JP2000078843A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2000078843A
JP2000078843A JP10247359A JP24735998A JP2000078843A JP 2000078843 A JP2000078843 A JP 2000078843A JP 10247359 A JP10247359 A JP 10247359A JP 24735998 A JP24735998 A JP 24735998A JP 2000078843 A JP2000078843 A JP 2000078843A
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Nobuo Hirabayashi
信夫 平林
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンデンサインプット型負荷に大きな起動電
流が通電された場合、スイッチング素子の電力損失に伴
う熱的損傷を起さない上限電流値を超えない電流を負荷
に継続通電することにより負荷を起動させることが可能
な電源装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 上記電源装置は、DC/DCコンバータ
5からインバータ6を介してコンデンサインプット型負
荷L0の電源回路に大きな起動電流が通電され、DC/
DCコンバータ5からインバータ6に出力される直流電
流が上限電流値まで大きくなると、DC/DCコンバー
タ制御回路CR1は、DC/DCコンバータ5から出力
される直流電圧を一定電圧に制御する定電圧制御から、
DC/DCコンバータ5から出力される直流電流を上限
電流値に保持する定電流制御に移行してインバータ6か
ら負荷L0に継続して負荷電流を通電させることによ
り、負荷L0を起動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DC/DCコンバ
ータから出力された直流電流をインバータを構成するス
イッチング素子に通電して交流電流に変換したうえ負荷
に通電する電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば車両に搭載されたバッテリ
からの電圧を昇圧するDC/DCコンバータから出力さ
れた直流電流をインバータを構成するスイッチング素子
に通電して交流電流に変換したうえ負荷に通電する電源
装置が広く用いられている。上記従来の電源装置は、図
4に示すように、入力端子TA101,TA102に供
給されたバッテリ電圧を例えば約10倍の直流電圧に昇
圧してアルミ電解型等のコンデンサC101に蓄電した
うえ、電界効果型のトランジスタTR101,TR10
2,TR103,TR104のスイッチング素子を有す
るインバータ101に直流電流を通電するDC/DCコ
ンバータ100を設けている。上記インバータ101は
DC/DCコンバータ100から通電された直流電流を
上記スイッチング素子のスイッチングにより交流電流に
変換して出力端子TA103,TA104から図示して
いない負荷に通電するものである。尚、トランジスタT
R101,TR102,TR103,TR104はイン
バータ制御回路102から出力されるスイッチング信号
によりスイッチング制御される。電流検出用のシャント
抵抗R101は、インバータ101から負荷に通電され
る電流を検出するために設けられるもので、シャント抵
抗R101の両端の電圧が上記負荷電流に対応した電圧
信号としてインバータ制御回路102に入力される。
【0003】以上のように構成された従来の電源装置に
おいて、入力端子TA101,TA102間にバッテリ
からの電圧が供給されると、DC/DCコンバータ10
0においてバッテリ電圧を交流電圧に変換し、その交流
電圧を昇圧し、整流したうえインバータ101に通電す
る。尚、DC/DCコンバータ100から出力される直
流電圧は一定の電圧に制御される。次に、インバータ制
御回路102がトランジスタTR101とTR102と
をオン制御すると、DC/DCコンバータ100からの
直流出力電流はトランジスタTR101のドレイン、ソ
ース、出力端子TA103、負荷、出力端子TA10
4、トランジスタTR102のドレイン、ソース、シャ
ント抵抗R101を介してDC/DCコンバータ100
に戻る。次に、インバータ制御回路102がトランジス
タTR101とTR102とをオフするとともにトラン
ジスタTR103とTR104とをオン制御すると、D
