JP2000076655A - プリピット信号検出装置及び情報記録装置 - Google Patents

プリピット信号検出装置及び情報記録装置

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JP2000076655A
JP2000076655A JP10249775A JP24977598A JP2000076655A JP 2000076655 A JP2000076655 A JP 2000076655A JP 10249775 A JP10249775 A JP 10249775A JP 24977598 A JP24977598 A JP 24977598A JP 2000076655 A JP2000076655 A JP 2000076655A
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pit
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    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/004Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B7/005Reproducing
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
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    • G11B7/00745Sectoring or header formats within a track

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリ情報に対応する各信号のうち、プリピッ
ト信号を精度よく正確に検出することが可能なプリピッ
ト信号検出装置及び当該プリピット信号検出装置を含ん
だ情報記録装置を提供する。 【解決手段】 プリピット信号を検出する前に、当該プ
リピット信号の検出に用いられるBPF21及びPLL
回路34に基準信号を入力させるCPU13と、当該基
準信号が入力されたことによりBPF21及びPLL回
路34から出力される出力信号と元の基準信号とを比較
し、BPF21及びPLL回路34における位相遅れを
検出する遅延量検出器及びプリピット信号の検出時にお
いて当該検出された位相遅れを相殺する遅延器を含むウ
ォブリング信号検出器22と、を備える。また、検出し
たプリピット信号における検出タイミングを複数回平均
化し、その平均値を中心とするゲート信号を作成してプ
リピットを検出するプリピット検出器19を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、従来のCD(Comp
act Disk)等よりも記録密度を飛躍的に向上させたDV
Dに代表される高密度記録媒体のうち、追記可能なWO
(Write Once)型の記録媒体(以下、DVD−R(DVD-
Recordable)という。)又は複数回の記録再生が可能な
ランダムアクセス型の記録媒体(以下、DVD−R/W
(DVD-Read/Write)という。))上に、記録情報を記録
する際に必要な各種の記録制御情報がプリ情報としてプ
リピットを形成して記録されている場合に、当該記録情
報の記録時において当該プリピットを検出するプリピッ
ト信号検出装置及び当該プリピット信号検出装置を備え
て本来記録すべき上記記録情報を記録するための情報記
録装置の技術分野に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述した記録制御情報(以下、当
該記録制御情報を略してプリ情報と称する。)として
は、例えば、画像情報等の記録すべき記録情報の記録時
の位置検索等に必要なアドレス情報及び同期信号等や、
当該記録媒体の回転制御に用いられる回転制御情報及び
当該記録媒体に記録情報を記録する際に用いられる記録
クロック信号を生成するためのクロック情報等が記録さ
れている場合が多い。
【0003】そして、これらプリ情報の記録媒体上にお
ける実際の記録態様としては、上記回転制御情報及びク
ロック情報等の場合は、いわゆるグルーブトラック又は
ランドトラックをウォブリング(蛇行)させることで、
そのウォブリング周期を上記回転制御情報及びクロック
情報等に対応させることにより記録されている場合が多
い。
【0004】一方、上記アドレス情報及び同期信号等の
場合は、予め記録媒体上に上記ウォブリング周期に同期
した間隔のプリピット(当該記録媒体における記録情報
が記録される複数列のトラック(例えば、上記グルーブ
トラック等であり、それ自体は上記ウォブリング周期で
ウォブリングしている。)の間に形成されているトラッ
ク(例えば上記ランドトラック)に形成されるプリピッ
ト)を形成して記録されているのが通常である。
【0005】ところで、今、上記記録媒体に記録情報を
記録する場合に、当該記録情報を正確に記録するために
は上記プリ情報を夫々に正確に検出する必要がある。
【0006】ここで、従来の情報記録装置においては、
これらのプリ情報を夫々検出する場合には、当該記録媒
体上の各トラックに照射された記録用の光ビームの反射
光に基づき上記ウォブリングに対応した周期を有する周
期信号(以下、ウォブリング信号と称する。)に上記プ
リピットに対応するインパルス的な信号(以下、プリピ
ット信号と称する。)が重畳された複合信号を得(この
ような複合信号が検出されるのは、上記プリピットが、
ウォブリングしているグルーブトラックに隣接するラン
ドトラック上に位相ピットとして形成されており、且つ
当該グルーブトラック及び位相ピットに同時に記録用の
光ビームが照射されるからである。)、この複合信号か
ら上記ウォブリングにより記録されている回転制御情報
及びクロック情報等と上記プリピットにより記録されて
いるアドレス情報及び同期信号等を分離することにより
夫々のプリ情報を検出していた。
【0007】より具体的には、複合信号から上記ウォブ
リング信号を検出する場合には、当該複合信号を当該ウ
ォブリング信号の周波数を中心周波数とするバンドパス
フィルタを通過させ、これにより当該ウォブリング信号
を抽出していた。
【0008】また、複合信号から上記プリピット信号を
検出する場合には、抽出された上記ウォブリング信号に
位相同期していると共にプリピットが存在しているタイ
ミングを含むゲート信号を生成し、このゲート信号によ
り上記複合信号の一部(すなわち、上記プリピット信号
が含まれている一部)を抽出し、この抽出した信号から
プリピット信号を更に検出していた。
【0009】このとき、上記ゲート信号を生成する場合
には、抽出されたウォブリング信号に位相同期させるた
め、記録媒体の移動速度に同期した記録クロック信号を
分周することにより当該ゲート信号を生成する必要があ
る。
【0010】そして、この場合には、当該ゲート信号の
生成に当たっていわゆるPLL(Phase Locked Loo
p)回路が必要となってくる。
【0011】ところが、上記バンドパスフィルタ及びP
LL回路(特に当該PLL回路内に通常含まれている位
相比較器)は、夫々に、その動作特性上通過する信号に
対して位相遅れを生じさせるのが通常である。
【0012】従って、当該バンドパスフィルタ及び位相
比較器を通過させ、上述した手順により複合信号から生
成したゲート信号においては、上記位相遅れに起因して
そのゲート信号が「HIGH」となっている期間と複合
信号中におけるプリピット信号が含まれているタイミン
グとが一致しない場合が生じるという問題点があった。
【0013】そして、この場合には、当該ゲート信号を
用いてもプリピット信号を検出することができないこと
となる。
【0014】更に、上記バンドパスフィルタ及びPLL
回路を構成する部材毎の特性のばらつき(すなわち、公
称値からのずれ)や温度特性の相違等に起因して、上記
位相遅れは、各情報記録装置毎又は記録を行う環境毎に
変化してくる場合もあり、この場合には、ゲート信号が
「HIGH」となっている期間と複合信号中におけるプ
リピット信号が含まれているタイミングとが更にずれる
こととなる。
【0015】そこで、従来では、このゲート信号とプリ
ピット信号とのタイミングのずれを解消して正確にプリ
ピット信号を検出するために、当該ゲート信号のパルス
幅(当該ゲート信号が「HIGH」となっている期間)
をある程度長く設定することで、当該ゲート信号が「H
IGH」となっている期間とプリピット信号が含まれる
