム制御式工作機械用の機械加工ユニット |
| DE102014112116A1 (de) * | 2014-08-25 | 2016-02-25 | Ott-Jakob Spanntechnik Gmbh | Vorrichtung zur Überwachung der Lage eines Werkzeugs oder Werkzeugträgers an einer Arbeitsspindel |
| DE102017108329A1 (de) | 2016-04-28 | 2017-11-02 | Fanuc Corporation | Bearbeitungssystem |
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| EP3520958A1 (de) * | 2018-01-30 | 2019-08-07 | DECKEL MAHO Pfronten GmbH | Verfahren und vorrichtung zum überwachen eines werkzeugspannsystems einer arbeitsspindel einer numerisch gesteuerten werkzeugmaschine |
| CN111251071A (zh) * | 2020-01-22 | 2020-06-09 | 中国工程物理研究院机械制造工艺研究所 | 一种微铣刀对刀检测电路及一种微铣刀对刀方法 |
| WO2024084665A1 (ja) * | 2022-10-20 | 2024-04-25 | ファナック株式会社 | ロボットの制御装置、制御方法及びシステム |
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1998
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