C/DCコンバータ100からの直流出力電流はトラン
ジスタTR103のドレイン、ソース、出力端子TA1
04、負荷、出力端子TA103、トランジスタTR1
04のドレイン、ソース、シャント抵抗R101を介し
てDC/DCコンバータ100に戻る。従って、この場
合、負荷に通電される電流の方向が反転される。上記の
ようにインバータ制御回路102がトランジスタTR1
01とTR102のグループとトランジスタTR103
とTR104のグループとを交互にオンすると、DC/
DCコンバータ100からの直流出力電流は極性が反転
する交流電流に変換される。従って、出力端子TA10
3、TA104間に接続された負荷に交流電流が通電さ
れる。
【0004】インバータの出力端子TA103、TA1
04間に、コンデンサインプット型の電源回路を有する
例えばテレビが負荷として接続された場合、テレビの電
源スイッチがオンされると、テレビの電源回路にインバ
ータ101の出力端子TA103、TA104から交流
電流が通電される。コンデンサインプット型テレビの電
源回路の整流回路には、整流された直流電圧を平滑する
初期インピーダンスの極めて低い容量の大きな電解コン
デンサが接続されているため、この電解コンデンサに大
きな起動電流が通電される。この電解コンデンサに大き
な起動電流が流れると、インバータ101の前記トラン
ジスタTR101とTR102、又はトランジスタTR
103とTR104を介して前記シャント抵抗R101
に起動電流対応の負荷電流が流れる。
【0005】上記負荷電流がシャント抵抗R101に流
れると、シャント抵抗R101による電圧降下値が負荷
電流の大きさに対応した電流検出信号としてインバータ
制御回路102に入力される。インバータ制御回路10
2は、上記電流検出信号に基づいた負荷電流、即ちDC
/DCコンバータ100からの直流出力電流が前記トラ
ンジスタTR101,TR102,TR103,TR1
04の電力損失に伴う熱的損傷を起さない上限電流値を
超えるとトランジスタTR101とTR102、又はト
ランジスタTR103とTR104をオフする。トラン
ジスタTR101とTR102、又はトランジスタTR
103とTR104がオフされると、シャント抵抗R1
01を流れる負荷電流が遮断されるため、上記電流検出
信号が低下しインバータ制御回路102は再びトランジ
スタTR101とTR102、又はトランジスタTR1
03とTR104をオンして、再度、負荷電流を通電さ
せる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、インバー
タ制御回路102は、負荷に対する電流の断、通を繰り
返すため、前記テレビのようにコンデンサインプット型
の電源回路を有する負荷の電源電圧が所要の電圧まで上
昇し難く、負荷を起動させることができないという問題
がある。
【0007】そこで本発明では、コンデンサインプット
型負荷に大きな起動電流が通電された場合、スイッチン
グ素子の電力損失に伴う熱的損傷を起さない上限電流値
を超えない電流を負荷に継続通電することにより、同負
荷を起動させることが可能な電源装置を提供することを
課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、DC
/DCコンバータの直流出力電流をスイッチング素子に
通電して得られた交流電流を負荷に通電する電源装置に
おいて、前記DC/DCコンバータから前記スイッチン
グ素子に通電される直流出力電流が前記スイッチング素
子に対して電力損失に伴う熱的損傷を与えない上限電流
値を超えないように前記スイッチング素子から前記負荷
に対する交流電流を継続通電させる制御手段を備えるこ
とである。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の電源装置に
おいて、前記制御手段は、前記DC/DCコンバータか
ら前記スイッチング素子に通電される直流出力電流が前
記上限電流値に達した場合に前記直流出力電流を前記上
限電流値で定電流制御することである。
【0010】請求項3の発明は、請求項1の電源装置に
おいて、前記制御手段は、前記DC/DCコンバータか
ら前記スイッチング素子に通電される直流出力電流が前
記上限電流値より小さいある値から前記DC/DCコン
バータの直流出力電圧と直流出力電流とを制御して同D
C/DCコンバータの直流出力電力を定電力制御し、前
記DC/DCコンバータから前記スイッチング素子に通
電される直流出力電流が前記上限電流値に達した場合に