タイミングとを一致させることが行なわれていた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際の
情報記録装置においては、上述した複合信号中に上記プ
リピット信号以外の種々の雑音が混入していることが一
般的である。
【0017】そして、このような場合に、上述したよう
にゲート信号のパルス幅を広げると、当該雑音までも抽
出してしまい、反って正確にプリピット信号が検出でき
ないという問題点があった。
【0018】換言すると、上述したようにウォブリング
信号に対して予め設定された所定の位相関係にあるプリ
ピット信号を精度よく(すなわち、他の雑音等を検出す
ることなく)検出するためには、当該検出に用いられる
上記ゲート信号のパルス幅をなるべく狭くする必要があ
るが、上記した従来の手法では上述したような位相遅れ
が原因となって十分に当該パルス幅を狭めることができ
ないのである。
【0019】そこで、本発明は、上述の各問題点に鑑み
てなされたもので、その課題は、上述したプリ情報に対
応する各信号のうち、上記プリピット信号を精度よく正
確に検出することが可能なプリピット信号検出装置及び
当該プリピット信号検出装置を含んだ情報記録装置を提
供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、記録すべき記録情報を
DVD−R等の記録媒体に記録する場合の記録制御に用
いられる記録制御情報が、プリピットを形成することに
より予め記録されている前記記録媒体に対して前記記録
情報を記録する際に当該プリピットに対応するプリピッ
ト信号を検出するプリピット信号検出装置において、前
記プリピットを検出する前に、前記プリピットの検出に
少なくとも用いられるバンドパルフィルタ等の抽出手段
に予め設定された基準信号を入力させるCPU等の入力
制御手段と、前記基準信号が入力されたことにより前記
抽出手段から出力される出力基準信号と元の前記基準信
号とを比較し、当該抽出手段の動作に起因して当該出力
基準信号と当該基準信号との間に発生している位相差を
検出する遅延量測定器等の位相差検出手段と、前記プリ
ピットの検出時において、前記検出された位相差を相殺
しつつ前記プリピット信号を検出する遅延器等の検出手
段と、を備える。
【0021】よって、プリピット信号の検出に用いられ
る抽出手段において生じ得る位相差を予め検出し、これ
を相殺しつつ実際のプリピット信号の検出を行うので、
正確にプリピット信号を検出することができる。
【0022】上記の課題を解決するために、請求項2に
記載の発明は、請求項1に記載のプリピット信号検出装
置において、前記抽出手段は、前記記録媒体に照射され
た記録用光ビームの反射光に対応して生成された再生信
号から前記プリピットに対応するプリピット信号を含む
部分信号を抽出するバンドパルフィルタ等のフィルタ手
段と、前記抽出された部分信号から前記プリピット信号
を抽出するためのゲート信号を生成するPLL回路等の
生成手段と、を含むように構成される。
【0023】よって、フィルタ手段及び生成手段におい
て発生し得る位相差を相殺して正確にプリピット信号を
検出することができる。
【0024】上記の課題を解決するために、請求項3に
記載の発明は、請求項2に記載のプリピット信号検出装
置において、前記検出手段は、前記検出された位相差を
相殺するように前記部分信号の位相を制御して前記生成
手段に出力する遅延器等の位相制御手段を少なくとも含
んで構成される。
【0025】よって、確実に位相差を相殺することがで
きる。
【0026】上記の課題を解決するために、請求項4に
記載の発明は、記録すべき記録情報をDVD−R等の記
録媒体に記録する場合の記録制御に用いられる記録制御
情報がプリピット並びに当該プリピットに対応する位相
を有するウォブリングトラックを形成することにより予
め記録されている前記記録媒体に対して前記記録情報を
記録する際に、前記記録媒体に照射された記録用光ビー
ムの反射光に対応する再生信号から前記プリピットに対
応するプリピット信号を検出するプリピット信号検出装
置において、前記再生信号から前記プリピット信号を抽
出するためのゲート信号に基づいて、複数の前記プリピ
ットに対応する前記プリピット信号を検出するプリピッ
ト信号検出器等の第1検出手段と、前記ウォブリングト
ラックにおけるウォブリングに対応するウォブリング信
号を検出するウォブリング信号検出器等の第2検出手段
と、前記検出されたプリピット信号に対応する前記ウォ
ブリング信号と当該検出されたプリピット信号との間の
位相差を、複数周期の前記ウォブリング信号について検
出するゲート位置補正器等の位相差検出手段と、前記検
出された位相差を前記ウォブリング信号における前記複
数周期に渡って平均化し、平均化信号を生成するゲート
位置補正器等の生成手段と、前記平均化信号に基づいて
前記ゲート信号を生成するゲート作成器等の生成手段
と、を備える。
【0027】よって、検出されたウォブリング信号とプ
リピット信号との位相差を平均化し、その平均値に基づ
いてプリピット信号検出用のゲート信号を生成するの
で、プリピット信号が発生するタイミングに対応したゲ
ート信号を生成することができ、正確にプリピット信号
を検出することができる。
【0028】上記の課題を解決するために、請求項5に
記載の発明は、請求項4に記載のプリピット信号検出装
置において、前記生成手段は、前記平均化信号により示
される前記位相差の平均値が前記ゲート信号の中心タイ
ミングと一致するように当該ゲート信号を生成するよう
に構成される。
【0029】よって、位相差の平均値がゲート信号の中
心タイミングと一致するように当該ゲート信号を生成す
るので、プリピット信号が発生するタイミングとゲート
信号の中心タイミングとが一致している蓋然性がより高
くなり、ゲート信号のパルス幅をより狭くしても確実に
プリピット信号を検出できる。
【0030】上記の課題を解決するために、請求項6に
記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の
プリピット信号検出装置と、請求項4又は5のいずれか
一項に記載のプリピット信号検出装置と、前記検出され
たプリピット信号に基づいて前記記録情報を前記記録媒
体に記録する記録手段と、を備える。
【0031】よって、プリピット信号をより正確に検出
できるので、記録制御情報をより正確に取得して記録情
報を正確に記録することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】次に、本発明に好適な実施の形態
について、図面に基づいて説明する。
【0033】なお、以下に説明する実施形態は、記録制
御情報としての上記プリ情報が予め記録されている記録
媒体としてのDVD−R上に記録すべき情報を記録する
情報記録装置に対して本発明を適用した場合の実施形態
である。
【0034】(I)記録媒体の実施形態 初めに、上記プリ情報に対応したプリピットが形成され
ると共に後述のグルーブトラックを所定の周波数でウォ
ブリングさせることにより当該記録制御情報が記録され
た実施形態に係るDVD−Rについて図1及び図2を用
いて説明する。
【0035】なお、図1は実施形態のDVD−Rの構成
を示す斜視図であり、図2は実施形態のDVD−Rにお
ける記録フォーマットを示す図である。
【0036】初めに、図1を用いて本実施形態のDVD
−Rの構造について説明する。
【0037】図1において、DVD−R1は色素膜5を
備えた一回のみ情報の書込みが可能な色素型DVD−R
であり、情報が記録されるグルーブトラック2と当該グ
ルーブトラック2に再生光又は記録光としてのレーザビ
ーム等の光ビームBを誘導するためのランドトラック3
が形成されている。また、それらを保護するための保護
膜7及び記録された情報を再生する際に光ビームBを反
射するための金蒸着面6を備えている。そして、このラ
ンドトラック3にプリ情報に対応するプリピット4が形
成されている。このプリピット4はDVD−R1を出荷
する前に予め形成されているものである。
【0038】更に、当該DVD−R1においては、グル
ーブトラック2を当該DVD−R1の回転速度に対応す
る周波数でウォブリングさせている。このグルーブトラ
ック2のウォブリングによる記録制御情報の記録は、上
記プリピット4と同様に、DVD−R1を出荷する前に
予め実行されるものである。
【0039】そして、DVD−R1に記録情報(プリ情
報以外の本来記録すべき画像情報等の情報をいう。以下
同じ。)を記録する際には、後述の情報記録装置におい
てグルーブトラック2のウォブリングの周波数をサンプ
リングすると共にプリピット4を検出することによりプ