前記直流出力電流を前記上限電流値で定電流制御するこ
とである。
【0011】請求項1〜請求項3の電源装置によれば、
コンデンサインプット型負荷に大きな起動電流が通電さ
れた場合、DC/DCコンバータからスイッチング素子
に通電された直流出力電流により同スイッチング素子が
電力損失に伴う熱的損傷を受けない上限電流値を超えな
いようにスイッチング素子から負荷に交流電流を継続通
電させるため、コンデンサインプット型負荷の電圧を所
要値まで上昇させて同負荷を起動させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態の電源
装置について説明する。図1は、入力フィルタ回路1、
昇圧回路2、及びDC/DCコンバータ制御回路CR1
から成るDC/DCコンバータ5と、Hブリッジ回路
3、出力フィルタ回路4、及びインバータ制御回路CR
2から成るインバータ6とを備えた電源装置の全体的な
電気回路図である。図1に示すように、入力フィルタ回
路1はコンデンサC1、コイルL1及びアルミ電界型の
コンデンサC2等で構成され、例えば車両に搭載された
バッテリの電圧が供給される入力端子TA1,TA2か
らのノイズの侵入を阻止したりインバータ内部から外部
にノイズを出さないようにする回路である。また、昇圧
回路2は電界効果型のトランジスタTR1,TR2、ト
ランスT1、整流素子RE及びアルミ電界型のコンデン
サC3等で構成され、入力フィルタ回路1を介したバッ
テリ電圧を例えば約10倍の直流電圧に昇圧してコンデ
ンサC3に蓄電する回路である。Hブリッジ回路3は電
界効果型のトランジスタTR3,TR4,TR5,TR
6等で構成され、コンデンサC3に蓄電された直流昇圧
電圧を例えば100ボルト、60ヘルツの交流電圧に変
換する回路である。出力フィルタ回路4はコイルL2,
L3やコンデンサC4,C5,C6等で構成され、出力
端子TA3,TA4から出力される交流100ボルト電
圧にノイズを含ませないようにする回路である。この出
力端子TA3,TA4間には負荷Loが接続される。
【0013】DC/DCコンバータ制御回路CR1は、
前記トランジスタTR1とTR2とを交互にスイッチン
グ制御することにより入力端子TA1,TA2に供給さ
れたバッテリ電圧を交流電圧に変換してトランスT1の
1次側コイルに通電するものである。また、トランジス
タTR1、TR2のソースに接続されたシャント抵抗R
1は、トランスT1の2次側コイルからの出力電流値に
比例した電圧信号を検出するためのものであり、この電
圧信号はDC/DCコンバータ制御回路CR1に内蔵さ
れた電流監視回路により検出される。尚、トランスT1
の2次側コイルからの出力電流は、整流素子REにより
整流され、コンデンサC3に蓄電される。そしてコンデ
ンサC3の蓄電電圧は、DC/DCコンバータ制御回路
CR1に内蔵された電圧監視回路により検出される。ま
た、インバータ制御回路CR2は、前記トランジスタT
R3,TR4のグループとトランジスタTR5,TR6
のグループとを交互に所定周期でスイッチング制御する
ことによりコンデンサC3に蓄電された直流昇圧電圧を
100ボルト、の交流電圧に変換する。
【0014】次に、電源装置の作用について説明する。
最初、DC/DCコンバータ制御回路CR1の基本的制
御について説明する。DC/DCコンバータ制御回路C
R1によりトランジスタTR1がオンされると、バッテ
リの正極からの電流は端子TA1、入力フィルタ回路1
を通ってトランスT1の1次側コイル、トランジスタT
R1のドレイン、ソース、シャント抵抗R1を流れて端
子TA2からバッテリの負極に流れる。次に、トランジ
スタTR1がオフされ、トランジスタTR2がオンされ
ると、バッテリの正極からの電流は端子TA1、入力フ
ィルタ回路1を通ってトランスT1の1次側コイル、ト
ランジスタTR2のドレイン、ソース、シャント抵抗R
1を流れて端子TA2からバッテリの負極に流れる。こ
のようにトランジスタTR1とTR2とが交互にオンさ
れると、トランスT1の1次側コイルに流れる電流の方
向が交互に変化し、トランスT1の1次側コイルに交番
磁界が発生するため、トランスT1の2次側コイルに、
1次側コイルと2次側コイルの巻線数比に比例した交流
電圧が発生する。そして、トランスT1の2次側コイル
に発生した交流電圧は整流素子REで整流され、コンデ
ンサC3に直流昇圧電圧として蓄電される。
【0015】次に、インバータ制御回路CR2の制御に
ついて説明する。最初、インバータ制御回路CR2によ
りトランジスタTR3,TR4がオンされると、DC/