リ情報を検出し、これらによりDVD−R1を所定の回
転速度で回転制御する。
【0040】また、これと並行して、取得したプリ情報
に基づいて記録光としての光ビームBの最適出力等が設
定されると共に、記録情報を記録すべきDVD−R1上
の位置であるアドレス情報等が取得され、このアドレス
情報に基づいて記録情報が対応する記録位置に記録され
る。
【0041】ここで、記録情報の記録時には、光ビーム
Bをその中心がグルーブトラック2の中心と一致するよ
うに照射してグルーブトラック2上に記録情報に対応す
る記録情報ピットを形成することにより記録情報を形成
する。この時、その光スポットSPの大きさは、図1に
示すように、その一部がグルーブトラック2だけでなく
ランドトラック3にも照射されるように設定される。そ
して、このランドトラック3に照射された光スポットS
Pの一部の反射光を用いてプッシュプル法(DVD−R
1の回転方向に平行な分割線により分割された光検出器
を用いたプッシュプル法(以下、ラジアルプッシュプル
方式という。))によりプリピット4からプリ情報を検
出して当該プリ情報が取得されると共に、グルーブトラ
ック2に照射されている光スポットSPからの反射光を
用いてグルーブトラック2からプリ情報としてのウォブ
リング信号が検出されて回転制御等用のクロック信号が
取得される。
【0042】次に、本実施形態のDVD−R1に予め記
録されているプリ情報の記録フォーマットについて、図
2を用いて説明する。
【0043】なお、図2において、上段は記録情報にお
ける記録フォーマットを示し、下段の波型波形は当該記
録情報を記録するグルーブトラック2のウォブリング状
態(グルーブトラック2の平面図)を示し、記録情報と
グルーブトラック2のウォブリング状態の間の上向き矢
印は、プリピット4が形成される位置を模式的に示すも
のである。ここで、図2においては、グルーブトラック
2のウォブリング状態は、理解の容易のため実際の振幅
よりも大きい振幅を用いて示してあり、記録情報は当該
グルーブトラック2の中心線上に記録される。
【0044】図2に示すように、本実施形態においてD
VD−R1に記録される記録情報は、予め情報単位とし
てのシンクフレーム毎に分割されている。そして、26
のシンクフレームにより一のレコーディングセクタが形
成され、更に、16のレコーディングセクタにより一の
ECC(Error Correcting Code )ブロックが形成され
る。
【0045】なお、一のシンクフレームは、上記記録情
報を記録する際の記録フォーマットにより規定されるビ
ット間隔に対応する単位長さ(以下、Tという。)の1
488倍(1488T)の長さを有しており、更に、一
のシンクフレームの先頭の14Tの長さの部分にはシン
クフレーム毎の同期を取るための同期情報SYが記録さ
れる。
【0046】一方、本実施形態においてDVD−R1に
記録されるプリ情報は、シンクフレーム毎に記録され
る。
【0047】ここで、プリピット4によるプリ情報の記
録においては、記録情報を構成する夫々のシンクフレー
ムにおける同期情報SYが記録される領域に隣接するラ
ンドトラック3上に、プリ情報における同期信号を示す
ものとして必ず一のプリピット4が形成されると共に、
当該同期情報SY以外の当該シンクフレーム内の前半部
分に隣接するランドトラック3上に記録すべきプリ情報
の内容(アドレス情報)を示すものとして二又は一のプ
リピット4が形成されている(なお、同期情報SY以外
の当該シンクフレーム内の前半部分については、記録す
べきプリ情報の内容によってはプリピット4が形成され
ない場合もある。)。
【0048】この際、本実施形態においては、一のレコ
ーディングセクタにおいては、偶数番目のシンクフレー
ム(以下、EVENフレームという。)のみ又は奇数番
目のシンクフレーム(以下、ODDフレームという。)
のみにプリピット4が形成されてプリ情報が記録され
る。すなわち、図2において、EVENフレームにプリ
ピット4が形成された場合には(図2において実線上向
き矢印で示す。)それに隣接するODDフレームにはプ
リピット4は形成されない。
【0049】また、各プリピット4は、図2に示すよう
にグルーブトラック2の後述するウォブリングに位相同
期する形で対応する位置に(すなわち、当該ウォブリン
グにおける波形の凸部に)形成されている。
【0050】一方、グルーブトラック2は、全てのシン
クフレームに渡って145kHz(一のシンクフレーム
が8波に相当する周波数であり、その周期は186Tに
相当する。)の一定ウォブリング周波数f0でウォブリ
ングされている。そして、後述の情報記録装置におい
て、当該一定のウォブリング周波数f0を有するウォブ
リング信号を検出することでスピンドルモータの回転制
御のための信号が検出される。
【0051】なお、後述するように、本実施形態の情報
記録装置では、プリピット信号(すなわち、後述するプ
リピット信号Sgp)の検出に当たって、当該プリピット
4に同期した上記ウォブリングに対応するウォブリング
信号からプリピット4が存在するタイミングに対応する
ゲート信号を得、当該ゲート信号を用いて後述するプリ
情報信号Spp(一定周期を有する上記ウォブリング信号
にプリピット信号が重畳されて検出される。)から当該
プリピット信号を抽出し、対応するプリ情報を得てい
る。
【0052】(II)情報記録装置の構成及び動作 次に、本発明に係る情報記録装置の実施の形態につい
て、図3乃至図9に基づいて説明する。
【0053】なお、以下の説明は、ホストコンピュータ
から送信されてくるディジタル情報を上記DVD−R1
に対して記録するための情報記録装置について本発明を
適用した場合の実施の形態を説明するものである。
【0054】また、図3は実施形態の情報記録装置の全
体構成を示すブロック図であり、図4はプリピット検出
器の構成を示すブロック図であり、図5はウォブリング
信号検出器の構成を示すブロック図であり、図6乃至図
9は情報記録装置の各部の動作を示すタイミングチャー
トである。
【0055】始めに、本実施形態に係る情報記録装置の
全体構成及び動作について、図3を用いて説明する。
【0056】なお、以下の実施形態では、DVD−R1
には、当該DVD−R1上のアドレス情報等を含む上記
プリピット4及びウォブリングするグルーブトラック2
が予め形成されており、ディジタル情報の記録時には、
当該プリピット4を予め検出することによりDVD−R
1上のアドレス情報等を得、これによりディジタル情報
を記録するDVD−R1上の記録位置を検出して記録す
ると共に、グルーブトラック2のウォブリングの周期を
検出し、これにより当該情報記録装置全体の動作を司る
記録クロック信号を生成して記録情報の記録を行うもの
とする。
【0057】図3に示すように、実施形態の情報記録装
置Sは、ピックアップ10と、再生増幅器11と、デコ
ーダ12と、入力制御手段としてのCPU13と、エン
コーダ14と、パワー制御回路15と、レーザ駆動回路
16と、プリピット信号デコーダ18と、第1検出手段
としてのプリピット信号検出器19と、タイミング信号
発生器20と、抽出手段及びフィルタ手段としてのBP
F(Band Pass Filter)21と、第2検出手段として
のウォブリング信号検出器22と、スピンドルドライバ
25と、スピンドルモータ26と、アンド回路27と、
基準クロック発生器29と、スピンドル用位相比較器3
0と、分周器31及び32と、スイッチ33と、生成手
段としてのPLL回路34と、により構成されている。
【0058】また、PLL回路34は、ウォブリング信
号位相比較器23と、LPF(LowPass Filter)24
と、VCO(Voltage Controlled Oscillator)28
とにより構成されている。
【0059】なお、この情報記録装置Sには、後述する
ように外部のホストコンピュータから記録すべきディジ
タル情報Srrがインターフェース17を介して入力され
ている。
【0060】次に、全体動作を説明する。
【0061】ピックアップ10は、図示しないレーザダ
イオード、偏光ビームスプリッタ、対物レンズ、光検出
器等を含み、レーザ駆動信号Sdlに基づいて光ビームB
をDVD−R1の情報記録面に照射し、その反射光に基
づいてラジアルプッシュプル方式により上記プリピット
4及びグルーブトラック2のウォブリング信号を検出し
て記録すべきディジタル情報Srrを記録すると共に、既
に記録されているディジタル情報がある場合には、上記
光ビームBの反射光に基づいて当該既に記録されている
ディジタル情報を検出する。
【0062】そして、再生増幅器11は、ピックアップ
10から出力されたプリピット4及びグルーブトラック
2のウォブリング信号に対応する情報を含むピックアッ
プ検出信号Sdtを増幅し、プリピット4及びグルーブト
ラック2のウォブリング信号に対応するプリ情報信号S
ppを出力すると共に、既に記録されているディジタル情
報に対応する増幅信号Spを出力する。
【0063】その後、デコーダ12は、増幅信号Spに
対して8−16復調及びデインターリーブを施すことに
より当該増幅信号Spをデコードし、復調信号SdmをC
PU13に出力する。
【0064】一方、プリピット信号検出器19は、プリ
情報信号Spp、分周器32からの後述するカウント信号
Sct及び分周信号Sbs、CPU13からの制御信号S
c3、PLL回路34からの記録クロック信号Sclk及び
アンド回路27からのプリピット信号Sgpに基づいて、
後述の処理によりプリピット検出信号Sg2を生成してタ
イミング信号発生器20及びアンド回路27の一方の入
力端子に夫々出力する。
【0065】ここで、プリピット検出信号Sg2は、プリ
情報信号Sppのうち、後述するウォブリング信号に同期
した成分のみを含む検出信号であり、当該ウォブリング
信号に同期しているプリピット信号と当該ウォブリング
信号に同期している雑音成分(プリピット信号以外の雑
音成分)を共に含んでいる。
【0066】次に、タイミング信号発生器20は、上記
プリピット検出信号Sg2、記録クロック信号Sclk及び
分周信号Sbsに基づいて、一シンクフレームに相当する
8波のウォブリング信号のうちの上記プリピット4が存
在する可能性のある最初の3波のタイミングを示すゲー
ト信号Sg3を生成し、アンド回路27の他方の入力端子
に出力する。
【0067】これと並行して、タイミング信号発生器2
0は、プリピット検出信号Sg2、記録クロック信号Scl
k及び分周信号Sbsに基づいて、後述するエンコーダ1
4における記録タイミングの基準となるエンコード用同
期信号Scrを生成して当該エンコーダ14へ出力する。
【0068】そして、アンド回路27は、プリピット検
出信号Sg2と上記ゲート信号Sg3の論理積を算出するこ
とにより、プリピット検出信号Sg2に含まれているウォ
ブリング信号に同期した成分(上述したように、本来の
プリピット信号に加えて、当該ウォブリング信号に同期
した雑音成分が含まれている。)の中から一シンクフレ
ームに相当する8波のウォブリング信号のうちの上記最
初の3波に対応する部分を本来のプリピット信号とみな
して抽出し、それを上記プリピット信号Sgpとしてプリ
ピット信号デコータ18及びプリピット信号検出器19
に出力する。
【0069】これにより、プリピット信号デコータ18
は、上記記録クロック信号Sclk及びCPU13からの
制御信号Sc4に基づいてプリピット信号Sgp内に含まれ
ているプリピット4の内容を解読し、当該内容に対応す
るプリ情報デコード信号Spjを生成してCPU13に出
力する。
【0070】一方、スイッチ33は、CPU13からの
制御信号Sc1に基づいて、記録情報の記録時にはプリ情
報信号Sppを選択してBPF21に出力すると共に、後
述する遅延量計測時には分周器32からの分周信号Sbs
を選択してBPF21に出力する。
【0071】これにより、BPF21は、上記プリ情報
信号Spp又は分周信号Sbsのいずれか一方からグルーブ
トラック2のウォブリング周波数(145kHz)に対
応するウォブリング信号成分を抽出し、フィルタ信号S
bfとしてウォブリング信号検出器22へ出力する。この
ため、BPF21は当該ウォブリング周波数を中心周波
数とするバンドパス特性を有している。
【0072】次に、ウォブリング信号検出器22は、後
述するように、BPF21により抽出されたウォブリン
グ信号成分を所定の基準値と比較するコンパレータ等を
備え、後述するパルス波形を有する抽出ウォブリング信
号Swbを生成し、ウォブリング信号位相比較器23に出
力する。
【0073】これにより、PLL回路34内のウォブリ
ング信号位相比較器23、LPF24及びVCO28
は、夫々に、入力された抽出ウォブリング信号Swbと分
周信号Sbsとの位相差を検出し、その検出した位相差に
おける予め設定された低周波数成分を抽出し、当該抽出
した低周波数成分の電圧値に基づいて周波数を変更しつ
つ上記記録クロック信号Sclkを生成し、上記ウォブリ
ング信号検出器22、プリピット信号検出器19、タイ
ミング信号発生器20、プリピット信号デコータ18及
び分周器32へ出力する。
【0074】また、ウォブリング信号検出器22は、情
報記録時以外の後述する遅延量計測時においては、情報
記録時に抽出ウォブリング信号Swb及び分周信号Sbsに
基づいて記録クロック信号Sclkが生成される過程にお
いて発生する位相遅延(より具体的には、BPF21及
びPLL回路34内のウォブリング信号位相比較器23
において発生する位相遅延)の量を示す遅延量信号Scw
を生成し、CPU13へ出力する。
【0075】次に、カウンタとしての機能を有する分周
器32は、当該記録クロック信号Sclkを上記ウォブリ
ング周波数(145kHz)まで分周し、上記分周信号
Sbsを生成して上述したウォブリング信号位相比較器2
3、スイッチ33の一方の端子、分周器31、プリピッ
ト信号検出器19及びタイミング信号発生器20へ夫々
出力する。
【0076】これと並行して分周器32は、当該分周信
号Sbsが「LOW」から「HIGH」に遷移するタイミ
ング毎にリセットされつつ入力されている記録クロック
信号Sclkのパルス数をカウントし、そのカウント値を
カウント信号Sctとしてプリピット信号検出器19へ出
力する。
【0077】次に、分周器31は、分周信号Sbsを数k
Hz程度にまで更に分周し、分周信号Sbssとしてスピ
ンドル用位相比較器30へ出力する。
【0078】これにより、スピンドル用位相比較器30
は、入力された分周信号Sbssと基準クロック発生器2
9から供給されるDVD−R1の回転速度の基準周波数
成分を含む基準クロック信号Srefとの位相比較を行
い、その差信号を回転制御信号Scsとしてスピンドルド
ライバ25を介してスピンドルモータ26に供給する。
この結果、スピンドルモータ26に対してスピンドルサ
ーボ制御が施され、DVD−R1は基準クロック信号S
refの周波数及び位相に基づいた回転速度で回転するこ
ととなる。
【0079】一方、インターフェース17は、CPU1
3の制御のもと、図示しないホストコンピュータから送
信されてくるディジタル情報Srrに対して、当該ディジ
タル情報Srrを情報記録装置Sに取り込むためのインタ
ーフェース動作を行い、インターフェース処理後のディ
ジタル情報SrrをCPU13を介してエンコーダ14に
出力する。
【0080】これにより、エンコーダ14は、タイミン
グ信号発生器20からの上記エンコード用同期信号Scr
をタイミング信号として、図示しないECCジェネレー
ト処理、8−16変調並びにスクランブル処理を施して
変調信号Sreを生成し、パワー制御回路15に出力す
る。
【0081】その後、パワー制御回路15は、DVD−
R1上に形成される記録ピットの形状を良好とすべく、
上記記録クロック信号Sclkに基づいて変調信号Sreの
波形変換(いわゆるライトストラテジ処理)を行い、ピ
ックアップ10内の図示しないレーザダイオードを駆動
するための記録信号Sdとして出力する。
【0082】更に、レーザ駆動回路16は、記録信号S
dに基づいて、実際に上記レーザダイオードを駆動して
光ビームBを出射させるための上記レーザ駆動信号Sdl
を出力する。
【0083】最後に、CPU13は、上記各制御信号S
c1乃至Sc4を用いて上記各部材の動作を制御すると共
に、上記プリピット信号デコーダ18から出力されるプ
リ情報デコード信号Spjに基づいて上記プリ情報を取得
し、当該プリ情報に含まれているアドレス情報に対応す
るDVD−R1上の位置にディジタル情報Srrを記録す
る動作を制御する。
【0084】これと並行して、CPU13は、復調信号
Sdmに基づいて、既に記録されていたディジタル情報に
対応する再生信号をインターフェース17を介して外部
に出力すると共に、情報記録装置S全体を制御する。
【0085】更に、CPU13は、遅延量計測時にウォ
ブリング信号検出器22から出力された遅延量信号Scw
に基づいて、情報記録時において後述する遅延器22e
における遅延量を設定するための後述する遅延量信号S
c22を生成し、情報記録時に上記制御信号Sc2の一部と
してウォブリング信号検出器22へ出力する。
【0086】次に、本発明に係るプリピット信号検出器
19の構成及び概要動作について、図4を用いて説明す
る。
【0087】なお、図4(a)はプリピット信号検出器