DCコンバータ5からの直流電流は、トランジスタTR
3のドレイン、ソース、コイルL3、出力端子TA4、
負荷L0、出力端子TA3、コイルL2、トランジスタ
TR4のドレイン、ソースを介してDC/DCコンバー
タ5に戻る。
【0016】インバータ制御回路CR2は、次にトラン
ジスタTR3とTR4とをオフするとともにトランジス
タTR5、TR6をオンすると、DC/DCコンバータ
5からの直流電流は、トランジスタTR5のドレイン、
ソース、コイルL2、出力端子TA3、負荷L0、出力
端子TA4、コイルL3、トランジスタTR6のドレイ
ン、ソースを介してDC/DCコンバータ5に戻る。上
記のようにインバータ制御回路CR2がトランジスタT
R3とTR4のグループとトランジスタTR5とTR6
のグループとを交互にオンすると、DC/DCコンバー
タ5からの直流電流は交流電流に変換されて負荷L0に
通電される。
【0017】次に、前記出力端子TA3,TA4間に接
続された負荷L0がコンデンサインプット型の電源回路
を有する、例えばテレビの場合の基本的作用について説
明する。前記従来の技術の欄で説明したように、コンデ
ンサインプット型負荷の電源回路には、初期インピーダ
ンスの極めて低い大きな容量の電解コンデンサが接続さ
れているため、インバータ制御回路CR2によりインバ
ータ6のトランジスタTR3とTR4、あるいはトラン
ジスタTR5とTR6とがオンされているとき、テレビ
の電源スイッチがオンされた瞬間、DC/DCコンバー
タ5からの直流電流は、トランジスタTR3とTR4、
あるいはトランジスタTR5とTR6を介してコンデン
サインプット型負荷の電源回路に大きな起動電流となっ
て通電される。
【0018】図2は、DC/DCコンバータ制御回路C
R1による第1の制御の作用説明図である。上記のよう
に、テレビ(負荷Lo)の電源回路に大きな起動電流が
通電され、図2に示すように、DC/DCコンバータ5
から出力される直流電流Iが上限電流値I0まで大きく
なると、DC/DCコンバータ制御回路CR1は、DC
/DCコンバータ5から出力される直流電圧を一定電圧
V0に制御する定電圧制御から、DC/DCコンバータ
5から出力される直流電流を上限電流値I0に保つ定電
流制御に移行する。尚、上限電流値I0はDC/DCコ
ンバータ5からトランジスタTR3、TR4、TR5、
TR6に直流電流が通電されたときにトランジスタTR
3、TR4、TR5、TR6が電力損失に基づく熱的損
傷を受けない上限の電流値である。
【0019】上記のようにDC/DCコンバータ5から
インバータ6を介してコンデンサインプット型負荷Lo
の電源回路に大きな起動電流が通電され、DC/DCコ
ンバータ5から出力される直流電流Iが上限電流値I0
まで大きくなると、DC/DCコンバータ制御回路CR
1は、DC/DCコンバータ5から出力される直流電圧
を一定電圧V0に制御する定電圧制御から、DC/DC
コンバータ5の直流出力電圧を低下させてDC/DCコ
ンバータ5から出力される直流電流を上限電流値I0に
保持する定電流制御に移行する。このように、コンデン
サインプット型負荷Loの電源回路に大きな起動電流が
通電されても、DC/DCコンバータ制御回路CR1は
DC/DCコンバータ5からインバータ6に通電される
直流電流を上限電流値I0に保持する定電流制御をする
ことにより、インバータ6から負荷Loに対する負荷電
流を遮断させないで継続通電させることができるため、
負荷Loの電源回路の電圧は速やかに所要電圧まで上昇
し、同負荷が起動される。また、上記定電流制御により
DC/DCコンバータ5から出力される直流電流を上限
電流値I0に保持するため、前記トランジスタTR3、
TR4、TR5、TR6に上限電流値I0を超える電流
が流れないことから、トランジスタTR3、TR4、T
R5、TR6は電力損失に伴う発熱で損傷を受けない。
【0020】次に、DC/DCコンバータ制御回路CR
1による第2の制御について説明する。図3は、DC/
DCコンバータ制御回路CR1による第2の制御の作用
説明図である。DC/DCコンバータ制御回路CR1に
よる第1の制御と同様にテレビ(負荷Lo)の電源回路
にインバータ6から起動電流が通電されると、DC/D
Cコンバータ制御回路CR1は、最初、図3に示すよう
にDC/DCコンバータ5から出力される直流電圧Vを
一定電圧V0に制御する定電圧制御をする。次に、DC
/DCコンバータ5から出力される直流電流Iがある値
(例えばI1)になると定電力制御に移行する。この定
電力制御は、DC/DCコンバータ5から出力される直