19の全体構成を示すブロック図であり、図4(b)は
プリピット信号検出器19内のゲート作成器19bの細
部構成を示すブロック図であり、図4(c)はプリピッ
ト信号検出器19内のゲート位置補正器19cの細部構
成を示すブロック図である。
【0088】図4(a)に示すように、プリピット信号
検出器19は、プリピット検出器19aと、生成手段と
してのゲート作成器19bと、位相差検出手段としての
ゲート位置補正器19cと、アンド回路19dと、によ
り構成されている。
【0089】また、図4(b)に示すように、ゲート作
成器19bは、ディジタルワンショット回路40及び4
5と、インバータ44と、により構成されており、更に
ディジタルワンショット回路40及び45は、夫々に、
微分器41と、フリップフロップ回路42と、ダウンカ
ウンタ43と、により構成されている。
【0090】更に、ゲート位置補正器19cは、フリッ
プフロップ回路48と、平均化回路49と、加算器50
と、パルス幅低減器51と、により構成されている。
【0091】次に、概要動作を説明する。
【0092】先ず、プリピット検出器19aは、増幅さ
れたプリ情報信号Sppを、当該プリ情報信号Spp内のウ
ォブリング信号に重畳されて含まれているプリピット信
号を検出するために予め設定された閾値と比較し、当該
閾値よりも大きい値を有する成分をプリピット検出信号
Sptとしてアンド回路19dの一方の入力端子に出力す
る。
【0093】一方、ゲート位置補正器19cは、CPU
13からの制御信号Sc3内に含まれているプリピット検
出信号Sg2を生成するための予め設定されているゲート
幅(すなわち、最終的に上記プリピット信号Sgpを検出
するためのゲート信号におけるゲート幅)を示す情報
と、記録クロック信号Sclkと、分周器32からのカウ
ント信号Sctと、アンド回路27からのプリピット信号
Sgpとを用いて、後述する処理により、プリピット検出
信号Sg2を生成するための後述するゲート信号Swg(上
記ウォブリング信号に正確に同期したゲート信号Swg)
におけるゲートの立ち上がりタイミングを示す(具体的
には、分周信号Sbsにおける各パルスの立ち上がりタイ
ミングから当該ゲートの立ち上がりタイミングまでの期
間を示す)ゲートスタート信号Swstを生成し、ゲート
作成器19bに出力する。
【0094】このとき、ゲート位置補正器19cの動作
についてより具体的には、図4(c)に示すように、フ
リップフロップ回路48は、プリピット信号Sgpが「H
IGH」の期間のみ、記録クロック信号Sclkが「HI
GH」となるタイミング毎にそのときに入力されている
カウント信号Sctのカウント値をラッチし、当該カウン
ト値をラッチ信号Sqとして平均化回路49へ出力す
る。なお、この場合、プリピット信号Sgpが「HIG
H」から「LOW」に遷移した場合には、フリップフロ
ップ回路48は、その遷移の直前に入力されていたカウ
ント信号Sctのカウント値をラッチ信号Sqとして平均
化回路49へ出力することとなる。
【0095】このラッチ信号Sqは、後述するように、
上記ウォブリング信号に同期した分周信号Sbsの各パル
スにおける立ち上がりタイミングから、実際に検出され
たプリピット信号Sgpの立ち上がりタイミングまでの期
間を示すカウント値を含むこととなる。
【0096】次に、平均化回路49は、上記ラッチ信号
Sqとして入力されているカウント値を予め設定された
期間だけ加算すると共に当該加算値をその期間で除して
平均化し、上述した分周信号Sbsの各パルスにおける立
ち上がりタイミングからプリピット信号Sgpの立ち上が
りタイミングまでの期間を複数回分平均化した値を有す
る平均化信号Savを生成して加算器50の一方の入力端
子に出力する。
【0097】これと並行して、パルス幅低減器51は、
上記制御信号Sc3内に含まれているゲート幅の値を半分
に低減し、当該低減したゲート幅を示すゲート幅信号S
wdを生成し、これを反転して加算器50の他方の入力端
子に出力する。
【0098】これにより、加算器50は、平均化信号S
avとゲート幅信号Swdの反転信号とを加算し、上記ゲー
トスタート信号Swstを生成してゲート作成器19bに
出力する。
【0099】この加算器50の動作により、ゲートスタ
ート信号Swstとしては、分周信号Sbsの各パルスにお
ける立ち上がりタイミングからプリピット信号Sgpの立
ち上がりタイミングまでの期間を複数回分平均化した期
間から制御信号Sc3内に含まれているゲート幅の半分の
ゲート幅を示す値を減算した期間を示す情報が含まれる
こととなり、この情報はすなわち、平均化することによ
りより確からしくなったプリピット信号Sgpのタイミン
グをその中心とし、上記制御信号Sc3内含まれているゲ
ート幅をそのパルス幅とするゲート信号(ゲート作成器
19bにより生成される後述するゲート信号Swg)の立
ち上がりタイミング(より具体的には、分周信号Sbsに
おける対応するパルスの立ち上がりタイミングから当該
ゲート信号の立ち上がりタイミングまでの期間)を示す
ものである。
【0100】次に、ゲート作成器19bは、上記制御信
号Sc3内に含まれているプリピット検出信号Sg2を生成
するための予め設定されているゲート幅を示す情報と、
記録クロック信号Sclkと、分周信号Sbsと、上記ゲー
トスタート信号Swstと、を用いて、後述する処理によ
り、分周信号Sbsにおける各パルスが「HIGH」とな
るタイミングからゲートスタート信号Swstで示される
期間だけ経過した後に「LOW」から「HIGH」に遷
移し、且つ、制御信号Sc3内に含まれているゲート幅を
有する上記ゲート信号Swgを生成してアンド回路19d
の他方の入力端子に出力する。
【0101】このとき、ゲート作成器19bの動作につ
いてより具体的には、図4(b)に示すように、ディジ
タルワンショット回路40は、入力されている分周信号
Sbsの立ち上がりタイミングで「LOW」から「HIG
H」に遷移し、次に上記ゲートスタート信号Swstによ
り示される期間経過後に「HIGH」から「LOW」に
遷移する出力信号Soをインバータ44に出力する。
【0102】次に、インバータ44は、ディジタルワン
ショット回路40からの出力信号Soを反転し、反転信
号Soiとしてディジタルワンショット回路45に出力す
る。
【0103】そして、ディジタルワンショット回路45
は、ディジタルワンショット回路40と同様の動作によ
り、反転信号Soiが「LOW」から「HIGH」に遷移
するタイミングで「LOW」から「HIGH」に遷移
し、次に上記制御信号Sc3内に含まれているプリピット
検出信号Sg2を生成するためのゲート幅を示す情報によ
り示される期間経過後に「HIGH」から「LOW」に
遷移する上記ゲート信号Swgを生成して上記アンド回路
19dの当該他方の入力端子に出力する。
【0104】次に、上記ディジタルワンショット回路4
0を構成する各部材の動作について説明すると、先ず、
微分器41は、分周信号Sbsにおける各パルスの立ち上
がりを検出し、立上信号Sddを生成してフリップフロッ
プ回路42のセット端子に出力する。
【0105】そして、フリップフロップ回路42は、当
該立上信号Sddが「LOW」から「HIGH」に遷移し
たタイミングで「HIGH」となる出力信号Soを生成
してダウンカウンタ43のロード端子及びインバータ4
4へ出力する。
【0106】次に、ダウンカウンタ43は、出力信号S
oが入力されたタイミングからゲートスタート信号Swst
により示される期間に相当する記録クロック信号Sclk
のパルス数の減算カウントを開始し、当該カウント値が
零となったタイミングに出力信号Sfdを生成してフリッ
プフロップ回路42のリセット端子に出力する。
【0107】これにより、フリップフロップ回路42
は、それまで「HIGH」であった出力信号Soを「L
OW」に遷移させ、以後、次の分周信号Sbsのパルスが
入力されるまで出力信号Soとして「LOW」の信号を
インバータ44及びダウンカウンタ43へ出力し続け
る。
【0108】この動作により、分周信号Sbsが「HIG
H」となったタイミングで「HIGH」に遷移し、ゲー
トスタート信号Swstにより示される期間経過後「LO
W」に再び遷移する出力信号Soが生成される。
【0109】次に、アンド回路19dは、上記プリピッ
ト検出信号Sptとゲート信号Swgとの論理積を算出し、
上記プリピット検出信号Sg2を生成してタイミング信号
発生器20及びアンド回路27の一方の入力端子に夫々
出力する。
【0110】ここで、プリピット検出信号Sg2は、上述
したようにプリピット検出信号Sptとゲート信号Swg
(正確にウォブリング信号に同期した位相を有する信号
である。)との論理積であるので、結果として、プリ情
報信号Sppのうち当該ウォブリング信号に同期した成分
のみを含む検出信号、すなわち、当該ウォブリング信号
に同期しているプリピット信号と当該ウォブリング信号
に同期している雑音成分を共に含んだ信号となる。
【0111】次に、本発明に係るウォブリング信号検出
器22の構成及び概要動作について、図5を用いて説明
する。
【0112】なお、図5(a)はウォブリング信号検出
器22の全体構成を示すブロック図であり、図5(b)
はプリピット信号検出器22内の遅延器22eの細部構
成を示すブロック図である。
【0113】図5(a)に示すように、ウォブリング信
号検出器22は、コンパレータ22aと、シグナルジェ
ネレータ22bと、スイッチ22cと、位相差検出手段
としての遅延量測定器22dと、検出手段及び位相制御
手段としての遅延器22eと、により構成されている。
【0114】また、図5(b)に示すように、遅延器4
6は、図4(b)に示すディジタルワンショット回路4
0又は45と同様の構成を有するディジタルワンショッ
ト回路46と、インバータ47と、により構成されてい
る。
【0115】次に、概要動作を説明する。
【0116】先ず、コンパレータ22aは、情報記録時
において、BPF21から出力されてくるフィルタ信号
Sbf(上述のように、グルーブトラック2のウォブリン
グ周波数に対応するウォブリング信号成分を含んでい
る。)を予め設定された所定の閾値と比較して2値化
し、2値化信号Sprを生成してスイッチ22cの一方の
入力端子に出力する。
【0117】他方、シグナルジェネレータ22bは、後
述する遅延量計測時において、上記グルーブトラック2
のウォブリング周波数に対応する周波数を有するパルス
信号である基準信号Ssgを生成して遅延量測定器22d
及びスイッチ22cの他方の入力端子へ出力する。
【0118】そして、スイッチ22cは、CPU13か
らの制御信号Sc2に含まれている制御信号Sc21に基づ
き、上記情報記録時においては上記2値化信号Sprをス
イッチ信号Sswとして遅延器22eに出力し、上記遅延
量計測時においては上記基準信号Ssgをスイッチ信号S
swとして遅延器22eに出力する。
【0119】これにより、遅延器22eは、記録クロッ
ク信号Sclkに基づいて、スイッチ信号Sswを上記制御
信号Sc2に含まれている遅延量信号Sc22に相当する時
間だけ遅延させ、上記抽出ウォブリング信号Swbを生成
してウォブリング信号位相比較器23へ出力する。
【0120】このとき、遅延器22eの動作についてよ
り具体的には、図5(b)に示すように、ディジタルワ
ンショット回路46は、上記ディジタルワンショット回
路40又は45と同様に、入力されているスイッチ信号
Sswの立ち上がりタイミングで「LOW」から「HIG
H」に遷移し、次に上記遅延量信号Sc22に相当する時
間経過後に「HIGH」から「LOW」に遷移する出力
信号Sotをインバータ47に出力する。
【0121】次に、インバータ47は、ディジタルワン
ショット回路46からの出力信号Sotを反転し、上記抽
出ウォブリング信号Swbとしてウォブリング信号位相比
較器23へ出力する。
【0122】この遅延器22eの動作により、スイッチ
信号Sswが「HIGH」となるときに「HIGH」から
「LOW」に遷移し、且つ上記遅延量信号Sc22に相当
する時間経過後に「LOW」から「HIGH」に遷移す
る上記抽出ウォブリング信号Swbが生成される。
【0123】なお、当該抽出ウォブリング信号Swbは、
後述するようにPLL回路34において生じる位相遅延
を見越した立ち上がりタイミングを有していると共に、
そのデューティー比は必ずしも50%とは限らない。
【0124】一方、遅延量測定器22dは、遅延量計測
時において、基準信号Ssgと、当該基準信号SsgがPL
L回路34及びBPF21を経て一巡して生成された2
値化信号Sprとの位相差を比較し、その位相差を情報記
録装置S(特にBPF21及びPLL回路34)におけ
る位相遅延量を示す上記遅延量信号ScwとしてCPU1
3へ出力する。
【0125】(III)本発明に係る動作 次に、上述した情報記録装置Sの動作のうち、本発明に
係る動作全体について、纏めて図6乃至図9を用いて説
明する。
【0126】先ず、本発明に係る位相遅れの補償動作に
ついて、図6及び図7を用いて説明する。
【0127】当該補償動作においては、先ず、情報記録
時以外のタイミング(例えば、情報記録装置Sの電源投
入時又はアイドリング中における所定期間毎)におい
て、CPU13は、上記制御信号Sc1を用いてスイッチ
33を分周信号Sbs側に切り換えると共に、制御信号S
c21を用いてスイッチ22cを基準信号Ssg側に切り換
える。
【0128】この状態で、シグナルジェネレータ22b
は、図6最上段に示す基準信号Ssgを生成し、遅延量測
定器22d及び遅延器22eに出力する。
【0129】そして、遅延量測定器22dは、当該入力
された基準信号Ssgの位相を一時的に記憶する。
【0130】一方、遅延器22eにおいては、CPU1
3からの遅延量信号Sc22に含まれている遅延量は零と
され、従って、遅延器22eは基準信号Ssgとしてのス
イッチ信号Sswの位相を変化させずにそのまま抽出ウォ
ブリング信号SwbとしてPLL回路34へ出力する。
【0131】そして、当該PLL回路34及び分周器3
2は、抽出ウォブリング信号Swbに基づいて記録クロッ
ク信号Sclkの生成動作及び分周動作を行い、図6上か
ら二段目に示す分周信号Sbsを生成する。
【0132】このとき、PLL回路34内のウォブリン
グ信号位相比較器23においては、そのオフセット等に
起因して図6に示すような位相遅れd1(この位相遅れ
1は実際の情報記録時においても発生する。)が発生
する。
【0133】次に、当該分周信号Sbsがスイッチ33を
介してBPF21へ入力されると、当該BPF21にお
いて上記ウォブリング周波数を中心周波数とするフィル
タ処理が施され、図6下から二段目に示すようなフィル
タ信号Sbfが生成される。
【0134】ここで、当該BPF21においても、図6
に示すような位相遅れd2(この位相遅れd2は実際の情
報記録時においても発生する。)が発生する。
【0135】そして、当該フィルタ信号Sbfは、コンパ
レータ22aにおいて2値化され、図6最下段に示す2
値化信号Sprとして遅延量測定器22dに出力される
(なお、このとき、スイッチ22cは制御信号Sc21
より予め2値化信号Spr側に切り換えられている。)。
【0136】これにより、当該遅延量測定器22dは、
予め記憶しておいた基準信号Ssgの位相と2値化信号S
prの位相とを比較し、その位相差「d1+d2」を情報記
録装置Sにおける位相遅延量を示す上記遅延量信号Scw
としてCPU13へ出力する。
【0137】次に、実際の情報記録時における位相遅れ
の補償動作について、図7を用いて説明する。
【0138】先ず、情報記録時においては、CPU13
は、上記制御信号Sc1を用いてスイッチ33をプリ情報
信号Spp側に切り換えると共に、制御信号Sc21を用い
てスイッチ22cを2値化信号Spr側に切り換える。
【0139】そして、この状態で上記再生増幅器11か
ら図7最上段に示すようなプリ情報信号Spp(周期信号
であり、図7に示すようにその周期を「N」とする。)
がスイッチ33を介してBPF21に入力されると、当
該BPF21においてプリ情報信号Sppにおける上記ウ
ォブリング周波数に同期した成分が抽出され、図7上か
ら二段目に示すようなフィルタ信号Sbfが生成される。
【0140】このとき、当該フィルタ信号Sbfには、上
述した位相遅れd2が重畳される。
【0141】次に、当該フィルタ信号Sbfがウォブリン
グ信号検出器22に入力されると、コンパレータ22a
おいて図7上から三段目に示されるような2値化信号S
prが生成され遅延器22eに出力される。
【0142】そして、遅延器22eにおいて、周期信号
である当該2値化信号Sprの立ち上がりタイミングに対
してCPU13からの遅延量信号Sc22で示される位相
遅延量に対応する位相遅延が与えられ、図7下から二段
目に示すような抽出ウォブリング信号Swbが生成され
る。
【0143】ここで、当該遅延量信号Sc22で示される
位相遅延量は、遅延量計測時においてCPU13に出力
されていた遅延量信号Scwの内容に基づき、図7に示す
ように「N−(d1+d2)」とされている。
【0144】なお、上述した遅延器22eの動作によ
り、抽出ウォブリング信号Swbのデューティー比は50
%にはならない場合がある。