流電圧Vと、DC/DCコンバータ5から出力される直
流電流Iの両方を制御することにより、DC/DCコン
バータ5の出力電力を一定に制御するもので、前記トラ
ンジスタTR3、TR4、TR5、TR6の電力損失を
一定にして同トランジスタTR3、TR4、TR5、T
R6に対する熱的ストレスを予め軽減する。これによ
り、同トランジスタTR3、TR4、TR5、TR6に
通電される電流の上限値を前記定電流制御に比較して大
きく取ることができる。次に、DC/DCコンバータ5
から出力される直流電流Iが、図3に示すように、この
第2の制御において設定した上限電流値I0まで大きく
なると、DC/DCコンバータ制御回路CR1は、上記
定電力制御からDC/DCコンバータ5の出力直流電流
を上限電流値I0に保つ定電流制御に移行する。このよ
うに、コンデンサインプット型負荷Loの電源回路に大
きな起動電流が通電されても、DC/DCコンバータ制
御回路CR1は定電力制御と定電流制御の両方を行うこ
とにより、インバータ6から負荷Loに通電される負荷
電流を遮断させないで継続通電させるため、負荷Loの
電源回路の電圧は速やかに所要電圧まで上昇し、同負荷
を起動させる。
【0021】以上説明したように、本実施の形態の電源
装置によれば、コンデンサインプット型負荷Loの電源
回路に大きな起動電流が通電されても、DC/DCコン
バータ制御回路CR1の第1の制御及び第2の制御によ
り、インバータ6から負荷Loに通電する負荷電流を遮
断させないで継続通電させるため、負荷Loの電源回路
の電圧が速やかに所要電圧まで上昇され、同負荷の起動
が可能となる。尚、以上説明した電源装置の電気回路は
一例であり、これに限定されない。また電気回路に使用
されている各回路部材も図1に示した部材に限定されな
い。また、電源装置に接続される負荷はコンデンサイン
プット型負荷に限らない。
【0022】
【発明の効果】請求項1から請求項3の発明によれば、
コンデンサインプット型負荷に大きな起動電流が通電さ
れた場合、スイッチング素子が電力損失に伴う熱的損傷
を受けない上限電流値を超えないようにスイッチング素
子から負荷に交流電流を継続通電させるため、同負荷を
起動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の電源装置の電気回路図で
ある。
【図2】本発明の実施の形態の第1の作用説明図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態の第2の作用説明図であ
る。
【図4】従来の電源装置の電気回路図である。
【符号の説明】
5 DC/DCコンバー
タ 6 インバータ TR3、TR4、TR5、TR6 トランジスタ CR1 DC/DCコンバー
タ制御回路 CR2 インバータ制御回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DC/DCコンバータの直流出力電流を
    スイッチング素子に通電して得られた交流電流を負荷に
    通電する電源装置において、前記DC/DCコンバータ
    から前記スイッチング素子に通電される直流出力電流が
    前記スイッチング素子に対して電力損失に伴う熱的損傷
    を与えない上限電流値を超えないように前記スイッチン
    グ素子から前記負荷に対する交流電流を継続通電させる
    制御手段を備えた電源装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記DC/DCコンバ
    ータから前記スイッチング素子に通電される直流出力電
    流が前記上限電流値に達した場合に前記直流出力電流を
    前記上限電流値で定電流制御する請求項1に記載の電源
    装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記DC/DCコンバ
    ータから前記スイッチング素子に通電される直流出力電
    流が前記上限電流値より小さいある値から前記DC/D
    Cコンバータの直流出力電圧と直流出力電流とを制御し
    て同DC/DCコンバータの直流出力電力を定電力制御
    し、前記DC/DCコンバータから前記スイッチング素
    子に通電される直流出力電流が前記上限電流値に達した
    場合に前記直流出力電流を前記上限電流値で定電流制御
    する請求項1に記載の電源装置。
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