【0145】そして、当該抽出ウォブリング信号Swbが
PLL回路34に入力されることにより、上記記録クロ
ック信号Sclkが生成され、更に分周器32により分周
信号Sbsが生成される。
【0146】このとき、PLL回路34においては上述
した位相遅れd1が重畳されることとなるが、遅延器2
2eにより抽出ウォブリング信号Swbに対して位相遅延
「N−(d1+d2)」が予め重畳されているので、分周
器32から出力される分周信号Sbsにおける各パルスの
位相は、BPF21及びPLL回路34夫々における位
相遅れがあるにも拘わらず、図7最下段に示すように上
記プリ情報信号Sppにおける位相と正確に一致すること
となる。
【0147】なお、デューティー比については、VCO
28の動作により、記録クロック信号Sclk及び分周信
号Sbsの段階では夫々50%となるように補正されてい
る。
【0148】次に、本発明に係るプリピット信号Sgpの
生成動作について、図8及び図9を用いて説明する。
【0149】先ず、上述した動作により、再生増幅器1
1から図8最上段に示すようなプリ情報信号Sppが出力
されるとする。
【0150】ここで、当該プリ情報信号Sppにおいて
は、ウォブリング周期とプリピット4の検出周期とは一
致しているはずであるが、隣接するグルーブトラック2
に対応するウォブリング信号からのいわゆるクロストー
クに起因して、その周期が相互に一致しないことがあ
る。
【0151】すなわち、図8最上段に示すように、プリ
情報信号Sppにおける最大振幅部分を中心として、その
前後の点線で示すタイミング(なお、実線は実際にプリ
ピット信号が検出されるタイミングである。)でプリピ
ット信号が検出される可能性がある。
【0152】従って、図8最上段に示すプリ情報信号S
ppに基づいて上述した動作によりプリピット信号Sgpが
生成されると、その波形は図8上から二段目に示すよう
なものとなる。
【0153】そこで、本発明では、このようにプリピッ
ト信号Sgpがウォブリング信号に対して時間的に前後す
る場合であっても、当該プリピット信号Sgpを、幅の狭
い(すなわち、不要な雑音を検出することがより少な
い)ゲート信号Swgを用いてプリ情報信号Sppから抽出
すべく、以下のような処理を行う。
【0154】すなわち、始めに、ゲート位置補正器19
c内のフリップフロップ回路48において、図8上から
三段目に示す分周信号Sbs(図6及び図7に示す動作に
より、プリ情報信号Sppにおけるウォブリング周期に正
確に一致している。)のパルスが立ち上がるタイミング
で係数を開始し、次の分周信号Sbsのパルスでリセット
されるカウント信号Sct(図8上から四段目に示すよう
な分周器32において生成されたカウント信号Sct)を
プリピット信号Sgpのタイミングにおいてラッチし、夫
々の値を示すラッチ信号Sq(図8下から三段目に示
す。)を生成する。
【0155】そして、このラッチ信号Sqで示される係
数値を予め設定された所定の期間毎(図8下から二段目
参照)に平均化回路49において上述したように平均化
し、図8最下段に示す上記平均化信号Savを生成する。
【0156】このとき、当該平均化信号Savとしては、
分周信号Sbsの各パルスにおける立ち上がりタイミング
からプリピット信号Sgpの立ち上がりタイミングまでの
期間を複数回分平均化した値を有することとなる(図9
最上段及び上から二段目参照)。
【0157】そして、加算器50により、当該平均化信
号Savから制御信号Sc3内に含まれているゲート幅の値
を半分に低減したゲート幅を示すゲート幅信号Swd(図
9上から二段目参照)を減算することにより、図9上か
ら二段目に示す期間を示す上記ゲートスタート信号Sws
tを生成する。
【0158】この動作により、ゲートスタート信号Sws
tとしては、平均化することによりより確からしくなっ
たプリピット信号Sgpのタイミングをその中心とし、上
記制御信号Sc3内含まれているゲート幅をそのパルス幅
とするゲート信号Swgの立ち上がりタイミングを示す情
報が含まれる。
【0159】次に、ゲート作成器19bは、上述したデ
ィジタルワンショット回路40及び45並びにインバー
タ44の動作により、分周信号Sbsにおけるの各パルス
が「HIGH」となるタイミングからゲートスタート信
号Swstで示される期間だけ経過した後に「LOW」か
ら「HIGH」に遷移し、且つ、制御信号Sc3内に含ま
れているゲート幅を有するゲート信号Swg(図9上から
二段目参照。)を生成する。
【0160】そして、これ以後、上述したアンド回路1
9d、タイミング信号発生器20及びアンド回路27の
動作により、制御信号Sc3内に含まれているゲート幅を
狭くしてもより正確にプリピット4に対応するプリピッ
ト信号Sgp(図9最下段参照。)を検出することができ
ることとなる。
【0161】以上説明したように、実施形態の情報記録
装置Sの動作によれば、BPF21及びPLL回路34
において生じ得る位相差を予め検出し、これを相殺しつ
つ実際のプリピット信号Sgpの検出を行うので、正確に
プリピット信号Sgpを検出することができる。
【0162】また、検出された位相差を相殺するように
フィルタ信号Sbfの位相を制御してゲート作成器19b
に出力するので、確実に位相差を相殺することができ
る。
【0163】更に、検出されたプリ情報信号Sppに含ま
れているウォブリング信号とプリピット信号Sgpとの位
相差を平均化し、その平均値に基づいてプリピット信号
Sgp検出用のゲート信号Swgを生成するので、プリピッ
ト信号Sgpが発生するタイミングに対応したゲート信号
Swgを生成することができ、正確にプリピット信号Sgp
を検出することができる。
【0164】また、ウォブリング信号とプリピット信号
Sgpとの位相差の平均値がゲート信号Swgの中心タイミ
ングと一致するように当該ゲート信号Swgを生成するの
で、プリピット信号Sgpが発生するタイミングとゲート
信号Swgの中心タイミングとが一致している蓋然性がよ
り高くなり、ゲート信号Swgのパルス幅をより狭くして
も確実にプリピット信号Sgpを検出できる。
【0165】従って、上記各構成部材の温度特性等に起
因して位相特性の変動(見かけ上、ウォブリング信号と
プリピット信号Sgpとの間の位相関係がずれること)が
あったとしても、プリピット信号Sgpが発生するタイミ
ングを中心としてゲート信号Swgを発生させることがで
きるので、プリピット信号Sgpの検出漏れを低減でき
る。
【0166】更にまた、プリピット信号Sgpをより正確
に検出できるので、プリ情報をより正確に取得して記録
情報を正確に記録することができる。
【0167】なお、上記の実施形態は、追記型光ディス
クであるDVD−R1について本発明を適用した場合に
ついて説明したが、いわゆる相変化材料等をその記録層
として用いたDVD−R/W等の書換可能型光ディスク
に対して本発明を適用することも可能である。
【0168】更に、上記の実施形態は、DVD−R1に
ついて本発明を適用した場合について説明したが、これ
に限らず、トラックのウォブリング及びプリピットによ
り記録制御のための情報を記録している記録媒体(例え
ば、テープ状記録媒体等)に対して、所定のディジタル
情報を記録する場合に広く適用することができる。
【0169】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、プリピット信号の検出に用いられる抽出
手段において生じ得る位相差の予め検出し、これを相殺
しつつ実際のプリピット信号の検出を行うので、正確に
プリピット信号を検出することができる。
【0170】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、抽出手段としてのフィル
タ手段及び生成手段において発生し得る位相差を相殺し
て正確にプリピット信号を検出することができる。
【0171】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の効果に加えて、検出された位相差を相殺
するように部分信号の位相を制御して生成手段に出力す
るので、確実に位相差を相殺することができる。
【0172】請求項4に記載の発明によれば、検出され
たウォブリング信号とプリピット信号との位相差を平均
化し、その平均値に基づいてプリピット信号検出用のゲ
ート信号を生成するので、プリピット信号が発生するタ
イミングに対応したゲート信号を生成することができ、
正確にプリピット信号を検出することができる。
【0173】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
に記載の発明の効果に加えて、位相差の平均値がゲート
信号の中心タイミングと一致するように当該ゲート信号
を生成するので、プリピット信号が発生するタイミング
とゲート信号の中心タイミングとが一致している蓋然性
がより高くなり、ゲート信号のパルス幅をより狭くして
も確実にプリピット信号を検出できる。
【0174】従って、構成部材の温度特性等に起因して
位相特性の変動(見かけ上、ウォブリング信号とプリピ
ット信号との間の位相関係がずれること)があったとし
ても、プリピット信号が発生するタイミングを中心とし
てゲート信号を発生させることができるので、プリピッ
ト信号の検出漏れを低減できる。
【0175】請求項6に記載の発明によれば、プリピッ
ト信号をより正確に検出できるので、記録制御情報をよ
り正確に取得して記録情報を正確に記録することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のDVD−Rの構成の一例を示す斜視
図である。
【図2】実施形態のDVD−Rにおける記録フォーマッ
トの一例を示す図である。
【図3】実施形態の情報記録装置の概要構成を示すブロ
ック図である。
【図4】実施形態のプリピット信号検出器の細部構成を
示すブロック図であり、(a)はプリピット信号検出器
の全体構成を示すブロック図であり、(b)はゲート作
成器の細部構成を示すブロック図であり、(c)はゲー
ト位置補正器の細部構成を示すブロック図である。
【図5】実施形態のウォブリング信号検出器の細部構成
を示すブロック図であり、(a)はウォブリング信号検
出器の全体構成を示すブロック図であり、(b)は遅延
器の細部構成を示すブロック図である。
【図6】実施形態の情報記録装置の動作を示すタイミン
グチャート(I)である。
【図7】実施形態の情報記録装置の動作を示すタイミン
グチャート(II)である。
【図8】実施形態の情報記録装置の動作を示すタイミン
グチャート(III)である。
【図9】実施形態の情報記録装置の動作を示すタイミン
グチャート(IV)である。
【符号の説明】
1…DVD−R 2…グルーブトラック 3…ランドトラック 4…プリピット 5…色素膜 6…金蒸着面 7…保護層 10…ピックアップ 11…再生増幅器 12…デコーダ 13…CPU 14…エンコーダ 15…パワー制御回路 16…レーザ駆動回路 17…インターフェース 18…プリピット信号デコーダ 19…プリピット信号検出器 19a…プリピット検出器 19b…ゲート作成器 19c…ゲート位置補正器 19d、27…アンド回路 20…タイミング信号発生器 21…BPF 22…ウォブリング信号検出器 22a…コンパレータ 22b…シグナルジェネレータ 22d…遅延量測定器 22e…遅延器 23…ウォブリング信号位相比較器 24…LPF 25…スピンドルドライバ 26…スピンドルモータ 28…VCO 29…基準クロック発生器 30…スピンドル用位相比較器 31、32…分周器 33、22c…スイッチ 40、45、46…ディジタルワンショット回路 41…微分器 42、48…フリップフロップ回路 43…ダウンカウンタ 44、47…インバータ 49…平均化回路 50…加算器 51…パルス幅低減器 Sdl…レーザ駆動信号 Sd…記録信号 Sre…変調信号 Srr…ディジタル情報 Sdm…復調信号 Sp…増幅信号 Sdt…ピックアップ検出信号 Spp…プリ情報信号 Sc1、Sc2、Sc21、Sc3、Sc4…制御信号 Sbs、Sbss…分周信号 Spj…プリ情報デコード信号 Scs…回転制御信号 Sref…基準クロック信号 Swb…抽出ウォブリング信号 Scw、Sc22…遅延量信号 Sclk…記録用クロック信号 Sgp…プリピット検出信号 Sbf…フィルタ信号 Sg2…プリピット検出信号 Sg3、Swg…ゲート信号 Sct…カウント信号 Spt…プリピット検出信号 Swst…ゲートスタート信号 Sdd…立上信号 Sfd、So、Sot…出力信号 Sot…反転信号 Scr…エンコード用同期信号 Sq…ラッチ信号 Sav…平均化信号 Swd…ゲート幅信号 Spr…2値化信号 Ssg…基準信号 Ssw…スイッチ信号 SY…同期情報
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年9月21日(1998.9.2
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録すべき記録情報を記録媒体に記録す
    る場合の記録制御に用いられる記録制御情報が、プリピ
    ットを形成することにより予め記録されている前記記録
    媒体に対して前記記録情報を記録する際に当該プリピッ
    トに対応するプリピット信号を検出するプリピット信号
    検出装置において、 前記プリピットを検出する前に、前記プリピットの検出
    に少なくとも用いられる抽出手段に予め設定された基準
    信号を入力させる入力制御手段と、 前記基準信号が入力されたことにより前記抽出手段から
    出力される出力基準信号と元の前記基準信号とを比較
    し、当該抽出手段の動作に起因して当該出力基準信号と
    当該基準信号との間に発生している位相差を検出する位
    相差検出手段と、 前記プリピットの検出時において、前記検出された位相
    差を相殺しつつ前記プリピット信号を検出する検出手段
    と、 を備えることを特徴とするプリピット信号検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプリピット信号検出装
    置において、 前記抽出手段は、 前記記録媒体に照射された記録用光ビームの反射光に対
    応して生成された再生信号から前記プリピットに対応す
    るプリピット信号を含む部分信号を抽出するフィルタ手
    段と、 前記抽出された部分信号から前記プリピット信号を抽出
    するためのゲート信号を生成する生成手段と、 を含むことを特徴とするプリピット信号検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のプリピット信号検出装
    置において、 前記検出手段は、前記検出された位相差を相殺するよう
    に前記部分信号の位相を制御して前記生成手段に出力す
    る位相制御手段を少なくとも含んでいることを特徴とす
    るプリピット信号検出装置。
  4. 【請求項4】 記録すべき記録情報を記録媒体に記録す
    る場合の記録制御に用いられる記録制御情報がプリピッ
    ト並びに当該プリピットに対応する位相を有するウォブ
    リングトラックを形成することにより予め記録されてい
    る前記記録媒体に対して前記記録情報を記録する際に、
    前記記録媒体に照射された記録用光ビームの反射光に対
    応する再生信号から前記プリピットに対応するプリピッ
    ト信号を検出するプリピット信号検出装置において、 前記再生信号から前記プリピット信号を抽出するための
    ゲート信号に基づいて、複数の前記プリピットに対応す
    る前記プリピット信号を検出する第1検出手段と、 前記ウォブリングトラックにおけるウォブリングに対応
    するウォブリング信号を検出する第2検出手段と、 前記検出されたプリピット信号に対応する前記ウォブリ
    ング信号と当該検出されたプリピット信号との間の位相
    差を、複数周期の前記ウォブリング信号について検出す
    る位相差検出手段と、 前記検出された位相差を前記ウォブリング信号における
    前記複数周期に渡って平均化し、平均化信号を生成する
    生成手段と、 前記平均化信号に基づいて前記ゲート信号を生成する生
    成手段と、 を備えることを特徴とするプリピット信号検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のプリピット信号検出装
    置において、 前記生成手段は、前記平均化信号により示される前記位
    相差の平均値が前記ゲート信号の中心タイミングと一致
    するように当該ゲート信号を生成することを特徴とする
    プリピット信号検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から3のいずれか一項に記載の
    プリピット信号検出装置と、 請求項4又は5に記載のプリピット信号検出装置と、 前記検出されたプリピット信号に基づいて前記記録情報
    を前記記録媒体に記録する記録手段と、 を備えることを特徴とする情報記録装置。
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